平 成 27 年 2 月 号 連 絡 先 : 254-0077 平 塚 市 東 中 原 1-16-26 電 話 :080-1133-9166 FAX:0463-36-3522 e-mail:ecim@truthone.co.jp 記 事 タイトル [タイトルをクリックするとそのページに 飛 びます!] これからの 経 営 者 に 求 められる 資 質 とは? P 1 労 務 給 与 担 当 者 が 押 さえておきたい 2015 年 上 半 期 施 行 の 主 な 改 正 事 項 P 2 スケジュール 後 倒 し が 影 響 を 及 ぼす 2016 年 度 新 卒 採 用 P 2 調 査 結 果 にみる 転 職 者 の 離 職 理 由 賃 金 の 変 化 等 P 3 医 療 保 険 制 度 改 革 で 企 業 と 被 保 険 者 の 負 担 増 へ P 4 大 きく 変 わる! 労 働 社 会 保 険 の 電 子 申 請 システム P 4 企 業 の 個 人 情 報 保 護 対 策 がますます 重 要 な 時 代 に! P 5 若 者 雇 用 対 策 法 案 の 概 要 とポイント P 6 消 費 増 税 先 送 りで 今 年 度 の 社 会 保 障 はこう 変 わる! P 7 2 月 の 税 務 と 労 務 の 手 続 提 出 期 限 [ 提 出 先 納 付 先 ] P 7 これからの 経 営 者 に 求 められる 資 質 と は? 企 業 の 役 員 223 名 が 回 答 日 本 能 率 協 会 が 昨 年 7~12 月 に 実 施 した 経 営 者 コンピテンシーに 関 するアンケート の 結 果 が 発 表 されました このアンケートは 同 社 の JMA トップマネジメ ント 研 修 等 のセミナーを 受 講 者 した 企 業 の 役 員 を 対 象 に 行 ったものであり 223 名 が 理 想 の 経 営 者 に 求 められる 資 質 について 回 答 していま 変 化 の 激 しい 経 営 環 境 の 先 頭 に 立 つ 経 営 者 に 求 められる 資 質 とは どういったものなのでしょ うか? 理 想 の 経 営 者 に 求 められる 資 質 の 変 化 まず 今 までの 理 想 の 経 営 者 に 求 められる 資 質 を 尋 ねたところ 上 位 1~5 位 までは 統 率 力 (35.4%) 本 質 を 見 抜 く 力 (27.4%) 強 烈 な 意 志 (16.1%) 人 心 掌 握 力 (12.6%) 胆 力 ( 覚 悟 腹 の 括 り 方 ) (12.1%)でした これに 対 し これからの 理 想 の 経 営 者 に 求 め られる 資 質 の 上 位 1~5 位 は イノベーションの 気 概 (34.1%) 変 化 への 柔 軟 性 (26.5%) 本 質 を 見 抜 く 力 (22.9%) ビジョンを 掲 げる 力 (19.3%) 過 去 からの 脱 却 (12.1%)となり ました どちらの 質 問 にも 上 位 5 位 までにランクインした のは 本 質 を 見 抜 く 力 だけであり 求 められる 資 質 が 変 化 していると 認 識 している 方 が 多 いようで アンケート 結 果 の 分 析 同 協 会 の 理 事 長 である 中 村 正 己 氏 は これ からの 時 代 を 担 う 経 営 者 には イノベーションの 気 概 が 求 められて おり いまある 事 業 をより 良 くするだけでなく ゼロから 事 業 市 場 を 開 拓 し 組 織 を 立 ち 上 げる 経 験 を 経 て 成 長 してきた 人 が これから 取 締 役 や 執 行 役 員 となって 次 のス テージに 挑 戦 することになる と 分 析 していま 1
従 来 は 強 力 なリーダーシップを 発 揮 して 従 業 員 を 自 ら 引 っ 張 っていくようなタイプの 経 営 者 が 多 かったかもしれませんが 今 後 は 変 化 を 素 早 く 察 知 して 柔 軟 に 対 応 することでき 恐 れずに 改 革 を 断 行 できるようなタイプの 経 営 者 が 求 められ るのかもしれません しかし 上 記 の 結 果 にもあるように いつの 時 代 でも 物 事 の 本 質 を 見 抜 く 力 は 必 要 とされるよ うで 労 務 給 与 担 当 者 が 押 さえておきたい 2015 年 上 半 期 施 行 の 主 な 改 正 事 項 労 働 法 関 連 今 年 4 月 1 日 より 雇 入 れ 時 契 約 更 新 時 の 労 働 条 件 に 関 する 説 明 義 務 化 や 正 社 員 との 差 別 的 取 扱 いが 禁 止 される 労 働 者 の 範 囲 拡 大 等 を 内 容 とする 改 正 パート 労 働 法 が 施 行 されま また 6 月 1 日 より 重 大 な 労 働 災 害 を 繰 り 返 す 企 業 に 改 善 計 画 を 提 出 させるほか その 指 示 に 従 わない 企 業 名 公 表 等 を 内 容 とする 改 正 労 働 安 全 衛 生 法 が 施 行 されま なお 同 改 正 によるストレスチェック 制 度 導 入 は 12 月 1 日 で 労 働 保 険 関 連 4 月 1 日 より 労 災 保 険 率 が 全 54 業 種 平 均 で 4.8/1000 から 4.7/1000 へと 0.1/1000 引 下 げと なりまなお 一 人 親 方 等 の 特 別 加 入 に 係 る 第 2 種 特 別 加 入 保 険 料 率 海 外 勤 務 者 の 特 別 加 入 に 係 る 第 3 種 特 別 加 入 保 険 料 率 も 改 定 され ままた 労 務 費 率 の 改 定 請 負 金 額 の 取 扱 いの 改 正 および 労 務 費 率 の 暫 定 措 置 の 廃 止 も 同 日 施 行 されま なお 雇 用 保 険 料 率 は 据 置 きの 方 針 で 一 般 13.5/1000 農 林 水 産 清 酒 製 造 15.5/1000 建 設 16.5/1000 で 助 成 金 奨 励 金 関 連 2 月 より 中 小 企 業 両 立 支 援 助 成 金 に 育 休 復 帰 支 援 プランが 新 設 され 育 休 復 帰 プラン ナー による 支 援 のもと 育 休 復 帰 プラン を 策 定 導 入 し 対 象 労 働 者 が 育 休 を 取 得 職 場 復 帰 した 場 合 に 助 成 金 が 支 給 されることとなりま このほか キャリアアップ 助 成 金 トライアル 雇 用 奨 励 金 労 働 環 境 向 上 助 成 金 キャリ ア 形 成 促 進 助 成 金 建 設 労 働 者 確 保 育 成 助 成 金 等 の 改 正 も 見 込 まれていま 社 会 保 険 関 連 健 康 保 険 関 連 として 1 月 1 日 より 高 額 療 養 費 制 度 が 改 正 (70 歳 未 満 の 所 得 区 分 が 細 分 化 ) されていま 年 金 保 険 関 連 として 昨 年 4 月 分 から 実 施 さ れている 年 金 額 の 特 例 水 準 解 消 について 残 る 0.5% 分 の 解 消 による 改 定 が 4 月 分 より 行 われる 予 定 でなお 年 金 額 は 1 月 末 に 公 表 される 全 国 消 費 者 物 価 指 数 の 動 向 により 決 定 されま その 他 4 月 1 日 より 法 律 の 有 効 期 限 の 10 年 間 延 長 等 を 内 容 とする 改 正 次 世 代 育 成 支 援 推 進 法 が 施 行 されままた 労 働 社 会 保 険 関 連 の 電 子 申 請 システムについて 従 業 員 データの 入 力 作 業 の 省 略 が 可 能 となる 等 4 月 より 利 便 性 向 上 が 図 られる 予 定 で スケジュール 後 倒 し が 影 響 を 及 ぼす 2016 年 度 新 卒 採 用 経 団 連 採 用 選 考 の 指 針 2016 年 度 新 卒 採 用 は 広 報 開 始 が3 年 生 の3 月 以 降 選 考 開 始 が8 月 以 降 と 定 められ(いずれ も 経 団 連 採 用 選 考 の 指 針 による) 従 来 よりも 広 報 は3カ 月 選 考 は4カ 月 遅 れる 内 容 となりま した ただ 各 社 の 対 応 を 見 ると 指 針 を 順 守 せず に 選 考 を 開 始 する 予 定 の 企 業 は 多 いようで また 広 報 開 始 時 期 より 早 く 学 生 への 接 触 (イ ンターンシップ 学 内 セミナー 大 学 とのコネク ション 作 り 等 )を 行 うこととしている 企 業 も 多 く 見 受 2
けられるようで 政 府 は 学 業 時 間 の 捻 出 や 留 学 の 促 進 等 を 図 ろうとしているものの 企 業 としては 優 秀 な 人 材 を 確 保 するため 指 針 に 沿 うことなく 早 期 に 動 くとい う 対 応 を 取 らざるを 得 ないというのが 現 実 のようで 中 小 企 業 における 懸 念 事 項 人 手 不 足 により 人 材 確 保 競 争 が 激 しくなって おり 中 小 企 業 ではただでさえ 採 用 活 動 が 長 引 いていま そんな 中 選 考 開 始 時 期 が 遅 れることで 大 手 企 業 と 中 小 企 業 の 採 用 選 考 期 間 が 重 なり 中 小 企 業 と 学 生 の 出 会 いがますます 減 少 することが 予 想 されているほか 採 用 活 動 がバッティングす ることで 内 定 辞 退 が 増 加 する 採 用 時 期 がずれ 込 むことで 社 内 業 務 と 新 たな 調 整 が 必 要 となり 採 用 活 動 に 割 くための 社 内 の 人 員 が 不 足 するなど 様 々な 懸 念 がありま 先 を 見 据 えて 講 じておきたい 施 策 新 卒 採 用 については 多 くの 中 小 企 業 では 大 手 の 内 定 が 出 揃 う 10 月 以 降 が 勝 負 となりそう で 新 卒 採 用 を 成 功 させるためには 採 用 目 標 を 立 てる 際 に 目 標 に 達 しない 場 合 の 対 策 も 講 じて おくとともに 内 定 辞 退 防 止 のための 施 策 新 卒 が 辞 めない 組 織 作 りなどといった 取 組 みも 積 極 的 に 行 っていく 必 要 がありま 調 査 結 果 にみる 転 職 者 の 離 職 理 由 賃 金 の 変 化 等 厚 労 省 による 調 査 厚 生 労 働 省 が 平 成 26 年 上 半 期 雇 用 動 向 調 査 (1~6 月 )の 結 果 を 発 表 しました 全 国 の 主 要 産 業 における 入 職 者 離 職 者 に 関 する 状 況 等 を 調 査 していま 入 職 者 数 離 職 者 数 は? 入 職 者 数 ( 常 用 労 働 者 のうち 事 業 所 が 新 たに 採 用 した 者 )は 492 万 人 ( 一 般 労 働 者 292 万 人 パート 労 働 者 200 万 人 ) 離 職 者 数 は 398 万 人 ( 一 般 労 働 者 239 万 人 パート 労 働 者 159 万 人 ) となりました この 結 果 常 用 労 働 者 数 は 約 95 万 人 の 増 加 となっています( 事 業 所 の 新 設 や 閉 鎖 等 の 影 響 を 除 く) 入 職 率 ( 年 初 の 常 用 労 働 者 数 に 対 する 入 職 者 の 割 合 )は 10.7%( 一 般 労 働 者 8.5% パート 労 働 者 17.0% 前 年 同 期 9.4%) 離 職 率 ( 年 初 の 常 用 労 働 者 数 に 対 する 離 職 者 数 の 割 合 )は 8.6% ( 一 般 労 働 者 7.0% パート 労 働 者 13.5% 同 8.9%)で 比 較 可 能 な 平 成 16 年 以 降 で 最 も 高 く なりました 転 職 入 職 者 の 状 況 について 次 に 転 職 入 職 者 ( 入 職 前 1 年 間 に 就 業 経 験 のある 者 をいう)の 雇 用 状 況 をみてみましょう 転 職 入 職 率 は 年 齢 階 級 別 にみてみると 男 性 は 20~24 歳 が 最 も 高 く 45~49 歳 にかけてお おむね 低 下 傾 向 となっていますが 50~64 歳 に かけて 上 昇 していま 女 性 の 場 合 は 29 歳 以 下 の 各 年 齢 階 級 で 10%を 超 え 30 歳 以 上 の 各 年 階 級 では 年 齢 が 上 がるとともにおおむね 低 下 していま 転 職 入 職 者 が 前 職 を 辞 めた 理 由 のトップ は? 男 女 とも その 他 の 理 由 以 外 で 前 職 を 辞 め た 理 由 として 定 年 契 約 期 間 の 満 了 ( 男 性 18.0% 女 性 14.1%)が 最 も 高 く 労 働 時 間 等 の 労 働 条 件 が 悪 い ( 男 性 9.6% 女 性 12.4%)が 続 いていま 上 昇 幅 が 一 番 大 きかったのは 男 女 とも その 他 の 理 由 以 外 では 仕 事 の 内 容 に 興 味 を 持 て ず でした( 男 性 1.8 ポイント 増 女 性 2.1 ポイント 増 ) 転 職 入 職 者 の 賃 金 はどう 変 わった? 前 職 の 賃 金 に 比 べ 増 加 した 割 合 は 37.3% ( 前 年 同 期 33.0%) うち 1 割 以 上 増 加 した 割 合 は 25.4%( 同 23.1%)でした 反 対 に 減 少 した 割 合 は 32.2%( 同 33.0%)で うち 1 割 以 上 減 少 の 割 合 は 24.6%( 同 25.4%)となっていま 3
賃 金 が 変 わらない とした 人 の 割 合 は 29.4% ( 同 32.6%)でした する 方 向 で 現 在 対 象 となっている 約 865 万 人 が 負 担 増 となりまただ 急 激 に 負 担 が 増 える 人 には 激 変 緩 和 措 置 を 講 ずるとされていま 医 療 保 険 制 度 改 革 で 企 業 と 被 保 険 者 の 負 担 増 へ 負 担 増 のメニューが 並 ぶ 厚 生 労 働 省 の 医 療 保 険 制 度 改 革 の 骨 子 案 が 明 らかになりました 紹 介 状 なしで 大 病 院 を 受 診 した 場 合 の 負 担 金 を 2016 年 度 から 新 たに 導 入 することや 75 歳 以 上 の 保 険 料 を 軽 減 する 特 例 を 廃 止 するといった 被 保 険 者 負 担 の 増 加 のほか 大 企 業 の 会 社 員 等 が 加 入 する 健 康 保 険 組 合 の 保 険 料 率 の 上 限 を 上 げることも 盛 り 込 まれ 企 業 にも 被 保 険 者 に も 負 担 が 増 えることが 明 らかとなりました 社 会 保 障 審 議 会 の 部 会 で 内 容 を 詰 めたうえで 1 月 下 旬 に 始 まる 通 常 国 会 で 関 連 法 の 改 正 案 が 提 出 される 見 通 しで 生 活 者 には 厳 しい 改 正 とな りそうで 大 病 院 では 専 門 医 療 中 心 に 大 病 院 を 紹 介 状 なしで 受 診 する 際 の 新 たな 負 担 金 としては 患 者 の 集 中 を 防 いで 医 師 が 重 症 患 者 の 治 療 に 専 念 しやすくするため 高 度 な 医 療 を 提 供 する 特 定 機 能 病 院 や ベッド 数 が 500 床 以 上 の 病 院 について 患 者 に 新 たな 負 担 を 求 めることとしました 例 えば 初 診 の 場 合 には 現 在 は 初 診 料 2,820 円 のうち 患 者 負 担 は 所 得 や 年 齢 によってその 1 ~3 割 がかかっていますが 改 革 案 では これと は 別 に 定 額 負 担 を 求 め 負 担 額 は 5,000 円 ~1 万 円 との 目 安 が 示 されていま また 入 院 中 の 食 事 代 にかかる 自 己 負 担 額 も 現 在 の 1 食 あたり 原 則 260 円 から 引 き 上 げられる 見 通 しで 75 歳 以 上 低 所 得 者 の 医 療 保 険 料 の 軽 減 措 置 も 撤 廃 75 歳 以 上 の 後 期 高 齢 者 の 医 療 保 険 料 につい ては 所 得 の 低 い 人 を 対 象 にして 実 施 してきた 負 担 軽 減 特 例 を 2017 年 度 から 原 則 的 に 廃 止 保 険 料 率 上 限 の 引 上 げ 康 保 険 組 合 の 保 険 料 率 の 上 限 は 2016 年 度 に 12%から 13%に 引 き 上 げられま 健 康 保 険 組 合 の 加 入 者 は 約 2,900 万 人 ( 約 1,400 組 合 ) で 国 民 健 康 保 険 より 財 政 基 盤 は 安 定 していると 言 われますが 高 齢 者 医 療 制 度 への 支 援 金 納 付 金 の 負 担 が 重 く 約 8 割 の 健 保 組 合 が 赤 字 と なっていま 保 険 料 率 は 3~12%の 間 で 健 保 組 合 ごとの 判 断 で 決 めることができますが すでに 上 限 の 12% に 達 している 組 合 も 多 く これを 新 たに 13%まで 引 き 上 げられるようにしま 大 きく 変 わる! 労 働 社 会 保 険 の 電 子 申 請 システム 厚 労 省 の 行 政 手 続 オンライン 化 の 歩 み 厚 生 労 働 省 における 電 子 申 請 届 出 システム の 構 築 は 平 成 14 年 から 始 まりました 翌 年 には 同 省 が 扱 う 各 種 社 会 保 険 労 働 保 険 の 届 出 や 申 請 項 目 のオンライン 化 が 整 備 され 平 成 20 年 になると 社 会 保 険 労 務 士 の 送 信 代 理 が 可 能 となり 委 任 状 を 受 け 労 働 局 に 名 簿 を 提 出 する 等 の 面 倒 な 作 業 はなくなり 社 会 保 険 労 務 士 の 電 子 署 名 だけで 申 請 ができるようになり ました さらに 平 成 22 年 には e-gov 電 子 申 請 の 一 括 申 請 ができるようになり 電 子 申 請 システムは 格 段 に 進 歩 してきました なぜ 電 子 申 請 は 広 まらないのか? 日 々 進 歩 をとげているように 思 われる 電 子 申 請 ですが 企 業 に 代 わって 労 働 社 会 保 険 の 手 続 代 行 を 行 う 社 会 保 険 労 務 士 の 間 では あまり 広 がりを 見 せていません 登 記 や 国 税 申 告 の 電 子 申 請 利 用 率 が 50% 超 なのに 対 して 社 会 保 険 労 働 保 険 の 申 請 は 5%にも 満 たない 状 況 で 4
環 境 設 定 や 操 作 が 煩 雑 であり 利 便 性 よりも 電 子 申 請 に 慣 れるまでの 時 間 と 労 力 のほうが 勝 っているのかもしれません さらに 行 政 の 窓 口 で 従 来 からの 紙 の 手 続 が 普 通 にできてしまう ことも 電 子 申 請 が 広 まらない 理 由 とも 言 われて いま 4 月 からの 新 システムに 期 待 厚 生 労 働 省 関 係 の 電 子 申 請 がなかなか 普 及 しない 中 政 府 は 電 子 申 請 の 利 用 率 を 70% 以 上 に 引 き 上 げる 目 標 を 掲 げ 今 年 の 4 月 にも 新 たな 電 子 システムを 導 入 し 特 に 中 小 企 業 の 利 用 に 弾 みをつけたいと 公 表 しました 新 システムでは 何 度 も 同 じ 内 容 を 入 力 する 必 要 はなく 申 請 手 順 を 示 しながら 入 力 を 促 す 機 能 も 付 いて 簡 単 で 利 便 性 の 高 いもののようで このシステムを 利 用 するには 2~3 万 円 程 度 の 専 用 のアプリケーションを 購 入 する 必 要 があるよ うですが 初 めての 電 子 申 請 でも 低 コストで 可 能 となりそうで 新 システムの 導 入 により 企 業 の 実 務 が 一 段 と 簡 素 化 されることが 期 待 されま 厚 労 省 が 示 した 平 成 27 年 からの 長 時 間 労 働 対 策 過 重 労 働 等 撲 滅 チーム の 取 組 み 昨 年 9 月 長 時 間 労 働 削 減 推 進 本 部 が 厚 生 労 働 省 内 に 設 置 され 長 時 間 労 働 対 策 が 強 化 される 方 針 が 示 されました この 推 進 本 部 の 中 の 過 重 労 働 等 撲 滅 チー ム による 施 策 として 平 成 27 年 1 月 から 具 体 的 な 取 組 みが 行 われま 1 月 からの 主 な 取 組 み (1) 月 100 時 間 超 の 残 業 が 行 われている 事 業 場 等 に 対 する 監 督 指 導 の 徹 底 時 間 外 労 働 時 間 数 が 1 カ 月 100 時 間 を 超 えて いると 考 えられる 事 業 場 や 長 時 間 にわたる 過 重 な 労 働 による 過 労 死 等 に 係 る 労 災 請 求 が 行 わ れた 事 業 場 を 対 象 とした 労 働 基 準 監 督 署 によ る 監 督 指 導 ( 立 入 調 査 )が 徹 底 されま 法 違 反 を 是 正 しない 事 業 場 については 送 検 も 視 野 に 入 れて 対 応 ( 送 検 した 場 合 には 企 業 名 等 を 公 表 )するとのことで (2)インターネットによる 情 報 監 視 厚 生 労 働 省 がインターネット 上 の 求 人 情 報 等 を 監 視 収 集 し その 情 報 を 労 働 基 準 監 督 署 に よる 監 督 指 導 等 に 活 用 されます( 平 成 27 年 度 か らの 本 格 実 施 に 向 けて 平 成 27 年 1 月 から 試 行 的 に 実 施 ) 高 収 入 を 謳 う 求 人 求 人 を 繰 り 返 し 行 うもの 等 の 過 重 労 働 が 疑 われる 求 人 事 案 に 着 目 して 行 われるようで (3)メンタルヘルス 対 策 の 強 化 メンタルヘルスの 一 層 の 向 上 を 目 指 し 都 道 府 県 労 働 局 において 次 の 取 組 みを 実 施 しま ストレスチェック 制 度 の 周 知 ( 改 正 労 働 安 全 衛 生 法 により 平 成 27 年 12 月 から 施 行 ) ストレスチェックおよび 面 接 指 導 等 を 行 う 医 師 保 健 師 等 に 対 する 研 修 ( 平 成 27 年 度 からの 実 施 に 向 けて 平 成 27 年 1 月 から 準 備 ) ハローワークへの 求 人 の 不 受 理 また 上 記 とは 別 に 厚 生 労 働 省 では 過 酷 な 労 働 を 強 いるいわゆる ブラック 企 業 からの 新 卒 求 人 を 内 容 にかかわらずハローワークで 受 理 し ない 制 度 を 作 ることを 検 討 しているようで 今 年 も 引 き 続 き 長 労 働 時 間 等 には 行 政 の 指 導 も 厳 しいようですので 適 切 な 労 働 時 間 管 理 に 取 り 組 んでいくことが 必 要 ですね 企 業 の 個 人 情 報 保 護 対 策 がますます 重 要 な 時 代 に! 経 産 省 個 人 情 報 保 護 ガイドライン を 改 正 昨 年 ベネッセコーポレーション 等 の 有 名 企 業 における 個 人 情 報 漏 洩 問 題 が 頻 発 しましたが 経 済 産 業 省 は 同 様 の 事 案 の 再 発 防 止 に 向 け て 個 人 情 報 保 護 法 で 規 定 された 事 業 者 の 義 務 を 具 体 化 詳 細 化 した 個 人 情 報 の 保 護 に 関 す る 法 律 についての 経 済 産 業 分 野 を 対 象 とするガ イドライン を 改 正 しました 5
これにより 事 業 者 における 個 人 情 報 保 護 の 適 正 な 取 組 みの 推 進 国 民 の 個 人 情 報 の 保 護 に 関 する 意 識 向 上 を 図 るとしていま 若 者 雇 用 対 策 法 案 の 概 要 とポイント 主 な 改 正 点 本 ガイドラインの 主 な 改 正 点 として 以 下 の 点 が 挙 げられま (1) 第 三 者 からの 適 正 な 取 得 の 徹 底 (2) 社 内 の 安 全 管 理 措 置 の 強 化 (3) 委 託 先 等 の 監 督 の 強 化 (4) 共 同 利 用 制 度 の 趣 旨 の 明 確 化 個 人 情 報 保 護 法 も 改 正 案 が 提 出 予 定 上 記 の 動 きとは 別 に 個 人 情 報 保 護 法 につい ても 2015 年 の 通 常 国 会 で 改 正 案 が 提 出 される 予 定 となっていま 改 正 案 の 骨 子 が パーソナ ルデータの 利 活 用 に 関 する 制 度 改 正 に 係 る 法 律 案 の 骨 子 ( 案 ) (2014.12.19)として 示 されまし たが 以 下 の 内 容 等 が 盛 り 込 まれていま (1) 個 人 情 報 の 定 義 の 拡 充 (2) 個 人 情 報 の 利 活 用 のための 環 境 整 備 (3) 個 人 情 報 保 護 を 強 化 するための 環 境 整 備 (4) 個 人 情 報 保 護 委 員 会 の 新 設 企 業 は 個 人 情 報 管 理 の 見 直 しが 必 要 に 上 記 骨 子 案 によると 取 得 した 個 人 情 報 の 利 用 目 的 を 変 更 する 場 合 の 規 則 の 緩 和 等 個 人 情 報 を 保 護 するだけでなく ビッグデータなどで 個 人 情 報 を 利 活 用 するための 環 境 整 備 につい て 規 定 されていま 一 方 個 人 情 報 の 定 義 が 従 来 よりも 広 がり 例 えば 身 体 の 特 徴 をデータ 化 したもの( 指 紋 データ 顔 認 識 データ 等 )や 個 人 に 付 与 される 番 号 ( 携 帯 電 話 番 号 運 転 免 許 証 番 号 等 )も 個 人 情 報 と みなされることとなりま また 第 三 者 提 供 について 確 認 や 記 録 の 作 成 の 義 務 付 け 取 り 扱 う 個 人 情 報 が 少 量 である 場 合 の 個 人 情 報 取 扱 事 業 者 からの 除 外 規 定 の 削 除 等 注 視 が 必 要 な 内 容 となりそうで 近 く マイナンバー 制 度 の 導 入 も 始 まりますの で 企 業 は 今 後 ますます 個 人 情 報 の 取 扱 いにつ いて 対 策 を 迫 られる 必 要 が 出 てくるでしょう 法 案 の 概 要 が 判 明 政 府 が 今 月 開 会 予 定 の 通 常 国 会 に 提 出 する 若 者 雇 用 対 策 法 案 ( 仮 称 )の 要 旨 が 明 らかと なりました 同 法 案 は 一 定 の 基 準 を 満 たす 企 業 の 認 定 制 度 を 創 設 することや 労 働 関 連 法 で 重 大 な 違 反 があった 企 業 の 求 人 票 をハローワークで 不 受 理 とすること 等 が 柱 であり 今 年 度 中 の 施 行 を 目 指 していま 新 規 学 卒 者 の 内 定 状 況 および 離 職 率 今 春 大 学 卒 業 予 定 者 の 就 職 内 定 率 ( 昨 年 10 月 1 日 時 点 )は 68.4%( 前 年 同 期 比 4.1 ポイント 増 ) 高 校 卒 業 予 定 者 の 内 定 率 ( 昨 年 9 月 末 時 点 )は 54.4%( 同 8.8 ポイント 増 )で 雇 用 状 況 は 改 善 しているものの 25~34 歳 の 非 正 規 雇 用 者 のうち 本 人 が 正 規 雇 用 を 望 んでいない 割 合 は 約 27%であり 他 の 年 代 より 高 い 状 態 で また 新 規 学 卒 者 の3 年 以 内 の 離 職 率 は 大 卒 者 が 32.4% 高 卒 者 が 39.6%となっていま 若 者 雇 用 対 策 法 案 のポイント 厚 生 労 働 省 は すでに 一 定 の 労 務 管 理 体 制 が 整 えられており 若 者 の 雇 用 や 育 成 に 積 極 的 な 中 小 中 堅 企 業 について 積 極 的 に 広 報 等 を 行 う 若 者 応 援 企 業 宣 言 事 業 を 実 施 していますが 上 記 の 若 者 雇 用 対 策 法 案 はこれらを 抜 本 的 に 強 化 するもので 主 な 内 容 は 次 の 通 りで (1) 若 者 社 員 の 定 着 率 や 能 力 向 上 のための 研 修 制 度 を 導 入 する 等 一 定 の 基 準 を 満 たす 企 業 を 若 者 育 成 認 定 企 業 ( 仮 称 )として 認 定 する (2) 労 働 関 連 法 令 の 重 大 な 違 反 があった 企 業 の 求 人 票 はハローワークで 不 受 理 とする( 民 間 サ イトは 対 象 外 ) (3)フリーターやニートの 正 規 雇 用 を 促 進 する 認 定 企 業 は 優 秀 な 人 材 を 集 めやすく 若 者 育 成 認 定 企 業 の 認 定 については 13 6
年 以 内 の 離 職 率 が 30% 以 下 2 有 給 休 暇 の 取 得 率 が 70% 以 上 または 10 日 以 上 3 平 均 残 業 時 間 が 月 20 時 間 以 下 または 週 60 時 間 以 上 働 く 人 が5% 以 下 といった 基 準 をすべて 満 たす 企 業 が 対 象 で 助 成 金 も 支 給 されるようで 企 業 にとっては 認 定 を 受 けることにより 優 秀 な 人 材 を 確 保 しやすくなることが 期 待 されま 消 費 増 税 先 送 りで 今 年 度 の 社 会 保 障 はこ う 変 わる! 消 費 税 率 引 上 げを 前 提 とした 主 な 社 会 保 障 充 実 策 政 府 が 2015 年 度 の 社 会 保 障 充 実 策 を 決 定 し 当 初 は 今 年 10 月 の 消 費 税 率 10% 引 上 げを 前 提 に 行 う 予 定 であった 低 所 得 者 の 年 金 への 上 乗 せ 給 付 や 年 金 受 給 資 格 の 短 縮 等 が 1 年 半 後 (2017 年 4 月 )に 先 送 りされることになりま した なお 子 ども 子 育 て 新 支 援 制 度 等 は 当 初 の 予 定 通 り 実 施 されま 低 所 得 者 や 年 金 受 給 者 への 影 響 は? 消 費 税 率 8% 引 上 げ 時 に 簡 素 な 給 付 措 置 として 導 入 した 低 所 得 者 向 けの 臨 時 福 祉 給 付 金 は 1 年 分 として 1 万 円 から 6,000 円 に 減 額 し たうえで 継 続 されま しかし 年 金 を 受 給 する 低 所 得 者 に 対 して 給 付 金 5,000 円 を 上 乗 せする 措 置 は 先 送 りとなり 約 500 万 人 の 高 齢 者 に 影 響 を 及 ぼすことになり ま さらに 年 金 の 受 給 資 格 を 得 るための 保 険 料 納 付 期 間 を 25 年 から 10 年 に 短 縮 する 制 度 も 延 期 されることになりました 育 児 支 援 は 予 定 通 り 実 施 一 方 子 ども 子 育 て 支 援 新 制 度 は すで に 入 園 の 申 込 みが 始 まっているため 予 定 通 り 4 月 より 実 施 されまこの 制 度 は 質 の 高 い 幼 児 期 の 学 校 教 育 保 育 の 総 合 的 な 提 供 の 実 現 を 目 指 し 待 機 児 童 解 消 ための 保 育 園 等 の 増 設 や 保 育 士 不 足 を 解 消 するために 職 員 の 増 員 や 待 遇 を 改 善 する 制 度 で 2017 年 度 までに 待 機 児 童 をゼロにすることを 目 標 にしていま 介 護 への 影 響 は? 低 所 得 者 への 介 護 保 険 料 の 軽 減 拡 充 につい ても 消 費 税 率 10% 引 上 げ 時 に 実 施 する 予 定 で したが 2015 年 度 は 一 部 実 施 にとどめて 本 格 的 な 実 施 は 2017 年 度 からとなりました その 反 面 事 業 者 に 支 払 う 介 護 報 酬 は 2.27% の 引 下 げが 決 定 し 9 年 ぶりのマイナス 改 定 とな りました 今 後 介 護 人 口 が 増 えていく 中 介 護 報 酬 の 引 下 げにより 人 材 の 確 保 や 介 護 を 必 要 とする 人 に 対 して 十 分 なサービスが 提 供 できるかが 懸 念 さ れそうで 2 月 の 税 務 と 労 務 の 手 続 提 出 期 限 [ 提 出 先 納 付 先 ] 2 日 法 定 調 書 < 源 泉 徴 収 票 報 酬 等 支 払 調 書 同 合 計 表 >の 提 出 [ 税 務 署 ] 給 与 支 払 報 告 書 の 提 出 <1 月 1 日 現 在 のも の>[ 市 区 町 村 ] 固 定 資 産 税 の 償 却 資 産 に 関 する 申 告 [ 市 区 町 村 ] 個 人 の 道 府 県 民 税 市 町 村 民 税 の 納 付 < 第 4 期 分 >[ 郵 便 局 または 銀 行 ] 労 働 者 死 傷 病 報 告 の 提 出 < 休 業 4 日 未 満 10 月 ~12 月 分 >[ 労 働 基 準 監 督 署 ] 健 保 厚 年 保 険 料 の 納 付 [ 郵 便 局 または 銀 行 ] 日 雇 健 保 印 紙 保 険 料 受 払 報 告 書 の 提 出 [ 年 金 事 務 所 ] 労 働 保 険 料 納 付 < 延 納 第 3 期 分 >[ 郵 便 局 または 銀 行 ] 労 働 保 険 印 紙 保 険 料 納 付 納 付 計 器 使 用 状 況 報 告 書 の 提 出 [ 公 共 職 業 安 定 所 ] 外 国 人 雇 用 状 況 報 告 ( 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 でない 場 合 )< 雇 入 れ 離 職 の 翌 月 末 日 >[ 公 共 職 業 安 定 所 ] 7
贈 与 税 の 申 告 受 付 開 始 <3 月 16 日 まで> [ 税 務 署 ] 10 日 源 泉 徴 収 税 額 住 民 税 特 別 徴 収 税 額 の 納 付 [ 郵 便 局 または 銀 行 ] 雇 用 保 険 被 保 険 者 資 格 取 得 届 の 提 出 < 前 月 以 降 に 採 用 した 労 働 者 がいる 場 合 > [ 公 共 職 業 安 定 所 ] 労 働 保 険 一 括 有 期 事 業 開 始 届 の 提 出 < 前 月 以 降 に 一 括 有 期 事 業 を 開 始 している 場 合 > [ 労 働 基 準 監 督 署 ] 16 日 所 得 税 の 確 定 申 告 受 付 開 始 <3 月 16 日 ま で>[ 税 務 署 ] なお 還 付 申 告 については2 月 13 日 以 前 でも 受 付 可 能 3 月 2 日 じん 肺 健 康 管 理 実 施 状 況 報 告 の 提 出 [ 労 働 基 準 監 督 署 ] 健 保 厚 年 保 険 料 の 納 付 [ 郵 便 局 または 銀 行 ] 日 雇 健 保 印 紙 保 険 料 受 払 報 告 書 の 提 出 [ 年 金 事 務 所 ] 労 働 保 険 印 紙 保 険 料 納 付 納 付 計 器 使 用 状 況 報 告 書 の 提 出 [ 公 共 職 業 安 定 所 ] 外 国 人 雇 用 状 況 報 告 ( 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 でない 場 合 )< 雇 入 れ 離 職 の 翌 月 末 日 >[ 公 共 職 業 安 定 所 ] 当 事 務 所 よりひと 言 1 か 月 経 つのは 早 い! もう 2 月 です! 風 邪 など 引 かれませんように 8