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静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 基 本 計 画 平 成 23 年 3 月 静 岡 市

目 次 はじめに 1 平 成 22 年 度 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 推 進 審 議 会 報 告 書 3 第 1 章 計 画 策 定 の 背 景 1 国 県 の 動 向 5 2 各 自 治 体 の 状 況 5 3 犯 罪 状 況 ~ 刑 法 犯 認 知 件 数 (1) 全 国 の 状 況 ~ 依 然 として 高 い 水 準 の 認 知 件 数 あの 手 この 手 の 振 り 込 め 詐 欺 8 (2) 県 内 の 犯 罪 状 況 ~ 県 内 の 振 り 込 め 詐 欺 被 害 額 はなんと2 億 9 (3) 市 内 の 犯 罪 状 況 ~ 自 転 車 盗 と 振 り 込 め 詐 欺 の 被 害 が 突 出 11 4 これまでの 静 岡 市 における 犯 罪 等 に 強 いまちづくりへの 取 組 (1) 防 犯 協 会 の 取 組 16 (2) 地 域 の 取 組 17 (3) 子 ども 達 を 守 るための 取 組 17 (4) 自 主 防 犯 パトロール 活 動 の 実 施 18 (5) 犯 罪 被 害 者 等 支 援 のための 取 組 18 (6)その 他 の 取 組 19 5 市 政 モニターアンケートの 結 果 20 6 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 向 けての 課 題 (1) 規 範 意 識 の 低 下 防 犯 意 識 の 不 足 犯 罪 被 害 者 等 についての 理 解 不 足 25 (2) 地 域 の 連 帯 意 識 の 希 薄 化 26 (3) 不 安 になる 場 所 26 第 2 章 計 画 策 定 の 考 え 方 1 目 的 29 2 基 本 理 念 29 第 3 章 計 画 の 目 標 と 計 画 期 間 1 計 画 の 目 標 31 2 計 画 の 推 進 体 制 の 整 備 32 3 計 画 の 点 検 評 価 実 施 状 況 の 公 表 32 4 計 画 の 期 間 と 見 直 し 又 は 変 更 32

第 4 章 計 画 の 進 捗 状 況 1 平 成 22 年 平 成 23 年 の 犯 罪 状 況 33 2 平 成 24 年 までの 計 画 の 進 捗 状 況 34 3 計 画 の 見 直 し 34 第 5 章 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 関 連 施 策 1 施 策 の 方 針 3つの 取 組 ~ る う る ルールを 守 ろう 守 らせよう (1) 犯 罪 等 に 強 いまちづくりのことを 知 ろう 知 る 37 (2) 力 を 合 わせ 支 え 合 おう 支 え 合 う 37 (3) 犯 罪 に 負 けないまちをつくろう つくる 37 2 具 体 的 な 取 組 (1) 知 る ~ 犯 罪 等 に 強 いまちづくりのことを 知 ろう ア 情 報 を 発 信 し 防 犯 の 意 識 を 高 めよう 39 イ 防 犯 について 学 ぼう 40 ウ 犯 罪 被 害 者 等 について 理 解 しよう 41 (2) 支 え 合 う ~ 力 を 合 わせ 支 え 合 おう ア 地 域 への 帰 属 意 識 連 帯 感 を 高 めよう 42 イ 力 を 合 わせ 自 発 的 に 活 動 しよう 43 ウ 犯 罪 に 遭 ってしまった 人 たちを 支 えよう 44 (3) つくる ~ 犯 罪 等 に 強 いまちをつくろう ア まちを 見 守 り 健 全 にしよう 45 イ まちから 危 険 な 場 所 をなくそう 47 ウ 防 犯 に 配 慮 した 住 まいにしよう 49 3 重 点 的 に 取 り 組 む 事 項 (1)ホームページ 等 による 情 報 発 信 50 (2) 工 夫 を 凝 らした 防 犯 活 動 の 実 施 50 (3) 自 主 防 犯 パトロール 活 動 の 充 実 50 4 施 策 の 体 系 51

は じ め に 静 岡 市 の 犯 罪 状 況 は 平 成 12 年 をピークに 刑 法 犯 認 知 件 数 が 減 尐 傾 向 にありますが 平 成 21 年 は 8,137 件 と 約 20 年 前 ( 平 成 元 年 6,312 件 )に 比 べると 1.29 倍 でした その 内 訳 としては 強 盗 放 火 また 振 り 込 め 詐 欺 や 還 付 金 詐 欺 などの 知 能 犯 の 件 数 が 増 加 し 犯 罪 の 凶 悪 化 巧 妙 化 が 顕 著 になっています また 全 国 的 な 傾 向 に 同 じく 子 どもや 高 齢 者 が 狙 われる 犯 罪 が 目 立 つため 市 民 の 治 安 に 対 する 不 安 が 高 まり 犯 罪 に 遭 うことなく 安 全 に 安 心 して 暮 らすことができる 環 境 が 求 められています このような 中 静 岡 市 では 平 成 21 年 6 月 に 市 の 防 犯 及 び 犯 罪 被 害 者 等 支 援 施 策 を 体 系 化 した 静 岡 市 防 犯 まちづくり 推 進 計 画 を 策 定 し 市 の 施 策 について 広 く 市 民 に 示 しまし た さらに 平 成 22 年 4 月 には 市 の 防 犯 及 び 犯 罪 被 害 者 等 支 援 施 策 の 基 本 となる 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 条 例 を 制 定 しました この 条 例 は 防 犯 と 犯 罪 被 害 者 等 支 援 を 一 体 と して 取 り 組 むことを 犯 罪 等 に 強 いまちづくり と 位 置 づけ 基 本 理 念 や 市 市 民 事 業 者 の 役 割 施 策 の 基 本 的 な 事 項 を 定 めることにより 市 民 が 安 心 して 活 動 できる 安 全 な 地 域 社 会 を 目 指 すことを 目 的 としています そして 同 年 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 条 例 に 定 める 市 の 施 策 の 基 本 となる 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 基 本 計 画 を 策 定 するため 同 じく 条 例 に 定 める 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 推 進 審 議 会 を 開 催 しました この 審 議 会 は 学 識 経 験 者 防 犯 犯 罪 被 害 者 等 支 援 に 携 わる 者 公 募 市 民 から 構 成 され 審 議 の 結 果 静 岡 市 防 犯 まちづくり 推 進 計 画 を 改 訂 し 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 基 本 計 画 とすることとしました また 防 犯 犯 罪 被 害 者 等 支 援 について 有 意 義 な 意 見 が 提 出 されましたので 今 後 の 施 策 の 中 で 実 施 していくこととしました 1

ここに 市 民 共 通 の 願 いである 安 心 して 活 動 できる 安 全 な 地 域 社 会 の 実 現 に 向 けて 市 の 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 関 する 施 策 を 総 合 的 かつ 計 画 的 に 進 めるため その 基 本 とな る 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 基 本 計 画 を 策 定 いたしました この 計 画 により 防 犯 及 び 犯 罪 被 害 者 等 支 援 の 施 策 がより 一 層 推 進 されることを 期 待 し ています 2

平 成 23 年 3 月 29 日 静 岡 市 長 小 嶋 善 吉 様 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 推 進 審 議 会 会 長 佐 々 木 光 郎 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 基 本 計 画 の 策 定 について 静 岡 市 の 防 犯 及 び 犯 罪 被 害 者 等 支 援 施 策 の 基 本 となる 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 基 本 計 画 の 策 定 について 別 紙 のとおり 報 告 いたします 3

別 紙 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 推 進 審 議 会 報 告 書 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 推 進 審 議 会 は 平 成 22 年 8 月 に 委 嘱 を 受 けた6 名 の 委 員 で 構 成 し 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 基 本 計 画 の 策 定 について 審 議 しました 静 岡 市 においては 市 の 防 犯 及 び 犯 罪 被 害 者 等 支 援 施 策 を 体 系 化 した 静 岡 市 防 犯 まちづくり 推 進 計 画 が 平 成 21 年 6 月 に 策 定 され 推 進 しているところであります 静 岡 市 防 犯 まちづくり 推 進 計 画 を 策 定 した 時 点 と 現 時 点 を 比 べると 犯 罪 情 勢 においては 大 きな 変 化 は 見 受 けられず また 推 進 計 画 の 内 容 が 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いま ちづくり 条 例 を 基 に 取 り 組 むべき 事 項 と 範 囲 を 同 じくすることから 現 在 の 静 岡 市 防 犯 まちづくり 推 進 計 画 を 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 基 本 計 画 として 策 定 することを 提 言 いたします なお それぞれの 施 策 の 実 施 においては 下 記 内 容 について 取 り 組 むよう 審 議 会 一 同 の 総 意 として 強 く 要 望 い たします 記 1 市 民 一 人 一 人 に 防 犯 意 識 を 浸 透 させるための 啓 発 活 動 について 取 り 組 むこと 2 重 点 事 項 としている 自 転 車 盗 難 については 市 内 の 犯 罪 認 知 件 数 の4 分 の1を 占 めている 状 況 を 鑑 み その 対 策 について 取 り 組 むこと 3 万 引 きは 自 転 車 盗 難 と 同 じく 動 機 が 単 純 で 犯 行 が 容 易 であり 初 めて 犯 罪 に 手 を 染 める 時 に 犯 しやすいことか ら 初 発 型 犯 罪 と 呼 ばれ これらの 犯 罪 から 悪 質 な 犯 罪 にエスカレートするケースが 多 いため その 発 生 を 防 ぐこと が 今 後 の 犯 罪 発 生 の 抑 止 につながるという 認 識 のもと 対 策 について 取 り 組 むこと 4 犯 罪 被 害 者 等 支 援 について 市 民 全 体 で 被 害 者 等 をあたたかく 支 える 地 域 社 会 づくりを 推 進 すること 5 市 の 各 種 窓 口 の 間 や 警 察 支 援 団 体 等 の 関 係 機 関 との 連 携 を 強 化 することにより 犯 罪 被 害 者 等 が 生 活 全 般 にわたる 支 援 を 途 切 れなく 円 滑 に 受 けられるよう 努 めること 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 推 進 審 議 会 委 員 氏 名 所 属 1 佐 々 木 光 郎 静 岡 英 和 学 院 大 学 教 授 ( 会 長 ) 2 加 藤 光 良 常 葉 学 園 大 学 短 期 大 学 部 教 授 ( 副 会 長 ) 3 加 藤 弘 史 NPO 法 人 静 岡 県 防 犯 アドバイザー 協 会 理 事 4 鳥 居 光 子 NPO 法 人 静 岡 県 犯 罪 被 害 者 支 援 センター 相 談 員 ( 平 成 22 年 8 月 ~ 平 成 22 年 12 月 ) 望 月 一 代 NPO 法 人 静 岡 県 犯 罪 被 害 者 支 援 センター 相 談 員 ( 平 成 23 年 3 月 ~) 5 天 野 早 苗 公 募 委 員 6 山 本 和 生 公 募 委 員 4

第 1 章 計 画 策 定 の 背 景 1 国 県 の 動 向 国 においては 都 市 再 生 本 部 ( 本 部 長 内 閣 総 理 大 臣 国 家 公 安 委 員 会 委 員 長 は 本 部 員 )の 決 定 に 基 づき 内 閣 官 房 都 市 再 生 本 部 事 務 局 警 察 庁 文 部 科 学 省 及 び 国 土 交 通 省 を 構 成 員 とする 防 犯 まちづくり 関 係 省 庁 協 議 会 を 平 成 14 年 11 月 26 日 に 発 足 させ 東 大 阪 市 島 之 内 地 区 等 6 地 区 をモデル 地 区 に 設 定 して 防 犯 まちづくりのあり 方 等 について 調 査 検 討 を 行 いました 同 協 議 会 は 検 討 結 果 を 整 理 し 平 成 15 年 7 月 24 日 に 防 犯 まちづくりの 推 進 について として 取 りまとめました 以 後 各 省 庁 において 全 国 に 成 果 が 紹 介 され 防 犯 まちづくりが 普 及 することになりました 静 岡 県 では 平 成 16 年 4 月 1 日 に 静 岡 県 防 犯 まちづくり 条 例 が 施 行 され 学 校 等 の 施 設 内 における 児 童 等 の 安 全 確 保 のための 措 置 や 犯 罪 防 止 に 配 慮 した 道 路 店 舗 等 とするための 指 針 などが 示 されました また 同 年 から 地 域 防 犯 活 動 補 助 事 業 が 始 まり 地 域 防 犯 活 動 を 行 う 地 区 安 全 会 議 の 数 も 増 加 しています 県 内 では 平 成 22 年 7 月 末 ま でに 214 団 体 が 発 足 しています また 犯 罪 被 害 者 等 ( 犯 罪 に 遭 われた 方 とその 家 族 遺 族 の 方 )の 支 援 については 平 成 17 年 4 月 1 日 に 犯 罪 被 害 者 等 基 本 法 が 施 行 され 同 年 12 月 には 基 本 計 画 が 策 定 さ れて 各 種 施 策 が 強 力 に 推 進 されており 本 年 は 計 画 の 見 直 しが 順 次 なされています また 静 岡 県 においても 平 成 18 年 10 月 12 日 に 犯 罪 被 害 者 支 援 窓 口 が 開 設 されました 2 各 自 治 体 の 状 況 政 令 指 定 都 市 の 状 況 を 見 ると 19 都 市 中 13 都 市 が 既 に 市 条 例 を 制 定 し 防 犯 まちづ くりに 取 り 組 んでいます また 横 浜 市 川 崎 市 千 葉 市 福 岡 市 の4 都 市 については 市 条 例 こそ 制 定 していませんが 基 本 計 画 又 は 推 進 計 画 を 策 定 し 防 犯 まちづくりのた 5

めの 施 策 を 推 進 しています ( 資 料 1) 県 内 においては 35 自 治 体 中 市 又 は 町 条 例 を 制 定 した 自 治 体 が 23 市 町 あり 半 数 を 超 えています ( 資 料 2) 犯 罪 被 害 者 等 の 支 援 については 政 令 指 定 都 市 のうち 犯 罪 被 害 者 支 援 窓 口 を 開 設 して いるのは 本 市 のほか 12 都 市 ですが 開 設 に 向 けて 準 備 を 進 めている 都 市 もあり さら に 増 える 傾 向 にあります 平 成 24 年 12 月 現 在 の 状 況 政 令 指 定 都 市 20 都 市 中 14 都 市 が 市 条 例 県 内 35 自 治 体 中 31 市 町 が 市 又 は 町 条 例 を 制 定 政 令 指 定 都 市 20 都 市 中 20 都 市 が 犯 罪 被 害 者 等 総 合 的 相 談 窓 口 を 所 管 資 料 1 政 令 指 定 都 市 の 条 例 制 定 状 況 ( 平 成 22 年 7 月 末 現 在 の 状 況 ) No. 都 市 名 条 例 の 有 無 条 例 又 は 計 画 の 名 称 1 札 幌 市 あり 札 幌 市 犯 罪 のない 安 全 で 安 心 なまちづくり 等 に 関 する 条 例 2 仙 台 市 あり 仙 台 市 安 全 安 心 街 づくり 条 例 3 さいたま 市 あり さいたま 市 防 犯 のまちづくり 推 進 条 例 4 千 葉 市 なし 千 葉 市 地 域 防 犯 計 画 5 横 浜 市 なし よこはま 安 全 安 心 プラン 6 川 崎 市 なし 川 崎 市 安 全 安 心 まちづくり 基 本 方 針 推 進 計 画 7 相 模 原 市 なし なし(H17 さがみはら 安 全 安 心 まちづくり 宣 言 を 実 施 ) 8 新 潟 市 あり 新 潟 市 犯 罪 のない 安 心 安 全 なまちづくり 条 例 9 静 岡 市 あり 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 条 例 10 浜 松 市 あり 浜 松 市 犯 罪 のない 安 全 で 安 心 なまちづくり 条 例 11 名 古 屋 市 あり 安 心 安 全 で 快 適 なまちづくりなごや 条 例 12 京 都 市 あり 京 都 市 生 活 安 全 条 例 13 大 阪 市 あり 大 阪 市 安 全 なまちづくり 条 例 14 堺 市 あり 堺 市 民 の 安 全 の 推 進 に 関 する 条 例 15 神 戸 市 あり 神 戸 市 民 の 安 全 の 推 進 に 関 する 条 例 16 岡 山 市 あり 岡 山 市 安 全 安 心 まちづくり 条 例 17 広 島 市 あり 広 島 市 安 全 なまちづくり 推 進 条 例 18 北 九 州 市 なし ( 検 討 中 ) 19 福 岡 市 なし 犯 罪 のない 安 全 で 住 みよいまちづくりプラン 6

資 料 2 県 内 市 町 安 全 条 例 制 定 状 況 平 成 22 年 4 月 現 在 生 活 安 全 部 生 活 安 全 企 画 課 番 警 察 署 条 例 名 施 行 年 月 日 指 針 行 動 計 画 協 議 会 1 熱 海 熱 海 市 市 民 安 全 条 例 平 成 7 年 7 月 10 日 無 無 有 2 御 殿 場 小 山 町 生 活 安 全 のまちづくり 条 例 平 成 14 年 6 月 20 日 無 無 有 3 下 田 東 伊 豆 町 町 民 安 全 条 例 平 成 15 年 3 月 13 日 無 無 有 4 三 島 函 南 町 生 活 安 全 条 例 平 成 15 年 9 月 16 日 無 無 有 5 富 士 富 士 市 生 活 安 全 条 例 平 成 15 年 11 月 1 日 無 無 有 6 富 士 宮 富 士 宮 市 防 犯 まちづくり 条 例 平 成 16 年 4 月 1 日 無 有 有 7 大 仁 伊 豆 市 生 活 安 全 条 例 平 成 16 年 4 月 1 日 無 無 無 8 松 崎 松 崎 町 町 民 生 活 安 全 条 例 平 成 18 年 4 月 1 日 無 無 有 9 松 崎 西 伊 豆 町 生 活 安 全 条 例 平 成 18 年 4 月 1 日 無 無 無 10 新 居 湖 西 市 防 犯 まちづくり 条 例 平 成 18 年 4 月 1 日 無 無 無 11 御 殿 場 御 殿 場 市 防 犯 まちづくり 条 例 平 成 18 年 4 月 1 日 無 無 無 12 大 仁 伊 豆 の 国 市 安 全 で 安 心 なまちづくり 条 例 平 成 18 年 12 月 26 日 無 有 有 13 牧 之 原 牧 之 原 市 防 犯 及 び 交 通 安 全 に 関 する 条 例 平 成 19 年 4 月 1 日 無 無 有 14 牧 之 原 吉 田 町 防 犯 まちづくり 条 例 平 成 19 年 4 月 1 日 無 無 有 15 伊 東 伊 東 市 生 活 安 全 条 例 平 成 20 年 4 月 1 日 無 無 有 16 下 田 河 津 町 生 活 安 全 条 例 平 成 20 年 4 月 1 日 無 無 無 17 下 田 南 伊 豆 町 町 民 生 活 安 全 条 例 平 成 20 年 4 月 1 日 無 無 無 18 掛 川 掛 川 市 生 活 安 全 条 例 平 成 20 年 4 月 1 日 無 無 有 19 藤 枝 藤 枝 市 防 犯 まちづくり 条 例 平 成 21 年 4 月 1 日 無 無 無 20 浜 松 5 署 浜 松 市 犯 罪 のない 安 全 で 安 心 なまちづくり 条 例 平 成 22 年 1 月 1 日 無 無 無 21 静 岡 3 署 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 条 例 平 成 22 年 4 月 1 日 無 有 無 22 菊 川 菊 川 市 防 犯 まちづくり 条 例 平 成 22 年 4 月 1 日 無 無 無 23 菊 川 御 前 崎 市 防 犯 まちづくり 条 例 平 成 22 年 4 月 1 日 無 無 無 静 岡 県 35 自 治 体 制 定 市 町 23 市 町 (15 市 8 町 ) 制 定 率 65.7% ( 全 国 平 均 81.9%) 条 例 制 定 済 み 7

3 犯 罪 状 況 ~ 刑 法 犯 認 知 件 数 (1) 全 国 の 状 況 ~ 依 然 として 高 い 水 準 の 認 知 件 数 あの 手 この 手 の 振 り 込 め 詐 欺 全 国 の 刑 法 犯 認 知 件 数 は 平 成 14 年 まで 増 加 していましたが その 後 は 毎 年 減 尐 が 続 き 平 成 21 年 は 1,703,044 件 と 平 成 14 年 比 1,150,695 件 減 マイナス 40.3 パ ーセントとなりました しかしながら 戦 後 最 低 だった 昭 和 48 年 と 比 較 すれば 1.4 倍 の 件 数 であり 依 然 として 高 い 水 準 であることに 変 わりありません ( 資 料 3) 平 成 15 年 頃 からは 全 国 的 に 振 り 込 め 詐 欺 の 被 害 が 目 立 ち 始 め オレオレ 詐 欺 架 空 請 求 詐 欺 融 資 保 証 金 詐 欺 還 付 金 詐 欺 と 次 々と 新 しい 手 口 の 詐 欺 が 発 生 しています 平 成 21 年 における 振 り 込 め 詐 欺 の 認 知 件 数 は 7,340 件 と 前 年 に 比 べ 大 幅 に 減 尐 し た 一 方 検 挙 件 数 5,669 件 検 挙 人 員 955 人 と 大 幅 に 増 加 しています しかしながら 被 害 額 は 減 尐 しているものの 95 億 7912 万 2058 円 と 依 然 として 深 刻 な 状 況 です ( 資 料 4) 振 り 込 め 詐 欺 は 組 織 的 な 犯 罪 であることが 多 く 架 空 名 義 他 人 名 義 の 銀 行 口 座 や 携 帯 電 話 といった 匿 名 性 の 高 い 犯 行 ツールを 悪 用 することが 多 いことから 実 行 犯 の 検 挙 に 至 った 場 合 でも 詐 欺 グループの 実 態 がつかめないため 主 犯 格 の 検 挙 にまで 至 ることが 困 難 な 状 況 です 警 察 や 金 融 機 関 が 金 融 機 関 窓 口 やATMでの 警 戒 を 強 化 したことにより 郵 便 局 のエクスパックで 直 接 現 金 を 送 金 させる 手 口 や 犯 人 が 被 害 者 宅 に 直 接 現 金 を 受 け 取 りに 来 る 意 表 をついた 大 胆 な 手 口 の 詐 欺 も 依 然 として 発 生 しています 詐 欺 グループ は 今 後 もあの 手 この 手 で 犯 行 を 企 ててくるものと 考 えられます 郵 便 局 のエクスパック 封 筒 の 販 売 は 平 成 22 年 3 月 31 日 をもって 終 了 しています 8

昭 21 昭 24 昭 27 昭 30 昭 33 昭 36 昭 39 昭 42 昭 45 昭 48 昭 51 昭 54 昭 57 昭 60 昭 63 平 3 平 6 平 9 平 12 平 15 平 18 平 21 資 料 3 3,000,000 2,853,739 80.0% 2,500,000 70.0% 60.0% 2,000,000 1,500,000 1,000,000 1,190,549 50.0% 1,703,044 40.0% 32.0% 30.0% 認 知 件 数 ( 件 ) 検 挙 件 数 ( 件 ) 検 挙 人 員 ( 人 ) 検 挙 率 500,000 19.8% 20.0% 544,699 10.0% 0 0.0% 資 料 4 犯 罪 白 書 より 作 成 被 害 総 額 の 単 位 は 円 振 り 込 め 詐 欺 ( 恐 喝 )の 認 知 検 挙 状 況 等 について 平 成 16 年 平 成 17 年 平 成 18 年 平 成 19 年 平 成 20 年 平 成 21 年 認 知 件 数 25,667 21,612 19,020 17,930 20,481 7,340 内 既 遂 20,194 19,804 18,662 17,671 20,124 7,156 被 害 総 額 ( 既 遂 のみ) 28,378,657,974 2,515,667,404 25,493,300,973 25,142,421,788 27,594,389,498 9,579,122,058 検 挙 件 数 1,305 2,539 2,974 3,079 4,400 5,669 検 挙 率 6.5% 12.8% 15.9% 17.4% 21.9% 79.2% ( 注 )いわゆる オレオレ 詐 欺 ( 恐 喝 ) 事 件 架 空 請 求 詐 欺 ( 恐 喝 ) 事 件 融 資 保 証 金 詐 欺 ( 恐 喝 ) 事 件 及 び 還 付 金 詐 欺 事 件 を 総 称 し た ( 注 ) 平 成 16 年 及 び17 年 の 振 り 込 め 詐 欺 ( 恐 喝 )の 認 知 検 挙 状 況 については いわゆる オレオレ 詐 欺 ( 恐 喝 ) 事 件 架 空 請 求 詐 欺 ( 恐 喝 ) 事 件 及 び 融 資 保 証 金 詐 欺 事 件 の3 類 型 を 合 計 したもの ( 注 ) 平 成 18 年 以 降 の 振 り 込 め 詐 欺 ( 恐 喝 ) の 認 知 検 挙 状 況 については いわゆる オレオレ 詐 欺 ( 恐 喝 ) 事 件 架 空 請 求 詐 欺 ( 恐 喝 ) 事 件 架 空 請 求 詐 欺 ( 恐 喝 ) 事 件 融 資 保 証 金 詐 欺 事 件 及 び 還 付 金 詐 欺 事 件 を 総 称 したものをいう ( 注 ) 数 値 は 各 都 道 府 県 警 察 からの 報 告 を 集 計 した 暫 定 値 (2) 県 内 の 犯 罪 状 況 ~ 県 内 の 振 り 込 め 詐 欺 被 害 額 はなんと2 億 県 内 の 刑 法 犯 認 知 状 況 も 全 国 と 同 様 の 傾 向 を 見 せ 戦 後 最 悪 を 記 録 した 平 成 14 年 の 63,008 件 から 平 成 21 年 は 41,069 件 と 約 35 パーセントとなり 減 尐 傾 向 が 続 いて います ( 資 料 5) しかし 平 成 21 年 の 県 内 の 重 要 犯 罪 認 知 件 数 は 444 件 で 前 年 と 比 べて 19 件 4.2 パ ーセント 増 加 しましたが そのうち 強 制 わいせつの 認 知 件 数 が 195 件 で 前 年 比 15 件 増 加 次 いで 強 盗 が 115 件 で 前 年 比 12 件 増 加 しており 重 要 犯 罪 の 認 知 件 数 を 押 し 上 げ る 大 きな 要 因 となっています 重 要 窃 盗 犯 認 知 状 況 は 4,143 件 で 前 年 比 227 件 5.2 パーセント 減 尐 しました ( 資 9

料 6) 振 り 込 め 詐 欺 の 認 知 件 数 は 213 件 で 前 年 比 280 件 56.8 パーセント 減 尐 しました が 被 害 額 は 未 だに 2 億 2300 万 円 を 超 えている 状 況 です ( 資 料 7) 資 料 5 静 岡 県 の 刑 法 犯 認 知 状 況 の 推 移 資 料 6 静 岡 県 内 主 要 刑 法 犯 の 状 況 年 次 平 成 21 年 罪 種 別 刑 法 犯 総 数 小 計 殺 人 重 強 盗 要 放 火 犯 強 姦 罪 略 取 誘 拐 強 制 わいせつ 重 要 窃 盗 犯 侵 入 平 成 20 年 認 知 件 数 検 挙 件 数 認 知 件 数 検 挙 件 数 41,069 14,453 42,946 14,228 444 268 425 247 30 31 32 28 115 70 103 71 61 33 70 57 36 27 34 22 7 7 6 5 195 100 180 64 4,143 1,837 4,370 2,411 小 計 空 き 巣 1,395 622 1,638 461 忍 び 込 み 497 55 476 236 その 他 侵 入 盗 1,561 582 1,591 1,410 盗 自 動 車 盗 436 450 417 217 ひったくり 201 69 173 67 すり 53 59 75 20 その 他 36,482 12,348 38,151 11,570 平 成 21 年 中 静 岡 市 内 の 犯 罪 概 況 より 作 成 10

資 料 7 県 内 の 振 り 込 め 詐 欺 被 害 状 況 県 内 うち 静 岡 市 内 認 知 件 数 被 害 額 ( 円 ) 認 知 件 数 被 害 額 ( 円 ) 平 成 16 年 659 733,544,237 134 162,517,625 平 成 17 年 688 783,646,615 184 206,947,240 平 成 18 年 573 720,438,042 165 194,720,287 平 成 19 年 496 812,711,605 108 156,139,223 平 成 20 年 493 626,099,348 106 154,721,491 平 成 21 年 213 223,003,379 41 36,899,550 資 料 5~7 静 岡 市 内 の 犯 罪 概 況 より 作 成 (3) 市 内 の 犯 罪 状 況 ~ 自 転 車 盗 と 振 り 込 め 詐 欺 の 被 害 が 突 出 市 内 の 刑 法 犯 認 知 件 数 は 平 成 12 年 の 13,392 件 をピークに 減 尐 が 続 いています ( 資 料 8) 市 内 は 静 岡 中 央 警 察 署 静 岡 南 警 察 署 清 水 警 察 署 の3 署 で 管 轄 しており( 平 成 20 年 3 月 までは 旧 蒲 原 町 について 蒲 原 署 が 管 轄 ) 刑 法 犯 認 知 件 数 は 静 岡 中 央 警 察 署 が 県 下 4 位 清 水 警 察 署 が6 位 静 岡 南 警 察 署 が7 位 と 上 位 に 入 っています 各 警 察 署 とも 窃 盗 犯 の 占 める 割 合 が 圧 倒 的 に 高 く 次 いで 粗 暴 犯 知 能 犯 の 順 に 高 くなっています ( 資 料 9) 平 成 21 年 の 窃 盗 犯 認 知 状 況 をみると 自 転 車 盗 が 2,242 件 発 生 し 窃 盗 犯 全 体 の 36.6 パーセントを 占 め 他 の 罪 種 に 比 べて 突 出 して 多 くなっています ( 資 料 10) 静 岡 市 は 自 転 車 を 利 用 する 人 が 多 く 盗 難 件 数 も 比 例 して 多 くなっていますが 施 錠 の 確 認 またツーロックを 励 行 することにより 被 害 を 減 尐 させることができるは ずです 平 成 21 年 の 刑 法 犯 尐 年 検 挙 人 員 は 416 人 で 昨 年 より 44 人 減 尐 しています 罪 種 別 でみると 窃 盗 が 255 人 で 全 体 の 61.3 パーセントを 占 めています また 検 挙 され た 尐 年 を 学 職 別 でみると 中 高 生 だけで 278 人 と 全 体 の 66.8 パーセントを 占 めています 11

( 資 料 11) また 近 年 児 童 虐 待 が 社 会 問 題 化 していますが 本 市 では 政 令 指 定 都 市 になった 平 成 17 年 度 に 静 岡 市 児 童 相 談 所 を 開 所 し 様 々な 児 童 相 談 を 受 け 付 けています 児 童 虐 待 については 相 談 件 数 が 17 年 度 から 18 年 度 にかけて 倍 増 したあと 平 成 20 年 度 までほぼ 横 ばいでしたが 平 成 21 年 度 は 前 年 比 1.3 倍 以 上 増 加 しており 特 に 性 的 虐 待 と 心 理 的 虐 待 が 倍 増 しています ( 資 料 12) ドメスティックバイオレンス(DV)についても 社 会 問 題 となっており 夫 婦 間 だ けでなく 恋 人 間 でもデートDVという 形 で 被 害 が 表 面 化 しています DVの 内 容 に は 身 体 的 暴 力 だけでなく 経 済 的 暴 力 や 精 神 的 暴 力 があり 本 市 の 各 福 祉 事 務 所 に 寄 せられる 相 談 件 数 は 平 成 18 年 度 から 急 増 しました ( 資 料 13) 資 料 8 静 岡 市 の 犯 罪 認 知 状 況 の 推 移 静 岡 市 の 犯 罪 概 況 より 作 成 12

資 料 9 13

資 料 10 14

資 料 11 静 岡 市 内 の 少 年 犯 罪 ( 刑 法 犯 )の 状 況 資 料 9~11 平 成 21 年 中 静 岡 市 内 の 犯 罪 概 況 より 15

資 料 12 静 岡 市 児 童 相 談 所 における 児 童 虐 待 相 談 の 内 訳 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 身 体 的 虐 待 53 52 80 80 81 性 的 虐 待 5 6 6 6 16 心 理 的 虐 待 12 53 49 49 98 ネ グ レ ク ト 27 92 75 75 84 合 計 97 203 210 210 279 静 岡 市 児 童 相 談 所 作 成 資 料 より 資 料 13 市 内 児 童 虐 待 相 談 の 処 理 件 数 ( 静 岡 市 児 童 相 談 所 の 相 談 件 数 も 含 む) 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 助 言 指 導 及 び 施 設 へ の 移 送 等 の 処 理 件 数 362 551 540 396 438 う ち D V 相 談 件 数 159 256 268 189 251 静 岡 市 の 福 祉 より 作 成 4 これまでの 静 岡 市 における 犯 罪 等 に 強 いまちづくりへの 取 組 (1) 防 犯 協 会 の 取 組 静 岡 市 には 現 在 静 岡 中 央 防 犯 協 会 静 岡 南 防 犯 協 会 清 水 警 察 署 管 内 防 犯 協 会 連 合 会 ( 現 清 水 防 犯 協 会 )の3つの 防 犯 協 会 が 組 織 されています 防 犯 協 会 は 警 察 署 単 位 で 組 織 され 関 係 機 関 団 体 と 緊 密 に 連 携 して 防 犯 体 制 の 強 化 と 防 犯 意 識 の 高 揚 を 図 ることにより 犯 罪 のない 安 全 安 心 なまちづくりに 努 め ています 主 な 活 動 状 況 は 街 頭 犯 罪 抑 止 のための 活 動 例 えば 青 色 回 転 灯 装 備 車 両 によるパ トロール 職 場 防 犯 管 理 協 会 への 事 務 所 荒 らしの 広 報 高 齢 者 への 防 犯 対 策 として 悪 質 商 法 振 り 込 め 詐 欺 防 止 の 啓 発 活 動 自 主 防 犯 活 動 の 推 進 など 防 犯 意 識 の 高 揚 を 図 っています 具 体 的 には 犯 罪 多 発 地 域 での 意 識 高 揚 啓 発 看 板 の 設 置 公 園 等 非 行 尐 年 たちが 多 く 寄 り 集 まっている 場 所 へのパトロール 活 動 等 を 実 施 しています 16

(2) 地 域 の 取 組 地 域 での 取 組 として 静 岡 市 地 域 防 犯 活 動 事 業 補 助 制 度 などを 活 用 して 組 織 された 地 区 安 全 会 議 により 自 主 的 な 防 犯 活 動 が 行 われています 地 区 安 全 会 議 は 安 全 安 心 なまちづくりを 推 進 するため 地 域 の 安 全 は 地 域 で 守 る という 意 識 の 下 地 域 をあげて 取 り 組 む 自 主 防 犯 活 動 を 行 う 団 体 です 中 学 校 区 程 度 の 範 囲 を 基 本 として 複 数 の 自 治 会 町 内 会 等 による 自 主 防 犯 パトロール 活 動 の 実 施 のぼり 旗 の 設 置 など 地 域 ぐるみで 活 動 しており 市 内 に 26 団 体 あります 静 岡 市 は 平 成 16 年 度 から 県 の 補 助 事 業 に 基 づき 地 区 安 全 会 議 の 立 上 げに 要 す る 費 用 の 一 部 を 助 成 してきました 平 成 21 年 度 からは 市 の 単 独 事 業 として 平 成 21 年 度 までに 市 内 24 地 区 おいて 地 区 安 全 会 議 の 立 ち 上 げに 補 助 を 実 施 してきました (3) 子 ども 達 を 守 るための 取 組 学 校 関 係 においては 地 域 ぐるみの 学 校 安 全 体 制 整 備 推 進 事 業 として スクールガ ードによる 学 校 巡 回 指 導 を 実 施 し 登 下 校 時 の 安 全 確 保 学 校 内 外 での 防 犯 上 の 点 検 指 導 等 を 実 施 しています その 他 学 校 ボランティアの 養 成 研 修 も 行 っています 市 立 の 幼 稚 園 から 高 等 学 校 までの 学 校 等 については 市 内 各 警 察 署 と 連 携 して 登 録 していただいた 保 護 者 や 地 域 住 民 へ 携 帯 電 話 等 を 利 用 し 不 審 者 情 報 防 犯 情 報 等 をメール 配 信 システムにより 迅 速 に 提 供 しています また 不 審 者 対 策 として 各 学 校 にさすまたやネットランチャー 等 の 資 機 材 を 配 備 し 警 察 や 防 犯 協 会 と 協 力 し 不 審 者 対 応 訓 練 を 受 講 しています 保 護 者 が 共 働 き 等 で 帰 宅 が 遅 い 児 童 を 対 象 にした 放 課 後 児 童 クラブ 活 動 においては 不 審 者 等 の 緊 急 時 の 対 応 として 放 課 後 児 童 緊 急 通 報 システムを 導 入 しているところ もあります これは 近 隣 の 店 舗 や 個 人 などの 協 力 者 に 緊 急 通 報 が 届 くもので 迅 速 な 対 応 ができるよう 備 えているものです 17

また 青 尐 年 の 非 行 防 止 健 全 育 成 事 業 として 静 岡 市 青 尐 年 育 成 センターが 地 域 学 校 警 察 等 と 連 携 し 街 頭 補 導 活 動 を 実 施 しています (4) 自 主 防 犯 パトロール 活 動 の 実 施 先 に 述 べた 地 域 が 行 う 自 主 防 犯 パトロール 活 動 やスクールガードによる 巡 回 のほか にも 地 域 住 民 や 警 察 と 合 同 で 防 犯 環 境 整 備 の 観 点 から 行 っている 公 園 内 夜 間 パトロ ール 平 成 17 年 度 に 清 水 区 魅 力 づくり 事 業 として 実 施 した 学 校 安 全 パトロール 隊 があ ります 市 職 員 もまた 青 色 回 転 灯 パトロールを 実 施 しています これは 市 公 用 車 に 青 色 回 転 灯 を 装 備 し 警 察 の 講 習 でパトロール 実 施 者 証 の 交 付 を 受 けた 市 職 員 により 業 務 終 了 後 の 帰 庁 時 などを 利 用 して 自 主 防 犯 パトロール 活 動 を 行 うものです 静 岡 市 内 に は 237 台 ( 平 成 21 年 度 末 )の 青 色 回 転 灯 装 備 車 両 が 登 録 されていますが そのうち 市 公 用 車 は 45 台 パトロール 実 施 者 証 を 所 持 している 市 職 員 は 154 人 となっています (5) 犯 罪 被 害 者 等 支 援 のための 取 組 犯 罪 被 害 者 等 の 支 援 については 平 成 20 年 度 市 役 所 内 に 犯 罪 被 害 者 支 援 のための 総 合 案 内 窓 口 を 設 置 し 関 係 機 関 からの 引 き 継 ぎ 専 門 的 な 相 談 機 関 への 紹 介 や 取 次 ぎを 行 っています 犯 罪 被 害 者 等 について 理 解 を 深 めるために NPO 法 人 静 岡 犯 罪 被 害 者 支 援 センタ ーや 県 警 と 協 働 連 携 し 市 民 を 対 象 としたパンフレットの 配 布 や 市 庁 舎 におけるパ ネル 展 の 開 催 など 啓 発 活 動 を 行 うとともに 被 害 者 の 遺 族 などを 講 師 としてお 招 き して 被 害 者 講 演 会 を 実 施 します 犯 罪 被 害 者 等 の 状 況 や 心 情 を 理 解 し 正 しい 知 識 を 身 につけることは 支 援 のための 第 一 歩 です 18

(6)その 他 の 取 組 防 犯 施 策 事 業 については 防 犯 灯 設 置 補 助 事 業 があり 夜 間 の 街 頭 犯 罪 防 止 を 図 っ ています 商 店 街 環 境 整 備 事 業 においては 商 店 街 が 活 性 化 するための 支 援 を 行 っており 防 犯 カメラ 等 を 設 置 した 場 合 も 補 助 を 実 施 しています さらに 暴 力 追 放 推 進 協 議 会 補 助 金 事 業 において 静 岡 市 暴 力 追 放 推 進 協 議 会 に 補 助 金 を 交 付 することで 活 動 を 支 援 しています 同 協 議 会 では 暴 力 団 の 不 当 要 求 及 び 暴 力 団 組 織 を 背 景 とする 犯 罪 から 市 民 を 守 り 安 全 で 安 心 に 暮 らすことができるまちを 実 現 するため 警 察 署 地 域 や 職 域 の 各 暴 力 追 放 組 織 関 係 団 体 等 の 連 携 を 密 にした 運 動 を 展 開 しています 19

5 市 政 モニターアンケートの 結 果 平 成 20 年 9 月 19 日 から 平 成 20 年 9 月 26 日 までの 8 日 間 市 政 アンケートモニター に 対 しアンケート 調 査 を 実 施 しました 市 政 アンケートモニターは 市 内 在 住 の 成 人 で 男 女 年 齢 層 居 住 地 区 のバランスは 偏 りがないよう 配 慮 されています 調 査 対 象 100 人 のうち 96 人 から 回 答 を 得 ました ( 回 答 率 96 パーセント) 平 成 17 年 にも 防 犯 まちづくりアンケートを 行 いましたが 前 回 は 住 民 基 本 台 帳 から 無 作 為 抽 出 した 750 人 を 対 象 に 実 施 し 331 人 から 回 答 を 得 ました ( 回 答 率 44 パーセント) 調 査 対 象 条 件 及 び 設 問 内 容 が 異 なるため 単 純 な 比 較 はできませんが 同 様 の 設 問 内 容 のものについて 可 能 な 範 囲 で 比 較 をしました 以 下 前 回 との 比 較 を 含 め 今 回 のアンケート 結 果 を 示 します 今 後 必 要 だと 思 う 自 治 会 等 の 活 動 については 高 齢 者 やひとり 暮 らし 世 帯 の 見 守 り 声 かけなど が 一 番 多 く 75 パーセント 次 いで 地 域 での 安 全 確 保 のための 防 犯 活 動 が 69 パーセントを 占 めました 約 7 割 が 地 域 での 防 犯 活 動 の 必 要 を 感 じています お 住 まいの 地 区 の 自 治 会 等 の 活 動 で 今 後 どのような 活 動 が 必 要 だと 思 いますか ( は3つまで) 75 69 % 地 域 において 防 犯 の 効 果 が 上 がると 思 う 具 体 的 な 活 動 については 通 学 路 での 見 守 り 20

活 動 地 域 における 日 頃 のコミュニケーション 及 び 防 犯 パトロール 活 動 がそれ ぞれ6 割 以 上 を 占 めました 地 域 における 防 犯 活 動 についてお 伺 いします 防 犯 の 効 果 が 上 がると 思 う 具 体 的 な 活 動 にはどんなものがあると 思 いますか ( はいくつでも) 63 68 65 % 地 域 での 防 犯 活 動 にボランティアで 参 加 することについては 88 パーセントが 賛 成 し ました 地 域 で 防 犯 活 動 を 行 う 場 合 ボ ランティアでの 参 加 についてどう 思 いますか ( はいくつでも) 自 身 で 行 っている 防 犯 対 策 については 前 回 のアンケート 結 果 に 比 べ 施 錠 確 認 をし 21

ている が 47 パーセントから 99 パーセントと 大 きく 伸 び 回 答 者 のほぼ 全 員 が 施 錠 確 認 をしている と 答 えました 施 錠 確 認 のように 比 較 的 手 軽 にできる 防 犯 対 策 が 市 民 に 浸 透 していると 思 われます 一 方 地 域 防 犯 活 動 へ 実 際 にボランティア 参 加 をしている 人 は 前 回 は2パーセント 今 回 は6パーセントでした 徐 々に 地 域 防 犯 活 動 が 活 発 化 してきている 影 響 とみること ができますが 前 問 で 88 パーセントが 参 加 に 賛 成 すると 答 えていることから さらに 多 くの 参 加 が 期 待 できそうです あなた 自 身 の 防 犯 活 動 についてお 伺 いします 具 体 的 な 対 策 として 何 をしていますか ( はいくつでも) 47 9 2 6 16 28 38 94 % 市 が 行 う 防 犯 対 策 として 青 尐 年 の 健 全 育 成 と 犯 罪 の 起 きにくい( 死 角 のない) 都 市 空 間 などの 環 境 整 備 を 望 んだ 人 が それぞれ 約 6 割 ありました 次 に 防 犯 情 報 の 提 供 が 57 パーセント 防 犯 意 識 の 啓 発 が 54 パーセントと 続 きますが これらと 同 等 又 はそれ 以 上 の 割 合 で ハード 面 の 整 備 が 期 待 されているといえます また 自 主 防 犯 活 動 への 支 援 が 39 パーセントを 占 めました 前 回 のアンケート 結 果 と 比 較 すると 環 境 整 備 防 犯 情 報 の 提 供 及 び 自 主 防 犯 活 動 へ の 支 援 を 望 む 人 の 率 が それぞれ 上 がっていることがわかります 22

市 が 行 う 防 犯 対 策 として 何 を 望 みますか ( はいくつでも) 55 58 48 63 36 39 46 57 43 42 54 % 静 岡 市 の 治 安 が 回 復 しているかとの 問 いに 対 しては 感 じている と 回 答 した 人 は 10 パーセントにとどまり 感 じていない 又 は どちらとも 言 えない と 答 えた 人 は 90 パーセントでした 静 岡 市 では 平 成 12 年 をピークに 犯 罪 件 数 が 減 尐 し 続 けているにも かかわらず 市 民 の 体 感 治 安 が 回 復 していない 状 況 にあります 犯 罪 に 対 するあなたの 考 え 方 に ついてお 伺 いします 静 岡 市 では 平 成 12 年 をピーク に 犯 罪 発 生 件 数 は 年 々 減 少 してい ます 静 岡 市 の 治 安 は 回 復 してい ると 感 じていますか ( は1つ) 不 安 に 感 じることは 何 かとの 問 いに 対 しては 子 どもや 高 齢 者 関 係 のない 人 が 犯 罪 に 巻 き 込 まれるような 事 件 及 び 凶 悪 犯 ( 殺 人 強 盗 放 火 など) がそれぞれ6 割 を 超 えており いわゆる 犯 罪 弱 者 が 凶 悪 犯 罪 に 巻 き 込 まれることを 不 安 に 感 じている 人 が 多 いと 思 われます 23

不 安 に 感 じることは 何 ですか ( はいくつでも) % 犯 罪 被 害 者 等 基 本 法 については 知 っている 又 は 聞 いたことがある と 答 えた 人 が 約 6 割 を 占 めました 犯 罪 被 害 者 等 基 本 法 を ご 存 知 ですか ( は1つ) 犯 罪 被 害 者 等 の 状 況 を 広 く 市 民 に 理 解 してもらうための 市 の 取 組 として 期 待 するもの は 学 生 や 生 徒 を 対 象 とした 命 の 大 切 さを 学 ぶための 講 座 の 開 催 が6 割 を 超 えま した また 犯 罪 に 遭 われた 方 やその 家 族 の 方 々をとりまく 権 利 ( 人 権 等 )についての 周 知 が 18 パーセントを 占 めました 24

犯 罪 に 遭 われた 方 やその 家 族 の 方 々を 社 会 全 体 で 支 える 仕 組 みが 求 められています 犯 罪 に 遭 われた 方 やその 家 族 の 方 々の 状 況 などについて 広 く 市 民 に 理 解 してもらうための 市 の 取 組 として 期 待 するものは 何 ですか ( はいくつでも) 65 9 18 4 7 3 % 6 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 向 けての 課 題 (1) 規 範 意 識 の 低 下 防 犯 意 識 の 不 足 犯 罪 被 害 者 等 についての 理 解 不 足 パソコン 携 帯 電 話 ゲーム 機 の 普 及 や 共 働 き 世 帯 の 増 加 などで 家 庭 で 会 話 を 交 わす 機 会 が 減 っています 子 ども 達 は 疎 外 感 を 感 じ コミュニケーションがうまくと れず 公 共 の 場 で 人 の 迷 惑 を 考 えない 行 動 をとるなど 社 会 の 基 本 的 なルールを 守 ら ない 行 動 につながってきています 子 ども 達 の 規 範 意 識 の 低 下 は 大 人 の 責 任 ですが 社 会 的 責 任 が 重 い 立 場 にある 人 の 飲 酒 運 転 が 報 道 されたり 給 食 費 未 払 い 問 題 が 社 会 問 題 化 したりなど 手 本 となる べき 大 人 の 社 会 も 規 範 意 識 が 低 下 しています これでは 子 ども 達 を 健 全 に 育 成 する ことができません また 先 に 述 べたとおり 自 転 車 盗 の 発 生 件 数 が 突 出 していますが 盗 難 に 遭 った 自 転 車 の 多 くは 施 錠 されていませんでした これでは ツーロックの 励 行 が 自 転 車 盗 難 に 有 効 であると 言 われる 中 防 犯 に 関 する 知 識 や 意 識 が 十 分 である とは 言 えません アンケート 結 果 でも 市 の 施 策 として 青 尐 年 の 健 全 育 成 防 犯 情 25

報 の 提 供 防 犯 意 識 の 啓 発 を 望 む 声 は 尐 なくありません 犯 罪 被 害 者 等 についても これまで 十 分 な 理 解 と 支 援 を 受 けることなく 社 会 から 孤 立 してきました 国 が 策 定 した 犯 罪 被 害 者 等 基 本 計 画 に 沿 って 本 市 においても 支 援 を 充 実 させていきますが そのためには まず 犯 罪 被 害 者 等 について 理 解 を 深 め る 必 要 があります 同 時 に 犯 罪 被 害 者 等 について 理 解 することが 犯 罪 を 起 こしてはいけない 起 こ させてはいけないという 規 範 意 識 及 び 防 犯 意 識 の 高 揚 にもつながります (2) 地 域 の 連 帯 意 識 の 希 薄 化 地 域 においても 孤 立 化 無 縁 化 の 傾 向 が 進 み 地 域 への 帰 属 意 識 連 帯 感 の 低 下 が 問 題 となっています アンケート 結 果 でも 自 治 会 等 の 活 動 で 高 齢 者 やひとり 暮 らし 世 帯 の 見 守 りを 行 う 必 要 があるとの 声 や 地 域 における 日 頃 のコミュニケーションにより 防 犯 の 効 果 が 上 がると 思 うとの 声 が 多 数 を 占 めました 近 所 間 の 日 常 的 な 交 流 が 尐 なく 顔 も 分 からない 状 態 では 市 民 の 不 安 は 増 大 する ばかりです 挨 拶 を 交 わしたり 声 を 掛 け 合 ったりと 住 民 同 士 の 結 びつきが 強 い 地 域 には 空 き 巣 などの 犯 罪 者 が 近 づきにくくなり 犯 罪 機 会 を 失 わせることになるの で 地 域 住 民 同 士 の 交 流 を 深 めることが 重 要 です また 地 域 での 連 帯 を 高 めることは 犯 罪 に 遭 われてしまった 住 民 に 対 する 配 慮 に もつながります (3) 不 安 になる 場 所 治 安 に 関 する 世 論 調 査 ( 平 成 18 年 7 月 )によれば 不 安 になる 場 所 として 路 上 を 挙 げた 人 が 60.2 パーセント 次 いで 繁 華 街 が 44.7 パーセント 公 園 が 37.4 26

パーセントであり ひったくりや 痴 漢 などの 街 頭 犯 罪 が 起 きないよう 良 好 な 環 境 を 維 持 する 必 要 があります しかし まちの 構 造 や 施 設 については それぞれ 関 係 法 令 に 基 づき 設 置 されている ものの そのすべてが 防 犯 の 視 点 を 十 分 考 慮 したつくりであるとは 言 いきれない 部 分 があります 高 層 化 集 中 化 する 住 環 境 も 犯 罪 の 機 会 を 与 える 空 間 を 多 く 持 って いると 言 えます 住 環 境 の 変 化 に 伴 い 防 犯 の 視 点 から 整 備 の 必 要 が 生 じる 場 合 もあ るので 常 に 防 犯 への 配 慮 は 欠 かせません アンケート 結 果 からも ハード 面 での 整 備 を 望 む 人 が 約 6 割 ありました 防 犯 に 配 慮 した 施 設 整 備 が 望 まれており 併 せて 危 険 と 思 われる 箇 所 の 防 犯 パトロール 活 動 を 推 進 する 必 要 があります 27

意 識 知 識 理 解 規 範 意 識 の 低 下 防 犯 意 識 の 不 足 犯 罪 被 害 者 等 につ いての 理 解 不 足 犯 罪 等 に 強 いまちづくり のことを 知 る 必 要 があり ます 地 域 の 連 帯 意 識 孤 立 化 無 縁 化 力 を 合 わせ 支 え 合 う 必 要 があります 子 ども 達 や 高 齢 者 が 狙 われる 犯 罪 不 安 になる 場 所 街 灯 のない 場 所 見 通 しの 悪 い 道 路 公 園 暗 い 夜 道 犯 罪 等 に 強 いまちを つくる 必 要 があります 防 犯 についての 配 慮 が 不 足 した 住 宅 28

第 2 章 計 画 策 定 の 考 え 方 1 目 的 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 条 例 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 施 行 ) 第 7 条 に 基 づき 安 心 して 活 動 することができる 安 全 な 地 域 社 会 の 実 現 を 目 指 し 犯 罪 等 に 強 いまちづく りに 関 する 施 策 を 総 合 的 かつ 計 画 的 に 推 進 するため 基 本 方 針 と 施 策 を 明 らかにする 事 を 目 的 として 策 定 するものです 2 基 本 理 念 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 条 例 第 3 条 では 犯 罪 等 に 強 いまちづくり を 市 民 が 犯 罪 等 により 害 を 被 り 又 は 他 人 に 害 を 与 えることなく 平 穏 な 生 活 を 営 むことが できるよう 地 域 社 会 において 犯 罪 等 の 発 生 を 防 ぐ 取 組 ( 防 犯 の 取 組 )と 犯 罪 被 害 者 等 に 対 して その 被 害 を 回 復 し 又 は 軽 減 し 再 び 平 穏 な 生 活 を 営 むことができる よう 支 える 取 組 ( 犯 罪 被 害 者 等 支 援 の 取 組 )が 相 互 に 関 連 し 補 完 し 合 う 関 係 にあると いう 認 識 の 下 これらを 総 合 的 に 推 進 するもの としています その 上 で 誰 もが 犯 罪 等 により 害 を 被 り 又 は 他 人 に 害 を 与 えるおそれがあることを 認 識 し 市 市 民 事 業 者 がそれぞれの 役 割 を 果 たしながら 地 域 社 会 における 規 範 意 識 を 高 め 犯 罪 等 に 強 いまちづくりへの 理 解 を 深 めること 人 と 人 とが 交 流 を 深 め 支 え 合 う 地 域 社 会 の 形 成 を 目 指 すこと 市 民 及 び 事 業 者 の 権 利 を 尊 重 し 地 域 の 特 性 及 び 社 会 の 情 勢 並 びに 対 象 となる 事 案 の 実 情 に 応 じて 取 り 組 むこと を 基 本 として 安 心 して 活 動 することができる 安 全 な 地 域 社 会 の 実 現 を 目 指 すものとします また 犯 罪 等 に 強 いまちづくりは 市 市 民 及 び 事 業 者 が 互 いの 自 主 性 及 び 自 立 性 を 尊 重 しながら 協 働 して 推 進 するものとします 29

静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 基 本 計 画 の 考 え 方 目 的 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 条 例 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 施 行 ) 第 7 条 に 基 づき 安 心 して 活 動 することが できる 安 全 な 地 域 社 会 の 実 現 を 目 指 し 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 関 する 施 策 を 総 合 的 かつ 計 画 的 に 推 進 する ため 基 本 方 針 と 施 策 を 明 らかにする 事 を 目 的 として 策 定 する 基 本 理 念 誰 もが 犯 罪 等 により 害 を 被 り 又 は 他 人 に 害 を 与 えるおそれがあることを 認 識 し 市 市 民 事 業 者 がそれぞれの 役 割 を 果 たしながら 地 域 社 会 における 規 範 意 識 を 高 め 犯 罪 等 に 強 いまちづくりへの 理 解 を 深 めること 人 と 人 とが 交 流 を 深 め 支 え 合 う 地 域 社 会 の 形 成 を 目 指 すこと 市 民 及 び 事 業 者 の 権 利 を 尊 重 し 地 域 の 特 性 及 び 社 会 の 情 勢 並 びに 対 象 となる 事 案 の 実 情 に 応 じて 取 り 組 むこと を 基 本 として 安 心 して 活 動 することができる 安 全 な 地 域 社 会 の 実 現 を 目 指 す 市 の 役 割 市 は 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 関 する 施 策 を 総 合 的 に 実 施 する 市 は 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 関 する 施 策 を 推 進 するため 必 要 な 体 制 を 整 備 するとともに 国 他 の 地 方 公 共 団 体 警 察 その 他 の 関 係 機 関 と 相 互 に 連 携 を 図 る 地 域 社 会 市 民 の 役 割 協 働 事 業 者 の 役 割 密 接 な 連 自 携 らの を 図 規 りながら 範 意 識 協 を 働 高 することにより め 犯 罪 等 に 次 に 掲 げる 事 項 を 基 本 として 推 進 していくものとする 市 内 における 事 業 活 動 において 強 いまちづくりへの 1 一 人 一 人 が 規 範 理 意 解 識 の を 高 深 揚 める を 図 ること よう 2 努 める 青 尐 年 を 健 全 に 育 てる 視 点 を 常 にもつこと 日 3 常 生 お 互 活 いが において 支 え 合 犯 う 罪 地 域 等 社 に 会 強 の い形 成 を 図 ること 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 取 り 組 む とともに 犯 罪 等 に 強 いまちづくり に 関 する 市 の 施 策 に 協 力 するよう 努 まちづくりに 取 り 組 むとともに 犯 める 罪 等 に 強 いまちづくりに 関 する 市 事 業 者 は 地 域 社 会 の 一 員 である の 施 策 に 協 力 するよう 努 める ことを 認 識 し 地 域 における 活 動 に 地 域 における 活 動 に 積 極 的 に 参 積 極 的 に 参 加 し 又 は 協 力 すること 加 し 又 は 協 力 し 互 いの 交 流 を 深 により 犯 罪 等 に 強 いまちづくりの めることにより 犯 罪 等 に 強 いまち 推 進 に 努 める づくりの 推 進 に 努 める 連 携 協 力 警 察 その 他 30 の 関 係 機 関 30

第 3 章 計 画 の 目 標 と 計 画 期 間 1 計 画 の 目 標 本 市 の 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 関 する 施 策 は 平 成 22 年 3 月 に 策 定 した 第 2 次 静 岡 市 における 目 指 すまちの 姿 である 活 発 に 交 流 し 価 値 を 創 り 合 う 自 立 都 市 を 実 現 する ためのまちづくりの 大 綱 安 全 安 心 快 適 に 暮 らせる 自 然 豊 かなまち の 政 策 方 針 快 適 でゆとりと 信 頼 ある 市 民 生 活 の 確 保 に 位 置 づけられています この 計 画 においても 平 成 26 年 度 までの 基 本 構 想 で 示 されている 安 全 で 安 心 して 暮 らすことができる 地 域 社 会 の 実 現 を 目 標 として 実 施 します また その 達 成 度 について は 次 に 示 す 指 標 を 設 け 評 価 していきます 活 動 指 標 現 状 値 平 成 24 年 度 達 成 値 平 成 26 年 度 達 成 値 地 区 安 全 会 議 立 上 げ 補 助 団 体 数 青 色 回 転 灯 防 犯 パトロール 車 登 録 台 数 24 団 体 ( 平 成 21 年 度 ) 253 台 ( 平 成 21 年 度 ) 36 団 体 43 団 体 261 台 269 台 本 市 として 安 全 で 安 心 して 暮 らすことのできる 地 域 社 会 の 実 現 に 向 け 犯 罪 のないま ちづくりに 努 めていきます その 目 標 として 下 記 のように 刑 法 犯 認 知 件 数 が 逓 減 してい くことを 目 指 しています 目 標 現 状 値 平 成 24 年 度 目 標 値 平 成 26 年 度 目 標 値 刑 法 犯 認 知 件 数 8,137 件 ( 平 成 21 年 ) 現 状 値 10% 減 現 状 値 15% 減 31

2 計 画 の 推 進 体 制 の 整 備 計 画 を 推 進 するにあたっては 犯 罪 等 に 強 いまちづくりの 関 係 課 で 構 成 する 庁 内 委 員 会 を 設 置 し 連 携 を 図 り 個 別 の 施 策 を 総 合 的 かつ 計 画 的 に 実 施 します また 新 たな 課 題 が 発 生 した 場 合 には 方 針 を 決 定 し 静 岡 市 の 施 策 の 総 合 調 整 及 び 推 進 を 図 ります 3 計 画 の 点 検 評 価 実 施 状 況 の 公 表 計 画 推 進 のための 取 組 状 況 については 年 度 ごととりまとめ 市 民 に 公 表 します また 施 策 や 事 業 の 実 施 状 況 について 点 検 と 評 価 を 行 い 実 施 状 況 を 検 証 し 以 降 の 事 業 にフィードバックします 4 計 画 期 間 と 見 直 し 又 は 変 更 この 計 画 の 期 間 は 第 2 次 総 合 計 画 の 終 期 である 平 成 26 年 度 までとします また この 計 画 における 目 標 の 中 間 年 である 平 成 24 年 度 に 市 民 をとりまく 社 会 情 勢 の 変 化 に 的 確 に 対 応 し この 計 画 を 効 果 的 に 推 進 するため 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 関 連 施 策 における 事 業 について 必 要 な 見 直 しや 変 更 を 行 います 32

第 4 章 計 画 の 進 捗 状 況 1 平 成 22 年 平 成 23 年 の 犯 罪 状 況 刑 法 犯 の 認 知 状 況 については 全 国 静 岡 県 内 ともに 年 々 減 尐 傾 向 にあります 全 国 における 刑 法 犯 認 知 状 況 は 平 成 21 年 の 1,703,044 件 と 比 較 し 平 成 22 年 は 6.9% 減 の 1,585,856 件 平 成 23 年 は 13.1% 減 の 1,480,765 件 となっています 静 岡 市 内 に おいても 刑 法 犯 認 知 件 数 は 平 成 21 年 の 8,137 件 と 比 較 し 平 成 22 年 は 3.6% 減 の 7,845 件 平 成 23 年 は 10.1% 減 の 7,318 件 と 着 実 に 減 尐 しています ( 資 料 14) この 計 画 では 重 点 的 に 取 り 組 む 事 項 として 振 り 込 め 詐 欺 と 自 転 車 盗 の 二 つの 防 犯 対 策 を 推 進 することとしています 平 成 22 年 平 成 23 年 のこれら 二 つの 犯 罪 状 況 をみますと 市 内 での 振 り 込 め 詐 欺 認 知 件 数 については 平 成 21 年 は 41 件 ( 被 害 額 合 計 36,899,000 円 ) 平 成 22 年 は 29 件 ( 被 害 額 合 計 43,870,000 円 )と 振 り 込 め 詐 欺 対 策 の 効 果 もあり 減 尐 傾 向 にあっ たものが 平 成 23 年 には 45 件 ( 被 害 額 合 計 115,604,000 円 )と 増 加 しており 高 齢 者 を 中 心 に 市 民 の 財 産 が 被 害 にあっている 状 況 にあります ( 資 料 15) 一 方 自 転 車 盗 は 平 成 21 年 は 2,242 件 ( 窃 盗 犯 全 体 の 36.6%) 平 成 22 年 は 2,205 件 ( 窃 盗 犯 全 体 の 37.1%) 平 成 23 年 は 2,036 件 ( 窃 盗 犯 全 体 の 36.5%) 発 生 しており 若 干 減 尐 傾 向 にあるものの いずれの 年 も 窃 盗 犯 の 他 の 手 口 と 比 較 して 突 出 した 数 値 となっています ( 資 料 16 資 料 17) 静 岡 市 の 犯 罪 状 況 については 市 内 全 体 では 減 尐 しているものの 基 本 計 画 を 策 定 した 平 成 21 年 時 と 大 きな 変 化 はないと 認 められます そのため 件 数 の 増 加 した 振 り 込 め 詐 欺 依 然 として 認 知 件 数 の 多 い 自 転 車 盗 への 対 策 をこれまで 同 様 重 点 的 に 取 り 組 む 必 要 があると 考 えられます 33

2 平 成 24 年 度 までの 計 画 の 進 捗 状 況 この 計 画 において 安 全 で 安 心 して 暮 らすことができる 地 域 社 会 の 実 現 を 目 標 に 二 つの 活 動 指 標 を 掲 げ 取 り 組 んできました 一 つ 目 は 地 域 をあげて 自 主 的 な 防 犯 活 動 を 行 う 地 区 安 全 会 議 の 立 ち 上 げ 補 助 団 体 数 を 平 成 24 年 度 までに 36 団 体 とする 達 成 値 を 設 けています 平 成 24 年 度 までの 進 捗 は 34 団 体 という 状 況 です 二 つ 目 は 市 内 の 青 色 回 転 灯 防 犯 パトロール 車 登 録 台 数 を 平 成 24 年 度 までに 261 台 とする 達 成 値 を 設 けています その 進 捗 は 平 成 24 年 度 に 市 公 用 車 65 台 を 青 色 回 転 灯 装 備 車 両 として 登 録 したことにより 331 台 ( 平 成 24 年 12 月 末 現 在 )という 状 況 です また この 計 画 では 刑 法 犯 認 知 件 数 を 平 成 24 年 度 は 平 成 21 年 時 の 10% 減 平 成 26 年 度 は 15% 減 を 目 標 値 とし 犯 罪 のないまちづくりに 努 めていくこととしています が 資 料 14 のとおり 刑 法 犯 認 知 件 数 は 着 実 に 減 尐 しています 3 計 画 の 見 直 し 平 成 24 年 度 に 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 推 進 審 議 会 においてこの 計 画 の 進 捗 状 況 目 標 の 到 達 点 から 計 画 の 見 直 しについて 審 議 を 行 いました この 計 画 の 達 成 値 目 標 値 の 進 捗 状 況 は 概 ね 順 調 であるとの 一 方 で 万 引 き 対 策 犯 罪 被 害 者 等 支 援 に 対 する 取 組 を 強 化 するとの 意 見 がありました 34

資 料 14 刑 法 犯 の 認 知 状 況 の 推 移 単 位 : 件 数 平 成 20 年 平 成 21 年 平 成 22 年 平 成 23 年 全 国 1,818,023 1,703,044 1,585,856 1,480,765 静 岡 県 42,946 41,069 39,451 35,900 静 岡 市 8,435 8,137 7,845 7,318 平 成 23 年 中 静 岡 市 内 の 犯 罪 概 況 より 作 成 資 料 15 振 り 込 め 詐 欺 認 知 状 況 平 成 21 年 平 成 22 年 平 成 23 年 静 岡 市 静 岡 市 静 岡 市 被 害 件 数 被 害 額 千 円 被 害 件 数 被 害 額 千 円 被 害 件 数 被 害 額 千 円 オレオレ 16 17,800 19 28,600 41 113,200 架 空 請 求 15 11,068 6 3,663 2 1,482 融 資 保 証 金 10 8,031 4 11,607 1 432 還 付 金 1 490 計 41 36,899 29 43,870 45 115,604 35

資 料 16 窃 盗 犯 総 数 平 成 21 年 平 成 22 年 平 成 23 年 静 岡 中 央 2,272 2,106 1,971 静 岡 南 1,970 1,914 1,883 清 水 1,874 1,921 1,717 静 岡 市 6,116 5,941 5,571 資 料 17 窃 盗 犯 の 手 口 別 認 知 状 況 区 分 侵 入 盗 乗 り 物 盗 非 侵 入 盗 手 口 平 成 21 年 平 成 22 年 平 成 23 年 静 岡 市 静 岡 市 静 岡 市 空 き 巣 198 177 196 忍 込 み 93 85 52 居 空 き 19 27 11 出 店 荒 し 72 93 72 事 務 所 荒 し 60 91 46 その 他 84 79 118 自 動 車 盗 27 24 31 オートバイ 盗 278 268 212 自 転 車 盗 2,242 2,205 2,036 車 上 ねらい 800 722 618 万 引 き 737 690 729 ひったくり 50 47 29 自 動 販 売 機 ねらい 62 32 25 置 き 引 き 293 328 288 その 他 1,101 1,073 1,108 計 6,116 5,941 5,571 36

第 5 章 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 関 連 施 策 1 施 策 の 方 針 3つの 取 組 ~ る う る ルールを 守 ろう 守 らせよう (1) 犯 罪 等 に 強 いまちづくりのことを 知 ろう 知 る 規 範 意 識 や 犯 罪 等 に 強 いまちづくりへの 意 識 を 高 め 防 犯 に 関 する 知 識 を 身 につけ るための 取 組 や 犯 罪 被 害 者 等 について 理 解 を 深 めるための 取 組 を 推 進 します 広 く 市 民 一 般 を 対 象 とした 広 報 啓 発 活 動 はもちろん 子 ども 達 や 高 齢 者 等 を 対 象 と した 啓 発 活 動 にも 取 り 組 みます (2) 力 を 合 わせ 支 え 合 おう 支 え 合 う 市 民 や 事 業 者 が 地 域 社 会 の 中 で 自 発 的 に 活 動 へ 参 加 又 は 協 力 し 子 ども 達 や 高 齢 者 等 を 支 え 互 いに 支 え 合 うことで 交 流 を 深 め 活 力 あふれる 地 域 社 会 を 形 成 する ための 取 組 を 推 進 します また 関 係 機 関 が 連 携 し 犯 罪 被 害 者 等 に 対 する 必 要 な 支 援 を 行 います (3) 犯 罪 に 負 けないまちをつくろう つくる 犯 罪 者 の 犯 罪 機 会 を 失 わせ 市 民 が 安 全 に 安 心 して 暮 らすことができるまちにする ため 自 主 防 犯 パトロール 活 動 等 を 推 進 します 道 路 公 園 などの 施 設 住 宅 などの 建 物 について 防 犯 に 配 慮 した 整 備 に 取 り 組 み ます 以 上 3つの 取 組 の 知 る 支 え 合 う つくる のそれぞれの 最 後 の 文 字 をとり る う る ルールを 守 ろう 守 らせよう を 基 本 方 針 として 推 進 してい きます 37

規 範 意 識 を 持 ち まずは 大 人 がルールを 守 り そして 子 ども 達 の 健 全 育 成 に 取 り 組 み ルールを 守 らせ また 自 主 防 犯 パトロール 活 動 などの 取 組 により 犯 罪 を 起 こそうとする 者 の 犯 罪 機 会 を 失 わせ 結 果 としてルールを 守 らせることにつなげてい きます 3つの 取 組 る う る ルールを 守 ろう 守 らせよう 知 る ~ 犯 罪 等 に 強 いまちづくりのことを 知 ろう 規 範 意 識 を 高 め 防 犯 に 関 する 知 識 を 身 につけ 犯 罪 被 害 者 等 への 理 解 を 深 めるための 取 組 支 え 合 う ~ 力 を 合 わせ 支 え 合 おう 子 ども 達 や 高 齢 者 等 を 支 え また 互 いに 支 え 合 い 交 流 を 深 め 活 力 ある 地 域 社 会 を 形 成 するための 取 組 犯 罪 被 害 者 等 に 対 する 支 援 の 取 組 つくる ~ 犯 罪 等 に 強 いまちをつくろう 自 主 防 犯 パトロール 活 動 を 推 進 する 取 組 施 設 の 設 置 や 管 理 において 防 犯 に 配 慮 する 取 組 2 具 体 的 な 取 組 (1) 知 る ~ 犯 罪 等 に 強 いまちづくりのことを 知 ろう 地 域 社 会 の 規 範 意 識 を 高 め 防 犯 意 識 の 高 揚 や 犯 罪 被 害 者 等 支 援 に 関 する 理 解 を 深 め ることは 犯 罪 等 に 強 いまちづくりを 推 進 していく 上 で 不 可 欠 です 市 は 防 犯 や 犯 罪 被 害 者 等 支 援 に 関 する 情 報 を 発 信 して 広 く 広 報 啓 発 を 行 います また 各 団 体 と 協 働 し 防 犯 や 犯 罪 被 害 者 等 支 援 に 関 する 知 識 を 深 めてもらうための 講 演 会 等 を 開 催 します これらの 取 組 を 通 じ 市 民 の 防 犯 や 犯 罪 被 害 者 等 支 援 に 関 する 意 識 を 高 め 理 解 や 知 識 を 深 めます 38

ア 情 報 を 発 信 し 防 犯 の 意 識 を 高 めよう 犯 罪 の 被 害 に 遭 わないためには 日 頃 から 防 犯 に 関 する 意 識 を 高 めておく 必 要 が あります 自 転 車 盗 難 による 被 害 などは 本 人 が 日 頃 から 施 錠 を 心 がけるなどの 対 策 が 効 果 的 であり 本 人 の 防 犯 意 識 が 重 要 になってきます 市 は 警 察 や 各 団 体 と 連 携 協 働 し 市 民 の 規 範 意 識 や 防 犯 意 識 を 高 めるため 防 犯 に 関 する 情 報 を 発 信 し 積 極 的 な 広 報 啓 発 活 動 を 実 施 します 事 業 名 事 業 概 要 課 名 市 民 の 防 犯 意 識 高 揚 のための 啓 発 活 動 同 報 無 線 を 利 用 した 広 報 啓 発 静 岡 市 暴 力 追 放 飲 酒 運 転 追 放 犯 罪 等 に 強 い まちづくり 市 民 大 会 暴 追 だより の 発 行 消 費 者 啓 発 集 中 キャンペーン 緊 急 情 報 ちらし の 配 布 競 輪 場 内 におけ る 防 犯 啓 発 活 動 市 民 の 防 犯 意 識 を 高 めるため 警 察 や 各 団 体 等 と 連 携 協 働 して 各 種 啓 発 活 動 を 実 施 します 振 り 込 め 詐 欺 など 特 定 の 犯 罪 が 多 発 した 場 合 に 市 民 の 防 犯 意 識 を 高 めるため 同 報 無 線 を 利 用 した 広 報 を 実 施 するとともに 警 察 と 連 携 して 啓 発 活 動 を 実 施 します 暴 力 追 放 飲 酒 運 転 追 放 交 通 安 全 防 犯 に 関 す る 市 民 の 意 識 高 揚 をはかり 暴 力 や 交 通 事 故 犯 罪 のない 明 るいまちづくりを 推 進 していくため 各 団 体 と 連 携 して 静 岡 市 暴 力 追 放 飲 酒 運 転 追 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 市 民 大 会 を 開 催 します 静 岡 市 暴 力 追 放 推 進 協 議 会 により 暴 力 追 放 のた めの 広 報 啓 発 活 動 麻 薬 覚 せい 剤 等 の 薬 物 乱 用 の 防 止 及 び 銃 器 犯 罪 等 根 絶 に 関 する 広 報 啓 発 活 動 を 行 います 消 費 者 被 害 を 未 然 に 防 止 するため 街 頭 キャンペ ーンを 実 施 します 市 民 からの 情 報 提 供 をもとにして 悪 質 商 法 振 り 込 め 詐 欺 について 注 意 喚 起 するための 緊 急 情 報 ちらしを 配 布 します 静 岡 競 輪 場 内 大 型 映 像 及 び 場 内 テレビにて 防 犯 に 関 する 啓 発 映 像 を 映 しています 市 民 生 活 課 市 民 生 活 課 市 民 生 活 課 ( 静 岡 市 暴 力 追 放 推 進 協 議 会 静 岡 市 飲 酒 運 転 追 放 協 議 会 静 岡 市 交 通 安 全 推 進 協 議 会 ) 市 民 生 活 課 ( 静 岡 市 暴 力 追 放 推 進 協 議 会 ) 消 費 生 活 センター 消 費 生 活 センター 公 営 競 技 事 務 所 39

イ 防 犯 について 学 ぼう 規 範 意 識 や 防 犯 意 識 を 高 め 防 犯 に 関 する 知 識 を 身 につけるため 市 は 防 犯 に 関 する 各 種 講 習 会 を 実 施 します また 地 区 安 全 会 議 や 防 犯 協 会 も 防 犯 教 室 や 講 演 会 を 開 催 します 市 民 は 自 らの 規 範 意 識 や 防 犯 意 識 を 高 め 防 犯 に 関 する 知 識 を 身 につけるよう 努 めるものとします 事 業 名 事 業 概 要 課 名 防 犯 教 室 講 演 会 の 開 催 防 犯 協 会 や 地 区 安 全 会 議 にて 市 民 が 規 範 意 識 や 防 犯 意 識 を 高 め 防 犯 に 関 する 知 識 を 身 につけるため の 防 犯 教 室 講 演 会 を 行 います 市 は その 活 動 を 支 援 します 市 民 生 活 課 各 防 犯 関 連 団 体 暴 追 研 修 くらしの 出 張 教 室 ヤングライフセ ミナー 防 犯 に 関 する 講 座 の 開 催 スクールガード ( 学 校 安 全 ボラ ンティア) 養 成 講 習 会 市 民 生 活 課 静 岡 市 暴 力 追 放 推 進 協 議 会 により 民 事 介 入 暴 力 対 ( 静 岡 市 暴 力 追 放 推 策 企 業 対 象 暴 力 対 策 の 研 修 を 開 催 します 進 協 議 会 ) 町 内 会 自 治 会 老 人 会 などを 対 象 に 訪 問 販 売 電 話 勧 誘 架 空 請 求 などの 悪 質 商 法 に 関 する 情 報 を 消 費 生 活 センター 提 供 することにより 悪 質 商 法 の 被 害 防 止 を 図 りま す 高 校 専 門 学 校 大 学 などを 対 象 に 若 者 を 狙 う 悪 質 商 法 の 情 報 を 提 供 し 被 害 防 止 を 図 るとともに 消 費 生 活 センター 合 理 的 な 購 買 行 動 ができる 賢 い 消 費 者 になることを 目 指 します 生 涯 学 習 推 進 課 により 生 涯 学 習 センターや 生 涯 学 習 交 流 館 にて 地 域 に 根 ざした 防 犯 活 動 を 目 指 し 生 涯 学 習 推 進 課 被 害 に 遭 わないための 方 法 を 学 び 犯 罪 防 止 の 啓 発 を 図 ります 地 域 のボランティアを 活 用 したスクールガードを 学 校 教 育 課 養 成 するための 講 習 会 を 開 催 します 40

シニア 向 け 携 帯 安 全 教 室 概 ね60 歳 以 上 の 人 を 対 象 に メールの 作 成 送 受 信 方 法 災 害 時 や 携 帯 電 話 紛 失 時 の 対 応 振 り 込 め 詐 欺 等 の 事 例 紹 介 やその 対 策 方 法 について 学 ぶ 講 座 を 開 催 します 情 報 管 理 課 ウ 犯 罪 被 害 者 等 について 理 解 しよう 犯 罪 被 害 者 等 支 援 の 取 組 については まず 犯 罪 被 害 者 についての 理 解 を 深 めるこ とが 重 要 です 犯 罪 被 害 者 等 が 決 して 他 人 事 ではないこと そして 犯 罪 に 遭 われて しまった 方 がどのような 状 況 になってしまうのかを 正 しく 理 解 することが 犯 罪 被 害 者 支 援 の 第 一 歩 といえます 市 は 警 察 や 団 体 等 と 連 携 協 働 しながら 市 民 の 犯 罪 被 害 者 等 に 対 する 理 解 を 深 めるために 必 要 な 広 報 啓 発 活 動 や 講 演 会 を 行 います 事 業 名 事 業 概 要 課 名 犯 罪 被 害 者 等 に ついてのちらし パンフレットの 作 成 犯 罪 被 害 者 等 に ついての 研 修 会 講 習 会 の 実 施 犯 罪 被 害 者 等 に 関 する 講 演 会 の 開 催 犯 罪 被 害 者 等 の 相 談 窓 口 一 覧 や 必 要 な 手 続 などに ついて 掲 載 したパンフレット 等 を 作 成 すると 同 時 に 犯 罪 被 害 者 等 支 援 の 必 要 性 を 啓 発 していきます 市 職 員 を 対 象 とした 犯 罪 被 害 者 等 支 援 についての 研 修 会 市 民 を 対 象 とした 犯 罪 被 害 者 等 について 理 解 を 深 めるための 講 習 会 を 開 催 します 犯 罪 被 害 者 等 支 援 の 必 要 性 を 学 ぶため 犯 罪 被 害 者 の 遺 族 などを 講 師 に 招 き 講 演 会 を 実 施 します 市 民 生 活 課 市 民 生 活 課 市 民 生 活 課 (2) 支 え 合 う ~ 力 を 合 わせ 支 え 合 おう 犯 罪 等 に 強 いまちづくりを 推 進 していくに 当 たり 地 域 社 会 における 連 帯 感 を 深 める ことが 必 要 になります 地 域 社 会 の 連 帯 感 を 深 め 地 域 の 人 々がお 互 いを 知 り 合 うことは 犯 罪 が 起 きない 起 こさせない 環 境 を 作 ることにつながります 同 時 に 犯 罪 被 害 者 等 支 援 の 取 組 において も 被 害 者 等 を 地 域 において 孤 立 させることなく 暖 かく 見 守 ることが もとの 平 穏 生 41

活 を 取 り 戻 すために 大 切 です ア 地 域 への 帰 属 意 識 連 帯 感 を 高 めよう 地 域 社 会 への 帰 属 意 識 や 連 帯 感 を 深 めることは 犯 罪 が 起 きにくい 環 境 を 作 ると ともに 犯 罪 被 害 者 等 に 対 する 配 慮 にもつながります 市 は 地 域 への 帰 属 意 識 連 帯 感 を 高 めるための 取 組 を 行 います 事 業 名 事 業 概 要 課 名 ご 近 所 声 掛 け の 日 の 設 定 地 域 暴 力 排 除 活 動 青 尐 年 健 全 育 成 活 動 の 支 援 学 校 応 援 団 プロ ジェクト 推 進 事 業 地 域 ぐるみの 学 校 安 全 体 制 整 備 推 進 事 業 静 岡 市 外 国 人 住 民 施 策 連 絡 会 議 ご 近 所 声 掛 けの 日 を 設 定 することで 地 域 住 民 同 士 が 声 をかけ 合 うきっかけをつくり より 多 く の 参 加 者 により 活 動 を 盛 り 上 げ 地 域 への 帰 属 意 識 の 高 揚 と 連 帯 感 の 醸 成 を 図 ります 静 岡 市 暴 力 追 放 推 進 協 議 会 は 地 域 において 市 民 事 業 者 と 連 携 し 地 域 暴 力 排 除 活 動 を 推 進 しま す 市 内 各 地 域 の 青 尐 年 健 全 育 成 団 体 に 対 し 事 業 費 等 を 補 助 し 地 域 ぐるみの 健 全 育 成 活 動 を 支 援 しま す 子 どもたちの 健 やかな 育 成 と 家 庭 地 域 の 教 育 力 の 向 上 を 図 るため 学 校 にコーディネーターを 配 置 し ボランティアによる 地 域 社 会 の 協 力 のもと 登 下 校 の 見 守 りや 授 業 の 補 助 といった 活 動 により 学 校 を 応 援 する 体 制 を 整 えます 子 ども 達 を 取 り 巻 く 課 題 を 解 決 するための 活 動 の 一 つとして 学 校 や 通 学 路 における 子 ども 達 の 安 全 確 保 のため 地 域 との 連 携 を 図 り 地 域 のボランテ ィアを 活 用 するなど 地 域 社 会 全 体 で 学 校 安 全 に 取 り 組 む 主 にスクールガードリーダーの 派 遣 やスクー ルガードの 講 習 会 を 行 います 国 際 化 推 進 施 策 を 進 めるため 関 係 機 関 との 情 報 交 換 を 行 い 市 内 在 住 の 外 国 人 住 民 に 関 する 状 況 を 広 く 把 握 する 会 議 を 開 催 します 市 民 生 活 課 市 民 生 活 課 ( 静 岡 市 暴 力 追 放 推 進 協 議 会 ) 青 尐 年 育 成 課 教 育 総 務 課 学 校 教 育 課 市 民 生 活 課 42

イ 力 を 合 わせ 自 発 的 に 活 動 しよう 犯 罪 等 に 強 いまちづくりの 取 組 においては それぞれの 地 域 における 活 動 が 重 要 になってきます 地 域 における 犯 罪 等 の 発 生 状 況 や 犯 罪 被 害 者 の 置 かれている 状 況 というのは それぞれ 異 なるものであるため それぞれの 状 況 に 合 わせた 対 応 が 必 要 になります 市 は 地 域 における 自 主 防 犯 活 動 を 促 進 するとともに 活 動 が 継 続 的 効 果 的 に 行 われるよう 情 報 の 提 供 指 導 助 言 を 行 います 市 は 警 察 や NPOなどの 団 体 と 連 携 協 働 し 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 取 り 組 みます また 活 動 を 行 う 団 体 を 支 援 していきます 市 は 子 どもや 高 齢 者 障 害 を 持 った 方 を 支 える 取 組 を 進 めることで 犯 罪 の 被 害 を 防 ぐよう 努 めます 事 業 名 事 業 概 要 課 名 地 域 防 犯 活 動 事 業 補 助 金 静 岡 市 静 岡 市 警 察 部 連 絡 会 議 防 犯 活 動 団 体 と の 連 携 協 働 地 域 防 犯 活 動 を 行 う 地 区 安 全 会 議 を 立 ち 上 げるた めの 補 助 金 を 交 付 します 警 察 本 部 市 内 各 警 察 署 市 による 情 報 交 換 及 び 意 見 交 換 を 行 う 静 岡 市 静 岡 市 警 察 部 連 絡 会 議 を 開 催 し 連 携 して 防 犯 施 策 に 取 り 組 みます 防 犯 活 動 を 行 うNPOやその 他 の 防 犯 活 動 団 体 と 連 携 協 働 し 防 犯 まちづくりに 取 り 組 みます 市 民 生 活 課 市 民 生 活 課 市 民 生 活 課 防 犯 協 会 補 助 金 暴 力 追 放 推 進 協 議 会 補 助 金 静 岡 市 保 護 司 会 連 絡 協 議 会 補 助 金 犯 罪 の 防 止 や 尐 年 の 非 行 防 止 活 動 を 行 う 各 防 犯 協 会 に 補 助 金 を 交 付 します 犯 罪 のない 明 るく 住 みよい 市 民 生 活 を 確 立 するた め 暴 力 追 放 運 動 を 積 極 的 に 推 進 することを 目 的 と し 暴 力 追 放 活 動 を 行 う 静 岡 市 暴 力 追 放 推 進 協 議 会 に 対 し 補 助 金 を 交 付 します 更 生 保 護 活 動 犯 罪 予 防 活 動 を 行 う 静 岡 市 保 護 司 会 連 絡 協 議 会 に 対 し 補 助 金 を 交 付 します 市 民 生 活 課 市 民 生 活 課 福 祉 総 務 課 43

成 年 後 見 制 度 利 用 支 援 事 業 障 害 者 相 談 支 援 事 業 発 達 障 害 者 支 援 センター 運 営 事 業 子 どもひなん 所 契 約 行 為 等 を 自 分 の 意 思 で 行 うことが 困 難 な 認 知 症 等 の 高 齢 者 に 対 して 成 年 後 見 人 をたてることで 権 利 を 守 るとともに 犯 罪 被 害 防 止 につなげます 障 害 のある 人 及 びその 家 族 等 からの 相 談 に 応 じ 必 要 な 情 報 の 提 供 や 助 言 などの 支 援 を 実 施 すること で 権 利 を 守 るとともに 犯 罪 被 害 防 止 につなげます 社 会 福 祉 法 人 へ 委 託 し 発 達 障 害 のある 人 に 対 す る 支 援 を 総 合 的 に 行 う 専 門 相 談 機 関 を 設 置 します 協 力 していただける 地 域 等 に 子 どもひなん 所 というステッカーを 学 校 を 通 して 配 布 します 高 齢 者 福 祉 課 障 害 者 福 祉 課 障 害 者 福 祉 課 学 校 教 育 課 ウ 犯 罪 に 遭 ってしまった 人 たちを 支 えよう 思 いがけず 犯 罪 の 被 害 に 遭 われてしまった 方 が その 被 害 から 回 復 し 元 の 平 穏 な 生 活 に 戻 れるようになるには さまざまな 支 援 が 必 要 になってきます 市 は 犯 罪 被 害 者 等 の 権 利 利 益 の 保 護 を 図 るため 犯 罪 被 害 者 等 支 援 のための 総 合 案 内 窓 口 を 設 け 相 談 を 受 け 希 望 する 窓 口 の 案 内 や 紹 介 などを 行 い 被 害 者 の 負 担 を 軽 減 するとともに 支 援 を 行 います また 犯 罪 被 害 者 等 を 支 援 する 各 種 相 談 窓 口 と 連 携 を 図 ります 市 の 各 種 相 談 事 業 としては 生 活 支 援 事 業 DV 被 害 者 支 援 事 業 障 害 者 相 談 支 援 事 業 発 達 障 害 者 支 援 事 業 高 齢 者 虐 待 相 談 事 業 精 神 保 健 福 祉 相 談 事 業 などがあります 市 は 支 援 の 実 施 に 当 たっては 国 県 その 他 警 察 等 の 関 係 機 関 及 び 犯 罪 被 害 者 等 の 支 援 を 行 うNPOなどの 団 体 と 連 携 協 働 して 取 り 組 みます 高 齢 者 虐 待 相 談 精 神 保 健 福 祉 相 談 事 業 などがあります 市 は 犯 罪 被 害 者 等 の 権 利 利 益 の 保 護 を 図 るため 国 県 その 他 関 係 機 関 及 び 犯 罪 被 害 者 等 の 支 援 を 行 うNPOなどの 団 体 と 連 携 し 犯 罪 被 害 者 等 を 支 援 します 市 は 犯 罪 被 害 者 等 支 援 のための 総 合 案 内 窓 口 にて 相 談 者 が 行 う 各 種 届 出 など の 支 援 をします 44

事 業 名 事 業 概 要 課 名 犯 罪 被 害 者 等 支 援 総 合 案 内 窓 口 犯 罪 被 害 者 等 支 援 庁 内 連 絡 会 議 犯 罪 被 害 者 等 の ための 市 営 住 宅 の 目 的 外 使 用 配 偶 者 からの 暴 力 被 害 者 に 対 す る 市 営 住 宅 の 目 的 外 使 用 住 民 基 本 台 帳 事 務 における DV 及 びストーカー 行 為 等 の 被 害 者 保 護 の 支 援 措 置 犯 罪 被 害 者 等 支 援 のための 総 合 案 内 窓 口 にて 相 談 者 への 適 切 な 対 応 および 情 報 提 供 に 努 めるほか 総 合 案 内 窓 口 を 周 知 します 犯 罪 被 害 者 等 の 置 かれた 状 況 を 理 解 し 犯 罪 被 害 者 等 の 立 場 に 立 った 支 援 方 策 を 協 議 するための 連 絡 会 議 を 開 催 し 連 携 した 犯 罪 被 害 者 等 支 援 施 策 を 推 進 します 犯 罪 被 害 者 等 のための 市 営 住 宅 の 目 的 外 使 用 に 関 する 事 務 取 扱 要 領 に 基 づき 同 被 害 者 に 市 営 住 宅 の 目 的 外 使 用 を 認 めることにより 居 住 の 安 定 を 図 り ます 配 偶 者 からの 暴 力 被 害 者 に 対 する 市 営 住 宅 の 目 的 外 使 用 に 関 する 事 務 取 扱 要 領 に 基 づき 同 被 害 者 に 市 営 住 宅 の 目 的 外 使 用 を 認 めることにより 居 住 の 安 定 を 図 ります DV 及 びストーカー 行 為 等 の 加 害 者 が 住 民 基 本 台 帳 の 一 部 の 写 しの 閲 覧 及 び 住 民 票 の 写 し 等 の 交 付 並 びに 戸 籍 の 附 表 の 写 しの 交 付 制 度 を 利 用 して 被 害 者 の 住 所 を 探 索 することを 防 止 し 被 害 者 の 保 護 を 図 ります 市 民 生 活 課 市 民 生 活 課 住 宅 政 策 課 住 宅 政 策 課 各 区 戸 籍 住 民 課 (3) つくる ~ 犯 罪 等 に 強 いまちをつくろう 防 犯 や 犯 罪 被 害 者 等 支 援 に 関 する 取 組 を 実 施 推 進 することで 安 全 で 安 心 な 地 域 社 会 を 形 成 します 具 体 的 な 取 組 としては 地 域 における 各 種 の 見 守 り 活 動 犯 罪 の 発 生 を 防 ぐためのそ の 他 の 取 組 公 共 施 設 や 住 宅 事 務 所 などの 設 置 管 理 における 防 犯 への 配 慮 犯 罪 被 害 者 等 への 支 援 などです ア まちを 見 守 り 健 全 にしよう 地 域 におけるパトロール 等 の 見 守 り 活 動 は 犯 罪 の 発 生 を 防 ぐために 重 要 である とともに 効 果 的 な 取 組 です 見 守 り 活 動 により 犯 罪 を 企 図 する 者 から 犯 罪 の 機 会 45

を 失 わせることにより 犯 罪 の 被 害 を 減 尐 させる 効 果 が 期 待 できます また 不 法 投 棄 等 に 対 するパトロールを 実 施 することで 地 域 の 環 境 を 整 備 するこ とも 犯 罪 の 発 生 の 抑 止 につながります そして 青 尐 年 の 補 導 活 動 により 青 尐 年 が 非 行 ( 犯 罪 )に 及 ぶことを 防 止 します 事 業 名 事 業 概 要 課 名 静 岡 競 輪 場 内 に おける 犯 罪 の 防 止 青 色 防 犯 パトロ ール 環 境 モニタリン グの 体 制 強 化 静 岡 競 輪 場 において 自 衛 警 備 隊 を 組 織 し 場 内 パ トロール 及 び 防 犯 カメラによる 監 視 を 行 っていま す また 開 催 日 の 全 てではありませんが 静 岡 南 署 の 警 察 官 が 警 察 官 詰 所 に 詰 めています 事 犯 に 対 しては 自 衛 警 備 隊 による 聞 き 取 り 調 査 を 行 い 案 件 によっては 警 察 へ 引 き 継 いでいます 市 及 び 地 区 安 全 会 議 は 犯 罪 者 の 犯 罪 機 会 を 失 わ せ 市 民 が 安 心 して 暮 らすことができるよう 青 色 回 転 灯 装 着 車 両 による 青 色 防 犯 パトロールに 取 り 組 みます 環 境 モニタリング 体 制 強 化 のため 市 民 事 業 者 行 政 が 一 体 となり 廃 棄 物 の 不 法 投 棄 不 適 正 処 理 等 を 監 視 します 不 法 投 棄 を 防 止 するために 自 治 会 町 内 会 等 に 不 法 投 棄 禁 止 看 板 を 提 供 します 公 営 競 技 事 務 所 市 民 生 活 課 ( 関 係 各 課 ) 産 業 廃 棄 物 対 策 課 廃 棄 物 監 視 機 動 班 廃 棄 物 監 視 機 動 班 により 監 視 パトロールを 実 施 します 産 業 廃 棄 物 対 策 課 スカイパトロー ル 市 職 員 が 消 防 防 災 局 所 有 の 防 災 ヘリコプターに 搭 乗 し 上 空 から 監 視 パトロールを 実 施 します 産 業 廃 棄 物 対 策 課 山 間 地 等 廃 棄 物 不 法 投 棄 監 視 員 青 尐 年 を 対 象 と した 補 導 活 動 山 間 地 等 廃 棄 物 不 法 投 棄 監 視 員 による 山 間 地 等 の 廃 棄 物 不 法 投 棄 監 視 パトロールを 行 います 青 尐 年 の 非 行 や 犯 罪 被 害 を 未 然 に 防 ぐため 静 岡 市 青 尐 年 育 成 センターを 中 心 に 地 域 学 校 警 察 等 と 連 携 し 街 頭 補 導 を 実 施 します 産 業 廃 棄 物 対 策 課 青 尐 年 育 成 課 46

青 尐 年 を 取 り 巻 く 社 会 環 境 の 実 態 調 査 及 び 立 入 調 査 自 転 車 盗 難 事 件 防 止 のための 自 転 車 施 錠 呼 びか け 運 動 自 転 車 盗 難 事 件 防 止 のための 自 転 車 等 放 置 規 制 区 域 内 における 放 置 自 転 車 削 減 事 業 放 置 自 転 車 等 に 対 する 市 警 察 の 共 通 マニュアル 作 成 事 業 下 水 道 工 事 現 場 における 防 犯 活 動 学 校 の 巡 回 指 導 と 評 価 等 青 尐 年 を 取 り 巻 く 社 会 環 境 の 実 態 を 調 査 し 有 害 環 境 の 把 握 と 改 善 に 取 り 組 みます 市 職 員 警 察 官 警 察 ボランティア 教 員 が 連 携 し 清 水 区 内 の 市 営 駐 輪 場 を 利 用 している 主 に 高 校 生 に 対 し 自 転 車 盗 難 防 止 のための 施 錠 や 放 置 自 転 車 の 禁 止 を 直 接 呼 びかけます 清 水 区 内 の 自 転 車 等 放 置 規 制 区 域 内 における 自 転 車 の 放 置 の 多 くが 高 校 生 のため 区 内 の 高 等 学 校 及 び PTA と 連 携 し 放 置 防 止 のための 活 動 を 継 続 的 に 実 施 していきます 清 水 区 内 で 発 見 された 放 置 自 転 車 等 の 撤 去 盗 難 届 確 認 等 の 手 続 きを 迅 速 化 するため 都 市 計 画 事 務 所 と 清 水 警 察 署 ( 生 活 安 全 課 地 域 課 )が 連 携 し 共 通 マニュアルを 作 成 します 犯 罪 の 発 生 を 防 ぐため 下 水 道 請 負 業 者 に ここ にもあります 防 犯 の 目 と 書 かれた 防 犯 活 動 を 示 す のぼり 旗 を 工 事 現 場 に 掲 げてもらいます スクールガードリーダーによる 子 ども 達 への 指 導 や 学 校 の 巡 回 指 導 を 行 います 青 尐 年 育 成 課 都 市 計 画 事 務 所 都 市 計 画 事 務 所 都 市 計 画 事 務 所 下 水 道 建 設 課 学 校 教 育 課 イ まちから 危 険 な 場 所 をなくそう 市 は 防 犯 灯 の 普 及 に 努 めます 市 は 道 路 公 園 駐 輪 場 などを 整 備 する 際 は 見 通 しや 明 るさなどについて 防 犯 の 観 点 からの 検 討 を 加 えるよう 努 めます 事 業 者 は 犯 罪 の 防 止 に 配 慮 し 事 業 内 容 に 応 じた 必 要 な 措 置 を 講 じ 自 らの 安 全 確 保 に 努 めるものとします 47

事 業 名 事 業 概 要 課 名 防 犯 灯 設 置 事 業 費 補 助 金 防 犯 灯 維 持 費 補 助 金 商 店 街 環 境 整 備 事 業 自 治 会 町 内 会 が 防 犯 灯 を 設 置 する 際 の 費 用 を 補 助 します また 防 犯 灯 のLED 化 を 推 進 します 自 治 会 町 内 会 が 防 犯 灯 を 設 置 した 際 の 維 持 費 ( 電 気 代 )を 補 助 します 商 店 街 環 境 整 備 事 業 として 商 店 街 が 行 う 共 同 施 設 を 整 備 する 事 業 又 は 歩 道 整 備 事 業 の 中 で 街 路 灯 又 は 防 犯 カメラを 設 置 する 場 合 に 助 成 します 市 民 生 活 課 各 区 まちづくり 振 興 課 市 民 生 活 課 各 区 まちづくり 振 興 課 商 業 労 政 課 農 業 集 落 排 水 事 業 農 業 集 落 排 水 処 理 施 設 の 安 全 確 保 を 目 的 に 防 犯 灯 を 設 置 します 農 地 整 備 課 市 営 自 転 車 等 駐 車 場 の 整 備 公 園 の 整 備 住 宅 市 街 地 にお ける 居 住 環 境 水 準 の 項 目 の 普 及 促 進 道 路 の 整 備 開 発 行 為 手 続 き における 防 犯 指 導 大 規 模 小 売 店 舗 立 地 法 の 手 続 に おける 防 犯 指 導 市 営 自 転 車 等 駐 車 場 を 整 備 する 際 は 見 通 しを 確 保 するなど 犯 罪 への 配 慮 に 努 めます 公 園 を 整 備 する 際 地 域 住 民 の 意 見 を 聞 きながら 防 犯 の 観 点 からも 見 通 しの 確 保 についての 検 討 を 加 えるよう 努 めます 犯 罪 が 起 きにくいまちづくりを 進 め 安 心 して 暮 らすことができる 居 住 環 境 が 整 備 されるよう 住 宅 市 街 地 における 居 住 環 境 水 準 の 項 目 の 普 及 促 進 に 努 めます 道 路 を 整 備 する 際 見 通 しを 確 保 できるよう そ の 構 造 について 防 犯 への 配 慮 に 努 めます 開 発 行 為 手 続 きの 中 で 施 錠 の 確 認 など 工 事 資 機 材 の 盗 難 防 止 を 呼 びかけます 大 規 模 小 売 店 舗 立 地 法 手 続 きの 中 で 万 引 きなど の 店 舗 内 での 犯 罪 発 生 防 止 のための 措 置 を 取 るよう 指 導 します また 駐 輪 場 を 設 置 する 場 合 には 自 転 車 の 施 錠 の 励 行 等 の 看 板 を 設 置 するよう 指 導 しま す 48 交 通 政 策 課 公 園 整 備 課 住 宅 政 策 課 道 路 保 全 課 市 民 生 活 課 市 民 生 活 課

ウ 防 犯 に 配 慮 した 住 まいにしよう 市 は 犯 罪 の 防 止 に 配 慮 した 構 造 設 備 を 有 する 住 宅 の 普 及 に 努 めます 共 同 住 宅 を 管 理 する 事 業 者 は 管 理 する 共 同 住 宅 の 防 犯 対 策 に 努 め 市 民 は 自 ら 取 り 組 むことができる 住 宅 の 防 犯 対 策 に 努 めるものとします 事 業 名 事 業 概 要 課 名 個 々の 住 宅 にお ける 防 犯 対 策 の 普 及 促 進 共 同 住 宅 におけ る 防 犯 対 策 の 普 及 促 進 住 生 活 基 本 計 画 に 基 づき 住 宅 住 環 境 の 防 犯 性 能 の 向 上 を 図 ります 住 生 活 基 本 計 画 に 基 づき 防 犯 に 配 慮 した 共 同 住 宅 に 係 る 設 計 指 針 等 の 普 及 を 図 ります 住 宅 政 策 課 住 宅 政 策 課 49

3 重 点 的 に 取 り 組 む 事 項 最 近 の 犯 罪 被 害 の 傾 向 として 市 内 では 振 り 込 め 詐 欺 と 自 転 車 盗 が 目 立 っているため 特 にこの2つの 防 犯 対 策 を 推 進 します そのために 重 点 的 に 取 り 組 む 内 容 を 次 に 示 します (1)ホームページ 等 による 情 報 発 信 市 は 犯 罪 情 報 防 犯 対 策 や 各 地 区 安 全 会 議 の 活 動 内 容 の 紹 介 など 防 犯 に 関 する 情 報 を 発 信 します 特 に 振 り 込 め 詐 欺 防 止 に 向 けてより 効 果 的 な 情 報 発 信 の 方 策 について 検 討 を 加 え 実 施 に 向 けて 努 めていきます また 自 転 車 盗 に 関 しては ホームページ 上 や 駐 輪 施 設 内 への 掲 示 など 積 極 的 な 広 報 啓 発 に 努 めていきます (2) 工 夫 を 凝 らした 防 犯 活 動 の 実 施 防 犯 協 会 や 地 区 安 全 会 議 は 寸 劇 中 高 齢 者 を 対 象 とした 講 習 会 戸 別 訪 問 活 動 や 多 くの 人 の 目 に 触 れる 街 頭 広 報 活 動 など 振 り 込 め 詐 欺 の 防 止 のために 工 夫 を 凝 らし た 防 犯 活 動 の 推 進 に 努 めていきます (3) 自 主 防 犯 パトロール 活 動 の 充 実 地 区 安 全 会 議 は 防 犯 マップの 作 成 により 危 険 箇 所 を 把 握 し 危 険 箇 所 を 中 心 に 自 主 防 犯 パトロールを 実 施 します その 際 自 転 車 盗 対 策 として 地 区 内 の 駐 輪 場 を 重 点 的 にパトロールします 地 区 安 全 会 議 は 自 主 防 犯 パトロール 活 動 の 効 果 等 を 市 へ 報 告 するものとし 各 団 体 と 市 との 日 常 的 なコミュニケーションを 図 ることにより 連 携 を 強 化 します 50

51 4 施 策 の 体 系 目 的 安 全 して 活 動 することができる 安 全 な 地 域 社 会 の 実 現 ~ る う る ル ールを 守 ろ う 守 ら せ よ う 3 つの 取 組 ア 情 報 を 発 信 し 防 犯 の 意 識 を 高 め よ う 基 本 理 念 こ とを 知 ろ う ~ 犯 罪 等 に 強 い まち づ くり の イ 防 犯 に つ い て 学 ぼ う 知 る 地 域 社 会 における 規 範 意 識 を 高 め 犯 罪 等 に 強 いまちづくりへの 理 解 を 深 めること 人 と 人 とが 交 流 を 深 め 支 え 合 う 地 域 社 会 の 形 成 を 目 指 すこと 市 民 及 び 事 業 者 の 権 利 を 尊 重 し 地 域 の 特 性 及 び 社 会 の 情 勢 並 びに 対 象 となる 事 案 の 実 情 に 応 じて 取 り 組 むこと ウ 犯 罪 被 害 者 等 に つ い て 理 解 し よ う ア 地 域 へ の 帰 属 意 識 連 帯 感 を 高 め よ う ~ 力 を 合 わ せ 支 え 合 お う イ 力 を 合 わ せ 自 発 的 に 活 動 し よ う 1 支 え 合 う ウ 犯 罪 に 遭 っ て し ま っ た 人 た ち を 支 え よ う ア ま ち を 見 守 り 健 全 に し よ う ま ちに し よう ~ 犯 罪 等 に 強 い イ ま ち か ら 危 険 な 場 所 を な く そ う つく る ウ 防 犯 に 配 慮 し た 住 ま い に し よ う

静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 条 例 ( 目 的 ) 第 1 条 この 条 例 は 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 関 し 基 本 理 念 を 定 め 市 市 民 及 び 事 業 者 の 責 務 を 明 らかにするとともに 市 の 施 策 を 推 進 するための 基 本 となる 事 項 を 定 めることにより 安 心 して 活 動 することができる 安 全 な 地 域 社 会 の 実 現 に 寄 与 することを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 2 条 この 条 例 において 次 の 各 号 に 掲 げる 用 語 の 意 義 は 当 該 各 号 に 定 めるところによる (1) 犯 罪 等 犯 罪 及 びこれに 準 ずる 心 身 又 は 財 産 に 有 害 な 影 響 を 及 ぼす 行 為 をいう (2) 犯 罪 被 害 者 等 犯 罪 等 により 害 を 被 った 者 及 びその 家 族 又 は 遺 族 をいう (3) 市 民 市 内 に 居 住 し 通 学 し 又 は 通 勤 する 個 人 及 び 市 内 において 活 動 する 個 人 又 は 法 人 そ の 他 の 団 体 をいう (4) 事 業 者 市 内 において 事 業 を 行 う 個 人 又 は 法 人 その 他 の 団 体 をいう ( 基 本 理 念 ) 第 3 条 犯 罪 等 に 強 いまちづくりは 市 市 民 及 び 事 業 者 が 誰 もが 犯 罪 等 により 害 を 被 り 又 は 他 人 に 害 を 与 えるおそれがあることを 認 識 し 次 に 掲 げる 事 項 を 基 本 として それぞれの 役 割 を 果 たしながら 安 心 して 活 動 することができる 安 全 な 地 域 社 会 の 実 現 を 目 指 すものとする (1) 地 域 社 会 における 規 範 意 識 を 高 め 犯 罪 等 に 強 いまちづくりへの 理 解 を 深 めること (2) 人 と 人 とが 交 流 を 深 め 支 え 合 う 地 域 社 会 の 形 成 を 目 指 すこと (3) 市 民 及 び 事 業 者 の 権 利 を 尊 重 し 地 域 の 特 性 及 び 社 会 の 情 勢 並 びに 対 象 となる 事 案 の 実 情 に 応 じて 取 り 組 むこと 2 犯 罪 等 に 強 いまちづくりは 市 市 民 及 び 事 業 者 が 次 に 掲 げる 取 組 が 相 互 に 関 連 し 補 完 し 合 う 関 係 にあるという 認 識 の 下 これらを 総 合 的 に 推 進 するものとする (1) 市 民 が 犯 罪 等 により 害 を 被 り 又 は 他 人 に 害 を 与 えることなく 平 穏 な 生 活 を 営 むことができ るよう 地 域 社 会 において 犯 罪 等 の 発 生 を 防 ぐ 取 組 (2) 犯 罪 被 害 者 等 に 対 して その 被 害 を 回 復 し 又 は 軽 減 し 再 び 平 穏 な 生 活 を 営 むことができ るよう 支 える 取 組 3 犯 罪 等 に 強 いまちづくりは 市 市 民 及 び 事 業 者 が 互 いの 自 主 性 及 び 自 立 性 を 尊 重 しながら 協 働 して 推 進 するものとする ( 市 の 責 務 ) 第 4 条 市 は 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 関 する 施 策 を 総 合 的 に 実 施 するものとする 2 市 は 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 関 する 施 策 を 推 進 するため 必 要 な 体 制 を 整 備 するとともに 国 他 の 地 方 公 共 団 体 警 察 その 他 の 関 係 機 関 ( 以 下 関 係 機 関 という )と 相 互 に 連 携 を 図

るものとする ( 市 民 の 責 務 ) 第 5 条 市 民 は 自 らの 規 範 意 識 を 高 め 犯 罪 等 に 強 いまちづくりへの 理 解 を 深 めるよう 努 めるも のとする 2 市 民 は その 日 常 生 活 において 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 取 り 組 むとともに 犯 罪 等 に 強 いま ちづくりに 関 する 市 の 施 策 に 協 力 するよう 努 めるものとする 3 市 民 は 地 域 における 活 動 に 積 極 的 に 参 加 し 又 は 協 力 し 互 いの 交 流 を 深 めることにより 犯 罪 等 に 強 いまちづくりの 推 進 に 努 めるものとする ( 事 業 者 の 責 務 ) 第 6 条 事 業 者 は 市 内 における 事 業 活 動 において 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 取 り 組 むとともに 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 関 する 市 の 施 策 に 協 力 するよう 努 めるものとする 2 事 業 者 は 地 域 社 会 の 一 員 であることを 認 識 し 地 域 における 活 動 に 積 極 的 に 参 加 し 又 は 協 力 することにより 犯 罪 等 に 強 いまちづくりの 推 進 に 努 めるものとする ( 基 本 計 画 の 策 定 ) 第 7 条 市 長 は 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 関 する 施 策 を 総 合 的 かつ 計 画 的 に 推 進 するため 市 の 総 合 計 画 との 整 合 を 図 りながら 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 関 する 施 策 の 基 本 となる 計 画 ( 以 下 基 本 計 画 という )を 策 定 するものとする 2 市 長 は 基 本 計 画 の 策 定 に 当 たっては 市 民 及 び 事 業 者 の 意 見 を 聴 取 し これを 反 映 できるよ う 必 要 な 措 置 を 講 ずるとともに あらかじめ 第 14 条 に 規 定 する 静 岡 市 犯 罪 等 に 強 いまちづくり 推 進 審 議 会 の 意 見 を 聴 かなければならない 3 市 長 は 基 本 計 画 を 策 定 したときは 速 やかにこれを 公 表 しなければならない 4 前 2 項 の 規 定 は 基 本 計 画 の 変 更 について 準 用 する ( 啓 発 活 動 ) 第 8 条 市 は 犯 罪 等 に 強 いまちづくりに 関 し 市 民 及 び 事 業 者 の 意 識 を 高 め 理 解 を 深 め 及 び 活 動 を 促 進 させるために 必 要 な 広 報 その 他 の 啓 発 活 動 を 行 うものとする ( 犯 罪 等 の 発 生 を 防 ぐための 取 組 に 対 する 支 援 ) 第 9 条 市 は 第 3 条 第 2 項 第 1 号 に 掲 げる 取 組 を 行 う 市 民 又 は 事 業 者 に 対 し 情 報 の 提 供 助 言 その 他 の 必 要 な 支 援 を 行 うものとする ( 犯 罪 等 の 発 生 の 防 止 に 配 慮 した 施 設 等 ) 第 10 条 市 は 公 共 施 設 等 の 設 置 及 び 管 理 に 当 たり 犯 罪 等 の 発 生 を 防 ぐために 必 要 な 措 置 を 講 ず るよう 努 めるものとする 2 市 民 及 び 事 業 者 は 建 築 物 その 他 の 施 設 等 の 設 置 及 び 管 理 に 当 たり 犯 罪 等 の 発 生 の 防 止 に 配 慮 するものとする