3 マスタープラン (1) 都 市 計 画 区 域 マスタープラン( 都 市 計 画 区 域 の 整 備 開 発 及 び 保 全 の 方 針 ) 法 第 6 条 の2 都 市 計 画 区 域 マスタープランは 長 期 的 視 点 ( 概 ね 20 年 後 )に 立 った 将 来 の まちづくりの 方



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1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

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市街化区域と市街化調整区域との区分

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有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

天 然 記 念 物 の 指 定 区 域 (9) 鳥 獣 の 保 護 及 び 狩 猟 の 適 正 化 に 関 する 法 律 ( 平 成 14 年 法 律 第 88 号 ) 第 28 条 第 1 項 の 規 定 による 鳥 獣 保 護 区 (10) 急 傾 斜 地 の 崩 壊 による 災 害 の 防 止

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スライド 1

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

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03《G》資料1-2当初予算【H28】280207

目 次 都 市 づくりの 全 体 構 想 偏 1. 都 市 づくりの 理 念 と 目 標 1 1. 都 市 づくりの 理 念 と 将 来 像 1 2. 都 市 づくりの 目 標 とテーマ 2 3. 計 画 期 間 3 4. 将 来 人 口 フレーム 3 2. 将 来 都 市 構 造 4 1. 将 来

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

目 次 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的... 1 第 1 計 画 の 目 的 1 第 2 計 画 の 策 定 1 第 3 計 画 の 構 成 2 第 4 用 語 の 意 義 2 第 2 節 計 画 の 前 提 条 件... 3 第 1 自 然 条 件 3 第 2 社 会 条 件

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

(7) 水 道 事 業 又 は 公 共 下 水 道 の 用 に 供 するポンプ 施 設 (8) 第 一 種 電 気 通 信 事 業 の 用 に 供 する 電 気 通 信 交 換 施 設 (9) 都 市 高 速 鉄 道 の 用 に 供 する 停 車 場 開 閉 所 及 び 変 電 所 (10) 発 電

準 工 業 工 業 環 境 の 悪 化 をもたらすおそれのない 工 業 の 利 便 の 増 進 を 図 る 工 業 の 利 便 の 増 進 を 図 る 計 画 書 ( 平 成 19 年 11 月 13 日 第 583 号 ) 種 類 面 積 建 築 物 の 容 積 率 建 築 物 の 建 ぺい 率

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1 目的

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

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(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

目 次 は じ め に 1 地 計 画 について 2 地 計 画 の 運 用 基 準 5 1 建 築 物 に 関 する 制 限 について 5 (1) 建 築 物 等 の 用 途 の 制 限 5 (2) 壁 面 の 位 置 の 制 限 9 (3) 建 築 物 の 高 さの 最 高 限 度 10 (4)


03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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第1章 総則

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

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16 日本学生支援機構

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 ( 単 位 : 円 ) 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 413,

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公表表紙

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

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2 次 に 掲 げ 区 域 を 含 もうとす 場 合 は 各 々の 区 域 が 指 定 された 主 旨 を 尊 重 し その 意 義 が 失 われないよう 留 意 すものとす (1) 農 村 地 域 工 業 等 導 入 促 進 法 に 規 定 す 工 業 等 導 入 地 区 (2) 鳥 獣 の 保

の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

目 次 はじめに 1 第 1 章 用 途 地 域 等 に 関 する 指 定 方 針 2 1 用 途 地 域 に 関 する 指 定 方 針 2 2 その 他 の 地 域 地 区 の 活 用 方 針 2 3 用 途 地 域 の 変 更 及 び 決 定 にあたって 留 意 すべき 事 項 3 第 2 章

hennkouzenngo.doc

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受 託 工 事 費 一 般 管 理 費 何 地 区 給 料 手 当 賞 与 引 当 金 繰 入 額 賃 金 報 酬 法 定 福 利 費 退 職 給 付 費 備 消 品 費 厚 生 福 利 費 報 償 費 旅 費 被 服 費 光 熱 水 費 燃 料 費 食 糧 費 印 刷 製 本 費 測 量 調 査

とする ( 減 免 額 の 納 付 ) 第 6 条 市 長 は 減 免 を 受 け た 者 が 偽 り そ の 他 不 正 な 方 法 に よ り 減 免 の 決 定 を 受 け た こ と を 知 っ た と き 前 の 申 告 が あ っ た と き 又 は 同 条 第 2 項 の 規 定 によ

(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す

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に 認 める 者 を 含 む 以 下 同 じ )であること (2) 町 税 を 滞 納 していない 者 であること ( 補 助 対 象 事 業 ) 第 4 条 補 助 金 の 交 付 の 対 象 となる 事 業 ( 以 下 補 助 対 象 事 業 という )は 補 助 事 業 者 が 行 う 町 内

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

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2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮


守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小

などは 別 の 事 業 所 とせず その 高 等 学 校 に 含 めて 調 査 した 5 調 査 事 項 単 独 事 業 所 調 査 票 全 産 業 共 通 事 項 ( 単 独 事 業 所 ) ア 名 称 及 び 電 話 番 号 イ 所 在 地 ウ 経 営 組 織 ( 協 同 組 合 においては 協

Transcription:

第 2 章 愛 媛 の 都 市 計 画 1 都 市 計 画 区 域 法 第 5 条 都 市 計 画 区 域 は 健 康 で 文 化 的 な 都 市 生 活 と 機 能 的 な 都 市 活 動 を 確 保 する ため 一 体 の 都 市 として 総 合 的 に 整 備 開 発 及 び 保 全 する 必 要 がある 区 域 である 本 県 では 11 市 6 町 で 14 区 域 が 指 定 されており その 面 積 は 約 132,450ha で 県 土 面 積 の 約 23% 区 域 内 人 口 は 約 124 万 人 であり 全 県 人 口 の 約 88%を 占 めている 県 総 面 積 に 対 する 割 合 県 総 人 口 に 対 する 割 合 77% 2% 5% 16% 市 街 化 区 域 市 街 化 調 整 区 域 その 他 の 都 市 計 画 区 域 都 市 計 画 区 域 外 37% 12% 10% 41% 市 街 化 区 域 市 街 化 調 整 区 域 その 他 の 都 市 計 画 区 域 都 市 計 画 区 域 外 2 準 都 市 計 画 区 域 法 第 5 条 の2 準 都 市 計 画 区 域 とは 都 市 計 画 区 域 外 で 用 途 の 混 在 等 が 進 み 都 市 計 画 法 上 放 置 できない 区 域 について 用 途 域 風 致 区 等 の 都 市 計 画 決 定 を 通 じ 土 利 用 の 整 序 のみを 行 うことを 目 的 として 県 が 指 定 する 区 域 である 2-1

3 マスタープラン (1) 都 市 計 画 区 域 マスタープラン( 都 市 計 画 区 域 の 整 備 開 発 及 び 保 全 の 方 針 ) 法 第 6 条 の2 都 市 計 画 区 域 マスタープランは 長 期 的 視 点 ( 概 ね 20 年 後 )に 立 った 将 来 の まちづくりの 方 針 を 示 すものである 都 市 計 画 区 域 マスタープランに 定 めるべき 内 容 〇 都 市 計 画 の 目 標 〇 区 域 区 分 (いわゆる 線 引 き)の 決 定 の 有 無 及 び 区 域 区 分 を 定 める 際 の 方 針 〇 主 要 な 都 市 計 画 の 決 定 の 方 針 都 市 計 画 区 域 マスタープランのイメージ ( 都 市 計 画 の 理 念 ) ( 土 利 用 に 関 する 決 定 方 針 ) ( 区 域 区 分 の 有 無 ) 市 街 化 調 整 区 域 都 市 計 画 区 域 界 線 引 き ( 市 街 開 発 事 業 に 関 する 決 定 方 針 ) 市 街 化 区 域 ( 自 然 的 環 境 に 関 する 決 定 方 針 ) ( 都 市 施 設 に 関 する 決 定 方 針 ) (2) 市 町 マスタープラン( 市 町 の 都 市 計 画 に 関 する 基 本 的 な 方 針 ) 法 第 18 条 の2 住 民 に 最 も 近 い 立 場 にある 市 町 が 住 民 の 意 見 を 踏 まえ まちづくりの 具 体 性 のある 将 来 ビジョンを 確 立 し 区 別 の 市 街 像 や 整 備 方 針 等 をきめ 細 かくかつ 総 合 的 に 定 めるものである (3) 立 適 正 化 計 画 都 市 再 生 特 別 措 置 法 第 81 条 平 成 26 年 8 月 に 施 行 された 改 正 都 市 再 生 特 別 措 置 法 に 係 る 本 計 画 は 市 町 マスタープランの 一 部 とみなされ 居 住 機 能 や 医 療 福 祉 等 の 都 市 機 能 の 立 公 共 交 通 の 充 実 に 関 する 包 括 的 なマスタープランとして 定 めるものである 2-2

4 土 利 用 計 画 人 口 減 少 超 高 齢 社 会 の 到 来 にも 対 応 できるようコンパクトでにぎわいのあふれ るまちづくりを 目 指 し 都 市 機 能 を 中 心 部 へ 集 約 する 必 要 がある 市 街 化 の 無 秩 序 な 拡 大 を 防 止 し 秩 序 ある 市 街 を 形 成 し 快 適 な 都 市 環 境 を 実 現 するため 合 理 的 な 土 利 用 計 画 を 立 て 適 正 な 規 制 により 計 画 的 に 開 発 行 為 建 築 行 為 を 誘 導 していく ( 無 秩 序 な 都 市 の 状 態 ) ( 集 約 型 の 都 市 の 状 態 ) 2-3

(1) 区 域 区 分 ( 市 街 化 区 域 及 び 市 街 化 調 整 区 域 の 区 分 ) 法 第 7 条 都 市 域 における 無 秩 序 な 市 街 化 (スプロール 化 )を 防 止 し 良 好 な 都 市 形 成 を 図 るために 優 先 的 かつ 計 画 的 に 市 街 化 すべき 区 域 としての 市 街 化 区 域 と 当 面 市 街 化 を 抑 制 すべき 区 域 としての 市 街 化 調 整 区 域 がある ( 市 街 化 区 域 と 市 街 化 調 整 区 域 に 区 分 することを 区 域 区 分 一 般 に 線 引 き と 呼 んで いる) 区 分 を 行 っている 都 市 計 画 区 域 を 線 引 き 都 市 計 画 区 域 それ 以 外 を 非 線 引 き 都 市 計 画 区 域 という 本 県 では 松 山 広 域 都 市 計 画 区 域 ( 松 山 市 伊 予 市 東 温 市 松 前 町 砥 部 町 ) 今 治 広 域 都 市 計 画 区 域 ( 今 治 市 ) が 区 域 区 分 を 行 っている 2-4

愛 媛 県 の 線 引 き 都 市 計 画 区 域 松 山 広 域 松 山 市 東 温 市 松 前 町 伊 予 市 砥 部 町 今 治 広 域 今 治 市 凡 例 都 市 計 画 区 域 市 界 街 化 区 域 界 2-5

市 街 化 区 域 及 び 市 街 化 調 整 区 域 の 決 定 状 況 ( 平 成 27 年 4 月 1 日 現 在 ) 都 市 計 画 当 初 決 定 最 終 変 更 面 積 (ha) 人 口 ( 人 ) 区 域 の 年 月 日 年 月 日 市 町 村 名 市 街 化 市 街 化 計 市 街 化 市 街 化 計 名 称 ( 告 示 番 号 ) ( 告 示 番 号 ) 区 域 調 整 区 域 区 域 調 整 区 域 松 山 市 7,028.7 14,415.7 21,444 446,700 59,200 505,900 松 山 S46.12.20 H25.11.22 伊 予 市 380.6 2,660.4 3,041 15,300 12,300 27,600 広 域 ( 県 告 第 1129 号 ) ( 県 告 第 1281 号 ) 東 温 市 373.7 2,006.3 2,380 16,500 11,800 28,300 松 前 町 396.1 1,644.9 2,041 14,000 17,100 31,100 砥 部 町 160.9 469.1 630 7,300 1,400 8,700 3 市 2 町 8,340.0 21,196.4 29,536 499,800 101,800 601,600 今 治 S48.12.28 H16.5.14 広 域 ( 県 告 第 1217 号 ) ( 県 告 第 1098 号 ) 今 治 市 2,291.4 9,580.6 11,872 84,400 45,200 129,600 合 計 4 市 2 町 10,631.4 30,777.0 41,408 584,200 147,000 731,200 2-6

(2) 域 区 法 第 8 条 域 区 は 適 正 な 都 市 環 境 を 守 るため 土 建 物 の 用 途 及 びその 構 造 等 を 誘 導 するものである 本 県 では 用 途 域 特 別 用 途 区 特 定 用 途 制 限 域 防 火 域 準 防 火 域 風 致 区 駐 車 場 整 備 区 臨 港 区 及 び 伝 統 的 建 造 物 群 保 存 区 の9 種 類 を 定 めている ア 用 途 域 用 途 域 は 域 区 の 中 心 となるもので 住 居 商 業 工 業 その 他 の 用 途 を 適 正 に 配 分 することにより 土 の 高 度 利 用 の 促 進 を 図 るため 建 築 物 の 用 途 形 態 容 積 について 制 限 を 加 えて 良 好 な 都 市 環 境 を 形 成 しようとするもので 12 種 類 が 定 められている (ア) 用 途 域 内 の 容 積 率 建 ぺい 率 の 制 限 域 の 特 性 に 応 じて 容 積 率 ( 延 べ 床 面 積 の 敷 面 積 に 対 する 割 合 ) 及 び 建 ぺ い 率 ( 建 築 面 積 の 敷 面 積 に 対 する 割 合 )の 最 高 限 度 が 定 められる 容 積 率 建 ぺ い 率 用 途 域 50 60 80 100 150 200 300 400 500 600 700 800 900 1000 1100 1200 1300 30 40 50 60 80 第 1 種 低 層 住 居 専 用 域 第 2 種 低 層 住 居 専 用 域 第 1 種 中 高 層 住 居 専 用 域 第 2 種 中 高 層 住 居 専 用 域 第 1 種 住 居 域 第 2 種 住 居 域 準 住 居 域 近 隣 商 業 域 商 業 域 準 工 業 域 工 業 域 工 業 専 用 域 注 1) は 愛 媛 県 において 定 めている 容 積 率 建 ぺい 率 (イ)その 他 の 建 築 制 限 用 途 域 内 における 建 築 物 の 形 態 の 制 限 には 容 積 率 建 ぺい 率 のほか 前 面 道 路 の 幅 員 との 関 係 で 高 さ 制 限 を 受 ける 道 路 斜 線 制 限 隣 境 界 線 との 関 係 で 高 さの 制 限 を 受 ける 隣 斜 線 制 限 北 側 斜 線 制 限 住 宅 の 日 照 を 確 保 する ための 日 影 制 限 住 環 境 の 保 護 を 目 的 として 建 築 物 を 建 てる 場 合 の 敷 面 積 の 最 低 限 度 を 定 める 敷 規 模 制 限 などがある 2-7

住 宅 共 同 住 宅 寄 宿 舎 下 宿 第 一 種 低 層 住 居 専 用 域 第 二 種 低 層 住 居 専 用 域 第 一 種 中 高 層 住 居 専 用 域 第 二 種 中 高 層 住 居 専 用 域 第 一 種 住 居 域 第 二 種 住 居 域 兼 用 住 宅 で 非 住 宅 部 分 の 床 面 積 が 50m2 以 下 かつ 建 築 物 の 延 べ 面 積 の2 分 の1 未 満 のもの 非 住 宅 部 分 の 用 途 制 限 あり 店 舗 等 店 舗 等 の 床 面 積 が 150m2 以 下 のもの 店 舗 等 の 床 面 積 が 150m2を 超 え 500m2 以 下 のもの 店 舗 等 の 床 面 積 が 500m2を 超 え 1,500m2 以 下 のもの 店 舗 等 の 床 面 積 が1,500m2を 超 え 3,000m2 以 下 のもの 店 舗 等 の 床 面 積 が3,000m2を 超 えるもの 準 住 居 域 1 2 3 4 近 隣 商 業 域 商 業 域 準 工 業 域 工 業 域 工 業 専 用 域 2 3 4 3 4 4 4 展 示 場 1 2 12 階 以 下 床 面 積 1,500m 2 以 下 2 床 面 積 3,000m 2 以 下 床 面 積 10,000m 2 以 下 事 務 所 等 の 床 面 積 が 150m2 以 下 のもの 事 務 所 等 事 務 所 等 の 床 面 積 が 150m2を 超 え 500m2 以 下 のもの 事 務 所 等 の 床 面 積 が 500m2を 超 え 1,500m2 以 下 のもの 2 階 以 下 事 務 所 等 の 床 面 積 が1,500m2を 超 え 3,000m2 以 下 のもの 事 務 所 等 の 床 面 積 が3,000m2を 超 えるもの ホテル 旅 館 床 面 積 3,000m2 以 下 遊 戯 施 設 風 俗 施 設 公 共 施 設 病 院 学 校 等 用 途 域 による 建 築 物 の 用 途 制 限 の 概 要 ボーリング 場 スケート 場 水 泳 場 ゴルフ 練 習 場 バッティング 練 習 場 等 床 面 積 3,000m2 以 下 アミューズメント 施 設 1 2 12 階 以 下 床 面 積 1,500m 2 以 下 2 床 面 積 3,000m 2 以 下 床 面 積 10,000m 2 以 下 カラオケボックス 等 床 面 積 10,000m 2 以 下 麻 雀 屋 ぱちんこ 屋 射 的 場 馬 券 車 券 販 売 所 等 ゲームセンター 床 面 積 10,000m2 以 下 劇 場 映 画 館 演 芸 場 観 覧 場 客 室 床 面 積 200m2 未 満 キャバレー ダンスホール 等 個 室 付 浴 場 等 個 室 付 浴 場 等 を 除 く 幼 稚 園 小 学 校 中 学 校 高 等 学 校 大 学 高 等 専 門 学 校 専 修 学 校 等 図 書 館 等 巡 査 派 出 所 一 定 規 模 以 下 の 郵 便 局 等 神 社 寺 院 教 会 等 病 院 用 途 域 内 の 建 築 物 の 用 途 制 限 公 衆 浴 場 診 療 所 保 育 所 等 老 人 ホーム 身 体 障 害 者 福 祉 ホーム 等 老 人 福 祉 センター 児 童 厚 生 施 設 等 床 面 積 600m2 以 下 自 動 車 教 習 所 床 面 積 3,000m2 以 下 単 独 車 庫 ( 附 属 車 庫 を 除 く) 300m2 以 下 2 階 以 下 建 築 物 附 属 自 動 車 車 庫 123については 建 築 物 の 延 べ 面 積 の1/2 以 下 かつ 備 考 欄 に 記 載 の 制 限 倉 庫 業 倉 庫 建 てられる 用 途 建 てられない 用 途 1 2 3 4 1 1 2 2 3 3 畜 舎 (15m2を 超 えるもの) 床 面 積 3,000m2 以 下 パン 屋 米 屋 豆 腐 屋 菓 子 屋 洋 服 屋 畳 屋 建 具 屋 面 積 階 数 等 の 制 限 あり 一 団 の 敷 内 について 別 に 制 限 あり 備 原 動 機 の 制 限 あり 自 転 車 店 等 で 作 業 場 の 床 面 積 が50m2 以 下 2 階 以 下 考 1 日 用 品 販 売 店 舗 喫 茶 店 理 髪 店 及 び 建 具 屋 等 のサービス 兼 用 店 舗 のみ 2 階 以 下 2 1に 加 えて 物 品 販 売 店 舗 飲 食 店 損 保 代 理 店 銀 行 の 支 店 宅 建 物 取 引 業 等 のサービス 業 用 店 舗 のみ 2 階 以 下 3 2 階 以 下 4 物 品 販 売 店 舗 飲 食 店 を 除 く 床 面 積 10,000m 2 以 下 1 600m2 以 下 1 階 以 下 2 3,000m2 以 下 2 階 以 下 3 2 階 以 下 工 場 倉 庫 等 危 険 性 や 環 境 を 悪 化 させるおそれが 非 常 に 少 ない 工 場 危 険 性 や 環 境 を 悪 化 させるおそれが 少 ない 工 場 1 1 1 2 2 原 動 機 作 業 内 容 の 制 限 あり 2 2 作 業 場 の 床 面 積 危 険 性 や 環 境 を 悪 化 させるおそれがやや 多 い 工 場 1 50m2 以 下 2 150m2 以 下 危 険 性 が 大 きいか 又 は 著 しく 環 境 を 悪 化 させるおそれがある 工 場 自 動 車 修 理 工 場 1 1 2 3 3 作 業 場 の 床 面 積 1 50m2 以 下 2 150m2 以 下 3 300m2 以 下 原 動 機 の 制 限 あり 火 薬 石 油 類 ガスなどの 危 険 物 の 貯 蔵 処 理 の 量 量 が 非 常 に 少 ない 施 設 2-8 1 2 量 が 少 ない 施 設 1 床 面 積 1,500m2 以 下 2 階 以 下 量 がやや 多 い 施 設 2 床 面 積 3,000m2 以 下 量 が 多 い 施 設 卸 売 市 場 火 葬 場 と 畜 場 汚 水 処 理 場 ごみ 焼 却 場 等 ( 注 1) 本 表 は 改 正 後 の 建 築 基 準 法 別 表 第 二 の 概 要 であり すべての 制 限 について 掲 載 したものではない ( 注 2) 原 則 用 途 域 の 指 定 のない 区 域 内 に 床 面 積 の 合 計 が1 万 m2を 超 える 大 規 模 集 客 施 設 (P2-9 参 照 )を 建 築 してはならない 都 市 計 画 区 域 内 においては 都 市 計 画 決 定 が 必 要

用途域の種類 ⑩準工業域 主に軽工業の工場等の環境の悪化の 恐れのない工業の業務の利便を図る 域です 危険性 環境悪化が大きい 工場のほかは ほとんど建てられま す ⑦準住居域 ⑥第2種住居域 道路の沿道において 自動車関連施設 などの立と これと調和した住居の 環境を保護するための域です 主に住居の環境を守るための域で す 店舗 事務所 ホテル ぱちんこ 屋 カラオケボックスなどは建てられ ます 10 6 ⑪工業域 12 主に工業の業務の利便の増進を図る 域でどんな工場でも建てられます 住宅やお店は建てられますが 学校 病院 ホテルなどは建てられません 11 ⑫工業専用域 ⑨商業域 ⑧近隣商業域 専ら工業の業務の利便の増進を図る 域です どんな工場でも建てられま すが 住宅 お店 学校 病院 ホテ ルなどは建てられません 銀行 映画館 飲食店 百貨店 事務 所などの商業等の業務の利便の増進 を図る域です 住宅や小規模の工場 も建てられます 近隣の住民が日用品の買物をする店 舗等の業務の利便の増進を図る域 です 住宅や店舗のほかに小規模の工 場も建てられます 2 9

④第2種中高層住居専用域 ①第1種低層住居専用域 主に中高層住宅の良好な環境を守る ための域です 病院 大学などのほ か 1,500 までの一定のお店や事務 所などが建てられます 低層住宅の良好な環境を守るための 域です 小規模なお店や事務所をか ねた住宅や小中学校などが建てられ ます 8 4 ②第 2 種低層住居専用域 9 主に低層住宅の良好な環境を守るた めの域です 小中学校などのほか 150 までの一定のお店などが建て られます ⑤第1種住居域 ③第1種中高層住居専用域 住居の環境を守るための域です 3,000 までの店舗 事務所 ホテ ルなどは建てられます 中高層住宅の良好な環境を守るため の域です 病院 大学などのほか 500 までの一定のお店などが建て られます 3 5 1 2 10

大 規 模 集 客 施 設 に 該 当 するもの 用 途 具 体 的 な 施 策 の 例 備 考 劇 場 映 画 館 演 芸 場 観 覧 場 音 楽 ホール 演 劇 ホール 多 目 的 ホール 映 画 館 (シネマコンプレックスを 含 む) 寄 席 等 の 演 芸 場 客 席 のある 総 合 体 育 館 スタジアム( 屋 外 観 覧 場 を 含 む) 客 席 部 分 が1 万 m2を 超 えるもの 店 舗 物 販 店 舗 サービス 店 舗 ( 銀 行 のATM クリーニング 店 を 含 む) 飲 食 店 レストラン 喫 茶 店 展 示 場 イベント 施 設 メッセ 遊 技 場 マージャン 屋 ぱちんこ 屋 ゲームセンター アミューズメント 施 設 勝 馬 投 票 券 販 売 所 競 馬 の 券 売 場 場 外 車 券 売 場 競 輪 オートレースの 券 売 場 その 他 政 令 で 規 定 するもの 売 場 等 のほか 通 路 バックヤード 等 を 含 み その 用 途 部 分 の 床 面 積 が1 万 m2を 超 えるもの * 駐 車 場 は 含 まない 大 規 模 集 客 施 設 に 該 当 しないものの 例 用 途 の 例 ホテル 旅 館 病 院 診 療 所 学 校 図 書 館 博 物 館 美 術 館 体 育 館 水 泳 場 ボー リング 場 ゴルフ 練 習 場 学 習 塾 華 道 教 室 囲 碁 教 室 キャバレー ナイトクラ ブ ダンスホール 事 務 所 クリニックを 含 む 客 席 を 設 けているものは 観 覧 場 として 取 り 扱 う 英 会 話 教 室 を 含 む 備 考 2-11

イ 特 別 用 途 区 特 別 用 途 区 は 用 途 域 を 補 完 し 方 公 共 団 体 が 定 める 条 例 で 建 物 の 用 途 規 制 の 強 化 又 は 緩 和 を 定 める 区 である 本 県 では 今 治 市 大 洲 市 八 幡 浜 市 及 び 西 条 市 で 特 別 工 業 区 を 定 めている また 松 山 市 西 条 市 及 び 内 子 町 で 大 規 模 集 客 施 設 制 限 区 を 定 めている 特 別 工 業 区 ( 大 洲 市 ) ウ 特 定 用 途 制 限 域 特 定 用 途 制 限 域 は 用 途 が 定 められていない 土 の 区 域 ( 市 街 化 調 整 区 域 を 除 く) 内 において その 良 好 な 環 境 の 形 成 を 行 うために 建 築 物 を 制 限 する 域 で ある 本 県 では 新 居 浜 市 及 び 西 条 市 の2 市 で 定 めている エ 防 火 域 及 び 準 防 火 域 防 火 域 及 び 準 防 火 域 は 市 街 における 火 災 の 危 険 を 防 除 するため 建 築 物 を 構 造 面 から 規 制 する 域 である 本 県 では 防 火 域 は 松 山 市 及 び 今 治 市 の2 市 準 防 火 域 は 松 山 市 など7 市 で 定 めている オ 風 致 区 風 致 区 は 都 市 における 樹 竹 林 丘 陵 渓 谷 水 面 等 を 主 体 とする 良 好 な 自 然 景 観 を 形 成 している 土 について その 風 致 を 維 持 し 都 市 環 境 の 保 全 を 図 る 区 である 本 県 では 松 山 市 伊 予 市 及 び 宇 和 島 市 の 3 市 で 定 めている 風 致 区 ( 松 山 市 ) 2-12

カ 駐 車 場 整 備 区 駐 車 場 整 備 区 は 駐 車 場 法 に 基 づき 商 業 域 近 隣 商 業 域 等 において 自 動 車 交 通 が 著 しく 輻 輳 する 区 で 道 路 の 効 用 を 保 持 し 円 滑 な 道 路 交 通 を 確 保 する 必 要 があると 区 域 について 定 める 本 県 では 松 山 市 今 治 市 四 国 中 央 市 及 び 宇 和 島 市 の 4 市 で 定 めている キ 臨 港 区 臨 港 区 は 港 湾 区 域 を 先 水 面 とす る 域 で 港 湾 施 設 臨 海 工 場 等 港 湾 の 機 能 を 効 率 的 に 発 揮 させ 港 湾 の 管 理 運 営 の 円 滑 化 を 図 るために 都 市 計 画 で 定 め る 区 である 本 県 では 新 居 浜 市 西 条 市 など 10 市 2 町 で 定 めている 臨 港 区 ( 八 幡 浜 市 ) ク 伝 統 的 建 造 物 群 保 存 区 伝 統 的 建 造 物 群 保 存 区 は 文 化 財 保 護 法 の 改 正 により 設 けられ 歴 史 的 風 致 を 形 成 している 伝 統 的 建 造 物 群 環 境 を 保 存 する 区 である 本 県 では 内 子 町 及 び 西 予 市 の1 市 1 町 で 定 めている 伝 統 的 建 造 物 群 保 存 区 ( 内 子 町 ) 2-13

5 都 市 施 設 法 第 11 条 都 市 施 設 は 道 路 公 園 下 水 道 など 機 能 的 な 都 市 活 動 や 良 好 な 都 市 環 境 を 維 持 するために 必 要 不 可 欠 な 施 設 であり 都 市 形 成 の 骨 格 をなすものである 都 市 施 設 に 関 する 都 市 計 画 は 位 置 や 構 造 などを 定 める 計 画 であり 歴 史 的 に 最 も 古 く 重 要 な 都 市 計 画 である 都 市 計 画 として 定 めることのできる 都 市 施 設 には 次 のものがある 交 通 施 設 道 路 都 市 高 速 鉄 道 駐 車 場 自 動 車 ターミナル 等 公 共 空 公 園 緑 広 場 墓 園 等 供 給 施 設 又 は 処 理 施 設 水 道 電 気 供 給 施 設 ガス 供 給 施 設 下 水 道 汚 物 処 理 場 ごみ 焼 却 場 等 水 路 河 川 運 河 等 教 育 文 化 施 設 学 校 図 書 館 研 究 施 設 等 医 療 施 設 又 は 社 会 福 祉 施 設 病 院 保 育 所 等 市 場 と 畜 場 又 は 火 葬 場 一 団 の 住 宅 施 設 一 団 における 50 戸 以 上 の 集 団 住 宅 及 びこれらに 附 帯 する 通 路 その 他 の 施 設 一 団 の 官 公 庁 施 設 一 団 の 国 家 機 関 又 は 方 公 共 団 体 の 建 築 物 及 びこれ らに 附 帯 する 通 路 その 他 の 施 設 流 通 業 務 団 その 他 の 施 設 電 気 通 信 事 業 の 用 に 供 する 施 設 又 は 防 風 防 火 防 水 防 雪 防 砂 若 しくは 防 潮 の 施 設 なお 以 上 のような 施 設 は 必 ずしも 都 市 計 画 として 定 めなければ 設 置 できないも のではないが ごみ 焼 却 場 卸 売 市 場 など 周 囲 の 環 境 に 影 響 を 及 ぼすおそれのある 施 設 については 原 則 としてその 位 置 を 都 市 計 画 決 定 として 定 めることが 義 務 づけられ ている 本 県 においては 次 ページの 表 のとおり 都 市 施 設 が 計 画 決 定 されている 2-14

都 市 計 画 施 設 決 定 状 況 ( 平 成 27 年 3 月 31 日 現 在 ) 道 公 緑 広 墓 都 市 計 画 区 域 名 下 水 道 路 園 場 園 区 域 名 都 市 名 交 通 広 場 都 市 高 速 鉄 道 駐 車 場 公 共 下 水 道 都 市 下 水 路 ご み 焼 却 場 ご み 処 理 場 汚 物 処 理 場 市 場 火 葬 場 学 校 病 院 河 川 教 育 文 化 施 設 社 会 福 祉 施 設 一 団 の 住 宅 施 設 一 団 の 官 公 庁 施 設 防 火 水 槽 松 山 市 伊 予 市 松 山 広 域 東 温 市 砥 部 町 松 前 町 今 治 広 域 今 治 市 菊 間 新 居 浜 新 居 浜 市 西 条 西 条 市 四 国 中 央 四 国 中 央 市 久 万 久 万 高 原 町 大 洲 大 洲 市 八 幡 浜 八 幡 浜 市 内 子 内 子 町 西 予 西 予 市 広 見 鬼 北 町 宇 和 島 宇 和 島 市 愛 南 愛 南 町 合 計 16 11 4 8 18 10 2 4 15 6 8 2 10 3 8 1 2 4 1 1 1 1 4 2-15

(1) 交 通 施 設 ア 道 路 都 市 計 画 道 路 は 都 市 構 造 の 骨 格 を 形 成 し 人 自 動 車 自 転 車 などのための 円 滑 な 交 通 の 場 を 提 供 することにより 都 市 交 通 ネットワークの 中 で 最 も 枢 要 な 役 割 を 果 たすとともに 上 下 水 道 電 気 ガス 下 鉄 などの 公 共 施 設 を 収 容 し 震 災 火 災 時 において 消 防 活 動 の 場 防 火 溝 避 難 路 となり 日 照 通 風 レク リエ-ションのための 公 共 空 間 を 提 供 するなど 多 目 的 な 効 用 を 発 揮 する 都 市 の 基 盤 的 施 設 である 本 県 では 11 市 4 町 において 342 路 線 約 710km が 決 定 されている ( 参 考 ) 都 市 計 画 道 路 の 名 称 は 番 号 及 び 路 線 名 とし 以 下 のように 付 されている 例 3 4 4 古 川 玉 津 橋 線 〇 〇 〇 線 ( 区 分 規 模 一 連 番 号 ) 区 分 1 自 動 車 専 用 道 路 3 幹 線 街 路 7 区 画 街 路 8 特 殊 街 路 ( 歩 行 者 専 用 道 自 転 車 専 用 道 又 は 自 転 車 歩 行 者 道 ) 9 特 殊 街 路 ( 都 市 モノレール 専 用 道 等 ) 10 特 殊 街 路 ( 路 面 電 車 道 ) 規 模 1 幅 員 40m 以 上 2 幅 員 30m 以 上 40m 未 満 3 幅 員 22m 以 上 30m 未 満 4 幅 員 16m 以 上 22m 未 満 5 幅 員 12m 以 上 16m 未 満 6 幅 員 8m 以 上 12m 未 満 7 幅 員 8m 未 満 一 連 番 号 当 該 都 市 計 画 区 域 ごとに 区 分 ごとの 一 連 番 号 を 付 する 2-16

3 2 13 東 一 万 道 後 線 ( 松 山 市 ) イ 交 通 広 場 交 通 広 場 は 鉄 道 と 他 の 交 通 機 関 との 結 節 点 であり 駅 前 に 集 中 する 大 量 の 交 通 を 円 滑 に 処 理 するとともに 交 通 機 関 相 互 の 乗 り 継 ぎの 利 便 性 を 図 るものであ る 周 辺 幹 線 街 路 と 一 体 となって 交 通 処 理 を 行 うものについては 道 路 の 一 部 と して 計 画 決 定 している 他 には 歩 行 者 空 間 の 確 保 を 目 的 として 単 独 で 計 画 決 定 する 交 通 広 場 があり 本 県 では 9 市 2 町 において 22 箇 所 が 決 定 されている 3 4 2 駅 前 通 り 線 ( 内 子 町 ) ウ 都 市 高 速 鉄 道 都 市 高 速 鉄 道 は 通 勤 通 学 業 務 活 動 その 他 市 民 の 日 常 生 活 において 道 路 とともに 主 要 な 役 割 を 果 たす 施 設 である しかし 市 街 における 道 路 と 鉄 道 の 平 面 交 差 は 踏 切 事 故 や 踏 切 遮 断 による 交 通 渋 滞 を 引 き 起 こしているばかりでな く 鉄 道 により 市 街 が 分 断 されていることは 域 の 一 体 的 な 発 展 の 障 害 とな っている このような 状 況 を 解 消 するためには 数 多 くの 踏 切 を 同 時 に 除 去 して 鉄 道 を 連 続 的 に 立 体 化 する 連 続 立 体 交 差 事 業 が 効 果 的 である 本 県 では 松 山 市 伊 予 市 松 前 町 の 四 国 旅 客 鉄 道 ( 株 ) 予 讃 線 と 今 治 市 の 四 国 旅 客 鉄 道 ( 株 ) 予 讃 本 線 において 連 続 立 体 交 差 としての 都 市 高 速 鉄 道 が 決 定 さ れている 2-17

エ 駐 車 場 駐 車 場 は 他 の 交 通 機 関 との 結 節 点 として また 自 動 車 交 通 の 目 的 における ターミナルとしての 役 割 を 持 ち 都 市 交 通 の 円 滑 化 及 び 都 市 機 能 の 維 持 増 進 を 図 るため 都 市 交 通 体 系 の 一 環 として 設 置 する 施 設 である 本 県 では 7 市 1 町 において 11 箇 所 ( 自 転 車 駐 車 場 除 く)が 決 定 されている (2) 公 共 空 公 園 緑 は 道 路 広 場 等 と 一 体 となって 都 市 の 骨 格 を 形 成 し 市 街 の 外 周 にあっては 無 秩 序 な 都 市 のスプロール 化 を 防 止 する また 良 好 な 風 致 景 観 を 備 えた 域 環 境 を 形 成 し 自 然 とのふれあいを 通 じて 心 身 ともに 豊 かな 人 間 形 成 に 寄 与 するとともに スポーツ レクリエーションの 場 を 提 供 し 公 害 の 発 生 を 緩 和 し 災 害 発 生 時 においては 被 害 の 緩 衝 及 び 避 難 救 援 活 動 の 場 となり さ らには 大 気 の 浄 化 浮 遊 ばいじんの 捕 捉 防 音 遮 熱 等 多 様 な 機 能 を 併 せ 持 つ 都 市 の 根 幹 的 な 施 設 である 都 市 公 園 は 緑 の 基 本 計 画 の 中 核 として 域 性 の 緑 と 有 効 的 に 連 絡 するよ うに 配 置 し 快 適 な 都 市 環 境 の 形 成 都 市 住 民 のレクリエ-ション 需 要 安 全 な 都 市 づくりに 対 処 し 緑 豊 かな 潤 いのある 魅 力 的 都 市 を 形 成 するよう 計 画 する 風 致 公 園 緩 衝 緑 半 径 250m 街 区 公 園 誘 致 圏 4- 半 径 500m 4-4 近 隣 公 園 44-4 誘 致 圏 4-4 4-4 4-4 区 公 園 こ こ 4-4 半 径 1km 区 公 園 こ 誘 致 圏 こ こ 4 - - 44-4 4 運 動 公 園 総 合 公 園 近 隣 住 区 1000m 1000m 区 公 園 近 隣 公 園 街 区 公 園 2-18

ア 公 園 公 園 は 住 民 の 屋 外 における 休 息 鑑 賞 遊 戯 運 動 その 他 レクリエーショ ンの 用 に 供 するとともに あわせて 都 市 環 境 の 保 全 及 び 改 善 に 資 するために 設 け る 施 設 である 本 県 では 11 市 6 町 において 304 箇 所 約 2,214ha が 決 定 されている ( 参 考 ) 都 市 計 画 公 園 の 名 称 は 番 号 及 び 公 園 名 とし 以 下 のとおり 付 されている 例 5 5 5 伊 予 総 合 公 園 〇 〇 〇 〇 公 園 ( 区 分 規 模 一 連 番 号 ) 区 分 2 街 区 公 園 主 として 街 区 に 居 住 するものの 利 用 に 供 することを 目 的 とし 0.25ha/ 箇 所 を 標 準 とする 3 近 隣 公 園 近 隣 に 2ha/ 箇 所 4 区 公 園 徒 歩 圏 内 に 4ha/ 箇 所 5 総 合 公 園 都 市 市 民 全 般 が 対 象 都 市 規 模 に 応 じ 10ha~50ha/ 箇 所 6 運 動 公 園 都 市 市 民 全 般 が 対 象 都 市 規 模 に 応 じ 15ha~75ha/ 箇 所 7 特 殊 公 園 風 致 公 園 良 好 な 自 然 的 環 境 を 形 成 する 土 8 特 殊 公 園 動 物 公 園 植 物 公 園 歴 史 公 園 9 広 域 公 園 1の 市 町 村 の 区 域 を 超 える 広 域 の 区 域 を 対 象 おおむね 50ha 以 上 規 模 2 面 積 1ha 未 満 3 面 積 1ha 以 上 4ha 未 満 4 面 積 4ha 以 上 10ha 未 満 5 面 積 10ha 以 上 50ha 未 満 6 面 積 50ha 以 上 300ha 未 満 7 面 積 300ha 以 上 一 連 番 号 当 該 都 市 計 画 区 域 ごとに 区 分 ごとの 一 連 番 号 を 付 す 2-19

5 5 5 伊 予 総 合 公 園 ( 伊 予 市 ) イ 緑 緑 は 都 市 における 自 然 の 保 全 都 市 環 境 の 整 備 及 び 改 善 災 害 の 防 止 その 他 の 域 間 相 互 の 緩 衝 又 は 緊 急 時 における 避 難 用 等 の 目 的 に 供 する 施 設 で ある 具 体 的 には 都 市 緑 主 として 都 市 の 自 然 的 環 境 の 保 全 ならびに 改 善 都 市 景 観 の 向 上 を 図 るために 設 けられる 緑 で 0.1ha 以 上 を 標 準 とする 緩 衝 緑 大 気 汚 染 騒 音 振 動 悪 臭 等 の 公 害 の 防 止 緩 和 等 を 目 的 とし て 公 害 発 生 源 域 と 住 居 域 商 業 域 等 とを 分 断 遮 断 するこ とが 必 要 な 位 置 に 配 置 する 緑 道 災 害 時 における 避 難 路 の 確 保 市 街 における 都 市 生 活 の 安 全 性 快 適 性 の 確 保 を 図 るために 設 けられる 緑 で 公 園 学 校 駅 前 広 場 等 を 相 互 に 結 ぶように 配 置 する 本 県 では 6 市 1 町 において 21 箇 所 約 1,543ha が 決 定 されている 1 肱 川 緑 ( 大 洲 市 ) ウ 広 場 広 場 は 主 として 都 市 部 等 における 歩 行 者 の 休 息 通 行 鑑 賞 等 の 利 用 に 供 す ることを 目 的 とする 施 設 である 本 県 では 今 治 市 四 国 中 央 市 において 2 箇 所 が 決 定 されている 2-20

エ 墓 園 墓 園 は 都 市 の 総 合 的 な 土 利 用 計 画 に 基 づき 都 市 住 民 の 墓 需 要 に 対 処 するため 公 園 緑 系 統 の 一 環 として 静 寂 な 環 境 の 維 持 及 び 風 致 景 観 の 向 上 を 図 り 併 せて 屋 外 レクリエ-ションの 場 として 利 用 に 供 されること を 目 的 とした 施 設 である なお 墓 所 面 積 は 全 敷 面 積 の 1/3 以 下 とする 本 県 では 4 市 において 7 箇 所 約 56ha が 決 定 されている (3) 下 水 道 下 水 道 は 家 庭 や 工 場 からの 汚 水 を 処 理 することにより 都 市 の 環 境 を 改 善 するだけでなく 河 川 や 海 域 等 の 公 共 用 水 域 の 水 質 を 保 全 し 雨 水 による 浸 水 を 防 止 する 役 割 をもった 都 市 に 欠 かせない 施 設 である 下 水 道 には 公 共 下 水 道 流 域 下 水 道 都 市 下 水 路 の3 種 類 があり 原 則 として 都 市 計 画 で 定 めることになっている ア 公 共 下 水 道 (ア) 公 共 下 水 道 公 共 下 水 道 は 主 として 市 街 における 下 水 ( 汚 水 及 び 雨 水 )をすみや かに 排 除 し 又 は 処 理 する 機 能 を 持 つ 下 水 道 のことをいい その 事 業 主 体 は 原 則 として 市 町 である 汚 水 を 処 理 する 方 法 としては 自 ら 下 水 処 理 場 を 持 つ 単 独 公 共 下 水 道 と 下 水 処 理 場 を 持 つ 流 域 下 水 道 に 接 続 する 流 域 関 連 公 共 下 水 道 がある (イ) 特 定 公 共 下 水 道 特 定 公 共 下 水 道 は 主 として 工 場 又 は 事 業 活 動 に 伴 って 排 出 される 汚 水 を 処 理 するものである 本 県 では 都 市 計 画 決 定 されていない (ウ) 特 定 環 境 保 全 公 共 下 水 道 下 水 道 整 備 事 業 は 都 市 計 画 事 業 のみに 限 られていたが 昭 和 50 年 度 から 都 市 計 画 区 域 外 でも 下 水 道 事 業 を 行 う 必 要 が 認 められ 特 定 環 境 保 全 公 共 下 水 道 として 事 業 実 施 が 可 能 となった この 下 水 道 はその 目 的 により 湖 沼 周 辺 域 等 の 自 然 環 境 を 保 全 するための 自 然 保 護 下 水 道 と 農 山 漁 村 の 生 活 環 境 整 備 のための 農 山 漁 村 下 水 道 に 大 別 される イ 流 域 下 水 道 流 域 下 水 道 とは 河 川 や 湖 沼 の 水 質 汚 濁 防 止 の 効 率 化 を 図 ることを 目 的 に その 流 域 内 にある2 以 上 の 市 町 の 公 共 下 水 道 の 汚 水 を 受 けて これを 終 末 処 理 場 で 処 理 する 機 能 をもった 下 水 道 で 幹 線 管 渠 ポンプ 場 終 末 処 理 場 で 構 成 されており その 事 業 主 体 は 原 則 として 県 である 本 県 では 流 域 下 水 道 の 都 市 計 画 決 定 は 行 っていない 2-21

ウ 都 市 下 水 路 都 市 下 水 路 は 市 街 の 雨 水 をすみやかに 排 除 し 浸 水 を 防 止 する 目 的 を もった 主 として 開 渠 でできた 下 水 道 で その 事 業 主 体 は 原 則 として 市 町 で ある 西 部 浄 化 センター( 松 山 市 ) 朝 生 田 雨 水 排 水 ポンプ 場 ( 松 山 市 ) (4) 供 給 処 理 施 設 ごみ 焼 却 場 汚 物 処 理 場 市 場 火 葬 場 及 びと 蓄 場 は 都 市 に 居 住 する 人 々 にとって 都 市 生 活 を 営 むために 欠 くことのできない 施 設 である これらの 施 設 を 新 築 又 は 増 築 する 場 合 は 建 築 基 準 法 第 51 条 の 規 定 に 基 づき 都 市 計 画 として 敷 を 決 定 したもの または 同 条 ただし 書 きの 規 定 に 基 づき その 位 置 が 都 市 計 画 上 支 障 がないと 特 定 行 政 庁 が 市 町 都 市 計 画 審 議 会 ( 産 業 廃 棄 物 処 理 施 設 の 位 置 については 県 都 市 計 画 審 議 会 )の 議 を 経 て 許 可 したものでなければ 認 められない また これらの 施 設 は 都 市 の 総 合 的 な 土 利 用 計 画 に 基 づき 各 種 都 市 施 設 の 一 環 として 計 画 されるべきものであ り その 位 置 の 選 定 や 施 設 の 計 画 にあた っては 周 囲 に 及 ぼす 影 響 に 十 分 配 慮 す る 必 要 がある 本 県 では ごみ 焼 却 場 (13 施 設 ) ご み 処 理 場 (2 施 設 ) 汚 物 処 理 場 (13 施 設 ) 市 場 (3 施 設 ) 及 び 火 葬 場 (11 施 設 )が 決 定 されている 1 川 之 江 市 斎 場 ( 四 国 中 央 市 ) 2-22

(5)その 他 の 施 設 ア 河 川 都 市 部 の 河 川 については 都 市 化 の 進 展 にともない 保 水 遊 水 機 能 が 低 下 し 洪 水 時 の 流 量 の 増 大 浸 水 被 害 の 増 加 水 質 の 悪 化 等 の 諸 問 題 がある これらの 諸 問 題 に 対 処 するため 河 川 計 画 を 立 案 することにより 水 害 を 防 止 し 都 市 環 境 の 改 善 に 努 める 必 要 がある 本 県 では 重 信 川 など 3 箇 所 を 決 定 している イ 教 育 文 化 施 設 本 県 では 教 育 施 設 の 拡 充 を 図 るための 松 山 西 高 等 学 校 と 県 民 の 文 化 的 欲 求 に 対 応 する 方 文 化 の 向 上 を 図 るための 県 民 文 化 会 館 が 松 山 市 におい てそれぞれ 1 箇 所 ずつ 決 定 されている ウ 社 会 福 祉 施 設 医 療 施 設 本 県 では 心 身 障 害 者 及 び 高 齢 者 等 を 対 象 とした 総 合 的 機 能 を 有 した 総 合 福 祉 センターが 社 会 福 祉 施 設 として 松 山 市 に 県 立 今 治 病 院 が 医 療 施 設 とし て 今 治 市 に また 県 立 南 宇 和 病 院 が 愛 南 町 に 決 定 されている エ 一 団 の 住 宅 施 設 一 団 の 住 宅 施 設 は 良 好 な 住 宅 を 整 備 し 住 民 に 供 給 することにより 住 宅 不 足 の 緩 和 と 生 活 環 境 の 向 上 を 図 り 健 康 で 文 化 的 な 都 市 生 活 を 確 保 す るために 定 められるものである 本 県 では 松 前 町 において 1 箇 所 決 定 されている オ 一 団 の 官 公 庁 施 設 一 団 の 官 公 庁 施 設 は 官 公 庁 施 設 を 特 定 の 区 域 の 集 合 させることにより 行 政 の 効 率 化 住 民 の 利 便 及 び 土 の 高 度 利 用 を 図 ろうとするものである 本 県 では 新 居 浜 市 において 1 箇 所 決 定 されている カ 防 火 水 槽 防 火 水 槽 は 消 防 のための 水 利 施 設 が 不 十 分 な 区 に 対 して 消 防 活 動 の 利 便 を 図 り 初 期 消 火 に 対 処 するため 計 画 されたものである 本 県 では 松 山 市 をはじめ4 市 で 決 定 されている 2-23

6 総 合 的 なまちづくり( 市 街 開 発 事 業 等 ) 法 12 条 市 街 開 発 事 業 とは 都 市 計 画 で 定 められた 土 利 用 計 画 を 計 画 的 に 誘 導 し 秩 序 ある 市 街 を 形 成 するため 道 路 公 園 下 水 道 等 の 公 共 施 設 の 整 備 にあわ せて 宅 の 利 用 増 進 や 建 築 物 等 の 整 備 を 面 的 に 進 め 総 合 的 なまちづくりを 図 る 事 業 である 市 街 開 発 事 業 には 土 区 画 整 理 事 業 新 住 宅 市 街 開 発 事 業 工 業 団 造 成 事 業 市 街 再 開 発 事 業 新 都 市 基 盤 整 備 事 業 住 宅 街 区 整 備 事 業 防 災 街 区 整 備 事 業 があるが 本 県 では 土 区 画 整 理 事 業 のみ 施 行 事 例 がある その 他 都 市 の 再 生 に 必 要 となる 公 共 公 益 施 設 の 整 備 に 対 して 国 が 財 政 支 援 をするまちづくり 交 付 金 があり 市 町 が 主 体 となって 総 合 的 なまちづくり を 行 っている (1) 土 区 画 整 理 事 業 ( 個 別 法 : 土 区 画 整 理 法 ) 土 区 画 整 理 事 業 は 都 市 計 画 区 域 内 の 土 について 公 共 施 設 の 整 備 改 善 及 び 宅 の 利 用 増 進 を 図 るため 土 の 区 画 形 質 の 変 更 及 び 公 共 施 設 の 新 設 変 更 を 行 うことにより 健 全 な 市 街 を 形 成 する 事 業 であり 都 市 の 発 展 の 出 発 点 となることから 都 市 計 画 の 母 と 呼 ばれている ア 土 区 画 整 理 事 業 の 流 れ 大 臣 施 行 を 除 く 個 人 施 行 土 区 画 整 理 組 合 区 画 整 理 会 社 方 公 共 団 体 行 政 庁 一 人 共 同 都 市 計 画 の 決 定 に 関 す る 手 続 き 規 準 事 業 計 画 の 作 成 規 約 事 業 計 画 の 作 成 定 款 事 業 計 画 の 作 成 規 準 事 業 計 画 の 作 成 施 行 規 程 事 業 計 画 の 作 成 施 行 の 認 可 組 合 設 立 の 認 可 施 行 の 認 可 設 計 の 概 要 に つ い て の 認 可 仮 換 の 指 定 都 市 計 画 事 業 として 施 行 する 場 合 は 都 市 計 画 の 決 定 に 関 する 手 続 が 必 要 建 築 物 の 移 転 又 は 除 去 工 事 換 処 分 ( 注 ) 都 市 再 生 機 構 及 び 方 住 宅 供 給 公 社 についても 方 公 共 団 体 施 行 に 準 じて 手 続 きが 定 められて いる 換 処 分 に 伴 う 登 記 清 算 金 の 徴 収 又 は 交 付 事 業 の 終 了 の 認 可 組 合 の 解 散 の 認 可 2-24

イ 土 区 画 整 理 事 業 の 仕 組 み 整 理 前 Aさんの 整 理 前 の 宅 Bさん Bさん Cさん Aさん Dさん Eさん Eさん A さ ん の 整 理 後 の 宅 単 価 10 万 円 /m2 面 積 200 m2 宅 総 価 額 2,000 万 円 道 路 公 園 等 の 整 備 土 の 区 画 を 整 える 換 整 理 後 公 園 公 共 施 設 整 備 等 により 質 的 利 用 価 値 の 増 加 公 園 Bさん Aさん Eさん 単 価 12.5 万 円 /m2 面 積 160 m2 宅 総 価 額 2,000 万 円 公 共 減 歩 40 m2 宅 の 利 用 増 進 の 範 囲 内 で 減 歩 減 歩 都 市 計 画 道 路 保 留 減 歩 Cさん Dさん 保 留 支 出 宅 の 整 費 等 建 物 移 転 補 償 費 道 路 等 の 公 共 施 設 整 備 費 等 収 入 保 留 処 分 金 公 共 側 の 支 出 国 の 補 助 金 公 共 施 設 管 理 者 負 担 金 都 市 計 画 道 路 の 用 補 償 費 を 含 む 整 備 費 相 当 額 が 限 度 用 費 相 当 額 は 宅 の 整 費 など 権 者 に 還 元 される 公 園 等 の 用 費 相 当 額 (ア) 換 整 理 前 の 土 の 位 置 面 積 環 境 利 用 状 況 などの 条 件 を 考 慮 しながら より 利 用 しやすくなるように 再 配 置 された 整 理 後 の 宅 のことを 換 とい う (イ) 宅 国 又 は 方 公 共 団 体 が 所 有 し 道 路 公 園 などの 公 共 施 設 として 利 用 され ている 土 以 外 のことを 宅 という (ウ) 公 共 減 歩 区 内 の 土 所 有 者 が 個 々の 土 を 少 しずつ 出 し 合 って 新 たに 道 路 公 園 などの 公 共 施 設 のための 用 を 生 み 出 すことを 公 共 減 歩 という (エ) 保 留 減 歩 区 内 の 土 所 有 者 が 個 々の 土 を 少 しずつ 出 し 合 って 事 業 費 をまかな うための 用 を 生 み 出 すことを 保 留 減 歩 という 2-25

(2) 市 街 再 開 発 事 業 ( 個 別 法 : 都 市 再 開 発 法 ) 市 街 再 開 発 事 業 は 低 層 の 老 朽 化 した 木 造 建 築 物 などが 密 集 し 生 活 環 境 の 悪 化 した 市 街 において 区 内 の 建 築 物 の 全 面 的 な 除 去 不 燃 化 した 中 高 層 の 共 同 建 築 物 の 建 設 及 び 公 園 道 路 などの 公 共 施 設 の 整 備 を 行 い 土 の 高 度 利 用 による 安 全 で 快 適 な 都 市 環 境 を 整 備 する 事 業 である また 平 成 14 年 には 民 間 事 業 者 の 活 力 を 最 大 限 に 活 用 した 都 市 の 再 開 発 を 積 極 的 に 推 進 するため 再 開 発 会 社 を 施 行 者 に 追 加 する 都 市 再 開 発 法 の 改 正 が 行 われた ア 市 街 再 開 発 事 業 の 仕 組 み 低 層 の 木 造 建 築 物 再 開 発 ビル X 保 留 床 A A ( 土 所 有 権 ) C(D) 借 家 人 C ( 借 権 ) B ( 土 所 有 権 ) A B C(D) 権 利 床 ABCXの 共 有 ( 上 権 ) 道 路 ABの 共 有 公 園 ( 土 所 有 権 ) 等 (ア) 権 利 変 換 方 式 従 前 建 物 所 有 者 や 土 所 有 者 等 の 権 利 を 原 則 として 等 価 で 新 しく できる 再 開 発 ビルの 床 に 関 する 権 利 に 置 き 換 える 方 式 である 置 き 換 えられた 床 を 権 利 床 という (イ) 保 留 床 高 度 利 用 によって 新 たに 生 み 出 され 事 業 費 をまかなうために 売 却 す る 床 を 保 留 床 という (ウ) 管 理 処 分 方 式 公 共 性 が 著 しく 高 い 事 業 で いったん 施 行 区 内 の 建 物 土 等 を 施 行 者 が 買 収 又 は 収 用 して 再 開 発 ビルを 建 設 する 方 式 である 買 収 又 は 収 用 された 人 が 希 望 すれば 再 開 発 ビルの 床 が 取 得 できる 2-26

(3) 都 市 再 生 整 備 計 画 事 業 ( 旧 まちづくり 交 付 金 ) ( 要 綱 : 社 会 資 本 整 備 総 合 交 付 金 交 付 要 綱 ) 都 市 再 生 特 別 措 置 法 の 改 正 により 都 市 再 生 基 本 方 針 に 基 づき 市 町 村 が 都 市 の 再 生 に 必 要 となる 公 共 公 益 施 設 の 整 備 等 に 関 する 計 画 都 市 再 生 整 備 計 画 を 作 成 することができることとなった 旧 まちづくり 交 付 金 は 都 市 再 生 整 備 計 画 に 基 づき 実 施 される 事 業 の 費 用 に 充 当 するため 創 設 さ れた 財 政 支 援 制 度 である 稚 内 から 石 垣 まで を 合 言 葉 に 国 を 挙 げて 取 り 組 んでいる 全 国 都 市 再 生 の 流 れの 中 方 による 自 主 性 裁 量 性 の 高 い 都 市 再 生 を 図 るため 域 の 歴 史 文 化 自 然 環 境 等 の 特 性 を 活 かした 個 性 溢 れるまちづくりを 実 施 し 域 住 民 の 生 活 の 質 の 向 上 と 域 経 済 社 会 の 活 性 化 を 図 ることを 目 的 とする 平 成 25 年 2 月 から 都 市 再 生 整 備 事 業 の 拡 充 事 業 として 方 都 市 リノ ベーション 事 業 が 創 設 され 方 都 市 を 再 構 築 (リノベーション)し 拡 散 型 都 市 構 造 の 再 編 を 迅 速 かつ 効 率 的 効 果 的 に 行 うことが 可 能 となっ た また 国 では コンパクトシティ 実 現 に 向 けた 取 り 組 みを 加 速 させる ため 昨 年 5 月 に 都 市 再 生 特 別 措 置 法 の 一 部 を 改 正 し 都 市 機 能 誘 導 施 設 の 整 備 を 行 う 民 間 事 業 者 へ 国 が 直 接 支 援 を 行 う 都 市 機 能 立 支 援 事 業 の 創 設 や 方 都 市 リノベーション 事 業 の 内 容 を 拡 充 した 都 市 再 構 築 戦 略 事 業 への 移 行 など 持 続 可 能 な 都 市 構 造 へ 転 換 するための 補 助 制 度 の 改 革 を 行 った ア 都 市 再 生 整 備 計 画 事 業 の 特 徴 ( 市 町 の 自 由 度 が 非 常 に 高 い) 1 都 市 再 生 整 備 計 画 は 域 の 課 題 を 解 消 するための 域 の 創 意 工 夫 によるものならば 都 市 部 に 限 らず 全 国 どこでも 作 成 できる ( 作 成 時 に 公 表 1 市 町 で 複 数 箇 所 も 可 能 ) 2 都 市 再 生 整 備 計 画 区 域 内 の 個 々の 事 業 について 採 択 されるのではなく 計 画 自 体 を 全 体 で 評 価 採 択 される (まちづくりの 目 標 や 目 標 を 定 量 化 する 指 標 を 設 定 し 事 後 に 達 成 状 況 を 評 価 公 表 ) 3 市 町 の 提 案 による 新 たな 事 業 への 交 付 も 可 能 ( 提 案 事 業 ) 4 計 画 全 体 に 対 して 総 交 付 額 を 算 定 ( 従 来 事 業 によって 補 助 率 が 異 な っていたものが 概 ね4 割 ) 5 各 事 業 の 交 付 金 充 当 率 事 業 間 流 用 は 自 由 6まちづくりに 関 する 権 限 も 市 町 にできるだけ 移 譲 ( 協 議 が 整 えば 県 が 決 定 する 都 市 計 画 決 定 や 県 道 等 の 整 備 も 市 町 で 行 える ) 2-27

イ 都 市 再 生 整 備 計 画 事 業 の 交 付 対 象 事 業 (ア) 基 幹 事 業 道 路 公 園 古 都 及 び 緑 保 全 事 業 河 川 下 水 道 駐 車 場 有 効 利 用 システ ム 域 生 活 基 盤 施 設 高 質 空 間 形 成 施 設 高 次 都 市 施 設 方 都 市 リノベー ( 注 ション 推 進 施 設 1) ( 注 生 活 拠 点 施 設 1) 既 存 造 物 活 用 事 業 土 区 画 整 理 事 業 市 街 再 開 発 事 業 住 宅 街 区 整 備 事 業 区 再 開 発 事 業 バリアフリー 環 境 整 備 促 進 事 業 優 良 建 築 物 等 整 備 事 業 住 宅 市 街 総 合 整 備 事 業 街 なみ 環 境 整 備 事 業 住 宅 区 改 良 事 業 等 都 心 共 同 住 宅 供 給 事 業 公 営 住 宅 等 整 備 都 市 再 生 住 宅 等 整 備 防 災 街 区 整 備 事 業 ( 注 2) (イ) 提 案 事 業 事 業 活 用 調 査 まちづくり 活 動 推 進 事 業 域 創 造 支 援 事 業 ( 市 町 の 提 案 に 基 づく 事 業 ) ( 注 1) 方 都 市 リノベーション 事 業 のみ 実 施 可 ( 注 2) 方 都 市 リノベーション 事 業 では 実 施 不 可 ウ 都 市 再 生 整 備 計 画 事 業 の 例 2-28

都 市 再 構 築 戦 略 事 業 について 2-29

(4) 区 計 画 等 法 第 12 条 の 4 (ア) 区 計 画 とは 区 計 画 とは 区 計 画 の 方 針 ( 区 の 目 標 方 針 )と 区 整 備 計 画 ( 道 路 公 園 等 の 配 置 や 建 築 物 の 建 て 方 のルール) 住 民 の 意 見 を 踏 まえて 市 町 が 策 定 建 築 又 は 開 発 行 為 を 規 制 誘 導 いわば 誘 導 手 法 道 路 公 園 等 の 区 施 設 を 定 め 区 を 計 画 的 にコントロール( 市 街 化 区 域 編 入 時 に 策 定 する 場 合 が 多 い) 用 途 容 積 率 建 ぺい 率 高 さ 敷 規 模 セットバック デザイン 生 垣 化 など 建 築 物 に 関 する 事 項 を 定 め 区 を 計 画 的 に コントロール 区 計 画 は 区 単 位 で 作 る 計 画 で 区 独 自 のまちづくりのルールとな り 町 丁 や 街 区 あるいは 共 通 した 特 徴 を 持 っている 場 所 を 範 囲 とする 区 を 単 位 として 道 路 や 公 園 等 の 配 置 や 建 築 物 等 の 用 途 形 態 等 に 関 する 事 項 を 一 体 的 に 定 める 計 画 である 区 計 画 は 次 に 該 当 する 土 の 区 域 について 定 めるものとする 用 途 域 が 定 められている 土 の 区 域 用 域 が 定 められていない 土 の 区 域 のうち 次 のいずれかに 該 当 する もの イ 住 宅 市 街 の 開 発 その 他 建 築 物 若 しくはその 敷 の 整 備 に 関 する 事 業 が 行 われる 又 は 行 われた 土 の 区 域 ロ 建 築 物 の 建 築 又 はその 敷 の 造 成 が 無 秩 序 に 行 われ 又 は 行 われる と 見 込 まれる 一 定 の 土 の 区 域 で 公 共 施 設 の 整 備 の 状 況 土 利 用 の 動 向 等 からみて 不 良 な 街 区 の 環 境 が 形 成 されるおそれがあるもの ハ 健 全 な 住 宅 市 街 における 良 好 な 居 住 環 境 その 他 優 れた 街 区 の 環 境 が 形 成 されている 土 の 区 域 本 県 の 策 定 実 績 松 山 市 今 治 市 等 県 内 8 市 町 において36 区 で 策 定 市 街 化 区 域 編 入 時 の 区 計 画 23 箇 所 土 区 画 整 理 事 業 に 伴 う 区 計 画 7 箇 所 市 街 化 区 域 の 有 効 な 土 利 用 の 区 計 画 3 箇 所 市 街 化 調 整 区 域 の 有 効 な 土 利 用 の 区 計 画 2 箇 所 平 成 4 年 には 市 街 化 調 整 区 域 における 区 計 画 制 度 が 創 設 され 平 成 10 年 の 法 改 正 により 策 定 対 象 区 域 が 拡 大 し 開 発 許 可 ( 法 34 条 10 号 )の 対 象 となる 2-30

区 計 画 のイメージ 事 例 1 整 備 計 画 が 土 区 画 整 理 並 みの 道 路 事 例 2 整 備 計 画 が 少 ない 道 路 の 事 例 今 治 市 小 泉 区 計 画 今 治 市 鳥 生 区 計 画 市 街 化 調 整 区 域 の 区 計 画 の 策 定 ~ 開 発 フロー( 市 町 決 定 ) 市 町 の 都 市 計 画 マスタープラン 等 への 位 置 づけ 市 街 化 調 整 区 域 における 区 計 画 の 運 用 指 針 の 策 定 ( 松 山 市 今 治 市 策 定 済 ) 区 計 画 の 案 の 策 定 ( 住 民 からの 案 の 提 案 も 可 能 ) 都 市 計 画 決 定 手 続 き( 市 町 決 定 ) 開 発 行 為 等 許 可 申 請 ( 農 転 用 許 可 申 請 ) ~ 開 発 ~ 2-31

(イ) 区 計 画 の 種 類 区 計 画 区 レベルでのまちづくりの 要 請 に 応 え 建 築 物 の 用 途 や 形 態 道 路 公 園 等 を 区 の 特 性 に 応 じてきめ 細 かに 定 め 良 好 なまちづくりを 進 める 防 災 街 区 整 備 区 計 画 密 集 市 街 の 区 域 内 において 火 事 又 は 震 が 発 生 した 場 合 において 延 焼 防 止 上 及 び 避 難 上 確 保 されるべき 機 能 の 確 保 と 土 の 合 理 的 かつ 健 全 な 利 用 を 図 る 沿 道 区 計 画 道 路 交 通 騒 音 の 著 しい 幹 線 道 路 の 沿 道 について 道 路 交 通 騒 音 により 生 じる 障 害 の 防 止 と 適 性 かつ 合 理 的 な 土 利 用 の 促 進 を 図 る 集 落 区 計 画 集 落 域 の 特 性 にふさわしい 整 備 及 び 保 全 を 図 ることが 必 要 とされる 区 域 につい て 営 農 条 件 と 調 和 のとれた 良 好 な 居 住 環 境 の 確 保 と 適 正 な 土 利 用 を 図 る 歴 史 的 風 致 維 持 向 上 区 計 画 域 の 伝 統 的 な 技 術 又 は 技 能 により 製 造 された 工 芸 品 等 の 物 品 の 販 売 を 主 たる 目 的 とする 店 舗 等 の 建 築 物 等 のうち 歴 史 的 風 致 の 維 持 及 び 向 上 のため 整 備 をすべき 用 途 の 建 築 物 等 の 整 備 に 関 し 都 市 計 画 における 用 途 域 による 用 途 制 限 等 の 緩 和 を 認 める 新 たな 区 計 画 制 度 7 都 市 計 画 に 関 する 調 査 計 画 法 第 6 条 (1) 都 市 計 画 基 礎 調 査 都 市 計 画 の 決 定 変 更 を 行 うには 都 市 の 現 状 都 市 化 の 動 向 等 について できる 限 りデータを 把 握 し これに 基 づいて 計 画 を 策 定 することとしなけれ ばならない このため 概 ね5 年 ごとに 都 市 計 画 区 域 において 人 口 土 利 用 建 築 物 都 市 施 設 等 の 現 況 及 び 将 来 の 見 直 しについて 調 査 を 行 い この 結 果 に 基 づき 都 市 計 画 の 決 定 変 更 等 を 行 うこととなる 都 市 計 画 基 礎 調 査 ( 主 な 調 査 事 項 ) 人 口 産 業 調 査 土 利 用 状 況 建 物 都 市 施 設 1 人 口 規 模 2 人 口 の 将 来 見 通 し 3 区 別 人 口 4 産 業 別 人 口 1 産 業 別 事 業 所 数 及 び 従 業 者 数 2 産 業 別 工 業 出 荷 額 3 産 業 別 商 業 販 売 額 1 土 利 用 現 況 2 市 街 の 進 展 状 況 3 宅 開 発 状 況 4 農 転 用 状 況 5 農 林 漁 業 関 連 施 策 6 法 適 用 状 況 1 建 物 用 途 現 況 2 建 築 物 新 築 状 況 3 工 場 の 規 模 4 大 規 模 小 売 店 舗 状 況 1 都 市 施 設 の 整 備 状 況 2レクリエーション 施 設 3 交 通 調 査 都 市 計 画 の 決 定 変 更 2-32

(2) 街 路 交 通 調 査 街 路 交 通 調 査 は 複 雑 で 多 様 な 都 市 交 通 問 題 を 解 決 するため 道 路 計 画 と 合 わせて 公 共 交 通 計 画 交 通 結 節 点 計 画 TDM 施 策 ( 交 通 需 要 管 理 ) 土 利 用 計 画 等 を 総 合 的 に 検 討 し 総 合 的 な 都 市 交 通 マスタープラン 等 の 策 定 等 を 行 い 土 利 用 計 画 各 種 事 業 計 画 と 整 合 のとれた 将 来 交 通 網 計 画 等 を 策 定 することにより 健 全 な 都 市 環 境 の 維 持 と 都 市 機 能 の 充 実 を 図 ることとしている 街 路 交 通 調 査 都 市 交 通 実 態 調 査 (1)パーソントリップ 調 査 (2) 都 市 OD 調 査 (3) 中 間 年 補 完 調 査 ( 物 資 流 動 調 査 休 日 交 通 調 査 等 ) (4) 全 国 都 市 交 通 特 性 調 査 都 市 交 通 マスタープラン 策 定 調 査 都 市 交 通 実 態 調 査 に 基 づき 交 通 実 態 の 分 析 や 都 市 圏 の 将 来 交 通 量 予 測 を 行 い 総 合 的 な 都 市 交 通 マスタープランを 策 定 する 調 査 都 市 圏 が 抱 える 課 題 に 対 応 した 特 定 の 都 市 交 通 計 画 を 検 討 する 調 査 (1) 新 交 通 システム 都 市 モノレール LRT 等 中 量 軌 道 システムの 検 討 (2) 都 市 計 画 道 路 網 の 見 直 し 検 討 (3) 市 町 村 合 併 に 伴 う 都 市 交 通 計 画 課 題 の 検 討 (4) 都 市 交 通 社 会 実 験 の 検 討 (5) 都 市 交 通 対 策 の 検 討 (6)パーソントリップ 調 査 や 物 資 流 動 調 査 の 事 前 検 討 調 査 (7)その 他 (バス 交 通 対 策 駐 車 場 整 備 計 画 歩 行 者 自 転 車 交 通 計 画 等 の 検 討 ) 事 業 調 査 (1) 都 市 域 総 合 交 通 戦 略 策 定 調 査 (2) 域 高 規 格 道 路 調 査 (3) 連 続 立 体 交 差 事 業 調 査 (4) 歴 史 的 環 境 整 備 街 路 事 業 調 査 (5) 市 街 再 開 発 等 調 査 (6) 土 区 画 整 理 事 業 調 査 2-33

(3) 緑 の 基 本 計 画 都 市 緑 法 第 4 条 緑 の 基 本 計 画 は 都 市 緑 法 第 4 条 に 市 町 村 ( 特 別 区 を 含 む)の 緑 の 保 全 及 び 緑 化 の 推 進 に 関 する 基 本 計 画 として 規 定 されており 市 町 村 が その 区 域 内 における 緑 の 適 正 な 保 全 及 び 緑 化 の 推 進 に 関 する 施 策 を 総 合 的 かつ 計 画 的 に 実 施 するため その 目 標 と 実 現 のための 施 策 等 を 内 容 として 策 定 する 緑 とオープンスペースに 関 する 総 合 的 な 計 画 である この 緑 の 基 本 計 画 は 市 町 村 が 独 自 性 創 意 工 夫 を 発 揮 して 緑 の 保 全 から 公 園 緑 の 整 備 その 他 の 公 共 公 益 施 設 及 び 民 有 の 緑 化 の 推 進 まで そのまちの 緑 全 般 について 将 来 のあるべき 姿 とそれを 実 現 するため の 施 策 について 公 聴 会 の 開 催 などにより 住 民 の 意 見 を 反 映 させつつ 公 表 の 手 続 きを 経 ることを 通 じて 明 らかにするものである 市 町 村 は 基 本 計 画 において 都 道 府 県 の 設 置 に 係 る 都 市 公 園 の 整 備 の 方 針 に 係 るもの を 定 めようとする 場 合 においては 当 該 事 項 について あらかじめ 都 道 府 県 知 事 と 協 議 し その 同 意 を 得 なければならない ( 都 市 緑 法 第 4 条 の5) 2-34