2015 年 8 月
わが 国 は 少 子 高 齢 化 による 社 会 構 造 の 大 きな 変 化 に 直 面 しています 国 民 一 人 ひ とりが 公 正 確 実 透 明 効 率 的 に 行 政 サービスを 受 け 安 心 で 豊 かな 生 活 を 実 現 するために マイナンバー( 社 会 保 障 税 番 号 ) 制 度 の 円 滑 なスタートが 求 められ ています マイナンバー 制 度 は 行 政 を 効 率 化 し 国 民 の 利 便 性 を 高 め 公 平 公 正 な 社 会 を 実 現 するための 重 要 な 社 会 基 盤 です 複 数 の 機 関 に 存 在 する 特 定 の 個 人 の 情 報 が 同 一 人 の 情 報 であるということの 確 認 を 可 能 とすることから 所 得 や 複 数 にわたる 行 政 サービスの 受 給 状 況 を 把 握 し 本 当 に 困 っている 人 に 支 援 を 行 うことで 公 平 公 正 な 社 会 の 実 現 や 行 政 機 関 や 地 方 公 共 団 体 などの 行 政 の 効 率 化 行 政 手 続 きの 簡 素 化 による 国 民 の 利 便 性 の 向 上 が 期 待 されています 当 面 は 社 会 保 障 税 災 害 対 策 分 野 での 行 政 手 続 き 等 に 利 用 すべく 本 年 (2015 年 )10 月 から 個 人 番 号 法 人 番 号 の 通 知 が 開 始 され 来 年 (2016 年 )1 月 から 国 や 地 方 公 共 団 体 などにおける 利 用 および 個 人 番 号 カードの 交 付 が 開 始 されます そこで 経 済 広 報 センターは 全 国 の 様 々な 職 種 世 代 により 構 成 されている 当 センターの 社 会 広 聴 会 員 を 対 象 に マイナンバーに 関 して 制 度 やカードなどの 手 続 きなどを 含 めた 認 知 度 の 確 認 に 加 え 広 報 活 動 の 進 め 方 などについて 調 査 いた しました 今 回 の 調 査 からは マイナンバー 制 度 を 内 容 まで 知 っていた が6 割 と 認 知 度 が 半 数 を 超 えていることが 確 認 できました また 通 知 カードの 認 知 度 は6 割 であ るのに 対 して 個 人 番 号 カードの 認 知 度 は3 割 と 低 いことが 分 かりました マイナンバー 制 度 の 広 報 活 動 に 関 しては 情 報 を 知 った 媒 体 は テレビ がトッ プであり 知 りたい 情 報 を 分 かりやすく 入 手 できていることが 確 認 できました し かし 一 方 で9 割 以 上 が 現 状 のマイナンバー 制 度 の 広 報 活 動 はまだ 不 十 分 と 考 え 今 後 は 地 方 自 治 体 等 が 発 行 する 広 報 紙 など 地 域 の 身 近 な 媒 体 からの 情 報 提 供 が 期 待 されています 本 報 告 書 が 重 要 な 社 会 基 盤 であるマイナンバー 制 度 の 円 滑 なスタートに 貢 献 し ひいては 安 心 で 豊 かな 生 活 の 実 現 の 一 助 になれば 幸 甚 です 一 般 財 団 法 人 経 済 広 報 センター 専 務 理 事 事 務 局 長 渡 辺 良 -1-
はじめに 1 目 次 3 調 査 結 果 の 概 要 4 調 査 結 果 データ 1.マイナンバー 制 度 の 認 知 度 8 2.マイナポータルの 認 知 度 11 3. 通 知 カードの 認 知 度 14 4. 個 人 番 号 カード 16 (1) 存 在 の 認 知 度 16 (2) 内 容 の 認 知 度 18 (3) 交 付 18 5.マイナンバー 制 度 の 情 報 20 (1) 媒 体 20 (2) 満 足 度 20 (3) 評 価 21 6.マイナンバー 制 度 の 広 報 活 動 22 (1) 評 価 22 (2) 今 後 の 広 報 活 動 23 7.マイナンバー 制 度 への 期 待 25-3-
1.マイナンバー 制 度 を 内 容 まで 知 っていた が6 割 マイナンバー 制 度 について 内 容 まで 知 っていた が59% 内 容 は 知 らなかった が 言 葉 は 聞 いたことがある まで 含 めると 生 活 者 の98%が 制 度 を 認 知 している 2.マイナポータルを 知 らなかった が6 割 マイナポータルについて 内 容 まで 知 っていた が13% 内 容 は 知 らなかったが マイナポータル(またはマイポータルあるいはマイガバメント)という 言 葉 は 聞 い たことがある (27%)まで 含 めても 認 知 度 は40%であり 知 らなかった が60% を 占 める 3. 通 知 カードの 認 知 度 は6 割 に 迫 る マイナンバーが 記 載 された 通 知 カード が 本 年 (2015 年 )10 月 以 降 に 送 付 さ れることを 知 っていた のは58%である 世 代 別 では 世 代 が 高 いほど 認 知 度 が 高 い 29 歳 以 下 では38% 60 歳 以 上 では67% と29ポイントの 開 きがある 4. 個 人 番 号 カードの 存 在 について 知 らなかった が6 割 を 超 える 通 知 カードとは 別 に 個 人 番 号 カード があることを 知 っていた のは34%で ある 世 代 別 では 49 歳 以 下 で 個 人 番 号 カードの 認 知 度 は26%であるが 50 歳 代 34%お よび60 歳 以 上 40%で 49 歳 以 下 と 比 較 し 8ポイントおよび14ポイント 高 い 5. 通 知 カードが 送 付 された 後 個 人 番 号 カードの 交 付 を 受 ける が5 割 通 知 カードが 送 付 された 後 個 人 番 号 カードの 交 付 を 受 ける が52% どちら ともいえない 分 からない が41%である 医 療 保 険 別 では 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 加 入 者 で 受 ける が 最 も 高 く 取 得 の 意 思 を 示 す 人 が7 割 を 超 えている 他 の 保 険 加 入 者 の 受 ける は3~5 割 台 であり 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 加 入 者 の 取 得 の 意 思 が 突 出 している 6.マイナンバー 制 度 の 情 報 を 知 った 媒 体 は テレビ が 第 1 位 マイナンバー 制 度 の 情 報 を 知 った 媒 体 の 第 1 位 は テレビ (35%) 第 2 位 は 新 聞 広 告 折 込 広 告 (25%) 第 3 位 は インターネット (11%)である -4-
7.マイナンバー 制 度 の 広 報 活 動 は 不 十 分 ( 全 く/やや) との 評 価 が9 割 に 上 る マイナンバー 制 度 の 広 報 活 動 について 全 く 不 十 分 である が48%と 最 も 多 く それに 次 いで やや 不 十 分 である が47%と 広 報 活 動 に 対 して 不 十 分 との 評 価 が 9 割 以 上 を 占 めている 8. 今 後 のマイナンバー 制 度 の 広 報 活 動 として 必 要 とされるのは 地 方 自 治 体 等 が 発 行 する 広 報 紙 が6 割 を 超 える 今 後 のマイナンバー 制 度 の 広 報 活 動 として 必 要 とされるのは 地 方 自 治 体 等 が 発 行 する 広 報 紙 が65%と 最 も 多 い 世 代 別 では 地 方 自 治 体 等 が 発 行 する 広 報 紙 は 世 代 が 高 いほどポイントが 高 く 60 歳 以 上 では78% 一 方 29 歳 以 下 では 新 聞 広 告 折 込 広 告 が 第 1 位 で60% 次 いで インターネット 広 告 が55%である 9.マイナンバー 制 度 への 期 待 は 社 会 保 障 税 災 害 対 策 に 関 する 行 政 機 関 の 手 続 きが 簡 単 になる が 最 も 多 く6 割 を 超 える マイナンバー 制 度 への 期 待 は 社 会 保 障 税 災 害 対 策 に 関 する 行 政 機 関 の 手 続 きが 簡 単 になる が 最 も 多 く67%である 医 療 保 険 別 では 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 加 入 者 は 社 会 保 障 税 災 害 対 策 に 関 す る 行 政 機 関 の 手 続 きが 簡 単 になる が73% 社 会 保 障 の 不 正 受 給 や 税 の 不 正 還 付 を 防 ぐ が64%となっている 社 会 保 障 税 災 害 対 策 の 各 種 行 政 事 務 を 効 率 化 する (48%)を 除 く 全 ての 期 待 項 目 において 他 の 保 険 制 度 加 入 者 よりも 割 合 が 高 い -5-
調 査 対 象 :3,124 人 ( 経 済 広 報 センターの 社 会 広 聴 会 員 ) 調 査 方 法 :インターネットによる 回 答 選 択 方 式 および 自 由 記 述 方 式 調 査 期 間 :2015 年 5 月 14 日 ~5 月 25 日 有 効 回 答 :1,663 人 (53.2%) 回 答 者 の 属 性 : 男 女 別 : 男 性 (756 人 45.5%) 女 性 (907 人 54.5%) 世 代 別 :29 歳 以 下 (58 人 3.5%) 30 歳 代 (200 人 12.0%) 40 歳 代 (273 人 16.4%) 50 歳 代 (515 人 31.0%) 60 歳 以 上 (617 人 37.1%) 職 業 別 : 会 社 員 団 体 職 員 公 務 員 (672 人 40.4%) 会 社 役 員 団 体 役 員 (74 人 4.4%) 自 営 業 自 由 業 (128 人 7.7%) パートタイム アルバ イト(216 人 13.0%) 専 業 主 婦 夫 (288 人 17.3%) 学 生 (20 人 1.2%) 無 職 その 他 (265 人 15.9%) 加 入 医 療 保 険 別 * : 被 用 者 保 険 の 本 人 (802 人 48.2%) 国 民 健 康 保 険 (393 人 23.6%) 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 (172 人 10.3%) 被 用 者 保 険 の 被 扶 養 者 (291 人 17.5%) その 他 (5 人 0.3%) * 加 入 している 公 的 医 療 保 険 制 度 については 以 下 を 表 示 の 上 回 答 している 被 用 者 保 険 大 企 業 中 小 企 業 の 会 社 員 公 務 員 等 の 共 済 制 度 加 入 者 国 民 健 康 保 険 自 営 業 者 被 用 者 保 険 非 加 入 者 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 75 歳 以 上 もしくは 65 歳 以 上 75 歳 未 満 の 障 害 認 定 者 経 済 広 報 センターの 社 会 広 聴 会 員 とは 経 済 広 報 センターでは 広 く 社 会 の 声 を 聴 くため 全 国 の 様 々な 職 種 世 代 (18 歳 以 上 )の 生 活 者 で 構 成 する 社 会 広 聴 会 員 を 組 織 しています 全 国 に 約 4000 名 の 会 員 がいます そ の 社 会 広 聴 会 員 を 対 象 に (1) 経 済 社 会 問 題 などをテーマにしたアンケート 調 査 (2) 企 業 と 生 活 者 のコミュニケーションを 深 めるための 懇 談 会 などを 実 施 しています マイナンバー 制 度 についても 当 センターが 主 催 する 説 明 会 などに 多 くの 社 会 広 聴 会 員 が 参 加 しています -6-
マイナンバー 制 度 を 内 容 まで 知 っていた が6 割 マイナンバー 制 度 について 内 容 まで 知 っていた が59% 内 容 は 知 らなかった が 言 葉 は 聞 いたことがある まで 含 めると 生 活 者 の98%が 制 度 を 認 知 している ( 図 1) 男 女 別 ( 図 1)では 内 容 まで 知 っていた は 男 性 が64% 女 性 が55%と9ポイ ント 差 がある 図 1 マイナンバー 制 度 の 認 知 度 ( 全 体 男 女 別 ) -8-
世 代 別 ( 図 2)では 内 容 まで 知 っていた は 世 代 が 高 いほど 認 知 度 が 高 い 特 に29 歳 以 下 では40% 60 歳 以 上 では65%と25ポイントの 開 きがある 内 容 は 知 らな かったが 言 葉 は 聞 いたことがある を 含 めても 同 傾 向 であり 高 い 世 代 ほど 認 知 度 が 高 い 図 2 マイナンバー 制 度 の 認 知 度 ( 全 体 世 代 別 ) -9-
医 療 保 険 別 ( 図 3)では 被 用 者 保 険 の 本 人 国 民 健 康 保 険 加 入 者 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 加 入 者 の 認 知 度 は 内 容 まで 知 っていた が6 割 (59~63%)であるが 被 用 者 保 険 の 被 扶 養 者 の 認 知 度 は 内 容 まで 知 っていた は46%であり 13~17ポ イントの 差 がある 図 3 マイナンバー 制 度 の 認 知 度 ( 全 体 医 療 保 険 別 ) 調 査 の 際 下 記 の 文 章 を 表 示 した マイナンバー( 社 会 保 障 税 番 号 ) 制 度 とは 住 民 票 を 有 するすべての 方 に1 人 1つの 番 号 を 付 して 社 会 保 障 税 災 害 対 策 の 分 野 で 複 数 の 機 関 に 存 在 する 個 人 の 情 報 が 同 一 人 の 情 報 で あることを 確 認 するために 活 用 されます 本 年 (2015 年 )10 月 以 降 市 区 町 村 から 住 民 票 の 住 所 宛 てに12 桁 のマイナンバーが 通 知 され 来 年 (2016 年 )1 月 以 降 年 金 医 療 保 険 や 税 の 手 続 きなどで 使 用 が 開 始 され 行 政 機 関 や 医 療 保 険 者 勤 務 先 等 に 提 供 することになります 2017 年 1 月 から 国 の 機 関 2017 年 7 月 から 地 方 公 共 団 体 の 間 で 情 報 連 携 が 始 まると 申 請 時 の 添 付 書 類 の 省 略 など 国 民 の 負 担 軽 減 利 便 性 向 上 が 実 現 します 個 人 情 報 の 取 り 扱 いに 対 する 懸 念 には 法 令 による 利 用 等 の 制 限 に 加 え 個 人 情 報 は 一 元 管 理 せず システムへのアクセスも 制 限 し 第 三 者 機 関 による 監 視 監 督 を 行 うなど 制 度 面 シス テム 面 で 個 人 情 報 保 護 措 置 を 講 じます -10-
マイナポータルを 知 らなかった が6 割 マイナポータルについて 内 容 まで 知 っていた が13% 内 容 は 知 らなかったが マイナポータル(またはマイポータルあるいはマイガバメント)という 言 葉 は 聞 い たことがある (27%)まで 含 めても 認 知 度 は40%であり 知 らなかった が60% を 占 める ( 図 4) 男 女 別 ( 図 4)では 内 容 まで 知 っていた は 男 性 が16% 女 性 が10%と6ポイ ント 差 で 内 容 は 知 らなかったが マイナポータルという 言 葉 は 聞 いたことがある においても 男 性 は32% 女 性 が22%と10ポイント 差 があり 男 性 の 認 知 度 がやや 高 い 図 4 マイナポータルの 認 知 度 ( 全 体 男 女 別 ) -11-
世 代 別 ( 図 5)では 内 容 まで 知 っていた はどの 世 代 においても10% 台 とマイ ナポータルの 認 知 度 は 低 い 内 容 は 知 らなかったが マイナポータルという 言 葉 は 聞 いたことがある まで 含 めると50 歳 代 (43%) 60 歳 以 上 (41%)で 49 歳 以 下 (30~35%)と 比 較 してやや 高 い 図 5 マイナポータルの 認 知 度 ( 全 体 世 代 別 ) -12-
医 療 保 険 別 ( 図 6)では 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 加 入 者 のみ 知 っていた( 内 容 ま で 知 っていた/ 内 容 は 知 らなかったが マイナポータルという 言 葉 は 聞 いたことが ある) が5 割 に 達 している 図 6 マイナポータルの 認 知 度 ( 全 体 医 療 保 険 別 ) 調 査 の 際 下 記 の 文 章 を 表 示 した マイナンバーを 使 って 自 分 の 個 人 情 報 をいつ 誰 が なぜやりとりしたのかを 確 認 する 手 段 と して 2017 年 1 月 からマイナポータル 1 が 稼 働 する 予 定 です マイナポータルには ほかに 行 政 機 関 が 保 有 する 自 分 に 関 する 情 報 を 確 認 できる 機 能 行 政 機 関 から 一 人 ひとりに 合 った 行 政 サービスなどのお 知 らせが 見 られる 機 能 などが 入 る 予 定 です 1:マイナポータル( 情 報 提 供 等 記 録 開 示 システム:インターネット 上 の 個 人 用 のページ)は これまでマイポータルあるいはマイガバメントといった 仮 称 で 呼 ばれていたものです -13-
通 知 カードの 認 知 度 は6 割 に 迫 る マイナンバーが 記 載 された 通 知 カード が 本 年 (2015 年 )10 月 以 降 に 送 付 さ れることを 知 っていた のは58%である ( 図 7) 男 女 別 ( 図 7)では 男 性 が62% 女 性 が55%と7ポイントの 差 があり 男 性 の 認 知 度 がやや 高 い 図 7 通 知 カードの 認 知 度 ( 全 体 男 女 別 ) -14-
世 代 別 ( 図 8)では 世 代 が 高 いほど 認 知 度 が 高 い 29 歳 以 下 では38% 60 歳 以 上 では67%と29ポイントの 開 きがある 図 8 通 知 カードの 認 知 度 ( 全 体 世 代 別 ) 調 査 の 際 下 記 の 文 章 を 表 示 した < 通 知 カード> 通 知 カードは マイナンバーが 記 載 されたカードで 本 年 (2015 年 )10 月 以 降 市 区 町 村 から 住 民 票 の 住 所 宛 てに 送 付 されます < 個 人 番 号 カード> 個 人 番 号 カードは 本 人 が 申 請 することにより 交 付 されるプラスティックのICカードで 当 初 の 交 付 は 無 料 です このICカードは 券 面 に 氏 名 住 所 生 年 月 日 性 別 マイナンバーが 記 載 され 本 人 の 写 真 が 表 示 されるため 本 人 確 認 のための 身 分 証 明 書 として 利 用 できます さらに カードのICチップを 活 用 することにより 印 鑑 登 録 証 や 図 書 館 利 用 証 など 各 地 方 公 共 団 体 が 条 例 で 定 めるサービスにも 使 用 できるほか 電 子 証 明 書 を 用 いて 各 種 電 子 申 請 を 行 う ことができます -15-
(1) 存 在 の 認 知 度 個 人 番 号 カードの 存 在 について 知 らなかった が6 割 を 超 える 通 知 カードとは 別 に 個 人 番 号 カード があることを 知 っていた のは34%で ある ( 図 9) 男 女 別 ( 図 9)では 男 性 が39% 女 性 が29%と10ポイントの 差 があり 男 性 の 認 知 度 が 高 い 図 9 個 人 番 号 カード - 存 在 の 認 知 度 ( 全 体 男 女 別 ) -16-
世 代 別 ( 図 10)では 49 歳 以 下 で 個 人 番 号 カードの 認 知 度 は26%であるが 50 歳 代 34%および60 歳 以 上 40%で 49 歳 以 下 と 比 較 し 8ポイントおよび14ポイント 高 い 図 10 個 人 番 号 カード - 存 在 の 認 知 度 ( 全 体 世 代 別 ) 医 療 保 険 別 ( 図 11)では 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 加 入 者 の 個 人 番 号 カードの 認 知 度 が 高 く 5 割 (49%) 他 の 保 険 加 入 者 の 認 知 度 は2~3 割 台 (22~35%) 図 11 個 人 番 号 カード - 存 在 の 認 知 度 ( 全 体 医 療 保 険 別 ) -17-
(2) 内 容 の 認 知 度 個 人 番 号 カードの 存 在 を 知 っていた 人 (34%( 図 9))で 本 人 の 申 請 により 交 付 されるICカードで 身 分 証 明 書 などに 利 用 できることを 内 容 まで 知 っていた は 73% 内 容 まで 知 らなかったが 個 人 番 号 カードという 言 葉 は 聞 いたことがある は23%である ( 図 12) 図 12 個 人 番 号 カード - 内 容 の 認 知 度 ( 全 体 男 女 別 ) (3) 交 付 通 知 カードが 送 付 された 後 個 人 番 号 カードの 交 付 を 受 ける が5 割 通 知 カードが 送 付 された 後 個 人 番 号 カードの 交 付 を 受 ける が52% どちら ともいえない 分 からない が41%である ( 図 13) 男 女 別 ( 図 13)では 通 知 カードが 送 付 された 後 個 人 番 号 カードの 交 付 を 受 ける は 男 性 が63% 女 性 が43%と20ポイントの 差 があり 男 性 の 方 が 高 い 図 13 個 人 番 号 カード - 交 付 ( 全 体 男 女 別 ) -18-
世 代 別 ( 図 14)では 個 人 番 号 カードの 交 付 を 受 ける が29 歳 以 下 (64%) 50 歳 代 (50%)から60 歳 以 上 (62%)で 高 い 傾 向 があるが 30 歳 代 (41%) 40 歳 代 (40%) は4 割 と 低 くなっている 図 14 個 人 番 号 カード - 交 付 ( 全 体 世 代 別 ) 医 療 保 険 別 ( 図 15)では 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 加 入 者 で 受 ける が 最 も 高 く 取 得 の 意 思 を 示 す 人 が7 割 を 超 えている 他 の 保 険 加 入 者 の 受 ける は3~5 割 台 であり 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 加 入 者 の 取 得 の 意 思 が 突 出 している 図 15 個 人 番 号 カード - 交 付 ( 全 体 医 療 保 険 別 ) -19-
(1) 媒 体 マイナンバー 制 度 の 情 報 を 知 った 媒 体 は テレビ が 第 1 位 マイナンバー 制 度 の 情 報 を 知 った 媒 体 の 第 1 位 は テレビ (35%) 第 2 位 は 新 聞 広 告 折 込 広 告 (25%) 第 3 位 は インターネット (11%)である ( 図 16) 男 女 別 ( 図 16)では テレビ が 男 性 で31% 女 性 で38%と 女 性 の 方 が 高 い 一 方 インターネット では 男 性 15% 女 性 7%で 男 性 の 方 が 高 い 図 16 マイナンバー 制 度 の 情 報 - 媒 体 ( 全 体 男 女 別 ) (2) 満 足 度 媒 体 からマイナンバー 制 度 について 知 りたい 情 報 を 得 られた( 得 られた/おおむ ね) が 7 割 を 超 える マイナンバー 制 度 について 知 ったその 媒 体 から 知 りたい 情 報 を 得 られた が 8% おおむね 得 られた が66%である ( 図 17) -20-
図 17 マイナンバー 制 度 の 情 報 - 満 足 度 ( 全 体 男 女 別 ) (3) 評 価 媒 体 のマイナンバー 制 度 の 説 明 は 分 かりやすかった( 分 かりやすかった/おおむ ね) が7 割 を 上 回 る マイナンバー 制 度 について 知 ったその 媒 体 の 説 明 は 分 かりやすかった が9% おおむね 分 かりやすかった が63%である ( 図 18) 図 18 マイナンバー 制 度 の 情 報 - 評 価 ( 全 体 男 女 別 ) -21-
(1) 評 価 マイナンバー 制 度 の 広 報 活 動 は 不 十 分 ( 全 く/やや) との 評 価 が9 割 に 上 る マイナンバー 制 度 の 広 報 活 動 について 全 く 不 十 分 である が48%と 最 も 多 く それに 次 いで やや 不 十 分 である が47%と 広 報 活 動 に 対 して 不 十 分 との 評 価 が 9 割 以 上 を 占 めている ( 図 19) 男 女 別 ( 図 19)でも ほぼ 同 じである 図 19 マイナンバー 制 度 の 広 報 活 動 - 評 価 ( 全 体 男 女 別 ) -22-
(2) 今 後 の 広 報 活 動 今 後 のマイナンバー 制 度 の 広 報 活 動 として 必 要 とされるのは 地 方 自 治 体 等 が 発 行 する 広 報 紙 が6 割 を 超 える 今 後 のマイナンバー 制 度 の 広 報 活 動 として 必 要 とされるのは 地 方 自 治 体 等 が 発 行 する 広 報 紙 が65%と 最 も 多 く 地 域 の 身 近 な 媒 体 からの 情 報 提 供 が 期 待 されて いる 次 いで 新 聞 広 告 折 込 広 告 が57% チラシ リーフレット が47%で ある ( 図 20) 男 女 別 ( 図 20)では 地 方 自 治 体 等 が 発 行 する 広 報 紙 で 男 性 が60%に 対 して 女 性 が69%と 女 性 の 方 が9ポイント 高 い 図 20 マイナンバー 制 度 の 広 報 活 動 - 今 後 の 広 報 活 動 ( 全 体 男 女 別 ) ( 複 数 回 答 ) -23-
世 代 別 ( 図 21)では 地 方 自 治 体 等 が 発 行 する 広 報 紙 は 世 代 が 高 いほどポイン トが 高 く 29 歳 以 下 の31%に 対 して 60 歳 以 上 では78%とその 差 は 大 きい(47ポイ ント 差 ) 一 方 29 歳 以 下 では 新 聞 広 告 折 込 広 告 が 第 1 位 で60% 次 いで イ ンターネット 広 告 が55%である 図 21 マイナンバー 制 度 の 広 報 活 動 - 今 後 の 広 報 活 動 ( 全 体 世 代 別 ) ( 複 数 回 答 ) -24-
マイナンバー 制 度 への 期 待 は 社 会 保 障 税 災 害 対 策 に 関 する 行 政 機 関 の 手 続 き が 簡 単 になる が 最 も 多 く6 割 を 超 える マイナンバー 制 度 への 期 待 は 社 会 保 障 税 災 害 対 策 に 関 する 行 政 機 関 の 手 続 きが 簡 単 になる が 最 も 多 く67%である 社 会 保 障 の 不 正 受 給 や 税 の 不 正 還 付 を 防 ぐ が59% 社 会 保 障 税 災 害 対 策 の 各 種 行 政 事 務 を 効 率 化 する が47%と 続 く ( 図 22) 図 22 マイナンバー 制 度 への 期 待 ( 全 体 男 女 別 ) ( 複 数 回 答 ) -25-
医 療 保 険 別 ( 図 23)では 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 加 入 者 は 社 会 保 障 税 災 害 対 策 に 関 する 行 政 機 関 の 手 続 きが 簡 単 になる が73% 社 会 保 障 の 不 正 受 給 や 税 の 不 正 還 付 を 防 ぐ が64%となっている 社 会 保 障 税 災 害 対 策 の 各 種 行 政 事 務 を 効 率 化 する (48%)を 除 く 全 ての 期 待 項 目 において 他 の 保 険 制 度 加 入 者 よりも 割 合 が 高 い 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 加 入 者 のマイナンバー 制 度 への 期 待 の 大 きさがうかが える 図 23 マイナンバー 制 度 への 期 待 ( 全 体 医 療 保 険 別 ) ( 複 数 回 答 ) -26-
マイナンバー 制 度 に 関 する 意 識 調 査 報 告 書 2015 年 8 月 発 行 / 一 般 財 団 法 人 経 済 広 報 センター 専 務 理 事 事 務 局 長 渡 辺 良 文 責 担 当 : 国 内 広 報 部 主 任 研 究 員 磯 部 勤 100-0004 東 京 都 千 代 田 区 大 手 町 1-3-2 経 団 連 会 館 19 階 TEL:03-6741-0021 FAX:03-6741-0022