平 成 26 年 7 月 17 日 平 成 25 年 度 沖 縄 農 林 水 産 業 の 情 勢 報 告 のポイント 問 い 合 わせ 先 農 林 水 産 部 農 政 課 担 当 : 原 石 丸 福 嶋 TEL:98-866-1627( 直 通 ) FAX:98-86-1395
平 成 25 年 度 沖 縄 農 林 水 産 業 の 情 勢 報 告 のポイント 1. 特 集 : 沖 縄 の 食 文 化 と 健 康 ~ 長 寿 県 沖 縄 の 復 活 に 向 けて~ (1) 沖 縄 の 食 生 活 と 長 寿 県 沖 縄 の 現 状 平 成 2 6 年 7 月 沖 縄 県 はかつて 日 本 一 の 長 寿 県 と 謳 われていましたが 食 生 活 の 変 化 等 の 影 響 を 受 け 昨 今 では 生 活 習 慣 病 等 が 増 加 しており いまやその 地 位 は 過 去 のものとなりつつあり 本 報 告 では 特 集 として 沖 縄 の 食 生 活 と 健 康 を 取 り 上 げ これらをめぐる 最 近 の 動 向 と 課 題 を 整 理 す るとともに 沖 縄 の 食 文 化 を 支 える 伝 統 的 農 水 産 物 を 見 つめ 直 し 長 寿 県 沖 縄 の 復 活 に 向 けたヒントを 探 り 1 2 平 均 寿 命 の 変 化 かつて 男 女 とも 全 国 1 位 を 誇 っていた 沖 縄 県 の 平 均 寿 命 は 平 成 22 年 には 男 性 は3 位 まで 後 退 し 女 性 は 初 めて 首 位 から 転 落 して3 位 という 過 去 最 低 の 結 果 となり 長 寿 県 沖 縄 の 崩 壊 の 危 機 が 一 層 深 刻 となってい 食 生 活 の 特 徴 78. 沖 縄 の 食 文 化 を 反 映 し 近 海 で 大 量 に 獲 れる マグロ や 沖 縄 料 理 に 多 用 される かつお 76. 74. 77. 節 削 り 節 ツナ 缶 をはじめとする 魚 介 の 缶 72. 72.2 71.8 詰 コンビーフやポークランチョンミート 等 が 含 まれる 他 の 加 工 肉 そして 揚 げ 物 やチャン プルーといった 炒 め 物 の 料 理 に 使 われる 油 脂 の 購 入 量 金 額 は 全 国 平 均 を 大 きく 上 回 ってい また 居 酒 屋 等 と ハンバーガーショッ プ の1 万 人 当 たりの 店 舗 数 はともに 全 国 平 均 の 2 倍 近 くに 達 しており 日 常 的 に 飲 酒 の 機 会 や ファストフード 店 の 利 用 が 多 い 食 生 活 がうかがえ 3 栄 養 摂 取 の 特 徴 沖 縄 県 の1 人 当 たり 総 エネルギー 量 は 全 国 平 均 を 下 回 っているものの 総 エネルギー 量 に 占 める 脂 質 の 割 合 は27.6%と 全 国 平 均 に 比 べ1.4 ポイント 高 くなっており また 昭 和 47 年 と 比 べ ても その 割 合 は 大 きく 増 加 してい 一 方 で 野 菜 果 物 の 一 日 摂 取 量 は それぞれ 一 人 当 たり254g 64gと 摂 取 目 安 量 とされる35g 2gを 下 回 っており 野 菜 につ いては3 歳 代 果 物 については15 歳 ~4 歳 代 にお ける 摂 取 量 が 極 めて 少 ない 状 況 にあり 88. ( 年 齢 ) 沖 縄 県 の 平 均 寿 命 の 推 移 都 道 府 県 別 順 位 S5 年 S55 年 S6 年 H2 年 H7 年 H12 年 H17 年 H22 年 男 性 1 位 1 位 1 位 5 位 4 位 26 位 25 位 3 位 女 性 1 位 1 位 1 位 1 位 1 位 1 位 1 位 3 位 86. 84. 82. 8. 7. ( 軒 ) 3 25 2 15 1 5 79. 74.5 81.7 79. 73.6 257 76.3 146 83.7 8.8 75. 76.7 84.5 82.1 76. 77.2 85.1 83.2 76.7 77.6 86. 84.6 77.7 78.8 86.9 87. 78.6 85.8 79.6 86.4 79.4 全 国 ( 男 性 ) 沖 縄 県 ( 男 性 ) 全 国 ( 女 性 ) 沖 縄 県 ( 女 性 ) S5 年 S55 年 S6 年 H2 年 H7 年 H12 年 H17 年 H22 年 資 料 : 厚 生 労 働 省 平 成 22 年 都 道 府 県 別 生 命 表 の 概 況 魚 介 加 工 品 の1 人 当 たり 購 入 金 額 酒 場 ビヤホール ( 軒 ) 1 8 6 4 2 8. 42 4.2 ハンバーガーショップ 資 料 : 総 務 省 家 計 調 査 ( 平 成 25 年 ) 注 :1 世 帯 (2 人 以 上 の 世 帯 ) 当 たり 年 間 の 品 目 別 金 額 を1 人 当 たり 金 額 に 換 算 58.2% 沖 縄 県 の3 大 栄 養 素 エネルギー 割 合 59.2% 参 考 全 国 ( 平 成 23 年 ) 14.6% 26.2% 15.3% 14.9% 26.5% 57.5% 沖 縄 県 ( 昭 和 47 年 ) 沖 縄 県 ( 平 成 23 年 ) 沖 縄 県 資 料 : 沖 縄 県 平 成 23 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 を 基 に 沖 縄 総 合 事 務 局 作 成 注 : 望 ましいP:F:Cバランス( 青 線 )を15:25:6で 想 定 全 国 27.6%
4 健 康 状 態 沖 縄 県 の 主 な 死 因 のうち 男 女 ともに 35 歳 以 上 の 年 代 における 心 疾 患 脳 血 管 疾 患 肝 疾 患 また 6 歳 以 上 の 年 代 における 糖 尿 病 の 死 亡 率 が 全 国 と 比 較 して 特 に 高 い 傾 向 にあり 19.4 3. 27. これら 生 活 習 慣 病 等 の 発 症 リスクを 高 2. 2.4 18.2 1. めるとされるメタボリックシンドロームの 13.7 4.5 2.7 16.2 9.9. 該 当 者 又 は 予 備 軍 の 割 合 は ほぼ 全 て の 年 代 で 全 国 平 均 を 大 きく 上 回 ってい (%) メタボリックシンドローム 該 当 者 8. 男 性 7. 6. 5. 4. メタボリックシンドロームの 状 況 メタボリックシンドローム 予 備 群 33.7 25. 38.6 17.4 4.7 25.1 24.8 27.8 12.4 24.1 24.7 34.9 36.5 41.3 33. 沖 縄 全 国 沖 縄 全 国 沖 縄 全 国 沖 縄 全 国 沖 縄 全 国 沖 縄 全 国 2-29 3-39 4-49 5-59 6-69 7 歳 以 上 (%) メタボリックシンドローム 該 当 者 8. 女 性 7. 6. 5. 4. メタボリックシンドローム 予 備 群 18.1 14.5 8.6 7.6 1.6 3.2 1.2 3.7 3.2 11.8 9.2 22.9 13.8 23.1 17.3....8 9.3 6.1 沖 縄 全 国 沖 縄 全 国 沖 縄 全 国 沖 縄 全 国 沖 縄 全 国 沖 縄 全 国 2~29 歳 3~39 歳 4~49 歳 5~59 歳 6~69 歳 7 歳 以 上 資 料 : 厚 生 労 働 省 平 成 23 年 国 民 健 康 栄 養 調 査 沖 縄 県 平 成 23 年 県 民 健 康 栄 養 調 査 (2) 沖 縄 の 食 文 化 と 伝 統 的 農 水 産 物 沖 縄 の 料 理 は 中 国 からの 影 響 を 大 きく 受 けたと 言 われており 医 食 同 源 という 考 え 方 の 下 体 の 疲 れを 癒 やしたり 抵 抗 力 を 養 うために 季 節 の 野 菜 や 魚 肉 類 新 などを 規 就 農 者 工 の 夫 営 して 農 類 型 食 別 べ 割 合 年 中 行 事 の 供 え 物 にも 取 り 入 れてきました 特 に 豚 肉 は 貴 重 な 食 材 の 一 つで 余 すところなく 使 いこ なすのが 特 徴 です このほか 沖 縄 の 食 文 化 を 支 える 食 材 としては 戦 前 から 郷 土 料 理 に 利 用 されてきた 島 にん じんやにがうり へちまといった 島 野 菜 や 古 くから 料 理 やお 茶 に 利 用 されてきたウコン アロエなどの 薬 用 作 物 かけ 酢 やポン 酢 の 代 わりとして 使 われてきたシークヮーサー そして 沖 縄 そばの 出 汁 をはじめ 沖 縄 料 理 の 味 付 けの 基 本 として 用 いられ 全 国 一 の 消 費 量 を 誇 るカツオ 節 などが 挙 げられ 3. 2. 1.. 19.4 1.7 チムシンジ( 豚 レバー 煎 じ 汁 ) 島 にんじん ウコン シークヮ-サー 豚 のレバー 島 にんじん 等 を 一 緒 ビタミンC 鉄 分 等 が 多 く 含 まれ 琉 球 王 朝 時 代 から 珍 重 され 肝 機 能 近 年 健 康 機 能 性 成 分 ノビレ に 煮 込 んだもので 滋 養 食 として 古 くから 薬 膳 料 理 の 食 材 として 健 胃 等 に 良 いと 言 われ 料 理 のスパ チン の 血 糖 値 を 下 げる 効 果 な されている 重 宝 されている 煮 物 や 炒 め 物 等 に 使 われている イスやお 茶 として 利 用 される どが 注 目 (3) 長 寿 県 沖 縄 復 活 に 向 けた 取 組 と 今 後 の 展 望 沖 縄 県 では 健 康 長 寿 づくりのための 各 種 取 組 が 行 われてい 平 成 26 年 4 月 には 関 係 機 関 を 構 成 員 とする 健 康 長 寿 おきなわ 復 活 県 民 会 議 が 設 置 され 24 年 までに 平 均 寿 命 日 本 一 を 復 活 することを 目 指 し 好 ましい 生 活 習 慣 などを 定 めた 県 民 行 動 指 針 を 作 成 し 全 県 的 な 運 動 の 展 開 が 始 まったところです 沖 縄 総 合 事 務 局 では このほか 沖 縄 版 食 事 バランスガイド の 普 及 促 進 や 食 育 講 演 会 料 理 講 習 会 等 の 開 催 沖 縄 健 康 長 寿 弁 当 の 開 発 等 食 生 活 改 善 の 実 践 を 促 すための 支 援 を 行 っていま す 長 寿 県 沖 縄 の 復 活 のためには 肥 満 になりやすい 食 生 大 学 生 を 対 象 とした 料 理 講 習 会 活 食 習 慣 を 見 直 し 量 質 ともに 栄 養 バランスのとれ た 食 事 を 摂 るとともに 近 年 機 能 性 成 分 が 注 目 されてい る 薬 用 作 物 や 島 野 菜 など 沖 縄 県 独 自 の 食 材 も 上 手 く 取 り 入 れながら 禁 煙 適 度 な 運 動 などとあわせて 健 康 づ くりを 心 がけていくことが 効 果 的 だと 考 えられこ うした 県 民 一 人 ひとりの 健 康 づくりを 進 め 長 寿 県 沖 縄 を 取 り 戻 していきましょう
2. 平 成 25 年 度 の 農 林 水 産 施 策 の 主 な 取 組 農 業 農 村 を 取 り 巻 く 状 況 は 高 齢 化 の 進 行 や 耕 作 放 棄 地 の 拡 大 等 様 々な 課 題 を 抱 えてお り これらの 解 決 に 向 けて 国 では 平 成 25 年 12 月 今 後 の 農 政 のグランドデザインとな る 農 林 水 産 業 地 域 の 活 力 創 造 プラン を 取 りまとめ 攻 めの 農 林 水 産 業 の 実 現 に 向 けた 活 動 を 進 めてい 沖 縄 総 合 事 務 局 では 県 市 町 村 関 係 団 体 との 緊 密 な 連 携 の 下 プランに 基 づく 各 種 施 策 の 展 開 を 図 っているところです (1) 攻 めの 農 林 水 産 業 のための 農 政 の 改 革 農 業 農 村 を 取 り 巻 く 課 題 の 解 決 に 向 けては 農 業 農 林 水 産 業 地 域 の 活 力 創 造 プランの 概 要 を 強 くする 産 業 政 策 と 多 面 的 機 能 を 発 揮 させる 地 域 政 策 を 車 の 両 輪 として 取 り 組 むことが 必 要 で す このため プランに 基 づき 産 業 政 策 として 農 地 中 間 管 理 機 構 制 度 の 取 組 を 開 始 するとともに 地 域 政 策 として 日 本 型 直 接 支 払 制 度 の 活 用 を 図 っていき 1 農 地 中 間 管 理 機 構 の 創 設 農 地 の 中 間 的 受 け 皿 として 都 道 府 県 段 階 に 公 的 な 資 料 : 内 閣 官 房 作 成 機 関 として 農 地 中 間 管 理 機 構 を 整 備 ( 沖 縄 県 は( 公 財 ) 沖 縄 県 農 業 振 興 公 社 を 指 定 )し 分 散 錯 綜 した 農 地 や 耕 作 放 棄 地 を 借 り 受 けて 必 要 な 場 合 には 大 区 画 化 等 を 行 った 上 で 担 い 手 や 新 規 就 農 者 等 に 転 貸 することで 担 い 手 への 農 地 集 積 による 生 産 コストの 低 減 と 耕 作 放 棄 地 の 発 生 防 止 解 消 を 図 り 2 日 本 型 直 接 支 払 制 度 の 創 設 集 落 コミュニティにおける 農 業 者 同 士 や 地 域 住 民 等 も 含 んだ 活 動 組 織 による 共 同 管 理 によ り 農 地 が 農 地 として 維 持 され 将 来 にわたって 多 面 的 機 能 が 十 分 に 発 揮 されることを 確 保 す るとともに 規 模 拡 大 に 取 り 組 む 担 い 手 の 負 担 軽 減 に 向 けて 農 業 の 多 面 的 機 能 の 維 持 発 揮 のための 地 域 活 動 や 営 農 活 動 に 対 し 支 援 を 行 い (2) 沖 縄 県 における 農 業 の 概 要 沖 縄 県 では 基 幹 作 物 であるさとうきびのほか マンゴー パインアップル 等 の 亜 熱 帯 気 候 の 特 性 を 活 かした 果 実 や ゴー ヤー かぼちゃをはじめとする 野 菜 きく 肉 用 牛 豚 等 の 生 産 が 主 に 行 われており 中 でも 畜 産 の 農 業 産 出 額 の 割 合 が 高 くなってい 農 業 産 出 額 全 体 では 近 年 9 億 円 を 超 えて 推 移 していましたが 平 成 23 年 24 年 においては 台 風 等 の 気 象 災 害 の 影 響 も 受 け それぞれ8 億 円 877 億 円 となってい 1, 沖 縄 県 の 農 業 産 出 額 の 推 移 ( 億 円 ) 1,2 さとうきび 米 野 菜 1,16 果 実 花 き 畜 産 その 他 8 6 4 2 451 昭.48 5 55 6 平.2 7 12 17 18 19 2 21 22 23 24 資 料 : 農 林 水 産 省 生 産 農 業 所 得 統 計 877 ( 年 ) 薬 用 作 物 の 産 地 拡 大 に 向 けた 取 組 沖 縄 総 合 事 務 局 では 平 成 26 年 1 月 から 沖 縄 にお ける 薬 用 作 物 の 産 地 拡 大 に 向 けた 検 討 会 を 開 催 ウコ ンやアロエなどの 沖 縄 の 特 徴 ある 薬 用 作 物 の 産 地 拡 大 に 向 けた 方 策 について 検 討 を 行 い 6 月 には 現 状 と 課 題 及 び 対 応 方 向 について 報 告 書 を 取 りまとめました 主 な 薬 用 作 物 の 生 産 量 の 推 移 (t) 8 ウコン アロエ 7 クミスクチン グァバ 6 ボタンボウフウ 子 牛 取 引 価 格 の 高 騰 農 業 産 出 額 の 中 でも 重 要 な 地 位 を 占 める 畜 産 業 につ いて 県 内 の 家 畜 市 場 における 黒 毛 和 種 の 子 牛 価 格 が 平 成 24 年 夏 頃 から 上 昇 を 続 け 平 成 25 年 12 月 には 過 去 最 高 値 を 更 新 し 51,885 円 となりました ( 円 ) 6, 5, 沖 縄 県 内 における 家 畜 市 場 の 取 引 価 格 の 推 移 沖 縄 県 内 における ( 黒 家 毛 畜 市 和 場 の 種 取 引 価 子 格 の 牛 推 移 )( 黒 毛 和 種 子 牛 ) H25.12 51,885 円 5 4 4, 3 2 3, 1 H15 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 資 料 :( 公 財 ) 日 本 特 産 農 産 物 協 会 薬 用 作 物 ( 生 薬 )に 関 する 資 料 2, H2.4 H2.12 H21.8 H22.4 H23.2 H23.1 H24.6 H25.2 H25.1 H26.6 資 料 : 料 家 :( 畜 市 公 場 肉 財 用 ) 牛 沖 取 引 縄 実 績 県 報 畜 告 書 産 (( 振 公 財 興 ) 沖 公 縄 県 社 畜 産 家 振 興 畜 公 市 社 ) 場 肉 用 牛 取 引 実 績 報 告 書
(3) 担 い 手 の 確 保 育 成 沖 縄 県 内 における 新 規 就 農 者 数 は 平 成 25 年 は357 人 と 2 年 連 続 で3 人 台 後 半 となりました 中 でも4 歳 未 満 の 青 年 就 農 者 数 は 新 規 就 農 者 の 半 数 を 超 え(55%) 全 国 ( 平 成 24 年 :27%)と 比 べても 非 常 に 高 い 割 合 を 占 めてい 沖 縄 総 合 事 務 局 県 35 市 町 村 では 就 農 前 後 の 所 得 を 確 保 する 青 年 就 農 給 付 金 や 融 資 等 3 による 支 援 のほか 県 立 農 業 大 学 校 における 支 援 策 の 説 明 会 開 催 25 2 など 新 規 就 農 を 推 進 してい 15 また 農 業 分 野 における 障 害 者 の 就 労 雇 用 を 促 進 するため 1 沖 縄 総 合 事 務 局 では 関 係 機 関 との 連 携 の 下 平 成 25 年 5 月 5 沖 縄 地 域 農 業 の 障 害 者 就 労 雇 用 促 進 ネットワーク を 設 置 し 情 報 交 換 会 や 就 労 等 の 理 解 促 進 と 機 会 拡 大 のためのセミナーを 開 催 しました (4)6 次 産 業 化 の 推 進 4 ( 人 ) 新 規 就 農 者 数 の 推 移 中 高 年 就 農 者 青 年 就 農 者 資 料 : 沖 縄 県 農 林 水 産 部 調 べ 16 197 H11H12H13H14H15H16H17H18H19H2H21H22H23H24H25 沖 縄 県 内 においては 本 土 にない 多 様 な 農 産 物 があることやアジア 市 場 に 近 いこと 等 を 背 景 に 6 次 産 業 化 の 取 組 が 積 極 的 に 行 われており 六 次 産 業 化 地 産 地 消 法 に 基 づく 総 合 化 事 業 計 画 に ついては これまで 全 国 的 にみても 多 い53 件 が 認 定 を 受 けてい 沖 縄 総 合 事 務 局 においても 6 次 産 業 化 を 更 に 推 進 するため 相 談 窓 口 の 設 置 や 各 種 説 明 会 補 助 事 業 等 による 支 援 6 次 産 業 化 推 進 パネル 展 及 び 加 工 品 表 彰 式 等 を 実 施 してい 農 業 生 産 法 人 株 式 会 社 あいあいファーム 平 成 23 年 に 総 合 化 事 業 計 画 の 認 定 を 受 け 今 帰 仁 村 で 廃 校 となった 学 校 施 設 において 食 品 加 工 場 やレストラ ンを 整 備 するなど 国 の 補 助 事 業 を 活 用 して6 次 産 業 化 の 取 組 を 実 施 さらに 地 域 の 小 学 生 や 観 光 客 等 を 対 象 にした 収 穫 加 工 体 験 や 農 村 体 験 等 も 行 い 総 合 的 な 教 育 ファームとして 展 開 6 次 産 業 化 推 進 パネル 展 及 び 加 工 品 表 彰 式 沖 縄 県 における 農 山 漁 村 の6 次 産 業 化 の 取 組 への 理 解 増 進 を 図 るため 平 成 25 年 11 月 に 開 催 パネル 展 では 認 定 事 業 者 が 開 発 した 商 品 の 展 示 や 試 食 試 飲 加 工 品 表 彰 式 では 事 業 者 が 開 発 販 売 している 応 募 商 品 のうち 優 れた19 点 の 発 表 表 彰 を 実 施 (5) 農 林 水 産 物 食 品 の 輸 出 促 進 沖 縄 県 の 農 林 水 産 物 食 品 の 輸 出 額 は 平 成 25 年 で1.2 億 円 ( 前 年 比 23% 増 )となり 原 発 事 故 前 の 水 準 を 取 り 戻 しつつあり 主 な 輸 出 先 国 地 域 は 香 港 台 湾 中 国 タイで 主 な 品 目 は なまこ いか 牛 肉 豚 肉 黒 糖 となってい 沖 縄 総 合 事 務 局 では 事 業 者 等 に 対 する 各 種 説 明 会 のほか も ずくや 泡 盛 ラム 酒 等 の 輸 出 の 取 組 に 対 する 支 援 を 行 いました 食 料 品 の 輸 出 額 のうち 海 外 現 地 で 水 揚 げされたマグロが 輸 出 の 大 半 を 占 めるグアムや フィリピン 向 けを 除 いたもの ( 百 万 円 ) 1,4 1,2 1, 8 6 4 2 沖 縄 県 からの 農 林 水 産 物 食 品 の 輸 出 額 の 推 移 45 586 1,146 849 829 平 成 2 21 22 23 24 25 資 料 : 財 務 省 貿 易 統 計 を 基 に 沖 縄 総 合 事 務 局 作 成 1,18 (6) 漁 業 取 締 りの 強 化 沖 縄 県 の 周 辺 海 域 における 水 産 資 源 の 保 存 管 理 は 水 産 物 の 安 定 供 給 の 確 保 と 水 産 業 の 健 全 な 発 展 のために 重 要 な 課 題 です このような 中 沖 縄 県 周 辺 の 海 域 においては 中 国 や 台 湾 漁 船 によ る 違 法 操 業 やトラブルが 多 発 してい 沖 縄 総 合 事 務 局 では これ までも 漁 業 取 締 りを 実 施 してきましたが 平 成 26 年 4 月 には 日 台 民 間 漁 業 取 決 めによる 新 たな 取 締 り 等 に 対 応 することを 目 的 とした 水 産 庁 沖 縄 総 合 事 務 局 外 国 漁 船 合 同 対 策 本 部 を 設 置 し 取 組 の 強 化 を 図 っているところです 水 産 庁 沖 縄 総 合 事 務 局 外 国 漁 船 合 同 対 策 本 部 の 開 所 式