バイオ燃料:



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その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

●電力自由化推進法案

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

受 託 工 事 費 一 般 管 理 費 何 地 区 給 料 手 当 賞 与 引 当 金 繰 入 額 賃 金 報 酬 法 定 福 利 費 退 職 給 付 費 備 消 品 費 厚 生 福 利 費 報 償 費 旅 費 被 服 費 光 熱 水 費 燃 料 費 食 糧 費 印 刷 製 本 費 測 量 調 査

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長崎市民間建築物耐震化推進事業の概要

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Taro-条文.jtd

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災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1


2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平

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別紙3

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

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Microsoft Word - H24様式(那珂市版).doc

m07 北見工業大学 様式①

Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt

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(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

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入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

人事行政の運営状況の報告について

(Microsoft Word - \221\346\202P\202U\201@\214i\212\317.doc)

3 避 難 状 況 避 難 指 示 避 難 勧 告 都 道 府 県 名 市 区 町 村 名 指 示 日 時 勧 告 日 時 青 森 県 岩 手 県 山 形 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 鰺 ヶ 沢 町 月 16 日 12 時 55 分 10 月 22 日 10 時 00 分

Microsoft Word )40期決算公開用.doc

●幼児教育振興法案

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職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

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平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 最 高 号 給 の 給 料 月 額 243,7 37,8 35

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41


3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9

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(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

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1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

送 信 局 を 電 気 通 信 事 業 者 に 貸 し 付 けるとともに 電 気 通 信 事 業 者 とあらかじめ 契 約 等 を 締 結 する 必 要 があること なお 既 に 電 気 通 信 事 業 者 において 送 信 局 を 整 備 している 地 域 においては 当 該 設 備 の 整 備

Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

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などは 別 の 事 業 所 とせず その 高 等 学 校 に 含 めて 調 査 した 5 調 査 事 項 単 独 事 業 所 調 査 票 全 産 業 共 通 事 項 ( 単 独 事 業 所 ) ア 名 称 及 び 電 話 番 号 イ 所 在 地 ウ 経 営 組 織 ( 協 同 組 合 においては 協

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貸 借 対 照 表 内 訳 表 212 年 3 月 31 日 現 在 公 益 財 団 法 人 神 奈 川 県 公 園 協 会 科 目 公 益 目 的 事 業 会 計 収 益 事 業 等 会 計 法 人 会 計 内 部 取 引 消 去 合 計 Ⅰ 資 産 の 部 1. 流 動 資 産 現 金 預 金

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18 国立高等専門学校機構

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平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

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総合評価点算定基準(簡易型建築・電気・管工事)

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 243,7 2 級 185,8 37,8 3 級 4 級 222,9 354,7 ( 注 )

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

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16 日本学生支援機構

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

23年度版 総社市様式外.xls


Microsoft Word - H25年度の概要

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(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

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Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

Transcription:

PARC ビデオ DVD 食 べるためのマグロ 売 るためのマグロ 資 料 集 食 べるためのマグロ 売 るためのマグロ 各 章 の 内 容 1.マグロってどんな 魚? (4 分 50 秒 ) 現 代 マグロ 事 情 (59 秒 )/マグロの 生 活 史 (44 秒 )/マグロの 種 類 (2 分 )/マグロを 獲 る 方 法 (1 分 2 秒 ) 2.マグロと 日 本 人 (7 分 25 秒 ) 増 え 続 けてきた 消 費 量 (55 秒 )/マグロと 日 本 人 のかわりゆく 関 係 (1 分 37 秒 )/ 遠 洋 漁 業 と 超 低 温 冷 凍 (1 分 10 秒 )/ 商 社 と 冷 凍 マグロ< 清 水 港 >(3 分 40 秒 ) 3. 世 界 にひろがるマグロ 産 業 (11 分 53 秒 ) 世 界 の 消 費 量 の 増 加 と 中 国 の 漁 業 事 情 (2 分 45 秒 )/マグロを 獲 る 人 <フィリピン>(5 分 30 秒 )/ 養 殖 <メキシコ>(3 分 6 秒 ) 4. 育 てるマグロ 獲 るマグロ (7 分 11 秒 ) マグロを 育 てる 試 み(1 分 7 秒 )/ 養 殖 マグロをめぐる 議 論 (1 分 6 秒 )/ 新 しい 産 地 < 境 港 >(1 分 56 秒 )/あなたはマグロが 好 きですか?(3 分 6 秒 ) グローバル 化 時 代 の 現 在 マグロをめぐる 生 産 流 通 消 費 がどのようになっているのか そ の 仕 組 みが 人 びとの 暮 らしや 環 境 にどのような 影 響 を 与 えているのかを 知 り 魚 をどんなふう に 食 べていきたいかを 考 えていただきたいと 思 っています 授 業 講 演 などで 本 作 品 を 上 映 していただく 際 に 資 料 集 をご 活 用 下 さい 特 定 非 営 利 活 動 法 人 アジア 太 平 洋 資 料 センター(PARC) 101-0063 東 京 都 千 代 田 区 神 田 淡 路 町 1-7-11 東 洋 ビル 3F TEL:03-5209-3455 FAX:03-5209-3453 Email:video@parc-jp.org HP:www.parc-jp.org/main - 1 -

マグロってどんな 魚? マグロは 大 型 の 高 速 回 遊 魚 止 まっていると 呼 吸 ができないため 生 まれてから 死 ぬまで 休 むことなく 泳 ぎ 続 ける 泳 ぐのは 自 分 の 体 温 よりやや 水 温 の 低 い 海 域 で 1 年 を 半 分 に 分 け 半 年 はエサを 求 めて 後 の 半 年 は 産 卵 のために 広 大 な 範 囲 を 回 遊 する 小 型 から 中 型 の 魚 類 甲 殻 類 イカ 類 やマキガイなどを 主 なエサとし 大 量 に 食 べる 海 の 食 物 連 鎖 の 上 位 にある マグロの 種 類 マグロ 類 はサバの 仲 間 (スズキ 目 サバ 亜 目 サバ 科 )で 日 本 では 以 下 の 5 種 類 が 主 に 食 べられている (そのほかにも タイセイヨウマグロ コシナガなどのマグロがいる) 1 クロマグロ(Bluefin tuna):マグロ 類 の 中 でもっとも 大 きくなるマグロ 体 長 250cm 体 重 300kg ほど 本 マグロ とも 呼 ばれ トロも 多 く 最 高 級 品 として 取 引 される 背 中 が 青 黒 く 胸 びれが 短 く 目 が 小 さいのが 特 徴 太 平 洋 クロマグロと 大 西 洋 クロマグロ( 地 中 海 大 西 洋 に 分 布 するもの)の 2 種 類 に 分 けられる 太 平 洋 のものは 10 年 以 上 大 西 洋 のものは 20 年 以 上 生 きると 言 われている 全 世 界 の 温 帯 海 域 に 広 く 分 布 太 平 洋 クロマグロは 伊 豆 諸 島 西 南 からフィリピン 近 海 にいたる 日 本 の 南 方 海 域 で 生 まれ 日 本 近 海 で 回 遊 した 後 太 平 洋 を 横 断 し アメリカやメキシコなど 北 米 大 陸 の 沿 岸 に 回 遊 その 後 日 本 や 台 湾 近 海 へまた 戻 ってくる 5 歳 くらい( 体 重 50kg, 体 長 142cm 程 度 )で 産 卵 する 大 西 洋 クロ マグロは 地 中 海 メキシコ 湾 フロリダ 海 峡 などで 生 まれ 大 西 洋 を 広 く 回 遊 する 2 ミナミマグロ(Southern bluefin tuna):クロマグロについで 大 きなマグロ 体 長 200cm 体 重 180kg ほど インドマグロ とも 呼 ばれ トロも 多 く 高 級 品 として 取 引 される 寿 命 は 20 年 以 上 南 半 球 の 南 緯 30 ~50 の 比 較 的 冷 たい 海 に 棲 む アルゼンチンの 東 の 沖 から 南 アフリカ 沖 インド 洋 南 部 オーストラリア ニュージーランド チリ 近 海 にまで 分 布 してい る ジャワ 島 の 南 あるいはオーストラリアの 北 西 部 海 域 で 生 まれ 3~4 年 オーストラリア 沿 岸 を 回 遊 した 後 徐 々に 沖 合 いへ 分 布 を 拡 げていく 3 メバチマグロ(Bigeye tuna): 体 は 高 くて 太 く 頭 と 目 が 大 きい 目 が 大 きいため メバチ( 目 撥 ) という 名 前 になったといわれている 体 長 200cm 体 重 150kg ほど 日 本 では 刺 身 や 寿 司 ネタとして 使 われている 寿 命 は 10~15 年 ほど 地 中 海 をのぞく 世 界 の 熱 帯 温 帯 海 域 ( 太 平 洋 大 西 洋 インド 洋 )に 広 く 分 布 太 平 洋 東 部 の 赤 道 の 近 くで 生 まれ 北 太 平 洋 または 南 太 平 洋 で 育 ち 成 熟 すると 産 卵 のため 太 平 洋 東 部 の 赤 道 近 くに 戻 る 4 キハダマグロ(Yellowfin tuna):マグロ 類 の 中 でもっとも 消 費 量 が 多 いマグロ 体 が 黄 色 が かっていて 頭 が 小 さく 尾 第 2 背 びれ 臀 ひれが 大 きい 体 長 180~200cm 体 重 200kg ほど 日 本 では 家 庭 用 の 刺 身 としても 食 べられているが 世 界 的 には 缶 詰 の 材 料 と なっている 寿 命 は 7~10 年 前 後 地 中 海 をのぞく 世 界 の 熱 帯 温 帯 海 域 ( 太 平 洋 大 西 洋 インド 洋 )に 広 く 分 布 比 較 的 高 温 の 水 を 好 み 水 深 の 浅 いところを 回 遊 している 赤 道 付 近 で 生 まれ 若 いころは 沿 岸 域 を 回 遊 成 長 とともに 分 布 を 拡 大 していく 年 間 を 通 し て 産 卵 をする 5 ビンナガマグロ(Albacore germon):マグロの 中 でもっとも 小 さいマグロ 胸 びれが 細 くとて も 長 いのが 特 徴 体 長 110~120cm 体 重 40kg ほど 主 に 缶 詰 の 材 料 となるが 日 本 では スーパーや 回 転 寿 司 などで トロの 部 分 が ビントロ と 呼 ばれ 販 売 されている 寿 命 は 10 ~16 年 以 上 全 世 界 の 温 暖 な 海 域 に 広 く 分 布 している 水 温 が 24 以 上 水 深 が 50~ 60m 以 下 の 海 で 生 まれ 北 大 西 洋 では 4~9 月 に 西 へ 南 大 西 洋 のものは 東 へそれぞれ 移 動 し 10~3 月 にはその 逆 に 回 遊 - 2 -

マグロを 獲 る 方 法 マグロを 獲 る 方 法 は 種 類 や 環 境 によって 異 なり 主 には 以 下 のようなものがある 1 巻 き 網 : 大 型 の 網 を 円 形 に 広 げて 魚 を 群 れごと 巻 き 網 の 底 を 絞 って 船 に 引 き 上 げる 漁 法 網 の 直 径 は 200 メートルから 1000 メートルにもなる 網 の 中 でマグロが 暴 れたり マグ ロ 同 士 がぶつかったりするため 傷 つきやすく あまり 刺 身 向 けにはならない 効 率 よくマ グロを 漁 獲 できるが 網 の 中 に 他 の 魚 が 紛 れ 込 む 混 獲 と 呼 ばれる 問 題 もある 2 延 縄 (はえなわ): 日 本 で 始 まった 漁 法 漁 具 は 幹 縄 につけられる 枝 縄 と 枝 縄 の 先 の 釣 り 針 幹 縄 が 沈 んでしまわないように 幹 縄 には 浮 きがつけられ 枝 縄 は 40~50m の 間 隔 で 幹 縄 に 吊 り 下 げられる 縄 を 船 に 揚 げるときには 幹 縄 を 揚 縄 機 (ラインホーラー)でくり 揚 げていく 幹 縄 の 全 長 は 100km から 160km 1 つ 1 つにエサをつける 針 の 数 はおよそ 3000 個 マグロを 1 匹 ずつ 釣 り 上 げるので マグロが 傷 つかず 刺 身 に 適 した 漁 法 すべ ての 針 にマグロがかかるわけではないため 効 率 は 良 くない また 針 にウミガメなどがか かってしまう 混 獲 も 指 摘 されている 揚 縄 機 が 開 発 される 前 は すべて 人 力 による 作 業 だ ったため 危 険 を 伴 った 3 一 本 釣 り:もっとも 古 い 漁 法 で 針 の 先 にエサをつけ マグロを 釣 り 上 げる 漁 法 竿 を 使 う 方 法 と 使 わない 手 釣 りがある 自 動 で 糸 を 巻 き 上 げる 機 械 や 人 間 の 手 を 使 って 100 キロもあるマグロを 釣 り 上 げる 最 後 はエラに 銛 を 刺 したり 電 気 ショックを 与 えて 仕 留 め る 魚 体 が 傷 つきにくく 高 値 で 取 引 される そのほかに 仕 掛 けた 網 でマグロを 捕 らえる 定 置 網 や ヨコワ(クロマグロの 幼 魚 )を 生 きたま ま 捕 らえるときに 使 われる 引 き 縄 釣 り( 船 に 何 本 も 竿 を 立 て エサをつけた 糸 を 海 中 に 垂 らし ながら 走 る 方 法 )などがある 世 界 の 漁 獲 量 と 日 本 の 消 費 量 輸 入 量 表 1 世 界 の 魚 種 別 マグロ 漁 獲 量 の 推 移 ( 単 位 :トン) クロマグロ ビンナガ キハダマグロ メバチマグロ ミナミマグロ マグロ 合 計 1950 22,164 110,105 808 103,676 236,753 1955 47,339 152,566 46,908 94,059 340,872 1960 89,581 284,509 80,827 161,256 616,173 1965 86,147 253,931 125,182 198,151 663,411 1970 82,464 365,388 146,432 169,882 764,166 1975 73,917 506,005 203,481 169,404 952,807 1980 82,458 549,847 232,916 195,430 1,060,651 1985 71,780 724,792 260,846 192,549 1,249,967 1990 47,437 1,023,783 310,782 232,142 1,614,144 1995 67,119 1,072,355 393,810 194,635 1,727,919 2000 65,619 1,185,804 447,398 215,242 1,914,063 2005 56,092 1,296,137 402,980 209,188 1,964,397 出 所 :FAO Fishstat - 3 -

表 2 日 本 のマグロ 消 費 量 ( 単 位 :トン) 2005 日 本 の 漁 獲 量 205,208 日 本 の 輸 入 量 293,933 日 本 の 輸 出 量 23,869 日 本 の 消 費 量 475,272 出 所 :FAO Fishstat 正 確 な 消 費 量 は 計 算 できないが 日 本 のマグロ 漁 獲 量 とマグロ 輸 入 量 を 足 した 数 値 から 日 本 のマグロ 輸 出 量 を 引 き 計 算 上 日 本 で 消 費 されている 数 値 を 出 した これは 世 界 で 消 費 されているマグロ(1,891,685 万 トン)の 4 分 の 1 にあたる 表 3 日 本 のマグロ 輸 入 量 ( 単 位 :トン) 年 輸 入 量 年 輸 入 量 1976 77,418 1991 251,414 1977 104,993 1992 267,887 1978 89,822 1993 301,939 1979 91,715 1994 298,697 1980 77,612 1995 308,934 1981 86,626 1996 305,221 1982 98,635 1997 280,762 1983 122,266 1998 311,292 1984 103,257 1999 286,383 1985 135,133 2000 321,379 1986 135,280 2001 315,725 1987 181,617 2002 360,631 1988 209,362 2003 332,794 1989 207,373 2004 341,978 1990 238,786 2005 333,204 出 所 :FAO Fishstat 表 4 日 本 のマグロ 輸 入 相 手 国 上 位 20 カ 国 (2006 年 1 月 ~12 月 ) 順 位 国 数 量 (トン) 価 額 ( 万 円 ) 1 台 湾 82,014 4,854,383 2 韓 国 43,402 2,625,302 3 中 華 人 民 共 和 国 27,638 1,873,144 4 フィリピン 18,045 779,066 5 インドネシア 15,379 1,151,238 6 オーストラリア 9,675 1,749,163 7 バヌアツ 8,382 292,496 8 クロアチア 4,687 1,017,486 9 マルタ 4,550 1,205,375 10 タイ 4,131 262,518 11 スリランカ 3,751 293,898 12 スペイン 3,701 1,000,825 13 メキシコ 3,367 591,595 14 パプアニュー ギニア 3,304 130,893 15 トルコ 3,217 727,220 16 アメリカ 合 衆 国 2,951 132,273 17 カナダ 2,770 219,108 18 モルディブ 2,696 225,226 19 イタリア 2,682 724,828 20 フィジー 2,577 195,611 出 所 : 財 務 省 貿 易 統 計 - 4 -

日 本 のマグロ 漁 表 5 世 界 の 海 で 獲 られる 国 産 マグロ(2005) < 日 本 の 漁 獲 量 > 日 本 の 船 が 獲 ったマグロを 指 す 右 表 は 日 本 の 船 がどの 海 域 でマグロをどれ だけ 獲 ったかを 示 すものだが 2005 年 日 本 が 位 置 している 海 域 ( 北 西 太 平 洋 )で 獲 られた マグロは 42,818 トンであり 全 体 の 20% 強 に すぎない 海 域 名 海 域 番 号 漁 獲 量 (トン) 割 合 中 東 大 西 洋 34 10,829 5.28% 北 東 大 西 洋 27 2,819 1.37% 北 西 大 西 洋 21 1,122 0.55% 南 東 大 西 洋 47 6,127 2.99% 南 西 大 西 洋 41 1,489 0.73% 中 西 大 西 洋 31 3,540 1.73% 南 極 洋 58 23 0.01% 東 インド 洋 57 6,664 3.25% 西 インド 洋 51 33,072 16.12% 地 中 海 黒 海 37 404 0.20% 中 東 太 平 洋 77 29,797 14.52% 北 東 太 平 洋 67 - 北 西 太 平 洋 61 42,818 20.87% 南 東 太 平 洋 87 8,488 4.14% 南 西 太 平 洋 81 6,452 3.14% 中 西 太 平 洋 71 51,564 25.13% 合 計 205,208 100.00% 図 1 世 界 の 漁 獲 水 域 区 (FAO 漁 獲 統 計 海 区 ) 出 所 :FAO Fishstat - 5 -

< 日 本 のマグロ 漁 の 歴 史 :1945 年 以 前 > 日 本 では 縄 文 時 代 の 遺 跡 の 中 からもマグロの 骨 が 発 見 されている( 福 井 県 鳥 浜 貝 塚 など)た め その 頃 からマグロを 食 べたことが 分 かっている マグロが 本 格 的 に 獲 れるようになったのは 江 戸 時 代 中 期 に 定 置 網 漁 法 が 発 展 してから 江 戸 時 代 にはカツオ 漁 の 方 が 盛 んだったが 沿 岸 の 定 置 網 のなかにかかったマグロを 腐 らせないために 漬 け 丼 に 食 べてきたと 言 われている それまで マグロは シビ と 呼 ばれ 死 日 (シビ) というように 聞 こえて 縁 起 が 悪 いとされてきた が このころから マグロ と 呼 ばれはじめたとされる 日 本 のマグロ 漁 に 固 有 な 漁 法 である 延 縄 漁 法 は 江 戸 期 の 延 享 年 間 (1744~48)に 房 総 半 島 現 在 の 館 山 市 当 時 は 布 良 村 と 呼 ばれていた 漁 村 で 始 まった 伝 統 漁 法 明 治 後 期 頃 から 漁 船 の 動 力 船 化 が 徐 々に 進 行 し 1 週 間 以 上 の 航 海 が 可 能 になったため 陸 から 離 れた 海 ( 距 岸 50 マイル 以 上 など)でも 操 業 するようになった ラインホーラ( 楊 縄 機 )の 考 案 により 作 業 の 能 率 化 も 進 み 1912 年 ( 大 正 元 年 )には 千 葉 静 岡 和 歌 山 を 中 心 に 延 縄 漁 船 数 は 166 隻 にも 達 し 沿 岸 来 遊 量 の 減 少 による 定 置 網 漁 不 振 を 穴 埋 めしたと 言 われている 1921 年 ( 大 正 10 年 )には 延 縄 漁 船 のほとんどが 動 力 化 100 トン 以 上 の 鋼 船 延 縄 漁 船 が 出 現 した 昭 和 に 入 ってからは 缶 詰 や 冷 凍 品 など 国 際 輸 出 商 品 としてマグロへの 需 要 が 高 まり 延 縄 漁 業 を 中 心 に 発 展 1940 年 ( 昭 和 15 年 )には 漁 獲 量 が 86,000 トンに 達 した < 日 本 のマグロ 漁 の 歴 史 :1945 年 以 降 > 戦 後 日 本 の 漁 業 は 戦 争 による 漁 船 の 損 失 船 員 の 不 足 に 加 え マッカーサーラインによっ て 操 業 できる 海 域 を 制 限 され 苦 しんだ しかし マグロ 延 縄 漁 業 に 関 しては 戦 後 日 本 の 食 糧 難 対 策 として 1945 年 ( 昭 和 20 年 )から 1949 年 ( 昭 和 24 年 )の 第 1 次 ~ 第 3 次 漁 区 拡 張 許 可 が 降 り さらに 1950 年 ( 昭 和 25 年 )5 月 には 母 船 式 マグロ 漁 業 許 可 区 域 として 南 洋 海 区 ( 日 本 の 南 の 海 ニューギニア 島 のあたりま で)が 認 められるようになった その 後 1952 年 ( 昭 和 27 年 )にマッカーサーラインが 撤 廃 1950 年 代 を 通 して アメリカ 向 け 缶 詰 原 魚 としてマグロ 漁 を 行 った しかし 1960 年 代 に 入 ると 韓 国 台 湾 などの 漁 船 が 競 争 相 手 として 登 場 アメリカ 市 場 を 失 った 日 本 のマグロ 漁 船 は 1960 年 代 末 に 国 内 向 け 刺 身 用 生 産 に 転 じた 日 本 の 家 庭 での 冷 蔵 庫 の 普 及 とあいまって 1970 年 代 日 本 のマグロ 漁 は 順 調 に 発 展 し 続 けた 宮 城 県 の 気 仙 沼 静 岡 県 の 清 水 港 焼 津 港 そして 神 奈 川 県 三 浦 半 島 の 三 崎 港 を 勇 壮 な 軍 艦 マーチとともに 出 港 した 遠 洋 延 縄 漁 船 は 文 字 通 り 7 つの 海 を 駆 け 巡 って 日 本 の 食 卓 に マグロを 届 けていた 豊 漁 旗 をつけて 寄 港 する 遠 洋 漁 船 は まさに 日 本 の 高 度 経 済 成 長 を 象 徴 する 風 景 だった 同 時 に 世 界 中 の 海 からマグロを 獲 る 日 本 の 遠 洋 漁 船 は 漁 場 周 辺 の 国 々の 人 々から 大 いに 顰 蹙 を 買 ってもいた 1970 年 代 半 ば 頃 から 水 産 資 源 に 対 する 主 権 の 主 張 として 沿 岸 諸 国 が 沿 岸 から 200 海 里 以 内 を 漁 業 専 管 水 域 と 定 めて 外 国 漁 船 の 活 動 を 規 制 しはじめた そのため 日 本 の 漁 船 が 操 業 できる 海 はどんどん 少 なくなっていった(それ 以 前 外 国 船 が 漁 をできない 海 域 として 制 限 さ れていたのは 国 によっては 沿 岸 から 3 海 里 の 海 域 だけだった) その 結 果 日 本 の 遠 洋 漁 業 漁 船 は 世 界 中 の 海 の 沿 岸 200 海 里 内 での 操 業 が 困 難 になり 入 漁 料 を 払 って 沿 岸 国 に 操 業 を 認 めてもらうか あるいは 操 業 を 断 念 するかの 選 択 を 迫 られるようになった - 6 -

さらに 1979 年 オイルショックの 打 撃 を 受 け 80 年 代 前 半 にはマグロ 漁 船 船 主 の 倒 産 が 相 次 いだ 過 当 競 争 を 抑 えるために 1981 年 と 1982 年 に 水 産 庁 は 2 割 減 船 を 実 施 1998 年 にも 2 割 減 船 (80 経 営 体 132 隻 )を 実 施 した その 後 バブルの 中 で 高 級 すし 店 や 料 亭 向 けの 需 要 が 伸 びて 価 格 を 持 ち 直 し 円 高 による 輸 入 量 も 増 えた 1996 年 に 初 めてマグロ 輸 入 量 が 漁 獲 量 を 上 回 り 2000 年 代 に 入 ってこの 傾 向 が 定 着 輸 入 による 安 価 なマグロの 流 入 でマグロの 値 は 1993 年 をピークに 下 がり マグロは 誰 もが 食 べられる 食 材 となった 1993 年 にキロ 3896 円 だったクロマグロの 卸 売 価 格 は 2005 年 に 2408 円 まで 下 がり メバチは 1993 年 の 1306 円 から 2005 年 には 915 円 になっている 低 価 格 に 加 えて 2003 年 のイラク 戦 争 以 降 の 石 油 価 格 高 騰 は 漁 家 の 経 営 難 を 深 め マグロ 漁 業 に 特 化 した 漁 協 が 倒 産 するまでに 至 る 華 やかな 報 道 とは 裏 腹 にマグロ 漁 業 に 携 わる 人 々にとって 厳 しい 状 況 が 続 く また 現 在 マグロ 漁 船 では 多 くのアジア 人 (インドネシア 人 フィ リピン 人 など)が 働 いている 表 6 日 本 のマグロ 漁 獲 量 の 推 移 ( 単 位 :トン) まぐろ 類 合 計 くろまぐろ めばち きはだ びんなが その 他 のまぐ ろ 類 1956 232,661 36,924 49,113 80,854 65,771 1960 389,551 65,736 72,499 154,023 89,107 8,190 1965 430,290 55,904 110,486 123,589 127,341 12,970 1970 291,017 43,899 92,342 79,077 63,626 12,073 1975 310,616 40,716 113,445 71,939 68,861 15,655 1980 378,496 49,494 123,168 119,001 69,677 17,156 1985 390,694 29,948 148,940 134,395 57,820 19,591 1990 293,273 13,798 122,148 98,257 43,315 15,755 1995 331,665 17,484 116,232 111,951 63,628 22,369 2000 286,321 23,023 87,051 98,968 66,432 10,847 2005 238,649 25,431 71,665 82,569 52,999 5,985 出 所 : 水 産 庁 海 面 漁 業 魚 種 別 漁 獲 量 累 年 統 計 ( 全 国 ) 表 7 消 費 地 中 央 卸 売 市 場 におけるマグロの 卸 売 数 量 と 価 格 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 数 量 (トン) 2,432,632 2,400,906 2,344,998 2,314,541 2,320,194 2,275,236 2,226,882 価 格 ( 円 /kg) 895 860 849 833 854 872 847 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2191026 2,183,355 2,141,583 2,089,773 2,034,416 1,994,600 1,895,358 1,780,758 847 819 798 796 763 760 775 815-7 - 出 所 : 水 産 庁 水 産 物 流 通 統 計

< 漁 船 と 運 搬 船 > 現 在 遠 洋 マグロ 漁 では 一 般 的 にマグロを 獲 る 船 ( 漁 船 )は 約 1 年 間 漁 場 に 留 まり 運 搬 船 が 日 本 と 漁 場 を 往 復 し 獲 れたマグロやエサ 水 食 料 などを 運 んでいる このシステムは 1970 年 代 に 定 着 した <フード マイレージ> 食 べ 物 の 重 さに 移 動 距 離 をかけた 数 値 この 数 値 が 大 きければ 大 きいほど 輸 送 のための 環 境 負 荷 も 大 きい 距 離 フードマイル 輸 送 手 段 CO2 排 出 量 モルジブ 約 11,773km 3.9 トン キロメートル 船 舶 約 149g 境 港 約 720km 0.24 トン キロメートル トラック 約 40g *マグロのさく 200g に 必 要 なマグロ 量 : 約 333g( 頭 部 など 食 べられない 部 分 を 40%で 計 算 ) *それぞれの 距 離 は 海 上 保 安 庁 距 離 表 高 速 道 路 距 離 より 計 算 *CO2 排 出 係 数 は 船 舶 38 トラック 167 で 計 算 < 超 低 温 冷 凍 冷 蔵 > マグロを 水 揚 げ 直 後 にマイナス 60 度 前 後 で 急 速 凍 結 することで 2 年 以 上 変 色 することを 防 ぎ 鮮 度 を 保 つ 運 搬 船 においても 保 存 倉 庫 においてもこの 温 度 で 維 持 する 1970 年 ごろに 開 発 されたこの 技 術 が 刺 身 用 マグロのための 遠 洋 漁 業 の 発 展 を 促 した 反 面 1 年 中 刺 身 マグロ を 食 べることを 可 能 にし 季 節 感 を 消 失 せしめた < 一 船 (いっせん) 買 い> マグロ 運 搬 船 の 漁 獲 を 港 に 到 着 する 前 に 丸 ごと 買 い 付 けること 遠 洋 漁 業 の 規 模 が 大 きく なり 操 業 コストが 高 くなったため 漁 業 者 は 安 定 的 な 量 を 買 い 取 ることのできる 大 手 流 通 業 者 水 産 会 社 商 社 に 船 単 位 でマグロを 売 るようになった このため 冷 凍 マグロにおける 産 地 市 場 を 経 由 しない 流 通 が 増 えた 一 船 買 いには 億 単 位 の 資 金 がかかるため 小 規 模 水 産 会 社 は 関 与 しにくい 結 果 となった また 漁 業 者 は まとまっ た 量 を 売 ることができるが マグロ 一 匹 あたりの 価 格 は 下 がった また 一 船 買 いだけではなく 外 国 からの 直 接 輸 入 など 近 年 市 場 を 通 さない 取 引 が 増 え ている < 便 宜 置 籍 船 :FOC 船 =Flag Of Convenience Ship)> 通 常 は 税 金 対 策 のために 本 来 の 船 籍 とは 異 なる 国 に 船 籍 登 録 している 船 のことをさす が 90 年 代 に 入 って 資 源 管 理 の 必 要 性 が 認 識 され 各 国 に 漁 獲 割 り 当 てが 課 せられるようになっ て 以 降 この 方 法 によって ある 国 に 割 り 当 てられた 漁 獲 量 をこえて 漁 業 をするために この 仕 組 みが 使 われるようになった とくに 国 際 機 関 に 加 盟 していないことから 漁 獲 割 り 当 てを 課 せられていない 台 湾 船 籍 の 船 が 太 平 洋 で 乱 獲 を 行 うことに 日 本 の 漁 業 団 体 と 水 産 庁 は 強 く 抗 議 している 1999 年 ICCAT( 大 西 洋 マグロ 類 保 存 国 際 委 員 会 ) 年 次 会 議 がブラジルのリオデジャネイロで 行 われ 便 宜 置 籍 漁 船 の 廃 絶 対 策 が 決 議 された ICCAT に 報 告 された 便 宜 置 籍 漁 船 の 隻 数 は 延 べ 300 隻 その 船 が 年 間 に 漁 獲 する 数 量 は 約 45,000 トン そのほぼ 全 量 が 日 本 に 搬 入 されている - 8 -

環 境 団 体 グリーンピースは 2000 年 アンゴラ 沖 で 便 宜 置 籍 船 はつかり へのマグロ 積 み 替 えを 撮 影 便 宜 置 籍 船 のマグロを 日 本 の 商 社 が 買 っていたことが 明 らかになった はつかり は 清 水 港 へ 入 港 し 反 対 を 唱 える 漁 業 者 と 環 境 団 体 などにより 港 は 騒 然 となった 資 源 管 理 と 漁 獲 割 り 当 て 乱 獲 や 獲 りすぎによって マグロ 資 源 の 枯 渇 が 懸 念 されている ( 特 に 西 太 平 洋 東 大 西 洋 のクロマグロ ミナミマグロ 東 太 平 洋 大 西 洋 のメバチマグロの 資 源 状 況 は 低 位 ) マグロは 広 範 囲 を 回 遊 する 魚 であるため 国 際 的 な 資 源 管 理 が 求 められる そのため 世 界 の 海 域 ごとに マグロの 資 源 管 理 を 目 的 とした 5 つの 国 際 条 約 機 関 があり 資 源 管 理 のルー ルを 定 めている これらの 国 際 条 約 はそれぞれ 科 学 的 な 資 源 評 価 を 行 ない 海 域 ごとに 各 国 が 獲 ってよいマグロの 量 や 大 きさ 漁 期 などを 魚 種 ごとに 定 めることになっている さらに マグ ロを 獲 ってよい 漁 船 や 操 業 することが 許 された 蓄 養 場 を 登 録 し 登 録 されていない 漁 船 や 蓄 養 場 ルールを 守 らない 漁 船 や 国 からの 輸 入 を 制 限 するための 勧 告 も 行 なっている 表 8 5 つの 資 源 管 理 機 関 略 称 日 本 語 名 称 対 象 海 域 ICCAT 大 西 洋 マグロ 類 保 存 国 際 委 員 会 大 西 洋 IOTC インド 洋 マグロ 類 委 員 会 インド 洋 IATTC 全 米 熱 帯 マグロ 類 委 員 会 東 部 太 平 洋 WCPFC 西 部 太 平 洋 マグロ 類 委 員 会 西 部 太 平 洋 CCSBT ミナミマグロ 保 存 委 員 会 ミナミマグロ 生 息 域 表 9 日 本 の 漁 獲 割 り 当 ての 推 移 ( 単 位 :トン) 東 部 大 西 洋 クロマグロ ミナミマグロ 1994 6,065 1995 6,065 1996 6,065 1997 6,065 1998 6,065 1999 3,199 6,065 2000 2,949 6,065 2001 2,949 6,065 2002 2,949 6,065 2003 2,949 6,065 2004 2,930 6,065 2005 2,890 6,065 2006 2,830 6,065 2007 2,516 3,000 2008 2,431 3,000 2009 2,345 2010 2,175-9 - しかし 国 際 管 理 機 構 もしょせん 各 国 の 利 害 の 折 衝 の 場 となり 削 減 割 当 も 科 学 者 が 推 定 し た 資 源 の 衰 退 からの 回 復 を 保 障 するものとは なっていない 2007 年 1 月 22 日 から 世 界 に ある 5 つのマグロ 類 資 源 管 理 機 関 が 一 同 に 会 し 今 後 のマグロ 資 源 の 管 理 方 法 のあり 方 に ついて 検 討 する 初 の 国 際 会 合 が 神 戸 市 で 開 かれた 5 つの 管 理 機 関 は それぞれ 独 自 に 管 理 に 取 り 組 んでいるが これらの 機 関 の 管 理 方 法 には 統 一 した 基 準 が 無 く 情 報 も 共 有 さ れていなかった そのため 大 きな 期 待 と 注 目 をあつめたが 結 果 は 何 ら 合 意 に 達 せず 期 待 は 裏 切 られた 出 所 : 水 産 庁 *ミナミマグロ 98~03 は 合 意 に 至 らず 自 主 規 制

世 界 のマグロ 消 費 量 世 界 各 地 での 寿 司 ブームが 話 題 となり テレビでもたびたび 報 道 されている しかし 各 国 の 消 費 量 を 調 べてみると それぞれ 微 増 はしているものの 日 本 の 消 費 が 依 然 として 圧 倒 的 に 多 い さらに 一 人 当 たりの 数 値 を 計 算 すると その 差 はますます 顕 著 になる 表 10 各 国 のマグロ 消 費 量 の 推 移 ( 単 位 :トン) 表 11 各 国 の 一 人 当 たり 消 費 量 1990 年 1995 年 2000 年 2005 年 消 費 量 (g) 日 本 564,231 569,712 556,210 475,272 日 本 3,720 中 国 453 11,636 23,579 49,466 中 国 40 EU25 420,168 302,219 251,811 286,144 EU25 640 米 国 310,670 245,385 252,864 261,764 米 国 930 韓 国 3,430 15,614 8,778 26,335 韓 国 57 出 所 : 両 表 とも FAO Fishstat * 消 費 量 は 各 国 の 漁 獲 量 に 輸 入 量 を 加 え 輸 出 量 を 引 いたもの ただし 加 工 マグロ 製 品 の 貿 易 は 除 き 生 鮮 冷 蔵 および 冷 凍 マグロのみを 対 象 としている 中 国 大 連 のマグロ 漁 業 中 国 は 2005 年 に 4,800 トンのマグロを 輸 入 しているが 同 時 に 8,500 トンのマグロを 輸 出 して いる 中 国 大 連 には 日 本 の 大 手 商 社 が 肝 いりで 建 設 した 超 冷 凍 設 備 付 のマグロ 加 工 工 場 があ る 2003 年 創 立 で 2004 年 から 操 業 マグロを 数 社 から 買 い 付 け 日 本 市 場 や 中 国 市 場 に 販 売 東 北 三 省 では 超 低 温 冷 蔵 施 設 (マイナス 60 度 2000 トン)はここだけ 主 に 扱 っているのは キハダやメバチ 中 国 漁 船 から 買 い 付 ける クロマグロは 総 取 り 扱 い の 約 10%で 100% 地 中 海 の 蓄 養 ものを 輸 入 している 販 売 先 は 40%が 中 国 国 内 市 場 で 超 低 温 クロマグロが 中 心 北 京 上 海 の 問 屋 南 は 広 州 あたりまで 空 輸 で 送 る 取 り 扱 う 量 が 少 なく また 航 空 便 で 輸 送 するため クロマグロの 中 国 市 場 価 格 は 日 本 の 卸 値 よりやや 高 い 上 海 などの 一 握 りの 富 裕 層 は 日 本 食 レストランで 刺 身 や 寿 司 を 食 べることはあっても 中 国 の 庶 民 にとって マグロは 遠 い 存 在 であり とくにコールドチ ェーンが 発 達 していない 地 方 都 市 ではまだまだ 無 理 だという 実 態 がある 60 パーセントは 輸 出 用 で うち 50%が EU 向 け 20%が 米 国 向 け 30%が 日 本 市 場 向 け < 大 連 長 海 遠 洋 漁 業 公 司 副 総 経 理 張 云 群 さんの 話 > 長 海 遠 洋 は 1997 年 に 設 立 初 期 はトロールもやっていたのが 2001 年 にマグロに 特 化 マグロ 船 6 隻 各 570 トンくらいで 積 載 量 は 200 トン 28 人 乗 り すべて 中 国 の 旅 順 で 造 船 したもの 1986 年 頃 には 日 本 の 中 古 船 を 使 っていたが 2 年 くらいで 壊 れてしまった 中 古 船 は 現 在 はすべて 廃 棄 した 今 はマグロ 船 1 隻 を 中 国 で 造 船 した 場 合 およそ 2,000 万 元 ( 約 2 億 8,900 万 円 ) 耐 用 年 数 は 25 年 で 現 在 船 齢 は 2 年 が 2 隻 4 年 が 4 隻 すべて 延 縄 漁 船 漁 場 は 太 平 洋 とインド 洋 ( 東 経 60 度 南 緯 80 度 ) 1 回 の 航 海 は 2 年 間 現 在 は 4 隻 が 太 平 洋 上 で 2 隻 がインド 洋 で 操 業 漁 獲 の 大 半 は 今 も 日 本 へ 輸 出 漁 場 の 近 くの 基 地 ( 太 平 洋 であればサモア パプアニューギ ニア フィジーなど)で 日 本 の 運 搬 船 に 積 み 替 える(これは 中 国 産 として 計 上 される) 販 売 先 は 三 菱 系 の 子 会 社 とトーレイだったが 2006 年 は 三 菱 系 が 値 段 の 面 でつりあわずトーレイ1 社 の - 10 -

み 日 本 への 輸 出 総 量 は 2006 年 の 場 合 1 隻 300 トン 6=1800 トンくらい ( 価 格 太 平 洋 の もの 800 円 /kg インド 洋 もの 700 円 /kg) 価 格 は 変 わらないのにコストがうなぎのぼりで 経 営 を 圧 迫 している 原 油 高 に 加 え 乗 組 員 不 足 も 深 刻 また 日 本 市 場 でのマグロの 値 段 が 低 迷 していることも 問 題 韓 国 台 湾 も 日 本 に 供 給 しており 競 争 が 激 しく オーストラリア 地 中 海 の 蓄 養 マグロの 流 入 も 値 段 を 抑 える 要 因 さ らにはカツオとも 競 合 してしまうため 乗 組 員 は 28 人 から 26 人 航 海 士 機 関 士 などは 法 律 に 従 って 6 名 他 は 一 般 乗 組 員 機 関 士 の 給 与 は 年 間 14-18 万 元 ( 約 200 万 ~250 万 円 ) 1 等 航 海 士 = 年 間 20 万 元 ( 約 280 万 円 ) 航 海 士 = 年 間 12 万 元 ( 約 170 万 円 ) 一 般 乗 組 員 =3-4 万 元 ( 約 42 万 円 ~56 万 円 ) 中 国 全 体 でマグロ 漁 船 の 超 低 温 冷 蔵 設 備 のあるものは 118 隻 (すべて 延 縄 ) 一 般 の 低 温 冷 蔵 設 備 の 船 は 300 隻 ほど(そのうち 巻 き 網 は 15-16 隻 ) 1 隻 の 年 間 の 利 益 は 100 万 元 ( 約 1400 万 円 )くらい フィリピン ジェネラルサントスのマグロ 漁 業 フィリピン ミンダナオ 島 に 位 置 するジェネラルサントスは Capital of Tuna(マグロの 首 都 ) とも 呼 ばれる 町 元 々は アメリカの 缶 詰 加 工 用 原 料 としてのマグロ 漁 業 から 始 まり その 後 より 付 加 価 値 の 高 い 日 本 の 刺 身 市 場 への 出 荷 を 始 めた ジェネラルサントス 市 の 人 口 のうち 約 30%は 漁 民 漁 業 関 連 産 業 で 働 くといわれており しか もその 中 心 はマグロを 対 象 とする 商 業 漁 業 沿 岸 漁 民 の 数 が 4737 人 なのに 対 し 商 業 漁 業 に 直 接 雇 用 されている 人 と 商 業 漁 業 に 携 わる 人 の 数 は 合 わせて 35,265 人 にのぼる マグロ 漁 の 漁 法 は1 延 縄 漁 業 2 一 本 釣 り 3 巻 き 網 漁 業 の 3 種 類 延 縄 漁 業 は 主 に 外 国 の 大 型 船 舶 によって 行 われ ダバオが 停 泊 港 となっているが ジェネラルサントスでも 商 業 港 に ミクロネシアの 漁 船 が 停 泊 して 燃 料 氷 食 糧 などの 調 達 を 行 っていた フィリピンの 漁 船 は 主 に2 巻 き 網 漁 業 と3パンプボートによる 一 本 釣 りに 従 事 している 巻 き 網 漁 船 は 大 手 水 産 会 社 の 所 有 となっている パンプボートの 場 合 は 集 落 の 中 に 船 主 がいて 比 較 的 小 規 模 にやっている 場 合 と 大 手 水 産 会 社 が 所 有 している 場 合 がある セレベス 海 からインドネシア 海 域 南 太 平 洋 の 一 部 に 比 較 的 大 手 の 水 産 会 社 が パヤオ と いう 人 工 漁 礁 を 設 置 し その 周 りに 小 型 魚 が 寄 ってきて さらにそれを 目 指 してやってくるキハ ダマグロを 獲 っている 近 年 乱 獲 の 結 果 近 海 での 漁 獲 が 減 り 小 型 船 に 乗 っている 人 にとっては 漁 獲 の 少 ない 日 々が 続 く 大 型 船 の 船 主 は 従 来 の 漁 場 =モロ 湾 やセレベス 海 からもっと 南 のインドネシア 領 へと 漁 場 を 移 している (ただしインドネシア 海 域 は 海 賊 が 出 没 するので 危 険 も 多 いとある 船 主 は 語 っていた ) パンプボートの 乗 組 員 は シェアリングとよばれるシステムで 漁 獲 総 量 の 5 分 の1を 受 け 取 り 乗 組 員 全 員 で 分 配 する 漁 獲 がなければ 収 入 はゼロとなり たえず 借 金 をくりかえすことに なる 漁 業 者 の 自 衛 組 織 は 皆 無 といってよく 怪 我 を 負 ったり 死 亡 したりした 場 合 の 保 障 は 船 主 が 多 少 の 金 を 支 払 ってくれる 場 合 もあるが ほぼゼロといってよい 漁 獲 されたマグロは A 級 B 級 C 級 に 分 類 され A 級 は 輸 出 向 け( 主 に 刺 身 マグロだがフィ レで 輸 出 してステーキ 用 なども 含 む) B 級 は 国 内 市 場 (マニラ セブ ダバオなどの 大 都 市 向 け の 刺 身 あるいは 料 理 用 ) C 級 は 加 工 市 場 に 向 けられる 今 も 缶 詰 用 加 工 業 者 が 中 心 的 刺 身 にせよ 加 工 材 料 にせよ 主 な 販 路 は 国 際 市 場 であるため 大 手 水 産 会 社 が 独 占 してお り 漁 業 者 および 小 規 模 な 船 主 はおもに 借 金 によって 垂 直 的 に 統 合 されていることが 特 徴 - 11 -

多 くのマグロが 水 揚 げされるのは 1992 年 に 日 本 の 援 助 でつくられたマグロおよびマグロ 関 連 魚 種 専 用 の 漁 港 (Fish port complex) 船 が 数 隻 ついて 水 揚 げ 場 にマグロが 運 び 込 まれる 水 揚 げ 場 (セリ 場 )は 仲 買 業 者 ごとに 台 が 決 まっていて 1 隻 の 船 のマグロはほぼ 特 定 の 仲 買 人 の 台 に 運 ばれるが 2 つの 業 者 のところに 運 ばれることもある それぞれの 業 者 は 特 定 の 市 場 をもっており 荷 受 したマグロを 別 の 業 者 に 売 ることもある 国 際 市 場 向 けマグロはキロあたり 260 ペソ( 約 740 円 )で 買 われ 国 内 市 場 向 けマグロは 買 いが キロあたり 80-90 ペソ( 約 230 円 から 260 円 ) 売 りがキロあたり 90-95 ペソ( 約 260 円 から 270 円 ) 位 各 業 者 は 購 入 したマグロを その 場 で 荷 造 りして ジェネラルサントスの 飛 行 場 から 国 際 市 場 に 直 接 送 ったり 冷 蔵 車 に 乗 せて 自 社 工 場 へ 運 び 加 工 したりパッキングしたりする ある 加 工 会 社 の 人 は 以 前 は 日 本 市 場 に 送 っていたが セリなので 価 格 が 安 定 しないため 最 近 は 良 い 値 をつけてくれるヨーロッパやアメリカに 出 すと 語 っていた また 大 手 の 水 産 会 社 は 巻 き 網 漁 船 を 自 社 の 埠 頭 に 直 接 つけ 埠 頭 で 入 札 をうける 三 菱 三 井 伊 藤 忠 日 商 丸 紅 など 7 社 が 買 い 付 けをしているという 多 くの 水 産 会 社 は 缶 詰 加 工 工 場 を 持 ち C 級 品 を 缶 詰 に 加 工 して 主 としてマニラなどの 大 都 市 およびヨーロッパ アメリカに 輸 出 している メキシコ エンセナダのマグロ 養 殖 メキシコ バハカリフォルニア 半 島 に 位 置 するエンセナダ もともと アメリカの 缶 詰 向 けのキ ハダマグロ 巻 き 網 漁 業 やイワシ 巻 き 網 漁 業 が 盛 んな 土 地 だった そのメキシコ 沿 岸 には エサ を 求 めて 日 本 の 沿 岸 から 2 歳 のクロマグロが 回 遊 してくる そして およそ 3 年 間 をメキシコ 湾 岸 で 過 ごす エンセナダでは これらの 若 いマグロを 巻 き 網 で 取 り 養 殖 している 1キハダマグロを 獲 っていた 船 で 回 遊 してくるクロマグロの 幼 魚 を 獲 ることができること 2 漁 港 や 冷 蔵 庫 などのインフラが 整 備 されていたこと 3エサとなるマイワシが 豊 富 に 取 れること 4ロサンジェルス~ 成 田 間 の 航 空 運 賃 が 安 いこと 5 養 殖 に 適 した 平 穏 な 海 域 があったこと が この 地 でクロマグロの 養 殖 が 発 展 した 理 由 巻 き 網 で 若 いマグロを 漁 獲 し 網 で 巻 いたままゆっくりと 曳 航 生 簀 でエサを 与 え トロの 部 分 が 多 くなるように 太 らせる 漁 獲 する 場 所 が 遠 い 場 合 は 1 月 もかけて 曳 航 する 養 殖 は 許 可 制 で 漁 業 省 が 許 可 を 発 行 している 現 在 メキシコ 資 本 オーストラリア 資 本 日 本 資 本 などの 12 箇 所 が 許 可 を 与 えられているが そのうち 4 箇 所 は 休 業 ないし 廃 業 状 態 で さらに 他 の 養 殖 場 も 会 社 の 統 廃 合 が 進 んでいる これ 以 上 許 可 をだす 方 針 はないという 養 殖 の 原 魚 のサイズは 年 によって 異 なるが だいたい 15kg~20kg が 大 半 (なかには 40kg の ものもある) 購 入 価 格 は 1kg あたり 400 円 から 500 円 近 年 は 原 魚 となる 幼 魚 が 獲 れず 生 簀 が 開 店 休 業 状 態 であったり メキシコの 養 殖 マグロを 扱 う 輸 入 業 者 が 倒 産 している 養 殖 の 技 術 は 先 に 養 殖 が 行 われていたオーストラリアや 地 中 海 でのものが 転 用 されている 日 本 やオーストラリア 資 本 の 会 社 では 自 社 の 技 術 を 技 術 者 とともに 移 転 している 生 簀 の 大 きさは 直 径 40m 深 さ 20m ひとつの 生 簀 で 50~80 トンのマグロを 育 てている 養 殖 の 期 間 は だいたい 3 ヶ 月 から 4 ヶ 月 エサは 地 元 で 多 くとれるマイワシが 大 半 そのほかにカタクチイワシやサバなど 生 のまま のエサと 冷 凍 されたエサが 半 分 ずつ 与 えられる マグロの 食 べっぷりを 見 ながら スコップで 給 餌 されるのが 一 般 的 だが 自 動 的 にエサをやる 機 械 も 実 験 的 に 導 入 されている 20~35kg のマグロを 原 魚 とした 場 合 6 ヶ 月 飼 育 すると 12~15kg 1 年 飼 育 して 10~25kg - 12 -

体 重 が 増 える しかし 養 殖 の 目 的 は 体 重 を 増 やすことにあるのではなく マグロをあまり 泳 がせずにエサを 与 えることによって 脂 肪 分 であるトロの 割 合 を 増 やすことにある こうして 太 らせたマグロを 出 荷 する 際 には 生 簀 の 中 にもうひとつ 網 を 入 れ ダイバーがここ にマグロを 追 い 込 み さらに 別 のダイバーが もぐってマグロに 抱 きついてエラをつかみ 捕 ま える ( 魚 のサイズが 小 さいため 地 中 海 など 大 型 の 養 殖 マグロを 出 荷 する 際 にはガス 弾 など を 使 う) 場 合 によっては 腹 を 上 に 向 けるだけで 気 絶 するマグロもある 船 上 に 取 り 上 げられたマグロの 頭 部 に 穴 をあけて 針 金 を 刺 し 神 経 を 抜 き 同 時 に 胸 ビレの 下 に 包 丁 で 切 り 込 みを 入 れて 血 を 抜 き 瞬 時 に 締 める ( 作 業 はおよそ 40 秒 これは 日 本 で 開 発 された 活 けじめ の 技 術 ) その 後 エラと 内 臓 を 抜 き 氷 水 に 入 れられる その 後 約 9 割 がロスアンゼルスから 飛 行 機 に 載 せられ 日 本 に 輸 出 される( 約 1 割 はアメリカに 輸 出 ) 2005 年 にはおよそ 4000 トンが 日 本 に 輸 出 された ロスアンゼルスから 成 田 は 航 空 貨 物 便 が 多 く 航 空 運 賃 はキロあたり 1.8 ドル( 約 215 円 ) また エンセナダからロスアンゼルスまではトラックで 輸 送 される ほとんどは 生 の 状 態 で 輸 出 されるが 1 社 のみ 2006 年 から 20kg 以 下 のマグロを 冷 凍 し 船 便 での 輸 出 を 始 めた 養 殖 会 社 は それぞれに 出 荷 先 を 持 っている メキシコ 資 本 やオーストラリア 資 本 は それぞ れ 日 本 の 販 売 会 社 と 提 携 し 日 本 資 本 は 親 会 社 に 出 荷 する 出 荷 先 の 会 社 は 各 地 の 市 場 や 量 販 店 にマグロを 卸 す 養 殖 の 死 亡 率 は 曳 航 中 と 養 殖 を 含 めて 4~7% しかし 原 魚 が 15kg 以 下 の 場 合 死 亡 率 は 20%にもなる また 深 刻 なのはアザラシによって 生 簀 の 中 のマグロが 食 べられてしまうこと だという アザラシは 集 団 で 体 重 をかけ 生 簀 の 中 に 入 り 込 む 100kg のアザラシが 3 匹 生 簀 に 入 ると 30~40 匹 のマグロが 食 べられてしまう 3 月 から 6 月 に 赤 潮 (プランクトンが 大 量 発 生 し 魚 が 窒 息 してしまう)が 発 生 するため 長 い 期 間 を 通 してはマグロを 養 殖 できない また 青 潮 ( 水 中 の 酸 素 が 足 りなくなり 生 物 が 住 めない 状 態 になる)も 2005 年 と 2006 年 に 1 度 ずつ 発 生 している - 13 -

畜 養 ( 蓄 養 ) 若 いマグロや 産 卵 後 のやせたマグロを 巻 き 網 で 捕 まえ 生 簀 でエサを 与 えて 太 らせ 商 品 価 値 を 高 めること 2005 年 世 界 で 約 2 万 トンのマグロが 養 殖 されたが そのほとんどがこの 畜 養 ( 蓄 養 ) である 表 12 養 殖 マグロ 生 産 量 の 推 移 と 内 訳 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 オーストラリア 1,927 2,013 2,089 1,652 1,373 2,649 3,889 4,011 7,763 9,558 7,458 クロアチア - - - - - - - - - 3,777 3,425 キプロス - - - - - - - - - 250 193 イタリア - - - - - - - - - - 300 リビヤ - - - - - - - - 58 25 25 メキシコ - - - 79 29 116 521 517 517 4,193 7,869 オマーン - - - - - - - - - 3 5 ポルトガル - - - - - - - - - - 1 スペイン 15 77. 1,959 3,346 3,682 4,446 5,185 5,194 6,296 3,364 チュニジア - - - - - - - - 196 260 275 世 界 計 1,942 2,090 2,089 3,690 4,748 6,447 8,856 9,713 13,728 24,362 22,915 完 全 養 殖 2006 年 近 畿 大 学 が 世 界 で 初 めてクロマグロの 完 全 養 殖 に 成 功 した 完 全 養 殖 とは 卵 からマグロを 孵 化 させ それを 育 てたマグロの 卵 をまた 孵 化 させるというサ イクルを 作 ること これが 成 功 すると 天 然 のマグロに 頼 らなくてもマグロを 生 産 することができ る しかしながら 経 費 がかかりすぎるため 商 業 化 にはいたっていない - 14 -

養 殖 マグロの 問 題 点 養 殖 マグロは 養 殖 中 の 衝 突 死 や 餌 料 転 換 効 率 が 悪 いこともあって 餌 料 を 含 めたフード マイレージやエネルギー 消 費 はかなり 高 いものになっている 1 稚 魚 の 捕 獲 : 蓄 養 して 大 きくなり 出 荷 される 量 はわかるが 入 り 口 の どんなサイズのマ グロがどれだけ 獲 られ その 間 にどれだけ 死 亡 したかなどの 情 報 がさっぱり 分 からない と 言 わ れている 太 平 洋 におけるマグロ 類 およびマグロ 類 似 種 に 関 する 暫 定 科 学 委 員 会 がヨコワ (マグロの 幼 魚 )の 大 量 捕 獲 など 養 殖 に 伴 う 問 題 点 を 指 摘 しており 地 中 海 でもマグロ 蓄 養 が 地 中 海 のマグロ 資 源 に 与 えた 被 害 に 関 して 国 際 NGO の WWF が 警 告 を 出 している 2 餌 の 問 題 :クロマグロの 体 重 を 1kg 増 やすのに 最 低 でも 10kg の 餌 を 与 えている 3 海 洋 汚 染 : 養 殖 場 は 沿 岸 に 閉 鎖 系 をつくるので 養 殖 場 の 下 の 海 はどうしても 糞 が 集 積 す る 桜 島 や 瀬 戸 内 海 でのハマチの 経 験 に 学 ぶ 必 要 があるだろう あなたはマグロが 好 きですか? 表 13 マグロ 以 外 の 魚 の 表 14 家 計 消 費 に 見 る 流 通 量 魚 介 類 への 支 出 マグロ 以 外 の 魚 1984 2,514,985 1985 2,491,190 1986 2,500,028 1987 2,535,850 1988 2,594,863 1989 2,545,648 1990 2,395,885 1991 2,345,197 1992 2,276,892 1993 2,251,868 1994 2,189,435 1995 2,142,645 1996 2,172,269 1997 2,119,632 1998 2,069,301 1999 2,038,296 2000 2,023,588 2001 1,988,984 2002 1,932,391 2003 1,882,437 2004 1,850,375 2005 1,744,884 2006 1,649,978 魚 介 類 へ の 支 出 1965 2,252 1970 3,577 1975 7,186 1980 9,682 1985 10,325 1990 10,551 1995 9,880 2000 8,594 2005 7,198 2006 7,129 出 所 : 家 計 調 査 ( 年 平 均 1 ヶ 月 ) おまけ 水 っぽいマグロを おいしく 食 べる 方 法 1 沸 騰 したお 湯 に マグロのサクをく ぐらせる 2 表 面 が 白 くなったらすぐに 取 り 出 し 氷 水 につける 3 サクを 刺 身 のように 切 り にんにく 醤 油 と 洋 辛 子 で 食 べる * 生 田 さんに 教 わり 実 際 にやってみ たところ キハダマグロで 作 ったのが 1 番 おいしかった 他 に ネギをたっぷり 入 れてお 味 噌 汁 にするというのもおす すめ 境 港 で 出 会 った 水 産 庁 の 上 田 さん 問 屋 さんの 上 代 さん そして 築 地 市 場 でマグロの 仲 卸 をやっている 生 田 さんも 今 消 費 者 が 食 べさせられている ことから 本 当 に 美 味 しいものを 自 分 たちで 選 んで 食 べる ということが 大 切 というメッセージを 伝 えてくれたよ うに 思 う また それぞれの 魚 にあった 調 理 法 で 料 理 をすると どんな 魚 も おいしくいただけるということも 教 わった 出 所 : 水 産 庁 水 産 物 流 通 統 計 - 15 -

< 参 考 になる 文 献 とホームページ> 国 際 マグロ 裁 判 小 松 正 之 遠 藤 久 岩 波 新 書 2002 空 飛 ぶマグロ 軍 司 貞 則 講 談 社 文 庫 1994 魚 河 岸 マグロ 経 済 学 上 田 武 司 集 英 社 新 書 2003 マグロ 戦 争 軍 司 貞 則 アスコム 2007 マグロと 日 本 人 堀 武 昭 NHK ブックス 1992 マグロの 科 学 --その 生 産 から 消 費 まで 小 野 征 一 郎 成 山 堂 書 店 2004 日 本 の 食 卓 からマグロが 消 える 日 世 界 の 魚 争 奪 戦 星 野 真 澄 日 本 放 送 出 版 協 会 2007 ルポ マグロを 追 う 静 岡 新 聞 社 ( 編 著 ) 静 岡 新 聞 社 2000 サバがトロより 高 くなる 日 井 田 徹 治 講 談 社 現 代 新 書 2005 マグロの 科 学 -その 生 産 から 消 費 まで 小 野 征 一 郎 ( 編 著 ) 成 山 堂 書 店 2004 マグロと 共 に 四 半 世 紀 大 森 徹 成 山 堂 書 店 1987 地 中 海 におけるマグロ 蓄 養 業 危 機 に 瀕 するクロマグロ 資 源 WWF 地 中 海 プログラム 事 務 所 2004 台 湾 の 小 型 マグロ 延 縄 漁 業 の 海 外 展 開 過 程 伊 澤 あらた 桜 本 和 美 鈴 木 直 樹 地 域 経 済 研 究 第 45 巻 第 2 号 2005 回 転 寿 司 店 における 養 殖 マグロの 商 品 化 対 応 の 実 態 鳥 居 享 司 水 産 振 興 第 478 号 2007 空 輸 マグロと 最 近 のマグロ 消 費 石 井 元 水 産 振 興 第 367 号 1998 東 南 アジアの 輸 出 指 向 型 マグロ 関 連 産 業 と 輸 入 国 市 場 山 下 東 子 博 士 論 文 2005 マグロ 漁 業 の 構 造 変 化 小 野 征 一 郎 婁 小 波 地 域 漁 業 研 究 Vol.46No.3 2006 食 卓 から 魚 が 消 える エコノミスト 2006/8/8 水 産 物 流 通 統 計 年 報 農 林 水 産 省 統 計 部 ポケット 水 産 統 計 - 平 成 18 年 版 農 林 水 産 省 統 計 部 FAO 統 計 http://www.fao.org/figis/servlet/static?xml=fidi_stat_org.xml&dom=org&xp_nav=3,1,1 農 水 省 http://www.maff.go.jp/www/info/shihyo/ichiran.html 水 産 庁 http://www.jfa.maff.go.jp/ 農 林 水 産 統 計 情 報 総 合 データベース http://www.tdb.maff.go.jp/toukei/toukei 財 務 省 貿 易 統 計 http://www.customs.go.jp/toukei/srch/index.htm 総 務 省 家 計 調 査 http://www.stat.go.jp/data/kakei/2.htm WWF ジャパン http://www.wwf.or.jp/activity/marine/sus-use/tuna/index.htm 大 西 洋 マグロ 類 保 存 国 際 委 員 会 (ICCAT) http://www.iccat.org/ 全 米 熱 帯 マグロ 類 委 員 会 (IATTC) http://www.iattc.org/ みなみまぐろ 保 存 委 員 会 (CCSBT) http://www.ccsbt.org/jp_docs/jp_dis.html インド 洋 まぐろ 類 委 員 会 (IOTC) http://www.iotc.org/ 西 部 太 平 洋 まぐろ 類 委 員 会 (WCPFC) http://www.tuna-org.org/ 社 団 法 人 責 任 あるマグロ 漁 業 推 進 機 構 http://www.oprt.or.jp/top.html 社 団 法 人 漁 業 情 報 サービスセンター http://www.jafic.or.jp/ 財 団 法 人 東 京 水 産 振 興 会 http://www.suisan-shinkou.or.jp/ 日 本 かつおまぐろ 漁 業 協 同 組 合 http://www.japantuna.net/currency アクアネット http://www.fis-net.co.jp/~aquanet/ 海 とまぐろとスタンバイ http://members.jcom.home.ne.jp/hana-tuna/index.html 食 材 としてのまぐろ http://www2.odn.ne.jp/shokuzai/maguro.htm グリーンピース ジャパン http://www.greenpeace.or.jp/ - 16 -