している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親



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リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

[2] 控 除 限 度 額 繰 越 欠 損 金 を 有 する 法 人 において 欠 損 金 発 生 事 業 年 度 の 翌 事 業 年 度 以 後 の 欠 損 金 の 繰 越 控 除 にあ たっては 平 成 27 年 度 税 制 改 正 により 次 ページ 以 降 で 解 説 する の 特 例 (

第316回取締役会議案

添 付 資 料 の 目 次 1.サマリー 情 報 (その 他 )に 関 する 事 項... 2 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動... 2 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用.

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

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若 しくは 利 益 の 配 当 又 はいわゆる 中 間 配 当 ( 資 本 剰 余 金 の 額 の 減 少 に 伴 うものを 除 きます 以 下 同 じです )を した 場 合 には その 積 立 金 の 取 崩 額 を 減 2 に 記 載 す るとともに 繰 越 損 益 金 26 の 増 3 の

積 み 立 てた 剰 余 金 の 配 当 に 係 る 利 益 準 備 金 の 額 は 利 益 準 備 金 1 の 増 3 に 記 載 します ⑸ 平 成 22 年 10 月 1 日 以 後 に 適 格 合 併 に 該 当 しない 合 併 により 完 全 支 配 関 係 がある 被 合 併 法 人 か

1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越


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損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

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損 益 計 算 書 ( 平 成 25 年 10 月 1 日 から 平 成 26 年 9 月 30 日 まで) ( 単 位 : 千 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 304,971 営 業 費 用 566,243 営 業 総 損 失 261,271 営 業 外 収 益 受 取 利 息 3,545



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<重要な会計方針及び注記>

2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

目 次 1 報 酬 給 与 額 事 例 1 報 酬 給 与 額 に 含 める 賞 与 の 金 額 が 誤 っていた 事 例 1 事 例 2 役 員 退 職 金 ( 役 員 退 職 慰 労 金 )を 報 酬 給 与 額 として 申 告 して いなかった 事 例 1 事 例 3 持 株 奨 励 金 を

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目 次 貸 借 対 照 表 1 損 益 計 算 書 2 キャッシュ フロー 計 算 書 3 利 益 の 処 分 に 関 する 書 類 4 国 立 大 学 法 人 等 業 務 実 施 コスト 計 算 書 5 注 記 事 項 6 附 属 明 細 書 別 紙

(2) 実 務 上 の 取 扱 い 減 価 償 却 の 方 法 は 会 計 方 針 にあたるため その 変 更 は 本 来 会 計 方 針 の 変 更 として 遡 及 適 用 の 対 象 と なります しかしながら 減 価 償 却 方 法 の 変 更 については 会 計 方 針 の 変 更 を 会

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外形標準課税に関するQ&A

科 売 上 原 価 売 上 総 利 益 損 益 計 算 書 ( 自 平 成 26 年 4 月 1 日 至 平 成 27 年 3 月 31 日 ) 目 売 上 高 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 受 取 保 険 金 受 取 支 援 金 補 助 金 収 入 保

空 き 家 を 売 却 した 場 合 の,000 万 円 控 除 特 例 の 創 設 被 相 続 人 が 住 んでいた 家 屋 及 びその 敷 地 を 相 続 があった 日 から 年 を 経 過 する 年 の 月 日 までに 耐 震 工 事 をしてから あるいは 家 を 除 却 し てから 売 却

連 結 損 益 計 算 書 売 上 高 及 びその 他 の 営 業 収 入 営 業 費 用 売 上 原 価 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 研 究 開 発 費 営 業 費 用 合 計 営 業 利 益 営 業 外 収 益 ( 費 用 ) 受 取 利 息 支 払 利 息 営 業 外 収 益 (

第1章 財務諸表

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 (

科 目 予 算 額 決 算 額 差 異 Ⅱ 投 資 活 動 収 支 の 部 1. 投 資 活 動 収 入 特 定 資 産 取 崩 収 入 13,811,848 62,532,864 48,721,016 退 職 給 付 引 当 資 産 取 崩 収 入 2,811,848 54,237,864 51,

(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

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定款

Taro-匿名組合 151009 栄

内 において 管 理 されている 上 場 株 式 等 のうち 非 課 税 管 理 勘 定 に 係 るもの( 新 規 投 資 額 で 毎 年 80 万 円 を 上 限 とします )に 係 る 配 当 等 で 未 成 年 者 口 座 に 非 課 税 管 理 勘 定 を 設 けた 日 から 同 日 の 属

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平成22年度

結 論 の 背 景 26 検 討 の 経 緯 26 自 己 株 式 の 会 計 処 理 及 び 表 示 29 自 己 株 式 の 取 得 及 び 保 有 29 自 己 株 式 の 処 分 34 自 己 株 式 の 消 却 44 自 己 株 式 の 処 分 及 び 消 却 時 の 帳 簿 価 額 の

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1. 重 要 な 会 計 方 針 財 務 諸 表 の 注 記 財 務 諸 表 の 作 成 は NPO 法 人 会 計 基 準 (2010 年 7 月 20 日 2011 年 11 月 20 日 一 部 改 正 NPO 法 人 会 計 基 準 協 議 会 )によっています 同 基 準 では 特 定 非

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(1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月 30 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 4,623,985 流 動 負 債 3,859,994 現 金 及 び 預 金 31,763 支 払 手 形

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(2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 該 当 事 項 はありません (3) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 作 成 に 係 る 会 計 処 理 の 原 則 手 続 表 示 方 法 等 の 変 更 当

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Q7 従 業 員 に 対 する 現 物 給 付 は 報 酬 給 与 額 に 含 まれます A7 法 人 が 役 員 又 は 使 用 人 のために 給 付 する 金 銭 以 外 の 物 又 は 権 利 その 他 経 済 的 利 益 (いわ ゆる 現 物 給 与 )については 所 得 税 において 給

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Transcription:

第 265 回 企 業 会 計 基 準 委 員 会 資 料 番 号 日 付 審 議 事 項 (3) 2013 年 5 月 29 日 プロジェクト 項 目 企 業 結 合 (ステップ2) 公 開 草 案 に 対 するコメントへの 対 応 I. 検 討 の 経 緯 1. 平 成 25 年 1 月 に 企 業 会 計 基 準 公 開 草 案 第 49 号 企 業 結 合 に 関 する 会 計 基 準 ( 案 ) 及 び 関 連 する 他 の 会 計 基 準 等 の 改 正 案 を 公 表 した 公 開 草 案 に 対 するコメントを 平 成 25 年 3 月 15 日 に 締 切 り 公 開 草 案 に 寄 せられたコメントを 分 析 し 対 応 案 の 検 討 を 開 始 した Ⅱ. 今 後 検 討 を 行 っていく 主 な 論 点 2. コメントの 重 要 性 等 を 勘 案 し 今 後 専 門 委 員 会 及 び 委 員 会 においては 以 下 の 論 点 を 中 心 に 検 討 を 行 っていくこととし 第 86 回 企 業 結 合 専 門 委 員 会 ( 平 成 25 年 5 月 15 日 )では そのうち(2)の1 2 3 及 び4について 検 討 を 行 っている (1) 総 論 1 連 結 財 務 諸 表 作 成 についての 基 本 的 な 考 え 方 の 明 示 について (2) 支 配 が 継 続 している 場 合 の 子 会 社 に 対 する 親 会 社 の 持 分 変 動 に 関 する 論 点 1 資 本 剰 余 金 がマイナスとなった 場 合 の 取 扱 い 2 子 会 社 株 式 を 一 部 売 却 した 場 合 等 に 生 じた 法 人 税 等 の 取 扱 い 3 非 連 結 子 会 社 及 び 関 連 会 社 における 持 分 法 の 取 扱 い 4 非 支 配 株 主 との 取 引 に 係 る 個 別 財 務 諸 表 上 の 取 扱 い 5 売 却 した 子 会 社 株 式 に 対 するのれんの 未 償 却 分 の 取 扱 い (3) 取 得 関 連 費 用 に 関 連 する 論 点 1 非 連 結 子 会 社 及 び 関 連 会 社 における 持 分 法 の 取 扱 い 2 子 会 社 株 式 を 追 加 取 得 する 際 に 発 生 した 関 連 費 用 の 取 扱 い (4) 経 過 措 置 及 び 適 用 時 期 1 遡 及 適 用 の 可 否 及 び 遡 及 適 用 の 方 法 3. 以 下 本 資 料 では 前 回 の 専 門 委 員 会 で 検 討 が 行 われた 論 点 のうち(2)の1 2 及 び3に ついて 取 り 上 げる( 前 回 の 専 門 委 員 会 では4についても 検 討 が 行 われているが 委 員 会 においては 次 回 以 降 検 討 する ) Ⅲ. 資 本 剰 余 金 がマイナスとなった 場 合 の 取 扱 い 公 開 草 案 に 対 するコメント 4. 現 行 の 会 計 基 準 では 子 会 社 株 式 を 追 加 取 得 した 場 合 一 部 売 却 した 場 合 及 び 子 会 社 の 時 価 発 行 増 資 等 の 場 合 など 非 支 配 株 主 との 取 引 によって 生 じた 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 は 損 益 取 引 とすることとされているが 公 開 草 案 では 非 支 配 株 主 との 取 引 を 損 益 取 引 とせず 資 本 取 引 として 扱 うこととし 非 支 配 株 主 との 取 引 に よって 生 じた 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 は 資 本 剰 余 金 へ 計 上 することを 提 案 1

している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 以 下 のいずれの 処 理 をすべきかについ て 明 確 化 が 求 められていると 考 えられる (1) 負 の 残 高 の 資 本 剰 余 金 として 連 結 貸 借 対 照 表 上 に 表 示 する ( 理 由 ) 負 の 残 高 の 資 本 剰 余 金 を 認 めても 差 し 支 えなく 特 に 資 本 金 も 含 めた 払 込 資 本 全 体 の 金 額 が 正 の 場 合 は 負 の 残 高 の 資 本 剰 余 金 として 表 示 すること もあり 得 る (2) 資 本 剰 余 金 を 零 とし 当 該 負 の 値 を 利 益 剰 余 金 から 減 額 することにより 負 の 残 高 の 資 本 剰 余 金 とはしない ( 理 由 ) 払 込 資 本 の 残 高 が 負 の 値 となることはあり 得 ない 以 上 払 込 資 本 の 一 項 目 として 連 結 貸 借 対 照 表 に 表 示 する 資 本 剰 余 金 について 負 の 残 高 を 認 める ことは 適 当 でない 検 討 の 状 況 7. 企 業 会 計 基 準 第 1 号 自 己 株 式 及 び 準 備 金 の 額 の 減 少 等 に 関 する 会 計 基 準 ( 以 下 自 己 株 会 計 基 準 という)では 資 本 剰 余 金 は 株 主 からの 払 込 資 本 のうち 資 本 金 に 含 まれないものを 表 すため 本 来 負 の 残 高 の 資 本 剰 余 金 という 概 念 は 想 定 され ない したがって 資 本 剰 余 金 の 残 高 が 負 の 値 になる 場 合 は 利 益 剰 余 金 から 補 て んするほかないと 考 えられる ( 自 己 株 会 計 基 準 第 40 項 なお 書 き)との 考 え 方 が 示 されている 8. また 自 己 株 会 計 基 準 では その 他 資 本 剰 余 金 は 払 込 資 本 から 配 当 規 制 の 対 象 となる 資 本 金 及 び 資 本 準 備 金 を 控 除 した 残 額 であり 払 込 資 本 の 残 高 が 負 の 値 とな ることはあり 得 ない 以 上 払 込 資 本 の 一 項 目 として 表 示 するその 他 資 本 剰 余 金 につ いて 負 の 残 高 を 認 めることは 適 当 ではない ( 自 己 株 会 計 基 準 第 41 項 )との 考 え 方 を 示 している 9. 上 記 の 考 え 方 を 踏 まえ 非 支 配 株 主 との 取 引 によって 連 結 貸 借 対 照 表 上 資 本 剰 余 金 が 負 の 値 となった 場 合 においても 第 6 項 (2)の 考 え 方 により 資 本 剰 余 金 を 零 とし 当 該 負 の 値 を 利 益 剰 余 金 から 減 額 する 方 向 性 で 検 討 を 進 めている 10. 次 回 以 降 の 専 門 委 員 会 及 び 委 員 会 においては 上 記 方 向 性 を 踏 まえた 文 案 の 検 討 等 を 行 う 予 定 である Ⅳ. 子 会 社 株 式 を 一 部 売 却 した 場 合 等 に 生 じた 法 人 税 等 の 連 結 上 の 取 扱 い 2

公 開 草 案 に 対 するコメント 11. 第 3 項 に 記 載 のとおり 公 開 草 案 では 子 会 社 株 式 の 一 部 売 却 による 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 は 資 本 剰 余 金 へ 計 上 することを 提 案 している 12. 当 該 一 部 売 却 に 関 連 する 法 人 税 等 の 取 扱 いに 関 しては 企 業 会 計 基 準 適 用 指 針 第 2 号 自 己 株 式 及 び 準 備 金 の 額 の 減 少 等 に 関 する 会 計 基 準 の 適 用 指 針 において 連 結 子 会 社 における 親 会 社 株 式 の 売 却 損 益 は 関 連 する 法 人 税 住 民 税 及 び 事 業 税 を 控 除 した 後 の 金 額 で 資 本 剰 余 金 に 計 上 することとされていることを 踏 まえて 公 開 草 案 では 子 会 社 株 式 の 一 部 売 却 において 関 連 する 法 人 税 等 ( 子 会 社 への 投 資 に 係 る 税 効 果 の 調 整 を 含 む ) は 資 本 剰 余 金 から 控 除 すること 提 案 している( 連 結 会 計 基 準 案 ( 注 9)) 1 13. これに 対 して 繰 延 税 金 資 産 または 繰 延 税 金 負 債 の 計 上 時 ( 売 却 の 意 思 決 定 時 )お よび 取 崩 時 ( 売 却 時 )の 取 扱 いの 明 確 化 等 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 2 14. 親 会 社 が 投 資 売 却 の 意 思 決 定 をした 場 合 子 会 社 への 投 資 に 係 る 将 来 加 算 一 時 差 異 について 繰 延 税 金 負 債 を 計 上 するとされている( 日 本 公 認 会 計 士 協 会 会 計 制 度 委 員 会 報 告 第 6 号 連 結 財 務 諸 表 における 税 効 果 会 計 に 関 する 実 務 指 針 第 38 項 ) このため 子 会 社 株 式 の 一 部 売 却 等 の 意 思 決 定 をした 時 点 で 繰 延 税 金 負 債 を 計 上 し 一 部 売 却 等 を 実 施 した 時 点 で 当 該 繰 延 税 金 負 債 を 取 り 崩 すことになるが 連 結 会 計 基 準 案 ( 注 9)の 適 用 に 当 たって 当 該 繰 延 税 金 資 産 の 計 上 及 び 取 崩 しがどのよ うに 取 り 扱 われるかという 点 についての 明 確 化 が 求 められていると 考 えられる 15. 本 論 点 は 子 会 社 株 式 の 一 部 売 却 取 引 を 構 成 する 以 下 の 項 目 (1から3)のうち 資 本 剰 余 金 からの 控 除 対 象 とするのはどの 部 分 に 対 応 する 税 額 かという 論 点 とも 考 えられる( 数 値 例 については ( 参 考 資 料 ) 参 照 ) 1 子 会 社 株 式 の 売 却 価 額 2 売 却 直 前 の 子 会 社 への 投 資 の 連 結 貸 借 対 照 表 上 の 価 額 ( 連 結 上 の 簿 価 ) 3 親 会 社 の 個 別 貸 借 対 照 表 上 の 子 会 社 株 式 の 簿 価 ( 個 別 上 の 簿 価 ) これについては 以 下 の 2 つの 考 え 方 があり 得 る (1) 売 却 価 額 と 連 結 上 の 簿 価 の 差 額 (1と2の 差 額 )に 対 応 する 税 額 ( 理 由 ) 連 結 上 の 簿 価 と 個 別 上 の 簿 価 の 差 額 (2と3の 差 額 )は 支 配 獲 得 後 に 子 会 社 が 利 益 を 計 上 したことにより 発 生 するものであるため 対 応 する 税 額 に ついても 資 本 剰 余 金 から 控 除 するのではなく 損 益 として 計 上 すべきである (2) 売 却 差 額 と 個 別 上 の 簿 価 の 差 額 (1と3の 差 額 )に 対 応 する 税 額 ( 理 由 ) 子 会 社 株 式 の 一 部 売 却 により 発 生 した 税 額 は1と3の 差 額 に 対 応 する 税 額 であるため 2と3の 差 額 に 対 応 する 税 額 についても 資 本 剰 余 金 から 控 1 国 際 的 な 会 計 基 準 では 当 期 税 金 及 び 繰 延 税 金 について 資 本 に 直 接 認 識 される 項 目 に 関 係 す るものは 資 本 に 直 接 認 識 しなければならないとされている(IAS 第 12 号 61A 項 (b)) 2 なお 時 価 発 行 増 資 の 場 合 の 取 扱 いや 税 務 上 の 繰 越 欠 損 金 がある 場 合 等 の 当 期 法 人 税 等 の 取 扱 いについても 明 確 化 を 求 めるコメントが 寄 せられており これらは 次 回 以 降 検 討 する 3

除 すべきである 検 討 の 状 況 16. 第 15 項 2と3の 差 額 は 支 配 獲 得 後 に 子 会 社 が 利 益 を 計 上 したことにより 発 生 する という 見 方 を 重 視 して 前 項 の(1)の 考 え 方 による 方 向 性 で 検 討 を 進 めている 17. 専 門 委 員 会 においては 上 記 方 向 性 については 特 に 異 論 は 聞 かれなかったものの 連 結 会 計 基 準 案 ( 注 9)の 記 載 では 意 図 が 伝 わりにくいと 思 われるので 修 文 を 検 討 してはどうかという 意 見 や 本 論 点 は 文 章 のみで 理 解 するのは 難 しいので 設 例 等 を 入 れて 明 確 化 してはどうかという 意 見 が 聞 かれた 18. 次 回 以 降 の 専 門 委 員 会 及 び 委 員 会 においては 専 門 委 員 会 で 聞 かれた 意 見 を 踏 まえ た 文 案 の 検 討 等 を 行 う 予 定 である Ⅴ. 持 分 法 適 用 会 社 の 追 加 取 得 一 部 売 却 等 の 会 計 処 理 の 取 扱 い 公 開 草 案 に 対 するコメント 19. 公 開 草 案 では 持 分 法 の 会 計 処 理 については 特 に 改 正 を 提 案 していない 20. これに 対 して 持 分 法 適 用 会 社 株 式 の 追 加 取 得 及 び 一 部 売 却 等 の 会 計 処 理 について 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 21. 第 3 項 に 記 載 のとおり 公 開 草 案 では 連 結 上 子 会 社 株 式 を 追 加 取 得 一 部 売 却 子 会 社 の 時 価 発 行 増 資 等 の 場 合 など 非 支 配 株 主 との 取 引 を 損 益 取 引 とせず 資 本 取 引 として 扱 うことを 提 案 している 22. 持 分 法 の 適 用 上 持 分 法 適 用 会 社 株 式 の 追 加 取 得 一 部 売 却 時 価 発 行 増 資 等 につ いても 連 結 子 会 社 と 同 様 に 資 本 取 引 として 扱 うことになるのかという 点 につい ての 明 確 化 が 求 められていると 考 えられる 23. 本 論 点 については 関 連 会 社 の 場 合 と 非 連 結 子 会 社 の 場 合 に 分 けて 検 討 している 検 討 の 状 況 関 連 会 社 24. 持 分 法 を 連 結 の 簡 便 法 ととらえ 連 結 と 同 様 の 処 理 を 行 うという 考 え 方 もあり 得 る ものの 関 連 会 社 は 企 業 集 団 ( 連 結 財 務 諸 表 作 成 会 社 及 びその 子 会 社 )の 構 成 要 素 ではないため 株 式 の 追 加 取 得 一 部 売 却 時 価 発 行 増 資 による 持 分 の 変 動 は 企 業 集 団 の 所 有 者 との 直 接 的 な 取 引 ではないことから これらの 取 引 は 資 本 取 引 として 扱 うべきではなく 現 行 の 扱 いを 見 直 さない 方 向 性 で 検 討 を 進 めている 非 連 結 子 会 社 25. 非 連 結 子 会 社 については 以 下 の 案 が 考 えられる 4

[ 案 1] 連 結 子 会 社 と 同 様 に 資 本 取 引 として 扱 う ( 理 由 ) 支 配 が 継 続 しているという 点 では 連 結 子 会 社 と 状 況 は 同 様 であるため 連 結 子 会 社 と 同 様 に 支 配 が 継 続 している 場 合 の 非 連 結 子 会 社 に 対 する 親 会 社 の 持 分 変 動 は 持 分 法 適 用 上 資 本 取 引 と 扱 うことが 考 えられる [ 案 2] 現 行 の 取 扱 いを 見 直 さない ( 理 由 ) 支 配 が 継 続 しているとはいえ 持 分 法 の 適 用 上 非 連 結 子 会 社 の 非 支 配 株 主 持 分 に 相 当 する 部 分 は 所 有 者 の 持 分 として 連 結 貸 借 対 照 表 には 表 示 されないため 資 本 取 引 と 扱 うべきではない また 子 会 社 は 原 則 として 連 結 対 象 となるので 結 果 とし て 重 要 性 のないものに 持 分 法 が 適 用 されることから 仮 に 関 連 会 社 について 現 行 の 扱 いを 見 直 さないのであれば あえて 持 分 法 の 会 計 処 理 の 中 で 関 連 会 社 と 異 なる 取 扱 いとする 理 由 は 乏 しい 26. 専 門 委 員 会 においては 次 のように 案 1 を 支 持 する 意 見 と 案 2 を 支 持 する 意 見 がそ れぞれ 聞 かれた (1) ( 案 1 を 支 持 する 意 見 ) 会 計 基 準 としては 子 会 社 かどうかで 処 理 を 決 めるべき である 結 果 として 重 要 性 が 無 いから という 考 え 方 はあるかもしれないが まずは 基 準 としては 子 会 社 と 関 連 会 社 の 取 扱 いを 分 けるべき (2) ( 案 2 を 支 持 する 意 見 ) 非 連 結 子 会 社 に 持 分 法 を 認 めておきながら 本 来 会 計 処 理 を 連 結 と 同 じとするのは 整 合 しない 非 連 結 子 会 社 でもさらに 重 要 性 が 無 い 場 合 は 原 価 法 もあり 得 るわけで 子 会 社 か 関 連 会 社 かということよりは 少 なくとも 本 論 点 に 限 っては 持 分 法 か 連 結 かという 点 を 重 視 すべき 27. 次 回 以 降 の 専 門 委 員 会 及 び 委 員 会 において 専 門 委 員 会 で 聞 かれた 意 見 も 踏 まえて 事 務 局 案 を 示 す 予 定 である ディスカッション ポイント 上 記 の 検 討 の 方 向 性 について ご 意 見 があれば 頂 きたい 以 上 5

( 参 考 資 料 ) 子 会 社 株 式 を 一 部 売 却 した 場 合 における 税 金 の 取 扱 いの 数 値 例 ( 数 値 例 1) P 社 は 子 会 社 S 社 株 式 を 80% 保 有 していた X1 期 に P 社 は S 社 株 式 20% 売 却 する 意 思 決 定 を 行 い 同 じく X1 期 に 売 却 したとする 子 会 社 株 式 の 売 却 価 額 :400 売 却 直 前 の 子 会 社 への 投 資 の 連 結 貸 借 対 照 表 上 の 価 額 ( 連 結 上 の 簿 価 ):300(*1) 親 会 社 の 個 別 貸 借 対 照 表 上 の 子 会 社 株 式 の 簿 価 ( 個 別 上 の 簿 価 ):200(*1) (*1) 売 却 持 分 (20%)に 相 当 する 金 額 税 率 :40% <X1 期 の 会 計 処 理 > ( 個 別 財 務 諸 表 ) 現 金 預 金 400 S 社 株 式 200 S 社 株 式 売 却 益 200 法 人 税 等 80 未 払 法 人 税 等 80 ( 連 結 財 務 諸 表 )(*2) 現 金 預 金 400 非 支 配 株 主 持 分 300 資 本 剰 余 金 100 第 15 項 (1)の 考 え 方 第 15 項 (2)の 考 え 方 法 人 税 等 40 未 払 法 人 税 等 80 資 本 剰 余 金 80 未 払 法 人 税 等 80 資 本 剰 余 金 40 (*2) 個 別 財 務 諸 表 の 仕 訳 と 連 結 修 正 仕 訳 を 合 算 した 仕 訳 を 示 している 以 下 の 数 値 例 も 同 様 ( 数 値 例 2) X1 期 に P 社 は S 社 株 式 20% 売 却 する 意 思 決 定 を 行 い X2 期 に 売 却 したとする その 他 の 前 提 条 件 は( 数 値 例 1)と 同 様 とする <X1 期 の 会 計 処 理 > ( 個 別 財 務 諸 表 ) 仕 訳 なし ( 連 結 財 務 諸 表 ) 第 15 項 (1)の 考 え 方 第 15 項 (2)の 考 え 方 法 人 税 等 調 整 額 40 繰 延 税 金 負 債 40 資 本 剰 余 金 40 繰 延 税 金 負 債 40 <X2 期 の 会 計 処 理 > ( 個 別 財 務 諸 表 ) ( 数 値 例 1)の<X1 期 の 会 計 処 理 >と 同 じ ( 連 結 財 務 諸 表 ) 現 金 預 金 400 非 支 配 株 主 持 分 300 資 本 剰 余 金 100 6

第 15 項 (1)の 考 え 方 第 15 項 (2)の 考 え 方 繰 延 税 金 負 債 40 法 人 税 等 調 整 額 40 法 人 税 等 40 未 払 法 人 税 等 80 繰 延 税 金 負 債 40 未 払 法 人 税 等 80 資 本 剰 余 金 40 資 本 剰 余 金 40 以 上 7