Ⅴ 騒 音 振 動 悪 臭 の 部
1. 騒 音 好 ましくない 音 不 必 要 な 音 を 総 称 して 騒 音 といいます 私 たちは 音 によりまわりの 様 子 を 知 ることができ また 意 志 や 情 報 を 伝 えることができます 大 きい 音 であっても 聞 き 手 にとって 必 要 な 音 は 騒 音 ではないし 小 さい 音 であっても 聞 き 手 にとって 好 ましくない 音 は 騒 音 になります このように 音 の 物 理 的 な 性 質 だけで 騒 音 か 否 かを 区 別 することはできません 工 場 の 騒 音 以 外 にも 生 活 によっ て 発 生 する 音 も 騒 音 になり 得 るところに 騒 音 問 題 の 難 しさがあります 騒 音 は 各 種 公 害 のなかでも 日 常 生 活 に 関 係 の 深 い 問 題 であり また その 発 生 源 も 多 種 多 様 である ことから 例 年 その 苦 情 件 数 は 全 苦 情 件 数 のなかで 多 くの 割 合 を 占 めています 1) 工 場 騒 音 工 場 から 発 生 する 騒 音 が 騒 音 苦 情 の 中 でも 主 たるものです 住 工 混 在 地 域 の 中 小 工 場 が 苦 情 の 発 生 源 になりやすく 資 金 面 等 から 対 策 の 実 施 が 困 難 である 場 合 が 多 くなっています これらの 騒 音 苦 情 を 未 然 に 防 ぐために 法 律 ( 騒 音 規 制 法 )や 条 例 ( 生 活 環 境 の 保 全 等 に 関 する 条 例 ) で 届 出 を 義 務 づけ 規 制 基 準 値 を 設 けています 届 出 時 には 設 置 場 所 等 防 音 対 策 について 指 導 を 行 っ ています 表 1は 平 成 3 年 度 における 騒 音 に 係 る 特 定 施 設 設 置 状 況 と 規 制 工 場 数 です 表 1 騒 音 規 制 法 及 び 県 条 例 に 定 める 特 定 施 設 の 届 出 状 況 ( 平 成 4 年 3 月 31 日 現 在 ) 特 定 施 設 の 種 類 金 属 加 工 機 械 空 気 圧 縮 機 及 び 送 風 機 土 石 用 破 砕 機 等 繊 維 機 械 建 設 用 資 材 製 造 機 械 穀 物 用 製 粉 機 木 材 加 工 機 械 製 紙 機 械 等 印 刷 機 械 合 成 樹 脂 用 射 出 成 形 機 鋳 型 造 形 機 ク ー リ ン グ タ ワ ー 集 じ ん 機 冷 凍 機 合 計 工 場 増 減 数 事 業 場 数 累 計 法 関 係 平 成 3 年 度 17 18 1 1 3 33 5 5 施 設 数 県 条 例 関 係 平 成 3 年 度 5 50 38 3 11 5 176 14 705 累 計 3,09,37 1 8,018 1 9 1,835 41 171 40 17 04 498,146 18,748 19 1,7 79
参 考 騒 音 の 大 きさの 例 10dB 飛 行 機 のエンジンの 近 く 110dB 自 動 車 の 警 笛 ( 前 方 m) リベット 打 ち 100dB 電 車 が 通 る 時 のガードの 下 90dB 大 声 による 独 唱 騒 々しい 工 場 の 中 80dB 地 下 鉄 の 車 内 電 車 の 車 内 70dB 電 話 のベル 騒 々しい 街 頭 騒 々しい 事 務 所 の 中 60dB 静 かな 乗 用 車 普 通 の 会 話 50dB 静 かな 事 務 所 40dB 市 内 の 深 夜 図 書 館 静 かな 住 宅 地 の 昼 郊 外 の 深 夜 30dB 郊 外 の 深 夜 ささやき 声 0dB 木 の 葉 のふれあう 音 置 き 時 計 の 秒 針 の 音 ( 前 方 1m) 80
) 建 設 作 業 騒 音 建 設 作 業 騒 音 は 建 築 工 事 土 木 工 事 等 に 伴 って 発 生 します その 為 工 場 騒 音 とは 異 なり 発 生 源 に 対 する 対 策 が 困 難 であり 苦 情 解 決 には 大 変 苦 慮 しています 表 は 平 成 3 年 度 の 特 定 建 設 作 業 の 届 出 状 況 です 表 特 定 建 設 作 業 届 出 状 況 年 度 特 定 建 設 作 業 く い 打 機 を 使 用 す る 作 業 び ょ う 打 機 を 使 用 す る 作 業 さ く 岩 機 を 使 用 す る 作 業 空 気 圧 縮 機 を 使 用 す る 作 業 コンクリートプラント 等 を 設 けて 行 う 作 業 バ ッ ク ホ ウ を 使 用 す る 作 業 トラクターショベルを 使 用 する 作 業 ブ ル ド ー ザ ー を 使 用 す る 作 業 合 計 平 成 3 年 度 4 1 47 3) 生 活 騒 音 生 活 騒 音 は 近 年 特 に 問 題 になってきており 近 隣 騒 音 とも 言 われています 発 生 源 としては 日 常 生 活 の 中 から 発 生 する 自 動 車 の 空 ふかし ピアノ クーラーの 室 外 機 カラオケなど 多 種 多 様 であり ます 最 近 は ペットの 鳴 き 声 や 飲 食 店 のカラオケに 関 する 苦 情 が 多 くなっています 生 活 騒 音 は 都 市 化 が 進 むにつれて 増 大 することが 予 想 されます 生 活 騒 音 のほとんどは 一 人 一 人 のわずかな 心 遣 いで 防 ぐことができるものです 隣 近 所 のことを 考 え 他 人 に 迷 惑 をかけない 気 持 ちが 大 切 です 4) 交 通 騒 音 交 通 騒 音 は 交 通 網 の 拡 大 や 交 通 量 の 増 大 によって 深 刻 な 社 会 問 題 になっています 市 では 自 動 車 交 通 状 況 を 把 握 し 地 域 環 境 の 保 全 を 図 るため 国 道 1 号 線 及 び 藤 枝 バイパスの 交 通 騒 音 の 実 態 調 査 を 行 っています 環 境 基 準 人 の 健 康 を 保 護 し 環 境 を 良 好 に 保 つため 維 持 されることが 望 ましい 基 準 要 請 限 度 この 限 度 を 超 えて 発 生 した 場 合 は 人 の 健 康 や 生 活 環 境 を 著 しく 害 するおそれがあるため 公 安 委 員 会 に 道 路 交 通 法 の 規 定 による 車 両 の 通 行 禁 止 または 速 度 の 制 限 徐 行 等 の 措 置 を 要 請 することができる 81
表 3 国 道 1 号 線 交 通 騒 音 測 定 結 果 時 間 の 区 分 測 定 年 月 日 測 定 値 (LAeq) 環 境 基 準 達 成 状 況 昼 間 (6 時 時 ) 環 境 基 準 70デシベル 測 定 器 故 障 のため 欠 測 夜 間 ( 時 6 時 ) 環 境 基 準 測 定 器 故 障 のため 欠 測 表 4 藤 枝 バイパス 交 通 騒 音 測 定 結 果 時 間 の 区 分 測 定 年 月 日 測 定 値 (LAeq) 環 境 基 準 達 成 状 況 昼 間 (6 時 時 ) 環 境 基 準 70デシベル H3.1.6 7 58.8デシベル 夜 間 ( 時 6 時 ) 環 境 基 準 H3.1.6 7 58.デシベル 図 1 交 通 騒 音 ( 夜 間 )の 年 推 移 db 75 国 道 1 号 線 藤 枝 バイパス 70 65 60 55 50 45 H1 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H0 H1 H H3 8
図 国 道 1 号 及 び 藤 枝 バイパスの 騒 音 測 定 地 点 図 騒 音 測 定 地 騒 音 測 定 地 国 道 1 号 線 83
5) 環 境 基 準 等 1. 騒 音 に 係 る 環 境 基 準 ( 評 価 : 等 価 騒 音 レベル) 私 たちが 生 活 している 環 境 を 良 好 に 保 つための 目 標 として 昭 和 46 年 5 月 に 定 められ 平 成 11 年 4 月 に 改 正 されました この 基 準 はそれぞれの 地 域 特 性 及 び 時 間 の 区 分 に 応 じて 設 定 されています 地 域 類 型 該 当 地 域 基 準 値 昼 間 (6 時 ) 夜 間 ( 6 時 ) A B 第 1 種 第 種 低 層 住 居 専 用 地 域 第 1 種 第 種 中 高 層 住 居 専 用 地 域 第 1 種 第 種 住 居 地 域 準 住 居 地 域 市 街 化 調 整 区 域 55デシベル 以 下 45デシベル 以 下 C ( 旧 ) 特 別 工 業 地 区 近 隣 商 業 地 域 商 業 地 域 準 工 業 地 域 工 業 地 域 工 業 専 用 地 域 60デシベル 以 下 50デシベル 以 下 道 路 に 面 する 地 域 (ただし 幹 線 交 通 を 担 う 道 路 に 近 接 する 空 間 を 除 く) 該 当 地 域 昼 間 (6 時 ) 基 準 値 夜 間 ( 6 時 ) A 地 域 のうち 車 線 以 上 の 車 線 を 有 する 道 路 に 面 する 地 域 B 地 域 のうち 車 線 以 上 の 車 線 を 有 する 道 路 に 面 する 地 域 及 びC 地 域 の 車 線 を 有 する 道 路 に 面 する 地 域 60デシベル 以 下 以 下 55デシベル 以 下 60デシベル 以 下 幹 線 交 通 を 担 う 道 路 に 近 接 する 空 間 基 準 値 昼 間 (6 時 ) 70デシベル 以 下 夜 間 ( 6 時 ) 65 デシベル 以 下 ( 注 ) 幹 線 交 通 を 担 う 道 路 に 近 接 する 空 間 とは 次 に 掲 げる 道 路 をいう 高 速 自 動 車 国 道 一 般 国 道 都 道 府 県 道 市 町 村 道 ( 市 町 村 道 は4 車 線 以 上 の 区 間 に 限 る) 及 び 自 動 車 専 用 道 路 のうち 次 の 範 囲 をいう (1) 車 線 以 下 の 車 線 を 有 する 幹 線 交 通 を 担 う 道 路 道 路 端 から15メートル () 車 線 を 超 える 車 線 を 有 する 幹 線 交 通 を 担 う 道 路 道 路 端 から0メートル 84
. 自 動 車 騒 音 の 許 容 限 度 ( 評 価 : 等 価 騒 音 レベル) 許 容 限 度 は 騒 音 規 制 法 に 基 づき 県 知 事 が 県 公 安 委 員 会 に 対 し 道 路 交 通 法 の 規 定 による 措 置 をと るべきことを 要 請 する 際 の 限 度 として 定 められています 平 成 1 年 4 月 から 下 記 のように 改 正 されました 区 域 の 区 分 該 当 地 域 許 容 限 度 昼 間 (6 時 ) 夜 間 ( 6 時 ) 1 車 線 車 線 以 上 1 車 線 車 線 以 上 A B 第 1 種 第 種 低 層 住 居 専 用 地 域 第 1 種 第 種 中 高 層 住 居 専 用 地 域 第 1 種 第 種 住 居 地 域 準 住 居 地 域 市 街 化 調 整 区 域 70デシベル 75デシベル 55デシベル 70デシベル C 近 隣 商 業 地 域 商 業 地 域 準 工 業 地 域 ( 旧 ) 特 別 工 業 区 工 業 地 域 工 業 専 用 地 域 75デシベル 70デシベル 幹 線 交 通 を 担 う 道 路 に 近 接 する 区 域 については 前 表 によらず 特 例 として 次 表 の 要 請 限 度 が 設 定 されています 許 容 限 度 昼 間 (6 時 ) 75 デシベル 夜 間 ( 6 時 ) 70 デシベル 85
3. 騒 音 に 係 る 規 制 基 準 ア. 特 定 事 業 場 から 発 生 する 騒 音 の 規 制 基 準 時 間 の 区 分 区 域 の 区 分 昼 間 朝 夕 夜 間 8 18 時 6 8 時 18 時 6 時 第 1 種 地 域 ( 第 1 種 第 種 低 層 住 居 専 用 地 域 ) 50デシベル 45デシベル 40デシベル 第 種 地 域 第 1 種 第 種 中 高 層 住 居 専 用 地 域 第 1 種 第 種 住 居 地 域 ( 準 住 居 地 域 市 街 化 調 整 区 域 ) 第 3 種 区 域 近 隣 商 業 地 域 商 業 地 域 ( 準 工 業 地 域 ( 旧 ) 特 別 工 業 地 区 ) 55デシベル 50デシベル 60デシベル 45デシベル 55デシベル 第 4 種 区 域 ( 工 業 地 域 工 業 専 用 地 域 ) 70デシベル 60デシベル イ. 特 定 建 設 作 業 に 伴 って 発 生 する 騒 音 の 規 制 基 準 規 制 種 別 基 準 値 作 業 時 間 1 日 当 たりの 作 業 時 間 作 業 期 間 作 業 日 地 域 の 区 分 全 地 域 第 1 号 区 域 第 号 区 域 第 1 号 区 域 第 号 区 域 第 1 号 区 域 第 号 区 域 全 区 域 規 制 基 準 85デシベル 敷 地 の 境 界 線 での 値 基 準 値 を 超 えている 場 合 騒 音 の 防 止 の 方 法 のみならず 1 日 の 作 業 時 間 を 1 日 当 りの 作 業 時 間 欄 に 定 める 時 間 未 満 4 時 間 以 上 の 間 において 短 縮 させることを 勧 告 または 命 令 できる 午 後 7 時 午 前 7 時 の 時 間 内 でないこと 午 後 10 時 午 前 6 時 の 時 間 内 でないこと 10 時 間 / 日 を 超 えないこと 14 時 間 / 日 を 超 えないこと 連 続 6 日 を 超 えないこと 連 続 6 日 を 超 えないこと 日 曜 日 その 他 の 休 日 でないこと ( 備 考 ) 第 1 号 区 域 第 号 区 域 以 外 の 区 域 第 号 区 域 特 定 工 場 等 の 規 制 基 準 の 第 4 種 区 域 のうち 学 校 病 院 等 からおおむね80mの 区 域 を 除 いた 区 域 86
. 振 動 振 動 は 各 種 公 害 のなかで 騒 音 と 並 んで 日 常 生 活 に 関 係 の 深 い 問 題 です 振 動 については 主 として 心 理 的 感 覚 的 なものに 左 右 されやすく 影 響 の 及 ぶ 範 囲 も 発 生 源 の 周 辺 に 限 られるなど 騒 音 と 類 似 した 特 性 が 見 られます また 騒 音 と 同 一 の 発 生 源 から 同 時 に 発 生 する 場 合 がほとんどです 振 動 規 制 法 では 都 道 府 県 知 事 が 振 動 を 防 止 することにより 住 民 の 生 活 環 境 を 保 全 する 必 要 がある と 認 める 地 域 を 指 定 し この 指 定 地 域 において 工 場 及 び 事 業 場 における 事 業 活 動 並 びに 建 設 工 事 に 伴 って 発 生 する 相 当 範 囲 にわたる 振 動 について 必 要 な 規 制 を 行 うとともに 道 路 交 通 振 動 については 都 道 府 県 公 安 委 員 等 に 対 する 要 請 を 行 うように 定 めています なお 市 内 の 振 動 に 係 る 特 定 施 設 の 届 出 状 況 は 表 6のとおりです 特 定 建 設 作 業 は 指 定 地 域 内 において 行 われる 建 設 作 業 であって 政 令 で 定 めるくい 打 ち 等 の 作 業 が 規 制 対 象 となります 建 設 作 業 振 動 については 低 振 動 建 設 機 械 工 法 の 開 発 普 及 が 進 められています なお 特 定 建 設 作 業 の 届 出 状 況 は 表 7のとおりです 表 6 振 動 規 制 法 及 び 県 条 例 に 定 める 特 定 施 設 の 届 出 状 況 ( 平 成 4 年 3 月 31 日 現 在 ) 特 定 施 設 の 種 類 法 関 係 平 成 3 年 度 施 設 数 県 条 例 関 係 平 成 3 年 度 累 計 金 属 加 工 機 械 3 51 965 圧 縮 機 19 1 1,195 土 石 用 破 砕 機 等 1 16 織 機 544 コンクリートブロックマシン 1 木 材 加 工 機 械 11 印 刷 機 械 63 ロ ー ル 機 11 合 成 樹 脂 用 射 出 成 形 機 38 01 鋳 型 造 型 機 合 計 4 101 3,005 工 場 増 減 数 7 5 13 事 業 場 数 累 計 315 表 7 特 定 建 設 作 業 届 出 状 況 特 定 建 設 作 業 の 種 類 くい 打 ち 機 を 使 用 する 作 業 剛 球 を 使 用 して 破 壊 する 作 業 舗 装 版 破 砕 機 を 使 用 する 作 業 ブレーカーを 使 用 する 作 業 合 計 平 成 3 年 度 4 33 37 87
振 動 に 係 る 規 制 基 準 ア. 特 定 事 業 場 から 発 生 する 振 動 の 規 制 基 準 区 域 の 区 分 時 間 の 区 分 昼 間 (8 0 時 ) 夜 間 (0 8 時 ) 第 1 種 区 域 の 1 ( 第 1 種 第 種 低 層 住 居 専 用 地 域 ) 第 1 種 区 域 の 第 1 種 第 種 中 高 層 住 居 専 用 地 域 第 1 種 第 種 住 居 地 域 ( 準 住 居 地 域 市 街 化 調 整 区 域 ) 第 種 区 域 の 1 近 隣 商 業 地 域 商 業 地 域 ( 準 工 業 地 域 ( 旧 ) 特 別 工 業 地 区 ) 第 種 区 域 の ( 工 業 地 域 工 業 専 用 地 域 ) 60デシベル 70デシベル 70デシベル 55デシベル 55デシベル 60デシベル イ. 特 定 建 設 作 業 に 伴 って 発 生 する 振 動 の 規 制 基 準 規 制 種 別 基 準 値 作 業 時 間 1 日 当 たりの 作 業 時 間 作 業 期 間 作 業 日 地 域 の 区 分 全 地 域 第 1 号 区 域 第 号 区 域 第 1 号 区 域 第 号 区 域 第 1 号 区 域 第 号 区 域 全 区 域 規 制 基 準 75デシベル 午 後 7 時 午 前 7 時 の 時 間 内 でないこと 午 後 10 時 午 前 6 時 の 時 間 内 でないこと 10 時 間 / 日 を 超 えないこと 14 時 間 / 日 を 超 えないこと 連 続 6 日 を 超 えないこと 連 続 6 日 を 超 えないこと 日 曜 日 その 他 の 休 日 でないこと ( 備 考 ) 第 1 号 区 域 第 号 区 域 以 外 の 区 域 第 号 区 域 特 定 工 場 等 の 規 制 基 準 の 第 4 種 区 域 のうち 学 校 病 院 等 からおおむね 80mの 区 域 を 除 いた 区 域 ウ. 自 動 車 振 動 の 許 容 限 度 区 域 の 区 分 時 間 区 分 昼 間 (8 時 ) 夜 間 ( 8 時 ) 第 1 種 区 域 第 種 区 域 70デシベル 60デシベル 88
参 考 振 動 による 影 響 気 象 庁 震 度 階 90 db 人 体 に 生 理 影 響 が 生 じ 始 める 家 屋 の 振 動 が 激 しく すわりの 悪 い 花 びんなどは 倒 れ 器 内 の 水 はあふれ 出 る また 歩 いて いる 人 にも 感 じられ 多 くの 人 々 は 戸 外 に 飛 び 出 す 程 度 の 地 震 中 震 80 db 産 業 職 場 で 振 動 が 気 になる (8 時 間 振 動 にさらされた 場 合 ) 深 い 睡 眠 にも 影 響 がある 家 屋 が 揺 れ 戸 障 子 がガタガ タと 鳴 動 し 電 灯 のようなつり 下 げ 物 は 相 当 揺 れ 器 内 の 水 面 の 動 くのがわかる 程 度 の 地 震 弱 震 70 大 ぜいの 人 に 感 ずる 程 度 のも 軽 db 浅 い 睡 眠 にも 影 響 が 出 始 める ので 戸 障 子 がわずかに 動 くの がわかるくらいの 地 震 震 60 振 動 を 感 じ 始 める 静 止 している 人 や 特 に 地 震 に 微 db ほとんど 睡 眠 に 影 響 はない 注 意 深 い 人 だけに 感 ずる 程 度 の 地 震 震 50 db 無 人 体 に 感 じない 地 震 計 に 記 録 40 される 程 度 感 db 常 時 微 動 89
3. 悪 臭 市 では 工 場 や 事 業 場 から 発 生 する 悪 臭 について これまでアンモニアや 硫 化 水 素 など 悪 臭 防 止 法 に 定 める 物 質 の 個 々の 濃 度 で 規 制 する 物 質 濃 度 規 制 を 行 ってきました しかし 最 近 の 悪 臭 苦 情 では いろいろな 臭 いが 混 ざり 合 った 複 合 臭 が 原 因 となる 場 合 や 指 定 された 悪 臭 物 質 以 外 の 物 質 が 原 因 となる 苦 情 が 増 加 してきました そこで 市 では 平 成 3 年 度 より 悪 臭 防 止 に 基 づく 規 制 方 法 を 物 質 濃 度 規 制 から 人 の 感 覚 を 用 い て 全 ての 臭 いを 判 定 する 臭 気 指 数 規 制 に 変 更 しました なお 県 の 生 活 環 境 の 保 全 等 に 関 する 条 例 により 悪 臭 に 関 する 特 定 施 設 の 市 への 届 出 状 況 は 表 8のとおりです 表 8 県 条 例 に 基 づく 特 定 施 設 の 届 出 状 況 ( 平 成 4 年 3 月 31 日 現 在 ) 施 設 の 種 類 パ ル プ 又 は 紙 の 製 造 の 用 に 供 す る 蒸 解 施 設 調 味 料 の 製 造 又 は 穀 物 の 加 工 の 用 に 供 する 乾 燥 施 設 合 成 樹 脂 又 はホルムアルデヒドの 製 造 の 用 に 供 する 反 応 施 設 施 設 数 3 47 事 業 場 数 1 1 1 蒸 煮 施 設 動 物 系 の 飼 料 若 しくは 肥 料 又 は それらの 原 料 の 製 造 の 用 に 供 する 施 設 真 空 濃 縮 施 設 乾 燥 施 設 7 鶏 舎 ( 面 積 400 以 上 のもの) 3 3 豚 舎 ( 面 積 150 以 上 のもの) 合 計 64 10 臭 気 指 数 とは 臭 気 指 数 とは 臭 気 の 強 さを 示 す 数 値 で 臭 いのついた 空 気 や 水 を 臭 いが 感 じられなくなるま で 無 臭 空 気 ( 水 の 場 合 は 無 臭 水 )で 薄 めたときの 希 釈 倍 数 ( 臭 気 濃 度 )を 求 め その 常 用 対 数 を10 倍 した 数 値 です 臭 気 指 数 = 10 Log( 臭 気 濃 度 ) 例 えば 臭 気 を100 倍 に 希 釈 した 時 に 臭 いを 感 じなくなった 場 合 臭 気 濃 度 は100となり その 臭 気 指 数 は0となります 臭 気 指 数 = 10 Log(100) = 10 = 0 90
臭 気 指 数 規 制 の 基 準 (1) 規 制 対 象 市 内 全 ての 工 場 や 事 業 所 から 発 生 する 悪 臭 が 対 象 になります 一 般 家 庭 のほか 自 動 車 や 建 設 工 事 現 場 などから 発 生 する 悪 臭 は 規 制 対 象 外 です () 規 制 地 域 市 内 全 域 (3) 規 制 基 準 ( 悪 臭 防 止 法 第 4 条 第 項 各 号 に 基 づく 基 準 ) 法 では 工 場 や 事 業 場 の 敷 地 境 界 線 上 の 規 制 基 準 (1 号 基 準 )を 臭 気 指 数 10 1の 範 囲 で 定 める こととしています 本 市 では 均 質 的 な 行 政 遂 行 の 観 点 から 市 内 一 律 の 基 準 を 採 用 します 1 敷 地 境 界 線 上 における 規 制 基 準 (1 号 基 準 ) 臭 気 指 数 15 臭 気 指 数 15とは 臭 いを 無 臭 空 気 で 希 釈 したときに 約 3 倍 相 当 の 希 釈 によって 臭 いが 感 知 できなくなる 値 です 気 体 排 水 口 における 規 制 基 準 ( 号 基 準 ) 悪 臭 防 止 法 施 行 規 則 第 6 条 のの 定 める 方 法 により 算 出 した 臭 気 排 出 強 度 又 は 臭 気 指 数 排 水 口 の 高 さが15m 以 上 の 場 合 1 号 規 制 基 準 値 を 基 礎 として 法 施 行 規 則 第 6 条 の 第 1 項 第 1 号 の 規 定 で 算 出 ( 臭 気 排 出 強 度 ) 排 水 口 の 高 さが15m 未 満 の 場 合 1 号 規 制 基 準 値 を 基 礎 として 法 施 行 規 則 第 6 条 の 第 1 項 第 号 の 規 定 で 算 出 ( 臭 気 排 出 強 度 ) 3 排 出 水 における 規 制 基 準 (3 号 基 準 ) 臭 気 指 数 31 1 号 基 準 15 +16( 法 施 行 規 則 第 6 条 の3) 悪 臭 を 防 ぐために 悪 臭 を 未 然 に 防 ぐために 悪 臭 発 生 状 況 の 調 査 原 因 の 究 明 対 策 の 検 討 などの 取 り 組 みが 必 要 です 簡 単 な 対 策 でも 悪 臭 が 軽 減 することがあります (1) 工 場 事 業 場 周 辺 の 調 査 気 体 排 出 口 ( 煙 突 等 )の 向 き 高 さ 窓 や 出 入 口 の 開 閉 状 況 近 隣 住 宅 等 との 距 離 空 気 の 流 れ 植 栽 の 状 況 等 () 工 場 事 業 場 周 辺 の 調 査 においの 発 生 源 調 査 においの 頻 度 種 類 の 特 定 においが 発 生 する 作 業 工 程 の 調 査 ( 製 造 工 程 以 外 についても 実 施 ) 等 (3) 悪 習 改 善 対 策 の 検 討 原 材 料 等 の 搬 入 保 管 方 法 の 改 善 清 掃 の 実 施 焼 却 行 為 の 禁 止 営 業 操 業 時 間 の 変 更 原 材 料 の 変 更 等 (4) 脱 臭 装 置 等 の 導 入 検 討 発 生 源 にあった 脱 臭 装 置 等 の 導 入 排 出 口 の 向 き 高 さの 変 更 発 生 源 の 密 閉 化 植 栽 の 実 施 配 管 等 の 修 理 等 91
行 政 処 分 等 について 規 制 基 準 を 満 足 しないことにより 周 辺 の 生 活 環 境 が 損 なわれ 苦 情 が 発 生 した 場 合 には 事 業 者 に 適 切 な 対 策 を 講 じていただきます 基 準 に 適 合 せず 適 切 な 対 応 をとらない 場 合 は 改 善 勧 告 や 改 善 命 令 が 出 される 場 合 があります また 改 善 命 令 に 従 わない 場 合 の 罰 則 規 定 もあります 苦 情 受 付 事 前 調 査 現 地 調 査 指 導 NG 改 善 勧 告 改 善 命 令 罰 則 NG NG 測 定 OK OK OK 解 決 事 故 時 の 措 置 規 制 地 域 内 の 事 業 場 において 事 故 などで 悪 臭 が 発 生 した 場 合 には すぐに 応 急 措 置 を 講 じた 上 で 市 役 所 へ 連 絡 してください 状 況 により 応 急 措 置 を 命 ずることがあります 9