01 H27労働審議会資料ver3

長 時 間 労 働 の 是 正 に 向 けた 取 組 について 平 成 27 年 12 月 21 日 新 潟 県 労 働 審 議 会 資 料

資 料 目 次 1 新 潟 県 の 労 働 時 間 の 現 状.1 2 新 潟 県 の 年 次 有 給 休 暇 取 得 の 現 状.2 3 長 時 間 労 働 の 是 正 が 求 められる 背 景..3 4 所 定 外 労 働 の 発 生 理 由.8 5 労 働 時 間 に 対 する 意 識 と 評 価.10 6 所 定 外 労 働 の 縮 減 のための 取 組 11 7 長 時 間 労 働 是 正 に 向 けた 企 業 の 取 組 12 8 長 時 間 労 働 是 正 に 向 けた 国 の 施 策 の 現 状 14 9 長 時 間 労 働 是 正 に 向 けた 県 の 施 策 の 現 状 16 10 他 の 自 治 体 の 取 組 事 例..19 11 長 時 間 労 働 の 是 正 に 向 けて 22

1 新 潟 県 の 労 働 時 間 の 現 状 時 間 図 1 月 平 均 総 実 労 働 時 間 数 の 推 移 ( 一 般 ) 176 174 172 170 168 166 164 162 160 167.5 167.2 新 潟 全 国 170.4 168.4 H10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 資 料 : 総 務 省 毎 月 勤 労 統 計 調 査 ( 年 平 均 規 模 5 人 以 上 一 般 ) 一 般 労 働 者 (パートタイム 労 働 者 を 除 いた 常 用 労 働 者 )の 総 実 労 働 時 間 ( 月 平 均 )は170.4 時 間 (H26 年 )であり H10 年 の167.2 時 間 から3.2 時 間 増 加 図 1 男 性 正 規 職 員 の 週 労 働 時 間 を 年 齢 別 に 見 る と いずれの 年 代 においても43~59 時 間 の 割 合 が 高 くなっている 60 時 間 以 上 の 割 合 が 高 い 年 代 は35~39 歳 となっている 図 2 女 性 正 規 職 員 の 週 労 働 時 間 を 年 齢 別 に 見 る と 25~29 歳 で 他 の 年 代 よりも42 時 間 以 下 の 割 合 が 低 く かつ 60 時 間 以 上 の 割 合 が 高 い 25~29 歳 以 外 の 年 代 では 42 時 間 以 下 の 割 合 が 高 い 傾 向 にある 図 3 年 齢 図 2 新 潟 県 の 男 性 正 規 職 員 の 年 齢 階 級 別 週 労 働 時 間 の 割 合 年 齢 図 3 新 潟 県 の 女 性 正 規 職 員 の 年 齢 階 級 別 週 労 働 時 間 の 割 合 60~64 31.2% 60.1% 8.7% 60~64 52.2% 38.9% 8.9% 55~60 41.6% 48.6% 9.8% 55~60 55.6% 39.3% 5.1% 50~54 31.6% 57.0% 11.4% 50~54 52.9% 42.6% 4.5% 45~49 35.2% 49.6% 15.2% 45~49 48.1% 46.4% 5.5% 40~44 28.1% 57.5% 14.4% 40~44 50.4% 44.5% 5.1% 35~39 31.2% 49.8% 19.0% 35~39 55.3% 40.3% 4.4% 30~34 26.3% 58.6% 15.1% 30~34 51.4% 41.6% 7.0% 25~29 33.3% 52.1% 14.5% 25~29 41.8% 44.8% 13.4% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 資 料 : 総 務 省 H24 年 就 業 構 造 基 本 調 査 42 時 間 以 下 43~59 時 間 60 時 間 以 上 0% 20% 40% 60% 80% 100% 42 時 間 以 下 43~59 時 間 資 料 : 総 務 省 H24 年 就 業 構 造 基 本 調 査 60 時 間 以 上 1

2 新 潟 県 の 年 次 有 給 休 暇 取 得 の 現 状 % 60 50 40 30 20 10 0 図 4 年 次 有 給 休 暇 取 得 率 の 推 移 46.6 48.8 34.9 38.2 新 潟 全 国 H17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 図 5 新 潟 県 の 企 業 規 模 別 産 業 別 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 状 況 資 料 : 厚 生 労 働 省 就 労 条 件 総 合 調 査 新 潟 県 労 政 雇 用 課 新 潟 県 賃 金 労 働 時 間 等 実 態 調 査 新 潟 県 の 年 次 有 給 休 暇 取 得 率 は38.2% で 全 国 平 均 の48.8%に 比 べて 低 くなって いる 図 4 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 率 の 低 さが 総 実 労 働 時 間 が 長 い 要 因 のひとつと 推 測 される 年 次 有 給 休 暇 取 得 率 を 企 業 規 模 別 に 見 ると 中 小 企 業 は38.1% 大 企 業 は38.7 %となっており 企 業 規 模 で 大 きな 差 はな い 一 方 産 業 別 にみると 卸 売 業 小 売 業 や 宿 泊 業 飲 食 サービス 業 の 取 得 率 が 低 くなっている 図 5 区 分 付 与 日 数 規 模 計 取 得 日 数 取 得 率 付 与 日 数 中 小 企 業 取 得 日 数 取 得 率 付 与 日 数 大 企 業 取 得 日 数 取 得 率 日 日 % 日 日 % 日 日 % 産 業 計 16.5 6.3 38.2 16.4 6.2 38.1 16.9 6.5 38.7 鉱 業, 採 石 業, 砂 利 採 取 業 17.7 7.5 42.3 17.5 6.3 36.1 X X X 建 設 業 16.7 6.2 37.1 16.6 6.1 37.0 17.7 6.8 38.7 製 造 業 17.3 7.2 41.7 17.0 6.9 40.5 19.0 9.5 50.1 電 気 ガス 熱 供 給 水 道 業 18.2 10.4 57.5 18.4 11.2 61.1 X X X 情 報 通 信 業 15.4 5.5 35.5 15.1 5.6 36.8 19.8 4.5 22.7 運 輸 業, 郵 便 業 15.9 6.2 39.2 16.1 5.1 31.8 15.5 9.8 63.7 卸 売 業, 小 売 業 16.7 4.3 25.9 16.1 4.2 26.3 17.4 4.4 25.5 金 融 業, 保 険 業 18.4 7.6 41.2 17.7 7.0 39.9 18.6 7.7 41.6 不 動 産 業, 物 品 賃 貸 業 16.7 8.6 51.7 16.7 8.6 51.7 - - - 学 術 研 究, 専 門 技 術 サービス 業 17.7 8.0 45.4 17.1 6.2 36.4 18.6 10.8 57.8 宿 泊 業, 飲 食 サービス 業 15.2 3.0 20.0 14.9 2.7 18.0 15.4 3.5 22.4 生 活 関 連 サービス 業, 娯 楽 業 14.1 4.4 31.4 14.4 4.4 30.3 13.4 4.5 34.0 教 育, 学 習 支 援 業 16.8 6.8 40.5 17.4 8.6 49.6 15.9 4.1 25.6 医 療, 福 祉 15.6 7.2 46.3 15.7 7.8 49.6 15.4 6.3 40.7 複 合 サービス 事 業 17.3 9.7 56.3 - - - 17.3 9.7 56.3 サービス 業 ( 他 に 分 類 されないもの) 16.0 5.8 36.6 15.8 5.9 37.7 16.7 5.4 32.6 資 料 : 新 潟 県 労 政 雇 用 課 平 成 26 年 度 新 潟 県 賃 金 労 働 時 間 等 実 態 調 査 2

3 長 時 間 労 働 の 是 正 が 求 められる 背 景 1 (1) 長 時 間 労 働 と 過 労 死 等 の 関 連 の 観 点 長 時 間 にわたる 過 重 な 労 働 は 疲 労 の 蓄 積 をもたらす 最 も 重 要 な 要 因 と 考 えられ さらには 脳 心 臓 疾 患 との 関 連 性 が 強 いという 医 学 的 知 見 が 得 られている 図 6 脳 心 臓 疾 患 に 係 る 労 災 認 定 基 準 においては 週 40 時 間 を 超 える 時 間 外 休 日 労 働 がおおむね 月 45 時 間 を 超 えて 長 くなるほど 業 務 と 発 症 との 関 連 性 が 徐 々に 強 まり 発 症 前 1か 月 間 におおむね100 時 間 又 は 発 症 前 2か 月 間 ないし6か 月 間 にわたって1か 月 当 たりおおむね80 時 間 を 超 える 時 間 外 休 日 労 働 が 認 められる 場 合 は 業 務 と 発 症 との 関 連 性 が 強 いと 評 価 できるとされている また 業 務 における 心 理 的 負 荷 による 精 神 障 害 で 正 常 の 認 識 行 為 選 択 能 力 や 自 殺 行 為 を 思 いとどまる 精 神 的 抑 制 力 が 著 しく 阻 害 され 自 殺 に 至 る 場 合 があるとされている 図 6 資 料 : 厚 生 労 働 省 過 労 死 等 防 止 啓 発 パンフレット より 3

3 長 時 間 労 働 の 是 正 が 求 められる 背 景 2 参 考 長 時 間 にわたる 過 重 な 労 働 による 過 労 死 に 関 する 労 災 認 定 事 例 厚 生 労 働 省 作 成 パンフレット 長 時 間 労 働 の 削 減 に 向 けて より 4

3 長 時 間 労 働 の 是 正 が 求 められる 背 景 3 (2) 少 子 化 対 策 の 観 点 総 数 家 事 育 児 時 間 なし 2 時 間 未 満 2 時 間 以 上 4 時 間 未 満 図 7 夫 の 休 日 の 家 事 育 児 時 間 別 にみた この11 年 間 の 第 2 子 以 降 の 出 生 の 状 況 11.9 29.0 出 生 あり, 56.6 56.1 88.1 71.0 出 生 なし, 43.4 43.9 夫 の 家 事 育 児 時 間 が 長 いほど 第 2 子 以 降 の 出 生 割 合 が 高 くなる 図 7 このため 家 事 育 児 に 関 わる 時 間 的 ゆとり の 確 保 が 必 要 である しかし 就 学 前 の 子 どもがいる 共 働 きの 夫 婦 であっても 男 性 の 平 日 の 家 事 育 児 時 間 は 女 性 に 比 べて 短 い 状 況 である 図 8 4 時 間 以 上 6 時 間 未 満 6 時 間 以 上 72.1 80.0 27.9 20.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 資 料 : 厚 生 労 働 省 第 12 回 21 世 紀 成 年 者 縦 断 調 査 分 700 600 500 400 300 200 100 0 595 604 570 573 図 8 有 業 就 学 前 の 子 どものいる 夫 婦 の 平 日 の 時 間 の 使 い 方 662 643 338 306 310 347 42 新 潟 県 女 性 新 潟 県 男 性 32 全 国 女 性 全 国 男 性 196 183 166 186 睡 眠 食 事 等 仕 事 通 勤 家 事 育 児 個 人 の 時 間 資 料 : 総 務 省 平 成 23 年 社 会 生 活 基 本 調 査 5

3 長 時 間 労 働 の 是 正 が 求 められる 背 景 4 (3) 優 秀 な 人 材 の 採 用 定 着 の 観 点 図 9 ブラック 企 業 とはどのような 企 業 だとイメージしているか ( 複 数 回 答 形 式 就 活 生 社 会 人 1 年 生 の 20~25 歳 の 男 女 ) 項 目 回 答 割 合 残 業 代 が 支 払 われない 82.7% 残 業 や 休 日 労 働 が 多 い 81.5% 離 職 率 が 高 い 62.6% ノルマが 厳 しい 62.5% 給 与 が 低 い 54.3% 福 利 構 成 が 未 整 備 50.3% ハラスメント 行 為 (パワハラやセ クハラなど)が 日 常 茶 飯 事 46.6% 職 場 の 人 間 関 係 が 悪 い 37.9% 名 ばかり 管 理 職 がいる 36.1% 大 量 に 採 用 している 34.8% 業 務 内 容 が 不 明 瞭 33.9% 社 員 教 育 が 行 われない 31.5% 採 用 広 告 を 年 中 出 している 28.3% 人 事 制 度 が 未 整 備 24.2% 若 手 の 活 用 を 強 調 している 21.4% 資 料 : 日 本 労 働 組 合 総 連 合 会 就 職 活 動 に 関 する 調 査 (2014.6.12 公 表 )n=1,000 人 ブラック 企 業 とはどのような 企 業 だとイメージしているか との 質 問 に 残 業 や 休 日 労 働 が 多 い という 回 答 をしている 就 活 生 新 社 会 人 の 割 合 は81.5%となっている 図 9 所 定 外 労 働 時 間 が 長 い 人 ほど 勤 め 先 を ブラック 企 業 と 認 識 する 割 合 が 高 くなる 傾 向 にある また 月 間 の 所 定 外 労 働 時 間 が60 時 間 以 上 の 人 の4 割 は 勤 め 先 を ブラック 企 業 と 認 識 して いる 図 10 50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 図 10 月 間 所 定 外 労 働 時 間 別 ブラック 企 業 の 認 識 の 割 合 23.7% 合 計 14.0% 18.6% 22.6% 21.2% 15 時 間 未 満 15~ 30 30~ 45 45~ 60 37.5% 60~ 80 40.7% 資 料 : 連 合 総 研 第 26 回 勤 労 者 の 仕 事 と 暮 らしについての アンケート(2013 年 12 月 ) 80~ 100 42.9% 100 時 間 以 上 40.2% 参 考 60 時 間 以 上 計 6

3 長 時 間 労 働 の 是 正 が 求 められる 背 景 5 (3) 優 秀 な 人 材 の 採 用 定 着 の 観 点 図 11 週 労 働 時 間 別 転 職 意 向 がある 人 の 割 合 60.0% 50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 28.8% 37.3% 43.9% 50.6% 35~40 時 間 40~50 時 間 50~60 時 間 60 時 間 ~ 資 料 :リクルートワークス 研 究 所 人 事 のための 時 短 推 進 説 得 マニュアル より ( 対 象 は 男 性 フルタイムホワイトカラーに 限 定 ) 週 の 労 働 時 間 が 長 い 人 ほど 転 職 意 向 がある 人 の 割 合 が 高 くなる 傾 向 にある 図 11 週 60 時 間 超 の 労 働 者 が 多 い 事 業 所 ほど 概 ね 平 均 勤 続 年 数 が 短 く 定 着 率 が 悪 い 傾 向 にある 図 12 図 12 週 間 労 働 時 間 60 時 間 を 超 える 労 働 者 の 比 率 別 年 次 有 給 休 暇 の 平 均 取 得 率 及 び 平 均 勤 続 年 数 週 60 時 間 超 え 労 働 者 比 率 事 業 所 数 年 休 平 均 取 得 率 平 均 勤 続 年 数 ( 正 社 員 ) 0%(なし) 434 45.9% 12.8 年 0.1~1.3%( 平 均 ) 43 51.8% 15.5 年 1.4~5.0% 59 46.9% 14.4 年 5.1~10.0% 20 36.7% 13.1 年 10.1~30.0% 17 33.7% 13.2 年 30.1% 以 上 3 27.5% 6.1 年 全 体 平 均 576 46.9% 13.3 年 資 料 : 新 潟 労 働 局 調 査 (H27 年 7 月 県 内 の 労 働 者 100 人 以 上 の 事 業 場 対 象 ) 7

4 所 定 外 労 働 の 発 生 理 由 1 (1) 企 業 が 考 える 所 定 外 労 働 の 発 生 理 由 所 定 外 労 働 の 発 生 理 由 ( 複 数 回 答 ) 選 択 割 合 業 務 の 繁 閑 が 激 しいから 突 発 的 な 業 務 が 生 じやすいから 64.8% 人 員 が 不 足 しているから(1 人 当 たりの 業 務 量 が 多 いから) 50.9% 仕 事 の 性 質 や 顧 客 の 都 合 上 所 定 外 でないとできない 仕 事 があるから 47.1% 組 織 間 や 従 業 員 間 の 業 務 配 分 にムラがあるから 23.7% 仕 事 の 進 め 方 にムダがあるから( 急 な 方 針 変 更 や 曖 昧 な 指 示 プロセスの 多 い 決 裁 手 続 き 長 時 間 に 及 ぶ 会 議 等 ) 22.2% 能 力 技 術 不 足 で 時 間 がかかってしまう 従 業 員 がいるから 21.6% 納 期 やノルマが 厳 しいから 13.9% ( 従 業 員 が) 残 業 手 当 や 休 日 手 当 を 稼 ぎたいから 13.7% 営 業 時 間 が 長 いから 8.0% 職 場 に 帰 りにくい 雰 囲 気 があるから 8.0% 個 々の 仕 事 に 求 める 成 果 が 明 確 でないから 4.7% ( 従 業 員 が) 人 事 評 価 を 気 にしているから( 残 業 が 評 価 される 風 土 がある そう 思 い 込 んでいる 社 員 がいる 等 ) 3.9% 業 務 の 繁 閑 突 発 的 業 務 顧 客 の 都 合 等 など 仕 事 の 性 質 によるもの や 人 員 不 足 等 個 々の 企 業 努 力 だ けでは 対 策 が 難 しい 理 由 の 選 択 割 合 が 高 くなっている 一 方 で 業 務 配 分 のムラ 業 務 プロセスのムダ 等 業 務 のマネジメント に 関 する もの 帰 りにくい 雰 囲 気 が ある 助 け 合 いの 雰 囲 気 がない などの 職 場 風 土 に 関 するもの など 働 き 方 の 見 直 しにより 対 策 可 能 なも の( 印 )もある 成 果 業 績 主 義 化 や 業 務 の 個 別 化 等 で 職 場 に 助 け 合 いの 雰 囲 気 がないから 3.2% 雇 用 の 初 期 費 用 が 高 いから( 人 員 を 補 充 するより 時 間 外 割 増 率 の 方 が 安 い から) 2.8% その 他 4.4% 無 回 答 3.9% 資 料 : 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構 労 働 時 間 管 理 と 効 率 的 な 働 き 方 に 関 する 調 査 (2015 年 実 施 ) (n=2,412 社 ) 8

4 所 定 外 労 働 の 発 生 理 由 2 (2) 労 働 者 が 考 える 所 定 外 労 働 の 発 生 理 由 所 定 外 労 働 の 発 生 理 由 ( 複 数 回 答 ) 選 択 割 合 業 務 の 繁 閑 が 激 しいから 突 発 的 な 業 務 が 生 じやすいから 58.5% 人 員 が 不 足 しているから(1 人 当 たりの 業 務 量 が 多 いから) 38.2% 自 分 が 納 得 できるまで 仕 上 げたいから 23.9% 仕 事 の 性 質 や 顧 客 の 都 合 上 所 定 外 でないとできない 仕 事 があるから 22.4% 自 分 の 能 力 や 技 術 が 足 りないから 18.1% 組 織 間 や 従 業 員 間 の 業 務 配 分 にムラがあるから 17.4% 仕 事 の 進 め 方 にムダがあるから( 急 な 方 針 変 更 や 曖 昧 な 指 示 プロセスの 多 い 決 裁 手 続 き 長 時 間 に 及 ぶ 会 議 等 ) 12.9% 納 期 やノルマが 厳 しいから 8.4% 職 場 に 帰 りにくい 雰 囲 気 があるから 8.3% 残 業 手 当 や 休 日 手 当 を 稼 ぎたいから( 基 本 給 が 低 いから) 6.0% 仕 事 が 面 白 いから 5.1% 求 められている 成 果 が 明 確 でないから 4.2% 成 果 業 績 主 義 化 や 仕 事 の 個 別 化 等 で 職 場 に 助 け 合 いの 雰 囲 気 がないから 3.7% 営 業 時 間 が 長 いから 3.6% その 他 2.2% 企 業 が 考 える 所 定 外 労 働 の 発 生 理 由 と 同 様 に 労 働 者 が 考 える 所 定 外 労 働 の 発 生 理 由 も 業 務 の 繁 閑 突 発 的 業 務 顧 客 の 都 合 など 仕 事 の 性 質 に よるもの や 人 員 不 足 等 の 割 合 が 高 くなっている 一 方 で 自 分 が 納 得 できるまで 仕 上 げたい 自 分 の 能 力 技 術 不 足 仕 事 が 面 白 い など 労 働 者 個 人 の 能 力 向 上 や 所 定 時 間 内 で 成 果 を 出 すための 意 識 改 革 等 により 対 策 可 能 なもの( 印 ) もある 資 料 : 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構 労 働 時 間 や 働 き 方 の ニーズに 関 する 調 査 (2015 年 実 施 ) (n=6,615 人 ) 9

5 労 働 時 間 に 対 する 意 識 と 評 価 図 13 図 14 所 定 労 働 時 間 内 に 仕 事 を 終 えるこ とに 対 して 企 業 側 は 人 事 評 価 では 考 慮 されていない(74.0%) が 多 くを 占 めており 人 事 評 価 でプラスに 評 価 されている は16.3%となってい る 図 13 労 働 者 が 抱 く 残 業 に 対 する 上 司 の 評 価 イメージ は 頑 張 っている 人 責 任 感 が 強 い 人 といったプラスイ メージが 高 い 傾 向 にあり 労 働 時 間 が 長 い 人 ほどプラスイメージをもつ 割 合 が 高 くなっている 図 14 10

6 所 定 外 労 働 の 縮 減 のための 取 組 残 業 削 減 に 効 果 的 と 考 えられる 取 組 として 計 画 的 な 残 業 禁 止 日 の 設 定 を 挙 げる 労 働 者 の 割 合 が 最 も 高 くなっており 実 際 の 取 組 も 一 定 程 度 進 んでいる 一 方 で 効 果 的 だと 考 えられる 取 組 のうち 実 際 に 職 場 で 取 り 組 んでいると 回 答 した 割 合 が 少 なかった 取 組 は 短 時 間 で 質 の 高 い 仕 事 をすることを 評 価 担 当 がいなくとも 他 の 人 が 仕 事 を 代 替 できる 体 制 づくり 業 務 時 間 外 会 議 の 禁 止 などとなっている 図 15 図 15 11

7 長 時 間 労 働 是 正 に 向 けた 企 業 の 取 組 1 (1) 伊 藤 忠 商 事 ( 株 )の 取 組 資 料 : 厚 生 労 働 省 働 き 方 休 み 方 改 善 ポータルサイト より 12

7 長 時 間 労 働 是 正 に 向 けた 企 業 の 取 組 2 (2) 富 士 通 新 潟 システムズの 取 組 ハッピー パートナー 企 業 取 組 事 例 集 (H27.2 月 男 女 平 等 社 会 推 進 課 発 行 )より 13

8 長 時 間 労 働 是 正 に 向 けた 国 の 施 策 の 現 状 1 (1) 過 労 死 等 防 止 対 策 推 進 法 の 施 行 (H26 年 11 月 ) 1 国 は 過 労 死 等 の 防 止 のための 対 策 に 関 する 大 綱 を 定 めるとともに 過 労 死 等 に 関 する 調 査 研 究 等 を 実 施 し 啓 発 活 動 等 を 行 う 地 方 公 共 団 体 は 国 と 協 力 しつつ 過 労 死 等 の 防 止 のための 対 策 の 効 果 的 な 推 進 に 努 める また 事 業 主 は 国 及 び 地 方 公 共 団 体 が 実 施 する 過 労 死 等 防 止 対 策 への 協 力 に 努 めることを 規 定 2 大 綱 における 数 値 目 標 ( 将 来 的 に 過 労 死 等 をゼロとすることを 目 指 す) 週 労 働 時 間 60 時 間 以 上 の 雇 用 者 の 割 合 5% 以 下 (H32 年 まで) 年 次 有 給 休 暇 取 得 率 70% 以 上 (H32 年 まで) メンタルヘルス 対 策 に 取 り 組 む 事 業 場 の 割 合 80% 以 上 (H29 年 まで) 1 2 (2) 労 働 基 準 法 の 改 正 案 ( 継 続 審 議 中 )の 概 要 中 小 企 業 における 月 60 時 間 超 の 時 間 外 労 働 に 対 する 割 増 賃 金 率 の 適 用 猶 予 の 見 直 し 年 次 有 給 休 暇 の 付 与 日 数 が10 日 以 上 である 労 働 者 について うち 年 5 日 について 使 用 者 が 時 季 指 定 して 取 得 させることの 義 務 付 け 3 フレックスタイム 制 度 ( 精 算 期 間 を 現 行 の1か 月 から3か 月 に 延 長 する 等 ) 裁 量 労 働 制 度 ( 企 画 業 務 型 裁 量 労 働 制 の 対 象 業 務 要 件 の 類 型 の 追 加 )の 見 直 し 4 高 度 プロフェッショナル 制 度 の 創 設 ( 一 定 の 年 収 要 件 を 満 たし 職 務 の 範 囲 が 明 確 で 高 度 な 職 業 能 力 を 有 する 労 働 者 を 対 象 として 長 時 間 労 働 を 防 止 するための 措 置 を 講 じつつ 時 間 外 休 日 労 働 協 定 の 締 結 や 時 間 外 休 日 深 夜 の 割 増 賃 金 の 支 払 い 義 務 等 の 適 用 を 除 外 した あたら 労 働 時 間 制 度 ) 14

8 長 時 間 労 働 是 正 に 向 けた 国 の 施 策 の 現 状 2 (3) 長 時 間 労 働 削 減 推 進 本 部 ( 厚 生 労 働 省 ) (4) 働 き 方 改 革 推 進 本 部 ( 新 潟 労 働 局 ) 新 潟 労 働 局 長 が 本 部 長 となり 労 使 団 体 への 要 請 企 業 トップへの 働 きかけ 取 組 事 例 の 情 報 発 信 を 実 施 働 き 方 改 革 ( 長 時 間 労 働 削 減 や 休 暇 取 得 促 進 )の 企 業 の 取 組 事 例 などを 掲 載 新 潟 県 の 事 例 として( 株 )コロ ナ( 年 休 取 得 促 進 の 取 組 )を 掲 載 (5) 夏 の 生 活 スタイル 変 革 (ゆう 活 )( 政 府 ) 働 き 方 改 革 の 一 環 として 明 るい 時 間 が 長 い 夏 の 間 は 朝 早 くから 働 き 始 め 夕 方 には 家 族 などと 過 ごせるよう 夏 の 生 活 スタイルを 変 革 する 新 たな 国 民 運 動 を 展 開 具 体 的 には 夏 の 時 期 に 朝 型 勤 務 や フレックスタイム 制 などを 推 進 し 夕 方 早 くに 職 場 を 出 るという 生 活 スタイルに 変 えていくもので あり それぞれの 企 業 や 働 く 人 の 実 情 に 応 じた 自 主 的 な 取 組 を 可 能 な 範 囲 で 実 施 15

9 長 時 間 労 働 是 正 に 向 けた 新 潟 県 の 施 策 の 現 状 1 (1) 新 潟 県 ワーク ライフ バランス 推 進 共 同 宣 言 経 済 団 体 労 働 者 団 体 市 長 会 町 村 会 と 共 同 宣 言 し H19 年 10 月 29 日 に 署 名 署 名 団 体 新 潟 県 商 工 会 議 所 連 合 会 新 潟 県 商 工 会 連 合 会 新 潟 県 経 営 者 協 会 新 潟 県 中 小 企 業 団 体 中 央 会 新 潟 経 済 同 友 会 日 本 労 働 組 合 総 連 合 会 新 潟 県 連 合 会 新 潟 県 市 長 会 新 潟 県 町 村 会 新 潟 県 宣 言 内 容 ワーク ライフ バランスの 実 現 に 向 け 以 下 の 行 動 を 推 進 することを 宣 言 1 仕 事 と 生 活 の 調 和 のとれた 働 き 方 ができる 環 境 を 整 備 します 多 様 な 働 き 方 を 選 択 できる 制 度 と 環 境 の 整 備 長 時 間 残 業 の 削 減 や 健 康 と 生 活 に 配 慮 した 労 働 時 間 の 設 定 休 暇 制 度 の 充 実 と 取 得 の 促 進 2 子 育 てや 家 族 の 介 護 をしながら 働 く 人 々を 支 援 する 職 場 をつくります 次 世 代 を 育 成 していくための 一 般 事 業 主 行 動 計 画 の 周 知 と 促 進 男 性 も 女 性 もいきいきと 働 ける 企 業 を 目 指 す ハッピー パートナー 企 業 の 周 知 と 促 進 育 児 介 護 休 業 の 取 得 促 進 3 家 庭 だけでなく 社 会 全 体 で 子 育 てをサポートする 地 域 の 子 育 て 支 援 体 制 を 整 備 充 実 します 多 様 なニーズに 応 える 保 育 サービス 等 の 充 実 NPO 子 育 てボランティアと 行 政 経 済 界 との 連 携 強 化 16

9 長 時 間 労 働 是 正 に 向 けた 新 潟 県 の 施 策 の 現 状 2 (2)ワーク ライフ バランスの 推 進 (H27 年 度 事 業 ) ワーク ライフ バランス 推 進 は 働 く 方 の 意 欲 や 生 産 性 の 向 上 につながることから 働 く 方 だけでなく 企 業 のメリットにもなる ワーク ライフ バランス 推 進 のためには 長 時 間 労 働 など 働 き 方 の 見 直 しが 必 要 であり 働 く 方 への 制 度 等 の 周 知 啓 発 だけでなく 企 業 が 経 営 戦 略 として 積 極 的 に 取 り 組 むことが 重 要 であるため 企 業 向 け 啓 発 セミナーの 実 施 のほか 企 業 へのコーディネーター 派 遣 リーダ ー 養 成 講 座 等 の 事 業 を 実 施 している 働 く 方 へのアプローチ 制 度 等 の 周 知 啓 発 ワーク ライフ バランス 推 進 事 業 企 業 へのアプローチ 経 営 戦 略 としての 取 組 を 支 援 仕 事 と 家 庭 の 両 立 を 支 援 する 制 度 の 普 及 啓 発 冊 子 を 市 町 村 を 通 じて 県 民 に 配 布 父 親 母 親 学 級 を 活 用 した 周 知 啓 発 子 どもを 予 定 している 夫 婦 を 対 象 に 育 児 休 業 制 度 や 仕 事 と 生 活 の 両 立 のためのヒントを 紹 介 事 業 主 向 けWLB 啓 発 セミナーの 開 催 働 き 方 の 見 直 しの 必 要 性 や 意 義 企 業 メリット 取 組 事 例 を 紹 介 ワーク ライフ バランス 推 進 企 業 応 援 事 業 働 き 方 を 見 直 したい 企 業 へコーディネーター 派 遣 し 取 り 組 みを 支 援 企 業 内 での 働 き 方 の 見 直 しを 推 進 するリーダーを 養 成 する 講 座 の 開 催 女 性 の 能 力 活 用 推 進 事 業 冊 子 作 成 により 働 く 女 性 向 け 法 制 度 や 各 種 窓 口 を 紹 介 地 域 版 WLB 推 進 事 業 補 助 金 商 工 会 商 工 会 議 所 が 地 域 の 小 規 模 事 業 者 等 のWLBを 推 進 するために 行 うイベント 等 に 対 して 補 助 子 育 て 女 性 の 就 労 支 援 育 児 を 理 由 に 離 職 した 女 性 の 再 就 職 支 援 セミナーの 開 催 事 業 所 内 託 児 所 設 置 推 進 モデル 事 業 モデル 企 業 への 運 営 費 補 助 17

参 考 ハッピー パートナー 企 業 登 録 制 度 男 女 がともに 働 きやすく 仕 事 と 家 庭 生 活 等 が 両 立 できるよう 職 場 環 境 を 整 えたり 女 性 労 働 者 の 育 成 登 用 などに 積 極 的 に 取 り 組 む 企 業 を ハッピー パートナー 企 業 として 登 録 する 制 度 以 下 の19 項 目 のうち10 項 目 以 上 を 実 施 または 実 施 予 定 ( 法 令 遵 守 の 項 目 については 実 施 ) の 企 業 が 登 録 可 能 登 録 企 業 数 697 社 (H27 年 10 月 末 現 在 ) 1 働 き 方 を 見 直 し 男 女 が 共 に 働 きやすい 職 場 環 境 づくりの 取 組 (1) 現 状 把 握 のため 従 業 員 の 意 見 を 聴 取 している (2) 男 女 の 固 定 的 な 役 割 分 担 意 識 に 基 づく 慣 行 の 見 直 しをしている (3) 男 女 の 固 定 的 な 役 割 分 担 意 識 の 解 消 に 向 けた 意 識 啓 発 を 行 っている (4) 所 定 外 労 働 の 削 減 の 取 組 をしている (5) 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 を 促 進 している 2 男 女 共 に 仕 事 と 家 庭 その 他 の 活 動 が 両 立 できるようにするための 取 組 (6) 育 児 介 護 休 業 制 度 を 就 業 規 則 に 規 定 している (7) 育 児 介 護 休 業 制 度 を 取 得 しやすいよう 制 度 の 周 知 を 図 っている (8) 育 児 介 護 休 業 を 取 得 しやすい 環 境 づくりをしている (9) 育 児 介 護 休 業 者 がスムーズに 職 場 復 帰 できるような 配 慮 をしている (10) 従 業 員 の 仕 事 と 家 庭 その 他 の 活 動 の 両 立 のため 多 様 な 働 き 方 ができる 環 境 づくりをしている (11) 仕 事 と 家 庭 その 他 の 活 動 が 両 立 できる 環 境 づくりの 促 進 のため 経 営 トップ 自 らが 取 組 の 方 針 を 明 示 している 3 女 性 の 能 力 を 活 かす 取 組 (12) 男 女 均 等 な 採 用 に 関 する 研 修 を 実 施 している (13) 男 女 共 に 公 正 な 人 事 評 価 を 行 うための 研 修 を 実 施 している (14) 新 たな 職 域 や 能 力 の 向 上 を 目 指 す 者 に 対 する 知 識 資 格 取 得 のための 支 援 をしている (15) 女 性 の 能 力 発 揮 を 促 進 するため 経 営 トップ 自 らが 取 組 の 方 針 を 明 示 している (16) 女 性 の 管 理 職 等 への 登 用 を 進 めている 4 関 係 法 令 の 遵 守 (17) 労 働 基 準 法 を 遵 守 している (18) 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 を 遵 守 している (19) 育 児 介 護 休 業 法 を 遵 守 している 登 録 のメリット 県 のホームページや 各 種 広 報 等 によりPR 取 組 推 進 のためのアドバイザーを 無 料 で 派 遣 県 から 関 連 情 報 を 随 時 提 供 商 工 中 金 ハッピー パートナー 企 業 応 援 ローン の 利 用 が 可 能 となる ハローワークの 求 人 票 にハッピー パートナー 企 業 で あることをPRできる 新 潟 県 建 設 工 事 入 札 参 加 資 格 審 査 の 加 点 要 件 とな る シンボルマークを 広 告 などに 付 けることができる 県 が 発 注 する 物 品 調 達 等 において 一 定 の 要 件 を 満 たせば 優 遇 が 受 けられる 18

10 他 の 自 治 体 の 取 組 事 例 1 (1) 佐 賀 県 の Let s ゆとり キャンペーン の 取 組 ワーク ライフ バランス 推 進 の 一 環 として 労 働 時 間 短 縮 のための 取 組 を 実 践 することで 業 務 の 見 直 しや 効 率 化 働 きやすい 職 場 環 境 づくりへの 意 識 醸 成 を 図 るため 平 成 27 年 は9 月 1 日 から11 月 30 日 までの 期 間 中 に 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 促 進 やノー 残 業 デーの 設 定 な どにより 労 働 時 間 の 短 縮 に 取 り 組 む 平 成 16 年 度 から 実 施 している 参 加 事 業 所 を 募 集 し 事 業 所 名 を 県 のホームページに 掲 載 するとともに アンケートを 実 施 し 実 施 状 況 を 確 認 期 間 中 の 特 定 の 日 や 週 のみなど 事 業 所 の 都 合 に 合 わせて 参 加 可 能 また 期 間 中 の9 月 9 日 ( 水 ) 10 月 14 日 ( 水 ) 11 月 5 日 ( 水 )は 県 下 一 斉 ノー 残 業 デーとし ている H26 年 度 までは ゆとりチャレンジ として10 月 1 日 から11 月 30 日 までの 間 で 実 施 参 加 状 況 実 施 予 定 内 容 参 加 者 の 意 見 主 催 : 佐 賀 県 共 催 : 佐 賀 労 働 局 後 援 : 佐 賀 県 経 営 者 協 会 佐 賀 県 商 工 会 議 所 連 合 会 佐 賀 県 商 工 会 連 合 会 佐 賀 県 中 小 企 業 団 体 中 央 会 日 本 労 働 組 合 総 連 合 会 佐 賀 県 連 合 会 佐 賀 県 労 働 組 合 総 連 合 H26 年 度 H25 年 度 182 事 業 所 14,620 人 ゆとりチャレンジ によって 労 働 時 間 短 縮 が 実 施 しやすい 雰 囲 気 になりましたか 未 回 答, 0.6% あまり 思 わない, 14.0% そう 思 う, 65.6% 非 常 にそ う 思 う, 19.7% 257 事 業 所 16,943 人 ノー 残 業 デーの 実 施 76.4% 有 給 休 暇 の 取 得 45.2% 特 別 休 暇 の 取 得 0.6% その 他 2.5% ノー 残 業 デーの 実 施 82.7% 有 給 休 暇 の 取 得 42.8% 特 別 休 暇 の 取 得 0.5% その 他 2.9% ワーク ライフ バランスについて 社 内 でも 取 組 を 行 っているが ゆと りチャレンジ に 参 加 することによって 更 に 意 識 が 高 まると 考 えている ノー 残 業 デーの 周 知 により ノー 残 業 を 実 施 しやすい 雰 囲 気 になった という 声 が 寄 せられ 一 定 の 効 果 が 感 じられた 有 給 休 暇 の 取 得 は 部 署 毎 にバラつきがあるので 業 務 の 進 め 方 の 見 直 しを 行 い 周 知 も 強 化 したい 月 1 回 ノー 残 業 を 実 施 している 部 署 によっては 難 しいところもあるが 少 しずつ 意 識 の 中 に 浸 透 してきていると 思 う 製 造 業 のため 顧 客 の 納 期 要 求 に 応 える 必 要 があり 今 後 も 益 々 厳 しく なることが 予 想 される 自 社 のペースで 計 画 できないので メンバーと 工 夫 をしながらできるところから 実 行 していきたい 期 間 中 は 特 にスタッフが 声 を 掛 け 合 っていた 意 識 付 けと 見 直 しの 面 から 良 い 期 間 だったと 思 う 前 は 単 純 に ゆとり 労 働 時 間 短 縮 を 考 えるだけでしたが 8 時 30 分 ~17 時 の 間 は 集 中 して 業 務 や 組 織 改 善 に 取 り 組 み 仕 事 の 実 をあげ てこその ゆとりチャレンジ ではと 考 えています 組 織 が 地 盤 沈 下 する ことのないように 気 をつけたい ゆとりチャレンジ の 期 間 に 多 忙 な 時 期 が 重 なったり 部 署 ごとに 多 忙 な 時 期 が 異 なるため 一 斉 に 取 り 組 むことが 難 しいが 年 間 を 通 して 少 しずつでも 取 り 組 んでいけたらと 思 う 19

10 他 の 自 治 体 の 取 組 事 例 2 (2) 愛 知 県 の 愛 知 県 内 一 斉 ノー 残 業 デー の 取 組 あいちワーク ライフ バランス 推 進 協 議 会 ( 事 務 局 : 愛 知 県 )が あ いちワーク ライフ バランス 推 進 運 動 として 県 内 の 事 業 所 に 各 取 組 を 呼 びかけ 運 動 への 賛 同 を 募 る 事 前 に 賛 同 申 込 をしてもら い ホームページに 企 業 名 を 公 開 ( 公 開 承 諾 企 業 のみ) 下 記 A~F のいずれかの 取 組 を 行 う また 一 斉 ノー 残 業 デーには 街 頭 キャ ンペーンを 実 施 賛 同 内 容 2014 年 度 2013 年 度 A 11 月 第 3 水 曜 日 の 愛 知 県 内 一 斉 ノー 残 業 デー への 参 加 5,756 事 業 所 237,001 人 6,223 事 業 所 244,444 人 B 11 月 中 第 3 水 曜 日 以 外 の 定 時 退 社 4,308 事 業 所 188,786 人 3,193 事 業 所 165,513 人 C 9~11 月 の 間 に 前 年 同 期 間 より1 日 多 い 有 給 休 暇 取 得 促 進 1,442 事 業 所 1,372 事 業 所 D 年 間 を 通 した 効 率 的 な 働 き 方 の 取 組 の 実 施 2,481 事 業 所 2,111 事 業 所 あいちワーク ライフ バランス 推 進 協 議 会 ( 事 務 局 : 愛 知 県 ) 構 成 員 連 合 あいち 愛 知 県 商 工 会 議 所 連 合 会 愛 知 県 経 営 者 協 会 愛 知 県 中 小 企 業 団 体 中 央 会 愛 知 県 商 工 会 連 合 会 愛 知 労 働 局 名 古 屋 市 愛 知 県 労 働 協 会 有 識 者 E F 11 月 末 までに 育 児 や 介 護 を 支 援 する 取 組 を 積 極 的 に 実 施 11 月 末 までに メンタルヘルス 対 策 への 取 組 を 積 極 的 に 実 施 1,704 事 業 所 1,644 事 業 所 2,147 事 業 所 2,028 事 業 所 20

10 他 の 自 治 体 の 取 組 事 例 3 (3) 広 島 県 こどもの 職 場 参 観 日 の 取 組 子 どもの 職 場 参 観 日 に 取 り 組 む 企 業 等 を 募 集 し その 取 組 内 容 を 県 のホームページで 紹 介 取 組 の 効 果 従 業 員 のムードが 明 るくなる 家 族 の 絆 づくりのため 定 時 退 社 や 休 暇 取 得 が 促 進 される 広 島 県 ホームページより https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/shokubasankan/kanbarakisen.html 21

11 長 時 間 労 働 の 是 正 に 向 けて 2 階 部 分 1 階 部 分 評 価 制 度 の 見 直 し 業 務 プロセスの 見 直 し 効 率 化 所 定 外 労 働 縮 減 の 取 組 年 次 有 給 休 暇 取 得 促 進 の 取 組 労 働 者 個 人 の 能 力 向 上 多 能 工 化 管 理 職 のマネジメントスキルの 向 上 適 正 な 人 員 配 置 土 台 部 分 職 場 風 土 の 改 善 職 場 のコミュニケーション( 上 司 と 部 下 同 僚 間 )の 活 発 化 経 営 者 管 理 職 労 働 者 それぞれが 自 発 的 にこれらに 取 り 組 むことを 促 すために 考 えられることは 何 があるか 22