Microsoft Word - 自主自立報告書(ver21_ 入稿原稿



Similar documents
<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

Microsoft Word - 交野市産業振興基本計画 doc

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について


●幼児教育振興法案

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

16 日本学生支援機構

定款

18 国立高等専門学校機構

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

 

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

スライド 1

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

Microsoft Word - 通達(参考).doc

m07 北見工業大学 様式①

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

公表表紙

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

<4D F736F F F696E74202D D382E982B382C68AF1958D8BE090A C98AD682B782E B83678C8B89CA81698CF6955C A2E >

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

Taro-07-1提言概要.jtd

Microsoft Word 利子補給金交付要綱

納品労働者アンケート結果_0331納品版

Microsoft PowerPoint - 【資料5】社会福祉施設職員等退職手当共済制度の見直し(案)について

Microsoft Word - 公表用答申422号.doc

小山市保育所整備計画

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

平成17年度高知県県産材利用推進事業費補助金交付要綱

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

< F2D819A8B638E968E9197BF82528E968BC68C7689E68F C>

平成24年度開設予定大学院等一覧(判定を「不可」とするもの)

1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt


財政再計算結果_色変更.indd

< DB8CAF97BF97A6955C2E786C73>

<81696D373188A E58A77816A E93788D9191E5834B C8EAE82502E786C73>

<4D F736F F D CF322D33817A95DB8CEC8ED292B28DB881698A6D816A2E646F63>

第2分野 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革

一般競争入札について

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

資 料 年 オリンピック パラリンピック 東 京 大 会 における ホストシティ タウン 構 想 (イメージ) 1. 趣 旨 経 済 財 政 運 営 と 改 革 の 基 本 方 針 2014( 平 成 26 年 6 月 24 日 閣 議 決 定 )を 踏 まえ 2020 年 オリン

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

私 達 が 調 査 手 法 を 研 究 した 背 景 リクルートワークス 研 究 所 ワーキングパーソン 調 査 (2000 年 ~ 隔 年 実 施 ) 首 都 圏 在 住 の18~59 歳 で 働 く 個 人 6,500 人 ( )を 対 象 に 就 業 実 態 意 識 を 調 査 調 査 実 施

家 簿 記 入 者 就 業 者 別 集 結 果 ( 別 紙 1 小 参 照 ) A 夫 婦 のみの 世 帯 ( 片 働 き) では 妻 が 家 簿 記 入 者 で 夫 が 就 業 している 世 帯 が 最 も 多 く 197 世 帯 (98.5%)であった B 夫 婦 のみの 世 帯 ( 共 働 き

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

耐 震 診 断 受 付 期 間 4 月 16 日 ( 月 )~1 月 31 日 ( 木 ) 予 定 戸 数 100 戸 1 補 助 の 条 件 次 のすべての 要 件 に 該 当 すること (1) 市 民 自 らが 所 有 し 居 住 していること (2) 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

●労働基準法等の一部を改正する法律案

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

らの 内 容 について 規 定 することとしております 今 回 お 示 しする 整 理 は 現 時 点 の 案 ですので あらかじめご 承 知 おき 下 さい 同 令 等 の 改 正 規 定 が 確 定 し 次 第 改 めてご 連 絡 をさせていただきます 記 1 軽 減 措 置 の 具 体 的 な


平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

ニュースリリース

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

入札公告 機動装備センター

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

Taro-01 議案概要.jtd

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

資料2 利用者負担(保育費用)

波佐見町の給与・定員管理等について

いう )は 警 告 をしたときは 速 やかに その 内 容 及 び 日 時 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申 出 をした 者 に 通 知 しなければならないこととされ また 警 告 をし なかったときは 速 やかに その 旨 及 び 理 由 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申

通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

(Microsoft Word - \203A \225\345\217W\227v\227\314 .doc)

新 行 財 政 改 革 推 進 大 綱 実 施 計 画 個 票 取 組 施 策 国 や 研 究 機 関 への 派 遣 研 修 による 資 質 向 上 の 推 進 鳥 インフルエンザ 等 新 たな 感 染 症 等 に 対 する 検 査 技 術 の 習 得 など 職 員 の 専 門

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

スライド 1

PowerPoint プレゼンテーション

Transcription:

政 策 形 成 過 程 における 住 民 参 加 のあり 方 に 関 する 調 査 研 究 平 成 26 年 3 月 一 般 財 団 法 人 地 方 自 治 研 究 機 構

目 次 序 章 調 査 研 究 の 概 要... 3 1 調 査 研 究 の 背 景...3 2 調 査 研 究 の 目 的...5 3 調 査 研 究 の 体 制...6 第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向... 9 1 調 査 の 概 要...9 2 サンプルの 概 要...12 3 住 民 参 加 の 方 法 ( 機 会 )の 参 加 利 用 意 向...15 4 市 区 町 村 長 の 政 策 等 の 認 知 度...23 5 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度...29 6 住 民 参 加 を 促 すための 仕 組 みづくりの 充 実 度 に 対 する 評 価...36 7 住 民 意 向 の 反 映 状 況 に 対 する 評 価...39 8 まちづくりや 政 策 に 対 する 満 足 度...45 9 まちづくりや 政 策 に 対 する 関 心 度...51 10 まちづくり 政 策 分 野 別 にみた 関 心 度...59 11 まちづくり 政 策 分 野 別 みた 認 知 度...64 12 住 民 参 加 の 意 向 を 形 成 する 意 識 構 造...69 第 2 章 主 要 な 住 民 参 加 制 度 手 法 の 運 用 及 び 効 果... 87 1 調 査 の 概 要...87 2 政 策 形 成 過 程 における 住 民 参 加 方 策 に 関 する 調 査 結 果...91 3 住 民 参 加 手 法 の 先 進 事 例 紹 介...122 第 3 章 住 民 参 加 手 法 の 取 組 例... 131 1 調 査 の 概 要...131 2 公 共 施 設 改 革 の 推 進 と 住 民 参 加...135 3 スポーツコミッションで 官 民 連 携 の 住 民 参 加 手 法 の 模 索...165 委 員 レポート... 193 住 民 意 識 調 査 と 住 民 参 加 の 推 進...194 自 治 体 内 分 権 の 現 状 と 課 題 住 民 自 治 の 基 層 を 飯 田 市 の 実 践 から 考 える...203 MICEと 住 民 参 加...214 政 策 形 成 過 程 における 住 民 参 加 について...221 住 民 参 加 の 意 向 と 町 会 自 治 会 活 動 への 関 わり - 埼 玉 県 八 潮 市 の 条 例 を 素 材 に-...227 資 料 編... 235 研 究 会 名 簿... 255

序 章 調 査 研 究 の 概 要

序 章 調 査 研 究 の 概 要 序 章 調 査 研 究 の 概 要 1 調 査 研 究 の 背 景 (1) 研 究 会 の 趣 旨 及 び 経 緯 地 方 自 治 研 究 機 構 では 平 成 16 年 度 から 行 政 学 行 政 法 学 社 会 学 等 の 学 識 者 で 組 織 する 地 域 の 自 主 性 自 立 性 の 向 上 に 関 する 研 究 会 を 設 置 し( 研 究 会 名 称 が 平 成 22 年 度 まで 地 域 づくり まちづくり 研 究 会 平 成 23 年 度 から 上 記 名 称 に 変 更 ) 地 域 づくり まちづくりや 公 共 政 策 等 に 係 る 調 査 研 究 事 業 を 実 施 している 過 去 5 年 間 の 自 主 研 究 の 取 組 の 経 緯 をみると 近 年 地 方 分 権 や 市 町 村 合 併 ( 平 成 の 大 合 併 )の 進 展 に 伴 い 新 たな 住 民 自 治 の 拡 充 強 化 が 求 められていることから 地 域 コミュニティの 再 編 再 生 活 性 化 地 域 協 働 に 資 する 地 域 社 会 の 人 材 開 発 等 を 取 り 上 げ 平 成 24 年 度 は 市 区 町 村 における 住 民 参 加 方 策 に 関 する 調 査 研 究 を 実 施 した 平 成 24 年 度 調 査 では 地 方 自 治 体 の 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 方 策 の 重 要 性 に 鑑 み 市 区 町 村 の 政 策 形 成 において 実 効 性 のある 住 民 参 加 方 策 の 導 入 と 運 用 に 係 る 実 態 を 把 握 することとし 市 区 町 村 アンケート 調 査 先 進 自 治 体 調 査 等 を 実 施 して 1 市 区 町 村 の 政 策 形 成 における 住 民 参 加 の 現 状 と 課 題 2 今 後 の 住 民 参 加 の 推 進 拡 充 に 向 けた 重 点 ポイント 等 について 取 りまとめた 図 表 0-1 自 主 研 究 事 業 の 取 組 経 緯 平 成 20~21 年 度 地 域 コミュニティの 再 生 再 編 活 性 化 方 策 に 関 する 調 査 研 究 Ⅰ 地 域 コミュニティの 再 生 再 編 活 性 化 方 策 に 関 する 調 査 研 究 Ⅱ 基 礎 的 基 本 的 な 住 民 活 動 領 域 である 地 域 コミュニティにおける 住 民 参 加 の 現 状 と 推 進 に 向 けた 都 道 府 県 市 区 町 村 の 取 組 の 現 状 等 を 調 査 研 究 住 民 自 治 組 織 地 域 予 算 制 度 等 の 新 たな 住 民 参 加 方 策 等 の 検 証 平 成 22~23 年 度 地 域 協 働 のまちづくりと 人 材 開 発 に 関 する 調 査 研 究 地 域 の 自 主 性 及 び 自 立 性 の 向 上 のための 人 材 開 発 に 関 する 調 査 研 究 協 働 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 基 礎 的 条 件 である 人 材 開 発 を 調 査 研 究 地 域 の 人 材 開 発 主 体 として 大 学 等 の 役 割 に 注 目 し 自 治 体 と 大 学 との 協 働 を 通 じた 人 材 開 発 地 域 プロジェクトの 取 組 について 検 証 平 成 24 年 度 市 区 町 村 における 住 民 参 加 方 策 に 関 する 調 査 研 究 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 方 策 を 調 査 研 究 市 区 町 村 の 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 方 策 の 問 題 点 課 題 の 把 握 新 たな 取 組 等 につ いて 検 証 平 成 25 年 度 政 策 形 成 過 程 における 住 民 参 加 のあり 方 に 関 する 調 査 研 究 - 3 -

(2) 調 査 の 背 景 地 方 分 権 の 進 展 に 伴 い 地 域 の 実 情 に 沿 った 自 主 性 自 立 性 を 高 めた 地 域 づくりの 取 組 が 活 発 化 し てきている こうした 取 組 の 重 要 な 条 件 の 一 つとなるのが 多 様 で 広 範 な 住 民 の 参 加 を 推 進 するため の 市 区 町 村 の 住 民 参 加 方 策 の 拡 充 である 住 民 参 加 の 領 域 は 様 々な 分 野 があるが 近 年 は 行 政 活 動 領 域 特 に 政 策 形 成 過 程 における 住 民 参 加 が 重 要 となってきており その 推 進 に 資 する 方 策 の 拡 充 が 求 められる 昨 年 度 調 査 結 果 から 行 政 活 動 領 域 への 住 民 参 加 方 策 は 広 聴 広 報 施 策 をはじめ 審 議 会 住 民 アンケート パブリックコメント 等 の 多 様 な 方 法 制 度 がみられるが 近 年 はミニパブ リックス 等 の 新 しい 方 法 制 度 を 導 入 する 地 方 自 治 体 も 増 えてきており その 効 果 や 具 体 的 な 運 営 等 が 注 目 されている 図 表 0-2 調 査 研 究 の 対 象 調 査 研 究 対 象 住 民 活 動 領 域 協 働 活 動 領 域 行 政 活 動 領 域 自 治 会 集 落 活 動 まちづくり 活 動 等 活 動 支 援 ( 自 治 会 加 入 促 進 NPO 支 援 等 ) 防 災 活 動 PPP 協 働 のまちづくり 等 活 動 支 援 協 働 推 進 ( 地 域 イベント 協 働 型 事 業 等 ) 基 本 条 例 ( 自 治 基 本 条 例 住 民 参 加 条 例 等 ) 行 政 計 画 例 規 事 業 サービス 等 行 政 参 加 協 力 ( 審 議 会 パブコメ 等 ) 政 策 形 成 過 程 住 民 参 加 方 策 - 4 -

序 章 調 査 研 究 の 概 要 2 調 査 研 究 の 目 的 本 調 査 研 究 では 地 方 自 治 体 の 政 策 形 成 過 程 における 住 民 参 加 方 策 の 重 要 性 に 鑑 み 市 区 町 村 の 政 策 形 成 において 実 効 性 のある 住 民 参 加 方 策 の 導 入 と 運 用 についての 実 態 を 把 握 することとした 調 査 研 究 結 果 は 下 記 の 項 目 として 取 りまとめた (1) 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 の 把 握 (2) 主 要 な 住 民 参 加 制 度 手 法 の 運 用 及 び 効 果 等 の 把 握 (3) 主 要 なまちづくりにおける 住 民 参 加 手 法 の 取 組 例 の 把 握 (1) 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 インターネットを 利 用 したアンケート 調 査 から 住 民 属 性 ( 性 年 齢 居 住 地 域 職 業 等 ) 別 の 住 民 参 加 の 動 向 を 把 握 した 過 去 1 年 間 に 経 験 した 住 民 参 加 の 領 域 ( 住 民 活 動 協 働 活 動 行 政 活 動 ) 分 野 (まちづくり 保 健 福 祉 社 会 基 盤 資 本 教 育 生 涯 学 習 地 域 コミュニティ 等 ) 政 策 形 成 過 程 における 住 民 参 加 の 条 件 等 について 分 析 した (2) 主 要 な 住 民 参 加 制 度 手 法 の 運 用 及 び 効 果 等 の 検 証 昨 年 度 調 査 結 果 に 基 づき 主 要 な 住 民 参 加 制 度 手 法 を 取 り 上 げ 運 用 効 果 について 把 握 した 対 象 となる 住 民 参 加 手 法 として 1 審 議 会 委 員 等 の 住 民 公 募 2パブリックコメント 2 住 民 討 論 会 ワークショップ 等 を 取 り 上 げた (3) 主 要 なまちづくりにおける 住 民 参 加 手 法 の 取 組 例 の 把 握 主 要 なまちづくりにおける 住 民 参 加 手 法 について 事 例 調 査 等 をもとに 取 組 例 の 把 握 を 行 った 対 象 として 政 策 形 成 分 野 は 1 公 共 施 設 改 革 2スポーツコミッションの2つを 取 り 上 げた - 5 -

3 調 査 研 究 の 体 制 本 調 査 研 究 は 一 般 財 団 法 人 地 方 自 治 研 究 機 構 の 自 主 研 究 を 行 う 組 織 として 学 識 経 験 者 で 組 織 する 地 域 の 自 主 性 及 び 自 立 性 の 向 上 に 関 する 研 究 会 を 設 置 し 行 政 関 係 者 等 との 意 見 交 換 調 査 結 果 に 対 する 審 議 検 討 を 行 い 報 告 書 として 取 りまとめた また 研 究 会 の 庶 務 調 査 等 の 具 体 的 作 業 を 行 うために 事 務 局 を 設 置 し 一 般 財 団 法 人 地 方 自 治 研 究 機 構 調 査 研 究 部 が 担 当 した なお 具 体 的 な 調 査 の 実 施 に 当 たっては 一 般 財 団 法 人 地 方 自 治 研 究 機 構 研 究 員 が 行 うとともに 調 査 の 一 部 を 株 式 会 社 生 活 構 造 研 究 所 に 委 託 した ( 委 員 会 事 務 局 名 簿 については 巻 末 に 掲 載 ) 図 表 0-3 調 査 研 究 の 体 制 地 域 の 自 主 性 及 び 自 立 性 の 向 上 に 関 する 研 究 会 事 務 局 委 員 長 指 導 指 示 ( 一 財 ) 地 方 自 治 研 究 機 構 委 員 長 学 識 経 験 者 調 査 等 の 一 部 を 委 託 ( 一 財 ) 地 方 自 治 研 究 機 構 調 査 報 告 意 見 取 りまとめ 基 礎 調 査 機 関 ( 株 ) 生 活 構 造 研 究 所 - 6 -

第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向

第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 1 調 査 の 概 要 (1) WEBアンケートの 概 要 ア 目 的 地 方 分 権 の 進 展 に 伴 い 市 区 町 村 においては 多 様 で 広 範 な 住 民 の 参 加 を 確 保 するための 住 民 参 加 方 策 の 拡 充 が 重 要 となってきている 多 様 な 住 民 参 加 領 域 のうち 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 は 特 に 重 要 となってきており 市 区 町 村 においては その 推 進 に 資 する 方 策 の 拡 充 が 求 められ ている このため 市 区 町 村 の 政 策 形 成 過 程 に 焦 点 を 当 て 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 と 課 題 を 把 握 することを 目 的 に 一 般 住 民 を 対 象 にWebアンケートを 実 施 し 行 政 活 動 領 域 にお ける 住 民 参 加 の 動 向 と 課 題 を 整 理 するものである イ 実 施 方 法 1 調 査 対 象 全 国 20 歳 の 男 女 (マクロミルモニタ 会 員 ) 2 調 査 方 法 日 時 インターネット 調 査 2013 年 11 月 12 日 ( 火 )~11 月 14 日 ( 木 ) 3 調 査 機 関 株 式 会 社 マクロミル ウ 設 問 構 成 1 住 民 参 加 の 利 用 参 加 の 実 態 (Q1 1~16) 2 市 区 町 村 長 の 政 策 等 に 対 する 認 知 度 (Q2) 3 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 (Q3) 4 住 民 参 加 を 促 す 仕 組 みの 充 実 度 に 対 する 評 価 (Q4 1~11) 5 まちづくりや 政 策 に 対 する 住 民 意 向 の 反 映 状 況 に 対 する 評 価 (Q5) 6 まちづくりや 政 策 に 対 する 満 足 度 (Q6) 7 まちづくりや 政 策 に 対 する 関 心 度 ( 総 合 )(Q7 1~22) 8 まちづくりや 政 策 に 対 する 関 心 度 ( 分 野 別 )Q8 1~22) 9 まちづくりや 政 策 に 対 する 認 知 度 ( 分 野 別 )Q9 10 回 答 者 属 性 ( 職 業 ライフスタイル)(Q10) - 9 -

(2) 分 析 に 当 たっての 特 記 事 項 本 資 料 においては 前 記 ウ 設 問 構 成 に 掲 げた1 7 8については 複 数 ある 設 問 項 目 を 以 下 のとおり 大 まかに 分 類 して 分 析 していることがある ア Q1 における 16 項 目 の 分 類 Q1 は 住 民 参 加 の 利 用 参 加 の 方 法 ( 機 会 )を16 項 目 設 定 して それぞれへの 参 加 利 用 の 意 向 を 問 うている 本 資 料 ではこれら 16 項 目 をその 性 質 に 応 じて 以 下 のとおり[A]~[E]の 記 号 を 付 し 分 析 において 適 宜 活 用 しているので 留 意 されたい 図 表 1-1 住 民 参 加 の 方 法 ( 機 会 )の 分 類 分 類 意 味 該 当 する 項 目 1 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 [A] 媒 体 を 通 じて 情 報 を 受 け 取 る 2 SNSに 登 録 フォロー 投 稿 4 フォーラム シンポ 等 への 参 加 [B] わざわざ 足 を 運 んで 情 報 を 受 け 取 る 11 公 聴 会 審 議 会 委 員 会 等 の 傍 聴 12 議 会 の 傍 聴 3 アンケート 調 査 への 回 答 5 直 接 請 求 への 署 名 [C] 意 思 表 示 の 機 会 があれば 利 用 する 6 住 民 投 票 への 参 加 ( 投 票 ) 7 説 明 会 タウンミーティング 等 への 参 加 8 首 長 宛 の 手 紙 メール 投 書 箱 等 の 利 用 [D] 積 極 的 に 意 思 表 示 をする 9 パブリックコメントへの 意 見 提 出 10 討 論 会 ワークショップ 等 への 参 加 13 地 域 自 治 区 合 併 特 例 区 の 会 議 等 への 参 加 [E] 意 思 決 定 の 場 に 参 加 する 14 公 募 委 員 等 へ 応 募 就 任 15 行 政 評 価 事 業 仕 分 け 等 への 参 加 16 住 民 監 査 請 求 直 接 請 求 の 活 用 - 10 -

第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 イ Q7 及 び Q8における22 項 目 の 分 類 Q7はまちづくりや 政 策 の 分 野 を 22 項 目 設 定 して それぞれへの 関 心 度 を 問 うている Q8は 同 じ 22 項 目 への 認 知 度 を 問 うている 本 資 料 ではこれら22 項 目 をその 分 野 の 意 味 に 応 じて 以 下 のとおり [A]~[I]の9つの 記 号 を 付 し 分 析 において 適 宜 活 用 しているので 留 意 されたい 図 表 1-2 まちづくりや 政 策 の 分 野 の 分 類 分 類 意 味 該 当 する 項 目 [A] [B] 基 本 的 な 政 策 ( 基 本 的 な 仕 組 み) 市 民 参 加 の 反 映 ( 基 本 的 な 仕 組 み) 1. 総 合 計 画 ( 将 来 ビジョン 基 本 構 想 基 本 計 画 等 )の 内 容 2. 自 治 基 本 条 例 まちづくり 関 連 条 例 の 内 容 や 手 続 き 3. 予 算 の 編 成 や 決 算 の 内 容 11. 都 市 計 画 や 再 開 発 に 関 する 政 策 や 事 業 の 内 容 4. 各 種 審 議 会 や 委 員 会 等 の 審 議 答 申 の 内 容 5. 過 去 に 実 施 されたアンケート 調 査 やパブリックコメントの 内 容 6. 過 去 に 実 施 された 住 民 説 明 会 の 資 料 や 住 民 から 出 された 意 見 の 概 要 [C] 行 財 政 改 革 ( 基 本 的 な 仕 組 み) 7. 行 財 政 改 革 の 内 容 や 達 成 状 況 8. 行 政 評 価 や 事 業 仕 分 けの 方 法 や 結 果 [D] [E] [F] [G] [H] [I] 経 済 系 分 野 ( 個 別 政 策 ) 都 市 基 盤 系 分 野 ( 個 別 政 策 ) 住 民 自 治 系 分 野 ( 個 別 政 策 ) 福 祉 保 健 医 療 系 分 野 ( 個 別 政 策 ) 教 育 文 化 系 分 野 ( 個 別 政 策 ) 防 災 防 犯 系 分 野 ( 個 別 政 策 ) 9. 産 業 振 興 に 関 する 政 策 や 事 業 の 内 容 10. 雇 用 創 出 就 労 支 援 に 関 する 政 策 や 事 業 の 内 容 12. 公 共 施 設 やインフラ( 道 路 橋 りょう 上 下 水 道 等 )に 関 する 政 策 や 事 業 の 内 容 13. 公 共 交 通 に 関 する 政 策 や 事 業 の 内 容 14.コミュニティ 活 動 やNPO 活 動 の 支 援 に 関 する 政 策 や 事 業 の 内 容 15. 生 活 保 護 や 家 計 に 対 する 経 済 支 援 に 関 する 政 策 や 事 業 の 内 容 16. 子 育 て 支 援 に 関 する 政 策 や 事 業 の 内 容 17. 保 健 福 祉 医 療 に 関 する 政 策 や 事 業 の 内 容 18. 幼 稚 園 や 小 中 学 校 等 の 教 育 に 関 する 政 策 や 事 業 の 内 容 19. 生 涯 学 習 や 生 きがいづくりに 関 する 政 策 や 事 業 の 内 容 20.スポーツやレクリエーションに 関 する 政 策 や 事 業 の 内 容 21. 文 化 や 芸 術 に 関 する 政 策 や 事 業 の 内 容 22. 防 災 や 防 犯 に 関 する 政 策 や 事 業 の 内 容 - 11 -

2 サンプルの 概 要 (1) サンプルの 抽 出 方 法 本 調 査 のサンプルは 調 査 機 関 ( 株 式 会 社 マクロミル)の 登 録 モニターから 抽 出 されている その 手 順 は 以 下 のとおりである 同 調 査 機 関 の 登 録 モニター 総 数 は 1,162,096 人 (2014 年 2 月 4 日 現 在 )であるが この 中 から 無 作 為 に 約 190,000 人 を 抽 出 し これらに 対 して 本 調 査 への 回 答 意 向 を 確 認 するお 知 らせを 配 信 している その 結 果 80,000 人 の 回 答 意 向 が 確 認 された 段 階 で 締 切 り これらに 対 して 調 査 票 を 配 信 して いる あらかじめ 設 定 していた 割 付 ( 次 項 2 で 説 明 )ごとに 回 答 が 寄 せられたものを 先 着 順 で 受 付 け 有 効 回 答 が 確 保 された 段 階 で 回 収 を 締 め 切 っている (2) インターネットによるモニター 調 査 の 特 性 に 関 する 留 意 点 本 調 査 はインターネット 調 査 であり かつ サンプルはあらかじめ 登 録 されたモニターが 自 主 的 に 回 答 するモニター 調 査 である こうした 調 査 については 先 行 研 究 により 訪 問 調 査 電 話 調 査 郵 送 調 査 とは 異 なるWeb 画 面 を 通 じた 調 査 であるということに 起 因 する 虚 偽 回 答 勘 違 い 回 答 等 の 測 定 誤 差 と 母 集 団 に 対 するサンプルの 偏 りに 起 因 する サンプリング バイアス の2つの 点 から 留 意 すべき 特 性 が 指 摘 されている 測 定 誤 差 については 訪 問 調 査 電 話 調 査 郵 送 調 査 にあっ てもそれぞれの 特 性 がみられるため インターネット 調 査 においてのみ 特 に 留 意 すべきものではない が 先 着 順 のモニター 調 査 であることに 起 因 する サンプリング バイアス については 以 下 のよう な 傾 向 がありうることを 念 頭 に 置 いて 分 析 をする 必 要 がある 社 会 に 対 する 不 安 不 満 が 高 い 傾 向 がある 日 本 型 雇 用 慣 行 ( 長 期 雇 用 年 功 賃 金 等 )に 否 定 的 な 傾 向 がある 学 歴 が 高 い 傾 向 があり 技 能 労 務 職 が 少 ない 傾 向 がある 正 社 員 が 少 なく 非 正 規 従 業 員 が 多 い 傾 向 がある 自 主 的 に 調 査 に 参 加 する 人 がもつ 心 理 的 な 特 性 が 影 響 している 可 能 性 がある - 12 -

第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 (3) サンプルの 割 付 居 住 自 治 体 における 過 去 1 年 間 の 住 民 参 加 への 参 加 利 用 の 状 況 居 住 自 治 体 の 規 模 ( 団 体 種 別 ) 性 別 年 齢 を 考 慮 した 割 付 ( 下 表 )に 従 い 計 1,880サンプルを 回 収 した 特 に 住 民 参 加 の 機 会 の 参 加 利 用 実 績 がない 者 が 多 数 を 占 める 可 能 性 があることから 実 績 があ る 者 とない 者 とを 同 数 確 保 するよう 考 慮 したものである したがって 本 調 査 の 結 果 は 国 内 に 居 住 する 住 民 の 分 布 ( 母 数 )に 対 する 代 表 性 はないといわざる を 得 ない しかしながら これまでの 住 民 参 加 の 実 績 の 有 無 や 程 度 居 住 地 域 の 自 治 体 規 模 性 別 年 齢 の 偏 りがない 仮 想 の 平 均 的 な 住 民 の 意 識 を 再 現 したものであるということはできるであろ う もちろん インターネットによるモニター 調 査 であるがゆえに 生 じる 一 定 のサンプリング バイ アスがありうることは 考 慮 すべきであることはいうまでもない 男 性 女 性 区 分 図 表 1-3 サンプルの 割 付 主 体 的 積 極 的 参 加 利 用 実 績 あり 東 京 都 政 令 市 特 例 市 町 村 23 区 中 核 市 一 般 市 主 体 的 積 極 的 参 加 利 用 実 績 なし 東 京 都 政 令 市 特 例 市 町 村 23 区 中 核 市 一 般 市 20-34 歳 11 21 31 31 11 21 31 31 188 35-44 歳 11 21 31 31 11 21 31 31 188 45-54 歳 11 21 31 31 11 21 31 31 188 55-64 歳 11 21 31 31 11 21 31 31 188 65 歳 以 上 11 21 31 31 11 21 31 31 188 20-34 歳 11 21 31 31 11 21 31 31 188 35-44 歳 11 21 31 31 11 21 31 31 188 45-54 歳 11 21 31 31 11 21 31 31 188 55-64 歳 11 21 31 31 11 21 31 31 188 65 歳 以 上 11 21 31 31 11 21 31 31 188 総 計 110 210 310 310 110 210 310 310 1,880 ( 注 ) 予 備 調 査 において 4~16のうち 一 つでも 参 加 したことがある/ 利 用 したことがある と 回 答 したサンプルを 主 体 的 積 極 的 参 加 利 用 実 績 あり とし それ 以 外 を 主 体 的 積 極 的 参 加 利 用 実 績 なし として 分 類 した 参 考 [ 予 備 調 査 SC2] 以 下 の 1~16は 市 区 町 村 が 実 施 している 一 般 的 な 住 民 参 加 の 方 法 です お 住 まいの 市 区 町 村 であなた 自 身 が 過 去 1 年 間 に 利 用 したり 参 加 したことがあるかどうかを それぞれについて お 答 えください 合 計 1. 市 区 町 村 の 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 2. 市 区 町 村 のSNS(ツィッター フェイスブック 等 )の 登 録 フォロー 投 稿 3. 市 区 町 村 からのアンケート 調 査 への 回 答 4. 市 区 町 村 が 主 催 するまちづくり 関 連 のイベント フォーラム シンポジウム 等 への 参 加 5. 直 接 請 求 ( 条 例 制 定 事 務 監 査 首 長 等 のリコール)への 署 名 6. 市 区 町 村 が 実 施 する 住 民 投 票 への 参 加 ( 投 票 ) 7. 住 民 向 けの 説 明 会 やタウンミーティング 等 への 参 加 8. 首 長 ( 市 長 区 長 町 長 村 長 ) 宛 の 手 紙 メール 投 書 箱 等 の 利 用 9. 市 区 町 村 が 公 募 するパブリックコメントへの 意 見 提 出 10. 市 区 町 村 が 主 催 するまちづくり 関 連 の 討 論 会 ワークショップ 等 への 参 加 11. 市 区 町 村 が 実 施 する 公 聴 会 審 議 会 委 員 会 等 の 傍 聴 12. 市 区 町 村 議 会 の 傍 聴 13. 地 域 自 治 区 合 併 特 例 区 における 会 議 等 への 参 加 14. 市 区 町 村 が 公 募 する 審 議 会 委 員 会 への 応 募 や 委 員 等 への 就 任 15. 行 政 評 価 事 業 仕 分 け 等 への 評 価 委 員 や 判 定 人 としての 参 加 16. 住 民 監 査 請 求 や 直 接 請 求 の 活 用 主 体 的 積 極 的 参 加 利 用 実 績 なし 主 体 的 積 極 的 参 加 利 用 実 績 あり - 13 -

(4) サンプルのライフスタイル 職 業 ライフスタイルやライフスタイルによる 実 態 意 識 の 違 いを 分 析 することをねらいとして 回 収 した 1,880サンプルのライフスタイルやライフスタイル 及 び 職 業 を 尋 ねたところ 下 記 のとおりであった 比 較 調 査 がないため 明 確 なことはいい 難 いが サンプリング バイアス の 可 能 性 を 踏 まえる と 図 表 1-4 で 無 職 である が 25.9%であることはやや 多 いという 印 象 があるが これには 専 業 主 婦 ( 主 夫 )も 含 まれているものとみられる 図 表 1-5において 無 職 が11.6%となっているが これには 定 年 退 職 後 の 高 齢 者 も 含 まれていることを 考 慮 すると サンプリング バイアスが 大 きく 影 響 しているとみる 必 要 性 は 小 さいものと 考 える また ライフスタイルにおける 学 生 である 職 業 における 公 務 員 経 営 者 役 員 自 由 業 学 生 はいずれも 100 人 以 下 のサンプルであるため クロス 集 計 の 結 果 を 分 析 するに 当 たって は 特 に 留 意 が 必 要 である 職 業 別 の 分 析 に 当 たっては 会 社 員 専 業 主 婦 ( 主 夫 ) パート アルバイトといったサイレント マジョリティとみられる 職 業 に 特 徴 的 な 傾 向 があるか 否 かに 特 に 着 目 した 分 析 を 行 うものとする 図 表 1-4 サンプルのライスタイル 区 分 実 数 構 成 比 フルタイムで 働 いている 808 43.0 パートタイムで 働 いている 295 15.7 フルタイムで 働 いていたが 定 年 退 職 した 222 11.8 学 生 である 59 3.1 無 職 である( 定 年 退 職 した 場 合 学 生 である 場 合 を 除 く) 486 25.9 時 間 に 融 通 をつけやすい 仕 事 をしている( 自 営 業 専 業 農 業 等 ) 317 16.9 未 就 学 又 は 小 学 生 の 子 供 がいる 326 17.3 同 じ 自 治 体 に 住 む( 同 居 を 含 む) 親 の 介 護 をしている 115 6.1 難 病 や 心 身 の 障 がいなど 社 会 的 支 援 を 必 要 とする 状 態 にある 方 と 同 居 している 120 6.4 現 在 の 居 住 地 ( 市 区 町 村 )に 10 年 以 上 住 んでいる 1,349 71.8 現 在 の 住 まいは 持 家 である 1,363 72.5 自 治 会 活 動 に 関 わっている 540 28.7 全 体 1,880 100.0 ( 注 ) 構 成 比 は 計 1,880サンプルに 対 する 構 成 比 である 図 表 1-5 サンプルの 職 業 区 分 実 数 構 成 比 公 務 員 65 3.5 経 営 者 役 員 39 2.1 会 社 員 ( 事 務 系 ) 207 11.0 会 社 員 ( 技 術 系 ) 168 8.9 会 社 員 (その 他 ) 167 8.9 自 営 業 137 7.3 自 由 業 28 1.5 専 業 主 婦 ( 主 夫 ) 447 23.8 パート アルバイト 241 12.8 学 生 49 2.6 その 他 114 6.1 無 職 218 11.6 全 体 1,880 100.0 ( 注 ) 構 成 比 は 計 1,880サンプルに 対 する 構 成 比 である - 14 -

第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 3 住 民 参 加 の 方 法 ( 機 会 )の 参 加 利 用 意 向 問 1 以 下 の 1 ~ 16 は 市 区 町 村 が 一 般 的 に 実 施 している 住 民 参 加 の 方 法 です それぞれにつ いて お 住 まいの 市 区 町 村 でのあなた 自 身 の 今 後 の 利 用 または 参 加 のご 意 向 に 最 も 近 いもの を 以 下 の9つの 選 択 肢 からお 選 びください ( 注 ) 設 問 では9つの 選 択 肢 で 回 答 を 求 めているが 選 択 肢 を3つに 再 分 類 した 結 果 を 示 す (1) 参 加 利 用 意 向 意 思 表 示 の 機 会 があれば 参 加 利 用 するかもしれないが 意 思 決 定 には 関 わりたくない 参 加 利 用 したい 及 び 条 件 によっては 参 加 利 用 を 考 える を 合 わせた 割 合 が 50%を 超 え た6 項 目 をみると それら 参 加 利 用 の 機 会 ( 方 法 )の 性 質 は [C] 意 思 表 示 の 機 会 があれば 利 用 する に 該 当 するものが4 項 目 であり [C]に 該 当 する 項 目 のすべてが 含 まれている 一 方 参 加 利 用 したくない とされた 割 合 が 50%を 超 えた 10 項 目 をみると そのうち5 項 目 が [E] 意 思 決 定 の 場 に 参 加 する に 該 当 する 項 目 であり [E]に 該 当 する 項 目 のすべてが 含 まれてい る こうしたことから 本 調 査 のサンプルは 意 思 表 示 の 機 会 があれば 参 加 利 用 するかもしれないが 意 思 決 定 には 関 わりたくない という 意 識 が 支 配 的 であるとみられる 図 表 1-6 住 民 参 加 の 利 用 参 加 の 今 後 の 意 向 ( 参 加 利 用 したい の 回 答 が 多 い 順 ) 区 分 全 体 ( 実 数 ) 参 加 利 用 し た い 条 件 に よ っ て 参 加 利 用 を 考 える 参 加 利 用 し た くない [A]1 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 1,880 44.3 35.3 20.5 [C]3 アンケート 調 査 への 回 答 1,880 41.6 36.7 21.7 [C]6 住 民 投 票 への 参 加 ( 投 票 ) 1,880 40.7 36.0 23.2 [B]4 フォーラム シンポ 等 への 参 加 1,880 17.9 44.9 37.1 [C]7 説 明 会 タウンミーティング 等 への 参 加 1,880 15.8 44.0 40.2 [C]5 直 接 請 求 への 署 名 1,880 15.5 42.8 41.7 [E]10 討 論 会 ワークショップ 等 への 参 加 1,880 10.6 38.8 50.6 [A]2 SNSに 登 録 フォロー 投 稿 1,880 10.1 26.8 63.1 [D]9 パブリックコメントへの 意 見 提 出 1,880 9.9 37.4 52.6 [D]8 市 区 町 村 長 の 政 策 等 宛 の 手 紙 メール 投 書 箱 等 の 利 用 1,880 9.7 36.9 53.4 [E]15 行 政 評 価 事 業 仕 分 け 等 への 参 加 1,880 8.7 27.6 63.7 [E]13 地 域 自 治 区 合 併 特 例 区 の 会 議 等 への 参 加 1,880 8.3 33.2 58.5 [B]11 公 聴 会 審 議 会 委 員 会 等 の 傍 聴 1,880 7.9 35.4 56.7 [E]16 住 民 監 査 請 求 直 接 請 求 の 活 用 1,880 7.8 34.7 57.5 [B]12 議 会 の 傍 聴 1,880 7.1 33.8 59.1 [E]14 公 募 委 員 等 へ 応 募 就 任 1,880 6.6 27.6 65.8-15 -

図 表 1-7 住 民 参 加 の 利 用 参 加 の 今 後 の 意 向 ( 選 択 肢 3 分 類 ) 0% 50% 100% [A]1 広 報 紙 ホームページ 44.3 35.3 20.5 [C]3 アンケート 調 査 41.6 36.7 21.7 [C]6 住 民 投 票 ( 投 票 ) 40.7 36.0 23.2 [B]4 フォーラム シンポ 17.9 44.9 37.1 [C]7 説 明 会 タウンミーティング 15.8 44.0 40.2 [C]5 直 接 請 求 への 署 名 15.5 42.8 41.7 [E]10 討 論 会 ワークショップ 10.6 38.8 50.6 [A]2 SNS 10.1 26.8 63.1 [D]9 パブリックコメント 9.9 37.4 52.6 [D]8 首 長 宛 の 手 紙 メール 投 書 箱 9.7 36.9 53.4 [E]15 行 政 評 価 事 業 仕 分 け 等 8.7 27.6 63.7 [E]13 地 域 自 治 区 合 併 特 例 区 の 会 議 8.3 33.2 58.5 [B]11 公 聴 会 審 議 会 委 員 会 7.9 35.4 56.7 [E]16 住 民 監 査 請 求 直 接 請 求 7.8 34.7 57.5 [B]12 議 会 傍 聴 7.1 33.8 59.1 [E]14 公 募 委 員 等 へ 応 募 就 任 6.6 参 加 利 用 したい 27.6 条 件 によって 参 加 利 用 を 考 える 65.8 参 加 利 用 したくない SNSとは SNSとはSocial Networking Serviceソーシャルネットワーキングサービスの 略 人 と 人 とのつながりを 促 進 サポートする コミュニティ 型 のWebサイト 友 人 知 人 間 のコミュニケーション を 円 滑 にする 手 段 や 場 を 提 供 したり 趣 味 や 嗜 好 居 住 地 域 出 身 校 あるいは 友 人 の 友 人 といったつながりを 通 じて 新 たな 人 間 関 係 を 構 築 する 場 を 提 供 する 会 員 制 のサービスのこと 人 のつながりを 重 視 して 既 存 の 参 加 者 からの 招 待 がないと 参 加 できない というシステムになっているサービスが 多 いが 最 近 では 誰 も 自 由 に 登 録 できる サービスも 増 えている - 16 -

第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 (2) 首 長 政 策 の 認 知 度 と 参 加 利 用 意 向 首 長 自 身 やその 政 策 に 関 心 が 強 いほど 意 思 表 示 をする 機 会 の 参 加 利 用 意 向 は 強 くなるが 意 思 決 定 の 場 への 参 加 意 向 にまではあまり 影 響 しない 首 長 ( 市 区 町 村 長 )の 政 策 等 に 対 する 認 知 度 の 違 いによって Q1で 掲 げた 住 民 参 加 の 方 法 (1~ 16)それぞれに 対 する 参 加 利 用 の 意 向 にどのような 差 が 出 るかを 分 析 した 例 えば 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 について 全 サンプルでみると 参 加 利 用 したい が 44.3%であるのに 対 し 首 長 政 策 等 の 認 知 度 が 名 前 だけでなく 公 約 政 策 を 知 っている とし たサンプルだけでみると66.7%となっており その 差 は22.4ポイントである これは 首 長 政 策 の 認 知 度 が 高 いほど 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 の 参 加 利 用 意 向 が 高 いということを 意 味 す る 同 様 の 方 法 で1~16 の 方 法 ごとにその 差 をみたのが 図 表 1-8 である なお 図 表 1-9 はその 差 が 高 い 順 に 並 べてグラフ 化 したものである こうしてみると 住 民 参 加 の 方 法 のうち [C] 意 思 表 示 の 機 会 があれば 利 用 する に 分 類 される 方 法 が 上 位 に 集 まっていること また [E] 意 思 決 定 の 場 に 参 加 する に 分 類 される 方 法 が 下 位 に 集 まっ ていることが 注 目 される このことから 首 長 政 策 等 の 認 知 度 が 住 民 が 自 らの 意 思 表 示 をする 機 会 を 有 効 に 利 用 するか 否 か に 対 しては 強 い 影 響 を 与 えていることがうかがえる 一 方 で 具 体 的 な 意 思 決 定 の 場 に 参 加 するか 否 か については 影 響 がそれほど 強 くないことがうかがえる 住 民 参 加 の 方 法 図 表 1-8 首 長 政 策 の 認 知 度 の 全 体 平 均 との 差 ( 住 民 参 加 機 会 の 参 加 利 用 意 向 がある 人 のみ) 市 区 町 村 長 の 政 策 等 に 対 する 認 知 度 全 体 平 均 との 差 ( 単 位 :ポイント) 区 分 名 前 だ け で な く 公 約 政 策 を 名 前 く ら い は 知 っ ている 名 前 も 公 約 も 何 も 知 らない 知 っ て い る [A] 1 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 22.4-1.9-17.9 [A] 2 SNSに 登 録 フォロー 投 稿 9.6-2.0-5.7 [C] 3 アンケート 調 査 への 回 答 20.4-1.4-16.9 [B] 4 フォーラム シンポ 等 への 参 加 18.3-4.3-10.1 [C] 5 直 接 請 求 への 署 名 16.6-4.3-8.5 [C] 6 住 民 投 票 への 参 加 ( 投 票 ) 19.6-2.4-14.5 [C] 7 説 明 会 タウンミーティング 等 への 参 加 20.6-4.8-11.4 [D] 8 市 区 町 村 長 の 政 策 等 宛 の 手 紙 メール 投 書 箱 等 の 利 用 12.0-2.9-6.5 [D] 9 パブリックコメントへの 意 見 提 出 12.8-3.5-6.3 [E] 10 討 論 会 ワークショップ 等 への 参 加 14.0-3.1-8.0 [B] 11 公 聴 会 審 議 会 委 員 会 等 の 傍 聴 11.0-3.2-5.0 [B] 12 議 会 の 傍 聴 10.4-3.1-4.6 [E] 13 地 域 自 治 区 合 併 特 例 区 の 会 議 等 への 参 加 10.4-3.1-4.7 [E] 14 公 募 委 員 等 へ 応 募 就 任 7.8-1.7-4.5 [E] 15 行 政 評 価 事 業 仕 分 け 等 への 参 加 8.6-1.7-5.3 [E] 16 住 民 監 査 請 求 直 接 請 求 の 活 用 9.1-2.3-4.8 全 体 平 均 26.2% 46.0% 27.8% - 17 -

図 表 1-9 首 長 政 策 の 認 知 度 の 全 体 平 均 との 差 ( 住 民 参 加 機 会 の 参 加 利 用 意 向 がある 人 のみ) (3) 議 会 活 動 への 関 心 度 と 参 加 利 用 意 向 議 会 活 動 への 関 心 が 高 いほど 比 較 的 簡 単 な 参 加 の 機 会 を 利 用 する 意 向 が 高 まるが より 積 極 的 な 意 思 表 示 や 意 思 決 定 の 機 会 の 利 用 意 向 にまではあまり 影 響 しない 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 の 違 いによって Q1で 掲 げた 住 民 参 加 の 方 法 (1~16)それ ぞれに 対 する 参 加 利 用 の 意 向 にどのような 差 が 出 るかを 分 析 した 例 えば 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 について 全 サンプルでみると 参 加 利 用 したい が 44.3%であるのに 対 し 議 会 活 動 への 関 心 度 が 大 いに 関 心 がある としたサンプルだけでみる と 79.5%となっており その 差 は35.2ポイントである これは 議 会 活 動 への 関 心 が 高 いほど 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 の 参 加 利 用 意 向 が 高 いということを 意 味 する 同 様 の 方 法 で1~16 の 方 法 ごとにその 差 をみたのが 図 表 1-10 である なお 図 表 1-11 はその 差 が 高 い 順 に 並 べてグラフ 化 したものである こうしてみると 住 民 参 加 の 方 法 のうち [A] 媒 体 を 通 じて 情 報 を 受 け 取 る という 比 較 的 消 極 的 ( 受 動 的 )な 方 法 に 分 類 される 方 法 が 上 位 に 集 まっていること また [C] 意 思 表 示 の 機 会 があれば 利 用 する 及 び [E] 意 思 決 定 の 場 に 参 加 する という 比 較 的 積 極 的 な 方 法 に 分 類 される 方 法 が 下 位 に 集 まっていることが 注 目 される このことから 議 会 活 動 への 関 心 度 が 住 民 の 比 較 的 簡 単 な 参 加 の 機 会 を 利 用 するか 否 かに 対 して 強 い 影 響 を 与 えていることがうかがえる 一 方 で より 積 極 的 な 意 思 表 示 の 機 会 の 利 用 や 意 思 決 定 の 場 への 参 加 についてはそれほど 強 い 影 響 はないことがうかがえる - 18 -

第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 住 民 参 加 の 方 法 図 表 1-10 議 会 活 動 への 関 心 度 の 全 体 平 均 との 差 ( 住 民 参 加 機 会 の 参 加 利 用 意 向 がある 人 のみ) 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 全 体 平 均 との 差 ( 単 位 :ポイント) 区 分 大 いに ある 程 度 関 心 はない 関 心 がある 関 心 がある [A] 1 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 35.2 14.0-12.5 [A] 2 SNSに 登 録 フォロー 投 稿 32.6 2.2-4.9 [C] 3 アンケート 調 査 への 回 答 16.9 0.0-30.7 [B] 4 フォーラム シンポ 等 への 参 加 31.7 0.0-16.7 [C] 5 直 接 請 求 への 署 名 19.2 0.0-14.4 [C] 6 住 民 投 票 への 参 加 ( 投 票 ) 10.1 0.0-24.0 [C] 7 説 明 会 タウンミーティング 等 への 参 加 29.7 0.0-17.6 [D] 8 市 区 町 村 長 の 政 策 等 宛 の 手 紙 メール 投 書 箱 等 の 利 用 27.4 0.0-9.7 [D] 9 パブリックコメントへの 意 見 提 出 28.4 0.0-9.1 [E] 10 討 論 会 ワークショップ 等 への 参 加 24.5 0.0-12.9 [B] 11 公 聴 会 審 議 会 委 員 会 等 の 傍 聴 33.0 0.0-6.8 [B] 12 議 会 の 傍 聴 30.1 0.0-6.9 [E] 13 地 域 自 治 区 合 併 特 例 区 の 会 議 等 への 参 加 24.2 0.0-8.5 [E] 14 公 募 委 員 等 へ 応 募 就 任 25.8 0.0-4.4 [E] 15 行 政 評 価 事 業 仕 分 け 等 への 参 加 23.7 0.0-7.2 [E] 16 住 民 監 査 請 求 直 接 請 求 の 活 用 25.5 0.0-7.1 図 表 1-11 議 会 活 動 への 関 心 度 の 全 体 平 均 との 差 ( 住 民 参 加 機 会 の 参 加 利 用 意 向 がある 人 のみ) - 19 -

(4) 参 加 機 会 と 参 加 利 用 意 向 積 極 的 な 住 民 参 加 を 経 験 した 人 は SNSに 登 録 フォロー 投 稿 を 除 く 様 々な 機 会 を 今 後 も 参 加 利 用 したいとする 意 向 が 未 経 験 の 人 に 対 して 極 めて 強 い 前 記 の 予 備 調 査 SC2 の 結 果 に 基 づき 全 サンプルを 積 極 的 な 住 民 参 加 を 経 験 したことがある ものとそうでないものとに 分 類 し Q1で 問 うた 16 項 目 の 回 答 状 況 を 比 較 したところ 以 下 のよう な 結 果 となった 16 項 目 のうち15 項 目 までが 参 加 利 用 したい 又 は 条 件 によっては 参 加 利 用 を 考 える に おいて 10 ポイント 以 上 の 差 を 示 したのに 対 して SNSに 登 録 フォロー 投 稿 については 大 き な 差 が 出 ていないことが 注 目 される 区 分 参 加 利 用 したい としたものが 経 験 者 の 方 が 未 経 験 者 よりも 10ポイント 以 上 高 い 項 目 条 件 によっては 参 加 利 用 を 考 える としたものが 経 験 者 の 方 が 未 経 験 者 よりも 10ポイント 以 上 高 い 項 目 項 目 [A]1 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 [B]4フォーラム シンポ 等 への 参 加 [C]3アンケート 調 査 への 回 答 [C]6 住 民 投 票 への 参 加 ( 投 票 ) [C]7 説 明 会 タウンミーティング 等 への 参 加 [B]4フォーラム シンポ 等 への 参 加 [B]11 公 聴 会 審 議 会 委 員 会 等 の 傍 聴 [B]12 議 会 の 傍 聴 [C]5 直 接 請 求 への 署 名 [D]8 首 長 宛 の 手 紙 メール 投 書 箱 等 の 利 用 [D]9パブリックコメントへの 意 見 提 出 [E]10 討 論 会 ワークショップ 等 への 参 加 [E]13 地 域 自 治 区 合 併 特 例 区 の 会 議 等 への 参 加 [E]14 公 募 委 員 等 へ 応 募 就 任 [E]15 行 政 評 価 事 業 仕 分 け 等 への 参 加 [E]16 住 民 監 査 請 求 直 接 請 求 の 活 用 (5) 地 方 自 治 体 の 人 口 規 模 別 にみた 参 加 利 用 意 向 各 種 の 住 民 参 加 の 方 法 ( 機 会 )の 参 加 利 用 意 向 に 自 治 体 規 模 別 の 違 いはみられない Q1で 問 うた 16 項 目 の 回 答 状 況 を 自 治 体 規 模 別 の 回 答 結 果 と 全 サンプルの 回 答 結 果 とで 比 較 した ところ 10 ポイント 以 上 の 差 が 認 められる 特 筆 すべき 傾 向 は 見 受 けられなかった なお 自 治 体 規 模 間 の 比 較 においても 同 様 の 結 果 であった - 20 -

第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 (6) 年 齢 別 にみた 参 加 利 用 意 向 媒 体 を 通 じて 情 報 を 受 け 取 る 意 思 表 示 の 機 会 があれば 利 用 するという 比 較 的 気 軽 な 方 法 での 参 加 利 用 意 向 が 若 年 層 と 高 齢 層 で 特 に 高 いが 若 年 層 はあくまでも 条 件 次 第 であると 考 えて いる 若 年 層 は 比 較 的 気 軽 な 方 法 であると 思 われる 説 明 会 タウンミーティング 等 への 参 加 でも 参 加 したくないという 意 識 が 特 に 強 い 各 種 の 住 民 参 加 の 方 法 ( 機 会 )の 参 加 利 用 意 向 に 自 治 体 規 模 別 の 違 いはみられない Q1に 示 した 16 項 目 の 回 答 状 況 を 各 年 齢 層 の 回 答 結 果 と 全 サンプルの 回 答 結 果 とで 比 較 したとこ ろ 以 下 のような 結 果 となった 16 項 目 のうち5 項 目 について 25~34 歳 という 若 年 層 と 65 歳 以 上 の 高 齢 層 で 参 加 利 用 した い 又 は 条 件 によっては 参 加 利 用 を 考 える において 全 体 平 均 との 大 きな 差 が 示 された これら5 項 目 は いずれも [A] 媒 体 を 通 じて 情 報 を 受 け 取 る 又 は [C] 意 思 表 示 の 機 会 があれば 利 用 する に 該 当 する 項 目 であり 比 較 的 気 軽 に 参 加 できる 方 法 ( 機 会 )であるという 点 が 特 徴 である 高 齢 層 が[C]に 該 当 する 機 会 を 重 視 しているのに 対 し 若 年 層 は[A]に 該 当 する 機 会 にとどまり [C] に 該 当 する 機 会 であってもアンケートに 回 答 する 程 度 にとどまっている さらに 若 年 層 ではあくま でも 条 件 によっては 参 加 利 用 を 考 える としている また 若 年 層 は 現 場 に 赴 いて 意 思 表 示 をする 機 会 である 7 説 明 会 タウンミーティング 等 への 参 加 については 特 に 参 加 利 用 したくない と 考 えていることが 注 目 される 区 分 20~34 歳 で 条 件 によっては 参 加 利 用 を 考 える が 全 体 平 均 よりも 10ポイント 以 上 高 い 項 目 20~34 歳 で 参 加 利 用 したくない が 全 体 平 均 よりも 10ポイ ント 以 上 高 い 項 目 65 歳 以 上 で 参 加 利 用 したい が 全 体 平 均 よりも 10ポイント 以 上 高 い 項 目 項 目 [A]1 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 [A]2SNSに 登 録 フォロー 投 稿 [C]3アンケート 調 査 への 回 答 [C]7 説 明 会 タウンミーティング 等 への 参 加 [C]3アンケート 調 査 への 回 答 [C]6 住 民 投 票 への 参 加 ( 投 票 ) [C]7 説 明 会 タウンミーティング 等 への 参 加 (7) 職 業 別 にみた 参 加 利 用 意 向 専 業 主 婦 ( 主 夫 )は 意 思 決 定 の 場 に 参 加 したくないという 意 向 が 特 に 強 い 一 定 の 構 成 比 を 占 める 会 社 員 の 参 加 利 用 意 向 には 全 体 平 均 との 大 きな 違 いがみられない 親 の 介 護 をしている 人 自 治 会 活 動 に 関 わっている 人 には そうではない 人 に 比 べて 意 思 表 示 や 意 思 決 定 の 場 に 参 加 したい 意 向 が 強 い 住 民 参 加 の 参 加 利 用 意 向 を16 項 目 ごとに 職 業 別 にみて 全 体 平 均 よりも10ポイント 以 上 高 い 割 合 を 示 した 項 目 を 図 表 1-12に 示 した ライフスタイル 別 については 図 表 1-13 に 示 した - 21 -

図 表 1-12 全 体 平 均 と 比 較 して 10ポイント 以 上 高 い 回 答 を 示 した 項 目 と 職 業 回 答 職 業 項 目 公 務 員 [A]1 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 参 加 利 用 したい 経 営 者 役 員 [B]4フォーラム シンポ 等 への 参 加 [B]11 公 聴 会 審 議 会 委 員 会 等 の 傍 聴 [B]12 議 会 の 傍 聴 [C]5 直 接 請 求 への 署 名 [C]6 住 民 投 票 への 参 加 ( 投 票 ) [D]8 市 区 町 村 長 の 政 策 等 宛 の 手 紙 メール 投 書 箱 等 の 利 用 [D]9パブリックコメントへの 意 見 提 出 [E]10 討 論 会 ワークショップ 等 への 参 加 [E]14 公 募 委 員 等 へ 応 募 就 任 [E]15 行 政 評 価 事 業 仕 分 け 等 への 参 加 [E]16 住 民 監 査 請 求 直 接 請 求 の 活 用 無 職 [C]6 住 民 投 票 への 参 加 ( 投 票 ) 経 営 者 役 員 [E]14 公 募 委 員 等 へ 応 募 就 任 [E]15 行 政 評 価 事 業 仕 分 け 等 への 参 加 [E]16 住 民 監 査 請 求 直 接 請 求 の 活 用 [A]1 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 [B]4フォーラム シンポ 等 への 参 加 [B]11 公 聴 会 審 議 会 委 員 会 等 の 傍 聴 [B]12 議 会 の 傍 聴 [C]5 直 接 請 求 への 署 名 [C]3アンケート 調 査 への 回 答 条 件 によっては 参 加 自 由 業 [C]7 説 明 会 タウンミーティング 等 への 参 加 利 用 を 考 える [D]8 市 区 町 村 長 の 政 策 等 宛 の 手 紙 メール 投 書 箱 等 の 利 用 [D]9パブリックコメントへの 意 見 提 出 [E]10 討 論 会 ワークショップ 等 への 参 加 [E]13 地 域 自 治 区 合 併 特 例 区 の 会 議 等 への 参 加 [E]16 住 民 監 査 請 求 直 接 請 求 の 活 用 [A]1 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 学 生 [A]2SNSに 登 録 フォロー 投 稿 [C]3アンケート 調 査 への 回 答 無 職 [C]6 住 民 投 票 への 参 加 ( 投 票 ) [E]14 公 募 委 員 等 へ 応 募 就 任 専 業 主 婦 ( 主 夫 ) 参 加 利 用 したくない [E]15 行 政 評 価 事 業 仕 分 け 等 への 参 加 学 生 [A]2SNSに 登 録 フォロー 投 稿 図 表 1-13 特 定 のライフスタイルに 当 てはまるものの 方 があてはまらないものよりも 10 ポイント 以 上 高 い 回 答 を 示 した 項 目 回 答 ライフスタイル 項 目 フルタイム 就 労 [A]1 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 [C]3アンケート 調 査 への 回 答 [C]6 住 民 投 票 への 参 加 ( 投 票 ) [C]7 説 明 会 タウンミーティング 等 への 参 加 学 生 [A]2SNSに 登 録 フォロー 投 稿 未 就 学 又 は 小 学 生 の 子 供 がいる [A]1 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 参 加 利 用 したい 同 じ 自 治 体 に 住 む 親 の 介 護 をしている [C]3アンケート 調 査 への 回 答 [E]10 討 論 会 ワークショップ 等 への 参 加 難 病 や 心 身 の 障 がいなど 社 会 的 支 援 を 必 要 とする 状 態 にある [B]4フォーラム シンポ 等 への 参 加 自 治 会 活 動 に 関 わって いる 学 生 条 件 によっては 参 加 同 じ 自 治 体 に 住 む 親 の 介 利 用 を 考 える 護 をしている 現 在 の 住 まいは 持 家 である 自 治 会 活 動 に 関 わっている 参 加 利 用 したくない 無 職 [A]1 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 [B]4フォーラム シンポ 等 への 参 加 [C]3アンケート 調 査 への 回 答 [C]6 住 民 投 票 への 参 加 ( 投 票 ) [C]7 説 明 会 タウンミーティング 等 への 参 加 [A]1 広 報 紙 ホームページの 講 読 閲 覧 [A]2SNSに 登 録 フォロー 投 稿 [C]3アンケート 調 査 への 回 答 [E]13 地 域 自 治 区 合 併 特 例 区 の 会 議 等 への 参 加 [C]7 説 明 会 タウンミーティング 等 への 参 加 [E]13 地 域 自 治 区 合 併 特 例 区 の 会 議 等 への 参 加 [E]14 公 募 委 員 等 へ 応 募 就 任 - 22 -

第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 4 市 区 町 村 長 の 政 策 等 の 認 知 度 問 2 お 住 まいの 市 区 町 村 の 市 長 町 長 又 は 村 長 のことをどのくらいご 存 知 ですか 最 も 近 いもの を 以 下 の9つの 選 択 肢 からお 選 びください ( 注 ) 設 問 では9つの 選 択 肢 で 回 答 を 求 めているが 選 択 肢 を3つに 再 分 類 した 結 果 を 示 す (1) 首 長 政 策 の 認 知 度 市 区 町 村 長 の 知 名 度 は7 割 程 度 だが 公 約 や 政 策 を 知 っている 人 は3 割 に 満 たない 市 区 町 村 長 の 政 策 等 の 認 知 度 については 名 前 だけではなく 公 約 政 策 を 知 っている は 26.2% 名 前 ぐらいは 知 っている は 46.6% 名 前 も 公 約 も 何 も 知 らない は 27.8%となっている 図 表 1-14 市 区 町 村 長 の 政 策 等 に 対 する 認 知 度 27.8 26.2 46.0 名 前 だけでなく 公 約 政 策 を 知 っている 名 前 くらいは 知 っている 名 前 も 公 約 も 何 も 知 らない 図 表 1-15 市 区 町 村 長 の 政 策 等 に 対 する 認 知 度 区 分 実 数 構 成 比 名 前 だけでなく 公 約 政 策 を 知 っている 492 26.2 名 前 くらいは 知 っている 865 46.0 名 前 も 公 約 も 何 も 知 らない 523 27.8 全 体 1,880 100.0-23 -

(2) 地 方 自 治 体 の 規 模 別 にみた 認 知 度 市 区 町 村 長 の 政 策 等 の 認 知 度 に 自 治 体 規 模 別 の 違 いはみられない Q2で 問 うた 市 区 町 村 長 の 政 策 等 の 認 知 度 について 自 治 体 規 模 別 の 回 答 結 果 と 全 サンプルの 回 答 結 果 とで 比 較 したところ 特 筆 すべき 差 異 は 見 受 けられなかった なお 自 治 体 規 模 間 の 比 較 においても 同 様 の 結 果 であった 図 表 1-16 自 治 体 規 模 別 にみた 市 区 町 村 長 の 政 策 等 に 対 する 認 知 度 区 分 名 前 だけ でなく 公 約 政 策 を 知 ってい る 名 前 くら いは 知 っ ている 名 前 も 公 約 も 何 も 知 らない 合 計 % 実 数 大 中 都 市 26.7% 42.7% 30.6% 100.0% 640 特 例 市 一 般 市 26.1% 47.7% 26.1% 100.0% 620 町 村 25.6% 47.7% 26.6% 100.0% 620 全 体 26.2% 46.0% 27.8% 100.0% 1,880 (3) 年 代 別 にみた 認 知 度 若 年 層 における 知 名 度 が 低 く 高 齢 層 における 知 名 度 は 高 い 市 区 町 村 長 自 身 やその 政 策 の 認 知 度 を 年 齢 別 にみると 20~34 歳 では 名 前 も 公 約 も 何 も 知 らな い が 全 体 平 均 よりも 13.9ポイント 高 い 一 方 65 歳 以 上 では 名 前 だけでなく 公 約 政 策 を 知 っ ている が 全 体 平 均 よりも12.1ポイント 高 い 図 表 1-17 年 齢 別 にみた 市 区 町 村 長 の 政 策 等 に 対 する 認 知 度 区 分 名 前 だけ でなく 公 約 政 策 を 知 ってい る 名 前 くら いは 知 っ ている 名 前 も 公 約 も 何 も 知 らない 合 計 % 実 数 20~34 歳 16.8% 41.5% 41.8% 100.0% 376 35~44 歳 21.3% 45.5% 33.2% 100.0% 376 45~54 歳 23.7% 48.1% 28.2% 100.0% 376 55~64 歳 30.9% 48.4% 20.7% 100.0% 376 65 歳 以 上 38.3% 46.5% 15.2% 100.0% 376 全 体 26.2% 46.0% 27.8% 100.0% 1,880-24 -

第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 (4) 職 業 別 にみた 認 知 度 会 社 員 や 専 業 主 婦 ( 主 夫 )など 一 定 の 構 成 比 を 占 める 職 業 の 認 知 度 は 全 体 平 均 との 大 きな 違 い がみられない 市 区 町 村 長 自 身 やその 政 策 の 認 知 度 を 職 業 別 にみると 公 務 員 で 名 前 だけでなく 公 約 政 策 を 知 っ ている が 全 体 平 均 よりも 18.4 ポイント 高 いこと 経 営 者 役 員 で 名 前 だけでなく 公 約 政 策 を 知 っている が 全 体 平 均 よりも 27.7 ポイント 高 いことが 主 な 特 徴 である ただし いずれもごく 少 数 のサンプルにみられる 傾 向 であることに 留 意 すべきである その 他 一 定 の 構 成 比 を 占 める 会 社 員 や 専 業 主 婦 ( 主 夫 )においては 特 徴 的 な 傾 向 は 見 受 けられな い 図 表 1-18 職 業 別 にみた 市 区 町 村 長 の 政 策 等 に 対 する 認 知 度 区 分 名 前 だ け で な く 公 約 政 策 を 知 っ ている 名 前 く ら い は 知 っ て いる 名 前 も 合 計 公 約 も 何 も 知 らない % 実 数 公 務 員 44.6% 41.5% 13.8% 100.0% 65 経 営 者 役 員 53.8% 28.2% 17.9% 100.0% 39 会 社 員 ( 事 務 系 ) 28.5% 39.6% 31.9% 100.0% 207 会 社 員 ( 技 術 系 ) 17.9% 48.2% 33.9% 100.0% 168 会 社 員 (その 他 ) 19.2% 47.3% 33.5% 100.0% 167 自 営 業 32.1% 51.1% 16.8% 100.0% 137 自 由 業 35.7% 32.1% 32.1% 100.0% 28 専 業 主 婦 ( 主 夫 ) 23.5% 50.6% 26.0% 100.0% 447 パート アルバイト 18.7% 46.5% 34.9% 100.0% 241 学 生 16.3% 44.9% 38.8% 100.0% 49 その 他 28.1% 45.6% 26.3% 100.0% 114 無 職 35.3% 43.1% 21.6% 100.0% 218 全 体 26.2% 46.0% 27.8% 100.0% 1,880 (5) ライフスタイル 別 の 認 知 度 日 常 生 活 に 何 らかの 深 刻 な 課 題 を 抱 えている 人 や 自 治 会 活 動 に 関 わっている 人 における 市 区 町 村 長 の 知 名 度 は 特 に 高 い 市 区 町 村 長 自 身 やその 政 策 の 認 知 度 をライフスタイル 別 にみると 主 に 以 下 のような 特 徴 がみられ た フルタイムで 働 いていたが 定 年 退 職 した に 当 てはまる 人 の 方 が 当 てはまらない 人 より 名 前 だけでな く 公 約 政 策 を 知 っている が 15.3 ポイント 高 い 同 じ 自 治 体 に 住 む 親 の 介 護 をしている に 当 てはまる 人 の 方 が 当 てはまらない 人 より 名 前 だけでなく 公 約 政 策 を 知 っている が 12.0 ポイント 高 い 難 病 や 心 身 の 障 がいなど 社 会 的 支 援 を 必 要 とする 状 態 にある に 当 てはまる 人 の 方 が 当 てはまらな - 25 -

い 人 より 名 前 だけでなく 公 約 政 策 を 知 っている が 10.3 ポイント 高 い 自 治 会 活 動 に 関 わっている に 当 てはまる 人 の 方 が 当 てはまらない 人 より 名 前 だけでなく 公 約 政 策 を 知 っている が 19.4 ポイント 高 い ライフスタイル 図 表 1-19 ライフスタイル 別 にみた 市 区 町 村 長 の 政 策 等 に 対 する 認 知 度 該 当 の 有 無 名 前 だ け で な く 公 約 政 策 を 知 っ ている 名 前 く ら い は 知 っ て いる 名 前 も 合 計 公 約 も 何 も 知 らない % フルタイムで 働 いている 当 てはまる 26.1% 45.4% 28.5% 100.0% 808 当 てはまらない 26.2% 46.5% 27.3% 100.0% 1,072 パートタイムで 働 いている 当 てはまる 21.0% 45.4% 33.6% 100.0% 295 当 てはまらない 27.1% 46.1% 26.8% 100.0% 1,585 フルタイムで 働 いていたが 定 年 退 職 した 当 てはまる 39.6% 42.8% 17.6% 100.0% 222 当 てはまらない 24.4% 46.4% 29.2% 100.0% 1,658 学 生 である 当 てはまる 18.6% 49.2% 32.2% 100.0% 59 当 てはまらない 26.4% 45.9% 27.7% 100.0% 1,821 無 職 である( 定 年 退 職 した 場 合 学 生 で 当 てはまる 26.7% 46.3% 27.0% 100.0% 486 ある 場 合 を 除 く) 当 てはまらない 26.0% 45.9% 28.1% 100.0% 1,394 時 間 に 融 通 をつけやすい 仕 事 をしている 当 てはまる 30.3% 47.3% 22.4% 100.0% 317 ( 自 営 業 専 業 農 業 等 ) 当 てはまらない 25.3% 45.7% 28.9% 100.0% 1,563 未 就 学 又 は 小 学 生 の 子 供 がいる 当 てはまる 24.5% 47.9% 27.6% 100.0% 326 当 てはまらない 26.5% 45.6% 27.9% 100.0% 1,554 同 じ 自 治 体 に 住 む( 同 居 を 含 む) 親 の 介 当 てはまる 37.4% 40.9% 21.7% 100.0% 115 護 をしている 当 てはまらない 25.4% 46.3% 28.2% 100.0% 1,765 難 病 や 心 身 の 障 がいなど 社 会 的 支 援 を 必 当 てはまる 35.8% 39.2% 25.0% 100.0% 120 要 とする 状 態 にある 方 と 同 居 している 当 てはまらない 25.5% 46.5% 28.0% 100.0% 1,760 現 在 の 居 住 地 ( 市 区 町 村 )に10 年 以 上 住 当 てはまる 28.3% 48.8% 22.9% 100.0% 1,349 んでいる 当 てはまらない 20.7% 39.0% 40.3% 100.0% 531 現 在 の 住 まいは 持 家 である 当 てはまる 28.4% 47.5% 24.1% 100.0% 1,363 当 てはまらない 20.3% 42.0% 37.7% 100.0% 517 自 治 会 活 動 に 関 わっている 当 てはまる 40.0% 46.1% 13.9% 100.0% 540 当 てはまらない 20.6% 46.0% 33.4% 100.0% 1,340 全 体 26.2% 46.0% 27.8% 100.0% 1,880 実 数 - 26 -

第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 (6) 住 民 参 加 の 経 験 別 の 認 知 度 主 体 的 積 極 的 な 住 民 参 加 の 経 験 がある 人 における 市 区 町 村 長 の 知 名 度 は 圧 倒 的 に 高 い 市 区 町 村 長 自 身 やその 政 策 の 認 知 度 を 主 体 的 積 極 的 な 住 民 参 加 の 経 験 の 有 無 別 にみると 名 前 だけでなく 公 約 政 策 を 知 っている と 名 前 くらいは 知 っている を 合 わせた 割 合 が 経 験 がある 人 では8 割 を 超 え 経 験 がない 人 よりも 17.3 ポイント 高 くなる 図 表 1-20 主 体 的 積 極 的 な 住 民 参 加 の 経 験 の 有 無 にみた 市 区 町 村 長 の 政 策 等 に 対 する 認 知 度 区 分 名 前 だけで なく 公 約 政 策 を 知 って いる 名 前 くらい は 知 ってい る 名 前 も 公 約 合 計 も 何 も 知 ら ない % 実 数 主 体 的 積 極 的 な 住 民 参 加 の 経 験 あり 34.7% 46.2% 19.1% 100.0% 940 主 体 的 積 極 的 な 住 民 参 加 の 経 験 なし 17.7% 45.9% 36.5% 100.0% 940 全 体 26.2% 46.0% 27.8% 100.0% 1,880 (7) 議 会 活 動 の 関 心 別 にみた 認 知 度 議 会 活 動 に 関 心 がある 人 は 市 区 町 村 長 の 政 策 等 を 当 然 知 っている 議 会 活 動 への 関 心 度 別 に 市 区 町 村 長 の 認 知 度 をみると 大 いに 関 心 がある もののうち 名 前 だ けでなく 公 約 政 策 を 知 っている は82.9%であり 合 計 の 26.2%に 対 して3 倍 以 上 ある 程 度 関 心 がある の 約 2 倍 関 心 はない の 約 8 倍 となっている 名 前 だけでなく 公 約 政 策 を 知 っている と 名 前 くらいは 知 っている を 合 わせた 数 値 でみる と 大 いに 関 心 がある ではほぼ 100%となり 議 会 活 動 に 関 心 がある 人 は 市 区 町 村 長 の 政 策 等 を 当 然 知 っているといった 関 係 がうかがえる これらのことから 市 区 町 村 長 の 政 策 等 への 認 知 度 と 議 会 活 動 への 関 心 度 には 極 めて 強 い 相 関 があ ることがうかがえる 図 表 1-21 市 区 町 村 議 会 の 活 動 への 関 心 度 別 にみた 市 区 町 村 長 の 政 策 等 に 対 する 認 知 度 Q3 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 区 分 大 いに 関 心 がある ある 程 度 関 心 がある 関 心 はない 合 計 Q2 市 区 町 村 長 の 政 策 等 に 対 する 認 知 度 名 前 だけで 名 前 くらい 名 前 も 公 約 合 計 なく 公 約 政 は 知 ってい も 何 も 知 ら 策 を 知 って る ない いる 97 19 1 117 82.9% 16.2% 0.9% 100.0% 282 332 62 676 41.7% 49.1% 9.2% 100.0% 113 514 460 1,087 10.4% 47.3% 42.3% 100.0% 492 865 523 1,880 26.2% 46.0% 27.8% 100.0% - 27 -

図 表 1-22 市 区 町 村 議 会 の 活 動 への 関 心 度 別 にみた 市 区 町 村 長 の 政 策 等 に 対 する 認 知 度 - 28 -

第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 5 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 問 3 お 住 まいの 市 区 町 村 の 議 会 ( 市 議 会 区 議 会 町 議 会 村 議 会 )の 活 動 についてどのくらい 関 心 をお 持 ちですか 最 も 近 いものを 以 下 の9つの 選 択 肢 からお 選 びください ( 注 ) 設 問 では9つの 選 択 肢 で 回 答 を 求 めているが 選 択 肢 を3つに 再 分 類 した 結 果 を 示 す (1) 議 会 活 動 に 対 する 関 心 度 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 大 いに 関 心 があるものは1 割 に 満 たず ある 程 度 関 心 があるものを 合 わ せても4 割 程 度 にすぎない 市 区 町 村 議 会 の 活 動 への 関 心 度 については 大 いに 関 心 がある 6.2% ある 程 度 関 心 がある 36.0% 関 心 はない 57.8%となっている 図 表 1-23 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 6.2 57.8 36 大 いに 関 心 がある ある 程 度 関 心 がある 関 心 はない 図 表 1-24 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 実 数 構 成 比 大 いに 関 心 がある 117 6.2 ある 程 度 関 心 がある 676 36.0 関 心 はない 1,087 57.8 全 体 1,880 100.0 (2) 地 方 自 治 体 の 規 模 別 にみた 関 心 度 市 区 町 村 議 会 の 活 動 への 関 心 度 に 自 治 体 規 模 別 の 違 いはみられない Q3で 問 うた 市 区 町 村 議 会 の 活 動 への 関 心 度 について 自 治 体 規 模 別 の 回 答 結 果 と 全 サンプルの 回 答 結 果 とで 比 較 したところ 特 筆 すべき 差 異 は 見 受 けられなかった なお 自 治 体 規 模 間 の 比 較 におい ても 同 様 の 結 果 であった - 29 -

図 表 1-25 自 治 体 規 模 別 にみた 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 区 分 大 い に 関 心 が ある あ る 程 度 関 心 がある 関 心 は 合 計 ない % 実 数 大 中 都 市 5.8% 34.5% 59.7% 100.0% 640 特 例 市 一 般 市 5.8% 36.5% 57.7% 100.0% 620 町 村 7.1% 36.9% 56.0% 100.0% 620 全 体 6.2% 36.0% 57.8% 100.0% 1,880 (3) 年 代 別 にみた 認 知 度 65 歳 以 上 の 高 齢 層 では 大 いに 関 心 がある と ある 程 度 関 心 がある を 合 わせて5 割 を 若 干 超 えるが その 他 の 年 齢 層 では5 割 に 満 たず 年 齢 を 問 わず 極 めて 低 い 関 心 度 に 大 きな 違 いは ない 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 を 年 齢 別 にみても 大 いに 関 心 がある では 年 齢 別 の 違 いが ほとんどみられない 大 いに 関 心 がある と ある 程 度 関 心 がある を 合 わせてみると 65 歳 以 上 が 55.1%となるが その 他 の 年 齢 層 では 50%にも 満 たない 図 表 1-26 年 齢 別 にみた 市 区 町 議 会 の 活 動 の 認 知 度 区 分 大 い に 関 心 が ある あ る 程 度 関 心 がある 関 心 は ない 合 計 % 実 数 20~34 歳 6.4% 26.9% 66.8% 100.0% 376 35~44 歳 5.9% 27.9% 66.2% 100.0% 376 45~54 歳 5.1% 38.3% 56.6% 100.0% 376 55~64 歳 6.6% 38.8% 54.5% 100.0% 376 65 歳 以 上 7.2% 47.9% 44.9% 100.0% 376 全 体 6.2% 36.0% 57.8% 100.0% 1,880 (4) 職 業 別 にみた 認 知 度 会 社 員 や 専 業 主 婦 ( 主 夫 )など 一 定 の 構 成 比 を 占 める 職 業 の 関 心 度 には 全 体 平 均 との 大 きな 違 いがみられない サイレントマジョリティに 相 当 するとみられるパート アルバイトにおける 関 心 が 極 めて 低 い 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 を 職 業 別 にみると 以 下 のような 特 徴 がみられた 公 務 員 と 経 営 者 役 員 では 大 いに 関 心 がある が 全 体 平 均 よりもそれぞれ9.2 ポイント 14.3 ポイント 高 く 約 6 割 となる ただし 両 職 業 合 わせてわずか 104 件 の 少 数 意 見 であることに 留 意 が 必 要 である 学 生 とパート アルバイトでは 関 心 はない が 全 体 平 均 よりもそれぞれ 15.7 ポイント 9.4 ポイント 高 く 関 心 の 低 さが 目 立 つ その 他 一 定 の 構 成 比 を 占 める 会 社 員 や 専 業 主 婦 ( 主 夫 )においては 特 徴 的 な 傾 向 は 見 受 けら れない - 30 -

第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 (5) ライフスタイル 別 にみた 認 知 度 ライフスタイルに 関 わらず 議 会 活 動 への 関 心 は 極 めて 低 い 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 をライフスタイル 別 にみると 大 いに 関 心 がある と ある 程 度 関 心 がある を 合 わせた 割 合 が 最 大 でも フルタイムで 働 いていたが 定 年 退 職 した 人 の 55.8%であり 特 定 のラ イフスタイルに 該 当 する 人 で 関 心 度 が 特 に 高 くなるものはない 図 表 1-27 職 業 別 にみた 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 区 分 大 い に 関 心 が ある あ る 程 度 関 心 がある 合 計 関 心 は ない % 実 数 公 務 員 15.4% 44.6% 40.0% 100.0% 65 経 営 者 役 員 20.5% 38.5% 41.0% 100.0% 39 会 社 員 ( 事 務 系 ) 7.2% 34.3% 58.5% 100.0% 207 会 社 員 ( 技 術 系 ) 6.0% 36.9% 57.1% 100.0% 168 会 社 員 (その 他 ) 6.6% 30.5% 62.9% 100.0% 167 自 営 業 8.8% 35.8% 55.5% 100.0% 137 自 由 業 3.6% 50.0% 46.4% 100.0% 28 専 業 主 婦 ( 主 夫 ) 3.4% 38.7% 57.9% 100.0% 447 パート アルバイト 3.7% 29.0% 67.2% 100.0% 241 学 生 8.2% 18.4% 73.5% 100.0% 49 その 他 7.0% 42.1% 50.9% 100.0% 114 無 職 6.4% 39.0% 54.6% 100.0% 218 全 体 6.2% 36.0% 57.8% 100.0% 1,880 図 表 1-28 ライフスタイル 別 にみた 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 ライフスタイル 該 当 の 有 無 大 い に 関 心 が ある あ る 程 度 関 心 がある 関 心 は ない 合 計 % 実 数 フルタイムで 働 いている 当 てはまる 8.3% 35.4% 56.3% 100.0% 808 当 てはまらない 4.7% 36.4% 59.0% 100.0% 1,072 パートタイムで 働 いている 当 てはまる 5.4% 32.9% 61.7% 100.0% 295 当 てはまらない 6.4% 36.5% 57.1% 100.0% 1,585 フルタイムで 働 いていたが 定 年 退 職 した 当 てはまる 8.1% 47.7% 44.1% 100.0% 222 当 てはまらない 6.0% 34.4% 59.7% 100.0% 1,658 学 生 である 当 てはまる 8.5% 25.4% 66.1% 100.0% 59 当 てはまらない 6.2% 36.3% 57.6% 100.0% 1,821 無 職 である( 定 年 退 職 した 場 合 学 生 であ 当 てはまる 5.8% 34.0% 60.3% 100.0% 486 る 場 合 を 除 く) 当 てはまらない 6.4% 36.7% 57.0% 100.0% 1,394 時 間 に 融 通 をつけやすい 仕 事 をしている 当 てはまる 9.5% 38.2% 52.4% 100.0% 317 ( 自 営 業 専 業 農 業 等 ) 当 てはまらない 5.6% 35.5% 58.9% 100.0% 1,563 未 就 学 又 は 小 学 生 の 子 供 がいる 当 てはまる 6.7% 35.3% 58.0% 100.0% 326 当 てはまらない 6.1% 36.1% 57.8% 100.0% 1,554 同 じ 自 治 体 に 住 む( 同 居 を 含 む) 親 の 介 護 当 てはまる 13.0% 43.5% 43.5% 100.0% 115 をしている 当 てはまらない 5.8% 35.5% 58.8% 100.0% 1,765 難 病 や 心 身 の 障 がいなど 社 会 的 支 援 を 必 要 当 てはまる 9.2% 37.5% 53.3% 100.0% 120 とする 状 態 にある 方 と 同 居 している 当 てはまらない 6.0% 35.9% 58.1% 100.0% 1,760 現 在 の 居 住 地 ( 市 区 町 村 )に 10 年 以 上 住 ん 当 てはまる 6.5% 37.4% 56.1% 100.0% 1,349 でいる 当 てはまらない 5.5% 32.4% 62.1% 100.0% 531 現 在 の 住 まいは 持 家 である 当 てはまる 6.3% 37.7% 56.0% 100.0% 1,363 当 てはまらない 6.0% 31.3% 62.7% 100.0% 517 自 治 会 活 動 に 関 わっている 当 てはまる 11.5% 45.6% 43.0% 100.0% 540 当 てはまらない 4.1% 32.1% 63.8% 100.0% 1,340 全 体 6.2% 36.0% 57.8% 100.0% 1,880-31 -

(6) 住 民 参 加 の 経 験 別 にみた 認 知 度 主 体 的 積 極 的 な 住 民 参 加 の 経 験 がない 人 では 大 いに 関 心 がある と ある 程 度 関 心 がある を 合 わせても3 割 未 満 と 関 心 度 が 低 い 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 を 主 体 的 積 極 的 な 住 民 参 加 の 経 験 の 有 無 別 にみると 大 い に 関 心 がある と ある 程 度 関 心 がある を 合 わせた 割 合 は 経 験 がある 人 では5 割 を 超 えるのに 対 して 経 験 がない 人 では3 割 にも 満 たない 図 表 1-29 主 体 的 積 極 的 な 住 民 参 加 の 経 験 の 有 無 にみた 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 区 分 大 いに 関 心 ある 程 度 関 関 心 はない 合 計 がある 心 がある % 実 数 主 体 的 積 極 的 な 住 民 参 加 の 経 験 あり 9.4% 45.4% 45.2% 100.0% 940 主 体 的 積 極 的 な 住 民 参 加 の 経 験 なし 3.1% 26.5% 70.4% 100.0% 940 全 体 6.2% 36.0% 57.8% 100.0% 1,880 (7) 議 会 活 動 の 関 心 別 にみた 認 知 度 市 区 町 村 長 の 政 策 等 のことをよく 知 っていれば 議 会 活 動 に 関 心 をもっているという 傾 向 はあ るが 議 会 活 動 への 関 心 があれば 市 区 町 村 長 の 政 策 等 のことは 当 然 知 っているという 関 係 ほど は 強 くない 市 区 町 村 長 の 政 策 等 への 認 知 度 と 議 会 活 動 への 関 心 度 との 関 係 を 分 析 した 市 区 町 村 長 の 政 策 等 への 認 知 度 別 に 議 会 活 動 への 関 心 度 をみると 名 前 だけでなく 公 約 政 策 を 知 っている とした 人 の 大 いに 関 心 がある は 全 体 の 約 3 倍 である 名 前 も 公 約 も 知 らない と したものでは 大 いに 関 心 がある 及 び ある 程 度 関 心 がある を 合 わせても 12.1%と 名 前 だけ でなく 公 約 政 策 を 知 っている の 大 いに 関 心 がある にも 及 ばない これらのことから 市 区 町 村 長 の 政 策 等 への 認 知 度 と 議 会 活 動 への 関 心 度 には 極 めて 強 い 相 関 があることがうかがえる さらに 図 表 1-21 1-22 に 示 した 結 果 も 踏 まえると 市 区 町 村 長 の 政 策 等 のことをよく 知 ってい れば 議 会 活 動 に 関 心 をもっているという 傾 向 はあるが 議 会 活 動 への 関 心 があれば 市 区 町 村 長 の 政 策 等 のことは 当 然 知 っているという 関 係 ほどは 強 くないということがいえよう Q2 市 区 町 村 長 の 政 策 等 に 対 する 認 知 度 図 表 1-30 市 区 町 村 長 の 政 策 等 への 認 知 度 別 にみた 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 Q3 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 区 分 大 いに 関 心 ある 程 度 関 関 心 はない 合 計 がある 心 がある 名 前 だけでなく 公 約 政 策 を 97 282 113 492 知 っている 19.7% 57.3% 23.0% 100.0% 名 前 くらいは 知 っている 名 前 も 公 約 も 何 も 知 らない 合 計 19 332 514 865 2.2% 38.4% 59.4% 100.0% 1 62 460 523 0.2% 11.9% 88.0% 100.0% 117 676 1087 1,880 6.2% 36.0% 57.8% 100.0% - 32 -

第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 図 表 1-31 市 区 町 村 長 の 政 策 等 への 認 知 度 別 にみた 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 (8) 議 会 活 動 の 関 心 が 強 いサンプルの 属 性 本 調 査 の 結 果 では 議 会 活 動 に 対 する 関 心 度 は 住 民 参 加 の 意 向 に 強 く 影 響 している 可 能 性 が 見 受 け られる そこで 議 会 活 動 に 対 して 大 いに 関 心 がある としたサンプルの 属 性 が 本 調 査 サンプル 全 体 の 構 成 と 比 較 して 特 徴 を 示 している 属 性 を 抽 出 し 内 閣 府 等 の 世 論 調 査 において 把 握 されている 同 種 の 属 性 が 占 める 比 率 と 比 較 することによって 本 調 査 のサンプルバイアスによる 影 響 の 有 無 を 確 認 しておきたい 図 表 1-32をみると 大 いに 関 心 がある としたサンプルには 以 下 のような 特 徴 がみられる 男 性 が17.5 ポイント 多 い 専 業 主 婦 ( 主 夫 )に 該 当 するものが 11.0 ポイント 少 ない フルタイムで 就 業 しているサンプルが14.3ポイント 多 い 主 体 的 積 極 的 参 加 経 験 があるサンプルが25.2ポイント 多 い 自 治 会 活 動 に 参 加 しているサンプルが24.3ポイント 多 い このうち 性 別 についてはサンプルの 割 付 により 均 等 配 分 しているものであり 各 種 世 論 調 査 にお いて 概 ね 半 数 ずつであることからサンプルバイアスはほとんどないものと 捉 えてよいであろう 主 体 的 積 極 的 参 加 経 験 の 有 無 についてもサンプルの 割 付 により 均 等 配 分 しているものである こ れについては 他 の 世 論 調 査 等 に 同 種 の 結 果 が 見 当 たらず サンプルの 偏 りについては 確 認 できなかっ た 専 業 主 婦 ( 主 夫 )については 全 サンプルにおける 構 成 比 が 23.8%となっている 参 考 として 図 表 1-33に 示 した 国 民 生 活 に 関 する 世 論 調 査 ( 内 閣 府 平 成 25 年 6 月 調 査 )が 示 す 従 業 上 の 地 位 を - 33 -

みると 専 業 主 婦 は12.8%であり 本 調 査 における 専 業 主 婦 ( 主 夫 ) の 比 率 が 約 2 倍 の 構 成 比 となっ ている この 偏 りが 議 会 に 対 する 関 心 の 低 さに 影 響 していることは 否 めない フルタイム 就 業 者 については 全 サンプルにおける 構 成 比 が フルタイム 就 業 に 該 当 するものが 43.0% 該 当 しないものが 57.0%となっている 参 考 として 図 表 1-33 に 示 した 国 民 生 活 に 関 す る 世 論 調 査 ( 内 閣 府 ) が 示 す 従 業 上 の 地 位 をみると フルタイム 就 業 者 とみなしうる 役 員 正 規 の 職 員 従 業 員 非 正 規 の 職 員 従 業 員 ( 契 約 社 員, 労 働 者 派 遣 事 業 所 の 派 遣 社 員 を 含 む) の 合 計 値 は 47.1%である 本 調 査 における フルタイム 就 業 の 該 当 者 の 比 率 43.0%と 近 似 している ことから 本 調 査 においてフルタイム 就 業 者 あるいはそれに 該 当 しないサンプルの 比 率 に 大 きな 偏 り はないものとみてよいであろう 自 治 会 活 動 に 参 加 しているサンプルについては 全 サンプルにおける 構 成 比 が 28.7%となってい る 参 考 として 図 表 1-34 に 示 した 平 成 22 年 度 国 民 生 活 選 好 度 調 査 結 果 国 民 生 活 に 関 する 世 論 調 査 ( 内 閣 府 ) の 結 果 みると 自 らが 運 営 上 の 役 割 を 担 うかたちで 自 治 会 活 動 に 参 加 しているもの とみられる 活 動 としては 防 災 防 火 活 動 の 21.5%が 最 も 高 い 値 となっている 自 治 会 活 動 に 参 加 している という 設 問 に 対 して 一 般 の 参 加 者 としての 参 加 している という 意 味 で 回 答 したも のもいたであろうと 捉 えれば 本 調 査 において 自 治 会 活 動 に 参 加 しているとしたサンプルの 比 率 (28.7%)が 大 きく 偏 っているものではないとみてよいであろう 図 表 1-32 市 区 町 村 議 会 の 活 動 に 対 する 関 心 度 が 高 いサンプルの 属 性 ( 特 徴 的 なもののみ 抜 粋 ) 属 性 構 成 比 男 性 67.5% 女 性 32.5% 性 別 合 計 100.0% 公 務 員 8.5% 経 営 者 役 員 6.8% 会 社 員 ( 事 務 系 ) 12.8% 会 社 員 ( 技 術 系 ) 8.5% 会 社 員 (その 他 ) 9.4% 自 営 業 10.3% 自 由 業 0.9% 専 業 主 婦 ( 主 夫 ) 12.8% パート アルバイト 7.7% 学 生 3.4% その 他 6.8% 無 職 12.0% 職 業 合 計 100.0% 主 体 的 積 極 的 参 加 経 験 あり 75.2% 主 体 的 積 極 的 参 加 経 験 なし 24.8% 参 加 経 験 の 有 無 合 計 100.0% フルタイム 該 当 57.3% フルタイム 非 該 当 42.7% 該 当 非 該 当 合 計 100.0% 自 治 会 活 動 該 当 53.0% 自 治 会 活 動 非 該 当 47.0% 該 当 非 該 当 合 計 100.0% - 34 -

第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 図 表 1-33 20 歳 以 上 の 国 民 の 従 業 上 の 地 位 構 成 比 従 業 上 の 地 位 N=6,075 役 員 2.4% 正 規 の 職 員 従 業 員 28.3% 非 正 規 の 職 員 従 業 員 ( 契 約 社 員, 労 働 者 派 遣 事 業 所 の 派 遣 社 員 を 含 む) 16.4% その 他 の 雇 用 者 0.3% 自 営 業 主 ( 家 庭 内 職 者 を 含 む) 8.0% 家 族 従 業 者 3.7% 主 婦 20.6% その 他 の 無 職 ( 学 生 を 含 む) 20.3% ( 出 典 ) 国 民 生 活 に 関 する 世 論 調 査 ( 平 成 25 年 6 月 )に 基 づき 作 成 図 表 1-34 過 去 1 年 間 以 内 の 自 治 会 町 内 会 などの 活 動 への 参 加 状 況 活 動 の 内 容 参 加 者 の 割 合 N==2,591 住 民 同 士 の 連 絡 のための 活 動 ( 回 覧 板 会 報 の 回 付 を 含 む) 73.9% 環 境 美 化 清 掃 活 動 59.1% 行 事 の 開 催 ( 盆 踊 り お 祭 り 敬 老 会 等 を 含 む) 49.5% 防 災 防 火 活 動 21.5% 交 通 安 全 防 犯 活 動 17.0% 道 路 設 備 管 理 ( 街 路 灯 の 整 備 集 会 施 設 の 管 理 を 含 む) 16.9% 福 祉 活 動 10.2% 行 政 への 要 望 活 動 7.1% その 他 2.1% 参 加 していない 16.6% ( 出 典 ) 平 成 22 年 度 国 民 生 活 選 好 度 調 査 結 果 ( 内 閣 府 )に 基 づく 作 成 - 35 -

6 住 民 参 加 を 促 すための 仕 組 みづくりの 充 実 度 に 対 する 評 価 問 4 以 下 の 1 ~ 11 は 市 区 町 村 が 住 民 参 加 を 促 すために 用 意 することが 望 ましいと 思 わ れることです お 住 まいの 市 区 町 村 ではこれらの 施 策 や 対 応 仕 組 みが 十 分 に 用 意 されてい ると 思 われますか あなたの 意 見 に 最 も 近 いものを 以 下 の9つの 選 択 肢 からお 選 びください ( 注 ) 設 問 では9つの 選 択 肢 で 回 答 を 求 めているが 選 択 肢 を3つに 再 分 類 した 結 果 を 示 す (1) 住 民 参 加 施 策 等 に 対 する 評 価 情 報 の 量 と 質 に 関 する 取 組 については 比 較 的 充 実 している( 用 意 されている)と 評 価 されている 何 らかの 事 情 で 参 加 しにくい 住 民 への 配 慮 としての 工 夫 を 講 じる 取 組 に 対 する 評 価 が 低 い 行 政 職 員 の 意 識 改 革 や 市 区 町 村 の 手 続 きの 簡 素 化 に 対 する 評 価 が 低 い 住 民 参 加 を 促 す 仕 組 みの 充 実 度 に 対 する 評 価 では 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 量 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 発 信 頻 度 ( 更 新 頻 度 ) 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 のわかりやすさ の 情 報 の 量 と 質 に 関 する 項 目 について 比 較 的 充 実 している( 用 意 されている)と 評 価 されているが その 他 の 項 目 については3 割 以 上 が 充 実 していない( 用 意 されていない)とみられている 特 に 若 い 人 が 参 加 できる 仕 組 みづくり 仕 事 などで 忙 しい 人 が 参 加 できる 仕 組 みづくり 子 育 てや 介 護 などで 忙 しい 人 の 参 加 できる 仕 組 みづくり といった 参 加 の 場 の 設 定 に 関 する 項 目 と 市 区 町 村 職 員 の 意 識 改 革 や 市 区 町 村 の 手 続 きの 簡 素 化 が 意 味 する 行 政 の 仕 事 のやり 方 に 関 する 項 目 において その 充 実 度 に 対 する 評 価 が 低 い 図 表 1-35 住 民 参 加 を 促 す 仕 組 みの 充 実 度 に 対 する 評 価 0% 50% 100% 情 報 の 量 32.6 48.6 18.8 情 報 の 発 信 更 新 頻 度 28.2 53.1 18.6 情 報 のわかりやすさ 26.2 54.8 19.0 インターネット SNSの 活 用 12.8 56.3 31.0 若 年 者 参 加 の 仕 組 みづくり 8.9 57.3 33.8 就 業 者 多 忙 者 参 加 の 仕 組 みづくり 6.7 52.7 40.6 子 育 て 介 護 者 参 加 の 仕 組 みづくり 9.7 55.2 35.1 社 会 的 弱 者 参 加 の 仕 組 みづくり 13.3 54.8 31.9 子 どもの 参 加 の 仕 組 みづくり 11.1 57.3 31.6 啓 発 や 教 育 10.7 57.4 31.9 職 員 の 意 識 改 革 手 続 きの 簡 素 化 9.6 56.5 33.9 用 意 されている どちらともいえない 用 意 されていない - 36 -

第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 図 表 1-36 住 民 参 加 を 促 す 仕 組 みの 充 実 度 に 対 する 評 価 区 分 全 体 ( 実 数 ) 用 意 さ れ て い る ど ち ら と も い えない 用 意 さ れ て い ない 1. 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 量 1,880 32.6 48.6 18.8 2. 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 発 信 頻 度 ( 更 新 頻 度 ) 1,880 28.2 53.1 18.6 3. 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 のわかりやすさ 1,880 26.2 54.8 19.0 4. 市 区 町 村 からの 情 報 発 信 としてインターネット SNSの 活 用 1,880 12.8 56.3 31.0 5. 若 い 人 が 参 加 できる 仕 組 みづくり 1,880 8.9 57.3 33.8 6. 仕 事 などで 忙 しい 人 が 参 加 できる 仕 組 みづくり 1,880 6.7 52.7 40.6 7. 子 育 てや 介 護 などで 忙 しい 人 の 参 加 できる 仕 組 みづくり 1,880 9.7 55.2 35.1 8. 高 齢 者 や 障 がい 者 などの 社 会 的 弱 者 が 参 加 できる 仕 組 みづくり 1,880 13.3 54.8 31.9 9. 将 来 の 担 い 手 である 子 どもが 参 加 できる 仕 組 みづくり 1,880 11.1 57.3 31.6 10. 住 民 参 加 の 積 極 的 な 参 加 を 促 すための 啓 発 や 教 育 1,880 10.7 57.4 31.9 11. 市 区 町 村 職 員 の 意 識 改 革 や 市 区 町 村 の 手 続 きの 簡 素 化 1,880 9.6 56.5 33.9 (2) 地 方 自 治 体 の 規 模 別 にみた 評 価 各 種 の 住 民 参 加 の 方 法 ( 機 会 )の 参 加 利 用 意 向 に 自 治 体 規 模 別 の 違 いはみられない Q4で 問 うた 11 項 目 の 回 答 状 況 を 自 治 体 規 模 別 の 回 答 結 果 と 全 サンプルの 回 答 結 果 とで 比 較 した ところ 10 ポイント 以 上 の 差 が 認 められる 特 筆 すべき 傾 向 は 見 受 けられなかった なお 自 治 体 規 模 間 の 比 較 においても 同 様 の 結 果 であった (3) 年 代 別 にみた 評 価 情 報 の 量 と 質 に 関 する 取 組 については 高 齢 層 において 特 に 高 く 評 価 されている 住 民 参 加 を 促 す 仕 組 みの 充 実 度 に 対 する 評 価 を11 項 目 ごとに 年 齢 別 にみると 全 体 平 均 よりも 10 ポイン ト 以 上 高 い 割 合 を 示 したのは 65 歳 以 上 における 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 量 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 発 信 頻 度 ( 更 新 頻 度 ) 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 のわかりやすさ の3 項 目 であった これら は 全 体 において 比 較 的 高 い 評 価 を 受 けた 項 目 に 一 致 している 区 分 65 歳 以 上 で 用 意 されている が 全 体 平 均 より も 10ポイント 以 上 高 いもの 項 目 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 量 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 発 信 頻 度 ( 更 新 頻 度 ) 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 のわかりやすさ - 37 -

(4) 職 業 別 にみた 評 価 行 政 職 員 の 意 識 改 革 や 市 区 町 村 の 手 続 きの 簡 素 化 に 対 する 評 価 が 自 営 業 において 特 に 低 い 会 社 員 や 専 業 主 婦 ( 主 夫 )など 一 定 の 構 成 比 を 占 める 職 業 による 評 価 は 全 体 平 均 との 大 きな 違 いがみられない 住 民 参 加 を 促 す 仕 組 みの 充 実 度 に 対 する 評 価 を 11 項 目 ごとに 職 業 別 にみて 全 体 平 均 よりも 10 ポイント 以 上 高 い 割 合 を 示 した 項 目 を 図 表 1-37に 示 した 併 せてライフスタイル 別 の 一 覧 を 図 表 1-38に 主 体 的 積 極 的 な 住 民 参 加 の 実 績 の 有 無 別 の 一 覧 を 図 表 1-39に 示 した 自 営 業 において 市 区 町 村 職 員 の 意 識 改 革 や 市 区 町 村 の 手 続 きの 簡 素 化 が 用 意 されていない( 対 応 できていない)とするものが 特 に 多 いことが 注 目 される 以 外 は 特 筆 すべき 特 徴 はみられない ま た 一 定 の 構 成 比 を 占 める 会 社 員 や 専 業 主 婦 ( 主 夫 )においては 特 徴 的 な 傾 向 は 見 受 けられない 図 表 1-37 全 体 平 均 と 比 較 して 10ポイント 以 上 高 い 回 答 を 示 した 項 目 と 職 業 回 答 職 業 項 目 公 務 員 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 発 信 頻 度 ( 更 新 頻 度 ) 学 生 将 来 の 担 い 手 である 子 どもが 参 加 できる 仕 組 みづくり 用 意 されている 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 量 無 職 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 発 信 頻 度 ( 更 新 頻 度 ) 公 務 員 若 い 人 が 参 加 できる 仕 組 みづくり 仕 事 などで 忙 しい 人 が 参 加 できる 仕 組 みづくり 自 営 業 市 区 町 村 職 員 の 意 識 改 革 や 市 区 町 村 の 手 続 きの 簡 素 化 用 意 されていない 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 量 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 のわかりやすさ 自 由 業 市 区 町 村 からの 情 報 発 信 としてインターネット SNSの 活 用 高 齢 者 や 障 がい 者 などの 社 会 的 弱 者 が 参 加 できる 仕 組 みづくり 将 来 の 担 い 手 である 子 どもが 参 加 できる 仕 組 みづくり 図 表 1-38 全 体 平 均 と 比 較 して 10ポイント 以 上 高 い 回 答 を 示 した 項 目 とライフスタイル 回 答 ライススタイル 項 目 用 意 されている フルタイムで 働 いて いたが 定 年 退 職 した 学 生 である 自 治 会 活 動 に 関 わっ ている 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 量 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 発 信 頻 度 ( 更 新 頻 度 ) 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 のわかりやすさ 市 区 町 村 からの 情 報 発 信 としてインターネット SNSの 活 用 高 齢 者 や 障 がい 者 などの 社 会 的 弱 者 が 参 加 できる 仕 組 みづくり 将 来 の 担 い 手 である 子 どもが 参 加 できる 仕 組 みづくり 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 量 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 発 信 頻 度 ( 更 新 頻 度 ) 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 のわかりやすさ 図 表 1-39 全 体 平 均 と 比 較 して 10ポイント 以 上 高 い 回 答 を 示 した 項 目 と 住 民 参 加 の 実 績 の 有 無 回 答 ライススタイル 項 目 用 意 されている 主 体 的 積 極 的 な 住 民 参 加 の 経 験 あり 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 量 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 の 発 信 頻 度 ( 更 新 頻 度 ) 市 区 町 村 から 発 信 する 情 報 のわかりやすさ - 38 -

第 1 章 行 政 活 動 領 域 における 住 民 参 加 の 動 向 7 住 民 意 向 の 反 映 状 況 に 対 する 評 価 問 5 お 住 まいの 市 区 町 村 では まちづくりや 政 策 に 住 民 の 意 向 がどの 程 度 反 映 されているとお 感 じになりますか あなたの 意 見 に 最 も 近 いものを 以 下 の9つの 選 択 肢 からお 選 びください ( 注 ) 設 問 では9つの 選 択 肢 で 回 答 を 求 めているが 選 択 肢 を3つに 再 分 類 した 結 果 を 示 す (1) 住 民 意 向 の 反 映 状 況 に 対 する 評 価 多 くの 住 民 の 納 得 が 得 られる 程 度 に 反 映 されているとしたものは1 割 程 度 であり いわゆるサ イレントマジョリティの 意 見 が 反 映 されていない 可 能 性 がある 多 くの 住 民 の 納 得 が 得 られる 程 度 に 反 映 されているとしたものは1 割 程 度 であるのに 対 し 一 部 の 意 見 要 望 だけが 反 映 されているとしたものは5 割 を 超 えている いわゆるサイレントマジョリティ の 意 見 が 反 映 されていない 可 能 性 を 示 したものとみることができよう また 一 部 の 意 見 要 望 だけが 反 映 されている という 選 択 肢 がありながらも 住 民 の 意 見 が 反 映 されていない としたものが3 割 を 超 えているということは いわゆるラウドネスマイノリティ (ラウドマイノリティ ノイジーマイノリティ)の 意 見 要 望 すら 反 映 していないということを 示 し ており 住 民 とのコミュニケーションがほとんどない 状 態 を 示 す 深 刻 な 現 実 を 示 しているものとみな ければならないであろう 図 表 1-40 まちづくりや 政 策 に 対 する 住 民 意 向 の 反 映 状 況 に 対 する 評 価 34.5 12.1 53.4 多 くの 住 民 の 納 得 が 得 られる 程 度 に 反 映 されている 一 部 の 意 見 要 望 だけが 反 映 されている 反 映 されていない 図 表 1-41 まちづくりや 政 策 に 対 する 住 民 意 向 の 反 映 状 況 に 対 する 評 価 区 分 実 数 構 成 比 多 くの 住 民 の 納 得 が 得 られる 程 度 に 反 映 されている 228 12.1 一 部 の 意 見 要 望 だけが 反 映 されている 1,003 53.4 反 映 されていない 649 34.5 全 体 1,880 100.0-39 -

(2) 年 代 職 業 別 にみた 評 価 住 民 意 向 の 反 映 状 況 に 対 する 評 価 に 自 治 体 規 模 別 年 齢 別 職 業 別 など 属 性 による 違 いはみら れない Q5で 問 うた 住 民 意 向 の 反 映 状 況 に 対 する 評 価 について 自 治 体 規 模 別 の 回 答 結 果 と 全 サンプルの 回 答 結 果 とで 比 較 したところ 特 筆 すべき 傾 向 は 見 受 けられなかった なお 自 治 体 規 模 間 の 比 較 に おいても 同 様 の 結 果 であった 年 齢 別 の 回 答 結 果 と 全 サンプルの 回 答 結 果 とで 比 較 したところ 特 筆 すべき 傾 向 は 見 受 けられな かった 職 業 別 の 回 答 結 果 と 全 サンプルの 回 答 結 果 とで 比 較 したところ 自 由 業 で 反 映 されていない が 11.9ポイント 高 く 学 生 で 多 くの 住 民 の 納 得 が 得 られる 程 度 に 反 映 されている が 14.4 ポイント 高 い 結 果 となったが 両 職 業 ともにサンプル 数 が 極 めて 少 ないため 全 体 としては 特 筆 すべき 傾 向 は 見 受 けられなかったとみるべきであろう ライフスタイル 別 の 回 答 結 果 を 当 該 ライススタイルが 該 当 するものとそうでないものとで 比 較 し たところ 学 生 では 多 くの 住 民 の 納 得 が 得 られる 程 度 に 反 映 されている が 13.7 ポイント 高 い 結 果 となったが 両 職 業 ともにサンプル 数 が 極 めて 少 ないため 全 体 としては 特 筆 すべき 傾 向 は 見 受 け られなかったとみるべきであろう 図 表 1-42 自 治 体 規 模 別 にみた 住 民 意 向 の 反 映 状 況 に 対 する 評 価 区 分 多 く の 住 民 の 納 得 が 得 ら れ る 程 度 に 反 映 さ れ ている 一 部 の 意 見 要 望 だ け が 反 映 さ れ て い る 反 映 さ れ ていない 合 計 % 実 数 大 中 都 市 13.6% 54.7% 31.7% 100.0% 640 特 例 市 一 般 市 11.0% 55.2% 33.9% 100.0% 620 町 村 11.8% 50.2% 38.1% 100.0% 620 全 体 12.1% 53.4% 34.5% 100.0% 1,880 区 分 図 表 1-43 年 齢 別 にみた 住 民 意 向 の 反 映 状 況 に 対 する 評 価 多 くの 住 民 の 納 得 が 得 られる 程 度 に 反 映 され ている 一 部 の 意 見 要 望 だ け が 反 映 さ れ て い る 反 映 さ れ 合 計 ていない % 実 数 20~34 歳 12.5% 52.7% 34.8% 100.0% 376 35~44 歳 9.8% 58.0% 32.2% 100.0% 376 45~54 歳 9.8% 53.7% 36.4% 100.0% 376 55~64 歳 10.9% 51.9% 37.2% 100.0% 376 65 歳 以 上 17.6% 50.5% 31.9% 100.0% 376 全 体 12.1% 53.4% 34.5% 100.0% 1,880-40 -