( 補 助 レジュメ) 2009 年 9 月 試 験 対 策 2 級 FP 技 能 士 AFP 試 験 直 前 対 策 ズバリ 予 想
[ 学 科 編 ] <ライフプランニング ライフプランニング> 1コンプライアンス 税 理 士 法 消 費 者 契 約 法 金 融 商 品 販 売 法 金 融 商 品 取 引 法 著 作 権 2 労 災 3 企 業 年 金 制 度 確 定 拠 出 年 金 中 小 企 業 退 職 金 共 済 制 度 小 規 模 共 済 国 民 年 金 基 金 4 遺 族 厚 生 年 金 5 老 齢 厚 生 年 金 のしくみ 公 的 年 金 併 給 調 整 年 金 の 繰 上 げ 請 求 6 国 民 年 金 のしくみ 7 退 職 者 高 齢 者 の 医 療 保 険 制 度 任 意 継 続 被 保 険 者 制 度 後 期 高 齢 者 医 療 保 険 制 度 8クレジットカードの 特 徴 9 中 小 企 業 の 資 金 調 達 < 過 去 問 抜 粋 > ( 過 去 問 H19 年 5 月 試 験 問 題 10) 中 小 企 業 の 資 金 調 達 と 財 務 諸 表 に 関 する 次 の 記 述 のうち 最 も 不 適 切 なものはどれか 1. 資 金 調 達 に 当 たっては 企 業 活 動 による 資 金 調 達 による 資 金 循 環 を 表 す 財 務 諸 表 等 を 把 握 検 討 する 必 要 がある 2. 企 業 活 動 のうち 販 売 管 理 活 動 による 一 定 期 間 の 営 業 成 果 を 損 益 として 記 録 集 約 した ものが 損 益 計 算 書 として 作 成 される 3. 財 務 諸 表 のうち 決 算 日 等 に 資 産 負 債 純 資 産 ( 資 本 )の 区 分 けで 残 高 を 集 約 したもの が 貸 借 対 照 表 として 作 成 される 4. 資 金 運 用 表 は 日 々( 月 次 年 次 )の 資 金 の 動 きを 把 握 するために 作 成 され 資 金 繰 り 表 は 資 金 運 用 調 達 の 結 果 を 把 握 検 討 するために 作 成 される < 正 解 解 説 > 正 解 4 1. 適 切 記 述 の 通 り 2. 適 切 記 述 の 通 り 3. 適 切 記 述 の 通 り 4. 不 適 切 資 金 繰 り 表 が 日 々( 月 次 年 次 )の 資 金 の 動 きを 把 握 するために 作 成 され るものであり 資 金 運 用 表 が 資 金 運 用 調 達 の 結 果 を 把 握 検 討 するため 2
に 作 成 されるものである 記 述 が 逆 である ( 過 去 問 H20 年 1 月 試 験 問 題 9) 企 業 の 資 金 調 達 に 関 する 次 の 記 述 のうち 最 も 不 適 切 なものはどれか 1. 運 転 資 金 の 調 達 計 画 においては 経 常 運 転 資 金 のほか 一 時 的 な 運 転 資 金 ( 例 えば 季 節 的 な 仕 入 れ 増 や 売 上 減 に 伴 うもの)も 考 慮 に 入 れる 必 要 がある 2. 設 備 投 資 においては 投 資 目 的 やその 効 果 投 資 時 期 のタイミング さらには 資 金 計 画 償 還 財 源 などを 検 討 する 必 要 がある 3. 長 期 借 入 金 の 年 間 返 済 額 が 減 価 償 却 前 の 税 引 後 当 期 利 益 以 上 の 場 合 企 業 の 資 金 繰 りを 圧 迫 する 要 因 となるおそれがある 4. 受 注 先 や 販 売 先 から 取 得 した 受 取 手 形 の 割 引 裏 書 譲 渡 は 資 金 運 用 の 一 手 法 である < 正 解 解 説 > 正 解 4 1. 適 切 経 常 運 転 資 金 だけでなく 一 時 的 な 運 転 資 金 も 支 出 には 変 わりないので 資 金 の 調 達 計 画 には 考 慮 する 必 要 がある 2. 適 切 設 備 投 資 では 投 資 目 的 やその 効 果 投 資 時 期 のタイミングが 重 要 であり 投 資 に 対 する 資 金 計 画 償 還 財 源 なども 考 慮 しなくてはならない 3. 適 切 長 期 借 入 金 の 年 間 返 済 額 が 減 価 償 却 前 の 税 引 後 当 期 利 益 以 上 ということは 毎 年 の 収 入 以 上 に 返 済 するということであり 企 業 の 資 金 繰 りを 圧 迫 する 要 因 となる 4. 不 適 切 受 取 手 形 は 現 金 になるまで 時 差 があるので 手 形 の 割 引 や 裏 書 譲 渡 は 早 急 に 現 金 が 必 要 な 場 合 の 資 金 調 達 方 法 であるが 資 金 運 用 の 一 手 法 であるとはいえない 10 住 宅 ローン 変 動 金 利 固 定 金 利 係 数 の 使 い 方 フラット35 住 宅 ローン 控 除 3
<リスク 管 理 > 1 生 命 保 険 の 税 務 生 命 保 険 の 課 税 関 係 生 命 保 険 料 控 除 2 法 人 の 経 理 処 理 ハーフタックスプラン 長 期 平 準 定 期 保 険 等 3リスク 管 理 と 保 険 加 入 アドバイス < 過 去 問 抜 粋 > ( 過 去 問 H19 年 5 月 試 験 問 題 19) 生 命 保 険 を 利 用 した 家 計 のリスク 管 理 に 関 する 次 の 記 述 のうち 最 も 不 適 切 なものはどれ か 1.Aさんは 一 生 涯 の 死 亡 保 障 に 加 え 子 が 独 立 するまでの 責 任 の 重 い 一 定 期 間 において 大 きな 死 亡 保 障 を 確 保 するため 定 期 保 険 特 約 付 終 身 保 険 に 加 入 した 2.Bさんは 養 老 保 険 の 加 入 に 当 たり 払 込 保 険 料 総 額 が 少 なくて 済 むことから 保 険 料 を 月 払 いではなく 一 時 払 いで 加 入 した 3.Cさんは 病 気 やケガによって 働 けなくなった 場 合 の 生 活 費 を 確 保 するため 生 活 保 障 保 険 ( 収 入 保 障 保 険 )に 加 入 した 4.Dさんは 老 後 生 活 資 金 を 準 備 するため 基 本 年 金 額 が 保 証 されている 定 額 個 人 年 金 保 険 に 加 入 した < 正 解 解 説 > 正 解 3 1. 適 切 定 期 保 険 特 約 付 終 身 保 険 は 一 生 涯 の 死 亡 保 障 のある 終 身 保 険 を 主 契 約 とし 一 定 期 間 大 きな 保 障 が 得 られる 定 期 保 険 を 特 約 として 付 保 した 保 険 である 子 が 独 立 するまでの 責 任 の 重 い 一 定 期 間 において 大 きな 死 亡 保 障 を 確 保 す ることができるので 適 切 な 記 述 である 2. 適 切 養 老 保 険 に 加 入 する 場 合 月 払 いで 保 険 料 を 支 払 うよりも 保 険 期 間 一 括 の 一 時 払 いで 加 入 した 方 が 払 込 保 険 料 総 額 は 少 なくなる 3. 不 適 切 生 活 保 障 保 険 ( 収 入 保 障 保 険 )は 被 保 険 者 死 亡 時 に 保 険 金 を 年 金 払 で 受 け 取 るタイプの 保 険 である なお 病 気 やケガで 働 けなくなった 場 合 の 生 活 費 を 確 保 する 保 険 は 所 得 補 償 保 険 である 4. 適 切 定 額 個 人 年 金 保 険 への 加 入 は 毎 年 の 基 本 年 金 額 が 固 定 されているので 老 後 生 活 資 金 準 備 として 有 効 である 4
( 過 去 問 H20 年 1 月 試 験 問 題 20) 家 庭 のリスク 管 理 と 損 害 保 険 についてのアドバイスに 関 する 次 の 記 述 のうち 最 も 不 適 切 なものはどれか 1. 自 動 車 事 故 により 被 保 険 者 が 死 傷 した 場 合 に 相 手 の 過 失 の 割 合 に 関 係 なく 被 保 険 者 本 人 に 生 じた 損 害 が 補 償 されるよう 人 身 傷 害 補 償 保 険 へのアドバイスをした 2. 自 宅 を 火 災 で 焼 失 した 場 合 に 同 程 度 の 家 を 再 調 達 することができるよう 住 宅 総 合 保 険 に 付 保 割 合 100%の 価 格 協 定 保 険 特 約 を 付 けることをアドバイスした 3. 病 気 やケガの 療 養 のために 就 業 できなくなった 場 合 に その 間 に 得 ることができない 所 得 が 補 償 されるよう 所 得 補 償 保 険 への 加 入 をアドバイスした 4. 自 己 所 有 の 原 動 機 付 自 転 車 の 運 転 中 の 事 故 により 歩 行 者 を 死 傷 させた 場 合 に 被 害 者 に 対 する 損 害 賠 償 金 を 補 償 することができるよう 個 人 賠 償 責 任 保 険 への 加 入 をアドバイスし た < 正 解 解 説 > 正 解 4 1. 適 切 人 身 傷 害 補 償 保 険 は 自 動 車 事 故 で 被 保 険 者 が 死 傷 した 場 合 に 相 手 側 の 過 失 に 関 係 なく 損 害 額 が 保 険 金 額 を 限 度 に 補 償 される 保 険 である 2. 適 切 価 格 協 定 保 険 特 約 では 原 則 として 保 険 価 格 を 再 調 達 価 格 で 設 定 するため 住 宅 総 合 保 険 に 付 保 割 合 100%の 価 格 協 定 保 険 特 約 を 付 帯 することにより 焼 失 前 と 同 程 度 の 家 を 再 建 することができる 3. 適 切 所 得 補 償 保 険 は 病 気 やケガで 働 けなくなった 場 合 の 所 得 の 減 少 分 を 補 償 する 保 険 である 4. 不 適 切 個 人 賠 償 責 任 保 険 は 個 人 が 日 常 生 活 等 の 偶 然 な 事 故 により 第 三 者 に 損 害 を 与 えた 場 合 の 法 律 上 の 損 害 賠 償 責 任 を 補 償 する 保 険 であるが 原 動 機 付 自 転 車 を 含 む 自 動 車 による 損 害 賠 償 責 任 は 補 償 されない ( 過 去 問 H20 年 5 月 試 験 問 題 20) 会 社 員 のAさん(40 歳 妻 専 業 主 婦 >および 10 歳 と 8 歳 の 子 ども2 人 の4 人 家 族 に 対 する 生 命 保 険 についてのアドバイスに 関 する 次 の 記 述 のうち 最 も 不 適 切 なものはどれか なお A Aさん 家 族 は 生 命 保 険 に 加 入 していないものとする 1. 2 人 の 子 どもが 独 立 するまでの 責 任 の 重 い 一 定 期 間 における 大 きな 死 亡 保 障 を 確 保 した い というAさんの 相 談 に 対 して 終 身 保 険 に 加 入 するのが 最 もよいとアドバイスをした 2. 自 分 がガン 脳 卒 中 急 性 心 筋 梗 塞 になった 場 合 の 高 額 な 治 療 費 に 備 えたい というA さんの 相 談 に 対 して 健 康 保 険 の 高 額 療 養 費 制 度 も 考 慮 したうえで 特 定 疾 病 補 償 特 約 に 加 入 するのがよいとアドバイスをした 5
3. 余 剰 資 金 の 一 部 を 活 用 して 老 後 の 生 活 費 の 備 えを 充 実 させたい というAさんの 相 談 に 対 して 年 金 原 資 額 に 最 低 保 証 のあるタイプの 変 額 個 人 年 金 保 険 を 活 用 することも 一 つ の 方 法 であるとアドバイスをした 4. 自 分 が 公 的 介 護 保 険 の 第 2 号 被 保 険 者 である 間 に 要 介 護 状 態 になった 場 合 に 備 えたい というAさんの 相 談 に 対 して 生 命 保 険 会 社 の 介 護 保 険 に 加 入 するのがよいとアドバイス をした < 正 解 解 説 > 正 解 1 1. 不 適 切 子 どもが 独 立 するまでの 一 定 期 間 の 大 きな 保 障 を 確 保 するためには 定 期 保 険 やアカウント 型 保 険 等 が 適 している 終 身 保 険 は 一 生 涯 の 保 険 であり 大 き な 死 亡 保 障 を 得 るためには 保 険 料 が 高 くなりすぎる 2. 適 切 ガン 脳 卒 中 急 性 心 筋 梗 塞 で 所 定 の 状 態 になった 場 合 に 生 前 に 死 亡 保 険 金 と 同 額 の 保 険 金 が 払 われるのが 特 定 疾 病 保 障 保 険 である 3. 適 切 変 額 個 人 年 金 保 険 は 投 資 型 年 金 とも 呼 ばれ 運 用 実 績 により 受 け 取 る 年 金 額 が 増 減 する 個 人 年 金 保 険 である 年 金 原 資 に 最 低 保 証 があれば 余 剰 資 金 の 一 部 を 活 用 して 老 後 に 備 えることもできる 4. 適 切 公 的 介 護 保 険 では 40 歳 以 上 65 歳 未 満 の 第 2 号 被 保 険 者 の 給 付 対 象 は 老 化 に よる 特 定 疾 病 による 介 護 のみである 第 2 号 被 保 険 者 が 事 故 等 により 要 介 護 状 態 になった 場 合 に 備 えるためには 生 命 保 険 会 社 の 介 護 保 険 等 に 加 入 する 必 要 があ る ( 過 去 問 H20 年 9 月 試 験 問 題 19) 生 命 保 険 を 活 用 した 法 人 のリスク 管 理 に 関 する 次 の 記 述 のうち 最 も 不 適 切 なものはどれ か 1. 法 人 を 契 約 者 特 定 の 従 業 員 を 被 保 険 者 被 保 険 者 の 遺 族 を 死 亡 保 険 金 受 取 人 とする 定 期 保 険 契 約 において 法 人 が 支 払 った 月 払 保 険 料 は 法 人 税 法 上 その 特 定 の 従 業 員 に 対 す る 給 与 とみなされる 2. 総 合 福 祉 団 体 定 期 保 険 契 約 の 締 結 に 際 しては 一 般 に 保 険 約 款 に 基 づく 被 保 険 者 の 告 知 及 び 被 保 険 者 になることへの 加 入 予 定 者 の 同 意 が 必 要 である 3. 長 期 平 準 定 期 保 険 や 逓 増 定 期 保 険 は 死 亡 退 職 金 の 準 備 を 目 的 とした 保 険 なので 生 存 ( 勇 退 ) 退 職 金 の 準 備 には 活 用 できない 4. 法 人 を 契 約 者 保 険 金 受 取 人 役 員 を 被 保 険 者 とする 生 命 保 険 契 約 について 役 員 勇 退 時 に 契 約 者 を 役 員 保 険 金 受 取 人 を 被 保 険 者 の 遺 族 にそれぞれ 変 更 し 生 命 保 険 契 約 に 関 す る 権 利 をその 役 員 への 生 存 ( 勇 退 ) 退 職 金 の 全 部 または 一 部 とする 方 法 がある 6
< 正 解 解 説 > 正 解 3 1. 適 切 記 述 の 通 り 2. 適 切 記 述 の 通 り 3. 不 適 切 長 期 平 準 定 期 保 険 や 逓 増 定 期 保 険 は 中 途 解 約 により 高 額 な 解 約 返 戻 金 が 発 生 す る 保 険 であり 死 亡 退 職 金 の 準 備 のほか 生 存 ( 勇 退 )の 際 の 退 職 金 の 準 備 とし ても 活 用 できる 4. 適 切 記 述 の 通 り ( 過 去 問 H20 年 9 月 試 験 問 題 20) 損 害 保 険 を 利 用 した 事 業 活 動 のリスク 管 理 に 関 する 次 の 記 述 のうち 最 も 不 適 切 なものは どれか 1. 来 店 客 が レストランで 調 理 した 料 理 を 原 因 とする 食 中 毒 により 入 院 した 場 合 に 備 えて 施 設 所 有 ( 管 理 ) 者 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 した 2. 従 業 員 の 業 務 中 の 災 害 事 故 に 備 えて 労 働 災 害 総 合 保 険 に 加 入 した 3. 社 有 車 で 従 業 員 が 交 通 事 故 を 起 こした 場 合 に 備 えて 自 動 車 保 険 に 加 入 した 4. 海 外 へ 出 張 する 役 員 が 旅 行 中 急 病 になった 場 合 に 備 えて 海 外 旅 行 傷 害 保 険 に 加 入 した < 正 解 解 説 > 正 解 1 1. 不 適 切 来 店 客 が レストランで 調 理 した 料 理 で 食 中 毒 をおこし 入 院 した 場 合 施 設 所 有 ( 管 理 ) 者 賠 償 責 任 保 険 では 補 償 されない この 場 合 は 生 産 物 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 する 必 要 がある 2. 適 切 従 業 員 が 業 務 中 に 災 害 にあった 場 合 に 補 償 するのが 労 働 災 害 総 合 保 険 である ただし 労 働 災 害 補 償 保 険 ( 政 府 労 災 保 険 )の 認 定 が 保 険 金 支 払 の 条 件 となっ ている 3. 適 切 社 有 車 で 従 業 員 が 交 通 事 故 を 起 こした 場 合 自 動 車 保 険 で 補 償 される 4. 適 切 海 外 旅 行 傷 害 保 険 では 会 社 の 業 務 で 海 外 出 張 した 場 合 も 補 償 される ( 過 去 問 H21 年 1 月 試 験 問 題 20) 損 害 保 険 を 活 用 した 家 庭 のリスク 管 理 に 関 する 次 の 記 述 のうち 最 も 不 適 切 なものはどれ か 1. 自 己 所 有 の 原 動 機 付 自 転 車 を 運 転 中 に 事 故 を 起 こし 歩 行 者 を 死 傷 させた 場 合 に 被 害 者 に 対 して 損 害 賠 償 金 を 支 払 うこととなるリスクに 備 えて 個 人 賠 償 責 任 保 険 に 加 入 した 2. 自 動 車 事 故 により 死 傷 した 場 合 に 自 己 の 過 失 割 合 にかかわらず 自 己 に 生 じた 損 害 が 補 7
償 されるよう 人 身 傷 害 補 償 保 険 に 加 入 した 3. 病 気 やケガのために 就 業 できなくなった 場 合 に その 間 に 喪 失 する 所 得 が 補 償 されるよう 所 得 補 償 保 険 に 加 入 した 4.ゴルフ 場 構 内 でゴルフクラブが 盗 難 に 遭 った 場 合 に その 損 害 が 補 償 されるよう ゴルフ ァー 保 険 に 加 入 した < 正 解 解 説 > 正 解 1 1. 不 適 切 原 動 機 付 自 転 車 の 運 転 中 に 事 故 を 起 こし 損 害 賠 償 責 任 を 負 った 場 合 に 適 用 できるのは 自 動 車 保 険 であり 個 人 賠 償 責 任 保 険 では 補 償 されない 自 転 車 の 運 転 中 に 事 故 を 起 こし 損 害 賠 償 責 任 を 負 った 場 合 には 個 人 賠 償 責 任 保 険 で 補 償 される 2. 適 切 人 身 傷 害 補 償 保 険 は 自 動 車 事 故 で 死 傷 した 場 合 に 自 己 の 過 失 部 分 を 含 め 自 己 に 生 じた 損 害 が 補 償 される 保 険 である 3. 適 切 所 得 補 償 保 険 は 就 労 者 が 病 気 やケガで 働 けなくなった 場 合 に 喪 失 する 所 得 を 補 償 する 保 険 である 年 金 や 利 子 所 得 不 動 産 所 得 などの 不 労 所 得 のみで 生 計 を 立 てている 人 は 被 保 険 者 になれない 4. 適 切 ゴルファー 保 険 では ゴルフプレイ 中 や 練 習 中 の 賠 償 責 任 や 自 己 の 傷 害 のほ か ゴルフ 場 構 内 のゴルフクラブの 破 損 や 盗 難 等 のゴルフ 用 品 の 損 害 も 補 償 される 4 第 三 分 野 保 険 5 生 保 損 保 契 約 者 保 護 機 構 6 個 人 年 金 の 特 徴 ( 税 務 も 含 む) 7 損 害 保 険 地 震 保 険 傷 害 保 険 賠 償 責 任 保 険 自 動 車 保 険 ( 任 意 保 険 ) 8
< 金 融 資 産 運 用 > 1 金 融 に 関 する 経 済 の 基 礎 GDP 日 銀 金 融 政 策 経 済 指 標 景 気 動 向 円 高 要 因 一 般 論 2 金 融 商 品 一 般 3 投 信 信 託 投 信 信 託 のしくみ 投 信 信 託 一 般 論 ( 投 資 信 託 のリスク 投 資 信 託 商 品 等 ) 4 債 券 債 券 リスク 債 券 の 利 回 り 計 算 債 券 のしくみ 債 券 投 資 一 般 論 5 株 式 株 式 投 資 指 標 (PER PBR ROE 配 当 利 回 り 配 当 性 向 ) 日 経 平 均 とTOPIXの 定 義 株 式 取 引 の 仕 組 みと 特 徴 6 外 貨 建 て 金 融 商 品 7ポートフォリオ 8 金 融 セーフティネット( 投 資 者 保 護 基 金 生 命 保 険 契 約 者 保 護 基 金 預 金 保 険 制 度 ) 9 金 融 商 品 取 引 法 9
<タックスプランニング タックスプランニング> 1 所 得 税 の 基 礎 2 退 職 所 得 3 不 動 産 所 得 4 譲 渡 所 得 5 給 与 所 得 6 一 時 所 得 7 損 益 通 算 8 税 額 控 除 9 所 得 控 除 医 療 費 控 除 配 偶 者 控 除 配 偶 者 特 別 控 除 扶 養 控 除 が 中 心 論 点 10 青 色 申 告 11 法 人 税 < 過 去 問 抜 粋 > ( 過 去 問 H19 年 5 月 試 験 問 題 37) 法 人 税 の 申 告 に 関 する 次 の 記 述 のうち 最 も 不 適 切 なものはどれか 1. 法 人 税 法 上 の 青 色 申 告 の 特 典 の 一 つに 欠 損 金 を 翌 期 以 降 の7 年 間 において 繰 り 越 して 所 得 金 額 から 控 除 することができる 制 度 である 2. 平 成 18 年 9 月 3 日 に 新 規 で3 月 決 算 の 法 人 を 設 立 した 場 合 第 1 期 目 に 青 色 申 告 する 場 合 には 設 立 後 最 初 の 事 業 年 度 終 了 の 日 前 日 までに 納 税 地 の 所 轄 税 務 署 長 に 青 色 申 告 承 認 申 請 書 を 提 出 し 承 認 を 受 けることが 必 要 となる 3. 減 価 償 却 資 産 について 法 人 税 法 上 損 金 の 額 に 算 入 される 金 額 は 法 人 が 減 価 償 却 費 として 損 金 経 理 した 金 額 のうち 償 却 限 度 額 に 達 するまでの 金 額 である 4. 法 人 税 の 税 率 は 原 則 として30%の 比 例 税 率 となっているが 資 本 金 の 額 等 により 一 部 軽 減 税 率 が 適 用 される < 正 解 解 説 > 正 解 2 1. 適 切 記 述 の 通 り 2. 不 適 切 法 人 税 における 青 色 申 告 承 認 申 請 書 は 設 立 後 最 初 の 事 業 年 度 の 終 了 の 日 の 前 日 または 設 立 の 日 から3ヵ 月 を 経 過 した 日 の 前 日 かのいずれか 早 い 方 が 提 出 の 期 限 である よって 本 選 択 肢 においては 設 立 日 ( 平 成 18 年 9 月 3 日 ) から3ヵ 月 を 経 過 した 前 日 までに 提 出 しなければならない 3. 適 切 記 述 の 通 り 4. 適 切 記 述 の 通 り 10
( 過 去 問 H19 年 5 月 試 験 問 題 39) 下 記 のA 社 の 損 益 計 算 書 ( 抜 粋 )を 基 に 計 算 した 場 合 A 社 の 売 上 高 営 業 利 益 率 とし て 正 しいものはどれか 損 益 計 算 書 ( 抜 粋 ) ( 単 位 : 千 円 ) 売 上 高 100,000 売 上 原 価 80,000 売 上 総 利 益 20,000 販 売 費 および 一 般 管 理 費 15,000 営 業 利 益 5,000 営 業 外 収 益 1,000 経 常 利 益 6,000 特 別 損 失 2,000 税 引 前 当 期 純 利 益 4,000 < 正 解 解 説 > 正 解 3 売 上 高 営 業 利 益 率 =( 営 業 利 益 率 / 売 上 高 ) 100(%)で 算 出 される よって (5,000 千 円 /100,000 千 円 ) 100=5% 問 題 8-3( 過 去 問 H19 年 5 月 試 験 問 題 40) 法 人 税 の 申 告 書 に 関 する 次 の 記 述 のうち 最 も 不 適 切 なものはどれか なお なお 別 表 一 は 法 人 税 申 告 書 の 表 紙 部 分 別 表 四 は 所 得 の 金 額 の 計 算 に 関 する 明 細 書 である である 1. 決 算 書 の 当 期 純 利 益 純 損 失 の 額 は 法 人 税 の 申 告 書 別 表 四 の 当 期 利 益 又 は 当 期 欠 損 の 額 と 一 致 する 2. 法 人 税 の 申 告 書 別 表 四 では 決 算 書 の 当 期 純 利 益 に 法 人 税 法 による 加 算 減 算 など 所 定 の 申 告 調 整 を 行 って 法 人 税 の 課 税 所 得 金 額 を 計 算 する 3. 法 人 税 の 申 告 書 別 表 一 と 別 表 用 四 の 所 得 金 額 又 は 欠 損 金 額 は 一 致 しない 4. 法 人 税 の 申 告 書 に 添 付 されている 勘 定 課 目 内 訳 明 細 書 からは 決 算 書 に 記 載 されてい る 主 な 勘 定 科 目 ごとの 明 細 がわかるため 会 社 の 資 産 内 容 や 負 債 状 況 役 員 給 与 等 が 把 握 できる < 正 解 解 説 > 正 解 3 11
1. 適 切 記 述 の 通 り 2. 適 切 記 述 の 通 り 3. 不 適 切 法 人 税 の 申 告 書 別 表 四 で 算 出 した 課 税 所 得 金 額 の 所 得 金 額 又 は 欠 損 金 額 は 法 人 税 申 告 書 別 表 一 の 所 得 金 額 または 欠 損 金 額 の 欄 に 入 る よっ て 法 人 税 の 申 告 書 別 表 一 と 別 表 用 四 の 所 得 金 額 又 は 欠 損 金 額 は 一 致 する 4. 適 切 記 述 の 通 ( 過 去 問 H19 年 9 月 試 験 問 題 39) 法 人 税 の 益 金 の 額 に 関 する 次 の 記 述 のうち 最 も 不 適 切 なものはどれか なお なお 下 記 の 会 社 はすべて 内 国 法 人 とする 1. 会 社 所 有 の 資 産 を 無 償 で 役 員 に 譲 渡 した 場 合 この 資 産 の 時 価 相 当 額 は 法 人 税 法 上 そ の 会 社 の 益 金 の 額 に 算 入 される 2. 役 員 所 有 の 資 産 を 無 償 で 会 社 が 譲 り 受 けた 場 合 この 資 産 の 時 価 相 当 額 は 法 人 税 法 上 その 会 社 の 益 金 の 額 に 算 入 される 3. 会 社 が 役 員 に 無 利 息 で 金 銭 の 貸 付 けを 行 った 場 合 一 定 の 基 準 の 利 率 による 利 息 相 当 額 が 法 人 税 法 上 その 会 社 の 益 金 の 額 に 算 入 される 4. 会 社 が 法 人 税 の 還 付 金 を 受 けた 場 合 この 還 付 金 の 額 は 法 人 税 法 上 還 付 を 受 けた 事 業 年 度 の 益 金 の 額 に 算 入 される < 正 解 解 説 > 正 解 4 1. 適 切 法 人 税 法 では 無 償 で 物 や 役 務 を 提 供 しても それは 相 当 の 金 額 を 一 旦 受 け 取 り それを 相 手 に 贈 与 したとして 考 える したがって 無 償 で 土 地 金 銭 を 譲 渡 しても 課 税 される 2. 適 切 法 人 税 法 上 役 員 所 有 の 資 産 を 無 償 で 譲 り 受 けた 場 合 は その 時 価 相 当 額 が 会 社 の 益 金 となる 3. 適 切 法 人 税 法 上 会 社 が 役 員 への 無 利 息 貸 付 をした 場 合 は 通 常 認 定 利 息 ( 年 4% + 公 定 歩 合 の 利 率 で 計 算 した 利 息 収 入 )が 会 社 の 益 金 となる 4. 不 適 切 法 人 税 の 還 付 金 は 還 付 を 受 けた 日 の 属 する 事 業 年 度 の 所 得 の 計 算 上 益 金 の 額 に 算 入 されないため 申 告 書 上 で 減 算 することになる 12
( 過 去 問 H20 年 1 月 試 験 問 題 38) 法 人 税 に 関 する 次 の 記 述 のうち 最 も 適 切 なものはどれか 1. 財 団 法 人 や 社 団 法 人 は 公 益 法 人 等 に 該 当 するため 収 益 事 業 から 生 じた 所 得 についても 法 人 税 は 課 税 されない 2. 特 定 同 族 会 社 の 留 保 金 課 税 における 税 額 は 課 税 所 得 金 額 に 課 税 留 保 金 額 を 加 算 した 金 額 に 対 し 一 定 の 税 率 を 乗 じて 法 人 税 額 を 算 出 する 3. 法 人 が 預 金 の 利 子 の 支 払 を 受 ける 際 に 源 泉 徴 収 された 所 得 税 については 原 則 としてその 金 額 をその 事 業 年 度 の 法 人 税 額 から 控 除 することができる 4. 法 人 が その 設 立 の 日 の 属 する 事 業 年 度 から 青 色 申 告 の 適 用 を 受 けようとする 場 合 は 法 人 設 立 の 日 の 前 日 までに 納 税 地 の 所 轄 税 務 署 長 に 青 色 申 告 承 認 申 請 書 を 提 出 して 承 認 を 受 ける 必 要 がある < 正 解 解 説 > 正 解 3 1. 不 適 切 財 団 法 人 社 団 法 人 等 の 公 益 性 を 有 する 公 益 法 人 等 は その 収 益 事 業 に 係 る 所 得 に 限 って 法 人 税 が 課 税 される なお 公 益 法 人 等 には 特 定 非 営 利 法 人 (NPO 法 人 )も 含 まれる 2. 不 適 切 留 保 金 課 税 とは 同 族 会 社 が 個 人 の 所 得 税 の 負 担 を 軽 くしようと 法 人 の 利 益 を 配 当 しないで 社 内 に 留 保 した 一 定 の 場 合 に 課 税 される 特 別 税 率 の 法 人 税 をいう その 税 額 は 課 税 留 保 金 額 に 対 して 定 められた 税 率 を 乗 じて 算 出 される 3. 適 切 法 人 が 源 泉 徴 収 された 預 金 利 子 に 係 る 所 得 税 は 法 人 税 の 計 算 の 際 に 控 除 または 還 付 ( 赤 字 の 場 合 )される 4. 不 適 切 法 人 の 青 色 申 告 の 承 認 申 請 書 の 提 出 期 限 は 法 人 の 最 初 の 事 業 年 度 終 了 の 日 の 前 日 または 法 人 の 設 立 の 日 から 3 ヶ 月 を 経 過 した 日 の 前 日 のいずれか 早 い 方 の 日 である ( 過 去 問 H20 年 5 月 試 験 問 題 37) 法 人 税 の 仕 組 みに 関 する 次 の 記 述 のうち 最 も 不 適 切 なものはどれか 1. 法 人 税 における 事 業 年 度 は 法 令 または 定 款 等 の 定 めによる 会 計 期 間 にかかわらず 所 轄 税 務 署 長 に 届 け 出 た 会 計 期 間 とされる 2. 法 人 税 の 納 税 地 は 原 則 として 法 人 の 本 店 または 主 たる 事 務 所 の 所 在 地 とされる 3. 法 人 税 の 対 象 となる 各 事 業 年 度 の 所 得 の 金 額 は その 事 業 年 度 の 益 金 の 額 から 損 金 の 額 を 控 除 して 計 算 する 4. 法 人 は 原 則 として 各 事 業 年 度 終 了 の 日 の 翌 日 から 2 ヶ 月 以 内 に 確 定 した 決 算 に 基 づい て 作 成 た 法 人 税 の 確 定 申 告 書 を 所 轄 税 務 署 長 に 提 出 しなければならない 13
< 正 解 解 説 > 正 解 1 1. 不 適 切 法 人 の 事 業 年 度 は 法 令 または 定 款 等 に 定 める 営 業 年 度 を 指 し 一 般 的 には 4 月 1 日 から 翌 年 3 月 31 日 までといった 任 意 の 1 年 となる この 期 間 について 所 轄 税 務 署 に 届 け 出 ることになる 2. 適 切 記 述 のとおり 3. 適 切 記 述 のとおり 4. 適 切 法 人 税 の 申 告 納 付 は 災 害 などのやむを 得 ない 理 由 を 除 いて 原 則 として 各 事 業 年 度 の 終 了 の 日 から 2 ヶ 月 以 内 に 行 わなければならない ( 過 去 問 H20 年 5 月 試 験 問 題 38) 下 記 の<A 社 資 料 >に 基 づく A 社 の 交 際 費 の 損 金 不 算 入 額 として 正 しいものはどれか <A 社 資 料 > 事 業 年 度 平 成 19 年 4 月 1 日 ~ 平 成 20 年 3 月 31 日 期 末 資 本 金 額 2 億 円 交 際 費 の 金 額 500 万 円 ( 全 額 が 税 務 上 の 交 際 費 に 該 当 する) 1. 50 万 円 2.100 万 円 3.140 万 円 4.500 万 円 < 正 解 解 説 > 正 解 4 交 際 費 の 損 金 不 算 入 額 は その 期 末 資 本 金 額 に 応 じて 定 められている 期 末 資 本 金 1 億 円 超 の 場 合 は 支 出 交 際 費 の 全 額 が 損 金 不 算 入 となる したがって 期 末 資 本 金 が2 億 円 の A 社 は 交 際 費 の500 万 円 全 額 が 損 金 不 算 入 となる 14
( 過 去 問 H20 年 5 月 試 験 問 題 40) 会 社 と 役 員 間 の 取 引 における 法 人 税 または 所 得 税 の 取 り 扱 いに 関 する 次 の 記 述 のうち 最 も 不 適 切 なものはどれか 1. 会 社 がその 所 有 する 資 産 を 低 額 で 役 員 に 譲 渡 した 場 合 法 人 税 法 上 適 正 な 時 価 との 差 額 が 臨 時 的 な 役 員 給 与 として 取 り 扱 われる 2. 役 員 がその 所 有 する 資 産 を 時 価 の2 分 の1 未 満 の 価 額 で 会 社 に 譲 渡 した 場 合 所 得 税 法 上 適 正 な 時 価 で 譲 渡 があったものとみなされる 3. 会 社 の 社 宅 に 役 員 が 居 住 する 場 合 に 適 正 額 以 上 の 負 担 金 を 役 員 が 負 担 していない 場 合 に は 役 員 は 会 社 から 経 済 的 な 利 益 を 受 けたものとみなされ 給 与 所 得 として 所 得 税 住 民 税 が 課 税 される 4. 通 常 権 利 金 を 授 受 すべき 地 域 で 役 員 所 有 の 土 地 の 上 に 会 社 が 建 物 を 建 てた 場 合 土 地 の 賃 貸 借 契 約 において 権 利 金 の 授 受 がないときは 役 員 側 においては 借 地 権 に 係 る 権 利 金 収 入 が 認 定 課 税 される < 正 解 解 説 > 正 解 4 1. 適 切 法 人 税 法 では 法 人 が 他 のものと 取 引 を 行 う 場 合 は 原 則 としてすべての 資 産 は 時 価 により 取 引 されたものとみなされる この 場 合 法 人 が 役 員 に 資 産 を 低 額 譲 渡 したときには 時 価 との 差 額 が 役 員 給 与 とみなされる 2. 適 切 役 員 が 法 人 に 資 産 を 時 価 の 1/2 未 満 の 価 格 で 譲 渡 した 場 合 は 時 価 で 譲 渡 があっ たものとみなして 役 員 の 譲 渡 所 得 が 計 算 される また 法 人 については 時 価 との 差 額 が 益 金 算 入 される 3. 適 切 社 宅 に 役 員 が 居 住 する 場 合 には 適 正 な 家 賃 に 比 べて 低 い 家 賃 を 支 払 っている 場 合 経 済 的 利 益 を 受 けたものとみなされ その 差 額 分 が 役 員 給 与 に 加 算 されるこ とになる よって その 金 額 を 含 めて 所 得 税 や 住 民 税 が 計 算 されることになる 4. 不 適 切 個 人 が 所 有 する 土 地 を 法 人 に 貸 し 建 物 などを 建 てたときには 借 地 権 が 設 定 さ れたことになる この 場 合 通 常 権 利 金 を 収 受 する 慣 行 があるにもかかわらず 権 利 金 を 収 受 しないときは 権 利 金 の 認 定 課 税 が 行 われるが その 土 地 の 価 額 か らみて 相 当 の 地 代 を 収 受 している 場 合 や 土 地 の 無 償 返 還 に 関 する 届 出 書 を 借 地 人 と 連 名 で 提 出 している 場 合 には この 限 りではない 設 問 のケースでは 借 地 人 である 法 人 側 が 権 利 金 の 認 定 課 税 をうけることになる ( 過 去 問 H20 年 9 月 試 験 問 題 38) 法 人 税 に 関 する 次 の 記 述 のうち 最 も 適 切 なものはどれか 1. 公 益 法 人 等 に 該 当 する 財 団 法 人 や 社 団 法 人 は 収 益 事 業 から 生 じた 所 得 についても 法 人 15
税 が 課 されることはない 2. 内 国 普 通 法 人 の 各 事 業 年 度 の 所 得 の 金 額 に 対 する 法 人 税 の 税 率 は 資 本 金 や 所 得 金 額 にか かわらず 一 律 30%である 3. 法 人 が 預 金 の 利 子 の 支 払 いを 受 ける 際 に 源 泉 徴 収 された 所 得 税 については 原 則 としてそ の 全 額 をその 事 業 年 度 の 法 人 税 額 から 控 除 することができる 4. 使 用 人 兼 務 役 員 の 使 用 人 分 賞 与 は 支 給 時 期 および 支 給 金 額 にかかわらず 損 金 算 入 が 認 められる < 正 解 解 説 > 正 解 3 1. 不 適 切 公 益 法 人 である 宗 教 法 人 学 校 法 人 社 会 福 祉 法 人 等 では 収 益 事 業 にのみ 法 人 税 が 課 される 2. 不 適 切 内 国 法 人 のうち 普 通 法 人 に 対 する 税 率 は 原 則 として30%の 比 例 税 率 になっ ているが 資 本 金 や 課 税 所 得 金 額 によって 一 部 軽 減 税 率 が 適 用 される 3. 適 切 預 貯 金 の 利 子 は 一 律 源 泉 分 離 課 税 であるので 個 人 の 場 合 は 確 定 申 告 を 要 しない しかし 法 人 の 場 合 は 利 子 が 収 益 になるため 法 人 税 の 確 定 申 告 の 段 階 で 源 泉 徴 収 された 利 子 税 を 法 人 税 から 差 し 引 くことになる 4. 不 適 切 使 用 人 兼 務 役 員 に 支 給 される 賞 与 については 他 の 使 用 人 に 対 する 賞 与 と 同 時 期 であること 他 の 使 用 人 に 対 する 賞 与 の 額 と 比 較 して 適 性 であることを 要 件 に 損 金 算 入 が 認 められる 12 消 費 税 13 個 人 住 民 税 16
< 不 動 産 > 1 不 動 産 登 記 2 借 地 借 家 法 借 地 権 借 家 権 3 建 築 基 準 法 4 区 分 所 有 法 5 宅 地 建 物 取 引 業 法 6 民 法 ( 売 買 契 約 ) 解 約 手 付 瑕 疵 担 保 責 任 危 険 負 担 7 不 動 産 取 得 に 関 する 税 務 8 不 動 産 保 有 に 関 する 税 務 9 不 動 産 所 得 10 不 動 産 譲 渡 の 特 例 11 不 動 産 の 有 効 活 用 自 己 建 設 方 式 事 業 受 託 方 式 土 地 信 託 方 式 等 価 交 換 方 式 12 不 動 産 投 資 13 土 地 価 格 の 種 類 公 示 価 格 基 準 値 標 準 価 格 相 続 税 評 価 額 ( 路 線 価 ) 固 定 資 産 税 評 価 額 17
< 相 続 事 業 承 継 > 1 贈 与 契 約 2 贈 与 の 種 類 3 贈 与 税 の 課 税 財 産 非 課 税 財 産 4 遺 言 5 遺 産 分 割 6 配 偶 者 の 税 額 軽 減 7 贈 与 税 の 配 偶 者 控 除 8 小 規 模 宅 地 等 の 評 価 減 の 特 例 9 相 続 時 精 算 課 税 制 度 10 不 動 産 の 相 続 税 評 価 額 借 地 権 貸 宅 地 使 用 貸 借 の 場 合 の 貸 宅 地 ( 自 用 地 評 価 額 ) 貸 家 建 付 地 自 用 家 屋 賃 貸 用 家 屋 11 上 場 株 式 の 評 価 12 相 続 税 の 申 告 と 納 付 方 法 延 納 物 納 13 相 続 対 策 14 死 亡 退 職 金 15 相 続 税 債 務 控 除 16 親 族 関 係 図 17 事 業 承 継 18
[ 参 考 資 料 ] <ライフプランニングと 資 金 計 画 > 公 的 年 金 制 度 一 般 1 国 民 年 金 の 被 保 険 者 2 国 民 年 金 の 保 険 料 ( 法 定 免 除 申 請 免 除 学 生 納 付 特 例 若 年 者 納 付 猶 予 制 度 ) a) 法 定 免 除 b) 全 額 免 除 c)3/4 免 除 d) 半 額 免 除 e)1/4 免 除 f) 学 生 納 付 特 例 g) 若 年 者 納 付 特 例 制 度 3 厚 生 年 金 の 被 保 険 者 4マクロ 経 済 による 年 金 額 の 調 整 5 老 齢 基 礎 年 金 の 受 給 資 格 6 老 齢 厚 生 年 金 のしくみ( 振 替 加 算 ) 遺 族 年 金 1 遺 族 基 礎 年 金 の 支 給 要 件 2 遺 族 厚 生 年 金 の 支 給 要 件 3 遺 族 厚 生 年 金 をけられる 遺 族 4 中 高 齢 寡 婦 加 算 と 経 過 的 寡 婦 加 算 公 的 年 金 併 給 調 整 老 齢 基 礎 年 金 + 老 齢 厚 生 年 金 ( 本 人 ) 老 齢 基 礎 年 金 + 遺 族 厚 生 年 金 ( 配 偶 者 の 老 齢 厚 生 年 金 の3/4) 老 齢 基 礎 年 金 +( 老 齢 厚 生 年 金 1/2)+( 遺 族 厚 生 年 金 2/3)( ) 本 人 の 老 齢 厚 生 年 金 と 配 偶 者 の 受 給 できた 老 齢 厚 生 年 金 の 半 分 ずつという 選 択 配 偶 者 の 老 齢 厚 生 年 金 の1/2 = 配 偶 者 の 老 齢 厚 生 年 金 の3/4 2/3= 遺 族 厚 生 年 金 2/3 19
カード 関 連 1カードローンの 返 済 方 法 a)アドオン 方 式 b)リボルビング 払 い 2カード 決 済 の 特 徴 a)クレジットカード b)デビットカード c) 電 子 マネー <リスク 管 理 > 死 亡 保 険 金 満 期 保 険 金 に 対 する 税 金 保 険 金 契 約 者 被 保 険 受 取 人 課 税 関 係 者 死 亡 保 険 金 1 契 約 者 = 被 保 険 者 夫 夫 妻 ( 相 続 人 ) 夫 夫 他 人 ( 相 続 人 以 外 ) 相 続 税 相 続 税 2 契 約 者 = 死 亡 保 険 金 受 取 人 夫 妻 夫 所 得 税 ( 住 民 税 ) 非 課 税 枠 あり (500 万 円 法 定 相 続 人 の 数 ) 非 課 税 枠 なし ( 相 続 放 棄 者 も 非 課 税 枠 の 適 用 は できない) 一 時 所 得 の 課 税 ( 総 合 課 税 ) ( 受 取 保 険 金 - 保 険 料 -50 万 円 ) 1/2 3 契 約 者 被 保 険 者 死 亡 保 険 金 受 取 人 夫 妻 子 贈 与 税 ( 受 取 保 険 金 - 基 礎 控 除 110 万 円 ) 4 契 約 者 = 満 期 保 険 金 受 取 人 満 期 保 険 金 夫 - 夫 所 得 税 ( 住 民 税 ) 5 契 約 者 満 期 保 険 金 受 取 人 一 時 所 得 の 課 税 ( 総 合 課 税 ) ( 計 算 式 は 死 亡 保 険 金 と 同 じ) 下 記 の 金 融 類 似 商 品 は 20%の 源 泉 分 離 課 税 夫 - 妻 贈 与 税 ( 受 取 保 険 金 - 基 礎 控 除 110 万 円 ) 20
死 亡 保 険 金 を 年 金 形 式 で 受 け 取 る 場 合 は 個 人 年 金 保 険 と 同 様 の 課 税 関 係 にな る < 金 融 資 産 運 用 > 投 資 信 託 の 分 類 等 (1) 販 売 会 社 販 売 会 社 とは 投 資 信 託 を 募 集 販 売 する 証 券 会 社 や 銀 行 等 のことである 主 な 業 務 は 証 券 の 募 集 販 売 分 配 金 償 還 金 の 支 払 解 約 請 求 の 取 次 ぎ 目 論 見 書 運 用 報 告 書 の 顧 客 への 交 付 等 である (2) 委 託 会 社 ( 投 信 委 託 会 社 ) 委 託 会 社 とは 投 資 家 から 集 めた 資 金 ( 信 託 財 産 )を 運 用 する 会 社 のことであ る 主 な 業 務 は 信 託 財 産 の 運 用 の 指 示 を 行 うことで 他 にも 目 論 見 書 運 用 報 告 書 の 作 成 交 付 ( 交 付 は 販 売 会 社 が 代 行 することが 一 般 的 である) 基 準 価 額 の 計 算 等 である 投 信 委 託 会 社 は 金 融 庁 長 官 の 認 可 を 受 ける 必 要 があり 運 用 責 任 者 のことを ファンドマネージャーとよぶ (3) 受 託 会 社 受 託 会 社 とは 投 資 家 から 集 めた 資 金 ( 信 託 財 産 )の 管 理 や 投 信 委 託 会 社 から の 運 用 の 指 示 を 受 けて 実 際 に 資 金 を 投 資 する 業 務 を 行 う 信 託 銀 行 のことである 主 な 業 務 は 信 託 財 産 の 保 管 と 計 算 信 託 財 産 の 運 用 と 執 行 受 益 証 券 発 行 の 認 証 等 である (4) 運 用 対 象 による 分 類 公 社 債 投 資 信 託 株 式 投 資 信 託 株 式 は 一 切 組 み 入 れず 国 債 や 社 債 など 安 全 性 の 高 い 公 社 債 を 中 心 に 運 用 し 安 定 した 収 益 をめざす 運 用 対 象 が 公 社 債 や 短 期 金 融 商 品 に 限 られていても 元 本 が 保 証 されてい るものではない 投 資 対 象 に 株 式 を 一 定 限 度 内 あるいは 制 限 なく 組 み 入 れる または 株 式 を 組 み 入 れることが 可 能 な 投 資 信 託 である 少 しでも 株 式 を 組 み 入 れたものや 債 券 100%であるがタイミングにより 株 式 に 投 資 するというファンドも 株 式 投 資 信 託 となる 21
(5) 募 集 方 法 による 分 類 追 加 型 (オープン 型 ) 単 位 型 (ユニット 型 ) 運 用 期 間 に 定 めがなく( 決 まっていても 10 年 以 上 などの 長 期 ) 途 中 からでも 随 時 購 入 追 加 設 定 が 可 能 なため いつでもそのときの 時 価 で 購 入 換 金 できる 購 入 は 当 初 の 募 集 期 間 に 限 られ 最 初 の 設 定 時 以 外 途 中 から 購 入 追 加 できないもの あらかじめ 5 年 程 度 の 運 用 期 間 が 定 められてい る 定 時 定 形 型 同 じ 性 格 のもの が 毎 月 継 続 的 に 募 集 される スポット 型 その 時 々の 金 融 経 済 情 勢 や 株 式 債 券 市 場 の 動 向 などをみはからって 随 時 募 集 される 通 常 1 回 限 りしか 募 集 されず しかも 募 集 が 不 定 期 なので 当 初 の 募 集 期 間 が 過 ぎると 同 じものは 買 えなくなる そのため スポット 型 と 呼 ばれ る 投 資 信 託 運 用 方 法 日 経 平 均 やTOPIXなどのベンチマークを 上 回 る 収 益 を 目 指 す アクティブ 運 用 パッシブ 運 用 トップダウンアプローチ マクロ 的 な 分 析 により まず 業 種 別 組 入 比 率 や 国 別 組 入 比 率 を 決 め その 比 率 の 中 で 組 入 銘 柄 を 決 めていく グロース 投 資 株 式 銘 柄 の 成 長 性 を 重 視 して 投 資 市 場 平 均 に 比 べて PER PBRは 高 い ボトムアップアプローチ まず 魅 力 のある 株 式 個 別 銘 柄 を 選 択 しその 積 上 げによってポートフ ォリオが 構 築 されていく バリュー 投 資 株 式 銘 柄 の 割 安 性 を 重 視 して 投 資 市 場 平 均 に 比 べてPER P BRは 低 い ベンチマークと 同 等 の 収 益 を 目 指 す 主 な 商 品 に 株 価 指 数 等 に 連 動 するインデックスファンドがある ポートフォリオ (1)ポートフォリオ ポートフォリオとは 株 式 や 債 券 不 動 産 等 の 資 産 全 体 またはその 資 産 の 組 み 合 わせのことである (2)ポートフォリオ 運 用 する 目 的 ポートフォリオ 運 用 する 目 的 は 複 数 の 資 産 に 分 散 して 投 資 することによって リスクを 低 減 することである ひとつの 商 品 に 投 資 した 場 合 には その 商 品 の 変 動 の 影 響 を 直 接 受 けることになるが 商 品 を 分 散 して 投 資 することにより 資 産 運 用 の 効 率 性 や 合 理 性 を 高 めることができる (3)アセット アロケーション 22
一 般 に ポートフォリオ も アセット アロケーション も 分 散 投 資 のこ とを 指 しているが ポートフォリオ は 複 数 の 銘 柄 に 投 資 することを 指 し ア セット アロケーション は 国 内 株 式 海 外 債 券 不 動 産 等 の 複 数 の 資 産 への 投 資 を 指 している 銘 柄 選 択 による 要 因 よりも アセット アロケーションによる 要 因 のほうが 運 用 の 成 果 に 大 きな 影 響 を 及 ぼすといわれている (4)ポートフォリオ 理 論 ポートフォリオ 理 論 は リターンとリスクという 2 つの 尺 度 を 使 って 投 資 先 を 検 討 する 考 え 方 である 一 般 的 に 高 いリターンを 得 るには 高 いリスクを 取 る 必 要 があり リスクの 低 い 商 品 を 選 択 すれば 低 いリターンしか 得 ることができない (5)リターン 1 投 資 収 益 率 投 資 収 益 率 とは インカムゲイン( 配 当 や 利 息 )と キャピタルゲイン( 値 上 がり 益 )の 合 計 額 を 投 資 金 額 で 割 ったものである 投 資 収 益 率 インカムゲイン+キャピタルゲイン 投 資 金 額 100 2 期 待 収 益 率 期 待 収 益 率 とは 将 来 の 収 益 率 を 確 率 的 に 予 測 できると 仮 定 し 実 現 可 能 な 収 益 率 を 加 重 平 均 したものである 期 待 収 益 率 (ある 状 態 の 下 での 収 益 率 その 状 態 が 起 こる 確 率 )の 合 計 (6)リスク 1リスクの 考 え 方 投 資 におけるリスクとは 期 待 していたリターン( 期 待 収 益 率 )と 実 際 の 結 果 が 異 なる 可 能 性 ( 不 確 実 性 )のことである 期 待 収 益 率 を 中 心 に プラスにもマ イナスにも 大 きく 散 らばるものはリスクが 大 きく 散 らばり 具 合 が 小 さいものは リスクが 小 さい このリスクを 測 る 尺 度 として 分 散 や 標 準 偏 差 を 利 用 することができる 2 相 関 係 数 ポートフォリオに 組 入 れる 各 商 品 の 動 きが 同 じ 動 きをするものに 分 散 して 投 資 をしても リスク 低 減 の 効 果 (ポートフォリオ 効 果 )はない よって ポート 23
フォリオ 効 果 を 得 るには 組 入 れる 各 商 品 の 連 動 性 を 知 る 必 要 がある この 連 動 性 は 相 関 係 数 でみることができる 相 関 係 数 は 関 連 性 の 強 さを 表 す 尺 度 で 1 から -1 までの 範 囲 の 数 値 をとる < 相 関 係 数 とポートフォリオ 効 果 > 相 関 係 数 =1 完 全 に 同 一 方 向 に 動 く 相 関 係 数 =-1 まったく 逆 方 向 に 動 く 相 関 係 数 =0 まったく 関 係 をもたない 相 関 係 数 =-1のときに ポートフォリオ 効 果 は 最 大 にな り 相 関 係 数 =1のとき ポートフォリオ 効 果 はまったく 見 られ ない (7)ポートフォリオのパフォーマンス 評 価 ポートフォリオの 代 表 的 なパフォーマンス 評 価 方 法 のひとつに シャープの 測 度 (シャープレシオ) が 挙 げられる シャープの 測 度 とは リスク( 標 準 偏 差 )1 単 位 に 対 するリターン を 算 出 し リスクとリターンの 両 面 からポートフォリオを 評 価 する 指 標 である つまり 同 じリスクを 取 るのであれば リターンが 多 いほうがパフォーマンスが 高 いという 評 価 になる <シャープレシオの 求 め 方 > シャープレシオ= ポートフォリオの 収 益 率 - 無 リスク 資 産 の 収 益 率 標 準 偏 差 シャープレシオの 数 値 が 大 きいほど 高 い 評 価 となる シャープレシオは 標 準 偏 差 の 異 なるポートフォリオ 間 のパフォーマンスの 比 較 に 用 いることができる 無 リスク 資 産 の 収 益 率 の 一 例 として 国 債 の 利 率 がある 24
<タックスプランニング> 住 宅 借 入 金 等 特 別 控 除 (1) 内 容 金 融 機 関 等 からの 借 入 金 ( 住 宅 ローン 等 )により 居 住 用 家 屋 を 取 得 し たり 増 改 築 を 行 ったりした 場 合 などに その 借 入 金 に 一 定 割 合 を 乗 じ た 金 額 を 税 額 控 除 として 控 除 できる (2) 適 用 要 件 1 住 宅 取 得 者 等 控 除 を 受 ける 者 の 適 用 要 件 は 次 のとおりである 住 宅 の 取 得 等 の 時 点 で 居 住 者 であること 一 定 の 親 族 からの 取 得 でないこと 住 宅 の 取 得 または 増 改 築 をしてから6ヵ 月 以 内 に 居 住 の 用 に 供 し 控 除 を 受 ける 各 年 の12 月 31 日 まで 引 き 続 き 居 住 していること 合 計 所 得 金 額 が3,000 万 円 以 下 であること 住 宅 借 入 金 等 の 年 末 残 高 があること 2 対 象 となる 住 宅 等 適 用 対 象 となる 住 宅 等 は 次 の 要 件 を 満 たすものに 限 られる イ) 新 築 住 宅 居 住 用 の 住 宅 であること 家 屋 の 登 記 床 面 積 が50m2 以 上 であること(その 家 屋 が 要 件 を 満 たしていれば 家 屋 とともに 取 得 する 土 地 についても 適 用 可 ) 店 舗 併 用 住 宅 は 居 住 用 部 分 の 床 面 積 が2 分 の1 以 上 であること ロ) 中 古 住 宅 新 築 住 宅 の 要 件 に 加 え 以 下 の 要 件 を 満 たすものに 限 られる 建 築 後 の 年 数 が20 年 以 内 ( 耐 火 建 築 物 は25 年 )であること 親 族 などからの 取 得 でないこと ハ) 増 改 築 等 新 築 住 宅 の 要 件 に 加 え 以 下 の 要 件 を 満 たすものに 限 られる 自 己 で 所 有 し 居 住 の 用 に 供 している 家 屋 についての 増 改 築 等 で あること 工 事 費 用 が100 万 円 超 であること( 居 住 用 部 分 の 工 事 費 が 全 体 の 工 事 費 の2 分 の1 以 上 であること) 25
3 対 象 となる 借 入 金 等 適 用 対 象 となる 借 入 金 は 次 の 要 件 を 満 たすものである 住 宅 取 得 等 のための 借 入 金 で 償 還 期 間 が10 年 以 上 であること( 借 入 金 を 繰 上 げ 返 済 した 場 合 その 返 済 により 借 入 金 の 償 還 期 間 が 10 年 未 満 となる 場 合 には 適 用 が 受 けられない) 返 済 が 月 年 など1 年 以 下 の 期 間 を 単 位 として 規 則 的 に 行 うもの であること 金 融 機 関 勤 務 先 等 からの 借 入 金 であること( 勤 務 先 融 資 の 場 合 (3) 控 除 額 には 金 利 1% 以 上 のものに 限 る) 控 除 額 は 次 のとおりである 図 表 3-21 入 居 年 度 別 控 除 額 入 居 年 控 除 対 象 限 度 額 平 成 19 年 2,500 万 円 平 成 20 年 2,000 万 円 平 成 21 年 5,000 万 円 平 成 22 年 5,000 万 円 平 成 23 年 4,000 万 円 平 成 24 年 3,000 万 円 平 成 25 年 2,000 万 円 控 除 期 間 10 年 1~6 年 目 1% 7~10 年 目 0.5% 控 除 率 ( 選 択 ) 控 除 期 間 15 年 1~10 年 目 0.6% 11~15 年 目 0.4% 最 大 控 除 額 200 万 円 160 万 円 1% 500 万 円 1% 500 万 円 1% 400 万 円 1% 300 万 円 1% 200 万 円 26
(4) 転 勤 等 により 転 居 した 場 合 住 宅 借 入 金 等 特 別 控 除 の 適 用 を 受 けていた 居 住 者 が 平 成 15 年 4 月 1 日 以 後 転 勤 などのやむを 得 ない 事 情 により その 住 宅 を 居 住 の 用 に 供 さなくなる 場 合 その 間 はこの 控 除 の 適 用 は 受 けられないが 再 び 居 住 の 用 に 供 した 場 合 には 控 除 の 再 適 用 を 受 けることができる 例 えば 本 来 10 年 間 にわたって 適 用 を 受 けることが 可 能 な 者 が 入 居 して3 年 経 て 転 勤 し その2 年 後 に 転 勤 が 解 除 され 自 宅 に 戻 った 場 合 自 宅 に 居 住 していなかった2 年 間 は 適 用 を 受 けることはできないが 再 入 居 した 年 から 残 りの5 年 間 は 適 用 対 象 になる ただし 控 除 の 適 用 がなかった 期 間 がその 分 延 長 されることはない また 平 成 15 年 3 月 31 日 以 前 に 転 勤 などにより 住 宅 を 居 住 の 用 に 供 さなくなり 再 び 居 住 の 用 に 供 した 場 合 は 控 除 の 適 用 期 間 が 残 ってい たとしても 再 適 用 は 受 けられない (5) 注 意 点 控 除 の 適 用 を 受 ける 際 にはいくつかの 注 意 すべき 点 がある 1 給 与 所 得 者 であっても 適 用 を 受 ける 初 年 度 については 確 定 申 告 をする 必 要 がある 翌 年 以 降 は 年 末 調 整 によって 適 用 を 受 ける ことができる 2 住 民 税 においては 適 用 がないため この 控 除 の 適 用 の 結 果 所 得 税 がゼロになった 場 合 でも 住 民 税 が 課 税 される 場 合 がある ただ し 平 成 11 年 から 平 成 18 年 までに 入 居 した 者 で 平 成 19 年 分 以 降 の 所 得 税 において 住 宅 借 入 金 等 特 別 控 除 の 適 用 がある 場 合 所 得 税 での 控 除 残 額 が 生 じた 時 は 翌 年 分 の 個 人 住 民 税 から 減 額 することができる 3 入 居 した 年 およびその 年 の 前 後 2 年 以 内 に 居 住 用 財 産 を 譲 渡 した 場 合 の 3,000 万 円 特 別 控 除 軽 減 税 率 居 住 用 財 産 の 買 換 えの 特 例 を 適 用 した 場 合 には 住 宅 借 入 金 等 特 別 控 除 の 適 用 を 受 けることはできない 居 住 用 財 産 の 譲 渡 損 失 の 繰 越 控 除 とは 併 用 して 適 用 を 受 けることができる 27
[ 実 技 編 ] 1. 実 技 試 験 の 構 成 1FP 総 論 (ア)コンプライアンス (イ)FPの 定 義 ファイナンシャル プランニングとは 個 人 のライフデザイン( 個 人 の 生 き 方 )とライフプラン(ライフデザインを 具 体 化 した 生 涯 生 活 設 計 )を 実 現 する ために 個 人 の 収 入 支 出 資 産 負 債 保 障 内 容 などに 関 するあらゆるデー タを 集 め 必 要 に 応 じて 専 門 家 の 協 力 を 得 ながら 現 状 分 析 を 行 い パーソナル ファイナンスに 関 する 様 々なプランを 立 案 し 併 せて 実 行 援 助 と 見 直 しをする ことである (ウ)FPの6ステップ 2 金 融 商 品 知 識 3 金 融 計 算 問 題 4 株 式 投 資 指 標 PER PBR ROE 配 当 利 回 り 配 当 性 向 5 金 融 に 関 する 経 済 の 基 礎 知 識 6 建 ぺい 率 容 積 率 7 不 動 産 資 料 に 関 する 基 礎 知 識 (ア) 不 動 産 登 記 (イ) 不 動 産 資 料 に 関 する 問 題 8 所 得 税 に 関 する 計 算 (ア) 譲 渡 所 得 (イ) 退 職 所 得 (ウ) 一 時 所 得 (エ) 不 動 産 所 得 (オ) 事 業 所 得 (カ) 雑 所 得 (キ) 給 与 所 得 28
減 価 償 却 について 減 価 償 却 費 の 計 算 において 平 成 10 年 4 月 1 日 以 後 に 取 得 した 建 物 については 定 額 法 により 処 理 する 建 物 以 外 の 減 価 償 却 資 産 については 所 得 税 では 定 額 法 が 法 定 償 却 法 であるが 届 出 によって 定 率 法 を 選 択 することができる また 平 成 19 年 度 税 制 改 正 により 残 存 価 額 償 却 可 能 限 度 額 についての 規 制 が 撤 廃 され 減 価 償 却 費 の 取 得 価 額 の 100% 損 金 算 入 が 可 能 となった 定 額 法 = 取 得 価 額 耐 用 年 数 に 応 じた 償 却 率 業 務 の 用 に 供 した 月 数 12 定 率 法 = 年 初 未 償 却 残 高 耐 用 年 数 に 応 じた 償 却 率 業 務 の 用 に 供 した 月 数 12 なお 平 成 19 年 3 月 31 日 以 前 に 取 得 した 既 存 の 減 価 償 却 資 産 を 償 却 可 能 限 度 額 ( 取 得 価 額 の 95%)まで 償 却 した 場 合 には その 翌 年 以 降 5 年 間 に 渡 り 残 存 価 額 を 1 円 ( 備 忘 価 額 )まで 均 等 償 却 する 9 路 線 価 の 計 算 10 保 険 証 券 の 読 み 取 り 問 題 11 保 険 商 品 一 般 12 所 得 税 確 定 申 告 書 13 相 続 時 精 算 課 税 制 度 14 親 族 関 係 図 ( 法 定 相 続 分 ) 15 相 続 税 の 課 税 価 格 の 合 計 と 基 礎 控 除 の 計 算 16 遺 言 遺 産 分 割 17キャッシュフロー 表 (ア)ライフイベント 表 (イ)C/Fの 計 算 18 係 数 19 金 融 の 計 算 問 題 ( 難 問 ) 20 公 的 医 療 保 険 制 度 21 個 人 バランスシート 22 医 療 費 控 除 29
23 外 国 為 替 レート < 外 貨 預 金 の 税 引 き 後 利 回 りの 計 算 手 順 > 1 円 ベースまたは 外 貨 ベースでの 元 本 と 外 貨 ベースでの 利 息 を 求 める 円 ベースでの 元 本 = 外 貨 ベース 預 入 時 のTTS 外 貨 ベースでの 元 本 = 円 ベースでの 元 本 預 入 日 のTTS 日 数 外 貨 ベースでの 利 息 = 外 貨 ベースでの 元 本 利 率 365 日 2 税 額 ( 外 貨 ベース)を 求 める 所 得 税 = 外 貨 ベースでの 利 息 15% 住 民 税 = 外 貨 ベースでの 利 息 5% 3 円 ベースでの 受 取 額 を 求 める B ( 外 貨 ベースでの 元 本 + 外 貨 ベースでの 利 息 - 税 額 ) 満 期 時 のTT 4 税 引 き 後 の 年 利 回 りを 求 める 円 ベースでの 受 取 額 - 円 ベースでの 元 本 円 ベースでの 元 本 365 日 日 数 100 ( 具 体 例 ) 米 ドルの 1 年 定 期 預 金 ( 年 利 率 3%)に 10,000 ドル 預 けた 場 合 の 円 ベースの 税 引 き 後 利 回 りを 求 める 1 年 は 365 日 とする 預 入 時 満 期 時 TTS 1 ドル=120 円 1 ドル=128 円 TTB 1 ドル=118 円 1 ドル=126 円 1 円 ベースの 元 本 と 外 貨 ベースの 利 息 を 求 める 10,000 ドル 120 円 ( 預 入 時 TTS)=1,200,000 円 外 貨 ベースでの 利 息 を 求 める 10,000 ドル 3%=300 ドル 2 税 額 ( 外 貨 ベース)を 求 める 300ドル 15%( 所 得 税 )+300ドル 5%( 住 民 税 )=60ドル 3 円 ベースでの 受 取 額 を 求 める (10,000ドル+300ドル-60ドル) 126 円 ( 満 期 時 TTB) =1,290,240 円 4 税 引 き 後 の 年 利 回 りを 求 める 1,290,240 円 -1,200,000 円 1,200,000 円 100=7.52% 30
24 公 的 年 金 制 度 2. 試 験 問 題 の 効 率 的 な 解 き 方 1できる 問 題 ( 毎 回 出 題 されている 問 題 は 特 に 意 識 する)から 解 いていく 2 難 しい 計 算 問 題 見 たことのない 問 題 には 付 き 合 わない 3 設 例 提 示 問 題 は 1) 最 初 に 問 題 を 読 み 2)その 後 に 設 例 から 数 字 を 拾 ってくる 4 見 たことのない 計 算 問 題 計 算 式 が 提 示 されている 場 合 は 計 算 式 にあて はめるだけで 解 決 する 単 純 な 問 題 の 場 合 がほと んどである 31