大和ハウスグループESG追加レポート



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独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

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頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮


預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

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Ⅰ 元 請 負 人 を 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 に 限 定 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 に 入 札 公 告 指 名 通 知 随 意 契 約 のための 見 積 依 頼 を 行 う 工 事 から 以 下 に 定 める 届 出 の 義 務 ( 以 下 届 出 義 務 と

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

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代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

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平成21年9月29日

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の 権 限 と 責 任 を 明 確 に 定 め,これを 学 内 外 に 公 表 し, 関 係 者 に 周 知 するものとする ( 不 正 防 止 計 画 ) 第 6 条 最 高 管 理 責 任 者 は, 公 的 研 究 費 の 不 正 使 用 の 防 止 計 画 ( 以 下 不 正 防 止 計 画

- 1 - 総 控 負 傷 疾 病 療 養 産 産 女 性 責 帰 べ 由 試 ~ 8 契 約 契 約 完 了 ほ 契 約 超 締 結 専 門 的 知 識 技 術 験 専 門 的 知 識 高 大 臣 専 門 的 知 識 高 専 門 的 知 識 締 結 契 約 満 歳 締 結 契 約 契 約 係 始

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職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

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Transcription:

2016 年 2 月 10 日 大 和 ハウス 工 業 株 式 会 社 大 和 ハウスグループ ESG 追 加 レポート 目 次 1. 健 康 安 全... 3 2. 労 働 慣 行... 7 3.サプライチェーン... 9 4. 贈 収 賄 対 策... 12 5.リスクマネジメント... 13 1

大 和 ハウスグループ ESG 追 加 レポートについて 大 和 ハウスグループでは 既 に 大 和 ハウスグループ CSR レポート 2015 として 2014 年 度 の CSR 活 動 実 績 を 公 開 しています 今 回 ESG に 関 する 追 加 情 報 として 整 理 したものが 本 レポートで す 併 せてお 読 みいただくことで 大 和 ハウスグループ CSR レポート 2015 としてお 考 え 下 さい 大 和 ハウスグループ CSR レポート 2015 http://www.daiwahouse.com/sustainable/csr/performance_data/csr_report/index.html 2

1. 健 康 安 全 1-1 方 針 考 え 方 大 和 ハウスグループは 従 業 員 の 健 康 や 安 全 を 保 つことが 事 業 を 通 じた 企 業 の 継 続 的 な 発 展 のた めには 重 要 な 要 素 であると 考 えています グローバル 化 や 高 齢 化 など 社 会 が 大 きく 変 化 し それに 合 わせて 働 き 方 もまた 大 きく 変 化 する 中 で 職 場 で 働 く 従 業 員 に 対 するケアの 必 要 性 はますます 高 まっています また 建 築 や 物 流 の 作 業 現 場 では これまで 以 上 に 安 全 性 が 求 められるようになっています これらは 自 社 に 限 ったことではな く 取 引 先 や 協 力 会 社 と 共 に 取 り 組 むべきことです こうした 認 識 に 立 ち 大 和 ハウスグループは 職 場 環 境 や 安 全 環 境 づくりに 取 り 組 み よりよい 職 場 環 境 づくりや 従 業 員 の 安 全 衛 生 の 維 持 確 保 健 康 の 増 進 等 を 積 極 的 に 追 求 します 大 和 ハウス 工 業 では 安 全 衛 生 方 針 である 安 全 衛 生 推 進 基 本 方 針 を 毎 年 度 設 定 し 従 業 員 とと もに 職 場 環 境 や 安 全 環 境 づくりに 取 り 組 んでいます また 協 力 会 社 に 対 しても 大 和 ハウス 工 業 協 力 会 連 合 会 基 本 方 針 を 毎 年 度 設 定 し 共 創 共 生 (ともにつくる ともにいきる)のキーワード の 下 で 安 全 を 最 優 先 とした 現 場 づくり ものづくりに 取 り 組 みます 1-2 マネジメント 大 和 ハウス 工 業 では 技 術 部 門 生 産 部 門 管 理 部 門 の 役 員 部 門 長 を 構 成 委 員 として 中 央 安 全 衛 生 管 理 委 員 会 を 定 期 的 に 開 催 し 安 全 衛 生 に 関 する 現 状 の 把 握 を 行 い 取 り 組 みを 協 議 して います その 内 容 は 役 員 会 で 発 表 し 安 全 推 進 基 本 方 針 に 盛 り 込 んでいます また 安 全 衛 生 推 進 基 本 方 針 の 下 各 事 業 所 にて 安 全 衛 生 委 員 会 を 定 期 的 に 開 催 し 安 全 衛 生 に 関 する 情 報 の 発 信 共 有 を 図 っています 具 体 的 なマネジメントの 姿 について 例 えば 本 社 では 毎 月 一 回 の 安 全 衛 生 委 員 会 ( ) 開 催 時 に 取 り 組 み 状 況 を 共 有 しています 安 全 衛 生 委 員 会 は 下 記 内 容 を 中 心 として 実 施 し 議 事 録 は 本 社 所 属 者 全 員 に 社 内 ネットワークにて 通 知 しています 本 社 安 全 衛 生 委 員 会 組 織 は 統 括 衛 生 管 理 者 ( 委 員 長 ) 衛 生 管 理 者 (4 名 ) 産 業 医 産 業 医 療 スタッフ 各 部 門 の 管 理 者 (38 名 ) 一 般 職 (43 名 )の 合 計 89 名 で 構 成 しています( 委 員 会 参 加 者 は 内 84 名 ) 主 な 会 議 内 容 1 定 例 報 告 事 項 産 業 医 面 談 ( 長 時 間 労 働 者 面 談 等 ) 実 施 状 況 等 大 阪 ビルロックアウト 状 況 健 康 管 理 室 来 室 者 状 況 ( 面 談 健 康 管 理 処 置 等 ) ウィルス 性 疾 患 罹 患 者 状 況 ( 本 社 内 ) 等 2 職 場 巡 視 の 報 告 定 例 の 職 場 巡 視 については 産 業 医 の 同 行 により 毎 月 一 回 衛 生 管 理 者 の 巡 視 は 毎 週 一 回 実 施 し 写 真 報 告 を 実 施 3

3 安 全 衛 生 関 係 通 達 の 確 認 4 こころの 健 康 相 談 日 についての 報 告 5 産 業 医 保 健 師 衛 生 管 理 者 からのコメント 6 委 員 長 からのコメント 1-3 取 組 実 績 大 和 ハウス 工 業 では 労 働 災 害 を 防 ぎ 快 適 な 職 場 環 境 を 整 備 するため 事 業 者 と 労 働 者 との 協 働 により 事 業 場 全 体 の 安 全 衛 生 活 動 を 行 っています 安 全 衛 生 管 理 体 制 の 維 持 強 化 策 として 三 六 協 定 の 遵 守 に 向 けた 対 応 を 事 業 部 門 および 現 場 と 連 携 しながら 進 めています 安 全 活 動 について 大 和 ハウス 工 業 では 安 全 活 動 として 施 工 現 場 の 安 全 の 見 える 化 に 取 り 組 んでいます 一 例 を 挙 げると 1 ヘルバンドと 資 格 シート ヘルメットにカラーのバンド( 職 長 : 赤 色 資 格 者 : 緑 色 経 験 2 年 未 満 の 作 業 者 : 黄 色 )を 装 着 することで 職 長 資 格 者 経 験 2 年 未 満 の 作 業 者 を 視 覚 的 に 確 認 認 識 できることと そのヘルバンドに 作 業 のために 必 要 な 資 格 を 明 示 する 資 格 シート を 取 り 付 けるしくみです 有 資 格 者 の 配 置 が 現 場 にて 一 目 でわかり 職 長 有 資 格 者 の 作 業 者 自 身 がその 職 務 についての 自 覚 と 意 識 が 向 上 します また 経 験 2 年 未 満 の 作 業 者 は まわりの 作 業 者 から 経 験 が 浅 いこ とが 一 目 でわかることで 見 守 り 指 導 されます 2 安 全 宣 言 シール 作 業 者 が ついやってしまう 不 安 全 行 動 をなくすため 作 業 者 各 自 に 自 分 で を 守 り ます などと 宣 言 してもらい 安 全 宣 言 シール にその 内 容 を 記 入 してヘルメットに 貼 ること で 安 全 意 識 の 向 上 を 図 るしくみです 安 全 教 育 では 施 工 部 門 の 従 業 員 への 階 層 別 安 全 教 育 ( 管 理 職 中 堅 社 員 初 級 社 員 別 に 教 育 )を 実 施 するとともに 足 場 重 機 石 綿 建 方 工 事 等 テーマを 決 めて 繰 り 返 し 教 育 を 行 っています また 協 力 会 社 の 事 業 主 作 業 者 向 けに 毎 年 度 計 画 的 に 事 業 主 研 修 や 職 長 ( 安 全 責 任 者 ) 教 育 特 別 教 育 その 他 安 全 関 係 教 育 を 実 施 しています また 衛 生 面 については 健 康 診 断 受 診 二 次 精 密 検 査 の 100% 実 施 を 目 標 とし 有 所 見 者 ( 要 精 密 検 査 )の 再 検 査 100% 実 施 に 向 け フォローを 徹 底 するしくみづくりを 行 っています また 社 員 の 心 身 の 不 調 を 早 期 に 発 見 し 対 策 するしくみを 構 築 する 中 でストレスチェックの 実 施 を 準 備 中 であり メンタル 面 の 不 調 に 対 する 早 期 発 見 と 職 場 環 境 の 改 善 対 策 につなげています 今 後 の 取 り 組 み 予 定 として 大 和 ハウス 工 業 では 2016 年 度 従 業 員 の 健 康 管 理 を 重 要 な 経 営 課 題 と とらえ 従 業 員 の 健 康 維 持 増 進 に 向 けた 取 り 組 みを 実 施 していきます また 従 業 員 の 健 康 状 況 を 分 析 把 握 する 健 康 分 析 システムの 導 入 により 健 康 保 険 組 合 と 密 接 に 連 携 を 図 りながら データヘ ルス 計 画 と 連 動 させ 組 織 的 な 健 康 増 進 に 取 り 組 む 予 定 です 4

過 去 2 年 間 に 健 康 と 安 全 基 準 の 教 育 を 受 けた 従 業 員 数 2013 年 度 2014 年 度 メンタルヘルス 研 修 延 べ 11,849 名 人 権 啓 発 研 修 の 中 6,902 名 4,947 名 で 実 施 階 層 別 教 育 ( 管 理 職 ) 351 名 安 全 衛 生 関 係 教 育 階 層 別 教 育 ( 初 級 社 員 ) 528 名 階 層 別 教 育 ( 中 堅 社 員 ) 1,501 名 延 べ 13,480 名 その 他 安 全 教 育 5,698 名 その 他 安 全 教 育 5,402 名 ( 足 場 点 検 教 育 石 綿 障 害 防 止 教 育 等 ) ( 足 場 倒 壊 防 止 教 育 重 機 災 害 防 止 教 育 等 ) 上 記 の 単 純 合 計 延 べ 25,329 名 延 べ 13,479 名 延 べ 11,850 名 労 働 災 害 発 生 状 況 ( 休 業 4 日 以 上 の 災 害 施 工 現 場 の 労 働 災 害 ) 2010 年 度 2011 年 度 2012 年 度 2013 年 度 2014 年 度 発 生 件 数 45 件 31 件 45 件 44 件 48 件 労 働 災 害 に 関 する 度 数 率 ( 休 業 4 日 以 上 の 労 働 災 害 ) 2010 年 度 2011 年 度 2012 年 度 2013 年 度 2014 年 度 度 数 率 0.48 0.40 0.40 0.34 0.33 度 数 率 とは 100 万 延 実 労 働 時 間 当 たりの 労 働 災 害 による 死 傷 者 数 で 災 害 発 生 の 頻 度 を 表 す 度 数 率 ( 休 業 4 日 以 上 の 労 働 災 害 ) 0.6 0.5 0.4 0.48 0.40 0.40 0.33 0.3 0.34 0.2 0.1 0.0 2011 年 度 2012 年 度 2013 年 度 2014 年 度 2015 年 度 5

労 働 災 害 発 生 件 数 ( 対 象 : 社 員 ( 施 工 現 場 の 労 働 災 害 を 除 く)) 2012 年 度 2013 年 度 2014 年 度 発 生 件 数 5 件 2 件 2 件 疾 病 による 休 職 者 数 ( 社 員 のみ) 2012 年 度 2013 年 度 2014 年 度 休 職 者 数 48 名 49 名 63 名 過 去 3 年 の 労 災 による 死 亡 者 数 について CSR レポート 2015 (P.58 参 照 ) http://www.daiwahouse.com/sustainable/csr/pdfs/2015/2015_csr_roudou.pdf 6

2. 労 働 慣 行 2-1 方 針 考 え 方 大 和 ハウスグループは 従 業 員 を 人 材 ではなく 人 財 すなわち 事 業 を 行 う 上 での 最 大 の 財 産 であると 考 えます 経 営 ビジョンにもあるように お 客 さま 一 人 ひとりとの 絆 を 大 切 にし 生 涯 に わたり 喜 びを 分 かち 合 えるパートナー となるためには 従 業 員 が 大 切 にされなければなりません 大 和 ハウスグループでは 従 業 員 が 安 心 して 働 ける 職 場 環 境 を 提 供 するために 労 働 法 規 の 遵 守 適 切 な 労 働 条 件 の 確 保 さらには 公 正 な 評 価 にもとづく 雇 用 関 係 の 構 築 を 行 っています また 従 業 員 にとって 職 場 が 自 己 実 現 の 場 になるよう 多 様 な 働 き 方 を 可 能 にする ダイバーシティ を 積 極 的 に 推 進 するとともに 教 育 研 修 体 制 の 充 実 を 図 ることで 従 業 員 自 らのキャリアアップをサポート します 大 和 ハウスグループは グループ 各 社 でのこのような 取 り 組 みを 通 じて 従 業 員 との 共 存 共 栄 を 図 り ます 2-2 マネジメント 大 和 ハウス 工 業 では 従 業 員 へのさらなる 教 育 効 果 の 向 上 を 目 的 として 人 財 育 成 連 絡 会 議 を 毎 月 開 催 しています この 会 議 は 当 社 の 教 育 に 関 する 主 管 部 署 である 人 財 育 成 センターが 中 心 となり 各 事 業 部 の 教 育 担 当 者 と 教 育 内 容 や 手 法 を 共 有 するだけでなく 従 業 員 の 個 性 や 能 力 を 伸 ばし 活 かす 教 育 を 行 うためには どうすればよいかを 議 論 する 場 としています また グループ 会 社 も 同 様 に 各 グループ 会 社 の 教 育 担 当 者 と 定 期 的 に 情 報 交 換 を 行 い グループ 会 社 の 人 財 育 成 にも 努 めています 上 記 の 会 議 内 容 は 担 当 役 員 に 対 しても 報 告 しています 2-3 取 組 実 績 (1) 長 時 間 労 働 の 撲 滅 への 取 り 組 み 大 和 ハウス 工 業 では 長 時 間 労 働 の 撲 滅 について 各 種 の 取 り 組 みを 行 っています 以 下 はその 概 要 です 1 四 半 期 ごとに 労 働 時 間 の 実 態 を 調 査 2 事 業 所 に 対 して 月 二 ヶ 所 のペースで 人 事 検 査 を 行 う 3 時 間 管 理 に 始 まり 残 業 の 過 少 申 告 まで 徹 底 的 に 厳 しい 指 摘 事 項 を 記 載 する 是 正 勧 告 書 を 2014 年 9 月 25 日 付 で 事 業 所 へ 発 行 勧 告 された 事 業 所 は 10 月 30 日 付 の 是 正 ( 改 善 ) 報 告 書 を 人 事 部 へ 提 出 4 社 内 独 自 の ブラック 事 業 所 認 定 制 度 の 導 入 ブラック 企 業 認 定 よりも 厳 格 な 独 自 の 社 内 基 準 を 設 け 該 当 事 業 所 に 警 告 を 発 すること で ブラック 企 業 に 抵 触 する 状 態 に 陥 ることを 回 避 するもの 警 告 は イエローカード レッドカード の2 種 類 とするが 後 者 に 該 当 する 事 業 所 については 業 績 評 価 上 のペナ 7

ルティーを 与 える 5 100 時 間 / 月 を 超 える 時 間 外 労 働 を 行 った 従 業 員 に 対 する 役 員 面 談 の 導 入 100 時 間 超 の 残 業 が 発 生 している 実 態 を 人 事 決 定 権 を 持 つ 役 員 自 らがヒアリングし 個 々 の 状 況 を 把 握 することにより その 後 の 人 的 対 応 ( 採 用 異 動 による 補 充 上 司 への 注 意 指 導 業 務 量 の 調 整 など)がスムーズに 行 われるようにするもの (2) 従 業 員 向 け 研 修 従 業 員 向 けの 能 力 開 発 研 修 人 権 啓 発 研 修 の 実 績 は 以 下 のとおりです 2014 年 度 実 績 研 修 総 件 数 : 479 件 総 日 数 : 977 日 受 講 者 数 :16,695 名 人 権 啓 発 研 修 総 件 数 : 274 件 総 日 数 : 274 日 受 講 者 数 :29,469 名 但 し P.5 の メンタルヘルス 研 修 の 受 講 者 数 4,947 名 (2014 年 度 ) 含 む (3) 従 業 員 数 の 推 移 連 結 ベースの 従 業 員 契 約 従 業 員 の 3 年 間 推 移 について CSR レポート 2015 (P.126 参 照 ) http://www.daiwahouse.com/sustainable/csr/pdfs/2015/2015_csr_sonota.pdf (4) 地 域 採 用 への 取 り 組 み 大 和 ハウス 工 業 では 地 域 採 用 を 積 極 的 に 行 っています 事 務 的 業 務 サポート 的 業 務 を 行 う 従 業 員 の 採 用 を 全 国 の 事 業 所 で 行 っています 8

3.サプライチェーン 3-1 方 針 考 え 方 企 業 活 動 のグローバル 化 が 進 展 し 企 業 が 社 会 に 与 える 影 響 はますます 大 きくなっています 社 会 からの 企 業 に 対 する 期 待 が 高 まっている 一 方 で 企 業 を 見 る 目 も 大 変 厳 しくなっています 大 和 ハウスグループは 事 業 を 通 じて 資 材 の 調 達 や 物 件 の 施 工 を 行 う 中 地 球 環 境 をはじめ 資 材 の 原 産 地 や 加 工 場 で 働 く 海 外 の 人 々 取 引 先 とその 従 業 員 施 工 現 場 周 辺 の 地 域 社 会 など サプライ チェーンの 全 体 にわたって 多 様 な 関 係 者 に 対 して 影 響 を 与 えています このような 状 況 の 下 社 会 か らの 期 待 に 応 え 悪 影 響 をなくしていくためには 当 社 グループだけでなく 取 引 先 の 協 力 が 不 可 欠 だと 考 えています このような 認 識 に 立 ち 大 和 ハウス 工 業 では 大 和 ハウスグループの 企 業 理 念 ( 社 是 ) 企 業 倫 理 綱 領 行 動 規 範 2006 年 に 取 引 先 へ 求 める 行 動 基 準 を 策 定 しました また 2015 年 7 月 には 複 数 の 基 準 を 再 整 理 した CSR 調 達 ガイドライン を 制 定 しました このガイドラインは (1) 取 引 先 行 動 規 範 (Code of Conduct) (2) 企 業 活 動 ガイドライン (3) 物 品 ガイドラインの 三 つの 方 針 から 構 成 され 社 会 性 や 環 境 性 について 取 引 先 に 遵 守 いただきたい 内 容 を 示 しています さらに (3) 物 品 ガイドラインは 1 化 学 物 質 管 理 ガイドライン 2 生 物 多 様 性 ガイドラインよ り 構 成 されており 当 社 のサプライチェーンにおいてリスクが 高 くかつ 物 品 としてサプラチェーンの 上 流 まで 監 査 が 可 能 な 建 材 等 の 化 学 物 資 木 材 等 の 生 物 多 様 性 など 管 理 方 針 を 示 しています 大 和 ハウス 工 業 CSR 調 達 ガイドラインについて (1) 取 引 先 行 動 規 範 (Code of Conduct) 社 会 性 環 境 性 についての7つの 原 則 (2) 企 業 活 動 ガイドライン 社 会 性 環 境 性 についての20の 具 体 的 事 項 (3) 物 品 ガイドライン 取 引 先 が 調 達 し 当 社 に 納 品 する 物 品 ( 建 材 等 )の 環 境 性 社 会 性 についての 基 準 下 記 二 つのガイドラインより 構 成 1 化 学 物 質 管 理 ガイドライン 基 本 編 2 生 物 多 様 性 ガイドライン 木 材 調 達 編 CSR 調 達 ガイドラインの 詳 細 については 下 記 URL から 確 認 してください http://www.daiwahouse.com/sustainable/csr/pdfs/csr_procurement_guidelines.pdf 3-2 マネジメント 大 和 ハウス 工 業 では これまで 購 買 先 選 定 基 準 にもとづき 取 引 先 の 評 価 を 実 施 し 取 引 先 に 対 して は 材 料 購 買 先 管 理 規 定 に 基 づき 品 質 価 格 経 営 納 期 の 他 環 境 の 側 面 からも 評 価 を 行 って います また 取 引 先 アンケート 調 査 パートナーズホットライン( 取 引 先 向 け 通 報 制 度 )の 運 用 を 通 じて 9

当 社 グループ 従 業 員 の 倫 理 コンプラインス 上 の 問 題 と 併 せて 取 引 先 の 問 題 ( 一 次 下 請 会 社 と 二 次 下 請 会 社 間 での 問 題 等 )についても 調 査 把 握 をしています CSR 調 達 の 推 進 にあたり 2010 年 より 購 買 施 工 など 本 社 の 関 係 各 部 門 の 担 当 者 からなる CSR 調 達 部 会 を 設 定 し 各 事 業 所 の 発 注 担 当 者 と 連 携 する 体 制 を 構 築 しています 化 学 物 質 管 理 ガイドラインの 運 用 については 当 社 が 集 中 購 買 品 として 取 引 先 と 契 約 をする 際 の 条 件 として 取 引 先 に 対 して 化 学 物 質 の 含 有 についての 調 査 報 告 を 要 請 しています また 分 散 購 買 品 に 対 しても 設 計 図 書 等 を 通 じてガイドラインに 則 った 調 達 を 要 請 しています また 生 物 多 様 性 ガイドライン( 木 材 編 )の 運 用 については 2011 年 より 毎 年 調 査 を 実 施 していま す 取 引 先 に 対 して 前 年 度 に 調 達 した 木 材 の 合 法 性 持 続 可 能 性 についての 調 査 を 要 請 し 調 査 結 果 をもとにした 改 善 活 動 を 要 請 する 他 調 査 結 果 を 社 外 へ 公 開 しています CSR 調 達 ガイドラインについては 2015 年 7 月 の 発 効 以 降 取 引 先 の 業 態 に 合 わせて 説 明 会 の 実 施 や 契 約 時 の 打 合 せにおいて 説 明 を 行 い 同 意 書 を 提 出 いただいています 今 後 は 物 品 ガイドラ インと 併 せて 企 業 活 動 ガイドラインの 項 目 についてもモニタリングを 実 施 していく 予 定 です 取 引 先 への 方 針 マネジメントの 歩 み 年 度 項 目 内 容 2006 年 2 月 マネジメント 取 引 先 アンケート 調 査 開 始 ( 年 1 回 ) 2006 年 10 月 方 針 取 引 先 会 社 行 動 規 範 発 効 ( 取 引 先 より 賛 同 書 提 出 ) 2009 年 7 月 マネジメント パートナーズホットライン 運 用 開 始 2010 年 10 月 方 針 マネジメント 化 学 物 質 管 理 ガイドライン 発 効 集 中 購 買 品 化 学 物 質 調 査 開 始 ( 契 約 時 ) 2010 年 10 月 方 針 生 物 多 様 性 ガイドライン 発 効 ( 取 引 先 より 同 意 書 提 出 ) 2011 年 1 月 マネジメント 木 材 調 達 調 査 開 始 ( 年 1 回 ) 2015 年 7 月 方 針 CSR 調 達 ガイドライン 発 効 ( 取 引 先 より 同 意 書 提 出 ) 3-3 取 組 実 績 各 取 り 組 み 実 績 は 以 下 の 通 りです 木 材 調 達 調 査 2014 年 度 木 材 調 達 調 査 の 調 査 結 果 について CSR レポート 2015 事 業 活 動 プロセスにおける 生 物 多 様 性 保 全 (P.109 参 照 ) http://www.daiwahouse.com/sustainable/csr/pdfs/2015/2015_csr_kankyou.pdf 取 引 先 アンケート 調 査 パートナーズホットラインの 運 用 2014 年 度 の 調 査 運 用 状 況 について CSR 自 己 評 価 指 標 公 正 な 事 業 慣 行 (P.42 参 照 ) http://www.daiwahouse.com/sustainable/csr/pdfs/2015/2015_csr_iso26000.pdf 10

CSR 調 達 ガイドライン 運 用 主 な 施 工 会 社 資 材 調 達 先 に 対 して CSR 調 達 ガイドラインの 説 明 同 意 書 の 回 収 を 実 施 してい ます 11

4. 贈 収 賄 対 策 4-1 方 針 考 え 方 およびマネジメント 大 和 ハウスグループでは グループの 社 会 的 信 頼 を 維 持 向 上 させることを 目 的 とし 社 是 に みる 創 業 者 の 経 営 哲 学 をはじめ 経 営 理 念 方 針 を 実 現 するための 基 礎 となる 行 動 原 則 を 大 和 ハウ スグループ 企 業 倫 理 綱 領 として 2004 年 に 明 文 化 し グループ 全 体 での 周 知 徹 底 を 行 っています なお グループ 各 社 のトップは 全 役 職 員 に 企 業 倫 理 綱 領 を 厳 守 させ 自 らも 率 先 垂 範 するとと もに 事 業 運 営 の 透 明 性 公 正 さを 確 保 する 責 務 を 負 っています さらに 企 業 倫 理 綱 領 の 考 え 方 ならびに 全 役 職 員 のコンプライアンスを 今 まで 以 上 に 浸 透 させるた め 2015 年 に 大 和 ハウスグループの 内 部 統 制 システム 構 築 の 基 本 方 針 を 改 定 し 代 表 取 締 役 社 長 (COO)を 統 括 責 任 者 経 営 管 理 本 部 長 を 委 員 長 とする 内 部 統 制 委 員 会 を 設 置 しました また コン プライアンスに 関 する 情 報 を 集 約 することを 目 的 としてヘルプラインを 設 置 し 通 報 があった 場 合 は 通 報 内 容 を 精 査 したうえで 再 発 防 止 策 を 担 当 部 門 と 協 議 決 定 しています 大 和 ハウスグループ 企 業 倫 理 綱 領 および 行 動 規 範 http://www.daiwahouse.com/about/csr/pdf/code_of_coduct.pdf 内 部 統 制 委 員 会 http://www.daiwahouse.com/ir/governance/system.html 内 部 統 制 システム 構 築 の 基 本 方 針 http://www.daiwahouse.com/ir/governance/pdf/internal_control.pdf 4-2 取 組 実 績 贈 収 賄 防 止 に 対 する 取 り 組 み 健 全 な 事 業 活 動 に 対 する 社 会 からの 期 待 が 年 々 高 まっていることをふまえ 大 和 ハウス 工 業 では 大 和 ハウスグループ 企 業 倫 理 綱 領 および 行 動 規 範 にて 会 食 や 親 睦 会 等 の 接 待 を 行 う 際 は 相 手 方 の 内 規 に 配 慮 し 社 会 常 識 の 範 囲 内 で 行 う 旨 を 定 めています 特 に 行 き 過 ぎた 接 待 や 贈 答 物 の 提 供 につ いては 第 三 者 の 目 から 賄 賂 と 受 け 止 められる 可 能 性 もあるため 細 心 の 注 意 を 払 っています 贈 収 賄 を 含 め 汚 職 行 為 の 疑 いがある 事 案 が 発 覚 した 場 合 は リスク 管 理 委 員 会 へ 報 告 され その 真 偽 を 追 及 し 公 正 な 競 争 に 努 めます さらに 大 和 ハウスグループでは 近 年 海 外 での 事 業 展 開 を 加 速 しており 特 に 外 国 公 務 員 への 贈 賄 規 制 については 国 際 的 に 強 化 されていることにも 鑑 み 不 正 競 争 防 止 法 や 米 国 連 邦 海 外 腐 敗 行 為 防 止 法 (FCPA) 等 の 規 制 に 即 した 海 外 贈 賄 防 止 体 制 の 構 築 や 重 大 リスク 事 案 が 発 生 した 際 に 政 府 行 政 当 局 等 と 連 携 のうえ 対 処 できるよう マニュアル 等 を 整 備 する 検 討 を 始 めています 2014 年 度 大 和 ハウス 工 業 の 従 業 員 が 贈 収 賄 対 策 方 針 に 反 する 行 為 はありませんでした 従 い 贈 収 賄 対 策 方 針 に 基 づき 解 雇 された 従 業 員 はいません また 2014 年 度 大 和 ハウス 工 業 での 公 的 な 腐 敗 に 関 する 申 し 立 てはなく 贈 収 賄 防 止 により 受 けた 罰 金 /ペナルティー/ 和 解 の 事 例 はありません 12

5.リスクマネジメント 5-1 方 針 考 え 方 およびマネジメント 大 和 ハウスグループでは グループの 経 営 に 係 るリスクの 発 生 の 予 防 抑 制 リスク 発 生 後 の 損 失 の 軽 減 及 びそれらを 行 うためのリスク 管 理 システムを 構 築 維 持 する 組 織 として 経 営 管 理 本 部 長 を 委 員 長 とする リスク 管 理 委 員 会 を 1999 年 に 設 置 し グループのリスク 管 理 に 努 めています 具 体 的 な 取 り 組 みとして 2015 年 度 は リスク 管 理 活 動 方 針 に 基 づき すべての 事 業 所 工 場 部 門 に 対 して 建 設 業 法 他 各 種 法 令 に 関 するコンプライアンス 現 場 の 安 全 性 確 保 職 場 環 境 づくり 等 に 関 し PDCA サイクルを 回 すことにより リスク 管 理 を 行 っています その 他 リスク 情 報 の 集 約 と 対 応 リスク 事 象 の 発 生 傾 向 については 以 下 をご 参 照 下 さい リスク 管 理 委 員 会 http://www.daiwahouse.com/ir/governance/index.html http://www.daiwahouse.com/ir/governance/system.html リスク 情 報 の 集 約 と 対 応 に 関 する 取 り 組 み リスク 事 象 発 生 傾 向 (Daiwa House Group Annual Report 2015 P.161 参 照 ) http://www.daiwahouse.com/ir/ar/pdf/daiwahousear2015j_citizenship.pdf 上 記 のような 全 社 的 なリスクマネジメントとは 別 に 事 業 遂 行 におけるリスクマネジメントとして 大 和 ハウス 工 業 では 不 動 産 投 資 リスクのマネジメントを 行 っています 具 体 的 には 国 内 海 外 を 問 わず 一 定 額 以 上 の 大 型 不 動 産 開 発 事 業 への 投 資 について その 事 業 性 およびリスクを 評 価 し 十 分 に 審 議 検 討 することにより 適 切 な 判 断 を 期 するための 組 織 として 代 表 取 締 役 社 長 を 議 長 とする 不 動 産 投 資 委 員 会 を 2008 年 に 設 置 し リスクマネジメントに 努 めています なお 対 象 にはグループ 会 社 との 共 同 事 業 案 件 を 含 みます また 大 和 ハウス 工 業 では IRR( 内 部 収 益 率 )を 指 標 とする 不 動 産 投 資 基 準 を 定 め NOI( 純 収 益 ) 利 回 りや 原 価 率 等 も 総 合 的 に 勘 案 した 上 で 最 良 の 事 業 計 画 に 基 づく 適 切 な 不 動 産 投 資 が 行 われるよ うに 審 議 し リスクヘッジを 図 っています 13