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第 1 章 庁 舎 の 現 状 と 課 題 第 1 章 庁 舎 の 現 状 と 課 題 1 庁 舎 の 現 状 現 在, 市 役 所 の 機 能 は, 築 後 50 年 以 上 が 経 過 し 老 朽 化 が 著 しく, 耐 震 性 が 不 足 している 総 合 庁 舎, 第 三 庁 舎 のほか, 昭 和 58 年 にしゅん 工 した 第 二 庁 舎 ( 旭 川 振 興 公 社 ビル)や 民 間 賃 貸 ビルなど6か 所 に 分 散 しています 庁 舎 の 配 置 状 況 第 二 庁 舎 第 三 庁 舎 総 合 庁 舎 セ ン ト ラ ル 旭 川 ビ ル 5 条 庁 舎 朝 日 生 命 旭 川 ビ ル NO 名 称 建 築 ( 供 用 ) 年 延 床 面 積 (m2) 1 総 合 庁 舎 S33(S33) 12,276.19 2 第 二 庁 舎 S58(S58) 10,760.58 3 第 三 庁 舎 S35(H12) 6,043.80 4 5 条 庁 舎 S48(S63) 1,489.66 5 セントラル 旭 川 ビル H 元 (H2) 881.95 6 朝 日 生 命 旭 川 ビル S54(H9) 932.91 合 計 32,385.09 セントラル 旭 川 ビル, 朝 日 生 命 旭 川 ビルの 延 床 面 積 は, 市 の 借 上 面 積 1

第 1 章 庁 舎 の 現 状 と 課 題 2 庁 舎 の 課 題 現 在 の 庁 舎 は 以 下 のように, 多 くの 課 題 を 抱 えています ⑴ 耐 震 性 の 不 足 平 成 9 年 度 に 実 施 した 総 合 庁 舎 の 耐 震 診 断 では, 建 物 の 耐 震 性 を 表 すIs 値 ( 構 造 耐 震 指 標 )が0.6を 大 きく 下 回 り, 耐 震 性 が 著 しく 不 足 してい ること が 判 明 しました また, 第 三 庁 舎 も 平 成 26 年 度 に 実 施 した 耐 震 診 断 の 結 果, 耐 震 性 が 不 足 し ている 事 が 明 らかとなり, 来 庁 者 や 職 員 の 安 全 確 保 が 急 務 となっています 各 庁 舎 の 耐 震 化 状 況 名 称 建 築 年 耐 震 性 IS 値 総 合 庁 舎 S33 不 適 0.004~0.288 第 二 庁 舎 S58 適 第 三 庁 舎 S35 不 適 0.13~0.65 ( 参 考 )Is 値 ( 構 造 耐 震 指 標 ) 建 物 の 耐 震 性 能 を 表 す 指 標 Is 値 が 大 きければ 大 きいほど 耐 震 性 が 高 いと 判 断 されます Is 値 が 0.6 以 上 Is 値 が 0.3 以 上 0.6 未 満 Is 値 が 0.3 未 満 震 度 6 強 から7 程 度 の 地 震 の 振 動 や 衝 撃 に 対 し, 倒 壊 又 は 崩 壊 する 危 険 性 が 低 い 震 度 6 強 から7 程 度 の 地 震 の 振 動 や 衝 撃 に 対 し, 倒 壊 又 は 崩 壊 する 危 険 性 がある 震 度 6 強 から7 程 度 の 地 震 の 振 動 や 衝 撃 に 対 し, 倒 壊 又 は 崩 壊 する 危 険 性 が 高 い ⑵ 分 散 化 人 口 増 加 等 に 伴 う 行 政 需 要 の 拡 大 により, 執 務 スペースの 狭 あい 化 が 進 み, 現 在 では, 総 合 庁 舎, 第 二 庁 舎, 第 三 庁 舎 のほか, 民 間 賃 貸 ビルを 含 め6か 所 に 分 散 しており, 市 民 サービスや 事 務 効 率 の 低 下 を 招 いています そのため, 市 民 の 利 便 性 及 び 行 政 効 率 の 向 上 に 向 けた 対 策 が 求 められていま す 2

第 1 章 庁 舎 の 現 状 と 課 題 ⑶ 狭 あい 化 庁 舎 内 は, 待 合 スペースや 相 談 スペースなどの 市 民 へのサービス 提 供 空 間 が 不 足 しているため, 窓 口 などでは, 混 雑 時 には 廊 下 にベンチや 椅 子 を 設 置 して 対 応 しており, 窓 口 サービス 機 能 の 向 上 に 向 けた 対 策 が 求 められています また, 職 員 の 執 務 空 間 についても, 書 類 や 備 品 類, 保 存 文 書 等 の 適 切 な 保 管 スペースの 確 保 が 困 難 な 状 況 になっているほか, 庁 舎 内 には 会 議 室 が 少 なく, 会 議 や 作 業 を 行 う 場 所 が 確 保 しにくい 状 況 にあり, 行 政 情 報 の 管 理, 業 務 効 率 化 の 観 点 から 執 務 空 間 の 改 善 に 向 けた 根 本 的 な 対 策 が 求 められています 執 務 空 間 狭 あい 化 状 況 執 務 室 の 状 況 ロッカー, 書 棚 に 囲 まれた 打 合 せスペース ⑷ 老 朽 化 総 合 庁 舎 や 第 三 庁 舎 は 既 に 建 設 時 から50 年 以 上 経 過 しており, 建 物 の 基 礎, 外 壁 には,コンクリートのひび 割 れやタイルの 剥 落 などが 発 生 しているほか, 床 のひび 割 れや 歪 み, 天 井 からの 雨 漏 り, 暖 房 や 給 排 水 設 備 の 経 年 劣 化 など, 建 物, 設 備 とも 老 朽 化 が 進 行 しており, 今 後, 老 朽 化 に 対 応 するための 維 持 補 修 に 多 くの 経 費 がかかることが 想 定 されます 部 分 的 な 修 繕 による 延 命 化 も 限 界 が 近 いと 考 えられることから, 根 本 的 な 対 策 が 必 要 な 状 況 となっています 外 壁 コンクリート 壁 のひび 割 れ ( 総 合 庁 舎 外 壁 ) 外 壁 タイルの 剥 落 ( 第 三 庁 舎 外 壁 ) 3

第 1 章 庁 舎 の 現 状 と 課 題 ⑸ 災 害 発 生 時 に 必 要 な 機 能 の 不 足 総 合 庁 舎 は, 耐 震 性 が 不 足 している 以 外 にも, 災 害 用 備 蓄 物 資 を 保 管 してお く 場 所 や, 非 常 用 発 電 装 置 等 の 不 備 など, 災 害 時 に 必 要 な 機 能 が 十 分 に 確 保 で きていないといった 問 題 を 抱 えており, 防 災 拠 点 として 早 急 な 対 策 が 求 められ ています ⑹ 駐 車 場 の 不 足 庁 舎 周 辺 には, 無 料 の 来 庁 者 用 駐 車 場 が3か 所 と 有 料 の 公 共 駐 車 場 ( 市 役 所 来 庁 者 は 最 初 の 30 分 無 料 )が1か 所 あります 4か 所 の 駐 車 台 数 を 合 わせると, 必 要 とされる 来 庁 者 用 駐 車 場 の 台 数 や 面 積 を 上 回 りますが, 無 料 の 来 庁 者 用 駐 車 場 は, 平 日 のピーク 時 間 帯 (10~11 時,14~15 時 )は 満 車 となることが 多 く, 入 庫 待 ちの 車 が 列 をなす 状 況 にあり, 十 分 な 来 庁 者 用 駐 車 場 台 数 の 確 保 が 求 め られています 来 庁 者 用 駐 車 場 概 要 ( 面 積 は 概 算 ) 名 称 設 置 年 月 台 数 ( 台 ) うち 身 障 者 ( 台 ) 面 積 (m2) 総 合 庁 舎 H12.8 34 2 1,262 第 三 庁 舎 表 側 H19.6 30 1 688 第 三 庁 舎 裏 側 H12.8 74 3 1,900 計 138 6 3,850 公 共 駐 車 場 概 要 名 称 設 置 年 月 台 数 ( 台 ) うち 身 障 者 ( 台 ) 面 積 (m2) 7 条 駐 車 場 S50.5 242 6 8,011 必 要 とされる 来 庁 者 用 駐 車 場 台 数 及 び 面 積 項 目 必 要 数 根 拠 1 台 数 313 台 市 区 町 役 所 の 窓 口 事 務 施 設 調 査 ( 関 龍 夫 ) 最 大 滞 留 量 の 近 似 的 算 定 法 ( 岡 田 光 正 )より 算 出 2 面 積 9,390 m2 1 30 m2 4

第 2 章 新 庁 舎 の 基 本 理 念 第 2 章 新 庁 舎 の 基 本 理 念 これからの 庁 舎 には, 従 来, 市 役 所 が 有 する 届 出 などの 必 要 な 手 続 を 行 う 窓 口 や, 職 員 の 執 務 空 間 としての 機 能 を 拡 充 することで, 市 民 や 職 員 にとって 使 いやすい 場 である 事 が 求 められるとともに, 議 会 は, 議 事 機 関 としての 独 立 性 を 保 ちつつ, 市 民 に 開 かれたものであることが 求 められています さらに, 本 格 的 な 少 子 高 齢 人 口 減 少 社 会 の 進 行, 地 域 コミュニティの 機 能 低 下, 中 心 市 街 地 の 衰 退 など, 市 民 生 活 を 取 り 巻 く 環 境 が 大 きく 変 化 する 中,こうした 変 化 に 伴 う 行 政 課 題 や, 多 様 化, 複 雑 化 する 市 民 ニーズ 等 への 対 応 も 果 たさなければ なりません そのため, 地 域 住 民 やNPOなどの 新 たな 公 共 の 担 い 手 が, 主 体 的 にあるいは 行 政 との 協 働 により 課 題 解 決 に 取 り 組 むための 場 として, 市 民 活 動 や 市 民 交 流 を 支 援 する 機 能 を 有 することが 重 要 となってきています また, 多 くの 人 々が 訪 れ,にぎわいが 創 生 されることで,まちの 活 力 が 向 上 する よう, 市 民 はもとより, 旭 川 を 訪 れる 観 光 客 などに, 旭 川 市 の 魅 力 を 広 く 発 信 する 機 能 を 有 することも 重 要 です 新 たな 庁 舎 がこれらの 機 能 を 有 することで, 様 々な 人 々が 集 い, 交 流 が 生 まれ, まちが 活 気 づいていくことにつながります このように, 市 役 所 の 従 来 機 能 を 向 上 させるとともに,これからの 行 政 需 要 に 応 えるための 新 たな 機 能 を 付 加 した 新 しい 庁 舎 の 形 を シビックセンター とし, 新 庁 舎 建 設 に 当 たっての 基 本 理 念 を 次 のとおり 設 定 します 基 本 理 念 市 民 でにぎわい, 親 しまれるシビックセンター 概 念 図 5

第 3 章 新 庁 舎 の 基 本 方 針 第 3 章 新 庁 舎 に 求 められる 役 割 及 び 基 本 方 針 基 本 理 念 の 達 成 に 向 けては, 現 在, 庁 舎 が 担 っている 市 民 生 活 に 関 わる 公 的 なサ ービスや 支 援 を 提 供 する 行 政 の 中 核 的 な 役 割 と,そうした 事 務 を 担 う 組 織 職 員 に とっての 執 務 空 間 としての 基 礎 的 な 役 割 に 加 え, 災 害 時 の 防 災 拠 点 として 市 民 の 安 全 安 心 を 守 る 役 割 や 環 境 への 取 組 を 先 導 する 役 割 なども 重 要 となってきています 基 本 理 念 のもとに, 新 庁 舎 に 求 められる 役 割 と 役 割 に 応 じた 基 本 方 針 を 次 のとお りとします 新 庁 舎 に 求 められる 役 割 と 役 割 に 応 じた 基 本 方 針 概 念 図 6

第 3 章 新 庁 舎 の 基 本 方 針 役 割 Ⅰ 市 民 サービス 現 在 の 庁 舎 は 分 散 化 しているため, 道 路 を 挟 んだ 庁 舎 間 を 移 動 する 必 要 があ るなど, 市 民 に 不 便 をかけている 状 況 です また, 庁 舎 が 狭 あいなため, 多 くの 市 民 が 訪 れているにもかかわらず, 市 民 が 気 軽 に 集 えるような 場 所 が 不 足 しており, 市 民 活 動 のPRや 活 動 に 係 る 作 品 を 展 示 するスペースなどが 限 られています 新 庁 舎 には, 全 ての 来 庁 者 に 対 して, 利 用 しやすく 質 の 高 いサービスを 提 供 する 役 割 が 求 められています 基 本 方 針 1 利 用 しやすい 庁 舎 新 庁 舎 の 建 設 に 当 たっては, 庁 舎 を 訪 れた 市 民 が 円 滑 に 目 的 の 場 所 を 探 すこ とができ, 分 かりやすく 利 用 しやすい 庁 舎 を 目 指 します そのため, 庁 舎 の 案 内 機 能 を 充 実, 強 化 するほか, 利 用 しやす い 車 寄 せや 来 庁 者 用 駐 車 場 の 整 備 など, 庁 舎 へのアクセスの 向 上 を 図 ります また, 庁 舎 の 低 層 階 に 市 民 利 用 が 多 い 窓 口 を 集 約 し, 来 庁 する 市 民 の 利 便 性 及 び 窓 口 サービスの 向 上 を 図 るとともに, 臨 時 的 な 窓 口 を 設 置 するスペースの 確 保 や 相 談 者 のプライバシーに 配 慮 した 相 談 窓 口 の 設 置 など 窓 口 機 能 の 充 実 を 図 ります 基 本 方 針 2 親 しまれる 庁 舎 新 庁 舎 の 建 設 に 当 たっては, 市 民 が 気 軽 に 訪 れ, 集 うことができる, 明 るく 開 放 的 な 親 しまれる 庁 舎 を 目 指 します そのため, 市 民 の 多 様 な 活 動 を 支 援 できるよう, 市 民 交 流 スペースを 始 めと した 市 民 にとって 便 利 な 機 能 を 設 置 します また, 市 政 情 報 に 限 らず, 市 民 やNPOなどの 活 動 情 報 を 積 極 的 に 発 信 する ための 機 能 の 充 実 を 図 ります 役 割 Ⅱ まちづくり 全 国 に 先 駆 けて 恒 久 的 な 歩 行 者 専 用 道 路 を 整 備 するなど, 新 しいまちづくり に 率 先 して 取 り 組 んできた 歴 史 を 持 つ 本 市 のシンボルとして, 現 在 の 庁 舎 は, 長 きにわたり 親 しまれてきました 新 庁 舎 も 同 様 に 行 政 の 中 心 となるのはもちろんのこと,これからのまちづく りの 中 心 的 な 役 割 を 担 うことが 求 められています 基 本 方 針 3 まちづくりの 中 心 となる 庁 舎 新 庁 舎 の 建 設 に 当 たっては, 今 後 の 旭 川 市 の 将 来 に 夢 を 託 し, 北 北 海 道 の 拠 点 と しての 役 割 を 担 うような まちづくりの 中 心 となる 庁 舎 を 目 指 します そのため,にぎわいの 創 出 や 回 遊 性 の 向 上 につながるよう, 周 辺 との 調 和 を 図 り ます また, 職 員 はもとより, 市 民 や 住 民 組 織,NPOなど,まちづくりの 主 体 を 担 う 人 々が 集 い, 新 しいまちづくりに 積 極 的 に 取 り 組 むとともに, 芸 術 文 化,ものづ くりのまち 旭 川 の 魅 力 を 積 極 的 に 発 信 することで, 旭 川 のシンボルとしての 役 割 を 果 たします 7

第 3 章 新 庁 舎 の 基 本 方 針 役 割 Ⅲ 行 政 事 務 現 在 の 庁 舎 は, 狭 あい 化 により, 書 類 や 備 品 類, 保 存 文 書 等 の 保 管 スペース の 確 保 が 困 難 なほか, 会 議 室 の 不 足 などにより, 事 務 効 率 の 低 下 につながって います 新 庁 舎 には, 行 政 需 要 の 多 様 化 や 社 会 情 勢 の 変 化 などに 対 応 していくことが 求 められています 基 本 方 針 4 機 能 的 効 率 的 な 庁 舎 新 庁 舎 の 建 設 に 当 たっては, 行 政 運 営 の 継 続 性 と 効 率 性 を 確 保 した, 機 能 的 効 率 的 な 庁 舎 を 目 指 します そのため, 適 切 な 規 模 の 執 務 室, 会 議 室, 文 書 保 管 場 所 等 を 確 保 するととも に, 行 政 需 要 や 社 会 情 勢 の 変 化 などに 対 応 可 能 な 柔 軟 性, 汎 用 性 を 確 保 します また, 行 政 情 報 システム 管 理 の 効 率 化 と, 情 報 セキュリティの 強 化 を 図 りま す 役 割 Ⅳ 議 会 現 在 の 議 会 棟 は, 市 民 が 気 軽 に 訪 れることができるような 配 慮 が 求 められる 一 方 で,セキュリティの 確 保 が 難 しく,また,バリアフリー 化 されていないな どの 課 題 があります 新 庁 舎 には, 議 会 と 行 政 が 緊 張 関 係 を 保 つと 同 時 に, 市 民 に 身 近 な 議 会 であ ることが 求 められています 基 本 方 針 5 独 立 性 を 保 ちつつ, 市 民 に 開 かれた 議 会 新 庁 舎 の 建 設 に 当 たっては, 議 会 が 果 たす 役 割 の 観 点 から, 独 立 性 を 保 ちつ つ, 市 民 に 開 かれた 議 会 を 目 指 します そのため, 円 滑 かつ 効 率 的 な 議 会 活 動 を 行 うことができる 規 模 を 確 保 すると ともに, 高 度 情 報 化 に 即 した 情 報 通 信 設 備 等 の 整 備 を 図 ります また,セキュリティを 確 保 しつつ,ユニバーサルデザインの 考 えに 基 づく 市 民 に 分 かりやすい 動 線 に 配 慮 します 役 割 Ⅴ 危 機 管 理 現 在 の 庁 舎 は, 耐 震 性 や 備 蓄 機 能 が 不 足 しており, 防 災 拠 点 としての 機 能 を 十 分 に 果 たすことが 難 しい 状 況 です 新 庁 舎 には, 災 害 時 において, 市 民 を 守 るための 防 災 拠 点 となり, 災 害 対 策 活 動 の 中 心 的 な 役 割 のほか, 様 々な 危 機 に 対 し 高 いセキュリティの 確 保 が 求 め られています 基 本 方 針 6 安 全 安 心 な 庁 舎 新 庁 舎 の 建 設 に 当 たっては, 地 震 や 浸 水 等 の 災 害 が 発 生 した 際 にも 個 人 情 報 や 行 政 情 報 を 適 切 に 保 護 管 理 する 観 点 から, 高 いセキュリティが 確 保 される 安 全 安 心 な 庁 舎 を 目 指 します そのため, 災 害 対 策 の 中 枢 として 迅 速 な 支 援 復 旧 活 動 ができるように, 災 害 対 策 本 部 機 能 や 事 業 継 続 可 能 なバックアップ 機 能 を 備 えた 庁 舎 とします 8

第 3 章 新 庁 舎 の 基 本 方 針 役 割 Ⅵ 環 境 先 導 現 在 の 庁 舎 は,バリアフリーへの 対 応 が 不 十 分 な 状 況 であるなど, 市 民 が 利 用 しづらい 建 物 となっています また, 近 年 は 全 国 的 に 二 酸 化 炭 素 などの 排 出 削 減 や 資 源 の 循 環 利 用 の 促 進 な どによる, 環 境 に 配 慮 した 持 続 可 能 な 社 会 づくりが 進 められています 新 庁 舎 は, 全 ての 人 にとって 利 用 しやすく,また, 環 境 への 負 荷 低 減 に 取 り 組 む 建 物 であることが 求 められています 基 本 方 針 7 人 にやさしい 庁 舎 ( 社 会 環 境 ) 新 庁 舎 の 建 設 に 当 たっては, 子 どもや 高 齢 者, 障 害 者 を 始 め, 誰 もが 利 用 し やすい 人 にやさしい 庁 舎 を 目 指 します そのため,バリアフリーに 配 慮 したユニバーサルデザインを 率 先 して 導 入 し ます また, 利 用 者 が 安 全 で 効 率 的 に 移 動 することができる 動 線 を 確 保 します 基 本 方 針 8 地 球 にやさしい 庁 舎 ( 自 然 環 境 ) 新 庁 舎 の 建 設 に 当 たっては, 環 境 負 荷 が 低 減 された 地 球 にやさしい 庁 舎 を 目 指 します そのため, 徹 底 した 省 エネルギー 化 に 取 り 組 むとともに, 自 然 エネルギーの 積 極 的 な 活 用 や 敷 地 内 の 緑 化 など 自 然 環 境 に 配 慮 します また, 建 物 設 備 の 長 寿 命 化 を 図 り, 維 持 管 理 がしやすい 構 造 や 材 料 を 導 入 するなどランニングコストの 削 減 により,ライフサイクルコストの 縮 減 を 図 り ます 注 釈 バ リ ア フ リ ー : 高 齢 者 や 障 害 者 な ど が 社 会 生 活 を 送 る 上 で 障 壁 と な る も の を 取 り 除 く こ と ユ ニ バ ー サ ル デ ザ イ ン : 障 害 の 有 無 や 年 齢, 性 別, 国 籍 に か か わ ら ず, 全 て の 人 に と っ て 安 全 で 使 い や す い 製 品 や, 快 適 で 不 便 の な い 生 活 環 境 を デ ザ イ ン す る と い う 考 え 方 ラ ン ニ ン グ コ ス ト : 建 築 完 成 後 の 建 物 や 設 備 を 維 持 運 用 管 理 す る た め に 必 要 な 維 持 管 理 費, 光 熱 費, 修 繕 費 な ど の 費 用 ラ イ フ サ イ ク ル コ ス ト : 建 築 物 の 企 画, 設 計, 工 事, 運 用 を 経 て 解 体 処 分 す る ま で を 生 涯 と し て, そ の 全 て の 期 間 に 要 す る 費 用 で, 初 期 投 資 ( イ ニ シ ャ ル コ ス ト ) と 維 持 管 理 費 用 ( ラ ン ニ ン グ コ ス ト ) で 構 成 さ れ る 9

第 4 章 新 庁 舎 の 必 要 面 積 第 4 章 新 庁 舎 の 必 要 面 積 1 必 要 面 積 算 定 の 前 提 条 件 ⑴ 想 定 人 口 本 年 度 策 定 した, 第 8 次 旭 川 市 総 合 計 画 では, 計 画 期 間 の 終 了 年 度 である 平 成 39 年 度 における 人 口 を,31 万 2 千 人 と 推 計 し, 人 口 減 少 を 見 据 えた 計 画 としています 新 庁 舎 建 設 に 当 たっても, 人 口 減 少 を 見 据 えた 取 組 を 行 います 将 来 人 口 推 計 人 口 ( 人 ) 400,000 300,000 200,000 推 計 人 口 : 31 万 2 千 人 100,000 0 ( 年 ) ⑵ 想 定 職 員 数 新 庁 舎 建 設 に 当 たっては, 本 格 的 な 少 子 高 齢 人 口 減 少 社 会 を 迎 える 中, 基 礎 とする 職 員 数 をどのように 想 定 するかが 重 要 です 本 市 では, 現 在, 行 財 政 改 革 推 進 プログラム( 三 訂 版 )において, 平 成 30 年 度 の 職 員 数 の 目 標 値 を 定 め, 削 減 に 取 り 組 んでいます 平 成 30 年 度 以 降 については, 現 在 具 体 的 な 目 標 値 は 定 めていないものの, 行 財 政 改 革 や 人 口 減 少 による 業 務 量 の 減 少 も 見 込 まれる 一 方 で, 少 子 高 齢 化 に よる 新 たな 行 政 需 要 の 増 加 や 地 方 分 権 改 革 による 権 限 や 業 務 の 移 譲 などによる 業 務 量 の 増 加 も 見 込 まれます こうした 状 況 を 踏 まえると, 平 成 30 年 度 以 降 の 職 員 数 については, 減 少 が 想 定 されるものの, 大 幅 な 減 少 までには 至 らないと 思 われることから, 新 庁 舎 に 集 約 される 職 員 数 については, 当 面 は 平 成 30 年 度 の 職 員 数 のまま 推 移 して いくものと 想 定 し, 新 庁 舎 に 集 約 される 対 象 の 職 員 数 を1,607 人 ( 再 任 用 臨 時 嘱 託 職 員 を 含 む )とします ⑶ 集 約 部 局 の 考 え 方 本 庁 舎 における 行 政 機 能 としては, 全 市 的 な 計 画 立 案 や 管 理 支 援 などを 担 う 施 策 調 整 行 政 運 営 機 能 のほか, 窓 口 機 能 の 二 つが 考 えられ, 新 庁 舎 に は, 現 在, 市 内 中 心 部 に 分 散 しているこれらの 機 能 を 担 う 部 局 を 集 約 すること を 基 本 とします なお, 集 約 の 対 象 となる 部 局 は, 各 機 能 において, 行 政 サービスの 対 象 者 や 内 容, 業 務 の 性 質 から,いくつかの 部 門 に 区 分 することができます 部 門 別 に, 新 庁 舎 集 約 対 象 の 各 部 局 の 平 成 30 年 度 の 職 員 数 で 推 計 すると 次 表 のとおりになります 10

第 4 章 新 庁 舎 の 必 要 面 積 部 門 別 推 計 職 員 数 部 門 窓 口 部 門 民 間 窓 口 連 携 部 門 企 画 調 整 部 門 管 理 専 門 部 門 設 計 施 工 監 理 部 門 対 象 部 局 会 計 課, 交 通 防 犯 課, 税 制 課, 市 民 税 課, 資 産 税 課, 納 税 課, 市 民 課, 市 民 活 動 課, 地 域 まちづくり 課, 国 民 健 康 保 険 課, 介 護 高 齢 課, 障 害 福 祉 課, 生 活 支 援 課, 保 護 第 1~3 課, 子 育 て 支 援 課,こども 育 成 課, 子 育 て 相 談 課, 健 康 推 進 課, 保 健 指 導 課, 住 宅 課, 建 築 指 導 課, 学 務 課, 選 挙 管 理 委 員 会 事 務 局 推 計 職 員 数 891 福 祉 保 険 課, 経 済 総 務 課, 経 済 交 流 課 42 市 長 副 市 長, 政 策 調 整 課, 政 策 推 進 課, 総 合 計 画 課, 秘 書 課, 財 政 課, 広 報 広 聴 課, 総 務 課, 管 財 課, 防 災 課 人 事 課, 行 政 改 革 課, 情 報 政 策 課, 契 約 課, 市 民 生 活 課,スポーツ 課, 指 導 監 査 課, 保 健 総 務 課, 衛 生 検 査 課, 環 境 政 策 課, 新 エネルギー 推 進 課, 廃 棄 物 処 理 課, 環 境 指 導 課, 農 政 課, 農 業 振 興 課, 教 育 長, 教 育 政 策 課, 教 育 指 導 課, 学 校 保 健 課, 社 会 教 育 課, 文 化 振 興 課 工 事 検 査 課, 農 林 整 備 課, 都 市 計 画 課, 北 彩 都 事 業 課, 公 共 建 築 課, 設 備 課, 土 木 総 務 課, 土 木 管 理 課, 用 地 課, 土 木 建 設 課, 公 園 みどり 課 その 他 の 部 門 監 査 委 員, 監 査 事 務 局, 農 業 委 員 会 事 務 局 26 133 324 191 推 計 職 員 数 合 計 1,607 対 象 部 局 は 平 成 27 年 4 月 1 日 現 在 現 在, 総 合 庁 舎, 第 二 庁 舎, 第 三 庁 舎,セントラル 旭 川 ビル, 朝 日 生 命 旭 川 ビルに 配 置 されている 部 局 を 基 本 に 集 約 ( 選 挙 管 理 委 員 会 事 務 局, 農 業 委 員 会 事 務 局, 監 査 事 務 局 を 含 む ) 下 記 の 部 局 は 集 約 対 象 から 除 外 総 合 政 策 部 都 市 交 流 課, 市 民 生 活 部 市 民 生 活 課 消 費 生 活 センター(フィール 旭 川 まちなか 市 民 プラザ ) 子 育 て 支 援 部 子 育 て 相 談 課 の 一 部 ( 総 合 子 ども 教 育 センターに 移 管 分 ) 保 健 所 衛 生 検 査 課 動 物 愛 護 センター(あにまある) 経 済 観 光 部 産 業 振 興 課, 企 業 立 地 課 ( 旭 川 リサーチセンター) 経 済 観 光 部 観 光 課 ( 旭 川 フードテラス) 消 防 本 部, 南 消 防 署 ( 第 二 庁 舎 ) ⑷ 想 定 議 員 定 数 議 員 定 数 については, 旭 川 市 議 会 の 議 員 の 定 数 を 定 める 条 例 に 規 定 される 34 人 とします 11

第 4 章 新 庁 舎 の 必 要 面 積 2 必 要 面 積 の 算 定 ⑴ 行 政 事 務 機 能 他 の 自 治 体 の 庁 舎 建 設 の 検 討 で 多 く 用 いられている, 総 務 省 地 方 債 同 意 等 基 準 を 参 考 に, 旭 川 市 独 自 の 調 整 を 行 い 算 定 した 面 積 を 行 政 事 務 機 能 の 必 要 面 積 としました 行 政 事 務 機 能 算 定 面 積 機 能 区 分 面 積 (m2) 行 政 事 務 機 能 窓 口 部 門 16,499 民 間 窓 口 連 携 部 門 967 企 画 調 整 部 門 3,453 管 理 専 門 部 門 6,927 設 計 施 工 監 理 部 門 3,801 その 他 の 部 門 774 32,421 ⑵ 議 会 機 能 行 政 事 務 機 能 同 様, 総 務 省 基 準 を 基 に, 議 員 定 数 から 議 事 堂 面 積 ( 議 場, 委 員 会 室, 議 員 控 室 )と 現 状 の 事 務 局 職 員 数 から 事 務 局 面 積 を 算 定 しました また, 総 務 省 基 準 に 含 まれていない, 議 長 室, 副 議 長 室, 議 会 応 接 室, 議 会 図 書 室 については, 現 状 面 積 とした 結 果, 全 体 で1,907m2と 想 定 しました ⑶ 市 民 活 動 市 民 交 流 支 援 機 能 市 民 の 主 体 的 な 活 動 を 支 える 機 能 のほか, 様 々な 市 民 の 交 流 が 図 られるよう な 機 能 として, 市 民 活 動 や 市 民 交 流 の 支 援 のための 多 目 的 スペースを 想 定 しま す 面 積 としては, 他 都 市 の 庁 舎 建 設 事 例 や 本 市 の 公 民 館 貸 室 面 積 などを 参 考 に 500m2としました ⑷ 情 報 発 信 機 能 シティプロモーション 機 能 地 域 産 業 や 地 元 製 品, 観 光 情 報 などのシティプロモーションを 含 め, 幅 広 く 本 市 の 情 報 を 発 信 する 機 能 として, 現 状 の 市 政 情 報 コーナーを 拡 充 したスペー スを 想 定 し,90m2としました ⑸ 災 害 対 応 機 能 現 在 の 総 合 庁 舎 は, 耐 震 性 に 問 題 があるため, 災 害 対 策 本 部 の 設 置 は 想 定 さ れていませんが, 新 庁 舎 は, 耐 震 性 を 有 した 安 全 安 心 な 庁 舎 として, 災 害 対 策 の 中 心 となることが 求 められていることから, 災 害 対 策 本 部 や 備 蓄 倉 庫 など を 想 定 し, 必 要 な 面 積 を315m2としました 注 釈 シ テ ィ プ ロ モ ー シ ョ ン : 地 方 都 市 が 知 名 度 や 好 感 度 を 上 げ て い く こ と を 目 的 と し て, 自 ら の ま ち の 特 色 や 魅 力 な ど を 他 の 地 域 や 企 業 に 売 り 込 む こ と 12

第 4 章 新 庁 舎 の 必 要 面 積 ⑹ 民 間 窓 口 機 能 ア 旭 川 市 社 会 福 祉 協 議 会 旭 川 市 社 会 福 祉 協 議 会 は, 民 間 の 社 会 福 祉 法 人 ですが, 法 に 基 づき 社 会 福 祉 に 関 する 事 業 を 行 うことで, 地 域 福 祉 の 推 進 を 図 ることが 目 的 とされる 公 共 性 の 高 い 団 体 であり, 福 祉 行 政 との 連 携 により 市 民 サービスの 向 上 が 期 待 できる ものとして 想 定 しました 規 模 の 算 定 に 当 たっては, 社 会 福 祉 協 議 会 の 全 てを 対 象 とするのではなく, 委 託 事 業 などに 必 要 なスペースとして,120m2と 想 定 しました イ 旭 川 商 工 会 議 所 旭 川 商 工 会 議 所 は, 市 内 の 法 人 に 対 する 経 理, 税 務, 労 務 などの 経 営 に 関 す る 様 々な 相 談 支 援 や, 中 心 市 街 地 活 性 化 協 議 会 を 始 め, 多 くの 公 的 な 事 務 局 機 能 を 有 していることなどから, 行 政 との 連 携 を 強 化 することで, 更 なる 地 域 経 済 の 振 興 が 期 待 できるものとして 想 定 しました 規 模 の 算 定 に 当 たっては, 商 工 会 議 所 事 務 室 相 当 分 として600m2と 想 定 し ました ⑺ 利 便 施 設 機 能 現 在 の 総 合 庁 舎 には, 指 定 金 融 機 関 の 派 出 所 がありますが, 税 金 や 保 険 料 な どの 市 の 公 金 納 付 還 付 しか 扱 っていません 総 合 庁 舎 や 第 二 庁 舎 には 現 金 自 動 預 け 払 い 機 (ATM)が 設 置 されていますが, 更 なる 利 便 性 の 向 上 を 見 込 み, 金 融 機 関 の 支 店 機 能 を 備 えることを 想 定 しました 今 後, 詳 細 な 検 討 や 協 議 が 必 要 ですが, 金 融 機 関 の 機 能 も 持 つ 郵 便 局 につい ても 検 討 が 必 要 と 考 えています なお, 規 模 の 算 定 に 当 たっては, 他 の 自 治 体 庁 舎 内 の 金 融 機 関 支 店 の 面 積 な どを 参 考 に,240m2(120m2 2か 所 )と 想 定 しました 13

第 4 章 新 庁 舎 の 必 要 面 積 3 必 要 面 積 の 算 定 結 果 機 能 ごとに 算 定 した 必 要 面 積 をまとめると 下 表 のとおりとなります 機 能 別 算 定 面 積 機 能 区 分 面 積 (m2) 行 政 事 務 機 能 窓 口 部 門 16,499 民 間 窓 口 連 携 部 門 967 企 画 調 整 部 門 3,453 管 理 専 門 部 門 6,927 設 計 施 工 監 理 部 門 3,801 その 他 の 部 門 774 32,421 議 会 機 能 1,907 市 民 活 動 市 民 交 流 支 援 機 能 500 情 報 発 信 機 能 シティプロモーション 機 能 災 害 対 応 機 能 315 民 間 窓 口 機 能 旭 川 市 社 会 福 祉 協 議 会 120 旭 川 商 工 会 議 所 600 利 便 施 設 機 能 金 融 機 関 等 窓 口 機 能 240 合 計 36,193 90 720 以 上 のことから, 必 要 な 面 積 は, 約 3 万 6 千 m2としますが, 庁 舎 建 設 に 当 たっ ては, 既 存 施 設 や 民 間 賃 貸 ビルなどを 有 効 に 活 用 し, 新 庁 舎 の 規 模 については, さらに 精 査 します 4 駐 車 場 駐 車 場 は, 現 状, 窓 口 の 繁 忙 期 やピーク 時 間 帯 になると 満 車 になることが 多 く, 周 辺 道 路 に 入 庫 待 ちの 渋 滞 が 生 まれる 状 況 であり, 市 民 の 利 便 性 の 低 下 を 招 いて います 新 庁 舎 の 駐 車 場 については, 必 要 な 来 庁 者 用 駐 車 場 の 台 数 を 確 保 し, 市 民 の 利 便 性 の 向 上 を 目 指 します 14

第 5 章 新 庁 舎 の 建 設 場 所 第 5 章 新 庁 舎 の 建 設 場 所 1 建 設 場 所 の 選 定 理 由 新 庁 舎 の 建 設 候 補 地 については,これまでに 実 施 してきた 市 民 アンケートや, 市 民 懇 話 会,さらには, 庁 内 の 検 討 などを 踏 まえ, 以 下 の3か 所 を 選 定 しました 現 庁 舎 周 辺 エリア( 総 合 庁 舎 敷 地 及 び 第 三 庁 舎 敷 地 ) 買 物 公 園 エリア (4 条 以 北 の 買 物 公 園 沿 いの1 区 画 ) 北 彩 都 エリア ( 宮 下 通 11 12 丁 目 の14 15 街 区 ) さらに, 庁 舎 建 設 場 所 の 決 定 に 当 たっては, 1 誰 もが 分 かりやすく 利 用 しやすい 場 所 であること 2 周 辺 のまちづくりと 調 和 し,にぎわいの 創 出 や 回 遊 性 を 高 めることができ るなど,まちづくりの 中 心 としての 役 割 を 担 う 場 所 であること 3 災 害 時 や 復 旧 活 動 時 など, 防 災 拠 点 として 機 能 する 場 所 であること 4 周 辺 環 境 や 自 然 環 境 に 配 慮 した 庁 舎 整 備 が 可 能 な 場 所 であること という 点 が 求 められることから,それぞれの 敷 地 が 有 している 諸 条 件 や 特 徴 など について, 次 のとおり 項 目 を 設 定 し, 評 価 しました 建 設 候 補 地 評 価 項 目 評 価 の 考 え 方 評 価 項 目 幹 線 道 路 からのアクセス 性 アクセス 性 公 共 交 通 機 関 からのアクセス 性 誰 も が 分 か り や す く 利 用 しやすい 場 所 来 庁 者 用 駐 車 場 の 確 保 市 民 窓 口 部 署 の 集 約 市 民 利 便 性 公 共 利 便 施 設 等 の 集 積 状 況 ま ち づ く り の 中 心 と し ての 役 割 を 担 う 場 所 まちづくり 中 心 市 街 地 活 性 化 への 影 響 シンボル 性 のある 景 観 形 成 の 可 能 性 将 来 性 防 災 拠 点 と し て 機 能 す る 場 所 周 辺 環 境 や 自 然 環 境 に 配 慮 し た 庁 舎 整 備 が 可 能 な 場 所 防 災 性 環 境 保 全 性 敷 地 の 安 全 性 災 害 時 のアクセス 性 周 辺 環 境 への 影 響 15

第 5 章 新 庁 舎 の 建 設 場 所 2 建 設 場 所 1に 示 す 項 目 について 比 較 検 討 を 行 った 結 果, 幹 線 道 路 及 びバス 停 留 所 からのアクセス 性 に 優 れ, 来 庁 者 用 駐 車 場 の 確 保 が 可 能 である 官 庁 街 としての 歴 史 的 なシンボル 性 を 有 しているほか, 市 民 文 化 会 館 など の 周 辺 公 共 施 設 との 相 乗 効 果 によるにぎわいづくりが 期 待 できる 敷 地 の 安 全 性 が 確 保 されていることに 加 え, 災 害 時 における 避 難 救 護 活 動 のための 敷 地 の 確 保 が 見 込 め, 災 害 時 の 防 災 拠 点 として 適 している という 点 で 優 れていることに 加 え, 耐 震 性 が 確 保 されている 第 二 庁 舎 や 周 辺 にある 民 間 賃 貸 ビルなどの 活 用 を することで, 建 設 費 用 などの 財 政 負 担 を 抑 制 することが 可 能 である ことから, 新 庁 舎 の 建 設 地 は 次 の 場 所 とします なお,この 建 設 場 所 は, 新 庁 舎 の 配 置 計 画 等 によっては, 建 設 に 先 立 ち 既 存 庁 舎 の 解 体 や 仮 駐 車 場 仮 庁 舎 一 時 移 転 が 必 要 になるといった 課 題 があることか ら, 今 後,これらの 課 題 への 対 応 について 整 理 し, 財 政 負 担 の 更 なる 抑 制 に 努 め ます 16

第 5 章 新 庁 舎 の 建 設 場 所 現 庁 舎 周 辺 エリア 位 置 図 現 庁 舎 周 辺 エリアの 特 性 総 合 庁 舎 敷 地 第 三 庁 舎 敷 地 位 置 6 7 条 通 9 丁 目 6 7 条 通 10 丁 目 土 地 所 有 者 旭 川 市 旭 川 市 敷 地 面 積 15,329 m2 7,661 m2 用 途 地 域 商 業 地 域 商 業 地 域 容 積 率 400% 400% 建 ぺい 率 80% 80% その 他 制 限 等 防 火 地 域 防 火 地 域 接 道 路 幅 員 北 側 - 東 側 27.27m 南 側 20.00m 西 側 36.36m 北 側 - 東 側 - 南 側 20.00m 西 側 27.27m 建 築 可 能 最 大 延 床 面 積 61,316 m2 30,644 m2 建 築 可 能 最 大 建 築 面 積 12,263 m2 6,128 m2 17

第 6 章 事 業 手 法 第 6 章 事 業 手 法 事 業 手 法 としては, 従 来 の 直 接 建 設 方 式 のほか, 設 計 から 建 設,そして 維 持 管 理 運 営 までの 一 連 の 業 務 に 民 間 の 資 金 や 技 術 力 を 活 用 する 手 法 が 想 定 されます 新 庁 舎 の 建 設 に 当 たっては,これまでの 本 市 での 実 績 等 を 踏 まえ, 事 業 手 法 とし て, 第 5 章 で 決 定 した 建 設 場 所 において 可 能 なもののうち, 想 定 される 次 の 手 法 に ついて 比 較 検 討 します なお, 今 後, 次 の 点 を 考 慮 しながら 慎 重 に 検 討 を 進 め, 建 設 場 所 において 最 適 な 事 業 手 法 を 選 択 します 1 市 の 意 向, 市 民 意 見 の 反 映 市 民 でにぎわい, 親 しまれるシビックセンター の 理 念 を 具 現 化 できる よう, 設 計 過 程 や 発 注 後 に 市 の 意 向 や 市 民 意 見 を 反 映 しやすいかどうかにつ いて 比 較 検 討 します 2 財 政 負 担 の 抑 制 庁 舎 建 設 は 多 くの 費 用 を 必 要 とする 事 業 であり, 本 市 の 財 政 状 況 を 踏 まえ, できるだけ 負 担 を 抑 制 する 観 点 から, 事 業 費 の 縮 減 が 可 能 か,また 補 助 金 等 の 活 用 が 可 能 かどうかについて 比 較 検 討 します 3 地 域 経 済 への 波 及 効 果 地 域 経 済 への 波 及 効 果 という 観 点 から, 地 元 企 業 の 参 入 の 可 能 性 について 比 較 検 討 します 4 事 業 期 間 現 在 の 庁 舎 が 抱 える 課 題 を 早 期 に 解 決 するため, 発 注 や 業 者 選 定 作 業 を 含 め, 事 業 実 施 期 間 の 見 通 しが 立 てやすいか,また 工 期 の 短 縮 が 可 能 かどうか について 比 較 検 討 します 事 業 手 法 の 比 較 事 業 手 法 直 接 建 設 方 式 民 間 活 用 方 式 従 来 方 式 DB 方 式 PFI 方 式 (BTO) 市 が 設 計, 施 工, 維 持 管 施 設 の 設 計, 建 設 を 一 括 民 間 事 業 者 が 設 計 施 工 概 要 理 をそれぞれ 別 々に 委 託 や 請 負 契 約 により 発 して 請 負 契 約 に より 発 注 し, 維 持 管 理 は 別 に 委 を 行 い, 所 有 権 を 市 に 移 転 した 後 で, 民 間 事 業 者 注 する 方 式 託 し 契 約 す る 方 式 が 維 持 管 理 を 行 う 方 式 18

第 7 章 事 業 費 第 7 章 事 業 費 1 事 業 費 の 考 え 方 第 4 章 では 新 庁 舎 に 必 要 な 面 積 として, 約 3 万 6 千 m2と 想 定 しましたが, 現 庁 舎 周 辺 エリアでの 建 替 えに 当 たっては, 耐 震 性 が 確 保 されている 第 二 庁 舎 を 引 き 続 き 使 用 するほか, 周 辺 の 民 間 賃 貸 ビルを 有 効 活 用 するなど 新 庁 舎 の 規 模 の 縮 小 に 努 めます また, 可 能 な 限 り 事 業 費 の 抑 制 に 努 めるとともに, 工 事 を 段 階 的 に 行 い, 財 政 負 担 や 工 事 発 注 の 平 準 化 を 図 るなど, 今 後 基 本 計 画 を 定 めていく 中 で, 更 なるコ スト 削 減 方 策 などについて 検 討 します 2 事 業 費 及 び 財 源 事 業 費 の 内, 建 設 工 事 費 については,3 万 6 千 m2から 第 二 庁 舎 の 事 務 室 面 積 ( 約 6 千 m2)を 差 し 引 いた3 万 m2を 想 定 面 積 とし, 他 都 市 における 建 設 事 例 を 参 考 に 床 面 積 当 たりの 建 設 単 価 40 万 円 を 乗 じた120 億 円 と 想 定 します 庁 舎 規 模 については,3 万 m2を 上 限 としつつ, 更 にコンパクト 化 を 図 ることで, 事 業 費 抑 制 に 努 めます また, 財 源 は 現 時 点 での 想 定 であり, 有 利 な 補 助 金 や 地 方 債 等 の 活 用 のほか, 民 間 窓 口 機 能 などが 入 居 する 部 分 については, 適 切 な 費 用 負 担 を 検 討 します なお, 外 構 等 整 備 費, 解 体 撤 去 費, 仮 設 庁 舎 費 及 び 移 転 費 については, 現 時 点 で 想 定 される 整 備 パターンを 踏 まえ 算 出 しました 事 業 費 項 目 金 額 ( 億 円 ) 備 考 建 設 工 事 費 120 想 定 面 積 30,000 m2 40 万 円 /m2 社 会 情 勢 の 変 動 に よ り, 今 後, 更 に 上 昇 す る 可 能 性 が あります 設 計 工 事 監 理 費 6 建 設 工 事 の 5% 外 構 等 整 備 費 解 体 撤 去 費 0.4~4.3 2.2~4.5 仮 設 庁 舎 費 8.5~17 仮 設 建 物 設 置 撤 去, 引 越 費 用 を 含 む 移 転 費 1.3 合 計 138.4~153.1 財 源 項 目 金 額 ( 億 円 ) 備 考 建 設 基 金 25 H30まで 毎 年 積 立 て 予 定 国 庫 補 助 金 3 地 方 債 92~98.2 一 般 単 独 債 ( 充 当 率 75%) 一 般 財 源 合 計 18.4~26.9 138.4~153.1 19

第 8 章 今 後 の 進 め 方 第 8 章 今 後 の 進 め 方 1 今 後 のスケジュール 事 業 手 法 により, 事 業 者 の 選 定 や 設 計, 工 事 等 のスケジュールは 変 わりますが, 一 般 的 には 次 のように 想 定 されます 今 後, 事 業 手 法 の 比 較 検 討 を 行 い,できるだけ 早 期 の 建 設 に 向 けた 検 討 を 更 に 行 います 事 業 手 法 別 事 業 スケジュール 平 成 27 年 平 成 28 年 平 成 29 年 平 成 30 年 平 成 31 年 直 接 建 設 方 式 ( 従 来 方 式 ) 基 本 構 想 基 本 計 画 基 本 実 施 設 計 事 業 者 選 定 工 事 直 接 建 設 方 式 (DB 方 式 ) 基 本 構 想 基 本 計 画 基 本 設 計 事 業 者 選 定 実 施 設 計 工 事 民 間 活 用 方 式 (PFI 方 式 ) 基 本 構 想 基 本 計 画 事 業 者 選 定 基 本 実 施 設 計 工 事 いずれの 方 式 においても 工 事 期 間 は 概 ね3,4 年 程 度 を 見 込 みます 仮 庁 舎 への 移 転 への 有 無 や 既 存 施 設 の 解 体 の 有 無, 入 札 契 約 方 法 などによっ てスケジュールは 変 わります 2 市 民 意 見 の 取 り 入 れ ⑴ 情 報 の 開 示 新 庁 舎 建 設 に 関 する 検 討 内 容 や 事 業 の 進 捗 状 況 は, 随 時, 市 のホームページ や 広 報 誌 などで, 広 く 市 民 にお 知 らせします ⑵ 市 民 意 見 の 聴 取 引 き 続 き 庁 舎 整 備 検 討 審 議 会 での 審 議 のほか,ワークショップの 実 施, 各 種 団 体 との 意 見 交 換 会,パブリックコメントなどを 通 じ, 今 後 も 市 民 の 意 見 を 積 極 的 に 取 り 入 れます 3 今 後 の 課 題 基 本 構 想 の 策 定 にあたって, 市 庁 舎 整 備 調 査 特 別 委 員 会 や 庁 舎 整 備 検 討 審 議 会 などで 出 された 様 々な 課 題 や 提 言 のうち, 以 下 の 項 目 については, 基 本 計 画 にお いて 引 き 続 き 検 討 します シビックセンターとしてふさわしい 具 体 的 機 能 や 規 模 市 民 文 化 会 館 との 役 割 分 担 今 後 の 社 会 情 勢 や 工 事 費 の 動 向 を 見 据 えた 事 業 費 の 縮 減 方 策 や, 新 たな 財 源 の 確 保 新 庁 舎 に 集 約 する 庁 舎 機 能 の 選 定 や, 各 諸 室 の 適 正 配 置 による 庁 舎 規 模 のコン パクト 化 新 庁 舎 に 新 たに 付 加 する 機 能 と 重 複 する 既 存 機 能 の 取 扱 い( 周 辺 施 設 機 能 の 統 廃 合 ) 現 総 合 庁 舎 の 歴 史 的 文 化 的 価 値 の 評 価 や, 保 存 する 場 合 の 費 用 など, 現 総 合 庁 舎 の 取 り 扱 いについての 総 合 的 判 断 注 釈 ワークショップ : 講 義 形 式 によらず, 参 加 者 が 自 主 的 に 活 動 し, 討 議 や 実 習 や 実 践 を 通 して 体 験 学 習 をする 研 修 会 20