資 料 3-1 小 売 全 面 自 由 化 に 関 する 進 捗 状 況 平 成 28 年 7 月 1 日 資 源 エネルギー 庁
小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申 請 数 の 増 加 は 鈍 化 している ( 件 ) 受 付 開 始 後 の 小 売 電 気 登 録 申 請 及 び 登 録 数 の 推 移 400 350 300 250 200 150 100 50 0 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 申 請 件 数 57 77 110 167 220 273 308 326 343 356 365 登 録 件 数 0 0 48 66 119 148 199 266 291 301 310 登 録 抹 消 件 数 0 0 0 0 0 0 0 0 2 4 5 ( 備 考 )5 月 までの 件 数 は 月 末 時 点 6 月 は6 月 30 日 までの 件 数 登 録 件 数 は のべ 登 録 件 数 から 登 録 抹 消 件 数 を 差 し 引 いた 件 数 登 録 抹 消 件 数 とは の 承 継 や 廃 止 等 により 小 売 電 気 の 廃 止 届 出 等 を 行 った 数 1
2 (2016 年 6 月 16 日 現 在 ) 登 録 小 売 電 気 の 内 訳 ( 最 大 需 要 電 力 の 見 込 み 本 社 所 在 地 ) みなし 小 売 電 気 10 社 を 除 く 登 録 小 売 電 気 の 内 訳 は 最 大 需 要 電 力 の 見 込 みが1 万 kwを 下 回 る 小 規 模 が 全 体 の6 割 余 りを 占 める 旧 一 般 電 気 10 社 を 除 く300 社 本 社 所 在 地 は4 割 が 東 京 だが 三 大 都 市 圏 以 外 に 本 社 を 置 く も3 割 弱 存 在 する < 最 大 需 要 電 力 の 見 込 み> 1,000~ 1 万 kw 165 社 (55%) 1,000kW 未 満 24 社 (8%) 10 万 kw 以 上 26 社 (9%) 1 万 ~ 10 万 kw 85 社 (28%) 三 大 都 市 圏 以 外 の (27%) 四 国 4 社 北 陸 (1%) 1 社 中 国 (0%) 17 社 (6%) 近 畿 41 社 (14%) 中 部 16 社 (5%) < 本 社 所 在 地 > 九 州 32 社 (11%) 関 東 ( 東 京 都 以 外 ) 41 社 (13%) 北 海 道 14 社 (5%) 東 京 都 123 社 (41%) 東 北 11 社 (4%)
スイッチングの 申 込 状 況 広 域 機 関 によると スイッチング 支 援 システムを 通 じた6 月 17 日 時 点 での 契 約 先 の 切 替 え (スイッチング)の 申 込 件 数 は 約 116 万 件 となっている 自 社 内 の 契 約 切 替 え( 規 制 自 由 )を 含 まず 他 社 への 契 約 先 の 切 替 えの 件 数 に 限 る 他 方 5 月 末 時 点 での 旧 一 般 電 気 の 自 社 内 の 契 約 の 切 替 え( 規 制 自 由 ) の 申 込 件 数 は 合 計 約 171 万 件 であり( 資 源 エネルギー 庁 調 べ) 上 記 スイッチング 件 数 と 合 わせた 契 約 切 替 えの 申 込 件 数 は 合 計 約 287 万 件 となっている 万 件 ) 120 100 80 60 40 20 0 < 全 国 のスイッチング 申 込 件 数 の 推 移 > 全 国 東 電 管 内 関 電 管 内 その 他 管 内 1 8 15 22 29 36 43 50 57 64 71 78 85 92 99 106 管 内 申 込 件 数 単 位 : 万 件 率 ( ) 単 位 :% 北 海 道 5.58 2.02 東 北 2.21 0.40 東 京 71.33 3.11 中 部 7.57 0.99 北 陸 0.26 0.21 関 西 23.74 2.36 中 国 0.29 0.08 四 国 0.51 0.26 九 州 4.32 0.69 沖 縄 - - 全 国 115.81 1.85 ( )2015 年 度 の 一 般 家 庭 等 の 通 常 の 契 約 口 数 ( 約 6,253 万 件 )を 用 いて 試 算 3
小 売 全 面 自 由 化 に 伴 うシステム 不 具 合 等 の 状 況 件 名 ( 発 生 時 期 ) 関 係 不 具 合 等 の 概 要 現 状 1スマートメーター の 設 置 遅 延 (3 月 ~) 東 京 電 力 ( 送 配 電 ) 工 力 確 保 の 遅 れにより 契 約 切 替 えを 希 望 する 需 要 家 に 対 するスマートメーターの 設 置 が 遅 延 ( 最 大 2か 月 程 度 ) 8 月 中 の 解 消 に 向 けて 対 応 中 2 市 場 取 引 の 一 時 停 止 (3/31~4/1) 広 域 機 関 卸 電 力 取 引 所 広 域 機 関 のシステム 不 具 合 により 広 域 機 関 と 卸 電 力 取 引 所 間 のデータ 受 渡 しが 不 調 になり 卸 電 力 取 引 所 の1 時 間 前 市 場 における 取 引 が 一 時 停 止 約 8 時 間 後 にシステム 復 旧 済 み 3 電 気 料 金 の 誤 請 求 (4~5 月 ) 東 京 電 力 ( 小 売 ) 四 国 電 力 九 州 電 力 小 売 全 面 自 由 化 に 対 応 した 料 金 計 算 システム 等 に 不 具 合 があり 需 要 家 に 対 する 電 気 料 金 の 誤 請 求 等 が 発 生 解 消 済 み 4 地 域 間 連 系 線 の 利 用 制 約 (4 月 ~) 広 域 機 関 卸 電 力 取 引 所 広 域 機 関 システムの 一 部 機 能 の 開 発 遅 延 や 不 具 合 により 卸 電 力 取 引 所 の1 時 間 前 市 場 において 地 域 をまたいだ 電 気 の 取 引 障 害 が 発 生 (ページ6 参 照 ) 6 月 3 日 に 解 消 済 み 別 途 スポット 市 場 における 取 引 障 害 が 発 生 (6 月 ) 5インバランス 精 算 の 遅 延 (4 月 ~) 小 売 発 電 広 域 機 関 送 配 電 が する データの 不 備 や 広 域 機 関 システムの チェック 機 能 の 一 部 開 発 遅 延 等 により に 多 数 の 誤 りが 生 じ と 実 績 の 差 に 基 づくインバランス 精 算 が 遅 延 (ページ7 参 照 ) 7 月 以 降 順 次 精 算 開 始 予 定 6 電 力 使 用 量 の 通 知 遅 延 (5 月 ~) 東 京 電 力 ( 送 配 電 ) システム 不 具 合 等 により 小 売 に 対 する 需 要 家 の 電 力 使 用 量 の 通 知 が 遅 延 (ページ8 参 照 ) 早 期 解 消 に 向 けて 対 応 中 4
( 参 考 )システム 不 具 合 等 の 発 生 個 所 電 気 の 販 売 調 達 電 気 の 販 売 日 本 卸 電 力 取 引 所 (JEPX) 電 気 の 調 達 連 系 線 を 利 用 した 取 引 可 能 量 の 通 知 4 地 域 間 連 系 線 利 用 制 約 による 取 引 の 制 限 2 市 場 取 引 の 一 時 停 止 発 電 インバランス 料 金 の 請 求 支 払 い 電 力 広 域 的 運 営 推 進 機 関 システムでエラーチェックの 上 送 付 5インバランス 精 算 の 遅 延 送 配 電 1スマートメーター 設 置 遅 延 インバランス 料 金 の 請 求 支 払 い 使 用 量 通 知 小 売 3 電 気 料 金 の 誤 請 求 電 気 料 金 請 求 支 払 い 6 電 力 使 用 量 の 通 知 遅 延 消 費 5
地 域 間 連 系 線 利 用 制 約 による 取 引 の 制 限 システム 開 発 遅 延 による1 時 間 前 市 場 の 連 系 線 経 由 取 引 の 停 止 (6 月 3 日 まで) 地 域 をまたいだ 電 気 の 取 引 を 行 おうとする 発 電 及 び 小 売 は 毎 日 翌 日 の 連 系 線 利 用 を 広 域 機 関 に これらの を 踏 まえ 広 域 機 関 が 連 系 線 の 空 容 量 を 決 定 しており 卸 電 力 取 引 所 におけ る 地 域 をまたいだ 電 気 の 取 引 は 広 域 機 関 が 定 めた 連 系 線 の 空 容 量 の 範 囲 で 行 われることとなっている しかしながら 広 域 機 関 においては 4 月 1 日 に 導 入 を 予 定 していた 新 情 報 処 理 システムの 開 発 が 遅 延 し 連 系 線 利 用 に 基 づく 空 容 量 の 管 理 ができなかったため 4 月 1 日 に 開 始 予 定 だった 卸 電 力 取 引 所 の1 時 間 前 市 場 における 連 系 線 を 利 用 した 電 気 の 取 引 は 停 止 された その 後 新 情 報 処 理 システムの 運 用 開 始 に 伴 い 6 月 3 日 から 卸 電 力 取 引 所 の1 時 間 前 市 場 における 連 系 線 を 利 用 した 電 気 の 取 引 が 開 始 された 人 為 的 ミス 等 による 一 部 地 域 間 におけるスポット 取 引 市 場 の 不 成 立 (6 月 4 7 12 日 ) 電 気 の 販 売 日 本 卸 電 力 取 引 所 (JEPX) 広 域 機 関 では 6 月 3 日 に 連 系 線 空 容 量 の 手 入 力 ミスが 発 生 6 月 6 日 及 び11 日 にはシステムの 計 算 方 法 の 誤 りにより 一 部 連 系 線 について 誤 った 空 容 量 値 が 広 域 機 関 から 卸 電 力 取 引 所 に 対 して 通 知 された この 結 果 卸 電 力 取 引 所 のスポット 取 引 市 場 でこれらの 連 系 線 を 利 用 した 電 気 の 取 引 が 制 限 を 受 けた 北 陸 関 西 間 中 部 北 陸 間 (6 月 4 日 12 日 ) 関 西 中 国 間 (6 月 7 日 ) 発 電 ( 連 系 線 利 用 ) 電 力 広 域 的 運 営 推 進 機 関 電 気 の 調 達 ( 連 系 線 利 用 ) 小 売 今 後 の 対 応 広 域 機 関 では 現 在 発 生 原 因 を 踏 まえて システム 上 だけでなく 人 的 確 認 による 再 発 防 止 策 を 講 ずると 共 に 組 織 マネジメント 体 制 の 強 化 を 実 施 国 としても 再 発 防 止 等 に 向 けた 報 告 徴 収 を 行 い 適 切 な 対 応 を 促 している 6
誤 りによるインバランス 精 算 の 遅 延 発 電 及 び 小 売 電 気 は 毎 日 翌 日 の 発 電 需 要 の を 広 域 機 関 を 通 じて 一 般 送 配 電 に これらの と 実 績 の 差 をインバランスといい インバランス 補 給 を 行 う 一 般 送 配 電 発 電 及 び 小 売 電 気 との 間 で 後 的 に 料 金 精 算 を 行 うこととなってい る 新 たなインバランス 精 算 制 度 は 小 売 全 面 自 由 化 にあわせて4 月 に 開 始 したが 新 制 度 に 関 する の 準 備 習 熟 が 必 ずしも 十 分 でなかったことや 広 域 機 関 システムによる チェック 機 能 の 開 発 が 一 部 遅 延 していることなどにより 4 月 以 降 発 電 及 び 小 売 電 気 が 広 域 機 関 を 通 じて 一 般 送 配 電 に する に 多 数 の 誤 りが 発 生 これらの 誤 った に 基 づきインバラン スの 精 算 を 行 うと 実 態 から 乖 離 した 料 金 精 算 が 多 数 発 生 する 恐 れがある これまで インバランス 精 算 に 際 して 誤 った をどのように 取 り 扱 うか 関 係 間 で 協 議 してきたが 本 来 6 月 上 旬 に 手 続 が 開 始 されるべき4 月 分 のインバランス 精 算 が 遅 延 している 状 況 対 応 状 況 誤 りの 防 止 に 向 けて 広 域 機 関 から 各 に 対 し 正 しい を するよう 指 導 注 意 喚 起 広 域 機 関 システムによる チェック 機 能 については 7 月 中 旬 頃 の 運 用 開 始 に 向 け 開 発 中 インバランス 精 算 については 誤 った を した に 対 し 誤 りを 訂 正 する 機 会 を 設 けた 上 で 精 算 手 続 を 行 う ( 詳 細 ( 資 料 4)) 発 電 インバランス 料 金 請 求 支 払 電 力 広 域 的 運 営 推 進 機 関 送 付 送 配 電 インバランス 料 金 請 求 支 払 小 売 電 気 7
電 力 使 用 量 の 通 知 遅 延 各 需 要 家 の 電 力 使 用 量 は 毎 月 送 配 電 が 検 針 し 小 売 に 通 知 小 売 は 通 知 を 受 けた 使 用 量 に 基 づき 需 要 家 に 料 金 を 請 求 している 4 月 以 降 東 京 電 力 パワーグリッドにおいて 新 たに 導 入 したシステムの 不 具 合 等 により 一 部 検 針 データの 取 り 出 しに 支 障 を 来 しており 小 売 に 対 する 電 力 使 用 量 の 通 知 が 遅 延 本 来 検 針 後 数 日 以 内 に 行 われるべき 通 知 が 最 大 1か 月 以 上 遅 れている この 結 果 小 売 から 需 要 家 に 対 する 電 気 代 の 請 求 が 遅 れるなどの 影 響 が 出 ている 1. 現 状 東 京 電 力 パワーグリッドは システム 不 具 合 の 原 因 を 特 定 できておらず 手 作 による 検 針 データの 取 り 出 し 等 を 実 施 体 制 強 化 などにより これまでに 発 生 した 遅 延 の 解 消 に 努 めているが 毎 日 のように 検 針 が 行 われる 中 で 日 々 新 たな 遅 延 が 発 生 6 月 日 時 点 の 遅 延 件 数 は 約 万 件 ( 全 体 の 約 %) 2. 当 省 の 対 応 5 月 20 日 及 び6 月 3 日 付 で 報 告 徴 収 を 行 い 原 因 究 明 の 状 況 及 び 遅 延 解 消 に 向 けた 対 策 を 確 認 早 期 の 解 決 及 び 十 分 な 対 外 的 説 明 を 指 示 遅 延 が 継 続 し 小 売 及 び 需 要 家 へ 影 響 が 生 じていること に 鑑 み 電 力 ガス 取 引 監 視 等 委 員 会 において 6 月 17 日 付 で 務 改 善 勧 告 を 発 出 送 配 電 使 用 量 通 知 小 売 料 金 請 求 支 払 消 費 8