第1 謝罪・名誉回復について



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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

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m07 北見工業大学 様式①

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1


●幼児教育振興法案

Taro-01 議案概要.jtd

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

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Microsoft Word - (課×県・指定)【頭紙】「精神障害者保健福祉手帳の診断書の記入に当たって留意すべき事項について」等の一部改正について.rtf

Microsoft Word - 目次.doc

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頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

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国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

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16 日本学生支援機構

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

【労働保険事務組合事務処理規約】

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

老発第    第 号

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有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

定款

2 積 極 的 な 接 種 勧 奨 の 差 し 控 え 国 は 平 成 25 年 4 月 から 定 期 接 種 化 したが ワクチン 接 種 との 関 連 を 否 定 できない 持 続 的 な 痛 みなどの 症 状 が 接 種 後 に 見 られたことから 平 成 25 年 6 月 定 期 接 種 と

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

Microsoft Word - 福祉医療費給付要綱

公表表紙

18 国立高等専門学校機構


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Taro-iryouhoken

Taro-29職員退職手当支給規程

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

認 し 通 常 の 立 入 検 査 に 際 しても 許 可 内 容 が 遵 守 されていることを 確 認 するこ と 2 学 校 薬 剤 師 業 務 の 兼 任 学 校 薬 剤 師 の 業 務 を 兼 任 する 場 合 の 取 扱 いは 次 のとおりとする (1) 許 可 要 件 1 薬 局 等 の

類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 所 名 所 在 事 開 始 年 月 日 事 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 必 要 な 者 に 対 し 相 談 情 報 提 供 助 言 行 政 や 福 祉 保 健 医 療 サービス 事 者 等 との 連 絡 調 整 を 行 う 等 の 事 必 要

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

Microsoft Word 行革PF法案-0概要

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

Microsoft PowerPoint - 基金制度

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

別紙3

●労働基準法等の一部を改正する法律案

独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

後 にまで 及 んでおり(このような 外 部 研 究 資 金 を 以 下 契 約 理 由 研 究 という ) かつ その 者 が 退 職 後 も 引 き 続 き 研 究 代 表 者 となることを 研 究 所 が 認 める 場 合 とし 理 事 室 の 命 を 受 けて 発 議 書 ( 別 に 定 め

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

資料2 利用者負担(保育費用)

技 能 労 務 職 平 均 年 齢 歳,7 平 均 給 料 月 額 歳 7,,8, 歳,9,57, 7,7 7,9 9,5 - (8,85) (5,) 類 似 団 体 5. 歳 9,8 9, 85, ( 注 ) 平 均 給 料 月 額 とは 平 成 5 年 月 日 現 在 における

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

●電力自由化推進法案

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

(3) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 5 年 月 日 現 在 ) 決 定 初 任 給 採 用 年 経 過 後 給 料 月 額 大 学 卒 7, 8, 一 般 行 政 職 短 大 卒 9,8 6, 高 校 卒, 8,5 () 職 員 の 経 験 年 数 別 学 歴 別 平 均 給 料

(1) 児 童 福 祉 施 設 等 の 職 員 が 出 産 する 場 合 ( 以 下 産 休 の 場 合 という ) 次 のア 又 はイに 掲 げる 期 間 ア その 職 員 の 出 産 予 定 日 の6 週 間 多 胎 妊 娠 の 場 合 は14 週 間 前 の 日 から 産 後 8 週 間 を

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土 購 入 土 借 用 土 所 有 権 移 転 登 記 確 約 書 農 転 用 許 可 書 ( 写 ) 農 転 用 届 出 受 理 書 ( 写 ) 土 不 動 産 価 格 評 価 書 土 見 積 書 ( 写 ) 又 は 売 買 確 約 書 ( 写 ) 土 売 主 印 鑑 登 録 証 明 書 売 主

27-045人事規程270401

接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

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Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf

類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 所 名 所 在 事 開 始 年 月 日 事 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 1 必 要 な 者 に 対 し 相 談 情 報 提 供 助 言 行 政 や 福 祉 保 健 医 療 サービス 事 者 等 との 連 絡 調 整 を 行 う 等 の 事 必

Microsoft Word - nagekomi栃木県特定医療費(指定難病)支給認定申請手続きのご案内 - コピー

Microsoft Word - 制度の概要_ED.docx

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

Microsoft Word - 通達(参考).doc

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( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 26 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 法 人 の 長 副 理 事 長 A 理 事 16,638 10,332 4,446 1,

2 特 別 給 人 事 委 員 会 の 勧 告 区 分 民 間 の 支 給 割 公 務 員 の 支 給 格 差 勧 告 年 間 支 給 数 合 A 数 B A-B ( 改 定 数 ) 年 度 ( 注 ) 民 間 の 支 給 割 合 は 民 間 事 業 所 で 支 払 われた 賞 与 等 の 特 別

2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

別 添 1 女 性 国 家 公 務 員 の 登 用 状 況 資 料 1 指 定 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は3.0%( 平 成 27 年 11 月 1 日 現 在 ) ( 前 年 9 月 1 日 現 在 から0.2ポイント 増 ) 本 省 課 室 長 相 当 職 以 上 に 占 める 女

とする ( 減 免 額 の 納 付 ) 第 6 条 市 長 は 減 免 を 受 け た 者 が 偽 り そ の 他 不 正 な 方 法 に よ り 減 免 の 決 定 を 受 け た こ と を 知 っ た と き 前 の 申 告 が あ っ た と き 又 は 同 条 第 2 項 の 規 定 によ

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Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

Transcription:

2012 年 5 月 17 日 厚 生 労 働 大 臣 小 宮 山 洋 子 殿 平 成 24 年 度 ハンセン 病 問 題 対 策 協 議 会 統 一 要 求 書 ハンセン 病 違 憲 国 家 賠 償 訴 訟 全 国 原 告 団 協 議 会 全 国 ハンセン 病 療 養 所 入 所 者 協 議 会 ハンセン 病 違 憲 国 家 賠 償 訴 訟 全 国 弁 護 団 連 絡 会 第 1 謝 罪 名 誉 回 復 について 今 後 も 引 き 続 き 名 誉 回 復 措 置 を 取 ることを 政 府 として 表 明 されたい 第 2 社 会 復 帰 社 会 内 生 活 支 援 1 基 本 方 針 の 確 認 (1) 社 会 復 帰 社 会 内 生 活 支 援 ハンセン 病 回 復 者 の 社 会 復 帰 の 円 滑 化 容 易 化 及 び 退 所 者 の 社 会 内 生 活 の 安 定 化 のために 今 後 も 隔 離 政 策 による 被 害 回 復 を 旨 として 退 所 者 非 入 所 者 の 医 療 介 護 制 度 等 の 改 善 整 備 ならびに 継 続 的 安 定 的 な 経 済 支 援 等 に 最 大 限 努 力 することを 確 認 されたい( 基 本 法 第 3 条 関 係 なお 平 成 13 年 7 月 2 3 日 付 基 本 合 意 書 及 び 入 所 歴 なき 原 告 に 関 する 平 成 14 年 1 月 28 日 付 基 本 合 意 書 参 照 ) (2) 偏 見 差 別 解 消 策 退 所 者 及 び 非 入 所 者 の 安 定 かつ 安 心 した 社 会 生 活 の 実 現 のために ハンセン 病 回 復 者 及 びその 家 族 に 対 する 偏 見 差 別 の 解 消 にむけた 有 効 的 な 施 策 を 継 続 的 恒 常 的 に 行 うこと 2 退 所 者 給 与 金 受 給 者 の 遺 族 について 退 所 者 給 与 金 を 受 給 していた 者 の 遺 族 に 対 する 支 援 については 収 入 資 産 1

に 関 するアンケート 調 査 結 果 のみならず 隔 離 政 策 により 被 った 遺 族 家 族 の 被 害 実 態 を 十 分 に 反 映 した 支 援 策 を 策 定 することを 求 める 平 成 23 年 度 確 認 事 項 1(1)にもとづき 今 夏 厚 生 労 働 省 は 退 所 者 給 与 金 受 給 者 が 扶 養 する 者 に 対 し 収 入 資 産 状 況 に 関 するアンケート 調 査 の 実 施 を 計 画 して おり 退 所 者 団 体 としては 一 応 これを 了 承 した しかし 厚 生 労 働 省 の 提 案 する 調 査 項 目 は 経 済 状 況 に 偏 しており 隔 離 政 策 により 家 族 遺 族 が 被 った 偏 見 差 別 等 の 被 害 を 把 握 するには 不 十 分 であるといわざるをえない したがって 今 般 のアンケート 調 査 後 さらに 家 族 遺 族 の 被 害 実 態 を 調 査 把 握 し そのうえで 家 族 遺 族 の 被 害 回 復 に 資 する 支 援 制 度 の 策 定 を 求 めるものである 3 ハンセン 病 対 策 促 進 事 業 の 運 用 改 善 今 年 度 から 新 設 された ハンセン 病 対 策 促 進 事 業 を 社 会 内 生 活 者 及 びそ の 家 族 ( 以 下 当 事 者 という)の 意 見 を 反 映 し 当 事 者 のニーズに 応 えられ るよう 制 度 ならびに 運 用 の 改 善 を 求 める 平 成 23 年 度 確 認 事 項 1(2)にもとづき 今 年 度 より 都 道 府 県 及 び 療 養 所 所 在 市 町 村 の 相 談 啓 発 事 業 を 促 進 するため 前 記 事 業 が 新 設 された これは 従 来 相 談 啓 発 事 業 の 委 託 事 業 者 であった 社 会 福 祉 法 人 ふれあい 福 祉 協 会 ( 以 下 ふれ あい 協 会 という)の 活 動 が 相 談 事 業 啓 発 事 業 として 十 分 機 能 していないこと をふまえて 新 たな 制 度 の 必 要 性 を 確 認 して 設 けられたものである ところが この 新 たな ハンセン 病 対 策 促 進 事 業 においても ふれあい 協 会 が 委 託 事 業 者 に 指 定 されており かつ 同 協 会 が 相 談 啓 発 事 業 の 内 容 を 主 導 する 制 度 設 計 となっている 平 成 19 年 に 退 所 した 者 が 平 成 23 年 末 まで 退 所 者 給 与 金 制 度 の 存 在 を 知 らなか ったという 事 態 があり また ふれあい 協 会 のホームページ 上 では 偏 見 差 別 の 原 因 について 変 形 と 機 能 障 害 がハンセン 病 を 必 要 以 上 に 恐 れさせてしまったのです とし 国 の 偏 見 差 別 を 創 設 した 責 任 を 否 定 するかのような 説 明 を 行 う 等 同 協 会 の 相 談 啓 発 事 業 は 極 めて 問 題 が 多 い かかる 問 題 点 の 検 証 と 改 善 なくして 再 度 ふ れあい 協 会 を 委 託 事 業 者 とすることは 前 記 確 認 事 項 の 趣 旨 を 没 却 するものであり 疑 問 といわざるをえない したがって 当 事 者 の 意 見 を 反 映 し 当 事 者 のニーズに 応 えることができる 相 談 啓 発 事 業 の 実 現 のため 同 制 度 の 制 度 設 計 あるいは 運 用 の 改 善 を 求 めるものである 2

4 医 療 制 度 の 充 実 (1) 社 会 内 生 活 者 の 国 立 ハンセン 病 療 養 所 における 健 康 保 険 を 利 用 した 入 院 治 療 を 可 能 とする 制 度 ( 以 下 入 院 制 度 という)の 促 進 を 図 られたい (2) 沖 縄 県 における 在 宅 治 療 の 充 実 のため 沖 縄 県 との 協 力 により 専 門 医 派 遣 や 県 立 病 院 等 に 専 門 の 診 療 科 目 を 設 ける 等 の 対 策 を 講 じられたい (1) 入 院 制 度 を 導 入 する 療 養 所 を 増 やすためには その 促 進 にむけた 厚 生 労 働 省 の 積 極 的 な 姿 勢 が 不 可 欠 である (2) 財 団 法 人 沖 縄 県 ゆうな 協 会 が 実 施 する 在 宅 治 療 は 現 在 1 名 の 小 児 科 医 のみが 担 当 しているだけであり このため ほとんどの 社 会 内 生 活 者 が 利 用 で きない 状 況 となっている 専 門 医 の 派 遣 専 門 医 による 医 師 研 修 の 実 施 ゆう な 協 会 以 外 の 一 般 医 療 機 関 における 専 門 的 診 療 科 目 の 設 置 等 の 対 策 が 急 務 であ る 第 3 在 園 保 障 1 基 本 方 針 の 確 認 平 成 13 年 7 月 23 日 付 基 本 合 意 書 において 確 認 された 国 の 法 的 責 任 及 び 基 本 法 第 3 条 の 基 本 理 念 に 基 づき 13の 国 立 ハンセン 病 療 養 所 入 所 者 ( 今 後 入 所 する 者 を 含 む)の 意 思 に 反 して 退 所 転 園 させることなく 終 生 の 在 園 を 保 障 するとともに 社 会 の 中 で 生 活 するのと 遜 色 のない 水 準 を 確 保 するため 入 所 者 の 生 活 環 境 及 び 医 療 の 整 備 を 行 うよう 最 大 限 努 めることを 確 認 された い 2 職 員 定 員 について (1) 年 次 計 画 等 において 削 減 の 対 象 とされる 職 員 定 員 の 母 数 からハンセン 病 療 養 所 の 職 員 数 を 除 外 すること 厚 生 労 働 省 においては この 点 が 確 実 に 閣 議 決 定 の 内 容 となるよう 省 として 決 定 し 厚 生 労 働 大 臣 は 関 連 省 庁 に 必 要 な 申 入 れ 等 を 行 うこと (2)いわゆる 賃 金 職 員 を 速 やかに 定 員 化 ( 正 規 職 員 化 )すること ハンセ ン 病 療 養 所 における 業 務 の 外 部 委 託 を 取 り 止 めること 及 び 職 員 の 定 年 退 職 にあたり 入 所 者 の 療 養 生 活 に 必 要 な 職 員 を 確 保 するための 職 員 後 補 充 を 実 施 し 必 要 人 員 を 確 保 すること 3

(3) 基 本 法 第 11 条 において 国 の 責 務 として 明 示 的 に 介 護 員 の 確 保 等 が 定 められていること 等 に 基 づき 介 護 員 を 福 祉 職 として 定 員 化 すること (4) 平 成 24 年 4 月 3 日 行 政 改 革 実 行 本 部 決 定 平 成 25 年 度 の 国 家 公 務 員 の 新 規 採 用 抑 制 の 方 針 について に 対 して 厚 生 労 働 省 は 平 成 25 年 度 について の 対 応 内 容 を 明 らかにし ハンセン 病 療 養 所 において 実 害 が 生 じないことを 確 約 すること また 平 成 26 年 度 に 関 して 上 記 決 定 の1( 基 本 方 針 )(2) 項 ただし 厳 しい 採 用 抑 制 方 針 を 基 本 としつつも 平 成 25 年 度 の 定 員 審 査 等 の 結 果 真 に 必 要 と 認 められる 場 合 に 限 り 追 加 の 採 用 について 検 討 するこ ととする を 適 用 する 等 ハンセン 病 療 養 所 を 対 象 外 とすること ハンセン 病 療 養 所 においては 入 所 者 の 高 齢 化 認 知 症 の 増 加 や 障 害 の 重 篤 化 等 により いっそうの 人 手 が 必 要 となっている ところが 行 政 改 革 推 進 法 及 び 関 連 閣 議 決 定 は こ の 間 ハンセン 病 療 養 所 にまで 適 用 され その 職 員 定 員 は 年 次 計 画 によって 削 減 され 続 け( 平 成 18 年 度 から 平 成 21 年 度 の 間 に 各 年 87 人 平 成 22 年 度 から 平 成 24 年 度 は 各 年 55 人 ) 新 規 採 用 も 抑 制 されている( 上 記 平 成 24 年 4 月 3 日 行 革 本 部 決 定 によれば 厚 労 省 の 新 規 採 用 者 数 の 削 減 率 は 約 57% 平 成 21 年 度 比 となっている さらに 同 決 定 第 4 項 では 平 成 26 年 度 も 引 き 続 き 厳 しく 抑 制 するとされている) 職 員 の 定 年 退 職 があっても 後 補 充 がされないために 入 所 者 のケア 等 に 必 要 な 職 員 が 足 りない 事 態 も 継 続 的 に 生 じている こうした 影 響 のため 入 所 者 に 対 するケア 等 の 劣 化 は 質 量 ともに 著 し い そもそも 入 所 者 と 家 族 故 郷 との 間 の 関 係 断 絶 の 原 因 はハンセン 病 隔 離 政 策 にほかな らず また ハンセン 病 療 養 所 において かつて 職 員 不 足 を 常 態 とする 運 営 体 制 の 下 国 が 担 うべき 療 養 所 の 業 務 全 般 にわたって 患 者 作 業 に 依 拠 していたことからすれば 基 本 法 第 3 条 1 項 及 び2 項 の 基 本 理 念 に 照 らしても 家 族 と 切 り 離 された 生 活 を 送 り また 過 酷 な 作 業 のゆえに 障 害 を 悪 化 させるなどした 現 在 の 入 所 者 らに 対 するケア 等 の 低 下 は あってはならない また いわゆる 作 業 返 還 以 降 入 所 者 が 担 っていた 業 務 を 国 の 職 員 に 切 り 替 えるに あたって 賃 金 職 員 が 採 用 された 歴 史 的 経 緯 があるため ハンセン 病 療 養 所 では 構 造 的 に 正 規 職 員 ( 定 員 職 員 )が 少 ないが 入 所 者 が 担 っていた 作 業 を 正 規 職 員 の 業 務 としなか ったこと 自 体 差 別 的 であり また 実 際 にも 賃 金 職 員 の 業 務 は 正 規 職 員 と 異 なるところは なく 今 なお 多 数 の 賃 金 職 員 が 残 る 状 況 は 同 一 労 働 同 一 賃 金 の 原 則 に 反 する 差 別 的 状 況 であり かつ 隔 離 政 策 の 残 滓 というべきものである ハンセン 病 療 養 所 における 業 務 においては 入 所 者 の 高 齢 化 認 知 症 の 増 加 に 伴 う 十 分 4

な 対 応 や ハンセン 病 特 有 の 障 害 知 覚 麻 痺 等 への 理 解 経 験 が 必 要 とされるものであり また 入 所 者 と 家 族 等 との 断 絶 に 起 因 して 職 員 は 家 族 的 役 割 をも 果 たしていること さら に 入 所 者 らの 辿 ってきた 人 生 や 療 養 生 活 を 理 解 する 必 要 があること 等 多 くの 特 殊 性 が あるが 近 時 は 構 造 的 に 少 ない 定 員 定 数 がさらに 計 画 により 削 減 されていること 及 び 療 養 所 業 務 の 外 部 委 託 などが 進 められている 結 果 介 護 ケア 等 の 維 持 充 実 が 図 られず むし ろこうした 特 殊 性 を 有 する 業 務 への 習 熟 勤 務 年 数 にも 関 わらず 賃 金 職 員 の 正 規 職 員 への 道 は 険 しいままであり 従 前 からの 不 安 定 な 身 分 差 別 的 待 遇 とも 相 まって 将 来 への 不 安 が 職 員 の 士 気 の 低 下 や 離 職 等 の 問 題 を 生 じさせている こうした 事 態 は 介 護 人 員 の 深 刻 な 低 下 等 入 所 者 の 療 養 生 活 に 深 刻 な 影 響 を 生 じさせ ている 食 事 時 の 介 助 繁 忙 時 の 対 応 夜 間 や 休 日 における 認 知 症 患 者 への 対 応 等 がきわ めて 不 十 分 なため 非 人 間 的 な 扱 いがなされている 事 例 も 指 摘 されている 基 本 法 の 制 定 衆 参 両 院 の 国 立 ハンセン 病 療 養 所 における 療 養 体 制 の 充 実 に 関 する 決 議 ( 衆 議 院 平 成 21 年 7 月 9 日 参 議 院 平 成 22 年 5 月 21 日 いずれも 全 会 一 致 ) 本 協 議 会 における 継 続 的 な 協 議 等 を 受 けて 平 成 24 年 度 予 算 要 求 においては 介 護 体 制 強 化 のための 行 政 職 ( 二 )( 看 護 助 手 )が4 名 確 保 されるなど 厚 生 労 働 省 よる 努 力 がなさ れており 一 定 の 評 価 はできるが なお 上 述 の 問 題 を 解 決 するものとは 言 えない 状 況 であ る また 一 部 の 園 では 看 護 師 の 欠 員 も 続 いており 速 やかに 補 充 される 必 要 がある さらに 上 述 のような 現 場 を 抱 えるハンセン 病 療 養 所 に 公 務 員 の 新 規 採 用 抑 制 を 適 用 することは 理 不 尽 というほかなく 職 場 移 動 が 流 動 的 な 医 師 看 護 師 を 含 め 恒 常 的 に 離 職 があるにもかかわらず 新 規 採 用 が 不 可 能 となれば 療 養 所 運 営 が 立 ち 行 かないことは 明 ら かである 厚 生 労 働 省 において 平 成 25 年 度 はその 実 害 が 生 じないよう 対 応 を 検 討 してい ると 伝 えられているが 平 成 26 年 度 において 同 様 の 対 応 が 可 能 であるか 重 大 な 懸 念 があ る かかる 事 態 は 基 本 法 第 11 条 及 び 衆 参 両 院 の 上 記 決 議 に 照 らし 到 底 容 認 できない よって, 上 記 の 通 り 要 求 する 3 医 師 の 確 保 について 厚 生 労 働 省 は 基 本 法 第 11 条 において 国 の 責 務 として 明 示 的 に 医 師 の 確 保 等 が 定 められていること 等 に 基 づき 医 師 給 与 ( 俸 給 またはそれに 代 わる 諸 手 当 )の 抜 本 的 増 額 当 直 手 当 の 改 善 ( 応 援 当 直 の 確 保 による 常 勤 医 師 の 負 担 軽 減 )を 含 む 国 立 ハンセン 病 療 養 所 の 医 療 サービスの 向 上 に 関 する 研 究 の 提 言 に 示 された 具 体 的 な 医 師 確 保 対 策 を 速 やかに 実 施 されたい 5

13の 療 養 所 の 医 師 定 員 数 は144 名 であるところ 現 員 は126 名 に 留 まり また 多 くの 医 師 は1 日 ないし 数 日 しかハンセン 病 療 養 所 での 診 療 を 行 わないなど 実 際 上 の 常 勤 医 はそれより 一 層 少 なく 社 会 の 中 で 生 活 するのと 遜 色 のない 水 準 の 医 療 にはほど 遠 い 現 状 である なかでも 園 長 副 園 長 となるべき 常 勤 医 の 確 保 は 死 活 問 題 である 他 方 で 近 年 民 間 病 院 はもとより 公 立 病 院 や 独 法 化 した 国 立 病 院 における 医 師 待 遇 と 比 べても ハンセン 病 療 養 所 の 医 師 の 相 対 的 な 医 師 待 遇 の 悪 化 は 著 しい また 園 長 の 当 直 負 担 ( 毎 月 の 当 直 日 数 )も 異 常 に 多 い すでに 平 成 19 年 度 の 協 議 会 において 引 き 続 き 13 療 養 所 における 医 師 の 確 保 に 努 める と 確 認 されていたところであるが 同 年 度 の 国 立 ハンセン 病 療 養 所 所 長 らによる 治 療 研 究 報 告 国 立 ハンセン 病 療 養 所 の 医 療 サービスの 向 上 に 関 する 研 究 ( 研 究 代 表 者 山 内 和 雄 沖 縄 愛 楽 園 園 長 ) においては このような 状 況 に 対 する 対 策 として 医 師 報 酬 の 改 定 地 域 の 実 情 に 見 合 った 診 療 援 助 謝 金 での 当 直 専 門 医 の 活 用 謝 金 増 額 交 通 費 以 外 の 手 当 ての 支 給 国 立 病 院 課 のイニシアチブによる 国 立 病 院 機 構 やナショナルセンター 等 との 人 事 交 流 による 医 師 確 保 出 向 の 仕 組 み 奨 学 資 金 制 度 など 具 体 的 な 提 言 がなされ ていた そして 平 成 21 年 度 協 議 会 では 具 体 的 な 医 師 確 保 対 策 について 検 討 するた めに 全 療 協 厚 生 労 働 省 施 設 長 協 議 会 国 立 病 院 機 構 の 四 者 によって 構 成 される 意 見 交 換 の 場 を 速 やかに 設 ける と 確 認 されていた しかるに 厚 生 労 働 省 は その 後 も 具 体 的 な 医 師 確 保 対 策 として 実 効 性 のある 措 置 を とらず 現 場 の 医 師 不 足 は 解 消 されておらず きわめて 遺 憾 である よって 上 記 の 通 り 要 求 する 第 4 真 相 究 明 1 各 ハンセン 病 療 養 所 にある 歴 史 的 建 造 物 史 跡 等 の 保 存 疾 病 対 策 課 が 作 業 部 会 を 設 置 してすすめている 歴 史 的 建 造 物 等 保 存 事 業 ( 以 下 本 事 業 という)については 平 成 23 年 度 の 協 議 会 確 認 事 項 において 建 築 史 的 価 値 がなくあるいは 乏 しいものであっても ハンセン 病 政 策 の 歴 史 実 態 を 伝 える 建 造 物 史 跡 等 であれば 本 事 業 の 対 象 とし それぞれの 保 存 復 元 の 可 能 性 について 作 業 部 会 で 検 討 評 価 する また 同 検 討 評 価 に 際 しては 各 ハンセン 病 療 養 所 と 自 治 会 の 意 見 を 拝 聴 した 上 で 決 める と 合 意 された しかしながら 平 成 23 年 度 においては 同 作 業 部 会 は 一 度 も 開 催 さ れず 本 事 業 は 今 日 まで 中 断 している (1) 協 議 会 合 意 を 放 置 することは 許 されない 平 成 24 年 度 においては 上 記 6

確 認 事 項 に 従 い 本 事 業 の 進 展 をはかることを 確 約 されたい (2) 前 項 に 関 し 平 成 24 年 度 における 評 価 検 討 並 びに 意 見 聴 取 の 具 体 的 ス ケジュールを 示 されたい また 同 事 業 につき 専 門 家 へのコンサルティン グを 含 む 必 要 経 費 を 本 年 度 予 算 で 確 保 していること( 平 成 23 年 度 確 認 事 項 )を 改 めて 示 されたい 2 重 監 房 復 元 ( 再 現 ) 事 業 (1) 重 監 房 再 現 展 示 施 設 の 内 容 及 び 跡 地 の 保 存 並 びに 同 施 設 の 運 営 方 法 に 関 す る 計 画 については 重 監 房 ワーキンググループにおける 合 意 により 策 定 することを 改 めて 確 認 されたい (2) 再 現 展 示 施 設 について 平 成 24 年 度 における 建 築 着 工 のスケジュールを 明 示 されたい また 跡 地 永 久 保 存 に 関 する 関 係 者 調 整 と 保 存 工 事 に 関 する 平 成 24 年 度 の 計 画 を 示 されたい (3) 再 現 展 示 施 設 及 び 跡 地 の 維 持 管 理 等 については 国 の 責 任 で 行 い その 運 営 につき 学 芸 員 の 新 たな 増 員 を 含 む 人 的 体 制 を 整 備 されたい 3 学 芸 員 の 地 位 の 安 定 化 国 立 ハンセン 病 資 料 館 長 島 愛 生 園 歴 史 館 菊 池 恵 楓 園 社 会 交 流 会 館 に 勤 務 する 学 芸 員 の 活 動 が 将 来 にわたって 安 定 的 に 実 現 されるよう 学 芸 員 の 単 年 度 雇 用 体 制 を 見 直 し 年 度 を 超 えた 継 続 的 雇 用 体 制 を 検 討 されたい 4 再 発 防 止 検 討 会 の 提 言 実 行 ハンセン 病 問 題 に 関 する 検 証 会 議 の 提 言 に 基 づく 再 発 防 止 検 討 会 の 最 終 報 告 書 の 提 言 を 尊 重 し 患 者 の 権 利 条 項 をもつ 医 療 基 本 法 を 制 定 させるため に 厚 生 労 働 省 として 最 大 限 の 努 力 をすることを 改 めて 約 束 されたい また その 制 定 を 目 指 して 現 在 どのような 取 り 組 みを 行 っているのか 今 後 の 見 通 しについても 説 明 されたい 5 菊 池 の 医 療 刑 務 所 の 保 存 について 菊 池 恵 楓 園 に 隣 接 する 医 療 刑 務 所 跡 ( 旧 熊 本 刑 務 所 菊 池 医 療 刑 務 支 所 )は 1953 年 にハンセン 病 患 者 専 用 の 刑 務 所 として 開 設 され 1986 年 に 建 て 替 えられたが らい 予 防 法 廃 止 に 伴 い1997 年 に 廃 止 され 当 時 の 建 物 が 現 在 も 残 されている 所 管 はすでに 財 務 局 に 移 されており 2008 年 に 公 売 の 7

対 象 として 公 示 されたが 菊 池 恵 楓 園 入 所 者 自 治 会 等 の 要 請 により 公 売 は 中 止 となった 同 建 物 は 誤 ったらい 予 防 法 に 基 づく 人 権 侵 害 の 歴 史 を 伝 えるも のであり 他 の 厚 生 労 働 省 所 管 の 歴 史 的 建 造 物 と 同 様 に ハンセン 病 問 題 の 啓 発 に 資 する 重 要 な 役 割 がある 従 って 厚 生 労 働 省 は 同 医 療 刑 務 所 跡 の 保 存 の 意 義 を 認 め これを 実 現 すべく 関 係 各 省 との 調 整 に 取 り 組 まれたい 第 5 将 来 構 想 1 全 般 的 な 問 題 として (1)ハンセン 病 療 養 所 の 将 来 構 想 の 大 前 提 は 入 所 者 がたとえ 一 人 となっても 医 療 施 設 としての 存 続 を 図 るということである この 大 前 提 を 可 能 にするためには 現 時 点 で 療 養 所 を 地 域 住 民 の 利 用 しう る 医 療 施 設 として 開 放 し その 充 実 化 を 図 っていくことが 必 要 不 可 欠 である 既 に 国 立 病 院 課 では 療 養 所 の 医 療 を 地 域 に 開 放 するための 条 件 とし 1 入 所 者 自 治 会 からの 要 請 2 地 元 医 師 会 の 同 意 3 人 員 等 の 確 保 による 入 所 者 医 療 への 支 障 のないこと 4 予 算 の 確 保 の4 項 目 を 明 らかにしているが 各 療 養 所 に その 趣 旨 が 徹 底 されていないように 思 われ これらの 項 目 を 充 足 しうると 思 われる 療 養 所 において その 実 施 に 向 けての 努 力 が 開 始 されて いない 状 況 にある そこで 改 めて 各 療 養 所 に 対 し 4 項 目 を 明 示 したうえで 療 養 所 医 療 の 地 域 開 放 の 実 現 に 向 けて 努 力 するよう 指 導 していただきたい (2) 療 養 所 の 将 来 構 想 を 実 効 性 のあるものとするためには 入 所 者 が 不 在 とな った 後 にも 療 養 所 を 存 続 させていくという 方 向 性 を 明 確 にしていく 必 要 が ある そのために 納 骨 堂 の 他 に 資 料 室 旧 監 禁 室 旧 火 葬 場 をはじめとす る 療 養 所 諸 施 設 の 永 続 化 を 検 討 する 委 員 会 を 早 急 に 立 上 げていただきたい なお 委 員 会 のメンバーとしては 統 一 交 渉 団 の 代 表 の 外 に 施 設 長 協 議 会 の 代 表 学 識 経 験 者 をも 加 えるべきである 2 個 別 の 課 題 として (1) 将 来 構 想 が 策 定 されていない 療 養 所 の 将 来 構 想 について 厚 生 労 働 省 とし てどのように 対 処 していく 方 針 であるのかを 明 らかにしていただきたい (2) 星 塚 敬 愛 園 から 提 出 された 家 族 入 所 制 度 についての 見 解 を 明 らかにされた い 8

9 以 上