目 次 はじめに 1 1 策 定 の 目 的 2 2 複 合 政 策 としての 観 光 3 3 能 代 市 が 観 光 振 興 に 取 り 組 む 意 義 4 4 能 代 市 の 観 光 を 取 り 巻 く 現 状 5 5 能 代 市 総 合 計 画 わ のまち 能 代 における 位 置 付 け 7



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能 代 市 観 光 振 興 基 本 指 針 平 成 25 年 9 月

目 次 はじめに 1 1 策 定 の 目 的 2 2 複 合 政 策 としての 観 光 3 3 能 代 市 が 観 光 振 興 に 取 り 組 む 意 義 4 4 能 代 市 の 観 光 を 取 り 巻 く 現 状 5 5 能 代 市 総 合 計 画 わ のまち 能 代 における 位 置 付 け 7 6 能 代 市 の 観 光 がめざす 方 向 9 7 地 域 資 源 を 活 かした 観 光 振 興 施 策 10 8 観 光 振 興 戦 略 11 (1) 戦 略 Ⅰ 能 代 を 知 ってもらうために 11 (2) 戦 略 Ⅱ 能 代 に 来 てもらうために 13 (3) 戦 略 Ⅲ 満 足 してもらうために 15 (4) 戦 略 Ⅳ お 金 を 使 ってもらうために 18 (5) 戦 略 Ⅴ 観 光 振 興 体 制 づくり 19

はじめに 観 光 はわが 国 の 経 済 活 性 化 のための 重 要 施 策 として 位 置 づけられ 産 業 としての 観 光 への 注 目 が 増 大 しています 地 方 においても 地 域 の 発 展 や 活 性 化 にとって 大 きな 役 割 を 果 たすものと 考 えられております 少 子 高 齢 化 が 進 み 人 口 減 少 時 代 を 迎 え 国 と 地 方 のあり 方 が 大 きく 変 化 し 地 方 の 自 立 が 声 高 に 求 められている 時 代 になり 能 代 市 が 将 来 に 渡 って 持 続 して 発 展 していくためには 観 光 を 鍵 にした 交 流 人 口 の 拡 大 を 図 る ことが 不 可 欠 です 能 代 市 は 世 界 自 然 遺 産 白 神 山 地 米 代 川 日 本 海 などの 豊 かな 自 然 に 恵 まれ 歴 史 と 風 土 に 培 われた 文 化 や 産 業 があります これらの 観 光 資 源 を 大 切 にし 訪 れる 人 々 に 能 代 市 の 良 さ 観 光 スポットなどを 伝 えることができるようにすることは 市 民 にと っても 新 たな 発 見 につながります さらにそこから 農 林 業 や 商 工 業 等 様 々な 産 業 と 連 携 を 進 めることにより 新 たな 観 光 資 源 を 産 み 出 す 可 能 性 が 拡 がります 単 体 で 集 客 できる 観 光 名 所 や 旧 跡 等 が 少 ない 能 代 市 の 観 光 にとって 嫁 見 まつりや 港 まつり 能 代 の 花 火 能 代 七 夕 天 空 の 不 夜 城 能 代 役 七 夕 おなごりフェスティバル き みまちの 里 フェスティバルなどは 観 光 客 が 多 く 訪 れるイベントとして 重 要 な 役 割 を 果 たしています 能 代 山 本 地 域 は 少 子 高 齢 化 が 急 速 に 進 み 農 林 業 や 製 造 業 などの 地 域 の 根 幹 として いる 産 業 が 厳 しい 状 況 にあるなかで 観 光 は 経 済 活 動 雇 用 面 において 大 きな 波 及 効 果 があるものと 考 えられており 能 代 山 本 の 地 域 経 済 を 支 え 人 口 減 少 社 会 にお ける 地 域 自 立 の 柱 のひとつとして 振 興 を 図 ることが 求 められています 観 光 客 にとっては 市 町 村 界 県 境 は 関 係 ないものであり 能 代 山 本 と 言 ってもまだ まだ 全 国 に 名 前 が 通 じていません 能 代 市 八 峰 町 三 種 町 藤 里 町 それぞれが 独 自 に 観 光 振 興 施 策 を 行 っていくのではなく 深 浦 町 や 鰺 ヶ 沢 町 つがる 市 板 柳 町 鶴 田 町 五 所 川 原 市 弘 前 市 などの 青 森 県 側 も 含 めた 白 神 山 地 の 麓 五 能 線 沿 線 が 一 体 となった 広 域 連 携 による 観 光 誘 客 活 動 を 展 開 し 各 市 町 が 役 割 を 分 担 しながらひとつの 圏 域 とし て 新 しい 対 応 を 目 指 すことが 必 要 となっています また 市 の 財 産 と 言 える 白 神 山 地 きみまち 阪 風 の 松 原 日 本 一 高 い 天 然 秋 田 杉 旧 料 亭 金 勇 檜 山 城 跡 等 と 食 や 歴 史 スポーツ 健 康 を 組 み 合 わせた 複 合 的 な 観 光 資 源 としての 活 用 法 を 探 り 単 体 の 観 光 素 材 を 二 つ 三 つと 組 み 合 わせる ことにより その 価 値 を 高 めていく 取 組 が 必 要 とされています 能 代 市 観 光 振 興 基 本 指 針 は 来 る 人 と 迎 える 人 の 心 が 通 い 新 たな 交 流 が 生 まれると いう 観 光 の 原 点 に 立 ち 返 り 市 内 の 観 光 振 興 のみに 執 着 することなく 広 域 連 携 を 含 め た 新 たな 能 代 市 の 観 光 の 姿 を 創 造 するため 能 代 市 の 観 光 戦 略 と 施 策 について 示 してい きます 1

1. 策 定 の 目 的 国 は 観 光 を21 世 紀 における 日 本 の 重 要 な 政 策 の 柱 として 明 確 に 位 置 付 け 観 光 振 興 のための 施 策 を 展 開 しています また 県 は 観 光 を 総 合 戦 略 産 業 として 位 置 付 け 発 展 させていくため 重 点 推 進 方 針 を 定 めています 観 光 は 交 通 宿 泊 小 売 業 飲 食 業 をはじめ 裾 野 の 広 い 業 種 から 構 成 されており 交 流 人 口 が 増 えれば 増 えるほど 観 光 客 に 対 するサービスの 対 価 も 大 きくなり 経 済 は 活 性 化 し 雇 用 の 場 の 創 出 や 所 得 の 増 加 につながります 能 代 市 には 山 川 海 野 など 自 然 に 恵 まれた 地 域 資 源 や 脈 々と 受 け 継 がれてきた 歴 史 文 化 産 業 等 があります これらの 観 光 資 源 を 大 切 にし 訪 れる 人 々に 能 代 市 を 伝 えることが 出 来 るようにすることは 市 民 にとっても 新 たな 発 見 につながります 更 にそこ から 農 業 や 商 業 工 業 等 様 々な 産 業 をはじめとした 連 携 を 進 め 新 たな 観 光 資 源 を 産 み 出 すことによって 観 光 客 と 市 民 が 楽 しく 集 える 観 光 まちづくりを 展 開 していきます 観 光 振 興 により 産 業 基 盤 は 充 実 し 能 代 市 の 認 知 度 やイメージも 高 まります さらに 市 民 の 市 に 対 する 誇 りや 愛 着 につながり 資 源 保 全 やまちづくりへの 参 加 定 住 促 進 に 弾 み がつくと 考 えます これまで 能 代 市 では 能 代 市 総 合 計 画 基 本 構 想 の 政 策 の 大 綱 元 気 とうるおい のまち において 豊 かな 自 然 とその 恵 みを 活 かす 観 光 を 政 策 として 掲 げておりますが 具 体 的 な 施 策 を 進 めていくうえでの 指 針 はありませんでした 能 代 市 の 観 光 をより 魅 力 的 なものにしていくためには 観 光 を 取 り 巻 く 環 境 の 変 化 や 能 代 市 の 現 状 を 踏 まえつつ 能 代 市 の 観 光 に 関 する 将 来 の 目 標 や 方 向 性 を 見 極 め これを 観 光 の 担 い 手 となる 全 ての 人 の 共 通 のものとしていくことが 必 要 です 能 代 市 の 観 光 の 方 向 性 を 示 し 観 光 に 対 する 市 民 の 意 識 を 高 め 様 々なプロジェクトがう まく 連 携 していくことが 望 まれます また 観 光 に 関 わる 具 体 的 な 取 り 組 みについては 各 主 体 が 趣 旨 を 踏 まえながら それぞれの 立 場 に 応 じた 具 体 的 な 行 動 プランを 作 成 していくこ とが 重 要 です この 指 針 は 活 力 があり 元 気 とうるおいのあるまちづくりを 推 進 するために 能 代 市 らし い 観 光 振 興 の 方 向 に 関 する 基 本 的 な 考 えを 取 りまとめ 観 光 に 関 する 目 的 と 方 法 を 明 らか にするものです 観 光 客 市 民 業 者 など 観 光 に 係 わるすべての 人 が 満 足 し 笑 顔 となるために 能 代 市 観 光 振 興 基 本 指 針 を 策 定 します 2

2. 複 合 政 策 としての 観 光 (1) 観 光 振 興 が 地 域 に 及 ぼす2つの 効 果 観 光 振 興 が 地 域 に 及 ぼす 影 響 は 1 経 済 的 効 果 既 存 産 業 の 観 光 的 な 活 用 観 光 に 関 連 した 新 規 産 業 の 立 地 や 雇 用 機 会 の 増 大 物 産 のPRと 生 産 の 拡 大 販 売 促 進 経 済 交 流 それに 伴 う 住 民 所 得 の 増 大 など 2 社 会 的 効 果 市 民 と 観 光 客 との 交 流 おもてなしを 足 がかりにした 新 規 定 住 者 の 増 加 地 域 イ メージの 向 上 社 会 基 盤 の 充 実 など の2つに 大 別 することができます (2) 観 光 産 業 の3つの 特 性 産 業 としての 観 光 に 注 目 すると 1 地 域 外 からの 来 訪 者 に 対 し サービスを 提 供 して 対 価 を 得 ることから 地 域 経 済 自 立 にとって 大 きな 役 割 を 果 たすこと 観 光 振 興 とは ア 客 を 呼 んで 消 費 して お 金 を 使 って もらうことによって 地 域 の 経 済 活 動 が 進 むこと イ 観 光 客 がお 土 産 や 特 産 品 を 買 って 戻 り 追 加 又 は 周 囲 への 宣 伝 により 取 り 寄 せや 通 販 などで 購 入 し それがまた 広 がり 能 代 の 特 産 品 が 全 国 に 売 れる こと 2 宿 泊 飲 食 交 通 をはじめとして 裾 野 の 広 い 多 様 な 業 種 から 構 成 されており 波 及 効 果 によって 関 連 するその 他 の 産 業 の 活 性 化 に 影 響 を 与 え 雇 用 の 増 加 定 住 の 拡 大 にもつながること 3 地 域 の 経 済 活 動 人 々の 生 活 全 てに 関 係 があり モノ コト ヒトの 様 々な 地 域 資 源 を 活 用 することで 地 域 の 産 業 としての 役 割 を 担 うこと の3 点 が 特 徴 といえます (3) 多 方 面 に 波 及 する 観 光 政 策 産 業 面 だけでなく 政 策 の 面 から 見 ても 観 光 は 横 断 的 複 合 的 な 性 格 が 強 いと 言 えま す 地 域 で 展 開 される 幅 広 い 分 野 の 政 策 と 関 連 しているため これまでの 行 政 の 縦 割 り の 体 制 民 間 の 産 業 経 済 団 体 の 個 別 の 取 り 組 みでは 推 進 することが 難 しい 面 があ ります 各 分 野 の 団 体 等 がそれぞれに 期 待 される 役 割 を 果 たし 地 域 が 一 体 となって 観 光 振 興 に 取 り 組 むことができれば その 効 果 は 多 方 面 に 波 及 すると 言 えます 3

3. 能 代 市 が 観 光 振 興 に 取 り 組 む 意 義 能 代 市 における 観 光 振 興 の 意 義 については 次 の2つがあると 言 えます (1) 能 代 市 の 地 域 活 性 化 に 資 する 観 光 振 興 観 光 振 興 は 外 から 訪 れる 観 光 客 のためだけに 行 われるものではありません 観 光 ニーズの 多 様 化 に 持 続 的 に 対 応 していくことは 住 む 人 と 訪 れる 人 の 双 方 にとっ て 心 地 良 い 魅 力 的 な 地 域 づくりが 図 られ 交 流 の 拡 充 を 通 して 地 域 振 興 の 芽 が 生 まれ ることに 意 義 があります 具 体 的 には 1 観 光 の 観 点 からまちづくりを 進 めることで 地 域 の 自 立 を 考 えるきっかけにするこ とが 可 能 となります 市 の 認 知 度 やイメージが 高 まることにより 市 民 の 市 に 対 す る 誇 りや 郷 土 への 愛 着 が 醸 成 され まちづくりへの 積 極 的 な 参 加 につながっていき ます 2 観 光 は 交 通 運 輸 業 宿 泊 業 飲 食 業 小 売 業 農 林 水 産 業 等 から 教 育 環 境 健 康 等 の 幅 広 いジャンルの 産 業 と 様 々な 形 での 連 携 が 必 要 であり こうした 産 業 間 の 連 携 を 図 っていくためにつなぎの 役 割 を 果 たし 観 光 に 対 する 理 解 を 深 め 市 民 意 識 の 醸 成 を 図 ることにつながります (2) 能 代 市 の 地 域 経 済 活 性 化 に 資 する 観 光 振 興 観 光 は 交 通 宿 泊 小 売 業 飲 食 業 をはじめ 裾 野 の 広 い 業 種 から 構 成 されており 交 流 人 口 が 増 えれば 増 えるほど 観 光 客 に 対 するサービスの 対 価 も 大 きくなり 経 済 は 活 性 化 し 雇 用 の 場 の 創 出 や 所 得 の 増 加 につながっていきます 本 市 においては 交 通 運 輸 業 宿 泊 業 木 工 品 や 特 産 品 等 のお 土 産 品 の 生 産 販 売 をはじめ 飲 食 業 食 材 としての 地 場 産 農 作 物 の 供 給 各 種 イベントグッズの 商 品 開 発 販 売 など 観 光 振 興 を 図 ることで 地 域 経 済 の 活 性 化 につながります 4

4. 能 代 市 の 観 光 を 取 り 巻 く 現 状 (1) 立 地 環 境 世 界 自 然 遺 産 白 神 山 地 の 南 麓 に 広 がるまち 世 界 自 然 遺 産 白 神 山 地 の 南 麓 に 広 がる 能 代 市 は 白 神 山 地 観 光 の 秋 田 側 の 玄 関 口 と して 重 要 な 役 割 を 担 っています 米 代 川 が 東 から 西 に 流 れ 日 本 海 に 注 いでおり 能 代 市 は 山 川 海 の 自 然 環 境 に 恵 まれた 位 置 にあります (2) 観 光 資 源 豊 富 な 自 然 系 資 源 と 魅 力 的 な 地 域 の 食 材 特 徴 ある 施 設 イベント 1 能 代 市 には 多 様 な 自 然 系 人 文 系 の 観 光 資 源 がありますが 自 然 では 日 本 一 の 規 模 を 誇 る 風 の 松 原 雄 大 でロマンチックな 物 語 に 彩 られた きみまち 阪 日 本 一 高 い 天 然 秋 田 スギの 仁 鮒 水 沢 スギ 植 物 群 落 保 護 林 それと 白 神 山 地 のブナ 林 など 癒 しの 森 があり 自 然 系 の 資 源 が 豊 かです 自 然 の 素 晴 らしさを 感 動 させる 観 光 の 魅 力 が 高 いと 考 えます 2 自 然 は 見 て 触 れるだけの 対 象 ではありません 自 然 観 察 や 癒 しの 体 験 トレッキン グや 山 歩 き ノルディックウォーキング 米 代 川 のカヌーやマリンスポーツの 体 験 山 や 海 や 川 の 恵 みを 受 ける 体 験 など 体 験 型 の 観 光 が 誘 客 につながっていきます 3 能 代 火 力 発 電 所 や 風 力 発 電 バイオマス 発 電 といったエネルギー 関 連 の 施 設 があり ます また 暮 らしに 根 付 いた 職 人 の 仕 事 や 木 の 伐 採 から 製 材 加 工 まで 木 材 産 業 の 川 上 から 川 下 まで 一 連 の 姿 が 見 られる 産 業 観 光 も 能 代 の 特 徴 ある 観 光 資 源 として 活 用 できます 4 檜 山 地 域 や 二 ツ 井 地 域 の 歴 史 文 化 に 接 する 観 光 北 東 北 の 縄 文 時 代 を 知 る 観 光 など も 積 極 的 な 活 用 を 図 る 必 要 があります 5 豊 かな 大 地 と 日 本 海 米 代 川 により 育 まれる 食 材 も 特 徴 があり 能 代 の 食 の 魅 力 が 豊 富 に 揃 っており 伝 統 の 食 創 作 料 理 で 魅 力 的 な 食 を 提 供 し 情 報 発 信 により 観 光 誘 客 特 産 品 の 販 売 促 進 を 進 めることが 必 要 です 6 木 都 能 代 を 象 徴 する 歴 史 的 建 造 物 である 旧 料 亭 金 勇 バスケのまちづくりを 進 める バスケミュージアム 宇 宙 のまち 銀 河 連 邦 のまちとしてJAXAからの 資 料 を 展 示 している 子 ども 館 恋 文 のまちづくりの 由 来 である きみまち 阪 火 力 発 電 所 の 排 熱 を 利 用 した 熱 帯 植 物 園 などがある エナジアムパーク などの 施 設 を 市 内 周 遊 コースとして 企 画 PRしていきます 7 春 はバスケットボールの 強 豪 校 が 集 う 能 代 カップ 結 婚 後 1 年 以 内 の 女 性 が 花 嫁 衣 装 を 着 てお 参 りする 日 吉 神 社 中 の 申 嫁 見 まつり 能 代 公 園 やきみまち 阪 公 園 の 桜 ま つり 夏 は 港 まつり 能 代 の 花 火 能 代 七 夕 天 空 の 不 夜 城 伝 統 と 歴 史 を 感 じる 能 代 役 七 夕 全 国 から 集 まった 大 学 生 等 がロケットを 打 ち 上 げる 能 代 宇 宙 イベント 東 北 や 全 国 の 有 名 な 祭 りが 集 まるおなごりフェスティバル 秋 はきみまちの 里 フェ スティバル(マラソン) 能 代 公 園 やきみまち 阪 の 紅 葉 まつりなど 集 客 力 のある イベントがあります 5

(3) 交 通 アクセス 能 代 へは JR 高 速 道 路 大 館 能 代 空 港 能 代 港 から 入 ることになります 1 鉄 道 はJR 奥 羽 線 で 東 能 代 駅 二 ツ 井 駅 が 特 急 停 車 駅 で 秋 田 新 幹 線 乗 り 継 ぎ 寝 台 特 急 で 入 れます 東 能 代 駅 からは JR 五 能 線 で 能 代 駅 に 入 ります 五 能 線 には リゾートしらかみ が 走 っており 秋 田 新 幹 線 接 続 で 秋 田 駅 と 青 森 駅 弘 前 駅 を 往 復 しています 東 北 新 幹 線 が 新 青 森 まで 開 通 したことで 首 都 圏 からのア クセスがさらに 便 利 となり 北 東 北 の 周 遊 観 光 の 魅 力 が 高 まっています 2 高 速 道 路 は 秋 田 自 動 車 道 が 二 ツ 井 白 神 ICまで 開 通 しており 首 都 圏 から 直 接 白 神 山 地 へつながりました 二 ツ 井 今 泉 間 は 現 道 を 活 用 して 整 備 されることになり 完 成 も 見 えてきました 現 道 活 用 で 整 備 されるメリットを 生 かし インタ-チェン ジを 本 市 の 観 光 振 興 の 要 として 活 用 を 図 ることが 大 きな 意 義 を 持 っています 3 大 館 能 代 空 港 までは 自 動 車 で 二 ツ 井 地 域 から 約 15 分 能 代 地 域 からでも30 分 程 度 であり 活 用 が 見 込 まれています 空 港 からの 接 続 羽 田 大 坂 との 利 便 性 の 向 上 が 課 題 となっています 4 能 代 港 は 客 船 の 寄 港 を 誘 致 し 白 神 山 地 をはじめとした 周 辺 地 域 の 観 光 の 起 点 と して 積 極 的 な 活 用 を 進 める 必 要 があります (4) 観 光 客 の 特 性 ( 入 り 込 み 客 の 特 性 ) 能 代 市 の 観 光 入 り 込 み 客 は 平 成 24 年 に1,711,676 人 となっています また 宿 泊 客 数 は113,345 人 でした 宿 泊 客 をどのように 増 加 させるかが 課 題 であり 受 け 入 れ 体 制 の 整 備 が 必 要 です (5) 宿 泊 施 設 の 状 況 能 代 市 内 の 宿 泊 施 設 はビジネスホテルと 旅 館 が 主 で 収 用 人 員 は 約 1,000 人 となって います ホテル 旅 館 のほとんどが 能 代 地 域 にあり 二 ツ 井 地 域 は 旅 館 が3 軒 あり 約 70 人 の 収 用 人 数 となっています その 他 スポーツ 合 宿 等 で 利 用 できる 施 設 があり 最 高 で150 人 まで 宿 泊 することができます 6

5. 能 代 市 総 合 計 画 わ のまち 能 代 における 位 置 付 け 能 代 市 総 合 計 画 基 本 構 想 では 基 本 目 標 元 気 とうるおいのまち のなかで 政 策 豊 かな 自 然 とその 恵 みを 活 かす 観 光 を 示 し 次 の 姿 や 状 態 をめざすとしています 観 光 による 交 流 やにぎわいが 生 まれ 地 域 に 活 気 があること 豊 かな 自 然 や 特 色 ある 郷 土 料 理 など 地 域 資 源 の 魅 力 により 来 訪 者 の 満 足 度 が 高 ま ること 観 光 やイベントの 宣 伝 ができていて 地 域 のイメージが 高 まること 目 指 す 目 標 指 標 指 標 現 状 5 年 後 の 目 標 ( 平 成 29 年 度 ) 備 考 豊 かな 自 然 や 特 色 ある 郷 土 料 理 など 他 に 誇 れる 観 光 資 源 があると 思 う 市 民 の 割 合 42.7% (H24 年 度 ) 60% 市 民 意 識 調 査 後 期 基 本 計 画 では 若 者 の 定 住 に 結 びつく 産 業 創 出 と 雇 用 確 保 を 最 優 先 課 題 とし 政 策 豊 かな 自 然 とその 恵 みを 活 かす 観 光 において 現 状 と 課 題 を 次 のとおりとしていま す 白 神 山 地 をはじめ 豊 かな 自 然 と 歴 史 が 観 光 素 材 合 併 によって 世 界 自 然 遺 産 である 白 神 山 地 をはじめ 日 本 海 米 代 川 風 の 松 原 きみまち 阪 七 座 山 日 本 一 高 い 天 然 秋 田 杉 など 一 連 の 景 勝 地 に 広 がりができました 豊 かな 自 然 が 生 み 出 す 地 域 資 源 や 景 勝 地 の 歴 史 背 景 を 最 大 限 に 活 かした 観 光 が 求 め られています 市 民 アンケートでも 豊 かな 自 然 が 地 域 の 誇 れるものとなっています 特 色 ある 郷 土 料 理 と 食 彩 人 本 市 には 米 や 酒 はもちろん 地 域 の 食 材 を 活 かしただまこもち 鍋 や 鶴 形 そば 片 栗 うどん 檜 山 納 豆 豚 なんこつなど 特 色 ある 郷 土 料 理 や 食 材 がたくさんあります 市 では こうした 地 元 食 材 等 を 活 かし 食 彩 人 事 業 などで 食 による 魅 力 の 創 出 を 図 っ ています 根 強 い 人 気 のイベントや 伝 統 行 事 嫁 見 まつり 港 まつり 能 代 の 花 火 能 代 ねぶながし おなごりフェスティバル き みまちの 里 フェスティバル きみまち 阪 の 桜 紅 葉 まつり などは 観 光 客 が 多 く 訪 れるイベント 伝 統 行 事 となっています 市 民 アンケートでも これらのイベント 等 が 地 域 の 誇 れるものとなっており 根 強 い 人 気 がうかがえます また 能 代 七 夕 天 空 の 不 夜 城 の 運 行 も 行 われました 7

増 えつつある 観 光 客 豊 かな 自 然 さまざまなイベントや 伝 統 行 事 などで 観 光 客 は 微 増 傾 向 にありますが 宿 泊 する 観 光 客 が 少 なく 滞 在 型 観 光 につなげることが 課 題 になっています 秋 田 デ スティネーションキャンペーンや 国 民 文 化 祭 の 開 催 を 契 機 に 魅 力 ある 体 験 メニュー や 地 元 ならではの 観 光 素 材 の 掘 り 起 こし 木 都 能 代 の 象 徴 である 旧 料 亭 金 勇 の 活 用 民 泊 への 取 組 また 能 代 フィルムコミッションを 活 用 した 誘 客 宣 伝 をすすめていま す 観 光 に 広 域 的 な 視 点 観 光 客 は 行 政 の 枠 組 みにとらわれず 目 的 地 やコースを 決 めるため 選 択 肢 を 増 や し 魅 力 ある 地 域 として 広 くPRしていくために 民 間 と 行 政 がそれぞれの 役 割 を 担 いながら 能 代 山 本 地 域 や 白 神 山 地 周 辺 地 域 五 能 線 沿 線 地 域 などの 広 域 的 連 携 の 強 化 が 必 要 になります 修 学 旅 行 スポーツ 等 合 宿 の 誘 致 能 代 山 本 地 域 では 広 域 的 に 連 携 して 修 学 旅 行 の 誘 致 を 進 めてきましたが 来 校 数 がなかなか 増 えない 状 況 にあります また スポーツ 等 合 宿 の 誘 致 にも 努 め 民 間 と 行 政 が 一 体 となった 受 け 入 れ 体 制 を 整 える 必 要 があります 施 策 と 施 策 の 方 向 1 自 然 や 食 などを 堪 能 できる 環 境 を 整 える 白 神 山 地 や 風 の 松 原 きみまち 阪 などの 豊 かな 自 然 を 活 かすとともに 現 地 ガイド の 協 力 を 得 て 観 光 素 材 の 確 立 や 掘 り 起 こしに 努 めます また 地 元 食 材 による 郷 土 料 理 などの 提 供 を 食 彩 人 などを 活 用 してすすめていき ます 2 観 光 素 材 をメニュー 化 して 受 入 体 制 を 整 える 観 光 客 の 多 様 なニーズに 応 えられるよう 事 業 者 による 観 光 素 材 のメニュー 化 を 支 援 して 受 入 体 制 を 整 えるとともに 能 代 山 本 地 域 が 連 携 して 誘 客 促 進 に 努 めます 3 人 を 迎 え 入 れる 情 報 受 発 信 を 充 実 する 観 光 案 内 所 の 充 実 を 図 るとともに イベントや 行 事 予 定 郷 土 料 理 や 特 産 品 交 通 アクセスや 宿 泊 など 情 報 や 案 内 が 伝 わりやすいように 工 夫 し 能 代 山 本 地 域 や 白 神 山 地 周 辺 地 域 五 能 線 沿 線 等 の 広 域 的 連 携 により 人 を 迎 え 入 れる 情 報 受 発 信 の 充 実 に 努 めます 4 交 流 が 広 がるイベントや 行 事 を 支 援 する 中 心 市 街 地 への 誘 客 を 含 め 地 域 への 誘 客 につなげるため 交 流 が 広 がるイベント や 行 事 を 支 援 します 8

6. 能 代 市 の 観 光 がめざす 方 向 (1) 目 指 す 方 向 みんなが 担 う みんなが 育 てる 産 業 として 観 光 を 能 代 市 に 根 付 かせ 持 続 可 能 な 自 立 型 の 地 域 経 済 をめざします (2) 基 本 方 針 1 能 代 ならではの 自 然 地 域 資 源 を 活 かした 観 光 振 興 をめざします 2 能 代 の 自 然 文 化 産 業 を 活 かした 特 徴 ある 体 験 観 光 を 提 供 します 3 港 まつり 能 代 の 花 火 天 空 の 不 夜 城 役 七 夕 おなごりフェスティバルなどを 東 北 の 夏 祭 りとしてブランド 化 をめざします 4 観 光 誘 客 活 動 の 充 実 に 努 めます 5 白 神 山 地 米 代 川 日 本 海 五 能 線 で 結 ばれる 地 域 と 連 携 します (3) 目 標 指 標 ( 単 位 : 人 ) 指 標 現 状 (H24 年 度 ) 4 年 後 (H28 年 度 ) 観 光 入 込 客 数 1,711,676 2,000,000 宿 泊 客 数 113,345 125,000 夏 祭 りイベント 客 数 780,000 1,000,000 (4) 観 光 統 計 ( 単 位 : 人 ) 指 標 H20 年 度 H21 年 度 H22 年 度 H23 年 度 H24 年 度 観 光 入 込 客 数 1,391,127 1,362,396 1,491,288 1,410,593 1,711,676 宿 泊 者 数 98,620 106,963 102,256 108,221 113,345 夏 祭 りイベン ト 客 数 510,000 425,000 495,000 477,000 780,000 平 成 24 年 度 の 観 光 入 込 客 数 は 種 苗 交 換 会 分 を 除 いています 9

7. 地 域 資 源 を 活 かした 観 光 振 興 施 策 (1) 能 代 ならではの 自 然 地 域 資 源 を 活 かした 観 光 振 興 1 自 然 環 境 資 源 の 持 続 的 な 活 用 ア 能 代 市 では 風 の 松 原 七 座 山 仁 鮒 水 沢 スギ 植 物 群 落 保 護 林 白 神 郷 土 の 森 をはじめ 山 川 海 野 の 自 然 環 境 資 源 が 大 きな 魅 力 要 素 となっていま す それらの 自 然 環 境 資 源 を 活 かした 能 代 ならではの 観 光 振 興 を 進 めます イ スギ ブナ クロマツの 森 では 森 林 浴 を 企 画 し ガイドと 連 携 しながら 滞 在 型 の 観 光 企 画 を 売 り 込 みます ウ 地 域 資 源 を 維 持 保 全 しつつ 観 光 客 にその 魅 力 を 伝 える 語 り 部 ( 案 内 人 )の 人 材 育 成 プログラムの 充 実 を 図 ります エ 市 全 体 で 自 然 環 境 に 配 慮 をした 観 光 の 取 り 組 みを 進 め 観 光 事 業 者 をはじめ 市 民 が 高 い 環 境 意 識 を 持 った 地 域 社 会 をめざします 2 観 光 拠 点 施 設 の 整 備 ア 能 代 市 の 市 街 地 には 国 の 登 録 有 形 文 化 財 として 木 都 能 代 を 象 徴 する 歴 史 的 建 造 物 である 旧 料 亭 金 勇 があります 市 では 金 勇 を 市 外 からの 誘 客 を 図 る 観 光 施 設 として また 部 屋 貸 出 等 による 市 民 等 の 交 流 施 設 として 活 用 するため 改 修 工 事 を 行 っています 平 成 25 年 10 月 にプレオープン 12 月 からは 本 格 的 に 拠 点 施 設 と して 供 用 開 始 の 予 定 になっております イ 能 代 にお 越 しの 観 光 客 が 能 代 の 観 光 情 報 を 得 られるところとして 能 代 駅 前 に 能 代 観 光 協 会 の 観 光 案 内 所 がありますが お 土 産 品 などは 買 うことが 出 来 ません 通 年 観 光 を 図 るための 観 光 拠 点 施 設 として 大 型 観 光 バスの 駐 車 スペースやトイレを 完 備 した 施 設 を 整 備 し 旧 料 亭 金 勇 エナジアムパーク 子 ども 館 等 との 周 遊 コース を 開 発 します 併 せて 見 応 えのある 大 型 七 夕 の 常 設 展 示 館 の 整 備 を 図 ります 3 能 代 らしさを 感 じさせる 景 観 イメージづくり ア 能 代 市 は 多 種 多 様 な 景 観 要 素 を 持 っており 四 季 折 々の 北 国 らしいこれらの 景 観 は 観 光 客 を 引 き 寄 せる 大 きな 魅 力 となり 得 ます イ 能 代 市 の 確 固 たるイメージを 旅 行 業 界 観 光 市 場 に 強 く 印 象 づけるためにも 能 代 市 を 代 表 する 景 観 についてPRを 進 めていくことが 必 要 です そのためには 市 民 自 身 が 優 れた 景 観 ポイントを 発 掘 するとともに 観 光 客 が 能 代 市 を 訪 れた 時 にま た 行 ってみたくなるような 景 観 づくりを 進 めます ウ 市 民 観 光 客 ともにゆっくり 楽 しめる 景 観 スポットを 整 備 し 時 間 消 費 型 の 居 心 地 の 良 い 空 間 を 実 現 していきます 10

8. 観 光 振 興 戦 略 (1) 戦 略 Ⅰ ~ 能 代 を 知 ってもらうために 1 情 報 発 信 の 充 実 情 報 化 の 発 展 と 観 光 とはきわめて 密 接 に 関 係 しています 今 後 ますます 観 光 情 報 はインターネット 等 を 通 じ 敏 速 に 精 細 に 行 き 交 って 便 利 になるとともに 楽 しさも 増 し かつ 善 いものと 悪 いものとの 識 別 情 報 も 増 してきます ヴァーチャ ル リアリティによって 観 光 地 に 行 かなくても 仮 想 現 実 体 験 が 可 能 になると 思 わ れます それにより ますます 実 体 験 としてのホンモノ 志 向 が 強 まると 思 われま す そこに 情 報 発 信 による 観 光 の 発 展 の 契 機 があると 考 えます こうした 現 状 を 意 識 しつつ 能 代 市 の 魅 力 を 的 確 に 発 信 し 能 代 市 を 知 っても らい イメージアップを 図 るため きめ 細 やかで 旬 の 感 覚 を 大 切 にした 適 時 性 の 高 い 情 報 発 信 をしていきます そのためにも 発 信 していく 能 代 市 の 情 報 を きちんと 整 理 します その 上 で 能 代 市 に 興 味 を 持 っていただき 行 ってみたい 能 代 いつ 訪 れても 旬 の 楽 しみがある 能 代 を 実 現 できるよう 春 夏 秋 冬 それぞれの 季 節 の 観 光 の 充 実 や リピーターの 確 保 を 図 ります イベント 情 報 やグルメ 情 報 などの 各 種 情 報 誌 へ 観 光 情 報 を 提 供 し 観 光 客 が 常 に 新 鮮 かつ 正 確 な 情 報 が 得 られるようにします 季 節 のイベントはもとより 農 作 業 木 工 体 験 など 各 種 体 験 の 情 報 を 幅 広 く 集 約 し 観 光 的 な 情 報 として 編 集 発 信 します 同 時 に 市 内 関 係 者 へも 紹 介 し 業 種 や 地 域 を 横 断 した 情 報 ネットワークを 築 い ていきます イベント 主 催 者 地 元 企 業 市 民 個 人 が 情 報 を 発 信 するサイトやツイッター フェイスブック 等 のSNS(ソーシャル ネットワーキング サービス)から 観 光 地 域 情 報 を 収 集 する 人 が 多 くなっており これらを 活 用 して 口 コミで 能 代 市 のいいところを 広 げていくことを 検 討 します 2 観 光 パンフレット 等 の 充 実 インターネットの 時 代 となった 今 日 であっても 観 光 パンフレット ポスター は 重 要 な 情 報 ツールであり 旅 行 の 動 機 づけとなる 場 合 が 多 いことから 魅 力 あ るパンフレット 等 の 作 成 に 努 めます 手 にとってもらえるパンフレット 簡 単 に 捨 てられないパンフレット 立 ち 止 まって 見 てもらえるポスターを 目 指 し より 多 くの 人 々の 興 味 関 心 を 刺 激 する 内 容 に 改 善 していきます 地 図 情 報 飲 食 店 の 情 報 コンビニ 店 の 情 報 など 観 光 客 のニーズに 沿 った 内 容 への 改 善 を 図 ります 県 内 県 外 の 観 光 協 会 道 の 駅 高 速 道 路 サービスエリア JR 各 駅 空 港 等 へパンフレットの 設 置 ポスターの 掲 示 依 頼 を 積 極 的 にしていきます 11

情 報 は 文 字 より 写 真 写 真 より 映 像 の 方 が 視 覚 的 効 果 が 高 く イメージし 易 い ので 観 光 業 者 や 個 人 旅 行 者 が 実 際 に 旅 行 商 品 ルート 等 を 作 成 する 上 で 参 考 と なるような 観 光 PR 用 DVDを 製 作 します DVDは ホテルや 市 内 観 光 関 連 事 業 所 に 配 布 するほか 市 外 の 旅 行 業 者 マスコミ 等 に 送 付 するとともに ホーム ページにもアップして 誰 でも 見 ることができるようにします DVDは 市 民 に 対 しても 観 光 情 報 を 発 信 していくため 市 の 各 施 設 でも 見 る ことができるようにします ポスター パンフレット 等 も 市 の 各 施 設 はもとより ホテルやコンビニ 店 等 にも 置 き 誰 でも 手 軽 に 情 報 が 得 られるようにしていきま す 3 マスコミ 等 の 活 用 テレビ ラジオ 等 のマスコミからの 問 い 合 わせ 等 へは 積 極 的 に 情 報 提 供 をし ていきます イベント 情 報 などを 新 聞 テレビ ラジオ 雑 誌 等 に 積 極 的 に 情 報 提 供 します 新 聞 旅 行 雑 誌 等 では 有 料 無 料 の 枠 のなかで 情 報 提 供 を 行 い 広 告 や 特 集 記 事 を 組 んでもらいます 観 光 関 連 情 報 やイベント 情 報 グルメ 情 報 を 地 域 情 報 誌 や 地 元 コミュニティ 誌 に 掲 載 してもらえるよう 情 報 提 供 していきます 県 や 県 観 光 連 盟 にイベント 情 報 等 を 積 極 的 に 提 供 し 県 や 観 光 連 盟 からその 情 報 を 旅 行 業 者 やマスコミ 等 に 様 々な 形 で 発 信 してもらいます 4 インターネットの 活 用 最 近 では インターネットで 観 光 情 報 を 入 手 する 割 合 が 高 くなっていることか ら 市 観 光 協 会 のホームページを 充 実 し 観 光 客 に 旅 行 先 として 選 択 されるた めに 能 代 の 魅 力 を 情 報 発 信 していきます ブログ ツイッターやフェイスブック 等 のSNSの 活 用 をします 5 首 都 圏 大 都 市 圏 イベントでのPR 観 光 客 誘 致 の 市 場 である 首 都 圏 大 都 市 圏 において 能 代 市 を 知 ってもらうた め 県 や 観 光 連 盟 他 自 治 体 と 連 携 による 観 光 キャラバン イベント 等 へ 積 極 的 に 参 加 します 観 光 協 会 能 代 物 産 振 興 会 等 と 連 携 協 力 して 能 代 の 食 文 化 物 産 を 紹 介 して いきます 6 白 神 山 地 五 能 線 等 ネームバリューの 活 用 世 界 自 然 遺 産 である 白 神 山 地 人 気 ローカル 線 である 五 能 線 バスケの 街 銀 河 連 邦 等 ネームバリューが 大 きくかつ 持 続 性 があるものを 活 用 します 7 銀 河 連 邦 及 び 豊 島 区 との 連 携 銀 河 連 邦 構 成 市 町 との 交 流 連 携 に 加 え 教 育 連 携 協 定 を 締 結 している 豊 島 区 12

と 互 いの 広 報 へ 記 事 掲 載 するなど 相 互 に 情 報 発 信 して ポスター 提 供 や 物 産 展 参 加 などでも 交 流 を 進 めていきます 8 能 代 フィルムコミッションの 活 用 能 代 フィルムコミッションと 連 携 協 力 して テレビ 映 画 マスコミの 活 用 を 図 り 能 代 市 を 全 国 に 紹 介 アピールします 9 公 用 車 の 活 用 公 用 車 も 広 告 媒 体 と 考 え ボディーにイベントや 物 産 など 観 光 用 のステッカー を 貼 り 市 民 や 県 民 を 主 なターゲットにPRしていきます (2) 戦 略 Ⅱ ~ 能 代 に 来 てもらうために 1 アクセス 交 通 手 段 の 紹 介 能 代 市 は JR 高 速 道 路 近 くには 大 館 能 代 空 港 があり 交 通 の 利 便 性 があ るように 感 じられますが 首 都 圏 大 都 市 圏 から 見 ると 能 代 市 は 北 国 辺 地 僻 地 遠 くて 時 間 も 費 用 も 掛 かるというイメージを 持 たれてもいます 観 光 客 の 視 点 と 住 民 の 利 便 性 を 考 慮 した 公 共 交 通 ルートの 再 確 認 と 時 刻 表 地 図 乗 り 場 駐 車 場 休 憩 施 設 トイレなどを 集 約 させたきめ 細 やかな 能 代 市 観 光 交 通 マップ の 作 成 し イメージアップを 図 ります 秋 田 新 幹 線 秋 田 駅 からのアクセス 大 館 能 代 空 港 秋 田 空 港 からのアクセスや 能 代 地 域 二 ツ 井 地 域 間 の 移 動 には 利 便 性 があるとは 言 えない 現 状 にあり 二 次 交 通 の 利 便 性 の 向 上 を 図 る 必 要 があります 二 次 交 通 の 利 便 性 の 向 上 のために 公 共 交 通 機 関 の 連 携 強 化 を 図 り 拡 充 を 働 きかけていきます 大 館 能 代 空 港 からの 二 次 アクセスについては リムジンタクシーや 予 約 制 の 乗 り 合 いタクシー 格 安 のレンタカーなどによる 利 便 性 の 向 上 を 図 ります 市 街 地 巡 回 バス はまなす 号 二 ツ 井 のマイタウンバスを 観 光 客 にPRし 利 用 しやすいよう 観 光 客 用 に 固 定 料 金 で 乗 り 降 り 自 由 なフリーパスの 販 売 を 検 討 します 2 観 光 案 内 窓 口 の 整 備 能 代 市 には 能 代 観 光 協 会 の 観 光 案 内 所 二 ツ 井 町 観 光 協 会 による 観 光 案 内 所 がありますが 観 光 客 と 能 代 市 の 最 初 の 接 触 の 場 として 整 理 された 観 光 情 報 を 観 光 客 へ 提 供 し 市 内 関 係 者 に 連 絡 を 取 り 次 げるよう 機 能 の 充 実 を 図 ります 駅 バスステーション 商 店 街 の 協 力 店 ホテル 旅 館 飲 食 店 コンビニ 等 においてもパンフレットの 配 布 案 内 など 情 報 提 供 ができるようにします 3 広 域 連 携 能 代 山 本 地 域 の 連 携 に 加 え 世 界 自 然 遺 産 である 白 神 山 地 周 辺 や 全 国 的 に 人 気 13

のある 五 能 線 沿 線 大 きくは 北 東 北 を 意 識 した 連 携 を 進 めていくことは 他 地 域 を 訪 れた 観 光 客 を 能 代 市 へ 誘 致 することにもつながります 世 界 自 然 遺 産 白 神 山 地 について 環 白 神 エコツーリズム 推 進 協 議 会 秋 田 白 神 観 光 重 点 エリア 推 進 協 議 会 等 と 連 携 し 能 代 市 が 率 先 してこれからの 白 神 山 地 の 観 光 に 期 待 される 役 割 や 観 光 による 地 域 活 性 化 の 考 え 方 豊 かな 自 然 環 境 を 活 か した 観 光 振 興 のあり 方 などを 考 え 広 域 的 な 観 光 エリアとしてのブランド 力 を 高 めます JR 五 能 線 と 沿 線 市 町 村 等 の 活 性 化 に 関 する 施 策 を 円 滑 に 推 進 するため 五 能 線 沿 線 連 絡 協 議 会 があり 連 携 して 広 域 的 なPRを 図 ります さらに 角 館 から 秋 田 内 陸 線 沿 線 を 経 由 して 五 能 線 への 乗 り 入 れ 十 和 田 男 鹿 津 軽 を 経 由 した 観 光 客 の 誘 客 など 北 東 北 から 道 南 までを 組 み 込 んだ 広 範 な 周 遊 観 光 エリアを 考 え そのなかで 能 代 市 の 観 光 をアピールし 北 東 北 の 観 光 拠 点 のひとつになることを 目 指 します 銀 河 連 邦 構 成 市 町 及 び 教 育 連 携 協 定 を 結 んでいる 豊 島 区 との 交 流 イベントに 積 極 的 に 参 加 し 能 代 市 のPRに 努 めます 4 修 学 旅 行 合 宿 等 誘 致 活 動 修 学 旅 行 合 宿 の 誘 致 は 人 数 がまとまっていることから 経 済 波 及 効 果 人 的 交 流 の 拡 大 につながることから 積 極 的 な 誘 致 活 動 を 推 進 します 中 学 校 高 校 を 主 に 修 学 旅 行 の 誘 致 活 動 を 推 進 します 大 学 等 の 合 宿 研 修 で 宿 泊 をした 場 合 に 補 助 金 を 出 すなど 誘 致 を 推 進 します JR 航 空 会 社 旅 行 会 社 と 連 携 して 観 光 企 画 を 検 討 し 商 品 化 につなげ 誘 客 を 図 ります 観 光 バス 会 社 と 連 携 して 観 光 企 画 だけではなく 観 光 客 の 昼 食 休 憩 のため の 立 ち 寄 りや 宿 泊 の 誘 致 を 推 進 します 5 地 域 まちづくりの 活 用 バスケの 街 として バスケットボールによる 誘 客 につなげ 学 生 や 若 者 バス ケットボールファンを 能 代 に 呼 び 込 み 能 代 のイメージアップとPRを 図 ります 全 国 のバスケットボールに 興 味 のある 人 たちが バスケットミュージアムや 能 代 工 業 高 校 バスケットボール 部 の 練 習 を 見 たり 能 代 カップを 見 にきたりするよ う 専 門 雑 誌 やマスコミを 使 って 仕 掛 け 能 代 に 来 た 時 にバスケットボール 以 外 にも 目 を 向 けさせる 仕 掛 けをつくります 毎 年 8 月 中 旬 に 日 本 最 大 規 模 の 学 生 社 会 人 によるロケット 打 上 及 び 自 立 ロ ボット 制 御 のアマチュア 大 会 能 代 宇 宙 イベント が 行 われています ロケット 実 験 場 のあるまちとして JAXAの 協 力 をいただきながら 宇 宙 のまちづくりを 推 進 していきます 明 治 14 年 東 北 御 巡 幸 の 折 り 二 ツ 井 町 を 訪 れた 明 治 天 皇 を 皇 后 のお 手 紙 が 待 っていたことに 由 来 して 明 治 天 皇 はその 地 の 美 しさに 深 い 印 象 を 抱 かれ き みまち 阪 と 命 名 されました この 優 雅 な 命 名 の 由 来 を 愛 する 旧 二 ツ 井 町 が 恋 文 復 権 14

を 全 国 に 発 信 しようと 平 成 6 年 から10 年 間 にわたって きみまち 恋 文 全 国 コン テスト を 開 催 しました 10 年 間 に 寄 せられた 恋 文 は 34,227 通 に 及 びま す 二 ツ 井 地 域 では 恋 文 商 店 街 推 進 事 業 きみまち 阪 活 性 化 事 業 ロマンチック ロード 創 造 事 業 などの 恋 文 のまちづくりを 推 進 していきます バスケのまち 宇 宙 のまち 恋 文 のまち 木 都 能 代 これらを 活 かした 土 産 品 の 開 発 を 推 進 します (3) 戦 略 Ⅲ ~ 満 足 してもらうために 1 観 光 関 連 事 業 者 の 意 識 向 上 観 光 は 多 様 な 主 体 多 様 な 産 業 により 成 り 立 つ 総 合 産 業 ですが やはり 観 光 の プロとして 観 光 関 連 事 業 者 がレベルの 高 い 意 識 を 持 ち 他 産 業 を 主 導 していく 必 要 があります 特 に ホテル 旅 館 や 飲 食 店 観 光 施 設 商 店 など 観 光 客 が 立 ち 寄 る 施 設 での 受 け 入 れ 態 勢 はもちろんのこと そうした 事 業 者 同 士 が 連 携 をと りながら 様 々な 取 り 組 みを 率 先 して 行 うために 定 期 的 な 会 合 や 研 修 会 などを 実 施 します 観 光 施 設 や 地 元 の 食 を 案 内 できるよう 観 光 バスやタクシーの 乗 務 員 の 講 習 会 を 開 催 します 2 観 光 案 内 人 地 域 資 源 を 維 持 し 観 光 産 業 として 根 付 かせるために 地 域 資 源 を 保 全 しつつ 観 光 客 にその 魅 力 を 伝 える 案 内 人 の 存 在 が 重 要 な 意 味 を 持 ちます その 人 材 育 成 の 内 容 を 充 実 させ 観 光 案 内 人 の 育 成 に 取 り 組 みます 能 代 まち 歩 き 案 内 人 の 会 風 の 松 原 ガイドの 会 のしろ 檜 山 周 辺 歴 史 ガイドの 会 きみまち 観 光 ガイドの 会 などと 連 携 し ガイド 力 向 上 のための 研 修 会 講 習 会 を 実 施 します 3 市 民 による 観 光 案 内 魅 力 的 な 観 光 地 となるためには 観 光 事 業 者 をはじめ 民 間 企 業 市 民 行 政 など 多 様 な 主 体 が 観 光 の 場 に 関 わる 必 要 があります 観 光 地 では 観 光 事 業 者 はも ちろんのこと 市 民 一 人 ひとりが 観 光 客 を 迎 える 主 体 となる 必 要 があります 接 した 人 の 印 象 が 地 域 の 印 象 にもつながることから 市 全 体 のおもてなし 力 の 向 上 を 図 っていきます 能 代 市 民 の 誰 もが 快 くお 客 様 を 迎 え 入 れ 我 々が 能 代 市 の 観 光 を 支 えている という 認 識 を 持 ってもらうためにも 研 修 会 の 実 施 やパンフレットなどの 啓 発 活 動 を 進 め おもてなし 力 の 醸 成 を 図 ります 4 イベント 名 所 旧 跡 等 で 集 客 できる 観 光 地 ではない 能 代 市 の 観 光 振 興 にとって イベント 15

は 重 要 な 役 割 を 持 っています 地 域 に 根 差 した 文 化 伝 統 を 守 り 育 てるとともに 大 型 七 夕 をはじめとする 新 たな 観 光 素 材 を 資 源 化 し 地 域 の 魅 力 向 上 や 誘 客 のた めの 基 盤 強 化 を 図 り 交 流 人 口 の 増 加 による 経 済 波 及 効 果 等 に 結 び 付 けられるよ うにします 平 成 25 年 度 の 秋 田 デスティネーションキャンペーンは 県 を 挙 げて 集 中 的 に 宣 伝 活 動 が 展 開 されます また 白 神 山 地 世 界 自 然 遺 産 登 録 20 周 年 の 年 とも 重 なり 関 係 団 体 が 連 携 し 県 内 外 から 多 くの 方 々に この 地 域 へ 来 訪 していただ けるよう 様 々なイベント 等 を 実 施 します 港 まつり 能 代 の 花 火 子 ども 七 夕 能 代 七 夕 天 空 の 不 夜 城 役 七 夕 おなごり フェスティバルなどの 夏 まつりを 東 北 の 夏 祭 りとしてブランド 化 を 図 り 交 流 人 口 の 増 加 による 観 光 振 興 を 図 るため 広 く 周 知 し 誘 客 に 努 めます また 大 型 七 夕 を 製 作 し これを 通 年 観 光 に 活 かしていくため 大 型 七 夕 の 展 示 機 能 を 備 えた 観 光 拠 点 施 設 の 整 備 を 図 るプロジェクトとして あきた 未 来 づくり 交 付 金 の 活 用 ができるよう 県 との 協 議 を 進 め さらに 五 能 線 沿 線 及 び 白 神 山 地 周 辺 地 域 との 連 携 を 図 りながら 広 域 観 光 に 結 びつけていきます 観 光 資 源 のひとつである 役 七 夕 の 関 係 者 からは 人 口 減 少 等 で 製 作 運 行 が 厳 しい 状 況 下 にあると 聞 いていることから 運 行 にかかる 共 通 経 費 に 加 え 新 たに 灯 籠 毎 の 製 作 費 等 に 対 しても 補 助 をします また 観 光 資 源 としての 役 七 夕 を 継 続 するため 技 の 継 承 についても 取 り 組 んでいきます 港 まつり 能 代 の 花 火 おなごりフェスティバルに 対 し 今 後 も 協 力 補 助 してい きます 江 戸 時 代 北 前 船 の 寄 港 地 として 賑 わった 能 代 港 をキーワードにイベントや 客 船 の 誘 致 に 取 り 組 みます 5 地 域 産 業 等 を 体 験 型 の 観 光 へ 農 林 漁 業 などの 生 業 暮 らしなど 能 代 の 普 通 の 生 活 を 体 験 観 光 メニューとし て 企 画 し 修 学 旅 行 中 高 年 のツアーなどを 対 象 に 都 会 で 暮 らしている 人 が 地 元 の 人 たちとの 交 流 を 深 めながら 田 舎 体 験 を 能 代 で 行 えるような 態 勢 づくり を 目 指 します 田 植 え 稲 刈 りの 体 験 やネギの 収 穫 体 験 など 能 代 市 の 主 要 産 業 である 農 業 を 体 験 型 観 光 としてメニュー 化 を 図 り 体 験 受 入 農 家 を 募 集 し 態 勢 づくりを 目 指 し ます きりたんぽ 鍋 だまこもち 鍋 などを 食 材 の 調 達 から 公 民 館 等 の 調 理 室 におい て 自 分 達 で 作 って 食 べるなど 郷 土 の 料 理 作 りを 体 験 型 観 光 メニュー 化 します 間 伐 植 樹 下 刈 りなどの 山 での 作 業 体 験 ができないか 検 討 します 能 代 港 の 活 用 として 魚 釣 り 体 験 や 船 による 海 から 見 る 白 神 山 地 などの 体 験 観 光 を 推 進 します 冬 期 間 を 除 く 春 から 秋 にかけては 市 内 観 光 で 自 転 車 利 用 を 促 進 するなど 個 人 で 周 遊 できる 自 転 車 ルートを 設 定 し レンタルサイクルの 活 用 により 観 光 客 の 利 便 性 を 高 め 独 自 の 市 内 観 光 を 楽 しめるようなシステムづくりに 取 り 組 みます 16

6 観 光 環 境 の 整 備 能 代 市 の 道 路 案 内 のサインや 観 光 施 設 等 へ 行 く 際 の 案 内 標 識 の 確 認 を 行 い 整 備 に 努 め 充 実 させることにより 初 めて 訪 れた 人 にも 安 心 して 楽 しめる 分 かりや すい 空 間 を 創 出 します 秋 田 杉 の 間 伐 材 を 活 用 した 標 識 案 内 板 の 導 入 を 図 り 木 都 能 代 ならではの 印 象 を 形 成 します 中 心 市 街 地 は 地 理 的 にも 都 市 機 能 的 にも 能 代 という 都 市 の 中 心 として 位 置 づけられるエリアです 都 市 観 光 の 面 から 見 直 して 神 社 や 寺 公 園 バスケ 食 土 産 などの 観 光 資 源 を 磨 きだして 観 光 面 での 魅 力 向 上 を 図 ります 7 自 然 環 境 資 源 の 持 続 的 な 活 用 能 代 市 では 風 の 松 原 七 座 山 水 沢 スギ 植 物 群 落 保 護 林 白 神 郷 土 の 森 をはじめ 山 川 海 野 の 自 然 環 境 資 源 が 大 きな 魅 力 要 素 となっています スギ クロマツ ブナの 森 林 では 森 林 浴 自 然 体 感 癒 しの 長 期 滞 在 型 観 光 メニューづくりを 進 めます 特 に 風 の 松 原 を 活 用 したノルディックウォーキング などの 体 験 重 視 の 旅 行 を 商 品 化 し 紹 介 していきます 旧 天 神 小 学 校 の 校 舎 をカヌー 教 室 ( 学 校 )の 校 舎 として 活 用 し カヌー 工 房 艇 庫 として 利 用 し 米 代 川 をカヌー 体 験 のできる 川 として 態 勢 の 整 備 をすすめ アピールし カヌーを 含 めた 川 遊 びの 体 験 観 光 の 拠 点 にします 将 来 は カヌー 製 作 で 宿 泊 ができるようにします きみまち 阪 の 整 備 を 進 め 桜 と 紅 葉 の 名 所 にし 風 水 のパワースポット 七 座 山 と セットにして 売 込 み 全 国 からの 誘 客 を 図 ります サクラマスや 鮎 釣 りで 有 名 な 米 代 川 には 関 東 を 中 心 に 釣 り 人 が 来 ております 釣 り 人 を 観 光 客 と 捉 え 釣 りを 中 心 にした 滞 在 型 観 光 を 進 め 誘 客 を 図 ります 8 能 代 らしさを 感 じさせる 景 観 イメージづくり 能 代 市 は 海 川 山 森 等 の 景 観 要 素 を 持 っており 四 季 折 々の 景 観 は 時 刻 や 立 ち 位 置 によって 大 きな 魅 力 のあるものが 期 待 されます このように 優 れ た 景 観 ポイントを 市 民 自 身 が 発 掘 し 能 代 市 を 代 表 する 景 観 としてPRしていく ことが 必 要 です 夕 日 朝 日 白 神 山 地 など 見 せたい 景 観 をゆっくり 楽 しめるよう 木 製 ベンチ 案 内 板 等 を 設 置 します 海 から 見 た 白 神 山 地 をセールスポイントに 能 代 港 を 利 用 した 白 神 クルーズを 推 進 します 風 水 のパワースポットとしての 七 座 山 について 十 和 田 湖 八 郎 湖 田 沢 湖 伝 説 などと 絡 めた 物 語 を 整 理 し 一 体 で 楽 しめる 観 光 企 画 をつくります 17

(4) 戦 略 Ⅳ ~お 金 を 使 ってもらうために 1 能 代 ブランドの 構 築 観 光 は 進 んで 対 価 を 払 いたいと 思 わせるものでなければなりません 能 代 の 観 光 は 自 然 景 観 イベント 食 癒 しを 売 り 物 としていきます この 地 域 に あるものを 磨 き 上 げ 活 用 し 組 合 せ 満 足 させることのできる 商 品 づくりをす すめます 能 代 市 ならではの 風 の 松 原 を 活 用 したノルディックウォーキングや 製 作 体 験 も 含 めた 米 代 川 カヌー 体 験 のブランド 化 をすすめます また 農 林 業 の 体 験 メニューについても 取 り 組 んでいきます 2 特 産 品 お 土 産 能 代 市 には 特 産 品 やお 土 産 を 集 めたお 土 産 センターの 類 がないため 何 かお 土 産 を 買 いたいがお 土 産 センターさんはどこにあるのかという 要 望 には 応 えら れずにおります ブランド 化 された 単 一 店 舗 での 購 入 も 観 光 の 一 つではあります が 特 産 品 やお 土 産 品 が 集 められた 販 売 施 設 産 直 施 設 や 観 光 施 設 の 機 能 を 併 せ 持 った 複 合 施 設 の 方 が 観 光 客 にとって 便 利 です 複 合 的 な 機 能 を 持 った 施 設 の 整 備 を 検 討 します 能 代 物 産 振 興 会 と 連 携 協 力 し 新 たな 特 産 品 の 開 発 やお 土 産 品 等 のPRをすす めます 桶 樽 組 子 能 代 凧 等 の 伝 統 的 工 芸 品 は 能 代 ならではのものがあり 全 国 世 界 に 出 しても 評 価 されるものがあります こうした 工 芸 品 の 価 格 や 連 絡 先 など 消 費 に 結 びつく 情 報 を 市 や 観 光 協 会 のホームページで 発 信 していきます 3 食 の 提 供 及 び 飲 食 店 マップの 作 成 魅 力 ある 食 を 提 供 していくためには 食 に 関 わる 主 体 が 能 代 市 の 食 材 や 加 工 品 に 誇 りを 持 ち 域 内 で 消 費 していくという 意 識 を 持 つことが 大 切 です 域 内 での 地 産 地 消 や 食 育 に 関 する 取 り 組 みと 連 携 しつつ 市 民 も 含 めて 地 場 食 材 に 誇 りを 持 つような 取 り 組 みをすすめます 観 光 客 が 旅 行 をする 際 には 食 が 大 きな 魅 力 になっており 中 でも 地 場 食 材 や 地 元 の 名 物 料 理 に 対 する 期 待 が 高 いといわれます 最 近 の 傾 向 として 宿 泊 施 設 で 夕 食 を 食 べない 泊 食 分 離 が 進 んできております 宿 泊 客 に 地 元 食 材 を 提 供 できる 飲 食 店 を 食 べ 歩 きマップ などで 紹 介 し 泊 食 分 離 に 対 応 します 白 神 のネーミングは ブランドとして 全 国 に 発 信 できるものであり これを 活 かして 農 産 物 や 地 域 の 食 について 魅 力 をアピールしていきます のしろ 豚 なんこつ マップを 作 成 し 地 元 グルメとして 定 着 するよう 市 内 市 外 でPRを 続 けていきます 能 代 は 知 られたラーメン 店 が 多 いことからラーメンを 提 供 する 飲 食 店 の 協 力 も 仰 ぎ 能 代 ラーメン 食 べ 歩 きマップの 作 成 に 取 り 組 みます 18

店 主 が 選 ぶ 逸 品 を 市 内 ( 能 代 地 域 二 ツ 井 地 域 )の 飲 食 店 に 広 げ それぞれの 自 慢 の 逸 品 を 出 してもらい 紹 介 します 五 能 線 リゾートしらかみの 観 光 客 をターゲットにした 弁 当 をつくり アピール します 北 限 の 茶 全 国 で 唯 一 残 る 宇 治 茶 の 原 種 の 茶 摘 み 茶 作 り 体 験 を 普 及 させ 茶 畑 の 保 存 と 全 国 に 檜 山 茶 の 存 在 をアピールし 観 光 誘 客 をすすめます 4 能 代 産 の 農 産 物 食 材 を 活 かした 加 工 品 の 開 発 白 神 ねぎ 白 神 みょうが 白 神 キャベツ 白 神 うど 能 代 なし 檜 山 納 豆 能 代 のうどんなどを 活 用 した 土 産 品 加 工 食 品 商 品 開 発 を 進 めます また 料 理 レシピの 募 集 やイベントでのPRを 行 います (5) 戦 略 Ⅴ ~ 観 光 推 進 体 制 づくり 1 産 官 事 業 者 の 役 割 民 間 事 業 者 は 営 利 を 目 的 として 従 業 者 の 雇 用 土 産 品 等 の 商 品 の 製 造 販 売 経 営 等 を 通 して 地 域 の 所 得 向 上 経 済 活 性 化 に 貢 献 します 市 民 は 観 光 客 との 交 流 ふれあいを 通 して 地 域 の 情 報 を 伝 え おもてなし の 心 で 地 域 の 情 報 や 良 さを 伝 え 再 訪 や 定 住 につなげることをめざします 行 政 は 民 間 の 取 り 組 みを 支 援 し 事 業 や 活 動 が 円 滑 に 進 み 地 域 経 済 の 活 性 化 につながるよう 市 や 地 域 全 体 のPR 誘 客 活 動 を 積 極 的 にすすめます 民 間 事 業 者 市 民 行 政 等 がネットワークを 強 化 し 地 域 の 総 合 力 として 観 光 の 企 画 事 業 推 進 誘 客 PR 活 動 をすすめていきます 2 まちづくり 団 体 との 協 力 体 制 能 代 市 内 では まちづくり 環 境 文 化 など 様 々な 分 野 で 活 動 している 組 織 団 体 があります こうした 団 体 の 活 動 を 市 の 観 光 振 興 に 結 び 付 けるような 協 力 体 制 づくりに 取 り 組 んでいきます 3 観 光 協 会 との 連 携 市 では 能 代 観 光 協 会 二 ツ 井 町 観 光 協 会 へ 運 営 事 業 資 金 の 補 助 を 行 っていま すが 独 立 団 体 として 自 主 財 源 の 確 保 に 向 けた 取 組 を 促 していきます 観 光 関 連 事 業 者 の 協 会 加 入 促 進 や 民 間 事 業 者 等 からの 広 告 収 入 の 導 入 により 観 光 協 会 の 自 主 的 な 運 営 を 図 ります 観 光 協 会 は 行 政 や 民 間 事 業 者 にできない 事 業 者 全 体 に 係 る かつ 柔 軟 性 のある 観 光 施 策 を 展 開 することが 期 待 されます 観 光 協 会 には 市 と 連 携 し 次 のような 業 務 の 遂 行 を 担 ってもらいます 市 や 民 間 事 業 者 関 連 団 体 など 多 様 な 団 体 のネットワークを 推 進 する 中 核 と なる 19

観 光 資 源 の 活 用 と 観 光 事 業 の 推 進 のため 各 種 観 光 イベントの 企 画 運 営 を 行 う また 民 間 事 業 所 等 と 連 携 し 積 極 的 に 観 光 関 連 商 品 の 開 発 を 行 う 地 域 のキーマンとなる 人 材 の 発 掘 及 び 育 成 に 努 め 地 域 と 一 体 となって 魅 力 ある 能 代 を 創 出 できるように 活 動 する ホームページを 活 用 した 観 光 情 報 の 提 供 や 収 集 など 積 極 的 に 広 報 宣 伝 活 動 を し 誘 客 の 活 動 展 開 をする 観 光 案 内 所 において 市 内 の 観 光 施 設 や 観 光 資 源 を 紹 介 し それらへ 誘 導 する 4 行 政 ( 観 光 振 興 課 )の 取 組 市 のホームページで 最 新 の 観 光 情 報 の 提 供 に 努 めます 市 民 の ふるさとのしろ への 愛 着 や 誇 りを 醸 成 するよう 事 業 実 施 研 修 会 開 催 イベント 実 施 等 に 取 り 組 みます 初 めて 能 代 市 を 訪 れた 観 光 客 の 目 線 で 分 かりやすい 観 光 案 内 板 の 設 置 やマッ プの 作 成 に 取 り 組 みます 観 光 ガイドなど 観 光 を 担 う 人 材 の 育 成 を 図 るため 研 修 会 の 実 施 ガイドの 会 相 互 の 情 報 交 換 会 開 催 等 に 取 り 組 みます 庁 内 において 商 工 業 農 林 業 市 民 活 動 情 報 発 信 など 観 光 と 関 連 のある 部 署 と 横 の 連 携 を 密 にとり 情 報 の 共 有 化 に 取 り 組 みます 観 光 協 会 は 観 光 振 興 を 推 進 する 中 核 的 な 存 在 であり 早 期 に 自 立 できるよう 支 援 していきます 観 光 客 の 立 場 目 線 で 観 光 施 策 に 取 り 組 みます 民 間 事 業 者 他 市 町 村 等 と 積 極 的 に 交 流 し 情 報 交 換 観 光 施 策 の 実 施 に 努 めて いきます 20