5.4.2 調 査 対 象 市 場 と 年 間 電 力 消 費 量 東 京 都 中 央 卸 売 市 場 11 市 場 のうち 食 肉 市 場 と 多 摩 市 場 を 除 く 9 市 場 から 有 効 データを 得 たので それらの 市 場 を 調 査 対 象 市 場 とする 図 5-17 に 198



Similar documents
(2) 築 地 市 場 の 再 整 備 計 画 ~ 移 転 後 築 地 再 整 備 計 画 以 上 の 点 を 踏 まえた 実 際 に 挙 げられている 再 整 備 計 画 を 図 5-63 に 示 す 築 地 市 場 再 整 備 計 画 は 大 きく 3 つに 分 けられる 以 後 それぞれの 再

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

市況トレンド

市 の 人 口 密 度 は 5,000 人 を 超 え 図 4 人 口 密 度 ( 単 位 : 人 /k m2) に 次 いで 高 くなっている 0 5,000 10,000 15,000 首 都 圏 に 立 地 する 政 令 指 定 都 市 では 都 内 に 通 勤 通 学 する 人 口 が 多

Microsoft Word )40期決算公開用.doc

130117_『高齢社会をむかえた東京23区の将来 人口と建物の関係から見て

xls

「節電に対する生活者の行動・意識

PPTVIEW

表紙

<4D F736F F D F5A91EE8BC F368C8E3393FA8DC48D F C8E323893FA916493C B95AA8D CE3816A>

受 託 工 事 費 一 般 管 理 費 何 地 区 給 料 手 当 賞 与 引 当 金 繰 入 額 賃 金 報 酬 法 定 福 利 費 退 職 給 付 費 備 消 品 費 厚 生 福 利 費 報 償 費 旅 費 被 服 費 光 熱 水 費 燃 料 費 食 糧 費 印 刷 製 本 費 測 量 調 査

< E88E68F5A91EE8C7689E68F912E786C73>

<4D F736F F D2093CD8F6F82AA954B977682C88C9A95A882CC94BB926682CC DD5F48508C668DDA E646F63>

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

大 阪 福 岡 鹿 児 島 前 頁 からの 続 き 35

スライド 1

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

(Microsoft Word - 20_\216s\211c\217Z\221\356.doc)

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

面 積 率

<4D F736F F D208FE DC926E8BE6926E8BE68C7689E681408C7689E68F912E646F63>

回 答 Q3-1 土 地 下 落 の 傾 向 の 中 固 定 資 産 税 が 毎 年 あがるのはなぜですか? 質 問 : 土 地 下 落 の 傾 向 の 中 土 地 の 固 定 資 産 税 が 毎 年 あがるのはなぜですか? 答 : あなたの 土 地 は 過 去 の 評 価 替 えで 評 価 額 が

1_2013BS(0414)

第1号様式 その1

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

2 平 均 病 床 数 の 平 均 病 床 数 では 療 法 人 に 対 しそれ 以 外 の 開 設 主 体 自 治 体 社 会 保 険 関 係 団 体 その 他 公 的 の 規 模 が 2.5 倍 程 度 大 きく 療 法 人 に 比 べ 公 的 病 院 の 方 が 規 模 の 大 き いことが

資料3 家電エコポイント制度の政策効果等について

Microsoft Word - 19年度(行個)答申第94号.doc

( 第 二 面 ) 第 一 種 特 定 建 築 主 等 又 は 第 二 種 特 定 建 築 主 の 概 要 1. 第 一 種 特 定 建 築 主 等 又 は 第 二 種 特 定 建 築 主 イ. 氏 名 のフリガナ ロ. 氏 名 ハ. 郵 便 番 号 ニ. 住 所 ホ. 電 話 番 号 2. 代 理

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

目 次 第 1 土 地 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 1. 土 地 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 2. 施 行 者 の 名 称 1 第 2 施 行 地 区 1 1. 施 行 地 区 の 位 置 1 2. 施 行 地 区 位 置 図 1 3. 施 行 地 区 の 区 域 1 4


目 改 正 項 目 軽 自 動 車 率 の 引 上 げ 〇 国 及 び 地 方 を 通 じた 自 動 車 関 連 制 の 見 直 しに 伴 い 軽 自 動 車 の 標 準 率 が 次 のとおり 引 き 上 げられます 車 種 区 分 引 上 げ 幅 50cc 以 下 1,000 円 2,000 円

<4D F736F F D2090BC8BBB959491BA8F5A91EE8A C52E646F63>

1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越


第 1 条 適 用 範 囲 本 業 務 方 法 書 は 以 下 の 性 能 評 価 に 適 用 する (1) 建 築 基 準 法 施 行 令 ( 以 下 令 という ) 第 20 条 の7 第 1 項 第 二 号 表 及 び 令 第 20 条 の 8 第 2 項 の 認 定 に 係 る 性 能 評

1 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の 課 税 について ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 は 収 入 金 額 を 課 税 標 準 として 収 入 割 の 申 告 となります ( 法 72 条 の2 72 条 の 12 第 2 号 ) ガス 供 給 業 とその 他 の 事

12 大 都 市 の 人 口 と 従 業 者 数 12 大 都 市 は 全 国 の 人 口 の 約 2 割 従 業 者 数 の 約 3 割 を 占 める 12 大 都 市 の 事 業 所 数 従 業 者 数 及 び 人 口 は 表 1 のとおりです これらの 12 大 都 市 を 合 わせると 全

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

< DB8CAF97BF97A6955C2E786C73>

<904588F582CC8B8B975E814592E888F58AC7979D82CC8CF6955C E348DEC90AC2E786C73>

<4D F736F F D F93878CA797708F4390B3816A819A95CA8B4C976C8EAE91E682538B4C8DDA97E12E646F6378>

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

< E93788CF6955C976C8EAE E908592AC816A2E786C73>

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

1. 手 続 の 流 れ( 補 助 金 の 申 請 から 受 け 取 りまで) 加 美 町 申 請 者 受 付 審 査 補 助 金 交 付 申 請 書 ( 様 式 第 1 号 ) 申 請 交 付 決 定 申 込 順 に 予 算 の 範 囲 内 で 決 定 します 交 付 決 定 通 知 書 ( 様

入札公告 機動装備センター

(7) 水 道 事 業 又 は 公 共 下 水 道 の 用 に 供 するポンプ 施 設 (8) 第 一 種 電 気 通 信 事 業 の 用 に 供 する 電 気 通 信 交 換 施 設 (9) 都 市 高 速 鉄 道 の 用 に 供 する 停 車 場 開 閉 所 及 び 変 電 所 (10) 発 電

Microsoft Word - 答申第143号.doc

Microsoft Word - 第14回不動産DI調査報告書 修正 

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

<4D F736F F D2088B089AE95F18D908F C8E DA8E9F >

第 40 回 中 央 近 代 化 基 金 補 完 融 資 推 薦 申 込 み 公 募 要 綱 1 公 募 推 薦 総 枠 30 億 円 一 般 物 流 効 率 化 促 進 中 小 企 業 高 度 化 資 金 貸 付 対 象 事 業 の 合 計 枠 2 公 募 期 間 平 成 28 年 6 月 20

SBIAQ確認検査業務手数料規定

Microsoft Word 印刷ver 本編最終no1(黒字化) .doc

2. 住 宅 の 建 て 方 構 造 中 野 区 と 23 区 の 住 宅 の 建 て 方 構 造 階 級 別 の 住 宅 割 合 ( 平 成 15 年 住 宅 土 地 統 計 調 査 ) 中 野 区 中 野 区 23 区 平 均 23 区 平 均 木 造 防 火 木 造 非 木 造 木 造 防 火

(Microsoft Word - \221\346\202P\202U\201@\214i\212\317.doc)

<4D F736F F D2088C989EA8E738CF68BA48E7B90DD94928F915F8DC58F498D65>

m07 北見工業大学 様式①

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

< F2D B E9197BF817A955C8E868145>

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

(3) 下 水 道 接 続 のみとなる 配 管 工 事 (4) 浄 化 槽 設 備 の 工 事 (5) 解 体 工 事 (6) 市 等 の 他 の 補 助 制 度 ( 国 が 実 施 するエコポイント 制 度 を 除 く )を 利 用 する 工 事 (7) 前 各 号 に 掲 げるもののほか 市 長

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

<91E682548FCD91E DF F323731>

投資用不動産サイト「ノムコム・プロ」 不動産投資に関する意識調査(第3回)を実施


一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 ) ( 単 位 : ) 1 級 級 級 級 5 級 級 1 号 給 の 給 料 月 額 15, 185,8,9 1,9 89,, 最 高 号 給 の 給 料 月 額,7 9, 5, 9,1,5, ( 注 ) 給 料 月 額 は

現 行 工 業 地 域 準 工 業 地 域 商 業 地 域 近 隣 商 業 地 域 改 正 後 準 工 業 地 域 ( 特 別 業 務 地 区 ( 第 2 種 ) 及 び 指 定 集 積 区 域 を 除 く) 近 隣 商 業 地 域 2 / 7

消 費 ~ 軽 減 率 消 費 の 軽 減 率 制 度 が 消 費 率 10% 時 に 導 入 することとされています 平 成 26 年 4 月 1 日 平 成 27 年 10 月 1 日 ( 予 定 ) 消 費 率 5% 消 費 率 8% 消 費 率 10% 軽 減 率 の 導 入 平 成 26

再 生 可 能 エネルギー 等 導 入 推 進 基 金 事 業 計 画 書 ( 各 年 度 計 画 書 ) ( 事 業 計 画 の 概 要 ) 計 画 の 名 称 京 都 府 地 球 温 暖 化 対 策 等 推 進 基 金 計 画 の 期 間 交 付 対 象 京 都 府 府 内 市 町 村 民 間

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

(3) 仕 事 ( 結 果 の 概 要 12~ ページ 参 照 ) 有 業 者 の 仕 事 間 は 男 女 共 に 平 成 13 年 まで 減 少 が 続 き,18 年 で 増 加 したが,23 年 で 再 び 減 少 平 成 23 年 の 有 業 者 の 仕 事 間 は 男 性 が6 間 56,

大 阪 福 岡 鹿 児 島 各 都 市 における 年 平 均 した 平 均 気 温 日 最 高 気 温 日 最 低 気 温 の 長 期 変 化 傾 向 ( 続 き) 28

調査結果の概要

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77


入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

1.3. 距 離 による 比 較 距 離 による 比 較 を 行 う ( 基 本 的 に 要 求 される 能 力 が 違 うと 思 われるトラック 別 に 集 計 を 行 った ) 表 -3 に 距 離 別 の 比 較 を 示 す 表 -3 距 離 別 比 較

第316回取締役会議案

業 種 別 業 況 は 製 造 業 が 46.2 で 前 期 より 12.3 ポイント 低 下 ( 前 期 33.9) し 建 設 業 が 48.1 で 13.1 ポイントの 低 下 商 業 サービス 業 が 65.1 で 3.4 ポイントの 低 下 となりました 製 造 業 のポイントの 低 下

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

16 日本学生支援機構

試 験 概 略 試 験 目 的 同 同 一 一 規 規 格 格 の の 電 電 熱 熱 線 線 式 式 ヒーティングユニットを2 台 台 並 並 べ べ 片 片 方 方 のユニットに 遠 遠 赤 赤 外 外 線 線 放 放 射 射 材 材 料 料 である アルミ 合 金 エキスパンションメタルを 組

別紙3

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

3 圏 域 では 県 北 沿 岸 で2の 傾 向 を 強 く 見 てとることができます 4 近 年 は 分 配 及 び 人 口 が 減 少 している 市 町 村 が 多 くなっているため 所 得 の 増 加 要 因 を 考 える 場 合 は 人 口 減 少 による 影 響 についても 考 慮 する

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

Taro-給与公表(H25).jtd

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

波佐見町の給与・定員管理等について


<8E9197BF8252>

I. 調 査 結 果 概 況 景 気 判 断 ( 現 状 判 断 DI)は 横 ばい 仕 入 原 価 DI の 上 昇 も 客 単 価 DI が 上 昇 を 示 す 9 月 スーパーマーケット 中 核 店 舗 における 景 気 判 断 48.2 とほぼ 横 ばいとなった 経 営 動 向 調 査 によ

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

Transcription:

5.4 中 央 卸 売 市 場 のエネルギー 消 費 量 の 実 態 調 査 5.4.1 中 央 卸 売 市 場 の 用 途 構 成 図 5-15 に 生 鮮 食 品 等 の 流 通 のしくみを 示 す 各 取 扱 品 目 の 卸 売 業 者 と 仲 卸 業 者 が 生 産 者 や 出 荷 団 体 等 の 出 荷 者 と 小 売 業 者 や 飲 食 業 者 等 の 買 出 人 の 仲 介 を 行 い 中 央 卸 売 市 場 内 の 円 滑 な 流 通 が 保 たれているといえる また 図 5-16 に 中 央 卸 売 市 場 の 用 途 構 成 を 示 す 中 央 卸 売 市 場 の 施 設 は 水 産 青 果 等 の 取 扱 品 目 に 応 じた 店 舗 部 分 とその 流 通 を 補 助 す る 冷 蔵 倉 庫 関 連 営 業 所 事 務 所 駐 車 場 から 成 り 立 っているといえる 店 舗 部 分 の 構 成 は 水 産 青 果 花 きのそれぞれの 卸 業 者 売 場 と 仲 卸 業 者 売 場 によって 構 成 されていて さらにそれぞれの 売 場 が 店 舗 部 分 と 事 務 所 部 分 で 構 成 されている 図 5-15 生 鮮 食 品 等 の 流 通 のしくみ 図 5-16 中 央 卸 売 市 場 の 用 途 構 成 5-19

5.4.2 調 査 対 象 市 場 と 年 間 電 力 消 費 量 東 京 都 中 央 卸 売 市 場 11 市 場 のうち 食 肉 市 場 と 多 摩 市 場 を 除 く 9 市 場 から 有 効 データを 得 たので それらの 市 場 を 調 査 対 象 市 場 とする 図 5-17 に 1989 年 度 から 1999 年 度 (1992 年 度 と 1996 年 度 は 資 料 なし)の 各 市 場 の 契 約 電 力 の 経 年 変 化 を 示 す 1989 年 度 の 東 京 都 中 央 卸 売 市 場 の 総 契 約 電 力 は 22,904kW に 対 し 1999 年 度 は 28,764kW になり 1.26 倍 に 増 加 している 図 5-17 中 央 卸 売 市 場 の 契 約 電 力 の 経 年 変 化 図 5-18 に 各 市 場 の 年 間 電 力 消 費 量 を 示 す この 図 から 取 扱 量 の 多 い 築 地 市 場 と 大 田 市 場 の 2 市 場 の 値 が 他 の 市 場 と 較 べて 大 きくなっていることが 分 かる 築 地 市 場 の 年 間 電 力 消 費 量 は 75.0GW h 大 田 市 場 は 35.0GW h その 他 の 市 場 は 平 均 で 3.25GW hである 5-20

図 5-18 中 央 卸 売 市 場 の 年 間 電 力 消 費 量 5.4.3 東 京 都 中 央 卸 売 市 場 の 月 別 電 力 消 費 量 各 市 場 における 1999 年 度 の 単 位 面 積 あたりの 月 別 電 力 消 費 量 を 図 5-19 に 示 す 水 産 物 を 扱 う 足 立 市 場 築 地 市 場 大 田 市 場 の 電 力 消 費 量 が 多 いことがわかる 水 産 物 のみ を 扱 う 足 立 市 場 の 電 力 消 費 量 が 一 番 多 く 平 均 で 15.3kWh/ 月 m2 である 築 地 市 場 が 13.5kWh/ 月 m2 大 田 市 場 が 7.59kWh/ 月 m2 であることから 水 産 の 取 扱 いの 有 無 また 複 数 の 取 扱 品 目 を 扱 う 複 合 市 場 では 水 産 物 の 取 扱 量 の 他 の 取 扱 品 目 に 対 する 割 合 が 市 場 全 体 の 単 位 面 積 あたりの 電 力 消 費 量 に 影 響 していることがわかる その 他 の 市 場 は 青 果 や 花 きを 扱 う 市 場 で 平 均 値 は 6.51kWh/ 月 m2 である 図 5-19 中 央 卸 売 市 場 の 単 位 面 積 あたり 月 別 電 力 消 費 量 5-21

5.4.4 東 京 都 中 央 卸 売 市 場 の 日 別 電 力 消 費 量 1) 東 京 都 中 央 卸 売 市 場 の 日 別 電 力 消 費 量 築 地 市 場 大 田 市 場 板 橋 市 場 における 1999 年 度 8 月 の 単 位 面 積 あたりの 日 別 電 力 消 費 量 を 図 5-20 に 示 す( 築 地 市 場 の 民 間 冷 蔵 倉 庫 の 消 費 電 力 は 除 く) 築 地 市 場 と 大 田 市 場 がほぼ 同 様 のグラフを 描 いているのに 対 し 板 橋 市 場 のグラフは 凹 凸 が 激 しいといえる これは 板 橋 市 場 は 青 果 と 花 きを 取 扱 う 市 場 であるが 中 央 卸 売 市 場 における 水 産 青 果 の 休 市 日 と 花 きの 休 市 日 が 異 なるためといえる そのため 花 き 部 は 営 業 しているが 青 果 部 は 休 場 の 場 合 やその 反 対 の 場 合 が 考 えられるためさまざまな 電 力 需 要 量 が 存 在 する 大 田 市 場 も 花 きを 扱 う 複 合 市 場 であるが 青 果 の 取 扱 量 が 多 いためそれほど 顕 著 にはグ ラフに 影 響 がない また 各 市 場 の 開 市 日 と 休 市 日 の 電 力 需 要 量 の 平 均 値 は 築 地 市 場 は 開 市 日 が 530 Wh/ 日 m2 休 市 日 が 368 Wh/ 日 m2 大 田 市 場 は 開 市 日 が 421 Wh/ 日 m2 休 市 日 が 312 Wh/ 日 m2 板 橋 市 場 は 開 市 日 を 全 ての 取 扱 品 目 の 営 業 されている 日 休 市 場 は 全 ての 取 扱 いがおこなわれていない 日 とすると 開 市 日 は 288 Wh/ 日 m2 休 市 日 は 172 Wh/ 日 m2 である 休 市 日 に 対 する 開 市 日 の 電 力 消 費 量 はそれぞれ 1.44 倍 図 5-20 各 市 場 における 単 位 面 積 あたりの 日 別 電 力 消 費 量 (8 月 ) 5-22

1.35 倍 1.67 倍 となっている これらのことから 築 地 市 場 や 大 田 市 場 のような 規 模 の 大 きな 市 場 の 方 が 開 市 日 に 対 する 休 市 日 の 電 力 消 費 量 が 多 いことが 分 かる 2) 東 京 都 中 央 卸 売 市 場 の 日 別 電 力 消 費 量 の 特 徴 図 5-21 に 築 地 市 場 における 1999 年 度 8 月 の 単 位 面 積 あたり 日 別 電 力 消 費 量 を 示 す(た だし 民 間 冷 蔵 倉 庫 の 電 力 消 費 量 を 除 く) 中 央 卸 売 市 場 における 日 別 電 力 消 費 量 は 開 市 日 と 休 市 日 の 他 に 休 市 日 の 前 日 の 電 力 消 費 量 に 特 徴 があるといえる 休 市 日 の 前 日 を 除 く 開 市 日 の 平 均 電 力 消 費 量 が 591 Wh/ 日 m2 であるのに 対 して 休 市 日 の 前 日 の 平 均 電 力 消 費 量 は 560 Wh/ 時 m2 と 0.95 倍 になっている これは 市 場 の 営 業 が 終 わってから 夜 間 までの 間 に 通 常 の 開 市 日 と 違 い 市 場 の 物 流 の 機 能 が 停 止 するためである 図 5-21 築 地 市 場 の 夏 季 (8 月 )における 単 位 面 積 あたりの 日 別 電 力 消 費 量 5-23

5.4.5 東 京 都 中 央 卸 売 市 場 の 時 刻 別 電 力 消 費 量 1) 東 京 都 中 央 卸 売 市 場 の 時 刻 別 電 力 消 費 量 築 地 市 場 大 田 市 場 板 橋 市 場 世 田 谷 市 場 における 1999 年 8 月 8 日 の 休 市 日 から 8 月 9 日 の 開 市 日 にかけての 単 位 面 積 あたりの 時 刻 別 電 力 消 費 量 を 図 5-22 に 示 す( 築 地 市 場 の 民 間 冷 蔵 倉 庫 の 電 力 消 費 量 は 除 く) 4 市 場 の 電 力 消 費 量 のピークの 時 間 帯 は 開 市 日 の 8 時 から 10 時 にかけての 時 間 帯 である 築 地 市 場 の 最 大 需 要 量 は 32.6Wh/ 時 m2 最 小 需 要 量 は 13.3Wh/ 時 m2 大 田 市 場 は 最 大 が 25.4Wh/ 時 m2 最 小 が 11.1Wh/ 時 m2 板 橋 市 場 は 最 大 が 19.1Wh/ 時 m2 で 最 小 が 5.98Wh/ 時 m2 世 田 谷 市 場 は 最 大 が 17.7Wh/ 時 m2 で 最 小 が 6.37Wh/ 時 m2 である それぞれ 最 小 需 要 量 に 対 して 最 大 需 要 量 が 2.45 倍 2.28 倍 3.19 倍 2.78 倍 となっている 規 模 の 大 きな 市 場 である 築 地 市 場 と 大 田 市 場 に 対 して 板 橋 市 場 と 世 田 谷 市 場 の 最 大 電 力 量 に 対 する 最 小 電 力 量 が 少 なくなっているこ とから 規 模 の 大 きな 市 場 では 市 場 が 活 発 になるピークの 時 間 帯 以 外 でも 多 く 電 力 を 消 費 していることが 分 かる このことに 対 する 理 由 として 築 地 市 場 や 大 田 市 場 のような 図 5-22 各 市 場 における 単 位 面 積 あたり 時 刻 別 電 力 消 費 量 5-24

大 きな 市 場 では 店 舗 部 分 に 対 する 関 連 施 設 の 割 合 が 増 加 するためと 考 えられる 2) 東 京 都 中 央 卸 売 市 場 の 時 刻 別 電 力 消 費 量 の 割 合 図 5-23 は 中 央 卸 売 市 場 における 1999 年 8 月 開 市 日 の1 日 の 総 電 力 消 費 量 に 対 する 時 刻 別 の 電 力 消 費 量 の 割 合 を 示 している( 築 地 市 場 大 田 市 場 板 橋 市 場 世 田 谷 市 場 の 4 市 場 の 資 料 を 用 いて 作 成 ) 商 業 施 設 (デパート)の 原 単 位 6) と 比 較 してみると デパー トは 営 業 時 間 を 通 じて 約 8.5%と 高 い 電 力 需 要 があるのに 対 して その 他 の 時 間 は 0.5% 程 度 の 低 い 電 力 需 要 となっている それに 対 して 中 央 卸 売 市 場 では 10 時 に 電 力 需 要 のピー クがきて 5.6%であり 電 力 需 要 量 が 最 低 である 22 時 でも 3.1%とピークの 需 要 量 に 対 してそれほど 差 がなく1 日 を 通 じて 電 力 需 要 があることがわかる 注 ) 商 業 施 設 (デパート)データは 建 築 の 光 熱 水 原 単 位 東 京 版 早 稲 田 大 学 尾 島 研 究 室 より 引 用 図 5-23 東 京 中 央 卸 売 市 場 における 時 刻 別 電 力 消 費 量 の 割 合 5-25

5.4.6 築 地 市 場 における 過 去 の 電 力 消 費 量 との 比 較 図 5-24 は 1986 年 度 7) と 1999 年 度 の 年 間 電 力 消 費 量 である 1986 年 度 の 電 力 消 費 量 の 28.7GW hに 対 し 1999 年 度 は 44.0GW hであり 1.54 倍 に 増 加 していることがわかる その 内 訳 を 見 てみると 業 務 用 電 力 が 25.7GW hから 41.1 GW hと 1.61 倍 に 増 加 している のに 対 し 特 別 高 圧 電 力 は 2.96GWh から 2.59GWh と 0.88 倍 に 減 少 している 業 務 用 電 力 が 増 加 している 理 由 として 施 設 の 増 設 や 事 務 所 へのパーソナルコンピュータの 普 及 仲 卸 店 舗 での 冷 蔵 庫 類 の 機 器 の 増 加 等 があげられ 業 務 用 電 力 の 使 用 量 の 増 加 が 全 体 の 使 用 量 の 増 加 に 影 響 している 一 方 特 別 高 圧 電 力 の 消 費 量 が 減 少 している 理 由 としては 冷 蔵 倉 庫 の 施 設 や 設 備 が 更 新 され 冷 蔵 倉 庫 の 温 度 管 理 が 的 確 にされるようになったためとい える また 図 5-25 で 1986 年 度 と 1999 年 度 の 月 別 電 力 消 費 量 を 図 5-26 で 1986 年 度 と 1999 年 度 の 夏 期 (8 月 ) 冬 期 (1 月 ) 中 間 期 (10 月 )における 開 市 日 の 時 刻 別 電 力 消 費 量 を 示 す これらの 図 から 築 地 市 場 における 電 力 消 費 量 の 増 加 の 傾 向 を 把 握 すること ができる 注 )1986 年 度 データは 奥 田 徹 土 屋 直 人 築 地 市 場 におけるエネルギー 消 費 実 態 調 査 1987 年 早 稲 田 大 学 尾 島 研 究 室 卒 業 論 文 より 引 用 図 5-24 築 地 市 場 における 1986 年 度 と 1999 年 度 の 年 間 電 力 消 費 量 5-26

図 5-25 築 地 市 場 における 1986 年 度 と 1999 年 度 の 月 別 電 力 消 費 量 図 5-26 築 地 市 場 における 1986 年 度 と 1999 年 度 の 季 節 別 の 開 市 日 の 時 刻 別 電 力 消 費 量 5-27

5.4.7 中 央 卸 売 市 場 の 用 途 構 成 別 の 電 力 消 費 量 1) 築 地 市 場 と 大 田 市 場 の 用 途 構 成 別 の 月 別 電 力 消 費 量 各 施 設 の 電 力 消 費 量 を 示 すために 築 地 市 場 と 大 田 市 場 をとりあげる 表 5-8 の 築 地 市 場 と 大 田 市 場 の 比 較 をみて 分 かるように どちらの 市 場 も 水 産 物 と 青 果 物 を 扱 う 複 合 市 場 である また 築 地 市 場 は 水 産 物 の 取 扱 いが 1 位 大 田 市 場 では 青 果 と 花 きの 取 扱 いが 1 位 である 築 地 市 場 は 築 65 年 と 古 く 大 田 市 場 は 築 10 年 と 新 しい 図 5-27 に 築 地 市 場 における 1999 年 度 の 用 途 構 成 別 の 単 位 面 積 あたり 月 別 電 力 使 用 量 図 5-28 に 大 田 市 場 における 同 様 の 単 位 面 積 あたりの 月 別 電 力 使 用 量 を 示 す(ただし 築 地 市 場 の 青 果 部 仲 卸 業 者 売 場 ではガス 吸 収 式 冷 温 水 機 を 用 いて 一 括 で 空 調 されているため 大 田 市 場 と 比 較 す る 意 味 で PAC で 個 別 に 空 調 をおこなうと 仮 定 してガス 消 費 量 を 換 算 し 加 えた) 2 つの 図 を 比 較 してみると 図 5-26 の 築 地 市 場 では 水 産 青 果 の 店 舗 部 分 の 電 力 消 費 量 は 平 均 値 でそれぞれ 24.0KWh/ 月 m2 と 17.3KWh/ 月 m2 であり 図 5-28 の 大 田 市 場 では 水 産 青 果 花 きの 店 舗 部 分 の 電 力 消 費 量 は 平 均 値 でそれぞれ 26.0KWh/ 月 m2 16.0KWh/ 月 m2 19.2KWh/ 月 m2 である これらのことから 水 産 青 果 花 きの 店 舗 部 分 の 中 で 水 産 の 電 力 消 費 量 が 大 きいことがわかる さらに 水 産 部 と 大 きく 関 係 のある 冷 蔵 倉 庫 の 単 位 面 積 あたりの 電 力 消 費 量 が 平 均 値 で 図 5-27 の 築 地 市 場 では 24.7KWh/ 月 m2 図 5-28 の 大 田 市 場 では 27.8KWh/ 月 m2 であり 大 きいことがわかる これらのことから 水 産 物 を 扱 う 市 場 における 市 場 全 体 の 単 位 面 積 あたりの 電 力 消 費 量 が 大 きくなることがわかる 次 に 築 地 市 場 と 大 田 市 場 における 水 産 と 青 果 店 舗 部 分 の 単 位 面 積 あたりの 月 別 電 力 消 費 量 を 取 りだし 図 5-29 に 示 す 水 産 部 の 最 大 電 力 需 要 量 は 2 市 場 平 均 で 31.3KWh/ 月 m2 青 果 部 の 最 大 電 力 需 要 量 は 25.9KWh/ 月 m2 である また 最 大 需 要 量 と 最 小 需 要 量 の 差 は 2 市 場 平 均 で 水 産 部 と 青 果 部 それぞれ 10.5KWh/ 月 m2 と 14.8KWh/ 月 m2 である これ らのことから 水 産 部 は 青 果 部 に 較 べてピークの 電 力 消 費 量 も 多 く また 年 間 を 通 じて 電 力 需 要 があることがいえる 表 5-8 築 地 市 場 と 大 田 市 場 の 比 較 5-28

図 5-27 築 地 市 場 の 用 途 構 成 からみる 単 位 面 積 あたりの 月 別 電 力 消 費 量 図 5-28 大 田 市 場 の 用 途 構 成 からみる 単 位 面 積 あたりの 月 別 電 力 消 費 量 図 5-29 水 産 部 と 青 果 部 の 単 位 面 積 あたりの 月 別 電 力 消 費 量 5-29

2) 中 央 卸 売 市 場 の 水 産 部 店 舗 における 電 力 消 費 量 図 5-30 に 築 地 市 場 における 水 産 部 の 卸 売 業 者 売 場 と 仲 卸 業 者 売 場 の 1999 年 度 の 単 位 面 積 あたり 月 別 電 力 消 費 量 を 示 す 卸 売 業 者 売 場 と 仲 卸 業 者 売 場 の 平 均 の 電 力 消 費 量 は それぞれ 18.6KWh/ 月 m2 と 31.5KWh/ 月 m2 であり 卸 売 業 者 売 場 に 較 べて 仲 卸 業 者 売 場 の 年 間 を 通 じての 電 力 消 費 量 が 1.70 倍 ほど 大 きいことがわかる また 図 5-31 は 仲 卸 業 者 売 場 における 1986 年 度 と 1999 年 度 の 単 位 面 積 あたりの 電 力 種 ( 電 灯 動 力 ) 別 の 月 別 電 力 使 用 量 を 示 している 1986 年 度 と 1999 年 度 の 電 灯 電 力 の 電 力 消 費 量 は 平 均 値 で 17.0KWh/ 月 m2 から 22.1KWh/ 月 m2 と 1.30 倍 に 動 力 電 力 の 電 力 消 費 量 は 10.6KWh/ 月 m2 から 19.3KWh/ 月 m2 と 1.83 倍 に 増 加 している 電 灯 電 力 に 較 べ 動 力 電 力 の 増 加 が 大 きく 特 に 夏 季 における 動 力 電 力 の 消 費 量 が 大 きく 増 加 したことがわかる 図 5-30 水 産 部 の 卸 業 者 売 場 と 仲 卸 業 者 売 場 の 単 位 面 積 あたり 月 別 電 力 消 費 量 図 5-31 水 産 部 仲 卸 業 者 売 場 の 1986 年 度 と 1999 年 度 の 単 位 面 積 あたり 電 力 種 別 消 費 量 5-30

3) 中 央 卸 売 市 場 の 青 果 部 店 舗 における 電 力 消 費 量 次 に 同 様 に 青 果 部 について 検 討 していく 築 地 市 場 における 青 果 部 の 卸 売 業 者 売 場 と 仲 卸 業 者 売 場 の 1999 年 度 の 単 位 面 積 あたり 月 別 電 力 消 費 量 を 図 5-32 に 示 す( 仲 卸 業 者 売 場 についてはガス 消 費 量 を 換 算 して 加 えている) 卸 売 業 者 売 場 と 仲 卸 業 者 売 場 の 平 均 の 電 力 消 費 量 はそれぞれ 12.4KWh/ 月 m2 と 25.7KWh/ 月 m2 であり 卸 売 業 者 売 場 に 較 べて 仲 卸 業 者 売 場 の 年 間 を 通 じての 電 力 消 費 量 が 2.08 倍 ほど 大 きいことがわかる 仲 卸 業 者 売 場 では 夏 季 のピークの 値 が 冬 季 に 較 べて 特 に 大 きくなっている 図 5-33 は 仲 卸 業 者 売 場 における 1986 年 度 と 1999 年 度 の 単 位 面 積 あたりの 電 力 種 ( 電 灯 動 力 ) 別 の 月 別 電 力 使 用 量 を 示 している 1986 年 度 と 1999 年 度 の 電 灯 電 力 の 電 力 消 費 量 は 平 均 値 で 5.77KWh/ 月 m2 から 7.76KWh/ 月 m2 と 1.34 倍 に 動 力 電 力 の 電 力 消 費 量 は 5.47KWh/ 月 m2 から 5.66KWh/ 月 m2 と 1.04 倍 に 増 加 している 水 産 部 に 較 べて 青 果 部 は 動 力 電 力 の 増 加 がわずかであるが これは 空 調 をガス 吸 収 式 冷 温 水 機 により 一 括 でおこなってい るため 動 力 電 力 の 増 加 の 要 因 が 少 ない 為 といえる ガスの 使 用 量 は 1986 年 度 と 1999 年 度 でほぼ 同 じである 図 5-32 青 果 部 の 卸 業 者 売 場 と 仲 卸 業 者 売 場 の 単 位 面 積 あたり 月 別 電 力 消 費 量 図 5-33 青 果 部 仲 卸 業 者 売 場 の 1986 年 度 と 1999 年 度 の 単 位 面 積 あたり 電 力 種 別 消 費 量 5-31

4) 水 産 仲 卸 店 舗 の 業 種 別 構 成 と 電 力 消 費 量 水 産 部 仲 卸 店 舗 は 青 果 部 の 仲 卸 店 舗 と 異 なり 具 体 的 に 取 扱 う 商 品 によって 保 有 設 備 が 大 きく 異 なる 表 5-9 に 示 すように 水 産 部 の 仲 卸 店 舗 の 中 で 多 い 業 種 のものは 順 に 大 物 (まぐろ) 特 種 物 (すし 種 ) 遠 海 物 であり 全 体 の 中 で 29% 17% 11%を 占 める その 中 でも まぐろを 扱 う 店 舗 ではダンベやストッカーなどの 冷 蔵 保 有 設 備 の 他 に 他 の 店 舗 では 使 わないカッターなどの 機 器 を 用 いるために 多 く 電 力 を 消 費 する そこで 図 5-34 に 仲 卸 店 舗 (まぐろ)における 中 間 期 (10 月 )の 1987 年 度 と 2000 年 度 の 単 位 面 積 あた りの 時 刻 別 電 力 使 用 量 を 示 す 1987 年 度 と 2000 年 度 の 電 灯 電 力 の 電 力 消 費 量 は 平 均 値 で 48.0Wh/ 時 m2 から 66.2Wh/ 時 m2 と 1.38 倍 に 動 力 電 力 の 電 力 消 費 量 は 17.0Wh/ 時 m2 から 82.9Wh/ 時 m2 と 4.89 倍 に 増 加 している 特 に 保 有 設 備 の 変 化 から 2000 年 度 の 夜 間 の 動 力 電 力 の 消 費 量 が 大 きくなっている 表 5-9 水 産 仲 卸 店 舗 業 種 別 構 成 と 保 有 冷 蔵 設 備 数 図 5-34 仲 卸 店 舗 (まぐろ)における 1987 年 度 と 2000 年 度 の 単 位 面 積 あたりの 時 刻 別 電 力 消 費 量 5-32

5.4.8 中 央 卸 売 市 場 のエネルギー 原 単 位 の 作 成 以 上 の 実 データを 基 に 中 央 卸 売 市 場 のエネルギー 原 単 位 の 作 成 を 行 なう 特 に 本 研 究 では 最 新 設 備 を 導 入 している 大 田 市 場 (1985 年 業 務 開 始 )の 実 データを 基 にしてエネ ルギー 原 単 位 の 作 成 を 行 なう 中 央 卸 売 市 場 には 開 市 日 と 休 市 日 があるので 本 研 究 で は 開 市 日 を 275 日 休 市 日 を 90 日 と 設 定 した 月 別 の 休 市 日 の 日 数 を 表 5-10 に 示 す 4 月 8 月 10 月 が 他 の 月 よりも 休 みが 多 い 図 5-35 には 中 央 卸 売 市 場 の 8 月 の 日 別 の 電 気 使 用 量 を 示 す この 図 から 休 市 日 の 電 気 使 用 量 が 開 市 日 よりも 少 ないことがわかる 又 休 市 日 もかなりの 電 気 使 用 量 があることがわかる これは 一 日 中 通 しての 冷 凍 冷 蔵 需 要 が 市 場 に 多 く 存 在 するからである この 図 から 開 市 日 と 休 市 日 でエネルギー 消 費 量 が 異 なるのが 明 確 になったので 原 単 位 を 分 けて 作 成 する 表 5-11 に 中 央 卸 売 市 場 の 用 途 別 のエネルギー 需 要 を 示 す また 冷 蔵 倉 庫 に 関 しては 表 5-10 中 央 卸 売 市 場 の 月 別 休 市 日 図 5-35 中 央 卸 売 市 場 の 日 別 電 力 消 費 量 (8 月 ) *) 背 景 が 斜 線 部 分 休 市 日 ( 前 後 含 ) 5-33

延 べ 床 面 積 あたりの 総 電 力 消 費 量 を 示 す 基 本 的 には 水 産 部 のせり 場 の 店 舗 は 柱 と 屋 根 だけでできた 壁 の 無 い 構 造 なので 空 調 設 備 は 無 い 一 方 青 果 花 き 部 は 各 店 舗 が 独 立 し た 小 屋 となっており PAC による 空 調 設 備 があるところもある 本 研 究 ではせり 場 部 分 の 冷 暖 房 需 要 は 電 力 需 要 に 含 めた また 休 市 日 は 冷 暖 房 需 要 は 全 ての 用 途 でないと 設 定 する 表 5-12 および 図 5-36 に 月 別 の 用 途 別 電 力 消 費 量 原 単 位 を 示 す 図 から 水 産 部 及 びそれ に 強 い 結 びつきのある 冷 蔵 倉 庫 の 電 力 消 費 量 が 大 きいことがわかる 一 方 青 果 部 は 若 干 少 ない ここから 全 国 の 市 場 においても 水 産 部 の 規 模 が 大 きい 市 場 ( 例 えば 築 地 市 場 ) の 電 力 需 要 が 大 きくなることがわかる 表 5-11 東 京 中 央 卸 売 市 場 の 用 途 別 エネルギー 需 要 次 に 中 央 卸 売 市 場 の 開 市 日 休 市 日 別 の 日 別 の 電 力 消 費 量 原 単 位 を 月 ごとに 表 5-13 5-14 および 図 5-37 5-38 に 示 す 冷 蔵 倉 庫 に 関 しては 開 市 日 休 市 日 を 同 じエネルギー 原 単 位 とする 図 4-23 を 見 てわかるように 冷 蔵 倉 庫 の 需 要 が 明 らかに 多 く 休 市 日 も 冷 蔵 倉 庫 は 他 の 用 途 とは 異 なり 冷 凍 需 要 があるため 最 も 需 要 があることがわかる 5-34

表 5-12 用 途 別 電 力 消 費 量 原 単 位 ( 月 別 ) 図 5-36 用 途 別 電 力 消 費 量 原 単 位 ( 月 別 ) 5-35

表 5-13 用 途 別 電 力 消 費 量 原 単 位 ( 開 市 日 ) kwh/ 日 m 2 図 5-37 用 途 別 電 力 消 費 量 原 単 位 ( 開 市 日 ) 5-36

表 5-14 用 途 別 電 力 消 費 量 原 単 位 ( 休 市 日 ) kwh/ 日 m 2 図 5-38 用 途 別 電 力 消 費 量 原 単 位 ( 休 市 日 ) 5-37

次 に 中 央 卸 売 市 場 の 開 市 日 の 季 節 別 の 電 力 消 費 量 原 単 位 をしめす 夏 期 の 時 刻 別 原 電 力 消 費 量 単 位 を 図 5-39 に 冬 期 を 図 5-40 に 中 間 期 を 図 5-41 に 示 す すべて 開 市 日 で ある 図 からわかるように 夏 期 が 最 もエネルギー 消 費 量 が 多 く その 中 でも 水 産 部 冷 蔵 倉 庫 の 消 費 量 が 多 い また 水 産 部 は 1 年 を 通 して 季 節 と 関 係 なく 消 費 量 はほとん ど 変 わらない 先 ほども 述 べたが 基 本 的 には 水 産 部 のせり 場 の 店 舗 は 柱 と 屋 根 だけで できた 壁 の 無 い 構 造 なので 空 調 設 備 は 無 い 1 年 を 通 して 冷 暖 房 需 要 がほとんど 無 いため 各 店 舗 が 個 別 に 所 有 している 冷 蔵 庫 の 冷 凍 需 要 が 水 産 部 のエネルギー 需 要 の 大 部 分 を 閉 めているからである また 図 からせり 場 部 分 の 電 力 消 費 量 のピークが 通 常 のオフィスや 住 宅 とは 異 なり 朝 5 時 から 8 時 に 来 ていることがわかる また 冷 蔵 倉 庫 は せり 場 での 青 果 や 水 産 物 の 販 売 が 終 了 する 午 前 9 時 ごろから 荷 の 出 し 入 れが 始 まるためせり 場 部 分 よりもピークが 遅 い 図 5-39 中 央 卸 売 市 場 の 用 途 別 の 時 刻 別 電 力 消 費 量 原 単 位 ( 夏 期 ) 5-38

図 5-40 中 央 卸 売 市 場 の 用 途 別 の 時 刻 別 電 力 消 費 量 原 単 位 ( 冬 期 ) 図 5-41 中 央 卸 売 市 場 の 用 途 別 の 時 刻 別 電 力 消 費 量 原 単 位 ( 中 間 期 ) 5-39