なかなか 法 律 が 通 らない 体 質 がある そういう 中 ではかなり 法 律 が 通 り 成 果 が 上 がってい る 方 ではないか ただ オバマ 大 統 領 の 評 価 については あまり 芳 しくない 現 在 の 支 持 率 は 低 いもので 43% 高 いもので 48%となっており 平



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Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt


平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について


スライド 1

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経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

Microsoft Word - 目次.doc

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 2,976 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +1.79%となりました なお 実 現 収 益 率 は +0.67%です 第 3 四 半 期

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

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平成24年度 業務概況書

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支

39_1

18 国立高等専門学校機構

Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

神 戸 法 学 雑 誌 65 巻 1 号 45 神 戸 法 学 雑 誌 第 六 十 五 巻 第 一 号 二 〇 一 五 年 六 月 a b c d 2 a b c 3 a b 4 5 a b c

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技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

2016年夏のボーナス見通し

 

定款  変更


2 平 均 病 床 数 の 平 均 病 床 数 では 療 法 人 に 対 しそれ 以 外 の 開 設 主 体 自 治 体 社 会 保 険 関 係 団 体 その 他 公 的 の 規 模 が 2.5 倍 程 度 大 きく 療 法 人 に 比 べ 公 的 病 院 の 方 が 規 模 の 大 き いことが

Microsoft Word 第1章 定款.doc

4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94

Microsoft Word 役員選挙規程.doc

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

16 日本学生支援機構

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

二 資本金の管理

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf

ほかに パート 従 業 員 らの 厚 生 年 金 加 入 の 拡 大 を 促 す 従 業 員 五 百 人 以 下 の 企 業 を 対 象 に 労 使 が 合 意 すれば 今 年 十 月 から 短 時 間 で 働 く 人 も 加 入 できる 対 象 は 約 五 十 万 人 五 百 人 超 の 企 業

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第4回税制調査会 総4-1

(3) 善 通 寺 市 の 状 況 善 通 寺 市 においては 固 定 資 産 税 の 納 期 前 前 納 に 対 する 報 奨 金 について 善 通 寺 市 税 条 例 の 規 定 ( 交 付 率 :0.1% 限 度 額 :2 万 円 )に 基 づき 交 付 を 行 っています 参 考 善 通 寺

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

別紙3

しかし 主 に 欧 州 の 一 部 の 回 答 者 は 受 託 責 任 について 資 源 配 分 の 意 思 決 定 の 有 用 性 とは 独 立 の 財 務 報 告 の 目 的 とすべきであると 回 答 した 本 ED に 対 する ASBJ のコメント レターにおける 意 見 経 営 者 の 受

2000 年 12 月 輸 出 の 減 速 によりテンポはやや 鈍 化 しているものの 緩 やかな 回 復 を 続 けている 2001 年 1 月 緩 やかな 回 復 を 続 けているが そのテンポは 輸 出 の 減 速 により 鈍 化 している 2001 年 2 月 緩 やかな 回 復 を 続 け

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

6 謝金(給与等)

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (5 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 類 団 府 分 似 体 平 均 年 齢

職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 ( 年 4 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 44. 歳 6,4, 歳,44 4,7 7,6 4. 歳 7,

平 成 27 年 度 第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 の 運 用 資 産 額 は 2 兆 4,339 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +2.05%となりました 実 現 収 益 率 は +1.19%です

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

第5回法人課税ディスカッショングループ 法D5-4

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

共 通 認 識 1 官 民 較 差 調 整 後 は 退 職 給 付 全 体 でみて 民 間 企 業 の 事 業 主 負 担 と 均 衡 する 水 準 で あれば 最 終 的 な 税 負 担 は 変 わらず 公 務 員 を 優 遇 するものとはならないものであ ること 2 民 間 の 実 態 を 考

Taro-01 議案概要.jtd

損 益 計 算 書 ( 平 成 25 年 10 月 1 日 から 平 成 26 年 9 月 30 日 まで) ( 単 位 : 千 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 304,971 営 業 費 用 566,243 営 業 総 損 失 261,271 営 業 外 収 益 受 取 利 息 3,545

2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

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2020年の住宅市場 ~人口・世帯数減少のインパクト~

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

スライド 1

Taro-事務処理要綱250820

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

スライド 1

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

異 議 申 立 人 が 主 張 する 異 議 申 立 ての 理 由 は 異 議 申 立 書 の 記 載 によると おおむね 次 のとおりである 1 処 分 庁 の 名 称 の 非 公 開 について 本 件 審 査 請 求 書 等 について 処 分 庁 を 非 公 開 とする 処 分 は 秋 田 県

も く じ 1 税 源 移 譲 1 2 何 が 変 わったのか 改 正 の 3 つ の ポイント ポイント1 国 から 地 方 へ 3 兆 円 規 模 の 税 源 が 移 譲 される 2 ポイント2 個 人 住 民 税 の 税 率 構 造 が 一 律 10%に 変 わる 3 ポイント3 個 々の 納

神の錬金術プレビュー版

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

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(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

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企 業 の 採 用 予 定 数 採 用 予 定 数 は 増 やす と 回 答 した 企 業 が 減 らす と 回 答 した 企 業 を3 年 連 続 上 回 り 採 用 は 増 加 傾 向 にある 特 に 非 上 場 非 製 造 において 採 用 数 を 増 やす と 回 答 する 割 合 が 大

0605調査用紙(公民)

定款

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1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産

公表表紙

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

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m07 北見工業大学 様式①

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

No.7 アメリカ 合 衆 国 小 規 模 事 例 (そ4) 助 金 も 財 源 になっている しかし 小 規 模 事 業 体 では 連 邦 政 府 から 基 金 はもちろん 市 から 補 助 金 もまったくない が 実 状 である すなわち 給 人 口 が25 人 から100 人 規 模 小 規

4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1

任意整理について | 多重債務Q&A | 公益財団法人 日本クレジットカウンセリング協会

ただし 平 成 26 年 1 月 から3 月 までの 間 に 失 職 し 平 成 26 年 4 月 以 降 も 引 き 続 き 失 職 している 場 合 ( 平 成 26 年 度 に 新 入 学 ( 編 転 入 学 を 含 む )をした 者 であって 平 成 25 年 度 に 私 立 高 校 等 に

1.3. 距 離 による 比 較 距 離 による 比 較 を 行 う ( 基 本 的 に 要 求 される 能 力 が 違 うと 思 われるトラック 別 に 集 計 を 行 った ) 表 -3 に 距 離 別 の 比 較 を 示 す 表 -3 距 離 別 比 較

編 5ヶ 月 6 総 論 7 抜 ピ ド ピ ド 速 永 久 繰 ロ セ 慣 容 易 結 共 通 決 々 5 照 づ 具 ご 紹 介 与 監 査 比 較 場 限 提 始 箇 提 進 ご 安 心 話 提 与 監 査 雑 把 与 締 役 緒 算 類 作 機 関 従 来 税 始 忘 生 物 繰 切 忘 葉

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9

Taro-○離島特産品等マーケティング支援事業に係る企画提案募集要領

Transcription:

第 5 回 IIST 国 際 情 勢 研 究 会 2010 年 10 月 22 日 報 告 2/ 米 中 間 選 挙 とオバマ 政 権 の 今 後 久 保 文 明 (くぼ ふみあき) 東 京 大 学 大 学 院 法 学 政 治 学 研 究 科 教 授 国 際 情 勢 研 究 会 座 長 1. これまでのオバマ 政 権 への 評 価 今 日 は 米 国 のオバマ 政 権 の 成 果 や 現 在 の 政 治 的 な 状 況 そして 中 間 選 挙 の 見 込 みや 選 挙 後 にどのようなことが 考 えられるかといった 点 について お 話 ししたい 内 政 中 心 だが 外 交 にも 触 れる 形 で 進 めていく オバマ 政 権 発 足 から 1 年 9 ヵ 月 ほど 経 過 したが 評 価 するには あまりにも 短 い 期 間 だという 見 方 もあるだろう しかし 日 本 の 政 権 は 1 年 続 くことは 尐 な く そう 考 えると 評 価 するにはそれほど 短 くないタイムスパンかと 思 う オバマ 政 権 を 歴 代 の 政 権 と 比 べることは 客 観 的 には 難 しいが 感 覚 的 に 言 うと 実 はか なり 大 きな 成 果 を 挙 げたと 見 て 良 いと 思 う アメリカでは 景 気 刺 激 策 がなかなか 議 会 を 通 ら ないという 政 治 的 な 体 質 があり オバマ 政 権 による 追 加 的 な 景 気 刺 激 策 も おそらく 通 らな いだろう アメリカではやはり 共 和 党 の 影 響 力 そして 小 さな 政 府 という 考 え 方 が 強 いの で こういった 政 策 は 容 易 には 通 らない したがって 今 回 7870 億 ドル(72 兆 円 ) 規 模 の 超 大 型 景 気 刺 激 策 が 通 ったことは かなり 奇 跡 に 近 いと 思 う 当 時 でも 5000 億 ドル 程 度 の 財 政 赤 字 があったので 通 常 の 政 治 の 論 理 では そのようなことをしている 場 合 ではない 赤 字 を 減 らせ という 方 向 へ 行 く ただ 2009 年 1 2 月 の 時 点 にはまだ 景 気 落 ち 込 みの 底 が どこであるかわからない という 恐 怖 感 がアメリカを 覆 っており そのような 中 で 民 主 党 の 議 員 が 何 とか 結 束 して 通 した それでも 上 院 では 共 和 党 議 員 の 協 力 が 必 要 だった 民 主 党 下 院 議 員 が 255 人 おり オバマ 大 統 領 の 支 持 率 がまだ 70% 近 くあったころだが 11 人 の 民 主 党 下 院 議 員 が 反 対 投 票 をしている そういうときですら 実 は 民 主 党 は 下 院 で 結 束 できて いなかったといえる そして 特 にその 段 階 で 議 会 の 立 法 は 必 要 としなかったが 金 融 機 関 自 動 車 産 業 の 救 済 も 行 われた またオバマ 成 功 の 特 に 大 きな 成 果 としては 健 康 保 険 改 革 法 案 の 成 立 が 挙 げら れる これについては クリントン 政 権 が 全 力 を 挙 げたにもかかわらず 失 敗 しており 古 く は 100 年 ほど 前 にセオドア ルーズベルトが 提 唱 した その 後 フランクリン ルーズベル ト 以 降 の 民 主 党 大 統 領 が 実 現 しようとして ずっとできなかったことなので そういう 意 味 ではアメリカの 特 に 民 主 党 リベラル 派 の 考 え 方 からすると 懸 案 だった したがって これ を 通 したことは 歴 史 的 な 成 果 だといえる さらに 金 融 改 革 法 の 成 立 があり これは 緩 和 の 方 向 へ 向 かっていた 従 来 の 金 融 規 制 の 流 れを 転 換 するもので 非 常 に 重 要 な 法 律 になるだろう 一 方 外 交 というのはそう 簡 単 に 成 果 が 出 るものではないが 米 ロ 新 戦 略 兵 器 削 減 条 約 そしてイラク 撤 退 がある あるいはアフガン 増 派 などについても 一 応 公 約 したことは 達 成 したといえるだろう アメリカというのは 議 院 内 閣 制 とは 異 なり 与 党 が 多 数 であっても 1

なかなか 法 律 が 通 らない 体 質 がある そういう 中 ではかなり 法 律 が 通 り 成 果 が 上 がってい る 方 ではないか ただ オバマ 大 統 領 の 評 価 については あまり 芳 しくない 現 在 の 支 持 率 は 低 いもので 43% 高 いもので 48%となっており 平 均 では 44~45% 程 度 だ 当 初 の 支 持 率 約 70%から 1 年 10 ヵ 月 でここまで 落 ちた これについては まあまあ という 見 方 もできるかもしれな いが オバマ 大 統 領 にとってとにかく 痛 いのは やはり 長 引 く 景 気 低 迷 だ 回 復 局 面 にある とはいえ 失 業 率 は 依 然 として 9.6~9.7%になっている そしてこれも 痛 いのだが 超 大 型 の 景 気 刺 激 策 や 健 康 保 険 改 革 のようなオバマ 大 統 領 としては 誇 りたい 業 績 について 世 論 調 査 を 行 うと むしろマイナスの 意 見 が 多 く ない 方 が 良 かった と 考 えている 人 が 多 い した がって 頑 張 れば 頑 張 るほど 評 価 が 低 くなるといった 構 図 ができてしまっている ただ そ れ 以 外 の 要 素 もあると 思 い それらを 尐 しミクロな 側 面 と 尐 し 長 期 的 な 側 面 に 分 けて 見 てい きたい 2. 支 持 率 の 低 迷 イデオロギー 的 な 分 極 化 大 統 領 選 挙 年 に 見 る 政 府 への 信 頼 感 の 変 化 という 資 料 を 見 ると 1960 年 代 半 ばから 政 府 に 対 する 信 頼 がかなり 落 ちていることがわかる これは 大 統 領 の 支 持 率 を 構 造 的 に 下 げ る 傾 向 でもあり 大 統 領 が 選 出 されると 最 初 はご 祝 儀 相 場 で 支 持 率 が 高 くなるが すぐに 低 下 する アイゼンハワー 以 降 の 大 統 領 支 持 率 の 平 均 値 を 見 ると 1966 年 以 降 ジョンソン 大 統 領 の 支 持 率 が 下 がっており これはベトナム 戦 争 に 深 入 りしていったときでもあった そ してブッシュ 親 子 については 湾 岸 戦 争 や 米 同 時 多 発 テロ 事 件 (9.11)の 時 期 に 非 常 に 支 持 率 が 高 くなっている それらの 時 点 を 分 離 する 操 作 をした 上 で 比 較 してみると 1960 年 代 前 半 までの 大 統 領 は 比 較 的 高 い 支 持 率 を 維 持 していたが それ 以 降 は 国 家 的 な 危 機 がない 限 り どの 大 統 領 についても 支 持 率 が 低 迷 しがちだ これはおそらく 政 治 不 信 の 増 進 といったも のによって 説 明 できるのではないか 全 般 的 に 最 近 の 大 統 領 はそういう 意 味 で 苦 労 する 傾 向 があると 思 う そしてもう 1 つ 政 治 的 な 不 信 感 の 増 大 と 共 に アメリカ 政 治 の 顕 著 な 現 象 として イデ オロギー 的 な 分 極 化 が 指 摘 できる これは 1960 年 代 ごろから 進 んでいる アメリカでは 様 々 な 手 法 が 開 発 されているのだが 下 院 議 員 435 人 について 最 も 保 守 的 な 人 と 最 もリベラル な 人 を 並 べるということが よく 行 われている 民 主 党 の 人 は 大 体 リベラルな 方 に 入 り 共 和 党 が 保 守 に 入 るのだが 民 主 党 でも 保 守 の 人 がいたりすると 真 ん 中 辺 りで 民 主 党 と 共 和 党 が 入 り 混 じる その 重 なっている 議 員 の 数 をカウントすると 70 年 代 ごろがピークで 435 人 いる 下 院 議 員 のうち 80~90 人 程 度 が 重 なっていた ところが 最 近 はそのように 重 なり 合 う 議 員 が 2 人 3 人 1 人 という 感 じになり ほとんどいない つまり イデオロギー 的 に 民 主 党 の 議 員 がきれいに 左 に 並 び 共 和 党 の 議 員 がきれいに 右 に 並 び 重 なるのは 2 3 人 という 分 極 化 が 起 きている そして 有 権 者 レベルにおいても ある 程 度 同 様 のことが 起 きている 有 権 者 が 自 分 を 穏 健 派 と 見 るか 保 守 と 見 るか リベラルと 見 るか ということに 関 する 調 査 によると オ バマ 大 統 領 の 就 任 以 降 自 分 を 保 守 と 見 る 人 が 増 えているのがわかる 2009 年 1 月 のオバマ 大 統 領 就 任 当 初 は 共 和 党 の 保 守 派 もお 付 き 合 いで 35% 程 度 は 支 持 すると 言 っていたが 2

現 在 は 7 8 6%という 一 桁 の 数 字 になっている 他 方 民 主 党 左 派 の 間 では オバマ 大 統 領 のアフガニスタン 政 策 に 関 する 不 満 や 批 判 はあるものの 現 在 も 80% 以 上 が 確 固 として 支 持 を 続 けている しかし 無 党 派 そして 特 に 共 和 党 保 守 派 での 落 ち 込 みが 大 きい オバマ 大 統 領 は アメリカの 保 守 リベラルのイデオロギー 的 な 壁 を 取 り 払 う アメリ カを 1 つにまとめる 我 々は United States of America だ と 言 っていたが その 公 約 と は 裏 腹 に ある 意 味 で 民 主 党 支 持 者 と 共 和 党 支 持 者 の 分 極 化 を 最 も 促 進 する 大 統 領 になっ てしまった これについては 政 治 不 信 が 一 方 にあり イデオロギー 的 な 分 極 化 が 進 んでいる ということだ つまり 民 主 党 の 大 統 領 で 民 主 党 の 支 持 基 盤 の 要 求 に 応 えなければ 民 主 党 支 持 者 は 納 得 しない しかし 何 かをすれば 必 ず 共 和 党 支 持 者 は 離 れていく このような 分 極 化 の 現 象 に 関 しては ブッシュ 大 統 領 のときには 全 く 逆 の 形 だった つま り 当 時 は 共 和 党 保 守 が 何 があっても 80%ぐらい 大 統 領 を 支 持 し 民 主 党 リベラル 派 は 5% ぐらいしか 支 持 していないという 形 だった このように 対 照 的 な 形 ではあれ 分 極 化 は 構 造 的 なものになっている ただブッシュ 大 統 領 については 2006 年 ごろ ハリケーン カトリー ナの 問 題 やイラク 問 題 などによって ある 段 階 から 共 和 党 支 持 者 の 支 持 が 落 ちてきた それ が 致 命 的 で 全 体 の 支 持 率 は 30%を 切 った オバマ 大 統 領 については 現 在 民 主 党 支 持 者 の 支 持 率 は 80% 程 度 だが これが 60%ぐらいに 落 ちてくると 全 体 の 支 持 率 も 40%を 割 り 35% 程 度 になってくると 思 う オバマ 大 統 領 を 弁 護 するために 言 っているのではないが こ のようにかなり 長 期 的 な 傾 向 があり さらに 景 気 後 退 もある 尐 し 戦 術 的 な 側 面 についてお 話 しすると オバマ 大 統 領 は 健 康 保 険 を 通 す 皆 保 険 制 度 を 実 現 するということに ややこだわり 過 ぎてしまった 2009 年 6 月 ごろから 本 腰 を 入 れ 当 初 は 3~4 ヵ 月 で 通 るだろうという 期 待 もあったようだが 結 局 2010 年 3 月 までかかってし まった その 間 に Tea Party といわれる 保 守 派 の 運 動 が 盛 り 上 がり 世 論 のレベルでも オ バマ 大 統 領 は 雇 用 にはあまり 関 心 がないようだ 健 康 保 険 のことばかりやろうとしてい る 民 主 党 左 派 のアジェンダにばかりこだわり 国 民 の 関 心 である 失 業 対 策 に 関 心 を 払 っ てくれない などといわれるようになった そして 保 守 系 共 和 党 系 Tea Party のグルー プのメッセージは オバマ 政 権 は 大 型 景 気 対 策 で 政 府 を 大 きくし 財 政 赤 字 を 膨 らませ 大 型 金 融 機 関 を 国 有 化 している というものだった さらに アメリカ 全 体 を 社 会 主 義 へ 持 っ ていき 国 民 健 康 保 険 で 健 康 保 険 ビジネスも 政 府 の 管 理 下 に 入 れ 社 会 主 義 を 完 成 させよう としている という 批 判 がなされるようになった このようにオバマ 大 統 領 に 対 する 社 会 主 義 批 判 が 現 在 強 烈 に 行 われている アメリカはおそらく 世 界 の 主 な 国 々の 中 で 中 国 を 除 けば 最 も 社 会 主 義 的 でない 国 だと 思 う 中 国 については 個 人 所 得 税 がないため アメリカの 共 和 党 リバタリアンの 人 たちは 中 国 は 素 晴 らしい 見 習 え と 言 っている しかし 現 在 のアメリカでは オバマは 社 会 主 義 者 だ アメリカは 社 会 主 義 に 向 かっている という 言 葉 が ほぼ 毎 日 使 われてい る このような 形 で 批 判 される 結 果 になってしまったことの 背 景 には オバマ 大 統 領 の 戦 略 の 誤 りがあったという 気 がする もう 尐 し 大 きく 言 うと オバマ 大 統 領 にはおそらく 大 統 領 選 での 勝 ち 方 に 関 して 尐 し 過 信 があった 米 国 政 治 学 の 研 究 では 大 統 領 がどれだけの 実 績 を 残 せるかについては 初 発 の 条 件 でかなり 決 まるという 議 論 がある これはかなり 当 たると 思 う つまりどのくらい 圧 勝 できるか そしてどのくらい 議 会 で 自 分 の 政 党 が 議 席 を 持 てるかが 重 要 になる オバマ 大 3

統 領 のマケイン 候 補 に 対 する 勝 ち 方 を 見 ると 53% 対 46%で 民 主 党 候 補 で 50%を 超 えた のは リンドン ジョンソン 以 来 だった これについてはたいしたものだが 50% 台 の 後 半 に 行 く 勝 ち 方 ではなかった そして 民 主 党 の 議 席 は 一 時 上 院 で 100 分 の 60 になり 下 院 では 435 のうち 255 ぐらいになった しかしそれではやはり 政 権 が 思 うような 法 律 を 通 す には 不 十 分 だと 思 う これについては アメリカでは 与 党 の 議 員 もなかなか 言 うことを 聞 い てくれないという 構 造 的 な 問 題 がある これまで かなり 思 うように 法 律 が 通 ったのは 1913 年 のウッドロウ ウィルソン そして 1933 年 のフランクリン ルーズベルト 1965 年 のリ ンドン ジョンソンのときに 限 られ 大 体 その 1 2 年 だった 与 党 の 議 席 が 野 党 の 議 席 の 倍 ぐらいあれば 法 案 はかなり 通 る しかし そういった 条 件 を 考 えると オバマ 大 統 領 の 勝 ち 方 はそれほど 圧 勝 ではなかった オバマ 大 統 領 はまた 危 機 の 雰 囲 気 をやや 過 大 視 したと 思 う この 危 機 の 雰 囲 気 の 中 で 自 分 の 高 い 支 持 率 があれば 国 民 はついてくる 自 分 の 説 得 能 力 演 説 能 力 は 素 晴 らしいと 思 い かなり 過 信 してしまったのだろう そして 様 々な 大 型 のアジェンダに 次 から 次 へと 手 をつ けていった 環 境 エネルギーに 手 をつけ 国 民 健 康 保 険 をやろうとしたが 結 局 それらを 議 会 が 消 化 し 切 れなかった その 間 に 国 民 の 評 価 も どうもあまり 雇 用 には 関 心 がないようだ という 形 で 離 れていってしまったということかと 思 う 3. 中 間 選 挙 の 予 測 Tea Party 中 間 選 挙 については The Cook Political Report による 上 院 下 院 州 知 事 についての 現 状 と 予 想 を 見 ると 上 院 では 現 在 民 主 党 が 57 の 議 席 を 持 っており 無 所 属 が 2 で これは 一 応 民 主 党 系 だ そして 共 和 党 が 41 なので 41 対 59 という 勢 力 図 になっている そして 非 改 選 の 議 員 が 3 分 の 2 程 度 なので 残 り 3 分 の 1 でどう 動 くかということだ 現 在 のところ 上 院 はおそらく 民 主 党 が 50 対 50 ないしは 51 対 49 で 何 とか 踏 みとどまるのではないかとい う 予 想 が 多 い ただ 風 向 き 次 第 では ひっくり 返 る 可 能 性 もある 下 院 は 現 在 255 対 178 で 欠 員 がおそらく 2 だと 思 う そして 218 が 過 半 数 で 現 状 では かなり 民 主 党 に 苦 しい 戦 いだ 現 在 の 勢 いでは おそらく 7 対 3 ぐらいの 割 合 で 共 和 党 が 勝 つのではないか 日 本 でもそうだが 風 が 吹 くときにはかなり 極 端 な 方 へ 行 くので 47 分 の 40 などということもありうる おそらく 多 くの 専 門 家 は 共 和 党 が 下 院 で 多 数 になる 可 能 性 が 高 いとみている 州 知 事 についても かなり 共 和 党 が 伸 ばすことが 予 想 される アメリカ では 州 知 事 を 持 つと 連 邦 下 院 の 選 挙 区 の 区 割 りに 関 する 権 限 をかなり 持 てる 人 種 によっ てかなり 投 票 パターンが 異 なるため この 選 挙 区 をどのように 引 くかによって 民 主 党 が 有 利 か 共 和 党 が 有 利 かが 異 なってくる したがって 州 知 事 を 持 てば これに 10 年 間 影 響 を 及 ぼすことができることになる 今 回 改 選 になるすべての 議 席 の 予 想 を 見 ると かなり 共 和 党 に 有 利 な 戦 いだとわかる 下 院 についても 民 主 党 がかなり 苦 戦 している 先 ほどオバマ 大 統 領 の 現 在 の 支 持 率 は 44~45%が 平 均 値 だと 言 ったが 一 般 的 に 民 主 党 共 和 党 のどちらに 投 票 するかと 聞 いた 場 合 共 和 党 の 方 が 10% 程 度 上 回 っており これだけ 差 がつくのは 珍 しいことだ 1994 年 に 大 きな 変 化 が 起 きたが それに 次 ぐ あるいはそれを 上 回 る 変 化 が 起 きるのではないかといわれている こういった 変 化 をもたらしている 1 つの 大 きな 要 素 が Tea Party と 呼 ばれるものなので これについてお 話 しし その 後 に 中 間 選 4

挙 後 の 見 通 しについてお 話 ししたい Tea Party というのは 政 党 ではなく ボストン Tea Party を 文 字 ってできた 保 守 系 の 特 にリバタリアンという 税 金 大 きな 政 府 に 反 対 する 人 たちが 中 心 の 運 動 だ これまであまり 政 治 に 関 与 したことがない 人 たちも かなり 入 っている 運 動 のときには 植 民 地 時 代 のアメ リカ 人 が 着 ていた 服 を 着 たり ガラガラヘビを 使 ったりしている これは 自 分 たちを 踏 み つけるな という 意 味 だという また Tea Party の Tea は tax と enough already を 意 味 するともいわれる オバマ 政 権 発 足 後 散 発 的 自 発 的 に 沸 き 上 がった 運 動 で 全 国 組 織 や カリスマ 的 指 導 者 などはあまりなく 全 国 でネットを 使 っている そして 具 体 的 には 共 和 党 の 予 備 選 挙 でこの 人 たちが 投 票 して かなり 番 狂 わせを 演 じている つまり 共 和 党 の 本 命 と 思 われた 人 を 負 かし Tea Party 系 の 無 名 の 人 を 当 選 させたりしている とりあえず 共 和 党 の 追 い 風 になるのだが 例 えば Tea Party の 人 が 共 和 党 をどう 見 ている かというと 結 構 反 共 和 党 (アンタイリパブリカン)であり また 反 現 職 (アンタイイン カンベント)でもある また 9 月 半 ばごろの 世 論 調 査 結 果 を 見 ると 議 会 共 和 党 と 議 会 民 主 党 のどちらを 評 価 するかという 問 いでは 実 は 議 会 共 和 党 の 方 が 低 い 評 価 になっている そ して 基 本 的 にすべての 議 員 に 対 して 不 信 感 を 持 っており まさに 政 治 不 信 で 多 くの 議 員 が 交 代 する 時 期 だ ということに 同 意 する 人 が 有 権 者 の 78%いる また 共 和 党 について 好 印 象 か 悪 印 象 か という 問 いでは 悪 印 象 と 答 える 人 が 一 般 有 権 者 では 多 い 一 方 民 主 党 は 45 対 48 で つまり 相 対 的 には 民 主 党 の 方 が 良 い 印 象 をもたれている ただ 選 挙 では お そらく 別 の 結 果 になるだろう そしてオバマ 大 統 領 が 11 月 の 中 間 選 挙 でどのような 意 味 を 持 つかについては オバマ 大 統 領 に 反 対 するため という 人 が 25%で オバマ 大 統 領 が 明 確 なプランを 持 つ と 思 う 人 は 39%になっている 共 和 党 については 自 ら 得 点 を 稼 いでいる 訳 ではなく オバマ 不 信 の 中 で 一 定 の 得 点 を 上 げている 状 況 だ ただ 共 和 党 は 現 職 不 信 や 政 治 不 信 の 矛 先 にもなって おり ややそこがジレンマになるだろう 国 の 問 題 を 解 決 するのに 良 いアイディアを 持 って いるのは 共 和 党 か 民 主 党 か という 問 いでは 実 は 民 主 党 の 方 が 勝 っている そして 経 済 好 転 に 貢 献 しているのはオバマか 議 会 共 和 党 か という 問 いでも 共 和 党 はあまり 良 いス コアを 上 げていない このように 共 和 党 への 支 持 は あまり 積 極 的 なものではないといえ る Tea Party 運 動 の 支 持 者 については 大 体 有 権 者 の 19%という 数 字 が 出 ているが 他 の 世 論 調 査 では 25 30%という 数 字 が 出 る 場 合 もある Tea Party では 全 体 的 に 外 交 は 全 く 知 らない 候 補 者 が 多 く 国 連 などない 方 が 良 い と 思 っている 人 が 多 い また 教 育 省 や 商 務 省 をつぶす という 人 もかなりいる そして 大 きな 政 府 には 徹 底 的 に 反 対 だ 例 えば 2008 年 の 金 融 危 機 でどのようにすれば 良 かったか と 聞 くと 非 常 にはっきりしており 10 人 の うち おそらく 10 人 ないし 9 人 が 何 もしないのが 一 番 だった と 答 える そのように 正 面 から 言 う 人 が 圧 倒 的 に 多 いのが アメリカの 保 守 の 特 徴 だと 思 う 今 後 仮 に 下 院 で 共 和 党 が 多 数 党 になるとすれば 民 主 党 のアジェンダは 現 在 も 議 会 をな かなか 通 らないため 全 く 通 らないことになると 思 う アメリカの 場 合 中 間 選 挙 で 議 会 の 多 数 派 が 入 れ 替 わることは 日 本 の 参 議 院 選 挙 よりも 大 きな 意 味 を 持 つ 大 統 領 が 代 わるよ うなことにはならないが 法 案 を 提 出 して 作 成 することは 予 算 も 含 め すべて 議 会 の 権 限 だ したがって 仮 に 議 会 の 多 数 派 が さらに 上 院 でも 共 和 党 になれば 共 和 党 が 予 算 案 を 作 5

成 し 制 定 することになる そのとき 共 和 党 がどれだけ 統 治 できるか まとまることができ るかが 大 きな 課 題 となる 今 回 その 点 で 注 目 に 値 するのは 下 院 そして 特 に 上 院 でも Tea Party 系 の 候 補 者 が 共 和 党 の 公 認 になることにかなり 成 功 していることだ 彼 らの 中 には 共 和 党 の 時 には 妥 協 も 必 要 だ という 考 え 方 に 反 対 する 人 が 多 く 徹 底 的 に 自 分 たちのイデオロギーを 貫 き 通 そ うとするだろう そうなると かなり 極 端 な 予 算 案 ができることも 予 想 される オバマ 大 統 領 からすれば それはひょっとすると 政 治 的 に 復 活 するチャンスになるかもしれない つ まりそれに 対 して 拒 否 権 を 発 動 することで 自 分 のイメージを 相 対 的 に 国 民 の 生 活 を 守 る 大 統 領 として 定 義 できるかもしれない ただ そこまで 行 くかどうかわからない しかし 共 和 党 が 多 数 党 になったとしても まとまるのは 相 当 大 変 だといえる 実 はこれは 1994 年 の 中 間 選 挙 で 40 年 ぶりに 共 和 党 が 多 数 派 になった 後 に 起 きたことだ クリントン 大 統 領 は 94 年 の 中 間 選 挙 で 負 け 多 くの 人 が 再 選 はもうない と 思 ったが 多 数 党 になった 共 和 党 が 尐 し 乱 暴 にやり 過 ぎ 結 局 世 論 の 支 持 を 失 った クリントンはそれ に 対 し 拒 否 権 を 発 動 する 中 で 支 持 率 を 上 げていったという 経 緯 がある これについては おそらく 共 和 党 も 気 をつけなければならないと 思 っているだろう ただ Tea Party は あまりそのようなことを 考 える 人 たちではなく 猪 突 猛 進 に 行 くと 思 う したがって かなり 荒 れる 議 会 と 大 統 領 の 関 係 ということになるのではないか またこ のプロセスでやはり 非 常 に 感 じたのは サラ ペーリンという 人 の 威 力 だ マケインと 共 に 立 候 補 していたときにも ペーリンの 横 にいるあのおじいさんは 誰 か あるいは ペーリ ンのランニング メイトは 誰 か と 聞 いている 人 がいるような 状 態 だった このように ペ ーリンの 方 がマケインよりも 圧 倒 的 に 人 気 があった そして 今 回 も ペーリンが 応 援 に 行 け ば 無 名 の 候 補 が 勝 ってしまうこともあった したがって ひょっとするとペーリンが 大 統 領 選 挙 に 立 候 補 するということも 考 えられる 共 和 党 内 で 票 のつぶし 合 い 取 り 合 いをする 中 で ペーリンが 出 れば 走 ってしまうという 可 能 性 もかなりある 外 交 では 特 に 日 米 関 係 などへの 直 接 の 影 響 はないと 思 うが 例 えば 米 ロ 核 合 意 などはまだ 批 准 が 行 われていない 民 主 党 の 議 席 が 大 幅 に 減 った 中 新 しい 議 会 でどの 程 度 批 准 が 進 むかだ 特 に Tea Party 系 の 人 たちは 世 界 秩 序 などにはあまり 興 味 がないので かなり 突 き 放 した 態 度 をとるかもしれない そういったところで 外 交 にもいずれ 様 々な 形 で 変 化 が 及 んでくると 思 われる ( 以 上 ) 敬 称 略 / 役 職 等 は 報 告 当 時 のものです 固 有 名 詞 等 の 表 記 は 報 告 者 によって 異 なる 場 合 があります 6