高 知 衛 研 報  Rep



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目次

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Transcription:

高 知 衛 研 報 Rep.Pub.Hlth.Kochi,55, -,2009 高 知 の 住 まいと 健 康 調 査 (アレルギー 性 疾 患 に 関 するアンケート 調 査 )について 中 村 秋 香 麻 岡 文 代 * 宅 間 範 雄 西 森 一 誠 The fact-finding report of An allergic disease report Akika NAKAMURA, Humiyo ASAOKA*, Norio TAKUMA and Kazuo NISHIMORI 要 旨 平 成 19~20 年 度 高 知 の 住 まいと 健 康 調 査 の 一 環 として アレルギー 性 疾 患 の 罹 患 状 況 や 生 活 環 境 住 民 ニーズ 等 を 把 握 するため 2 医 療 機 関 1 児 童 福 祉 関 連 施 設 について アレルギー 性 疾 患 に 関 するアン ケート 調 査 を 実 施 した また この 調 査 結 果 をもとに 啓 発 用 資 材 としてパンフレットを 作 成 した 実 態 調 査 から 明 らかになった 主 なことは 下 記 のとおりである 1 医 療 機 関 児 童 福 祉 関 連 施 設 に 共 通 することとして アレルギー 症 状 のある 者 の 多 くが 複 数 の 症 状 を 併 発 していた 2 児 童 福 祉 関 連 施 設 では いずれかのアレルギー 症 状 があった 者 の 割 合 は 回 答 者 全 体 の61.2%であっ た このうち 食 物 アレルギーのある 者 すべてが 食 事 制 限 除 去 をしていたが その 半 数 が 医 師 の 診 断 を 受 けていなかった 3 食 物 アレルギーについては 男 児 が 女 児 に 比 べて 症 状 のある 割 合 が 高 く ほとんどが1 歳 までに 発 症 していた 4 同 居 人 の 室 内 での 喫 煙 状 況 について 子 どもにぜん 息 ぜん 鳴 症 状 があるにもかかわらず 喫 煙 して いる 者 が 高 い 割 合 で 存 在 していた Key words:アレルギー 性 疾 患 An allergic disease Ⅰ はじめに 近 年 住 環 境 や 生 活 様 式 の 変 化 などに 伴 い アレル ギー 性 疾 患 患 者 は 全 国 的 に 増 加 傾 向 にあり 社 会 的 に も 大 きな 問 題 となっている 1) 平 成 15 年 保 健 福 祉 動 向 調 査 の 概 況 ( 厚 生 労 働 省 ) によると 過 去 1 年 間 に 皮 膚 呼 吸 器 及 び 目 鼻 の 各 症 状 のいずれかのアレルギー 症 状 があった 者 が 国 民 の 調 査 対 象 者 全 体 の 35.9%と 報 告 されている アレルギー 性 疾 患 には 気 管 支 喘 息 アトピー 性 皮 膚 炎 アレルギー 性 鼻 炎 結 膜 炎 食 物 アレルギ ーなど 多 様 な 疾 患 が 含 まれるが その 要 因 として 住 環 境 等 の 生 活 環 境 に 係 るもののほか スギ ヒノ キなどの 花 粉 や 大 気 汚 染 物 質 精 神 的 身 体 的 スト レスの 増 加 等 との 関 係 が 指 摘 されている これらの 疾 患 は 長 期 にわたり 管 理 を 要 するとと もに 場 合 によっては 生 命 に 関 わるという 側 面 もあ り 正 しい 情 報 を 効 果 的 かつ 効 率 的 に 普 及 す る 必 要 がある 今 回 医 療 機 関 児 童 福 祉 関 連 施 設 の 協 力 を 得 て アレルギー 疾 患 に 関 するアンケート 調 査 を 実 施 した ので 結 果 を 報 告 する * 高 知 県 中 央 東 福 祉 保 健 所

Ⅱ 調 査 期 間 対 象 方 法 及 び 項 目 1 調 査 期 間 平 成 20 年 2 月 ~3 月 2 調 査 対 象 及 び 方 法 協 力 が 得 られた2 医 療 機 関 及 び1 児 童 福 祉 関 連 施 設 の 0~12 歳 児 を 対 象 とした [ 医 療 機 関 ] (1) 総 合 病 院 アレルギー 外 来 受 診 患 者 待 合 室 にて 患 者 の 保 護 者 にアンケート 用 紙 への 記 載 を 依 頼 した アンケート 回 収 数 :103 (2) 個 人 診 療 所 小 児 科 受 診 患 者 診 療 所 にアンケート 用 紙 を 配 布 し 診 療 所 職 員 から 患 者 の 保 護 者 に 記 載 を 依 頼 した アンケートの 回 収 数 :15 [ 児 童 福 祉 関 連 施 設 ] 子 育 て 支 援 センター 子 育 て 支 援 センターにアンケート 用 紙 を 配 布 し センター 職 員 から 参 加 者 に 記 載 を 依 頼 アンケート 用 紙 の 回 収 数 :49 3 アンケート 調 査 項 目 調 査 項 目 等 については 兵 庫 県 アレルギー 疾 患 実 態 調 査 報 告 書 ( 平 成 18 年 3 月 )を 参 考 に 作 成 した 2) (1) 対 象 者 の 概 要 (3 項 目 記 述 式 ) 性 別 住 所 年 齢 (2) アレルギー 性 疾 患 の 状 況 (42 項 目 選 択 式 ) 本 人 親 の 罹 患 状 況 医 師 の 診 断 等 (3) 生 活 環 境 及 び 生 活 習 慣 (14 項 目 選 択 式 ) 寝 室 の 床 の 材 質 掃 除 頻 度 寝 具 の 乾 燥 の 頻 度 室 内 の 定 期 的 な 換 気 同 居 人 の 喫 煙 状 況 授 乳 方 法 保 育 園 幼 稚 園 の 通 園 状 況 ペットの 飼 育 状 況 等 (4)アレルギー 性 疾 患 に 係 る 要 望 等 (14 項 目 選 択 式 ) Ⅲ アンケート 結 果 れる 医 療 機 関 を 受 診 した 者 のアンケート 調 査 票 と アレルギー 疾 患 をもっているかどうかは 不 明 であ る 児 童 福 祉 関 連 施 設 に 参 加 した 者 のアンケート 調 査 票 とを 別 々に 集 計 した 各 アレルギー 性 疾 患 別 では 症 状 のあった 者 の 割 合 が 医 療 機 関 においては 表 1 に 示 すとおり 食 物 アレルギーが 最 も 高 く 73.7% 次 いでアトピー 性 皮 膚 炎 67.8% ぜん 息 ぜん 鳴 38.1%の 順 であった 一 方 児 童 福 祉 関 連 施 設 では 表 2 に 示 すとおり アレルギー 性 鼻 炎 が 最 も 高 く 22.4% 次 いでアトピ ー 性 皮 膚 炎 20.4%であった しかしながら 医 師 の 診 断 を 受 けている 者 は 表 3 に 示 すとおり アレル ギー 性 鼻 炎 アトピー 性 皮 膚 炎 ともに 14.3%であっ た また 調 査 時 までにいずれかのアレルギー 様 症 状 のあった 者 が 61.2%にものぼっていた さらに 医 療 機 関 児 童 福 祉 関 連 施 設 の 調 査 結 果 に 共 通 することとして アレルギー 症 状 のある 者 の 多 くが 複 数 の 症 状 を 併 発 していることが 認 められ た 表 1 アレルギー 様 症 状 の 状 況 ( 医 療 機 関 ) ぜん 息 ぜん 鳴 アレ ルギー 性 鼻 結 膜 炎 ( 花 粉 症 を 含 む) その 他 のアレ ルギー 症 状 上 記 症 状 のいずれか 症 状 有 り ( 人 ) 割 合 ( %) 45 38. 1 87 73. 7 80 67. 8 39 33. 1 23 19. 5 17 14. 4 37 31. 4 9 7. 6 112 94. 9 表 2 アレルギー 様 症 状 の 状 況 ( 児 童 福 祉 関 連 施 設 ) 症 状 有 り ( 人 ) 割 合 ( %) ぜん 息 ぜん 鳴 8 16. 3 10 20. 4 11 22. 4 アレ ルギー 性 鼻 結 膜 炎 ( 花 粉 症 を 含 む) 8 16. 3 その 他 のアレ ルギー 症 状 2 4. 1 上 記 症 状 のいずれか 30 61. 2 アンケート 結 果 を 集 計 するにあたり アレルギー 性 疾 患 をすでにもっている 可 能 性 が 高 いと 想 定 さ

表 3 医 師 の 診 断 によるアレルギー 様 症 状 の 状 況 ( 児 童 福 祉 関 連 施 設 ) 診 断 有 り ( 人 ) 割 合 ( %) ぜん 息 ぜん 息 性 気 管 支 炎 その 他 のアレ ルギー 2 4. 1 31% 喫 煙 あり 69% 喫 煙 なし 図 5 ぜん 息 ぜん 鳴 症 状 がある 子 どもの 同 居 人 の 室 内 での 喫 煙 状 況 また 食 物 アレルギーにおいては 男 児 が 女 児 に 比 べて 症 状 の 割 合 が 高 く 図 4 に 示 すとおり 症 状 のあった 者 のほとんどが 1 歳 までに 発 症 している 原 因 食 物 としては 卵 が 最 も 多 く 次 いで 牛 乳 大 豆 鶏 肉 小 麦 牛 肉 さばの 順 であった 児 童 福 祉 関 連 施 設 の 調 査 結 果 では 食 物 アレルギ ー 症 状 のある 者 すべてが 医 師 の 診 断 を 受 けていな い 者 も 含 めて 食 事 制 限 除 去 をおこなっていた 90.0 80.0 70.0 60.0 割 合 50.0 % 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 医 療 機 関 児 童 福 祉 関 連 施 設 0 歳 1 歳 2 歳 3 歳 4 歳 5 歳 6 歳 不 明 年 齢 図 4 食 物 アレルギー 症 状 が 起 きた 年 齢 寝 室 の 床 の 掃 除 の 頻 度 布 団 干 し 等 の 頻 度 室 内 の 定 期 的 な 換 気 家 の 造 り ペットの 飼 育 状 況 とアレルギーの 関 連 は 今 回 の 調 査 では 特 に 見 る ことができなかった アレルギー 疾 患 に 関 する 意 見 要 望 としては 図 6 に 示 すとおり 食 生 活 ( 栄 養 食 事 調 理 方 法 など)について 知 りたい 室 内 環 境 ( 掃 除 や 換 気 の 仕 方 など)について 知 りたい スキンケア ( 皮 膚 の 手 入 れ)について 知 りたい 保 育 園 や 学 校 などでもアレルギーの 相 談 できるとよい など 適 切 な 情 報 相 談 の 機 会 を 求 める 意 見 が 多 かった 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 情 報 がありすぎて 迷 う 主 治 医 と 相 談 する 時 間 が 少 ない 講 演 会 に 参 加 したい 個 別 に 専 門 的 な 相 談 ができる 場 が 欲 しい 同 じ 悩 みを 持 つ 人 と 交 流 をもちたい 保 育 園 や 学 校 などでもアレルギーの 相 談 ができるとよい スキンケア( 皮 膚 の 手 入 れ)について 知 りたい 食 生 活 ( 栄 養 食 事 調 理 方 法 など)について 知 りたい 室 内 の 環 境 ( 掃 除 や 換 気 の 仕 方 など)について 知 りたい 割 合 % 医 療 機 関 児 童 福 祉 関 連 施 設 花 粉 症 について 知 りたい 生 活 環 境 及 び 生 活 習 慣 については 医 療 機 関 児 童 福 祉 関 連 施 設 の 調 査 結 果 に 共 通 して 見 られたこと として 同 居 人 の 室 内 での 喫 煙 状 況 に 関 し 子 ども がぜん 息 ぜん 鳴 症 状 があるにもかかわらず 喫 煙 し ている 者 が 図 5 に 示 すとおり 高 い 割 合 で 存 在 して いることであった 薬 や 治 療 方 法 について 知 りたい アレルギーの 専 門 医 療 機 関 を 知 りたい その 他 特 になし 図 6 アレルギー 疾 患 に 関 する 意 見 要 望

Ⅳ 考 察 医 療 機 関 児 童 福 祉 関 連 施 設 に 共 通 することとし ては アレルギー 症 状 のある 者 の 多 くが 複 数 の 症 状 を 併 発 していることが 認 められた そのうえ ほ とんどが 1 歳 までに 発 症 しており 乳 幼 児 期 からの 予 防 や 症 状 の 悪 化 を 防 ぐための 対 策 をとることの 必 要 性 が 認 められた また 児 童 福 祉 関 連 施 設 においては アレルギー 症 状 のあった 者 の 割 合 と 医 師 の 診 断 による 割 合 とに 開 きがあり アレルギーの 症 状 があったとしても 医 師 の 診 断 を 受 けない 者 が 多 く 見 られる 傾 向 が 読 み 取 れた さらに 食 物 アレルギーについては 症 状 のある 者 すべてが 食 事 制 限 除 去 を 行 っていたが そのう ち 医 師 の 診 断 を 受 けていない 者 が 半 数 おり 自 己 判 断 により 食 事 制 限 除 去 を 行 っていることが 認 めら れた 自 己 判 断 で 過 度 に 食 事 制 限 や 除 去 を 行 うことは 栄 養 が 偏 り 子 どもの 発 育 や 発 達 に 影 響 を 与 えるこ とがあるため 原 因 となっている 食 物 を 正 しく 診 断 することの 周 知 が 必 要 である 生 活 環 境 及 び 生 活 習 慣 においては 子 どもがぜん 息 ぜん 鳴 症 状 があるにもかかわらず 同 居 人 が 喫 煙 している 状 況 が 高 い 割 合 で 存 在 しており 受 動 喫 煙 の 害 への 配 慮 や 理 解 が 不 十 分 であることが 明 らかと なった こうした 状 況 に 対 応 するためには 保 健 指 導 や 啓 発 活 動 などを 通 して アレルギー 疾 患 に 対 する 正 し い 知 識 の 普 及 や 生 活 環 境 の 改 善 の 取 り 組 み 支 援 が 必 要 であると 考 える 寝 室 の 床 の 掃 除 の 頻 度 布 団 干 し 等 の 頻 度 室 内 の 定 期 的 な 換 気 家 の 造 り ペットの 飼 育 状 況 とア レルギーの 関 連 は 今 回 の 調 査 では 特 に 見 ることが できなかった アレルギー 疾 患 に 関 する 意 見 要 望 としては ア レルギーに 関 する 適 切 な 情 報 や 相 談 の 機 会 を 求 める 意 見 が 多 かったことから 患 者 本 人 や 家 族 が 適 切 な 自 己 管 理 をしていくために また 適 切 な 医 療 の 継 続 のために さまざまな 機 会 をとらえた 情 報 提 供 や 相 談 の 場 を 確 保 するなど ニーズに 答 える 対 応 を していく 必 要 がある 以 上 のことから アレルギー 疾 患 対 策 について 県 としても 様 々な 角 度 から 総 合 的 に 推 進 していく 必 要 があると 考 えられるが 今 後 県 と 市 町 村 の 役 割 分 担 と 連 携 方 法 を 明 確 にし アレルギー 予 防 対 策 を 推 進 する 人 材 育 成 のための 専 門 研 修 を 実 施 するなど 県 側 の 支 援 体 制 の 整 備 を 検 討 することも 必 要 である と 考 える また この 調 査 結 果 を 基 に 乳 幼 児 期 からのアレ ルギー 予 防 啓 発 用 資 材 としてパンフレット 家 庭 で できるアレルギー 対 策 ~アレルギーの 予 防 または 症 状 の 悪 化 を 防 ぐために~ 他 を 作 成 した このパンフレットは 食 品 衛 生 課 住 宅 課 建 築 課 各 福 祉 保 健 所 担 当 者 などから 構 成 するメーリ ングリストを 通 じて 各 機 関 に 配 布 するほか 衛 研 ニ ユースとしても 活 用 し 県 民 に 情 報 提 供 していきた い 稿 を 終 えるにあたり 今 回 の 調 査 研 究 に 際 してご 協 力 いただいた 医 療 機 関 児 童 福 祉 関 連 施 設 をはじ め 須 崎 福 祉 保 健 所 など 多 くの 関 係 者 の 方 々に 深 く 感 謝 する 文 献 1) 厚 生 労 働 省 大 臣 官 房 統 計 情 報 部 : 平 成 15 年 保 健 福 祉 動 向 調 査 の 概 況 2) 兵 庫 県 健 康 生 活 部 健 康 局 疾 病 対 策 課 : 平 成 18 年 3 月 兵 庫 県 アレルギー 疾 患 実 態 調 査 報 告 書

アレルギー 予 防 啓 発 パンフレット 白 黒 印 刷 とする 家 庭 でできるアレルギー 対 策 -アレルギーの -アレルギーの 予 防 または または 症 状 の 悪 化 を 防 ぐために- ぐために- アレルギーの 予 防 または 症 状 の 悪 化 を 防 ぐには 周 囲 にあるアレルゲンを 取 り 除 くこと 原 因 となるアレルゲンが 身 体 に 入 ってくるのを 防 ぐこと アレルギーの 症 状 を 抑 えることが 大 切 になります (アレルゲンの 種 類 ) ダニ カビ 花 粉 ペットの 毛 やフケ など 食 物 アレルゲン: 卵 牛 乳 小 麦 そば など 酸 素 水 分 空 気 の 汚 れは アレルギーの 症 状 を 悪 化 させることにつながることがあります 換 気 に 気 をつけて いつもお 部 屋 の 空 気 をきれいにしておきましょう たばこの 煙 は ぜん 息 発 作 を 誘 発 します 家 族 にアレルギー 疾 患 のある 方 は 室 内 での 喫 煙 は 止 めましょう ストーブなどを 使 うときは 1 時 間 に1 回 程 度 十 分 に 換 気 をしましょう 家 の 新 築 やリフォーム 時 には ホルムアルデヒドなどの 揮 発 性 の 化 学 物 質 が 少 ない 建 築 材 料 などを 選 ぶようにしましょう また 換 気 も 十 分 に 行 いましょう 環 境 対 策 ~ 次 のようなことに 気 をつけましょう~ ダニ 対 策 ダニの 餌 (ほこり フケ アカ カビなど)や 住 みかを 取 り 除 きましょう 掃 除 機 は ゆっくり 時 間 をかけて!! (1m 2 あたり20 秒 以 上 が 目 安 ) じゅうたんはフローリングに 布 製 の ソファは 革 製 などに 変 更 すると 掃 除 も 楽 になります ぬいぐるみも 洗 うなどしましょう 湿 度 を 下 げましょう ダニが 好 む 環 境 は 高 温 多 湿 です 2ヶ 所 以 上 の 窓 を 開 けたり 除 湿 機 を 使 用 した りして 十 分 換 気 しましょう 炊 事 や 入 浴 後 の 換 気 には 特 に 注 意 しましょう ふとんは こまめに 干 したり 表 面 に 掃 除 機 をか けるなどして ダニの 死 がいや 糞 を 取 り 除 きましょう 防 ダニふとんやダニを 通 さないシーツもあります シーツやカバーは 週 1 回 程 度 洗 濯 しましょう カビ 対 策 ペット 対 策 ペットは 飼 わないか 室 内 で 飼 う のは 避 けましょう アレルギーの 体 質 を 持 つ 方 は ペットの 毛 フケ だ 液 などがアレルゲンとなることがあります ペットを 飼 うことは 情 緒 面 で 良 い 影 響 があります が アレルギーの 症 状 を 悪 化 させることもあります 花 粉 対 策 花 粉 と 接 しないような 生 活 の 工 夫 をしましょう 花 粉 情 報 を 参 考 にして 花 粉 の 多 い 日 はなるだけ 外 出 をさけましょう 外 出 時 は マスクや 眼 鏡 をしましょう 外 から 帰 ったときは 家 に 入 る 前 に 衣 類 についた 花 粉 を 落 としましょう 洗 濯 物 やふとんを 干 した 後 も 外 で 良 くはたいて 花 粉 を 落 としてから 室 内 に 入 れ ふとんの 表 面 は 掃 除 機 で 吸 い 取 るとよいでしょう 花 粉 の 多 いときは 窓 を 開 けないなど 部 屋 に 花 粉 を 入 れないようにしましょう 花 粉 の 時 期 が 来 る 前 に 早 めに 医 師 に 相 談 しましょう 花 粉 症 の 治 療 では 予 防 的 治 療 に 効 果 が 見 られます カビの 発 生 を 防 ぎましょう 家 具 を 壁 と 少 し 離 して 置 いたり 押 入 れにはすのこ を 置 いたり 風 通 しを 良 くしましょう 台 所 や 浴 室 では 換 気 扇 を 利 用 しましょう エアコンのフィルターの 掃 除 も 大 切 です カビができてしまったら 早 めに 取 り 除 きま しょう 市 販 のカビ 取 り 剤 消 毒 用 アルコール 漂 白 剤 を 使 用 するときは 換 気 に 注 意 し ゴム 手 袋 マスクをし ておきましょう 食 物 対 策 ~ 次 のようなことに 気 をつけましょう~ 食 物 アレルギー 対 策 医 師 と 十 分 に 相 談 し 正 しい 診 断 を 受 けて 食 事 療 法 を 行 いましょう 食 物 除 去 をする 場 合 は 必 ず 代 替 食 品 で 栄 養 のバランスを 取 りましょう 例 えば 牛 乳 を 除 去 する 場 合 は 小 魚 やワカメなどで カルシウム 不 足 を 補 いましょう 食 品 のアレルギー 表 示 を 確 かめましょう アレルギーの 発 症 を 予 防 するために 症 例 数 が 多 い5 品 目 ( 卵 乳 小 麦 えび かに)と 症 状 が 重 篤 である2 品 目 (そば 落 花 生 )のあわせて7 品 目 ( 特 定 原 材 料 )を 原 材 料 として 使 用 した 食 品 には 食 品 衛 生 法 で 表 示 が 義 務 づけられています 原 因 となる 食 品 が 含 まれていないかどうかを 必 ず 確 認 しましょう 薬 の 成 分 も 確 かめましょう 薬 の 成 分 に 食 物 タンパクが 含 まれていることがあります 投 薬 を 受 ける 場 合 は 食 物 アレルギーがあるこ とを 医 師 に 必 ず 伝 えましょう 市 販 薬 を 薬 局 などで 購 入 する 場 合 も 薬 剤 師 に 確 認 するなどして 確 認 しましょう あなたにとっての 原 因 となるアレルゲンをかかりつけの 医 師 に 調 べてもらいましょ う 特 に 食 物 アレルギーについては 自 己 判 断 で 過 度 に 食 事 制 限 や 除 去 を 行 うと 栄 養 が 偏 り 子 どもの 発 育 や 発 達 に 影 響 を 与 えることがあります ダニやカビについては 検 査 キットが 市 販 されています ご 家 庭 でのお 掃 除 の 目 安 に 利 用 されるのもよいかもしれ ません 高 知 県 衛 生 研 究 所 生 活 科 学 課 高 知 県 衛 生 研 究 所 生 活 科 学 課 780-0850 高 知 市 丸 の 内 2 丁 目 4-1 780-0850 高 知 市 丸 の 内 2 丁 目 4-1 TEL 088(821)4964 TEL 088(821)4964 FAX 088(872)6324 FAX 088(872)6324 Email 130120@ken.pref.kochi.lg.jp Email 130120@ken.pref.kochi.lg.jp http://www.kenkou.med.pref.kochi.lg.jp/eiken/ http://www.kenkou.med.pref.kochi.lg.jp/eiken/