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Transcription:

Ⅱ 食 をめぐる 現 状 と 課 題

1 本 市 の 食 や 健 康 をめぐる 現 状 (1) 八 王 子 市 の 地 域 特 性 住 宅 都 市 学 園 都 市 として 発 展 し 宅 地 化 が 進 んでいます 八 王 子 市 は 江 戸 時 代 は 甲 州 街 道 沿 いの 最 大 の 宿 場 町 として 明 治 期 は 絹 織 物 産 業 蚕 産 業 の 生 産 地 集 散 地 の 中 心 として 栄 えました 昭 和 30 年 代 以 降 市 の 郊 外 に 多 摩 ニ ュータウン 等 の 大 規 模 住 宅 団 地 北 八 王 子 工 業 団 地 等 の 工 業 団 地 が 建 設 され 更 に 大 学 の 移 転 が 相 次 ぐ 等 住 宅 都 市 学 園 都 市 として 発 展 してきました また 市 域 には 23 の 大 学 短 期 大 学 等 があり 大 学 短 期 大 学 高 等 専 門 学 八 王 子 市 の 人 口 推 移 ( 単 位 : 人 ) 人 口 ( 人 ) 校 の 学 生 11 万 人 教 員 5 千 人 が 市 内 に 通 っていると 言 われています ( 提 供 : 八 王 子 市 ) 八 王 子 市 の 人 口 は 昭 和 46 年 から 平 成 22 年 にかけて 26 万 人 から 56 万 人 と 2.2 倍 にな っています 平 成 21 年 時 点 で 八 王 子 市 の 人 口 は 全 国 市 町 村 東 京 都 特 別 区 を 合 わせた 中 で 28 位 に 位 置 します 団 塊 世 代 と 団 塊 ジュニア 学 生 が 多 いことが 特 徴 です 八 王 子 市 の 年 齢 人 口 分 布 ( 単 位 : 人 ) 市 内 の 生 産 年 齢 人 口 の 割 合 は 69.4% ( 平 成 18 年 八 王 子 市 ) 平 均 年 齢 は 42.85 歳 ( 平 成 20 年 八 王 子 市 )で 年 齢 分 布 図 からも 20 代 から 40 代 特 に 20 代 前 半 と 30 代 後 半 ~40 代 前 半 60 代 前 半 の 世 代 が 人 口 構 成 の 中 心 になって いることが 分 かります つまり 八 王 子 市 は 多 摩 ニュータウン の 整 備 をきっかけに 入 居 した 団 塊 世 代 や その 子 ども 世 代 市 域 の 23 の 大 学 や 短 期 大 学 等 に 通 う 学 生 によって 人 口 の 構 成 が 変 化 したことを 示 しています 人 口 ( 人 ) 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 男 女 年 齢 ( 歳 ) ( 提 供 : 八 王 子 市 ) 8

宅 地 化 が 進 むものの 市 域 面 積 の 9%を 田 畑 が 40%を 山 林 原 野 が 占 めています 市 内 の 土 地 面 積 は 186.31km 2 にも 八 王 子 市 の 地 目 別 土 地 面 積 の 推 移 及 び これは 東 京 都 内 で 奥 多 摩 町 に 次 ぐ 大 きさになります 平 成 17 年 から 21 年 までの 市 内 の 地 目 別 土 地 面 積 の 推 移 をみると 年 々 宅 地 面 積 が 増 加 する 一 方 徐 々に 畑 地 面 積 山 林 面 積 が 減 少 しています し かし 田 畑 は 全 体 の 約 9% 山 林 や 原 野 は 全 体 の 約 40% 以 上 を 占 めており 八 王 子 市 は 資 源 に 恵 まれていると 言 え ます 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 9.15 9.35 9.59 9.30 9.41 5.99 5.93 5.82 5.77 5.27 37.23 36.77 36.29 35.84 35.74 9.42 9.26 9.14 9.08 8.94 0.98 0.85 0.84 0.84 0.79 37.18 37.80 38.28 39.14 39.82 平 成 17 年 平 成 18 年 平 成 19 年 平 成 20 年 平 成 21 年 ( 年 度 ) 雑 種 地 原 野 池 沼 山 林 畑 田 宅 地 ( 提 供 : 八 王 子 市 ) 八 王 子 の 魅 力 と は? 都 心 に 近 接 し 広 域 交 通 の 便 利 なまち! 東 京 都 心 と 山 梨 長 野 を 結 ぶJR 中 央 線 の 他 新 宿 方 面 横 浜 方 面 川 越 高 崎 方 面 へと 繋 がる 鉄 道 が 結 節 しています ま た 道 路 では 中 央 自 動 車 道 八 王 子 ICか ら 都 心 へ 30 分 足 らずである 他 甲 府 諏 訪 方 面 へも 繋 がるなど 広 域 交 通 の 便 利 な まちです 産 学 連 携 に 適 した 学 園 都 市! 市 域 には 23 の 大 学 等 ( 大 学 短 期 大 学 高 専 )が 立 地 し 約 11 万 人 の 学 生 が 学 ぶ 全 国 でも 有 数 の 学 園 都 市 です 本 市 では 大 学 企 業 市 民 行 政 が 連 携 協 働 し 産 学 官 による 共 同 研 究 生 涯 学 習 の 推 進 情 報 の 発 信 学 生 と 市 民 との 交 流 等 に 取 り 組 むことにより 地 域 社 会 の 発 展 に 取 り 組 んでいます( 大 学 コンソーシアム 八 王 子 *) 豊 かな 自 然 に 囲 まれたまち! 高 尾 山 陳 馬 山 今 熊 山 などの 緑 豊 かな 山 脈 があり 四 季 折 々の 美 しい 自 然 に 恵 まれ た 暮 らしやすく 癒 されるまちです 特 に 高 尾 山 は 四 季 折 々の 美 しい 自 然 や 変 化 に 富 んだ 6 つのハイキングコースがあり 年 間 約 250 万 人 が 訪 れる 観 光 地 として 有 名 で す また 本 市 の 農 業 は 生 産 額 面 積 ともに 東 京 都 のほぼ1 割 を 占 め 東 京 都 における 農 業 生 産 の 顔 となっています 産 業 資 源 が 豊 富 なまち! 本 市 を 中 心 に 広 がる 広 域 多 摩 地 域 ( 埼 玉 県 南 西 部 東 京 都 多 摩 地 域 神 奈 川 県 県 央 部 ) は 工 業 出 荷 額 がシリコンバレー*の2 倍 と いわれる 地 域 です 本 市 は この 中 心 に 位 置 し 約 1,800 もの 製 造 業 が 立 地 し 特 に 優 れた 製 品 開 発 型 の 企 業 や 高 度 な 加 工 技 術 力 を 持 つ 企 業 が 多 数 集 積 しています * 大 学 コンソーシアム 八 王 子 (だいがくこんそーしあむはちおうじ) 八 王 子 市 における 学 園 都 市 のまちづくりの 一 環 として 設 置 された 産 学 連 携 機 関 9 *シリコンバレー(しりこんばれー) アメリカカリフォルニア 州 サンフランシスコ 郊 外 のサン タクララ パロアルト サンノゼ 地 区 の 俗 称 盆 地 地 帯 に 半 導 体 メーカーをはじめとするコンピュータ 関 連 企 業 が 集 積 しているためこう 呼 ばれている アメリカの 先 端 技 術 の 集 積 地

(2) 八 王 子 市 の 健 康 の 現 状 男 性 の 肥 満 割 合 の 増 加 と 女 性 若 年 層 のやせ 割 合 の 増 加 がみられます 肥 満 と 低 体 重 (やせ)の 状 況 (BMI*による 判 定 )は 国 の 調 査 結 果 から 男 性 はほとんどの 年 代 で 肥 満 の 割 合 が 増 加 する 一 方 女 性 では 20 歳 代 の 約 2 割 がやせとなっています 20 歳 以 上 の 肥 満 と 低 体 重 (やせ)の 状 況 の 推 移 ( 平 成 20 年 ) 男 (%) 8.2 8.3 9.6 81.6 72.7 75.8 10.2 19.0 14.6 4.9 3.8 2.3 74.4 65.6 68.2 20.7 30.6 29.5 2.3 3.6 2.5 76.1 67.4 61.6 21.6 29.0 35.9 3.7 2.8 3.3 69.0 68.2 64.3 27.3 29.0 32.4 6.6 4.0 4.3 69.5 66.2 66.3 23.9 29.8 29.4 13.0 11.6 5.3 70.9 68.3 69.2 16.1 20.1 25.5 ( 低 や体 せ重 ) 体 普 重 通 肥 満 1 2 3 1 2 3 1 2 3 1 2 3 1 2 3 1 2 3 女 21.2 20.3 22.5 72.4 72.7 69.8 6.4 7.0 7.7 9.7 12.8 16.8 77.6 73.3 71.4 12.7 13.9 11.8 5.8 4.5 10.5 73.7 76.0 71.5 20.5 19.5 18.0 4.0 4.3 8.2 67.7 69.4 70.7 28.3 26.3 21.1 5.8 3.7 7.0 65.6 65.0 68.6 28.6 31.3 24.4 14.1 10.6 9.2 62.9 62.3 64.0 23.0 27.1 26.8 ( 低 や体 せ重 ) 体 普 重 通 肥 満 1 2 3 20~29 歳 1 2 3 30~39 歳 1 2 3 40~49 歳 1 2 3 50~59 歳 1 2 3 60~69 歳 1 2 3 70 歳 以 上 1 昭 和 63 年 (20 年 前 ) 2 平 成 10 年 (10 年 前 ) 3 平 成 20 年 ( 最 新 ) ( 出 典 : 平 成 20 年 国 民 健 康 栄 養 調 査 結 果 の 概 要 厚 生 労 働 省 平 成 21 年 11 月 ) 生 活 習 慣 病 等 を 予 防 するため 特 定 健 康 診 査 特 定 保 健 指 導 を 実 施 しています 八 王 子 市 では 生 活 習 慣 病 を 中 心 とした 疾 病 を 予 防 するために 平 成 20 年 度 から 国 民 健 康 保 険 加 入 者 を 対 象 に 特 定 健 康 診 査 を 行 い その 結 果 リスクがあると 判 定 された 方 を 対 象 に 特 定 保 健 指 導 を 実 施 しています 国 民 健 康 保 険 特 定 健 康 診 査 実 施 計 画 では 平 成 24 年 度 の メタボリックシンドロームの 該 当 者 予 備 群 の 減 少 を 平 成 20 年 度 比 で 10%の 減 少 を 目 標 にしています メタボリックシンドロームの 該 当 者 予 備 群 の 減 少 のためには 健 康 づくりを 推 進 する 一 方 特 定 健 康 診 査 の 実 施 率 を 高 める 必 要 があります また 特 定 保 健 指 導 を 行 い 対 象 者 自 身 が 生 活 習 慣 を 見 直 せるように 支 援 することが 重 要 です 特 定 健 康 診 査 の 実 施 率 は 従 来 の 基 本 健 康 診 査 の 実 施 率 ( 受 診 率 )を 踏 まえ 計 画 の 初 年 度 で ある 平 成 20 年 度 には 45%を 目 標 とし 以 降 は 段 階 的 に 上 昇 させ 平 成 24 年 度 には 65%を 目 標 としています 特 定 保 健 指 導 の 実 施 率 は 新 たな 取 組 みであるため 平 成 20 年 度 は 10%の 目 標 とし 平 成 24 年 度 の 45%に 向 け 段 階 的 に 上 昇 させていくこととしています *BMI(ビーエムアイ) Body Mass Index の 略 称 で 体 重 (kg) ( 身 長 (m) 身 長 (m)) により 算 出 される 体 格 指 数 のこと 18.5 以 上 25.0 未 満 を 標 準 とし 18.5 未 満 をやせ 25.0 以 上 を 肥 満 としている 10

八 王 子 市 国 民 健 康 保 険 特 定 健 康 診 査 等 実 施 計 画 の 目 標 (40 歳 以 上 の 八 王 子 市 国 民 健 康 保 険 加 入 者 ) メタボリックシンドロームの 該 当 者 予 備 群 の 減 少 (= 特 定 保 健 指 導 の 対 象 者 の 減 少 ) 平 成 20 年 度 平 成 20 年 度 の 特 定 健 康 診 査 による 特 定 保 健 指 導 対 象 者 数 平 成 24 年 度 10% 減 少 ( 対 平 成 20 年 度 比 ) 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 特 定 健 康 診 査 の 実 施 率 45% 50% 55% 60% 65% 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 特 定 保 健 指 導 の 実 施 率 10% 20% 30% 35% 45% 平 成 24 年 度 の 目 標 値 は 国 の 示 す 参 酌 標 準 メタボリックシンドロームの 予 備 群 該 当 又 は 基 準 該 当 とされた 方 の 割 合 は 特 定 健 康 診 査 (40 歳 以 上 )では 28.0%であり 後 期 高 齢 者 健 康 診 査 (75 歳 以 上 )では 30.5%となっています 平 成 20 年 度 の 受 診 率 等 の 実 績 は 目 標 値 を 上 回 っており 引 き 続 き 市 民 に 受 診 等 を 働 きかけてい きます 年 度 特 定 健 康 診 査 の 実 施 状 況 (40 歳 以 上 の 八 王 子 市 国 民 健 康 保 険 加 入 者 )( 単 位 : 人 ) 区 分 対 象 者 数 20 98,065 受 診 者 数 男 女 計 (9) 19,326 (3) 27,932 (12) 47,258 受 診 率 ()は 訪 問 診 査 の 内 書 ( 出 典 : 平 成 21 年 度 健 康 福 祉 の 概 要 ( 統 計 版 ) 八 王 子 市 平 成 21 年 度 ) メタボリックシンドローム 判 定 非 該 当 予 備 群 該 当 基 準 該 当 判 定 不 能 48.19% 33,996 5,448 7,807 7 年 度 特 定 保 健 指 導 の 実 施 状 況 ( 単 位 : 人 ) 区 分 20 4,259 対 象 者 数 実 施 者 数 実 施 率 積 極 的 支 援 * 1,047 積 極 的 支 援 * 124 760 動 機 付 け 支 援 * 3,212 動 機 付 け 支 援 * 636 特 定 健 康 診 査 の 結 果 から 動 機 付 け 支 援 積 極 的 支 援 に 階 層 化 し 生 活 習 慣 病 予 防 のための 保 健 指 導 を 行 う ( 出 典 : 平 成 21 年 度 健 康 福 祉 の 概 要 ( 統 計 版 ) 八 王 子 市 平 成 21 年 度 ) 17.84% * 積 極 的 支 援 (せっきょくてきしえん) 健 診 結 果 質 問 票 から 生 活 習 慣 改 善 の 必 要 性 の 高 い 対 象 者 には 動 機 づけ 支 援 の 内 容 に 加 えて 専 門 職 等 によ る 継 続 的 なきめ 細 やかな 直 接 的 な 支 援 をすること * 動 機 付 け 支 援 (どうきづけしえん) 生 活 習 慣 の 改 善 に 対 する 個 別 の 目 標 を 設 定 し 対 象 者 自 身 の 努 力 による 行 動 変 容 ( 変 化 )が 可 能 となるような 動 機 付 けを 支 援 すること 11

年 度 一 般 健 康 診 査 の 実 施 状 況 (40 歳 以 上 の 各 種 医 療 保 険 に 加 入 されていない 方 等 )( 単 位 : 人 ) 区 分 対 象 者 数 20 8,023 受 診 者 数 男 女 計 (5) 1,549 (0) 2,125 (5) 3,674 受 診 率 ()は 訪 問 診 査 の 内 書 ( 出 典 : 平 成 21 年 度 健 康 福 祉 の 概 要 ( 統 計 版 ) 八 王 子 市 平 成 21 年 度 ) メタボリックシンドローム 判 定 非 該 当 予 備 群 該 当 基 準 該 当 判 定 不 能 45.79% 2,353 514 806 1 年 度 一 般 保 健 指 導 の 実 施 状 況 ( 単 位 : 人 ) 区 分 20 374 対 象 者 数 実 施 者 数 実 施 率 積 極 的 支 援 * (11 頁 にて 説 明 ) 動 機 付 け 支 援 * (11 頁 にて 説 明 ) 140 234 38 積 極 的 支 援 * (11 頁 にて 説 明 ) 動 機 付 け 支 援 * (11 頁 にて 説 明 ) 7 31 10.16% 一 般 健 康 診 査 の 結 果 から 生 活 習 慣 病 の 予 備 群 該 当 者 に 対 し 動 機 付 け 支 援 積 極 的 支 援 に 階 層 化 し それぞれに 保 健 指 導 を 行 う ( 出 典 : 平 成 21 年 度 健 康 福 祉 の 概 要 ( 統 計 版 ) 八 王 子 市 平 成 21 年 度 ) 年 度 後 期 高 齢 者 健 康 診 査 の 実 施 状 況 ( 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 加 入 者 )( 単 位 : 人 ) 区 分 対 象 者 数 20 42,180 受 診 者 数 男 女 計 (22) 9,056 (46) 12,991 (68) 22,047 受 診 率 ()は 訪 問 診 査 の 内 書 ( 出 典 : 平 成 21 年 度 健 康 福 祉 の 概 要 ( 統 計 版 ) 八 王 子 市 平 成 21 年 度 ) メタボリックシンドローム 判 定 非 該 当 予 備 群 該 当 基 準 該 当 判 定 不 能 52.27% 15,215 2,734 4,091 7 12

(3) 八 王 子 市 民 の 食 生 活 健 康 についての 意 識 ア. 市 民 アンケート 結 果 ( 平 成 21 年 度 八 王 子 食 育 推 進 計 画 づくりに 関 するアンケート) 調 査 の 概 要 調 査 対 象 配 付 回 収 方 法 調 査 時 期 回 収 数 回 収 率 市 民 2,000 名 メール 便 で 配 布 平 成 21 年 10 月 21 日 ( 水 ) 888 通 44.4% ( 住 民 基 本 台 帳 より 無 作 為 抽 出 ) 郵 送 で 回 収 ~ 平 成 21 年 11 月 4 日 ( 水 ) ほぼ 毎 日 朝 食 を 食 べる 方 の 割 合 は 8 割 を 超 えています 平 成 21 年 度 に 18 歳 以 上 の 八 王 子 市 民 を 対 象 にアンケートを 行 いました 朝 食 を ほぼ 毎 日 ( 週 に6 日 以 上 )とっている 人 の 割 合 は 80%を 超 えています 朝 食 をとら ない 一 番 の 理 由 は 5 割 が 時 間 がない 2 割 が 食 欲 がない をあげています 男 女 とも 10~30 代 は 40~50 代 及 び 60~70 代 以 上 に 比 べ ほぼ 毎 日 食 べる 人 の 割 合 が 10% 以 上 も 少 ない 状 況 です また 時 間 がない とする 人 の 割 合 は 男 性 10~30 代 で 約 7 割 に 達 しています 朝 食 の 喫 食 状 況 朝 食 をとらない 一 番 の 理 由 ( 週 に 4 5 日 以 下 の 方 に 質 問 ) 1 日 程 度 1.8% 週 に2-3 日 3.9% ほとんど 食 べない 5.2% 無 回 答 0.6% その 他 12.7% 無 回 答 1.5% 週 に4-5 日 4.2% 食 べないほうが 体 調 に 良 い 16.4% 時 間 がない 46.3% やせたい 2.2% ほぼ 毎 日 84.3% 食 欲 がない n=888 20.9% n=134 7 割 前 後 の 方 が 家 族 と 一 緒 に 夕 食 を 食 べています 夕 食 を 誰 と 一 緒 に 食 べているか 夕 食 は 7 割 が 家 族 と 食 べていますが 15%は 一 人 で 食 べることが 多 い 状 況 です 夕 食 として 外 食 中 食 *の 利 用 は ほとんどな い がそれぞれ7 割 5 割 程 度 を 占 めています が 2 割 程 度 が 週 に1 日 程 度 利 用 していま す また 75%が 寝 る2 時 間 以 上 前 に 夕 食 を 食 べるようにしています * 中 食 (なかしょく) 惣 菜 を 購 入 したり 調 理 済 み 食 品 を 用 いて 家 庭 内 で 食 事 を 行 うこと 外 食 と 家 庭 で 調 理 する 内 食 の 中 間 友 人 知 人 2.7% 家 族 全 員 29.6% 夕 食 は 食 べない 0.1% その 他 1.2% 無 回 答 0.6% いつも 一 人 7.4% 一 人 で 食 べること が 多 い 14.9% 家 族 の 誰 か 43.5% n=888 13

野 菜 類 を 十 分 にとる 主 食 主 菜 副 菜 をとる に 比 べ 腹 八 分 目 を 心 がける 間 食 のとり 方 に 注 意 する など カロリー 摂 取 への 配 慮 がやや 低 い 状 況 です 日 ごろの 食 生 活 で 気 をつけていることとして 9 割 が 野 菜 類 を 十 分 にとる 主 食 主 菜 副 菜 をとる をあげています 一 方 腹 八 分 目 を 心 がける 間 食 のとり 方 に 注 意 する は 他 項 目 に 比 べ 低 い 状 況 です 全 7 項 目 ( 主 食 主 菜 副 菜 腹 八 分 目 野 菜 摂 取 偏 食 脂 質 塩 分 間 食 )の 配 慮 のうち 間 食 のみ わずかに 女 性 の 割 合 が 下 回 りますが 他 は 全 て 女 性 の 取 組 み 割 合 が 高 くなっています 世 代 でみると 10~30 代 においては 男 性 は 全 項 目 で 他 世 代 より 取 組 み 割 合 が 低 く 女 性 は 腹 八 分 目 脂 質 塩 分 間 食 で 他 世 代 より 取 組 み 割 合 が 低 い 傾 向 があります 7 割 が 健 康 であると 回 答 し また 同 様 に7 割 が 健 康 のためにしていることがあり その 内 容 は 食 生 活 に 気 をつける できるだけ 運 動 する が 多 くなっています 食 生 活 の 状 況 は 比 較 的 良 好 と 考 えられますが 10~30 代 の 若 年 層 特 に 男 性 に 対 し 食 生 活 の 見 直 しを 働 きかける 必 要 があります その 際 時 間 がない 中 でも 実 践 できるような 取 組 みで あることが 重 要 です また 栄 養 バランスに 比 べ カロリー 摂 取 ( 腹 八 分 目 間 食 )への 考 慮 はやや 低 いことも 改 善 が 求 められます 日 頃 の 食 生 活 で 気 をつけていること 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 主 食 主 菜 副 菜 をとる 58.7% 2.6% 30.2% 6.8% 1.8% 腹 八 分 目 を 心 がける 34.0% 42.9% 16.6% 4.8% 1.7% 野 菜 類 を 十 分 にとる 55.5% 34.1% 1.6% 6.9% 1.9% 偏 食 をしないようにする 48.0% 38.1% 8.0% 3.8% 2.1% 脂 質 の 取 りすぎに 注 意 する 46.5% 38.6% 2.9% 10.5% 1.5% 塩 分 の 取 りすぎに 注 意 する 41.6% 38.7% 15.0% 3.3% 1.5% 間 食 のとりかたに 注 意 する 35.9% 42.5% 14.5% 5.3% 1.8% 気 をつけている 少 し 気 をつけている ほとんど 気 をつけていない 気 をつけていない 無 回 答 n=888 ( 出 典 : 平 成 21 年 度 八 王 子 市 食 育 推 進 計 画 づくりに 関 するアンケート) 14

飲 食 店 等 に 対 して バランスのとれたメニュー 提 供 栄 養 成 分 の 表 示 を 期 待 して います 飲 食 店 やレストラン 食 堂 等 に 食 生 活 の 改 善 や 食 育 推 進 のために 望 むこととして 6 割 が バランスのとれたメニュー 5 割 が 栄 養 成 分 の 表 示 と 回 答 しています 飲 食 店 等 には 栄 養 バランスのとれたメニューの 提 供 あるいはその 選 択 ができる 情 報 提 供 が 求 められていることが 分 かります 飲 食 店 やレストラン 食 堂 などに 食 生 活 の 改 善 や 食 育 推 進 のために 望 むこと 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% バランスのとれたメニュー 58.8% 栄 養 成 分 の 表 示 52.9% 使 用 した 食 材 の 産 地 表 示 42.2% 有 機 無 農 薬 野 菜 を 使 用 したメニュー 33.1% 食 事 バランスガイドによる 表 示 15.4% 栄 養 や 健 康 づくりに 関 する 情 報 提 供 12.8% 特 にどれも 望 まない 6.3% その 他 無 回 答 2.8% 2.1% n=888 ( 出 典 : 平 成 21 年 度 八 王 子 市 食 育 推 進 計 画 づくりに 関 するアンケート) 市 に 対 して 地 元 農 産 物 の 購 入 や 取 り 入 れの 機 会 増 加 が 求 められています 食 や 食 育 について 市 に 重 点 的 に 取 り 組 んでほしいことは 6 割 が 地 元 農 産 物 を 買 える 場 所 を 増 やす 4 割 が 学 校 給 食 での 地 元 農 産 物 の 割 合 を 増 やす 無 駄 を 減 らし リサイクル 活 動 を 増 やす をあげています 食 や 食 育 について 市 に 重 点 的 に 取 り 組 んでほしいこと 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 地 元 農 産 物 を 買 える 場 所 を 増 やす 60.6% 学 校 給 食 で 地 元 農 産 物 の 割 合 を 増 やす 無 駄 を 減 らし リサイクル 活 動 を 増 やす 36.6% 39.4% 学 校 幼 稚 園 で 栽 培 料 理 の 機 会 を 増 やす 食 と 健 康 に 関 する 市 民 講 座 体 験 体 農 験 園 農 などの 園 等 の 場 所 を 増 やす 情 報 提 供 を 充 実 させる 地 域 支 援 を 充 実 させる 20.9% 19.6% 15.4% 14.3% 14.3% 特 に 無 い その 他 無 回 答 4.5% 5.9% n=888 2.9% ( 出 典 : 平 成 21 年 度 八 王 子 市 食 育 推 進 計 画 づくりに 関 するアンケート) 15

イ. 既 存 アンケート 結 果 毎 日 朝 食 を 食 べる 割 合 は 高 校 生 までは8 割 程 度 ですが 大 学 生 では5 割 に 低 下 します 八 王 子 市 民 を 対 象 に 行 った 各 種 のアンケートから 毎 日 朝 食 を 食 べる 人 の 割 合 は 小 学 生 まで はおおむね 9 割 に 達 します 中 学 生 から 高 校 生 では 8 割 程 度 ですが 大 学 生 では 5 割 と 大 きく 低 下 します しかし 20 代 では 6 割 30 代 では 7 割 と 年 齢 が 高 くなるにつれ 割 合 が 上 昇 し 60 代 以 上 では 9 割 以 上 となっています 朝 食 をほぼ 毎 日 食 べる 割 合 平 成 21 年 度 市 民 アンケート その 他 のアンケート ( 出 典 ) 八 王 子 市 食 育 推 進 計 画 づくりに 関 するアンケート 調 査 ( 平 成 21 年 ) 八 王 子 市 子 育 てに 関 するアンケート 調 査 ( 平 成 20 年 ) 八 王 子 市 こども 育 成 計 画 の 後 期 計 画 策 定 にかかるアンケート 調 査 ( 平 成 20 年 ) 小 学 生 の 食 生 活 に 関 するアンケート 調 査 ( 平 成 19 年 ) 中 学 生 の 食 生 活 に 関 するアンケート 調 査 ( 平 成 19 年 ) 朝 食 を 食 べない 理 由 は いずれの 世 代 でも 食 べる 時 間 がないから 食 欲 がない とする 割 合 が 多 く やせたい という 理 由 は 数 % 程 度 です 大 学 生 は 一 人 暮 らしをはじめる 等 生 活 が 不 規 則 になりがちなため 朝 食 を 食 べる 割 合 が 低 下 していると 考 えられます その 後 上 昇 するのは 子 育 て 等 をきっかけに 朝 食 を 食 べる 重 要 性 の 意 識 が 高 まるためではないかと 考 えられます 16

夕 食 を 誰 かと 一 緒 に 食 べる 割 合 は 大 学 生 を 除 きおおむね 8 割 程 度 です ライフスタイルの 多 様 化 で 孤 食 ( 一 人 で 食 事 をとること)の 傾 向 があると 言 われていますが 八 王 子 市 では 大 学 生 及 び 20 代 30 代 を 除 き おおむね 8 割 程 度 で 推 移 しています 夕 食 を 誰 かと 食 べる 割 合 平 成 21 年 度 市 民 アンケート その 他 のアンケート ( 出 典 ) 八 王 子 市 食 育 推 進 計 画 づくりに 関 するアンケート 調 査 ( 平 成 21 年 ) 八 王 子 市 子 育 てに 関 するアンケート 調 査 ( 平 成 20 年 ) 八 王 子 市 こども 育 成 計 画 の 後 期 計 画 策 定 にかかるアンケート 調 査 ( 平 成 20 年 ) 小 学 生 の 食 生 活 に 関 するアンケート 調 査 ( 平 成 19 年 ) 中 学 生 の 食 生 活 に 関 するアンケート 調 査 ( 平 成 19 年 ) 就 学 前 の 子 どもをもつ 保 護 者 では 3 割 が 食 事 や 栄 養 に 関 すること が 気 になって います 八 王 子 市 子 育 てに 関 するアンケート 調 査 ( 平 成 20 年 )で 就 学 前 の 子 どもをもつ 保 護 者 及 び 小 学 生 をもつ 保 護 者 に 子 育 てに 関 する 悩 みや 気 になることを 聞 いたところ 就 学 前 の 子 どもをも つ 保 護 者 では 3 割 が 食 事 や 栄 養 に 関 すること に 悩 む 気 になると 回 答 していたのに 対 し 小 学 生 をもつ 保 護 者 では 16.9%と 割 合 が 低 下 しています つまり 就 学 前 の 子 どもをもつ 保 護 者 に 対 し 食 や 食 育 に 関 する 支 援 が 必 要 です 夕 食 の 後 に 半 数 程 度 の 子 どもが 果 物 やスナック 菓 子 等 を 食 べています 小 学 生 中 学 生 の 食 生 活 に 関 するアンケート 調 査 (いずれも 平 成 19 年 )で 夕 食 の 後 に 何 か 食 べるかを 質 問 したところ 毎 日 食 べる 時 々 食 べる と 回 答 したのは 小 学 生 ではそれぞれ 17

8.5% 40.8% 中 学 生 では 6.5% 45.9%であることから 半 数 程 度 の 子 どもが 夜 食 を 食 べて います 食 べているものは 小 学 生 では 果 物 (36.6%) ご 飯 等 (14.0%)ですが 中 学 生 では スナック 菓 子 (27.9%) 果 物 (23.1%)となっています 全 国 的 に 子 どもの 生 活 習 慣 病 の 増 加 が 問 題 となっており 八 王 子 市 においても 子 どもの 頃 から 適 切 な 食 生 活 の 習 慣 を 身 につけることの 重 要 性 を 啓 発 していく 必 要 があります 大 学 生 の 4 人 中 3 人 は 自 分 の 食 事 に 何 らかの 問 題 があるとしています 青 少 年 の 食 行 動 等 に 関 する 調 査 ( 平 成 18 年 )より 大 学 生 に 自 分 の 食 事 についてどのように 思 うか 質 問 したところ 4 人 中 3 人 は 自 分 の 食 事 に 何 らかの 問 題 があると 回 答 しています 現 在 の 自 分 の 食 事 への 評 価 ( 出 典 : 青 少 年 期 の 食 行 動 等 に 関 する 調 査 報 告 書 東 京 都 平 成 18 年 度 ) 具 体 的 な 問 題 としては 食 事 のバランスが 悪 い 野 菜 の 摂 取 量 が 少 ないと 回 答 する 割 合 が 5 割 以 上 となっています また その 原 因 としては 半 数 程 度 が 朝 早 く 起 きられない 又 は 生 活 時 間 にゆとりがないと 回 答 していますが 1 割 程 度 が 自 分 で 料 理 が 作 れないことをあげています このように 食 事 に 問 題 があると 感 じつつも 主 に 時 間 の 制 約 から 適 切 な 食 生 活 を 送 れていな い 状 況 が 分 かります 現 在 の 食 事 の 具 体 的 な 問 題 その 他 ( 出 典 : 青 少 年 期 の 食 行 動 等 に 関 する 調 査 報 告 書 東 京 都 平 成 18 年 度 ) 18

このため 食 事 の 問 題 点 を 解 決 するためにあるとよいと 思 う 環 境 については 食 生 活 の 相 談 を 受 けてくれるところ よりも バランスの 良 い 食 事 を 提 供 してくれる 店 や 学 食 簡 単 に 作 れる 料 理 のアイディアの 情 報 提 供 と すぐに 実 践 利 用 できる 環 境 を 回 答 する 割 合 が 高 くなってい ます 学 生 の 食 環 境 等 に 関 するアンケート( 平 成 18 年 )で 実 際 に 食 堂 事 業 者 に 質 問 したところ 7 割 近 くの 事 業 者 が 健 康 に 配 慮 したヘルシーメニューの 提 供 を 実 施 していると 回 答 しています 食 事 の 問 題 点 の 原 因 その 他 ( 出 典 : 青 少 年 期 の 食 行 動 等 に 関 する 調 査 報 告 書 東 京 都 平 成 18 年 度 ) 食 事 の 問 題 点 を 解 決 するためにあるとよい 環 境 等 その 他 (%) (%) ( 出 典 : 青 少 年 期 の 食 行 動 等 に 関 する 調 査 報 告 書 東 京 都 平 成 18 年 度 ) 19

65 歳 以 上 では 健 康 維 持 向 上 のため 7 割 近 くが 食 事 等 栄 養 のバランスに 気 を つける としています 八 王 子 市 地 域 保 健 福 祉 計 画 アンケート 調 査 ( 平 成 19 年 )で 健 康 状 態 を 維 持 向 上 するため に 日 ごろから 心 がけていることを 質 問 したところ できるだけ 身 体 を 動 かす (73.7%)に 次 い で 66.3%が 食 事 など 栄 養 のバランスに 気 をつける と 回 答 しています また 現 在 生 活 する 上 で 困 っていることを 質 問 したところ 85 歳 以 上 では 2 割 以 上 の 方 が 栄 養 管 理 ができない 等 をあげています 自 立 した 食 生 活 を 送 ることは 健 康 な 暮 らし ひいては 介 護 予 防 にもつながります 高 齢 にな っても 栄 養 バランスのとれた 食 事 ができるような 支 援 が 重 要 です 健 康 維 持 向 上 のために 心 がけていること n =( 1473) 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 (%) できるだけ 身 体 を 動 かす 食 事 など 栄 養 のバランスに 気 をつける 定 期 的 に 医 師 の 診 察 を 受 ける 睡 眠 を 十 分 とる 規 則 正 しい 生 活 をする できるだけ 頭 をつかう その 他 特 にない 無 回 答 4.4 2.5 1.1 66.3 59.7 55.4 51.8 47.7 73.7 n=1473 ( 出 典 : 八 王 子 市 地 域 保 健 福 祉 計 画 アンケート 調 査 平 成 19 年 度 ) 20

(4) 八 王 子 市 の 農 の 現 状 農 地 は 減 少 したものの 大 消 費 地 に 近 い 立 地 を 活 かし 葉 野 菜 等 の 生 産 が 盛 んです 八 王 子 市 では 1960 年 以 降 の 住 宅 団 地 等 の 立 地 にともない 農 地 の 転 用 が 盛 んに 行 われ 市 内 東 部 の 地 域 を 中 心 に 農 地 が 減 少 しました その 上 経 営 規 模 の 縮 小 や 兼 業 化 若 年 層 が 他 業 種 に 就 く 等 の 現 象 が 相 次 いで 起 きました そうした 中 八 王 子 市 では 元 来 温 暖 な 気 候 肥 沃 な 土 壌 に 恵 まれ 農 業 に 向 いていること 東 京 23 区 や 横 浜 市 等 の 大 消 費 地 に 近 接 していることから 意 欲 的 に 経 営 を 行 っている 農 家 も 少 なく ありません このため 八 王 子 市 は 都 市 農 地 が 持 つ 様 々な 効 果 例 えば 新 鮮 で 安 全 安 心 な 農 産 物 の 供 給 都 市 の 防 災 機 能 生 活 の 潤 いの 場 所 の 提 供 を 踏 まえ 農 地 の 保 全 に 努 めています 同 様 に 市 民 農 業 者 行 政 がしっかり 手 を 結 び 魅 力 と 活 力 ある 産 業 として 農 業 が 再 生 するこ とを 目 指 しています 直 売 等 地 産 地 消 の 取 組 みが 様 々な 形 で 行 われています 近 年 農 家 の 中 では 生 産 出 荷 体 制 に 大 きな 変 革 が 起 きています 従 来 の 農 業 者 組 織 による 市 場 出 荷 に 加 え スーパーや 生 協 等 との 契 約 出 荷 JA 八 王 子 直 売 所 や 道 の 駅 八 王 子 滝 山 庭 先 販 売 等 直 売 方 式 も 広 まっています この 動 きによって 地 元 の 市 民 への 農 畜 産 物 の 提 供 がより スムーズになり 地 産 地 消 の 考 え 方 が 市 民 に 浸 透 しつつあります 女 性 農 業 者 の 団 体 ぷりんせ すマーケット による 直 売 市 (いち) の 活 動 は 生 産 や 流 通 においての 農 業 者 同 士 の 連 携 消 費 者 との 交 流 への 自 主 的 な 取 組 みの 象 徴 と 言 えます 都 市 農 業 をはじめ 地 域 の 特 性 に 応 じた 様 々な 農 業 が 行 われています 八 王 子 の 農 業 は かつては 水 稲 養 蚕 イモ 類 が 中 心 でしたが 近 年 は 都 市 農 業 をはじめとす る 多 彩 な 経 営 が 行 われています 八 王 子 市 内 の 農 業 地 区 分 類 1 中 央 地 区 東 京 都 の 土 地 を 借 りた 新 しいタイプ( 水 道 トイ レ 駐 車 場 有 )のひよどり 山 農 園 が 平 成 20 年 度 に 開 設 され 平 成 22 年 度 までに 600 区 画 (20 m2 300 区 画 と 30 m2 300 区 画 )が 整 備 されまし た また ビニールハウス 等 の 施 設 を 利 用 したトマ ト ナス ホウレン 草 キュウリ 等 の 栽 培 が 盛 んです 川 口 地 区 加 住 地 区 八 王 子 恩 方 恩 地 方 地 区 元 八 王 子 地 区 中 央 地 区 地 区 浅 川 由 井 横 山 横 地 山 区 地 区 由 木 由 木 地 区 21

2 加 住 地 区 東 京 都 で 最 大 規 模 級 のまとまった 水 田 ( 約 20ha)が 広 がる 高 月 町 を 中 心 にした 地 域 では 水 稲 を 中 心 に 野 菜 畜 産 椎 茸 等 の 複 合 経 営 が 行 われています 特 にブランド 豚 TOKYO-X の 生 産 をはじめ 合 鴨 を 使 った 稲 作 等 地 域 特 産 として 減 農 薬 の 米 の 生 産 や 販 売 が 積 極 的 に 行 われて います 3 川 口 地 区 平 坦 な 土 地 を 利 用 した トマト ホウレン 草 キュウリ ジャガイモ 等 の 生 産 が 行 われていま す 4 元 八 王 子 地 区 野 菜 椎 茸 花 き* 栽 培 等 を 中 心 に 生 産 しています 5 恩 方 地 区 中 山 間 地 区 で 耕 地 も 狭 く 傾 斜 地 も 多 いことから 観 光 農 業 としてのリンゴ 狩 りやブルーベリ ーの 摘 み 取 りを 行 っている 農 家 が 存 在 します 6 浅 川 由 井 横 山 地 区 小 比 企 の 丘 陵 地 にまとまった 畑 があり ダイコン カブ コマツナ キュウリ トマト ナス ハクサイ 等 が 栽 培 され 減 農 薬 等 環 境 に 配 慮 した 形 の 農 業 に 積 極 的 に 取 り 組 む 農 家 もあります 養 豚 花 き* 栽 培 も 盛 んで 酪 農 ではヨーグルトの 加 工 販 売 を 行 う 農 家 もあります 7 由 木 地 区 多 摩 ニュータウンの 開 発 にともない 急 速 に 農 地 が 減 少 し 市 内 で 最 も 都 市 化 が 進 みました し かしながら このような 状 況 下 にもかかわらず 若 い 農 業 後 継 者 を 中 心 に ホウレン 草 やコマツナ 等 の 野 菜 花 き* 椎 茸 の 栽 培 や 酪 農 と 多 種 多 様 の 農 業 が 行 われています * 花 き(かき) 花 の 咲 く 草 草 花 観 賞 用 に 栽 培 する 植 物 のこと 22

農 業 以 外 の 職 業 を 主 とする 第 二 種 兼 業 農 家 が 多 く 葉 野 菜 等 の 生 産 が 盛 んです 農 家 戸 数 は 1980 年 から 2005 年 までの 25 年 間 に 半 減 しました また そのほとんどを 第 二 種 兼 業 農 家 が 占 めています 農 家 戸 数 の 推 移 年 次 農 家 戸 数 総 数 専 業 第 1 種 兼 業 第 2 種 兼 業 1980 年 3,002 283 294 2,425 1985 年 2,730 239 290 2,201 1990 年 2,168 96 212 1,860 1995 年 1,715 155 131 1,429 2000 年 1,529 163 90 1,276 2005 年 1,435 190 51 1,194 第 1 種 兼 業 : 農 業 以 外 の 仕 事 で 収 入 を 得 ている 農 家 の 内 農 業 での 収 入 が 全 収 入 の 50% 以 上 の 農 家 で 世 帯 員 中 に 1 名 以 上 の 兼 業 従 事 者 がいる 農 家 第 2 種 兼 業 : 農 業 以 外 の 仕 事 で 収 入 を 得 ている 農 家 の 内 農 業 での 収 入 が 全 収 入 の 50% 以 下 の 農 家 で 世 帯 員 中 に 1 名 以 上 の 兼 業 従 事 者 がいる 農 家 平 成 17 年 度 の 多 摩 の 農 業 統 計 によれば 八 王 子 市 の 代 表 的 な 作 物 は ホウレン 草 (77ha) ダイコン(49ha) コマツナ(41ha)であり 東 京 をはじめとする 大 消 費 地 に 隣 接 する 立 地 条 件 を 活 かし 葉 野 菜 果 菜 根 菜 類 等 の 栽 培 が 積 極 的 に 行 われています 市 民 が 身 近 なところで 八 王 子 産 の 農 産 物 を 目 にする 機 会 が 増 えています 1 道 の 駅 八 王 子 滝 山 平 成 19 年 4 月 にオープンしました 道 の 駅 は 一 般 道 路 利 用 者 に 対 し 良 好 な 休 憩 場 及 び 地 域 情 報 を 提 供 するとともに 八 王 子 産 品 の 販 売 飲 食 の 提 供 等 を 通 して 消 費 者 の 食 に 対 する 安 全 安 心 への 要 求 に 応 え 生 産 者 と 消 費 者 の 交 流 の 場 として 活 用 されています 平 成 20 年 9 月 現 在 道 の 駅 に 農 産 物 を 出 荷 している 農 家 は 151 戸 に 及 びます 道 の 駅 での 地 場 農 畜 産 物 の 売 上 は 毎 年 増 加 する 傾 向 にあり 平 成 20 年 度 の 売 上 は 前 年 19 年 度 から 約 3 割 増 の 3.2 億 円 に 達 しています 利 用 者 は 八 王 子 市 民 の 他 に 横 浜 市 東 京 23 区 をはじめとした 都 心 から 訪 れる 市 民 も 多 く その 約 50%がリピーターと 言 われています 施 設 内 で 扱 われている 農 畜 産 物 の 約 6 割 が 八 王 子 産 で パソコン 等 を 使 って 商 品 の 補 充 が 迅 速 に 行 われています また 消 費 者 の 食 に 対 する 安 全 安 心 への 要 望 に 対 応 するため モニタ ーにバーコードをかざすことで 生 産 者 の 顔 写 真 やコメントが 表 示 され 消 費 者 が 安 心 して 農 畜 産 物 を 購 入 できるような 取 組 みも 行 われています 23

2 農 産 物 直 売 所 市 内 では 市 内 の 女 性 農 業 者 15 名 で 組 織 された ぷりんせすマーケット や 市 内 の JA6 支 店 が 中 心 となって 場 所 によって 異 なりますが 毎 日 又 は 平 日 の 一 定 時 間 を 使 って 八 王 子 産 の 農 産 物 の 販 売 が 行 われています 名 称 場 所 日 時 販 売 品 目 ぷ り ん せ す マ ー ケ ッ ト 南 大 沢 イトーヨーカ 堂 前 ( 南 大 沢 2-28-1) 毎 週 日 曜 日 12 時 ~ (2 月 ~3 月 は 隔 週 営 業 ) 地 元 新 鮮 野 菜 果 樹 加 工 品 等 JA 八 王 子 ふれあい 市 場 JA 八 王 子 大 和 田 支 店 ( 大 和 田 町 5-15-3) 毎 日 ( 年 末 年 始 除 く) 8 時 半 ~16 時 半 地 元 新 鮮 野 菜 加 工 品 等 JA 八 王 子 夕 やけ 小 やけ ふれあいの 里 夕 やけ 小 やけふれあいの 里 直 売 所 ( 上 恩 方 町 2030) 毎 日 ( 年 末 年 始 除 く) 9 時 半 ~16 時 半 地 元 新 鮮 野 菜 加 工 品 等 JA 八 王 子 園 芸 センター 園 芸 センター ( 犬 目 町 478-2) 毎 日 ( 年 末 年 始 除 く) 8 時 半 ~16 時 半 地 元 新 鮮 野 菜 加 工 品 等 JA 八 王 子 元 八 王 子 地 区 JA 八 王 子 元 八 王 子 支 店 毎 週 木 曜 日 季 節 野 菜 全 般 野 菜 即 売 会 ( 弐 分 方 町 785) 15 時 ~16 時 JA 八 王 子 川 口 地 区 JA 八 王 子 フレッシュセンター 毎 週 金 曜 日 季 節 野 菜 全 般 朝 市 ( 川 口 町 931) 8 時 半 ~11 時 半 JA 八 王 子 由 木 地 区 野 菜 即 売 JA 八 王 子 由 木 支 店 ( 下 柚 木 435) 毎 週 月 曜 日 8 時 ~10 時 季 節 野 菜 全 般 市 民 が 農 作 業 を 経 験 できる 場 や 機 会 が 増 えています 1 援 農 ボランティア 農 業 に 興 味 のある 一 般 市 民 が 農 家 に 行 って 実 際 に 農 作 業 を 手 伝 い 体 験 することは 担 い 手 不 足 や 高 齢 化 にともなう 遊 休 農 地 の 増 加 解 消 が 図 れる 他 消 費 者 が 農 家 の 現 状 を 知 ることで 生 産 者 との 新 しい 絆 が 形 成 されたり 消 費 者 が 食 に 対 して 理 解 を 深 める 等 の 効 果 が 期 待 され 積 極 的 にその 様 な 機 会 が 設 けられています 2 市 民 農 園 整 備 事 業 市 民 農 園 整 備 事 業 は 市 民 の 健 全 な 余 暇 利 用 として また 野 菜 の 栽 培 を 通 じて 家 族 ぐるみで 土 に 親 しみ 健 康 増 進 等 につなげることを 目 的 に 昭 和 49 年 から 開 始 されました 平 成 21 年 度 については 13 農 園 857 区 画 平 成 22 年 度 は 10 農 園 700 区 画 となっています この 他 平 成 20 年 度 から 都 立 小 宮 公 園 に 隣 接 する 大 谷 町 の 一 部 都 の 所 有 地 約 2.9ha に ひよどり 山 農 園 として 600 区 画 を 平 成 22 年 度 までに 整 備 しました 24

市 民 の 多 くが 地 産 地 消 に 関 心 を 寄 せています 平 成 21 年 度 に 市 民 を 対 象 に 行 われたアンケー トによると 85%の 人 が 農 産 物 を 購 入 する 場 所 として スーパー を 利 用 しています また 農 産 物 を 購 入 する 際 に 気 にしていることは 農 産 物 ( 八 王 子 産 に 限 らない)の 購 入 場 所 コンビニエンスストア 0.7% 八 百 屋 果 物 屋 4.2% 自 給 0.8% その 他 3.7% 無 回 答 0.5% 新 鮮 さ となっています このように 市 民 にとってスーパーが 身 近 な 直 売 所 道 の 駅 4.7% 場 所 であり また 鮮 度 を 重 視 していることが 分 かります 鮮 度 という 点 では 八 王 子 市 で 生 産 された もののほうが 他 よりも 良 いことになります 地 元 産 の 農 産 物 を 地 元 で 消 費 することを 地 産 地 消 と 言 いますが この 言 葉 の 意 味 を 知 る 人 スーパー 85.5% n=851 ( 出 典 : 平 成 21 年 度 八 王 子 市 食 育 推 進 計 画 づくりに 関 するアンケート) 日 頃 農 産 物 を 購 入 する 際 気 にしていること 0% 0% 20% 20% 40% 40% 60% 60% 80% 80% 100% 100% は 6 割 を 超 えています その 一 方 26%の 人 が 言 葉 も 意 味 も 知 らなかったと 答 えています 八 王 子 産 の 農 産 物 の 購 入 頻 度 は 17.8%の 人 が よく 購 入 している とし 8 割 以 上 の 人 新 鮮 さ 値 段 無 農 薬 低 農 薬 産 地 旬 32.5% 31.6% 28.8% 65.2% 88.7% が 購 入 したことがある 状 況 です 一 方 八 王 子 産 の 農 産 物 を 購 入 したことがない 人 に 理 由 を 質 問 したところ 購 入 できる 場 所 を 知 らないと 6 割 以 上 が 答 えています 市 民 の 地 産 地 消 への 関 心 の 高 まりに 応 え より 八 王 子 産 の 農 産 物 を 購 入 しやすいよう 例 えば 身 近 な 場 所 で 購 入 できる 機 会 を 増 やす ことが 考 えられます また 市 民 が 地 産 地 消 の 考 え 方 を 取 り 入 れ さらに 八 王 子 産 の 農 産 物 を 食 事 に 積 極 的 に 取 味 の 良 さ 色 や 形 その 他 0.9% 無 回 答 0.7% n=851 ( 出 典 : 平 成 21 年 度 八 王 子 市 食 育 推 進 計 画 づくりに 関 するアンケート) 八 王 子 市 の 農 産 物 を 購 入 しない 理 由 買 いたい 種 類 がない 5.5% 13.7% 12.5% その 他 21.1% 無 回 答 0.9% り 入 れていくよう 市 民 生 産 者 行 政 が 一 緒 になって 市 民 に 地 産 地 消 の 意 味 や 効 果 を 伝 え 買 える 場 所 まで 遠 い 9.2% 買 う 場 所 がわからない 63.3% る 様 々なイベント 機 会 を 積 極 的 に 設 けていく 必 要 があります n=109 ( 出 典 : 平 成 21 年 度 八 王 子 市 食 育 推 進 計 画 づくりに 関 するアンケート) 25

(5) 八 王 子 市 の 郷 土 料 理 農 家 の 暮 らしに 深 いゆかりをもつ 郷 土 料 理 が 伝 わっています 八 王 子 に 伝 わる 郷 土 料 理 には 初 午 * 行 事 の 時 のごちそうとして 食 べられていた 季 節 の 食 材 を 使 った 炊 き 込 みご 飯 糅 飯 (かてめし) や 大 豆 が 入 った やきごめ 普 段 の 生 活 の 中 で 食 べら れていた 小 麦 粉 の 団 子 を 入 れた 煮 だんご や 煮 込 みうどん おやつとして 食 べられていた 甘 くしたうどん 粉 にサツマイモを 混 ぜた 石 垣 だんご 小 麦 粉 を 水 で 溶 き 焼 いた たらし 焼 き 等 があります 八 王 子 の 郷 土 料 理 初 午 * 行 事 の 時 のごちそう *** 糅 飯 (かてめし) *** 奈 良 時 代 雑 穀 に 野 菜 や 芋 といったカテ ( 加 えることで 増 量 させる)を 混 ぜて 炊 いた 江 戸 時 代 季 節 の 食 材 を 使 った 炊 き 込 みご 飯 現 在 八 王 子 辺 りで 伝 承 されている 糅 飯 (かて めし) 五 目 寿 司 大 勢 の 人 が 集 まった 時 に 振 舞 った 料 理 普 段 の 生 活 で 食 べていたもの *** 煮 だんご *** 小 麦 粉 を 水 でこねた 団 子 を 入 れたすいとん おやつとして 食 べていたもの *** 石 垣 だんご *** 甘 くしたうどん 粉 の 生 地 にサイコロに 切 った さつま 芋 を 混 ぜた 団 子 さつま 芋 が 石 垣 を 積 み 重 ねたように 見 えるの で 石 垣 だんごという 時 間 がたつと 硬 くなる *** やきごめ *** 大 豆 が 入 ったおこわ 山 梨 県 を 中 心 に 水 田 地 方 に 伝 わった 料 理 山 梨 県 では やこめ という 八 王 子 辺 りでは 縁 日 や 祭 礼 で 食 べた ほうそう 昔 疱 瘡 にかからないようにと 願 いを こめて 作 った *** 煮 こみ *** 煮 込 みうどん *** たらし 焼 き *** 小 麦 粉 を 水 で 溶 き 焼 いたもの 醤 油 をつけて 食 べた ( 出 典 : 八 王 子 市 立 七 国 小 学 校 栄 養 士 中 根 美 恵 子 氏 資 料 ふるさと 食 と 食 教 育 ~ 八 王 子 の 郷 土 料 理 を 学 ぼう~ ) 郷 土 料 理 の 授 業 調 理 実 習 の 様 子 * 初 午 (はつうま) 2 月 の 最 初 の 午 の 日 のこと この 日 に 各 地 の 稲 荷 神 社 で 祭 礼 が 行 われる 26

(6) 八 王 子 市 内 の 食 育 に 関 する 活 動 の 状 況 食 を 使 ったまちづくりや 子 育 ての 支 援 等 様 々な 分 野 で 多 様 な 団 体 が 食 育 に 取 り 組 んでいます 栄 養 バランス 等 の 健 康 に 関 する 分 野 農 業 体 験 等 の 農 に 関 する 分 野 また 多 くの 人 と 一 緒 に 食 べる 楽 しみを 味 わう 場 や 食 文 化 を 学 ぶ 場 等 様 々な 分 野 において 食 育 の 取 組 みの 場 がもたれ ています 特 に 就 学 前 の 子 どもとその 保 護 者 を 対 象 とする 食 の 知 識 体 験 を 提 供 する 活 動 や 高 齢 者 向 け に 食 の 楽 しみを 改 めて 伝 える 活 動 等 が 行 われています 市 内 の 食 や 食 育 に 関 する 活 動 の 分 野 別 ライフステージ 別 の 状 況 ライフステージ 乳 幼 児 児 童 生 徒 青 年 成 人 高 齢 者 分 野 活 動 例 0~5 6~15 16~29 30~64 65 歳 ~ 歳 歳 歳 歳 食 生 活 リズム 望 ましい 生 活 リズムの 確 立 食 生 活 保 育 現 場 の 食 育 と 郷 土 料 理 を 学 ぶ 授 業 栄 養 のバランス サタデースクールでのおやつづくり 教 室 夏 休 みの 子 どものクッキング 教 室 小 学 生 の 食 育 教 育 アンケート 小 学 生 の 保 護 者 対 象 の 食 育 講 座 市 民 まつりへの 出 展 道 の 駅 滝 山 でのメタボリックシンドローム 普 及 啓 発 イベント 地 域 の 集 まり 等 への 家 庭 料 理 の 配 達 男 の 料 理 教 室 イキイキシニア 料 理 教 室 配 食 サービス 自 然 の 恩 恵 等 農 業 体 験 への 感 謝 小 学 生 対 象 の 食 育 体 験 ツアー 環 境 と 調 和 給 食 への 八 王 子 産 農 産 物 の 取 り 入 れ 食 料 事 情 給 食 残 菜 のたい 肥 化 大 人 のための 食 育 教 室 八 王 子 産 農 産 物 の 表 示 八 王 子 産 農 産 物 の 直 売 等 道 の 駅 滝 山 での 八 王 子 産 農 産 物 の 販 売 市 民 農 園 援 農 ボランティア 畑 の 見 学 や 意 見 交 換 等 農 家 と 消 費 者 の 交 流 地 域 の 農 産 物 を 生 かした 商 品 の 企 画 販 売 食 を 通 じた 配 食 及 び 会 食 サービスを 通 じた 高 齢 者 の 見 コミュニケー 守 り 交 流 ション 食 事 を 通 じたコミュニケーションの 推 奨 食 文 化 八 王 子 の 郷 土 料 理 の 授 業 調 理 実 習 試 食 食 に 関 する 食 事 のマナーを 身 につける 体 験 基 本 マナー 小 中 学 校 における 食 育 食 品 の 安 全 性 食 品 の 安 全 性 に 関 する 意 識 啓 発 等 27

活 動 を 進 める 上 で 多 くの 団 体 が 関 心 をもつきっかけづくりや 情 報 の 共 有 が 重 要 で あると 考 えています 市 内 の 食 育 に 関 する 活 動 をしている 団 体 等 を 対 象 に 行 ったヒアリングでは 食 育 の 活 動 を 発 展 させるためには 市 民 が 関 心 をもつきっかけづくり や 顔 が 見 える 関 係 づくり 活 動 団 体 同 士 の 情 報 共 有 がポイントであるとの 声 が 寄 せられました 市 民 が 関 心 をもつ きっかけを つくりたい より 多 くの 市 民 に 情 報 を 伝 えたい 食 育 にあまり 関 心 のな い 方 でも 市 民 まつり 等 イベントや 健 康 づくり に 関 連 づけると 興 味 を もつ 顔 が 見 える 関 係 を つくりたい 教 室 講 座 等 で 顔 が 見 える 関 係 が 生 まれると 終 了 後 の 自 主 的 活 動 に つながりやすい 自 主 的 活 動 を 支 える 知 識 や 人 材 等 を 共 有 した い 他 の 活 動 団 体 の 情 報 を 知 りたい 他 の 活 動 団 体 がどのよう な 活 動 をしているか 分 か らない 活 動 者 が 固 定 化 する 等 マ ンパワーが 不 足 しており 自 分 たちの 活 動 で 困 って いる 部 分 に 知 恵 や 力 を 借 りたい 28

2 食 育 推 進 の 課 題 八 王 子 市 内 の 食 や 健 康 をめぐる 現 状 から 次 のような 課 題 が 浮 かび 上 がります 全 てのライフステージに 応 じた 食 育 の 取 組 みが 必 要 です 現 在 食 育 の 取 組 みは 子 どもを 対 象 とするものが 中 心 となっています しかし その 他 の 世 代 でも 食 生 活 習 慣 の 乱 れなどの 課 題 があります 市 内 の 食 育 の 取 組 みは 就 学 前 の 子 どもとその 保 護 者 を 対 象 とするものが 中 心 となっていま す 子 ども 自 身 の 食 への 意 識 を 高 めるとともに 子 どもを 通 じてその 保 護 者 等 も 自 らの 食 を 見 直 す 必 要 があります さらに 市 民 の 食 生 活 習 慣 は 意 識 調 査 の 結 果 から20~30 代 を 中 心 に 乱 れる 傾 向 にあり 生 活 習 慣 病 を 予 防 するためにも 若 いうちから 見 直 す 必 要 があります また 本 市 の 人 口 構 成 の 特 徴 は 団 塊 世 代 と 団 塊 ジュニア さらに 学 生 が 多 いことであり それぞれの 年 代 で 食 や 健 康 に 関 する 特 性 が 異 なります このため あらゆるライフステージを 対 象 に 年 代 の 特 性 に 応 じた 正 しい 食 生 活 習 慣 を 身 につけ 実 践 していくよう 働 きかける 必 要 があります 働 きかけにあたっては 知 っている ことが 体 験 を 通 じて できるようになる 喜 びや 農 作 物 や 手 料 理 等 に ふれる 喜 び さらに 他 の 人 との 交 流 を 通 じて 自 分 のすることが 人 の 役 に 立 つ 喜 びといった あらゆる 世 代 に 共 通 する 喜 び を 味 わう 機 会 をつくっていくこと が 食 育 を 推 進 する 上 で 重 要 です 食 育 に 加 え 様 々な 食 へのアプローチ を 取 り 込 んだ より 大 きな 連 携 が 必 要 です 食 育 に 限 らず 食 に 関 連 する 様 々な 講 座 や 体 験 の 場 があります 個 別 に 行 っている 取 組 みが 連 携 することで 市 民 にも 活 動 者 にもメリットがあります 現 在 農 作 物 の 収 穫 体 験 や 料 理 教 室 等 様 々な 食 育 の 活 動 が 活 発 に 行 われています この 他 食 育 以 外 にも 食 に 着 目 した 地 域 活 動 や 交 流 等 様 々なアプローチが 行 われています 個 別 の 活 動 をみると 活 動 内 容 のマンネリ 化 や 財 源 人 材 の 不 足 といった 問 題 を 抱 えている ことが 多 い 状 況 です また すでに 食 育 に 関 する 連 携 の 動 きもいくつかありますが 全 体 の 共 有 には 至 っていません 29

他 の 活 動 について 情 報 を 得 ることで 刺 激 を 受 けたり 知 識 や 人 材 を 共 有 するきっかけが 生 ま れ 活 動 の 活 性 化 や 発 展 につながることが 期 待 されます 食 育 に 加 え 様 々な 食 へのアプローチを 取 り 込 んだ 新 しく そしてより 大 きな 連 携 の 仕 組 みが 求 められています 食 育 に 関 心 をもつきっかけづくりが 求 められています 食 の 大 切 さが なかなか 理 解 されていない 状 況 です 健 康 と 食 を 関 連 付 けて 紹 介 するなど 市 民 に 関 心 を 持 たせる 工 夫 が 必 要 です 私 たち 一 人 ひとりの 健 康 にとって 食 や 食 育 は 密 接 な 関 係 をもちますが その 重 要 性 がなか なか 浸 透 していない 状 況 です また 知 識 としては 理 解 していても 実 践 となると 難 しいとい う 面 もあります 市 民 まつり 等 の 気 軽 に 立 ち 寄 れるような 場 で 食 育 の 情 報 を 提 供 する あるい は 外 食 の 場 で 健 康 的 なメニューを 選 べる 等 市 民 の 身 近 な 場 所 で 関 心 をもつきっかけづくり をすることが 重 要 です 一 方 地 元 産 の 農 産 物 を 地 元 で 食 べる 地 産 地 消 や 市 民 農 園 等 の 農 とのふれあい の 場 といった 市 民 の 関 心 が 高 いものについて 情 報 や 活 動 の 場 を 提 供 することで より 関 心 を 深 めたり さらなる 発 展 のための 支 援 となることも 考 えられます 30