平成12年度重点事項実施要領



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平成16年度

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波佐見町の給与・定員管理等について

目 次 1 報 酬 給 与 額 事 例 1 報 酬 給 与 額 に 含 める 賞 与 の 金 額 が 誤 っていた 事 例 1 事 例 2 役 員 退 職 金 ( 役 員 退 職 慰 労 金 )を 報 酬 給 与 額 として 申 告 して いなかった 事 例 1 事 例 3 持 株 奨 励 金 を

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4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

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Q7 従 業 員 に 対 する 現 物 給 付 は 報 酬 給 与 額 に 含 まれます A7 法 人 が 役 員 又 は 使 用 人 のために 給 付 する 金 銭 以 外 の 物 又 は 権 利 その 他 経 済 的 利 益 (いわ ゆる 現 物 給 与 )については 所 得 税 において 給

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資料2 利用者負担(保育費用)

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別紙3

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

弁護士報酬規定(抜粋)

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

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別紙3

03《G》資料1-2当初予算【H28】280207

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入札公告 機動装備センター

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

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文化政策情報システムの運用等



2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです 3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給

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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

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は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 3 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 級 3 級 4 級 5 級 6 級 単 位 : ( ) 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 137, 163,7 4,9 31,4 71, 33,3 359,7 最 高 号 給 の 給 料 月 額

(3) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 5 年 月 日 現 在 ) 決 定 初 任 給 採 用 年 経 過 後 給 料 月 額 大 学 卒 7, 8, 一 般 行 政 職 短 大 卒 9,8 6, 高 校 卒, 8,5 () 職 員 の 経 験 年 数 別 学 歴 別 平 均 給 料

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,600 円 185,800 円 222,900 円 261,900 円

2 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 静 岡 県 国 類 似 団 体 2 技 能 労 務 職 区 41.8 歳 42.6 歳 43.5

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

5

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

Transcription:

平 成 25 年 度 定 例 監 査 重 点 事 項 実 施 結 果 平 成 25 年 度 定 例 監 査 重 点 事 項 について 実 施 した 結 果 は 次 のとおりであった 第 1 監 査 の 概 要 1 平 成 25 年 度 重 点 事 項 税 外 収 入 未 済 に 対 する 債 権 管 理 は 適 切 か 2 選 定 理 由 平 成 24 年 度 定 例 監 査 重 点 事 項 として 258 所 属 を 対 象 に 税 外 収 入 未 済 に 対 する 債 権 管 理 は 適 切 か について 監 査 を 行 ったところ 70 所 属 に93 種 類 の 収 入 未 済 債 権 が 確 認 され 総 額 は 平 成 23 年 度 末 で16 億 8,525 万 8,900 円 と 累 増 傾 向 にあった その 内 訳 は 滞 納 繰 越 分 が12 億 3,365 万 8,798 円 (73.2%) 現 年 度 分 ( 平 成 23 年 度 )が4 億 5,160 万 102 円 (26.8%) となっていた また 平 成 22 年 度 からの 滞 納 繰 越 額 13 億 9,709 万 751 円 のうち 平 成 23 年 度 中 に 収 納 等 処 理 された 額 は1 億 6,343 万 1,953 円 (11.7%) にすぎず 収 入 未 済 が 発 生 した 場 合 には 解 消 に 向 けた 早 期 対 応 が 重 要 であること が 確 認 された あわせて 各 所 属 が 管 理 する 収 入 未 済 債 権 の 管 理 状 況 について 確 認 したところ 延 滞 債 権 管 理 簿 の 整 備 状 況 督 促 等 の 実 施 状 況 回 収 困 難 な 債 権 の 処 理 状 況 におい て 不 十 分 な 点 が 見 受 けられた このため 平 成 24 年 度 に 発 生 した 収 入 未 済 債 権 の 債 権 管 理 状 況 と 昨 年 度 指 導 等 した 事 項 の 改 善 状 況 について 重 点 的 に 監 査 することにより 債 権 管 理 の 更 なる 適 正 化 を 図 ることとした 3 実 施 にあたっての 着 眼 点 (1) 平 成 24 年 度 に 発 生 した 収 入 未 済 への 対 応 状 況 1 平 成 24 年 度 に 発 生 した 収 入 未 済 に 係 る 延 滞 債 権 管 理 簿 を 作 成 していたか 2 平 成 24 年 度 に 発 生 した 収 入 未 済 に 係 る 督 促 状 を 確 実 に 発 付 していたか (2) 平 成 24 年 度 監 査 で 指 導 等 とした 事 項 の 対 応 状 況 1 延 滞 債 権 管 理 簿 は 適 切 に 作 成 されていたか 2 債 務 者 に 対 する 督 促 状 を 確 実 に 発 付 していたか 3 回 収 困 難 な 債 権 の 処 理 は 適 切 か 公 法 上 の 債 権 で 消 滅 時 効 完 成 後 速 やかに 不 納 欠 損 処 分 を 実 施 していたか - 1 -

4 実 施 方 法 (1) 監 査 対 象 所 属 へ 事 前 に 重 点 事 項 調 書 の 提 出 を 求 め 監 査 時 に 調 書 の 記 載 内 容 につ いて 確 認 した (2) 平 成 24 年 度 に 発 生 した 収 入 未 済 債 権 の 管 理 状 況 等 について 重 点 事 項 確 認 票 に より 確 認 した 5 監 査 実 施 期 間 平 成 25 年 4 月 22 日 から 平 成 26 年 2 月 4 日 まで 6 監 査 対 象 所 属 と 監 査 対 象 とした 収 入 未 済 (1) 平 成 23 年 度 決 算 において 収 入 未 済 のある57 所 属 収 入 未 済 債 権 83 種 類 (2) 平 成 24 年 度 決 算 において 収 入 未 済 のある51 所 属 収 入 未 済 債 権 82 種 類 なお 中 小 企 業 高 度 化 資 金 県 税 に 係 る 延 滞 金 加 算 金 等 については 重 点 事 項 の 対 象 外 - 2 -

第 2 監 査 の 結 果 1 収 入 未 済 の 概 要 (1) 収 入 未 済 額 の 会 計 別 年 度 別 推 移 収 入 未 済 額 の 会 計 別 年 度 別 の 推 移 は 次 表 のとおりである 表 1 ( 単 位 : 円 %) 区 分 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 うち 現 年 度 分 うち 新 規 債 務 者 分 金 額 1,280,564,546 1,241,921,460 92,853,259 8,714,618 一 般 会 計 対 前 年 度 増 減 額 281,407,749 38,643,086 327,945,299 - 対 前 年 度 増 減 比 28.2 3.0 77.9 - 金 額 388,748,731 379,791,262 24,390,188 6,295,425 特 別 会 計 対 前 年 度 増 減 額 6,094,548 8,957,469 2,676,764 - 対 前 年 度 増 減 比 1.6 2.3 9.9 - 金 額 15,945,623 17,166,307 5,342,384 4,281,808 企 業 会 計 ( 温 泉 事 業 ) 対 前 年 度 増 減 額 665,852 1,220,684 1,607,792 - 対 前 年 度 増 減 比 4.4 7.7 43.1 - 金 額 1,685,258,900 1,638,879,029 122,585,831 19,291,851 対 前 年 度 増 減 額 288,168,149 46,379,871 329,014,271 - 対 前 年 度 増 減 比 20.6 2.8 72.9 - 企 業 局 の 収 入 未 済 額 については 各 年 度 の 監 査 日 現 在 の 金 額 により 集 計 している( 以 下 同 じ ) 収 入 未 済 額 は 平 成 24 年 度 決 算 時 では16 億 3,887 万 9,029 円 で 前 年 度 と 比 較 して4,637 万 9,871 円 (2.8%)の 減 となっている なお 平 成 24 年 度 現 年 度 分 は1 億 2,258 万 5,831 円 で 前 年 度 と 比 較 し て3 億 2,901 万 4,271 円 (72.9%)の 減 となっている 現 年 度 分 が 減 少 した 主 な 要 因 は 平 成 23 年 度 一 般 会 計 における 公 正 入 札 違 約 金 土 砂 崩 落 にかかる 原 因 者 負 担 金 関 係 など 高 額 の 収 入 未 済 が 平 成 24 年 度 には 発 生 しなかったこと 等 による - 3 -

(2) 収 入 未 済 額 の 部 局 別 の 状 況 表 2 収 入 未 済 額 の 部 局 別 の 状 況 は 次 表 のとおりである 収 入 未 済 額 ( 単 位 : 円 ) 部 局 名 所 属 数 平 成 23 年 度 決 算 時 公 法 上 の 債 権 私 法 上 の 債 権 平 成 24 年 度 決 算 時 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 決 算 時 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 決 算 時 うち 現 年 度 分 うち 新 規 債 務 者 分 決 算 時 うち 現 年 度 分 うち 新 規 債 務 者 分 決 算 時 うち 現 年 度 分 うち 新 規 債 務 者 分 知 事 政 策 局 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 企 画 県 民 部 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 リ ニ ア 交 通 局 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 総 務 部 3 2,003,015 1,635,815 0 0 0 0 0 0 2,003,015 1,635,815 0 0 福 祉 保 健 部 15 61,132,475 57,608,857 7,782,288 3,232,533 202,746,019 201,100,174 16,037,047 3,359,461 263,878,494 258,709,031 23,819,335 6,591,994 森 林 環 境 部 10 214,789,825 214,580,146 0 0 138,150,640 136,576,394 12,815,752 5,091,158 352,940,465 351,156,540 12,815,752 5,091,158 産 業 労 働 部 5 177,387,020 145,196,690 29,259,740 195,000 41,031,440 37,782,033 342,033 342,033 218,418,460 182,978,723 29,601,773 537,033 観 光 部 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 農 政 部 3 0 0 0 0 185,454,001 183,669,157 1,114,301 0 185,454,001 183,669,157 1,114,301 0 県 土 整 備 部 9 45,761,491 38,546,066 2,090,856 1,989,376 562,857,309 568,331,937 46,409,792 735,482 608,618,800 606,878,003 48,500,648 2,724,858 出 納 局 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 企 業 局 1 0 0 0 0 15,945,623 17,166,307 5,342,384 4,281,808 15,945,623 17,166,307 5,342,384 4,281,808 議 会 事 務 局 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 行 政 委 員 会 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 教 育 委 員 会 13 1,666,100 955,300 13,600 13,600 35,830,942 35,198,653 1,333,038 6,400 37,497,042 36,153,953 1,346,638 20,000 公 安 委 員 会 1 46,500 75,000 45,000 45,000 456,500 456,500 0 0 503,000 531,500 45,000 45,000 60 502,786,426 458,597,874 39,191,484 5,475,509 1,182,472,474 1,180,281,155 83,394,347 13,816,342 1,685,258,900 1,638,879,029 122,585,831 19,291,851 所 属 数 についは 平 成 23 年 度 決 算 時 又 は 平 成 24 年 度 決 算 時 に 収 入 未 済 がある 所 属 である (3) 収 入 未 済 額 の 債 権 別 の 状 況 1 収 入 未 済 額 の 債 権 別 の 状 況 収 入 未 済 額 の 債 権 別 の 状 況 は 92 種 類 の 債 権 が60 所 属 において 延 べ 144 件 管 理 されており その 詳 細 は 末 尾 記 載 の 別 表 収 入 未 済 額 の 債 権 別 の 状 況 のとおりである 平 成 24 年 度 決 算 時 における 収 入 未 済 額 16 億 3,887 万 9,029 円 の 主 なものは 次 のとおりであり 前 年 度 と 同 様 にこれら7 種 類 の 債 権 で 収 入 未 済 額 の78.8%(12 億 9,218 万 6,320 円 )を 占 める 状 況 となっていた - 4 -

県 営 住 宅 使 用 料 4 億 512 万 1,032 円 (24.7%) 廃 棄 物 不 法 投 棄 に 対 する 行 政 代 執 行 撤 去 費 用 1 億 9,971 万 1,604 円 (12.2%) 土 砂 崩 落 にかかる 原 因 者 負 担 金 関 係 1 億 9,061 万 8,285 円 (11.6%) 農 業 改 良 資 金 関 係 1 億 4,917 万 4,990 円 ( 9.1%) 母 子 寡 婦 福 祉 資 金 関 係 1 億 4,708 万 9,370 円 ( 9.0%) 公 正 入 札 違 約 金 を 含 む 違 約 金 及 び 延 納 利 息 1 億 485 万 2,235 円 ( 6.4%) 産 業 集 積 促 進 助 成 金 に 係 る 返 還 金 を 含 む 県 補 助 金 返 還 金 9,561 万 8,804 円 ( 5.8%) 2 平 成 23 年 度 決 算 時 における 収 入 未 済 額 の 処 理 状 況 平 成 23 年 度 決 算 時 における 収 入 未 済 額 ( 以 下 滞 納 繰 越 額 という )の 総 額 は 16 億 8,525 万 8,900 円 であったが この 収 入 未 済 額 が 平 成 24 年 度 中 にどのように 処 理 されたか 確 認 したところ 次 のとおりであった 平 成 23 年 度 決 算 時 16 億 8,525 万 8,900 円 (100.0%) 平 成 24 年 度 中 処 理 額 1 億 6,896 万 5,702 円 ( 10.0%) 平 成 24 年 度 未 処 理 額 15 億 1,629 万 3,198 円 ( 90.0%) 処 理 額 の 内 訳 平 成 24 年 度 中 収 納 額 1 億 4,245 万 6,175 円 (84.3%) 平 成 24 年 度 中 調 定 減 額 32 万 827 円 ( 0.2%) 平 成 24 年 度 中 不 納 欠 損 額 2,618 万 8,700 円 (15.5%) 平 成 24 年 度 中 に 収 納 等 の 処 理 がされた 滞 納 繰 越 額 は 滞 納 繰 越 額 総 額 の 10.0%(1 億 6,896 万 5,702 円 )に 留 まっている 状 況 であり 平 成 22 年 度 決 算 時 の 滞 納 繰 越 額 を 対 象 とした 昨 年 度 の 結 果 (11.7%)と 同 様 低 い 水 準 に 留 まっていた 収 入 未 済 の 新 規 発 生 を 防 止 し 収 入 未 済 が 発 生 した 場 合 には 解 消 に 向 けた 早 期 対 応 の 重 要 性 を 明 示 する 結 果 となった (4) 収 入 未 済 額 の 公 法 上 の 債 権 私 法 上 の 債 権 の 分 類 収 入 未 済 額 の 公 法 上 の 債 権 私 法 上 の 債 権 の 分 類 の 状 況 は 次 表 のとおりである - 5 -

表 3 公 法 上 の 債 権 私 法 上 の 債 権 分 類 地 方 税 の 滞 納 処 分 の 例 により 処 分 することがで きるもの( 強 制 徴 収 でき る 債 権 ) 民 事 執 行 手 続 きにより 強 制 執 行 等 が できるもの ( 強 制 徴 収 できない 債 権 ) 民 事 執 行 手 続 きにより 強 制 執 行 等 が できるもの ( 強 制 徴 収 できない 債 権 ) 主 な 債 権 名 児 童 福 祉 施 設 入 所 児 童 保 護 者 負 担 金 児 童 福 祉 施 設 費 負 担 金 河 川 工 事 等 原 因 者 負 担 金 道 路 河 川 水 利 使 用 料 放 置 違 反 金 延 滞 金 廃 棄 物 不 法 投 棄 に 対 する 行 政 代 執 行 撤 去 費 用 行 政 財 産 使 用 料 県 立 大 学 産 業 技 術 短 期 大 学 校 授 業 料 高 等 学 校 授 業 料 県 補 助 金 返 還 金 延 滞 金 生 活 保 護 費 返 還 金 恩 給 過 払 金 児 童 入 所 施 設 等 措 置 費 過 払 金 返 還 金 平 成 23 年 度 収 入 未 済 額 平 成 24 年 度 現 年 度 分 ( 単 位 : 円 ) うち 新 規 債 務 者 分 児 童 扶 養 手 当 返 納 金 等 小 計 502,786,426 458,597,874 39,191,484 5,475,509 心 身 障 害 者 扶 養 共 済 掛 金 成 人 障 害 者 自 立 支 援 施 設 サービス 利 用 料 等 県 営 住 宅 駐 車 場 使 用 料 公 正 入 札 違 約 金 高 齢 者 在 宅 重 度 心 身 障 害 者 居 室 等 整 備 資 金 償 還 金 利 子 父 子 福 祉 資 金 貸 付 金 償 還 金 介 護 福 祉 士 等 修 学 資 金 貸 与 金 償 還 金 看 護 職 員 修 学 資 金 貸 付 金 償 還 金 教 育 奨 励 資 金 貸 付 金 償 還 金 弁 償 金 県 営 住 宅 破 損 賠 償 金 等 工 事 契 約 解 除 に 伴 う 前 払 金 返 還 利 息 及 び 違 約 金 地 域 改 善 対 策 高 等 学 校 等 奨 学 資 金 返 還 金 土 砂 崩 落 に 係 る 土 砂 撤 去 費 関 係 等 ( 不 当 利 得 返 還 請 求 ) 障 害 者 自 立 支 援 施 設 サービス 利 用 者 食 費 県 営 住 宅 無 断 退 去 者 修 繕 費 廃 河 川 敷 既 往 使 用 料 等 用 地 買 収 費 過 払 金 道 路 不 法 占 用 是 正 に 伴 う 占 用 料 相 当 額 定 時 制 課 程 等 修 学 奨 励 金 返 還 金 行 政 財 産 の 使 用 に 伴 う 電 気 料 土 地 貸 付 料 建 物 撤 去 土 地 明 渡 し 請 求 訴 訟 に 係 る 建 物 強 制 撤 去 経 費 和 解 に 基 づく 滞 納 貸 付 料 の 納 入 に 係 る 利 息 等 母 子 寡 婦 福 祉 資 金 貸 付 金 元 金 利 子 違 約 金 小 規 模 企 業 者 等 設 備 導 入 資 金 償 還 金 農 業 改 良 資 金 貸 付 金 償 還 金 違 約 金 林 業 木 材 産 業 改 善 資 金 償 還 金 違 約 金 温 泉 供 給 収 益 収 入 280,805,068 262,763,198 8,163,398 3,497,923 221,981,358 195,834,676 31,028,086 1,977,586 1,182,472,474 1,180,281,155 83,394,347 13,816,342 1,685,258,900 1,638,879,029 122,585,831 19,291,851 分 類 については 各 所 属 から 提 出 された 重 点 事 項 調 書 をもとに 作 成 した 県 が 財 産 として 管 理 の 対 象 としている 債 権 は 金 銭 の 給 付 を 目 的 とする 権 利 ( 金 銭 債 権 )で その 発 生 原 因 により 公 法 上 の 債 権 私 法 上 の 債 権 の 二 つに 区 分 される 公 法 上 の 債 権 は 強 制 徴 収 できる 債 権 と 強 制 徴 収 できない 債 権 に 区 分 される 分 担 金 加 入 金 過 料 及 び 使 用 料 その 他 の 歳 入 については 地 方 自 治 法 で 強 制 徴 収 するこ とができるとされているが その 他 の 公 法 上 の 債 権 については 民 事 執 行 手 続 きによる 強 制 執 行 等 の 措 置 をとらなければならないこととされている また 私 法 上 の 債 権 については 全 て 民 事 執 行 手 続 きによる 強 制 執 行 等 の 措 置 をと らなければならないとされている したがって それぞれの 債 権 ごとの 法 的 性 格 を 的 確 に 把 握 することが 適 正 な 債 権 管 理 を 行 うための 基 本 的 な 事 項 の 一 つであると 考 えられる - 6 -

(5) 県 の 債 権 管 理 の 取 り 組 み 1 山 梨 県 債 権 管 理 ガイドライン ( 平 成 16 年 3 月 )の 策 定 適 正 な 債 権 管 理 の 推 進 を 図 るため 山 梨 県 債 権 管 理 ガイドライン を 策 定 す るとともに 債 権 管 理 事 務 担 当 者 に 対 する 研 修 会 を 開 催 した 2 山 梨 県 滞 納 債 権 処 理 方 針 ( 平 成 23 年 3 月 ) 山 梨 県 債 権 回 収 及 び 処 理 マニュアル ( 平 成 24 年 3 月 )の 策 定 滞 納 債 権 の 公 正 かつ 適 正 な 処 理 を 図 るため 山 梨 県 債 権 管 理 ガイドライン を 充 実 発 展 させた 山 梨 県 滞 納 債 権 処 理 方 針 山 梨 県 債 権 回 収 及 び 処 理 マニ ュアル を 策 定 するとともに 債 権 管 理 担 当 者 の 研 修 会 を 開 催 した ( 年 2 回 ) 3 権 利 放 棄 の 判 断 基 準 ( 平 成 24 年 11 月 )の 策 定 私 法 上 の 債 権 について 権 利 の 放 棄 を 議 会 に 提 案 できる 基 準 として 権 利 放 棄 の 判 断 基 準 を 策 定 した 債 権 管 理 検 討 委 員 会 においてこの 基 準 に 該 当 する 債 権 を 確 定 し 不 納 欠 損 処 分 を 進 めることとした なお この 基 準 により 平 成 24 年 度 においては 754 万 9,796 円 (3 件 ) の 不 納 欠 損 処 分 を 行 っている 2 監 査 結 果 に 基 づく 意 見 監 査 時 に 重 点 事 項 調 書 に 記 載 された 債 権 の 管 理 状 況 について 重 点 事 項 確 認 票 の 項 目 ごとに 確 認 した 結 果 次 のとおり 改 善 検 討 する 事 項 が 認 められた (1) 平 成 24 年 度 に 発 生 した 収 入 未 済 への 対 応 状 況 収 入 未 済 額 は 滞 納 繰 越 になると 回 収 が 困 難 となることから 解 消 に 向 けた 早 期 対 応 が 重 要 である 今 年 度 は 収 入 未 済 への 早 期 対 応 が 適 切 に 行 われているかを 重 点 的 に 監 査 するこ ととし 平 成 24 年 度 に 発 生 した 収 入 未 済 額 33 所 属 の 60 債 権 1 億 2,258 万 5,831 円 のうち 過 去 の 債 務 者 と 重 複 しない 新 規 債 務 者 221 名 に 係 る26 所 属 の42 債 権 1,929 万 1,851 円 について 法 令 及 び 平 成 24 年 3 月 に 作 成 された 山 梨 県 債 権 回 収 及 び 処 理 マニュアル ( 以 下 マニュアル と いう )に 基 づき 債 権 管 理 が 行 われているかについて 確 認 した なお 前 年 度 との 比 較 については 前 年 度 は 全 債 権 (127 件 )を 今 年 度 は 前 年 度 の 重 点 事 項 のフォローアップとして 新 規 債 務 者 が 発 生 した 債 権 (42 件 )の みを 対 象 としているため 参 考 として 百 分 比 の 比 較 を 行 っている 1 平 成 24 年 度 新 規 債 務 者 に 係 る 延 滞 債 権 管 理 簿 の 作 成 状 況 は 適 切 か ア 延 滞 債 権 管 理 簿 の 作 成 を 確 実 に 行 うべきもの 新 規 債 務 者 については マニュアルに 基 づき 新 たに 延 滞 債 権 管 理 簿 を 作 成 することとされている また 延 滞 債 権 管 理 簿 については 参 考 様 式 としてマニュアルに 定 めがある が 特 に 当 該 参 考 様 式 に 限 定 せず 管 理 簿 としての 機 能 に 着 目 して 次 の 事 項 が 記 録 されているものを 適 切 な 管 理 簿 とみなして 監 査 した 債 務 者 の 基 本 情 報 - 7 -

債 権 に 係 る 情 報 督 促 状 の 発 付 日 等 の 記 録 延 滞 先 との 交 渉 記 録 の 作 成 記 載 状 況 事 情 聴 取 状 況 把 握 の 記 載 状 況 延 滞 債 権 管 理 簿 の 作 成 状 況 について 確 認 した 結 果 は 次 のとおりであり 監 査 対 象 とした42 債 権 のうち 12 債 権 (28.6%)において 作 成 されてい なかった 対 象 とした 債 権 数 に 違 いがあるものの 前 年 度 19 件 (15.0%) と 比 較 して 割 合 では13.6ポイント 増 加 ( 悪 化 )している 所 属 ごとでみると 26 所 属 のうち9 所 属 (34.6%)において 作 成 され ていない 又 は 一 部 作 成 されていなかった これは 債 権 の 発 生 が 臨 時 的 で 比 較 的 少 額 であることから 短 期 の 回 収 が 見 込 まれるとの 認 識 があったため その 管 理 を 適 切 に 行 っていないことが 一 因 と 考 えられる また このうち2 所 属 においては 前 年 度 監 査 で 延 滞 債 権 管 理 簿 の 作 成 に 不 備 があったとして 指 導 事 項 としたが その 後 の 事 務 処 理 が 改 善 されておらず 今 年 度 の 監 査 では 指 摘 事 項 となった 延 滞 債 権 管 理 簿 の 作 成 状 況 ( 債 権 ごと) 作 成 されている 30 件 (71.4%) 一 部 作 成 されている 1 件 ( 2.4%) 作 成 されていない 11 件 (26.2%) 42 件 延 滞 債 権 管 理 簿 の 作 成 状 況 ( 所 属 ごと) 作 成 されている 17 所 属 (65.4%) 一 部 作 成 されている 1 所 属 ( 3.8%) 作 成 されていない 8 所 属 (30.8%) 26 所 属 件 数 は 債 権 数 を 表 している また 百 分 率 については 端 数 処 理 の 関 係 で 内 訳 の 積 み 上 げが100.0%となら ない 場 合 がある ( 以 下 同 じ ) 延 滞 債 権 管 理 簿 は 延 滞 債 権 への 対 応 が 適 切 に 遺 漏 なく 進 められているこ とを 確 認 する 手 段 であるとともに その 後 の 意 思 決 定 等 の 重 要 な 基 礎 資 料 であ るので その 整 備 記 録 にあっては 特 段 の 留 意 を 払 われたい イ 延 滞 債 権 管 理 簿 の 所 属 内 の 確 認 を 引 き 続 き 適 切 に 行 うべきもの 前 年 度 の 監 査 では 所 属 内 ( 所 属 長 等 )の 確 認 がされていないもの 一 部 さ れていないものが15 所 属 で31 件 (27.9%)あったことから アで 延 滞 債 権 管 理 簿 が 作 成 又 は 一 部 作 成 されている18 所 属 31 件 について 確 認 した ところ 全 ての 所 属 で 確 認 がされていた マニュアルにおいては 個 別 の 延 滞 債 権 管 理 簿 に 係 る 情 報 が その 事 務 を 取 り 扱 う 職 員 のみならず 担 当 職 員 の 共 有 情 報 として 取 り 扱 われることが 望 ま しく 延 滞 債 権 管 理 簿 の 保 管 記 録 活 用 等 について 職 員 間 の 意 思 疎 通 を 図 るものとされており 延 滞 債 権 管 理 簿 では 交 渉 記 録 については 所 属 長 等 へ の 確 認 を 求 めることとなっている 延 滞 債 権 管 理 簿 の 所 属 内 の 確 認 により 所 属 として 延 滞 債 権 への 対 応 の 進 捗 状 況 担 当 者 の 債 務 への 対 応 状 況 債 務 者 からの 要 求 要 望 を 把 握 し 有 効 な - 8 -

対 応 策 の 決 定 が 行 えることだけでなく 担 当 者 のみが 状 況 を 把 握 しているとい う 状 態 が 続 くことによる 担 当 者 への 過 度 の 負 担 を 軽 減 する 意 味 でも 個 人 情 報 等 に 配 慮 したうえで 延 滞 債 権 管 理 簿 を 利 用 した 所 属 内 での 情 報 の 共 有 化 を 図 る 必 要 がある 引 き 続 き 延 滞 債 権 管 理 簿 の 所 属 内 の 確 認 を 適 切 に 行 われるよう 努 められたい 2 平 成 24 年 度 に 発 生 した 収 入 未 済 に 係 る 督 促 状 の 発 付 は 適 正 に 行 われている か ア 督 促 状 の 発 付 を 確 実 に 行 うべきもの 督 促 状 の 発 付 については 地 方 自 治 法 第 231 条 の3 第 1 項 又 は 地 方 自 治 法 施 行 令 第 171 条 及 び 山 梨 県 税 外 収 入 の 督 促 及 び 滞 納 処 分 に 関 する 規 則 ( 以 下 督 促 規 則 という )に 基 づき 納 期 限 後 20 日 以 内 に 発 付 することとさ れているが 平 成 24 年 度 の 督 促 状 の 発 付 が 必 要 だった25 所 属 40 債 権 のう ち 12 件 (30.0%)の 債 権 において 発 付 されていない 又 は 一 部 発 付 されておらず 前 年 度 26 件 (26.3%)と 比 較 して 割 合 では3.7ポイン ト 増 加 ( 悪 化 )している また 督 促 状 を 発 付 しているもののうち 納 期 限 後 20 日 を 超 えた 時 期 に 発 付 されていたものが9 件 (22.5%)あり 前 年 度 25 件 (25.3%)と 比 較 して 割 合 では2.8ポイント 減 少 ( 改 善 )している 所 属 ごとでみると 25 所 属 のうち11 所 属 (44.0%)において 発 付 さ れていない 又 は 一 部 発 付 されておらず このうち4 所 属 においては 前 年 度 監 査 で 督 促 状 の 発 付 がされていない 又 は 遅 延 しているとして 指 導 事 項 とした が その 後 の 事 務 処 理 が 改 善 されておらず 今 年 度 の 監 査 では 指 摘 事 項 となっ た 督 促 状 の 発 付 状 況 ( 債 権 ごと) 全 て 納 期 限 後 20 日 以 内 に 発 付 されている 19 件 (47.5%) 全 て 発 付 しているが 発 付 が 遅 延 している 9 件 (22.5%) 一 部 督 促 状 を 発 付 していないものがある 2 件 ( 5.0%) 督 促 状 を 発 付 していない 10 件 (25.0%) 40 件 督 促 状 発 付 状 況 ( 所 属 ごと) 全 て 納 期 限 後 20 日 以 内 に 発 付 されている 11 所 属 (44.0%) 全 て 発 付 しているが 発 付 が 遅 延 している 3 所 属 (12.0%) 一 部 督 促 状 を 発 付 していないものがある 3 所 属 (12.0%) 督 促 状 を 発 付 していない 8 所 属 (32.0%) 25 所 属 督 促 状 の 発 付 について 督 促 規 則 に 従 って 処 理 されていた 債 権 は19 件 (47.5%)にすぎず 前 年 度 の48 件 (48.5%)と 比 較 しても1.0ポ イント 減 少 ( 悪 化 )している 督 促 状 未 発 付 の 理 由 として 納 付 が 見 込 まれる 者 への 督 促 状 の 発 付 を 見 合 わ せる 等 現 場 の 経 験 則 による 判 断 が 介 在 している 債 権 もあった 督 促 状 は 地 方 自 治 法 で 規 定 される 時 効 の 中 断 の 効 力 や 延 滞 金 等 の 発 生 根 拠 となることはもちろん 実 質 的 に 債 務 者 に 対 して 県 が 法 令 等 に 則 り 処 理 を 進 - 9 -

めていくことの 意 思 表 示 となることから 確 実 に 督 促 状 の 発 付 を 行 うよう 努 め られたい イ システム 改 修 等 を 含 めた 債 権 管 理 体 制 の 整 備 を 行 うべきもの 県 は 県 営 住 宅 等 の 家 賃 収 納 事 務 及 び 滞 納 整 理 事 務 を 山 梨 県 住 宅 供 給 公 社 に 指 定 管 理 業 務 として 行 わせている 管 理 業 務 は 山 梨 県 営 住 宅 等 管 理 業 務 仕 様 書 等 に 従 って 行 うこととされており 原 則 として 納 期 限 の 属 する 月 の 翌 月 20 日 までに 県 が 督 促 状 及 び 通 知 予 定 者 名 簿 を 作 成 のうえ 住 宅 供 給 公 社 に 渡 して 発 付 することとしている しかしながら 実 際 には 滞 納 家 賃 が2 月 以 上 ある 者 に 対 して 督 促 状 を 発 付 しており その 発 付 も 住 宅 供 給 公 社 ではなく 県 において 行 っていた これは 督 促 状 を 山 梨 県 営 住 宅 管 理 システムの 収 納 情 報 を 利 用 して 作 成 して いるが 現 行 の 管 理 システムでは 直 近 1 月 分 に 特 定 した 滞 納 者 のリストが 作 成 できないため 手 作 業 で 滞 納 者 を 抽 出 し 確 認 のうえ 督 促 状 を 作 成 しなけれ ばならないことと 2 月 以 下 の 滞 納 者 は 毎 月 約 900 人 と 人 数 が 多 く これに 加 え 中 長 期 滞 納 者 に 対 する 催 告 書 の 発 付 を 手 作 業 で 行 わなければならないこ とから 現 行 体 制 では 督 促 規 則 で 定 める 期 間 内 に 督 促 状 が 発 付 できない 状 況 で あると 説 明 している 納 付 忘 れによる 滞 納 でも 早 期 に 対 応 しなければ 長 期 化 し 滞 納 整 理 が 困 難 に なる 事 例 も 想 定 されることから 督 促 規 則 どおりの 対 応 が 行 えるよう 管 理 シ ステムの 改 修 や 業 務 委 託 も 含 め 現 実 的 で 実 効 性 のある 債 権 管 理 体 制 の 整 備 が 必 要 であると 考 えられる (2) 平 成 24 年 度 監 査 で 指 導 等 とした 事 項 の 対 応 状 況 平 成 24 年 度 監 査 で 債 権 管 理 状 況 等 が 不 適 切 であるとして 指 導 事 項 等 とした 次 の1から3に 対 する 是 正 措 置 が 適 切 に 行 われているかについて 確 認 を 行 っ た 1 延 滞 債 権 管 理 簿 は 適 切 に 作 成 されたか ア 延 滞 債 権 管 理 簿 の 作 成 を 確 実 に 行 うべきもの 前 年 度 の 監 査 では 9 所 属 15 債 権 について 延 滞 債 権 管 理 簿 が 適 切 に 作 成 さ れていないなどとして 指 導 事 項 とした この15 債 権 についてその 後 の 事 務 処 理 が 適 切 に 行 われているか 確 認 をしたところ 2 所 属 3 件 (20.0%)の 債 権 において 作 成 されていない 又 は 一 部 作 成 されていなかった 延 滞 債 権 管 理 簿 が 作 成 されているか(9 所 属 15 債 権 ) 作 成 されている 12 件 (80.0%) 一 部 作 成 されている 1 件 ( 6.7%) 作 成 されていない 2 件 (13.3%) 15 件 この2 所 属 においては 前 年 度 監 査 で 延 滞 債 権 管 理 簿 の 作 成 に 不 備 があった として 指 導 事 項 としたが その 後 の 事 務 処 理 が 改 善 されていないことから 今 年 度 の 監 査 で 指 摘 事 項 となったことは 遺 憾 な 結 果 であった 延 滞 債 権 管 理 簿 は 延 滞 債 権 への 対 応 が 適 切 に 遺 漏 なく 進 められているこ とを 確 認 する 手 段 であるとともに その 後 の 意 思 決 定 等 の 重 要 な 基 礎 資 料 であ - 10 -

るので その 整 備 記 録 にあっては 特 段 の 留 意 を 払 われたい イ 延 滞 債 権 管 理 簿 への 交 渉 記 録 の 記 載 を 引 き 続 き 適 切 に 行 うべきもの 前 年 度 の 監 査 では 3 所 属 4 債 権 について 債 務 者 との 交 渉 記 録 が 適 切 に 記 載 されていないとして 注 意 事 項 とした この4 債 権 についてその 後 の 事 務 処 理 が 適 切 に 行 われているか 確 認 をしたところ すべての 債 権 において 改 善 が 図 ら れていた 今 後 も 引 き 続 き 延 滞 債 権 管 理 簿 への 交 渉 記 録 の 記 載 を 適 切 に 行 われるよう 努 められたい ウ 延 滞 債 権 管 理 簿 の 所 属 内 の 確 認 を 引 き 続 き 適 切 に 行 うべきもの 前 年 度 の 監 査 では 11 所 属 23 債 権 について 延 滞 債 権 管 理 簿 の 所 属 内 の 確 認 が 適 切 に 行 われていないとして 注 意 事 項 とした この23 債 権 についてその 後 の 事 務 処 理 が 適 切 に 行 われているか 確 認 したところ すべての 債 権 において 所 属 内 の 確 認 がされており 改 善 が 図 られていた 今 後 も 引 き 続 き 延 滞 債 権 管 理 簿 の 所 属 内 の 確 認 を 適 切 に 行 われるよう 努 め られたい また 延 滞 債 権 管 理 簿 は 延 滞 債 権 への 対 応 が 適 切 に 遺 漏 なく 進 められて いることを 確 認 する 手 段 であるとともに その 後 の 意 思 決 定 等 の 重 要 な 基 礎 資 料 であるので その 整 備 記 録 にあっては 特 段 の 留 意 を 払 われたい 2 督 促 状 の 発 付 は 確 実 に 行 われたか 督 促 状 の 発 付 を 引 き 続 き 確 実 に 行 うべきもの 前 年 度 の 監 査 では 9 所 属 11 債 権 について 督 促 状 の 発 付 がされていないと して 指 導 事 項 とした この11 債 権 についてその 後 の 事 務 処 理 が 適 切 に 行 われ ているか 確 認 を 行 ったところ すべての 債 権 において 督 促 状 が 発 付 されており 改 善 が 図 られていた 督 促 については 時 効 中 断 の 効 果 を 有 することなどから 今 後 も 引 き 続 き 法 令 等 に 基 づき 督 促 状 の 発 付 を 確 実 に 行 われたい 3 公 法 上 の 債 権 で 回 収 困 難 となっていた 債 権 の 処 理 は 確 実 に 行 われたか 3 総 括 不 納 欠 損 処 分 について 引 き 続 き 適 切 に 行 うべきもの 前 年 度 の 監 査 では3 所 属 3 債 権 について 時 効 期 間 が 経 過 しているにもかか わらず 不 納 欠 損 処 分 がされていないとして 指 導 事 項 とした この3 債 権 につ いて その 後 の 不 納 欠 損 処 分 の 状 況 を 確 認 したところ すべての 債 権 において 不 納 欠 損 処 分 がされていた 回 収 の 見 込 みのない 債 権 の 管 理 を 継 続 することは 債 権 管 理 の 効 率 化 の 阻 害 要 因 となることから 常 に 実 態 の 把 握 に 努 め 時 効 期 限 が 到 来 した 債 権 につい ては 速 やかに 不 納 欠 損 処 分 の 手 続 きを 行 われたい 今 年 度 の 定 例 監 査 において257 所 属 の 監 査 を 行 ったところ 51 所 属 に82 種 類 の 収 入 未 済 債 権 が 確 認 され その 総 額 は16 億 3,887 万 9,029 円 であった 前 年 度 と 比 較 して4,637 万 9,871 円 (2.8%) 減 少 しているものの 引 き 続 き 多 - 11 -

額 であり その 債 権 の 性 質 も 多 様 となっている 昨 今 の 厳 しい 財 政 状 況 のなか 債 権 回 収 は 歳 入 の 確 保 や 県 民 負 担 の 公 平 性 の 観 点 か ら 重 要 な 課 題 である そのため 県 では 山 梨 県 滞 納 債 権 処 理 方 針 山 梨 県 債 権 回 収 及 び 処 理 マニュアル に 基 づく 債 権 管 理 の 推 進 を 図 っているところである しかしながら 前 年 度 の 監 査 で 債 権 管 理 が 不 十 分 であるとして 延 滞 債 権 管 理 簿 の 作 成 や 督 促 状 の 発 付 について 指 導 等 とした 事 項 の 改 善 措 置 がとられていないものや 平 成 24 年 度 に 新 たに 債 務 者 となった 者 に 対 する 債 権 管 理 で 延 滞 債 権 管 理 簿 の 作 成 が 行 われていないもの 督 促 状 が 発 付 されていないものなど 収 入 未 済 の 債 権 管 理 事 務 の 一 部 に 前 年 度 の 監 査 結 果 が 反 映 されていないことが 確 認 された 収 入 未 済 の 解 消 のためには 新 たな 滞 納 の 発 生 を 防 止 するとともに 延 滞 債 権 への 早 期 対 応 が 必 要 である 今 後 とも 滞 納 の 実 態 把 握 に 努 め 督 促 滞 納 処 分 等 法 令 に 基 づく 厳 正 な 債 権 管 理 を 行 い 収 入 未 済 額 の 解 消 に 努 められたい - 12 -