第 99 号 平 成 26 年 7 月 4 日 ( 金 曜 日 ) 有 馬 公 認 会 計 士 税 理 士 事 務 所 136-0071 東 京 都 江 東 区 亀 戸 2-24-3 グランズ 亀 戸 3F TEL(03)5875-0315 FAX(03)5875-0316 http://www.care-advice.net 高 齢 者 向 住 宅 等 ヘルスケアリート 活 用 に 係 るガイドライン 公 表 国 土 交 通 省 利 用 者 の 安 心 感 の 確 保 を 最 優 先 に 素 案 を 追 加 改 変 65 歳 以 上 一 人 暮 らし 食 事 調 理 食 品 など 簡 便 好 む 傾 向 農 業 白 書 で 10 年 前 と 比 較 生 鮮 食 品 がマイナス 6.8% 日 医 HD 型 法 人 で 統 括 医 療 法 人 の 名 称 を 対 案 で 示 す 非 営 利 ホールディングカンパニー 型 法 人 制 度 で 動 き 65 歳 以 上 の 老 年 人 口 割 合 は 全 国 ベースで 24.98% 今 年 1 月 人 口 2.48 人 の 現 役 世 代 で 1 人 の 高 齢 者 支 える 高 齢 者 向 住 宅 等 活 用 係 公 表 国 土 交 通 省 利 用 者 安 心 感 確 保 最 優 先 素 案 追 加 改 変 国 土 交 通 省 国 土 交 通 省 は 6 月 27 日 不 動 産 投 資 信 託 (REIT)で 病 院 や 介 護 施 設 を 扱 う 運 用 会 社 に 向 けた 高 齢 者 向 け 住 宅 等 を 対 象 とするヘルスケアリートの 活 用 に 係 るガイド ライン をまとめ 公 表 した 今 年 4 月 の 有 識 者 会 議 でまとめた 素 案 の 完 成 版 とな る 素 案 では 介 護 施 設 などの 土 地 や 建 物 を 対 象 にした 不 動 産 投 資 信 託 ヘルスケア リート について 投 資 先 の 施 設 に 認 知 症 グループホームを 加 えることを 確 認 してい る 完 成 版 で 目 につくのは 素 案 全 体 に 施 設 利 用 者 の 安 心 感 の 確 保 優 先 が 明 示 さ れている 点 だ ガイドライン 策 定 の 検 討 の 過 程 では 賃 料 の 不 当 な 引 き 上 げなど 介 護 施 設 の 利 用 者 が 不 利 益 を 被 ることのないルールづくりを 確 認 しあってガイドライン 作 りを 進 めて きた 特 に 医 療 介 護 の 事 情 をよく 知 る 人 が 助 言 をし 投 資 先 の 選 択 で 発 言 権 を 持 つ よう 義 務 付 けているほか 運 用 会 社 と 委 託 された 事 業 者 との 間 で 利 用 料 金 や 契 約 内 容 に 関 する 協 定 を 結 ぶことなどを 求 めている 日 本 は 高 齢 化 の 進 展 に 伴 い ヘルスケア 施 設 の 供 給 の 拡 大 等 が 求 められる 中 ヘル
スケアリート 創 設 の 環 境 整 備 として 日 本 再 興 戦 略 ( 平 成 25 年 6 月 14 日 閣 議 決 定 ) 等 において 民 間 資 金 の 活 用 を 図 るため ヘルスケアリートの 活 用 に 向 け 高 齢 者 向 け 住 宅 等 の 取 得 運 用 に 関 するガイドラインの 整 備 普 及 啓 発 等 ( 来 年 度 中 ) を 行 う こととされている ここまで 本 年 4 月 と 6 月 に 高 齢 者 向 け 住 宅 等 を 対 象 とするヘルスケアリートの 活 用 に 係 るガイドライン 検 討 委 員 会 ( 有 識 者 会 議 )を 計 2 回 開 催 し 高 齢 者 向 け 住 宅 等 を 対 象 とするヘルスケアリートの 活 用 に 係 るガイドライン をとりまとめた REITは 市 場 から 集 めた 資 金 で 不 動 産 を 取 得 して 運 営 し 賃 料 の 収 入 などを 投 資 家 に 分 配 するシステム 米 国 では この 投 資 先 に 病 院 や 介 護 施 設 を 活 用 しているケ ースが 多 く REIT 市 場 全 体 の 約 15%(2012 年 9 月 末 時 点 )を 占 めているという 国 交 省 公 表 のガイドライン 要 旨 ( 抜 粋 ) < 適 用 対 象 > (1) 対 象 とする 施 設 ヘルスケア 施 設 とは 高 齢 者 の 居 住 の 安 定 確 保 に 関 する 法 律 ( 平 成 13 年 法 律 第 2 6 号 ) 第 5 条 に 規 定 する サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 並 びに 老 人 福 祉 法 ( 昭 和 3 8 年 法 律 第 133 号 ) 第 29 条 に 規 定 する 有 料 老 人 ホーム 及 び 同 法 第 5 条 2 第 6 項 に 基 づく 認 知 症 高 齢 者 グループホーム をいう なお 病 院 については 今 年 度 別 途 検 討 を 行 った 上 で 整 備 すべき 組 織 体 制 等 をと りまとめ 別 途 提 示 する 予 定 である (2) 対 象 とする 宅 建 業 者 適 用 対 象 は 宅 建 業 法 第 50 条 の2 等 に 基 づき 取 引 一 任 代 理 等 の 認 可 を 得 て リー トの 資 産 運 用 会 社 としてヘルスケア 施 設 の 取 引 を 行 う 又 は 行 おうとする 宅 建 業 者 ( 以 下 資 産 運 用 会 社 という )とする (3) 適 用 時 期 適 用 時 期 は 平 成 26 年 7 月 1 日 とする (4) 取 引 一 任 代 理 等 の 認 可 申 請 等 に 際 して 資 産 運 用 会 社 が 整 備 すべき 組 織 体 制 資 産 運 用 会 社 は ヘルスケア 施 設 の 取 引 を 行 う 場 合 次 のいずれかを 満 たすことと する a. 一 定 の 経 験 を 有 する 重 要 な 使 用 人 の 配 置 ヘルスケア 施 設 への 投 資 業 務 融 資 業 務 デューディリジェンス 業 務 不 動 産 鑑 定 評 価 業 務 又 はオペレーション 業 務 の 経 験 等 により 生 活 サービスや 介 護 サービス 等 が 提 供 されるというヘルスケア 施 設 の 事 業 特 性 ( 以 下 単 に ヘルスケア 施 設 の 事 業 特 性 という )を 十 分 に 理 解 している 者 を 重 要 な 使 用 人 として 配 置 すること b. 外 部 専 門 家 からの 助 言
ヘルスケア 施 設 への 投 資 業 務 融 資 業 務 デューディリジェンス 業 務 不 動 産 鑑 定 評 価 業 務 又 はオペレーション 業 務 の 経 験 等 により ヘルスケア 施 設 の 事 業 特 性 を 十 分 に 理 解 しているコンサルタント 会 社 等 の 外 部 専 門 家 との 間 で 助 言 を 受 けることとなっ ていること c. 投 資 委 員 会 等 への 外 部 専 門 家 の 配 置 投 資 委 員 会 等 ( 資 産 の 取 得 売 却 資 産 の 運 営 管 理 に 関 する 事 項 を 審 議 又 は 決 定 す る 委 員 会 )において ヘルスケア 施 設 への 投 資 業 務 融 資 業 務 デューディリジェン ス 業 務 不 動 産 鑑 定 評 価 業 務 又 はオペレーション 業 務 の 経 験 等 により ヘルスケア 施 設 の 事 務 特 性 を 十 分 に 理 解 している 外 部 専 門 家 からの 意 見 を 聴 取 できるような 状 況 に なっていること <ヘルスケア 施 設 の 取 引 に 際 し 留 意 すべき 事 項 > 資 産 運 用 会 社 は ヘルスケア 施 設 を 円 滑 に 取 引 するため 次 のように 対 応 すること が 望 ましい (1)オペレータとの 信 頼 関 係 の 構 築 及 び 運 営 状 況 の 把 握 資 産 運 用 会 社 は オペレータの 運 営 状 況 を 適 切 に 把 握 できるよう オペレータとの 緊 密 なコミュニケーションに 基 づいた 信 頼 関 係 を 相 互 に 構 築 することが 望 ましい ま た 資 産 運 用 会 社 は ヘルスケア 施 設 の 取 引 時 に 実 施 される 不 動 産 鑑 定 評 価 が 評 価 対 象 不 動 産 の 事 業 特 性 を 踏 まえた 当 該 事 業 の 持 続 性 安 定 性 について 分 析 を 行 ってい ることを 確 認 することが 望 ましい さらに 必 要 に 応 じて 資 産 運 用 会 社 自 らも 取 引 を 行 うヘルスケア 施 設 に 赴 き 施 設 長 などのヘルスケア 施 設 の 運 営 責 任 者 へのヒア リング 等 を 通 じ オペレータが 適 切 に 運 営 していることを 確 認 することが 望 ましい (2) 略 (3) 利 用 者 への 配 慮 事 項 ヘルスケア 施 設 の 利 用 料 や 提 供 されるサービスの 内 容 については 入 居 者 にとって 特 に 配 慮 が 必 要 な 事 項 であり 入 居 契 約 書 等 で 定 められた 利 用 料 の 改 定 等 のルールを 逸 脱 して 一 方 的 な 利 用 料 の 引 き 上 げやサービス 水 準 の 低 下 を 引 き 起 こすことのないよ う ヘルスケア 施 設 の 運 営 にあたっては 十 分 に 留 意 することが 求 められている これ を 踏 まえ 資 産 運 用 会 社 は リートの 運 用 対 象 としてヘルスケア 施 設 の 取 引 を 行 う 場 合 利 用 者 に 不 安 を 抱 かせることのないよう 以 下 の a.から c.までの 内 容 について 適 切 に 対 応 することが 望 ましい a.ヘルスケアリートの 仕 組 みの 周 知 オペレータが 利 用 者 にヘルスケアリートの 仕 組 み( 例 えば 1 施 設 の 大 家 はリート であり 施 設 のサービスはオペレータが 提 供 していること 2リートは 運 用 対 象 施 設 を 長 期 保 有 することが 原 則 であること 等 ) 並 びにリート 等 の 実 績 及 び 取 組 み 等 を 十 分 に 周 知 させるよう 資 産 運 用 会 社 はオペレータに 働 きかけ 必 要 に 応 じて 資 産 運 用 会
社 自 らも 利 用 者 に 周 知 活 動 を 行 うこと b.ヘルスケア 施 設 の 適 切 な 運 営 の 確 認 資 産 運 用 会 社 は 利 用 者 の 安 心 感 を 確 保 するため 施 設 の 状 態 利 用 料 1 及 び 契 約 内 容 等 について 関 係 法 令 に 適 合 しているものであるかどうかの 確 認 や 地 方 公 共 団 体 による 通 知 等 への 対 応 状 況 の 確 認 などを 行 うこと 特 に 有 料 老 人 ホーム(サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 の 登 録 を 受 けたものを 除 く )に ついては 有 料 老 人 ホームの 設 置 運 営 標 準 指 導 指 針 について ( 平 成 14 年 7 月 18 日 老 発 第 0718003 号 厚 生 労 働 省 老 健 局 長 通 知 )を 参 考 に 地 方 公 共 団 体 が 地 域 の 実 情 に 応 じた 指 導 指 針 を 策 定 し それに 基 づいた 行 政 指 導 を 行 っているので 留 意 す ること c.ヘルスケア 施 設 の 適 切 な 運 営 の 確 保 資 産 運 用 会 社 は 利 用 者 の 安 心 感 を 確 保 するため オペレータに 対 し 利 用 料 及 び 契 約 内 容 等 に 関 して 投 資 法 人 とオペレータの 賃 貸 借 契 約 書 又 はこれに 代 わる 協 定 書 覚 書 等 において オペレータがリートの 運 用 対 象 となるヘルスケア 施 設 に 適 用 される 関 係 法 令 に 適 合 し 行 政 指 導 に 対 応 した 運 営 を 行 う 旨 を 表 明 させるよう 求 めること d.その 他 ( 略 ) 歳 以 上 一 人 暮 食 事 調 理 食 品 簡 便 好 傾 向 農 業 白 書 年 前 比 較 生 鮮 食 品 農 業 白 書 が 6 月 27 日 閣 議 決 定 されたが 単 身 高 齢 者 世 帯 における 食 料 消 費 支 出 は 生 鮮 食 品 が 減 少 する 一 方 調 理 食 品 や 飲 料 酒 類 が 増 加 していることが 明 らかと なった 調 理 食 品 では 天 ぷら フライ サラダが 上 位 3 品 目 飲 料 では コーヒー 飲 料 果 実 野 菜 ジュース 茶 飲 料 の 上 位 3 品 目 が 食 料 消 費 支 出 ベースでそれぞれ 増 加 しており 手 のかからない 簡 便 な 食 事 や 飲 料 ではペットボトルが 選 好 される 傾 向 が 強 まっている 1 人 暮 らしの 65 歳 以 上 の 高 齢 者 で 特 に 男 性 は スーパーなどで 調 理 済 みの 食 品 ( 一 品 パック 詰 め)などを 購 入 する 傾 向 が 強 く 生 魚 より 肉 類 の 焼 き 肉 など 調 理 しやすく 食 べやすい 食 事 を 好 む 人 が 増 えていることがわかった 調 理 食 品 では 揚 げ 物 やサラダ 調 理 パンなどが 増 加 している 調 理 食 品 は 9.5%も 伸 びていた デパートなどの 食 品 売 り 場 を 筆 頭 にその 賑 わいぶりが 消 費 支 出 に 表 れた 格 好 だ これに 対 して 生 鮮 食 品 がマイナス 6.8%と 大 きく 落 ち 込 んでいる 生 魚 の 高 価 格 と 調 理 のしにくさ 台 所 の 狭 さなどの 扱 いにくさもあって 10 年 前 から 大 きく 落 ち 込 ん だ
農 業 白 書 では 1 人 暮 らしの 65 歳 以 上 にスポットを 当 てて 調 査 を 実 施 2003 年 と 2013 年 の 食 料 消 費 支 出 を 比 較 して ここ 10 年 で 食 事 の 傾 向 がどう 変 わったのか 紹 介 してい る それによると 2013 年 は 2003 年 と 比 べて 生 鮮 食 品 が 6.8% 落 ち 込 んだ 一 方 で 飲 料 酒 類 が 27.6% 調 理 食 品 が 9.5%と 大 きく 伸 びていた 外 食 も 4.9% 加 工 食 品 も 2.8% 上 がっており 外 食 は 大 きな 伸 びはなかったものの 簡 単 に 食 事 を 済 ませる 傾 向 が 強 まっていることがうかがえる ( 単 身 高 齢 者 世 帯 における 食 料 消 費 の 変 化 ) 平 成 15(2003) 年 と 平 成 25(2013) 年 において 65 歳 以 上 の 単 身 世 帯 における 食 料 消 費 支 出 を 比 較 すると 生 鮮 食 品 は 6.8% 減 少 しているが 加 工 食 品 は 2.8% 調 理 食 品 は 9.5% 外 食 は 4.9% 飲 料 酒 類 は 27.6% それぞれ 増 加 している また 平 成 15(2003) 年 と 比 較 して 平 成 25(2013) 年 における 食 料 消 費 支 出 が 増 加 した 品 目 をみると 調 理 食 品 については 天 ぷら フライやサラダ 調 理 パン 等 飲 料 については ドリッパー 等 の 食 器 具 が 不 要 で 購 入 してすぐに 飲 用 可 能 なコーヒー 飲 料 や 果 実 野 菜 ジュース 茶 飲 料 等 に 対 する 実 質 額 が 大 きく 増 加 しており 簡 便 な 食 事 が 選 好 される 傾 向 にある 今 後 単 身 高 齢 者 世 帯 の 増 加 が 見 込 まれることから 単 身 高 齢 者 世 帯 のニーズに かなった 食 品 農 産 物 の 生 産 を 推 進 していくことが 重 要 と 考 えられる 日 医 型 法 人 統 括 医 療 法 人 名 称 対 案 示 非 営 利 型 法 人 制 度 動 日 本 医 師 会 介 護 施 設 や 病 院 を 持 つ 複 数 の 法 人 を 一 体 的 に 経 営 する 非 営 利 ホールディングカン パニー 型 法 人 制 度 ( 仮 称 ) (HD 型 法 人 )は 政 府 の 日 本 再 興 戦 略 の 改 訂 版 ( 素 案 )に 盛 り 込 まれたアベノミクス 第 三 の 矢 の 医 療 介 護 戦 略 現 在 厚 労 省 の 医 療 法 人 の 事 業 展 開 等 に 関 する 検 討 会 で 政 府 の 産 業 競 争 力 会 議 から 指 示 を 受 けて 大 枠 から 細 部 を 詰 めている 段 階 だが 全 貌 は 未 定 ただしこうした 法 人 の 設 立 は 現 在 医 療 法 で 禁 止 されている 非 営 利 の 持 ち 株 会 社 型 法 人 は 別 々の 医 療 法 人 や 社 会 福 祉 法 人 を1つに 束 ね 病 院 や 診 療 所 老 健 特 養 といった 異 なる 施 設 を 一 体 的 に 運 営 する 制 度 医 療 と 介 護 の 連 携 を 深 めることや 経 営 の 効 率 化 でコストを 下 げることなどが 狙 いだ 厚 労 省 の 原 案 では 介 護 事 業 を 行 う 株 式 会 社 などへの 出 資 を 認 めることも 提 案 されている
安 倍 首 相 は 医 療 介 護 サービスを 効 率 的 かつ 総 合 的 に 提 供 する 新 たな 法 人 制 度 に ついて 関 係 大 臣 と 協 力 して 案 をまとめていきたい と 表 明 田 村 厚 労 相 は4 月 に 今 年 中 に 具 体 的 な 制 度 の 内 容 を 固 め 来 年 中 に 創 設 までこぎ 着 けたい 考 えを 示 してい た この 構 想 案 に 対 して 日 本 医 師 会 は 7 月 1 日 非 営 利 ホールディングカンパニー 型 法 人 制 度 ( 仮 称 ) の 名 称 について 統 括 医 療 法 人 として 検 討 するよう 要 望 した 日 医 はHD 型 法 人 について 名 称 を 統 括 医 療 法 人 ( 仮 称 ) に 変 更 した 上 で 原 則 として 医 師 を 理 事 長 とする 医 療 法 人 の 一 類 型 として 創 設 する 案 をまとめ 厚 労 省 に 提 出 した 日 医 は この 政 府 の 構 想 に OK を 出 した 形 で 他 の 医 療 関 連 機 関 は 様 子 見 の 段 階 だ けに 日 医 の 真 意 を 測 りかねている 憶 測 もある 厚 労 省 はこのHD 型 法 人 について 現 時 点 のイメージ を 例 示 した それによると 複 数 の 医 療 法 人 や 社 会 福 祉 法 人 などを 束 ねて 一 体 的 な 経 営 を 行 う 仕 組 みとし これら 法 人 間 同 士 で 資 金 の 融 通 ( 寄 付 貸 付 債 務 保 証 債 務 の 引 受 けなど)を 認 めるという 構 想 図 しかしまだまだイメージ 先 行 の 印 象 はまぬがれない 政 府 案 は 例 えば 医 療 法 人 制 度 においてその 社 員 に 法 人 がなることができる ことを 明 確 化 した 上 で 複 数 の 医 療 法 人 や 社 会 福 祉 法 人 等 を 社 員 総 会 等 を 通 じて 統 括 し 一 体 的 な 経 営 を 可 能 とする などとした 法 的 根 拠 を 示 し 明 記 するなど 気 が 早 い しかしこれから 制 度 設 計 するには HD 型 法 人 制 度 への 多 様 な 非 営 利 法 人 の 参 画 ( 自 治 体 独 立 行 政 法 人 国 立 大 学 法 人 等 含 む) 意 思 決 定 方 式 に 係 る 高 い 自 由 度 の 確 保 等 医 療 法 人 等 の 現 行 規 制 の 緩 和 制 度 の 大 幅 拡 大 を 含 む 措 置 について 検 討 を 進 めながら 2014 年 内 に 結 論 を 得 て 2015 年 中 に 制 度 上 の 措 置 を 目 指 すという 一 方 医 療 法 人 の 事 業 展 開 等 に 関 する 検 討 会 と 厚 労 省 事 務 当 局 は HD 型 法 人 問 題 を これまでの 一 連 の 動 きの 中 で 事 実 上 の 強 い 政 府 方 針 と 受 け 止 めている そこでHD 型 法 人 のニーズやそれにともなう 問 題 点 の 摘 出 などを 行 なうための 調 査 を 実 施 次 回 会 合 に 調 査 結 果 の 分 析 を 踏 まえた 論 点 を 示 し 具 体 的 な 議 論 に 入 るとの 意 向 を 表 明 した 厚 労 省 事 務 当 局 は HD 型 法 人 と 傘 下 各 法 人 が 所 期 の 目 的 を 達 成 するためのポイン トとして 以 下 の 3 点 を 示 し 今 後 の 検 討 の 方 向 性 としている (1) 社 会 にどのような 貢 献 をしていくのかを 明 確 にした 理 念 の 策 定 と 共 有 (2) 理 念 実 現 のために 行 なわれる 意 思 決 定 の 共 有 ( 必 要 なガバナンスの 仕 組 み) (3) 理 念 等 の 実 現 に 向 けたヒト カネ モノの 有 効 な 活 用 ( 剰 余 金 の 制 限 規 定 がある 中 でのカネの 活 用 )その 上 で 同 制 度 をイメージ 化 し 前 出 のポイントを 次 のよう に 課 題 として 整 理 した 1 非 営 利 ホールディングカンパニー 型 法 人 は 理 念 を 同 じくする 非 営 利 法 人 が
社 員 として 参 加 する 社 団 法 人 で 構 成 理 念 の 共 有 2 非 営 利 ホールディングカンパニー 型 法 人 が 行 なう 個 々の 意 思 決 定 に 従 って 参 加 する 医 療 法 人 等 が 法 人 運 営 を 行 なう 意 思 決 定 の 共 有 3 グループ 内 法 人 間 での 医 療 職 や 事 務 職 の 異 動 や 共 同 研 修 などが 可 能 ヒト の 活 用 4 新 たに グループ 内 の 非 営 利 法 人 間 に 限 って 資 金 の 融 通 が 可 能 ( 寄 付 貸 付 債 務 保 証 債 務 の 引 受 などを 想 定 ) カネの 活 用 5 新 たに 株 式 会 社 への 出 資 が 可 能 ( 介 護 事 業 を 行 なう 会 社 のほか 医 薬 品 等 の 共 同 購 入 やシーツのクリーニングを 一 括 で 行 なう 会 社 などを 想 定 ) モノの 活 用 歳 以 上 老 年 人 口 割 合 全 国 今 年 月 人 口 人 現 役 世 代 人 高 齢 者 支 総 務 省 総 務 省 は 6 月 25 日 住 民 基 本 台 帳 に 基 づく 人 口 人 口 動 態 及 び 世 帯 数 ( 平 成 26 年 1 月 1 日 現 在 ) を 発 表 した 全 国 の 人 口 は 1 億 2843 万 8348 人 このうち 日 本 人 は 1 億 2643 万 4964 人 で 前 年 に 比 べて 24 万 3684 人 0.19% 減 少 している 主 な 特 徴 を 見 ると 平 成 26 年 1 月 1 日 現 在 の 日 本 人 人 口 は 1 億 2643 万 4964 人 ( 住 民 基 本 台 帳 ベース) 65 歳 以 上 の 老 年 人 口 割 合 ( 日 本 人 )は 全 国 ベースで 24.98% 15~64 歳 の 現 役 世 代 2.48 人 で 1 人 の 高 齢 者 を 支 えている 格 好 だ なお 今 回 から 対 象 期 間 について 年 度 (4 月 1 日 ~3 月 31 日 ) から 年 (1 月 1 日 ~ 12 月 31 日 ) に 変 更 されている 日 本 人 住 民 は 平 成 21 年 をピークとして 平 成 22 年 から 5 年 連 続 で 減 少 している 平 成 25 年 における 日 本 人 住 民 の 出 生 者 数 は 103 万 388 人 前 年 ( 平 成 24 年 ) 度 は 過 去 最 低 (102 万 9433 人 )を 記 録 したが 平 成 25 年 はやや 増 加 している 一 方 平 成 25 年 における 死 亡 者 数 は 126 万 7838 人 前 年 ( 平 成 24 年 ) 度 の 125 万 5551 人 よりも 増 加 し 昭 和 54 年 度 の 調 査 開 始 以 来 最 高 を 記 録 した 出 生 者 数 から 死 亡 者 数 を 除 いた 自 然 増 加 数 はマイナス 23 万 7450 人 で 7 年 連 続 の 減 少 となった 人 口 減 少 社 会 は 着 実 に 進 んでいる 状 況 だ 都 道 府 県 別 の 人 口 ( 日 本 人 )を 見 ると 人 口 が 多 いのは 東 京 都 (1280 万 7627 人 ) 神 奈 川 県 (894 万 1 人 ) 大 阪 府 (867 万 8514 人 ) 愛 知 県 (728 万 8942 人 ) 埼 玉 県 (716 万 8616 人 )となっている 逆 に 人 口 が 少 ないのは 鳥 取 県 (58 万 3274 人 ) 島 根 県 (70 万 6064 人 ) 高 知 県 (75 万 927 人 ) 徳 島 県 (77 万 7454 人 ) 福 井 県 (79 万 7066 人 )という 状 況 次 に 年 齢 階 級 別 の 人 口 ( 日 本 人 )を 見 ると 0~14 歳 の 年 少 人 口 は 1648 万 9385 人
で 13.04%( 前 年 に 比 べて 0.09 ポイント 減 ) 15~64 歳 の 生 産 年 齢 人 口 は 7836 万 2818 人 で 61.98%( 同 0.49 ポイント 減 ) 65 歳 以 上 の 老 年 人 口 は 3158 万 2754 人 で 24.98% ( 同 0.58 ポイント 増 )という 状 況 高 齢 化 が 一 段 と 進 んでいる 生 産 年 齢 人 口 に 対 する 老 年 人 口 の 割 合 を 計 算 すると 2.48 これは 2.48 人 の 現 役 世 代 で 1 人 の 高 齢 者 を 支 えている 事 態 を 意 味 している また この 数 値 は 前 年 に 比 べて 0.08 ポイント 減 少 しており 現 役 世 代 の 負 担 が 着 実 に 増 加 していることを 如 実 に 表 している