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1 マニュアルの 目 的 と 基 本 的 考 え 方 本 マニュアルは 長 野 市 薬 剤 師 会 の 新 型 インフルエンザ 対 策 のための 具 体 的 な 対 応 を 示 し 会 員 が 担 う 医 薬 品 医 療 材 料 の 供 給 拠 点 としての 責 務 を 遂 行 して 感 染 拡 大 の 防 止 を 図 ることを 目 的 とする なお 発 生 の 時 期 や 形 態 は 常 に 変 わり 随 時 最 新 の 科 学 的 な 知 見 により 見 直 されること から 本 マニュアルも 情 勢 の 変 化 を 踏 まえて 適 時 見 直 しを 行 う 2 具 体 的 な 対 応 マニュアル (1) 会 員 及 び 家 族 従 業 員 が 新 型 インフルエンザを 疑 う 事 象 が 発 生 した 場 合 の 対 応 医 療 機 関 に 事 前 に 連 絡 して 早 急 に 受 診 する なお 重 篤 な 場 合 以 外 は 救 急 車 を 使 わ ない また 医 療 機 関 での 受 診 の 結 果 感 染 が 確 認 された 場 合 は 医 師 の 指 示 に 従 い 療 養 し 薬 局 業 務 から 離 れる その 際 後 述 のファクシミリ 等 による 処 方 せんの 応 需 に 支 障 ないよう 対 応 をしておくこと ( 業 務 復 帰 の 目 安 は P5:Q&A 参 照 ) インフルエンザを 疑 う 症 状 (インフルエンザ 様 症 状 )としては 38 度 C 以 上 の 発 熱 且 つ 急 性 呼 吸 器 症 状 ( 鼻 汁 鼻 閉 咳 咽 頭 痛 のうち1つ 以 上 )がある が 年 齢 基 礎 疾 患 服 薬 状 況 等 の 影 響 で 38 度 C 以 上 の 発 熱 を 呈 さない 場 合 もあるので 留 意 すること (2) 薬 局 における 感 染 拡 大 防 止 新 型 インフルエンザ 患 者 や 感 染 の 疑 いのある 者 の 来 局 に 備 えて 以 下 の 対 応 を 配 慮 して 薬 局 での 感 染 拡 大 の 防 止 を 図 る 薬 局 従 業 員 のマスク 着 用 手 指 消 毒 手 洗 い うがいの 実 施 を 徹 底 する 来 局 者 に 対 しマスク 着 用 手 指 消 毒 うがいを 指 導 する 特 に 新 型 インフルエンザ 患 者 やその 家 族 等 慢 性 疾 患 患 者 や 妊 婦 等 のハイリスク 者 にはマスクの 着 用 を 徹 底 するよう 指 導 する (P4: 一 口 メモ 参 照 ) 新 型 インフルエンザ 患 者 及 び 濃 厚 接 触 者 が 来 局 する 場 合 には 一 般 の 来 局 者 との 接 触 を 最 小 限 にするため 原 則 として 以 下 のような 対 応 を 検 討 する 処 方 せん 持 参 前 に できれば 薬 局 入 口 の 外 から 携 帯 電 話 にて 連 絡 をしてもらう ( 入 口 にマスク 着 用 電 話 連 絡 についてのポスターを 掲 示 して 啓 発 する) 夜 間 投 薬 窓 口 の 利 用 自 家 用 車 で 来 局 の 場 合 は 駐 車 場 で 対 応 する 新 型 インフルエンザ 患 者 及 び 濃 厚 接 触 者 の 処 方 は できるだけ 最 優 先 で 調 剤 して 待 ち 時 間 を 短 縮 する 薬 局 内 の 消 毒 等 衛 生 管 理 を 徹 底 する 薬 局 従 業 員 の 健 康 管 理 等 に 努 め 本 人 や 家 族 等 の 罹 患 により 欠 勤 する 場 合 の 業 務 継 続 等 について 検 討 する (P5:Q&A 参 照 ) 1

(3) 新 型 インフルエンザ 患 者 の 処 方 せんの 取 扱 い 電 話 による 診 療 でのファクシミリ 等 による 抗 インフルエンザウィルス 薬 等 の 処 方 につ ては 患 者 数 が 急 速 に 増 加 している 場 合 で 県 が 国 立 感 染 症 研 究 所 感 染 情 報 センター と 情 報 交 換 し 必 要 と 判 断 して 事 前 に 都 道 府 県 が 地 域 医 療 関 係 者 と 協 議 を 行 い 混 乱 なく 実 施 できるよう 留 意 した 後 に 可 能 とされています なお 処 方 せんは 通 常 患 者 に 対 して 発 行 されるものですが 医 師 は 新 型 インフルエ ンザ 患 者 やその 同 居 者 には 薬 局 への 来 局 を 含 めて 外 出 を 自 粛 するよう 指 導 するとと もに 患 者 の 同 意 を 得 て 医 療 機 関 から 患 者 が 希 望 する 薬 局 にファクシミリ 等 で 送 付 す ることができるので(* 注 意 : 対 象 患 者 限 定 ) 薬 局 では 以 下 の 対 応 を 速 やかに 行 う (* 注 意 ) 電 話 診 療 ファクシミリ 等 による 処 方 せん 送 付 ができる 対 象 患 者 原 則 として 慢 性 疾 患 を 有 する 定 期 受 診 患 者 ( 症 状 が 安 定 して 経 過 しており 電 話 により 療 養 指 導 が 可 能 な 場 合 に 限 る 半 年 以 上 の 受 信 間 隔 がある 場 合 は 不 適 ) インフルエンザ 様 症 状 を 訴 え 最 近 の 受 診 歴 があり 同 一 の 急 性 疾 患 において 解 熱 剤 や 鎮 痛 剤 を 追 加 処 方 する 等 の 患 者 新 型 インフルエンザ 患 者 やその 同 居 者 から 処 方 せんの 持 参 について 連 絡 があった 場 合 は できる 限 り 事 前 に 処 方 せんを 医 療 機 関 からファクシミリ 等 で 送 付 するよう 求 め 受 付 は 通 常 の 営 業 時 間 内 であることを 説 明 する 処 方 せんのファクシミリ 送 付 は 医 療 機 関 から 薬 局 に 行 うことが 原 則 であり できる 限 り 患 者 自 身 が 処 方 せんを 薬 局 にファクシミリ 等 で 送 付 しないよう 説 明 する 但 し すでに 医 療 機 関 を 受 診 し 処 方 せんをもらった 後 に 患 者 から 連 絡 を 受 けた 場 合 については 医 療 機 関 に 戻 って FAX してもらうよう 強 要 すること なく 各 保 険 薬 局 が 医 療 機 関 に 対 して 次 項 の 確 認 を 行 って 対 応 する なお 調 剤 時 間 を 短 縮 するため できれば 調 剤 は 抗 インフルエンザ 薬 及 び 解 熱 薬 に 限 るよう 医 療 機 関 に 依 頼 する 患 者 から 処 方 せんの 送 付 を 受 けた 薬 局 は その 真 偽 を 確 認 するため 処 方 せんを 発 行 した 医 師 が 所 属 する 医 療 機 関 に 処 方 せんの 内 容 を 確 認 する (この 行 為 は 薬 剤 師 法 第 24 条 に 基 づく 疑 義 照 会 とは 別 途 に 必 ず 行 うこと )なお 患 者 を 介 さずに 医 療 機 関 から 直 接 受 けた 場 合 には この 行 為 は 行 わなくてよい 医 療 機 関 から 処 方 せんの 原 本 を 入 手 するまでの 間 は ファクシミリ 等 で 送 付 された 処 方 せんを 薬 剤 師 法 第 23~27 条 薬 事 法 第 49 条 における 処 方 せん とみなし て 調 剤 などを 行 う 調 剤 した 医 薬 品 は 可 能 な 限 り 患 者 との 接 触 を 避 けるため 家 族 知 人 等 が 受 け 取 り に 来 るよう 依 頼 し 服 薬 指 導 等 は 電 話 で 行 うことでも 差 し 支 えない まん 延 期 終 了 後 は 速 やかに 医 療 機 関 から 処 方 せんの 原 本 を 入 手 し 送 付 された 処 方 せんと 原 本 を 差 し 替 える 2

慢 性 疾 患 等 を 有 する 定 期 受 診 患 者 については 長 期 処 方 に 伴 う 患 者 の 服 薬 コンプラ イアンスの 低 下 や 薬 剤 の 紛 失 等 を 回 避 するため 電 話 での 服 薬 指 導 を 実 施 する 供 給 量 が 限 られる 小 児 用 のタミフルドライシロップが 不 足 した 場 合 は 薬 剤 師 の 職 能 を 発 揮 し タミフルカプセルを 脱 カプセルして 調 剤 交 付 することも 予 想 される ので 適 正 な 対 応 に 努 める (P6~7: 調 剤 方 法 の 参 考 例 参 照 ) 新 型 インフルエンザに 関 する 診 療 報 酬 の 取 扱 いについては P8~10: ファクシ ミリ 等 による 処 方 せんの 送 付 及 びその 応 需 等 に 関 するQ&A( 平 成 21 年 10 月 2 日 付 厚 生 労 働 省 新 型 インフルエンザ 対 策 推 進 本 部 事 務 連 絡 ) 参 照 4 新 型 インフルエンザ 対 策 用 備 蓄 薬 の 供 給 蔓 延 (パンデミック) 期 において 通 常 流 通 している 抗 インフルエンザウィルス( 以 下 流 通 薬 という)の 市 場 在 庫 が 枯 渇 し 治 療 に 影 響 がある 場 合 に 県 備 蓄 薬 が 放 出 されるので 事 務 局 から 県 の 放 出 に 係 る 情 報 を 各 保 険 薬 局 へ 送 信 する なお 県 備 蓄 薬 が 枯 渇 した 場 合 には 国 備 蓄 薬 が 厚 生 労 働 省 から 放 出 される 県 は 備 蓄 薬 保 管 場 所 から 幹 事 卸 売 業 者 (1 社 )に 備 蓄 薬 を 放 出 し 幹 事 卸 売 業 者 は 基 幹 卸 営 業 所 ( 県 下 6 社 の 営 業 所 )に 払 い 出 しを 行 い 基 幹 卸 営 業 所 は 各 営 業 所 に 配 送 する 営 業 所 は 備 蓄 薬 を 必 要 とする 医 療 機 関 に 迅 速 に 対 応 することとしている 放 出 される 県 備 蓄 薬 は1 回 当 たりタミフルが 各 8000 カプセル(800 人 分 )/1カート ン 及 び リレンザが 1540 ブリスター(77 人 分 )/1カートン ***( 参 考 ) 備 蓄 薬 の 供 給 フロー *** 備 蓄 薬 保 管 場 所 ( 国 県 ) 幹 事 卸 鍋 林 ( 株 ) 医 薬 品 物 流 センター 基 幹 卸 ( 県 下 6 社 ) アルフレッサ( 株 ) 岡 野 薬 品 ( 株 ) ( 株 )スズケン 東 邦 薬 品 ( 株 ) 鍋 林 ( 株 ) ( 株 )メディセオ 県 下 各 営 業 所 医 療 機 関 等 ( 保 険 薬 局 含 ) 3

長 野 市 薬 剤 師 会 では 以 下 の 保 険 薬 局 を 基 幹 センター 薬 局 と 定 め 備 蓄 インフ ルエンザ 薬 が 放 出 された 場 合 に 機 能 し 近 隣 薬 局 からの 購 入 希 望 に 対 応 することと しているが 県 と 県 卸 組 合 で 検 討 の 結 果 現 時 点 では 全 保 険 薬 局 へ 備 蓄 インフルエ ンザ 薬 が 配 送 されることになりました なお 返 品 はできないということなので 留 意 すること 基 幹 センター 薬 局 名 地 域 近 隣 薬 局 ブロック 別 若 里 土 屋 薬 局 長 野 赤 十 字 病 院 周 辺 第 4 第 5 第 6 地 区 長 野 薬 局 長 野 市 民 病 院 周 辺 第 1 第 2 地 区 三 輪 薬 局 NTT 東 長 野 病 院 周 辺 第 2 第 3 第 4 地 区 あおぞら 薬 局 長 野 中 央 病 院 周 辺 第 2 第 4 第 6 地 区 松 代 薬 局 松 代 病 院 周 辺 第 7 地 区 新 町 土 屋 薬 局 新 町 病 院 周 辺 第 8 地 区 わかば 堂 薬 局 信 越 病 院 飯 綱 病 院 周 辺 第 1 地 区 5 関 係 機 関 連 絡 先 一 覧 機 関 名 電 話 番 号 長 野 県 衛 生 部 健 康 づくり 支 援 課 026-235-7148 薬 事 管 理 課 026-235-7157 危 機 管 理 防 災 課 026-235-7184 長 野 保 健 福 祉 事 務 所 026-233-2131 北 信 保 健 福 祉 事 務 所 0269-62-3105 長 野 市 保 健 所 026-226-9970 *** 新 型 インフルエンザ 一 口 メモ *** 咳 エチケット 咳 くしゃみの 際 はティッシュなどで 口 と 鼻 を 押 さえ 周 囲 の 人 から 顔 をそむけ 1m 以 上 はなれる 鼻 汁 痰 などを 含 んだティッシュは 直 ぐにゴミ 箱 に 捨 てる またそのような 環 境 を 整 える 咳 をしている 人 にマスクの 着 用 を 促 す 咳 をしている 場 合 周 りの 人 へうつさな いために マスクを 着 用 する マスクは 正 しく 着 用 する 咳 やくしゃみの 後 は 直 ちに 手 指 衛 生 を 心 がける 4

手 指 消 毒 市 販 の 手 指 消 毒 液 を 薬 局 内 に 常 備 して 使 用 する なお 市 販 の 製 品 がない 場 合 は 次 のとおり 調 整 して 使 用 する 10% 塩 化 ベンザルコニウム 液 10ml + グリセリン( 適 量 ) + 消 毒 用 アルコールを 加 えて 全 量 を 500ml にする (1 回 3ml を 両 手 全 体 に 乾 くまで 摺 りこむ) 新 型 インフルエンザに 備 えた 職 場 の 対 応 (Q&A) Q 接 触 者 とは? A 患 者 が 発 症 した 日 の1 日 (24 時 間 ) 前 から 発 症 後 7 日 目 までに 接 触 した 者 をいい 状 態 により 濃 厚 接 触 者 と 軽 度 接 触 者 に 区 分 している 濃 厚 接 触 者 患 者 と 同 居 している 者 患 者 処 置 の 際 防 護 具 を 適 切 に 装 着 しなかった 医 療 関 係 者 比 較 的 長 時 間 患 者 と 直 接 対 面 した 者 軽 度 接 触 者 比 較 的 短 時 間 患 者 と 直 接 対 面 した 者 患 者 と 閉 鎖 空 間 を 共 有 した 者 患 者 の 汚 染 物 質 への 接 触 者 感 染 防 護 した 上 で 比 較 的 長 時 間 患 者 と 直 接 対 面 した 者 Q 職 場 の 感 染 予 防 を 徹 底 するには? A 日 頃 から 手 洗 い うがいを 徹 底 する 十 分 な 栄 養 と 睡 眠 をとり 体 調 を 整 える 咳 くしゃみの 症 状 がある 場 合 には 咳 エチケット を 徹 底 する 体 調 が 思 わしくない 時 には 無 理 せず 療 養 する ( 職 場 の 環 境 づくりが 重 要 ) 薬 局 入 り 口 の 外 にインフルエンザ 患 者 用 のポスターを 掲 示 して 啓 発 する ドア(ノブ) スイッチ 手 すり カウンター 共 同 使 用 のOA 機 器 等 の 高 頻 度 接 触 面 は 消 毒 薬 (アルコール)を 用 いた 清 拭 清 掃 を 行 う 5

Q 従 業 員 が 感 染 したら? A あらかじめ 職 場 ごとに 解 熱 後 2 日 間 または 発 症 した 日 の 翌 日 から7 日 間 は 出 勤 せ ず 自 宅 で 療 養 すること また 出 勤 後 は 必 ずサージカルマスクを 着 用 すること 2~ 3 日 はなるべく 患 者 と 接 触 しないこと 一 緒 にいるスタッフは 毎 朝 検 温 し 発 熱 がな いか 確 認 すること 等 を 取 り 決 めておく なお 従 業 員 の 家 族 ( 同 居 者 )の 健 康 状 態 に ついても インフルエンザ 様 症 状 の 有 無 を 日 々 確 認 するよう 徹 底 する なお 症 状 が 見 られた 場 合 には 経 過 観 察 せず 直 ちに 受 診 すること Q 従 業 員 の 家 族 ( 同 居 者 )が 感 染 したら? A その 従 業 員 は 濃 厚 接 触 者 となるので 以 下 の 対 応 をとることとする 患 者 ( 擬 似 症 を 含 む)との 最 終 接 触 から7 日 間 は できれば 出 勤 を 見 合 わせること も 検 討 する 自 分 が 感 染 していなことが 確 認 できた 場 合 出 勤 は OK であるが 他 者 とできるだけ 接 触 しないように 工 夫 する なお 接 触 する 場 合 にはマスクを 着 用 し 距 離 を 空 け る 工 夫 をする ( 家 族 が 感 染 したら 自 身 に 症 状 がないか 毎 日 検 温 するなどで 確 認 し もし 症 状 が 出 てきたら 無 理 に 出 勤 しないこと) これらの 対 応 が 空 振 り( 結 果 的 に 感 染 していなかった) となる 場 合 もあるが 感 染 予 防 の 観 点 から 必 要 な 対 応 であることを 管 理 者 から 従 業 員 によく 説 明 する 参 考 ) 国 の 事 業 者 職 場 における 新 型 インフルエンザ 対 策 ガイドライン http://www.cas.go.jp/jp/influenza/index.html ****** タミフルドライシロップが 不 足 した 場 合 の 対 応 ****** (タミフルカプセルを 脱 カプセルして 賦 形 剤 を 加 える 調 剤 方 法 の 参 考 例 ) タミフルカプセル 75mg(1カプセル 中 オセルタナビルとして 75mg 含 有 全 量 は 165mg)4 カプセル(300mg 含 有 )からカプセルを 外 し タミフルドライシロ ップ 3%と 同 一 含 量 になるよう 乳 糖 で 賦 形 し 1g 中 にオセルタナビルとして 30mg 含 有 する 散 剤 を 予 製 する 体 重 に 準 じて2mg/kg になるよう 分 包 する 仮 に 30mg/g の 散 剤 10g を 予 製 する 場 合 ( 幼 少 児 には 1 回 2mg/kg 体 重 1 日 2 回 投 与 するので 15kg の 患 児 の 5 日 分 に 相 当 )は タミフルカプセル 75mg を 4 カプセル 外 し カプセルの 中 の 散 剤 に 全 量 が 10g となるよう 乳 糖 で 賦 形 する こ の 散 剤 を 1g づつ 分 包 する )(P7: 調 剤 例 参 照 ) なお 上 記 のとおり 用 法 用 量 については タミフルドライシロップで 承 認 され ている 用 量 となる 分 量 で 調 剤 することが 基 本 なので 留 意 すること 6

( 参 考 ) タミフルカプセル 75mg 脱 カプセル(cap) 時 の 調 剤 例 (1) 体 重 (kg) 1 回 2mg/kg 1 日 2 回 1 日 分 1 回 2mg/kg 1 日 2 回 5 日 分 脱 カプセル 数 (cap) 5 日 分 (mg)= 体 重 (kg) 2mg/kg 2 回 5 日 1 カプセルあたり 1.0g に 賦 形 して 使 用 する 5 kg 0.27 カプセル 100mg 2 カプセル 全 量 を 2g に 賦 形 し その 内 の 1.35g を 使 用 し (20mg) (150mg) さらに 全 3g に 賦 形 して 10 包 に 分 割 10kg 0.53 カプセル 200mg 3 カプセル 全 量 を 3g に 賦 形 し その 内 の 2.65g を 使 用 し (40mg) (225mg) さらに 全 3g に 賦 形 して 10 包 に 分 割 15kg 0.8 カプセル 300mg 4 カプセル 全 量 を4g に 賦 形 して 10 包 に 分 割 (60mg) (300mg) 20kg 1.07 カプセル 400mg 6 カプセル 全 量 を 6g に 賦 形 し その 内 の 5.35g を 使 用 し (80mg) (450mg) て 10 包 に 分 割 25kg 1.33 カプセル (100mg) 500mg 7 カプセル (525mg) 全 量 を 7g に 賦 形 し その 内 の 6.655g を 使 用 し て 10 包 に 分 割 30kg 1.6 カプセル 600mg 8 カプセル 全 量 を 10 包 に 分 割 (120mg) (600mg) 35kg 1.87 カプセル (140mg) 700mg 10 カプセル (750mg) 全 量 を 10g に 賦 形 し その 内 の 9.35g を 使 用 し て 10 包 に 分 割 ( 参 考 ) タミフルカプセル 75mg 脱 カプセル(cap) 時 の 調 剤 例 (2) 体 重 (kg) 1 回 2mg/kg 1 日 2 回 1 日 分 1 回 2mg/kg 1 日 2 回 5 日 分 脱 カプセル 数 (cap) 5 日 分 (mg)= 体 重 (kg) 2mg/kg 2 回 5 日 1 カプセルあたり 0.75g に 賦 形 して 使 用 する 5 kg 0.27 カプセル (20mg) 100mg 2 カプセル (150mg) 全 量 を 1.5g に 賦 形 し その 内 の 1.0g を 使 用 し さらに 全 3g に 賦 形 して 10 包 に 分 割 10kg 0.53 カプセル (40mg) 200mg 3 カプセル (225mg) 全 量 を 2.25g に 賦 形 し その 内 の 2.0g を 使 用 し さらに 全 3g に 賦 形 して 10 包 に 分 割 15kg 0.8 カプセル 300mg 4 カプセル 全 量 を 3g に 賦 形 して 10 包 に 分 割 (60mg) (300mg) 20kg 1.07 カプセル 400mg 6 カプセル 全 量 を 4.5g に 賦 形 し その 内 の 4.05g を 使 用 (80mg) (450mg) して 10 包 に 分 割 25kg 1.33 カプセル (100mg) 500mg 7 カプセル (525mg) 全 量 を 5.25g に 賦 形 し その 内 の 5.0g を 使 用 して 10 包 に 分 割 30kg 1.6 カプセル 600mg 8 カプセル 全 量 を 10 包 に 分 割 (120mg) (600mg) 35kg 1.87 カプセル (140mg) 700mg 10 カプセル (750mg) 全 量 を 7.5g に 賦 形 し その 内 の 7.05g を 使 用 して 10 包 に 分 割 7

** ファクシミリ 等 による 処 方 せんの 送 付 及 びその 応 需 に 関 するQ&A ** ( 平 成 21 年 10 月 2 日 付 厚 生 労 働 省 新 型 インフルエンザ 対 策 推 進 本 部 事 務 連 絡 ) 問 1 電 話 による 診 療 でファクシミリ 等 による 処 方 せんが 送 付 できるのはどのような 患 者 ですか また 急 性 疾 患 での 受 診 歴 がある 患 者 に 対 しても 電 話 による 診 療 でファク シミリ 等 による 処 方 せんの 送 付 が 可 能 となりますか 原 則 として 慢 性 疾 患 を 有 する 定 期 受 診 患 者 を 対 象 とします ただし インフルエンザ 様 症 状 を 訴 えて 受 診 した 患 者 に 対 して 解 熱 剤 や 鎮 咳 剤 を 追 加 処 方 する 場 合 など 同 一 の 急 性 疾 患 において 最 近 の 受 診 歴 があり かつ 医 師 が 電 話 により 適 切 に 診 断 できると 判 断 した 場 合 には 電 話 による 診 療 でファクシミリ 等 による 処 方 せんの 送 付 が 可 能 となります 問 2 慢 性 疾 患 等 を 有 する 定 期 受 診 患 者 について 直 近 の 受 診 は 何 ヶ 月 以 内 であること が 必 要 ですか 電 話 による 診 療 により 医 師 が 患 者 の 病 状 を 判 断 するためには 医 師 が 患 者 の 全 身 状 態 に ついて 従 前 に 評 価 できていることが 必 要 です したがって 受 診 間 隔 のみで 一 律 に 判 断 さ れるものではなく 当 該 患 者 がかかりつけの 医 師 を 定 期 的 に 受 診 しており 特 に 最 近 の 受 診 が 途 切 れていないことが 必 要 と 考 えられます 例 えば 経 過 観 察 のみで 半 年 以 上 の 受 診 間 隔 である 場 合 などは 全 身 状 態 について 従 前 に 評 価 できているとは 考 えにくく 電 話 に よる 診 療 のみでファクシミリ 等 による 処 方 せんを 送 付 することは 適 切 でないと 思 われます 問 3 電 話 による 診 療 でのファクシミリ 等 による 抗 インフルエンザウィルス 薬 等 の 処 方 が 可 能 となるのは どのような 状 況 ですか 新 型 インフルエンザ 患 者 が 多 く 見 られる 地 域 であって 電 話 による 診 療 でファクシミリ 等 による 処 方 を 行 うことで 患 者 やその 家 族 の 医 療 機 関 内 における 感 染 を 防 止 すること 等 により 感 染 対 策 になると 判 断 される 状 況 をいいます 国 立 感 染 症 研 究 所 感 染 症 情 報 センターの 発 表 によれば 9 月 14 日 ~20 日 の 一 週 間 に 全 国 の 医 療 機 関 を 受 診 したインフルエンザ 患 者 数 は 約 27 万 人 と 推 計 され インフルエンザの 流 行 状 況 にあることを 参 考 に 各 地 域 の 外 来 受 診 者 数 の 状 況 を 踏 まえ 各 都 道 府 県 において 総 合 的 に 判 断 してください なお 電 話 による 診 療 でファクシミリ 等 による 処 方 せんの 送 付 を 行 う 場 合 には 事 前 に 都 道 府 県 等 保 健 所 医 師 会 及 び 薬 剤 師 会 等 の 地 域 の 医 療 関 係 者 により 十 分 な 協 議 を 行 い 混 乱 なく 実 施 できるよう 留 意 してください 8

問 4 慢 性 疾 患 の 定 期 処 方 についても 電 話 による 診 療 でファクシミリ 等 による 処 方 せ んの 送 付 が 可 能 ですか 当 該 患 者 の 慢 性 疾 患 が 最 近 は 安 定 して 経 過 しており かつ 電 話 により 必 要 な 療 養 指 導 が 可 能 な 場 合 には 医 療 機 関 内 における 感 染 を 防 止 する 観 点 から 電 話 による 診 療 でファク シミリ 等 による 処 方 せんを 送 付 することが 可 能 です 問 5 ファクシミリ 等 による 処 方 せんの 送 付 を 受 けた 薬 局 は 調 剤 した 薬 剤 を 患 家 に 届 ける 必 要 がありますか ファクシミリ 等 による 処 方 せんに 基 づき 調 剤 された 薬 剤 の 受 け 渡 しについては 患 者 で はなく 患 者 の 同 居 者 や 患 者 の 依 頼 を 受 けた 者 等 へ 行 うこと それらの 対 応 も 困 難 な 場 合 に ついては 介 護 や 看 護 にあたる 者 等 を 活 用 するといった 対 応 も 考 えられます また やむを えず 患 者 本 人 が 受 け 取 りにいく 場 合 には マスクを 着 用 し 必 要 に 応 じて 事 前 に 薬 局 へ 連 絡 してもらう 等 して 屋 外 で 薬 剤 の 受 け 渡 しを 行 う 等 の 感 染 対 策 をとることも 考 えられ 必 ずしも 薬 局 が 調 剤 した 薬 剤 を 患 家 に 届 ける 必 要 はありません したがって ファクシミ リ 等 による 処 方 せんの 送 付 を 行 う 場 合 は 薬 剤 の 受 け 渡 しが 適 切 に 行 われるよう あらか じめ 医 師 から 患 者 及 びその 同 居 者 等 に 対 して 薬 局 における 感 染 対 策 への 十 分 な 配 慮 や 薬 剤 の 受 け 渡 しの 留 意 点 について 指 導 しておくようにしてください なお 薬 剤 を 患 家 に 届 ける 場 合 等 には 服 薬 指 導 は 電 話 で 行 うことでも 差 し 支 えありま せん 問 6 電 話 による 診 療 の 結 果 ファクシミリ 等 による 抗 インフルエンザウィルス 薬 等 の 処 方 せんを 送 付 する 場 合 保 険 医 療 機 関 は 電 話 再 診 料 処 方 せん 料 を 算 定 できますか 算 定 できます ただし 電 話 再 診 料 については 外 来 診 療 料 を 算 定 する 保 険 医 療 機 関 の 場 合 は 算 定 できません 問 7 ファクシミリ 等 による 抗 インフルエンザウィルス 薬 等 の 処 方 せんを 受 け 付 けた 保 険 薬 局 において 当 該 医 薬 品 に 係 る 調 剤 を 行 った 場 合 調 剤 技 術 料 及 び 薬 剤 料 は 算 定 でき ますか また 医 薬 品 の 調 剤 時 において 新 型 インフルエンザ 患 者 との 接 触 を 避 けるた め 電 話 にて 服 薬 指 導 を 行 った 場 合 薬 剤 服 用 歴 管 理 指 導 料 等 の 薬 剤 師 からの 説 明 が 要 件 となっている 点 数 は 算 定 できますか 調 剤 技 術 料 及 び 薬 剤 料 は 算 定 できます 薬 剤 服 用 歴 管 理 指 導 料 等 は 電 話 にて 適 切 な 指 導 を 行 っており その 他 の 要 件 を 満 たしていれば 算 定 できます 9

( 平 成 21 年 5 月 26 日 付 厚 生 労 働 省 保 険 局 医 療 課 事 務 連 絡 ) 問 3 新 型 インフルエンザの 流 行 によりタミフルドライシロップ3%( 成 分 名 :リン 酸 オセルタミビル)の 入 手 が 困 難 な 場 合 において 当 該 製 剤 の 投 与 対 象 となる 患 者 に 対 し て タミフルカプセル75mgを 脱 カプセルし 賦 形 剤 を 加 えて 調 剤 した 上 で 交 付 した 場 合 薬 剤 料 の 算 定 は 可 能 か 新 型 インフルエンザの 流 行 によりタミフルドライシロップ3%が 入 手 困 難 な 場 合 であっ て 当 該 薬 剤 の 投 与 が 必 要 な 患 者 に 対 して タミフルカプセル75mgを 脱 カプセルし 調 剤 したものをタミフルドライシロップ3%の 用 法 用 量 に 従 い 投 与 した 場 合 に 限 り 薬 材 料 の 算 定 は 可 能 である この 場 合 脱 カプセルしたタミフルカプセル75mgに 係 る 薬 剤 料 については オセル タミビルの 実 際 の 投 与 量 に 相 当 する 分 ( 例 えば 5 日 間 でオセルタミビルとして 合 計 262. 5mg 投 与 する 場 合 は タミフルカプセル75mgの3.5カプセル 分 )を 請 求 するもの とし 院 内 処 方 の 場 合 には 調 剤 レセプトの 摘 要 欄 に それぞれ タミフルドライシロップ 不 足 のため 等 のやむを 得 ない 事 情 を 記 載 すること なお タミフルドライシロップ3%の 使 用 を 優 先 することは 当 然 であるが その 入 手 が 困 難 であり かつ 医 療 上 その 投 与 が 必 要 と 判 断 される 状 況 においては タミフルカプセ ル75mgを 脱 カプセルしてタミフルドライシロップ3%の 用 法 用 量 に 従 い 投 与 するこ とについて 本 剤 の 服 用 方 法 や 米 国 においても 同 様 の 方 法 が 推 奨 されていることに 鑑 み 有 効 性 安 全 性 上 ドライシロップ3%と 異 なるような 特 段 の 問 題 は 生 じないと 考 えてい る 旨 を 医 薬 食 品 局 審 査 管 理 課 に 確 認 済 みであることを 申 し 添 える * 平 成 21 年 10 月 30 日 追 加 記 載 ( 平 成 21 年 8 月 28 日 付 厚 生 労 働 省 新 型 インフルエンザ 対 策 推 進 本 部 事 務 連 絡 ) 問 8 同 一 の 患 者 に 対 して 同 一 診 療 日 に 一 部 の 薬 剤 を 院 内 において 投 薬 し 他 の 薬 剤 を 院 外 処 方 せんにより 投 薬 することは 原 則 として 認 められないが 医 薬 品 の 在 庫 管 理 等 の 関 係 から 同 一 患 者 に 対 して タミフルの 投 与 は 院 内 処 方 で それ 以 外 の 医 薬 品 の 処 方 は 院 外 処 方 せんとする 取 扱 いは 認 められるのか 同 一 患 者 に 対 して 院 内 における 投 薬 と 院 外 処 方 せんによる 投 薬 を 同 時 に 行 うことはやむ を 得 ない この 措 置 は 新 型 インフルエンザ 患 者 数 が 急 速 に 増 加 した 場 合 にも 対 応 できる 医 療 提 供 体 制 を 確 保 するため( 抗 インフルエンザウィルス 薬 投 与 の 緊 急 性 を 考 え)のものであり 抗 インフルエンザウィルス 薬 以 外 の 医 薬 品 を 院 内 で 処 方 し 抗 インフルエンザウィルス 薬 は 院 外 処 方 するということは 論 外 である 10

* 平 成 21 年 11 月 20 日 追 加 記 載 ( 平 成 21 年 5 月 26 日 付 厚 生 労 働 省 保 険 局 医 療 課 事 務 連 絡 の 追 加 記 載 ) 問 4 問 3のようにタミフルカプセル75mgを 脱 カプセルし 賦 形 剤 を 加 えて 調 剤 し た 上 で 交 付 した 場 合 保 険 薬 局 は 自 家 製 剤 加 算 を 算 定 できるのか また 入 院 中 の 患 者 に 対 して 同 様 の 調 剤 をした 上 で 投 薬 を 行 った 場 合 には 保 険 医 療 機 関 は 院 内 製 剤 加 算 を 算 定 できるのか タミフルドライシロップ3%が 入 手 困 難 な 場 合 であれば それぞれ 算 定 できる 問 5 新 型 インフルエンザに 係 る 医 療 提 供 体 制 の 確 保 の 一 環 として 薬 局 が 夜 間 休 日 営 業 の 地 域 輪 番 当 番 制 に 参 加 する 場 合 に 薬 事 法 に 基 づく 営 業 時 間 の 変 更 の 届 出 は 必 要 か 薬 局 の 営 業 時 間 変 更 に 係 る 都 道 府 県 知 事 への 届 出 は 通 常 の 営 業 日 及 び 営 業 時 間 につ いて 求 めているものであり 新 型 インフルエンザに 係 る 体 制 確 保 の 一 環 として 夜 間 休 日 営 業 の 地 域 輪 番 当 番 の 体 制 をとる 場 合 においては 変 更 届 の 提 出 は 行 わなくて 差 し 支 え ない なお 各 薬 事 担 当 部 局 においては 新 型 インフルエンザに 係 る 医 療 提 供 体 制 に 関 する 担 当 部 局 や 地 域 薬 剤 師 会 等 から 輪 番 当 番 制 に 関 する 情 報 を 得 るなど その 把 握 に 努 められ たい * 平 成 26 年 12 月 24 日 追 加 記 載 ( 平 成 26 年 11 月 28 日 付 厚 生 労 働 省 医 薬 食 品 局 安 全 対 策 課 事 務 連 絡 の 追 加 記 載 ) < 抗 インフルエンザウイルス 薬 の 使 用 上 の 注 意 に 関 する 注 意 喚 起 の 徹 底 について> 抗 インフルエンザウイルス 投 与 後 の 異 常 行 動 の 発 現 につきまして 平 成 26 年 10 月 29 日 に 開 催 された 薬 事 食 品 衛 生 審 議 会 医 薬 品 等 安 全 対 策 部 会 安 全 対 策 調 査 会 において 新 た に 得 られた 情 報 も 踏 まえ 評 価 され これまでと 同 様 の 注 意 喚 起 を 引 き 続 き 徹 底 することが 適 当 とされました このため 厚 生 労 働 省 ホームページの 平 成 26 年 度 今 冬 のインフルエンザ 総 合 対 策 に ついて の インフルエンザQ&A で 異 常 行 動 について 下 記 の 内 容 の 注 意 喚 起 を 引 き 続 き 実 施 しますので 各 関 係 機 関 におかれましても 注 意 喚 起 にご 協 力 いただけますようお 願 いします 11

厚 生 労 働 省 の インフルエンザQ&A より 抜 粋 Q.10 インフルエンザにかかったらどうすればよいのですか? 具 合 が 悪 ければ 早 めに 医 療 機 関 を 受 診 しましょう 安 静 にして 休 養 をとりましょう 特 に 睡 眠 を 十 分 にとることが 大 切 です 水 分 を 十 分 に 補 給 しましょう お 茶 でもスープでも 飲 みたいもので 結 構 です 咳 やくしゃみな 等 の 症 状 のある 時 は 周 りの 方 へうつさないために 不 織 布 製 マスクを 着 用 しましょう 人 混 みや 繁 華 街 への 外 出 を 控 え 無 理 をして 学 校 や 職 場 等 に 行 かないように しましょう また 小 児 未 成 年 者 では インフルエンザの 罹 患 により 急 に 走 り 出 す 部 屋 から 飛 び 出 そうとする ウロウロと 歩 き 回 る 等 の 異 常 行 動 を 起 こすおそれがあるの で 自 宅 において 療 養 を 行 う 場 合 少 なくとも 発 症 から 2 日 間 小 児 未 成 年 者 が 一 人 にならないよう 配 慮 しましょう (Q.14 15 を 参 照 ) Q.14 タミフル 服 用 後 に 異 常 行 動 による 転 落 死 が 起 きている 等 の 報 道 がなされて いましたが 現 在 はどのような 対 応 が 行 われているのですか? タミフル 服 用 後 に 患 者 が 転 落 死 した 事 例 等 が 報 告 されたことを 受 けて 平 成 19 年 3 月 には 予 防 的 な 安 全 対 策 として 添 付 文 書 ( 薬 に 添 付 されている 説 明 文 書 ) を 改 訂 し 下 記 の 注 意 を 警 告 欄 に 記 載 するとともに 緊 急 安 全 性 情 報 を 医 療 機 関 に 配 布 しました 1.10 歳 以 上 の 未 成 年 の 患 者 においては 因 果 関 係 は 不 明 であるものの 本 剤 の 服 用 後 に 異 常 行 動 を 発 現 し 転 落 等 の 事 故 に 至 った 例 が 報 告 されている このため この 年 代 の 患 者 には 合 併 症 既 往 歴 等 からハイリスク 患 者 と 判 断 される 場 合 を 除 いては 原 則 として 本 剤 の 使 用 を 差 し 控 えること 2. 小 児 未 成 年 者 については 万 が 一 の 事 故 を 防 止 するための 予 防 的 な 対 応 として 本 剤 による 治 療 が 開 始 された 後 は (1) 異 常 行 動 の 発 現 のおそれがあること (2) 自 宅 において 療 養 を 行 う 場 合 少 なくとも2 日 間 保 護 者 等 は 小 児 未 成 年 者 が 一 人 にならないよう 配 慮 することについて 患 者 家 族 に 対 し 説 明 を 行 うこと その 後 タミフルの 服 用 と 転 落 飛 び 降 り 又 はこれらにつながるような 異 常 な 行 動 や 突 然 死 等 のとの 関 係 について 平 成 19 年 4 月 以 降 薬 事 食 品 衛 生 審 議 会 医 薬 品 等 安 全 対 策 部 会 暗 線 対 策 調 査 会 において 調 査 審 議 を 行 い 副 作 用 等 報 告 非 臨 床 試 験 ( 動 物 実 験 等 ) 臨 床 試 験 疫 学 調 査 等 の 結 果 を 検 討 してきました 12

平 成 21 年 6 月 の 同 調 査 会 において タミフルと 異 常 な 行 動 の 因 果 関 係 について 疫 学 調 査 の 解 析 結 果 のみから 明 確 な 結 論 を 出 すことは 困 難 であると 判 断 された タミフル 服 用 の 有 無 にかかわらず 異 常 行 動 はインフルエンザ 自 体 に 伴 って 発 現 する 場 合 があることが 明 確 となった 平 成 19 年 3 月 の 予 防 的 な 安 全 対 策 以 降 タミフルの 副 作 用 報 告 ににおいて 10 代 の 転 落 飛 び 降 りによる 死 亡 等 の 重 篤 な 事 例 が 報 告 されていない ことから 予 防 的 措 置 としての 上 記 の 対 策 ( 枠 組 み)について 引 き 続 き 医 療 関 係 者 患 者 家 族 等 に 注 意 喚 起 を 図 ることとしました 上 記 調 査 会 の 資 料 は 厚 生 労 働 省 のホームページの 下 記 アドレスに 掲 載 しています http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/06/s0616-5.html その 後 平 成 22(2010) 年 8 月 平 成 23(2011) 年 11 月 平 成 24(2012) 年 10 月 平 成 25(2013) 年 10 月 及 び 平 成 26 年 (2014) 年 10 月 に 開 催 された 安 全 対 策 調 査 会 が その 後 に 得 られた 副 作 用 情 報 等 の 評 価 を 行 いましたが タミフルと 異 常 行 動 との 因 果 関 係 を 示 す 結 果 は 得 られていないものの 引 き 続 き これらの 対 策 を 行 うことが 妥 当 と 結 論 付 けています Q.15 タミフル 以 外 の 抗 インフルエンザウイルス 薬 を 使 用 した 場 合 にも 異 常 行 動 ( 急 に 走 り 出 す ウロウロする 等 )は 起 こるのでしょうか? 医 薬 品 を 服 用 し ない 場 合 には 起 こらないのでしょうか? 抗 インフルエンザウイルス 薬 には タミフルの 他 にリレンザ ラピアクタ イナ ビル シンメトレル 等 の 医 薬 品 がありますが これらの 医 薬 品 の 服 用 後 にも 急 に 走 り 出 すなどの 異 常 行 動 の 発 生 が 認 められています また インフルエンザにかかった 時 には 医 薬 品 を 何 も 服 用 していない 場 合 や 解 熱 剤 のアセトアミノフェンだけを 服 用 した 後 でも 同 様 の 異 常 行 動 が 現 れることが 報 告 されています インフルエンザに 罹 患 して 自 宅 において 療 養 を 行 う 場 合 には 突 然 走 り 出 して 2 階 から 転 落 する 等 の 事 故 を 防 止 するため 医 薬 品 の 服 用 の 有 無 に かかわらず 少 なくとも 2 日 間 保 護 者 等 は 小 児 未 成 年 者 が 一 人 にならないよう 配 慮 してください インフルエンザ 罹 患 に 伴 う 異 常 行 動 の 研 究 については 厚 生 労 働 省 ホームページ の 下 記 のアドレスに 掲 載 されています [pdf]インフルエンザ 罹 患 に 伴 う 異 常 行 動 研 究 http://www.mhlw.go.jp/file/05-shingikai-11121000-iyakushokuhinkyoku-soumuka/0000063417.pdf 13

異 常 行 動 の 例 突 然 立 ち 上 がって 部 屋 から 出 ようとする 興 奮 状 態 となり 手 を 広 げて 部 屋 を 駆 け 回 り 意 味 のわからないことを 言 う 自 宅 から 出 て 外 を 歩 いていて 話 しかけても 反 応 しない 人 に 襲 われる 感 覚 を 覚 え 外 に 飛 び 出 す 変 なことを 言 い 出 し 泣 きながら 部 屋 の 中 を 動 き 回 る 突 然 笑 い 出 し 階 段 を 駆 け 上 がろうとする 14