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接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

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(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

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No.367 2015.03.03 発 行 税 理 士 法 人 森 田 会 計 事 務 所 医 療 情 報 ヘッドライン 次 期 診 療 報 酬 改 定 へ 議 論 スタート 先 進 医 療 在 宅 医 療 など4 点 を 中 心 に 厚 生 労 働 省 全 国 厚 生 労 働 関 係 部 局 長 会 議 開 催 自 治 体 担 当 者 にスケジュール 等 説 明 厚 生 労 働 省 経 営 TOPICS 統 計 調 査 資 料 病 院 報 告 ( 平 成 26 年 10 月 末 概 数 ) 経 営 情 報 レポート ヒヤリ ハット 事 例 検 証 クリニックの 医 薬 品 安 全 対 策 ポイント 経 営 データベース ジャンル: 医 業 経 営 サブジャンル: 職 員 との 関 係 労 働 契 約 の 意 義 職 員 の 解 雇 をめぐる 問 題 本 誌 掲 載 記 事 の 無 断 転 載 を 禁 じます 日 本 ビズアップ 株 式 会 社

医 療 情 報 ヘッドライン 1 厚 生 労 働 省 次 期 診 療 報 酬 改 定 へ 議 論 スタート 先 進 医 療 在 宅 医 療 など4 点 を 中 心 に 厚 生 労 働 省 は 2 月 18 日 中 央 社 会 保 険 医 療 協 議 会 の 総 会 を 開 催 し 2016 年 度 の 診 療 報 酬 改 定 に 向 けて 議 論 検 討 を 開 始 した こ の 日 は(1) 医 療 機 器 の 保 険 適 用 (2) 新 薬 の 保 険 収 載 (3) 先 進 医 療 会 議 の 検 討 結 果 の 報 告 (4) 在 宅 医 療 などを 中 心 議 題 に 据 え た (3) 先 進 医 療 会 議 の 検 討 結 果 の 報 告 では 国 家 戦 略 特 区 における 保 険 外 併 用 療 養 の 特 例 の 対 象 となる 4 病 院 が 報 告 された この 医 療 機 関 は 臨 床 研 究 中 核 病 院 等 と 同 水 準 の 国 際 医 療 機 関 という 位 置 付 けで 先 進 医 療 の 申 請 から 承 認 までの 期 間 が 3 か 月 程 度 と 通 常 の 6 か 月 から 半 分 に 短 縮 される 先 進 医 療 の 審 査 期 間 が 短 縮 される 医 療 機 関 には 次 の4 病 院 が 挙 げられた 1がん 研 究 会 有 明 病 院 2 国 立 国 際 医 療 研 究 センター 病 院 3 順 天 堂 大 学 医 学 部 附 属 順 天 堂 医 院 4 東 京 医 科 歯 科 大 学 医 学 部 附 属 病 院 (4) 在 宅 医 療 は 次 期 診 療 報 酬 改 定 へ 向 けた 議 論 の 中 心 であり 厚 労 省 は 在 宅 医 療 について 現 状 や 診 療 報 酬 上 の 評 価 訪 問 看 護 外 来 応 需 体 制 の 運 用 などについて 説 明 した 今 後 も 高 齢 者 数 の 増 加 が 続 くと 想 定 され 医 療 機 関 で 死 亡 する 患 者 が 多 数 を 占 め る 一 方 で 国 民 の 多 くは 最 期 を 迎 える 場 所 と して 自 宅 を 希 望 しており 在 宅 医 療 のニーズ は 一 層 高 まると 考 えられることなどを 指 摘 し た 厚 労 省 は 在 宅 医 療 の 質 と 量 を 確 保 して 患 者 のニーズに 応 えることができるよう 患 者 の 状 態 医 療 内 容 住 まい 提 供 体 制 を 踏 まえた 評 価 のあり 方 についてどう 考 えるか と 課 題 を 指 摘 した 特 に 都 市 部 で 高 齢 者 数 が 急 激 に 増 加 し 国 民 の 多 くが 自 宅 で 最 期 を 迎 えることを 希 望 し ており 在 宅 医 療 のニーズは 一 層 高 まる 傾 向 にある 在 宅 医 療 を 受 ける 患 者 の 状 態 ( 要 介 護 度 疾 患 名 訪 問 診 療 が 必 要 な 理 由 など) は 多 様 だが 診 療 報 酬 は 重 症 度 などに 応 じた 評 価 にはなっていない 訪 問 看 護 では 重 症 者 等 の 受 け 入 れ 体 制 の 整 備 やターミナルケアなどの 推 進 のため 看 護 の 質 の 評 価 のあり 方 や 提 供 体 制 について どう 考 えるかが 課 題 として 挙 げられた また 保 険 医 療 機 関 は 健 康 保 険 法 の 趣 旨 か ら すべての 被 保 険 者 に 対 して 療 養 の 給 付 を 行 う 開 放 性 が 必 要 であるとして 外 来 応 需 の 体 制 を 有 していること が 求 められている 厚 労 省 は 外 来 応 需 体 制 について 被 保 険 者 の 求 めに 応 じ 医 学 的 に 必 要 な 場 合 の 往 診 や 訪 問 診 療 に 関 する 相 談 などの 客 観 的 な 要 件 を 示 すことを 検 討 してはどうかなど 運 用 の 課 題 を 示 し これらの 課 題 について 次 回 以 降 も 継 続 して 議 論 されることとなっている 1

医 療 情 報 ヘッドライン 2 厚 生 労 働 省 全 国 厚 生 労 働 関 係 部 局 長 会 議 開 催 自 治 体 担 当 者 にスケジュール 等 説 明 厚 生 労 働 省 は 2 月 23 日 全 国 厚 生 労 働 関 係 部 局 長 会 議 を 開 催 し 都 道 府 県 指 定 都 市 中 核 市 の 担 当 部 局 長 を 対 象 に 2015 年 度 の 厚 生 労 働 行 政 の 重 点 施 策 やスケジュール を 説 明 した 2015 年 度 の 地 域 医 療 介 護 総 合 確 保 基 金 に 関 して スケジュール 案 が 示 された この 基 金 は 2014 年 に 在 宅 医 療 介 護 までの 一 連 のサービスを 地 域 で 確 保 するため 創 設 され たものである 2015 年 度 からは 医 療 分 野 の 事 業 に 加 えて 介 護 分 野 も 対 象 となる 医 療 分 野 については 2015 年 2 月 に 都 道 府 県 が 事 業 量 を 提 出 している 国 会 の 予 算 成 立 後 厚 労 省 が 基 金 の 交 付 要 綱 などを 発 出 し 都 道 府 県 からの 事 業 量 の 見 直 し 提 出 を 受 ける 予 定 となっている 今 後 は 5 月 に 都 道 府 県 が 都 道 府 県 計 画 案 を 提 出 して ヒアリングが 実 施 される 6 月 ごろ 各 都 道 府 県 へ 内 示 を 行 い 7 月 頃 交 付 申 請 決 定 をする 見 通 しとなっている 他 方 介 護 分 は 2 月 に 都 道 府 県 が 事 業 量 を 提 出 し 3 月 にヒアリングを 実 施 する 予 算 成 立 後 に 基 金 の 交 付 要 綱 等 の 発 出 と 都 道 府 県 への 内 示 が 行 われる 交 付 申 請 決 定 は 同 じく 7 月 の 予 定 である 人 材 確 保 の 施 策 では 看 護 職 員 需 給 見 通 し を 説 明 した 需 給 見 通 しに 基 づく 看 護 職 員 確 保 のため 概 ね 5 年 ごとに 計 画 を 策 定 し ており 次 期 需 給 見 通 しは 2016 年 および 2017 年 の 2 カ 年 について 策 定 する 2015 年 3 月 に 看 護 職 員 需 給 見 通 しに 関 する 検 討 会 を 開 き 4 月 から 夏 にかけて 都 道 府 県 へ 需 給 見 通 し 策 定 作 業 を 依 頼 し 秋 から 冬 に かけて 検 討 会 が 報 告 書 をとりまとめる 予 定 となっている このほか 認 知 症 施 策 推 進 総 合 戦 略 ( 新 オ レンジプラン) のポイントも 説 明 された 主 な 内 容 は 次 のとおりである 医 療 介 護 専 門 職 による 初 期 集 中 支 援 チー ムを 2018 年 度 までに 全 市 町 村 に 設 置 かかりつけ 医 の 認 知 症 対 応 力 向 上 研 修 を 2017 年 度 までに 6 万 人 に 実 施 連 携 コーディネーター( 認 知 症 地 域 支 援 推 進 員 )を 2018 年 度 までに 全 市 町 村 に 配 置 正 しい 知 識 と 理 解 を 持 ち 認 知 症 の 人 や 家 族 を 支 援 する 認 知 症 サポーターを 2017 年 度 までに 800 万 人 養 成 2

経 営 TOPICS 統 計 調 査 資 料 抜 粋 厚 生 労 働 省 2014 年 2 月 5 日 公 表 病 院 報 告 ( 平 成 26 年 10 月 末 概 数 ) 病 院 在 院 患 者 数 1 日 平 均 患 者 数 ( 人 ) 対 前 月 増 減 ( 人 ) 平 成 26 年 10 月 平 成 26 年 9 月 平 成 26 年 8 月 平 成 26 年 10 月 平 成 26 年 9 月 総 数 1 251 511 1 249 084 1 256 664 2 427 7 580 精 神 病 床 294 641 296 604 297 185 1 963 581 結 核 病 床 2 161 2 240 2 296 79 56 療 養 病 床 291 290 292 442 293 536 1 152 1 094 一 般 病 床 663 368 657 743 663 591 5 625 5 848 ( 再 掲 ) 介 護 療 養 病 床 56 746 57 413 57 781 667 368 外 来 患 者 数 1 430 346 1 394 893 1 321 925 35 453 72 968 診 療 所 在 院 患 者 数 療 養 病 床 7 146 7 172 7 210 26 38 ( 再 掲 ) 介 護 療 養 病 床 2 766 2 757 2 749 9 8 注 1) 病 院 の 総 数 には 感 染 症 病 床 を 含 む 2) 介 護 療 養 病 床 は 療 養 病 床 の 再 掲 である 病 院 病 床 利 用 率 (%) 対 前 月 増 減 平 成 26 年 10 月 平 成 26 年 9 月 平 成 26 年 8 月 平 成 26 年 10 月 平 成 26 年 9 月 総 数 79.2 79.0 77.4 0.2 1.6 診 療 所 1 1 日 平 均 患 者 数 ( 各 月 間 ) 2 月 末 病 床 利 用 率 ( 各 月 末 ) 精 神 病 床 86.5 86.8 87.2 0.3 0.4 結 核 病 床 34.0 35.1 35.4 1.1 0.3 療 養 病 床 88.6 88.2 88.7 0.4 0.5 一 般 病 床 73.5 73.1 69.9 0.4 3.2 介 護 療 養 病 床 92.8 92.9 92.6 0.1 0.3 療 養 病 床 61.9 61.4 61.6 0.5 0.2 介 護 療 養 病 床 75.6 74.7 75.1 0.9 0.4 月 末 在 院 患 者 数 注 1) 月 末 病 床 利 用 率 = 月 末 病 床 数 2) 病 院 の 総 数 には 感 染 症 病 床 を 含 む 100 3

3 平 均 在 院 日 数 ( 各 月 間 ) 平 均 在 院 日 数 ( 日 ) 対 前 月 増 減 ( 日 ) 平 成 26 年 10 月 平 成 26 年 9 月 平 成 26 年 8 月 平 成 26 年 10 月 平 成 26 年 9 月 病 院 総 数 28.9 29.5 29.5 0.6 0.0 精 神 病 床 271.8 272.7 283.1 0.9 10.4 結 核 病 床 61.8 66.9 72.7 5.1 5.8 療 養 病 床 159.7 164.9 173.0 5.2 8.1 一 般 病 床 16.3 16.5 16.5 0.2 0.0 介 護 療 養 病 床 307.9 322.4 335.2 14.5 12.8 診 療 所 療 養 病 床 104.0 101.0 103.1 3.0 2.1 介 護 療 養 病 床 102.3 100.6 100.8 1.7 0.2 注 1) 平 均 在 院 日 数 = 在 院 患 者 延 数 1/2( 新 入 院 患 者 数 + 退 院 患 者 数 ) 在 院 患 者 延 数 ただし 療 養 病 床 の 平 均 在 院 日 数 = 1/2 新 入 院 患 者 数 + 同 一 医 療 機 関 内 の 他 の 病 床 から 移 された 患 者 数 + 退 院 患 者 数 + 同 一 医 療 機 関 内 の 他 の 病 床 へ 移 された 患 者 数 2) 病 院 の 総 数 には 感 染 症 病 床 を 含 む 病 院 :1 日 平 均 在 院 患 者 数 の 推 移 4

病 院 :1 日 の 平 均 外 来 患 者 数 の 推 移 病 院 : 月 末 病 床 利 用 率 の 推 移 病 院 : 平 均 在 院 日 数 の 推 移 病 院 報 告 ( 平 成 26 年 10 月 分 概 数 ) の 全 文 は 当 事 務 所 のホームページの 医 業 経 営 TOPICS よりご 確 認 ください 5

医 業 経 営 情 報 レポート ジャンル: 医 業 経 営 ヒヤリ ハット 事 例 検 証 クリニックの 医 薬 品 安 全 対 策 ポイント ポ イ ン ト 1 2 3 法 令 で 義 務 化 された 医 薬 品 安 全 対 策 処 方 に 関 するヒヤリ ハットの 実 態 と 安 全 対 策 薬 局 事 例 からみる 連 携 強 化 による 防 止 策 6

1 法 令 で 義 務 化 された 医 薬 品 安 全 対 策 重 大 なアクシデントに 直 結 する 医 薬 品 のリスク 医 薬 品 に 関 する 事 故 のリスクは 医 療 行 為 の 中 でも 高 く 処 方 調 剤 する 医 師 と 薬 剤 師 はもちろん 実 際 の 投 与 に 関 わる 看 護 師 の 責 任 は 重 大 です これに 関 連 するリスクを 低 減 するためには 医 師 や 看 護 師 は 薬 に 関 する 情 報 と 患 者 の 情 報 ( 疾 患 やア レルギー 等 )を 把 握 し 処 方 ミスや 与 薬 ミスに 十 分 対 応 しなければなりません また 薬 剤 師 においても 同 様 に 調 剤 過 誤 を 減 らす 努 力 を 継 続 する 必 要 があります (1) 医 薬 品 に 関 するインシデント 報 告 厚 生 労 働 省 の 医 薬 品 医 療 機 器 等 対 策 部 会 では 発 生 したインシデント 事 例 について 定 期 的 に 検 討 および 調 査 を 実 施 しており 報 告 された 事 例 の 情 報 を 公 開 しています 医 薬 品 安 全 使 用 対 策 調 査 結 果 ~ 厚 生 労 働 省 : 医 薬 品 医 療 機 器 等 対 策 部 会 による( 合 計 :198 件 ) 調 査 結 果 事 例 件 数 割 合 医 薬 品 の 安 全 使 用 に 関 して 製 造 販 売 業 者 等 による 対 策 が 必 要 又 は 可 能 と 考 えられた 事 例 2 1.0% 製 造 販 売 業 者 等 により 既 に 対 策 がとられているもの もしくは 対 策 を 既 に 検 討 中 の 事 例 5 2.5% ヒューマンエラーやヒューマンファクターに 起 因 すると 考 えられた 事 例 162 81.8% 情 報 不 足 等 のため 製 造 販 売 業 者 による 対 策 が 困 難 と 考 えられた 事 例 29 14.7% (2) 事 故 およびヒヤリ ハットの 実 態 ヒューマンエラーやヒューマンファクターに 起 因 すると 考 えられる 事 例 を 整 理 すると 下 記 の ような 傾 向 に 分 類 できます ヒューマンエラー ヒューマンファクター 起 因 のインシデント 件 数 ( 合 計 :162 件 ) 項 目 件 数 比 率 項 目 件 数 比 率 確 認 不 足 112 69.1% 連 携 不 足 3 1.9% 観 察 不 足 13 8.0% 知 識 不 足 9 5.6% 説 明 不 足 4 2.5% 心 理 的 状 況 ( 慌 てていた) 15 9.3% 判 断 誤 り 1 0.6% 技 術 未 熟 1 0.6% 思 い 込 み 1 0.6% 誤 入 力 誤 記 載 3 1.9% 7

2 処 方 に 関 するヒヤリ ハットの 実 態 と 安 全 対 策 薬 剤 処 方 をめぐるヒヤリ ハット 疑 義 照 会 とは クリニックと 調 剤 薬 局 との 間 で 日 常 的 に 発 生 するものです これは クリニッ クの 薬 剤 処 方 ミスについて 薬 局 が 気 付 いた 事 例 であることから 未 然 に 防 止 したという 視 点 から は チェック 機 能 が 働 いたケースであるともいえます しかし このようなクリニック 側 のミス が 薬 局 でのチェックに 漏 れ 患 者 に 処 方 されてしまった 場 合 はアクシデントになります また 正 しい 処 方 せんが 発 行 されていても 薬 剤 師 が 調 剤 ミスを 犯 すケースもあります (1) 処 方 過 誤 が 起 因 となるアクシデント クリニックが 発 行 した 処 方 せん 内 容 にミスがあったものの 薬 局 でも 見 逃 され そのまま 処 方 薬 が 患 者 に 渡 ってしまったケースは 処 方 過 誤 によるアクシデントです リスクが 比 較 的 高 い 処 方 過 誤 1 規 格 違 い 単 位 間 違 い 用 法 用 量 違 い 2 不 要 な 薬 が 出 ていた 必 要 な 薬 を 出 さなかった 3 似 たような 名 称 の 薬 を 処 方 した 4 他 院 受 診 による 投 薬 の 事 実 を 確 認 せずに 重 複 投 与 や 禁 忌 薬 を 処 方 した 5 事 務 で 処 方 せん 入 力 の 際 に 誤 入 力 した (2) 調 剤 ミス 等 が 起 因 となるアクシデント クリニックから 発 行 された 処 方 せんに 問 題 がなくても 薬 局 側 でミスが 発 生 すると アクシデ ントとなる 可 能 性 が 高 まります (3) 薬 局 で 処 方 過 誤 に 気 づいた 事 例 ~ヒヤリ ハット 処 方 過 誤 は 薬 局 の 監 査 によって 患 者 が 処 方 薬 を 受 け 取 る 前 に 気 付 いた 場 合 で インシデント に 該 当 するというケースです これは 事 前 に 把 握 できた 良 い 事 例 であることから アクシデン トに 至 らずに 済 んだ 行 為 や 事 由 が 以 降 の 防 止 徹 底 に 向 けた 重 要 なファクターになります その 後 処 方 医 に 確 認 し 正 しい 処 方 に 変 更 してもらう 仕 組 みが 疑 義 照 会 であり 例 えば 保 険 証 の 記 号 番 号 間 違 いも 疑 義 照 会 の 対 象 となります 薬 剤 処 方 をめぐるヒヤリ ハット 安 全 対 策 活 動 における 最 初 の 取 り 組 みは 院 内 で 発 生 した 事 例 を 取 り 上 げ 発 生 原 因 について 分 析 したうえで 再 発 防 止 に 向 けた 対 応 策 を 行 うことであり 疑 義 照 会 における 過 誤 についても 同 様 です 8

3 薬 局 事 例 からみる 連 携 強 化 による 防 止 策 調 剤 薬 局 におけるヒヤリ ハット 公 益 財 団 法 人 日 本 医 療 機 能 評 価 機 構 が 実 施 する 薬 局 ヒヤリ ハット 事 例 収 集 分 析 事 業 の 平 成 22 年 度 年 報 によると 12,904 件 (3,458 施 設 )が 報 告 されています (1) 繁 忙 時 間 に 集 中 するヒヤリ ハット ヒヤリ ハット 事 例 の 発 生 状 況 をみると 月 ~ 木 曜 日 は 16%~18% 程 度 金 曜 日 のみ 20% を 超 えており さらに 業 務 繁 忙 時 間 帯 の2 時 間 に 発 生 件 数 のうち 36%が 集 中 しています 発 生 曜 日 発 生 曜 日 件 数 比 率 日 曜 日 43 0.3% 月 曜 日 2,329 18.0% 火 曜 日 2,383 18.5% 水 曜 日 2,103 16.3% 木 曜 日 2,167 16.8% 金 曜 日 2,625 20.3% 土 曜 日 1,254 9.7% 合 計 12,904 100.0% 発 生 時 間 帯 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 具 体 的 事 例 と 連 携 強 化 による 改 善 (1)ヒヤリ ハットの 具 体 的 事 例 ( 出 典 : 公 益 財 団 法 人 日 本 医 療 機 能 評 価 機 構 ) 1 名 称 類 似 名 称 類 似 を 原 因 とするエラーは 処 方 調 剤 とも 発 生 件 数 が 多 く 特 に 注 意 が 求 められます さらに 薬 効 が 大 きく 違 う 場 合 には 重 篤 なアクシデントに 結 びつくリスクが 高 くなることから 9

より 慎 重 な 対 応 が 必 要 です 医 薬 品 には 下 記 のような 名 称 類 似 例 があります 医 薬 品 の 組 み 合 わせ( 販 売 名 およびその 薬 効 ) ムコダイン 錠 500mg ムコスタ 錠 100mg 薬 効 呼 吸 器 官 用 薬 去 たん 剤 薬 効 消 化 器 官 用 薬 消 化 性 潰 瘍 用 剤 クラリシッド 錠 200 mg クラビット 錠 薬 効 抗 生 物 質 製 剤 主 としてグラム 陽 性 菌 薬 効 化 学 療 法 剤 合 成 抗 菌 剤 マイコプラズマに 作 用 するもの 薬 効 医 薬 品 の 組 み 合 わせ 件 数 2 文 字 のみ 一 致 (25 件 ) マグミット 錠 330 mg マグラックス 錠 330 mg 10 同 じ ベザテートSR 錠 200 ベザトールSR 錠 200 mg 4 MS 冷 シップ タイホウ MS 温 シップ タイホウ 2 メバロチン 錠 5 メバン 錠 5 1 ムコダイン 錠 500 mg ムコスタ 錠 100 mg 6 異 なる クラビット 錠 クラリシッド 錠 200 mg 1 ユリノーム 錠 25 mg ユリーフ 錠 4 mg 1 (2)アクシデント 防 止 のための 連 携 強 化 ヒヤリ ハットの 発 生 件 数 をゼロにすることは 不 可 能 に 近 いものの エラーをなくす 取 り 組 み を 通 じて アクシデントの 総 件 数 を 減 らすことはできます そのためには 日 常 的 に 発 生 するエ ラー( 処 方 調 剤 ミス)を 認 識 することから 始 めなければなりません そして 処 方 医 としては 疑 義 照 会 に 対 して 随 時 場 当 たり 的 に 対 応 するのではなく 疑 義 内 容 を 把 握 し 原 因 分 析 を 通 じて 改 善 と 再 発 防 止 に 向 けて 薬 局 と 共 同 した 取 り 組 みを 徹 底 すること が 求 められます 具 体 的 には 毎 月 の 疑 義 照 会 について 薬 局 にレポート 作 成 を 依 頼 し これに 基 づき 院 内 で 安 全 対 策 委 員 会 を 開 催 して 職 員 と 情 報 を 共 有 化 し リスクの 高 い 項 目 については 発 生 原 因 を 分 析 する とともに 改 善 行 動 に 結 びつけるサイクルを 確 立 する 活 動 を 進 めることが 望 ましいといえます レポート 全 文 は 当 事 務 所 のホームページの 医 業 経 営 情 報 レポート よりご 覧 ください 10

経 営 データベース ジャンル: 医 業 経 営 > サブジャンル: 職 員 との 関 係 1 uestion 労 働 契 約 の 意 義 労 働 契 約 とは どのような 内 容 と 意 義 を 持 つのでしょうか nswer 労 働 者 ( 使 用 人 被 用 者 = 職 員 )が 使 用 者 に 対 して 労 務 ( 労 働 )を 提 供 し 使 用 者 はその 対 価 として 報 酬 ( 賃 金 )を 支 払 うことを 約 することを 内 容 とした 契 約 を 労 働 契 約 といいます ここで 労 働 者 とは 職 業 の 種 類 を 問 わず 労 働 基 準 法 の 適 用 される 事 業 事 業 所 に 使 用 される 者 で 賃 金 の 支 払 を 受 ける 者 をいいます ただし 家 事 使 用 人 は 含 まれません そして この 個 別 的 な 労 使 関 係 について 定 めた 法 律 が 労 働 基 準 法 です 労 働 契 約 は 期 間 の 定 めのないものを 除 き 一 定 の 事 業 の 完 了 に 必 要 な 期 間 を 定 めるものの 他 は 原 則 として1 年 を 超 える 期 間 を 定 めることはできません また 近 い 将 来 にはこの 期 間 を3 年 とするなど 有 期 の 労 働 契 約 の 期 限 が 伸 長 される 見 通 しです 労 働 契 約 の 締 結 により 労 働 者 は 労 務 を 提 供 する 義 務 を 負 い 報 酬 を 請 求 する 権 利 を 有 します 一 方 使 用 者 は 労 働 者 より 労 務 の 提 供 を 受 ける 権 利 があり それに 対 し 報 酬 を 受 ける 義 務 を 負 います また 労 働 者 の 生 命 健 康 等 を 危 険 から 保 護 するよう 配 慮 する 義 務 ( 安 全 配 慮 義 務 )を 負 うものとされます 一 方 労 働 基 準 法 は 労 働 者 保 護 を 目 的 として 労 働 契 約 の 締 結 時 における 規 制 や 労 働 契 約 に 付 随 する 契 約 に 関 する 規 則 を 定 めています 具 体 的 には 契 約 締 結 時 において 下 記 のような 規 制 があります 1 均 等 待 遇 2 労 働 条 件 の 明 示 3 損 害 賠 償 額 の 予 定 の 禁 止 4 前 借 金 相 殺 の 禁 止 5 強 制 貯 金 の 禁 止 労 働 契 約 も 契 約 である 以 上 売 買 契 約 等 と 同 様 に 締 結 に 際 して 基 本 的 には 契 約 自 由 の 原 則 が 妥 当 します しかし 労 働 契 約 の 締 結 については 募 集 採 用 に 関 する 規 制 採 用 内 定 等 をめぐ る 規 制 がなされています 11

経 営 データベース ジャンル: 医 業 経 営 > サブジャンル: 職 員 との 関 係 2 uestion 職 員 の 解 雇 をめぐる 問 題 法 的 に 解 雇 が 認 められるのは どのような 場 合 でしょうか 職 員 の 解 雇 については 正 当 な 事 由 が 必 要 とされています nswer 解 雇 とは 使 用 者 の 一 方 的 な 意 思 表 示 によって 労 働 契 約 を 終 了 させることを 意 味 し 原 則 自 由 とされていますが 判 例 において 正 当 な 事 由 を 欠 く 解 雇 は 権 利 の 濫 用 にあたり 無 効 と いう 判 断 がなされています 解 雇 事 由 については 就 業 規 則 に 明 記 されているのが 通 常 であり 次 のものがあげられます 1 長 期 欠 勤 2 勤 務 不 良 3 人 員 整 理 上 記 のように 業 務 上 の 都 合 等 が 挙 げられているのが 一 般 的 ですが 労 働 基 準 法 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 労 働 組 合 法 労 働 協 約 等 によっても 制 限 がなされています 期 間 の 定 めのない 労 働 契 約 は 2 週 間 前 に 解 約 の 申 し 入 れをすることにより 終 了 します つま り 一 方 当 事 者 よりの 意 思 表 示 で 労 働 契 約 を 終 了 させることができることとなっています しかし 労 働 基 準 法 においては 使 用 者 からの 解 約 ( 解 雇 )は 職 員 の 生 活 に 重 大 な 影 響 を 与 えることから 解 雇 予 告 期 間 を30 日 に 延 長 しており また 予 告 期 間 を 設 けない 場 合 には 30 日 分 以 上 の 平 均 賃 金 ( 解 雇 予 告 手 当 )を 支 払 わなければならないと 定 められています そして 予 告 手 当 なしの 即 時 解 雇 は やむを 得 ない 事 由 のため 事 業 の 継 続 が 不 可 能 となった 場 合 と 職 員 に 責 任 のある 場 合 に 限 って 認 められるとしています このうち 職 員 に 責 任 のある 場 合 の 解 雇 には 懲 戒 処 分 のひとつである 懲 戒 解 雇 が 挙 げられま す 懲 戒 解 雇 は 最 も 重 い 懲 戒 処 分 であり 通 常 解 雇 予 告 はなされず 予 告 手 当 も 支 給 されません また 一 般 に 就 業 規 則 において 退 職 金 の 全 部 または 一 部 が 不 支 給 である 旨 を 定 めているほか 再 就 職 にも 支 障 が 生 じる 可 能 性 があるため 職 員 に 不 利 益 が 生 じるので 処 分 は 慎 重 に 行 うこと が 必 要 です 12

週 刊 医 業 経 営 ウェブマガジン No.367 著 者 日 本 ビズアップ 株 式 会 社 発 行 税 理 士 法 人 森 田 会 計 事 務 所 630-8247 奈 良 市 油 阪 町 456 番 地 第 二 森 田 ビル 4F TEL 0742-22-3578 FAX 0742-27-1681 本 書 に 掲 載 されている 内 容 の 一 部 あるいは 全 部 を 無 断 で 複 写 することは 法 律 で 認 められた 場 合 を 除 き 著 者 および 発 行 者 の 権 利 の 侵 害 となります 13