催 眠 術 師 物 語 ~ 催 眠 術 師 への 道 ~ この 物 語 は 私 自 身 が 催 眠 術 に 出 会 って 催 眠 術 師 の 道 に 進 むまでの 出 来 事 を 書 いたも のです 第 1 章 催 眠 術 との 出 会 い 催 眠 術 この 言 葉 が 私 の 頭 の 中 に 突 然 浮 かんできました まるで 頭 に 電 気 が 走 ったような 感 じで いつもと 違 う 感 覚 に 自 分 自 身 も 戸 惑 っていました そして 私 の 足 は 自 然 に 本 屋 へと 向 かい 催 眠 関 係 の 本 を 二 冊 購 入 しました その 中 の 一 つの 本 に こんな 言 葉 が 書 いてありました 催 眠 術 は 練 習 をすれば 誰 でもできるようになります 私 は この 言 葉 に 衝 撃 を 受 けました なぜなら 私 は 催 眠 術 というものは 何 か 特 別 な 能 力 を 持 っている 人 ができるものだと 思 っていたからです そこで 私 は こう 思 いました 誰 でもできるのなら やってみよう!! こんな 感 じで 私 は 催 眠 術 師 への 一 歩 を 踏 み 出 すことになるのです 第 2 章 催 眠 術 ってどういうものなの? 催 眠 関 係 の 本 を 読 んだり HP を 検 索 する 日 が 続 きました そうしている 内 に なんとなく 催 眠 術 について 理 解 できるようになってきました 分 かったのは 催 眠 術 は 自 分 が 思 っていた 程 怪 しいものではないという 事 でした そして うまく 活 用 すれば 人 の 心 の 悩 みを 改 善 していく 催 眠 療 法 という 世 界 があると いうことも 知 りました しかし 知 識 は 増 えたものの これぽっちも 催 眠 術 を 掛 けられるようになる 気 配 はあり ません
第 3 章 催 眠 術 初 体 験 私 は どうしても 自 分 自 身 で 催 眠 術 を 体 験 してみたいと 思 いました そして HP で 検 索 して ある 催 眠 心 療 所 に 行 くことにしました ドキドキしながら 扉 を 開 けると いかにも 催 眠 術 をやっているような 姿 をした 人 がでてき ました そして 奥 の 部 屋 に 通 され 少 し 話 を 聞 いた 後 に 待 ちに 待 った 催 眠 術 を 体 験 することに うわー 指 がくっついてきた!! 私 は はじめての 催 眠 誘 導 にビックリしてしまいました その 後 手 の 平 と 手 の 平 がくっついてしまう 催 眠 術 にもかかってしまいました 私 は 催 眠 術 初 体 験 に とても 満 足 して 帰 りました 第 4 章 催 眠 術 の 練 習 さらに 催 眠 術 への 思 いが 強 くなった 私 は ある 一 冊 の 本 を 手 にいれました その 本 は 誘 導 しているところが 写 真 で 載 っていて 誘 導 の CD がついていました 私 は ひたすらにこの 本 を 見 て CD を 聞 いて ある 練 習 法 を 続 けました 部 屋 にイスを 置 いて まるで 人 がいるかのように 誘 導 する いわゆる ロールプレイング というものです そのおかげもあって この 本 に 載 っている 誘 導 文 は ほとんど 完 璧 に 覚 えました
第 5 章 実 践 私 は 練 習 を 積 み 重 ね ある 程 度 自 信 がついてきたので 実 際 に 人 に 試 してみたくなりま した とは 言 っても いきなりその 辺 の 人 に 催 眠 術 を 掛 けさせてください とは 言 えないので 家 族 や 友 達 に 協 力 してもらいました どこかの 本 に 催 眠 術 を 習 得 するまでの 一 番 の 壁 は 被 験 者 を 見 つけることである と 書 いてあったのは その 通 りだなと 思 いました 体 の 力 を 抜 いて 両 手 を 前 に 出 してください ぷぷっ(^^) なぜか 私 が 誘 導 しようとすると 笑 い 出 してしまいます あなたの 手 の 平 の 中 に 風 船 があるのをイメージしてください あははっ(^^)なんかいつもと 声 が 違 うから 面 白 い こんな 感 じでうまくいきませんでした どこかの 本 で 家 族 や 友 達 は 掛 かりにくい と 書 いてあったのを 思 い 出 しました それでもなんとか 腕 の 浮 揚 ( 腕 が 軽 くなって 上 がっていく)や 腕 の 開 閉 ( 両 手 が 開 いた り くっついたりする)などの 誘 導 は 成 功 するようになってきました しかし これは 本 当 に 私 がやりたかった 催 眠 術 なのだろうか? と 思 うようになりま した テレビでやっているような 催 眠 術 を 掛 けられるようになりたい!! 第 6 章 新 しい 出 会 い 何 かスッキリしない 気 持 ちのまま 日 々の 練 習 は 続 きました しかし そんな 私 に 新 しい 出 会 いが 訪 れます いつものようにパソコンで 検 索 していると TRANS という HP が 目 にとまりまし た そこでは 催 眠 術 師 養 成 スクールを 開 催 していました 私 は ほとんど 迷 うことなく 行 くことに 決 めました
当 日 キドキしながら 行 くと すでに5 6 人 のスクール 生 が 練 習 をしています 挨 拶 をすますと 南 先 生 が 催 眠 術 を 掛 けてくれました うわっ 手 が 開 かない!! 今 までに 体 験 したことのない 感 覚 で あまりのスピードと 切 れにビックリしてしまいまし た この 後 も 色 々な 催 眠 術 を 体 験 することができ 驚 きと 感 動 の 連 続 でした そして 何 よりスクール 生 のレベルの 高 さに 驚 きました 今 まで 自 分 がやってきたのはなんだったんだろう? なぜもっと 早 く このスクールに 入 らなかったのだろう? と 思 いましたが ここで 練 習 すれば 催 眠 術 は 習 得 できる と 確 信 し 催 眠 術 ってなんて 楽 しいんだ!! と 心 の 底 から 思 いました 第 7 章 催 眠 術 OFF 会 このスクールでは 2ヶ 月 に1 度 南 先 生 主 催 の OFF 会 がありました 催 眠 術 に 興 味 がある 人 の 集 まりです 初 めて 参 加 した 時 は 人 数 の 多 さにビックリしました カラオケ 屋 の 部 屋 の 中 に 40 人 以 上 の 人 が 集 まっているのです こんなにも 催 眠 術 に 興 味 をもっている 人 がいるのか! と 私 は 嬉 しくなりました 同 じ 事 に 興 味 をもった 人 が 集 まり 話 をする なんてすばらしい 会 なんだ!! と 思 いました
第 8 章 成 長 期 今 まで あれほど 練 習 相 手 をさがすのに 苦 労 していたのに スクールではそういう 苦 労 を しなくても 練 習 をすることができました 何 より 人 の 誘 導 を 見 るのは とても 勉 強 になりました そんな 環 境 の 中 で 毎 週 スクールに 通 っていると メキメキと 私 の 腕 はあがっていきました 私 は いつの 間 にか 催 眠 術 を 掛 けられるようになっていました そして 今 までやってきたことも 無 駄 ではなかった と 感 じました もっともっと 催 眠 術 がうまくなりたい!! 第 9 章 営 業 で 催 眠 術 この 頃 私 は 営 業 の 仕 事 をしていました そして 仕 事 をしながらある 事 に 気 づきました あれっ これって 催 眠 術 と 同 じだ!! 同 じといっても あなたはこの 商 品 が 欲 しくなる~ と 言 うわけではありません 興 味 の 引 き 方 見 極 め クロージングのタイミング 気 持 ちの 持 ち 方 商 品 を 売 るまでの プロセスが 催 眠 術 と 同 じだったのです 催 眠 術 って 様 々な 場 面 で 活 用 できるんだ! と 実 感 しました 第 10 章 路 上 催 眠 もっと 実 践 練 習 をしたいと 思 い 催 眠 仲 間 と 路 上 催 眠 をしました 場 所 は 都 内 の 某 公 園 イスと 催 眠 術 体 験 と 書 いた 紙 を 置 いて 興 味 をもった 人 に 誘 導 するのです 初 めこそ 人 がよりつきませんでしたが 一 人 誘 導 に 成 功 するとドンドンと 人 が 集 まってき て いつの 間 にか 数 十 人 に 囲 まれていました 15 人 中 8 人 を 幻 覚 域 まで 誘 導 でき これまで 経 験 したことのない 大 成 功 をおさめること が 出 来 ました
私 は 楽 しくてしかたがありませんでした そして 何 より 誘 導 した 人 の 喜 んでくれている 顔 を 見 ると 嬉 しくなりました 催 眠 術 って こんなにも 人 を 楽 しませることができるんだ!! 催 眠 術 の 素 晴 らしさを あらためて 実 感 しました 私 は この 路 上 催 眠 によって 圧 倒 的 な 自 信 をつける 事 ができました そして 催 眠 術 の 成 功 のポイントをたくさん 知 ることができました この 日 を 境 に 催 眠 術 の 成 功 率 が 上 がったのは 言 うまでもありません そして 路 上 催 眠 が 好 きになってしまいました 第 11 章 スランプ 催 眠 術 を 掛 けて 欲 しい という 声 が 多 くなり 職 場 飲 み 会 集 まり 道 端 等 頼 まれ たらどんな 場 所 でも 誘 導 しました そして 私 が 催 眠 術 師 だということがどんどん 知 られ ますます 私 の 活 動 の 場 は 広 がって いきました しかし ある 時 いつものように 誘 導 しているのに 思 うような 現 象 が 起 こらないように なってしまいました いわゆるスランプというやつです 被 験 者 の 話 を 聞 いていても 明 らかに 掛 かりやすいはずなのに なぜ? 何 度 も 考 えましたが いっこうに 答 えが 出 てきません そして 自 信 を 失 ってしまい しばらく 誘 導 をしなくなってしまいました 第 12 章 スランプ 脱 出 しばらくスランプが 続 いたある 日 人 に 頼 まれたので 仕 方 なく 誘 導 しました 失 敗 してもいいや
と 思 いながら 誘 導 すると なんなく 成 功 することができました 特 に 誘 導 法 を 変 えたわけでもなく ただいつものように 誘 導 しただけです それからというもの 以 前 と 同 じようにうまくいくようになりました 私 は 催 眠 術 で 大 切 なのは 自 分 自 身 の 心 の 持 ちかただと 知 ることができました 自 信 を 取 り 戻 した 私 は ワークショップを 開 いたり 催 眠 術 ショーに 出 たり さらに 活 動 の 場 を 広 げて 経 験 を 積 み 重 ねていきました 第 13 章 新 たな 道 へ 二 冊 の 本 から 始 まった 私 の 催 眠 術 師 への 道 のり 催 眠 術 を 通 して 多 くの 経 験 をし 多 くの 気 づきがありました そして 人 間 としても 大 きく 成 長 したように 思 います 私 は こんなにも 楽 しくて 素 晴 らしい 催 眠 術 を 他 の 人 が 知 らないのはもったいない と 思 いました よし 自 分 がこの 催 眠 術 を 広 めていこう!! そう 決 意 をしました そして 催 眠 術 師 として 新 たな 道 を 歩 み 始 めました 果 てしなく 広 く 終 わりのない 道 へと 催 眠 術 師 / 催 眠 心 理 療 法 士 中 井 英 史