実 践 報 告 2 1 年 生 特 別 活 動 : 食 育 自 分 の 食 習 慣 を 見 直 し, 実 生 活 に 生 かせる 子 どもの 姿 を 求 めて 給 食 活 動 を 振 り 返 り, 栄 養 教 諭 と 連 携 した 取 り 組 み 福 岡 県 福 岡 市 立 千 早 小 学 校 教

Similar documents
別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

 

(5 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業 所 の 新 規 に 採 用 し た 全 て の 居 宅 介 護 従 業 者 に 対 し 熟 練 し た 居 宅 介 護 従 業 者 の 同 行 に よ る 研 修 を 実 施 し て い る こ と (6 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

(3) 小 単 元 の 指 導 と 評 価 の 計 画 小 単 元 第 11 章 税 のあらまし の 指 導 と 評 価 の 計 画 ( 四 次 確 定 申 告 制 度 抜 粋 ) 関 心 意 欲 態 度 思 考 判 断 技 能 表 現 知 識 理 解 小 単 元 の 評 価 規 準 税 に 関 す

●幼児教育振興法案

Microsoft Word - 保育園管理規程(決定案)

Microsoft Word - 目次.doc

Microsoft Word - nagekomi栃木県特定医療費(指定難病)支給認定申請手続きのご案内 - コピー

全設健発第     号

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮


< F2D819B92CA926D E9693E A2E6A7464>

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

横浜市障害者ガイドヘルプ事業実施要綱

( 教 育 職 員 免 許 状 の 取 得 ) 第 9 条 教 育 職 員 免 許 状 ( 幼 稚 園 教 諭 二 種 免 許 状 )を 取 得 しようとする 者 は 教 育 職 員 免 許 法 に 基 づき 別 表 2に 掲 げる を 修 得 しなければならない 2 教 育 職 員 免 許 状 の


母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

<817993FA967B8E E A E815B817A B F976C8EAE82502D322E786C73>

定款

件名

tokutei2-7.xls

毎 月 の 給 与 等 ( )を 一 定 の 等 級 区 分 にあてはめた 標 準 月 額 の 上 限 が 現 行 の47 等 級 から50 等 級 に 改 正 されます ( 別 紙 健 康 保 険 料 額 表 参 照 ) なお 法 改 正 に 伴 い 標 準 月 額 が 改 定 される 方 につい

<4D F736F F D2093FC8A7797BF81438EF68BC697BF96C68F9C8ED28B7982D192A58EFB C8ED291498D6C8AEE8F802D312E646F63>

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

Microsoft Word - (課×県・指定)【頭紙】「精神障害者保健福祉手帳の診断書の記入に当たって留意すべき事項について」等の一部改正について.rtf

Microsoft Word - 諮問第82号答申(決裁後)

    平成11年度余市町私立幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

後期高齢者医療制度

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) (H25.4.1) (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.7.1) (H25.4.1) (H25.7.1)

Taro-事務処理要綱250820

学校安全の推進に関する計画の取組事例

Taro-H26改正_溶け込み_中学授業

東近江行政組合職員の育児休業等に関する条例

< C8EAE81698E738BE692AC91BA94C5816A8CF6955C B835E2E786C73>

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

財団法人○○会における最初の評議員の選任方法(案)

保 険 料 は 個 人 ごとに 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 では 被 保 険 者 一 人 ひとりに 保 険 料 を 負 担 していただくことになります 新 たに75 歳 になられた 方 (65 歳 以 上 75 歳 未 満 で 一 定 以 上 の 障 害 があり 認 定 を 受 けた 方 を

第2回 制度設計専門会合 事務局提出資料

主要生活道路について

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

Microsoft Word - 4 家計基準

(2) 保 育 料 等 減 免 措 置 に 関 する 調 書 (3) 地 方 税 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 226 号 ) 第 5 条 第 2 項 第 1 号 に 規 定 する 市 町 村 民 税 の 課 税 の 状 況 を 証 明 する 書 類 又 は 生 活 保 護 法 ( 昭 和

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

2 条 ) ア 育 児 休 業 の 対 象 とならない 職 員 ( 法 第 2 条 及 び 条 例 第 2 条 関 係 ) (ア) 臨 時 的 に 任 用 される 職 員 (イ) 育 児 休 業 に 係 る 期 間 を 任 期 と 定 めて 採 用 された 職 員 (ウ) 勤 務 延 長 職 員 (

18 国立高等専門学校機構

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

平成16年度

保 険 料 の 軽 減 措 置 均 等 割 額 の 軽 減 1 以 下 の 基 準 によって 均 等 割 額 が 軽 減 されます 軽 減 割 合 は 被 保 険 者 と 世 帯 主 の 総 所 得 金 額 等 の 合 計 額 によって 判 定 します 軽 減 割 合 同 一 世 帯 内 の 被 保

Taro-01 議案概要.jtd

定款  変更

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

m07 北見工業大学 様式①

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

4-3-4共立蒲原総合病院組合職員の育児休業等に関する条例

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

<947A957A8E9197BF C E786C73>

職 員 の 等 に 関 する 条 例 第 24 条 の 承 認 は 正 規 の 勤 務 時 間 の 始 め 又 は 終 わりにおいて 30 分 を 単 位 として 行 う ものとする 2 育 児 を 原 因 とする 特 別 休 暇 を 承 認 されている 職 員 に 対 する の 承 認 については

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

<4D F736F F D20836E E819592E88C5E B F944E82548C8E89FC90B3816A5F6A D28F57>

05_現状把握指標一覧(H28.1.1時点)【 確定版】

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

( 減 免 の 根 拠 等 ) 第 1 条 こ の 要 綱 は, 地 方 税 法 第 条 の 規 定 に 基 づ く 市 税 条 例 第 6 9 条 の 2 の 規 定 を 根 拠 と す る 身 体 障 害 者 等 に 対 す る 軽 自 動 車 税 の 減 免 の 具 体 的 な 対

税 市 民 税 県 民 税 家 屋 敷 課 税 の 申 告 書 の 提 出 豊 川 市 外 にお 住 まいで 1 月 1 日 現 在 で 市 内 に 事 務 所 事 業 所 または 家 屋 敷 を 有 する で 申 告 書 を 提 出 される 平 成 29 年 度 以 後 の 年 度 分 の 申 告

Microsoft Word - 公表用答申422号.doc

昨 年 今 年 退 職 した< 雇 用 保 険 に 関 すること> 1. 雇 用 保 険 ( 失 業 給 付 )を 受 給 予 定 (または 受 給 している) 雇 用 保 険 受 給 資 格 証 のコピー ( 退 職 日 基 本 日 額 処 理 状 況 のわかる 面 ) 日 額 3,611 円 未

目  次

第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

16 日本学生支援機構

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

の と す る (1) 防 犯 カ メ ラ を 購 入 し 設 置 ( 新 設 又 は 増 設 に 限 る ) す る こ と (2) 設 置 す る 防 犯 カ メ ラ は 新 設 又 は 既 設 の 録 画 機 と 接 続 す る こ と た だ し 録 画 機 能 付 防 犯 カ メ ラ は

(3) 調 査 の 進 め 方 2 月 28 日 2 月 28 日 ~6 月 30 日 平 成 25 年 9 月 サウンディング 型 市 場 調 査 について 公 表 松 戸 市 から 基 本 的 な 土 地 情 報 サウンディングの 実 施 活 用 意 向 アイデアのある 民 間 事 業 者 と

退職手当とは

っては 出 産 予 定 日 から 出 生 した 日 から 起 算 して8 週 間 を 経 過 する 日 の 翌 日 までとする ) の 期 間 内 に 当 該 子 に 係 る 最 初 の 育 児 休 業 を 開 始 し かつ 終 了 した 場 合 であって 当 該 子 に 係 る 再 度 の 育 児

別 紙 軽 費 老 人 ホームの 収 入 認 定 について 平 成 22 年 3 月 9 日 千 葉 県 健 康 福 祉 部 高 齢 者 福 祉 課 本 紙 は 平 成 18 年 1 月 24 日 老 発 第 号 厚 生 労 働 省 老 健 局 長 通 知 老 人 保 護 措 置 費

スライド 1

Microsoft Word - 【事務連絡】居所情報の登録申請が間に合わなかった場合の取扱いの周知について.docx

異 議 申 立 人 が 主 張 する 異 議 申 立 ての 理 由 は 異 議 申 立 書 の 記 載 によると おおむね 次 のとおりである 1 処 分 庁 の 名 称 の 非 公 開 について 本 件 審 査 請 求 書 等 について 処 分 庁 を 非 公 開 とする 処 分 は 秋 田 県

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

第 8 条 本 協 議 会 における 研 修 は 以 下 のとおりとする (1) 座 学 研 修 農 業 講 座 や 先 進 農 家 視 察 など 農 業 経 営 基 礎 講 座 やその 他 担 い 手 のための 研 修 会 等 への 参 加 など 年 24 回 程 度 とする (2) 実 務 研

特別徴収封入送付作業について

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的


Q5 育 児 休 業 を 請 求 する 際 の 事 務 手 続 は? A5 育 児 休 業 を 請 求 しようとする 職 員 は, 育 児 休 業 承 認 請 求 書 ( 様 式 第 1 号 )に 子 の 氏 名 や 請 求 する 期 間 等 を 記 入 し, 育 児 休 業 を 始 めようとする1

5 民 間 事 業 者 における 取 扱 いについて( 概 要 資 料 P.17~19) 6 法 人 番 号 について( 概 要 資 料 P.4) (3) 社 会 保 障 税 番 号 制 度 のスケジュールについて( 概 要 資 料 P.20) 1 平 成 27 年 10 月 から( 施 行 日 は

Transcription:

け ん こ う 最 前 線 ネット 社 会 と 子 どもの 健 康 問 題 ネット 社 会 の 光 と 影 Information and Communication Technology (ICT)およびインターネットの 急 速 な 普 及 に 伴 い, インターネットは 今 や 私 たちの 生 活 に 欠 かせない ものとなっています 学 校 現 場 においてもICT 機 器 やインターネットを 有 効 活 用 した 教 育 実 践 が 進 められています 今 後,インターネットは 児 童 生 徒 にとって 一 層 日 常 的 で 欠 かせないものになって いくことは 間 違 いありません しかしながら,インターネット 利 用 の 恩 恵 や 期 待 ( 光 の 側 面 )に 対 し, 負 の 側 面 ( 影 の 側 面 )に ついても 多 くの 指 摘 がなされています 例 えば, 少 年 少 女 がインターネット 上 のコミュニティサイ トで 見 知 らぬ 人 と 交 流 したり, 広 く 情 報 発 信 をし たりするなかで, 性 的 被 害 等 の 事 件 に 巻 き 込 まれ るケースが 増 加 傾 向 にあるといいます そのほか にも, 個 人 情 報 の 流 出,ネット 上 での 誹 謗 中 傷 や いじめ, 思 いがけない 金 銭 の 請 求 や 詐 欺, 著 作 権 法 の 違 反 など, 多 くの 問 題 が 指 摘 されています そして 忘 れてはならないのは 子 どもたちの 健 康 上 の 問 題 です 特 にインターネット 依 存 については, 今 後 これまで 以 上 に 大 きな 問 題 となってくると 予 想 されます インターネット 利 用 の 恩 恵 をより 大 きくするためには, 影 の 側 面 をいかに 抑 制 するか を 同 時 に 考 えていく 必 要 があります わが 国 では インターネット 依 存 の 研 究 はスタートしたばかり ですが, 学 校 現 場 からは 高 い 危 機 感 が 示 されてお り, 早 急 に 対 応 すべき 児 童 生 徒 の 健 康 問 題 といっ ても 過 言 ではありません インターネット 依 存 とは し へ き インターネット 依 存 ( 嗜 癖 ) については, 米 国 ピッツバーグ 大 学 のキンバリー ヤング 博 士 を はじめとする 研 究 によって,その 特 徴 と 影 響 が 明 らかにされてきました 国 際 的 にみると, 隣 国 の 韓 国 のようにインターネット 依 存 が 社 会 的 な 問 題 となり, 国 家 的 な 対 応 を 進 めている 国 もあります 埼 玉 大 学 教 授 戸 部 秀 之 が, 医 学 的 な 疾 患 としては 精 神 疾 患 に 含 めるか 否 かについて 専 門 家 の 間 で 議 論 されている 段 階 です とはいえ,わが 国 では 国 立 病 院 機 構 久 里 浜 医 療 セ ンター1) ですでにインターネット 依 存 の 治 療 が 始 まっているように, 現 実 にはすぐにでも 対 策 をと らなければならない 段 階 にきているのです では,インターネット 依 存 とはどのような 状 態 をいうのでしょうか まず,インターネットをし たいという 強 い 渇 望 があり,ネットをする 時 間 や 頻 度 を 減 らすなどのコントロールができなくなり ます さらには, 徐 々に 使 用 時 間 を 増 やさないと 満 足 できなくなり, 睡 眠 不 足 になって 家 庭 生 活 や 仕 事, 学 業 等 に 支 障 をきたします ネットができ ないと 憂 うつになったりイライラしたりし, 無 理 にやめさせられるとキレたりすることさえありま す 自 分 に 問 題 が 生 じていることがわかっていな がら, 正 常 な 判 断 力 がはたらかなくなって, 使 い 続 けます このような 状 態 に 当 てはまるなら,イ ンターネット 依 存 に 陥 っている 可 能 性 が 高 いと 考 えられます その 結 果, 心 身 の 健 康 にはどのような 影 響 が 生 じるのでしょうか インターネット 依 存 の 治 療 に あたっておられる 医 師 の 樋 口 氏 2) は, 次 のことを あげておられます 身 体 的 な 健 康 面 の 問 題 視 力 低 下, 体 力 低 下 ( 運 動 不 足 ), 頭 痛, 肩 こり, 寝 不 足, 吐 き 気, 倦 怠 感, 栄 養 障 害, 骨 粗 しょう 症, 血 液 ドロドロなど 心 の 健 康 問 題 感 情 をコントロールできなくなる, ネットをしていないときの 意 欲 低 下, 自 己 中 心 的 な 考 えに 傾 く, 思 考 能 力 の 低 下, 攻 撃 的 になる, 睡 眠 時 間 が 短 い( 居 眠 り), 睡 眠 時 間 帯 がずれる, 無 感 情 無 感 動,いつもイライラなど インターネット 依 存 の 実 態 では,インターネット 依 存 の 児 童 生 徒 はどの 程 度 いるのでしょうか ヤング 博 士 の 評 価 尺 度 を 用 いて 青 少 年 のインターネット 依 存 の 実 態 を 調 べた 総 務 省 の 調 査 結 果 3) によると,インターネット 依 存 が 高 い と 判 定 された 児 童 生 徒 は, 小 学 生 (4 6 年 )で2.3%, 中 学 生 で7.6%, 高 校 生 で9.2%, 大 学 生 で6.1%, 社 会 人 で6.2%です 中 学 高 校 生 では, 大 学 生 や 社 会 人 より 依 存 者 の 割 合 が 高 く, 1クラスで 考 えると 平 均 2 4 人 程 度 いる 計 算 に なり, 相 当 数 の 子 どもたちがインターネット 依 存 の 状 態 であることがわかります しかも, 小 学 生 ですでにその 傾 向 がみられるのです さらに,インターネット 依 存 が 高 い と 判 定 された 人 の71.8%が インターネットのために 睡 眠 の 時 間 を 犠 牲 にしている と 回 答 し,9.2%が 健 康 を 損 ね 病 院 に 行 った,24.5%が ネットが 原 因 で 引 きこもりになった 経 験 があり,11.7%が 不 登 校 や 留 年, 退 職 等 を 経 験 した と 答 えています インターネット 依 存 が 児 童 生 徒 の 健 康 上 の 問 題 だ けではなく, 社 会 的 な 問 題 とも 深 くかかわってい ることがわかります インターネット 依 存 の 予 防 に 向 けた 授 業 実 践 筆 者 の 研 究 室 に 内 地 留 学 している 中 学 校 の 養 護 教 諭 の 先 生 が, 大 学 院 における 実 践 報 告 として 取 り 組 んだ 研 究 を 紹 介 します 4) 事 前 のアンケートからわかったことは 次 のよう なことです 生 徒 はインターネット 依 存 の 問 題 に ついて,1 知 識 としては 知 っていること しかし, 2 自 分 のこととして 捉 えていないこと 3 依 存 傾 向 が 高 い 生 徒 はインターネットの 利 用 をコントロ ールする 動 機 づけが 低 いこと このような 結 果 を ふまえて, 生 徒 がインターネット 依 存 の 問 題 を 自 分 のこととして 捉 え, 正 しい 知 識 に 基 づい た 危 機 感 をもち, 予 防 に 向 けて 行 動 をコントロ ールすること を 目 指 して, 学 級 活 動 (2)キ 心 身 ともに 健 康 で 安 全 な 生 活 態 度 や 習 慣 の 形 成 と して2 時 間 扱 いで 授 業 を 行 いました 1 時 間 目 の 授 業 ではインターネット 依 存 傾 向 を 測 定 する 質 問 紙 5) を 用 いて 自 分 自 身 の 依 存 傾 向 の 測 定 をさせ, 使 用 状 況 を 振 り 返 らせました 8 割 以 上 の 生 徒 がインターネットを 使 いすぎていると 自 己 の 生 活 を 振 り 返 っており, 自 分 自 身 のことと して 捉 えることができたようです 続 いて,インターネット 依 存 の 重 大 性 を 理 解 さ せるために,インターネット 依 存 がどのような 問 題 を 引 き 起 こすのか,ブレインストーミングを 行 って 意 見 を 共 有 しました 授 業 者 からも 情 報 提 供 をし, 次 のようなものがあがりました 生 活 習 慣 の 乱 れ( 睡 眠 不 足, 昼 夜 逆 転 など), 健 康 上 の 問 題 ( 視 力 低 下, 栄 養 障 害, 筋 力 低 下, 骨 粗 しょう 症 など), 心 の 問 題 (キレやすい,イライラ, 攻 撃 的, 感 情 のコントロールができない), 人 間 関 係 ( 友 達 と のトラブルなど), 詐 欺 や 犯 罪 に 巻 き 込 まれる, 成 績 低 下, 不 登 校 など このうち, 自 分 にとって 特 に 重 大 だと 思 うこと についてグループ 内 で 共 有 させ,インターネット 依 存 が, 自 分 にとって 大 切 なことを 脅 かす 可 能 性 があることに 気 づかせます 人 間 関 係 の 問 題 に ついてあげたグループが 多 かったのが 印 象 的 でし た 学 習 を 通 して, 予 防 への 動 機 づけが 高 まった ことが 授 業 の 振 り 返 りからも 確 認 できました 2 時 間 目 の 授 業 では, 前 時 の 振 り 返 りを 行 った 後,インターネット 依 存 が 大 きな 問 題 ( 不 登 校 や 心 の 問 題 )につながった 事 例 を 紹 介 し,より 身 近 な 問 題 として 捉 えさせました そして,インター ネットの 利 用 を 自 らコントロールする 方 法 につい てグループで 話 し 合 い( 集 団 思 考 ), 自 分 の 目 標 を 設 定 します( 自 己 決 定 ) 生 徒 が 立 てた 目 標 には, 寝 る 前 はしない, インターネットを 勉 強 道 具 として 考 える, タイマーを 使 って 強 制 的 に 終 了 する, スポーツをして11 時 ぐらいには 寝 られる ようにする など, 有 効 な 目 標 が 見 られました 授 業 後 のアンケートからは,ほとんどの 生 徒 が インターネット 依 存 を 予 防 することの 重 要 性 を 高 く 認 識 し,コントロールする 自 信 ( 自 己 効 力 感 ) が 向 上 したことがわかりました なかには 重 要 性 と 自 己 効 力 感 が 改 善 しなかった 生 徒 も 少 数 ながら 見 られましたが, 個 別 指 導 へとつなげることがで きた 点 は 成 果 といえるでしょう しかし 一 方 で, 私 たち 大 人 はこの 問 題 の 重 大 性 について 本 当 に 気 づいているでしょうか 様 々な 問 題 の 指 摘 に 対 して 困 惑 はしているものの, 本 気 で 対 応 しようとしているでしょうか もしか したら, 私 たち 大 人 がすべきことのひとつは, 私 たち 自 身 がこの 問 題 を 本 当 に 理 解 しようとするこ とにあるかも 知 れません (とべ ひでゆき: 学 校 保 健 学, 健 康 教 育 学 ) 1) 国 立 病 院 機 構 久 里 浜 医 療 センターホームページ http://www.kurihama-med.jp/tiar/ 2) 樋 口 進 ネット 依 存 症 (PHP 研 究 所 )2013 年 3) 総 務 省 情 報 通 信 政 策 研 究 所 青 少 年 のインターネット 利 用 と 依 存 傾 向 に 関 する 調 査 調 査 結 果 報 告 書 平 成 25 年 4) 青 木 美 子 中 学 生 に 対 するインターネット 依 存 と 心 身 の 健 康 問 題 に 関 する 保 健 指 導 埼 玉 大 学 修 士 論 文 ( 平 成 26 年 度 ) 5) 戸 部 秀 之 他 児 童 生 徒 のインターネット 依 存 傾 向 とメンタル ヘルス, 心 理 社 会 的 問 題 性 との 関 連 学 校 保 健 研 究,52:125-134 2010 年 2 3

実 践 報 告 2 1 年 生 特 別 活 動 : 食 育 自 分 の 食 習 慣 を 見 直 し, 実 生 活 に 生 かせる 子 どもの 姿 を 求 めて 給 食 活 動 を 振 り 返 り, 栄 養 教 諭 と 連 携 した 取 り 組 み 福 岡 県 福 岡 市 立 千 早 小 学 校 教 諭 白 垣 雄 祐 [ 表 1] 目 指 す 子 どもの 姿 と 本 時 の 展 開 給 食 にかかわる 人 々や 食 物 に 関 心 をもち, 食 べ 物 を 大 切 に 扱 い, 給 食 を 一 粒 残 さず 食 べようと 進 んで 実 践 する 子 ども 関 心 意 欲 態 度 給 食 時 間 の 自 分 の 課 題 を 見 つけ, 食 べ 残 しや 食 べこぼしがなくなるような 食 べ 方 を 考 え, 実 践 する 子 ども 思 考 判 断 実 践 給 食 ができるまでの 過 程 には 多 くの 人 がかかわ り, 命 をもらっていることを 理 解 する 子 ども 知 識 理 解 つかむ ご 飯 粒 の 残 った 食 器 や 落 ちた 食 べ 物 の 写 真 を 見 て, 食 べ 方 の 問 題 点 を 考 える さぐる 給 食 が 届 けられるまでにかかわる 人 々や, 食 べ 物 について 考 える 栄 養 教 諭 から,どのような 思 いで 献 立 を 考 えているかを 聞 く 深 める 食 べ 残 しや 食 べこぼしをなくすには,どのような 食 べ 方 をしたらよ いかを 考 え, 話 し 合 う 給 食 時 間 の 自 分 の 課 題 を 振 り 返 る まとめる 学 習 後 の 活 動 では, 自 分 の 決 めたことを 実 践 し,がんばったことな どをカードに 記 録 して 活 動 の 意 欲 を 高 める [ 写 真 1]TTによる 授 業 風 景 [ 写 真 2]がんばりカード [ 写 真 3] 健 康 に 関 する 学 習 コーナー はじめに 福 岡 市 立 千 早 小 学 校 は, 福 岡 市 の 東 部, 九 州 の 物 流 の 中 心 である 国 道 3 号 線 沿 いに 位 置 し, 交 通 量 が 極 めて 多 い 地 域 です JRと 私 鉄 が 混 在 する 千 早 駅 前 の 再 開 発 にともない, 住 宅 やマンション などが 立 ち 並 ぶ 地 域 と 団 地 が 多 い 地 域 とに 分 かれ ています そのため, 思 い 切 り 体 を 動 かして 遊 ぶ 場 所 が 限 られており, 自 然 の 中 で 遊 ぶことがほと んどできないのが 現 状 です このような 地 域 や 子 どもたちの 実 態 をふまえ,これまで 運 動 の 楽 しさ を 味 わう 体 育 科 の 研 究 に 取 り 組 んできました そ の 成 果 もあり, 休 み 時 間 にはほとんどの 子 どもが 運 動 場 で 遊 ぶ 様 子 が 見 られるようになりました これは, 現 在 の 千 早 小 学 校 の 自 慢 の1つです 平 成 23 年 度 からは,これまでの 研 究 に 加 えて, 毎 日 の 自 分 の 健 康 づくりに 関 心 をもち,より 健 康 的 な 生 活 を 営 む 資 質 や 能 力 を 育 成 していく, 健 康 に 関 する 学 習 の 研 究 も 併 せて 進 めてきました ここでは, 栄 養 教 諭 と 連 携 して 取 り 組 んだ1 年 生 の 特 別 活 動 ( 食 育 )の 実 践 報 告 を 紹 介 します 近 年, 偏 った 栄 養 摂 取 や 不 規 則 な 食 事 などの 食 生 活 の 乱 れ, 肥 満 や 過 度 の 痩 身 などが 問 題 として 取 り 上 げられ, 増 加 しつつある 生 活 習 慣 病 と 食 生 活 の 関 係 も 指 摘 されています このように, 望 ま しい 食 習 慣 の 形 成 は, 国 民 的 課 題 となっています 特 に, 成 長 期 にある 子 どもにとって, 健 全 な 食 生 活 は 健 康 な 心 身 を 育 むために 欠 かせないものであ ると 同 時 に, 将 来 の 食 習 慣 の 形 成 に 大 きな 影 響 を 及 ぼすもので, 極 めて 重 要 です 文 部 科 学 省 食 に 関 する 指 導 の 手 引 ( 平 成 22 年 3 月 )には, 子 どもたちに 対 する 食 育 は, 心 身 の 成 長 及 び 人 格 の 形 成 に 大 きな 影 響 を 及 ぼし, 生 涯 にわたって 健 全 な 心 と 身 体 を 培 い 豊 かな 人 間 性 を はぐくんでいく 基 礎 となるものである という 記 述 を 食 育 基 本 法 から 紹 介 しています 生 きる 力 を 育 成 していくうえでも, 成 長 期 から 望 ましい 食 習 慣 を 少 しでも 身 につけることができるならば, 子 どもたちにとって 何 よりの 大 きな 財 産 となるは ずです 1. 子 どもの 実 態 をふまえた 学 習 展 開 1 年 生 の 子 どもたちは 入 学 後 すぐに, 給 食 時 間 の 意 義, 準 備 や 片 づけのしかたなどについて 学 習 します その 結 果, 最 初 は 偏 食 の 多 かった 子 ども たちも, 学 校 全 体 での 完 食 への 取 り 組 みなどで, いろいろなものが 食 べられるようになってきます が, 食 べ 物 を 残 したり,パンやおかずを 床 に 落 と したりする 姿 が 見 られ, 食 べ 物 を 大 切 にしようと する 意 識 が 低 いように 思 われました そこで 栄 養 教 諭 と 連 携 して, 給 食 の 届 く 過 程 を 知 る 活 動 を 通 し, 給 食 にかかわる 人 々や 食 べ 物 に 関 心 をもたせ, 自 分 の 給 食 時 間 中 の 食 べ 方 を 振 り 返 り, 食 べ 方 のめあてを 決 めるという, 実 生 活 に つながる 学 習 展 開 を 仕 組 みました( 表 1 参 照 ) 2. 研 究 の 実 際 専 門 的 知 識 をもつTT( 栄 養 教 諭 )による 話 食 べ 残 しや 食 べこぼしがないように 食 べること の 大 切 さを 理 解 させるために, 給 食 にかかわる 人 のたいへんさや 工 夫 を 考 える 活 動 を 行 いました その 際, 給 食 にかかわる 人 の 代 表 として, 身 近 な 栄 養 教 諭 から 給 食 ができるまでの 過 程, 給 食 にか かわる 人 たちの 仕 事 や 工 夫,どのような 思 いで 献 立 を 作 っているのかについて, 牧 場 で 酪 農 にかか わっている 方 や, 野 菜 を 作 っている 方 々などのイ ンタビューVTRを 交 えながら, 話 をしてもらい ました( 写 真 1) 栄 養 教 諭 に, 給 食 にかかわる 人 のたいへんさや 工 夫 を 話 してもらったことは, 授 業 に 対 する 意 欲 を 高 めると 同 時 に, 子 どもたちの 給 食 への 関 心 を 高 め, 感 謝 の 気 持 ちをもって 食 べなければいけな いという 意 識 につながりました それにより, 給 食 を 一 粒 残 さず 食 べるという 意 欲 も 高 まりました 自 ら 課 題 を 設 定 するがんばりカードの 活 用 子 どもたちが, 自 分 の 課 題 に 向 かって 実 践 する 意 欲 を 継 続 するために,がんばりカードを 活 用 し ました また, 課 題 をつかみやすいように,がん ばりカードには 課 題 のチェック 項 目 を 載 せました ( 写 真 2) 通 信 などによる 保 護 者 への 連 絡 子 どもたちの 意 欲 を 支 えてもらえるように, 通 信 で 学 習 の 内 容 を 伝 えました また,がんばりカー ドに 保 護 者 のコメント 欄 を 設 け, 実 践 した 子 ども たちへの 称 賛, 激 励 のコメントを 書 いてもらいま した 保 護 者 からも 称 賛 や 激 励 のコメントをいた だいたことで, 子 どもたちはより 達 成 感 を 味 わう ことができたように 思 われます コメントを 書 い てもらった 翌 日 には, おうちでもひじをつかない で,こぼさず 食 べたよ! とうれしそうに 報 告 す る 姿 もありました 教 室 環 境 の 工 夫 課 題 をつかみ 日 常 化 につなげる 支 援 として, 教 室 の 健 康 に 関 する 学 習 コーナー に, 今 回 学 習 した 内 容 をわかりやすく 掲 示 しました( 写 真 3) 理 解 を 深 め, 意 欲 を 高 める+αの 工 夫 学 習 の 数 日 後, いのちをいただく みいちゃん がお 肉 になる 日 ( 講 談 社 :2013 年 )の 読 み 聞 かせ を 行 いました それにより, 今 回 学 習 した 給 食 に かかわる 人 や 命 をもらっていることへの 理 解 をさ らに 深 め, 一 粒 残 さず 食 べようという 意 識 を 高 め ることができました また, 給 食 時 間 中 には, こ れ, 何 のお 肉? と 食 べ 物 に 関 心 をもった 質 問 を する 子 どもの 姿 が 見 られました 3. 子 どもの 変 容 翌 日 から, 姿 勢 に 気 をつけたり, 食 器 を 持 って 食 べるなど, 自 分 の 決 めた 課 題 に 気 をつけながら 給 食 を 食 べる 姿 が 見 られました 片 づけのときの 食 べ 残 しの 指 摘 は,ほとんどなくなりました おわりに 今 回 の 学 習 では, 専 門 的 立 場 の 栄 養 教 諭 の 話 の 中 に 生 産 者 のVTRを 入 れたことが, 子 どもたち の 食 べ 物 に 対 する 感 謝 の 気 持 ちをもたせるうえで 効 果 があったと 考 えます また, 保 護 者 からコメ ントをもらったり,プリント 等 で 啓 発 活 動 も 併 せ て 行 ったりしたことが,より 食 べ 物 を 大 切 にし, 食 べることに 関 心 をもたせることにつながったと 思 われます 子 どもたちが 食 を 楽 しみながら, 望 ましい 食 習 慣 を 身 につけるためには,これからも 継 続 的 に 指 導 をしていく 必 要 があります 学 校 での 指 導 だけ ではなく, 保 護 者 に 対 しても, 食 育 の 重 要 性 や 健 康 美 を 含 めた 適 切 な 栄 養 管 理 に 関 する 知 識 等 の 啓 発 活 動 も 続 けていきたいと 思 います (しらがき ゆうすけ) 6 7

[ 写 真 1] 5 年 p19 運 転 席 からの 死 角 の 説 明 動 画 [ 写 真 2] 5 年 p21 どんな 危 険 があるかな? 小 学 保 健 準 拠 デジタル 教 材 デジタル 教 科 書 保 健 のご 紹 介 平 成 27~ 30 年 度 版 編 集 部 小 学 保 健 に 準 拠 したデジタル 教 科 書! 小 学 保 健 に 準 拠 した,タブレットでも 使 え るデジタル 教 科 書 が 登 場 しました 平 成 27 年 度 版 より, 教 科 書 小 学 保 健 教 師 用 指 導 書 3 4 年,5 6 年 それぞれの 付 録 として,デ ジタル 教 科 書 デジ 保 (CD-ROM 版 /タブレット 端 末 対 応 版 )がリリースされています タブレット 端 末 対 応 版 には,3 4 年,5 6 年 そ れぞれに 対 応 したデジタル 教 科 書 が 収 録 されてい ます CD-ROM 版 には,デジタル 教 科 書 に 加 え, 以 下 の 教 師 用 指 導 資 料 が 収 録 されています 小 学 校 体 育 科 年 間 指 導 計 画 例 表 ( ) 小 学 校 体 育 科 保 健 領 域 観 点 別 学 習 状 況 評 価 規 準 分 析 表 ( ) 単 元 計 画 例 ワークシートの 例 3 4 年,5 6 年 共 通 内 容 デジタル 教 科 書 の 特 徴 その1 タブレット 端 末 でも 使 えます! タブレット 端 末 の 普 及 に 伴 い,デジタル 教 科 書 をアプリでも 提 供 しています(Win8.1, ios 7~8) 電 子 黒 板 やPC+プロジェクター 等 でしか 見 るこ とのできなかったデジタル 教 科 書 が, 児 童 1 人 ひ とりの 手 元 で 見 られます その2 多 彩 なコンテンツで, 先 生 の 指 導, 子 どもの 学 びを 支 援! デジタルの 特 性 を 生 かした 多 彩 なコンテンツを, 教 科 書 の 内 容 に 対 応 して 効 果 的 に 配 置 しています (アイコンは 以 下 参 照 ) 紙 面 に 配 置 されているコンテンツアイコン 以 下, 主 なコンテンツについてご 説 明 します 音 声 特 別 支 援 教 育 に 対 応 し,すべての 文 章 をプロのナ レーターが 読 み 上 げています 動 画 紙 面 に 書 かれた 内 容 をより 具 体 的 に,また 身 近 に 理 解 できるよう, 必 要 な 部 分 に 対 応 した 動 画 資 料 を 多 数 収 録 しています 3 年 p11 手 の 洗 い 方 / 寒 天 実 験 他 4 年 p16 体 の 発 育 他 5 年 p19 内 輪 差 / 制 動 距 離 / 死 角 ( 写 真 1) 他 6 年 p39 せまくなった 血 管 他 写 真 犯 罪 にあいやすい 場 所 の 例 などを, 補 足 資 料 と して 収 録 しています 写 真 を 使 用 することで, 危 険 予 測 などの 活 動 をより 促 進 することができます 5 年 p21 犯 罪 にあいやすい 場 所 ( 写 真 2) 他 イラスト このあとどうなる? 犯 罪 被 害 の 防 止 単 元 な どで,イラストを 見 て 危 険 予 測 をする 活 動 につい て, 事 後 の 予 想 場 面 の 例 をイラスト 化 しています まとめシート 大 単 元 の 終 わりを 中 心 に, 学 習 してきた 内 容 を 振 り 返 るシートを 収 録 しています 単 元 の 終 わり に 行 うだけでなく, 家 庭 学 習 にも 適 しています 掲 示 資 料 各 単 元 の 掲 示 資 料 ( 教 師 用 指 導 書 付 録 の 大 型 掲 示 用 資 料 と 同 内 容 )が 表 示 できます 関 連 教 科 書 ページ 教 科 書 の 関 連 する 部 分 が 表 示 されます URLリンク 教 科 書 本 文 に 記 載 されているURLを 選 択 すると, 該 当 のホームページの 表 示 が 可 能 です(インター ネット 接 続 が 必 要 です) その3 精 選 されたシンプルなデザイン ツー ルで, 先 生 も 子 どもも 使 いやすく! デザイン 設 計 についても, 先 生, 子 ども 両 者 の 使 用 を 想 定 し,シンプルかつわかりやすいデザイ ンを 実 現 しました また, 現 場 の 先 生 の 声 を 生 かして,ツールをシ ンプルに 精 選 余 計 な 機 能 を 搭 載 しないことで, 授 業 でスムーズにご 使 用 いただける 仕 様 にしまし た( 右 資 料 参 照 ) [ 資 料 ] デジタル 教 科 書 のツール 紹 介 ( 画 面 はCD-ROM 版 より) ❶ ❷ ❸ ❹ ❺ ❻ ツール 説 明 ❶ページ 選 択 もくじ では, 縮 小 紙 面 を 選 入 力, 消 しゴムなどが 使 用 できます 択 することで, 各 ページへ 移 動 できます も ❹メモ 画 面 内 に 自 由 にメモを 置 き,テキスト どる すすむ ボタンで,ページを1 見 開 き 単 を 書 き 込 むことができます メモはいつでも 縮 位 でめくることができます(ページをドラック 小 拡 大 移 動 色 の 変 更 などが 可 能 です してめくることもできます) ❺ボタン 表 示 各 種 コンテンツボタンの 表 示 ❷ 拡 大 2 段 階 で 紙 面 の 拡 大 ができるだけでな 非 表 示 が 切 り 換 わります 紙 面 だけをシンプル く, 任 意 の 部 分 をドラックして 選 択 すると, 選 に 閲 覧 したい 場 合 に 使 用 します, 択 部 分 のみ 部 分 拡 大 して 表 示 されます ❻ 左 ( 右 )に 寄 せる ツールバーを 画 面 端 のど タブレット 端 末 対 応 版 では,ピンチイン ピン ちらかに 寄 せます 電 子 黒 板 に 表 示 しながら 操 チアウトで 画 面 が 拡 大 縮 小 できます 作 する 際, 先 生 の 立 ち 位 置 に 応 じて 操 作 しやす ❸かく ペン,マーカー, 図 形 描 画,テキスト いよう,ツールバーを 移 動 できます 8 9

バージョンアップのお知らせ ひまわりポケットの動作改善を目的としたバージョンアップファイルを光文書院Webサイト で公開いたしました 下記の手順でバージョンアップをお願いいたします 特に インストール 先を変更してインストールをした場合は 必ず本バージョンアップを行ってください (2015 年 9 月 14 日以降に 光文書院 Web サイトからダウンロードして インストールした場合は 本対応は不要です ) 小学校 体育 保健 また ご家庭でひまわりポケットをご利用の場合は 本用紙を配布いただけると幸いです バージョンアップファイルをダウンロードします 検索 監修 URL:http://www.kobun.co.jp/dk/tabid/366/Default.aspx 保健分野 渡邉正樹 東京学芸大学教授 体育分野 水島宏一 東京学芸大学准教授 体育分野 村田芳子 筑波大学大学院教授 保健分野 11巻巻 けんこうってなんだろう (2)ダウンロードした HimawariPocket2015_Versionup(.zip) を展開( 解凍)します 拡張子.zip は 設定により表示されていない場合があります また ダウンロードした HimawariPocket2015_Versionup(.ZiP)の上で 右クリック(タッチパネルの場合は長押し )し メニューの中の[すべて展開 ] を選択すると ファイルを展開(解凍 )できます 3 6年共通 巻 マルチアングルでわかる器械運動 9 9巻 22巻巻 育ちゆくわたしたちの体 33巻巻 心の健康 心と体のつながり 不安や悩みをふきとばそう 44巻巻 犯罪被害の防止 身のまわりの危険から自分を守ろう 地震から身を守る 地域での対策を知ろう (3)インストーラが起動します [ 次へ ]を選択すると 体育分野 こころと体にきいてみる けんこう さがし 展開したファイル内にある Update(.bat) 実行します (拡張子.bat は 設定により表示されていない場合があります ) DVD シリーズ 好評 発売中 保健分野で関心の高い 熱中症を映像で解説 地震 津波をとりあげた防災教育も充実 体育分野では新規にリズムダンスを収録 (1)光文書院Webサイト ひまわりポケット のページにアクセスし 光文書院 ひまわりポケット 平成27年 30年度 文部科学省学習指導要領準拠 正面 側面 後方 上方からの視点が選べるマルチアン グル映像 55巻巻 地震 津波から身を守れ 日ごろのそなえと安全な行動 津波から身を守る 家庭でできる安全対策 10巻巻 リズムダンス いろいろなリズムにのっておどろう ロックやサンバのリズムにのって 中学年の基本的な授業展開例 バージョンアップがはじまります サンバのリズムにのって踊ろう ヒップホップの縦のりに挑戦 高学年 進んだ段階 66巻巻 日ざし 暑さに気をつけよう 熱中症の予防と対策 好きなリズムと曲を選択してグループで動きを工夫 して踊る (4)バージョンアップが完了したら [ 完了 ] を選択します 以上でバージョンアップは終了です 77巻巻 病原体と病気の予防 インフルエンザ 食中毒の予防のしかた 88巻巻 たばこ アルコール 薬物乱用の害 心身への影響と依存症 DVD各巻 20分 30分 各巻価格 本体15,000円 税 全10巻価格 本体150,000円 税 各巻トールケース入り 10

No. 90 80 28 1 29 102-0076 14 TEL 03-3262-3271 URL http://www.kobun.co.jp/