滞 納 整 理 事 務 要 綱 ( 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 第 1 自 主 納 付 の 推 進 及 び 滞 納 整 理 の 促 進 に 伴 う 基 本 方 針 市 税 は 本 市 が 取 り 組 むさまざまな 公 共 サービス 等 の 原 資 になっており 市 民 福 祉 の 充 実 や 市 民 ニーズに 対 応 する 施 策 の 推 進 に 役 立 てられている これら 施 策 の 安 定 的 な 推 進 には 財 政 の 健 全 化 とりわけ 市 税 の 適 正 課 税 と 税 負 担 の 公 平 が 欠 かせないものである 市 民 と 市 政 との 信 頼 関 係 を 損 なうことがないよう 税 収 の 安 定 確 保 と 納 税 者 の 信 頼 に 基 づく 行 政 を 展 開 する 観 点 から 自 主 納 付 を 推 進 するための 施 策 を 展 開 するとともに 市 税 負 担 の 公 平 の 観 点 から 収 入 未 済 額 の 縮 減 が 強 く 求 められている したがって 市 税 が 納 期 限 までに 完 納 されない 場 合 の 対 応 として 早 期 かつ 的 確 な 納 付 の 働 きかけを 行 うほか 納 税 相 談 等 を 通 じて 適 宜 適 切 な 徴 収 緩 和 措 置 や 自 主 的 な 納 付 解 決 が 図 られない 場 合 の 対 応 としては 法 の 原 則 に 従 い 厳 正 に 対 処 するものとする 1 自 主 納 付 の 推 進 自 主 納 付 とは 納 税 者 自 らが 期 限 内 に 納 付 することをいう コンビニ 収 納 やクレジット 納 付 等 による 納 付 機 会 の 拡 大 とともに 税 収 の 確 保 を 図 る また 市 政 ニュースやホームページ 等 により 市 税 に 関 する 広 報 に 努 め 納 税 意 識 の 高 揚 を 図 り 現 年 度 課 税 分 の 自 主 納 付 を 積 極 的 に 推 進 する (1) 納 税 の 利 便 性 向 上 の 取 組 み 納 期 の 履 行 を 促 進 するため コンビニ 納 付 やクレジット 納 付 など 利 便 性 の 高 い 納 税 環 境 の 周 知 を 図 り 利 用 を 促 進 することで 自 主 納 付 の 推 進 と 納 期 内 納 付 の 定 着 から 現 年 度 の 市 税 収 納 率 向 上 に 取 組 むものとする (2) 納 税 意 識 高 揚 の 取 組 み 市 税 の 意 義 や 役 割 を 伝 え 納 期 の 周 知 や 納 付 の 啓 発 を 行 い 市 民 ぐるみで 税 制 への 関 心 が 高 まるための 取 組 みを 展 開 する 具 体 的 には 社 会 の 構 成 員 として 納 税 することの 大 切 さが 育 まれるよう 次 代 を 担 う 小 中 学 生 等 将 来 の 納 税 者 に 税 の 意 義 や 役 割 などを 主 体 的 に 考 える 場 となる 租 税 教 育 を 実 施 し 学 校 や 家 庭 等 を 通 じた 納 税 意 識 の 高 揚 を 図 る 場 を 提 供 するものとする
(3) 口 座 振 替 の 推 進 の 取 組 み 口 座 振 替 は 納 期 限 を 忘 れる 心 配 がなく 納 付 に 出 向 く 手 間 を 省 略 するなど 利 便 性 の 高 い 納 付 方 法 である また 納 付 書 の 印 刷 において 紙 の 使 用 量 が 少 ない など 環 境 負 荷 が 小 さいといったメリットもある 何 より 納 期 内 納 付 率 も 高 いなど 収 納 の 効 率 化 及 び 安 定 等 の 面 からも 優 れた 納 付 方 法 であることから 自 主 納 付 を 推 進 するため 口 座 振 替 加 入 の 勧 奨 を 行 う ものとする 2 滞 納 整 理 の 促 進 滞 納 整 理 においては 税 負 担 の 公 平 公 正 を 確 保 するため 長 期 高 額 滞 納 事 案 等 を 中 心 として 財 産 等 の 納 付 資 力 調 査 を 実 施 し 法 の 原 則 に 従 い 滞 納 処 分 を 積 極 的 に 行 うものとする また 効 率 的 効 果 的 な 計 画 性 のある 事 務 運 営 を 行 うものとし 次 に 留 意 して 滞 納 整 理 を 促 進 するものとする (1) 初 期 滞 納 への 対 応 滞 納 の 金 額 が 累 積 するほど 期 間 が 長 くなるほど 自 主 納 付 の 困 難 性 が 高 まる ことから 初 期 滞 納 事 案 への 納 付 の 働 きかけと 財 産 等 の 納 付 資 力 調 査 を 実 施 する (2) 高 額 滞 納 等 への 対 応 税 負 担 の 公 平 公 正 を 確 保 するため 高 額 長 期 滞 納 等 には 徹 底 した 財 産 調 査 を 行 い 差 押 えた 財 産 についてはインターネット 公 売 などを 活 用 した 換 価 処 分 を 積 極 的 に 行 うものとする 高 額 滞 納 は10 万 円 以 上 の 事 案 とし 長 期 滞 納 は1 年 以 上 の 事 案 とする 第 2 滞 納 整 理 の 目 的 及 び 留 意 事 項 滞 納 整 理 の 目 的 は 滞 納 処 分 等 を 通 して 市 税 の 確 実 な 徴 収 を 図 るとともに それに より 市 税 負 担 の 公 平 を 図 ることであり そのための 手 段 として 国 税 徴 収 法 ( 以 下 徴 収 法 という )において 地 方 税 の 徴 税 吏 員 には 大 きな 権 限 が 与 えられている しかしながら その 権 限 の 行 使 は 滞 納 者 の 生 活 事 業 等 に 重 大 な 影 響 を 及 ぼすこ ともあることから 滞 納 処 分 に 当 たっては 法 令 に 反 することがあってはならないこ とはもとより 滞 納 者 の 実 情 等 を 考 慮 し 適 正 かつ 適 法 に 滞 納 整 理 を 実 施 するととも に 次 の 事 項 に 留 意 する
1 実 態 調 査 時 の 留 意 事 項 (1) 住 所 又 は 居 所 における 対 応 滞 納 者 の 住 所 ( 所 在 地 ) 又 は 居 所 ( 事 務 所 及 び 事 業 所 を 含 む 以 下 滞 納 者 宅 という )に 訪 問 したら 訪 問 場 所 の 入 り 口 等 で 徴 税 吏 員 証 を 呈 示 し 身 分 氏 名 を 明 らかにするとともに 滞 納 者 本 人 ( 法 人 にあっては 代 表 者 をい う 以 下 同 じ )との 面 接 を 求 める この 場 合 応 答 した 者 が 滞 納 者 本 人 以 外 で その 者 から 用 件 等 について 説 明 を 求 められた 場 合 には 用 件 については 滞 納 者 本 人 に 直 接 話 す 旨 を 伝 える [ 滞 納 者 との 応 対 ] イ 滞 納 整 理 における 納 付 折 衝 の 相 手 方 は 原 則 として 滞 納 者 本 人 であることか ら 応 接 に 当 たっては まず 相 手 方 が 滞 納 者 本 人 であるかどうかを 必 ず 確 認 す る ロ 滞 納 者 本 人 が 不 在 の 場 合 には (イ) 滞 納 者 が 個 人 のときは その 配 偶 者 同 居 の 家 族 経 理 責 任 者 (ロ) 滞 納 者 が 法 人 のときは 役 員 経 理 部 長 等 で 滞 納 市 税 の 納 付 に 関 して 責 任 のある 回 答 を 期 待 できると 認 められる 者 に 不 在 連 絡 票 等 (その 期 日 を 必 ず 指 定 する 以 下 同 じ )を 渡 して 滞 納 者 本 人 への 交 付 を 依 頼 する [ 滞 納 者 が 不 在 の 場 合 ] イ 滞 納 者 が 不 在 の 場 合 で 従 業 員 がいる 場 合 には 滞 納 者 に 連 絡 をとるよう 依 頼 する ロ 滞 納 者 との 連 絡 が 取 れない 場 合 には 滞 納 市 税 に 関 しての 具 体 的 な 納 付 折 衝 等 はせず 後 日 の 連 絡 を 依 頼 するか 滞 納 者 本 人 あての 不 在 連 絡 票 等 を 面 接 し た 者 に 渡 して 滞 納 者 本 人 への 交 付 を 依 頼 する ハ 滞 納 者 宅 が 留 守 の 場 合 には 再 度 滞 納 者 宅 であることを 確 認 の 上 滞 納 者 本 人 あての 不 在 連 絡 票 等 を 差 し 置 く ニ 滞 納 者 本 人 あての 文 書 の 取 扱 いに 当 たっては 封 筒 等 に 入 れた 上 その 封 を する 等 の 適 切 な 処 置 を 行 う (2) 面 接 要 領 イ 滞 納 者 との 面 接 は 目 的 を 明 確 に 伝 えるとともに 応 接 の 場 所 は 店 舗 先 や 玄 関 口 はなるべく 避 けるようにする ロ 滞 納 整 理 の 進 展 状 況 に 応 じ 滞 納 者 に 伝 えるべきことは 確 実 に 伝 える なお 滞 納 者 からの 質 問 に 対 しては あいまいな 態 度 をとることは 避 けるとともに
即 答 が 出 来 ない 質 問 に 対 しては 直 属 上 司 等 と 協 議 の 上 速 やかに 回 答 する ハ 財 産 調 査 や 滞 納 処 分 のため 必 要 と 認 められる 場 合 には 帳 簿 等 の 検 査 捜 索 を 実 施 するほか 状 況 に 応 じて 金 融 機 関 取 引 先 等 の 調 査 を 実 施 する 旨 を 伝 える 2 財 産 調 査 時 の 留 意 事 項 (1) 質 問 及 び 検 査 ( 徴 収 法 141 条 ) イ 質 問 及 び 検 査 は 滞 納 処 分 のため 滞 納 者 の 財 産 を 調 査 する 必 要 があるときに その 必 要 と 認 められる 範 囲 内 において 行 うことができるものであり 強 制 力 を 伴 わない 任 意 調 査 であることを 十 分 に 認 識 して 実 施 する ロ 金 融 機 関 取 引 先 調 査 に 当 たっては 滞 納 者 の 納 付 の 意 思 営 業 の 状 況 を 勘 案 した 上 で 実 施 するとともに その 実 施 に 当 たっては 滞 納 者 の 秘 密 の 保 持 に ついても 配 意 する (2) 捜 索 ( 徴 収 法 142 条 ) イ 捜 索 は 滞 納 処 分 のため 必 要 があるときに 滞 納 者 等 の 物 又 は 住 居 その 他 の 場 所 について 行 うことができるものであり 相 手 方 の 意 思 に 関 係 なく 強 制 力 を もって 行 うものである ロ 捜 索 を 実 施 する 場 合 には 徴 税 吏 員 証 を 呈 示 し 身 分 氏 名 を 明 らかにする とともに 滞 納 者 立 会 人 に 対 して 徴 収 法 の 規 定 に 基 づき 捜 索 を 実 施 するこ とを 明 確 に 伝 える ハ 捜 索 の 実 施 に 当 たっては 時 間 制 限 ( 徴 収 法 143 条 ) 立 会 人 ( 徴 収 法 144 条 ) 捜 索 調 書 の 作 成 ( 徴 収 法 146 条 ) 等 に 十 分 留 意 するほか 次 に 留 意 する (イ) 捜 索 ができる 物 及 び 場 所 は 滞 納 者 等 捜 索 を 受 けるべき 者 が 使 用 し 又 は 使 用 していると 認 められる 場 所 等 であり その 範 囲 に 十 分 注 意 する (ロ) 閉 鎖 施 錠 している 金 庫 書 箱 等 を 捜 索 する 場 合 には まず 滞 納 者 等 に 対 して 鍵 を 用 いるなどして 開 けるよう 求 める 滞 納 者 等 が 求 めに 応 じないときは 徴 税 吏 員 は 自 ら 施 錠 を 除 去 等 して 開 け ることができるが その 場 合 であっても 施 錠 の 除 去 等 にとる 器 物 の 損 壊 等 は 必 要 最 小 限 度 にとどめるように 配 慮 する (ハ) 信 書 については 信 書 中 に 滞 納 処 分 に 必 要 な 資 料 等 が 含 まれているか 否 か を 確 認 するため 滞 納 者 にその 内 容 を 聞 かせることは 差 し 支 えないが 徴 税 吏 員 が 自 ら 信 書 の 開 封 をすることはできない (ニ) 滞 納 者 が 着 用 している 衣 服 の 内 部 に 例 えば 金 銭 小 切 手 帳 等 が 入 ってい ると 認 められる 場 合 それらを 滞 納 者 等 に 提 示 させることは 差 し 支 えないが 徴 税 吏 員 自 ら 相 手 方 の 身 体 に 触 れることはできない
ニ 捜 索 に 際 しては その 物 や 場 所 の 状 況 に 応 じて プライバシーの 保 護 にも 十 分 配 慮 した 上 で 適 切 に 実 施 する ホ 調 査 確 認 後 においては 占 有 により 差 し 押 さえた 財 産 又 は 取 り 上 げる 証 書 以 外 については 調 査 確 認 前 の 状 態 に 戻 すなど 整 理 整 頓 に 努 める (3)その 他 の 任 意 調 査 滞 納 処 分 のため 必 要 があるときは 関 与 税 理 士 や 弁 護 士 あるいは 滞 納 者 の 隣 人 同 業 者 等 についても 任 意 に 調 査 をすることができるが 特 に 滞 納 者 の 隣 人 や 同 業 者 等 への 調 査 に 当 たっては 滞 納 者 の 秘 密 の 保 持 を 遵 守 する (4) 書 類 等 の 借 用 イ 書 類 等 の 借 用 は その 後 のトラブル 等 の 原 因 となることも 多 いので 原 則 と して 行 わない このため 調 査 により 把 握 した 書 類 等 で 滞 納 整 理 を 進 める 上 で 必 要 と 思 わ れるものについては その 場 で 複 写 を 求 め 又 は 所 要 事 項 を 書 き 写 してその 場 で 直 ちに 返 却 するか 写 しの 送 付 を 依 頼 する ロ 特 に 必 要 でやむを 得 ず 滞 納 者 から 借 用 する 場 合 には 滞 納 者 の 承 諾 を 得 た 上 で 必 ず 書 類 ごとにその 具 体 的 内 容 を 表 示 した 預 り 証 を 作 成 する( 預 り 証 には 担 当 者 の 連 絡 先 等 を 記 載 し 必 ず 控 え( 写 し)を 作 成 する )とともに 必 ず 滞 納 者 の 確 認 を 求 める ハ 滞 納 者 から 書 類 等 を 借 用 したときは 直 属 上 司 に 報 告 するとともに 直 ちに 内 容 の 分 析 検 討 等 を 行 い 速 やかに 返 却 する なお 借 用 書 類 等 については 返 却 するまで 耐 火 式 金 庫 内 等 に 厳 重 に 保 管 す る ニ 預 り 証 は 返 却 時 に 借 用 書 類 と 交 換 するので 滞 納 者 に 確 実 に 保 管 するよう 依 頼 し 借 用 書 類 等 を 返 却 する 際 には 必 ず 滞 納 者 の 確 認 を 得 た 上 で 借 用 書 類 等 と 預 り 証 を 交 換 する 3 財 産 差 押 時 の 留 意 事 項 (1) 差 押 事 前 通 知 ( 差 押 予 告 )の 実 施 イ 差 押 の 事 前 通 知 は 法 令 に 規 定 された 滞 納 処 分 上 の 手 続 ではないが 滞 納 者 に 速 やかな 納 付 を 促 すとともに 財 産 の 差 押 を 実 施 することを 明 確 に 予 告 する ことにより これ 以 降 の 処 理 展 開 を 速 やかに 図 るために 実 施 するものである ロ 差 押 事 前 通 知 は 督 促 状 若 しくは 納 付 催 告 書 又 は 譲 渡 担 保 権 者 に 対 する 告 知 書 を 発 した 後 6 箇 月 以 上 を 経 て 差 押 えをする 場 合 に 原 則 として 文 書 で 行 うも のとする その 送 付 に 当 たっては 簡 易 書 留 郵 便 等 を 活 用 するなど 効 果 的 な
実 施 に 努 める ハ 倒 産 等 の 緊 急 事 案 のほか 滞 納 市 税 を 納 付 するに 十 分 な 流 動 資 産 を 有 してい る 事 案 等 については 差 押 事 前 通 知 手 続 きを 踏 むことなく 速 やかに 滞 納 処 分 を 実 施 する (2) 差 押 えの 実 施 イ 財 産 の 差 押 えに 当 たっては その 内 容 に 応 じ 事 前 に 決 裁 を 受 ける ロ 差 押 えに 当 たっては 滞 納 者 の 納 税 に 対 する 誠 意 及 び 他 の 方 法 による 徴 収 見 込 み 等 を 勘 案 した 上 原 則 として 文 書 による 差 押 事 前 通 知 を 経 た 上 で 実 施 す る ハ 差 押 えの 実 施 に 当 たっては 超 過 差 押 え 無 益 な 差 押 えの 禁 止 ( 徴 収 法 48 条 ) 第 三 者 等 の 権 利 の 尊 重 ( 徴 収 法 49 条 ~51 条 )に 十 分 留 意 するとともに 滞 納 者 の 生 活 の 維 持 又 は 事 業 の 継 続 に 与 える 影 響 を 勘 案 し また 保 管 搬 出 換 価 が 容 易 である 財 産 を 選 択 することに 努 める 4 徴 収 猶 予 換 価 の 猶 予 等 における 留 意 事 項 納 税 者 によっては その 財 産 につき 災 害 を 受 けたことにより 市 税 を 一 時 に 納 付 す ることができない 場 合 又 は 財 産 の 換 価 を 直 ちにすることによりその 事 業 の 継 続 若 しくは 生 活 の 維 持 を 困 難 にするおそれがある 場 合 がある そのため 徴 収 猶 予 及 び 換 価 の 猶 予 の 制 度 は このような 事 由 がある 納 税 者 に ついて 法 令 等 に 基 づく 一 定 の 要 件 の 下 強 制 的 な 徴 収 手 続 を 緩 和 し その 個 々 の 実 情 に 即 した 適 切 な 措 置 を 講 ずることにより 納 税 者 との 信 頼 関 係 を 醸 成 し 税 務 行 政 の 適 正 かつ 円 滑 な 運 営 を 図 ることを 目 的 とするものであることから こ のような 趣 旨 を 踏 まえ 納 税 の 猶 予 等 の 処 理 に 当 たっては 次 の 事 項 に 留 意 する (1) 納 税 者 の 個 々の 実 情 に 即 した 処 理 滞 納 整 理 に 当 たっては 統 一 的 に 取 扱 いつつも 納 税 者 の 個 別 的 具 体 的 な 実 情 に 即 して 適 切 に 対 応 する 必 要 がある そのため 納 税 者 から 納 税 の 猶 予 又 は 換 価 の 猶 予 の 申 請 がされた 場 合 は そ の 申 請 の 内 容 について 必 要 な 調 査 を 的 確 に 行 い 法 令 等 に 基 づき 適 切 に 処 理 するものとする また 納 税 者 から 滞 納 となっている 市 税 を 直 ちに 納 付 することが 困 難 であ る 旨 の 申 出 があった 場 合 には 納 税 者 の 視 点 に 立 って その 申 出 の 内 容 を 十 分 に 聴 取 し 納 税 についての 誠 実 な 意 思 を 有 していると 認 められる 場 合 などにつ いては 換 価 の 猶 予 等 の 活 用 を 図 るよう 配 意 する
(2) 法 令 等 の 規 定 に 基 づく 適 正 な 処 理 徴 収 猶 予 等 の 適 用 に 当 たっては 事 実 関 係 を 正 確 に 把 握 した 上 で 法 令 等 に 基 づき 適 正 な 処 理 に 努 めるものとする 徴 収 猶 予 等 は 納 税 者 に 期 限 の 利 益 を 与 えるものであるから その 適 用 に 当 たっては 期 限 内 に 納 付 を 行 った 納 税 者 との 間 に 公 平 を 欠 くことがないよう また 安 易 に 猶 予 処 理 することによって 納 税 意 識 を 希 薄 にする 等 の 弊 害 が 生 じることがないよう 法 令 等 の 定 める 要 件 を 満 たしているかどうかを 十 分 に 調 査 する (3) 迅 速 な 処 理 納 税 者 から 徴 収 猶 予 若 しくは 換 価 の 猶 予 の 申 請 又 は 納 付 困 難 を 理 由 として 分 割 納 付 の 申 出 があった 場 合 には 速 やかに 所 要 の 調 査 及 び 確 認 を 行 い 早 期 に 処 理 するよう 配 意 する 5 異 動 時 等 における 確 実 な 引 継 ぎ 異 動 分 担 変 更 等 により 滞 納 事 案 を 引 き 継 ぐときは 継 続 した 滞 納 整 理 が 実 施 で きるよう 重 要 な 事 項 について 確 実 に 引 き 継 ぎ 事 務 の 停 滞 を 招 かないようにする 付 則 1 この 要 綱 は 平 成 28 年 4 月 1 日 から 実 施 する