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Transcription:

2.4. [サービス ICT] ICT を 活 用 した 技 能 継 承 の 実 現 2.4.1. 検 討 の 背 景 日 本 を 訪 れる 外 国 人 観 光 客 は 加 速 的 に 増 加 しており 海 外 でも 日 本 文 化 に 対 する 関 心 は 高 ま っている 日 本 の 魅 力 の 源 泉 には アニメ 漫 画 ファッション 等 のポップカルチャーや 歴 史 の 中 で 培 われた 伝 統 的 な 芸 術 技 能 そして 先 端 技 術 を 生 活 空 間 で 活 用 することを 目 標 とした 製 品 等 がある これらの 魅 力 はいわばソフトパワーとして 外 交 上 も 重 要 視 されるに 至 り 国 内 外 での 収 益 を 上 げるための 成 長 の 中 核 にも 位 置 付 けられている これらのコンテンツの 魅 力 は 属 人 的 な 職 能 によって 労 働 集 約 的 な 形 態 で 生 み 出 されている 場 合 が 多 いが 技 能 者 の 高 齢 化 や 継 承 困 難 性 により 中 長 期 的 視 点 からの 課 題 も 多 い 一 方 で ICT 関 連 技 術 の 進 展 により 従 来 取 得 困 難 であると 考 えられていたノウハウを 形 式 化 す るための 手 法 や 得 られた 情 報 を 基 にスキル 評 価 やスキルの 再 現 を 行 うための 手 法 が 開 発 されつ つある これらの 技 術 を 活 用 することで 日 本 のコンテンツ 力 の 継 承 と 発 展 が 可 能 になると 考 えられ る また コンテンツ 力 の 継 承 と 発 展 に 活 用 される ICT は 国 際 的 課 題 である 災 害 対 策 に 対 しても 活 用 可 能 であるなど 多 方 面 に 好 影 響 を 与 える 潜 在 力 を 有 している 2.4.2. 注 目 される 方 向 性 A) インタフェース 技 術 の 進 展 による 全 身 体 的 行 為 五 感 情 報 の 獲 得 脳 科 学 の 進 展 により 人 間 の 認 知 基 礎 過 程 の 理 解 に 基 づいたインタフェースが 実 現 されようと している そのようなインタフェースによって 取 得 可 能 な 高 精 度 な 身 体 活 動 情 報 に 基 づき 従 来 取 得 困 難 であると 考 えられていた 伝 統 技 能 の 技 を 形 成 する 全 身 体 的 行 為 の 獲 得 が 可 能 になると 予 想 される また 視 覚 聴 覚 以 外 に 触 覚 嗅 覚 味 覚 に 関 しても 表 現 が 可 能 な 五 感 ディスプレイの 研 究 開 発 も 進 み 非 侵 襲 型 デバイスによる 上 記 五 感 の 取 得 も 可 能 になりつつある 脳 理 解 に 基 づく 感 覚 メカニズムの 解 明 に 基 づき 五 感 デバイスを 活 用 することにより 新 しいインタフェ ースが 実 現 される B) 超 高 精 細 ディスプレイ 技 術 の 進 展 近 い 将 来 8K 映 像 が 標 準 的 に 利 用 されるようになり 研 究 レベルでは 8K を 超 えたマルチス ケール 高 精 細 映 像 技 術 が 開 発 されるようになる 高 精 細 映 像 技 術 の 進 展 により 単 に 写 実 的 であるだけでなく みずみずしさ 初 々しさ といった 質 感 を 実 感 に 近 い 形 で 伝 達 するこ とが 可 能 となる このような 映 像 技 術 と 日 本 文 化 の 特 徴 であるコンテンツ 技 術 が 統 合 すること により 新 表 現 が 生 み 出 される C) 情 報 通 信 とロボットの 融 合 によるインクルーシブ 技 術 の 深 化 日 本 では 歴 史 的 にロボット 関 連 技 術 (センサー AI アクチュエータ)の 研 究 が 世 界 的 に 高 い 水 準 にあり その 技 術 を 結 集 させ 高 水 準 なヒューマノイドが 生 み 出 されている このような 37

技 術 的 背 景 から その 社 会 実 装 が 進 んでおり ロボットを 生 活 空 間 に 導 入 して 補 助 をさせる 方 向 性 が 見 えてきた また 災 害 対 応 ロボット 技 術 は 東 日 本 大 震 災 の 経 験 を 踏 まえ 急 速 に 研 究 が 進 んでいる 今 後 は ヒューマノイド 技 術 と 災 害 対 応 ロボット 技 術 及 び 背 景 の 情 報 通 信 技 術 が 融 合 し 人 間 単 独 では 実 施 困 難 な 作 業 を 遂 行 するより 包 括 的 なシステムの 実 現 が 期 待 される 2.4.3. リーダーシップシナリオ コンテンツ 関 連 技 能 のスマート 化 によるクリエイティブ 経 済 の 発 展 (1) 2030 年 の 社 会 日 本 は 歴 史 的 にも 独 自 の 表 現 技 術 による 世 界 に 類 を 見 ない 芸 術 作 品 を 制 作 してきた 日 本 の 芸 術 品 工 芸 品 は 世 界 のクリエイティブ 人 材 を 触 発 し 続 け 日 本 の 魅 力 の 源 泉 の 一 つとなってい る 世 界 中 に 根 強 いファンを 持 つ 日 本 のアニメーション 表 現 は 従 来 CG を 使 用 しない 手 書 きのみ によって 行 う 制 作 が 中 心 であったが 優 秀 なクリエイティブ 人 材 の 量 が 制 約 条 件 となっていた しか し アニメーション 表 現 に 特 徴 的 な 表 現 を 数 理 的 なモデリングによって 行 うコンピューターグラフィッ クス 理 論 が 実 現 したため 手 書 きのアニメーションの 質 感 を 保 ちつつも より 大 量 の 高 精 細 な 映 像 制 作 を 行 うことが 可 能 となった また コンピュータの 支 援 を 受 けたクリエイティブ 人 材 の 創 意 工 夫 により より 高 度 な 表 現 が 実 現 され 新 たな 映 像 表 現 が 日 々 生 み 出 され 続 けている アニメーションだけでなく 他 の 技 芸 のノウハウも 原 理 の 解 明 が 進 むにつれ 制 作 支 援 技 能 継 承 支 援 が 行 いやすくなり 人 材 の 量 的 拡 大 と 他 分 野 へのスピルオーバーが 進 む 新 映 像 表 現 の 発 展 は 錯 覚 学 を 中 心 とした 新 しい 科 学 の 進 展 によって 裏 付 けられている これ まで 最 高 水 準 のクリエーターのみが 経 験 的 に 体 得 した 表 現 技 術 は 人 間 の 知 覚 ( 視 覚 触 覚 等 ) の 特 徴 の 深 い 理 解 に 基 づき コンピュータ 上 の 創 作 システム 上 で 再 現 可 能 となった そのようなシ ステムを 用 いて クリエーターが 更 なる 創 意 工 夫 を 行 うことにより よりダイナミックかつ 繊 細 な 表 現 の 提 案 が 可 能 となった さらに そのようにして 編 み 出 された 新 表 現 のメカニズムは 分 析 され シス テムに 対 してフィードバックされるという 好 循 環 が 形 成 されている また 日 本 的 な 映 像 表 現 は 先 端 科 学 技 術 との 融 合 により 制 作 の 現 場 だけでなく 住 空 間 を 含 めたより 広 範 な 領 域 で 活 用 されるようになっている 大 型 パネルで 映 像 表 示 されることで 形 成 される 室 内 環 境 は 居 住 者 の 生 理 状 態 のセンシングによってダイナミックに 変 わる また ライブ 会 場 のよ うなエンターテイメント 空 間 においても リアルタイムレンダリングとディスプレイデバイスの 活 用 によ って 新 しい 体 験 が 可 能 となる 同 様 の 体 験 を 室 内 空 間 においても あたかもライブ 会 場 にいるか のように 体 験 することが 可 能 である (2) 実 現 を 目 指 すに 当 たっての 各 主 体 の 実 施 主 体 政 府 自 治 体 技 能 継 承 の 推 進 38

実 施 主 体 公 的 研 究 機 関 企 業 業 界 プラットフォーム 組 織 学 協 会 大 学 その 他 人 材 育 成 機 関 金 融 投 資 機 関 市 民 NPO 技 能 者 のスキルのアーカイブ 化 技 能 継 承 に 関 する 社 会 実 装 研 究 の 推 進 技 能 を 基 にした 製 造 物 の 販 売 強 化 技 能 と 先 端 技 術 の 融 合 による 新 製 品 の 開 発 企 業 間 での 技 能 競 技 会 (コンペ)の 開 催 事 業 者 間 でのノウハウ 共 有 に 向 けた 場 の 設 置 技 能 の 解 明 に 向 けた 研 究 組 織 の 立 ち 上 げ 技 能 の 解 明 に 向 けた 研 究 の 推 進 技 能 のノウハウと 先 端 製 造 技 術 の 両 者 を 備 えた 新 人 材 の 育 成 技 能 の 継 承 新 コンテンツ 創 造 に 対 するリスクマネーの 提 供 社 会 生 活 における 新 コンテンツの 活 用 (3) 推 進 上 の 留 意 点 技 能 者 のスキルの 仔 細 な 観 察 から 観 測 された 情 報 から 重 要 度 が 高 い 情 報 を 抽 出 し 構 造 化 するためのAI 技 術 ノウハウのうち 形 式 化 可 能 な 部 分 と 形 式 化 不 可 能 な 部 分 のしゅん 別 と 後 者 の 育 成 方 法 の 明 確 化 技 能 者 のスキルをアーカイブするための 標 準 的 手 法 抽 出 されたノウハウを 表 現 するための 標 準 的 手 法 2.4.4. 国 際 協 調 協 働 シナリオ 超 高 精 細 映 像 センシング 技 術 ロボット 技 術 の 災 害 対 応 利 用 (1) 2030 年 の 社 会 世 界 全 体 は 気 候 変 動 を 要 因 とした 深 刻 な 国 際 的 災 害 ( 国 際 激 甚 災 害 )の 増 加 経 済 システムの グローバル 化 による 負 の 側 面 と 格 差 の 拡 大 に 起 因 する 不 安 定 化 により 従 来 予 想 されなかった 人 的 災 害 自 然 災 害 が 頻 発 している また 技 術 の 進 展 により 生 じたトランスサイエンス 的 な 社 会 課 題 も 多 く 存 在 する このような 課 題 の 解 決 に 向 け 国 際 社 会 は 一 丸 となりプロアクティブに 対 応 してい くことが 求 められている 地 震 や 水 害 などのように 建 造 物 の 損 壊 が 激 しい 環 境 下 で 生 存 者 救 命 と 二 次 被 害 の 防 止 を 行 う ためには 現 場 の 正 確 かつ 迅 速 な 状 況 把 握 が 求 められる 日 本 を 中 心 として 文 化 財 のデジタル 化 が 進 められており その 経 験 から 広 域 3Dレーザースキャナの 利 用 ノウハウが 蓄 積 されている ド ローンやロボットによる 能 動 的 センシング 超 音 波 診 断 小 型 放 射 光 装 置 等 を 併 用 することで 迅 速 に 状 況 把 握 が 可 能 となる また 被 災 地 と 災 害 対 策 本 部 との 間 を 高 精 細 映 像 (8K/16K)で 接 続 することにより 現 場 の 正 確 な 把 握 に 基 づいた 各 種 判 断 が 行 えるようになる レスキュー 対 応 においては レスキューロボットと 救 助 隊 員 が 連 携 しながらミッションを 達 成 するこ とが 普 通 となった 特 に 危 険 性 が 高 い 場 合 には あたかも 救 助 隊 員 の 分 身 のように 動 けるテレイグ 39

ジスタンス 機 能 を 有 するレスキューロボットによって 救 助 活 動 が 実 施 される 被 災 後 復 旧 が 進 むまでの 間 被 災 者 が 従 来 の 地 域 コミュニティと 断 絶 するケースが 多 い その ような 環 境 は 特 に 高 齢 者 には 大 きなストレスとなり 深 刻 な 健 康 被 害 の 併 発 に 至 るケースもありうる そこで テレイグジスタンス 装 置 や 身 代 わりロボットにより ネットワークを 通 じたバーチャルなコミュ ニティを 実 現 するためのシステムが 活 躍 する 災 害 対 応 の 過 程 では 膨 大 なデータ(ビッグデータ)が 取 得 される その 情 報 は 当 該 災 害 への 迅 速 な 対 応 のみならず アーカイブされ 今 後 の 災 害 対 策 立 案 や 災 害 対 応 従 事 者 のスキル 育 成 の ために 分 析 保 管 される 五 感 ディスプレイデバイスを 装 着 し 実 際 の 災 害 のデータに 基 づくシミュ レーションを 繰 り 返 すことで 災 害 対 応 従 事 者 のスキルが 向 上 する また 災 害 対 応 で 培 われた 判 断 力 行 動 力 は 他 の 社 会 活 動 に 対 しても 貢 献 することが 期 待 され 災 害 対 応 経 験 者 を 核 として 日 本 各 地 の 経 済 活 動 地 域 活 動 が 活 性 化 する (2) 実 現 を 目 指 すに 当 たっての 各 主 体 の 実 施 主 体 政 府 自 治 体 超 高 精 細 映 像 に 関 する 研 究 開 発 の 推 進 インタフェース 技 術 テレイグジスタンス 技 術 に 関 する 研 究 開 発 の 推 進 公 的 研 究 機 関 企 業 業 界 プラットフォーム 組 織 学 協 会 大 学 その 他 人 材 育 成 機 関 金 融 投 資 機 関 市 民 NPO 災 害 対 応 を 前 提 とした 運 用 技 術 の 開 発 ロボット 技 術 のディペンダビリティの 強 化 超 高 精 細 映 像 を 用 いた 伝 統 技 能 と 先 端 技 術 の 融 合 による 新 製 品 の 開 発 空 間 情 報 の 災 害 利 用 に 関 する 標 準 の 策 定 センシング 技 術 に 関 する 技 能 の 標 準 化 空 間 情 報 の 災 害 時 の 活 用 に 関 する 標 準 化 スキャニングの 高 度 化 ( 大 規 模 スキャン 技 術 都 市 規 模 の3Dモデ ルを 点 群 から 迅 速 に 再 構 成 する 技 術 ) 災 害 応 用 可 能 な 診 断 基 礎 技 術 の 開 発 空 間 情 報 取 扱 い 技 能 者 の 育 成 空 間 情 報 活 用 ビジネスへの 投 資 災 害 関 連 ソーシャル 企 業 への 資 金 提 供 災 害 発 生 時 のボランティア 参 画 (3) 推 進 上 の 留 意 点 災 害 環 境 下 で 活 用 可 能 な 程 度 まで 関 連 技 術 の 頑 強 性 を 高 める 災 害 環 境 下 でのネットワーク 構 築 技 術 空 間 情 報 活 用 技 術 の 深 化 空 間 情 報 活 用 技 術 者 の 育 成 40

2.4.5. 自 律 性 シナリオ グローバルな 人 材 の 確 保 集 積 を 通 じた 技 能 継 承 発 展 による 地 域 産 業 社 会 の 実 現 (1) 2030 年 の 社 会 従 来 移 転 困 難 と 考 えられていた 町 工 場 の 職 人 技 やコンテンツ 制 作 技 能 者 が 持 つノウハウは セ ンシングデバイスとインタフェース(ハプティックディスプレイ 装 置 等 )が 発 展 した 結 果 定 量 的 かつ 客 観 的 に 把 握 することが 可 能 となった 把 握 されたデータを 基 に 機 械 学 習 アルゴリズム 等 を 利 用 することでノウハウの 形 式 化 が 可 能 となった また 得 られたノウハウを 基 に 技 能 習 得 システムが 構 築 され 習 熟 度 適 応 型 学 習 の 活 用 により 早 期 に 習 熟 度 が 向 上 するようになった このように ノウハウ 等 の 暗 黙 知 の 把 握 と 継 承 が 容 易 となったことで 日 本 各 地 の 工 業 試 験 所 や 大 学 が 地 域 の 技 能 のアーカイブと 継 承 を 行 うための 機 関 として 機 能 するようになった 日 本 各 地 で 継 承 者 不 足 を 理 由 とした 伝 統 の 断 絶 は 皆 無 となり 全 ての 町 工 場 や 工 芸 品 制 作 に 代 表 される 地 域 独 特 の 技 芸 が 後 世 に 残 されるようになった また 自 動 通 訳 機 の 普 及 により 多 言 語 コミュニケーションが 容 易 となっているため 日 本 の 伝 統 や 技 芸 に 関 心 を 持 った 外 国 人 が 日 本 の 各 地 に 居 住 し 上 記 技 能 の 継 承 を 受 ける 事 例 も 増 加 した 技 能 者 の 量 的 拡 大 により 従 来 町 工 場 や 伝 統 工 芸 では 困 難 であった 大 量 個 別 生 産 が 可 能 となる など 地 域 の 経 済 活 動 にも 大 きな 好 影 響 を 与 えている (2) 実 現 を 目 指 すに 当 たっての 各 主 体 の 実 施 主 体 政 府 自 治 体 地 域 独 特 の 技 能 の 指 定 とそのノウハウ 体 系 化 に 向 けた 支 援 公 的 研 究 機 関 企 業 業 界 プラットフォーム 組 織 学 協 会 大 学 その 他 人 材 育 成 機 関 金 融 投 資 機 関 市 民 NPO 地 域 独 特 の 技 能 のアーカイブ 化 とノウハウの 推 定 得 られたノウハウを 基 にした 教 育 プログラムの 作 成 技 能 者 の 活 用 による 新 事 業 開 発 伝 統 技 能 と 先 端 技 術 の 融 合 による 新 製 品 の 開 発 技 能 継 承 に 関 する 経 験 の 共 有 技 能 におけるノウハウの 解 明 に 向 けた 研 究 組 織 の 立 ち 上 げ 技 能 におけるノウハウの 解 明 に 向 けた 研 究 の 推 進 獲 得 された 技 能 ノウハウと 先 端 技 術 の 融 合 による 新 技 術 の 創 出 技 能 者 育 成 の 強 化 継 承 された 技 能 を 基 にした 新 事 業 へのリスクマネーの 提 供 技 能 者 育 成 に 向 けた 社 会 受 容 (3) 推 進 上 の 留 意 点 技 能 継 承 に 関 する 実 務 家 を 各 地 に 配 置 あるいは 派 遣 する 制 度 の 確 立 地 域 の 起 業 家 精 神 を 高 めるための 方 策 文 化 価 値 観 等 の 多 様 性 の 受 容 41

2.4.6. 資 料 ( 課 題 抽 出 と 解 決 方 向 の 検 討 ) ICTを 活 用 した 技 能 継 承 の 実 現 日 本 を 訪 れる 外 国 人 観 光 客 は 加 速 的 に 増 加 ソフトパワーとしての 日 本 の 魅 力 の 源 泉 の 継 承 発 展 が 重 要 これらの 魅 力 (ポップカルチャー 伝 統 工 芸 文 化 ハイテク 製 品 設 計 等 )は 属 人 的 なスキルに 裏 付 けられたクリエイテ ィビティにより 労 働 集 約 的 環 境 で 生 み 出 されている 場 合 が 多 い 技 能 者 の 高 齢 化 や 継 承 困 難 性 により 効 率 的 な 技 能 伝 承 が 求 められる また コンテンツ 力 の 継 承 と 発 展 に 活 用 されるような 身 体 化 された ICT 技 術 は 文 化 産 業 利 用 だけでなく 国 際 的 課 題 である 災 害 対 策 に 対 しても 活 用 可 能 コンテンツ 関 連 技 能 のスマート 化 によるクリエイティブ 経 済 の 発 展 (リーダーシップ) インタフェース 技 術 脳 科 学 の 進 展 により 人 間 の 認 知 基 礎 過 程 の 理 解 に 基 づいたインタフェースが 実 現 されようとし ている そのようなインタフェースによって 取 得 可 能 な 高 精 度 な 身 体 活 動 情 報 に 基 づき 従 来 取 得 困 難 であると 考 えられていた 伝 統 技 能 の 技 を 形 成 する 全 身 体 的 行 為 の 獲 得 が 可 能 に 超 高 精 細 映 像 センシング 技 術 ロボット 技 術 の 災 害 対 応 利 用 ( 国 際 協 調 協 働 ) 超 高 精 細 ディスプレイ 技 術 8K/4K 映 像 が 標 準 的 に 利 用 されるようになり 研 究 レベルではマルチスケール 超 高 精 細 映 像 技 術 が 開 発 されるようになる 高 精 細 映 像 技 術 の 進 展 により 単 に 写 実 的 であるだ けでなく みずみずしさ 初 々しさ といった 質 感 を 実 感 に 近 い 形 で 伝 達 することが 可 能 に インクルーシブ 系 ロボット 技 術 ロボットを 構 成 する 技 術 (センサー AI アク チュエータ)の 急 速 な 発 展 により ロボットを 生 活 空 間 に 導 入 して 補 助 をさせることが 一 般 化 しつつある また ロボットは 災 害 のような 過 酷 な 環 境 では 人 間 には 実 施 不 可 能 な 危 険 かつ 複 雑 な 作 業 を 遂 行 することが 可 能 に 技 能 継 承 発 展 による 世 界 的 競 争 力 を 持 った 地 域 産 業 社 会 の 実 現 ( 自 律 性 ) ICTを 活 用 した 技 能 継 承 の 実 現 の 関 連 トピック ディスプレイとカメラをコンタクトレンズに 内 蔵 したウェアラブルコンピュータ ICT 2025 視 覚 嗅 覚 触 覚 記 憶 力 膂 力 など 人 間 の 身 体 能 力 知 的 能 力 を 自 然 な 形 で 拡 張 する 小 型 装 着 型 デバイス( 消 防 やレスキューなど 超 人 的 な 能 力 が 要 求 される 現 場 で 実 際 に 利 用 される) ICT 2025 サッカーなどのスポーツで 人 間 に 代 わって 審 判 を 行 う 人 工 知 能 ICT 2025 危 険 を 伴 う 道 路 鉄 道 電 線 などのメンテナンス 作 業 を 専 門 知 識 とスキルをもつ 多 数 の 作 業 員 と 連 携 しながら 行 うロボット( 社 会 実 装 :メンテナンス 作 業 の 過 半 数 がロ ボットによって 行 われる) ICT 2025 不 鮮 明 な 映 像 に 対 応 した 高 速 物 体 認 識 技 術 ( 海 中 での 魚 類 の 捕 獲 などで 活 用 ) ICT 2025 バーチャルコンサルタントを 実 現 する 意 思 決 定 支 援 アルゴリズムの 開 発 に 向 けた データの 持 つ 知 識 の 構 造 化 のモデル 開 拓 ( 社 会 実 装 :パーソナライズした 意 思 決 定 支 援 システムの 実 用 化 ) ICT 2027 発 話 ができない 人 や 動 物 が 言 語 表 現 を 理 解 したり 自 分 の 意 志 を 言 語 にして 表 現 したりすることを 可 能 にするポータブル 会 話 装 置 ICT 2029 めがねを 用 いないで 見 ることができ 視 聴 者 が 姿 勢 を 変 えるなどの 自 然 な 動 きをし ても 立 体 像 が 変 形 しない 立 体 動 画 表 示 装 置 ICT 2029 ライフログデータや 身 体 データを 大 量 に 蓄 積 し 個 人 の 日 常 的 なデータの 記 録 管 理 検 索 分 析 する 技 術 (ナチュラルユーザインタフェースで 利 用 できるウェアラブル な 外 部 脳 機 能 システムとして 提 供 される) ICT 2025 匂 いや 味 などをセンシングする5 感 センサとその 結 果 を 再 現 できる5 感 ディスプレイ ICT 2025 高 齢 者 や 障 碍 者 などが 自 宅 に 居 ながらにして 農 作 業 のような 物 理 的 な 作 業 を 遠 隔 地 で 行 うことができるテレイグジスタンス 技 術 ICT 2025 自 閉 症 認 知 症 引 きこもりなどの 精 神 疾 患 を 持 った 人 たちとのコミュニケーション 技 術 ( 非 言 語 情 報 の 把 握 理 解 概 念 体 系 の 把 握 などを 含 む) ICT 2030 個 人 の 体 験 を 視 覚 情 報 のみならず 匂 いや 温 度 などの 感 覚 情 報 に 加 えて その 時 の 心 理 状 態 なども 含 めて 生 々しい 肌 感 覚 として 記 録 し それを 伝 達 体 験 共 有 でき るようにするメディア ICT 2030 高 度 な 専 門 技 能 ( 例 : 畜 産 農 家 経 営 )を 持 つ 人 間 に 師 事 し 見 習 いを 通 して 技 能 を 吸 収 し 師 匠 に 準 じるレベルまで 達 する 技 能 複 写 システム ICT 2030 土 着 の 文 化 言 語 の 思 想 体 系 表 現 を 把 握 理 解 する 技 術 ICT 2032 はじめは 幼 児 と 同 等 の 知 覚 能 力 と 基 礎 的 学 習 能 力 と 身 体 能 力 をもち 人 間 の 教 示 を 受 けて 外 界 から 情 報 を 取 り 入 れながら 成 人 レベルの 作 業 スキルを 獲 得 するこ とのできる 知 能 ロボット ICT 2037 42