放射線教育支援.indd



Similar documents
SAN・SO・KEN

湯沢町耐震改修促進計画

長崎市民間建築物耐震化推進事業の概要

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

-4- 他 照 射 録 診 療 放 射 線 技 師 は 放 射 線 を 人 体 に 対 して 照 射 したときは 遅 滞 なく 必 要 事 項 を 記 載 した 照 射 録 を 作 成 し その 照 射 について 指 示 をした 医 師 又 は 歯 科 医 師 の 署 名 を 受 けているか ( 診

平成17年度高知県県産材利用推進事業費補助金交付要綱

<4D F736F F F696E74202D E9197BF C8E95AA816A CC95FA8ECB90AB95A88EBF82C982E682E98C928D4E89658BBF2E >


災 害 廃 棄 物 広 域 処 理 の 住 民 対 話 の 難 しさ 循 環 3R 活 動 災 害 廃 棄 物 広 域 処 理 住 民 活 動 不 安 反 対 原 子 力 利 用 反 対 運 動 住 民 理 解 2

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

積 載 せず かつ 燃 料 冷 却 水 及 び 潤 滑 油 の 全 量 を 搭 載 し 自 動 車 製 作 者 が 定 める 工 具 及 び 付 属 品 (スペアタイヤを 含 む )を 全 て 装 備 した 状 態 をいう この 場 合 に おいて 燃 料 の 全 量 を 搭 載 するとは 燃 料

は じ め に 新 蛇 田 区 は 災 害 危 険 区 域 等 にお 住 まい 皆 様 方 に 対 し 移 転 していた だくため 宅 供 給 を 目 的 とした 土 区 画 整 理 事 業 により 周 辺 環 と 調 和 し たまちづくりを 進 めています こような 中 区 計 画 を 導 入 す

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

<4D F736F F D203193FA8AD45F95CA8E86325F89898F4B315F94F093EF8AA98D AD97DF914F82CC8FEE95F182CC8EFB8F C28E8B89BB2E646F63>

現 地 調 査 では 火 口 周 辺 の 地 形 や 噴 気 等 の 状 況 に 変 化 は 見 られませんでした また 赤 外 熱 映 像 装 置 5) による 観 測 では 2015 年 3 月 頃 から5 月 29 日 の 噴 火 前 に 温 度 上 昇 が 認 められていた 新 岳 火 口

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震


(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す

<816982DC82BF90AD814688C4816A96A596CA8E7397A7926E934B90B389BB8C7689E E646F6378>

目 次 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的... 1 第 1 計 画 の 目 的 1 第 2 計 画 の 策 定 1 第 3 計 画 の 構 成 2 第 4 用 語 の 意 義 2 第 2 節 計 画 の 前 提 条 件... 3 第 1 自 然 条 件 3 第 2 社 会 条 件

 

No3. 人 工 乾 燥 材 ( 低 温 乾 燥 材. 燻 煙 乾 燥 材 ) 120mm 120mm 4000mm No4. 天 然 乾 燥 材 120mm 120mm 4000mm No5. 天 然 乾 燥 材 120mm 120mm 4000mm No6. 人 工 乾 燥 材 ( 低 温 乾

第 2-2 表 耐 火 構 造 等 に 必 要 な 性 能 に 関 する 技 術 的 基 準 構 造 の 種 類 部 分 火 災 の 種 類 時 間 要 件 1 時 間 を 基 本 とし 建 耐 力 壁 柱 床 はり 屋 根 階 段 耐 火 構 造 ( 令 第 107 条 ) 壁 床 外 壁 屋 根


川崎市木造住宅耐震診断助成金交付要綱

講 義 の 内 容 放 射 線 の 基 礎 放 射 線 の 単 位 低 線 量 被 曝 のリスク 放 射 線 防 護

2. 建 築 基 準 法 に 基 づく 限 着 色 項 目 の 地 区 が 尾 張 旭 市 内 にはあります 関 係 課 で 確 認 してください 項 目 所 管 課 窓 口 市 役 所 内 電 話 備 考 がけに 関 する 限 (がけ 条 例 ) 都 市 計 画 課 建 築 住 宅 係 南 庁 舎

学校安全の推進に関する計画の取組事例

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

Microsoft Word - 目次.doc

別 添 1 女 性 国 家 公 務 員 の 登 用 状 況 資 料 1 指 定 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は3.0%( 平 成 27 年 11 月 1 日 現 在 ) ( 前 年 9 月 1 日 現 在 から0.2ポイント 増 ) 本 省 課 室 長 相 当 職 以 上 に 占 める 女

接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主


<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

( 医 療 機 器 の 性 能 及 び 機 能 ) 第 3 条 医 療 機 器 は 製 造 販 売 業 者 等 の 意 図 する 性 能 を 発 揮 できなければならず 医 療 機 器 としての 機 能 を 発 揮 できるよう 設 計 製 造 及 び 包 装 されなければならない 要 求 項 目 を

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

化学テロ発生時の現場対処標準について(案)

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

<4D F736F F D208FE DC926E8BE6926E8BE68C7689E681408C7689E68F912E646F63>

公 営 企 業 職 員 の 状 況 1 水 道 事 業 1 職 員 給 与 費 の 状 況 ア 決 算 区 分 総 費 用 純 利 益 職 員 給 与 費 総 費 用 に 占 める ( 参 考 ) 職 員 給 与 費 比 率 22 年 度 の 総 費 用 に 占 A B B/A める 職 員 給 与

障害福祉制度あらまし目次

<4D F736F F D D87817A93C197E18C8892E AA8E862E646F6378>

< 現 在 の 我 が 国 D&O 保 険 の 基 本 的 な 設 計 (イメージ)> < 一 般 的 な 補 償 の 範 囲 の 概 要 > 請 求 の 形 態 会 社 の 役 員 会 社 による 請 求 に 対 する 損 免 責 事 由 の 場 合 に 害 賠 償 請 求 は 補 償 されず(

目 次 1 計 画 の について 1 2 基 本 的 な 考 え 方 1 3 主 な 事 項 1 ( 別 紙 ) 計 画 の 記 載 項 目 及 び 主 な 内 容 等 3 ( 参 考 ) 原 子 力 災 害 対 策 計 画 とは 11

3 圏 域 では 県 北 沿 岸 で2の 傾 向 を 強 く 見 てとることができます 4 近 年 は 分 配 及 び 人 口 が 減 少 している 市 町 村 が 多 くなっているため 所 得 の 増 加 要 因 を 考 える 場 合 は 人 口 減 少 による 影 響 についても 考 慮 する

認 し 通 常 の 立 入 検 査 に 際 しても 許 可 内 容 が 遵 守 されていることを 確 認 するこ と 2 学 校 薬 剤 師 業 務 の 兼 任 学 校 薬 剤 師 の 業 務 を 兼 任 する 場 合 の 取 扱 いは 次 のとおりとする (1) 許 可 要 件 1 薬 局 等 の

4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1

する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

島根大学における学生等の授業料その他の費用に関する規則

Microsoft Word - (課×県・指定)【頭紙】「精神障害者保健福祉手帳の診断書の記入に当たって留意すべき事項について」等の一部改正について.rtf

<4D F736F F F696E74202D20819F918D8D87955D89BF95FB8EAE82CC92D482E895FB8BB38EBA2E >

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

静岡市の危機管理体制(案)

第5回法人課税ディスカッショングループ 法D5-4

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

< F2D F97CC8EFB8F BE8DD78F9192CA926D>

第4回税制調査会 総4-1

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

新 市 建 設 計 画 の 変 更 に 係 る 新 旧 対 照 表 ページ 変 更 後 変 更 前 表 紙 安 中 市 松 井 田 町 合 併 協 議 会 安 中 市 松 井 田 町 合 併 協 議 会 平 成 27 年 3 月 変 更 安 中 市 6 2. 計 画 策 定 の 方 針 (3) 計

Microsoft PowerPoint - JIRA講演  抜粋 [互換モード]

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱

様 式 第 2 号 ( 第 7 条 関 係 中 古 住 宅 賃 借 の 場 合 ) ( 記 入 例 ) 提 出 時 にご 記 入 ください 平 成 年 月 日 泉 佐 野 市 長 様 申 請 者 泉 佐 野 市 空 き 家 バンクに 登 録 され ている 物 件 を 借 りた 場 合 の 引 越 費

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

診療行為コード

HIV感染防止マニュアル(出力用).indd

人 同 意 第 49 回 宇 和 島 定 例 決 結 果 一 覧 表 番 号 件 名 決 結 果 報 告 第 1 号 専 決 処 分 した 件 報 告 即 日 受 理 専 決 第 1 号 道 おける 故 和 解 即 日 受 理 専 決 第 2 号 車 両 接 触 故 和 解 即 日 受 理 案 第

honbu-38H06_kunrei31

<4D F736F F D20365F335F8FF08C8F90DD92E FC92F994C5382D32816A>

<92508F838F578C A2E786C73>

<4D F736F F D20836E E819592E88C5E B F944E82548C8E89FC90B3816A5F6A D28F57>

スライド 1

表紙

m07 北見工業大学 様式①

全設健発第     号

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

アルコール健康障害対策基本法の施行について(通知)

税金読本(8-5)特定口座と確定申告

様式第4号

資料8(第2回水害WG)

者 )や 付 添 いや 介 護 をする 者 の 被 ばくのことをいいます 放 射 線 を 使 用 する 検 査 や 治 療 は それによって 受 ける 患 者 さんの 利 益 ( 病 気 の 発 見 やがん 治 療 など)が 不 利 益 ( 放 射 線 被 ばくによる 健 康 への 影 響 )よりも

平成22年度 指導者・指導士養成検定事業計画書

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

<4D F736F F F696E74202D204C C C835B A43976D90858E598B5A8F EF088E4816A2E707074>

スライド 1

前橋市軽自動車税減免要綱(案)1

Microsoft Word - 【事務連絡】居所情報の登録申請が間に合わなかった場合の取扱いの周知について.docx

萩 市 立 小 中 学 校 施 設 耐 震 化 計 画 はじめに 平 成 7 年 1 月 の 阪 神 淡 路 大 震 災 以 後 近 年 まで 全 国 的 に 大 規 模 な 地 震 が 発 生 しており 公 共 施 設 の 耐 震 性 の 確 保 が 改 めて 重 要 視 されている このような

事務連絡

課 税 ベ ー ス の 拡 大 等 : - 租 税 特 別 措 置 の 見 直 し ( 後 掲 ) - 減 価 償 却 の 見 直 し ( 建 物 附 属 設 備 構 築 物 の 償 却 方 法 を 定 額 法 に 一 本 化 ) - 欠 損 金 繰 越 控 除 の 更 な る 見 直 し ( 大

再 生 可 能 エネルギー 等 導 入 推 進 基 金 事 業 計 画 書 ( 各 年 度 計 画 書 ) ( 事 業 計 画 の 概 要 ) 計 画 の 名 称 京 都 府 地 球 温 暖 化 対 策 等 推 進 基 金 計 画 の 期 間 交 付 対 象 京 都 府 府 内 市 町 村 民 間

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

Microsoft Word - 診療放射線技師法等の一部改正の施行について

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

②130401雇用促進計画パンフレット

(Microsoft Word - \221\346\202P\202U\201@\214i\212\317.doc)

Transcription:

放 射 線 実 験 の 手 引 き

霧 箱 実 験 目 的 放 射 線 は 放 射 性 物 質 から 出 ているということを 理 解 すること 放 射 線 の 飛 び 方 を 見 ることでイメージできるようになること 準 備 するもの 霧 箱 キット: 簡 易 霧 箱 実 験 キット 6 個 組 ナリカ B10-7749 アルコール( 消 毒 用 でも 可 ) ドライアイス:ブロック 状 のものより 粉 状 のものの 方 が 実 験 しやすいです 線 源 (モナズ 石 キャンプ 用 品 のマントル 等 ) スポイト 準 備 手 順 霧 箱 キットを 組 み 立 てる ドライアイスを 用 意 し 霧 箱 に 入 れる 線 源 を 霧 箱 の 中 に 入 れる ( 真 ん 中 に 置 くと 見 えやすい) スポイトでアルコールを 霧 箱 のスポンジ 部 に 滴 下 する 蓋 をして 5 分 くらい 待 つ 注 意 点 蛍 光 灯 の 明 かりで 見 難 いこともあるので LED の 小 型 ライトなどで 照 らすと 見 やすい 生 徒 への 学 習 項 目 見 えている 放 射 線 がアルファ 線 とベータ 線 であるということ 放 射 線 は 身 近 にもあるということ 2

1ドライアイスを 細 かくする 2カップを 重 ねる この 時 ドライアイスはすき 間 なく 充 填 されていること 3 線 源 を 置 く 4アルコールを 噴 霧 してカップを 重 ねる 5 分 ほど 待 つと 線 源 から 白 い 線 状 のものが 見 えるようになる 3

自 然 放 射 線 の 測 定 目 的 身 の 回 りにも 放 射 線 が 存 在 しいるということを 理 解 する 放 射 線 が 多 く 出 ているものを 確 認 する 準 備 するもの 放 射 線 測 定 器 (はかるくん アルファちゃん ベータちゃん) カリウムを 含 む 肥 料 湯 の 花 (ラドン 温 泉 の 素 ) 花 崗 岩 ( 御 影 石 ) 準 備 手 順 測 定 器 の 使 い 方 を 説 明 する この 測 定 器 は 放 射 線 を 測 定 するもので 精 密 機 器 なのでぞんざいに 扱 わない 旨 ( 例 :ここに 放 射 線 が 入 ってきたものを 数 値 として 表 示 しています) 表 示 されている 値 と 単 位 の 説 明 何 もないところで 測 定 を 行 い 測 定 器 の 表 示 が0でないことをシートにメモする 写 真 のように 準 備 したものを 測 定 し その 値 をシートにメモする 注 意 点 測 定 器 は 時 定 数 を 30 秒 に 設 定 し 1 分 30 秒 以 上 待 って 値 が 安 定 してからメモする 生 徒 への 学 習 項 目 測 定 器 が 放 射 線 を 検 知 して 値 を 出 すということ 測 定 器 の 値 が0にならないということ 身 の 回 りに 放 射 線 があるということ 身 の 回 りにも 放 射 線 を 出 すものがあるということ 危 険 ではなく ただ 知 らなかっただけなので 心 配 することはないという 旨 放 射 線 に 当 たること= 体 に 悪 いのではなく 沢 山 の 放 射 線 に 当 たることが 体 に 悪 い ということ 4

測 定 器 線 源 手 順 と 注 意 事 項 を 守 って 測 定 する 測 定 値 記 録 表 の 例 測 定 日 月 日 ( ) 時 刻 : 天 候 場 所 測 定 値 1 回 目 2 回 目 3 回 目 4 回 目 5 回 目 平 均 値 備 考 5

水 位 計 目 的 放 射 線 の 利 用 について 理 解 すること 準 備 するもの 放 射 線 測 定 器 (はかるくん アルファちゃん ベータちゃん GM 管 ) 空 のペットボトル 線 源 ( 汚 染 された 土 で 密 封 されているもの 等 ) 色 厚 紙 準 備 手 順 空 のペットボトルに 中 が 見 えないように 色 厚 紙 を 貼 る ( 写 真 1) 空 のペットボトルと 測 定 器 をこのように 置 き 測 定 器 の 数 値 をシートにメモする 6

空 のペットボトルと 線 源 と 測 定 器 をこのように 置 き 測 定 器 の 数 値 をシートにメモす る (このとき 数 値 が 上 がっていない 場 合 は 線 源 の 放 射 線 量 が 弱 いということになる ので 数 値 が 上 がるような 線 源 を 準 備 する) ペットボトルに 水 を 入 れ 再 度 同 じような 配 置 にて 測 定 器 の 表 示 をシートにメモする ( 数 値 が 下 がっていることを 確 認 する) 注 意 点 測 定 器 は 時 定 数 を 30 秒 に 設 定 し 1 分 30 秒 以 上 待 って 値 が 安 定 してからメモする 7

放 射 線 特 性 実 験 目 的 放 射 線 量 と 距 離 の 関 係 を 知 り 被 ばく 量 を 下 げるためには 何 をすべきかを 理 解 する 放 射 線 を 遮 へいするためには どのようなものが 効 率 がいいのかを 理 解 する 準 備 するもの 放 射 線 測 定 器 (はかるくん) 線 源 ( 汚 染 された 土 で 密 封 されているもの 等 ) マントル(キャンプ 用 品 ) 定 規 (5cm 10cm 50cm 1m が 測 定 できるもの) 紙 プラスチック 板 鉄 板 ( 複 数 枚 ) グラフ 用 紙 準 備 手 順 [ 距 離 との 関 係 の 確 認 実 験 ] 下 の 写 真 のように 距 離 を 変 更 して それぞれ 線 源 と 測 定 器 を 配 置 し 測 定 器 の 値 をメ モする ( 距 離 は 5cm 10cm 50cm 1m) 8

[ 遮 へいの 確 認 実 験 ] 左 の 写 真 のように 線 源 と 測 定 器 を 配 置 し まず 遮 へい 物 がない 状 態 で 測 定 器 の 値 を メモする 次 に 遮 へい 物 を 入 れて それぞれの 値 をメモする また 遮 へい 物 の 枚 数 を 増 やしてその 値 をメモし グラフにプロットしどのような 変 化 を 示 すかを 確 認 する 注 意 点 測 定 器 は 時 定 数 を 30 秒 に 設 定 し 1 分 30 秒 以 上 待 って 値 が 安 定 してからメモする 生 徒 への 学 習 項 目 1m も 離 れれば 値 は 十 分 下 がるということ 金 属 などいわゆる 重 い 物 質 ほど 遮 蔽 効 果 が 大 きいということ 9

放 射 線 の 知 識 放 射 性 物 質 不 安 定 な 原 子 核 を 含 む 物 質 不 安 定 な 原 子 核 は 一 定 の 割 合 で 崩 壊 し て 安 定 な 原 子 核 に 変 化 し その 際 に 放 射 線 を 出 す 放 射 線 を 出 す 能 力 を 放 射 能 と 呼 ぶことがある 放 射 線 放 射 性 物 質 から 出 る 目 に 見 え ない 何 か 放 射 線 が 分 子 にあたると 分 子 は 電 離 される 放 射 線 の 正 体 は 高 いエネ ルギーを 持 った 電 子 光 子 などの 流 れ 放 射 線 の 性 質 ひばく 被 曝 人 が 放 射 線 を 浴 びること 体 の 外 から 浴 びる 外 部 被 曝 と 体 の 内 部 から 浴 びる 内 部 被 曝 がある 10

放 射 線 の 知 識 ベクレル 記 号 は Bq で 表 される 放 射 性 物 質 の 量 を 測 るための 単 位 異 なった 種 類 の 放 射 性 物 質 でも ベクレルで 表 わした 量 が 等 しければ 出 てくる 放 射 線 の 量 はごく 大 ざっぱには 同 程 度 シーベルト 記 号 は Sv で 表 される 被 曝 によって 人 がどれくらいダメージを 受 け た 可 能 性 があるかを 表 わす 単 位 年 間 や 生 涯 での 通 算 で 用 いる 放 射 線 を 安 全 に 管 理 す るための 指 標 として 用 いられる 実 用 的 には ミリシーベルト (msv) という 単 位 を 使 う (1 msv = 0:001 Sv,1000 msv = 1 Sv) 外 部 被 曝 にも 内 部 被 曝 にも 用 いる 被 曝 の 原 因 が 違 っても ミリシーベルトで 表 わした 数 値 が 同 じなら 体 へのダメージは(だいたいは) 同 じだと 考 えられる ( 少 なくとも そうなることを 目 指 して ミリシーベルトの 数 値 が 決 められている) なお シーベルトやミリシーベルトの 単 位 で 表 わしている 量 は 実 効 線 量 と 呼 ばれる Gy グレイ 記 号 は Gy で 表 される 放 射 線 のエネルギーが 物 質 や 人 体 の 組 織 に 吸 収 された 量 を 表 す 単 位 放 射 線 が 物 質 や 人 体 に 当 たるともっているエネルギーを 物 質 に 与 える 1グレイとは 1キログラムの 物 質 が 放 射 線 により1ジュールのエネルギーを 受 けることを 表 す 11

放 射 線 の 知 識 ベクレル 毎 キログラム 記 号 は Bq/kg で 表 される という 単 位 は 食 品 や 水 の 汚 染 の 時 に 用 いられる これは 食 品 や 水 1 キログラムあたりに 何 ベクレルの 放 射 性 物 質 が 入 っ ているかを 表 わしている たとえば 食 品 中 の 放 射 性 セシウムの 濃 度 が 100Bq/kg と いうことは この 食 品 1 キログラムの 中 に 100 ベクレルの 放 射 性 セシウムが 入 ってい るということ 体 内 食 物 中 の 自 然 放 射 性 物 質 放 射 性 セシウムの 暫 定 規 制 値 と 新 基 準 値 12

放 射 線 の 知 識 μsv / h マイクロシーベルト パー アワー 記 号 はμSv / h で 表 される 空 間 線 量 率 いわゆる 放 射 線 の 強 さ の 単 位 マイクロシー ベルト 毎 時 (μsv/h) 学 校 や 公 園 にあるモニタリングポスト 1m の 高 さで 測 定 cpm カウント パー ミニットまた はシーピーエム 1 分 あたりの 放 射 線 計 測 回 数 で 放 射 線 量 放 射 線 測 定 機 に1 分 間 に 入 ってきた 放 射 線 の 数 を 計 測 している 人 体 への 影 響 の 大 小 は 考 慮 していない GM サーベイメータで 表 面 汚 染 の 測 定 測 定 器 を 扱 う 上 での 注 意 事 項 メータの 指 針 は 常 に 揺 れていますが その 中 心 値 を 読 んでください 指 針 に 気 を 取 られて 検 出 部 を 対 象 物 にぶつけないように 注 意 してください サーベイメータは 前 面 に 薄 い 膜 が 張 られており 鋭 いものとがったものが 当 たると 破 れてしまうことがあります この 薄 い 膜 が 破 れると 計 測 できなくなり 修 理 が 必 要 にな りますので 注 意 してください 対 象 物 にサーベイメータの 本 体 やケーブルが 触 れて 汚 染 しないように 注 意 してくださ い 汚 染 の 程 度 を 数 値 で 表 す 場 合 は 計 算 が 必 要 です 測 定 器 の 機 器 効 率 や 対 象 物 の 線 源 効 率 の 数 値 を 知 っておかなくてはなりません 対 象 物 に 凹 凸 (おうとつ)がある 場 合 は 距 離 が 保 てず 正 確 な 測 定 はできません 灰 や 木 片 などで 汚 染 が 浸 透 している 場 合 は 正 確 な 測 定 はできません 13

放 射 線 の 知 識 身 の 回 りの 放 射 線 被 ばく 自 然 放 射 線 と 人 工 放 射 線 私 たちの 生 活 環 境 には 自 然 から 受 け る 放 射 線 と 人 工 的 に 作 られた 放 射 線 が 存 在 している 人 類 は 地 球 の 誕 生 以 来 宇 宙 から 地 球 に 降 り 注 いでいる 宇 宙 線 や 大 地 飲 食 物 などからの 放 射 線 を 受 けて きた これらを 自 然 放 射 線 といい 私 たちは 年 間 一 人 当 たり 約 2.09 ミリ シーベルト( 日 本 平 均 )の 自 然 放 射 線 を 受 けている 1895 年 にレントゲン 博 士 によりエックス(X) 線 が 発 見 され 14

放 射 線 の 知 識 今 では 医 療 や 工 業 農 業 などで 色 々な 用 途 に 利 用 するため 人 工 的 に 放 射 線 が 作 られて いる これらを 人 工 放 射 線 といい 病 気 の 診 断 などに 用 いられるエックス(X) 線 撮 影 や CT などのエックス(X) 線 核 分 裂 のエネルギーを 取 り 出 す 原 子 力 発 電 所 で 生 まれる 放 射 線 などがある がんなどの 病 気 を 起 こすいろいろな 原 因 15

放 射 線 の 知 識 放 射 線 から 身 を 守 る 方 法 避 難 退 避 する 時 の 注 意 点 放 射 線 実 験 の 手 引 き 平 成 25 年 度 文 部 科 学 省 東 日 本 大 震 災 からの 復 興 を 担 う 専 門 人 材 育 成 支 援 事 業 放 射 線 の 知 識 を 持 つ 測 定 技 術 者 の 育 成 及 び 計 測 支 援 事 業 発 行 : 平 成 26 年 3 月 編 集 発 行 : 放 射 線 の 知 識 を 持 つ 測 定 技 術 者 の 育 成 及 び 計 測 支 援 事 業 推 進 協 議 会 問 い 合 わせ 連 絡 先 : 学 校 法 人 新 潟 総 合 学 院 専 門 学 校 国 際 情 報 工 科 大 学 校 963-8811 福 島 県 郡 山 市 方 八 町 2-4-15 フリーダイアル 0120-454-443 http://www.wiz.ac.jp E-mail : wiz@nsg.gr.jp 16 退 避 と 避 難 は どち らも 放 射 性 物 質 から 身 を 守 ることであ り 退 避 は 家 や 指 定 された 建 物 の 中 に 入 ること 避 難 は 家 や 指 定 された 建 物 などからも 離 れて 別 の 場 所 に 移 ること です