ACTION 2013 プロジェクト 報 告 書 テーマ タイトル ケアハウス 健 康 管 理 日 常 の 延 長 としてのアクションを 目 指 して 部 署 学 園 前 西 ケアハウス キ ャ プ テ ン 副 キャプテン メ ン バ ー 事 業 紹 介 田 尻 泰 雄 津 田 里 恵 田 尻 泰 雄 / 津 田 里 恵 / 森 高 茂 木 ケアハウスは 本 来 自 立 した 高 齢 者 の 生 活 の 場 である いわゆる 高 齢 者 施 設 ではありながら 介 護 施 設 ではない 基 本 的 に 自 分 のことは 自 分 で 出 来 るが 毎 日 の 食 事 の 準 備 は 困 難 だ 一 人 暮 らしに 不 安 が ある といった 方 々が 職 員 の 見 守 りや 介 護 保 険 のシステムを 利 用 して 足 りない 部 分 を 補 いながら 生 活 しておられる 食 事 提 供 つきのバリアフ リー 完 全 個 室 型 集 合 住 宅 である 食 事 や 入 浴 時 間 などに 最 低 限 のルール は 設 けられているものの 外 出 外 泊 飲 食 飲 酒 喫 煙 も 自 由 で 利 用 者 にとってはまさに 自 宅 であり 大 浴 場 と 食 堂 の 利 用 以 外 はマン ションでの 一 人 暮 らしに 限 りなく 近 い 一 人 一 人 の 利 用 者 が 確 固 たる 自 分 の 生 き 方 生 活 リズムを 持 っておられるのも 大 きな 特 徴 である 2014 年 3 月 現 在 28 名 在 籍 平 均 年 齢 は 85.6 歳 うち 自 立 の 方 8 名 要 支 援 の 方 6 名 ( 平 均 1.8) 要 介 護 の 方 14 名 ( 平 均 1.5)である
テーマ ケアハウスの 最 大 の 特 徴 は 自 立 した 方 々の 生 活 の 場 だという 点 にある 換 言 すれば 利 用 者 が 自 分 のことを 自 分 でできなくなればケアハウスでの 生 活 は 継 続 できない ということでも ある そこで 利 用 者 が 一 日 でも 長 くケアハウスで 生 活 できるようにADLの 低 下 や 認 知 症 進 行 を ふせぐための 援 助 = 日 常 の 健 康 管 理 をテーマとし 病 気 や 事 故 入 院 によるレベル 低 下 を 防 ぐための 様 々な 実 践 に 取 り 組 むこととした それは 従 来 の 取 り 組 みをふまえた 上 で PDCA サイクルに 基 づき 肉 体 的 健 康 と 精 神 的 健 康 のサポート ADLとQOLのサポートをリンクさ せた 一 人 一 人 の 利 用 者 に 対 する 年 間 を 通 じた 総 合 的 サポート となるはずである 注 PDCA=Plan( 計 画 ) Do( 実 行 ) Check( 検 証 ) Action( 改 善 ) ADL= 日 常 生 活 動 作 能 力 ( 移 動 摂 食 など)QOL= 生 活 の 質 ( 精 神 的 満 足 など) テーマ 実 現 に 向 けて テーマ[ 健 康 管 理 = 一 人 一 人 の 利 用 者 に 対 する 年 間 を 通 じた 総 合 的 サポート]を 実 現 するために まずは 従 来 ケアハウスで 行 われてきた 健 康 管 理 項 目 を 再 確 認 してみた 通 年 転 倒 予 防 ( 環 境 整 備 ストレッチ 体 操 ) 誤 嚥 予 防 (パタカラ 発 声 練 習 ) 認 知 症 予 防 ( 壁 面 装 飾 脳 トレ 書 籍 ) 健 康 増 進 ( 食 事 歩 行 指 導 ) 健 康 測 定 ( 月 1 回 ) バイタルチェック( 体 調 不 良 時 に 実 施 ) 環 境 整 備 ( 清 潔 安 全 ) 精 神 的 サポート( 声 掛 け 相 談 雑 談 ) 各 種 レクリエーション 冬 季 インフルエンザ ノロ 対 策 ( 加 湿 換 気 啓 発 活 動 ) ヒートショック 対 策 ( 温 度 管 理 ) 日 光 浴 ( 屋 内 外 ) 夏 季 熱 中 症 予 防 ( 温 度 管 理 啓 発 活 動 ) 食 中 毒 予 防 ( 啓 発 活 動 ) これらの 項 目 を 精 査 し 新 たに4つの 課 題 として 分 類 し 具 体 的 な 取 り 組 みの 出 発 点 とした 4つの 課 題 課 題 1 体 調 管 理 ( 健 康 増 進 感 染 症 予 防 脱 水 症 予 防 ) 課 題 2 事 故 防 止 ( 転 倒 予 防 誤 嚥 予 防 ) 課 題 3 認 知 症 予 防 ( 毎 日 の 生 活 に 刺 激 と 変 化 を) 課 題 4 レクリエーション 充 実 ( 個 別 ニーズの 重 視 ) これらの 課 題 に 取 り 組 むにあたり 123については 利 用 者 自 身 に 介 護 予 防 の 意 識 を 持 っていただく 必 要 がある 自 由 な 生 活 の 中 で 居 室 環 境 飲 食 運 動 休 養 などを 自 己 管 理 する 必 要 があるからである また 34については 個 別 ニーズや 各 人 の 趣 味 嗜 好 を 強 く 意 識 した 取 り 組 みが 必 要 となる
課 題 1 体 調 管 理 テーマ 決 定 時 全 国 的 にノロ 感 染 が 拡 大 しつつあったため 感 染 症 予 防 を 起 点 とし 脱 水 熱 中 症 食 中 毒 予 防 等 について 利 用 者 の 意 識 を 高 める 取 り 組 みを 継 続 発 展 させた 具 体 的 な 取 り 組 み A 独 自 資 料 を 用 いた 勉 強 会 命 を 守 るために を4 回 にわたって 実 施 第 1 4 回 感 染 症 予 防 (ノロ インフルエンザ 対 策 ) 2012 2013 年 12 月 実 施 第 2 回 脱 水 熱 中 症 予 防 ( 隠 れ 脱 水 の 危 険 性 を 啓 発 ) 2013 年 4 月 実 施 第 3 回 食 中 毒 予 防 (プロジェクターを 使 用 し 栄 養 士 より 説 明 注 意 喚 起 )6 月 実 施 医 務 や 厨 房 と 連 携 し 専 門 的 見 地 からの 助 言 を 得 て 当 日 の 説 明 に 活 かした 注 意 すべき 点 を 明 示 し 利 用 者 が 自 然 に 毎 日 の 生 活 の 中 で 実 践 できるように 配 慮 した 毎 回 食 事 運 動 休 養 が 健 康 の 基 盤 であることを 強 調 してきた B 日 常 的 な 呼 びかけによる 利 用 者 啓 発 1 掲 示 ( 新 聞 雑 誌 等 の 関 連 記 事 を 拡 大 し 注 意 点 にカラーマーキング) 2 ホワイトボード 活 用 ( 気 象 情 報 注 意 点 の 継 続 呼 びかけ 食 事 時 の 全 体 説 明 ) 3 訪 室 ( 居 室 環 境 確 認 エアコン 使 用 や 補 水 の 呼 びかけ) 4 個 別 の 声 掛 け( 外 出 時 帰 苑 時 食 事 時 など 折 に 触 れて) C 公 共 部 分 の 環 境 整 備 ( 温 度 湿 度 管 理 換 気 の 徹 底 手 すり 通 路 テーブルの 消 毒 など) 上 記 の 取 り 組 みを 通 じて 日 常 的 に 利 用 者 の 自 己 管 理 意 識 予 防 意 識 を 高 めることで 感 染 症 等 の 発 症 を 抑 えることを 目 指 してきた 結 果 分 析 ノロ インフルエンザの 感 染 者 熱 中 症 脱 水 症 食 中 毒 の 発 症 はゼロであったが 本 来 体 調 管 理 という 取 り 組 みの 成 果 を 客 観 的 に 数 値 化 して 評 価 することは 困 難 である 一 つの 目 安 として 最 も 日 常 的 に 見 られる 体 調 不 良 の 現 れである 発 熱 を 参 考 にしていただきたい [ 熱 発 者 数 の 推 移 ] ( 注 熱 発 者 = 継 続 して 検 温 を 必 要 とした 場 合 太 字 は 勉 強 会 実 施 月 ) 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 計 2012 1 4 6 1 1 1 3 4 1 3 2 5 32 2013 3 0 2 3 2 0 0 0 1 3 2 1 17 2014 0 0 注 目 して 頂 きたいのは 年 間 総 数 取 り 組 みの 始 まった 直 後 ( 利 用 者 の 手 洗 い うがいが 徹 底 さ れた)1 月 ~3 月 4 月 末 という 早 期 の 脱 水 症 予 防 勉 強 会 実 施 後 かくれ 脱 水 の 恐 ろしさを 啓 発 し 補 水 の 呼 びかけを 徹 底 した5 月 ~8 月 の 数 値 取 り 組 み 開 始 から 二 年 目 の 2013 年 12 月 以 降 の 数 値 である 前 年 同 時 期 との 差 は 明 確 であり ABCの 取 り 組 みによって 自 らの 体 調 管 理 のために 注 意 すべきポイントである 手 洗 い 消 毒 うがい 冬 季 外 出 時 のマスク 手 袋 着 用 十 分 な 水 分 補 給 居 室 温 度 湿 度 管 理 適 切 な 食 事 や 運 動 などへの 意 識 が 高 まり 利 用 者 自 身 が 予 防 に 努 めた 結 果 である と 思 われる 今 後 も 予 防 意 識 の 定 着 に 継 続 的 に 取 り 組 みたい
課 題 2 事 故 防 止 ケアハウスの 利 用 者 は 外 出 自 由 であり 苑 外 で 様 々な 事 故 に 直 面 する 可 能 性 がある また 介 護 や 見 守 りを 常 時 必 要 とするわけではないため 苑 内 居 室 内 での 事 故 が 発 生 する 可 能 性 も 高 い 経 験 上 特 に 転 倒 誤 嚥 のリスクが 高 いと 判 断 し 取 り 組 みの 対 象 とした 具 体 的 な 取 り 組 み A ストレッチ 体 操 ( 転 倒 予 防 ) 週 一 回 タオルやゴムチューブを 用 いて 主 に 下 半 身 の 筋 力 維 持 をめざし 基 本 メニュー 以 外 に 随 時 新 メニューを 組 み 込 み 食 堂 において 約 20 分 間 実 施 ( 希 望 者 のみ 参 加 ) B パタカラ 発 声 練 習 ( 誤 嚥 予 防 だが 認 知 症 予 防 もかねる) Aのストレッチ 体 操 後 約 10 分 間 谷 川 俊 太 郎 の 詩 かっぱ を 利 用 して 実 施 早 口 ロングブレス 暗 記 ジェスチャー 職 員 作 オリジナル かっぱ などで 変 化 をつける C フロア 歩 行 苑 外 散 歩 の 呼 びかけ その 日 の 気 象 条 件 その 方 の 体 調 ADLに 応 じた 声 掛 けで 事 故 のリスク 軽 減 に 努 める とともに より 効 果 的 な 運 動 となるよう 姿 勢 速 度 距 離 等 に 対 するアドバイスを 行 っ た また フロア1 周 約 100 メートルを 利 用 して どんどん 歩 こう 計 画 を 実 施 した D 転 倒 誤 嚥 リスクの 高 い 方 に 対 する 見 守 り 声 掛 け 強 化 ( 個 別 支 援 計 画 書 に 基 づくが 日 々の 利 用 者 一 人 一 人 の 状 態 把 握 を 最 優 先 する ) E 環 境 整 備 ( 共 有 部 分 居 室 内 の 安 全 点 検 特 につまずき 易 い 危 険 箇 所 等 を 意 識 していただく) F 新 聞 雑 誌 記 事 ( 正 しい 歩 行 姿 勢 ウォーキング ピンコロ 体 操 等 )の 拡 大 掲 示 ( 腰 痛 予 防 頻 尿 対 策 ボケない 食 事 注 出 典 のタイトル 通 り 等 もおりまぜながら) Fで 得 た 情 報 を 常 にA~Eに 反 映 させていく 結 果 分 析 誤 嚥 については 軽 度 のむせこみこそ 見 られたものの 深 刻 な 事 態 に 陥 ることはなかった 転 倒 については 軽 い 半 身 麻 痺 を 持 ち 度 々 躓 きや 尻 餅 転 倒 を 繰 り 返 しておられた 方 が 大 腿 骨 頸 部 骨 折 で 入 院 するという 事 故 が 一 件 発 生 している その 他 大 事 には 至 らなかったものの 軽 いつまずきや 転 倒 は 苑 内 外 を 問 わず 昨 年 に 続 き10 件 をこえている 上 記 取 り 組 みにより 予 防 意 識 は 高 まりつつあるが いかに 注 意 を 呼 びかけ 環 境 を 整 えても 自 由 な 生 活 の 中 での 転 倒 を 完 全 になくすことは 至 難 の 業 である また 加 齢 によるADL 低 下 に 歯 止 めがかけられ たとは 言 いがたいのが 現 状 であり メニューや 実 施 方 法 の 見 直 しなど 更 なる 対 策 が 必 要 である 課 題 3 認 知 症 予 防 外 出 外 泊 も 自 由 とはいえ 実 際 に 日 常 的 に 外 出 可 能 な 方 は3 分 の1に 満 たない 多 くの 方 はせいぜいフロアを1,2 周 歩 いてみる 程 度 で 居 室 内 で 退 屈 を 持 て 余 しておられるの が 現 状 である その 退 屈 な 日 常 にいかにして 刺 激 と 変 化 を 加 えるかが 大 きなテーマとなる 具 体 的 な 取 り 組 み(あくまでも 個 別 の 声 掛 け コミュニケーション 重 視 が 大 前 提 ) A 脳 トレクイズ( 毎 週 日 曜 5~6 問 更 新 言 葉 数 字 図 形 など) 希 望 者 が 自 由 に 持 ち 帰 り 居 室 でも 楽 しめるように 書 籍 コーナーにコピーを 設 置
B 壁 面 装 飾 ( 季 節 写 真 絵 画 浮 世 絵 詩 画 集 落 ち 葉 利 用 者 作 品 など) 投 票 によるフ レセ ント クイズ 形 式 テーブル 装 飾 とのリンクなどを 随 時 織 り 込 みながら 利 用 者 の 反 応 を 見 て 掲 示 期 間 を 延 長 短 縮 し 好 評 であれば 展 示 作 品 を 追 加 していく 全 体 展 示 と 特 集 展 示 を 併 用 更 新 を 早 める (2012 年 12 月 以 降 の 全 展 示 は 以 下 の 通 り ) 全 体 日 本 の 紅 葉 四 季 大 和 路 江 戸 情 緒 浮 世 絵 尽 くし 日 本 の 桜 涼 -はつなつ オーロラ ブルーパラダイス 星 野 富 弘 彩 秋 花 ごよみ 正 月 飾 り 藤 城 清 治 特 集 奈 良 の 御 仏 飼 い 主 募 集 奥 田 元 宋 櫻 工 芸 館 この 人 誰 だっけ? 映 画 スタア シルバー 川 柳 近 代 の 日 本 画 のどか 切 り 紙 装 飾 懐 かしのTV 番 組 月 光 浴 戦 後 美 男 美 女 女 性 風 俗 史 富 士 山 星 野 富 弘 花 火 幻 想 蕗 谷 虹 児 戦 後 の 子 供 秋 祭 り 装 飾 クリスマス 切 り 紙 装 飾 イルミネーション 正 月 飾 り 切 り 紙 装 飾 C ホワイトボード( 毎 日 更 新 気 象 情 報 今 日 は 何 の 日 行 事 案 内 健 康 情 報 等 イラストも) D テーブル 装 飾 ( 生 花 や 造 花 を 組 み 合 わせ 出 来 る 限 り 頻 回 に 9 テーブルをローテーション) 結 果 分 析 展 示 物 はすぐに 風 景 の 一 部 として 飽 きられがちなため 配 置 替 え ナンバリングやタイトルの 追 加 投 票 やクイズ 形 式 の 採 用 などによって 常 に 鮮 度 を 保 つ 工 夫 をした 季 節 感 や 思 い 出 が 共 通 の 話 題 となり 利 用 者 同 士 だけでなく 職 員 との 交 流 の 契 機 ともなった また プレゼント 形 式 を 発 表 するや 否 や いつもは 居 室 と 食 堂 の 往 復 だけの 利 用 者 がフロアを 何 周 もして 作 品 を 選 ぶなど QOLを 意 識 した 取 り 組 みがADLの 維 持 向 上 に 関 係 することが 証 明 された 認 知 症 予 防 にはこうした 積 み 重 ねが 必 ず 生 きると 信 じて 今 後 も 変 化 と 刺 激 を 提 供 していきたい 課 題 4 レクリエーション 充 実 従 来 からの 毎 月 の 買 い 物 レクや 外 出 レク 等 に 加 え 新 たにアンケート(5/1)を 実 施 し 改 めて 利 用 者 のニーズを 確 認 個 別 ニーズに 応 えるための 新 たな 取 り 組 みを 開 始 した 具 体 的 な 取 り 組 み( 従 来 型 の 買 い 物 レク 等 は 継 続 ) A 外 出 レク 1 分 散 型 ミニドライブ 導 入 花 見 新 緑 紫 陽 花 紅 葉 ミニドライブ( 喫 茶 等 も 可 能 ) 2 行 先 希 望 アンケート 実 施 舞 洲 ゆり 園 見 学 ( 第 二 希 望 はミニドライブで 対 応 ) 3 車 椅 子 での 苑 近 辺 プチ 紅 葉 狩 り プチ 花 見 B 苑 内 レク 1 アンケート 項 目 より リクエスト 映 画 上 映 会 ビンゴ 大 会 お 茶 会 等 の 実 施 2 のどかや 秋 祭 りなどの 苑 行 事 を 利 用 した 利 用 者 参 加 型 の 装 飾 ( 折 り 紙 切 り 紙 等 ) 3 若 草 山 山 焼 き 観 賞 中 庭 苺 争 奪 あみだくじ 大 会 などの 新 イベント 4 外 部 ギターボランティアとの 連 携 ( 利 用 者 のリクエストに 基 づく 歌 集 1~3 作 制 ) 5 個 別 対 応 としての 短 歌 俳 句 作 り( 個 人 詩 歌 集 作 成 )やクイズ 歌 詞 提 供 出 来 る 限 り 迅 速 に( 原 則 は 当 日 中 遅 くとも 2 3 日 中 に) 写 真 を 掲 示 配 布 し 記 憶 が 新 鮮 なうちに 楽 しみを 共 有 できるよう 心 がけた 同 時 に 参 加 されなかった 利 用 者 に 笑 顔 あふ れる 写 真 を 見 ていただき 次 は 私 も と 思 っていただけるようにとの 願 いをこめて
結 果 分 析 分 散 型 ドライブは 個 別 ニーズに 応 える 意 味 では 有 効 だったが 日 程 調 整 やコース 選 択 下 見 等 従 来 型 以 上 に 時 間 や 労 力 が 必 要 となる 多 様 なニーズに 対 応 して 満 足 度 を 高 める 困 難 さを 痛 感 した 個 別 ニーズ 把 握 が 目 的 のアンケート 実 施 だったが 実 際 には 日 常 の 会 話 の 中 にこそ 本 当 のニーズ が 顔 を 覗 かせることが 多 い 又 ケア 食 堂 で 楽 しめる 気 軽 なお 茶 会 のようなレクへの 参 加 率 は 高 い が わざわざ 外 出 は とか 何 となく 退 屈 だけど あれをしたい あそこへ 行 きたいという のは 思 いつかない という 方 が 多 いのも 顕 著 な 特 徴 であった 一 泊 旅 行 のような 遠 出 も 視 野 には 入 れているが まずは 身 近 で 日 常 的 な 楽 しみや 満 足 を 充 実 させる 方 向 性 が 合 理 的 と 思 われる 同 時 に 受 身 の 満 足 ではない 自 発 的 な 真 のニーズ( 趣 味 生 きがい 等 )の 開 拓 が 必 要 であろう まとめ 以 上 ケアハウスのアクション 2013 を4つの 課 題 に 即 して 振 り 返 ってきた 年 間 を 通 じた 総 合 的 サポート というビジョンの 性 質 上 総 花 的 な 報 告 とならざるを 得 ないのだが 実 際 にはこの 報 告 書 に 収 めきれない 数 々の 日 常 的 取 り 組 み( 全 てはPDCAに 基 づく)の 集 積 が ケアハウス 健 康 管 理