( 資 料 22) ジオパーク 数 の 変 遷 ジオツーリズムは 貴 重 なあるいは 重 要 な 地 質 地 形 学 的 景 観 を 保 全 して いる 地 域 における その 景 観 や 環 境 を 損 なうことのない 持 続 可 能 な 観 光 であ り 子 どもの 教 育 や 大 人 の 生 涯 学 習 に 資 する 観 光 でもある さらにその 観 光 を 通 じて 地 域 経 済 の 発 展 につなげていくことも 目 的 としている それを 実 践 しているのがジオパークである 2015 年 2 月 現 在 で わが 国 において 世 界 ジオパークが7 地 域 日 本 ジオパー クが29 地 域 ジオパークを 目 指 す 地 域 が17 地 域 あり この 数 年 でジオパーク にかかる 地 域 が 急 増 していることが 分 かる 東 日 本 大 震 災 の 被 災 地 である 三 陸 海 岸 もジオパーク 入 りするなど わが 国 の 地 域 活 性 化 方 策 の 一 つとして 注 目 を 集 めている ジオパークでは 地 域 資 源 にまつわるストーリー 作 りが 重 要 とされる また 専 門 的 な 知 識 もある 人 間 が 運 営 にかかわる 必 要 があり 当 研 究 科 に 人 材 が 求 められる 日 本 のジオパークの 変 遷
( 資 料 23) 近 年 募 集 されたジオパークの 専 門 員 等 に 関 する 条 件 と 分 野 採 用 年 月 ジオパーク 名 職 名 条 件 分 野 平 成 27 年 4 月 室 戸 ジオパーク 専 門 員 修 士 以 上 博 士 歓 迎 地 理 学 平 成 27 年 4 月 山 陰 海 岸 ジオパーク ( 山 陰 海 岸 学 習 館 ) 専 門 員 大 学 または 大 学 院 地 質 学 地 理 学 平 成 27 年 4 月 湯 沢 市 ジオパーク 専 門 員 修 士 以 上 地 球 科 学 平 成 26 年 8 月 桜 島 錦 江 湾 ジオパーク 地 質 専 門 員 修 士 以 上 地 球 科 学 教 育 科 学 民 俗 学 平 成 26 年 4 月 島 原 半 島 ジオパーク 臨 時 職 員 大 学 または 大 学 院 地 理 学 平 成 25 年 10 月 伊 豆 半 島 ジオパーク 研 究 員 博 士 以 上 地 質 学 地 理 学 平 成 25 年 10 月 南 アルプスジオパーク 専 門 員 大 学 または 大 学 院 地 質 学 地 理 学 平 成 25 年 4 月 霧 島 ジオパーク 専 門 員 修 士 以 上 地 質 学 火 山 学 地 理 学 平 成 24 年 8 月 本 部 半 島 研 究 員 修 士 以 上 地 質 学 地 理 学 平 成 24 年 4 月 山 陰 海 岸 ジオパーク ( 山 陰 海 岸 学 習 館 ) 専 門 員 大 学 または 大 学 院 地 質 学 生 物 学
( 資 料 24) エコツーリズム 推 進 法 エコツーリズム 推 進 法 は 平 成 20 年 4 月 1 日 に 施 行 された この 法 律 は 地 域 の 自 然 環 境 の 保 全 に 配 慮 しながら 時 間 をかけて 自 然 とふれあう 適 切 な エコツーリズム を 推 進 する 総 合 的 な 枠 組 みである エコツーリズムを 通 じ た 自 然 環 境 の 保 全 観 光 振 興 地 域 振 興 環 境 教 育 の 推 進 を 図 るものであり 地 域 資 源 マネジメントの 趣 旨 と 一 致 しており このような 専 門 性 をもつ 人 材 が 求 められている 図 xx.エコツーリズム 推 進 法 の 枠 組 み( 環 境 省 HPより 抜 粋 ) ( 環 境 省 HPより 抜 粋 )
( 資 料 25) 埋 蔵 文 化 財 の 発 掘 市 町 村 の 埋 蔵 文 化 財 担 当 者 は 天 然 記 念 物 や 世 界 遺 産 に 至 るまで すべてを とりあつかうのが 実 情 である 文 化 財 の 発 掘 は 年 々 増 加 し 幅 広 く 目 配 りで きる 人 材 が 重 視 されそうである
( 資 料 26) 世 界 農 業 遺 産 世 界 重 要 農 業 資 産 システム( 通 称 : 世 界 農 業 遺 産 )は 伝 統 的 な 農 業 と 農 業 によって 育 まれ 維 持 されてきた 土 地 利 用 (ため 池 農 地 水 利 施 設 な ど) 技 術 文 化 風 習 風 景 そしてそれを 取 り 巻 く 生 物 多 様 性 の 保 全 を 目 的 に 世 界 的 に 重 要 な 地 域 を 国 際 食 料 農 業 機 関 (FAO)が 認 定 するもの 2002 年 よ り 始 まっている 2011 年 には わが 国 で 能 登 の 里 海 里 山 と トキと 共 生 する 佐 渡 の 里 山 の 2 地 域 が 登 録 された さらに 2013 年 には 静 岡 の 茶 草 場 阿 蘇 の 草 原 の 維 持 と 持 続 的 農 業 クヌギ 林 とため 池 がつなぐ 国 東 半 島 宇 佐 の 農 林 水 産 循 環 の 取 組 が 世 界 農 業 遺 産 (GIAHS)に 認 定 された コウノトリの 野 生 復 帰 をおこなっている 但 馬 地 域 も このような 世 界 的 な 農 業 と 生 物 多 様 性 の 保 全 との 関 係 のムーヴメントの 中 に 位 置 づけられ このよ うな 地 域 資 源 マネジメントを 行 っていく 人 材 の 育 成 が 必 要 である 農 水 省 HPより
( 資 料 27) 文 化 的 景 観 文 化 的 景 観 とは 人 間 と 自 然 との 相 互 作 用 によってうみだされた 景 観 をいう 1992 年 に 世 界 遺 産 条 約 履 行 のための 作 業 指 針 の 中 に 文 化 的 景 観 の 概 念 が 盛 り 込 まれている わが 国 の 世 界 遺 産 では 石 見 銀 山 遺 跡 とその 文 化 的 景 観 や 紀 伊 山 地 の 霊 場 と 参 詣 道 が 位 置 づけられる また わが 国 では 2004 年 の 文 化 財 保 護 法 の 改 正 により 地 域 における 人 々 の 生 活 又 は 生 業 及 び 当 該 地 域 の 風 土 により 形 成 された 景 観 地 と 定 義 される 文 化 的 景 観 が 文 化 財 の 一 つとなった 2014 年 4 月 1 日 現 在 で 全 国 で 47 件 が 重 要 文 化 的 景 観 に 選 定 されている 地 域 資 源 の 保 護 保 全 を 考 える 上 で このような 計 画 的 方 法 を 扱 える 人 材 の 育 成 が 必 要 である 1 アイヌの 伝 統 と 近 代 開 拓 による 沙 流 川 流 域 の 文 化 的 景 観 2 遠 野 荒 川 高 原 牧 場 土 淵 山 口 集 落 3 一 関 本 寺 の 農 村 景 観 4 最 上 川 の 流 通 往 来 及 び 左 沢 町 場 の 景 観 5 利 根 川 渡 良 瀬 川 合 流 域 の 水 場 景 観 6 佐 渡 西 三 川 の 砂 金 山 由 来 の 農 山 村 景 観 7 金 沢 の 文 化 的 景 観 城 下 町 の 伝 統 と 文 化 8 小 菅 の 里 及 び 小 菅 山 の 文 化 的 景 観 9 姨 捨 の 棚 田 10 長 良 川 中 流 域 における 岐 阜 の 文 化 的 景 観 11 菅 浦 の 湖 岸 集 落 景 観 12 近 江 八 幡 の 水 郷 13 高 島 市 海 津 西 浜 知 内 の 水 辺 景 観 14 高 島 市 針 江 霜 降 の 水 辺 景 観 15 大 溝 の 水 辺 景 観 16 東 草 野 の 山 村 景 観 17 宇 治 の 文 化 的 景 観 18 宮 津 天 橋 立 の 文 化 的 景 観 19 日 根 荘 大 木 の 農 村 景 観 20 生 野 鉱 山 及 び 鉱 山 町 の 文 化 的 景 観 21 奥 飛 鳥 の 文 化 的 景 観 22 蘭 島 及 び 三 田 清 水 の 農 山 村 景 観 23 奥 出 雲 たたら 製 鉄 及 び 棚 田 の 文 化 的 景 観 24 樫 原 の 棚 田 及 び 農 村 景 観 25 遊 子 水 荷 浦 の 段 畑 26 四 万 十 川 流 域 の 文 化 的 景 観 下 流 域 の 生 業 と 流 通 往 来 27 四 万 十 川 流 域 の 文 化 的 景 観 上 流 域 の 農 山 村 と 流 通 往 来 28 久 礼 の 港 と 漁 師 町 の 景 観 29 四 万 十 川 流 域 の 文 化 的 景 観 上 流 域 の 山 村 と 棚 田 30 四 万 十 川 流 域 の 文 化 的 景 観 源 流 域 の 山 村 31 四 万 十 川 流 域 の 文 化 的 景 観 中 流 域 の 農 山 村 と 流 通 往 来 32 求 菩 提 の 農 村 景 観 33 蕨 野 の 棚 田 34 長 崎 市 外 海 の 石 積 集 落 景 観 35 佐 世 保 市 黒 島 の 文 化 的 景 観 36 平 戸 島 の 文 化 的 景 観 37 五 島 市 久 賀 島 の 文 化 的 景 観 38 小 値 賀 諸 島 の 文 化 的 景 観 39 新 上 五 島 町 北 魚 目 の 文 化 的 景 観 40 新 上 五 島 町 崎 浦 の 五 島 石 集 落 景 観 41 三 角 浦 の 文 化 的 景 観 42 天 草 市 﨑 津 今 富 の 文 化 的 景 観 43 通 潤 用 水 と 白 糸 台 地 の 棚 田 景 観 44 別 府 の 湯 けむり 温 泉 地 景 観 45 小 鹿 田 焼 の 里 46 田 染 荘 小 崎 の 農 村 景 観 47 酒 谷 の 坂 元 棚 田 及 び 農 山 村 景 観 文 化 庁 HPより
( 資 料 28) 景 観 の 保 護 保 全 近 年 の 傾 向 として 自 然 や 文 化 財 を 個 々で 保 存 活 用 していく 考 えから これらを 地 域 でトータルにマネジメントする 景 観 的 な 観 点 からの 保 全 活 用 が 展 開 してい る そのような 学 際 的 なマネジメントを 見 渡 し 実 践 する 人 材 が 求 められている
( 資 料 29) 地 域 おこし 協 力 隊 地 域 おこし 協 力 隊 は 都 市 地 域 から 過 疎 地 域 等 の 条 件 不 利 地 域 に 住 民 票 を 移 動 し 生 活 の 拠 点 を 移 した 者 を 地 方 自 治 体 が 地 域 おこし 協 力 隊 員 と して 委 嘱 するもので 隊 員 は 一 定 期 間 地 域 に 居 住 して 地 域 ブランドや 地 場 産 品 の 開 発 販 売 PR 等 の 地 域 おこしの 支 援 や 農 林 水 産 業 への 従 事 住 民 の 生 活 支 援 などの 地 域 協 力 活 動 を 行 いながら その 地 域 への 定 住 定 着 を 図 る 取 組 である その 需 要 は 年 々 増 加 しており 3 年 程 度 に 絞 られる が 大 学 院 生 の 出 口 の 一 つとして 考 えられる 各 地 のジオパークでも 地 域 おこし 協 力 隊 の 人 たちが 活 躍 しており 本 大 学 院 修 了 後 の 活 動 の 場 として 有 効 である 隊 員 数 実 施 自 治 体 数 うち 都 道 府 県 数 うち 市 町 村 数 平 成 21 年 度 89 31 1 30 平 成 22 年 度 257 90 2 88 平 成 23 年 度 413 147 3 144 平 成 24 年 度 617 207 3 204 平 成 25 年 度 978 318 4 314
( 資 料 30) 関 連 NPO の 状 況 生 物 多 様 性 マネジメントや 地 質 資 源 マネジメントにかかる 環 境 保 全 を 図 る 活 動 として 登 録 する NPO の 数 は 平 成 24 年 には 12,926 件 となっている 地 域 社 会 マネジメントにかかるまちづくりを 図 る 活 動 をして 登 録 する NPO は 平 成 24 には19,120 件 となっている 社 会 教 育 を 図 る 活 動 として 登 録 しているNPOは 平 成 24 には 21079 件 となっている ここ 十 数 年 の 間 に 地 域 資 源 マネジメ ントにかかる 人 材 が 期 待 されていると 言 える 60000 50000 40000 30000 20000 社 会 教 育 まちづくり 環 境 保 全 10000 0 h12 h13 h14 h15 h16 h17 h18 h19 h20 h21 h22 h23 h24 関 連 する NPO 法 人 数 の 推 移 ( 内 閣 府 HP より 抜 粋 )
( 資 料 31) 企 業 の 求 める 人 材 像
( 資 料 32) まち ひと しごと 創 生 法 の 概 要
( 資 料 33) まち ひと しごと 創 生 の 基 本 理 念 と 目 指 す 方 向 まち ひと しごと 創 生 法 の 理 念 (まち ひと しごと 創 生 法 第 二 条 ) 第 二 条 まち ひと しごと 創 生 は 次 に 掲 げる 事 項 を 基 本 理 念 として 行 われなければならな い 一 国 民 が 個 性 豊 かで 魅 力 ある 地 域 社 会 において 潤 いのある 豊 かな 生 活 を 営 むことができる よう それぞれの 地 域 の 実 情 に 応 じて 環 境 の 整 備 を 図 ること 二 日 常 生 活 及 び 社 会 生 活 を 営 む 基 盤 となるサービスについて その 需 要 及 び 供 給 を 長 期 的 に 見 通 しつつ かつ 地 域 における 住 民 の 負 担 の 程 度 を 考 慮 して 事 業 者 及 び 地 域 住 民 の 理 解 と 協 力 を 得 ながら 現 在 及 び 将 来 におけるその 提 供 の 確 保 を 図 ること 三 結 婚 や 出 産 は 個 人 の 決 定 に 基 づくものであることを 基 本 としつつ 結 婚 出 産 又 は 育 児 についての 希 望 を 持 つことができる 社 会 が 形 成 されるよう 環 境 の 整 備 を 図 ること 四 仕 事 と 生 活 の 調 和 を 図 ることができるよう 環 境 の 整 備 を 図 ること 五 地 域 の 特 性 を 生 かした 創 業 の 促 進 や 事 業 活 動 の 活 性 化 により 魅 力 ある 就 業 の 機 会 の 創 出 を 図 ること 六 前 各 号 に 掲 げる 事 項 が 行 われるに 当 たっては 地 域 の 実 情 に 応 じ 地 方 公 共 団 体 相 互 の 連 携 協 力 による 効 率 的 かつ 効 果 的 な 行 政 運 営 の 確 保 を 図 ること 七 前 各 号 に 掲 げる 事 項 が 行 われるに 当 たっては 国 地 方 公 共 団 体 及 び 事 業 者 が 相 互 に 連 携 を 図 りながら 協 力 するよう 努 めること