適 正 評 価 はどういった 内 容 のものか( 第 12 条 2 項 ) * 適 正 評 価 で 扱 った 情 報 の 管 理 について( 第 16 条 ) 適 正 評 価 の 実 施 手 続 はどのようなものか( 第 12 条 3 項 4 項, 第 13 条 ) 苦 情 の 申 出 ( 第 14



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根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部

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する 婦 人 相 談 所 その 他 適 切 な 施 設 による 支 援 の 明 記 禁 止 命 令 等 をすることが できる 公 安 委 員 会 等 の 拡 大 等 の 措 置 が 講 じられたものである 第 2 改 正 法 の 概 要 1 電 子 メールを 送 信 する 行 為 の 規 制 ( 法

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となるため 退 職 をし かつ 引 き 続 き 国 家 公 務 員 等 として 在 職 (その 者 が 更 に 引 き 続 き 当 該 国 家 公 務 員 以 外 の 他 の 国 等 の 機 関 に 係 る 国 家 公 務 員 等 として 在 職 した 場 合 を 含 む )した 後 引 き 続 い

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(3) 勤 続 期 間 が 10 年 以 上 であって 定 年 により 退 職 したとき (4) 勤 続 期 間 が 15 年 以 上 であって 職 務 上 特 に 功 労 があった 者 が 退 職 したとき (5) 前 各 号 に 準 ずる 理 由 により 増 額 する 必 要 があると 理 事

福 山 市 では, 福 山 市 民 の 安 全 に 関 する 条 例 ( 平 成 10 年 条 例 第 12 号 )に 基 づき, 安 全 で 住 みよい 地 域 社 会 の 形 成 を 推 進 しています また, 各 地 域 では, 防 犯 を 始 め 様 々な 安 心 安 全 活 動 に 熱 心

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該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶


 

っては 出 産 予 定 日 から 出 生 した 日 から 起 算 して8 週 間 を 経 過 する 日 の 翌 日 までとする ) の 期 間 内 に 当 該 子 に 係 る 最 初 の 育 児 休 業 を 開 始 し かつ 終 了 した 場 合 であって 当 該 子 に 係 る 再 度 の 育 児

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認 し 通 常 の 立 入 検 査 に 際 しても 許 可 内 容 が 遵 守 されていることを 確 認 するこ と 2 学 校 薬 剤 師 業 務 の 兼 任 学 校 薬 剤 師 の 業 務 を 兼 任 する 場 合 の 取 扱 いは 次 のとおりとする (1) 許 可 要 件 1 薬 局 等 の

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必 要 なものとして 政 令 で 定 める 原 材 料 等 の 種 類 及 びその 使 用 に 係 る 副 産 物 の 種 類 ごとに 政 令 で 定 める 業 種 をいう 8 この 法 律 において 特 定 再 利 用 業 種 とは 再 生 資 源 又 は 再 生 部 品 を 利 用 することが

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消 費 生 活 センターに 関 する 条 例 の 制 定 施 行 規 則 第 8 条 地 方 消 費 者 行 政 ガイド ライン 施 行 規 則 において 都 道 府 県 及 び 消 費 生 活 センターを 設 置 する 市 町 村 が 消 費 生 活 センターの 組 織 及 び 運 営 及 び 情

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省 九 州 地 方 整 備 局 長 若 しくは 宮 崎 県 知 事 に 意 見 を 提 出 することができる ( 役 員 の 任 命 ) 第 8 条 理 事 長 及 び 監 事 は 宮 崎 県 知 事 が 任 命 する 2 理 事 は 理 事 長 が 任 命 する 3 副 理 事 長 は 理 事 長

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特 定 秘 密 の 保 護 に 関 する 法 律 ( 特 定 秘 密 保 護 法 ) 概 説 Cubic Argument 代 表 平 成 26 年 2 月 9 日 大 江 弘 之 1.はじめに 法 律 の 構 造 について 法 律 用 語 ( 及 び, 並 びに,ものとする) 2. 特 定 秘 密 保 護 法 の 概 観 法 律 としての 特 徴 他 の 法 律 との 関 係 3. 各 章 概 説 ( 論 点 についての 整 理 ) 第 1 章 総 則 用 語 の 整 理 ( 我 が 国 の 安 全 保 障 / 行 政 機 関 ( 施 設 等 機 関, 特 別 の 機 関 ) 第 2 章 特 定 秘 密 の 指 定 特 定 秘 密 の 指 定 要 件 は 何 か( 第 3 条 1 項 ) 特 定 秘 密 の 指 定 権 限 者 は 誰 か( 第 3 条 1 項 ) 指 定 の 有 効 期 限 はどれくらいか 延 長 要 件 は 何 か( 第 4 条 1 項 ないし 4 項 ) 特 定 秘 密 の 保 護 のために 取 られる 措 置 は 何 か( 第 5 条 ) 用 語 の 整 理 ( 行 政 機 関 の 長 / 特 定 秘 密 / 適 合 事 業 者 ) 第 3 章 特 定 秘 密 の 提 供 特 定 秘 密 を 外 部 ( 他 の 省 庁 や 適 合 事 業 者, 外 国 の 政 府 又 は)へ 提 供 する 要 件 は 何 か( 第 6 条 ないし 第 9 条 ) その 他 特 定 秘 密 が 外 部 に 提 供 される 場 合 とはどういう 場 合 か( 第 10 条 ) 第 4 章 特 定 秘 密 の 取 り 扱 い 制 限 適 正 評 価 を 受 けずに 特 定 秘 密 を 取 り 扱 うことの 出 来 る 者 は 誰 か( 第 11 条 ) 第 5 章 適 正 評 価 用 語 の 整 理 ( 適 正 評 価 / 特 定 有 害 活 動 /テロリズム/ 個 人 情 報 ) 適 正 評 価 は 誰 に 対 して 実 施 するものか( 第 12 条 1 項 ) 適 正 評 価 は 誰 が 実 施 するものか( 第 12 条 1 項,17 条 ) 1

適 正 評 価 はどういった 内 容 のものか( 第 12 条 2 項 ) * 適 正 評 価 で 扱 った 情 報 の 管 理 について( 第 16 条 ) 適 正 評 価 の 実 施 手 続 はどのようなものか( 第 12 条 3 項 4 項, 第 13 条 ) 苦 情 の 申 出 ( 第 14 条 ) 第 6 章 雑 則 特 定 秘 密 の 指 定 及 び 解 除 並 びに 適 正 評 価 の 実 施 に 関 し 統 一 的 な 運 用 を 定 めるというが,どのよう に 定 めるのか( 第 18 条 ) * 情 報 保 全 諮 問 会 議 ( 渡 辺 恒 雄 座 長 ) 国 会 へは 何 を 報 告 するのか( 第 19 条 ) 国 民 の 知 る 権 利 の 保 障 に 資 する 報 道 又 は 取 材 の 自 由 への 配 慮 ( 第 22 条 1 項 ) *そもそも 報 道 又 は 取 材 の 自 由 とは 何 か 出 版 又 は 報 道 の 業 務 に 従 事 する 者 の 取 材 行 為 における 正 当 な 業 務 行 為 性 について( 第 22 条 2 項 ) * 正 当 な 業 務 による 行 為 とは 何 か( 刑 法 35 条 ) 特 定 秘 密 漏 えい 罪 が 成 立 する 要 件 は 何 か 法 定 刑 はどれくらいか( 第 23 条 1 項 2 項 ) 未 遂 犯 を 罰 する( 第 23 条 3 項 自 首 の 適 用 ( 第 26 条 )) 過 失 犯 も 罰 する( 第 23 条 4 項 5 項 ) 共 謀, 教 唆, 煽 動 した 者 も 罰 する( 第 25 条 1 項 2 項 ) 自 首 の 適 用 ( 第 26 条 ) 特 定 秘 密 の 不 正 な 取 得 についての 罪 が 成 立 する 要 件 は 何 か( 第 24 条 1 項 ) 未 遂 犯 を 罰 する( 第 24 条 2 項 )が, 過 失 犯 は 罰 しない 保 護 主 義 ( 第 27 条 ) 附 則 自 衛 隊 法 の 発 展 的 解 消 ( 第 4 条 ないし 第 6 条 ) 指 定 及 び 解 除 の 適 正 な 確 保 ( 第 9 条 ) *( 仮 称 ) 情 報 保 全 観 察 室 国 会 における 特 定 秘 密 保 護 の 扱 いについて( 第 10 条 ) 4. 情 報 関 連 法 の 概 説 行 政 機 関 の 保 有 する 情 報 の 公 開 に 関 する 法 律 ( 平 成 十 一 年 五 月 十 四 日 法 律 第 四 十 二 号 ) 個 人 情 報 の 保 護 に 関 する 法 律 ( 平 成 十 五 年 五 月 三 十 日 法 律 第 五 十 七 号 ) 2

特 定 秘 密 の 保 護 に 関 する 法 律 ( 平 成 25 年 法 律 第 108 号 ) 全 文 目 次 第 一 章 総 則 ( 第 一 条 第 二 条 ) 第 二 章 特 定 秘 密 の 指 定 等 ( 第 三 条 第 五 条 ) 第 三 章 特 定 秘 密 の 提 供 ( 第 六 条 第 十 条 ) 第 四 章 特 定 秘 密 の 取 扱 者 の 制 限 ( 第 十 一 条 ) 第 五 章 適 正 評 価 ( 第 十 二 条 第 十 七 条 ) 第 六 章 雑 則 ( 第 十 八 条 第 二 十 二 条 ) 第 七 章 罰 則 ( 第 二 十 三 条 第 二 十 七 条 ) 附 則 第 一 章 総 則 ( 目 的 ) 第 一 条 この 法 律 は 国 際 情 勢 の 複 雑 化 に 伴 い 我 が 国 及 び 国 民 の 安 全 の 確 保 に 係 る 情 報 の 重 要 性 が 増 大 するとともに 高 度 情 報 通 信 ネットワーク 社 会 の 発 展 に 伴 いその 漏 えいの 危 険 性 が 懸 念 される 中 で 我 が 国 の 安 全 保 障 ( 国 の 存 立 に 関 わる 外 部 からの 侵 略 等 に 対 して 国 家 及 び 国 民 の 安 全 を 保 障 することをいう 以 下 同 じ )に 関 する 情 報 のうち 特 に 秘 匿 するこ とが 必 要 であるものについて これを 適 確 に 保 護 する 体 制 を 確 立 した 上 で 収 集 し 整 理 し 及 び 活 用 することが 重 要 であ ることに 鑑 み 当 該 情 報 の 保 護 に 関 し 特 定 秘 密 の 指 定 及 び 取 扱 者 の 制 限 その 他 の 必 要 な 事 項 を 定 めることにより その 漏 えいの 防 止 を 図 り もって 我 が 国 及 び 国 民 の 安 全 の 確 保 に 資 することを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 行 政 機 関 とは 次 に 掲 げる 機 関 をいう 一 法 律 の 規 定 に 基 づき 内 閣 に 置 かれる 機 関 ( 内 閣 府 を 除 く ) 及 び 内 閣 の 所 轄 の 下 に 置 かれる 機 関 二 内 閣 府 宮 内 庁 並 びに 内 閣 府 設 置 法 ( 平 成 十 一 年 法 律 第 八 十 九 号 ) 第 四 十 九 条 第 一 項 及 び 第 二 項 に 規 定 する 機 関 (こ れらの 機 関 のうち 国 家 公 安 委 員 会 にあっては 警 察 庁 を 第 四 号 の 政 令 で 定 める 機 関 が 置 かれる 機 関 にあっては 当 該 政 令 で 定 める 機 関 を 除 く ) 三 国 家 行 政 組 織 法 ( 昭 和 二 十 三 年 法 律 第 百 二 十 号 ) 第 三 条 第 二 項 に 規 定 する 機 関 ( 第 五 号 の 政 令 で 定 める 機 関 が 置 かれ る 機 関 にあっては 当 該 政 令 で 定 める 機 関 を 除 く ) 四 内 閣 府 設 置 法 第 三 十 九 条 及 び 第 五 十 五 条 並 びに 宮 内 庁 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 七 十 号 ) 第 十 六 条 第 二 項 の 機 関 並 びに 内 閣 府 設 置 法 第 四 十 条 及 び 第 五 十 六 条 ( 宮 内 庁 法 第 十 八 条 第 一 項 において 準 用 する 場 合 を 含 む )の 特 別 の 機 関 で 警 察 庁 その 他 政 令 で 定 めるもの 五 国 家 行 政 組 織 法 第 八 条 の 二 の 施 設 等 機 関 及 び 同 法 第 八 条 の 三 の 特 別 の 機 関 で 政 令 で 定 めるもの 六 会 計 検 査 院 第 二 章 特 定 秘 密 の 指 定 等 ( 特 定 秘 密 の 指 定 ) 第 三 条 行 政 機 関 の 長 ( 当 該 行 政 機 関 が 合 議 制 の 機 関 である 場 合 にあっては 当 該 行 政 機 関 をいい 前 条 第 四 号 及 び 第 五 号 の 政 令 で 定 める 機 関 ( 合 議 制 の 機 関 を 除 く )にあってはその 機 関 ごとに 政 令 で 定 める 者 をいう 第 十 一 条 第 一 号 を 除 き 以 下 同 じ )は 当 該 行 政 機 関 の 所 掌 事 務 に 係 る 別 表 に 掲 げる 事 項 に 関 する 情 報 であって 公 になっていないもののうち その 漏 えいが 我 が 国 の 安 全 保 障 に 著 しい 支 障 を 与 えるおそれがあるため 特 に 秘 匿 することが 必 要 であるもの( 日 米 相 互 防 衛 援 助 協 定 等 に 伴 う 秘 密 保 護 法 ( 昭 和 二 十 九 年 法 律 第 百 六 十 六 号 ) 第 一 条 第 三 項 に 規 定 する 特 別 防 衛 秘 密 に 該 当 するも 3

のを 除 く )を 特 定 秘 密 として 指 定 するものとする ただし 内 閣 総 理 大 臣 が 第 十 八 条 第 二 項 に 規 定 する 者 の 意 見 を 聴 い て 政 令 で 定 める 行 政 機 関 の 長 については この 限 りでない 2 行 政 機 関 の 長 は 前 項 の 規 定 による 指 定 ( 附 則 第 五 条 を 除 き 以 下 単 に 指 定 という )をしたときは 政 令 で 定 めるところにより 指 定 に 関 する 記 録 を 作 成 するとともに 当 該 指 定 に 係 る 特 定 秘 密 の 範 囲 を 明 らかにするため 特 定 秘 密 である 情 報 について 次 の 各 号 のいずれかに 掲 げる 措 置 を 講 ずるものとする 一 政 令 で 定 めるところにより 特 定 秘 密 である 情 報 を 記 録 する 文 書 図 画 電 磁 的 記 録 ( 電 子 的 方 式 磁 気 的 方 式 その 他 人 の 知 覚 によっては 認 識 することができない 方 式 で 作 られる 記 録 をいう 以 下 この 号 において 同 じ ) 若 しくは 物 件 又 は 当 該 情 報 を 化 体 する 物 件 に 特 定 秘 密 の 表 示 ( 電 磁 的 記 録 にあっては 当 該 表 示 の 記 録 を 含 む )をすること 二 特 定 秘 密 である 情 報 の 性 質 上 前 号 に 掲 げる 措 置 によることが 困 難 である 場 合 において 政 令 で 定 めるところにより 当 該 情 報 が 前 項 の 規 定 の 適 用 を 受 ける 旨 を 当 該 情 報 を 取 り 扱 う 者 に 通 知 すること 3 行 政 機 関 の 長 は 特 定 秘 密 である 情 報 について 前 項 第 二 号 に 掲 げる 措 置 を 講 じた 場 合 において 当 該 情 報 について 同 項 第 一 号 に 掲 げる 措 置 を 講 ずることができることとなったときは 直 ちに 当 該 措 置 を 講 ずるものとする ( 指 定 の 有 効 期 間 及 び 解 除 ) 第 四 条 行 政 機 関 の 長 は 指 定 をするときは 当 該 指 定 の 日 から 起 算 して 五 年 を 超 えない 範 囲 内 においてその 有 効 期 間 を 定 めるものとする 2 行 政 機 関 の 長 は 指 定 の 有 効 期 間 (この 項 の 規 定 により 延 長 した 有 効 期 間 を 含 む )が 満 了 する 時 において 当 該 指 定 をした 情 報 が 前 条 第 一 項 に 規 定 する 要 件 を 満 たすときは 政 令 で 定 めるところにより 五 年 を 超 えない 範 囲 内 において その 有 効 期 間 を 延 長 するものとする 3 指 定 の 有 効 期 間 は 通 じて 三 十 年 を 超 えることができない 4 前 項 の 規 定 にかかわらず 政 府 の 有 するその 諸 活 動 を 国 民 に 説 明 する 責 務 を 全 うする 観 点 に 立 っても なお 指 定 に 係 る 情 報 を 公 にしないことが 現 に 我 が 国 及 び 国 民 の 安 全 を 確 保 するためにやむを 得 ないものであることについて その 理 由 を 示 して 内 閣 の 承 認 を 得 た 場 合 ( 行 政 機 関 が 会 計 検 査 院 であるときを 除 く )は 行 政 機 関 の 長 は 当 該 指 定 の 有 効 期 間 を 通 じて 三 十 年 を 超 えて 延 長 することができる ただし 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 に 関 する 情 報 を 除 き 指 定 の 有 効 期 間 は 通 じて 六 十 年 を 超 えることができない 一 武 器 弾 薬 航 空 機 その 他 の 防 衛 の 用 に 供 する 物 ( 船 舶 を 含 む 別 表 第 一 号 において 同 じ ) 二 現 に 行 われている 外 国 ( 本 邦 の 域 外 にある 国 又 は 地 域 をいう 以 下 同 じ )の 政 府 又 は 国 際 機 関 との 交 渉 に 不 利 益 を 及 ぼすおそれのある 情 報 三 情 報 収 集 活 動 の 手 法 又 は 能 力 四 人 的 情 報 源 に 関 する 情 報 五 暗 号 六 外 国 の 政 府 又 は 国 際 機 関 から 六 十 年 を 超 えて 指 定 を 行 うことを 条 件 に 提 供 された 情 報 七 前 各 号 に 掲 げる 事 項 に 関 する 情 報 に 準 ずるもので 政 令 で 定 める 重 要 な 情 報 5 行 政 機 関 の 長 は 前 項 の 内 閣 の 承 認 を 得 ようとする 場 合 においては 当 該 指 定 に 係 る 特 定 秘 密 の 保 護 に 関 し 必 要 なも のとして 政 令 で 定 める 措 置 を 講 じた 上 で 内 閣 に 当 該 特 定 秘 密 を 提 示 することができる 6 行 政 機 関 の 長 は 第 四 項 の 内 閣 の 承 認 が 得 られなかったときは 公 文 書 等 の 管 理 に 関 する 法 律 ( 平 成 二 十 一 年 法 律 第 六 十 六 号 ) 第 八 条 第 一 項 の 規 定 にかかわらず 当 該 指 定 に 係 る 情 報 が 記 録 された 行 政 文 書 ファイル 等 ( 同 法 第 五 条 第 五 項 に 規 定 する 行 政 文 書 ファイル 等 をいう )の 保 存 期 間 の 満 了 とともに これを 国 立 公 文 書 館 等 ( 同 法 第 二 条 第 三 項 に 規 定 する 国 立 公 文 書 館 等 をいう )に 移 管 しなければならない 4

7 行 政 機 関 の 長 は 指 定 をした 情 報 が 前 条 第 一 項 に 規 定 する 要 件 を 欠 くに 至 ったときは 有 効 期 間 内 であっても 政 令 で 定 めるところにより 速 やかにその 指 定 を 解 除 するものとする ( 特 定 秘 密 の 保 護 措 置 ) 第 五 条 行 政 機 関 の 長 は 指 定 をしたときは 第 三 条 第 二 項 に 規 定 する 措 置 のほか 第 十 一 条 の 規 定 により 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 うことができることとされる 者 のうちから 当 該 行 政 機 関 において 当 該 指 定 に 係 る 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 わせる 職 員 の 範 囲 を 定 めることその 他 の 当 該 特 定 秘 密 の 保 護 に 関 し 必 要 なものとして 政 令 で 定 める 措 置 を 講 ずるも のとする 2 警 察 庁 長 官 は 指 定 をした 場 合 において 当 該 指 定 に 係 る 特 定 秘 密 ( 第 七 条 第 一 項 の 規 定 により 提 供 するものを 除 く ) で 都 道 府 県 警 察 が 保 有 するものがあるときは 当 該 都 道 府 県 警 察 に 対 し 当 該 指 定 をした 旨 を 通 知 するものとする 3 前 項 の 場 合 において 警 察 庁 長 官 は 都 道 府 県 警 察 が 保 有 する 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 わせる 職 員 の 範 囲 その 他 の 当 該 都 道 府 県 警 察 による 当 該 特 定 秘 密 の 保 護 に 関 し 必 要 なものとして 政 令 で 定 める 事 項 について 当 該 都 道 府 県 警 察 に 指 示 するものとする この 場 合 において 当 該 都 道 府 県 警 察 の 警 視 総 監 又 は 道 府 県 警 察 本 部 長 ( 以 下 警 察 本 部 長 とい う )は 当 該 指 示 に 従 い 当 該 特 定 秘 密 の 適 切 な 保 護 のために 必 要 な 措 置 を 講 じ 及 びその 職 員 に 当 該 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 わせるものとする 4 行 政 機 関 の 長 は 指 定 をした 場 合 において その 所 掌 事 務 のうち 別 表 に 掲 げる 事 項 に 係 るものを 遂 行 するために 特 段 の 必 要 があると 認 めたときは 物 件 の 製 造 又 は 役 務 の 提 供 を 業 とする 者 で 特 定 秘 密 の 保 護 のために 必 要 な 施 設 設 備 を 設 置 していることその 他 政 令 で 定 める 基 準 に 適 合 するもの( 以 下 適 合 事 業 者 という )との 契 約 に 基 づき 当 該 適 合 事 業 者 に 対 し 当 該 指 定 をした 旨 を 通 知 した 上 で 当 該 指 定 に 係 る 特 定 秘 密 ( 第 八 条 第 一 項 の 規 定 により 提 供 するものを 除 く )を 保 有 させることができる 5 前 項 の 契 約 には 第 十 一 条 の 規 定 により 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 うことができることとされる 者 のうちから 同 項 の 規 定 により 特 定 秘 密 を 保 有 する 適 合 事 業 者 が 指 名 して 当 該 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 わせる 代 表 者 代 理 人 使 用 人 その 他 の 従 業 者 ( 以 下 単 に 従 業 者 という )の 範 囲 その 他 の 当 該 適 合 事 業 者 による 当 該 特 定 秘 密 の 保 護 に 関 し 必 要 なものとして 政 令 で 定 める 事 項 について 定 めるものとする 6 第 四 項 の 規 定 により 特 定 秘 密 を 保 有 する 適 合 事 業 者 は 同 項 の 契 約 に 従 い 当 該 特 定 秘 密 の 適 切 な 保 護 のために 必 要 な 措 置 を 講 じ 及 びその 従 業 者 に 当 該 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 わせるものとする 第 三 章 特 定 秘 密 の 提 供 ( 我 が 国 の 安 全 保 障 上 の 必 要 による 特 定 秘 密 の 提 供 ) 第 六 条 特 定 秘 密 を 保 有 する 行 政 機 関 の 長 は 他 の 行 政 機 関 が 我 が 国 の 安 全 保 障 に 関 する 事 務 のうち 別 表 に 掲 げる 事 項 に 係 るものを 遂 行 するために 当 該 特 定 秘 密 を 利 用 する 必 要 があると 認 めたときは 当 該 他 の 行 政 機 関 に 当 該 特 定 秘 密 を 提 供 することができる ただし 当 該 特 定 秘 密 を 保 有 する 行 政 機 関 以 外 の 行 政 機 関 の 長 が 当 該 特 定 秘 密 について 指 定 をしてい るとき( 当 該 特 定 秘 密 が この 項 の 規 定 により 当 該 保 有 する 行 政 機 関 の 長 から 提 供 されたものである 場 合 を 除 く )は 当 該 指 定 をしている 行 政 機 関 の 長 の 同 意 を 得 なければならない 2 前 項 の 規 定 により 他 の 行 政 機 関 に 特 定 秘 密 を 提 供 する 行 政 機 関 の 長 は 当 該 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 わせる 職 員 の 範 囲 その 他 の 当 該 他 の 行 政 機 関 による 当 該 特 定 秘 密 の 保 護 に 関 し 必 要 なものとして 政 令 で 定 める 事 項 について あらか じめ 当 該 他 の 行 政 機 関 の 長 と 協 議 するものとする 3 第 一 項 の 規 定 により 特 定 秘 密 の 提 供 を 受 ける 他 の 行 政 機 関 の 長 は 前 項 の 規 定 による 協 議 に 従 い 当 該 特 定 秘 密 の 適 切 な 保 護 のために 必 要 な 措 置 を 講 じ 及 びその 職 員 に 当 該 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 わせるものとする 第 七 条 警 察 庁 長 官 は 警 察 庁 が 保 有 する 特 定 秘 密 について その 所 掌 事 務 のうち 別 表 に 掲 げる 事 項 に 係 るものを 遂 行 す 5

るために 都 道 府 県 警 察 にこれを 利 用 させる 必 要 があると 認 めたときは 当 該 都 道 府 県 警 察 に 当 該 特 定 秘 密 を 提 供 すること ができる 2 前 項 の 規 定 により 都 道 府 県 警 察 に 特 定 秘 密 を 提 供 する 場 合 については 第 五 条 第 三 項 の 規 定 を 準 用 する 3 警 察 庁 長 官 は 警 察 本 部 長 に 対 し 当 該 都 道 府 県 警 察 が 保 有 する 特 定 秘 密 で 第 五 条 第 二 項 の 規 定 による 通 知 に 係 るも のの 提 供 を 求 めることができる 第 八 条 特 定 秘 密 を 保 有 する 行 政 機 関 の 長 は その 所 掌 事 務 のうち 別 表 に 掲 げる 事 項 に 係 るものを 遂 行 するために 適 合 事 業 者 に 当 該 特 定 秘 密 を 利 用 させる 特 段 の 必 要 があると 認 めたときは 当 該 適 合 事 業 者 との 契 約 に 基 づき 当 該 適 合 事 業 者 に 当 該 特 定 秘 密 を 提 供 することができる ただし 当 該 特 定 秘 密 を 保 有 する 行 政 機 関 以 外 の 行 政 機 関 の 長 が 当 該 特 定 秘 密 について 指 定 をしているとき( 当 該 特 定 秘 密 が 第 六 条 第 一 項 の 規 定 により 当 該 保 有 する 行 政 機 関 の 長 から 提 供 された ものである 場 合 を 除 く )は 当 該 指 定 をしている 行 政 機 関 の 長 の 同 意 を 得 なければならない 2 前 項 の 契 約 については 第 五 条 第 五 項 の 規 定 を 前 項 の 規 定 により 特 定 秘 密 の 提 供 を 受 ける 適 合 事 業 者 については 同 条 第 六 項 の 規 定 を それぞれ 準 用 する この 場 合 において 同 条 第 五 項 中 前 項 とあるのは 第 八 条 第 一 項 と を 保 有 する とあるのは の 提 供 を 受 ける と 読 み 替 えるものとする 3 第 五 条 第 四 項 の 規 定 により 適 合 事 業 者 に 特 定 秘 密 を 保 有 させている 行 政 機 関 の 長 は 同 項 の 契 約 に 基 づき 当 該 適 合 事 業 者 に 対 し 当 該 特 定 秘 密 の 提 供 を 求 めることができる 第 九 条 特 定 秘 密 を 保 有 する 行 政 機 関 の 長 は その 所 掌 事 務 のうち 別 表 に 掲 げる 事 項 に 係 るものを 遂 行 するために 必 要 が あると 認 めたときは 外 国 の 政 府 又 は 国 際 機 関 であって この 法 律 の 規 定 により 行 政 機 関 が 当 該 特 定 秘 密 を 保 護 するため に 講 ずることとされる 措 置 に 相 当 する 措 置 を 講 じているものに 当 該 特 定 秘 密 を 提 供 することができる ただし 当 該 特 定 秘 密 を 保 有 する 行 政 機 関 以 外 の 行 政 機 関 の 長 が 当 該 特 定 秘 密 について 指 定 をしているとき( 当 該 特 定 秘 密 が 第 六 条 第 一 項 の 規 定 により 当 該 保 有 する 行 政 機 関 の 長 から 提 供 されたものである 場 合 を 除 く )は 当 該 指 定 をしている 行 政 機 関 の 長 の 同 意 を 得 なければならない (その 他 公 益 上 の 必 要 による 特 定 秘 密 の 提 供 ) 第 十 条 第 四 条 第 五 項 第 六 条 から 前 条 まで 及 び 第 十 八 条 第 四 項 後 段 に 規 定 するもののほか 行 政 機 関 の 長 は 次 に 掲 げ る 場 合 に 限 り 特 定 秘 密 を 提 供 するものとする 一 特 定 秘 密 の 提 供 を 受 ける 者 が 次 に 掲 げる 業 務 又 は 公 益 上 特 に 必 要 があると 認 められるこれらに 準 ずる 業 務 において 当 該 特 定 秘 密 を 利 用 する 場 合 ( 次 号 から 第 四 号 までに 掲 げる 場 合 を 除 く )であって 当 該 特 定 秘 密 を 利 用 し 又 は 知 る 者 の 範 囲 を 制 限 すること 当 該 業 務 以 外 に 当 該 特 定 秘 密 が 利 用 されないようにすることその 他 の 当 該 特 定 秘 密 を 利 用 し 又 は 知 る 者 がこれを 保 護 するために 必 要 なものとして イに 掲 げる 業 務 にあっては 附 則 第 十 条 の 規 定 に 基 づいて 国 会 におい て 定 める 措 置 イに 掲 げる 業 務 以 外 の 業 務 にあっては 政 令 で 定 める 措 置 を 講 じ かつ 我 が 国 の 安 全 保 障 に 著 しい 支 障 を 及 ぼすおそれがないと 認 めたとき イ 各 議 院 又 は 各 議 院 の 委 員 会 若 しくは 参 議 院 の 調 査 会 が 国 会 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 七 十 九 号 ) 第 百 四 条 第 一 項 ( 同 法 第 五 十 四 条 の 四 第 一 項 において 準 用 する 場 合 を 含 む ) 又 は 議 院 における 証 人 の 宣 誓 及 び 証 言 等 に 関 する 法 律 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 二 百 二 十 五 号 ) 第 一 条 の 規 定 により 行 う 審 査 又 は 調 査 であって 国 会 法 第 五 十 二 条 第 二 項 ( 同 法 第 五 十 四 条 の 四 第 一 項 において 準 用 する 場 合 を 含 む ) 又 は 第 六 十 二 条 の 規 定 により 公 開 しないこととされたもの ロ 刑 事 事 件 の 捜 査 又 は 公 訴 の 維 持 であって 刑 事 訴 訟 法 ( 昭 和 二 十 三 年 法 律 第 百 三 十 一 号 ) 第 三 百 十 六 条 の 二 十 七 第 一 項 ( 同 条 第 三 項 及 び 同 法 第 三 百 十 六 条 の 二 十 八 第 二 項 において 準 用 する 場 合 を 含 む )の 規 定 により 裁 判 所 に 提 示 する 場 合 のほか 当 該 捜 査 又 は 公 訴 の 維 持 に 必 要 な 業 務 に 従 事 する 者 以 外 の 者 に 当 該 特 定 秘 密 を 提 供 することがないと 認 められ るもの 6

二 民 事 訴 訟 法 ( 平 成 八 年 法 律 第 百 九 号 ) 第 二 百 二 十 三 条 第 六 項 の 規 定 により 裁 判 所 に 提 示 する 場 合 三 情 報 公 開 個 人 情 報 保 護 審 査 会 設 置 法 ( 平 成 十 五 年 法 律 第 六 十 号 ) 第 九 条 第 一 項 の 規 定 により 情 報 公 開 個 人 情 報 保 護 審 査 会 に 提 示 する 場 合 四 会 計 検 査 院 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 七 十 三 号 ) 第 十 九 条 の 四 において 読 み 替 えて 準 用 する 情 報 公 開 個 人 情 報 保 護 審 査 会 設 置 法 第 九 条 第 一 項 の 規 定 により 会 計 検 査 院 情 報 公 開 個 人 情 報 保 護 審 査 会 に 提 示 する 場 合 2 警 察 本 部 長 は 第 七 条 第 三 項 の 規 定 による 求 めに 応 じて 警 察 庁 に 提 供 する 場 合 のほか 前 項 第 一 号 に 掲 げる 場 合 ( 当 該 警 察 本 部 長 が 提 供 しようとする 特 定 秘 密 が 同 号 ロに 掲 げる 業 務 において 利 用 するものとして 提 供 を 受 けたものである 場 合 以 外 の 場 合 にあっては 同 号 に 規 定 する 我 が 国 の 安 全 保 障 に 著 しい 支 障 を 及 ぼすおそれがないと 認 めることについて 警 察 庁 長 官 の 同 意 を 得 た 場 合 に 限 る ) 同 項 第 二 号 に 掲 げる 場 合 又 は 都 道 府 県 の 保 有 する 情 報 の 公 開 を 請 求 する 住 民 等 の 権 利 について 定 める 当 該 都 道 府 県 の 条 例 ( 当 該 条 例 の 規 定 による 諮 問 に 応 じて 審 議 を 行 う 都 道 府 県 の 機 関 の 設 置 につい て 定 める 都 道 府 県 の 条 例 を 含 む )の 規 定 で 情 報 公 開 個 人 情 報 保 護 審 査 会 設 置 法 第 九 条 第 一 項 の 規 定 に 相 当 するものに より 当 該 機 関 に 提 示 する 場 合 に 限 り 特 定 秘 密 を 提 供 することができる 3 適 合 事 業 者 は 第 八 条 第 三 項 の 規 定 による 求 めに 応 じて 行 政 機 関 に 提 供 する 場 合 のほか 第 一 項 第 一 号 に 掲 げる 場 合 ( 同 号 に 規 定 する 我 が 国 の 安 全 保 障 に 著 しい 支 障 を 及 ぼすおそれがないと 認 めることについて 当 該 適 合 事 業 者 が 提 供 し ようとする 特 定 秘 密 について 指 定 をした 行 政 機 関 の 長 の 同 意 を 得 た 場 合 に 限 る ) 又 は 同 項 第 二 号 若 しくは 第 三 号 に 掲 げ る 場 合 に 限 り 特 定 秘 密 を 提 供 することができる 第 四 章 特 定 秘 密 の 取 扱 者 の 制 限 第 十 一 条 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 は 当 該 業 務 を 行 わせる 行 政 機 関 の 長 若 しくは 当 該 業 務 を 行 わせる 適 合 事 業 者 に 当 該 特 定 秘 密 を 保 有 させ 若 しくは 提 供 する 行 政 機 関 の 長 又 は 当 該 業 務 を 行 わせる 警 察 本 部 長 が 直 近 に 実 施 した 次 条 第 一 項 又 は 第 十 五 条 第 一 項 の 適 性 評 価 ( 第 十 三 条 第 一 項 ( 第 十 五 条 第 二 項 において 準 用 する 場 合 を 含 む )の 規 定 による 通 知 があ った 日 から 五 年 を 経 過 していないものに 限 る )において 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 った 場 合 にこれを 漏 らすおそれが ないと 認 められた 者 ( 次 条 第 一 項 第 三 号 又 は 第 十 五 条 第 一 項 第 三 号 に 掲 げる 者 として 次 条 第 三 項 又 は 第 十 五 条 第 二 項 にお いて 読 み 替 えて 準 用 する 次 条 第 三 項 の 規 定 による 告 知 があった 者 を 除 く )でなければ 行 ってはならない ただし 次 に 掲 げる 者 については 次 条 第 一 項 又 は 第 十 五 条 第 一 項 の 適 性 評 価 を 受 けることを 要 しない 一 行 政 機 関 の 長 二 国 務 大 臣 ( 前 号 に 掲 げる 者 を 除 く ) 三 内 閣 官 房 副 長 官 四 内 閣 総 理 大 臣 補 佐 官 五 副 大 臣 六 大 臣 政 務 官 七 前 各 号 に 掲 げるもののほか 職 務 の 特 性 その 他 の 事 情 を 勘 案 し 次 条 第 一 項 又 は 第 十 五 条 第 一 項 の 適 性 評 価 を 受 ける ことなく 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 うことができるものとして 政 令 で 定 める 者 第 五 章 適 性 評 価 ( 行 政 機 関 の 長 による 適 性 評 価 の 実 施 ) 第 十 二 条 行 政 機 関 の 長 は 政 令 で 定 めるところにより 次 に 掲 げる 者 について その 者 が 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 った 場 合 にこれを 漏 らすおそれがないことについての 評 価 ( 以 下 適 性 評 価 という )を 実 施 するものとする 一 当 該 行 政 機 関 の 職 員 ( 当 該 行 政 機 関 が 警 察 庁 である 場 合 にあっては 警 察 本 部 長 を 含 む 次 号 において 同 じ ) 又 は 当 該 行 政 機 関 との 第 五 条 第 四 項 若 しくは 第 八 条 第 一 項 の 契 約 ( 次 号 において 単 に 契 約 という )に 基 づき 特 定 秘 密 を 7

保 有 し 若 しくは 特 定 秘 密 の 提 供 を 受 ける 適 合 事 業 者 の 従 業 者 として 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 新 たに 行 うことが 見 込 ま れることとなった 者 ( 当 該 行 政 機 関 の 長 がその 者 について 直 近 に 実 施 して 次 条 第 一 項 の 規 定 による 通 知 をした 日 から 五 年 を 経 過 していない 適 性 評 価 において 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 った 場 合 にこれを 漏 らすおそれがないと 認 められた 者 であって 引 き 続 き 当 該 おそれがないと 認 められるものを 除 く ) 二 当 該 行 政 機 関 の 職 員 又 は 当 該 行 政 機 関 との 契 約 に 基 づき 特 定 秘 密 を 保 有 し 若 しくは 特 定 秘 密 の 提 供 を 受 ける 適 合 事 業 者 の 従 業 者 として 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 現 に 行 い かつ 当 該 行 政 機 関 の 長 がその 者 について 直 近 に 実 施 した 適 性 評 価 に 係 る 次 条 第 一 項 の 規 定 による 通 知 があった 日 から 五 年 を 経 過 した 日 以 後 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 引 き 続 き 行 う ことが 見 込 まれる 者 三 当 該 行 政 機 関 の 長 が 直 近 に 実 施 した 適 性 評 価 において 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 った 場 合 にこれを 漏 らすおそれが ないと 認 められた 者 であって 引 き 続 き 当 該 おそれがないと 認 めることについて 疑 いを 生 じさせる 事 情 があるもの 2 適 性 評 価 は 適 性 評 価 の 対 象 となる 者 ( 以 下 評 価 対 象 者 という )について 次 に 掲 げる 事 項 についての 調 査 を 行 い その 結 果 に 基 づき 実 施 するものとする 一 特 定 有 害 活 動 ( 公 になっていない 情 報 のうちその 漏 えいが 我 が 国 の 安 全 保 障 に 支 障 を 与 えるおそれがあるものを 取 得 するための 活 動 核 兵 器 軍 用 の 化 学 製 剤 若 しくは 細 菌 製 剤 若 しくはこれらの 散 布 のための 装 置 若 しくはこれらを 運 搬 す ることができるロケット 若 しくは 無 人 航 空 機 又 はこれらの 開 発 製 造 使 用 若 しくは 貯 蔵 のために 用 いられるおそれが 特 に 大 きいと 認 められる 物 を 輸 出 し 又 は 輸 入 するための 活 動 その 他 の 活 動 であって 外 国 の 利 益 を 図 る 目 的 で 行 われ か つ 我 が 国 及 び 国 民 の 安 全 を 著 しく 害 し 又 は 害 するおそれのあるものをいう 別 表 第 三 号 において 同 じ ) 及 びテロリ ズム( 政 治 上 その 他 の 主 義 主 張 に 基 づき 国 家 若 しくは 他 人 にこれを 強 要 し 又 は 社 会 に 不 安 若 しくは 恐 怖 を 与 える 目 的 で 人 を 殺 傷 し 又 は 重 要 な 施 設 その 他 の 物 を 破 壊 するための 活 動 をいう 同 表 第 四 号 において 同 じ )との 関 係 に 関 する 事 項 ( 評 価 対 象 者 の 家 族 ( 配 偶 者 ( 婚 姻 の 届 出 をしていないが 事 実 上 婚 姻 関 係 と 同 様 の 事 情 にある 者 を 含 む 以 下 この 号 において 同 じ ) 父 母 子 及 び 兄 弟 姉 妹 並 びにこれらの 者 以 外 の 配 偶 者 の 父 母 及 び 子 をいう 以 下 この 号 において 同 じ ) 及 び 同 居 人 ( 家 族 を 除 く )の 氏 名 生 年 月 日 国 籍 ( 過 去 に 有 していた 国 籍 を 含 む ) 及 び 住 所 を 含 む ) 二 犯 罪 及 び 懲 戒 の 経 歴 に 関 する 事 項 三 情 報 の 取 扱 いに 係 る 非 違 の 経 歴 に 関 する 事 項 四 薬 物 の 濫 用 及 び 影 響 に 関 する 事 項 五 精 神 疾 患 に 関 する 事 項 六 飲 酒 についての 節 度 に 関 する 事 項 七 信 用 状 態 その 他 の 経 済 的 な 状 況 に 関 する 事 項 3 適 性 評 価 は あらかじめ 政 令 で 定 めるところにより 次 に 掲 げる 事 項 を 評 価 対 象 者 に 対 し 告 知 した 上 で その 同 意 を 得 て 実 施 するものとする 一 前 項 各 号 に 掲 げる 事 項 について 調 査 を 行 う 旨 二 前 項 の 調 査 を 行 うため 必 要 な 範 囲 内 において 次 項 の 規 定 により 質 問 させ 若 しくは 資 料 の 提 出 を 求 めさせ 又 は 照 会 して 報 告 を 求 めることがある 旨 三 評 価 対 象 者 が 第 一 項 第 三 号 に 掲 げる 者 であるときは その 旨 4 行 政 機 関 の 長 は 第 二 項 の 調 査 を 行 うため 必 要 な 範 囲 内 において 当 該 行 政 機 関 の 職 員 に 評 価 対 象 者 若 しくは 評 価 対 象 者 の 知 人 その 他 の 関 係 者 に 質 問 させ 若 しくは 評 価 対 象 者 に 対 し 資 料 の 提 出 を 求 めさせ 又 は 公 務 所 若 しくは 公 私 の 団 体 に 照 会 して 必 要 な 事 項 の 報 告 を 求 めることができる ( 適 性 評 価 の 結 果 等 の 通 知 ) 8

第 十 三 条 行 政 機 関 の 長 は 適 性 評 価 を 実 施 したときは その 結 果 を 評 価 対 象 者 に 対 し 通 知 するものとする 2 行 政 機 関 の 長 は 適 合 事 業 者 の 従 業 者 について 適 性 評 価 を 実 施 したときはその 結 果 を 当 該 従 業 者 が 前 条 第 三 項 の 同 意 をしなかったことにより 適 性 評 価 が 実 施 されなかったときはその 旨 を それぞれ 当 該 適 合 事 業 者 に 対 し 通 知 するものと する 3 前 項 の 規 定 による 通 知 を 受 けた 適 合 事 業 者 は 当 該 評 価 対 象 者 が 当 該 適 合 事 業 者 の 指 揮 命 令 の 下 に 労 働 する 派 遣 労 働 者 ( 労 働 者 派 遣 事 業 の 適 正 な 運 営 の 確 保 及 び 派 遣 労 働 者 の 保 護 等 に 関 する 法 律 ( 昭 和 六 十 年 法 律 第 八 十 八 号 ) 第 二 条 第 二 号 に 規 定 する 派 遣 労 働 者 をいう 第 十 六 条 第 二 項 において 同 じ )であるときは 当 該 通 知 の 内 容 を 当 該 評 価 対 象 者 を 雇 用 する 事 業 主 に 対 し 通 知 するものとする 4 行 政 機 関 の 長 は 第 一 項 の 規 定 により 評 価 対 象 者 に 対 し 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 った 場 合 にこれを 漏 らすおそれ がないと 認 められなかった 旨 を 通 知 するときは 適 性 評 価 の 円 滑 な 実 施 の 確 保 を 妨 げない 範 囲 内 において 当 該 おそれが ないと 認 められなかった 理 由 を 通 知 するものとする ただし 当 該 評 価 対 象 者 があらかじめ 当 該 理 由 の 通 知 を 希 望 しない 旨 を 申 し 出 た 場 合 は この 限 りでない ( 行 政 機 関 の 長 に 対 する 苦 情 の 申 出 等 ) 第 十 四 条 評 価 対 象 者 は 前 条 第 一 項 の 規 定 により 通 知 された 適 性 評 価 の 結 果 その 他 当 該 評 価 対 象 者 について 実 施 された 適 性 評 価 について 書 面 で 行 政 機 関 の 長 に 対 し 苦 情 の 申 出 をすることができる 2 行 政 機 関 の 長 は 前 項 の 苦 情 の 申 出 を 受 けたときは これを 誠 実 に 処 理 し 処 理 の 結 果 を 苦 情 の 申 出 をした 者 に 通 知 するものとする 3 評 価 対 象 者 は 第 一 項 の 苦 情 の 申 出 をしたことを 理 由 として 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けない ( 警 察 本 部 長 による 適 性 評 価 の 実 施 等 ) 第 十 五 条 警 察 本 部 長 は 政 令 で 定 めるところにより 次 に 掲 げる 者 について 適 性 評 価 を 実 施 するものとする 一 当 該 都 道 府 県 警 察 の 職 員 ( 警 察 本 部 長 を 除 く 次 号 において 同 じ )として 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 新 たに 行 うこ とが 見 込 まれることとなった 者 ( 当 該 警 察 本 部 長 がその 者 について 直 近 に 実 施 して 次 項 において 準 用 する 第 十 三 条 第 一 項 の 規 定 による 通 知 をした 日 から 五 年 を 経 過 していない 適 性 評 価 において 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 った 場 合 にこれを 漏 らすおそれがないと 認 められた 者 であって 引 き 続 き 当 該 おそれがないと 認 められるものを 除 く ) 二 当 該 都 道 府 県 警 察 の 職 員 として 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 現 に 行 い かつ 当 該 警 察 本 部 長 がその 者 について 直 近 に 実 施 した 適 性 評 価 に 係 る 次 項 において 準 用 する 第 十 三 条 第 一 項 の 規 定 による 通 知 があった 日 から 五 年 を 経 過 した 日 以 後 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 引 き 続 き 行 うことが 見 込 まれる 者 三 当 該 警 察 本 部 長 が 直 近 に 実 施 した 適 性 評 価 において 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 った 場 合 にこれを 漏 らすおそれがな いと 認 められた 者 であって 引 き 続 き 当 該 おそれがないと 認 めることについて 疑 いを 生 じさせる 事 情 があるもの 2 前 三 条 ( 第 十 二 条 第 一 項 並 びに 第 十 三 条 第 二 項 及 び 第 三 項 を 除 く )の 規 定 は 前 項 の 規 定 により 警 察 本 部 長 が 実 施 する 適 性 評 価 について 準 用 する この 場 合 において 第 十 二 条 第 三 項 第 三 号 中 第 一 項 第 三 号 とあるのは 第 十 五 条 第 一 項 第 三 号 と 読 み 替 えるものとする ( 適 性 評 価 に 関 する 個 人 情 報 の 利 用 及 び 提 供 の 制 限 ) 第 十 六 条 行 政 機 関 の 長 及 び 警 察 本 部 長 は 特 定 秘 密 の 保 護 以 外 の 目 的 のために 評 価 対 象 者 が 第 十 二 条 第 三 項 ( 前 条 第 二 項 において 読 み 替 えて 準 用 する 場 合 を 含 む )の 同 意 をしなかったこと 評 価 対 象 者 についての 適 性 評 価 の 結 果 その 他 適 性 評 価 の 実 施 に 当 たって 取 得 する 個 人 情 報 ( 生 存 する 個 人 に 関 する 情 報 であって 当 該 情 報 に 含 まれる 氏 名 生 年 月 日 その 他 の 記 述 等 により 特 定 の 個 人 を 識 別 することができるもの( 他 の 情 報 と 照 合 することができ それにより 特 定 の 個 人 を 識 別 することができることとなるものを 含 む )をいう 以 下 この 項 において 同 じ )を 自 ら 利 用 し 又 は 提 供 しては 9

ならない ただし 適 性 評 価 の 実 施 によって 当 該 個 人 情 報 に 係 る 特 定 の 個 人 が 国 家 公 務 員 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 百 二 十 号 ) 第 三 十 八 条 各 号 同 法 第 七 十 五 条 第 二 項 に 規 定 する 人 事 院 規 則 の 定 める 事 由 同 法 第 七 十 八 条 各 号 第 七 十 九 条 各 号 若 しくは 第 八 十 二 条 第 一 項 各 号 検 察 庁 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 六 十 一 号 ) 第 二 十 条 各 号 外 務 公 務 員 法 ( 昭 和 二 十 七 年 法 律 第 四 十 一 号 ) 第 七 条 第 一 項 に 規 定 する 者 自 衛 隊 法 ( 昭 和 二 十 九 年 法 律 第 百 六 十 五 号 ) 第 三 十 八 条 第 一 項 各 号 第 四 十 二 条 各 号 第 四 十 三 条 各 号 若 しくは 第 四 十 六 条 第 一 項 各 号 同 法 第 四 十 八 条 第 一 項 に 規 定 する 場 合 若 しくは 同 条 第 二 項 各 号 若 しくは 第 三 項 各 号 若 しくは 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 二 十 五 年 法 律 第 二 百 六 十 一 号 ) 第 十 六 条 各 号 第 二 十 八 条 第 一 項 各 号 若 しくは 第 二 項 各 号 若 しくは 第 二 十 九 条 第 一 項 各 号 又 はこれらに 準 ずるものとして 政 令 で 定 める 事 由 のいずれかに 該 当 する 疑 いが 生 じたときは この 限 りでない 2 適 合 事 業 者 及 び 適 合 事 業 者 の 指 揮 命 令 の 下 に 労 働 する 派 遣 労 働 者 を 雇 用 する 事 業 主 は 特 定 秘 密 の 保 護 以 外 の 目 的 の ために 第 十 三 条 第 二 項 又 は 第 三 項 の 規 定 により 通 知 された 内 容 を 自 ら 利 用 し 又 は 提 供 してはならない ( 権 限 又 は 事 務 の 委 任 ) 第 十 七 条 行 政 機 関 の 長 は 政 令 ( 内 閣 の 所 轄 の 下 に 置 かれる 機 関 及 び 会 計 検 査 院 にあっては 当 該 機 関 の 命 令 )で 定 め るところにより この 章 に 定 める 権 限 又 は 事 務 を 当 該 行 政 機 関 の 職 員 に 委 任 することができる 第 六 章 雑 則 ( 特 定 秘 密 の 指 定 等 の 運 用 基 準 等 ) 第 十 八 条 政 府 は 特 定 秘 密 の 指 定 及 びその 解 除 並 びに 適 性 評 価 の 実 施 に 関 し 統 一 的 な 運 用 を 図 るための 基 準 を 定 める ものとする 2 内 閣 総 理 大 臣 は 前 項 の 基 準 を 定 め 又 はこれを 変 更 しようとするときは 我 が 国 の 安 全 保 障 に 関 する 情 報 の 保 護 行 政 機 関 等 の 保 有 する 情 報 の 公 開 公 文 書 等 の 管 理 等 に 関 し 優 れた 識 見 を 有 する 者 の 意 見 を 聴 いた 上 で その 案 を 作 成 し 閣 議 の 決 定 を 求 めなければならない 3 内 閣 総 理 大 臣 は 毎 年 第 一 項 の 基 準 に 基 づく 特 定 秘 密 の 指 定 及 びその 解 除 並 びに 適 性 評 価 の 実 施 の 状 況 を 前 項 に 規 定 する 者 に 報 告 し その 意 見 を 聴 かなければならない 4 内 閣 総 理 大 臣 は 特 定 秘 密 の 指 定 及 びその 解 除 並 びに 適 性 評 価 の 実 施 の 状 況 に 関 し その 適 正 を 確 保 するため 第 一 項 の 基 準 に 基 づいて 内 閣 を 代 表 して 行 政 各 部 を 指 揮 監 督 するものとする この 場 合 において 内 閣 総 理 大 臣 は 特 定 秘 密 の 指 定 及 びその 解 除 並 びに 適 性 評 価 の 実 施 が 当 該 基 準 に 従 って 行 われていることを 確 保 するため 必 要 があると 認 める ときは 行 政 機 関 の 長 ( 会 計 検 査 院 を 除 く )に 対 し 特 定 秘 密 である 情 報 を 含 む 資 料 の 提 出 及 び 説 明 を 求 め 並 びに 特 定 秘 密 の 指 定 及 びその 解 除 並 びに 適 性 評 価 の 実 施 について 改 善 すべき 旨 の 指 示 をすることができる ( 国 会 への 報 告 等 ) 第 十 九 条 政 府 は 毎 年 前 条 第 三 項 の 意 見 を 付 して 特 定 秘 密 の 指 定 及 びその 解 除 並 びに 適 性 評 価 の 実 施 の 状 況 につい て 国 会 に 報 告 するとともに 公 表 するものとする ( 関 係 行 政 機 関 の 協 力 ) 第 二 十 条 関 係 行 政 機 関 の 長 は 特 定 秘 密 の 指 定 適 性 評 価 の 実 施 その 他 この 法 律 の 規 定 により 講 ずることとされる 措 置 に 関 し 我 が 国 の 安 全 保 障 に 関 する 情 報 のうち 特 に 秘 匿 することが 必 要 であるものの 漏 えいを 防 止 するため 相 互 に 協 力 するものとする ( 政 令 への 委 任 ) 第 二 十 一 条 この 法 律 に 定 めるもののほか この 法 律 の 実 施 のための 手 続 その 他 この 法 律 の 施 行 に 関 し 必 要 な 事 項 は 政 令 で 定 める (この 法 律 の 解 釈 適 用 ) 10

第 二 十 二 条 この 法 律 の 適 用 に 当 たっては これを 拡 張 して 解 釈 して 国 民 の 基 本 的 人 権 を 不 当 に 侵 害 するようなことが あってはならず 国 民 の 知 る 権 利 の 保 障 に 資 する 報 道 又 は 取 材 の 自 由 に 十 分 に 配 慮 しなければならない 2 出 版 又 は 報 道 の 業 務 に 従 事 する 者 の 取 材 行 為 については 専 ら 公 益 を 図 る 目 的 を 有 し かつ 法 令 違 反 又 は 著 しく 不 当 な 方 法 によるものと 認 められない 限 りは これを 正 当 な 業 務 による 行 為 とするものとする 第 七 章 罰 則 第 二 十 三 条 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 に 従 事 する 者 がその 業 務 により 知 得 した 特 定 秘 密 を 漏 らしたときは 十 年 以 下 の 懲 役 に 処 し 又 は 情 状 により 十 年 以 下 の 懲 役 及 び 千 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 する 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 に 従 事 しなくなった 後 においても 同 様 とする 2 第 四 条 第 五 項 第 九 条 第 十 条 又 は 第 十 八 条 第 四 項 後 段 の 規 定 により 提 供 された 特 定 秘 密 について 当 該 提 供 の 目 的 である 業 務 により 当 該 特 定 秘 密 を 知 得 した 者 がこれを 漏 らしたときは 五 年 以 下 の 懲 役 に 処 し 又 は 情 状 により 五 年 以 下 の 懲 役 及 び 五 百 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 する 第 十 条 第 一 項 第 一 号 ロに 規 定 する 場 合 において 提 示 された 特 定 秘 密 について 当 該 特 定 秘 密 の 提 示 を 受 けた 者 がこれを 漏 らしたときも 同 様 とする 3 前 二 項 の 罪 の 未 遂 は 罰 する 4 過 失 により 第 一 項 の 罪 を 犯 した 者 は 二 年 以 下 の 禁 錮 又 は 五 十 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 する 5 過 失 により 第 二 項 の 罪 を 犯 した 者 は 一 年 以 下 の 禁 錮 又 は 三 十 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 する 第 二 十 四 条 外 国 の 利 益 若 しくは 自 己 の 不 正 の 利 益 を 図 り 又 は 我 が 国 の 安 全 若 しくは 国 民 の 生 命 若 しくは 身 体 を 害 すべ き 用 途 に 供 する 目 的 で 人 を 欺 き 人 に 暴 行 を 加 え 若 しくは 人 を 脅 迫 する 行 為 により 又 は 財 物 の 窃 取 若 しくは 損 壊 施 設 への 侵 入 有 線 電 気 通 信 の 傍 受 不 正 アクセス 行 為 ( 不 正 アクセス 行 為 の 禁 止 等 に 関 する 法 律 ( 平 成 十 一 年 法 律 第 百 二 十 八 号 ) 第 二 条 第 四 項 に 規 定 する 不 正 アクセス 行 為 をいう )その 他 の 特 定 秘 密 を 保 有 する 者 の 管 理 を 害 する 行 為 によ り 特 定 秘 密 を 取 得 した 者 は 十 年 以 下 の 懲 役 に 処 し 又 は 情 状 により 十 年 以 下 の 懲 役 及 び 千 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 する 2 前 項 の 罪 の 未 遂 は 罰 する 3 前 二 項 の 規 定 は 刑 法 ( 明 治 四 十 年 法 律 第 四 十 五 号 )その 他 の 罰 則 の 適 用 を 妨 げない せん 第 二 十 五 条 第 二 十 三 条 第 一 項 又 は 前 条 第 一 項 に 規 定 する 行 為 の 遂 行 を 共 謀 し 教 唆 し 又 は 煽 動 した 者 は 五 年 以 下 の 懲 役 に 処 する せん 2 第 二 十 三 条 第 二 項 に 規 定 する 行 為 の 遂 行 を 共 謀 し 教 唆 し 又 は 煽 動 した 者 は 三 年 以 下 の 懲 役 に 処 する 第 二 十 六 条 第 二 十 三 条 第 三 項 若 しくは 第 二 十 四 条 第 二 項 の 罪 を 犯 した 者 又 は 前 条 の 罪 を 犯 した 者 のうち 第 二 十 三 条 第 一 項 若 しくは 第 二 項 若 しくは 第 二 十 四 条 第 一 項 に 規 定 する 行 為 の 遂 行 を 共 謀 したものが 自 首 したときは その 刑 を 減 軽 し 又 は 免 除 する 第 二 十 七 条 第 二 十 三 条 の 罪 は 日 本 国 外 において 同 条 の 罪 を 犯 した 者 にも 適 用 する 2 第 二 十 四 条 及 び 第 二 十 五 条 の 罪 は 刑 法 第 二 条 の 例 に 従 う 附 則 ( 施 行 期 日 ) 第 一 条 この 法 律 は 公 布 の 日 から 起 算 して 一 年 を 超 えない 範 囲 内 において 政 令 で 定 める 日 から 施 行 する ただし 第 十 八 条 第 一 項 及 び 第 二 項 ( 変 更 に 係 る 部 分 を 除 く ) 並 びに 附 則 第 九 条 及 び 第 十 条 の 規 定 は 公 布 の 日 から 施 行 する ( 経 過 措 置 ) 第 二 条 この 法 律 の 公 布 の 日 から 起 算 して 二 年 を 超 えない 範 囲 内 において 政 令 で 定 める 日 の 前 日 までの 間 においては 第 11

五 条 第 一 項 及 び 第 五 項 ( 第 八 条 第 二 項 において 読 み 替 えて 準 用 する 場 合 を 含 む 以 下 この 条 において 同 じ )の 規 定 の 適 用 については 第 五 条 第 一 項 中 第 十 一 条 の 規 定 により 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 うことができることとされる 者 のう ちから 当 該 行 政 機 関 とあるのは 当 該 行 政 機 関 と 同 条 第 五 項 中 第 十 一 条 の 規 定 により 特 定 秘 密 の 取 扱 いの 業 務 を 行 うことができることとされる 者 のうちから 同 項 の とあるのは 同 項 の とし 第 十 一 条 の 規 定 は 適 用 しない ( 施 行 後 五 年 を 経 過 した 日 の 翌 日 以 後 の 行 政 機 関 ) 第 三 条 この 法 律 の 施 行 の 日 ( 以 下 施 行 日 という )から 起 算 して 五 年 を 経 過 した 日 の 翌 日 以 後 における 第 二 条 の 規 定 の 適 用 については 同 条 中 掲 げる 機 関 とあるのは 掲 げる 機 関 (この 法 律 の 施 行 の 日 以 後 同 日 から 起 算 して 五 年 を 経 過 する 日 までの 間 次 条 第 一 項 の 規 定 により 指 定 された 特 定 秘 密 ( 附 則 第 五 条 の 規 定 により 防 衛 大 臣 が 特 定 秘 密 とし て 指 定 をした 情 報 とみなされる 場 合 における 防 衛 秘 密 を 含 む 以 下 この 条 において 単 に 特 定 秘 密 という )を 保 有 し たことがない 機 関 として 政 令 で 定 めるもの(その 請 求 に 基 づき 内 閣 総 理 大 臣 が 第 十 八 条 第 二 項 に 規 定 する 者 の 意 見 を 聴 いて 同 日 後 特 定 秘 密 を 保 有 する 必 要 が 新 たに 生 じた 機 関 として 政 令 で 定 めるものを 除 く )を 除 く ) とする ( 自 衛 隊 法 の 一 部 改 正 ) 第 四 条 自 衛 隊 法 の 一 部 を 次 のように 改 正 する 目 次 中 自 衛 隊 の 権 限 等 ( 第 八 十 七 条 第 九 十 六 条 の 二 ) を 自 衛 隊 の 権 限 ( 第 八 十 七 条 第 九 十 六 条 ) に 第 百 二 十 六 条 を 第 百 二 十 五 条 に 改 める 第 七 章 の 章 名 を 次 のように 改 める 第 七 章 自 衛 隊 の 権 限 第 九 十 六 条 の 二 を 削 る 第 百 二 十 二 条 を 削 る 第 百 二 十 三 条 第 一 項 中 一 に を いずれかに に 禁 こ を 禁 錮 に 改 め 同 項 第 五 号 中 めいていして を 酩 ほう せん 酊 めいてい して に 改 め 同 条 第 二 項 中 ほう 助 を 幇 助 に せん 動 した を 煽 動 した に 改 め 同 条 を 第 百 二 十 二 条 とする 第 百 二 十 四 条 を 第 百 二 十 三 条 とし 第 百 二 十 五 条 を 第 百 二 十 四 条 とし 第 百 二 十 六 条 を 第 百 二 十 五 条 とする 別 表 第 四 を 削 る ( 自 衛 隊 法 の 一 部 改 正 に 伴 う 経 過 措 置 ) 第 五 条 次 条 後 段 に 規 定 する 場 合 を 除 き 施 行 日 の 前 日 において 前 条 の 規 定 による 改 正 前 の 自 衛 隊 法 ( 以 下 この 条 及 び 次 条 において 旧 自 衛 隊 法 という ) 第 九 十 六 条 の 二 第 一 項 の 規 定 により 防 衛 大 臣 が 防 衛 秘 密 として 指 定 していた 事 項 は 施 行 日 において 第 三 条 第 一 項 の 規 定 により 防 衛 大 臣 が 特 定 秘 密 として 指 定 をした 情 報 と 施 行 日 前 に 防 衛 大 臣 が 当 該 防 衛 秘 密 として 指 定 していた 事 項 について 旧 自 衛 隊 法 第 九 十 六 条 の 二 第 二 項 第 一 号 の 規 定 により 付 した 標 記 又 は 同 項 第 二 号 の 規 定 によりした 通 知 は 施 行 日 において 防 衛 大 臣 が 当 該 特 定 秘 密 について 第 三 条 第 二 項 第 一 号 の 規 定 によりした 表 示 又 は 同 項 第 二 号 の 規 定 によりした 通 知 とみなす この 場 合 において 第 四 条 第 一 項 中 指 定 をするときは 当 該 指 定 の 日 と あるのは この 法 律 の 施 行 の 日 以 後 遅 滞 なく 同 日 とする 第 六 条 施 行 日 前 にした 行 為 に 対 する 罰 則 の 適 用 については なお 従 前 の 例 による 旧 自 衛 隊 法 第 百 二 十 二 条 第 一 項 に 規 定 する 防 衛 秘 密 を 取 り 扱 うことを 業 務 とする 者 であって 施 行 日 前 に 防 衛 秘 密 を 取 り 扱 うことを 業 務 としなくなったものが その 業 務 により 知 得 した 当 該 防 衛 秘 密 に 関 し 施 行 日 以 後 にした 行 為 についても 同 様 とする ( 内 閣 法 の 一 部 改 正 ) 第 七 条 内 閣 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 五 号 )の 一 部 を 次 のように 改 正 する 12

第 十 七 条 第 二 項 第 一 号 中 及 び 内 閣 広 報 官 を 並 びに 内 閣 広 報 官 及 び 内 閣 情 報 官 に 改 める 第 二 十 条 第 二 項 中 助 け の 下 に 第 十 二 条 第 二 項 第 二 号 から 第 五 号 までに 掲 げる 事 務 のうち 特 定 秘 密 ( 特 定 秘 密 の 保 護 に 関 する 法 律 ( 平 成 二 十 五 年 法 律 第 百 八 号 ) 第 三 条 第 一 項 に 規 定 する 特 定 秘 密 をいう )の 保 護 に 関 するもの( 内 閣 広 報 官 の 所 掌 に 属 するものを 除 く ) 及 び を 加 える ( 政 令 への 委 任 ) 第 八 条 附 則 第 二 条 第 三 条 第 五 条 及 び 第 六 条 に 規 定 するもののほか この 法 律 の 施 行 に 関 し 必 要 な 経 過 措 置 は 政 令 で 定 める ( 指 定 及 び 解 除 の 適 正 の 確 保 ) 第 九 条 政 府 は 行 政 機 関 の 長 による 特 定 秘 密 の 指 定 及 びその 解 除 に 関 する 基 準 等 が 真 に 安 全 保 障 に 資 するものであるか どうかを 独 立 した 公 正 な 立 場 において 検 証 し 及 び 監 察 することのできる 新 たな 機 関 の 設 置 その 他 の 特 定 秘 密 の 指 定 及 び その 解 除 の 適 正 を 確 保 するために 必 要 な 方 策 について 検 討 し その 結 果 に 基 づいて 所 要 の 措 置 を 講 ずるものとする ( 国 会 に 対 する 特 定 秘 密 の 提 供 及 び 国 会 におけるその 保 護 措 置 の 在 り 方 ) 第 十 条 国 会 に 対 する 特 定 秘 密 の 提 供 については 政 府 は 国 会 が 国 権 の 最 高 機 関 であり 各 議 院 がその 会 議 その 他 の 手 続 及 び 内 部 の 規 律 に 関 する 規 則 を 定 める 権 能 を 有 することを 定 める 日 本 国 憲 法 及 びこれに 基 づく 国 会 法 等 の 精 神 にのっとり この 法 律 を 運 用 するものとし 特 定 秘 密 の 提 供 を 受 ける 国 会 におけるその 保 護 に 関 する 方 策 については 国 会 において 検 討 を 加 え その 結 果 に 基 づいて 必 要 な 措 置 を 講 ずるものとする 別 表 ( 第 三 条 第 五 条 第 九 条 関 係 ) 一 防 衛 に 関 する 事 項 イ 自 衛 隊 の 運 用 又 はこれに 関 する 見 積 り 若 しくは 計 画 若 しくは 研 究 ロ 防 衛 に 関 し 収 集 した 電 波 情 報 画 像 情 報 その 他 の 重 要 な 情 報 ハ ロに 掲 げる 情 報 の 収 集 整 理 又 はその 能 力 ニ 防 衛 力 の 整 備 に 関 する 見 積 り 若 しくは 計 画 又 は 研 究 ホ 武 器 弾 薬 航 空 機 その 他 の 防 衛 の 用 に 供 する 物 の 種 類 又 は 数 量 ヘ 防 衛 の 用 に 供 する 通 信 網 の 構 成 又 は 通 信 の 方 法 ト 防 衛 の 用 に 供 する 暗 号 チ 武 器 弾 薬 航 空 機 その 他 の 防 衛 の 用 に 供 する 物 又 はこれらの 物 の 研 究 開 発 段 階 のものの 仕 様 性 能 又 は 使 用 方 法 リ 武 器 弾 薬 航 空 機 その 他 の 防 衛 の 用 に 供 する 物 又 はこれらの 物 の 研 究 開 発 段 階 のものの 製 作 検 査 修 理 又 は 試 験 の 方 法 ヌ 防 衛 の 用 に 供 する 施 設 の 設 計 性 能 又 は 内 部 の 用 途 (ヘに 掲 げるものを 除 く ) 二 外 交 に 関 する 事 項 イ 外 国 の 政 府 又 は 国 際 機 関 との 交 渉 又 は 協 力 の 方 針 又 は 内 容 のうち 国 民 の 生 命 及 び 身 体 の 保 護 領 域 の 保 全 その 他 の 安 全 保 障 に 関 する 重 要 なもの ロ 安 全 保 障 のために 我 が 国 が 実 施 する 貨 物 の 輸 出 若 しくは 輸 入 の 禁 止 その 他 の 措 置 又 はその 方 針 ( 第 一 号 イ 若 しくはニ 第 三 号 イ 又 は 第 四 号 イに 掲 げるものを 除 く ) ハ 安 全 保 障 に 関 し 収 集 した 国 民 の 生 命 及 び 身 体 の 保 護 領 域 の 保 全 若 しくは 国 際 社 会 の 平 和 と 安 全 に 関 する 重 要 な 情 報 又 は 条 約 その 他 の 国 際 約 束 に 基 づき 保 護 することが 必 要 な 情 報 ( 第 一 号 ロ 第 三 号 ロ 又 は 第 四 号 ロに 掲 げるものを 除 く ) ニ ハに 掲 げる 情 報 の 収 集 整 理 又 はその 能 力 ホ 外 務 省 本 省 と 在 外 公 館 との 間 の 通 信 その 他 の 外 交 の 用 に 供 する 暗 号 13

三 特 定 有 害 活 動 の 防 止 に 関 する 事 項 イ 特 定 有 害 活 動 による 被 害 の 発 生 若 しくは 拡 大 の 防 止 ( 以 下 この 号 において 特 定 有 害 活 動 の 防 止 という )のため の 措 置 又 はこれに 関 する 計 画 若 しくは 研 究 ロ 特 定 有 害 活 動 の 防 止 に 関 し 収 集 した 国 民 の 生 命 及 び 身 体 の 保 護 に 関 する 重 要 な 情 報 若 しくは 外 国 の 政 府 又 は 国 際 機 関 からの 情 報 ハ ロに 掲 げる 情 報 の 収 集 整 理 又 はその 能 力 ニ 特 定 有 害 活 動 の 防 止 の 用 に 供 する 暗 号 四 テロリズムの 防 止 に 関 する 事 項 イ テロリズムによる 被 害 の 発 生 若 しくは 拡 大 の 防 止 ( 以 下 この 号 において テロリズムの 防 止 という )のための 措 置 又 はこれに 関 する 計 画 若 しくは 研 究 ロ テロリズムの 防 止 に 関 し 収 集 した 国 民 の 生 命 及 び 身 体 の 保 護 に 関 する 重 要 な 情 報 若 しくは 外 国 の 政 府 又 は 国 際 機 関 か らの 情 報 ハ ロに 掲 げる 情 報 の 収 集 整 理 又 はその 能 力 ニ テロリズムの 防 止 の 用 に 供 する 暗 号 14