資 料 2 先 進 事 例 調 査 平 成 27 年 2 月 13 日 ( 公 財 ) 特 別 区 協 議 会 ( 株 ) 建 設 技 術 研 究 所 1 先 進 事 例 調 査 覧 No. 事 例 着 点 備 考 1 Fujisawaサスティナブル スマートタウン ( 神 奈 川 県 藤 沢 市 ) 建 住 宅 による スマートタウン 第 2 回 研 究 会 で 報 告 現 地 学 会 開 催 2 あべのハルカス 省 CO 2 事 業 ( 阪 府 阪 市 ) 都 市 型 の 循 環 型 エネシステム 第 2 回 研 究 会 で 講 演 3 崎 EV&ITS プロジェクト ( 崎 県 五 島 列 島 ) 災 害 時 の 電 気 動 利 システム 第 2 回 研 究 会 で 報 告 4 般 財 団 法 中 之 条 電 ( 群 県 中 之 条 町 ) 治 体 による 電 会 社 第 4 回 研 究 会 で 報 告 5 下 川 町 バイオマス まちづくり ( 北 海 道 下 川 町 ) 質 を 利 した まちづくり 第 3 回 研 究 会 で 報 告 2
Fujisawaサスティナブル スマートタウン(1/5) (1) 事 業 概 要 1,000 世 帯 もの 家 族 の 営 みが 続 くスマートタウンとして 技 術 先 の インフラ 起 点 でなく 住 ひとりひとりの くらし 起 点 の 街 づくりを 実 現 導 規 模 総 事 業 費 約 600 億 円 < 敷 地 積 > 約 19haのスマートタウン(1,000 世 帯 ) プロジェクト 体 制 パナソニック 東 京 ガス パナホーム NTT 東 本 三 井 物 産 三 井 不 動 産 グループ 藤 沢 市 など 22 団 体 3 Fujisawaサスティナブル スマートタウン(2/5) (2) 標 環 境 標 :CO 2 70% 削 減 活 30% 削 減 エネルギー 標 : 再 エネ 利 率 30% 以 上 安 安 全 標 :ライフライン 確 保 3 間 (3) 技 術 概 要 建 住 宅 で 太 陽 光 発 電 システム 蓄 電 池 及 びエ ネファームを 連 携 させた 創 畜 連 携 システム 及 び スマートHEMSを 導 藤 沢 の や 光 を 届 ける パッシブ 設 計 を 導 EVや 電 動 転 等 のシェアサービス レンタ カーデリバリーを 使 い 分 け 提 案 するトータル モビリティサービスを 導 電 動 バイクや 電 動 アシスト 転 のバッテリー を 由 に 交 換 利 できるバッテリーシェアリ ングを 導 4
Fujisawaサスティナブル スマートタウン(3/5) (4)ルールづくり 地 区 計 画 ( 都 市 計 画 法 ) 景 観 形 成 地 区 タウンルール 車 の 位 置 緑 道 の 統 一 CO 2 ±0 5 Fujisawaサスティナブル スマートタウン(4/5) (5) 導 経 緯 平 成 22 年 11 藤 沢 市 とパナソニック( 株 )の 基 本 合 意 平 成 24 年 6 地 区 画 整 理 事 業 計 画 認 可 申 請 10 パナソニックより 事 業 概 要 発 表 平 成 25 年 3 Fujisawa SSTマネジメント 株 式 会 社 を 設 8 第 区 造 成 事 竣 平 成 26 年 2 販 売 開 始 3 居 開 始 4 街 びらき 6 造 成 事 全 体 竣 (6) 補 助 援 ( 国 交 省 ) 住 宅 建 築 物 省 CO 2 先 導 事 業 補 助 補 助 対 象 費 の1/2 以 内 ( 環 境 省 ) 低 炭 素 価 値 向 上 に 向 けた 酸 化 炭 素 排 出 抑 制 対 策 事 業 補 助 定 額 ( 補 助 対 象 5 事 業 で94 億 円 ( 平 成 26 年 度 予 算 案 による)) 6
Fujisawaサスティナブル スマートタウン(5/5) (7) Fujisawa SSTマネジメント 株 式 会 社 出 資 パナソニック パナホーム 三 井 不 動 産 レジデンシャル 三 井 物 産 電 通 本 設 計 東 京 ガス 東 本 電 信 電 話 三 井 住 友 信 託 銀 事 業 内 容 ポータルサイト コミッティセンター 運 営 緑 の 管 理 エネルギー 見 える 化 カメラ 映 像 行 政 情 報 7 Fujisawaサスティナブル スマートタウン( 写 真 ) コミッティセンター 太 陽 光 パネル(コミッティセンター 屋 上 ) スマートタウン コミュニティソーラー( 常 コンセント) 8
あべのハルカス 省 CO 2 事 業 (1/2) (1) 事 業 概 要 先 進 的 な 都 市 機 能 を 集 積 した 体 都 市 然 の 光 と の 取 り 込 み ビル 内 に 吹 き 抜 けを 設 置 し 四 季 と 時 刻 に 応 じて 光 と を 屋 外 につなげ 省 エネを 進 める 屋 上 庭 園 屋 上 庭 園 によりヒートアイランドの 減 少 を 図 り さら に 癒 しを 提 供 また 屋 上 庭 園 に 降 った はタンク に 送 られ トイレ 等 に 利 バイオガス 発 電 レストランから 出 る ごみよりバイオガス 発 電 を 実 施 全 体 のエネルギーを 有 効 利 百 貨 店 の 冷 房 で 発 した 排 熱 エネルギーをホテルやオ フィスの 給 湯 暖 房 に 利 また エネルギーを える 化 するA-EMSを 構 築 標 CO 2 の 排 出 量 を 標 準 的 なビルに べて 約 25%にあたる 年 間 約 5,000トンの 削 減 をめざす 9 あべのハルカス 省 CO 2 事 業 (2/2) (2) 導 規 模 総 事 業 費 : 約 1,300 億 円 敷 地 積 : 約 28,700m2 階 数 : 地 下 5 階 地 上 60 階 さ: 地 上 300m 参 加 団 体 事 業 主 : 近 畿 本 鉄 道 ( 株 ) 施 : 中 務 店 奥 村 組 林 組 本 銭 組 JV 10
崎 EV&ITSプロジェクト(1/6) (1) 事 業 概 要 国 から 選 定 された 崎 県 EV PHVタウン 構 想 の 主 要 プロジェクトとして 五 島 列 島 地 域 においてEVとITSが 連 動 した 未 来 型 ドライブ 観 光 システムを 実 現 崎 EV&ITSコンソーシアムを 平 成 21 年 10 に 設 地 理 的 分 布 やEV 数 充 電 中 の 過 ごし 等 を 考 慮 し 観 光 スポット 等 に 急 速 充 電 器 とITSスポットを 整 備 蓄 電 池 +ディーゼル 発 電 を 組 み 合 わせた 災 害 に 強 い 電 システムである マイクログリッドシステムを 導 参 加 団 体 崎 県 五 島 市 新 上 五 島 町 など 約 220 団 体 ( 平 成 26.2 現 在 ) < 参 考 : 参 加 団 体 内 訳 ( 平 成 24.5 現 在 202 団 体 )> 動 メーカー6 団 体 電 機 カーナビメーカー19 団 体 地 場 企 業 団 体 63 団 体 情 報 インフラ 関 連 企 業 等 63 団 体 学 識 者 業 界 団 体 等 23 団 体 地 元 市 町 18 団 体 国 都 道 府 県 等 (オブザーバー 等 )10 団 体 11 (2) 導 規 模 崎 EV&ITSプロジェクト(2/6) 出 典 : 長 崎 EV&ITS(エビッツ)ホームページ http://ktn-society.jp/evits/index.html 12
崎 EV&ITSプロジェクト(3/6) (2) 導 規 模 ( 前 ページ 図 参 照 ) 五 島 列 島 全 域 ( 積 :534.78km2)に 主 に 以 下 の 技 術 を 導 EV138 台 PHV2 台 導 ( i-miev116 台 プリウスPHV2 台 LEAF22 台 ) EV 急 速 充 電 器 14 箇 所 27 基 普 通 充 電 器 20 箇 所 29 基 等 を 設 置 ITSスポット20 基 設 置 (IP 系 12 基 IP 系 8 基 ) 統 合 観 光 情 報 プラットフォーム( 地 域 情 報 サーバー 観 光 情 報 プラットフォーム 設 置 Webシステム 崎 みらいナビin 五 島 構 築 ) < 参 考 : 事 業 費 > 県 予 算 ) 崎 EV&ITSプロジェクト 推 進 事 業 118,322 千 円 ( 平 成 25 年 度 ) 崎 EV&ITS 普 及 促 進 事 業 7,457 千 円 ( 平 成 26 年 度 ) その 他 ) 独 政 法 新 エネルギー 産 業 技 術 総 合 開 発 機 構 (NEDO) 地 域 新 エネルギー 省 エネルギービジョン 策 定 等 事 業 額 不 明 ( 最 600 万 円 ) (H22.2 崎 県 EV PHVタウン 推 進 マスタープラン 策 定 ) 総 務 省 ( 平 成 21 年 度 第 2 次 補 正 予 算 ) ネットワーク 統 合 制 御 システム 標 準 化 等 推 進 事 業 採 択 額 :5 億 円 以 内 13 配 信 情 報 崎 EV&ITSプロジェクト( 参 考 ) 走 行 中 災 害 気 象 情 報 急 速 充 電 器 稼 働 状 況 運 行 情 報 など 停 車 中 電 池 残 量 充 電 器 案 内 ITS 自 動 代 金 決 済 観 光 イベント 特 産 品 情 報 公 共 交 通 運 行 情 報 予 約 サービス など 14
(3) 標 と 導 成 果 崎 EV&ITSプロジェクト(4/6) その1 標 :100 台 規 模 のEV 導 と 急 速 充 電 器 の 的 整 備 成 果 : EV PHV140 台 導 急 速 充 電 器 27 基 普 通 充 電 器 29 基 設 置 標 :ITSスポットの 活 に よる 未 来 型 ドライブ 観 光 システムを 構 築 成 果 :ITSスポット20 基 設 置 地 域 情 報 サーバー 観 光 情 報 プラットフォー ム 設 置 ( 右 図 参 照 ) 標 : 観 光 をはじめとした 地 域 産 業 や 新 産 業 の 振 興 創 出 および 地 域 活 性 化 成 果 : 地 域 主 体 の 観 光 サービ ス 提 供 のため Webシ ステム 崎 みらいナ ビin 五 島 構 築 ( 右 図 参 照 ) 15 崎 EV&ITSプロジェクト(5/6) (3) 標 と 導 成 果 その2 標 :エネルギーシステムと 連 携 したモデル 実 証 成 果 : 分 散 マイクログリッド 構 築 が 進 展 中 五 島 エコアイランド 構 想 (プロジェクト 初 期 ) 災 害 時 の 電 確 保 は 災 害 対 応 設 備 として 糧 確 保 で 厨 房 設 備 14kW 常 コンセント 設 備 2kW 電 気 動 への 普 通 充 電 4kW の 合 計 20kW が 使 可 能 再 可 能 エネルギーには 太 陽 光 発 電 10kW と 発 電 10kW の 複 合 型 とし 平 常 時 も 含 め 災 害 時 の 停 電 でも 発 電 可 能 な 電 気 回 路 構 成 で 天 候 夜 間 に 影 響 されにくい 発 電 システムを 構 築 停 電 直 後 は 蓄 電 池 設 備 により 最 10kWhの 貯 めた 電 が 使 可 能 貯 めた 電 以 上 の 停 電 が 継 続 する 場 合 には 燃 料 発 電 機 (ディーゼル) を 稼 働 させ 1 回 の 燃 料 タンク 容 量 で 最 11 時 間 の 電 確 保 が 可 能 災 害 時 は 需 要 に 応 じて 最 適 なEV 台 数 を 各 避 難 所 に 誘 導 するナビゲーションシステムを 構 築 16
(4) 導 経 緯 崎 EV&ITSプロジェクト(6/6) 平 成 21 年 度 崎 EV PHVコンソーシアム 設 (2009.10 ) 崎 県 EV PHVタウンマスタープラン 策 定 (2010.2 ) 平 成 22 年 度 五 島 地 区 のレンタカー 等 に EVを117 台 PHVを2 台 導 急 速 充 電 器 を8 箇 所 15 基 普 通 充 電 器 を22 箇 所 29 基 整 備 地 元 の 観 光 情 報 をITSスポット 対 応 カーナビを 通 じて 発 信 上 下 五 島 に 各 10のおすすめ 観 光 ルートを 設 定 平 成 23 年 度 EVを21 台 追 加 導 急 速 充 電 器 を6 箇 所 12 基 普 通 充 電 器 を22 箇 所 29 基 整 備 ITSスポット 観 光 情 報 プラットフォームを 整 備 し 観 光 情 報 等 を 配 信 以 後 順 次 設 備 を 導 し レンタカーは 延 べ34,823 台 約 77 千 の 利 実 績 ( 平 成 25 年 9 末 ) 平 成 26 年 3 崎 EV&ITSプロジェクト 事 業 終 了 (5) 補 助 援 総 務 省 ( 平 成 21 年 度 第 2 次 補 正 予 算 ) ネットワーク 統 合 制 御 システム 標 準 化 等 推 進 事 業 採 択 額 :5 億 円 以 内 経 済 産 業 省 EV PHVタウン 構 想 を 受 け 崎 県 EV PHVタウン 推 進 補 助 を 採 EV PHV 導 費 補 助 事 業 :ベース 両 との 差 額 から 国 補 助 を 控 除 した 額 の1/2 充 電 設 備 設 置 費 補 助 事 業 : 充 電 設 備 本 体 価 格 から 国 補 助 の 控 除 した 額 と 設 置 事 費 の 合 計 額 の1/2 17 般 財 団 法 中 之 条 電 (1/8) (1) 参 考 となるポイント 治 体 が 主 体 となる 全 国 で 初 めての 新 電 注 1 地 域 活 性 化 策 としての 再 可 能 エネルギー 導 ( 治 体 による 発 電 事 業 ) インバランス 料 注 1 対 策 ( 電 系 統 への 連 系 条 件 をクリア) 注 1 注 2 特 定 規 模 電 気 事 業 者 (PPS:Power Producer and Supplier)を 指 す 経 済 産 業 省 は2012 年 3 初 旬 に PPSという 名 称 は 分 かりにくいことから PPSを 新 電 に 名 称 変 更 することを 発 表 している 治 体 が 中 となった 新 電 は 地 域 新 電 と 呼 ばれる 平 成 26 年 12 15 現 在 440 事 業 者 新 電 は 般 電 気 事 業 者 に 託 送 料 を 払 って 送 配 電 線 を 借 り 顧 客 に 電 気 を 送 る その 際 電 気 の 供 給 と 需 要 を30 分 単 位 で 同 量 にし 需 給 バランスを 維 持 する 必 要 がある 定 程 度 それを 逸 脱 する と 般 電 気 事 業 者 にペナルティを 払 わなければならない このペナルティ 料 をインバランス 料 と いう 新 電 にとって その 需 給 バランスの 調 整 が きな 負 担 になっている (2) 中 之 条 町 の 概 要 中 之 条 町 の は17,569 世 帯 数 は6,896 世 帯 である ( 平 成 26 年 5 1 現 在 中 之 条 町 HPより ) 積 は439.28km2で 森 林 が 積 の8 割 以 上 を 占 めている 地 形 は 盆 地 河 岸 段 丘 丘 陵 地 などで 形 成 され 変 化 に 富 んだ 地 形 を 形 成 している 18
般 財 団 法 中 之 条 電 (2/8) (3) 中 之 条 町 が 発 電 事 業 と 新 電 に 取 り 組 むことになった 背 景 東 本 震 災 を 機 に 原 発 に 代 わる エネルギーを 開 発 するのは 治 体 の 責 任 という 全 国 的 な 動 き 再 可 能 エネルギーの 開 発 活 を 通 じて 地 域 を 活 性 化 したいという 折 町 ( 当 時 )の 思 いから 精 的 に 再 可 能 エネルギーの 導 検 討 を 推 進 ( 右 図 参 照 ) この 町 のニーズに 対 し 電 部 品 商 社 の 株 式 会 社 バイテック 注 1 が 地 産 地 消 スキームの 構 築 を 提 案 両 者 のマ ッチングにより 実 現 ( 出 典 : 中 之 条 町 広 報 紙 なかのじょう 平 成 25 年 9 月 号 p.12) 注 1 株 式 会 社 バイテック( 東 京 都 品 川 区 )は 地 治 体 に 対 して エネルギーの 地 産 地 消 をコンセプトに 地 域 活 性 化 を 提 案 する 事 業 戦 略 を 打 ち 出 す そのための 企 業 として 株 式 会 社 バイテックローカルエナジー を2012( 平 成 24) 年 8 に 設 する 再 可 能 エネルギーによる 発 電 設 備 の 建 設 から 運 営 資 計 画 電 売 買 など ワンストップで 対 応 可 能 であり 中 之 条 町 がそのロールモデルとなっている 注 2 中 之 条 電 メガソーラー 関 連 で 補 助 の 活 等 はない 発 電 については 群 県 の 発 電 導 に 係 る 調 査 援 事 業 の 補 助 を 活 19 般 財 団 法 中 之 条 電 (3/8) (4) 中 之 条 電 ができるまでの 町 の 取 組 内 容 以 下 3つの 狙 いから 平 成 23 年 より メガソーラー 事 業 ( 特 別 会 計 による 電 売 電 )と 電 売 の 枠 組 み 構 築 を 並 して 実 施 災 害 時 でも できる 電 供 給 体 制 の 早 期 確 電 使 にかかる 町 の 経 費 を 削 減 経 費 削 減 分 は 町 の 活 性 化 に 充 当 電 売 に 実 現 のため 平 成 25 年 10 に 般 財 団 法 中 之 条 電 を 設 < 般 財 団 法 中 之 条 電 の 的 > 町 内 の 電 需 要 に 応 える エネルギーの 地 産 地 消 の 仕 組 み 構 築 実 施 する エネルギーの 地 産 地 消 を に える 形 にする 再 可 能 エネルギーについて 町 に 広 く 理 解 をえる 20
般 財 団 法 中 之 条 電 (4/8) (5) 中 之 条 電 の 事 業 概 要 (1/3) 事 業 内 容 地 域 新 電 として 町 内 の 再 可 能 エネルギー 電 の 買 取 を 実 施 公 共 機 関 の 施 設 へ 電 を 販 売 送 配 電 網 は 東 京 電 のものを 使 収 益 は 再 可 能 エネルギーの 利 推 進 をはじめ 地 域 振 興 のために 活 電 購 先 町 内 3 箇 所 のメガソーラーより 購 契 約 期 間 20 年 出 計 約 5MW( 年 間 総 発 電 量 620 700 万 kwh( 込 )) 約 1,700 世 帯 分 の 電 酸 化 炭 素 の 排 出 削 減 量 300t 以 上 電 供 給 先 ( 電 需 要 ) 町 管 理 の 公 共 施 設 約 30 施 設 に400 450 万 kwh/ 年 余 剰 電 は 株 式 会 社 F-Power( 新 電 )に 売 電 事 業 効 果 公 共 施 設 の 電 気 代 7% 年 1,000 万 円 の 経 費 削 減 21 般 財 団 法 中 之 条 電 (5/8) (5) 中 之 条 電 の 事 業 概 要 事 業 スキーム (2/3) 中 之 条 電 は 第 三 セクター 事 務 局 は 役 場 内 に 設 置 中 之 条 電 の 代 表 理 事 理 事 には 町 が 就 任 売 電 事 業 ( 電 供 給 )を う ( 発 電 事 業 は って いない 町 の 発 電 事 業 によってできた 電 気 の 買 い ) 配 当 も 配 当 も 将 来 的 に 300kW 質 バイオマス 発 電 2MW を 導 予 定 出 資 率 町 60% V-Power40%(バイテックのグループ 会 社 の 新 電 ) ( 出 典 : 中 之 条 町 広 報 紙 なかのじょう 平 成 25 年 11 月 号 p.7 赤 枠 は 加 筆 内 容 ) 22
般 財 団 法 中 之 条 電 (6/8) (5) 中 之 条 電 の 事 業 概 要 インバランス 対 策 (3/3) 新 電 に 同 時 同 量 を 委 託 中 之 条 電 は 同 時 同 量 を 新 電 である 株 式 会 社 F-Power( 東 京 都 港 区 )に 委 託 することで 達 成 している F-Powerは 中 之 条 電 を 含 め 複 数 の 新 電 をグループ 化 して 全 体 で 同 時 同 量 になるように 需 給 調 整 する 注 注 この 仕 組 みを 代 表 契 約 者 制 度 (バランシンググループ) という 複 数 の 新 電 が 般 電 気 事 業 者 と つの 託 送 供 給 契 約 を 結 び 新 電 間 で 代 表 契 約 者 を 選 ぶ 仕 組 み 中 之 条 電 は F-Powerを 代 表 者 とするバランシ ンググループの 員 になることで 同 時 同 量 の 端 を 担 いつつ 安 定 供 給 を 実 現 している 23 般 財 団 法 中 之 条 電 (7/8) (6) 経 緯 (1/2) 平 成 24 年 1 折 謙 郎 が 町 就 任 再 可 能 ネルギー 導 を 精 的 に 推 進 7 庁 内 にエネルギー 対 策 推 進 室 を 設 置 10 11 然 環 境 への 負 荷 を 抑 え 同 時 に 電 の 地 産 地 消 等 の 取 組 を 通 じ 活 ある まちづくりを 指 す 中 之 条 町 規 模 太 陽 光 発 電 事 業 プロポーザル 実 施 主 要 事 項 : 発 電 所 の 建 設 維 持 管 理 を 請 け 負 うリース 事 業 者 を 募 集 平 成 25 年 6 再 可 能 エネルギーのまち 中 之 条 宣 ( 議 会 決 議 ) 宣 の 的 町 の 再 可 能 エネルギーに 関 する 針 を 内 外 に す 将 来 的 に 幅 な 減 少 が 込 まれる 中 再 可 能 エネルギー 取 り 分 け 電 を 有 することの 重 要 性 を 認 識 する 町 が 有 する 再 可 能 エネルギーを 活 した 電 の 地 産 地 消 等 の 取 組 による 活 あるまちづくりを 進 める 6 中 之 条 町 再 可 能 エネルギー 推 進 条 例 制 定 9 バイテック 中 之 条 太 陽 光 発 電 所 (1MW) 稼 働 町 有 地 の 遊 休 地 約 1.2ha 9 特 定 規 模 電 気 事 業 者 として 般 財 団 法 中 之 条 電 を 経 済 産 業 省 資 源 エネルギー 庁 に 届 出 24
般 財 団 法 中 之 条 電 (8/8) (6) 経 緯 (2/2) 平 成 25 年 10 般 財 団 法 中 之 条 電 設 10 12 沢 渡 温 泉 第 1 太 陽 光 発 電 所 (2.395MW) 稼 働 敷 地 積 約 4.4ha 国 有 林 敷 地 内 通 称 ムサシメガソーラー 沢 渡 温 泉 第 2 太 陽 光 発 電 所 (2.395MW) 稼 働 敷 地 積 約 4.0ha 有 地 ( 耕 作 放 棄 地 ) 平 成 26 年 4 9 10 町 内 にエネルギー 対 策 課 を 設 置 太 陽 光 発 電 所 の 所 管 発 電 バイオマス 発 電 等 の 導 推 進 太 陽 光 発 電 事 業 特 別 会 計 の 所 管 中 之 条 電 の 所 管 町 内 PV 設 置 費 補 助 の 窓 役 場 など23 施 設 に 電 売 り 開 始 総 合 体 育 館 など2 施 設 に 電 売 り 開 始 ( 年 内 に 計 30 施 設 に 売 り 開 始 予 定 ) ( 出 典 : 中 之 条 町 HP 中 之 条 町 太 陽 光 発 電 設 備 稼 働 情 報 平 成 26 年 10 月 21 日 の 例 ) 25 (1) 事 業 概 要 下 川 町 バイオマスまちづくり(1/8) まち 全 体 でバイオマスを 活 したまちづくりを 実 施 林 業 システム 革 新 林 業 の 直 し 事 例 1 資 源 の 栽 培 製 造 資 源 作 物 としての ヤナギ の 栽 培 廃 油 のBDF 化 事 例 2 バイオマスの 利 用 バイオマスボイ ラーの 導 事 例 3 エネルギー 供 給 システム 熱 供 給 再 エネ 供 給 事 例 45 (2) 導 背 景 経 緯 平 成 12 年 度 : 第 4 期 下 川 町 総 合 計 画 策 定 森 林 (もり)と 地 と が 輝 くまち しもかわ を 将 来 像 に 平 成 13 14 年 度 : 下 川 町 地 域 新 エネルギービジョン 策 定 平 成 17 年 3 : 質 バイオマスボイラーを 導 ( 北 海 道 で 初 ) 平 成 20 年 3 : 下 川 町 バイオマスタウン 構 想 策 定 平 成 20 年 7 : 環 境 モデル 都 市 に 認 定 平 成 22 年 3 : 役 場 周 辺 地 域 熱 供 給 システムを 整 備 平 成 23 年 12 : 環 境 未 来 都 市 に 選 定 平 成 25 年 6 : バイオマス 産 業 都 市 構 想 に 選 定 ( 参 考 ) 下 川 町 の 人 口 3,532 人 ( 平 成 26 年 9 月 現 在 ) 26
全 体 図 下 川 町 バイオマスまちづくり(2/8) 1 製 材 工 場 木 材 資 源 利 用 ボイラー 3t/hr 木 材 乾 燥 2 育 苗 施 設 木 質 バイオマスボイラー 580kW 暖 房 3 高 齢 者 複 合 施 設 木 質 バイオマスボイラー 450kW 暖 房 給 湯 4 役 場 周 辺 地 域 熱 供 給 施 設 木 質 バイオマスボイラー 1200kW 暖 房 5 町 営 住 宅 木 質 ペレットボイラー 80kW 暖 房 6 幼 児 センター 木 質 バイオマスボイラー 100kW 暖 房 7 造 作 用 集 成 材 工 場 木 材 資 源 利 用 ボイラー 1t/hr 暖 房 木 材 乾 燥 8 五 味 温 泉 木 質 バイオマスボイラー 180kW 暖 房 給 湯 温 泉 の 加 温 9エコハウス 美 桑 木 質 ペレットボイラー 14.9kW 暖 房 給 湯 10 一 の 橋 集 住 化 エリア 木 質 バイオマスボイラー 2 暖 房 給 湯 太 陽 光 15kW 11 小 学 校 太 陽 光 15kW 12 中 学 校 太 陽 光 10kW 27 (3) バイオマス 産 業 都 市 構 想 下 川 町 バイオマスまちづくり(3/8) バイオマス 産 業 都 市 構 想 による 具 体 的 な 取 組 みは 以 下 のとおりである 1 林 業 システム 新 2 林 産 システム 新 3 規 模 分 散 型 再 可 能 エネルギー 域 内 産 額 供 給 システムの 整 備 (うち 林 業 林 産 業 ) 4 資 源 作 物 栽 培 の 事 業 化 BDF 製 造 事 業 の 拡 5 未 利 森 林 資 源 等 の 新 途 加 達 成 すべき 標 右 表 参 照 ( 平 成 25 年 度 現 在 ) 現 在 5 年 後 10 年 後 215 億 円 (33 億 円 ) 223 億 円 (35 億 円 ) 243 億 円 (40 億 円 ) 地 域 収 額 52 億 円 50 億 円 44 億 円 雇 数 273 350 380 質 バイオマス 利 率 54% 65% 78% 温 室 効 果 ガス 削 減 量 - 3,476t-CO2 4,728t-CO2 バイオマス 産 業 都 市 構 想 実 施 体 制 下 川 町 ( 環 境 未 来 都 市 推 進 本 部 森 林 総 合 産 業 推 進 課 環 境 未 来 都 市 推 進 課 ) しもかわ 推 進 会 議 ( 地 域 経 済 団 体 町 外 有 識 者 町 等 ) 環 境 未 来 都 市 推 進 町 会 議 ( 町 ) しもかわ 評 議 委 員 会 ( 外 部 評 価 機 関 ) 28
下 川 町 バイオマスまちづくり(4/8) (4) 取 組 事 例 1 林 業 システム 新 事 業 林 業 経 営 における 連 のコスト 削 減 のため 林 業 システムの 新 として 以 下 の 取 組 を 実 施 林 内 路 網 の 密 度 化 森 林 管 理 道 林 業 専 道 森 林 作 業 道 の 開 設 先 進 的 林 業 機 械 の 導 改 良 等 事 業 国 内 メーカーの 先 進 的 林 業 機 械 を 導 改 良 国 有 林 との 共 同 施 業 団 地 での 事 業 推 進 国 有 林 材 の 安 定 供 給 システム 販 売 への 応 募 等 を 推 進 造 林 苗 産 システム 新 研 究 機 関 等 との 共 同 で 低 密 度 植 栽 の 実 証 調 査 を 実 施 森 林 林 業 学 校 の 開 校 国 内 外 の 関 係 機 関 と 連 携 を 図 り 森 林 林 業 学 校 を 開 校 参 加 団 体 主 体 : 下 川 町 下 川 町 森 林 組 合 参 画 : 上 川 北 部 森 林 管 理 署 東 京 学 北 海 道 学 ( 独 ) 森 林 総 合 研 究 所 町 外 研 究 機 関 町 外 間 企 業 事 業 費 総 事 業 費 :692.5 百 万 円 (H25:174.5 百 万 円 H26:110.5 百 万 円 H27:137.5 百 万 円 H28:132.5 百 万 円 H29:137.5 百 万 円 ) 活 制 度 等 林 内 路 網 の 密 度 化 森 林 整 備 加 速 化 林 業 再 事 業 ( 林 野 庁 ) : 補 助 先 進 的 林 業 機 械 の 導 改 良 等 事 業 先 進 的 林 業 機 械 緊 急 実 証 普 及 事 業 ( 林 野 庁 ) : 補 助 農 林 産 業 品 産 業 科 学 技 術 研 究 推 進 事 業 ( 農 林 産 省 ): 委 託 事 業 29 下 川 町 バイオマスまちづくり(5/8) (4) 取 組 事 例 2 林 産 システム 新 事 業 木 質 原 料 製 造 施 設 貯 木 場 等 整 備 事 業 質 バイオマス( 未 利 間 伐 材 建 設 発 材 等 )をエネルギー 利 ( 暖 房 等 )する 施 設 として 平 成 21 年 度 に 質 原 料 製 造 施 設 を 整 備 しており 現 在 質 ボイラー 等 へ1,129t 程 度 供 給 している 今 後 更 に 質 バイオマスのエネルギー 利 等 を 拡 する 計 画 (2,689t 程 度 )であるため 施 設 の 規 模 を 拡 するとともに 質 原 料 製 造 機 械 を 導 し エネルギーの 安 定 供 給 を 図 る また 般 家 庭 など 規 模 施 設 に 対 して ペレットストーブ 等 の 導 援 を うとともに 質 ペ レット の 製 造 に 向 けた 実 証 調 査 及 び 事 業 化 を 図 る 参 加 団 体 主 体 : 下 川 町 参 画 : 下 川 エネルギー 供 給 協 同 組 合 事 業 費 総 事 業 費 :166.4 百 万 円 (H25:61.0 百 万 円 H26:32.4 百 万 円 H27:11.0 百 万 円 H28:1.0 百 万 円 H29:61.0 百 万 円 ) 活 制 度 等 森 林 整 備 加 速 化 林 業 再 事 業 ( 林 野 庁 ) : 補 助 30
下 川 町 バイオマスまちづくり(6/8) (4) 取 組 事 例 3 五 味 温 泉 バイオマスボイラー 導 温 泉 宿 泊 施 設 を 重 油 ボイラーからチップボイラー へ 転 換 し 温 泉 加 温 給 湯 施 設 暖 房 に 利 関 係 団 体 事 業 費 導 費 : 約 72 百 万 円 ランニング 費 : 燃 料 価 格 約 20 千 円 /t ( 年 間 約 300tの 使 で 約 6 百 万 円 / 年 ) 活 制 度 等 環 境 省 平 成 16 年 度 酸 化 炭 素 抑 制 対 策 事 業 燃 料 費 削 減 効 果 右 表 参 照 31 下 川 町 バイオマスまちづくり(7/8) (4) 取 組 事 例 4 役 場 周 辺 地 域 熱 供 給 システム 役 場 庁 舎 消 防 署 公 館 総 合 福 祉 センターにおいて つの 質 ボイラーから 熱 を 供 給 する 地 域 熱 供 給 システム 施 設 を 導 し 冬 期 間 の 暖 房 として 利 実 施 前 後 実 施 前 役 場 公 館 : 蒸 気 重 油 ボイラー(758,000kcal) 公 館 : 蒸 気 重 油 ボイラー(880,000kcal) 総 合 福 祉 センター: 灯 油 温 ボイラー(200,380kcal 2 台 ) 実 施 後 質 バイオマス 規 模 :1,200kW(100kcal) 貯 湯 槽 8,000l 熱 媒 体 : 温 暖 房 配 管 敷 設 式 : 地 下 埋 設 IP 管 32
下 川 町 バイオマスまちづくり(8/8) (4) 取 組 事 例 5 小 規 模 分 散 型 再 生 可 能 エネルギー 供 給 システムの 整 備 質 バイオマスを 中 とした 規 模 分 散 型 の 再 可 能 エネルギー 供 給 システムを 整 備 質 バイオマス 関 係 学 校 周 辺 地 域 熱 供 給 システムの 導 中 学 校 への 質 バイオマスボイラー 導 質 バイオマス 発 電 施 設 の 建 設 間 製 材 場 熱 電 併 給 システムの 導 定 住 促 進 集 合 住 宅 へのペレットボイラー 導 など 家 畜 ふん 尿 農 産 物 残 渣 関 係 バイオガスプラントの 整 備 農 産 物 残 渣 のメタンガス 化 調 査 事 業 参 加 団 体 主 体 : 下 川 町 間 企 業 関 係 研 究 機 関 等 参 画 : 国 道 機 関 北 海 道 学 間 企 業 等 事 業 費 総 事 業 費 :3,898 百 万 円 (H25:250 百 万 円 H26:783.5 百 万 円 H27:2,270.5 百 万 円 H28:403.5 百 万 円 H29:190.5 百 万 円 ) 活 制 度 等 地 域 商 業 再 事 業 ( 中 企 業 庁 ) : 補 助 グリーンニューディール( 環 境 省 ) : 補 助 森 林 整 備 加 速 化 林 業 再 事 業 ( 林 野 庁 ) : 補 助 地 域 活 性 化 総 合 特 区 制 度 ( 内 閣 府 ) : 利 補 給 ( 例 ) 一 の 橋 地 区 地 域 熱 供 給 システム 超 齢 化 に 対 応 するエネルギー 給 型 の 集 住 化 エリア 質 バイオマスボイラーによる 集 住 化 住 宅 住 センター 郵 便 局 障 がい 者 援 施 設 育 苗 温 室 ハウス 等 への 地 域 熱 供 給 システム 33