リア 海 で 畜 養 し, 脂 がのった12 月 に 何 千 トンも 収 獲 して 日 本 に 輸 出 する 筆 者 は, 収 獲 の 際 に 日 本 から 来 る 漁 船 団 の 皆 さんとお 目 にかかれるのを 楽 しみにしている 残 る 旧 共 産 主 義 体 制 と 戦 争 の 影 響 ~



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Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt




Taro-01 議案概要.jtd

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目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 最 高 号 給 の 給 料 月 額 243,7 37,8 35

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

別紙3

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

貸 借 対 照 表 内 訳 表 212 年 3 月 31 日 現 在 公 益 財 団 法 人 神 奈 川 県 公 園 協 会 科 目 公 益 目 的 事 業 会 計 収 益 事 業 等 会 計 法 人 会 計 内 部 取 引 消 去 合 計 Ⅰ 資 産 の 部 1. 流 動 資 産 現 金 預 金

Microsoft Word - H25年度の概要

1_2013BS(0414)

Microsoft Word - H24様式(那珂市版).doc

Microsoft Word )40期決算公開用.doc

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

スライド 1

1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産

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Taro-契約条項(全部)

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(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

Taro-条文.jtd

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (5 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 類 団 府 分 似 体 平 均 年 齢

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平

Microsoft Word 第1章 定款.doc

39_1

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

は し が き

波佐見町の給与・定員管理等について


(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

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経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

m07 北見工業大学 様式①

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

公表表紙

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

工 事 名 渟 城 西 小 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 2 月 23 日 ( 火

Microsoft Word - 07②-2 補足説明資料1.docx

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

定款  変更

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

●電力自由化推進法案

事 業 税 の 外 形 標 準 課 税 事 業 税 は 都 道 府 県 が 所 得 ( 利 益 )に 対 して 課 税 します 1. 個 人 事 業 税 業 種 区 分 税 率 ( 標 準 税 率 ) 第 1 種 事 業 ( 物 品 販 売 業 製 造 業 金 銭 貸 付 業 飲 食 店 業 不 動

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

(5) 給 与 改 定 の 状 況 該 当 なし ( 事 委 員 会 を 設 置 していないため) 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 ( 参 考 ) 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 給 与 改 定 率 国 の 改 定 率 A B AB ( 改 定 率 ) 年 度 ( )


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3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

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セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

工 事 名 能 代 南 中 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 5 月 24 日 ( 火

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 ( 単 位 : 円 ) 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 413,

18 国立高等専門学校機構

平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

科 目 予 算 額 決 算 額 差 異 Ⅱ 投 資 活 動 収 支 の 部 1. 投 資 活 動 収 入 特 定 資 産 取 崩 収 入 13,811,848 62,532,864 48,721,016 退 職 給 付 引 当 資 産 取 崩 収 入 2,811,848 54,237,864 51,

23年度版 総社市様式外.xls

共 通 認 識 1 官 民 較 差 調 整 後 は 退 職 給 付 全 体 でみて 民 間 企 業 の 事 業 主 負 担 と 均 衡 する 水 準 で あれば 最 終 的 な 税 負 担 は 変 わらず 公 務 員 を 優 遇 するものとはならないものであ ること 2 民 間 の 実 態 を 考

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損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

資料8(第2回水害WG)

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

スライド 1

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

別紙3

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

第316回取締役会議案

 

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平成16年度

( 注 )1 ラスパイレス 指 数 とは 全 地 方 公 共 団 体 の 一 般 行 政 職 の 給 料 月 額 を 一 の 基 準 で 比 較 するため の 職 員 数 ( 構 成 )を 用 いて 学 歴 や 経 験 年 数 の 差 による 影 響 を 補 正 し の 行 政 職 俸 給 表 (

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

J A K カ イ ロ プ ラ ク テ ィ ッ ク 協 同 組 合 規 約 ( 目 的 ) 第 1 条 組 合 員 の 権 利 義 務 等 は 定 款 に よ っ て 定 め ら れ て い る が 定 款 の 第 6 条 の 規 定 に よ り 定 款 に 記 載 さ れ な い 必 要 事 項

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

24kohyou

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

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入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

Transcription:

クロアチア 経 済 と 日 本 のビジネス 展 開 の 展 望 駐 クロアチア 日 本 国 特 命 全 権 大 使 井 出 敬 二 ( 本 稿 は, 一 般 社 団 法 人 日 本 在 外 企 業 協 会 ( 日 外 協 )の 機 関 誌 月 刊 グローバル 経 営 の 2014 年 10 月 号 に 掲 載 されたものの 概 要 である 同 誌 編 集 部 のご 了 解 を 得 て,ここに 転 載 するものである ) 良 好 な 関 係 にあるクロアチアと 日 本 クロアチアは 日 本 でも 人 気 観 光 地 として 知 られ, 年 数 万 人 が 日 本 から 訪 れている 人 々 はとてもフレンドリーであり, 東 日 本 大 震 災 ではクロアチアの 官 民 から 多 額 の 支 援 をいた だき, 被 災 地 の 子 供 達 をクロアチアにも 招 いていただいた クロアチアはかつての 共 産 主 義 ユーゴスラビアの 一 部 であり,1991 年 以 降 ユーゴス ラビアの 分 裂 の 結 果, 独 立 国 となった 91 年 から95 年 にかけて 戦 争 も 経 験 した NA TO(2009 年 )とEU(2013 年 )に 加 盟 し 名 実 とも 西 側 の 一 員 となった 08 年 のリーマンショック 後,GDP 成 長 率 はゼロないしマイナスである 失 業 率 も15% 以 上 とEU 内 でスペイン,ギリシャと 共 にワースト3である 過 去 クロアチアが 苦 しい 時 代 に 日 本 から 行 った 様 々な 支 援 は 今 でも 高 く 評 価 されている 本 年 5 月 にクロアチア 東 部 は 大 洪 水 の 被 害 を 受 けたが,その 際 日 本 政 府 及 び 日 本 企 業 から 支 援 を 行 った このように 日 本 とクロアチアは 非 常 に 良 好 な 関 係 にある 本 稿 では, 日 本 ではあまり 紹 介 されないクロアチア 経 済 の 現 状 を 紹 介 し, 戦 争 の 傷 跡 を 乗 り 越 えて 体 制 移 行 することの 困 難 に 立 ち 向 かっているクロアチアの 努 力 について 説 明 し た 上 で, 日 本 とのビジネス 関 係 の 発 展 を 展 望 する 好 調 な 日 本 製 品 クロアチアは 親 日 的 であり, 日 本 製 品 にも 良 い 印 象 を 持 っている クロアチアの 要 人 達 は 是 非 日 本 企 業 に 投 資 してほしいと 常 に 述 べている クロアチアに 住 む 日 本 人 は 約 120 名 である 個 人 で 開 業 したり 観 光 業 で 働 く 日 本 人 は 若 干 いるが, 日 本 企 業 から 派 遣 されて いる 常 駐 日 本 人 はゼロである クロアチアで 製 品 開 発 をしている 日 本 企 業 は1 社 あるが( 詳 細 後 述 ), 製 造 している 日 本 企 業 はゼロである ポーランド,チェコ,ハンガリー,ルーマニアなどには 日 本 の 製 造 業 が 数 十 社 進 出 し, 数 万 人 が 現 地 雇 用 されているのに 比 べ,クロアチアは 大 きく 出 遅 れた 但 し, 日 本 の 自 動 車, 電 気 光 学 事 務 医 療 機 器 等 の 販 売 代 理 店 等 はあり,クロアチア 人 スタッフ 達 が 日 本 製 品 をしっかり 売 っている 筆 者 も 大 使 公 邸 で 日 本 製 品 のプロモーション 活 動 を 彼 らと 共 に 行 っている クロアチアから 日 本 にはクロマグロが 輸 出 されている 地 中 海 マグロを2 年 半 程 度 アド 1

リア 海 で 畜 養 し, 脂 がのった12 月 に 何 千 トンも 収 獲 して 日 本 に 輸 出 する 筆 者 は, 収 獲 の 際 に 日 本 から 来 る 漁 船 団 の 皆 さんとお 目 にかかれるのを 楽 しみにしている 残 る 旧 共 産 主 義 体 制 と 戦 争 の 影 響 ~ 欧 州 と 歴 史 の 中 でのクロアチア 経 済 の 位 置 付 け クロアチアは28 番 目 のEU 加 盟 国 であり,EUの 東 南 方 向 への 拡 大 の 最 前 線 に 位 置 す る 加 盟 に 際 して 約 600 本 の 法 令, 約 1500 本 の 政 令 などを 改 正 したという 独 立 後 3 度 の 政 権 交 代 を 経 て 民 主 主 義 も 定 着 し, 腐 敗 の 問 題 にも 取 り 組 み, 大 きな 成 果 を 挙 げて いる 本 来 もっと 早 くEU 加 盟 が 実 現 してよかったのだが, 戦 争 等 に 由 来 する 様 々な 問 題 のために 加 盟 が 遅 れた EU 加 盟 により, 諸 制 度 もEUと 共 通 のものになっている 隣 国 とはかつてのユーゴスラビア 時 代 の 経 済 関 係 が 崩 れたが, 右 をどう 再 構 築 できるか 戦 火 を 交 え 複 雑 な 関 係 にある 隣 国 セルビアやボスニア ヘルツェゴビナとの 関 係 は 近 年 改 善 しているが,クロアチアはEU 加 盟 に 伴 い,CEFTA( 中 央 ヨーロッパ 自 由 貿 易 地 域 ) からは 脱 退 した EUも 経 済 困 難 にある 中,クロアチアはこれらの 隣 国 との 経 済 関 係 を 発 展 させない 限 り, 経 済 発 展 は 望 めない 経 済 体 制 変 革 の 困 難 さ, 戦 争 の 後 遺 症 の 大 きさと,それらの 克 服 のための 大 きな 努 力 な ど,クロアチアの 経 済 構 造 には,いまだに 独 特 な 共 産 主 義 体 制 と 戦 争 に 由 来 する 困 難 さが 垣 間 見 れる 制 度 と 運 用 の 乖 離, 国 民 のメンタリティーの 問 題 がある クロアチア 経 済 の8つの 特 徴 1. まず,クロアチアは 観 光 業 が 突 出 して 強 く,GDPの2 割 以 上 が 観 光 関 連 収 入 で ある 観 光 の 目 玉 は,7つある 世 界 遺 産 (ドゥブロヴニク,スプリット,プリトヴィツェ 国 立 公 園 等 )と 共 に 美 しいアドリア 海 での 海 水 浴 日 光 浴 である ドイツ,チェコ,ポー ランド,ハンガリーといった 国 から 夏 の 海 でバカンスを 過 ごす 客 が 車 で 押 し 寄 せ, 自 慢 の 高 速 道 路 も 料 金 所 等 で 混 雑 する よって 世 界 遺 産 に 関 心 のある 日 本 人 観 光 客 は, 混 雑 する 夏 は 避 けた 方 が 良 い 欧 州 企 業 が 土 地 を 購 入 し,ホテル 等 建 設 の 試 みもされている しかし, 土 地 所 有 権 を 巡 るトラブルが 多 発 している 観 光 業 で 既 に 民 族 資 本 が 強 いので, 外 国 競 争 者 の 参 入 が 妨 害 される 面 もある クロアチア 独 立 後, 土 地 所 有 権 に 関 して, 共 産 主 義 化 する 前 (つまり 戦 前 )の 所 有 者 に 土 地 を 返 還 する 方 針 がとられたが,いまだに 土 地 所 有 権 が 確 立 していない 面 もある 土 地 登 記 簿 も 完 全 に 整 備 されていない そのため 不 動 産 課 税 が 不 十 分 である 家 屋 使 用 に 対 する 共 益 費 を 地 方 自 治 体 などが 徴 収 しているが, 土 地 に 対 する 固 定 資 産 税 は 無 い 固 定 資 産 税 が 導 入 されないもう 一 つの 理 由 は,ユーゴスラビア 時 代 に 国 民 達 による 家 の 取 得 が 進 んだため, 現 在 多 くの 国 民 が 家 を 持 っており, 彼 らは 総 じて 固 定 資 産 税 導 入 に 反 対 す る 2

2.ユーゴスラビア 時 代 からの 技 術 も 活 かし,ニッチな 市 場 で 奮 闘 成 功 しているクロア チア 企 業 はある 地 雷 除 去 装 置 のDOK-ing 社 は 世 界 市 場 で 大 きなシェアを 持 つ ウ リャニック 造 船 所 は 浚 渫 船 等 で 好 調 である 3. 起 業 に 際 しての 負 担 が 大 きい 許 認 可 取 得 に 時 間 がかかる 給 料 の 内 の 半 分 しか 手 取 りで 残 らず, 残 りの 半 分 は 税 金 と 社 会 保 障 費 で 取 られる 消 費 税 は25%もある 経 営 雇 用 者 にとりビジネス 展 開 で 多 くのコストがかかる 全 てのクロアチア 企 業 がこのコスト を 支 払 っている 訳 ではなく, 手 取 りの 給 料 は 何 とか 支 払 っているが, 税 金 と 社 会 保 障 費 を 支 払 っていない 企 業 もある 給 料 支 払 いが3ヶ 月 程 度 遅 れることもよくある 多 くの 場 合 国 営 公 営 企 業 であり, 雇 用 不 安 を 防 ぐために 存 続 させている 支 払 い 遅 延 については, 国 営 病 院 に 機 材 を 納 入 しても 直 ぐに 代 金 を 支 払 ってくれないこともある 4. 約 430 万 人 の 人 口 の 内, 年 金 受 給 者 は 約 120 万 人, 勤 労 者 は 約 140 万 人,それ 以 外 に 失 業 者 が 約 30 万 人 と, 働 いている 者 と 働 いてない 者 の 比 率 が 殆 ど 同 じである 年 金 受 給 者 には, 経 済 体 制 移 行 に 適 応 できないが 故 の 早 期 退 職 者, 退 役 軍 人 の 年 金 受 給 者 ( 約 7 万 人 )も 含 まれる 働 いている 者 が, 働 いていない 者 を 支 えるための 社 会 保 障 費 等 負 担 が 高 額 になる 訳 である 加 えて 固 定 資 産 税 も 利 子 課 税 も 無 いので, 更 に 勤 労 者,ビ ジネスに 対 する 課 税 が 高 くなる ( 注 : 本 稿 脱 稿 掲 載 後, 利 子 配 当 キャピタルゲイン 課 税 が 将 来 導 入 される 方 向 で 議 論 が 進 んでいることがクロアチア 国 内 でも 報 道 されてい る )なお, 勤 労 者 140 万 人 の 内, 約 39 万 人 が 官 公 庁 国 営 企 公 的 サービス 部 門 で 働 いており,また 私 企 業 についても 国 が 株 を 保 有 している 例 もあり, 要 するに 経 済 に 占 める 国 公 営 セクターの 比 重 が 非 常 に 大 きいのだ 5.クロアチアの1 人 当 たり 平 均 所 得 は 日 本 人 の 約 3 分 の 一 だが, 生 活 実 感 では 物 価 は 日 本 と 同 じである ( 不 動 産 価 格 は 日 本 よりは 安 い )1つの 原 因 は 通 貨 クーナが 高 めに 維 持 されていることがある クーナを 切 り 下 げられない 理 由 は 以 下 のように 説 明 される 第 1 にユーゴスラビア 時 代 のハイパー インフレーションの 悪 い 思 い 出 があり, 通 貨 切 り 下 げ はクーナに 対 する 国 民 の 信 任 を 損 なう, 第 2に 輸 入 インフレを 助 長 する, 第 3にユーロ 建 ての 借 金 を 抱 える 企 業 国 民 が 非 常 に 多 く, 彼 らがクーナ 切 り 下 げに 反 対 する いずれに せよ, 今 後 クーナが 大 きく 切 り 下 げられる 見 通 しが 無 いことは,クロアチアで 製 品 を 製 造 しても,それを 国 外 に 販 売 する 上 で 不 利 となるのだ 6.クロアチアでは 国 公 営 セクターが 大 きいことに 加 え, 民 間 では 民 族 資 本 が 一 部 業 種 ( 流 通, 農 業 )で 非 常 に 強 い クロアチアの 民 族 資 本 の 流 通 販 売 チェーンの 店 頭 で, 外 国 製 品 の 並 び 方 が 少 ないことと 関 係 がある クロアチアには ケイレツ が 存 在 するのだ 7. 経 済 困 難 の 中 クロアチア 人 の 一 般 国 民 はどうやって 生 きているのだろうか 家 族 が 支 え 合 いの 大 きな 意 義 を 指 摘 できる ユーゴスラビア 時 代 の 達 成 として, 個 人 が 家 を 所 有 しており, 固 定 資 産 税 も 無 いので, 家 に 住 む 点 では 問 題 が 少 ないと 言 える 日 本 よりは 大 きな 一 軒 家 に, 両 親, 子 供, 孫 たちが 一 緒 に 住 んでいる 例 が 多 い 8.クロアチア 政 府 が 経 済 苦 境 をどのように 脱 出 しようとしているのか,よく 戦 略 が 見 え 3

ない この 点 クロアチアの 経 済 ジャーナリスト 達 は 筆 者 に 対 して, 日 本 のアベノミクスは, 日 本 が 経 済 戦 略 を 立 てて 実 行 しているという 点 で 素 晴 らしい クロアチアは, 日 本 とは 異 なる 状 況 なので, 当 然 異 なるやり 方 であるべきだが,アベノミクスのような 戦 略 を 立 てる ことができない と 述 べる 全 ての 構 造 改 革 は 痛 みを 伴 うが, 痛 みを 極 力 避 けたいという 点 では 与 野 党 が 共 通 しており,その 意 味 で 与 野 党 の 経 済 政 策 にあまり 違 いが 無 いようだ 市 場 経 済 体 制 への 移 行 の 挑 戦 クロアチアの 経 験 を 一 般 化 して, 体 制 移 行 の 際 の 教 訓 を 引 き 出 してみたい 1. 共 産 主 義 体 制 下 では 良 い 面, 経 済 的 に 達 成 した 面 もある しかし 体 制 移 行 後,そ れらの 達 成 が 断 片 化 し, 一 部 に 残 っていてもシステムとして 全 体 的 にチグハグな 状 況 があ る クロアチアで 個 人 の 持 ち 家 が 多 いことは, 過 去 の 達 成 である このことが 社 会 不 安 の 醸 成 を 抑 止 している 他 方, 固 定 資 産 税 導 入 の 障 害 となっており, 土 地 不 動 産 の 効 果 的 利 用 を 妨 げている 自 分 ( 親 )の 持 家 から 離 れられないため, 社 会 の 流 動 性, 効 果 的 な 労 働 力 配 分 も 妨 げている 2.ユーゴスラビア 時 代 には, 国 内 の 経 済 分 業 に 加 え, 非 同 盟 運 動 の 盟 主 として, 経 済 的 にも 中 東, 中 央 アジア 等 で 様 々な 経 済 プロジェクトを 手 がけていた しかしユーゴスラビ ア 崩 壊 後, 分 業 体 制 も 崩 壊 してしまった 造 船 業 や 機 械 製 造 業 で,クロアチア 国 内 でまだ その 伝 統 の 残 滓 を 見 ることもできるものの, 世 界 的 なビジネス 展 開 はかなり 縮 減 されてし まった 3. 共 産 主 義 の 悪 い 面 は, 体 制 移 行 後 もすぐには 直 らない 非 効 率 な 規 制 許 認 可 の 運 用, 労 働 を 忌 避 し 学 生 生 活 を 長 く 続 けたり 安 易 に 早 期 退 職 する 態 度 (クロアチアでは 早 期 年 金 受 給 が 可 能 だがEUは 右 を 改 めるように 指 摘 している), 労 働 者 保 護 と 競 争 への 対 応 のバラ ンスを 取 る 事 の 難 しさ, 国 公 営 企 業 に 依 存 し 民 間 企 業 育 成 を 怠 っていること, 市 場 経 済 の スピード 感 の 欠 如 などが 挙 げられる 3つのビジネス チャンス 以 上 から, 低 賃 金 で 労 働 者 を 雇 用 し, 製 品 を 製 造 して 国 外 に 売 るというモデルでは,ク ロアチアはうまくいかなず, 他 のモデルで,チャンスを 狙 う 必 要 がある たとえば, 1.クロアチアにはユーゴスラビア 時 代 から 工 業 先 進 国 だった 伝 統 がある 教 育 水 準 の 高 い 良 質 な 技 術 者 ( 英 語 堪 能 ) 等 は,たとえばドイツに 比 べて 安 い 賃 金 で 確 保 できる そのような 労 働 力 を 確 保 して 成 功 している 日 本 企 業 は, 自 動 車 部 品 メーカーの 矢 崎 総 業 がある 首 都 ザグレブ 市 内 に 研 究 開 発 センターを 設 置 した 矢 崎 総 業 は,ワイヤハーネス の 開 発 にクロアチア 人 技 術 者 が 従 事 している 現 在 約 90 名 の 技 術 者 ( 全 てクロアチア 人 で 日 本 人 常 駐 者 はゼロ)が 勤 めている クロアチア 人 技 術 者 が 作 った 設 計 図 を 基 に, 欧 州 域 内 にある 矢 崎 総 業 の 工 場 で 製 品 が 製 造 される また 高 度 技 能 者 という 点 で 船 長 などの 高 級 船 員 が 日 本 の 船 会 社 大 手 3 社 ( 日 本 郵 船, 商 4

船 三 井,K-LINE)により 雇 用 されている 3 社 合 計 で6~7 百 名 位 になると 見 込 ま れる クロアチアでは 多 くの 大 学 に 海 洋 学 部 があり, 卒 業 生 達 は 更 に 日 本 の 船 会 社 で 働 き たいと 希 望 している 2.クロアチアが 進 める 火 力 発 電 所 建 設 プロジェクトに 対 する 外 国 企 業 の 協 力 と 投 資 を 求 めている 同 プロジェクトには 丸 紅 が 応 札 しているが 同 社 が 落 札 すれば, 日 本 クロアチ ア 経 済 関 係 にとり 画 期 的 な 例 となる またウクライナ 危 機 後, 南 東 欧 諸 国 のエネルギー 情 勢 に 懸 念 がある 中,この 地 域 のエネルギー 安 全 保 障 強 化 のための 日 本 からの 目 に 見 える 具 体 的 協 力 と 位 置 づけられる 3.クロアチアは 今 後 EU 資 金 も 利 用 したインフラ 整 備 の 事 業 を 計 画 している EUのプ ロジェクトのため, 日 本 企 業 がクロアチア 企 業 やEU 企 業 と 連 合 することができれば,プ ロジェクトに 参 入 できる 可 能 性 が 皆 無 という 訳 ではない 具 体 的 にはクルク 島 というアド リア 海 の 島 に,LNGターミナルを 建 設 して, 海 外 からLNGを 輸 入 し,それを 中 東 欧 に 輸 送 する 構 想 がある 西 バルカン 諸 国 の 運 輸 インフラを 整 備 するためのハイウェー 構 想 (クロアチアから 南 下 してモンテネグロ,アルバニア,ギリシャに 達 する), 鉄 道 近 代 化 構 想 (ミュンヘンからイ スタンブール 迄 をつなぐ)が 提 案 されており,ドイツのメルケル 首 相 はこれらの 構 想 に 積 極 的 な 姿 勢 を 表 明 している その 他 各 都 市 の 水 道 設 備 の 近 代 化 などもある クロアチア 国 内 には 鉄 道 車 両 製 造 メーカーがいくつかあり,それらの 社 長 達 は 筆 者 に 対 して, 日 本 企 業 との 協 力 を 望 むと 述 べていた クロアチアは,これまでの 出 遅 れを 取 り 戻 して 日 本 企 業 との 関 係 強 化 が 進 むことを 期 待 している 筆 者 もそのために 尽 力 するつもりである ( 本 文 中 の 意 見 にわたる 部 分 は 筆 者 の 私 見 である ) ( 了 ) 5