note スタッフ 紹 介 部 長 副 部 長 酒 井 三 木 神 谷 川 㟢 張 本 副 部 長 循 環 器 の 主 な 病 気 は 医 師 心 臓 血 管 に 不 都 合 をきたした 時 に 起 こる 病 気 です 高 血 圧 狭 心 症 心 筋 梗 塞 不 整 脈 弁 膜 症 などを 原 因



Similar documents
診療行為コード

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

各論_1章〜7章.indd

< F2D F97CC8EFB8F BE8DD78F9192CA926D>

Microsoft Word - conference

認 定 看 護 師 専 門 看 護 師 集 中 ケア 新 生 児 集 中 ケア A 呼 吸 ケアチーム 加 算 150 点 呼 吸 ケアチームの 設 置 救 急 看 護 小 児 救 急 看 護 慢 性 呼 吸 器 疾 患 看 護 急 性 重 症 患 者 看 護 A 247 認 知 症

< F2D874491E682528FCD2091E DF C A2E>

Microsoft PowerPoint _GP向けGL_final

Microsoft Word - 3大疾病保障特約付団体信用生命保険の概要_村上.docx

表紙-2.xdw

主 要 な が ん 治 療 に つ い て 入 院 に か か る 医 療 費 の 支 払 い か ら 計 算 し た も の で す 例 え ば 胃 が ん に つ い て は 平 均 入 院 費 は 総 額 約 万 円 で 自 己 負 担 額 は 約 3 3 万 円 程 度 必 要

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

目  次

公 営 企 業 職 員 の 状 況 1 水 道 事 業 1 職 員 給 与 費 の 状 況 ア 決 算 区 分 総 費 用 純 利 益 職 員 給 与 費 総 費 用 に 占 める ( 参 考 ) 職 員 給 与 費 比 率 22 年 度 の 総 費 用 に 占 A B B/A める 職 員 給 与

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

首 は 下 あ ご の 骨 の 下 か ら 鎖 骨 の 上 ま で 自 分 の 首 を 両 手 で は さ ん で お さ え て み ま し ょ う 師 首 っ て ど ん な 仕 事 を し て い る か な 子 頭 を の せ て い る 頭 を お さ え て い る 頭 を 動 か し

毎 月 の 給 与 等 ( )を 一 定 の 等 級 区 分 にあてはめた 標 準 月 額 の 上 限 が 現 行 の47 等 級 から50 等 級 に 改 正 されます ( 別 紙 健 康 保 険 料 額 表 参 照 ) なお 法 改 正 に 伴 い 標 準 月 額 が 改 定 される 方 につい

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

( 減 免 の 根 拠 等 ) 第 1 条 こ の 要 綱 は, 地 方 税 法 第 条 の 規 定 に 基 づ く 市 税 条 例 第 6 9 条 の 2 の 規 定 を 根 拠 と す る 身 体 障 害 者 等 に 対 す る 軽 自 動 車 税 の 減 免 の 具 体 的 な 対

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

<947A957A8E9197BF C E786C73>

(Microsoft Word _10\214\216\222\262\215\270\203\212\203\212\201[\203X_\215\305\217I\215e.doc)

Microsoft Word - 目次.doc

m07 北見工業大学 様式①

Microsoft Word - nagekomi栃木県特定医療費(指定難病)支給認定申請手続きのご案内 - コピー

図 表 1 1,000 万 円 以 上 高 額 レセプト ( 平 成 25 年 度 ) 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷

2-1膠原病.doc

課 税 ベ ー ス の 拡 大 等 : - 租 税 特 別 措 置 の 見 直 し ( 後 掲 ) - 減 価 償 却 の 見 直 し ( 建 物 附 属 設 備 構 築 物 の 償 却 方 法 を 定 額 法 に 一 本 化 ) - 欠 損 金 繰 越 控 除 の 更 な る 見 直 し ( 大

HIV感染防止マニュアル(出力用).indd

(Microsoft Word - \213\213\227^\201E\222\350\210\365\212\307\227\235\214\366\225\\\201iH \)\201iHP\227p\201j.doc)

緊急消防援助隊の計画的な増強・充実

1604_栄養科 がん患者向け食事のヒント.indd

Taro-01 議案概要.jtd

カラーP1.indd

Microsoft Word - 保育園管理規程(決定案)

(平成13年9月25日現在)

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3


Taro-iryouhoken

●幼児教育振興法案

●電力自由化推進法案

tokutei2-7.xls

PowerPoint プレゼンテーション

社会資源について 

東京事務所BCP【実施要領】溶け込み版

- 1 - 総 控 負 傷 疾 病 療 養 産 産 女 性 責 帰 べ 由 試 ~ 8 契 約 契 約 完 了 ほ 契 約 超 締 結 専 門 的 知 識 技 術 験 専 門 的 知 識 高 大 臣 専 門 的 知 識 高 専 門 的 知 識 締 結 契 約 満 歳 締 結 契 約 契 約 係 始

目次

<4D F736F F D C8E9688D993AE82C994BA82A492F18F6F8F9197DE81698DC58F49816A2E646F6378>

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱

<96DA8E9F81698D8791CC A2E786C73>

<4D F736F F D C689D789B582B581698AAE90AC92CA926D816A2E646F63>

Microsoft Word - 02目次.doc

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

Microsoft Word 住宅ローン保障拡充.doc


ROTA:ロータブレター 件 数 期 間 中 の 実 施 件 数 (K548 算 定 件 数 ) CTO: 慢 性 完 全 閉 塞 件 数 PTA: 経 皮 的 末 梢 動 脈 形 成 術 件 数 期 間 中 の 実 施 件 数 (K616 算

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

Microsoft Word - 1表紙.doc

< F2D926E88E6895E977089DB81608E528CFB8CA78C788E4082CC8D71>

学校安全の推進に関する計画の取組事例

①表紙

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

伊勢崎市職員職場復帰支援制度

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

Microsoft Word - 2章.doc

1

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

一 方 でも 自 分 から 医 師 に 症 状 の 変 化 について 伝 えている 割 合 は シーズン 前 では 満 足 な と 同 じ %でしたが シーズン 開 始 直 後 から 高 くなり シーズン 後 半 では の 31%を 上 回 り 42%となっています (グラフ 3) ギャップ 3:

Microsoft Word - y doc

Taro-データ公安委員会相互協力事


<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

<95BD90AC E93788C888E5A82CC8A C6F979D89DB8C888DD A2E786C7378>

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

KYOSAI 号CC2014.indd

Microsoft Word - 福祉医療費給付要綱

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

<4D F736F F D208B6388C491E D E7390EC8E738D7390AD8EE891B182C982A882AF82E993C192E882CC8CC2906C82F08EAF95CA82B782E982BD82DF82CC94D48D8682CC C98AD682B782E A582C98AEE82C382AD8CC2906C94D48D868

1 支 給 認 定 新 制 度 では 幼 稚 園 ( 新 制 度 に 移 行 する 幼 稚 園 のことで 以 下 同 じ) を 利 用 する 場 合 には お 住 まいの 市 町 村 から 支 給 認 定 証 の 交 付 を 受 ける 必 要 があります 認 定 の 区 分 は 年 齢 や 保 育

別 紙 軽 費 老 人 ホームの 収 入 認 定 について 平 成 22 年 3 月 9 日 千 葉 県 健 康 福 祉 部 高 齢 者 福 祉 課 本 紙 は 平 成 18 年 1 月 24 日 老 発 第 号 厚 生 労 働 省 老 健 局 長 通 知 老 人 保 護 措 置 費

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

< F2D824F C D9197A791E58A C938C8B9E>

Microsoft Word 印刷ver 本編最終no1(黒字化) .doc

75 歳 以 上 の 方 の 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 75 歳 になると 全 ての 方 が 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 に 加 入 して 医 療 を 受 けます 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 は 東 京 都 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 が 主 体 となり 区

< F2D A C5817A C495B6817A>

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

栄養管理手順について

ひろっぱ355号2月Web用に.indd

003-00個人の健康増進・疾病予防の推進のための所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

< F2D8E968BC6895E89638E77906A816988C4816A2E6A7464>

Q5 育 児 休 業 を 請 求 する 際 の 事 務 手 続 は? A5 育 児 休 業 を 請 求 しようとする 職 員 は, 育 児 休 業 承 認 請 求 書 ( 様 式 第 1 号 )に 子 の 氏 名 や 請 求 する 期 間 等 を 記 入 し, 育 児 休 業 を 始 めようとする1

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~


<4D F736F F D20836E E819592E88C5E B F944E82548C8E89FC90B3816A5F6A D28F57>

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

障害福祉制度あらまし目次

想 像 思 行 ず 消 毒 擦 む 薄 血 混 じ 滲 み ぶ 痂 ぶ 取 下 薄 来 経 験 沢 山 お 思 健 常 人 間 元 々 備 能 力 中 具 的 何 起 ょ 簡 単 説 明 ず 人 間 負 部 リ ン パ 球 血 小 板 マ ク ロ フ ァ ジ 悪 食 べ 集 死 溶 食 べ 清 浄

Transcription:

2012 循 環 器 科 部 病 気 と 食 事 の 組 み 合 せ 言 語 聴 覚 療 法 (ST)の 紹 介

note スタッフ 紹 介 部 長 副 部 長 酒 井 三 木 神 谷 川 㟢 張 本 副 部 長 循 環 器 の 主 な 病 気 は 医 師 心 臓 血 管 に 不 都 合 をきたした 時 に 起 こる 病 気 です 高 血 圧 狭 心 症 心 筋 梗 塞 不 整 脈 弁 膜 症 などを 原 因 と する 心 不 全 最 近 は 下 肢 動 脈 硬 化 症 も 多 く これらの 診 断 治 療 を 行 っています 今 回 は 急 性 心 筋 梗 塞 を 取 り 上 げ ましょう 医 師 急 性 心 筋 梗 塞 とは 心 臓 には 筋 肉 ( 心 筋 )に 栄 養 をおくる 血 管 が 3 本 あり これを 冠 動 脈 といいます 冠 動 脈 にプラークと 呼 ばれる 脂 肪 を 貯 めこんだ 動 脈 は た ん 硬 化 病 変 が 破 綻 し 血 の 固 まり( 血 栓 )がつくられて 血 流 が 止 まり 心 筋 の 組 織 が 死 んでいくのが 急 性 心 筋 梗 塞 です このため 心 臓 の 動 きは 悪 くなり 不 整 脈 や 心 不 全 を 起 こして 死 に 直 結 する 病 気 です 大 切 なことは 動 けな いときは 救 急 車 を 呼 んでください 急 性 心 筋 梗 塞 2

急 性 心 筋 梗 塞 の 診 断 一 番 早 く 現 れ 最 も 重 要 です 恐 怖 感 を 伴 う 激 烈 な 胸 部 圧 迫 感 や 胸 が 締 め 付 けられる 不 快 感 が 持 続 したり 狭 心 症 の 薬 (ニトログリセリン)を 飲 んでも 効 かなかったり もしくはこれらの 症 状 を 短 時 間 に 繰 り 返 します 受 診 時 すぐに 行 います 特 有 の 変 化 (ST の 上 昇 )が 現 れます また 不 整 脈 を 起 こしやす く 最 大 限 の 注 意 観 察 を 行 います 心 臓 の 動 きが 落 ちていること( 心 筋 壁 の 運 動 低 下 )を 確 かめます 以 上 の 3 点 で 急 性 心 筋 梗 塞 は 診 断 さ れ 迅 速 血 液 検 査 や 点 滴 抗 血 小 板 薬 の 内 服 など 必 要 な 処 置 を 行 い すぐに 治 療 が 始 まります 当 院 では 心 筋 梗 塞 狭 心 症 弁 膜 症 心 筋 症 各 種 不 整 脈 心 不 全 などの 診 断 治 療 にも 力 を 注 いでおり D エコー ホ ルター 心 電 図 加 算 心 電 図 心 音 図 をはじめ 冠 動 脈 CT(64 列 マルチスライス CT) 心 臓 MRI 心 筋 シンチグラフィ 心 臓 PET-CTと 最 新 鋭 の 機 器 を 駆 使 しています 急 性 心 筋 梗 塞 の 治 療 当 院 では 主 に 右 の 手 首 に 局 所 麻 酔 を 行 い そこの 動 脈 からレントゲンを 見 ながら 細 い 管 (カテーテル)を 挿 入 して 冠 動 脈 の 入 り 口 に 留 置 し 造 影 剤 を 使 用 して 血 管 を 撮 影 し ます この 方 法 で 心 筋 梗 塞 を 起 こしている 閉 塞 血 管 ( 責 任 病 変 )を 確 認 します Dエコー 装 置 心 電 図 装 置 緊 急 造 影 に 引 き 続 き 治 療 用 のカテーテルに 交 換 し このカテーテルから 髪 の 毛 程 度 の 細 いワイヤーで 閉 塞 部 を 通 過 させます 次 に 特 殊 な 管 で 閉 塞 部 の 血 の 固 まりを 吸 引 します 最 後 に 病 変 で 風 船 を 拡 張 し 金 属 製 の 網 目 の 筒 (ステント)を 留 置 し 閉 塞 し ていた 血 管 を 元 の 太 さにして 血 流 を 再 開 させます 術 後 は 集 中 治 療 室 で 安 静 をとり 病 状 の 観 察 を 行 います お 薬 による 治 療 として 血 液 をサラサラさせる 薬 ( 抗 血 小 板 薬 )2 種 類 を 服 用 します 動 脈 硬 化 を 引 き 起 こす 病 気 ( 冠 危 険 因 子 )のコントロールを 行 います 高 血 圧 糖 尿 病 高 脂 血 症 肥 満 喫 煙 の 厳 重 な 管 理 を 行 うため 場 合 により 投 薬 も 必 要 となります 日 夜 救 急 車 で 緊 急 事 態 に 対 応 していただいている 消 防 隊 や 看 護 師 の 方 々の 中 で 訓 練 研 修 を 受 け 救 急 対 応 を 行 う 資 格 を 持 っている 方 を 救 急 救 命 士 とい います 急 性 心 筋 梗 塞 の 最 大 の 死 因 は 発 症 時 に 起 こる 危 険 な 不 整 脈 です 救 急 救 命 士 が 駆 けつけ た 時 ショック 状 態 の 場 合 もあ り 即 座 に 心 臓 マッサージ 人 工 呼 吸 を 行 い 電 気 ショックで 不 整 脈 を 止 めることもできます この 方 々のたゆまない 努 力 で 一 人 でも 助 かる 命 を 大 切 に されているのです AED 最 近 は 学 校 病 院 駅 スタジ アムやホールなど 公 共 施 設 の 多 くの 場 所 に 設 置 されていま す AED の 使 用 に 資 格 は 要 りま せん 突 然 意 識 がなくなった 方 を 見 つけたときは 呼 吸 意 識 脈 拍 を 確 認 し 反 応 がないとき に 心 臓 マッサージを 行 い AED を 取 り 付 けます AED は 致 死 的 な 不 整 脈 を 自 動 で 判 断 し 電 気 ショックで この 不 整 脈 を 停 止 させる 器 械 です 学 校 の 体 育 時 間 やクラブの 最 中 マラソンやサッカーの 試 合 中 に 突 然 倒 れ AED で 救 命 され た 方 も 相 当 数 おられます 救 急 救 命 士 の 資 格 がなくても 助 けら れる 命 はたくさんあります A E D 3

1 生 活 習 慣 病 の 大 きな 要 因 です 内 臓 脂 肪 が 蓄 積 する 主 な 原 因 は 日 常 の 飲 食 でエネル ギーを 多 く 取 り 過 ぎていたり 身 体 活 動 の 低 下 によって 摂 取 エネルギーに 対 して 消 費 エネ ルギーが 少 ないことが 原 因 です 日 に 必 要 なエネルギー 目 安 を 基 に 食 事 摂 取 量 を 調 整 し ましょう 25~30kcal 標 準 体 重 = 身 長 (m) 身 長 (m)22 160cm =1.61.622=56.32kg 1=56.32 25~30 =1400~1700kcal 年 齢 活 動 量 などによって 違 います 日 食 を 規 則 正 しく 食 べ 夕 食 は 軽 めにする( 日 の 食 事 ボリュームは 夕 食 におかない) 薄 味 に 慣 れる( 汁 物 は 日 杯 以 内 にして 漬 物 や 加 工 食 品 を 取 り 過 ぎない) 甘 いものを 食 べ 過 ぎない( 甘 い 菓 子 類 の 間 食 やジュースなど を 取 り 過 ぎない) 脂 肪 を 取 り 過 ぎない( 調 理 方 法 を 工 夫 し 油 を 多 く 使 う 料 理 やナッツ 類 の 食 べ 過 ぎにも 注 意 ) 休 肝 日 (アルコールを 飲 まない 日 )を 週 に 日 以 上 設 ける 主 菜 品 ( 魚 介 類 肉 類 卵 大 豆 製 品 を 利 用 したおかず) 副 菜 ~ 品 ( 野 菜 海 草 きのこ こんにゃく 類 のおかず) 4

肉 類 より 魚 類 や 大 豆 製 品 の 割 合 を 増 やす コレステロールの 多 い 食 品 の 取 り 過 ぎに 注 意 食 物 繊 維 を 多 めに 摂 取 アルコールや 甘 いお 菓 子 などの 取 り 過 ぎに 注 意 食 事 を 規 則 正 しく 食 べる (まとめ 食 いやむら 食 いをしない) 炭 水 化 物 の 多 い 食 品 の 多 量 摂 取 に 注 意 食 物 繊 維 を 多 めに 摂 取 アルコールやお 菓 子 類 など の 嗜 好 品 を 少 なく 動 物 性 脂 肪 を 控 える コレステロールの 多 い 食 品 の 取 り 過 ぎに 注 意 水 分 と 塩 分 は 適 量 を 守 る たんぱく 質 を 控 える 必 要 エネルギーを 確 保 する 減 塩 をする 場 合 によっては 水 分 カ リウムを 控 える アルコールは 控 える 水 分 を 多 めに 取 る プリン 体 を 多 く 含 む 食 品 (レバー 類 かつお ま いわし 大 正 えびなど)の 取 り 過 ぎに 注 意 各 疾 患 ですこしずつ 変 わってきます 急 性 期 は 絶 食 静 脈 栄 養 : 肥 満 症 や 脂 質 異 常 症 と 同 様 な 食 事 : 鉄 分 の 取 り 過 ぎに 注 意 ( 特 に C 型 肝 炎 ) :( 合 併 症 がある 場 合 は 合 併 症 に 応 じて) : 塩 分 を 控 える : タンパク 質 を 控 える : 固 い 食 材 や 料 理 を 避 け 香 辛 料 の 使 用 は 控 える 糖 尿 病 があるかたはもちろん 肝 臓 が 悪 くなると 糖 の 代 謝 が 悪 くなるので 血 糖 コントロールのために 甘 いものの 取 り 過 ぎ や 血 糖 値 を 上 昇 させるような 食 べ 方 は 注 意 が 必 要 です 肝 臓 が 悪 くなると 栄 養 の 蓄 えが 悪 くなります 病 状 によって 食 事 と 食 事 の 間 を 長 くあけないことも 必 要 です 早 朝 の 身 体 の 栄 養 状 態 を 良 く す る 為 に 就 寝 の 少 し 前 に 200kcal 程 度 の 補 食 をとる 場 合 もあります 肝 臓 病 にアルコールは 毒 です! 禁 酒 しましょう アルコールは 厳 禁 脂 質 を 少 なく タンパク 質 の 取 り 過 ぎに 注 意 全 てにおいて 必 要 エネル ギ ー お よび 体 重 の 適 正 化 は 基 本 となります 症 状 の 軽 重 度 の 程 度 によ り 注 意 点 も 変 わります 気 になる 方 は 栄 養 士 に ご 相 談 ください 5

話 すことや 聞 き 取 ることなどコミュニケーションに 問 題 のある 方 に 対 して 障 害 の 程 度 を 把 握 し 機 能 の 評 価 を 行 い 訓 練 助 言 などの 援 助 と QOL( 生 活 の 質 ) 向 上 や 社 会 参 加 のための 支 援 を 行 います さらに 食 事 や 水 分 を 飲 み 込 むことに 問 題 のある 方 に 医 師 と 連 携 を とりながら 機 能 回 復 の 支 援 を 行 います 恵 美 須 安 川 構 音 障 害 の 方 には 舌 や 顔 の 動 きの 練 習 を 中 心 に 行 い 明 瞭 に 話 すことができるように 訓 練 を 行 います 失 語 症 の 方 は 読 む 聞 く 話 す 書 く の 言 語 の 4 つの 側 面 に 困 難 が 生 じるので 各 々 の 能 力 を 詳 細 に 評 価 し 言 語 機 能 訓 練 を 行 うとともに コ ミュニケーション 手 段 の 確 保 に 努 め ま す 飲 み 込 みに 必 要 な 器 官 の 機 能 訓 練 を 行 うとともに 食 べる 物 姿 勢 食 べ 方 などをどのように 工 夫 すれば 安 全 に 食 事 ができるか を 検 討 します 各 種 検 査 を 用 いて 評 価 を 行 い 能 力 に 応 じた 機 能 訓 練 を 行 うとともに 代 償 方 法 の 獲 得 を 援 助 し 早 期 の 社 会 復 帰 や 家 庭 復 帰 QOL( 生 活 の 質 )の 向 上 を 支 援 します 2008 年 4 月 より 整 形 外 科 部 リハビリテーション 室 に 言 語 聴 覚 士 を 配 置 し 現 在 は 2 名 体 制 で 松 下 記 念 病 院 の 入 院 外 来 患 者 さまのリハビリテーションを 行 っています また 自 宅 でできる 飲 み 込 みのリハビリのパンフレットを 作 成 し 退 院 時 にお 渡 ししています 興 味 のある 方 はリ ハビリテーション 室 までお 声 掛 けください ことばや 飲 み 込 みのことで 困 ったことがありましたら まずは 主 治 医 にご 相 談 ください 必 要 に 応 じ リハビリ テーション 室 の 紹 介 をうけることができます 6

(アンギオ 担 当 技 師 ) 鹿 園 杉 本 廣 谷 出 口 浦 田 血 管 撮 影 検 査 法 ( アンギオ グラフィー) と 呼 ばれ 血 管 の 状 態 や 流 れを 調 べるため そ け い ぶ 血 管 にカテーテルと 呼 ばれる 細 い 管 を 鼠 径 部 または 腕 の 動 脈 から 挿 入 し 管 から 造 影 剤 という 薬 剤 を 注 入 し 血 管 の 狭 窄 動 脈 瘤 やがん 等 を 診 断 する 方 法 です 略 してアンギオと 呼 ばれます 造 影 剤 を 使 用 することで X 線 は 遮 断 され 単 なる 撮 影 では 確 認 しづらい 血 管 を 影 として X 線 写 真 上 に 描 き 出 します 心 臓 の 血 管 アンギオを 行 うことにより 生 活 習 慣 病 のがん 心 筋 梗 塞 脳 卒 中 などの 病 変 部 の 形 血 管 の 狭 窄 の 程 度 や 位 置 を 確 認 することがで きます アンギオ これらの 病 変 に 対 してカテーテルによる 血 管 内 治 療 IVR (Interventional Radiology) も 行 われま す この 治 療 の 利 点 は 外 科 的 手 術 に 比 べて 頭 や 胸 腹 を 切 らずに 行 うため 身 体 への 負 担 が 少 ないこ とです 画 像 処 理 で 血 管 以 外 の 骨 や 臓 器 などの 不 必 要 な 画 像 を 消 して 血 管 だけの 画 像 を 得 ることができる DSA(digital subtraction angiography) 機 能 が あります 画 像 操 作 室 身 体 の ま わ り を 回 転 し な が ら 撮 影 を 行 い 立 体 的 な 血 管 像 を 撮 影 す る 3 D - R A ( 3 d i m e n s i o n a l rotational angiography) 機 能 も 備 えており 診 断 や 治 療 計 画 から 術 後 の 管 理 にも 多 く 利 用 されて います 当 院 は 全 国 循 環 器 撮 影 研 究 会 被 ばく 線 量 低 減 推 進 施 設 です 7

全 国 的 に 増 加 傾 向 にある 糖 尿 病 などの 生 活 習 慣 病 に 対 し 早 期 から 介 入 するこ とで 心 血 管 疾 患 を 予 防 できるよう 誠 心 誠 意 診 療 させていただきます 皆 さまが 健 やかな 生 活 を 送 る 助 けとな る 医 療 を 努 めてまいりたいと 思 います よろしくお 願 いします 呼 吸 器 一 般 やリウマチ 膠 原 病 いわゆる 難 病 の 患 者 さまを 中 心 に 担 当 いたします 病 を 得 て そこから 新 たな 一 歩 を 踏 み 出 される 方 の 傍 らに 寄 り 添 っていける 医 師 をめざします 皆 さま お 一 人 お 一 人 とゆっくりお 話 を しながら 診 療 したいと 思 っています 病 気 のことはもちろん 日 々の 暮 らしの 中 での 出 来 事 を 是 非 お 聞 かせください 何 でもわからないことなど 気 軽 にご 相 談 いただきたいと 思 います 小 児 の 血 液 の 病 気 特 に 小 児 白 血 病 の 治 療 を 専 門 にし ております 普 段 の 治 療 では むやみに 検 査 をしたり 薬 を 使 ったりするのではなく 子 どもたちにとって 本 当 に 必 要 な 事 は 何 なのかを 考 える 事 を 心 がけております 婦 人 科 腫 瘍 の 診 断 治 療 を 中 心 に 産 婦 人 科 全 般 にわたり 診 療 しています 他 科 スタッフとも 協 調 して 患 者 さまの 状 態 に 適 した 治 療 に 努 めます 疾 患 を 治 療 するだけでなく 同 じ 女 性 として 真 摯 な 態 度 で 患 者 さまの 悩 みや 不 安 もケアしていきたいと 考 えており ます 患 者 さまの 大 切 な 命 を 預 かる 者 とし て 常 に 安 全 を 心 がけて 麻 酔 をしてい きます 安 心 安 全 な 麻 酔 管 理 を 行 います よろしくお 願 いします 患 者 さまを 安 心 させられるよう 誠 心 誠 意 で 診 療 を 行 うことを 目 標 としています よろしくお 願 いします 皆 さまから 信 頼 される 仕 事 をしたい と 思 います