日向サンパーク温泉改革プラン（抜粋）

株 式 会 社 日 向 サンパーク 温 泉 に 係 る 日 向 市 第 三 セクター 経 営 検 討 委 員 会 の 検 討 報 告 書 1 経 営 検 討 委 員 会 について 本 委 員 会 は 第 三 セクター 等 の 状 況 について ( 平 成 20 年 6 月 30 日 付 け 総 務 省 自 治 財 政 局 長 通 知 )に 基 づき 日 向 市 第 三 セクター 経 営 検 討 委 員 会 設 置 要 綱 に 規 定 された 委 員 会 として 株 式 会 社 日 向 サンパー ク 温 泉 を 選 定 し 事 業 の 意 義 採 算 性 等 について 事 業 継 続 の 是 非 も 含 め 検 討 を 重 ね 平 成 21 年 11 月 にそ の 検 討 内 容 について 市 長 に 報 告 を 行 いました この 結 果 を 踏 まえ 市 は 今 後 適 切 な 経 営 を 行 うための 具 体 的 な 方 針 として 日 向 サンパーク 温 泉 改 革 プ ラン を 平 成 22 年 3 月 に 策 定 しました 本 委 員 会 では この 度 この 改 革 プランに 基 づく 平 成 24 年 度 の 取 り 組 み 状 況 等 について 点 検 価 を 行 いま したので 以 下 のとおり 検 討 内 容 を 報 告 します 1 経 営 検 討 委 員 会 委 員 名 簿 ( 日 向 サンパーク 温 泉 改 革 プラン 検 討 委 員 会 兼 務 ) 委 員 役 職 氏 名 団 体 等 委 員 長 有 馬 晋 作 宮 崎 公 立 大 学 人 文 学 部 教 授 委 員 黒 木 正 一 日 向 商 工 会 議 所 専 務 理 事 委 員 塩 月 智 恵 子 男 女 共 同 参 画 社 会 づくり 推 進 ルーム 協 議 会 会 長 香 野 剛 有 限 責 任 監 査 法 人 トーマツ 福 岡 事 務 所 公 認 会 計 士 三 輪 勝 広 市 民 福 祉 部 福 祉 課 長 福 田 幸 一 企 画 政 策 部 行 政 経 営 課 長 神 崎 康 徳 総 務 部 財 政 課 長

2 検 討 概 要 について (1) 経 営 目 標 平 成 24 年 度 は 温 泉 館 の 入 館 者 の 売 り 上 げは 減 少 ( 入 館 者 は 増 加 )したものの 物 産 館 の 売 り 上 げが 順 調 に 伸 びたことや 一 般 管 理 コスト 及 び 修 繕 費 の 縮 減 により 最 終 的 な 決 算 額 は 目 標 値 を 上 回 る 9,603 千 円 の 黒 字 を 計 上 しております 経 営 目 標 ( 単 位 千 円 ) 20 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 24 年 度 25 年 度 実 績 実 績 実 績 実 績 目 標 実 績 目 標 売 上 高 温 泉 館 A 123,243 129,908 140,431 136,533 139,858 134,438 143,074 物 産 館 B 257,535 232,979 226,089 240,477 262,960 246,009 269,534 計 C 380,778 362,887 366,520 377,010 402,545 380,447 412,608 売 上 原 価 D 228,421 211,667 207,242 217,580 236,198 221,451 241,386 売 上 総 利 益 E 152,357 151,220 159,278 159,430 166,347 158,996 171,222 販 売 費 管 理 費 F 167,851 167,066 167,814 168,658 173,843 164,246 176,668 市 委 託 料 G 16,723 16,493 16,065 16,065 16,493 16,065 16,493 営 業 利 益 H 1,229 647 7,529 9,618 8,997 13,095 11,047 その 他 I 501 86 760 2,781 500 3,090 506 営 業 外 利 益 J 760 744 415 501 560 582 560 営 業 外 費 用 K 385 17 0 133 250 46 50 経 常 利 益 L 2,105 1,460 8,704 9,986 9,807 14,441 12,063 法 人 税 M 208 209 208 208 212 4,838 213 当 期 利 益 N 1,897 1,251 8,496 9,778 9,595 9,603 11,850 C=A+B E=C-D H=E-F+G L=H+I+J-K N=L-M その 他 はオートキャンプ 場 体 育 施 設 (2) 目 標 達 成 への 具 体 的 取 組 経 営 目 標 を 達 成 するための 具 体 的 取 組 について 次 のとおり 点 検 価 を 行 いました

1 経 営 全 般 施 設 ごとの 経 営 把 握 施 設 ごとの 経 営 状 況 の 明 確 化 による 経 営 改 善 対 策 また 分 離 分 割 及 び 休 止 廃 止 の 判 断 に 備 えるた め それぞれの 施 設 ごとに 決 算 書 を 作 成 し 施 設 ごとの 収 支 を 明 確 にします 平 成 21 年 度 から 部 門 ごとの 決 算 書 を 作 成 し 経 営 内 容 を 分 析 価 しています 2 4 年 度 実 績 平 成 23 年 度 からは 月 毎 の 決 算 書 も 部 門 ごとに 作 成 し 毎 月 の 営 業 会 議 において 内 容 の 分 析 今 後 の 対 策 を 検 討 するなどしました 施 設 ごとに 月 別 の 決 算 状 況 が 整 理 されており 各 施 設 間 の 連 携 状 況 が 把 握 できることは 価 できるが さらに 本 データを 活 用 した 改 善 策 の 事 例 を 示 すことに 繋 がれば その 効 果 が 顕 著 になるのではないかと 思 われる 具 体 的 に 対 象 を 絞 った 経 営 改 善 や 新 たな 営 業 方 針 の 策 定 に 繋 げ 社 員 一 丸 となった 経 営 改 善 に 最 大 限 活 用 していただきたい 経 営 戦 略 の 検 討 人 口 変 動 や 交 通 網 の 変 動 に 対 応 した 経 営 戦 略 を 検 討 します 各 月 の 部 門 ごとの 施 設 利 用 者 数 を 把 握 し 前 年 比 等 を 確 認 しています 入 館 者 の 増 減 の 要 因 を 検 討 することにより 今 後 の 誘 客 対 策 を 講 じるとともに 次 年 度 の 自 主 イベント 開 催 等 の 検 討 資 料 として 活 用 しています 高 速 道 路 の 全 面 開 通 に 伴 うストロー 現 象 や 人 口 減 社 会 に 対 応 できる 対 策 が 急 務 である ことから 他 市 町 村 の 商 業 観 光 部 門 や 関 連 施 設 ( 道 の 駅 や 温 泉 施 設 等 )との 連 携 福 祉 事 業 等 様 々な 各 種 イベントとの 協 力 体 制 の 構 築 など 地 域 と 一 体 となった 経 営 戦 略 の 手 法 を 考 えていただきたい また データに 基 づく 各 施 設 の 対 前 年 度 比 等 の 分 析 は 行 われているが その 後 の 誘 客 対 策 についての 取 りまとめのお 願 いと 今 後 も 引 き 続 き 利 用 者 のデータ 収 集 分 析 を 的 確 に 行 い 経 営 改 善 に 活 かしていただきたい 運 転 資 金 の 確 保 支 援 現 状 の 運 転 資 金 に 対 する 個 人 補 償 の 債 務 の 解 消 及 び 運 転 資 金 確 保 のための 短 期 資 金 貸 付 の 検 討 を 行 います 平 成 22 年 度 から 個 人 保 証 の 債 務 を 解 消 し 株 式 会 社 日 向 サンパーク 温 泉 運 転 資 金 貸 付 要 綱 の 規 定 に 基 づき 事 業 の 円 滑 な 運 営 を 図 るために 貸 付 を 継 続 実 施 しています ( 参 考 ) 平 成 22 年 度 貸 付 額 :2,500 万 円 平 成 23 年 度 貸 付 額 :2,200 万 円 平 成 24 年 度 貸 付 額 :2,000 万 円

市 の 貸 付 金 も 減 少 傾 向 にあるので 適 正 に 運 営 していると 思 われるが 夕 張 市 では 財 政 破 たんの 要 因 となったので 貸 付 金 の 回 収 ( 年 度 内 )については 十 分 なチェックを 行 って いただきたい また 第 三 セクターとしても 無 利 子 の 貸 付 をさらに 減 らせるような 自 立 経 営 を 目 指 して さ らに 経 営 努 力 をお 願 いしたい 経 営 参 画 意 識 の 向 上 会 社 の 経 営 状 況 を 社 内 で 共 有 することにより 出 資 者 としての 経 営 参 画 意 識 の 向 上 に 努 めます 毎 月 実 施 している 営 業 会 議 等 において 現 年 度 の 経 営 状 況 を 社 員 に 報 告 することで 情 報 の 共 有 を 図 っています また 収 益 の 確 保 を 図 るため 各 社 員 の 取 組 の 重 要 性 について 社 内 教 育 を 実 施 しまし た 毎 月 の 営 業 会 議 による 社 内 情 報 の 共 有 化 と 月 2 回 の 社 員 教 育 の 効 果 は 価 できるが 社 員 の 意 見 等 どのように 反 映 しているかなどの 報 告 もお 願 いしたい さらに 経 営 に 対 する 参 画 意 識 を 育 んでいただき 社 員 全 体 で 施 設 経 営 を 支 えているとい う 共 通 認 識 のもと 経 営 に 取 り 組 んでいただきたい 案 内 標 識 サンパーク 内 の 施 設 や 遊 歩 道 等 の 周 辺 観 光 施 設 の 所 在 をわかりやすく 表 示 します 施 設 内 の 案 内 図 として キャンプ 場 と 温 泉 館 の 経 路 図 及 びレストラン 案 内 等 の 標 示 や 駐 車 場 入 り 口 に 休 館 日 の 表 示 板 を 新 設 しました 平 成 25 年 度 には 東 九 州 自 動 車 道 の 開 通 効 果 を 高 めるため 国 道 10 号 線 の 上 下 方 向 に 新 たに 案 内 板 の 設 置 に 取 り 組 みます 価 充 分 であった ある 程 度 あった 不 十 分 であった 平 成 24 年 度 に 施 設 内 及 び 国 道 10 号 線 に 案 内 看 板 が 設 置 されたが 利 用 者 目 線 で 見 やすく 工 夫 がなされており 価 できる 特 に 温 泉 館 の 入 場 者 数 が 微 増 しており 施 設 内 の 経 路 図 や 案 内 表 示 の 設 置 は 施 設 間 の 連 携 にも 大 変 有 効 であると 思 われる 今 後 高 速 道 路 の 全 面 開 通 に 備 え 新 たな 日 向 市 独 自 の 看 板 作 成 や 既 存 の 案 内 看 板 の 見 直 しを 行 うなど さらに 案 内 標 識 を 充 実 していただきたい

2 収 益 確 保 集 客 増 対 策 マイクロバスを 活 用 した 団 体 客 の 集 客 企 業 の 福 利 厚 生 施 設 としての 利 用 各 種 イベントの 実 施 等 により 集 客 増 を 図 ります マイクロバスで 送 迎 するグランドゴルフ 大 会 の 充 実 や 自 衛 艦 や 客 船 入 港 時 の 送 迎 サー ビス 等 に 取 り 組 みました また ビアガーデンや 忘 年 会 新 年 会 シーズンには 市 内 企 業 にダイレクトメールを 送 付 する 等 マイクロバス 送 迎 を 活 用 した 団 体 客 の 集 客 に 取 り 組 みました 団 体 客 確 保 にマイクロバス 利 用 の 団 体 客 や 大 型 客 船 入 港 時 の 送 迎 サービスなどの 取 り 組 みについては 価 できる 特 にマイクロバスの 宣 伝 効 果 は 高 く 確 立 された 取 り 組 みとなっているが 他 の 温 泉 施 設 にないオリジナリティを 今 後 の 課 題 とさせていただきたい また 攻 めの 経 営 に 移 行 すべく 営 業 担 当 社 員 配 置 ( 営 業 体 制 の 検 証 )や 日 向 圏 域 の 各 種 イベントに 連 携 した 取 り 組 みによる 集 客 についても 検 討 してはどうか 各 施 設 間 の 連 携 温 泉 館 物 産 館 キャンプ 場 等 連 携 によるイベント 開 催 と 定 期 的 な 合 同 会 議 により サンパークのPR 及 び 集 客 増 を 図 るとともに 相 乗 効 果 のある 対 策 を 講 じます 毎 月 開 催 している 各 部 署 の 主 任 会 議 等 で イベント 等 のアイデアを 出 し 合 い 各 部 署 が 連 携 して 取 り 組 む 内 容 となるよう 検 討 しました また 情 報 を 共 有 することにより 社 員 全 員 で 取 り 組 んでいく 意 識 の 醸 成 を 図 りました 毎 月 開 催 の 主 任 者 会 議 等 はじめ 社 員 が 情 報 を 共 有 し アイデアを 出 し 合 い 取 り 組 んで いる 姿 勢 は 高 く 価 できるが もう 少 し 具 体 的 な 連 携 内 容 を 例 示 して 欲 しい また 従 業 員 のアイデアだけでなく 市 民 ニーズに 応 えたイベントや( 各 施 設 間 だけでな く) 外 部 機 関 と 連 携 した 取 り 組 みの 検 討 も 必 要 ではないか オリジナル 商 品 の 開 発 サンパーク 温 泉 オリジナル 商 品 の 開 発 研 究 と 販 売 に 努 めます サンパークTシャツや 温 泉 タオル 以 外 に 古 事 記 編 纂 1300 年 を 記 念 し 地 元 食 材 を 活 用 した 美 々 津 あじわい 御 膳 等 のレストランメニューの 提 供 を 開 始 しました 古 事 記 編 纂 1300 年 事 業 にちなんだメニューを 取 り 入 れたことは 価 できるが 売 上 高 が 減 少 している 点 や 少 し 高 い という 市 民 の 声 に 配 慮 し 手 ごろな 値 段 のメニューについ

ても 検 討 する 必 要 があるのではないか また 地 元 食 材 を 活 用 したメニューの 印 象 が 薄 いので サンパークに 行 くと 日 向 名 物 を 食 べることができるような 取 り 組 みもいいのではないか また オリジナル 商 品 は 十 分 なニーズを 見 越 した 上 での 研 究 開 発 が 必 要 と 考 えるが 既 開 発 商 品 をはじめ ゆるキャラや 独 自 のキャラクター 商 品 など サンパークに 行 かないと 手 に 入 れることのできない 商 品 の 開 発 に 取 り 組 んでいただきたい ホームページや 広 報 紙 の 活 用 ホームページの 定 期 的 な 改 訂 により 常 に 新 しい 情 報 を 発 信 し 顧 客 確 保 に 努 めます また 毎 月 発 行 し ているサンパーク 広 報 紙 にイベント 情 報 等 を 掲 載 することにより 市 民 等 に 周 知 します ホームページの 更 新 は 適 宜 行 いました サンパークカレンダーも スポンサーに 協 力 依 頼 し 配 布 エリアの 拡 大 及 び 配 布 方 法 等 の 改 善 を 図 りました ホームページや 広 報 誌 で 積 極 的 に 情 報 発 信 に 努 めていることは 高 く 価 できるが 今 後 さらに 他 の 観 光 施 設 のホームページを 参 考 にするなどして 常 に 充 実 した 内 容 の 掲 載 を 期 待 したい 日 向 サンパーク 温 泉 の 新 たなPR 方 針 ( 歴 史 を 変 えるような)についても 検 討 する 必 要 が あるのではないか 施 設 の 有 効 利 用 オートキャンプ 場 コテージを 昼 間 貸 出 できるよう 検 討 し 収 益 増 を 図 ります 平 成 22 年 3 月 日 向 市 日 向 サンパーク 場 条 例 を 改 正 (6 月 施 行 )し キャンプサイト コテ ージ ログテントの3 施 設 の 日 帰 り 使 用 がしやすい 環 境 としました 今 後 も 周 知 を 図 るとともに 引 き 続 き 施 設 の 利 用 促 進 に 取 り 組 みます 施 設 の 利 用 促 進 に 向 けた 取 り 組 みは 施 設 の 有 効 利 用 の 面 からも 価 できる 常 に 利 用 しやすい 環 境 づくり( 使 用 料 金 使 用 時 間 )の 取 り 組 みを 怠 らないようにするとと もに 市 民 の 利 用 範 囲 が 広 がるので PR( 昼 間 の 利 用 等 )をお 願 いしたい 道 の 駅 日 向 物 産 館 の 運 営 物 産 館 出 荷 協 議 会 と 集 荷 物 集 荷 時 間 の 協 議 を 行 い 物 産 館 の 効 率 的 な 運 営 を 図 ります 夏 季 と 冬 季 の 営 業 時 間 の 見 直 しについては 平 成 22 年 度 中 にデータ 分 析 及 び 利 用 者 等 の 要 望 も 踏 まえ 営 業 時 間 は 年 間 通 じて 午 前 9 時 から 午 後 7 時 までとしました 価 充 分 であった ある 程 度 あった 不 十 分 であった

営 業 時 間 の 延 長 は 売 上 高 の 増 加 にもつながっており 十 分 価 できる 出 荷 者 協 議 会 との 連 携 なども 適 正 に 検 討 運 営 されているが さらなる 出 荷 者 意 欲 の 向 上 に 向 けた 対 策 をはじめ 近 隣 市 町 村 の 観 光 施 設 の 利 用 状 況 などについても 調 査 分 析 を 行 い 常 に 利 用 しやすい 環 境 づくり( 新 鮮 で 良 質 な 品 揃 え 陳 列 棚 の 工 夫 など)に 努 めて いただきたい 3 経 費 節 減 人 件 費 抑 制 各 部 署 の 社 員 体 制 並 びに 勤 務 体 制 を 検 討 し 効 率 的 な 人 員 配 置 に 努 めます 組 織 体 制 については 指 揮 命 令 の 円 滑 化 及 び 業 務 の 効 率 化 を 図 るため 温 泉 館 施 設 系 と 物 産 館 施 設 系 の 2 施 設 系 に 集 約 整 理 しています また 両 施 設 の 管 理 機 能 や 企 画 営 業 機 能 を 高 めるため 新 たに 統 括 営 業 課 を 設 置 しました 社 員 配 置 については 施 設 間 の 社 員 意 識 の 一 体 化 及 び 経 営 能 力 の 向 上 等 に 考 慮 して 適 切 に 実 施 します 経 営 は 会 計 事 務 所 の 指 導 のもと 収 益 増 の 状 況 であり 適 正 な 運 営 がなされていると 思 われるが 人 件 費 の 抑 制 は 勤 務 状 況 等 踏 まえ 適 性 に 取 り 扱 う 必 要 がある 常 時 効 率 的 で 社 員 のモチベーションを 向 上 できる 体 制 づくりや 非 生 産 部 門 の 組 織 機 能 の 強 化 に 努 めていただく 必 要 があり 現 場 の 状 況 特 に 社 員 の 健 康 管 理 等 にも 十 分 配 慮 をお 願 いしたい 物 件 費 の 節 減 環 境 に 配 慮 し 市 のエコプラン( 旧 ISO14001)の 取 組 みに 準 じて 省 エネルギーによる 経 費 節 減 に 努 めま す 施 設 外 の 街 路 灯 防 犯 灯 及 び 施 設 内 の 照 明 灯 等 については 節 電 効 果 を 高 めるためL ED 球 の 交 換 及 び 点 灯 時 間 の 短 縮 化 等 の 改 善 に 取 り 組 みました 今 後 施 設 内 の 自 動 販 売 機 の 環 境 防 災 機 能 等 の 充 実 と 温 泉 館 の 節 水 機 能 の 向 上 に 取 り 組 みます バイオマスボイラーの 活 用 やLED 球 への 交 換 などの 長 期 的 視 野 に 立 った 地 道 な 省 エネ ルギー 対 策 は 将 来 的 に 効 果 をもたらすと 考 えられるので 価 できる 今 後 も 社 員 教 育 などを 通 じ 環 境 に 配 慮 した 省 エネルギー 対 策 の 意 識 向 上 に 努 めてい ただき さらなる 将 来 を 見 据 えた 取 り 組 みをお 願 いしたい

委 託 契 約 の 見 直 し 既 存 の 業 務 委 託 契 約 については 業 務 内 容 や 契 約 方 法 の 見 直 しなどにより 委 託 経 費 の 節 減 に 努 めま す 日 向 サンパーク 温 泉 管 理 業 務 委 託 において 委 託 費 の 不 足 がみられ 経 営 を 圧 迫 して いることから 適 正 な 委 託 費 について 精 査 検 証 しました 適 性 な 委 託 契 約 により 経 営 改 善 が 図 られていることは 価 できるが その 見 直 しの 具 体 的 な 取 り 組 みについて もう 少 し 詳 しく 示 していただきたい 安 全 第 一 で 適 性 な 委 託 管 理 を 行 うために さらなる 契 約 内 容 の 精 査 検 証 を 行 っていた だき 経 費 の 抑 制 等 に 繋 げていただきたい 4 良 質 なサービス 提 供 利 用 者 が 快 適 に 感 じる 環 境 づくり 清 掃 方 法 物 品 の 整 理 整 頓 など 利 用 者 の 立 場 に 立 った 環 境 づくりに 努 めます 清 掃 に 関 する 利 用 者 の 要 望 や 苦 情 には 部 署 の 主 任 を 中 心 に 速 やかに 対 応 策 を 協 議 し 迅 速 な 改 善 に 取 り 組 みました また 温 泉 館 内 の 中 枢 部 分 であるフロントのカウンターの 改 築 及 び 券 売 機 の 更 新 等 を 行 い 入 館 者 の 利 便 性 及 びサービスの 充 実 を 図 りました 今 後 顧 客 サービスの 充 実 を 図 りながら 個 人 や 関 係 団 体 等 と 連 携 しながら 魅 力 あるエ ントランス 空 間 の 創 出 を 図 っていく 必 要 があると 考 えています 利 用 者 の 要 望 や 苦 情 に 速 やかに 対 応 し フロントカウンターの 改 築 券 売 機 の 更 新 など 利 用 者 の 立 場 に 立 った 環 境 改 善 の 取 り 組 みは 施 設 の 利 用 者 増 にも 寄 与 しており 高 く 価 できる 今 後 も 引 き 続 き 清 掃 状 況 など 利 用 者 の 苦 情 への 迅 速 な 対 応 を 図 っていただくととも に 利 用 者 意 見 反 映 のためのモニター 制 度 などの 導 入 について 検 討 していただきたい 接 遇 研 修 の 実 施 利 用 者 満 足 度 の 向 上 は 経 営 改 善 につながるため 利 用 者 の 応 対 等 の 心 構 えや 資 質 を 高 めるため 接 遇 研 修 等 を 計 画 的 に 実 施 します メンテナンスの 休 館 日 等 を 利 用 して 県 内 外 の 先 進 地 視 察 の 実 施 や 良 質 なサービスを 向 上 するための 外 部 講 師 による 社 内 研 修 会 の 実 施 をはじめ 民 間 機 関 を 活 用 した 社 外 研 修 に 参 加 しました 今 後 も 引 き 続 き 社 員 のスキルアップ 向 上 を 図 っていきたい

接 遇 に 関 しての 取 り 組 みは 利 用 者 の 好 感 度 も 高 く 十 分 価 できる コストをかけずに 施 設 のイメージを 向 上 できる 分 野 なので このまま 引 き 続 き 努 力 をお 願 いしたい 常 に 問 題 意 識 を 持 ち 独 自 の 研 修 はもとより 民 間 主 催 の 接 遇 研 修 等 有 効 に 活 用 しな がら さらなるサービスの 向 上 に 努 めていただきたい 温 泉 施 設 を 利 用 した 健 康 づくり 教 室 等 の 開 催 市 の 関 係 部 署 と 連 携 を 図 り 温 泉 施 設 等 を 利 用 した 健 康 づくり 教 室 等 を 開 催 し サンパークを 訪 れやす い 環 境 の 整 備 に 努 めます 国 保 の 被 保 険 者 等 を 対 象 とした 健 康 教 室 を 開 催 しました 今 後 さらに 市 町 村 共 済 組 合 等 へも 働 きかけ 健 康 教 室 の 会 場 として 幅 広 く 活 用 してい ただけるよう 取 り 組 みを 行 う 必 要 があると 考 えています 国 民 健 康 保 険 被 保 険 者 後 期 高 齢 者 医 療 の 被 保 険 者 を 対 象 に 温 泉 施 設 の 利 用 助 成 や 温 泉 いきいき 健 康 サロン や 国 保 フェア 健 康 相 談 などの 事 業 が 実 施 されており 価 できる 今 後 も 市 の 関 係 部 署 をはじめ 一 般 の 会 社 の 福 利 厚 生 事 業 や 特 に 高 齢 者 向 け 事 業 と の 連 携 など 利 用 率 アップの 工 夫 について 検 討 していただきたい 情 報 の 公 開 会 社 広 報 紙 等 で 利 用 者 の 関 心 を 高 め サンパークに 関 する 情 報 を 公 開 します 毎 月 サンパークカレンダーを 作 成 し 公 共 施 設 等 で 配 布 するとともに 自 治 区 を 通 じ 市 内 全 戸 配 布 することで 情 報 発 信 しました た また 市 広 報 誌 や 市 ホームページともリンクし サンパークに 関 する 情 報 発 信 を 行 いまし 価 充 分 であった ある 程 度 あった 不 十 分 であった 月 刊 情 報 誌 広 報 誌 サンパークカレンダー は 見 やすく 分 かりやすく 作 成 されており さ らに 市 内 全 戸 に 配 布 されるなど PRは 積 極 的 に 行 われていると 価 できる 今 後 も 継 続 的 な 取 り 組 みはもちろんであるが プラスアルファー( 前 述 の 営 業 社 員 配 置 などで)の 取 り 組 みを 期 待 したい 利 用 者 アンケートの 実 施 サンパーク 利 用 者 へのアンケート 調 査 により サンパークの 改 善 事 項 を 把 握 し 信 頼 される 会 社 経 営 に 努 めます

毎 月 行 う 風 呂 の 日 クイズを 活 用 し 利 用 者 の 要 望 や 苦 情 その 他 の 意 見 をアンケート 調 査 し これらの 意 見 を 社 内 で 共 有 化 を 図 るとともに 営 業 の 取 り 組 みに 意 見 を 反 映 し 改 善 を 図 りました 温 泉 館 と 物 産 館 の 相 互 利 用 の 状 況 など アンケートで 利 用 者 のニーズを 把 握 し それに 的 確 に 応 えていくことが 利 用 者 拡 大 に 繋 がっていくのではないか また 利 用 者 でない 一 般 の 市 民 を 対 象 にサンパークのPRも 兼 ねてアンケートを 行 うのも 有 効 な 取 り 組 みではないかと 思 われる アンケートを 基 にした 改 善 結 果 などあった 場 合 は 具 体 的 に 報 告 をしていただきたい 施 設 の 充 実 次 世 代 支 援 の 遊 具 を 整 備 し サンパーク 施 設 の 利 用 者 増 を 図 ります 平 成 22 年 度 にコンビネーション 遊 具 等 を 整 備 を 行 いました その 結 果 未 就 学 児 童 等 の 利 用 者 増 加 に 繋 がりました 遊 具 は 他 市 町 村 と 比 較 すると 不 十 分 であるという 声 も 聞 かれるが 整 備 した 遊 具 施 設 と 他 施 設 との 相 乗 効 果 による 利 用 者 増 に 繋 げていただきたい ( 昨 年 も 指 摘 をしました) また こども 連 れなど 家 族 ぐるみの 利 用 者 を 対 象 としたイベントの 実 施 をはじめ 遊 具 利 用 者 のサンパーク 温 泉 等 への 誘 導 等 施 設 間 の 連 携 などの 戦 略 的 な 取 り 組 みと 併 せ 保 育 園 幼 稚 園 小 学 校 の 遠 足 に 利 用 してもらえるよう 関 係 機 関 にPR 活 動 を 行 うなどのの 検 討 をしていただきたい 目 標 達 成 への 具 体 的 取 組 組 織 改 編 事 業 の 効 率 化 及 び 指 揮 命 令 系 統 を 確 立 するため 会 社 組 織 の 見 直 しを 行 い 社 員 体 制 の 充 実 に 努 めま す 平 成 24 年 度 は 部 署 間 の 連 携 や 営 業 形 態 も 含 め 効 率 的 な 組 織 体 制 の 構 築 を 図 り 経 営 の 安 定 化 及 び 継 続 性 の 確 保 が 図 れるよう 取 り 組 みを 行 いました 優 秀 な 人 材 を 確 保 し 社 員 体 制 の 充 実 を 図 ることが 経 営 の 基 本 となると 考 えますが もう 少 し 具 体 的 な 取 り 組 みを 示 していただきたい また 中 長 期 的 な 視 点 に 立 って 現 在 取 り 組 まれている 配 置 転 換 等 有 効 な 手 段 を 活 用 し 常 に 効 率 かつ 社 員 のモチベーションを 向 上 できる 適 正 な 社 員 体 制 の 整 備 に 努 めてい ただきたい

施 設 改 善 計 画 修 繕 計 画 設 備 機 器 類 の 耐 用 年 数 と 塩 害 による 機 器 の 損 傷 を 考 慮 した 修 繕 計 画 を 策 定 し 定 期 的 に 点 検 しながら 計 画 に 沿 った 更 新 に 努 めます 今 年 度 健 全 な 経 営 ビジョンの 構 築 を 図 るため 中 長 期 的 な 施 設 の 修 繕 及 び 改 修 計 画 を 再 度 整 理 し 安 全 で 安 定 した 施 設 運 営 を 目 的 としたプラン( 案 )の 策 定 に 取 り 組 みまし た また 施 設 の 修 繕 計 画 が 進 んでおらず 今 後 安 定 した 運 転 に 支 障 をきたす 可 能 性 が 高 いことから 塩 害 による 施 設 の 劣 化 を 早 期 に 検 証 し 平 成 26 年 度 から 年 次 的 な 修 繕 に 係 る 予 算 化 に 向 けた 取 り 組 みを 行 います 施 設 修 繕 計 画 は 最 重 要 な 課 題 であり 市 と 連 携 を 図 りながら 中 長 期 的 な 施 設 改 善 改 修 計 画 を 策 定 し 安 全 安 心 な 施 設 運 営 を 図 っていく 必 要 がある 特 に 塩 害 による 機 器 の 損 傷 は 想 像 以 上 に 激 しく 修 繕 に 費 用 を 要 するとのことである が 施 設 の 安 定 した 経 営 のため 衛 生 面 に 配 慮 した 適 正 な 整 備 計 画 のもと 更 新 を 図 ってい くようにしていただきたい なお この 問 題 については 市 施 設 全 体 の 公 共 施 設 マネジメントにおいて 検 討 していく べき 課 題 であるが 改 修 時 期 規 模 等 について 十 分 検 証 が 必 要 である

3 むすび ( 検 討 結 果 ) 改 革 プランに 沿 った 取 り 組 みも3 年 目 ( 計 画 期 間 4 年 )を 迎 え 業 績 については 当 期 純 利 益 が960 万 3 千 円 の 増 収 となり 短 期 借 入 金 ( 平 成 20~24 年 度 )の 返 済 も 終 了 するなど 改 革 プラン 策 定 後 は 安 定 した 経 営 が 続 いており 一 定 の 価 はできるところである 主 な 内 訳 として 入 館 者 増 加 や 物 産 館 の 売 り 上 げが 伸 びるなどの 収 益 増 に 加 え 人 件 費 等 の 一 般 管 理 コス ト 及 び 修 繕 費 等 の 縮 減 によって 経 営 は 黒 字 となっている しかし 依 然 として 温 泉 館 単 体 での 赤 字 経 営 は 継 続 しており さらに 施 設 の 老 朽 化 や 塩 害 等 による 施 設 整 備 の 必 要 性 は 緊 急 を 要 している 状 況 であり 安 全 面 衛 生 面 に 関 する 設 備 等 の 管 理 補 修 については 適 切 に 対 応 していく 必 要 がある 昨 年 も 指 摘 をしたが 施 設 設 備 の 経 年 劣 化 に 伴 う 大 規 模 改 修 については 費 用 の 将 来 負 担 の 面 において 事 業 継 続 の 要 否 に 関 わる 問 題 であり 報 告 書 の 中 でも 触 れているが 市 施 設 全 体 に 関 わる 問 題 であることか ら 公 共 施 設 マネジメントの 中 で 適 切 に 対 応 を 行 い 安 心 安 全 な 施 設 経 営 に 努 めていただきたい また 近 隣 市 町 村 の 観 光 施 設 オープンや 平 成 26 年 3 月 には 本 市 を 通 る 高 速 道 が 全 線 開 通 するなど 施 設 を 取 り 巻 く 環 境 が 大 きく 変 化 することが 予 想 される 利 用 者 状 況 の 収 集 分 析 はもちろんのこと 今 回 示 させていただいた 意 見 を 踏 まえ これまで 以 上 に 市 との 連 携 を 強 化 するなどして 適 切 に 経 営 改 善 を 図 っていただきたい 最 後 に 日 向 市 第 三 セクター 経 営 検 討 委 員 会 経 営 検 討 報 告 書 ( 平 成 21 年 11 月 2 日 )を 受 けて 事 業 の 継 続 又 は 廃 止 について 時 期 を 失 しない 具 体 的 な 方 針 決 定 が 必 要 となっているが 当 委 員 会 としましては 平 成 24 年 度 の 決 算 状 況 を 総 合 的 に 判 断 した 結 果 現 時 点 においては 日 向 サンパーク 温 泉 の 運 営 継 続 は 妥 当 であるとし その 運 営 状 況 について 引 き 続 きチェックをしていきたいと 判 断 したところである