第 4 条 (1) 使 用 者 は 2 年 を 超 えない 範 囲 内 で( 期 間 制 勤 労 契 約 の 反 復 更 新 等 の 場 合 は その 継 続 勤 労 した 総 期 間 が2 年 を 超 えない 範 囲 内 で) 期 間 制 勤 労 者 を 使 用 することができる ただ し 次 の



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第 8 条 乙 は 甲 に 対 し 仕 様 書 に 定 める 期 日 までに 所 定 の 成 果 物 を 検 収 依 頼 書 と 共 に 納 入 する 2 甲 は 前 項 に 定 める 納 入 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする 3 検 査 不 合 格 となった 場 合 甲 は

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(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

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<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

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根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部

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公表表紙

定款  変更

基発第 号


(2) 勤 続 5 年 を 超 え 10 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の140 (3) 勤 続 10 年 を 超 え 20 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の180 (4)

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第 4 条 (1) 使 用 者 は 2 年 を 超 えない 範 囲 内 で( 期 間 制 勤 労 契 約 の 反 復 更 新 等 の 場 合 は その 継 続 勤 労 した 総 期 間 が2 年 を 超 えない 範 囲 内 で) 期 間 制 勤 労 者 を 使 用 することができる ただ し 次 の 各 号 のいずれか 一 つに 該 当 する 場 合 は 2 年 を 超 えて 期 間 制 勤 労 者 として 使 用 する ことができる 1. 事 業 の 完 了 又 は 特 定 の 業 務 の 完 成 に 必 要 な 期 間 を 定 めた 場 合 2. 休 職 派 遣 等 により 欠 員 が 発 生 して 当 該 勤 労 者 が 復 帰 するときまでその 業 務 を 代 行 す る 必 要 がある 場 合 3. 勤 労 者 が 学 業 職 業 訓 練 等 を 履 修 することによってその 履 修 に 必 要 な 期 間 を 定 めた 場 合 4. 高 齢 者 雇 用 促 進 法 第 2 条 第 1 号 の 高 齢 者 と 勤 労 契 約 を 締 結 する 場 合 5. 専 門 的 知 識 技 術 の 活 用 が 必 要 な 場 合 及 び 政 府 の 福 祉 政 策 失 業 対 策 等 により 就 労 の 場 を 提 供 する 場 合 であって 大 統 領 令 で 定 める 場 合 6.その 他 第 1 号 乃 至 第 5 号 に 準 ずる 合 理 的 な 事 由 がある 場 合 として 大 統 領 令 で 定 める 場 合 (2) 使 用 者 が 第 1 項 ただし 書 の 事 由 がなく 又 は 消 滅 したにもかかわらず2 年 を 超 えて 期 間 制 勤 労 者 として 使 用 する 場 合 は その 期 間 制 勤 労 者 は 期 間 の 定 めのない 勤 労 契 約 を 締 結 した 勤 労 者 とみなす ( 期 間 の 定 めのない 勤 労 者 への 転 換 ) 第 5 条 使 用 者 は 期 間 の 定 めのない 勤 労 契 約 を 締 結 しようとする 場 合 は 当 該 事 業 又 は 事 業 場 の 同 種 又 は 類 似 の 業 務 に 従 事 する 期 間 制 勤 労 者 を 優 先 的 に 雇 用 するように 努 めなけれ ばならない 第 3 章 短 時 間 勤 労 者 ( 短 時 間 勤 労 者 の 超 過 勤 労 制 限 ) 第 6 条 (1) 使 用 者 は 短 時 間 勤 労 者 に 対 して 勤 労 基 準 法 第 2 条 の 所 定 勤 労 時 間 を 超 えて 勤 労 させる 場 合 は 当 該 勤 労 者 の 同 意 を 得 なければならない この 場 合 は 1 週 間 に12 時 間 を 超 えて 勤 労 させることはできない ( 改 正 2007.4.11) (2) 短 時 間 勤 労 者 は 使 用 者 が 第 1 項 の 規 定 による 同 意 を 得 ないで 超 過 勤 労 をさせる 場 合 は これを 拒 否 することができる (3) 使 用 者 は 第 1 項 による 超 過 勤 労 に 対 して 通 常 賃 金 の100 分 の50 以 上 を 加 算 して 支 給 しなければならない ( 新 設 2014.3.18) ( 通 常 勤 労 者 への 転 換 等 ) 第 7 条

(1) 使 用 者 は 通 常 勤 労 者 を 採 用 しようとする 場 合 には 当 該 事 業 又 は 事 業 場 の 同 種 又 は 類 似 の 業 務 に 従 事 する 短 時 間 勤 労 者 を 優 先 的 に 雇 用 するように 努 めなければならない (2) 使 用 者 は 家 事 学 業 その 他 の 理 由 で 勤 労 者 が 短 時 間 勤 労 を 申 請 するときには 当 該 勤 労 者 を 短 時 間 勤 労 者 に 転 換 するように 努 めなければならない 第 4 章 差 別 的 処 遇 の 禁 止 及 び 是 正 ( 差 別 的 処 遇 の 禁 止 ) 第 8 条 (1) 使 用 者 は 期 間 制 勤 労 者 であることを 理 由 として 当 該 事 業 又 は 事 業 場 において 同 種 又 は 類 似 の 業 務 に 従 事 する 期 間 の 定 めのない 勤 労 契 約 を 締 結 した 勤 労 者 に 比 べて 差 別 的 処 遇 をしてはならない (2) 使 用 者 は 短 時 間 勤 労 者 であることを 理 由 として 当 該 事 業 又 は 事 業 場 の 同 種 又 は 類 似 の 業 務 に 従 事 する 通 常 勤 労 者 に 比 べて 差 別 的 処 遇 をしてはならない ( 差 別 的 処 遇 の 是 正 申 請 ) 第 9 条 (1) 期 間 制 勤 労 者 又 は 短 時 間 勤 労 者 は 差 別 的 処 遇 を 受 けた 場 合 には 労 働 委 員 会 法 第 1 条 の 規 定 による 労 働 委 員 会 ( 以 下 労 働 委 員 会 という )にその 是 正 を 申 請 すること ができる ただし 差 別 的 処 遇 があった 日 ( 継 続 する 差 別 的 処 遇 にあっては その 終 了 日 ) から6カ 月 が 経 過 したときは この 限 りでない ( 改 正 2012.2.1) (2) 期 間 制 勤 労 者 又 は 短 時 間 勤 労 者 が 第 1 項 の 規 定 による 是 正 申 請 をするときは 差 別 的 処 遇 の 内 容 を 具 体 的 に 明 示 しなければならない (3) 第 1 項 及 び 第 2 項 の 規 定 による 是 正 申 請 の 手 続 方 法 等 に 関 して 必 要 な 事 項 は 労 働 委 員 会 法 第 2 条 第 1 項 の 規 定 による 中 央 労 働 委 員 会 ( 以 下 中 央 労 働 委 員 会 という ) が 別 に 定 める (4) 第 8 条 及 び 第 1 項 乃 至 第 3 項 と 関 連 する 紛 争 における 立 証 責 任 は 使 用 者 が 負 う ( 調 査 審 問 等 ) 第 10 条 (1) 労 働 委 員 会 は 第 9 条 の 規 定 による 是 正 申 請 を 受 けたときは 遅 滞 なく 必 要 な 調 査 及 び 関 係 当 事 者 に 対 する 審 問 をしなければならない (2) 労 働 委 員 会 は 第 1 項 の 規 定 による 審 問 をするときには 関 係 当 事 者 の 申 請 又 は 職 権 により 証 人 を 出 席 させて 必 要 な 事 項 を 質 問 することができる (3) 労 働 委 員 会 は 第 1 項 及 び 第 2 項 の 規 定 による 審 問 をするに 当 たっては 関 係 当 事 者 に 証 拠 の 提 出 及 び 証 人 に 対 する 反 対 審 問 をすることができる 十 分 な 機 会 を 与 えなければな らない

(4) 第 1 項 乃 至 第 3 項 の 規 定 による 調 査 審 問 の 方 法 及 び 手 続 等 に 関 して 必 要 な 事 項 は 中 央 労 働 委 員 会 が 別 に 定 める (5) 労 働 委 員 会 は 差 別 是 正 事 務 に 関 する 専 門 的 な 調 査 研 究 業 務 を 遂 行 するために 専 門 委 員 を 置 くことができる この 場 合 専 門 委 員 の 数 資 格 及 び 報 酬 等 に 関 する 必 要 な 事 項 は 大 統 領 令 で 定 める ( 調 停 仲 裁 ) 第 11 条 (1) 労 働 委 員 会 は 第 10 条 の 規 定 による 審 問 の 過 程 において 関 係 当 事 者 双 方 若 しくは 一 方 の 申 請 又 は 職 権 によって 調 停 手 続 を 開 始 することができ 関 係 当 事 者 があらかじめ 労 働 委 員 会 の 仲 裁 決 定 に 従 うことに 合 意 して 仲 裁 を 申 請 した 場 合 は 仲 裁 することができる (2) 第 1 項 の 規 定 により 調 停 又 は 仲 裁 を 申 請 する 場 合 は 第 9 条 の 規 定 による 差 別 的 処 遇 の 是 正 申 請 をした 日 から14 日 以 内 にしなければならない ただし 労 働 委 員 会 の 承 諾 があ る 場 合 は 14 日 後 にも 申 請 することができる (3) 労 働 委 員 会 は 調 停 又 は 仲 裁 をするに 当 たって 関 係 当 事 者 の 意 見 を 十 分 に 聴 かなけ ればならない (4) 労 働 委 員 会 は 特 別 な 事 由 がない 限 り 調 停 手 続 を 開 始 し 又 は 仲 裁 申 請 を 受 けた 時 から60 日 以 内 に 調 停 案 を 提 示 し 又 は 仲 裁 決 定 をしなければならない (5) 労 働 委 員 会 は 関 係 当 事 者 双 方 が 調 停 案 を 受 諾 した 場 合 は 調 停 調 書 を 作 成 し 仲 裁 決 定 をした 場 合 は 仲 裁 決 定 書 を 作 成 しなければならない (6) 調 停 調 書 には 関 係 当 事 者 及 び 調 停 に 関 与 した 委 員 全 員 が 署 名 捺 印 し 仲 裁 決 定 書 には 関 与 した 委 員 全 員 が 署 名 捺 印 しなければならない (7) 第 5 項 及 び 第 6 項 の 規 定 による 調 停 又 は 仲 裁 決 定 は 民 事 訴 訟 法 の 規 定 による 裁 判 上 の 和 解 と 同 一 の 効 力 を 有 する (8) 第 1 項 乃 至 第 7 項 の 規 定 による 調 停 仲 裁 の 方 法 調 停 調 書 仲 裁 決 定 書 の 作 成 等 に 関 する 事 項 は 中 央 労 働 委 員 会 が 別 に 定 める ( 是 正 命 令 等 ) 第 12 条 (1) 労 働 委 員 会 は 第 10 条 の 規 定 による 調 査 審 問 を 終 了 して 差 別 的 処 遇 に 該 当 すると 判 定 したときは 使 用 者 に 是 正 命 令 を 発 しなければならず 差 別 的 処 遇 に 該 当 しないと 判 定 したときには その 是 正 申 請 を 棄 却 する 決 定 をしなければならない (2) 第 1 項 の 規 定 による 判 定 是 正 命 令 又 は 棄 却 決 定 は 書 面 でするものとし その 理 由 を 具 体 的 に 明 示 して 関 係 当 事 者 にそれぞれ 交 付 しなければならない この 場 合 是 正 命 令 を 発 するときには 是 正 命 令 の 内 容 及 び 履 行 期 限 等 を 具 体 的 に 記 載 しなければならない

( 調 停 仲 裁 又 は 是 正 命 令 の 内 容 ) 第 13 条 (1) 第 11 条 の 規 定 による 調 整 仲 裁 又 は 第 12 条 の 規 定 による 是 正 命 令 の 内 容 には 差 別 的 行 為 の 中 止 賃 金 等 勤 労 条 件 の 改 善 ( 就 業 規 則 団 体 協 約 等 の 制 度 改 善 命 令 を 含 む ) 又 は 適 切 な 賠 償 等 を 含 めることができる ( 改 正 2014.3.18) (2) 第 1 項 による 賠 償 額 は 差 別 的 処 遇 により 期 間 制 勤 労 者 又 は 短 時 間 勤 労 者 に 発 生 した 損 害 額 を 基 準 として 定 める ただし 労 働 委 員 会 は 使 用 者 の 差 別 的 処 遇 に 明 白 な 故 意 が 認 められ 又 は 差 別 的 処 遇 が 反 復 されている 場 合 は 損 害 額 を 基 準 として3 倍 を 超 えない 範 囲 内 で 賠 償 を 命 令 することができる ( 新 設 2014.3.18) ( 是 正 命 令 等 の 確 定 ) 第 14 条 (1) 地 方 労 働 委 員 会 の 是 正 命 令 又 は 棄 却 決 定 に 対 して 不 服 がある 関 係 当 事 者 は 是 正 命 令 書 又 は 棄 却 決 定 書 の 送 達 を 受 けた 日 から10 日 以 内 に 中 央 労 働 委 員 会 に 再 審 を 申 請 するこ とができる (2) 第 1 項 の 規 定 による 中 央 労 働 委 員 会 の 再 審 決 定 に 対 して 不 服 がある 関 係 当 事 者 は 再 審 決 定 書 の 送 達 を 受 けた 日 から15 日 以 内 に 行 政 訴 訟 を 提 起 することができる (3) 第 1 項 に 規 定 された 期 間 以 内 に 再 審 を 申 請 せず 又 は 第 2 項 に 規 定 された 期 間 以 内 に 行 政 訴 訟 を 提 起 しないときには その 是 正 命 令 棄 却 決 定 又 は 再 審 決 定 は 確 定 する ( 是 正 命 令 履 行 状 況 の 提 出 要 求 等 ) 第 15 条 (1) 雇 用 労 働 部 長 官 は 確 定 した 是 正 命 令 に 対 して 使 用 者 に 履 行 状 況 を 提 出 することを 要 求 することができる ( 改 正 2010.6.4) (2) 是 正 申 請 をした 勤 労 者 は 使 用 者 が 確 定 した 是 正 命 令 を 履 行 しない 場 合 には これ を 雇 用 労 働 部 長 官 に 申 告 することができる ( 改 正 2010.6.4) ( 雇 用 労 働 部 長 官 の 差 別 的 処 遇 是 正 要 求 等 ) 第 15 条 の2 (1) 雇 用 労 働 部 長 官 は 使 用 者 が 第 8 条 に 違 反 して 差 別 的 処 遇 をした 場 合 は その 是 正 を 要 求 することができる (2) 雇 用 労 働 部 長 官 は 使 用 者 が 第 1 項 による 是 正 要 求 に 応 じない 場 合 は 差 別 的 処 遇 の 内 容 を 具 体 的 に 明 示 して 労 働 委 員 会 に 通 報 しなければならない この 場 合 雇 用 労 働 部 長 官 は 当 該 使 用 者 及 び 勤 労 者 にその 事 実 を 通 知 しなければならない (3) 労 働 委 員 会 は 第 2 項 により 雇 用 労 働 部 長 官 の 通 報 を 受 けた 場 合 は 遅 滞 なく 差 別 的 処 遇 の 有 無 を 審 理 しなければならない この 場 合 において 労 働 委 員 会 は 当 該 使 用 者 及

び 勤 労 者 に 意 見 を 陳 述 することができる 機 会 を 付 与 しなければならない (4) 第 3 項 による 労 働 委 員 会 の 審 理 及 びその 他 の 是 正 手 続 等 に 関 しては 第 9 条 第 4 項 及 び 第 11 条 から 第 15 条 までの 規 定 を 準 用 する この 場 合 是 正 申 請 をした 日 は 通 知 を 受 けた 日 と 棄 却 決 定 は 差 別 的 処 遇 がない 旨 の 決 定 と 関 係 当 事 者 は 当 該 使 用 者 又 は 勤 労 者 と 是 正 申 請 をした 勤 労 者 は 当 該 勤 労 者 と 読 み 替 える (5) 第 3 項 及 び 第 4 項 による 労 働 委 員 会 の 審 理 等 に 関 する 事 項 は 中 央 労 働 委 員 会 が 定 め る [ 本 条 新 設 2012.2.1] ( 確 定 した 是 正 命 令 の 効 力 拡 大 ) 第 15 条 の3 (1) 雇 用 労 働 部 長 官 は 第 14 条 ( 第 15 条 の2 第 4 項 により 準 用 される 場 合 を 含 む )によ り 確 定 した 是 正 命 令 を 履 行 する 義 務 がある 使 用 者 の 事 業 若 しくは 事 業 場 において 当 該 是 正 命 令 の 効 力 が 及 ぶ 勤 労 者 以 外 の 期 間 制 勤 労 者 又 は 短 時 間 勤 労 者 に 対 して 差 別 的 処 遇 の 有 無 を 調 査 し 差 別 的 処 遇 がある 場 合 は その 是 正 を 要 求 することができる (2) 使 用 者 が 第 1 項 による 是 正 要 求 に 応 じない 場 合 は 第 15 条 の2 第 2 項 から 第 5 項 まで の 規 定 を 準 用 する [ 本 条 新 設 2014.3.18] 第 5 章 補 則 ( 不 利 益 な 処 遇 の 禁 止 ) 第 16 条 使 用 者 は 期 間 制 勤 労 者 又 は 短 時 間 勤 労 者 が 次 の 各 号 のいずれか 一 つに 該 当 する 行 為 をしたことを 理 由 として 解 雇 その 他 の 不 利 益 な 処 遇 をすることができない 1. 第 6 条 第 2 項 の 規 定 による 使 用 者 の 不 当 な 超 過 勤 労 要 求 の 拒 否 2. 第 9 条 の 規 定 による 差 別 的 処 遇 の 是 正 申 請 第 10 条 の 規 定 による 労 働 委 員 会 への 出 席 及 び 陳 述 第 14 条 の 規 定 による 再 審 申 請 又 は 行 政 訴 訟 の 提 起 3. 第 15 条 第 2 項 の 規 定 による 是 正 命 令 不 履 行 の 申 告 4. 第 18 条 の 規 定 による 通 告 ( 勤 労 条 件 の 書 面 明 示 ) 第 17 条 使 用 者 は 期 間 制 勤 労 者 又 は 短 時 間 勤 労 者 と 勤 労 契 約 を 締 結 するときには 次 の 各 号 のすべての 事 項 を 書 面 により 明 示 しなければならない ただし 第 6 号 は 短 時 間 勤 労 者 に 限 る 1. 勤 労 契 約 期 間 に 関 する 事 項 2. 勤 労 時 間 休 憩 に 関 する 事 項 3. 賃 金 の 構 成 項 目 計 算 方 法 及 び 支 払 方 法 に 関 する 事 項

4. 休 日 休 暇 に 関 する 事 項 5. 就 業 の 場 所 及 び 従 事 しなければならない 業 務 に 関 する 事 項 6. 勤 労 日 及 び 勤 労 日 別 勤 労 時 間 ( 監 督 機 関 に 対 する 通 告 ) 第 18 条 事 業 又 は 事 業 場 においてこの 法 律 又 はこの 法 律 による 命 令 に 違 反 した 事 実 がある 場 合 は 勤 労 者 は その 事 実 を 雇 用 労 働 部 長 官 又 は 勤 労 監 督 官 に 通 告 することができる ( 改 正 2010.6.4) ( 権 限 の 委 任 ) 第 19 条 この 法 律 の 規 定 による 雇 用 労 働 部 長 官 の 権 限 は その 一 部 を 大 統 領 令 で 定 めるとこ ろにより 地 方 雇 用 労 働 官 署 の 長 に 委 任 することができる ( 改 正 2010.6.4) ( 就 業 促 進 のための 国 家 等 の 努 力 ) 第 20 条 国 家 及 び 地 方 自 治 体 は 雇 用 情 報 の 提 供 職 業 指 導 就 業 あっせん 職 業 能 力 開 発 等 期 間 制 勤 労 者 及 び 短 時 間 勤 労 者 の 就 業 促 進 のために 必 要 な 措 置 を 優 先 的 に 講 じるよう に 努 めなければならない 第 6 章 罰 則 ( 罰 則 ) 第 21 条 第 16 条 の 規 定 に 違 反 して 勤 労 者 に 不 利 益 な 処 遇 をした 者 は 2 年 以 下 の 懲 役 又 は1 千 万 ウォン 以 下 の 罰 金 に 処 する ( 罰 則 ) 第 22 条 第 6 条 第 1 項 の 規 定 に 違 反 して 短 時 間 勤 労 者 に 超 過 勤 労 をさせた 者 は 1 千 万 ウォン 以 下 の 罰 金 に 処 する ( 両 罰 規 定 ) 第 23 条 事 業 主 の 代 理 人 使 用 人 その 他 の 従 業 員 が 事 業 主 の 業 務 に 関 して 第 21 条 及 び 第 22 条 の 規 定 に 該 当 する 違 反 行 為 をしたときは 行 為 者 を 罰 するほか その 事 業 主 に 対 しても 当 該 条 の 罰 金 刑 を 科 する ( 過 怠 料 ) 第 24 条 (1) 第 14 条 ( 第 15 条 の2 第 4 項 及 び 第 15 条 の3 第 2 項 により 準 用 される 場 合 を 含 む )によ り 確 定 した 是 正 命 令 を 正 当 な 理 由 なく 履 行 しなかった 者 は 1 億 ウォン 以 下 の 過 怠 金 に 処 す

る (2) 次 の 各 号 のいずれか 一 つに 該 当 する 者 は 500 万 ウォン 以 下 の 過 怠 金 に 処 する 1. 第 15 条 第 1 項 ( 第 15 条 の2 第 4 項 及 び 第 15 条 の3 第 2 項 により 準 用 される 場 合 を 含 む )に 違 反 して 正 当 な 理 由 なく 雇 用 労 働 部 長 官 の 履 行 状 況 の 提 出 要 求 に 応 じなかった 者 ( 改 正 2014.3.18) 2. 第 17 条 の 規 定 に 違 反 して 勤 労 条 件 を 書 面 で 明 示 しなかった 者 (3) 第 1 項 及 び 第 2 項 の 規 定 による 過 怠 料 は 大 統 領 令 で 定 めるところにより 雇 用 労 働 部 長 官 が 賦 課 徴 収 する ( 改 正 2010.6.4) (4) 第 3 項 の 規 定 による 過 怠 料 処 分 に 不 服 がある 者 は その 処 分 の 告 知 を 受 けた 日 から30 日 以 内 に 雇 用 労 働 部 長 官 に 異 議 を 提 起 することができる ( 改 正 2010.6.4) (5) 第 3 項 の 規 定 による 過 怠 料 処 分 を 受 けた 者 が 第 4 項 の 規 定 により 異 議 を 提 起 したとき は 雇 用 労 働 部 長 官 は 遅 滞 なく 管 轄 法 院 にその 事 実 を 通 報 しなければならず その 通 報 を 受 けた 管 轄 法 院 は 非 訟 事 件 手 続 法 による 過 怠 料 の 裁 判 をする ( 改 正 2010.6.4) (6) 第 4 項 の 規 定 による 期 間 以 内 に 異 議 を 提 起 せず 過 怠 料 を 納 付 しないときは 国 税 滞 納 処 分 の 例 によってこれを 徴 収 する 附 則 ( 法 律 第 8074 号 2006.12.21) (1)( 施 行 日 )この 法 律 は 2007 年 7 月 1 日 から 施 行 する ただし 第 10 条 第 5 項 の 規 定 は2007 年 1 月 1 日 から 施 行 し 第 8 条 第 9 条 第 10 条 第 1 項 ないし 第 4 項 第 11 条 ないし 第 15 条 第 16 条 第 2 号 第 3 号 及 び 第 24 条 第 1 項 第 2 項 第 1 号 の 規 定 の 施 行 日 は 事 業 又 は 事 業 場 ( 使 用 事 業 主 の 事 業 又 は 事 業 場 をいう 以 下 同 じ ) 別 に 次 の 各 号 のとおりである 1. 常 時 300 人 以 上 の 勤 労 者 を 使 用 する 事 業 又 は 事 業 場 2007 年 7 月 1 日 2.( 略 ) 3. 常 時 100 人 以 上 300 人 未 満 の 勤 労 者 を 使 用 する 事 業 又 は 事 業 場 2008 年 7 月 1 日 4. 常 時 100 人 未 満 の 勤 労 者 を 使 用 する 事 業 又 は 事 業 場 2009 年 7 月 1 日 (2)( 勤 労 契 約 期 間 に 関 する 適 用 例 ) 第 4 条 の 規 定 は この 法 律 の 施 行 後 勤 労 契 約 が 締 結 更 新 され 又 は 既 存 の 勤 労 契 約 を 延 長 する 場 合 から 適 用 する (3)( 略 ) 付 則 ( 法 律 第 11273 号 2012.2.1) ( 施 行 日 ) 第 1 条 この 法 律 は 公 布 後 6カ 月 が 経 過 した 日 から 施 行 する ( 差 別 的 処 遇 の 是 正 申 請 に 関 する 適 用 例 ) 第 2 条 第 9 条 第 1 項 の 改 正 規 定 は この 法 律 の 施 行 後 最 初 に 差 別 的 処 遇 の 是 正 を 申 請 した 場 合 から 適 用 する

付 則 ( 法 律 第 11667 号 2013.3.22) この 法 律 は 公 布 後 6 カ 月 が 経 過 した 日 から 施 行 する 付 則 ( 法 律 第 12469 号 2014.3.18) ( 施 行 日 ) 第 1 条 この 法 律 は 公 布 後 6 カ 月 が 経 過 した 日 から 施 行 する ( 超 過 勤 労 に 関 する 適 用 例 ) 第 2 条 第 6 条 第 3 項 の 改 正 規 定 は この 法 津 の 施 行 後 最 初 に 超 過 勤 労 をする 場 合 から 適 用 す る ( 賠 償 命 令 に 関 する 適 用 例 ) 第 3 条 第 13 条 第 2 項 の 改 正 規 定 は この 法 律 の 施 行 後 最 初 に 発 生 した 差 別 的 処 遇 から 適 用 する _