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Ⅰ 東 日 本 大 震 災 とICT 2

被 災 状 況 最 大 で 合 計 約 190 万 回 線 の 通 信 回 線 が 被 災 各 社 とも 一 部 エリアを 除 き 4 月 末 までに 復 旧 済 < 最 大 被 災 回 線 数 > 東 日 本 大 震 災 における 通 信 の 被 災 輻 輳 状 況 固 定 通 信 ( 大 半 は 東 北 地 方 の 回 線 なお 東 北 関 東 の 総 回 線 契 約 数 は 約 2,400 万 回 線 ) 被 災 状 況 < 最 大 停 止 基 地 局 数 > 15000 ~ 移 動 通 信 最 大 で 合 計 約 2 万 9 千 局 1 の 基 地 局 が 停 止 各 社 とも 一 部 のエリアを 除 き 4 月 末 までに 復 旧 済 2 ( 1 大 半 は 東 北 地 方 の 基 地 局 なお 東 北 関 東 の 総 基 地 局 数 は 約 13 万 2 千 局 ) ( 2 イー モバイルは 全 サービスエリアで 復 旧 済 ) 3 NTT 東 NTT 東 KDDI KDDI ソフトバンク ( 万 回 線 ) ( 固 定 電 話 ) (FTTH) ( 固 定 電 話 ) (FTTH ADSL) テレコム ソフトバンク ( 固 定 電 話 ) ( 局 ) ドコモ au モバイル 通 信 集 中 による 混 雑 ( 注 ) 各 社 で 固 定 電 話 について 最 大 80~90%の 制 御 ( 規 制 )を 実 施 < 最 大 発 信 規 制 値 > (%) ( NTT 東 日 本 では 通 常 時 の 約 4~9 倍 の 通 信 量 が 発 生 ) 通 信 集 中 による 混 雑 (%) イー モバイル ウィルコム 各 社 で 音 声 では 最 大 70~95%の 制 御 ( 規 制 )を 実 施 他 方 パケットは 非 規 制 又 は 音 声 に 比 べ 低 い 割 合 < 最 大 発 信 規 制 値 > ( NTTドコモでは 通 常 時 の 約 50~60 倍 の 通 信 量 が 発 生 イー モバイルは 音 声 パケットとも 規 制 を 非 実 施 ) NTT 東 KDDI ソフトバンク テレコム ドコモ ( 音 声 ) ドコモ (パケット) au ( 音 声 ) au (パケット) ソフトバンク ( 音 声 ) ソフトバンク (パケット)

阪 神 淡 路 大 震 災 と 東 日 本 大 震 災 の 比 較 4 阪 神 淡 路 大 震 災 固 定 電 話 6,022 万 周 波 数 割 当 幅 :136MHz < 主 要 サービス> ドコモ: 上 下 各 27MHz 音 声 通 信 新 電 電 : 上 下 各 41MHz 携 帯 電 話 433 万 ドコモ221 万 新 電 電 213 万 無 線 呼 出 935 万 発 生 日 時 震 源 マク ニチュート 最 大 震 度 死 者 数 阪 神 淡 路 大 震 災 1995 年 1 月 17 日 5 時 46 分 淡 路 島 北 部 沖 明 石 海 峡 7.3 震 度 7( 淡 路 島 ) 6,434 名 (うち 兵 庫 県 が99.5%) 東 日 本 大 震 災 2011 年 3 月 11 日 14 時 46 分 三 陸 沖 牡 鹿 半 島 の 東 南 東 130km 9.0 震 度 7( 宮 城 県 北 部 ) 15,012 名 ( 岩 手 宮 城 福 島 県 等 ) NTT 加 入 電 話 3,535 万 0.95 倍 固 定 電 話 5,745 万 東 日 本 大 震 災 0ABJ IP 電 話 1,703 万 直 収 電 話 等 507 万 PHSは1995 年 7 月 サーヒ ス 開 始 ドコモ 5,753 万 携 帯 電 話 11,823 万 避 難 者 数 ( 最 大 ) 被 害 KDDI 3,274 万 < 出 典 > 兵 庫 県 南 部 地 震 携 帯 電 話 : 平 成 7 年 3 月 時 点 ( 移 動 通 信 システムガイド 99 移 動 通 信 研 究 会 編 ) 兵 庫 県 南 部 地 震 公 衆 電 話 固 定 電 話 無 線 呼 出 : 平 成 7 年 3 月 時 点 ( 総 務 省 情 報 通 信 統 計 データベース) 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 公 衆 電 話 : 平 成 22 年 3 月 時 点 ( 総 務 省 情 報 通 信 統 計 データベース) 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 固 定 電 話 : 平 成 22 年 12 月 末 時 点 ( 総 務 省 報 道 発 表 資 料 ) 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 携 帯 電 話 加 入 PHS 無 線 呼 出 : 平 成 23 年 2 月 末 時 点 ( 社 団 法 人 電 気 通 信 事 業 者 協 会 ) 316,678 名 45 万 名 超 建 物 倒 壊 火 災 による 被 害 SBM 2,491 万 建 物 倒 壊 火 災 津 波 原 発 事 故 による 被 害 無 線 呼 出 15 万 PHS 368 万 周 波 数 割 当 幅 :320MHz < 主 要 サービス> ドコモ: 上 下 各 70MHz 音 声 メール KDDI: 上 下 各 45MHz データ 通 信 SBM: 上 下 各 30MHz EM: 上 下 各 15MHz 800MHz 帯 再 編 後 の 割 当 幅

東 日 本 大 震 災 による 被 害 状 況 の 地 理 的 推 移 NTT 東 日 本 及 びNTTドコモ 岩 手 県 宮 城 県 福 島 県 5 震 災 数 日 後 (3/13) 震 災 1ヶ 月 後 (4/11) 1 利 用 者 宅 とNTT 通 信 ビル 間 の 回 線 切 断 等 の 可 能 性 があるため 図 中 白 い 地 域 でも 固 定 電 話 サービスを 利 用 できない 場 合 があります 2 東 日 本 大 震 災 発 生 以 前 において 携 帯 電 話 サービスが 利 用 可 能 であっ た 地 域 のうち 不 通 となっている 地 域 を 示 します

東 日 本 大 震 災 により 通 信 に 被 害 が 生 じた 主 な 原 因 6 集 中 した 通 信 量 が 設 備 容 量 を 超 過 し 大 規 模 な 輻 輳 交 換 設 備 NTT 局 舎 ( 収 容 ビル) NTT 局 舎 倒 壊 通 信 設 備 水 没 流 失 長 時 間 停 電 による 発 電 機 燃 料 の 枯 渇 ケーブル 切 断 管 路 破 壊 NTT 局 舎 ( 中 継 ビル) 交 換 設 備 エリアA ケーブル 切 断 電 柱 倒 壊 基 地 局 ケーブル 切 断 管 路 破 壊 通 信 ケーブル 交 換 設 備 交 換 設 備 エリアB 基 地 局 倒 壊 蓄 電 池 容 量 の 枯 渇 基 地 局 制 御 装 置 携 帯 電 話 事 業 者 ( 交 換 局 )

通 信 設 備 の 機 能 停 止 に 関 する 要 因 分 析 7 3 月 11 日 の 東 日 本 大 震 災 により 固 定 電 話 約 120 万 回 線 携 帯 電 話 基 地 局 約 1 万 5 千 局 が 利 用 不 能 となったが 原 因 の80% 以 上 が 広 範 囲 かつ 長 期 間 に 及 んだ 商 用 電 源 の 停 電 である 事 業 者 からは 自 家 用 発 電 機 や 移 動 電 源 車 等 のインフラ 復 旧 車 両 の 燃 料 の 確 保 に 関 し 以 下 のような 要 望 が 多 く 寄 せられているところ 国 全 体 としての 災 害 時 の 燃 料 の 確 保 輸 送 に 関 する 体 制 ルールの 確 立 ( 国 家 レベルでの 燃 料 の 確 保 と 社 会 機 能 維 持 に 係 る 業 界 への 割 当 て 等 ) インフラ 復 旧 車 両 への 優 先 的 な 燃 料 の 提 供 訓 練 の 実 施 燃 料 輸 送 や 復 旧 車 両 の 展 開 のための 道 路 情 報 ( 通 行 止 め 等 の 規 制 情 報 )の 共 有 等

固 定 電 話 の 影 響 回 線 数 の 推 移 8 注 総 務 省 が 電 気 通 信 事 業 者 から 報 告 を 受 けた 内 容 を 基 に 総 務 省 が 独 自 に 作 成 したものであり NTT 東 日 本 は 固 定 電 話 ( 加 入 電 話 +ISDN) KDDIは 固 定 電 話 ( 加 入 電 話 +ISDN) FTTH ADSL ソフトバンクテレコムは 固 定 電 話 ( 加 入 電 話 +ISDN)の 影 響 回 線 数 を 表 示 している 東 日 本 大 震 災 本 震 発 生 日 時 :3 月 11 日 ( 金 )14:46 頃 最 大 震 度 :7 震 源 地 : 三 陸 沖 この 地 震 による 被 害 最 大 値 ( 影 響 回 線 数 ): NTT 東 日 本 ( 加 入 電 話 +ISDN) : 約 101 万 回 線 KDD : 約 14 万 回 線 ソフトバンク : 約 3 万 回 線 ( 3 月 13 日 時 点 ) 宮 城 県 沖 を 震 源 とする 余 震 ( 最 大 震 度 :6 強 ) 発 生 日 時 : 4 月 7 日 ( 木 )23:32 頃 この 地 震 による 被 害 最 大 値 ( 影 響 回 線 数 ) NTT 東 日 本 ( 加 入 電 話 +ISDN) : 約 5 万 回 線 KDDI : 約 1 万 7 千 回 線 ソフトバンク : 約 1 千 回 線 ( 4 月 8 日 時 点 )

携 帯 電 話 基 地 局 の 停 波 基 地 局 数 の 推 移 9 東 日 本 大 震 災 本 震 発 生 日 時 :3 月 11 日 ( 金 )14:46 頃 最 大 震 度 :7 震 源 地 : 三 陸 沖 この 地 震 による 被 害 最 大 値 ( 停 波 基 地 局 数 ): NTTドコモ : 約 6700 局 KDDI(au) : 約 3700 局 ソフトバンク : 約 3800 局 イー モバイル : 約 700 局 ( 3 月 12 日 時 点 ) 宮 城 県 沖 を 震 源 とする 余 震 ( 最 大 震 度 :6 強 ) 発 生 日 時 : 4 月 7 日 ( 木 )23:32 頃 この 地 震 による 被 害 最 大 値 ( 停 波 基 地 局 数 ): NTTドコモ : 約 1200 局 KDDI(au) : 約 500 局 ソフトバンク : 約 2200 局 イー モバイル : 約 200 局 ( 4 月 8 日 時 点 )

東 日 本 大 震 災 における 復 旧 被 災 者 支 援 に 関 する 主 な 取 組 状 況 10 被 災 した 通 信 インフラの 復 旧 や 被 災 地 における 被 災 者 支 援 のため 通 信 各 社 等 は 積 極 的 な 取 組 を 実 施 1 通 信 インフラ 復 旧 に 係 る 取 組 4 情 報 収 集 ( 安 否 確 認 震 災 情 報 等 )の 支 援 移 動 基 地 局 車 の 配 備 衛 星 利 用 の 臨 時 基 地 局 等 の 設 置 携 帯 各 社 移 動 電 源 車 の 配 備 NTT 東 日 本 NTTドコモ KDDI ソフトバンクモバイル 等 衛 星 通 信 回 線 の 提 供 ( 超 小 型 地 球 局 の 貸 与 ) スカパーJSAT MCA 無 線 エリア 外 の 地 域 に 臨 時 の 中 継 局 を 設 置 移 動 無 線 センター 復 旧 エリアマップの 公 開 や 復 旧 情 報 等 の 提 供 携 帯 PHS 各 社 災 害 用 伝 言 ダイヤル 災 害 用 Web 伝 言 板 の 提 供 NTT 東 日 本 携 帯 PHS 各 社 等 安 否 情 報 を 登 録 検 索 できるサイトの 開 設 グーグル 震 災 関 連 情 報 をまとめた 特 集 サイトの 設 置 NECビッグローブ グーグル マイクロソフト ヤフー 等 東 北 6 県 のFM 局 等 を 放 送 エリアに 関 係 なく PCやスマートフォンから 無 料 で 聴 取 できるサイトの 開 設 KDDI 2 被 災 者 等 の 通 信 手 段 確 保 に 係 る 取 組 5 情 報 発 信 のための 支 援 公 衆 電 話 の 無 料 化 特 設 公 衆 電 話 の 設 置 NTT 東 日 本 携 帯 電 話 端 末 充 電 器 等 の 無 償 貸 与 携 帯 PHS 各 社 衛 星 携 帯 電 話 等 の 無 償 貸 与 NTTドコモ KDDI 等 MCA 無 線 機 の 無 償 貸 与 移 動 無 線 センター 等 避 難 所 等 におけるインターネット 接 続 環 境 の 無 償 提 供 NTT 東 日 本 NTTドコモ スカパーJSAT J:COM マイクロソフト UQ 等 公 衆 無 線 LANエリアの 無 料 開 放 NTT 東 日 本 NTTドコモ ソフトバンクモバイル 等 3 利 用 者 料 金 の 減 免 等 被 災 地 のサービス 基 本 料 金 等 の 減 免 利 用 料 金 支 払 期 限 の 延 長 通 信 各 社 アクセスの 集 中 した 公 共 機 関 等 のウェブサイトのミラーサイトの 提 供 IBM グーグル マイクロソフト ヤフー 等 被 災 地 域 の 自 治 体 やNPO 等 に 対 するクラウドサービスの 無 償 提 供 IBM NECビッグローブ グーグル マイクロソフト 等 ( 参 考 ) 総 務 省 の 取 組 衛 星 携 帯 電 話 MCA 無 線 簡 易 無 線 の 無 償 貸 与 技 術 試 験 衛 星 (きずな)を 用 いた 臨 時 の 災 害 衛 星 通 信 回 線 の 提 供 協 力 (NICTがブロードバンド 回 線 接 続 を 提 供 ) 外 国 救 援 部 隊 からの 無 線 局 使 用 要 請 等 について 臨 機 の 措 置 と して 免 許 を 付 与 等 故 障 した 携 帯 電 話 の 修 理 費 用 の 軽 減 携 帯 各 社

インターネットにおけるサービスの 活 用 事 例 11 今 回 の 震 災 においては 検 索 機 能 を 利 用 した 安 否 確 認 サービスの 提 供 等 インターネットの 効 果 的 な 活 用 が 行 われた 避 難 所 名 簿 検 索 (ヤフー) パーソンファインダー(グーグル) 避 難 所 名 簿 検 索 親 族 友 人 知 人 の 避 難 場 所 を 名 前 から 調 べ たいとの 要 望 をかなえるとともに 地 方 自 治 体 における 安 否 確 認 の 手 間 を 減 らすため ウェブサイトに 公 開 された 名 簿 情 報 を 収 集 し 人 力 で 整 形 し 検 索 ができる 状 態 に ボランティア 検 索 ボランティア 活 動 に 従 事 したいと 考 え 情 報 を 求 めているお 客 様 の 要 望 をか なえるため ボランティア 情 報 をNPO から 調 達 し 検 索 可 能 に 安 否 情 報 をユーザーが 簡 単 に 登 録 検 索 閲 覧 できるツール 登 録 数 はサービス 提 供 開 始 直 後 には 約 3000 件 だったが 2011 年 4 月 ~5 月 中 旬 には67 万 件 を 超 えた データベースの 一 元 化 を 図 るため 地 方 自 治 体 警 察 庁 メディア 携 帯 電 話 会 社 等 と 連 携 パーソンファインダー は データを 保 管 するバックエンドとしての 役 割 だけでなく PFIF と いう 公 開 フォーマットの 情 報 ハブとしても 機 能 する 公 開 フォーマットを 利 用 することで データ 統 合 を 容 易 にし API として 埋 め 込 むことを 可 能 に

東 日 本 大 震 災 に 関 するクラウドサービス 利 活 用 事 例 集 12 今 回 の 震 災 に 関 して クラウドサービスが 利 活 用 された 事 例 についてとりまとめ 事 例 集 として 広 く 情 報 提 供 を 実 施 中 震 災 では 電 力 不 足 設 備 人 的 資 源 不 足 迅 速 な 情 報 共 有 の 必 要 性 などがあり クラウドの 特 徴 である 拡 張 への 柔 軟 性 敏 捷 性 が 役 立 った 避 難 所 情 報 救 援 物 資 情 報 等 の 支 援 マッチングや 仮 想 サーバの 無 償 提 供 等 などが 実 施 された

Ⅱ 大 震 災 を 踏 まえた 総 務 省 における 検 討 13

大 規 模 災 害 等 緊 急 事 態 における 通 信 確 保 の 在 り 方 に 関 する 検 討 会 本 検 討 会 は 国 民 生 活 や 産 業 経 済 活 動 に 必 要 不 可 欠 な 基 盤 として 重 要 性 を 有 する 通 信 インフラにおいて 東 日 本 大 震 災 の 発 生 により 広 範 囲 にわたり 輻 輳 や 通 信 途 絶 等 の 状 態 が 生 じたことを 踏 まえ 緊 急 事 態 における 通 信 手 段 の 確 保 の 在 り 方 について 検 討 することを 目 的 として 今 年 4 月 から 開 催 学 識 経 験 者 のほか 電 気 通 信 事 業 者 をはじめとする 主 要 なICT 関 連 企 業 事 業 者 団 体 が 構 成 員 として 参 加 8 月 2 日 に 中 間 取 りまとめを 公 表 中 間 取 りまとめにおいては 今 後 の 取 組 について 本 検 討 会 での 検 討 を 受 けて 各 主 体 ( 国 自 治 体 電 気 通 信 事 業 者 等 )が 今 後 速 やかに 取 り 組 むべき 事 項 と 本 検 討 会 において 引 き 続 き 検 討 を 深 める 事 項 に 分 類 整 理 し アクションプラン として 取 りまとめ 年 内 を 目 途 に 最 終 取 りまとめを 行 う 予 定 構 成 員 座 長 桜 井 俊 総 合 通 信 基 盤 局 長 ( 敬 称 略 五 十 音 順 ) 座 長 代 理 原 口 亮 介 総 合 通 信 基 盤 局 電 気 通 信 事 業 部 長 鈴 木 茂 樹 総 合 通 信 基 盤 局 電 波 部 長 有 識 者 構 成 員 相 田 仁 東 京 大 学 大 学 院 工 学 系 研 究 科 教 授 服 部 武 上 智 大 学 理 工 学 部 情 報 理 工 学 科 教 授 事 業 者 等 構 成 員 有 田 雅 紀 UQコミュニケーションズ 株 式 会 社 執 行 役 員 副 社 長 技 術 部 門 長 有 馬 誠 グーグル 株 式 会 社 代 表 取 締 役 飯 塚 久 夫 NECビッグローブ 株 式 会 社 代 表 取 締 役 執 行 役 員 社 長 加 藤 薫 株 式 会 社 エヌ ティ ティ ドコモ 取 締 役 常 務 執 行 役 員 経 営 企 画 部 長 喜 多 埜 裕 明 ヤフー 株 式 会 社 取 締 役 最 高 執 行 責 任 者 常 務 執 行 役 員 R&D 統 括 本 部 長 嶋 谷 吉 治 KDDI 株 式 会 社 取 締 役 執 行 役 員 常 務 技 術 統 括 本 部 長 杉 山 博 史 財 団 法 人 移 動 無 線 センター 事 業 本 部 長 資 宗 克 行 一 般 社 団 法 人 情 報 通 信 ネットワーク 産 業 協 会 専 務 理 事 田 口 和 博 株 式 会 社 ジュピターテレコム 上 席 執 行 役 員 技 術 部 門 長 兼 技 術 本 部 長 立 石 聡 明 社 団 法 人 日 本 インターネットプロバイダー 協 会 副 会 長 徳 永 順 二 富 永 昌 彦 ソフトバンクモバイル 株 式 会 社 常 務 執 行 役 員 渉 外 本 部 本 部 長 ( 第 5 回 から) 独 立 行 政 法 人 情 報 通 信 研 究 機 構 理 事 永 井 裕 スカパーJSAT 株 式 会 社 取 締 役 執 行 役 員 副 社 長 技 術 運 用 本 部 長 平 澤 弘 樹 株 式 会 社 ウィルコム 執 行 役 員 技 術 本 部 長 本 郷 公 敏 イー アクセス 株 式 会 社 専 務 執 行 役 員 技 術 本 部 長 牧 野 益 巳 日 本 マイクロソフト 株 式 会 社 社 長 室 長 業 務 執 行 役 員 山 村 雅 之 東 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 常 務 取 締 役 ネットワーク 事 業 推 進 本 部 長 設 備 部 長 兼 務 弓 削 哲 也 ソフトバンクモバイル 株 式 会 社 顧 問 ( 第 4 回 まで) 吉 崎 敏 文 日 本 アイ ビー エム 株 式 会 社 執 行 役 員 クラウド&スマーター シティー 事 業 担 当 14

ワーキンググループ(WG)の 設 置 について 15 大 規 模 災 害 等 緊 急 事 態 における 通 信 確 保 の 在 り 方 に 関 する 検 討 会 では 構 成 員 の 提 案 等 を 踏 まえ 取 り 扱 うべき 検 討 項 目 を 整 理 したところであるが 当 該 検 討 項 目 に 基 づき 具 体 的 な 検 討 を 行 うため ネットワークインフラWG と インターネット 利 用 WG を 設 置 大 規 模 災 害 等 緊 急 事 態 における 通 信 確 保 の 在 り 方 に 関 する 検 討 会 ネットワークインフラWG インターネット 利 用 WG 検 討 事 項 緊 急 時 の 輻 輳 状 態 への 対 応 の 在 り 方 基 地 局 や 中 継 局 が 被 災 した 場 合 等 における 通 信 手 段 確 保 の 在 り 方 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のネットワークインフラの 在 り 方 構 成 員 ( 主 査 ) 服 部 委 員 ( 主 査 代 理 ) 相 田 委 員 ( 構 成 員 )NTT 東 日 本 NTTドコモ KDDI ソフトバンクモ バイル イー アクセス ジュピターテレコム ウィルコム UQ スカパーJSAT 移 動 無 線 セ ンター CIAJ NICT( 実 務 者 クラス) 検 討 事 項 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のインターネット 活 用 の 在 り 方 構 成 員 ( 主 査 ) 相 田 委 員 ( 主 査 代 理 ) 服 部 委 員 ( 構 成 員 )NTT 東 日 本 KDDI ソフトバンクBB JAIPA NECビッグローブ ヤフー 日 本 マイクロソフト グーグル 日 本 IBM NICT( 実 務 者 クラス) (オフ サ ーハ ー) 仙 台 市 岩 手 県 地 方 自 治 情 報 センター

中 間 取 りまとめ(8/2 公 表 )の 全 体 構 成 16 第 1 章 はじめに 第 2 章 緊 急 時 の 輻 輳 状 態 への 対 応 の 在 り 方 1. 音 声 通 話 の 確 保 2. 音 声 通 話 以 外 の 通 話 手 段 の 充 実 改 善 3. 災 害 時 の 通 信 手 段 に 関 する 利 用 者 等 への 情 報 提 供 4. 輻 輳 に 強 いネットワークの 実 現 第 3 章 第 4 章 第 5 章 基 地 局 や 中 継 局 が 被 災 した 場 合 等 における 通 信 手 段 確 保 の 在 り 方 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のネットワーク インフラの 在 り 方 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のインターネット 利 用 の 在 り 方 1. 被 災 した 通 信 設 備 の 応 急 復 旧 対 応 2. 被 災 地 や 避 難 場 所 等 における 通 信 手 段 の 確 保 提 供 等 3. 電 源 の 安 定 的 な 確 保 4. 緊 急 情 報 や 被 災 状 況 等 の 情 報 提 供 1.ネットワークの 耐 災 害 性 向 上 2. 災 害 に 即 応 できる 体 制 整 備 1.インターネット 接 続 機 能 の 確 保 2.インターネットの 効 果 的 な 活 用 3.クラウドサービスの 活 用 4. 災 害 発 生 時 に 備 えた 通 信 事 業 者 の 協 力 体 制 の 構 築 第 6 章 アクションプラン 本 検 討 会 での 検 討 を 受 けて 各 主 体 ( 国 自 治 体 電 気 通 信 事 業 者 等 )が 今 後 速 やかに 取 り 組 むべき 事 項 と 本 検 討 会 において 引 き 続 き 検 討 を 深 める 事 項 に 分 類

中 間 取 りまとめ アクションプラン に 基 づき 今 後 取 組 検 討 を 進 める 事 項 17 1. 緊 急 時 の 輻 輳 状 態 への 対 応 の 在 り 方 1. 音 声 通 話 の 確 保 < 例 > 交 換 機 等 の 設 計 容 量 の 見 直 し 等 による 疎 通 能 力 の 向 上 事 業 者 音 声 通 話 の 利 用 をより 多 く 確 保 するための 新 たな 提 供 形 態 の 検 討 2. 音 声 通 話 以 外 の 通 話 手 段 の 充 実 改 善 < 例 > 災 害 伝 言 サービスの 高 度 化 ( 横 断 的 な 検 索 ) 国 事 業 者 3. 災 害 時 の 通 信 手 段 に 関 する 利 用 者 等 への 情 報 提 供 < 例 > 輻 輳 時 に 音 声 ガイダンスによる 災 害 伝 言 板 等 への 誘 導 4. 輻 輳 に 強 いネットワークの 実 現 < 例 > 耐 輻 輳 性 を 重 視 した 新 技 術 の 開 発 検 証 国 等 本 検 討 会 で 引 き 続 き 検 討 本 検 討 会 で 引 き 続 き 検 討 事 業 者 2. 基 地 局 や 中 継 局 が 被 災 した 場 合 等 における 通 信 手 段 確 保 の 在 り 方 1. 被 災 した 通 信 設 備 の 応 急 復 旧 対 応 < 例 > 緊 急 時 における 携 帯 事 業 者 間 のローミング( 緊 急 通 報 に 限 定 したローミングを 含 む)に ついて 検 討 本 検 討 会 で 引 き 続 き 検 討 2. 被 災 地 や 避 難 場 所 等 における 通 信 手 段 の 確 保 提 供 等 < 例 > 災 害 に 強 い 無 線 システム 等 を 整 備 展 開 した 地 域 づくり 国 等 3. 電 源 の 安 定 的 な 確 保 < 例 > 燃 料 の 迅 速 かつ 安 定 的 な 確 保 の 在 り 方 について 検 討 本 検 討 会 で 引 き 続 き 検 討 メーカー 等 における 設 備 端 末 の 省 電 力 化 バッテリーの 軽 量 化 等 事 業 者 4. 緊 急 情 報 や 被 災 状 況 等 の 情 報 提 供 < 例 > 安 否 確 認 サービスの 高 度 化 ( 携 帯 電 話 の 位 置 情 報 等 の 活 用 等 ) 国 事 業 者 3. 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のネットワークインフラの 在 り 方 1.ネットワークの 耐 災 害 性 向 上 < 例 > 技 術 基 準 の 在 り 方 を 含 むネットワークの 安 全 信 頼 性 確 保 の 在 り 方 に ついて 検 討 本 検 討 会 で 引 き 続 き 検 討 2. 災 害 に 即 応 できる 体 制 整 備 < 例 > 国 関 係 事 業 者 及 び 自 治 体 間 の 情 報 共 有 伝 達 体 制 等 の 在 り 方 に ついて 検 討 国 事 業 者 4. 今 回 の 震 災 を 踏 まえた 今 後 のインターネット 活 用 の 在 り 方 1.インターネット 接 続 機 能 の 確 保 < 例 > 通 信 全 体 の 疎 通 性 の 確 保 のためのトラヒック 制 御 について 検 討 2.インターネットの 効 果 的 な 活 用 < 例 > 書 式 の 標 準 化 等 行 政 機 関 等 の 情 報 提 供 の 在 り 方 について 検 討 3.クラウドサービスの 活 用 < 例 > 自 治 体 クラウドの 一 層 の 推 進 国 等 4. 災 害 発 生 時 に 備 えた 通 信 事 業 者 の 協 力 体 制 の 構 築 < 例 > 異 なる 通 信 サービス 間 での 効 率 的 かつ 即 時 の 通 信 リソース 融 通 のための 研 究 開 発 本 検 討 会 で 引 き 続 き 検 討 本 検 討 会 で 引 き 続 き 検 討 国 等

引 き 続 き 検 討 を 深 める 事 項 に 関 する 検 討 状 況 (ネットワークインフラWG1) 18 1. 携 帯 電 話 のメール 遅 延 について アクションプランにおける 記 述 携 帯 電 話 のメール 遅 延 については 今 回 の 震 災 での 実 態 等 を 踏 まえ メールサーバの 増 強 など その 対 応 の 在 り 方 につい て 検 討 を 行 うことが 必 要 各 携 帯 事 業 者 に 携 帯 電 話 のメール 遅 延 状 況 について 確 認 したところ NTTドコモからは 震 災 当 日 メールの 送 受 信 トラ ヒック 増 大 に 伴 い メールサーバで 遅 延 が 発 生 したとの 回 答 があった 一 方 KDDI ソフトバンクは メールサーバ 自 体 に 問 題 があったものではなく 音 声 網 を 利 用 するメール 受 信 通 知 の 配 信 が 遅 延 したとの 回 答 があった また イー アクセスから は 同 社 起 因 によるメール 遅 延 は 発 生 しなかったとの 回 答 があった NTTドコモでは メールサーバの 更 改 により 同 レベルのトラヒック 集 中 では 当 面 サーバでの 遅 延 が 発 生 しなくなる 見 込 みであるとしている また KDDIでは 2012 年 12 月 開 始 予 定 のLTEでは 既 存 方 式 に 依 存 しないSIP 方 式 を 採 用 するこ とで 改 善 を 図 るとしているほか ソフトバンクは 音 声 サービス 系 の 設 備 のマイグレーションのタイミング 及 び 新 技 術 の 導 入 に 併 せた 改 善 が 考 えられるとしている 現 在 の 取 組 等 を 踏 まえ 引 き 続 き 各 電 気 通 信 事 業 者 において 携 帯 電 話 のメール 遅 延 への 対 応 に 取 り 組 むことが 適 当 ではないか 2. 輻 輳 状 況 や 通 信 規 制 の 状 況 の 共 有 情 報 提 供 について アクションプランにおける 記 述 国 や 関 係 事 業 者 は 輻 輳 状 況 や 通 信 規 制 の 状 況 を 共 有 するとともに 共 用 した 情 報 を 国 民 に 対 し 効 果 的 に 提 供 できるよう に 相 互 連 携 について 検 討 を 行 うことが 必 要 輻 輳 状 況 や 通 信 規 制 の 情 報 を 二 次 利 用 可 能 な 形 で 公 開 することについては 各 事 業 者 のコンセンサスが 得 られたが 公 開 する 情 報 の 内 容 や 形 式 等 についての 統 一 的 なルールを 求 める 意 見 が 示 された 別 に 電 気 通 信 事 業 者 を 中 心 とする 検 討 の 場 を 設 け 輻 輳 状 況 や 通 信 規 制 の 状 況 の 情 報 提 供 に 関 する 統 一 的 ルールを 検 討 することが 適 当 ではないか

引 き 続 き 検 討 を 深 める 事 項 に 関 する 検 討 状 況 (ネットワークインフラWG2) 19 3.ローミングについて アクションプランにおける 記 述 緊 急 時 における 携 帯 事 業 者 間 のローミングについては 被 災 者 等 の 通 信 手 段 確 保 といった 公 益 的 見 地 からの 有 効 性 は 否 定 されないものの その 実 現 には 課 題 もあることから 緊 急 通 報 に 限 定 したローミングを 含 めて 検 討 を 行 うことが 必 要 緊 急 時 における 携 帯 電 話 間 のローミングについては 想 定 外 のトラヒック 増 による 輻 輳 の 発 生 を 招 くことから 設 備 の 増 強 が 必 要 となり それに 伴 う 面 的 エリアカバーの 遅 れや 復 旧 現 場 の 混 乱 を 招 く 可 能 性 があるとの 意 見 (NTTドコモ)が 示 された 一 方 で ユーザー 利 便 性 という 観 点 から 必 要 又 は 望 ましいとする 意 見 (KDDI ソフトバンク イー アクセス ウィルコム)も 示 された 実 現 に 当 たっての 課 題 としては 通 信 方 式 無 線 方 式 の 異 なる 事 業 者 間 においては 困 難 である 点 や 設 備 改 修 コストを 要 す る 点 が 挙 げられた 本 検 討 会 としては 両 論 併 記 とした 上 で 緊 急 時 における 携 帯 電 話 間 ローミングに 関 するルール 化 の 必 要 性 については 情 報 通 信 審 議 会 における 検 討 に 委 ねることが 適 当 ではないか 緊 急 通 報 に 限 定 したローミングについては 災 害 時 だけではなく 平 常 時 からの 実 施 を 前 提 に 2009 年 10 月 の 接 続 ルール に 関 する 情 報 通 信 審 議 会 答 申 の 整 理 に 沿 った 検 討 を 進 めることについてはコンセンサスが 得 られたところ 課 題 としては 法 令 上 緊 急 機 関 から 発 信 者 に 呼 び 返 しできる 仕 組 みが 必 要 であること( 複 数 の 電 気 通 信 事 業 者 が 関 係 する 中 で 呼 び 返 しに 当 たっての 手 順 や 個 人 情 報 の 扱 いに 関 する 課 題 を 含 む ) 在 圏 表 示 されている 状 況 でも 緊 急 通 報 しか 発 信 できない 等 利 用 者 が 事 態 を 理 解 しかねる 状 況 が 発 生 するおそれがあること 等 の 点 が 挙 げられた 平 常 時 を 含 む 緊 急 通 報 (110 番 119 番 等 )のローミングについて 課 題 の 解 決 等 を 図 るため 電 気 通 信 事 業 者 を 中 心 と する 協 議 のための 場 を 設 ける 方 向 で 検 討 することが 適 当 ではないか

引 き 続 き 検 討 を 深 める 事 項 に 関 する 検 討 状 況 (ネットワークインフラWG3) 20 4. 資 材 燃 料 や 人 員 等 の 輸 送 手 段 ルートの 確 保 について アクションプランにおける 記 述 迅 速 な 応 急 復 旧 作 業 に 必 要 な 資 材 燃 料 や 人 員 等 の 輸 送 手 段 ルートの 確 保 については 関 係 行 政 機 関 やインフラ 機 関 と 関 係 事 業 者 との 間 における 情 報 共 有 連 携 の 在 り 方 について 検 討 を 行 う 情 報 共 有 や 連 携 を 行 うことが 必 要 な 関 係 者 としては 内 閣 府 総 務 省 経 済 産 業 省 ( 資 源 エネルギー 庁 ) 国 土 交 通 省 警 察 庁 消 防 庁 自 衛 隊 地 方 自 治 体 等 が 挙 げられた 共 有 すべき 情 報 としては 避 難 場 所 自 治 体 緊 急 機 関 の 連 絡 窓 口 移 転 先 道 路 の 被 害 状 況 通 行 規 制 の 状 況 給 油 可 能 箇 所 必 要 な 物 資 等 に 関 する 情 報 が 挙 げられ 国 や 地 方 自 治 体 からこれらの 情 報 を 積 極 的 迅 速 に 提 供 することが 必 要 と の 意 見 が 示 された また 指 定 公 共 機 関 であれば 優 先 的 に 輸 送 手 段 が 確 保 可 能 な 仕 組 みの 構 築 を 求 める 意 見 や 指 定 公 共 機 関 に 限 らず 電 気 通 信 事 業 者 であれば 優 先 的 な 取 扱 いを 受 けることを 可 能 とすべきとの 意 見 が 示 された このほか 次 のとおり 行 政 手 続 の 柔 軟 化 等 を 求 める 意 見 が 示 された - 燃 料 搬 送 上 危 険 物 に 関 する 有 資 格 取 得 者 が 必 要 であるが 人 員 確 保 が 困 難 であったため 緊 急 時 の 燃 料 輸 送 に 関 し て 緩 和 措 置 を 設 けるべき - 一 般 車 両 が 通 行 止 めの 場 合 であっても 道 路 通 行 が 可 能 となる 緊 急 通 行 車 両 の 制 度 は 物 資 の 迅 速 な 輸 送 に 有 効 であっ たが 手 続 に 時 間 を 要 する 等 の 課 題 があったため 緊 急 通 行 車 両 確 認 証 明 書 の 発 行 に 関 する 手 続 について 申 請 の 省 略 化 柔 軟 化 を 図 るべき - 通 行 禁 止 道 路 通 行 許 可 証 の 早 期 発 行 を 可 能 とすべき これらの 意 見 について 内 閣 府 や 制 度 所 管 省 庁 等 の 関 係 行 政 機 関 に 伝 えた 上 で 災 害 対 応 に 関 する 制 度 や 各 種 計 画 へ の 反 映 等 その 実 現 に 向 けた 働 きかけを 行 うことが 適 当 ではないか

引 き 続 き 検 討 を 深 める 事 項 に 関 する 検 討 状 況 (ネットワークインフラWG4) 21 5. 燃 料 の 迅 速 かつ 安 定 的 な 確 保 について アクションプランにおける 記 述 自 家 用 発 電 機 の 燃 料 の 迅 速 かつ 安 定 的 な 確 保 については 関 係 機 関 の 連 携 など その 在 り 方 について 検 討 を 行 うことが 必 要 東 日 本 大 震 災 においては 軽 油 重 油 ガソリン エンジンオイルが 不 足 燃 料 確 保 のために 必 要 な 関 係 機 関 の 連 携 としては 民 - 民 間 の 連 携 として 各 電 気 通 信 事 業 者 と 石 油 会 社 との 間 の 優 先 給 油 契 約 等 の 締 結 各 電 気 通 信 事 業 者 が 利 用 可 能 な 燃 料 の 備 蓄 状 況 や 輸 送 可 能 な 方 法 等 に 関 する 情 報 共 有 等 が 挙 げら れた 各 事 業 者 において 石 油 会 社 との 間 での 連 携 強 化 等 を 検 討 することが 適 当 ではないか また 行 政 機 関 との 連 携 については 次 のような 取 組 を 求 める 意 見 が 示 された - 緊 急 時 の 燃 料 の 確 保 輸 送 に 関 するルール 体 制 の 確 立 - 国 家 レベルでの 燃 料 確 保 と 業 界 への 割 当 て - 通 行 禁 止 道 路 通 行 許 可 証 所 有 車 両 等 の 復 旧 に 係 る 車 両 への 優 先 給 油 や 当 該 給 油 を 行 う 場 所 の 事 前 の 公 開 - 発 電 発 動 設 備 の 電 気 事 業 法 の 非 常 用 予 備 電 源 としての 取 扱 い - 関 係 行 政 機 関 への 情 報 伝 達 の 効 率 化 - 地 方 自 治 体 と 石 油 業 界 団 体 との 間 における 供 給 協 定 の 締 結 これらの 意 見 について 内 閣 府 や 制 度 所 管 省 庁 等 の 関 係 行 政 機 関 に 伝 えた 上 で 災 害 対 応 に 関 する 制 度 や 各 種 計 画 へ の 反 映 等 その 実 現 に 向 けた 働 きかけを 行 うことが 適 当 ではないか

引 き 続 き 検 討 を 深 める 事 項 に 関 する 検 討 状 況 (ネットワークインフラWG5) 22 6.その 他 災 害 時 優 先 電 話 について アクションプランにおける 記 述 災 害 時 優 先 電 話 は 今 回 の 震 災 における 被 災 地 や 首 都 圏 等 での 疎 通 状 況 を 踏 まえて その 安 定 的 な 利 用 の 確 保 の 在 り 方 や 優 先 的 取 扱 いの 対 象 機 関 等 について 検 討 を 行 うことが 必 要 次 回 WGにおいて 関 係 事 項 を 議 題 とする 予 定 交 換 機 等 の 設 計 容 量 の 在 り 方 について アクションプランにおける 記 述 交 換 機 等 の 設 計 容 量 の 在 り 方 については 下 記 通 話 時 間 規 制 など 輻 輳 対 策 全 体 との 関 係 も 踏 まえながら 検 討 を 行 うことが 必 要 通 話 時 間 制 限 について アクションプランにおける 記 述 通 話 時 間 制 限 は 制 限 する 通 話 時 間 等 について 社 会 的 コンセンサスが 必 要 となり また 有 効 に 機 能 するためには 交 換 機 等 の 処 理 能 力 の 見 直 しが 必 要 な 場 合 もあることから 今 回 の 輻 輳 の 実 態 等 を 踏 まえ 検 討 を 行 うことが 必 要 通 話 品 質 を 低 下 させた 電 話 について アクションプランにおける 記 述 通 話 品 質 を 低 下 させた 電 話 は 許 容 される 品 質 の 程 度 等 が 課 題 となり また 交 換 機 等 の 処 理 能 力 の 関 係 も 考 慮 が 必 要 となることから 今 回 の 輻 輳 の 実 態 等 を 踏 まえ NGNやLTE 等 のIP 網 での 実 現 について 検 討 を 行 うことが 必 要 非 常 用 電 源 確 保 の 在 り 方 について アクションプランにおける 記 述 非 常 用 電 源 確 保 の 在 り 方 については 事 業 者 の 取 組 状 況 等 を 踏 まえ 通 信 設 備 の 種 類 規 模 等 に 応 じて 検 討 を 行 うことが 必 要 ネットワークの 安 全 性 信 頼 性 確 保 の 在 り 方 について アクションプランにおける 記 述 ネットワークの 安 全 性 信 頼 性 確 保 の 在 り 方 については 事 業 者 の 動 向 等 を 踏 まえつつ 技 術 基 準 の 在 り 方 を 含 めて 検 討 を 行 うことが 必 要 情 報 通 信 審 議 会 技 術 分 科 会 IPネットワーク 設 備 委 員 会 において 検 討 中

引 き 続 き 検 討 を 深 める 事 項 に 関 する 検 討 状 況 (インターネット 利 用 WG1) 23 1.インターネットによる 情 報 共 有 について アクションプランにおける 記 述 行 政 機 関 等 により 提 供 される 情 報 の 項 目 や 書 式 の 標 準 化 など 行 政 機 関 等 による 情 報 提 供 の 在 り 方 とともに 最 低 限 集 約 提 供 すべき 情 報 の 項 目 を 整 理 するなど 情 報 集 約 の 在 り 方 についても 検 討 を 行 うことが 必 要 併 せて 行 政 機 関 等 によるソー シャルメディアサービスの 活 用 の 在 り 方 の 検 討 が 必 要 情 報 ニーズとしては 安 否 情 報 が 最 も 高 いとの 共 通 認 識 岩 手 県 から 避 難 者 名 簿 を 県 職 員 が 手 入 力 でデータ 化 し 県 HPに 掲 載 するとともに 県 からグーグルや 県 内 マスコミ 各 社 に 安 否 情 報 を 一 括 提 供 したことについて 説 明 がなされた なお 名 簿 等 の 様 式 を 定 めていても 非 常 時 には 活 用 は 困 難 で あるとの 意 見 も 示 された 仙 台 市 から 避 難 所 マニュアルに 沿 って 避 難 所 において 避 難 者 カードの 記 入 を 依 頼 し 同 意 のあった 避 難 者 の 名 簿 をHP で 公 表 したこと 等 について 説 明 がなされた 手 続 き 正 確 さの 面 では 評 価 されるが 速 さの 面 が 課 題 であるとの 意 見 も 示 さ れた 併 せて 非 常 時 には 事 前 に 準 備 したことしかできないため 予 め 枠 組 みを 決 めて 準 備 をしておくしかないこと 国 自 治 体 事 業 者 による 速 さと 正 確 さを 兼 ね 備 えた 対 応 策 の 検 討 が 必 要 との 意 見 が 示 された 地 方 自 治 情 報 センターから 自 治 体 の 規 摸 により 対 応 力 がまちまちであるため 都 道 府 県 単 位 関 東 関 西 等 のブロック 単 位 での 広 域 的 な 対 応 取 組 が 必 要 ではないかとの 意 見 が 示 された 自 治 体 等 からの 意 見 を 踏 まえ 次 回 WGにおいて 引 き 続 き 議 論 を 行 う 予 定 岩 手 県 から 震 災 前 からツイッタ- フェイスブックを 活 用 しており 震 災 直 後 に 最 も 効 果 を 発 揮 したとの 説 明 がなされた ツイッタ-に 寄 せられる 情 報 の 確 実 性 等 に 課 題 があるものの 非 常 時 に 備 えて 多 様 な 情 報 発 信 手 段 を 持 つこと 情 報 を 受 信 する 側 においても 普 段 から 使 い 慣 れておくことが 必 要 であると 説 明 がなされた 地 方 自 治 情 報 センターから 震 災 後 の 対 応 として 県 公 式 ツイッターの 運 用 やフェイスブックによる 復 興 情 報 の 発 信 など を 開 始 した 自 治 体 について 紹 介 があった ソーシャルメディアサービスの 活 用 については 各 自 治 体 等 による 取 組 を 促 進 するため 国 や 事 業 者 団 体 等 において 効 果 的 な 活 用 事 例 を 収 集 し 共 有 を 図 っていくこと 等 が 適 当 ではないか

引 き 続 き 検 討 を 深 める 事 項 に 関 する 検 討 状 況 (インターネット 利 用 WG2) 24 2.ミラーサイトの 活 用 について アクションプランにおける 記 述 災 害 発 生 時 における 行 政 機 関 等 によるミラーサイトの 効 果 的 な 利 用 の 在 り 方 について 検 討 を 行 うことが 必 要 岩 手 県 から 被 災 後 6 日 目 にミラーサイトを 立 ち 上 げたが 対 応 が 遅 かったことについて 説 明 があった また ミラーサイト を 事 前 に 用 意 しておくことが 必 要 であったとの 意 見 が 示 された 併 せて ホームページへのアクセス 集 中 対 策 として CMS(コンテンツマネジメントシステム)の 仕 様 を 見 直 しているとの 説 明 がなされた 仙 台 市 から 仙 台 市 ホームページについてはアクセス 数 が7 倍 に 増 加 したものの 外 部 からのアクセスが 可 能 であったた めミラーサイトを 立 ち 上 げなかったこと 仙 台 市 ガス 局 ホームページについてはアクセス 数 が60 倍 に 増 加 したためミラーサ イトを 立 ち 上 げたとの 説 明 がなされた 信 頼 性 のある 正 確 な 情 報 を 広 く 伝 達 するためにはHPが 有 効 であり - 震 災 時 でも 稼 働 し 続 けるHPの 構 築 - アクセス 急 増 時 におけるミラーサイトの 活 用 などが 必 要 であるとの 説 明 がなされた ミラーサイトの 活 用 については 各 自 治 体 等 による 取 組 を 促 進 するため 国 や 事 業 者 団 体 等 において 効 果 的 な 活 用 事 例 を 収 集 し 共 有 を 図 っていくこと 等 が 適 当 ではないか

引 き 続 き 検 討 を 深 める 事 項 に 関 する 検 討 状 況 (インターネット 利 用 WG3) 25 3. 情 報 リテラシーの 涵 養 について アクションプランにおける 記 述 自 治 体 職 員 や 避 難 所 運 営 関 係 者 の 情 報 リテラシーの 涵 養 の 在 り 方 について 検 討 を 行 うことが 必 要 岩 手 県 から 人 材 育 成 を 進 めるとともに ICTを 使 える 人 のネットワーク 化 を 図 っていくとの 説 明 がなされた また スマート フォンの 活 用 研 修 についても 検 討 中 であるとの 説 明 がなされた 仙 台 市 から インターネット 上 の 掲 示 板 による 情 報 共 有 自 治 体 間 のネットワーク 構 築 の 取 組 ( 東 日 本 大 震 災 被 災 地 自 治 体 ICT 担 当 連 絡 会 (ISN))が 紹 介 されるとともに 事 前 訓 練 などにおいて 予 め 連 携 を 作 っておくことが 重 要 との 説 明 がなされた NPO 地 元 大 学 との 日 頃 からの 連 携 が 重 要 との 意 見 が 示 された 情 報 リテラシーの 涵 養 については 各 自 治 体 においてNPO 地 元 大 学 等 とも 連 携 しつつ 継 続 的 に 進 めること また 国 や 事 業 者 団 体 等 においてはベストプラクティスを 収 集 し 共 有 を 図 っていくこと 等 が 適 当 ではないか 4. 情 報 格 差 への 配 慮 について アクションプランにおける 記 述 情 報 格 差 が 生 じないよう 情 報 リテラシーの 低 い 者 に 対 応 した 情 報 提 供 の 在 り 方 について 検 討 を 行 うことが 必 要 岩 手 県 から 災 害 時 の 情 報 発 信 には 携 帯 電 話 ラジオ テレビが 有 効 であり メール 配 信 サービスやスマートフォンの 活 用 を 促 進 していくとの 説 明 がなされた 仙 台 市 から 今 後 は インターネットが 情 報 提 供 の 中 心 になっていく 一 方 で 紙 やテレビ ラジオ 雑 誌 等 の 既 存 のマスコミの 活 用 も 継 続 すると 考 えられること どのような 状 況 下 で 何 を 伝 達 するのかによって 情 報 提 供 に 適 したツールは 変 わるとの 説 明 がなされた 情 報 提 供 の 在 り 方 については 国 において 通 信 放 送 手 段 を 連 携 させた 防 災 情 報 伝 達 システムの 高 度 化 等 を 進 めるとと もに 各 自 治 体 において 情 報 提 供 ツールの 特 長 住 民 の 利 用 状 況 提 供 する 情 報 の 内 容 等 を 勘 案 しつつ 検 討 することが 適 当 ではないか

引 き 続 き 検 討 を 深 める 事 項 に 関 する 検 討 状 況 (インターネット 利 用 WG4) 26 5. 携 帯 メールの 遅 延 について アクションプランにおける 記 述 携 帯 メールの 遅 延 については メールサーバ 等 の 増 強 など その 対 応 の 在 り 方 について 検 討 を 行 うことが 必 要 KDDIからは メールサーバ 自 体 の 処 理 に 問 題 があったのではなく メールお 知 らせ(SMS)の 輻 輳 によりメールが 遅 延 した ように 見 えたとの 回 答 があった また ソフトバンクBBからは 通 常 の 最 繁 時 と 比 較 して 著 しくトラヒックが 増 えた 事 象 は 確 認 さ れなかったとの 回 答 があった KDDIでは 2012 年 12 月 開 始 予 定 のLTEから 既 存 方 式 に 依 存 しないSIP 方 式 を 採 用 することで 改 善 を 図 るとしている 現 在 の 取 組 等 を 踏 まえ 引 き 続 き 各 電 気 通 信 事 業 者 において 携 帯 電 話 のメール 遅 延 への 対 応 に 取 り 組 むことが 適 当 で はないか 6. 燃 料 の 迅 速 かつ 安 定 的 な 確 保 について アクションプランにおける 記 述 燃 料 の 迅 速 かつ 安 定 的 な 確 保 については 関 係 機 関 との 連 携 など その 在 り 方 について 検 討 を 行 うことが 必 要 燃 料 確 保 のために 必 要 な 関 係 機 関 の 連 携 としては 民 - 民 間 の 連 携 として 各 電 気 通 信 事 業 者 と 石 油 会 社 との 間 の 優 先 給 油 契 約 等 の 締 結 各 電 気 通 信 事 業 者 が 利 用 可 能 な 燃 料 の 備 蓄 状 況 や 輸 送 可 能 な 方 法 等 に 関 する 情 報 共 有 等 が 挙 げられた 各 事 業 者 において 石 油 会 社 との 間 での 連 携 強 化 等 を 検 討 することが 適 当 ではないか ネットワークインフラWGにおいて 行 政 機 関 との 連 携 について 緊 急 時 の 燃 料 の 確 保 輸 送 に 関 するルール 体 制 の 確 立 通 行 禁 止 道 路 通 行 許 可 証 所 有 車 両 等 の 復 旧 に 係 る 車 両 への 優 先 給 油 や 当 該 給 油 を 行 う 場 所 の 事 前 の 公 開 などの 取 組 を 求 める 意 見 が 示 された これらの 意 見 について 内 閣 府 や 制 度 所 管 省 庁 等 の 関 係 行 政 機 関 に 伝 えた 上 で 災 害 対 応 に 関 する 制 度 や 各 種 計 画 へ の 反 映 等 その 実 現 に 向 けた 働 きかけを 行 うことが 適 当 ではないか

引 き 続 き 検 討 を 深 める 事 項 に 関 する 検 討 状 況 (インターネット 利 用 WG5) 27 7.その 他 通 信 全 体 の 疎 通 性 の 確 保 について アクションプランにおける 記 述 災 害 時 にヘビートラヒックが 発 生 した 場 合 通 信 全 体 の 疎 通 性 の 確 保 のためのトラヒック 制 御 について 検 討 を 行 うことが 必 要 帯 域 制 御 の 運 用 基 準 に 関 するガイドライン 検 討 協 議 会 において 検 討 中 ISPの 耐 災 害 性 強 化 について アクションプランにおける 記 述 インターネット 接 続 機 能 の 確 保 の 観 点 から ISPの 耐 災 害 性 強 化 ( 電 気 通 信 設 備 の 耐 震 性 強 化 電 源 設 備 の 確 保 など)の 在 り 方 情 報 通 信 ネット ワークの 安 全 信 頼 性 基 準 の 内 容 について 検 討 を 行 うことが 必 要 情 報 通 信 審 議 会 情 報 通 信 技 術 分 科 会 IPネットワーク 設 備 委 員 会 における 事 業 用 電 気 通 信 設 備 の 技 術 基 準 の 検 討 を 踏 まえ ISPの 設 備 を 含 めた 情 報 通 信 ネットワーク 安 全 信 頼 性 基 準 について 検 討 インターネットのネットワーク 構 築 の 在 り 方 について アクションプランにおける 記 述 首 都 圏 における 大 規 模 災 害 発 生 時 にもインターネットが 機 能 するよう 災 害 に 強 いインターネットのネットワーク 構 築 の 在 り 方 について 検 討 を 行 うこと が 必 要 日 本 インターネットプロバイダー 協 会 (JAIPA)を 中 心 に ISPやIX 事 業 者 等 が 検 討 する 場 を 新 たに 設 け 検 討 中 クラウドサービスの 積 極 的 活 用 について アクションプランにおける 記 述 クラウドサービスを 活 用 した 行 政 医 療 教 育 等 の 公 共 サービスのサービス 継 続 性 や 付 加 価 値 を 高 めることについて 検 討 を 行 うことが 必 要 ジャパン クラウド コンソーシアム(JCC)において 検 討 中 クラウドサービス 事 業 者 間 の 協 力 について アクションプランにおける 記 述 クラウドサービス 事 業 者 間 で 共 通 の 耐 災 害 性 に 係 る 情 報 開 示 項 目 を 定 めるなど 情 報 開 示 の 在 り 方 について 検 討 を 行 うことが 必 要 その 際 国 はク ラウド 事 業 者 の 取 組 を 支 援 ASP SaaS クラウドコンソーシアム(ASPIC)において 検 討 中

( 参 考 ) 東 日 本 大 震 災 対 策 ICT 関 連 予 算 28

東 日 本 大 震 災 に 係 る 総 務 省 ICT 関 連 施 策 29 追 加 財 政 措 置 既 存 財 政 措 置 予 算 施 策 名 予 算 額 予 算 施 策 名 予 算 額 平 成 23 年 度 補 正 予 算 ( 第 3 号 ) 被 災 地 域 情 報 化 推 進 事 業 ( 原 子 力 災 害 による 被 災 市 町 村 における 避 難 住 民 の 交 流 の 維 持 補 助 金 のうち) 3,311 百 万 円 392 平 成 23 年 度 補 正 予 算 ( 第 1 号 ) 情 報 通 信 基 盤 災 害 復 旧 事 業 費 補 助 金 被 災 地 域 における 重 要 通 信 の 確 保 221 百 万 円 1,429 百 万 円 ICT 地 域 のきずな 再 生 強 化 支 援 事 業 情 報 通 信 基 盤 災 害 復 旧 事 業 費 補 助 金 百 万 円 1,348 百 万 円 災 害 対 策 用 移 動 電 源 車 の 配 備 鹿 島 宇 宙 技 術 センター(NICT)の 復 旧 191 百 万 円 369 百 万 円 情 報 通 信 ネットワークの 耐 災 害 性 強 化 のための 研 究 開 発 海 外 への 情 報 発 信 強 化 東 日 本 大 震 災 アーカイブ 基 盤 構 築 プロジェクト 15,900 百 万 円 809 百 万 円 900 百 万 円 合 計 額 2,210 百 万 円 平 成 23 年 度 当 初 予 算 予 算 施 策 名 所 要 額 被 災 地 における 地 デジ 支 援 災 害 対 策 用 移 動 通 信 機 器 の 整 備 ( 追 加 ) 1,983 百 万 円 32 百 万 円 被 災 3 県 の 地 デジ 完 全 移 行 延 期 対 策 広 域 災 害 対 応 型 情 報 通 信 技 術 等 の 研 究 開 発 実 証 662 百 万 円 4,083 百 万 円 平 成 22 年 度 予 算 災 害 対 策 用 移 動 通 信 機 器 の 整 備 被 災 地 用 ラジオの 整 備 電 波 監 視 施 設 の 復 旧 117 百 万 円 13 百 万 円 1,338 百 万 円 合 計 額 27,405 百 万 円 合 計 額 3,483 百 万 円

被 災 地 域 情 報 化 推 進 事 業 総 事 業 費 100 億 円 ( 予 算 額 33.1 億 円 補 助 率 1/3) 東 日 本 大 震 災 で 被 災 した 地 方 公 共 団 体 が 抱 える 課 題 について 情 報 通 信 技 術 (ICT)を 活 用 して 効 率 的 効 果 的 に 解 決 する 取 組 を 支 援 被 災 地 域 情 報 化 推 進 事 業 被 災 地 に お け る 就 労 履 歴 管 理 シ ス テ ム の 構 築 災 害 に 強 い 情 報 連 携 シ ス テ ム の 構 築 地 域 の 情 報 通 信 基 盤 の 復 興 支 援 措 置 自 治 体 自 治 体 ク ラ ウ ド の 導 入 I C T 地 域 の き ず な 再 生 強 化 東 北 メ デ ィ カ ル メ ガ バ ン ク ス マ ー ト グ リ ッ ド 通 信 イ ン タ フ ェ ー ス 導 入 ( 医 療 ) ( 地 域 情 報 ) ( 就 労 ) ( 行 政 ) ( 環 境 ) ( 防 災 ) 30 平 成 23 年 度 補 正 予 算 ( 第 3 号 )における 東 日 本 大 震 災 対 策 (1)

東 北 メディカル メガバンク( 東 北 地 域 医 療 情 報 連 携 基 盤 構 築 事 業 ) 31 ICTを 活 用 した 災 害 に 強 い 医 療 健 康 情 報 連 携 基 盤 を 整 備 し 被 災 県 における 切 れ 目 のない 医 療 提 供 体 制 の 復 興 を 目 指 す 具 体 的 には 被 災 県 において 地 域 医 療 圏 の 中 核 的 医 療 機 関 診 療 所 薬 局 介 護 施 設 等 の 保 有 する 患 者 住 民 の 医 療 健 康 情 報 を 安 全 かつ 円 滑 に 記 録 蓄 積 閲 覧 するための 医 療 情 報 連 携 基 盤 の 構 築 を 支 援 する 健 診 情 報 診 療 情 報 等 介 護 関 連 情 報 各 種 情 報 の 記 録 蓄 積 閲 覧 カルテ 情 報 調 剤 情 報 介 護 情 報 等 を 蓄 積 共 有 地 域 医 療 情 報 連 携 基 盤 ブロードバンドネットワーク いつでも どこでも 安 全 に 情 報 にアクセス 地 域 医 療 連 携 医 療 圏 中 核 的 医 療 機 関 遠 隔 医 療 相 談 診 療 所 在 宅 診 療 仮 設 診 療 所 専 門 医 大 学 病 院 等 救 急 医 療 避 難 所 集 会 所 遠 隔 健 康 相 談 診 療 所 専 門 医 薬 局 介 護 施 設 患 者 住 民 仮 設 住 宅 自 治 体 保 健 師 健 康 指 導 員 健 康 指 導 の 実 施 県 内 他 地 域 等 ( 後 方 支 援 )

ICT 地 域 のきずな 再 生 強 化 32 概 要 地 元 地 域 と 避 難 住 民 との 間 の 円 滑 なコミュニケーションの 確 立 により ICTによる 地 域 のきずなの 再 生 強 化 を 図 るため 仮 設 住 宅 や 全 国 各 地 に 避 難 している 住 民 に 対 して 地 元 地 域 の 行 政 情 報 生 活 情 報 復 興 情 報 等 を 正 確 迅 速 に 提 供 するとともに 地 域 のコミュニケーションを 円 滑 化 するための 情 報 通 信 環 境 を 構 築 する 地 域 情 報 の 発 信 行 政 情 報 - 被 災 者 支 援 に 関 する 情 報 - 避 難 者 に 対 するお 知 らせ 等 ICTによる 地 域 のきずなの 再 生 強 化 ホワイトスペース 等 を 用 いた 情 報 通 信 環 境 の 構 築 避 難 住 民 等 生 活 地 域 情 報 - 地 元 地 域 のイベント 情 報 - 復 興 情 報 等 行 政 情 報 生 活 情 報 復 興 情 報 : インター ネット テレビ 情 報 通 信 環 境 携 帯 電 話 教 育 医 療 情 報 等 被 災 地 域 からの 各 種 情 報 を 仮 設 住 宅 全 国 に 避 難 している 住 民 に 提 供 タブレット 端 末 - 教 育 教 養 情 報 - 医 療 健 康 情 報 等 復 興 支 援 チャンネル 遠 隔 での 健 康 相 談 見 守 り 等 医 療 機 関 等

被 災 地 における 就 労 履 歴 管 理 システムの 構 築 33 概 要 被 災 地 の 建 設 作 業 員 にID 付 きの 建 設 業 就 労 者 証 を 発 行 し 入 退 場 や 安 全 講 習 履 歴 作 業 内 容 等 を 自 動 記 録 することを 通 じ 被 災 地 の 復 旧 復 興 工 事 に 係 る 安 全 衛 生 の 確 保 や 就 労 履 歴 の 正 確 な 捕 捉 管 理 を 行 うシステム 同 システムについては 宮 城 県 石 巻 市 の 応 急 仮 設 住 宅 の 施 工 現 場 で 先 行 的 に 導 入 開 始 しているが さら に 他 の 被 災 地 域 へ 拡 大 して 適 用 するもの 石 巻 市 の 応 急 仮 設 住 宅 建 設 現 場 における 先 行 導 入 模 様 ( 平 成 23 本 年 7 月 )

被 災 地 域 ブロードバンド 基 盤 整 備 34 概 要 被 災 地 域 のうち 津 波 による 浸 水 により 建 造 物 の 多 くが 全 壊 ( 流 出 )するような 区 域 ( 流 出 地 域 )が 多 数 存 在 このような 流 出 地 域 においては 被 災 自 治 体 による 流 出 地 域 全 体 の 復 興 計 画 の 策 定 後 避 難 住 民 が 新 しい 生 活 を 円 滑 に 開 始 することができるよう ブロードバンド 基 盤 を 整 備 することが 必 要 このため 流 出 地 域 における 光 ファイバ 網 等 の 整 備 を 行 う 被 災 自 治 体 に 対 し その 整 備 費 用 を 支 援 する 沿 岸 部 には 津 波 による 甚 大 な 被 害 地 域 ( 流 出 地 域 ) が 多 数 存 在 浸 水 区 域 における 全 壊 ( 流 出 ) 世 帯 は 約 12 万 世 帯 被 災 地 域 自 治 体 による FTTH 等 整 備 エリア FTTH 等 未 整 備 エリア ( 不 採 算 地 域 ) 民 間 による FTTH 等 整 備 エリア 流 出 地 域 被 災 地 域 ブロードバンド 基 盤 整 備 支 援 今 後 新 たな 都 市 計 画 の 確 定 後 自 治 体 による 超 高 速 ブロードバンドの 整 備 を 行 う 海 民 間 による 採 算 ベースでの 光 ファイ バ 網 等 の 整 備 が 困 難 と 想 定 される エリアを 想 定 効 果 街 づくりの 一 環 として 光 ファイバ 網 等 の 超 高 速 ブロードバンド 基 盤 を 整 備 することで 先 行 的 に 住 みやすい 環 境 を 整 備 し 避 難 住 民 の 早 期 帰 住 につながる 被 災 地 においては 防 災 をはじめブロードバンドを 活 用 した 様 々な 公 的 アプリケーション 等 の 提 供 が 想 定 されるところ このよ うなサービスを 特 に 必 要 とする 流 出 地 域 において その 利 用 基 盤 の 充 実 を 図 る

スマートグリッド通信インタフェース導入 35 スマートグリッドについて 地域レベルでエネルギー利用の効率化を実現するために必要な通信インタフェー ス標準の導入を支援し 被災地域へのスマート コミュニティ スマート ビレッジの導入を促進 地域コミュニティ等 ガスタービン 発電機 蓄電池 EV充電器 燃料電池 ホームエリア サービス 事業者 学校 ビル 市役所 太陽光発電 病院 電力線 通信回線 系統電源 家庭 エネルギー マネージメント システム 太陽光 発電 PC/AV機 器系 ホーム ゲートウェイ スマートメータや各種設備の通信インタフェース標準の導入を支援 導入の課題 最適なデータフォーマットの策定 伝送データのセキュリティの確保 膨大な数の小容量データの効率的な処理 白物 家電系 スマート メータ 電気 自動車

災 害 に 強 い 情 報 連 携 システムの 構 築 36 概 要 地 域 の 防 災 減 災 や 地 域 住 民 の 安 全 を 確 保 するため ICTを 活 用 した 以 下 の 機 能 を 有 するシステム 構 築 に 対 する 支 援 情 報 集 約 機 能 : 災 害 関 連 情 報 を 一 元 的 に 管 理 し 情 報 の 共 有 化 を 図 るための 機 能 情 報 配 信 機 能 : 防 災 警 報 等 地 方 公 共 団 体 から 住 民 に 提 供 すべき 情 報 を 多 様 なメディアで 一 括 して 配 信 する 機 能 公 衆 通 信 網 の 状 況 に 影 響 されずに 災 害 関 連 情 報 の 取 得 及 び 配 信 を 可 能 とする 災 害 に 強 い 重 層 的 なワイヤレスネットワー クの 整 備 に 対 する 支 援 地 方 公 共 団 体 災 害 情 報 配 信 システム 被 災 情 報 防 災 警 報 等 テレビ 地 域 内 外 にいる 住 民 スマートフォン ラジオ パソコン 携 帯 電 話 デジタルサイネージ テレビ ラジオ 局 への 情 報 提 供 や エリアメール メーリン グリストの 配 信 HPや 電 子 掲 示 板 等 への 掲 載 を 一 括 し て 行 うことで 多 様 なメディア による 情 報 提 供 を 実 現 自 組 織 及 び 他 組 織 から 得 た 災 害 関 連 情 報 を 一 元 的 に 管 理 庁 舎 内 外 における 簡 易 完 結 な 操 作 により 各 種 メディアへ 情 報 を 伝 達 効 果 ホワイトスペース 無 線 システム 等 携 帯 メール エリアワンセグ Wifiなど 身 近 なメディアを 重 層 的 に 活 用 した 住 民 への 情 報 伝 達 手 段 の 多 様 化 高 度 化 を 実 現 緊 急 時 において 情 報 提 供 者 は 簡 易 完 結 な 方 法 で 住 民 への 迅 速 かつ 確 実 な 情 報 提 供 が 可 能 災 害 により 一 部 通 信 網 が 損 傷 した 場 合 においても 迂 回 ルート 等 により 確 実 な 情 報 提 供 が 可 能 WiFi 重 層 的 なワイヤレスネットワー クを 構 築 し 災 害 時 でも 情 報 配 信 を 可 能 とする 通 信 網 を 確 保

自 治 体 クラウドの 導 入 37 目 的 東 日 本 大 震 災 で 被 災 した 地 域 において 住 民 や 企 業 等 の 情 報 を 保 全 し また 災 害 発 生 時 における 業 務 継 続 性 や 行 政 機 能 の 迅 速 な 復 旧 を 可 能 とするため 災 害 に 強 い 情 報 基 盤 の 早 期 整 備 を 促 進 し もって 被 災 した 地 域 の 早 期 復 興 に 資 することを 目 的 とする 概 要 東 日 本 大 震 災 の 被 災 地 の 市 町 村 が ハードウェア ソフトウェア データなどを 外 部 のデータセンターに おいて 保 有 管 理 し ネットワーク 経 由 で 利 用 することができるようにする 取 組 みに 要 する 以 下 の 経 費 に 対 し その 整 備 費 用 を 支 援 する 1 データセンター 利 用 型 業 務 システム 構 築 費 用 2 ネットワーク 機 器 設 置 現 地 調 整 作 業 等

平 成 23 年 度 補 正 予 算 ( 第 3 号 )における 東 日 本 大 震 災 対 策 (2) 38 ICT 地 域 のきずな 再 生 強 化 支 援 事 業 3.9 億 円 避 難 住 民 間 の 地 交 流 の 円 滑 化 及 び 避 難 元 市 町 村 からの 情 報 提 供 を 行 うための 情 報 通 信 環 境 の 構 築 に 対 する 補 助 情 報 通 信 基 盤 災 害 復 旧 事 業 費 補 助 金 被 災 した 地 域 の 情 報 通 信 基 盤 の 復 旧 事 業 に 対 する 補 助 13.5 億 円 情 報 通 信 基 盤 災 害 復 旧 事 業 費 補 助 金

平 成 23 年 度 補 正 予 算 ( 第 3 号 )における 東 日 本 大 震 災 対 策 (3) 39 情 報 通 信 ネットワークの 耐 災 害 性 強 化 のための 研 究 開 発 159.0 億 円 東 北 地 方 への 研 究 開 発 拠 点 の 整 備 ( 試 験 検 証 評 価 の 設 備 整 備 ) 及 び 当 該 拠 点 を 活 用 した 災 害 時 における 携 帯 電 話 の 輻 輳 ( 混 雑 )を 軽 減 するための 通 信 技 術 や 災 害 により 損 壊 した 通 信 インフラが 自 律 的 に 復 旧 して 公 共 施 設 等 をつなぐための 無 線 技 術 の 研 究 開 発 実 証 実 験 情 報 通 信 ネットワークの 耐 災 害 性 強 化 のための 研 究 開 発

平 成 23 年 度 補 正 予 算 ( 第 3 号 )における 東 日 本 大 震 災 対 策 (4) 40 海 外 への 情 報 発 信 強 化 8.1 億 円 東 日 本 大 震 災 からの 復 興 アピール 及 び 風 評 被 害 対 策 のため 海 外 放 送 事 業 者 と 国 内 放 送 事 業 者 との 共 同 製 作 等 により 番 組 を 製 作 し テレビ 国 際 放 送 等 を 活 用 して 世 界 に 配 信 東 日 本 大 震 災 アーカイブ 基 盤 構 築 プロジェクト 9.0 億 円 国 立 国 会 図 書 館 等 と 連 携 し 東 日 本 大 震 災 に 関 する 記 録 をデジタルデータにより 収 集 保 存 公 開 するための ルール 作 りを 行 うとともに ネット 上 に 分 散 して 存 在 する 東 日 本 大 震 災 に 関 するデジタルデータを 一 元 的 に 検 索 活 用 できるソフトウェア 開 発 海 外 への 情 報 発 信 強 化 東 日 本 大 震 災 アーカイブ 基 盤 構 築 プロジェクト

平 成 23 年 度 補 正 予 算 ( 第 3 号 )における 東 日 本 大 震 災 対 策 (5) 41 被 災 3 県 の 地 デジ 完 全 移 行 延 期 対 策 6.6 億 円 アナログ 放 送 停 波 を 延 期 した 東 北 3 県 ( 岩 手 宮 城 福 島 )において 地 上 デジタル 放 送 の 受 信 環 境 を 早 急 に 整 備 するための 相 談 体 制 の 強 化 共 聴 施 設 等 への 技 術 支 援 等 広 域 災 害 対 応 型 情 報 通 信 技 術 等 の 研 究 開 発 実 証 40.8 億 円 被 災 地 の 復 興 実 現 に 向 けた 安 全 かつ 耐 災 害 性 を 有 したクラウド 技 術 や 災 害 対 応 ロボット 向 け 通 信 技 術 等 の 情 報 通 信 技 術 の 研 究 開 発 実 証 及 び 地 域 医 療 情 報 連 携 基 盤 の 構 築 のための 実 証 等 被 災 3 県 の 地 デジ 完 全 移 行 延 期 対 策 広 域 災 害 対 応 型 情 報 通 信 技 術 等 の 研 究 開 発 実 証 地 デジコールセンター 連 携 デジサポ( 岩 手 宮 城 福 島 ) 個 別 専 門 的 な 受 信 相 談 への 対 応 共 聴 施 設 等 への 技 術 支 援 地 域 の 実 情 に 応 じて 地 域 住 民 に 対 して きめ 細 かな 対 応 を 実 施

平 成 23 年 度 補 正 予 算 ( 第 1 号 )における 東 日 本 大 震 災 対 策 (1) 42 情 報 通 信 基 盤 災 害 復 旧 事 業 費 補 助 金 2.2 億 円 被 災 地 方 公 共 団 体 が 実 施 する 情 報 通 信 基 盤 (FTTH 等 のブロードバンドサービス 施 設 ケーブルテレビ 等 の 有 線 放 送 施 設 及 び 公 共 施 設 間 を 結 ぶ 地 域 公 共 ネットワーク 施 設 等 )の 復 旧 を 支 援 する 被 災 地 域 における 重 要 通 信 の 確 保 14.3 億 円 可 搬 型 衛 星 通 信 システムの 構 築 広 域 性 柔 軟 性 耐 災 害 性 といった 特 徴 を 有 する 可 搬 型 衛 星 通 信 システムを 活 用 し 市 役 所 避 難 所 等 において 高 速 な 通 信 を 行 うことができる 環 境 を 構 築 する 情 報 通 信 基 盤 災 害 復 旧 事 業 費 補 助 金 可 搬 型 衛 星 通 信 システムの 構 築 病 院 市 役 所 インター ネット 人 工 衛 星 < 避 難 所 > 図 書 館 局 舎 学 校 衛 星 モデム ネットワーク 機 器 公 民 館 < 制 御 地 球 局 > < 市 役 所 等 > 交 付 対 象 アンテナ 施 設 ヘッドエンド 設 備 スタジオ 施 設 鉄 塔 光 電 変 換 装 置 無 線 アクセス 装 置 衛 星 地 球 局 等 の 施 設 及 びこれに 付 帯 する 施 設 ( 伝 送 路 電 源 設 備 センター 施 設 等 ) 地 上 回 線 断

平 成 23 年 度 補 正 予 算 ( 第 1 号 )における 東 日 本 大 震 災 対 策 (2) 43 被 災 地 域 における 重 要 通 信 の 確 保 ( 続 き) 小 型 固 定 無 線 システムの 構 築 役 場 大 規 模 避 難 所 物 資 集 積 点 等 の 拠 点 に 小 型 の 固 定 無 線 システムを 設 置 し 避 難 所 と 役 場 との 間 の 通 信 回 線 等 を 迅 速 に 復 旧 させ 災 害 情 報 等 の 情 報 のやり 取 りが 可 能 となるような 環 境 を 構 築 する 災 害 対 策 用 移 動 電 源 車 の 配 備 1.9 億 円 災 害 時 において 電 気 通 信 事 業 者 等 の 重 要 情 報 通 信 設 備 の 電 源 を 確 保 するため 各 総 合 通 信 局 へ 移 動 電 源 車 を 配 備 する 鹿 島 宇 宙 技 術 センター(NICT)の 復 旧 3.7 億 円 被 災 した 建 物 2 棟 ( 本 庁 舎 及 び 研 究 本 館 )の 改 修 崩 落 したエントランス 周 辺 の 外 溝 等 の 回 復 補 修 工 事 ダメージを 受 けた34m 大 型 アンテナの 被 害 調 査 補 修 工 事 小 型 固 定 無 線 システムの 構 築 災 害 対 策 用 移 動 電 源 車 の 配 備 ( 数 百 m~5km 程 度 ) 電 源 の 確 保 により ネットワークを 維 持 臨 時 役 場 大 規 模 避 難 所 等 市 役 所 光 ケーブルの 健 全 な 電 話 局 等 全 国 の 総 合 通 信 局 等 に 配 備 派 遣 通 信 設 備 の 電 源 が 途 絶 商 用 電 源

( 参 考 ) 平 成 23 年 度 当 初 予 算 における 東 日 本 大 震 災 対 策 44 被 災 地 における 地 デジ 支 援 19.8 億 円 デジタル 中 継 局 の 復 旧 支 援 共 聴 施 設 の 復 旧 支 援 暫 定 衛 星 対 策 の 対 象 拡 大 地 デジチューナー 等 支 援 事 業 の 被 災 者 への 対 象 拡 大 災 害 対 策 用 移 動 通 信 機 器 の 整 備 ( 追 加 ) 0.3 億 円 被 災 地 における 地 上 デジタル 放 送 支 援 地 上 デジタル 放 送 用 受 信 機 の 普 及 状 況 5 100%[5,000 万 世 帯 ] (2011 年 4 月 ) アナログ テレビ 4 調 査 結 果 94.9% (2010 年 12 月 ) デジタル 中 継 局 の 復 旧 支 援 暫 定 衛 星 対 策 の 対 象 拡 大 地 デジチューナー 等 支 援 事 業 の 被 災 者 への 対 象 拡 大 普 及 3 世 帯 数 ( 千 2 万 世 帯 ) 1 普 及 目 標 96% (2010 年 12 月 ) 0 共 聴 施 設 の 復 旧 支 援 2003 04 05 06 07 08 09 10 11 暦 年 アナログ 放 送 停 波

( 参 考 ) 平 成 22 年 度 予 算 における 東 日 本 大 震 災 対 策 45 災 害 対 策 用 移 動 通 信 機 器 の 整 備 1.2 億 円 MCA 無 線 機 (100 台 ) CR 無 線 機 (100 台 ) 衛 星 携 帯 電 話 (300 台 )を 購 入 し 被 災 自 治 体 へ 無 償 貸 与 被 災 地 用 ラジオの 整 備 0.1 億 円 ラジオ(1 万 台 )を 購 入 し 避 難 所 の 被 災 者 等 に 配 布 電 波 監 視 施 設 の 復 旧 13.4 億 円 被 災 した 電 波 監 視 施 設 を 復 旧 災 害 対 策 用 移 動 通 信 機 器 の 整 備 被 災 地 用 ラジオの 整 備 MCAシステム 中 継 局 衛 星 携 帯 電 話 (30km 程 度 ) 人 工 衛 星 固 定 局 移 動 局 < 地 球 局 > 運 輸 物 流 業 務 バス 運 行 業 務 市 町 村 防 災 行 政 無 線 簡 易 無 線 (CR) 端 末 ( 通 信 距 離 :1km~5km 程 度 ) 電 話 網 避 難 所