1% 95% 9% 85% 8% 75% 1% 97% 道 内 全 体 年 少 人 口 歳 ~14 歳 83% H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H2 H21 表 -1 指 定 通 学 路 の 条 件 交 安 法 施 行 令 第 4 条 より 一 児 童 又 は



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続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

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北 海 道 における 子 供 が 関 わる 交 通 事 故 分 析 建 設 部 道 路 計 画 課 秩 父 宏 太 郎 青 木 秀 一 武 田 祐 輔 日 本 における 歩 行 中 の 交 通 事 故 の 死 者 の 割 合 は 海 外 に 較 べ 高 い 一 方 人 口 1 万 人 あたり の 歩 行 中 の 死 傷 者 数 では 子 供 が 事 故 に 遭 う 割 合 は 高 齢 者 を 含 めた 他 の 年 齢 層 に 較 べて 大 きい また 全 国 に 較 べ 少 子 化 が 著 しい 北 海 道 において 小 学 生 の 交 通 事 故 死 傷 者 が 全 体 に 占 める 割 合 は 近 年 増 加 しており 交 通 弱 者 である 子 供 にとって 安 全 安 心 な 道 路 空 間 の 整 備 が 求 められてい る 本 件 では 交 安 法 の 政 令 で 定 める 通 学 路 が 昨 年 度 に 指 定 されたことを 受 け 北 海 道 における 近 年 の 子 供 の 交 通 事 故 実 態 について 分 析 を 行 った キーワード: 子 供 歩 行 者 交 通 弱 者 通 学 路 少 子 化 1. はじめに 平 成 21 年 6 月 に 国 土 交 通 省 道 路 局 でとりまとめた 人 間 重 視 の 道 路 創 造 研 究 会 報 告 書 1 では 歩 行 者 等 にと って 安 心 快 適 なネットワーク 空 間 を 確 保 することで 子 供 から 高 齢 者 まで 全 ての 人 が 安 心 して 通 行 できる 道 路 というものが 法 制 度 の 観 点 から 提 案 されている こうした 動 きの 背 景 として 少 子 高 齢 や 人 口 減 少 等 を 始 めとする 道 路 を 取 り 巻 く 状 況 の 変 化 がある 一 方 国 内 における 歩 行 者 自 転 車 が 関 わる 死 亡 交 通 事 故 の 割 合 が 海 外 に 較 べかなり 高 いことが 挙 げられる 2 図 -1 こ れに 加 え 注 目 すべきは 歩 行 中 の 死 者 数 の7 割 が 高 齢 者 で 占 められるものの 人 口 1 万 人 あたりの 歩 行 中 の 死 傷 者 数 で 言 えば 子 供 が 高 齢 者 よりも 多 い 現 状 である 3 図 -2 歩 行 が 中 心 となる 子 供 にとって 通 学 や 外 出 時 に 遭 う 事 故 を 減 らす 取 組 が 必 要 である 一 方 国 道 における 歩 行 者 事 故 では その 死 者 数 は 全 道 路 種 別 の3 割 を 占 め 平 成 16~2 年 の 過 去 5 年 平 均 5 割 合 25 % 14% 29% 日 本 4% 24% 英 国 6% 9% 3% 2% 13% 13% 11% 11% 1% イ タ リ ア ド イ ツ 歩 行 中 フ ラ ン ス 自 転 車 乗 車 中 図 -1 交 通 事 故 死 者 に 歩 行 中 自 転 車 乗 車 中 が 占 める 割 合 の 国 際 比 較 米 国 17% オ ラ ン ダ 後 述 する においても 全 延 長 の2 割 を 占 めて おり 幹 線 道 路 としての 役 割 を 担 う 国 道 においても 自 動 車 だけではなく 歩 行 者 にとって 安 全 安 心 な 道 路 空 間 とする 方 策 が 必 要 である 本 件 では 交 通 安 全 施 設 等 整 備 事 業 の 推 進 に 関 する 法 律 以 下 交 安 法 の 政 令 で 定 める 通 学 路 が 昨 年 度 に 指 定 されたことを 受 け 交 通 弱 者 である 子 供 に 着 目 し 近 年 の 子 供 が 関 わる 交 通 事 故 について 分 析 を 行 った 2. 北 海 道 における 少 子 化 の 現 状 北 海 道 における 子 供 の 交 通 事 故 を 分 析 する 前 段 階 とし て 他 の 地 域 より 進 行 する 北 海 道 における 少 子 化 の 現 状 を 以 下 のとおり 整 理 した 図 -3は 北 海 道 における 人 口 の 変 化 を 表 している 4 過 去 1 年 間 で 全 道 人 口 が3%の 減 少 に 対 し 年 少 人 口 歳 から14 歳 は17%という 大 きな 減 少 をみせている また 14 12 1 8 6 4 2 6 以 下 7~12 13~15 16~19 2~24 25~29 3~34 35~39 4~44 45~49 5~54 55~59 6~64 65~69 7~74 75~79 8 以 上 図 -2 人 口 1 万 人 あたりの 歩 行 中 の 死 傷 者 数 年 齢 層 別 全 国 値

1% 95% 9% 85% 8% 75% 1% 97% 道 内 全 体 年 少 人 口 歳 ~14 歳 83% H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H2 H21 表 -1 指 定 通 学 路 の 条 件 交 安 法 施 行 令 第 4 条 より 一 児 童 又 は 幼 児 が 小 学 校 特 別 支 援 学 校 の 小 学 部 を 含 む 若 しくは 幼 稚 園 又 は 保 育 所 以 下 これらを 小 学 校 等 という に 通 うため 一 日 につきおおむね 四 十 人 以 上 通 行 する 道 路 の 区 間 二 前 号 に 掲 げるもののほか 児 童 又 は 幼 児 が 小 学 校 等 に 通 うため 通 行 する 道 路 の 区 間 で 小 学 校 等 の 敷 地 の 出 入 口 から 一 キロメートル 以 内 の 区 域 に 存 し かつ 児 童 又 は 幼 児 の 通 行 の 安 全 を 特 に 確 保 する 必 要 があるもの 図 -3 北 海 道 における 人 口 変 化 平 成 11 年 を 1%とした 6.% 18% 国 道 における 通 学 路 約 1,3km うち 整 備 率 :95% 5.% 4.% 3.% 幼 児 割 合 小 学 生 割 合 1.4% 1.2% 1.2% 1.4% 1.1% 82% 国 道 以 外 の 通 学 路 約 6,2km うち 整 備 率 :83% 2.% 1.%.% 2.3% 2.4% 2.6% 2.6% 2.7% H16 H17 H18 H19 H2 図 -4 北 海 道 における と 整 備 率 延 長 約 7,5km 整 備 率 85% 平 成 21 年 3 月 末 の 年 少 人 口 は 約 68 万 人 であり 北 海 道 人 口 の 約 55 万 に 対 して12%にあたる 4 この 割 合 は 全 国 と 比 較 して 東 京 都 秋 田 県 に 次 いで3 番 目 に 小 さく 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 の 将 来 推 計 においては 15 年 後 の225 年 では 秋 田 県 を 抜 いて 全 国 で2 番 目 に 小 さい 割 合 の 地 域 となることが 予 測 されている 5 加 えて 一 人 の 女 性 が 一 生 の 間 に 産 む 子 供 の 数 として 説 明 される 合 計 特 殊 出 生 率 は 26 年 に 北 海 道 は1.18で あり これは 全 国 で 東 京 都 に 次 いで2 番 目 に 低 い 6 以 上 より 北 海 道 は 他 の 地 域 と 比 較 して 少 子 化 の 進 行 が 著 く 年 少 人 口 の 減 少 は 将 来 的 には 生 産 年 齢 人 口 の 減 少 となるため 産 業 を 支 える 労 働 力 は 高 齢 化 しながら かつ 減 少 することが 予 想 される 北 海 道 は 農 林 水 産 業 と いった1 次 産 業 を 中 心 に 全 国 への 貢 献 が 大 きいが 少 子 高 齢 化 に 伴 う 過 疎 化 と 併 せ そうした 各 種 産 業 における 担 い 手 不 足 や 離 職 者 の 増 加 から 道 内 外 への 影 響 が 懸 念 される 従 って 少 子 高 齢 人 口 減 少 が 進 む 北 海 道 にお いて 将 来 の 担 い 手 である 子 供 が 関 わる 交 通 事 故 対 策 は 重 要 である 図 -5 子 供 の 死 傷 者 が 全 死 傷 者 に 占 める 割 合 北 海 道 の 全 道 路 の 子 供 を 対 象 としている 1 北 海 道 における 平 成 16 年 から 平 成 2 年 の 歩 行 中 の 小 学 生 の 交 通 事 故 に 着 目 した 警 察 資 料 によれば 7 通 行 目 的 別 では 登 下 校 が4 割 と 最 も 多 く それに 続 く 遊 戯 散 歩 の2 倍 以 上 に 及 んでいる また 登 下 校 中 の 死 傷 者 数 は 低 学 年 ほ ど 多 い 結 果 となっている 一 方 自 宅 からの 距 離 でみれ ばmから5m 間 で 発 生 した 事 故 が7 割 を 占 めており 通 り 慣 れた 箇 所 で 多 く 事 故 が 発 生 している 小 学 校 が 定 める 通 学 路 に 対 して 多 くの 児 童 が 利 用 す るなど より 安 全 安 心 な 歩 行 空 間 が 望 まれる 箇 所 とし て 表 -1の 条 件 に 合 致 する 道 路 を と 呼 び 平 成 21 年 度 に 国 家 公 安 委 員 会 と 国 土 交 通 大 臣 によってそ の 指 定 が 行 われた 図 -4に 北 海 道 の の 延 長 と 整 備 率 を 示 す なお 整 備 の 内 容 として 歩 道 等 の 整 備 の ほか 縁 石 等 の 簡 易 整 備 を 含 む 道 内 の の 延 長 は 約 7,5kmであり 整 備 率 は85%である そのう ち 国 道 は 通 学 路 全 体 の18%にあたる 約 1,3kmであり これは 国 道 全 体 の2%にあたる また 国 道 通 学 路 におけ る 整 備 率 は95%に 及 ぶ 3. 子 供 が 関 わる 交 通 事 故 と 北 海 道 における 子 供 が 関 わる 交 通 事 故 の 近 年 の 傾 向 に ついて 考 察 を 行 う なおここでいう 子 供 とは 後 述 す る との 関 係 から 小 学 生 以 下 とする ただし 国 道 における 事 故 分 析 では データの 関 係 上 12 歳 以 下 8 2 全 道 路 種 別 における 子 供 が 関 わる 交 通 事 故 北 海 道 の 全 道 路 種 別 において 歩 行 中 に 限 らない 全 て の 子 供 が 関 わる 交 通 事 故 の 死 傷 者 数 は 平 成 16~2 年 の 過 去 5 年 平 均 で 約 1,2 人 / 年 であり 状 態 別 でみれば 歩 行 中 と 自 転 車 乗 車 中 がそれぞれ 約 25% 自 動 車 同 乗 中 が 約 5%となっている

一 方 上 記 の 死 傷 者 数 は 近 年 減 少 傾 向 にあるが 同 様 に 減 少 している 他 の 年 齢 層 に 較 べて 大 きく 減 少 してい ないため 交 通 事 故 の 全 死 傷 者 数 に 占 める 割 合 は 約 4% 前 後 で 推 移 している 一 方 小 学 生 のみに 注 目 すれば 割 合 は 毎 年 増 加 傾 向 にある 図 -5 加 えて 歩 行 中 に 着 目 すれば 死 傷 者 に 子 供 が 占 め る 割 合 は13%であり これは65 歳 以 上 の 高 齢 者 の 占 める 割 合 28%に 較 べれば 相 対 的 に 小 さいものの 少 子 化 と 高 齢 化 が 進 む 社 会 の 人 口 構 成 を 配 慮 し 人 口 1 万 人 あた りの 死 傷 者 数 でみれば 北 海 道 における 歩 行 中 の 小 学 生 が 事 故 に 遭 う 割 合 は 高 齢 者 の1.4 倍 も 多 くなっている 高 齢 者 55 人 に 対 して 小 学 生 78 人 9 死 傷 者 数 人 3 2 1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 14 15 図 -6 国 道 における 歩 行 中 の 子 供 が 関 わる 交 通 事 故 の 死 傷 者 数 第 2 当 事 者 の 年 齢 別 年 齢 1 3 国 道 における 子 供 が 関 わる 交 通 事 故 北 海 道 の 国 道 において 第 2 当 事 者 が 子 供 である 交 通 事 故 に 着 目 すれば その 死 傷 者 数 は 平 成 16~2 年 の 過 去 5 年 平 均 で 約 5 人 / 年 であり 状 態 別 をみれば 歩 行 中 と 自 転 車 乗 車 中 がそれぞれ 約 5%となっている な おこれらの 数 を 全 道 路 種 別 における 歩 行 中 自 転 車 乗 車 中 の 小 学 生 以 下 の 子 供 の 死 傷 者 数 と 比 較 すれば 8%であり これは 北 海 道 の 道 路 実 延 長 に 対 する 国 道 延 長 自 動 車 専 用 道 路 を 除 くの 割 合 7%と 同 程 度 であり 11 第 2 当 事 者 が 子 供 である 国 道 における 交 通 事 故 の 死 傷 者 は 延 長 あたりでいえばその 他 の 道 路 と 同 程 度 といえる 続 いて 平 成 16~2 年 の 歩 行 中 の 子 供 が 関 わる 事 故 につ いて 分 析 を 行 う における 歩 行 者 の 交 通 事 故 は 国 道 全 体 における 発 生 の73%にあたり 比 較 的 高 いも のの 利 用 機 会 が 多 いと 考 えられる 子 供 の 歩 行 者 が 関 わ る 事 故 では78%を 占 めており における 歩 行 中 の 子 供 が 関 わる 事 故 は 他 の 年 齢 層 に 較 べても 集 中 的 に 発 生 している 加 えて 死 傷 事 故 件 数 を 年 齢 別 で 整 理 したものを 図 -6 に 示 す と ともに7 歳 前 後 で 死 傷 者 が 多 く 前 述 の 他 の 道 路 種 別 と 同 様 1 年 生 を 中 心 とした 低 学 年 において 事 故 が 多 発 している 一 方 12 歳 6 年 生 における 死 傷 者 数 も 比 較 的 多 くなっている また 発 生 月 について 整 理 したものを 図 -7に 示 す 1 月 が 最 も 少 ない 一 方 7 月 と11 月 が 比 較 的 多 くなっている 横 断 中 の 子 供 が 事 故 に 遭 った 場 合 の 発 生 位 置 について 整 理 したものを 図 -8に 示 す においてはそ の 他 の 道 路 と 較 べ 横 断 歩 道 上 および 横 断 歩 道 付 近 での 発 生 割 合 が1 割 程 度 高 く 通 学 路 において 設 置 が 進 む 横 断 歩 道 を 利 用 した 子 供 が 横 断 歩 道 上 で 事 故 に 遭 っている 現 状 が 伺 える なお 発 生 事 故 における 市 街 地 の 割 合 は 法 指 定 通 学 路 で 約 9%DID 地 区 が 約 6% その 他 の 市 街 地 約 3% 通 学 路 以 外 の 国 道 では 約 6%DID 地 区 が 約 45% その 他 の 市 街 地 約 15%であった 続 いて 事 故 の 原 因 となった 法 令 違 反 について 整 理 し たものを 図 -9に 示 す 第 2 当 事 者 である 子 供 側 に 違 反 が ない 場 合 が 約 6 割 を 占 めており 13 歳 以 上 の 子 供 以 外 の 死 傷 者 数 人 25 2 15 1 5 1% 75% 5% 25% % 4 5 6 7 8 9 1 11 12 1 2 3 図 -7 国 道 における 歩 行 中 の 子 供 が 関 わる 交 通 事 故 の 発 生 月 横 断 歩 道 横 断 歩 道 付 近 それ 以 外 図 -8 横 断 中 の 子 供 の 事 故 の 発 生 位 置 国 道 発 生 月 歩 行 者 の 場 合 図 -1と 較 べて 第 1 当 事 者 である 自 動 車 側 に 違 反 がある 割 合 が 多 いのが 特 徴 的 である 更 に 違 反 の 内 訳 をみると 第 1 当 事 者 自 動 車 の 違 反 は 横 断 歩 行 者 妨 害 が2 割 と 最 も 多 く 続 いて 信 号 無 視 と 安 全 不 確 認 前 方 左 右 が 続 いており 第 1 当 事 者 の 違 反 に 占 める 割 合 を 子 供 以 外 の 歩 行 者 事 故 と 比 較 すれ ば 横 断 歩 行 者 妨 害 が 少 ない 一 方 で 信 号 無 視 によ る 割 合 が4 倍 程 度 に 及 んでいる 一 方 第 2 当 事 者 子 供 の 違 反 では4 割 が 飛 び 出 し で 最 も 多 く 続 いて 横 断 歩 道 外 横 断 が 続 いている 子 供 以 外 の 歩 行 者 事 故 と 比 較 すれば 第 2 当 事 者 側 の 違 反 として 飛 び 出 し が 顕 著 である 一 方 以 下 の 項 目 は 国 道 全 体 と で 大 きな 違 いはみられなかった

第 2 当 事 者 に 違 反 がある 場 合 4 割 第 2 当 事 者 に 違 反 がない 場 合 6 割 第 2 当 事 者 に 違 反 がある 場 合 3 割 第 2 当 事 者 に 違 反 がない 場 合 7 割 飛 び 出 し, 15.3% 横 断 歩 道 外 横 断, 7.2% 信 号 無 視, 6.3% 横 断 歩 行 者 妨 害, 17.1% 信 号 無 視, 16.2% 横 断 歩 道 外 横 断, 1.5% 信 号 無 視, 4.4% 飛 び 出 し, 1.7% その 他, 9.9% 横 断 歩 行 者 妨 害, 29.4% 安 全 不 確 認 前 方 左 右, 17.1% その 他, 1.8% その 他, 17.1% 安 全 不 確 認 前 方 左 右, 9.9% 図 -9 子 供 の 歩 行 者 が 関 わる 事 故 における 法 令 違 反 北 海 道 の 国 道 その 他, 17.4% 信 号 無 視, 4.1% 安 全 不 確 認 脇 見 車 内 での 戯 れ, 5.6% 図 -1 子 供 以 外 の 歩 行 者 が 関 わる 事 故 における 法 令 違 反 北 海 道 の 国 道 昼 夜 の 比 較 では9 割 近 くの 事 故 が 昼 に 発 生 しており 子 供 以 外 の 歩 行 者 事 故 における 昼 の 発 生 が5 割 程 度 で あることから これも 子 供 事 故 の1つの 特 徴 といえる スリップ 事 故 による 死 傷 者 が 全 死 傷 者 に 占 める 割 合 は 約 1 割 程 度 である また 事 故 原 因 とは 別 に 事 故 当 時 の 路 面 状 態 が 凍 結 積 雪 と 判 断 されたものも 約 1 割 を 占 める 事 故 の 発 生 箇 所 として 交 差 点 において7 割 単 路 に おいて3 割 が 発 生 している また 交 差 点 の 事 故 では 小 中 規 模 の 交 差 点 13m 未 満 において6 割 が 発 生 し ており 大 規 模 の 交 差 点 13m 以 上 と 交 差 点 付 近 が それぞれ2 割 を 占 めている 4. 歩 行 者 事 故 を 減 らす 取 組 平 成 21 年 5 月 に 北 海 道 開 発 局 北 海 道 公 安 委 員 会 北 海 道 道 内 市 町 村 により 特 定 交 通 安 全 施 設 等 整 備 事 業 の 実 施 計 画 が 策 定 され その 中 では 歩 行 者 自 転 車 対 策 の 推 進 として における 安 全 安 心 な 歩 行 空 間 の 確 保 の 記 述 がなされている 12 前 述 のとおり 歩 行 者 事 故 の 7 割 以 上 は において 発 生 しているため 歩 行 が 中 心 となる 子 供 の 事 故 対 策 を 行 う 上 では 通 学 路 における 事 故 対 策 が 重 点 課 題 と 考 えられるが の 歩 道 整 備 率 は 平 成 19 年 度 末 で 国 道 が 95%と 比 較 的 高 いため その 他 の 事 故 対 策 の 取 組 も 必 要 である ここでは に 限 らず 子 供 の 歩 行 者 事 故 を 減 らすため 考 えられる 取 組 について 以 下 に 参 考 に 紹 介 す る 1 あんしん 歩 行 エリア 平 成 21 年 3 月 に 警 察 庁 と 国 土 交 通 省 により DID 地 区 にあって 歩 行 者 自 転 車 事 故 密 度 の 高 い4 市 9 地 区 におい て あんしん 歩 行 エリアの 指 定 が 行 われ 歩 行 者 自 転 車 対 策 及 び 生 活 関 連 対 策 を 行 っている 整 備 にあたって は 公 安 委 員 会 道 路 管 理 者 が 連 携 し 地 域 住 民 と 十 分 な 合 意 を 図 り 効 果 的 な 対 策 を 推 進 するものである また 平 成 21 年 8 月 に 公 表 された 道 路 の 中 期 計 画 北 海 道 版 13 においては あんしん 歩 行 エリア 内 の 歩 行 者 自 転 車 死 傷 事 故 を 平 成 24 年 度 までに 約 2 割 抑 止 する 目 標 を 掲 げている 2 自 転 車 歩 行 者 専 用 道 路 一 般 国 道 における 歩 道 延 長 は3,536.9kmで 延 長 に 占 める 設 置 率 は53.8%であり 道 道 市 町 村 道 における 設 置 率 が 全 国 平 均 と 比 較 して 高 いのに 対 して 国 道 では 全 国 平 均 の59.2%より 低 い 状 況 11 となっているため 法 指 定 通 学 路 に 限 らず 全 国 並 の 歩 道 整 備 が 求 められる 一 方 近 年 自 転 車 と 歩 行 者 の 接 触 事 故 による 死 傷 事 故 も 発 生 しており 車 と 歩 行 者 との 空 間 的 分 離 はもちろ ん 自 転 車 と 歩 行 者 の 道 路 空 間 の 再 配 分 も 今 後 進 めるべ き 課 題 である 近 年 自 転 車 道 の 取 組 は 全 国 的 に 取 り 組 まれており 北 海 道 においても 札 幌 や 苫 小 牧 等 において 試 験 的 に 行 われているところである 3 生 活 道 路 からの 通 過 交 通 排 除 欧 米 では 交 通 静 穏 化 ゾーン 等 のシェアドスペースやラ イジングボラード 等 の 導 入 により 生 活 道 路 から 通 過 交 通 を 排 除 し 生 活 道 路 における 歩 行 者 事 故 対 策 を 行 って いる 14 日 本 でも 近 年 生 活 道 路 における3km/h 速 度 規 制 の 導 入 や 物 理 的 構 造 の 導 入 ハンプなどが 検 討 され ている 幹 線 道 路 としての 国 道 においてその 適 用 は 難 し いと 考 えるが 道 路 ネットワーク 全 体 として 考 えたとき 物 流 等 を 支 える 都 市 間 を 結 ぶ 幹 線 道 路 がその 役 割 をしっ かりと 担 う 一 方 で 地 域 住 民 が 安 全 に 利 用 するため 生 活 道 路 内 の 通 過 交 通 を 排 除 することは 歩 行 者 事 故 対 策 とし て 有 効 と 考 えられる 4 事 故 危 険 箇 所 の 抽 出 平 成 21 年 3 月 警 察 庁 と 国 土 交 通 省 により91 箇 所 に 及 ぶ 北 海 道 の 事 故 危 険 箇 所 の 抽 出 が 行 われ 集 中 的 総 合 的 な 事 故 抑 止 対 策 を 今 後 行 う 一 方 事 故 データからは

把 握 出 来 ない 潜 在 的 な 危 険 箇 所 の 把 握 のために 利 用 者 の 視 点 で 抽 出 を 行 っている 道 外 における 例 がありここで 紹 介 する 平 成 21 年 7 月 奈 良 県 奈 良 県 警 奈 良 国 道 事 務 所 が 共 同 で 市 民 から 身 近 な 事 故 危 険 箇 所 に 対 する 意 見 徴 集 を 行 った 管 理 者 の 持 つ 事 故 データより 抽 出 した 客 観 的 な 事 故 危 険 箇 所 に 対 し アンケートを 通 じて 市 民 からヒ ヤリ 体 験 箇 所 について 募 集 し 指 摘 された 箇 所 に 対 する 検 証 を 行 った 上 で 危 険 箇 所 に 追 加 する 予 定 である 事 故 データからは 把 握 出 来 ない 潜 在 的 な 危 険 箇 所 の 抽 出 を 行 おうとする 試 験 的 試 みが 行 われている 15 5. 終 わりに 平 成 21 年 8 月 に 公 表 された 道 路 の 中 期 計 画 北 海 道 版 13 において 北 海 道 の 道 路 交 通 における 死 傷 事 故 率 は 平 成 24 年 度 までに 約 1 割 の 減 少 を 目 指 している 日 々 発 生 する 交 通 事 故 に 対 して その 減 少 を 図 るには 自 動 車 のみならず 子 供 や 高 齢 者 そして 歩 行 者 といった 交 通 弱 者 の 視 点 が 重 要 である 本 件 では 全 国 に 較 べ 少 子 高 齢 人 口 減 少 が 進 んいる 北 海 道 において 小 学 生 以 下 の 子 供 に 着 目 し 歩 行 が 中 心 となる 子 供 が 日 々 使 用 する 通 学 路 における 交 通 事 故 を 中 心 にその 分 析 を 行 った 北 海 道 においては 今 後 も 少 子 化 高 齢 化 が 進 行 するこ とが 予 想 され 引 き 続 き 子 供 を 含 めた 歩 行 者 にとって 安 全 な 道 路 空 間 を 目 指 す 取 組 を 続 けると 共 に 交 通 弱 者 対 策 としては 事 故 対 策 のみならず バリアフリーを 始 めと する 円 滑 な 道 路 交 通 整 備 も 重 要 である 特 に 雪 国 北 海 道 においては 冬 期 における 安 全 安 心 な 交 通 も 求 められて おり 子 供 から 高 齢 者 まで 全 ての 人 が 安 心 して 通 行 でき る 道 路 空 間 が 今 後 望 まれる 参 考 文 献 1 国 土 交 通 省 道 路 局 : 人 間 重 視 の 道 路 創 造 研 究 会 報 告 書 平 成 21 年 6 月. http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/manvaluing/index.html 2 警 察 庁 : 平 成 17 年 警 察 白 書 図 1-6 より 作 成. http://www.npa.go.jp/hakusyo/h17/hakusho/h17/html/g14.html 3 警 察 庁 : 平 成 21 年 警 察 白 書 統 計 3-5 より 平 成 2 年 値. http://www.npa.go.jp/hakusyo/h21/data.html 4 北 海 道 : 住 民 基 本 台 帳 人 口 3 月 末 の 年 齢 5 歳 階 級 別 人 口. http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tuk/9brr/index 5 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 : 都 道 府 県 別 将 来 推 計 人 口 平 成 19 年 5 月 推 計. http://www.ipss.go.jp/pp-fuken/j/fuken27/t-page.asp 6 内 閣 府 : 平 成 21 年 版 少 子 化 社 会 白 書 第 1-1-12 図 より. http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w27/19webhonpen/html/i11311.html. 7 北 海 道 警 察 : 小 学 生 の 交 通 事 故 実 態 平 成 21 年 3 月. http://www.police.pref.hokkaido.jp/info/koutuu/jiko-syougakusei213/jiko-syougakusei213.html. 8 北 海 道 警 察 本 部 : 交 通 年 鑑 平 成 16 年 ~ 平 成 2 年. 9 高 齢 者 人 口 は 北 海 道 : 住 民 基 本 台 帳 人 口 3 月 末 の 年 齢 5 歳 階 級 別 人 口 より 小 学 生 人 口 は 北 海 道 : 北 海 道 学 校 一 覧 平 成 16 年 度 ~ 平 成 2 年 度 歩 行 中 の 死 傷 者 数 は 8の 交 通 年 鑑 による. 1 北 海 道 警 察 : 交 通 事 故 マッチングデータ 平 成 16 年 ~ 平 成 2 年. 11 国 土 交 通 省 道 路 局 : 道 路 統 計 年 報 28 平 成 19 年 4 月 末. 自 動 車 専 用 道 路 以 外 の 国 道 延 長 は 北 海 道 開 発 局 調 べ. 12 北 海 道 交 安 委 員 会 北 海 道 開 発 局 北 海 道 札 幌 市 ほか 管 内 179 市 町 村 : 特 定 交 通 安 全 施 設 等 整 備 事 業 実 施 計 画 平 成 21 年 5 月. 13 北 海 道 幹 線 道 路 協 議 会 : 道 路 の 中 期 計 画 北 海 道 版 平 成 21 年 8 月. http://www.hkd.mlit.go.jp/road/ir/chuuki.pdf 14 国 土 交 通 省 国 土 技 術 政 策 総 合 研 究 所 : 交 通 事 故 の 削 減 に 関 する 方 向 性 調 査 - 欧 米 における 交 通 安 全 施 策 の 動 向 に 関 する 調 査 - 平 成 16~2 年 度 国 総 研 資 料 No.536 平 成 21 年 7 月. 15 奈 良 県 : 交 通 事 故 危 険 箇 所 に 関 するアンケート 結 果 平 成 21 年 1 月. http://www.pref.nara.jp/secure/3362/919_enquete_sokuhou_houdou_siryou_p1.pdf