ソフトウエアメトリックス2008 運 用 調 査 報 告 2008.4.16 日 本 情 報 システム ユーザー 協 会 1
回 答 企 業 表 9-1 調 査 対 象 企 業 の 業 種 表 9-2 ユーザー 企 業 運 用 企 業 区 分 業 種 社 数 1 製 造 1(55%) 2 サービス 1(33%) 区 分 業 務 内 容 社 数 A1 ユーザー 企 業 コンピュータシステム 運 用 業 務 を アウトソーシングしている 17(57%) 3 金 融 4 (12%) 4 その 他 0 (100%) A2 ユーザー 企 業 コンピュータシステム 運 用 業 務 を アウトソーシングしていない 3 (10%) B ITサービス 提 供 会 社 ( 運 用 サービス 含 む) 10(33%) 表 9-3 システム 障 害 の 影 響 度 区 分 重 要 システムに 障 害 が 発 生 した 場 合 の 影 響 社 数 (%) 1 直 ちにビジネスに 甚 大 な 影 響 を 与 える 16(48%) 2 ビジネスに 影 響 を 与 えるが ある 程 度 限 定 できる 17(52%) 3 ビジネスに 影 響 を 与 えない 0 3
年 間 総 IT 予 算 年 間 IT 総 予 算 ( 百 万 円 ) 60,000 50,000 40,000 30,000 大 規 模 企 業 が 多 い 平 均 148 億 円 MAX 480 億 円 MIN 100 万 円 年 間 IT 総 予 算 ( 百 万 円 ) 20,000 10,000 0 0 10 20 30 40 サンプル 番 号 ある 程 度 の 企 業 規 模 でないとアンケートに 答 えられるデータ を 採 取 していない 4
運 用 管 理 レベル 付 け 表 9-5 運 用 管 理 のレベル 差 つけ 区 分 システムの 重 要 度 により 運 用 管 理 レベルに 差 をつけていますか 社 数 (%) 1 差 をつけている 29(88%) 2 差 をつけていない 4 (12%) 5
運 用 管 理 マネジメント レベル 表 9-6 ITガバナンス 運 用 質 問 表 より 主 題 1.ITガバナンスは 明 確 か 11 34% 2.ITガバナンス 構 築 に 関 してのCOBITの 活 用 4 13% 3.ITサービスの 範 囲 対 象 責 任 権 限 の 明 確 度 10 22% 4. ITサービスに 関 わるリスクの 認 識 評 価 13 40% 6. 各 プロセスの 明 確 化 と 実 行 5 15% 7.ITILの 活 用 3 9% 8. マネジメントスキームの 構 築 状 況 11 33% 10. 開 発 と 運 用 の 明 確 な 分 離 牽 制 機 能 の 確 立 10 30% 11. 人 材 確 保 のための 取 り 組 み 4 12% 12. 人 材 育 成 にITスキル 標 準 やITIL 制 度 の 活 用 4 12% 13.スキルマップに 基 づくGAP 分 析 の 活 用 スキルマップの 作 成 自 社 対 応 と 外 部 活 用 の 区 分 の 明 確 化 GAPの 補 充 対 策 17 53% 6 19% 1 3% 回 答 区 分 1 2 3 4 14 44% 16 50% 15 46% 11 33% 11 33% 16 49% 8 26% 12 37% 26 79% 11 33% 20 62% 16 50% 6 19% 8 25% 7 22% 9 27% 14 43% 10 30% 13 41% 10 30% 3 9% 10 30% 1 3% 4 12% 0 0 0 0 3 9% 4 12% 0 0 1 3% 0 0 8 25% 15 47% 6 19% 15 47% 6
3 種 類 のSLAの 実 態 表 9-7 SLAの 種 類 エンドユーザー 社 内 ユーザー ユーザー 企 業 IT 部 門 SLA1 SLA2 IT ク ルーフ 会 社 また は IT アウトソーシンク 会 社 SLA3 協 力 会 社 1 SLA 種 類 別 の 実 態 0% 20% 40% 60% 80% 100% 5 12 12 2 特 に 重 視 したいのは 利 用 者 とIT 部 門 間 の SLA1 SLA 2 9 14 7 0 3 5 11 8 1 サービス 仕 様 は 明 らかにして 文 章 化 し 変 更 に 応 じて 最 新 化 している サービス 仕 様 は 明 らかにして 文 章 化 しているが それをベースにしたSLAの 作 成 や サービスレベルマネジメント(SLM)の 構 築 にはいたっていない サービス 仕 様 の 明 確 化 (サービス 仕 様 書 の 作 成 など)の 重 要 性 は 認 識 しているが 部 分 的 にしかできていない サービス 仕 様 の 明 確 化 (サービス 仕 様 書 の 作 成 など)の 重 要 性 の 認 識 は 低 い 7
運 用 業 務 費 用 分 析 表 9-11 (B) 運 用 業 務 費 用 集 約 表 費 用 区 分 費 用 ( 百 万 ) 平 均 値 (%) 中 央 値 (%) ハードウェア(リース 料 +メンテナンス 費 ) 1783.30 34 29 汎 用 的 基 盤 ソフトウェア 費 用 786.75 15 12 運 転 管 理 人 件 費 ( 社 内 + 外 部 委 託 ) 1625.95 31 21 通 信 回 線 費 839.20 16 12 その 他 209.80 4 1 合 計 5,245.00 100% 74% 通 信 回 線 費, 16% 運 転 管 理 人 件 費 ( 社 内 + 外 部 委 託 ) 31% その 他, 4% 汎 用 的 基 盤 ソフト ウェア 費 用 15% ハードウェア(リー ス 料 +メンテナンス 費 ) 33% H W / S W 費 用 が 半 分 汎 用 的 基 盤 ソフトウエア 費 用 8
オンライン 利 用 者 規 模 表 9-14 9.4.2A.2.1 オンラインサービス 利 用 件 数 区 分 回 答 数 平 均 MIN MAX 基 幹 業 務 システム 平 常 時 28 社 28,819 回 / 月 20 回 / 月 380,000 回 / 月 (527 回 / 時 間 ) ピーク 時 13 社 5,166 回 / 分 100 回 / 分 27,000 回 / 分 (450 回 / 秒 ) 表 9-22 9.4.2B2 オンラインサービス 利 用 件 数 区 分 回 答 数 平 均 MIN MAX WEB システム 平 常 時 ピーク 時 4 社 143 万 回 / 月 30 万 回 / 月 350 万 回 / 月 (4800 回 / 時 間 ) 2 回 / 秒 程 度 9
サービス 提 供 状 況 表 9-16 9.4.2A.3 オンラインサービス 提 供 時 間 区 分 サービス 提 供 時 間 オンライン システム 件 数 (%) WEB システム 件 数 (%) 1 24 時 間 365 日 4(14%) 4(30%) 2 24 時 間 365 日 以 下 ( 年 間 何 日 かは 止 める) 8(28%) 6(46%) 3 24 時 間 以 下 365 日 3(10%) 1( 8%) 4 24 時 間 以 下 365 日 以 下 ( 年 間 何 日 かは 止 める) 14(48%) 2(16%) 合 計 29(100%) 13(100%) 連 続 24 時 間 365 日 稼 動 するオンライン システムは14% WEBシステムは30% 残 りは 年 間 何 日 あるいは 何 時 間 か 停 止 できるシステムである 10
リソース 分 析 表 9-18 9.4.2A5.1.1および9.4.2B.5.1 サーバー 数 区 分 回 答 数 平 均 MAX MIN オンラインシステム 27 社 384 台 1635 台 1 台 WEBシステム 8 社 36 台 75 台 1 台 表 9-19 9.4.2A5.1.2 オンラインシステムのサーバーのOS 数 表 9-24 9.4.2B5.1.2 WEBサーバーのOS 数 OS 社 数 平 均 ( 台 数 ) MAX 台 数 ) OS 社 数 平 均 ( 台 数 ) MAX ( 台 数 ) UNIX 25 13(36%) 1188 WINDOWS 24 184(49%) 600 LINUX 20 53(14%) 500 汎 用 機 23 3.4( 1%) 12 UNIX 7 11(31%) 36 WINDOWS 7 15(41%) 55 LINUX 6 10(28%) 60 汎 用 機 0 WEBサーバーにLINUXが 活 用 されている 11
ストーレージ 容 量 表 9-20 9.4.2A5.1.2 ストーレージ 容 量 回 答 数 平 均 (TB) MAX (TB) MIN (TB) オンラインシステム 21 社 40 300 0.2 WEBシステム 6 社 4 9.2 0.4 WEBシステムの 規 模 は オンラインシステムの 1/10 である サービスデスクへの 問 合 せ 回 数 表 9-31 サービスデスクへの 問 合 せ 回 数 回 答 数 平 均 MAX MIN 22 社 5430 回 / 月 80,000 回 / 月 20 回 / 月 12
表 9-33 c. 運 用 管 理 業 務 予 算 稼 動 設 備 試 算 構 成 変 更 外 部 委 託 セキュリティ 継 続 性 問 題 サービスレベ ル 管 理 など 表 9-34 要 員 の 構 成 システム 関 連 業 務 従 事 者 数 b. 運 行 業 務 オンライン バッチ オペレーション ネットワーク 監 視 サービスデスク a. 基 盤 業 務 汎 用 基 盤 構 築 アプリ 基 盤 構 築 d.アプリ 保 守 運 用 調 査 業 務 ( 運 用 部 門 責 任 のみ) アプリ 運 用 調 査 プログラム 保 守 作 業 ( 運 用 業 務 対 象 外 ) シ ス ア テ プ ム リ 戦 ケ 略 ー 企 シ 画 ョ ン 資 開 源 発 企 管 画 理 役 割 社 内 要 員 概 数 外 部 要 員 概 数 全 体 の 割 合 平 均 MAX MIN 平 均 MAX MIN 平 均 合 計 比 率 (アプリ 除 いた 割 合 ) A. 基 盤 業 務 5 人 22 0 37 人 126 人 3 人 42 人 20%(35%) B. 運 行 業 務 6 人 18 0 39 人 127 人 8 人 45 人 22%(39%) C. 運 用 管 理 業 務 4 人 14 0 20 人 50 人 1 人 24 人 11%(19%) D.アプリ 保 守 運 用 調 査 29 人 140 0 61 人 300 1 人 90 人 43% E.その 他 5 人 10 0 3 人 10 1 人 8 人 4%(7%) F. 合 計 49 人 160 人 209 人 100% 従 来 の 計 算 機 室 業 務 とは 異 なり 近 代 的 に 基 盤 管 理 と 運 用 管 理 業 務 が74%をしめている 13
オンライン 稼 働 率 とレスポンスタイム 9.6.1 稼 働 率 設 問 区 分 社 内 向 けシステム 一 般 WEB 端 末 目 標 有 り 目 標 なし 目 標 有 り 目 標 なし 稼 働 率 目 標 基 幹 系 26% *1 目 標 平 均 99.30% 実 績 平 均 99.39% 74% 50% *2 目 標 平 均 99.20% 実 績 平 均 99.74% 50% *1 基 幹 系 稼 働 率 の 目 標 は 平 均 値 は99.3であるが 99.9% 以 上 を 目 標 にしている 企 業 が53%ある また 目 標 を 持 っていない 企 業 も 約 3/4 ある *2 インターネット 活 用 のシステムの 稼 働 率 目 標 は 目 標 を 実 績 が 上 回 っている 社 内 システムよりも 高 い 稼 動 実 績 を 示 している 9.6.2 レスポンスタイム 社 内 向 けシステム( 基 幹 系 ) 一 般 WEB 端 末 SVR 内 設 定 ( 監 視 率 23%) End-to-End 目 標 なし 監 視 有 り 監 視 なし 目 標 設 定 有 り28% 目 標 2 秒 実 績 0.41 秒 ( 参 考 値 ) 目 標 あり22% *1 50% 33% *2 67% *1 End-to-Endの 利 用 者 が 体 感 するレスポンスタイムを 把 握 している 企 業 は 少 数 派 *2 実 態 としてWEBシステムのレスポンスタイムは 把 握 されていない 14
( 参 考 ) 稼 働 率 目 標 とSLAとシステムコストの 関 係 SLA 項 目 レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5 1 稼 働 率 98% 以 下 99% 99.9% 99.99% 99.999% 以 上 2 バックアップ 機 なし あり ( 部 分 的 ) あり (2/N+1 台 ) あり (Hot stand by) あり (Hot stand by) 3 サービス 停 止 時 間 ( ) 時 間 / 年 172 時 間 86 時 間 8.6 時 間 50 分 5 分 4 到 着 時 間 1-6 時 間 ( 昼 ) 12 時 間 ( 夜 ) 1-6 時 間 1-3 時 間 ( 昼 ) 6 時 間 ( 夜 間 ) 常 駐 ケースによって は2 時 間 常 駐 5 修 復 時 間 故 障 修 復 再 立 ち 上 げ 6 時 間 -12 時 間 10 分 -1 時 間 6 時 間 -12 時 間 10 分 -1 時 間 3 時 間 -6 時 間 10 分 -1 時 間 3 時 間 -6 時 間 0 分 -10 分 3 時 間 -6 時 間 即 時 6 費 用 構 築 費 用 運 用 費 用 1.0 倍 1.0 倍 1.2~1.8 倍 1.1~1.3 倍 (マニュアル) 1.2~3 倍 1.3~2.0 倍 1.5~4 倍 2.0~3 倍 ( 保 守 も) 4~6 倍 3~4 倍 7 システム 構 成 ( 例 ) 必 要 な 機 能 NAS SAN NAS クラスタリング ロート ハ ランシンク SAN クラスタリング ロート ハ ランシンク 三 重 化 SAN クラスタリング ロート ハ ランシンク 三 重 化 四 重 化 8 ペナルティ 対 象 対 象 対 象 出 所 :JUAS システムレファレンスマニュアル 第 1 巻 P.422 15
システム 機 器 管 理 状 況 システム 機 器 管 理 状 況 (まだまだ 改 善 の 余 地 がある) 表 9-42 9.7.5システム 構 成 表 の 更 新 選 択 肢 回 答 数 1 システム 構 成 表 的 なものがあり 常 に 最 新 に 更 新 されている 26(79%) 2 システム 構 成 表 的 なものは 存 在 しているが 更 新 されていない 7(21%) 3 システム 構 成 表 的 なものはない 0 (0%) 表 9-44 9.7.7IT 関 連 のレンタル 物 件 の 管 理 選 択 肢 回 答 数 1 すべてをIT 部 門 でシステム 構 成 要 素 の 一 つとして 場 所 と 価 額 の 把 握 をしている 19(63%) 2 一 部 分 をIT 部 門 でシステム 構 成 要 素 の 一 つとして 場 所 と 価 額 の 把 握 をしている 8 (27%) 3 IT 部 門 で 管 理 をしていない 3 (10%) 表 9-45 ソフトウェア 資 産 の 管 理 状 況 選 択 肢 回 答 数 1 厳 密 に 管 理 され,SWとライセンス 数 は 一 致 している 19(58%) 2 管 理 しているが 必 ずしもライセンス 数 とあってはいない 14(42%) 3 管 理 していない 0 (0%) まだまだ 改 善 の 余 地 がある 16
問 題 管 理 インシデント 管 理 表 9-50 9.9.1システムや 業 務 の 障 害 の 発 生 記 録 選 択 肢 回 答 数 (33) 割 合 1 エスカレーションフローが 存 在 し 最 新 版 に 保 たれている 16(48%) 2 障 害 発 生 時 は 緊 急 性 と 重 大 性 を 判 断 してエスカレーションされる 25(76%) 3 発 生 記 録 はないが 問 題 の 大 きさによって 報 告 される 2 (6%) 表 9-53 9.9.3 障 害 発 生 時 の 対 応 選 択 肢 1 定 められた 手 順 に 則 り 関 係 者 が 召 集 され 復 旧 作 業 緊 急 連 絡 ( 含 む エスカレーション)が 確 実 に 行 われる 2 障 害 の 発 生 は 想 定 しているが 明 確 な 手 順 は 整 備 できておらず 発 生 事 象 に 応 じて 適 宜 関 係 者 が 召 集 され 復 旧 作 業 緊 急 連 絡 が 行 われる 3 障 害 の 発 生 は 想 定 しておらず 発 生 事 象 に 応 じて 適 宜 関 係 者 が 召 集 さ れ 復 旧 作 業 緊 急 連 絡 が 行 われる 回 答 数 19(58%) 12(36%) 2 (6%) 4 障 害 の 発 生 を 想 定 していないし これまでにも 発 生 していない 0 17
セキュリティ 表 9-70 9.11.1ウイルス 対 応 のソフト 導 入 区 分 選 択 肢 回 答 数 と 割 合 1 導 入 しパターンテーブルの 更 新 状 況 を 監 視 し 管 理 している 30(91%) 2 導 入 している パターンテーブルの 更 新 は 使 用 者 の 判 断 1(3%) 3 導 入 していない 2(6%) 表 9-72 9.11.3 外 部 からの 持 ち 込 みソフト 制 限 区 分 選 択 肢 回 答 数 と 割 合 1 システムとして 接 続 できない 仕 組 みを 導 入 している (クライアントは 入 出 力 禁 止 メールの 添 付 文 書 禁 止 ) 8(24%) 2 社 内 の 通 知 や 通 達 で 禁 止 注 意 喚 起 をしている 25(76%) 3 何 も 制 限 はない 0 18
年 間 障 害 発 生 頻 度 表 9-55 9.9.5 年 間 障 害 発 生 頻 度 保 守 運 用 費 ( 平 均 150 億 円 の 規 模 企 業 を 対 象 ) 設 問 障 害 発 生 頻 度 ( 回 / 年 ) 事 業 中 断 になったケース( 回 / 年 ) 平 均 MAX MIN 平 均 MAX MIN サーバー 関 係 障 害 発 生 頻 度 15.4 100 0 0.32 (2.0%) 2 0 ネットワーク 機 器 6.5 48 0 0.27 (4.2%) 電 源 系 1.0 4 0 0.16 (16%) ミドルソフトウェア 14.1 74 0 0.23 (1.6%) 4 0 1 0 1 0 アプリケーション プログラム 49.3 253 0 1.1 (2.2%) 8 0 運 用 トラブル 10.8 47 0 0.43 (3.9%) 3 0 その 他 人 の 作 業 に 起 因 するも の 12.9 101 0 0.38 (2.9%) 4 0 合 計 110 2.89 (2.6%) 19
障 害 発 生 規 模 別 システム 中 断 に 至 った 障 害 の 主 な 原 因 表 9-56 9.9.5.2 障 害 発 生 規 模 別 システム 中 断 に 至 った 障 害 の 主 な 原 因 (1 位 /2 位 )N=376 出 所 :JUAS 企 業 IT 動 向 調 査 2008 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% ハードウェアの 故 障 28% 28% ネットワーク(キャリア 側 )の 障 害 22% 13% ネットワーク( 自 社 側 )の 物 理 的 故 障 15% 13% 独 自 開 発 ソフトウェアのバグ 9% 11% OS ミドルウェアのバグ 5% 4% 1000 人 未 満 運 用 オペレーションにおけるミス パッケージソフトウェアのバグ 4% 4% 8% 11% キャパシティ 管 理 の 不 備 要 求 仕 様 の 誤 り 設 計 ミス 2% 2% 3% 3% ネットワーク( 自 社 側 )のの 運 用 ミス テスト 不 足 設 計 ミス DBMS(データベースマネジメントソフト)のバグ 2% 1% 1% 6% その 他 6% 3% ネットワーク(キャリア 側 )の 障 害 ハードウェアの 故 障 ネットワーク( 自 社 側 )の 物 理 的 故 障 14% 18% 23% 7% 14% 11% ハードウエアー 以 外 の 障 害 も 多 い 独 自 開 発 ソフトウェアのバグ 12% 18% 運 用 オペレーションにおけるミス 8% 14% 1000 人 以 上 要 求 仕 様 の 誤 り 設 計 ミス キャパシティ 管 理 の 不 備 5% 6% 8% 10% パッケージソフトウェアのバグ 5% 6% OS ミドルウェアのバグ 3% 4% ネットワーク( 自 社 側 )のの 運 用 ミス テスト 不 足 設 計 ミス 2% 4% 1 位 2 位 DBMS(データベースマネジメントソフト)のバグ 0% 2% その 他 4% 4% 20
障 害 指 標 の 件 数 のまとめ 調 査 対 象 企 業 によって 異 なるが おおよそ 以 下 の 業 務 停 止 障 害 が 発 生 している 0.06 件 / 保 守 運 用 費 1 億 円 / 年 ソフトウエアメトリックス 運 用 調 査 2008 0.06 件 / 保 守 運 用 費 1 億 円 / 年 企 業 IT 動 向 調 査 2008 高 信 頼 性 システムの 評 価 値 (システム 利 用 者 のため 運 用 者 のために 整 備 が 必 要 ) 区 分 種 類 定 義 1 稼 働 率 稼 動 した 時 間 / 稼 動 すべき 時 間 (P.15 参 照 ) 2 稼 動 品 質 率 稼 動 品 質 率 1= 業 務 停 止 になった 回 数 / 年 間 /a~c a. 運 用 費 又 は 保 守 運 用 費 b.step 数 c.ソフトウエアー 資 産 金 額 次 回 以 降 の 研 究 テーマ 稼 動 品 質 率 2= 顧 客 に 迷 惑 をかけた 回 数 / 年 間 /a~c 1 回 年 /100 万 STEPなどの 優 秀 企 業 がある 21
システムリリース 回 数 と 障 害 対 策 表 9-67 9.10.6 基 盤 変 更 の 回 数 / 月 9.10.5 9-66システムリリース 状 況 / 月 平 均 MAX MIN 基 盤 変 更 の 回 数 11 回 15 回 0 回 システムリリースの 頻 度 22 回 150 回 0.2 回 システムリリースの 回 数 132 回 1000 回 1 回 ほぼ 毎 日 6 回 障 害 を 起 こさな いように プログラム 変 更 (システムリリース)している さらに 下 記 対 策 の 徹 底 が 必 要 表 9-64 9.10.3リリース 時 の 確 認 選 択 肢 ( 回 答 数 33 社 複 数 回 答 ) 回 答 数 と 割 合 1 リリースする 場 合 に 事 前 検 討 会 や 確 認 会 議 が 開 催 され 必 ず 複 数 者 による チェックがなされる 2 リリースする 項 目 案 件 により 最 低 限 必 要 な 確 認 内 容 や 範 囲 方 法 などに ついて 規 定 されている 17(52%) 25(76%) 3 リリース 実 施 の 確 認 は 担 当 者 の 裁 量 に 任 されている 1(3%) 表 9-65 9.10.4 一 連 の 実 行 検 証 証 跡 区 分 選 択 肢 回 答 数 と 割 合 1 仕 組 みがあり 後 で 確 認 が 必 要 なときは 参 照 できる 20(63%) 2 仕 組 みはない 人 の 間 の 連 絡 報 告 で 済 ませる 12(37%) 22
新 規 開 発 システムの 受 け 入 れ 検 査 表 9-68 9.10.7 新 規 開 発 システムの 受 け 入 れ 検 査 区 分 選 択 肢 回 答 数 と 割 合 1 完 全 に 運 用 部 門 が 受 け 入 れ 検 査 を 実 施 し 結 果 を 上 位 組 織 に 報 告 する 6(19%) 2 開 発 プロジェクト 主 導 で 運 用 部 門 が 支 援 する 26(81%) 表 9-69 9.10.8 開 発 サイドへの 働 きかけ 区 分 選 択 肢 回 答 数 と 割 合 1 必 要 となる 非 機 能 要 件 を 明 確 にし 開 発 時 の 設 計 ガイドの 提 供 レビュー の 参 画 カットオーバー 時 の 厳 格 な 審 査 など 実 施 2 必 要 となる 非 機 能 要 件 を 明 確 にしているが 開 発 サイドへの 十 分 な 働 きか けはできていない 3 非 機 能 要 件 の 重 要 性 は 認 識 しているが 開 発 サイドへの 働 きかけはできて いない 4 非 機 能 用 件 の 重 要 性 や 開 発 サイドへの 働 きかけなどの 重 要 性 の 認 識 は 低 い 13(42%) 10(31%) 5(16%) 3(11%) 開 発 は 恋 愛 運 用 は 結 婚 まだまだ 運 用 部 門 がなすべきことは 多 い 23
運 用 基 礎 情 報 から 運 用 費 の 推 定 モデル 1 ハードウェア,ソフトウェア ミドルソフ モデル 1 ト の 費 用 から 総 運 用 費 を 算 出 モデル 2 アプリケーション インターネット 総 入 出 力 量 から 運 用 費 を 算 出 a 管 理 するアプリ ケーションの 総 量 dハードウェ e 業 務 特 性 要 因 b 端 末 台 数 cインターネット の 入 出 力 量 (MAIL 含 む) ハードウェア,ソフトウェア ミドルソフ ト の 費 用 から 総 運 用 費 を 算 出 モデル 2 から 運 用 費 を 算 出 a 管 理 するアプリ ケーションの 総 量 b 端 末 台 数 cインターネット の 入 出 力 量 (MAIL 含 む) アプリケーション インターネット 総 入 出 力 量 アの 費 用 稼 働 時 間 dハードウェ ミドルソフト 稼 働 率 料 金 含 む dハー ドウ ェその 他 の 要 e 因 業 務 特 性 要 因 アの 費 用 アの 費 用 f 通 信 費 を 除 く 総 運 用 費 ミドルソフト ミドルソフト 料 金 含 む 料 金 含 む f 通 信 費 を 除 く 総 運 用 費 e 業 務 特 性 要 因 稼 働 時 間 稼 働 時 間 稼 働 率 その 他 の 要 因 その 他 の 要 因 24
未 調 整 段 階 の 運 用 総 費 用 /HW+SW 費 用 の 割 合 平 均 は2.75 倍 25
稼 働 時 間 高 稼 働 率 要 素 のみ 補 正 評 価 係 数 = 総 運 用 費 用 サーバー 費 用 ( 連 続 運 転 + 高 稼 働 率 ) 修 正 項 目 1 稼 働 時 間 青 棒 は 未 調 整 赤 線 は 調 整 後 ばらつきは 減 少 してくる 修 正 係 数 1 24 時 間 無 停 止 1.2 倍 一 部 停 止 有 り 1.1 倍 修 正 項 目 2 稼 働 率 修 正 係 数 2 99.99% 以 上 1.4 倍 サンプル 番 号 99.9% 以 上 1.2 倍 平 均 は2.75 2.21へ (MAX-MIN )の 差 は 5.0が3.5にまで 縮 小 した 26
運 用 費 算 出 モデル( 今 後 の 課 題 ) 運 用 作 業 量 の 算 出 ベース 情 報 運 用 非 機 能 要 件 = 運 用 総 費 用 基 礎 情 報 指 標 1ソフトウエア 資 産 量 STEP 数 サービス 単 価 2サーバー 台 数 リース 料 a.サービスの 品 質 b. 運 用 容 易 性 c. 障 害 対 策 d. 災 害 対 策 3OS NOS ミドルソ フトの 質 量 4 端 末 台 数 リース 料 運 用 支 援 費 / 台 JUASのUVC2 非 機 能 要 件 の 定 義 より 5セキュリティのレベル セキュリティ 資 源 および 運 用 労 務 費 27
非 機 能 要 件 運 用 表 12-9 非 機 能 要 件 (その1 SLA 指 標 ) 評 価 項 目 評 価 項 目 の 定 義 評 価 尺 度 と 導 出 式 対 標 準 比 較 サービス 提 供 ( 実 施 ) 時 間 稼 働 率 目 標 要 求 定 義 で 定 義 され るシステムのサービ ス 時 間 業 務 要 件 で 目 標 とす る 一 定 期 間 内 のシス テム 稼 働 率 構 成 要 素 別 とシステム 全 体 の 稼 働 率 が 存 在 する サービス 提 供 時 間 365 日 24 時 間 1.2 365 日 一 時 停 止 1.1 目 標 稼 働 率 のレベル 3ナイン 以 下 1.0 3ナイン 以 上 1.2 4ナイン 以 上 1.4 6ナイン 以 上 2.0 稼 働 率 実 績 業 務 要 件 で 目 標 とす る 一 定 期 間 内 のシス テム 稼 働 率 構 成 要 素 別 とシステム 全 体 の 稼 働 率 が 存 在 する 実 績 稼 働 率 のレベル 目 標 との 差 の 低 下 率 を 活 用 する 稼 動 品 質 率 クレーム 数 / 年 の 目 標 と 実 績 件 数 の 比 率 実 績 障 害 数 / 目 標 障 害 数 左 式 の 結 果 影 響 度 係 数 28
運 用 容 易 性 要 件 表 12-1 非 機 能 要 件 (その2 運 用 容 易 性 要 件 ) 評 価 項 目 評 価 項 目 の 定 義 評 価 尺 度 と 導 出 式 対 標 準 比 較 *1 A. 運 用 開 始 条 件 の 明 確 化 運 転 の 開 始 中 断 終 了 の 条 件 が 明 確 なこと 明 確 化 条 件 率 = 明 確 化 された 条 件 / 指 定 され た 条 件 90 点 以 上 1.0 80 1.1 60 1.2 B. 介 入 オペレーションの 最 小 化 運 転 中 のオペレーター の 介 入 が 無 いこと オペレーターの 介 入 操 作 の 回 数 同 上 C. 介 入 オペレーション 容 易 性 介 入 操 作 が 簡 単 かつ ミスがおき 難 いこと 操 作 容 易 率 = 操 作 に 問 題 がないと 認 めた 条 件 数 / 操 作 期 待 件 数 同 上 D. 運 用 体 制 構 築 の 要 件 文 書 化 項 目 の 明 確 化 運 用 スキル 定 義 引 継 ぎ 要 件 の 明 確 化 運 用 引 継 ぎ 時 に 定 義 や 明 確 化 された 項 目 / 事 前 に 定 義 や 明 確 化 され た 項 目 同 上 29
障 害 対 策 表 12-11 非 機 能 要 件 (その3 障 害 対 策 要 件 ) 評 価 項 目 評 価 項 目 の 定 義 評 価 尺 度 と 導 出 式 対 標 準 比 較 *1 異 常 検 知 条 件 の 設 定 異 常 であることを 見 極 められる 機 能 数 必 要 率 = 組 み 込 み 数 / 必 要 条 件 数 90 点 以 上 1.0 80 1.1 60 1.2 異 常 中 断 時 の 処 置 全 システムを 通 して 異 常 現 象 とアクションの 関 係 の 明 確 化 回 避 できた 回 数 / 異 常 回 数 期 間 95 点 以 上 1.0 80 1.1 60 1.2 障 害 対 策 の 適 正 化 容 易 化 障 害 対 策 のアクション が 容 易 かつミスが 起 こ りにくいこと 障 害 発 生 率 =ミスオペレー ション 発 生 数 / 障 害 数 0 点 1.1 10 点 0.9 10 点 以 下 0.8 30
災 害 対 策 要 件 表 2-1 非 機 能 要 件 (その4 災 害 対 策 要 件 ) 評 価 項 目 評 価 項 目 の 定 義 評 価 尺 度 と 導 出 式 対 標 準 比 較 広 域 災 害 対 策 システム 不 稼 動 状 態 か ら 正 常 又 はフェール ソフト 状 態 で 稼 動 する 迄 の 日 数 実 際 に 稼 動 できる 迄 の 日 数 / 定 義 された 日 数 他 社 の 回 復 レベル 以 上 は1.2 他 社 の 回 復 レベル 以 下 は1.0 局 所 災 害 対 策 システム 不 稼 動 状 態 か ら 正 常 又 はフェール ソフト 状 態 で 稼 動 する 迄 の 日 数 実 際 に 稼 動 できる 迄 の 日 数 / 定 義 された 日 数 他 社 の 回 復 レベル 以 上 は1.2 他 社 の 回 復 レベル 以 下 は1.0 31
運 用 作 業 の 評 価 値 追 究 は 今 後 の 課 題 多 くの 皆 様 のご 協 力 をお 願 いします 32