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昨 年 今 年 退 職 した< 雇 用 保 険 に 関 すること> 1. 雇 用 保 険 ( 失 業 給 付 )を 受 給 予 定 (または 受 給 している) 雇 用 保 険 受 給 資 格 証 のコピー ( 退 職 日 基 本 日 額 処 理 状 況 のわかる 面 ) 日 額 3,611 円 未

1. 任 免 1-1 採 用 ( 試 験 採 用 ) 1 任 免 試 験 採 用 採 用 者 予 定 者 数 報 告 試 験 公 告 任 命 結 果 通 知 書 採 用 予 定 者 数 の 報 告 採 用 説 明 会 の 計 画 実 施 人 事 異 動 対 象 者

該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶

ただし 平 成 26 年 1 月 から3 月 までの 間 に 失 職 し 平 成 26 年 4 月 以 降 も 引 き 続 き 失 職 している 場 合 ( 平 成 26 年 度 に 新 入 学 ( 編 転 入 学 を 含 む )をした 者 であって 平 成 25 年 度 に 私 立 高 校 等 に

【労働保険事務組合事務処理規約】

資 格 給 付 関 係 ( 問 1) 外 国 人 Aさん(76 歳 )は 在 留 期 間 が3ヶ 月 であることから 長 寿 医 療 の 被 保 険 者 ではない が 在 留 資 格 の 変 更 又 は 在 留 期 間 の 伸 長 により 長 寿 医 療 の 適 用 対 象 となる 場 合 には 国

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就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

日 雇 い 等 の 収 入 の 場 合 前 々 年 1 月 1 日 以 前 から 引 きつづき 前 々 年 分 所 得 額 証 勤 務 先 が 不 特 定 の 日 雇 いをしている 方 前 年 分 確 定 申 告 書 ( 控 ) 前 々 年 1 月 1 日 以 前 から 引 きつづき 前 々 年 分

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

東久留米市訓令乙第   号

目 次 市 民 税 の 減 免 に つ い て 1 減 免 の 一 般 的 な 留 意 事 項 2 減 免 の 範 囲 お よ び 減 免 割 合 3 1 生 活 保 護 法 の 規 定 に よ る 保 護 を 受 け る 者 3 2 当 該 年 に お い て 所 得 が 皆 無 と な っ た

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象 労 働 者 を 雇 入 れした 事 業 所 を 離 職 した 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 である 労 働 者 の 氏 名 離 職 年 月 日 離 職 理 由 が 明 らかにされた 労 働 者 名 簿 等 の 写 し 2 要 綱 第 9 条 第 2 項 第 1 号 アに 該 当 する 労

スライド 1

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口


育休代替任期付職員制度について

5 次 のいずれにも 該 当 する 従 業 員 は 子 が1 歳 6ヶ 月 に 達 するまでの 間 で 必 要 な 日 数 について 育 児 休 業 をするこ とができる なお 育 児 休 業 を 開 始 しようとする 日 は 原 則 として 子 の1 歳 の 誕 生 日 に 限 るものとする (1

( 月 額 で 支 給 されるもの) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 ( 1 2) 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 等 1 傷 病 手 当 金 出 産 手 当 金 又 は 休 業 手 当 金 ( 以 下 傷 病 手 当 金 等 という ) と 報 酬 との 調 整 につい

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代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

スライド 1

平成16年度

次 世 代 育 成 支 援

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

(2) 勤 続 5 年 を 超 え 10 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の140 (3) 勤 続 10 年 を 超 え 20 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の180 (4)

Taro-29職員退職手当支給規程

定款

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

 

奨学資金の受領から返還までの手続

年 支 給 開 始 年 齢 図 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 ( 給 料 比 例 部 分 ) 昭 和 29 年 10 月 1 日 生 まれ 以 前 ~ 特 別 支 給 の 退 職 共 済 年 老 齢 厚 生 年 昭 和 25 年 10 月 1 日 生 まれ 以 前 ~ 退 職 共 済 年

給 与 所 得 者 の 住 民 税 は 特 別 徴 収 されますが 退 職 で 給 与 が 支 払 われなくなった 場 合 給 与 からの 天 引 きを することができなくなります この 場 合 特 別 徴 収 ができなくなる 残 額 について 普 通 徴 収 の 方 法 で 納 付 していた だく

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

後 にまで 及 んでおり(このような 外 部 研 究 資 金 を 以 下 契 約 理 由 研 究 という ) かつ その 者 が 退 職 後 も 引 き 続 き 研 究 代 表 者 となることを 研 究 所 が 認 める 場 合 とし 理 事 室 の 命 を 受 けて 発 議 書 ( 別 に 定 め

3. 出 産 費 等 について (1) 文 部 科 学 省 共 済 組 合 員 またはその 被 扶 養 者 が 出 産 したとき 常 勤 職 員 のみ 出 産 費 1 件 420,000 円 ( 産 科 医 療 補 償 制 度 に 加 入 していない 医 療 機 関 で 出 産 のときは 390,0

例 3 男 性 医 師 1 歳 配 偶 者 復 帰 今 までは 配 偶 者 が を 取 得 している 場 合 を 取 得 できませんでした が 取 得 できるようになりました 職 員 は 当 該 子 が3 歳 に 達 する 日 まで 病 院 助 手 等 は 当 該 子 が1 歳 6か 月 に 達 す

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主 な 保 険 給 付 病 気 の 給 付 病 気 やケガをして 病 院 にかかった 場 合 医 療 費 の 7 割 の 給 付 が 受 けられます 高 額 医 療 費 1 ヶ 月 にかかった 医 療 費 の 自 己 負 担 額 が 以 下 の 限 度 額 を 超 えた 場 合 は 限 度 額 を

横浜市障害者ガイドヘルプ事業実施要綱

27-045人事規程270401

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1 育 児 休 業 代 替 任 期 付 職 員 ( 一 般 事 務 職 )とは 育 児 休 業 代 替 任 期 付 職 員 とは 一 般 の 職 員 が 育 児 休 業 を 取 得 した 際 に 代 替 職 員 とし て 勤 務 する 職 員 です 一 般 事 務 職 については 候 補 者 として

特別徴収封入送付作業について

注 雇 促 進 税 制 と 本 制 度 のどちらかを 利 する 可 能 性 があるが あらかじめどちらの 制 度 を 利 するか 判 断 できない という 場 合 雇 促 進 税 制 の 事 前 届 出 ( 雇 促 進 計 画 の 提 出 )をした 上 で 申 告 の 際 にどちらを 利 するかご

保 険 料 の 軽 減 措 置 均 等 割 額 の 軽 減 1 以 下 の 基 準 によって 均 等 割 額 が 軽 減 されます 軽 減 割 合 は 被 保 険 者 と 世 帯 主 の 総 所 得 金 額 等 の 合 計 額 によって 判 定 します 軽 減 割 合 同 一 世 帯 内 の 被 保

[ 組 合 員 期 間 等 の 特 例 ] 組 合 員 期 間 等 については 年 齢 職 種 などにより 過 去 の 制 度 からの 経 過 措 置 が 設 けられ ており 被 用 者 年 制 度 の 加 入 期 間 ( 各 共 済 組 合 の 組 合 員 期 間 など)については 生 年 月 日

(2) 懲 戒 については 戒 告 は 3 ヵ 月 減 給 は 6 ヵ 月 停 職 は 9 ヵ 月 4 病 気 休 暇 休 職 欠 勤 により 勤 務 しなかった 職 員 が 再 び 勤 務 するに 至 った 場 合 において 他 の 職 員 との 均 衡 上 必 要 があると 認 められるときは

っては 出 産 予 定 日 から 出 生 した 日 から 起 算 して8 週 間 を 経 過 する 日 の 翌 日 までとする ) の 期 間 内 に 当 該 子 に 係 る 最 初 の 育 児 休 業 を 開 始 し かつ 終 了 した 場 合 であって 当 該 子 に 係 る 再 度 の 育 児

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事 例 3 Q: 父 母 を 被 扶 養 者 として 認 定 できますか?( 父 母 とも 国 民 健 康 保 険 加 入 ) A: 父 母 又 はそのどちらかを 申 請 する 場 合 は 夫 婦 相 互 扶 助 義 務 に 基 づき 父 母 の 収 入 合 算 額 が それぞれに 適 用 される

育児・介護休業等に関する規則

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

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ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

(3) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 5 年 月 日 現 在 ) 決 定 初 任 給 採 用 年 経 過 後 給 料 月 額 大 学 卒 7, 8, 一 般 行 政 職 短 大 卒 9,8 6, 高 校 卒, 8,5 () 職 員 の 経 験 年 数 別 学 歴 別 平 均 給 料

税 市 民 税 県 民 税 家 屋 敷 課 税 の 申 告 書 の 提 出 豊 川 市 外 にお 住 まいで 1 月 1 日 現 在 で 市 内 に 事 務 所 事 業 所 または 家 屋 敷 を 有 する で 申 告 書 を 提 出 される 平 成 29 年 度 以 後 の 年 度 分 の 申 告

老発第    第 号

定款  変更

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●労働基準法等の一部を改正する法律案

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所 得 税 と 住 民 税 の 税 率 表 所 得 税 と 住 民 税 の 税 率 は 以 下 の 通 りです 退 職 所 得 の 場 合 も この 税 率 表 を 使 います 1. 平 成 19 年 1 月 1 日 以 降 ( 所 法 891) 課 税 所 得 所 得 税 率 控 除 額 ~195

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2 条 ) ア 育 児 休 業 の 対 象 とならない 職 員 ( 法 第 2 条 及 び 条 例 第 2 条 関 係 ) (ア) 臨 時 的 に 任 用 される 職 員 (イ) 育 児 休 業 に 係 る 期 間 を 任 期 と 定 めて 採 用 された 職 員 (ウ) 勤 務 延 長 職 員 (

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事務連絡

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

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死 亡 後 の 手 続 きリスト 2 14 日 以 内 住 民 票 の 抹 消 届 の 提 出 市 町 村 役 場 の 戸 籍 住 民 登 録 窓 口 届 出 人 の 印 鑑 本 人 確 認 できる 証 明 書 類 ( 運 転 免 許 証 パスポ-ト) 世 帯 主 変 更 届 の 提 出 市 町 村

とする この 場 合 育 児 休 業 中 の 期 限 付 職 員 が 雇 用 契 約 を 更 新 するに 当 たり 引 き 続 き 育 児 休 業 を 希 望 する 場 合 には 更 新 された 雇 用 契 約 期 間 の 初 日 を 育 児 休 業 開 始 予 定 日 として 育 児 休 業 申

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第 4 条 (1) 使 用 者 は 2 年 を 超 えない 範 囲 内 で( 期 間 制 勤 労 契 約 の 反 復 更 新 等 の 場 合 は その 継 続 勤 労 した 総 期 間 が2 年 を 超 えない 範 囲 内 で) 期 間 制 勤 労 者 を 使 用 することができる ただ し 次 の

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税制面での支援

Transcription:

4 会 社 を 辞 めるとき 1 退 職 するとき 労 働 者 の 意 思 で 会 社 を 辞 めることを 退 職 会 社 から 辞 めさせられる ことを 解 雇 と 言 います 会 社 を 退 職 することは 労 働 者 の 自 由 ですが 事 前 に 話 もせず いき なり 会 社 に 行 かなくなるというようなことはルール 違 反 です 退 職 の 意 思 をあらかじめ 伝 え 仕 事 の 引 き 継 ぎをするなど 社 会 的 ルールを 守 って 辞 めることが 大 切 です 合 意 解 約 労 働 者 と 会 社 が 合 意 して 労 働 契 約 を 終 了 させることです 労 働 者 の 退 職 の 意 思 表 示 に 対 して 会 社 が 承 認 を 与 えて 成 立 します 雇 用 契 約 の 終 了 は 承 諾 の1か 月 後 程 度 と 定 めている 会 社 が 多 いようです つ まり この1か 月 間 で 事 務 引 継 ぎや 必 要 な 手 続 きを 行 い 業 務 に 支 障 がないようにしてください ということです 退 職 の 申 し 出 から 会 社 が 承 認 するまでは 撤 回 が 可 能 です 定 年 退 職 労 働 者 が 就 業 規 則 などで 定 められた 年 齢 に 達 したことを 理 由 とする 退 職 です 定 年 の 年 齢 は 高 年 齢 者 雇 用 安 定 法 により 65 歳 以 上 とするか 60 歳 でいったん 定 年 になった 後 労 働 者 が 希 望 すれば65 歳 まで 継 続 雇 用 するように 定 められています 辞 職 労 働 者 の 一 方 的 な 意 思 表 示 で 辞 めることです 少 なくとも2 週 間 前 までに 退 職 の 申 し 出 をすれば 法 律 上 はいつでも 辞 めることができま す 辞 職 は 合 意 解 約 と 違 って 撤 回 できませんので 売 り 言 葉 に 買 い 言 葉 で 後 悔 しないよう 注 意 しましょう 40

なお アルバイトなど 勤 務 期 間 が3か 月 などと 決 まっている 労 働 者 の 場 合 は やむを 得 ない 理 由 がない 限 り 自 分 自 身 から 契 約 を 途 中 で 解 除 して 退 職 することはできません 退 職 勧 奨 合 意 解 約 には 会 社 から 労 働 者 に 退 職 を 勧 める いわゆる 肩 たたき も 含 まれます 会 社 が 一 方 的 に 通 告 する 解 雇 予 告 とは 異 なり 辞 める かどうかは 労 働 者 の 自 由 です 働 き 続 ける 意 思 があれば 辞 めません ときっぱり 言 いましょう 退 職 勧 奨 は 応 じた 時 点 で 退 職 について 合 意 が 成 立 したことになり 撤 回 できません 解 雇 と 違 って 合 理 的 な 理 由 がなくても 有 効 となって しまいます 長 期 にわたる 執 拗 な 退 職 勧 奨 は 違 法 とされた 裁 判 例 もあります 強 引 に 退 職 を 勧 められて 困 った 場 合 には 労 働 組 合 や 都 道 府 県 労 働 局 に 相 談 しましょう 41

2 解 雇 と 雇 止 め クビ は 解 雇 の 意 味 で 使 われますが 会 社 がいつでも 一 方 的 にク ビにできるとしたら 困 りますよね 会 社 が 労 働 者 を 解 雇 しようとする 場 合 少 なくとも30 日 前 に 予 告 するか 30 日 分 以 上 の 平 均 賃 金 を 支 払 わなければいけません ( 労 働 基 準 法 第 20 条 )また 解 雇 は 客 観 的 に 合 理 的 な 理 由 を 欠 き 社 会 通 念 上 相 当 と 認 められない 場 合 は 権 利 の 濫 用 として 無 効 です ( 労 働 契 約 法 第 16 条 ) 次 のような 理 由 や 状 況 における 解 雇 は 法 律 で 禁 止 されています 解 雇 制 限 国 籍 信 条 社 会 的 身 分 を 理 由 とする 解 雇 業 務 災 害 での 療 養 中 産 前 産 後 の 休 業 期 間 とその 後 の30 日 間 の 解 雇 事 業 場 の 法 令 違 反 を 労 働 基 準 監 督 署 へ 申 告 したことを 理 由 とす る 解 雇 労 働 組 合 の 組 合 員 であること 等 を 理 由 とする 解 雇 労 働 者 の 性 別 を 理 由 とする 解 雇 結 婚 妊 娠 出 産 産 前 産 後 休 業 を 理 由 とする 解 雇 育 児 介 護 休 業 の 取 得 を 理 由 とする 解 雇 なお 入 社 前 の 内 定 であっても 労 働 契 約 は 成 立 しており 採 用 内 定 取 消 しには 合 理 的 でやむを 得 ない 理 由 が 必 要 とされます 普 通 解 雇 成 績 が 悪 い 協 調 性 がないなど 労 働 者 に 問 題 があって 解 雇 される ものです ただし 会 社 は 解 雇 に 至 るまでに 労 働 者 に 対 し 成 績 改 善 のための 研 修 の 実 施 など 働 きかけを 行 う 必 要 があります 42

懲 戒 解 雇 労 働 者 が 会 社 のルールを 破 ったり 法 令 違 反 をした 場 合 にペナルテ ィとして 課 されるものです 懲 戒 解 雇 は 退 職 金 がもらえないなど 労 働 者 にとって 厳 しい 処 分 です 普 通 解 雇 懲 戒 解 雇 については 就 業 規 則 の 記 載 事 項 をよく 見 てお きましょう 整 理 解 雇 (リストラ) 会 社 側 の 都 合 で 人 員 削 減 のために 行 われるもので 会 社 が 実 行 する には 人 員 整 理 の 必 要 性 解 雇 回 避 の 努 力 義 務 の 履 行 被 解 雇 者 の 選 定 基 準 の 合 理 性 手 続 の 妥 当 性 の4つの 要 件 を 満 たす 必 要 があります 有 期 労 働 契 約 の 雇 止 め 期 間 が 決 まっている 非 正 社 員 の 契 約 期 間 満 了 に 際 して 会 社 が 更 新 を 拒 否 して 労 働 契 約 を 終 了 させることを 雇 止 め といいます 有 期 労 働 契 約 は 期 間 満 了 によって 雇 用 契 約 が 自 動 終 了 します し かし 有 期 労 働 契 約 が3 回 以 上 更 新 されているか 1 年 を 超 えて 継 続 的 に 雇 用 されている 労 働 者 に 対 しては 解 雇 と 同 様 に 客 観 的 合 理 的 な 理 由 が 必 要 になり 契 約 期 間 が 満 了 する30 日 前 までに 雇 止 めの 予 告 を 行 うよう 求 めています 1 有 期 労 働 契 約 が 繰 り 返 し 更 新 され 期 間 の 定 めのない 契 約 と 同 じように 考 えられるもの 2 労 働 者 において 契 約 期 間 の 満 了 時 に その 有 期 労 働 契 約 が 更 新 されると 期 待 することについて 合 理 的 期 待 をしていること 非 正 社 員 は 人 員 調 整 のために 簡 単 に 解 雇 できると 思 われがちです が このように 難 しくなっています もし 次 の 契 約 は 更 新 しないと 言 われても パートだからと 簡 単 にあきらめないで 相 談 してみるこ とも 必 要 です 43

会 社 が 倒 産 したとき 会 社 が 倒 産 して 給 料 を 払 えなくなったときのために 国 が 会 社 の 代 わりに 賃 金 を 立 替 払 いする 未 払 賃 金 立 替 払 制 度 が 設 けられてい ます 払 ってもらえなかった 賃 金 のうちいくらかが 立 替 払 いされますの で 次 のような 場 合 には 労 働 基 準 監 督 署 に 相 談 してみましょう 1 労 災 保 険 適 用 事 業 で1 年 以 上 事 業 活 動 を 行 っていた 会 社 の 労 働 者 であること 2 倒 産 日 の6か 月 前 から2 年 の 間 に 退 職 していること 退 職 の6か 月 前 から 立 替 払 いを 請 求 する 前 日 までの 未 払 いの 賃 金 と 退 職 金 の8 割 が 支 払 われます 問 い 合 わせ 先 P52 川 越 労 働 基 準 監 督 署 44

3 仕 事 を 辞 めた 後 の 手 続 き 退 職 は 人 によっては 遠 い 将 来 の 話 であると 考 えているかもしれ ません しかし 辞 めるつもりがなかったとしても 会 社 の 業 績 悪 化 でリストラされたり 急 な 事 情 や 家 族 の 都 合 等 によって 仕 事 を 辞 めな ければいけなくなることが 近 い 将 来 起 こらないとは 限 りません 仕 事 を 辞 めたときの 基 本 的 な 知 識 をぜひ 身 につけておいてください 退 職 したときの 手 続 き 離 職 する 会 社 で 行 う 手 続 き 1 会 社 に 退 職 の 届 出 をする 2 退 職 に 伴 う 仕 事 の 引 き 継 ぎをする 3 賃 金 の 精 算 4 労 働 保 険 社 会 保 険 の 資 格 喪 失 手 続 き( 会 社 が 行 う) 仕 事 を 辞 めた 際 に 必 要 な 手 続 きは 労 働 者 が 会 社 を 辞 めてから 決 め られた 期 間 内 に 会 社 が 行 います 手 続 き 後 に 離 職 票 など 失 業 給 付 や 次 の 会 社 での 社 会 保 険 加 入 に 必 要 な 書 類 が 送 られてきます 会 社 か ら 書 類 がもらえない 会 社 と 連 絡 が 取 れないといった 場 合 は それぞ れの 管 轄 窓 口 に 相 談 しましょう また 仕 事 を 辞 めるまでの 賃 金 等 については 離 職 者 の 請 求 があれ ば 会 社 は 退 職 日 から7 日 以 内 に 支 払 うことになっています( 退 職 金 が 支 払 われる 場 合 は 定 められた 日 ) この 請 求 には 時 効 があり 長 期 間 請 求 しないと 支 払 ってもらえなくなります 賃 金 は2 年 間 退 職 金 は 5 年 間 で 時 効 により 請 求 権 が 消 滅 してしまいますので 注 意 しましょう 45

退 職 時 の 保 険 年 金 税 金 の 手 続 き 退 職 時 転 職 まで 期 間 がある 場 合 離 職 票 雇 用 保 険 (ハローワーク) 雇 用 保 険 被 保 険 者 証 を 受 領 失 業 給 付 申 請 ( 会 社 が 預 かっている 場 合 ) 健 康 保 険 年 税 健 康 保 険 証 を 返 還 被 保 険 者 資 格 喪 失 確 認 通 知 書 を 受 領 年 金 手 帳 を 受 領 ( 市 役 所 ) 国 民 健 康 保 険 に 加 入 ( 市 役 所 ) 金 ( 会 社 が 預 かっている 場 合 ) 国 民 年 金 に 加 入 金 住 民 税 支 払 いの 確 認 源 泉 徴 収 票 を 受 領 ( 税 務 署 ) 所 得 税 の 確 定 申 告 年 内 に 再 就 職 しない 場 合 再 就 職 先 雇 用 保 険 被 保 険 者 証 を 提 出 健 康 保 険 証 を 貰 う 年 金 手 帳 を 提 出 源 泉 徴 収 票 を 提 出 年 金 健 康 保 険 は 本 人 だけでなく 被 扶 養 者 の 手 続 きも 必 要 です 失 業 給 付 雇 用 保 険 に 一 定 期 間 加 入 していた 労 働 者 が 失 業 した 場 合 次 の 仕 事 を 探 すまでの 間 失 業 給 付 が 受 けられます 退 職 した 理 由 によって 給 付 を 受 けられる 期 間 等 が 異 なります も し 本 当 は 会 社 都 合 の 解 雇 や 退 職 勧 奨 に 応 じた 退 職 なのに 自 己 都 合 退 職 としてしまうと 失 業 給 付 の 際 に 不 利 になってしまいますの で 会 社 から 離 職 票 を 受 け 取 ったら 離 職 理 由 欄 を 確 認 し 理 由 が 違 う 場 合 には 申 立 てましょう 一 般 離 職 者 ( 自 己 都 合 懲 戒 解 雇 等 ) 離 職 前 の2 年 間 に11 日 以 上 働 いた 月 が12 月 以 上 あること ハローワークに 手 続 した 日 から7 日 間 は 待 機 期 間 その 後 3か 月 間 は 給 付 制 限 期 間 のため 給 付 は 受 けられません 会 社 都 合 等 の 離 職 者 ( 倒 産 解 雇 等 ) 離 職 前 の1 年 間 に11 日 以 上 働 いた 月 が6 月 以 上 あること 46

失 業 給 付 が 受 けられない 人 でも 収 入 や 貯 蓄 がなかったり 会 社 の 寮 などを 出 なければならないといったときは 救 済 措 置 を 受 けられる 場 合 がありますので まずはご 相 談 ください 問 い 合 わせ 先 P49 ハローワーク 川 越 再 就 職 するために 希 望 する 職 業 につくためには 必 要 とされる 知 識 技 能 を 新 たに 身 につけるなど スキルアップを 図 ることが 大 切 です 仕 事 に 関 わる 知 識 技 能 を 向 上 させたい 場 合 は 職 業 訓 練 の 受 講 を 検 討 してみましょ う 職 業 訓 練 は 失 業 手 当 を 受 給 しながら 受 けることができます 失 業 手 当 を 受 給 できない 場 合 であっても 再 就 職 に 必 要 な 場 合 は 職 業 訓 練 を 受 けることができます 問 い 合 わせ 先 P49 ハローワーク 川 越 就 職 に 向 けたスキルアップ 職 業 訓 練 未 経 験 の 仕 事 にチャレンジしたいけど 経 験 が 足 りない 新 しいスキルを 身 に 付 けたい 資 格 を 取 って 就 職 につなげたい 就 職 や 転 職 により 夢 や 希 望 を 叶 えたいと 思 っている 方 のために 国 では 仕 事 に 必 要 な 知 識 や 技 能 技 術 を 身 に 付 けられるよう 様 々 な 職 業 訓 練 を 行 っています 訓 練 は IT 事 務 医 療 介 護 農 業 調 理 Webデザイン 園 芸 美 容 コースなど 多 岐 にわたり 内 容 も 充 実 していますので 活 用 して みてはいかがでしょうか 問 い 合 わせ 先 P49 ハローワーク 川 越 47