ま え が き 札 幌 市 住 ま い の 協 議 会 は 平 成 23 年 12 月 26 日 に 札 幌 市 長 か ら 市 営 住 宅 使 用 料 等 の 適 正 な 負 担 の あ り 方 に つ い て の 諮 問 を 受 け た 当 協 議 会 は こ れ ら の 諮 問 事 項 の 検



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(2) 懲 戒 については 戒 告 は 3 ヵ 月 減 給 は 6 ヵ 月 停 職 は 9 ヵ 月 4 病 気 休 暇 休 職 欠 勤 により 勤 務 しなかった 職 員 が 再 び 勤 務 するに 至 った 場 合 において 他 の 職 員 との 均 衡 上 必 要 があると 認 められるときは

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ま え が き 札 幌 市 住 ま い の 協 議 会 は 平 成 23 年 12 月 26 日 に 札 幌 市 長 か ら 市 営 住 宅 使 用 料 等 の 適 正 な 負 担 の あ り 方 に つ い て の 諮 問 を 受 け た 当 協 議 会 は こ れ ら の 諮 問 事 項 の 検 討 に あ た り 6 回 に わ た り 会 議 を 開 催 し 慎 重 に 審 議 を 重 ね た と こ ろ で あ る 市 長 は 本 答 申 の 趣 旨 に 沿 っ て 市 営 住 宅 使 用 料 等 の 負 担 の 適 正 化 を 図 る た め の 所 要 の 措 置 を 講 じ ら れ た い な お 本 答 申 の と り ま と め に あ た り 当 協 議 会 に 参 加 し た 委 員 は 次 の と お り で あ る 記 会 長 杉 岡 直 人 副 会 長 谷 本 一 志 委 員 梶 晴 美 委 員 仲 野 勝 廣 委 員 西 原 桂 子 委 員 宮 達 隆 行 委 員 森 田 久 芳 委 員 山 本 明 恵 臨 時 委 員 長 内 吉 雄 臨 時 委 員 今 野 美 智 子

答 申 目 次 1 減 免 制 度 の 現 状 と 見 直 しの 必 要 性 1 (1) 減 免 制 度 の 現 状 1 1 減 免 制 度 の 法 的 根 拠 1 2 札 幌 市 の 減 免 制 度 の 概 要 1 3 札 幌 市 営 住 宅 の 入 居 世 帯 の 状 況 2 (2) 見 直 しの 必 要 性 2 2 現 行 制 度 における 課 題 と 検 討 事 項 2 (1) 減 免 制 度 のあり 方 について 2 (2) 課 題 と 検 討 事 項 3 1 減 免 基 準 額 の 見 直 し 3 2 負 担 率 負 担 率 区 分 の 見 直 し 3 3 最 低 負 担 額 の 見 直 し 3 4 各 種 控 除 の 見 直 し 3 5 その 他 4 3 市 営 住 宅 使 用 料 等 の 適 正 な 負 担 のあり 方 について( 検 討 結 果 提 言 ) 4 (1) 減 免 制 度 の 継 続 の 必 要 性 4 (2) 検 討 結 果 提 言 4 1 減 免 基 準 額 の 見 直 し 4 2 負 担 率 負 担 率 区 分 の 見 直 し 4 3 最 低 負 担 額 の 見 直 し 5 4 各 種 控 除 の 見 直 し 5 5 その 他 6 (3) 制 度 設 計 に 当 たって 6 4 減 免 制 度 における 今 後 の 課 題 6 参 考 資 料 9

1 減 免 制 度 の 現 状 と 見 直 しの 必 要 性 平 成 23 年 12 月 26 日 に 市 長 から 諮 問 を 受 けた 市 営 住 宅 使 用 料 の 適 正 な 負 担 のあり 方 について において 適 正 な 受 益 者 負 担 という 観 点 から 市 営 住 宅 使 用 料 の 減 免 制 度 のあり 方 について 検 討 を 求 められた 当 協 議 会 では これらの 審 議 にあたり 減 免 制 度 の 現 状 の 把 握 と 見 直 しの 必 要 性 について 以 下 の 通 り 整 理 した (1) 減 免 制 度 の 現 状 1 減 免 制 度 の 法 的 根 拠 市 営 住 宅 の 家 賃 は 公 営 住 宅 法 公 営 住 宅 法 施 行 令 ( 政 令 ) の 規 定 に より 入 居 者 の 収 入 に 応 じて 決 定 され その 額 は 低 廉 なものとなっている しかしながら 何 らかの 事 情 により その 低 廉 な 家 賃 を 負 担 することが 困 難 となる 場 合 がある このような 場 合 公 営 住 宅 法 においては 事 業 主 体 は~( 略 )~ 病 気 に かかっていることその 他 特 別 の 事 情 がある 場 合 において 必 要 があると 認 め られるときは 家 賃 を 減 免 することができる と 規 定 されており 本 来 定 められた 使 用 料 の 一 部 を 減 額 又 は 免 除 することができることとなっている 国 の 通 知 では 減 免 を 必 要 とする 特 別 の 事 情 がある 場 合 として 入 居 者 の 収 入 が 著 しく 低 額 である 場 合 と 例 示 されており 減 免 する 使 用 料 につ いては 事 業 主 体 が 負 担 することとされている 2 札 幌 市 の 減 免 制 度 の 概 要 札 幌 市 の 減 免 制 度 は 昭 和 35 年 から 制 度 化 されており 平 成 14 年 度 に 抜 本 的 改 正 を 行 い 現 行 制 度 が 確 立 された その 後 平 成 18 年 度 に 維 持 管 理 に 必 要 な 財 源 を 確 保 するため 最 低 負 担 額 (3,500 円 )を 導 入 し 現 在 に 至 っている 現 行 の 制 度 では 入 居 者 の 収 入 が 著 しく 低 額 である 場 合 として 生 活 保 護 基 準 額 をベースとした 減 免 基 準 額 ( 月 収 72,000 円 )を 規 定 し それ 以 下 の 世 帯 を 対 象 としている それらの 世 帯 に 対 しては 減 額 率 を 本 来 家 賃 の 10% から 80%の 6 区 分 で 設 定 している 減 免 後 の 使 用 料 については 平 成 14 年 の 改 正 前 は 減 免 後 の 家 賃 負 担 額 が 収 入 の 何 % と 応 能 性 のみを 反 映 させた 設 定 であり 公 営 住 宅 の 家 - 1 -

賃 制 度 の 根 幹 をなす 応 能 応 益 制 度 の 趣 旨 が 反 映 されていなかったこと から 改 正 後 は 住 宅 の 応 益 性 を 反 映 することができるよう 使 用 料 に 対 し て 減 額 率 を 乗 じた 算 定 方 法 を 用 いている 全 額 免 除 については 当 該 世 帯 が 無 収 入 であるなど 特 別 な 事 情 のある 場 合 においてのみ 適 用 している 3 札 幌 市 の 入 居 世 帯 の 状 況 平 成 22 年 度 末 において 市 営 住 宅 には 約 25,800 世 帯 が 入 居 しており このうち 8 割 を 超 える 世 帯 が 最 も 収 入 の 低 い 1 分 位 に 属 しており 年 間 の 平 均 総 収 入 は 約 187 万 円 ( 生 活 保 護 受 給 世 帯 を 除 く )となっている 平 成 22 年 度 に 減 免 制 度 の 適 用 を 受 けた 世 帯 は 約 8,700 世 帯 で 全 入 居 世 帯 の 3 割 を 超 えており 年 間 の 平 均 総 収 入 は 約 162 万 円 となっている 減 免 適 用 世 帯 のうち 最 も 減 額 率 の 高 い 80% 減 免 に 該 当 する 世 帯 が 7 割 を 超 えている (2) 見 直 しの 必 要 性 市 営 住 宅 入 居 者 と 低 額 所 得 者 でありながら 市 営 住 宅 に 入 居 できない 市 民 と の 公 平 性 の 確 保 及 び 市 営 住 宅 に 入 居 することによる 受 益 と コストに 見 合 っ た 適 正 な 負 担 の 観 点 から 改 めて 減 免 制 度 のあり 方 について 検 討 し 現 行 制 度 のうち 特 に 以 下 の 項 目 について 抜 本 的 な 見 直 しが 必 要 である 2 現 行 制 度 における 課 題 と 検 討 事 項 (1) 減 免 制 度 のあり 方 について 市 営 住 宅 の 家 賃 は 公 営 住 宅 法 第 1 条 において この 法 律 の 目 的 として 住 宅 に 困 窮 する 低 額 所 得 者 に 対 して 低 廉 な 家 賃 で 賃 貸 する と 規 定 されて おり 減 免 前 の 本 来 の 家 賃 において 既 に 低 額 所 得 者 の 負 担 能 力 でも 居 住 でき るよう 他 の 民 間 住 宅 に 比 べ 低 廉 に 設 定 されている 行 財 政 改 革 推 進 プランの 取 り 組 みにおいては 使 用 料 に 占 める 減 免 率 を 政 令 市 の 平 均 並 みにすることとしているが 政 令 市 の 中 には 相 当 低 い 減 免 率 の 都 市 も 存 在 している 札 幌 市 の 財 政 状 況 が 市 営 住 宅 を 維 持 するための 関 連 経 費 が 増 大 するにも かかわらず その 財 源 は 縮 小 していく 構 造 となっていることが 今 回 の 諮 問 - 2 -

に 至 った 背 景 であることは 理 解 するが 当 協 議 会 としては まずは 制 度 とし ての 減 免 の 必 要 性 について 十 分 に 検 討 することとし その 上 で 制 度 のあり 方 についても 減 免 世 帯 における 家 賃 負 担 の 実 態 などを 把 握 したうえで 公 平 性 の 確 保 や 受 益 者 負 担 の 適 正 化 の 観 点 を 主 眼 に 具 体 的 な 検 討 を 加 えていく ことが 必 要 と 考 える (2) 課 題 と 検 討 事 項 1 減 免 基 準 額 の 見 直 し 現 行 の 基 準 額 ( 月 収 72,000 円 )は 平 成 13 年 度 における 4 人 世 帯 の 生 活 保 護 費 がベースとなっているが その 後 見 直 しがされていないことから 検 討 が 必 要 2 負 担 率 負 担 率 区 分 の 見 直 し 現 行 では 本 来 家 賃 に 対 する 負 担 率 は 90%から 20%までの6 区 分 となって いるが 減 免 世 帯 の7 割 を 超 える 世 帯 が 負 担 率 20% 以 下 となっている これらの 世 帯 の 総 収 入 に 占 める 家 賃 負 担 率 は 他 の 減 免 区 分 の 階 層 他 の 収 入 分 位 に 比 べて 適 正 な 負 担 となっているか 検 討 が 必 要 3 最 低 負 担 額 の 見 直 し 現 行 の 最 低 負 担 額 (3,500 円 )は 近 傍 同 種 家 賃 に 占 める 修 繕 費 の 割 合 が 最 も 低 い 団 地 の 修 繕 費 相 当 額 として 設 定 したが 設 定 の 根 拠 及 び 金 額 は 妥 当 であるか 検 討 が 必 要 4 各 種 控 除 の 見 直 し 税 法 上 廃 止 となった 老 年 者 控 除 について 現 在 も 適 用 を 続 けている ま た 一 方 で 減 免 収 入 の 計 算 において 収 入 を 所 得 に 換 算 する 際 に 年 金 収 入 についても 給 与 とみなして 所 得 税 法 に 準 じた 所 得 控 除 を 行 っているが 老 年 者 控 除 の 適 用 の 可 否 と 合 わせて 所 得 の 計 算 方 法 についても 検 討 が 必 要 医 療 費 控 除 について 還 付 額 の 捕 捉 が 困 難 であるなど 控 除 額 が 適 正 に 把 握 できない 場 合 があることから そのあり 方 について 検 討 が 必 要 税 法 上 寡 婦 ( 夫 ) 控 除 の 適 用 を 受 けることができない いわゆる シン グルマザー(ファザー) に 対 して みなし 寡 婦 ( 夫 ) 控 除 を 適 用 すること の 必 要 性 について 検 討 が 必 要 - 3 -

5 その 他 制 度 の 見 直 しにより 改 正 後 の 家 賃 が 改 正 前 に 比 べて 急 激 な 負 担 増 とな る 世 帯 が 生 じた 場 合 激 変 緩 和 措 置 ( 経 過 措 置 )を 講 じるべきか 検 討 が 必 要 3 市 営 住 宅 使 用 料 等 の 適 正 な 負 担 のあり 方 について( 検 討 結 果 提 言 ) (1) 減 免 制 度 の 継 続 の 必 要 性 札 幌 市 の 減 免 適 用 世 帯 における 1 分 位 の 減 免 前 の 平 均 家 賃 は 22,251 円 ( 生 活 保 護 受 給 世 帯 を 除 く)であり 総 収 入 に 対 する 家 賃 負 担 率 は 14.2%となって いる より 高 い 収 入 階 層 である 2 分 位 以 上 における 家 賃 負 担 率 が 10%を 下 回 っていることを 考 慮 すると 市 営 住 宅 入 居 者 の 8 割 を 超 える 低 額 所 得 世 帯 は 減 免 制 度 の 存 在 がなければ 過 大 な 家 賃 を 負 担 しなければならない 状 況 にな る 公 営 住 宅 の 施 策 対 象 者 の 居 住 の 安 定 の 確 保 を 図 ることが 事 業 主 体 の 重 大 な 責 務 であることからすれば 特 に 収 入 の 低 い 世 帯 に 対 する 減 免 制 度 の 適 用 は 今 後 も 継 続 する 必 要 があるものと 考 える (2) 検 討 結 果 提 言 1 減 免 基 準 額 の 見 直 し 国 の 通 知 では 減 免 を 必 要 とする 特 別 の 事 情 がある 場 合 として 入 居 者 の 収 入 が 著 しく 低 額 である 場 合 と 例 示 されており 著 しく 低 額 の 基 準 は 生 活 保 護 法 に 基 づく 基 準 額 以 下 の 場 合 をいう とされている 市 営 住 宅 入 居 世 帯 の 平 均 世 帯 人 数 (2.1 人 )との 乖 離 はあるが 現 在 は 厚 生 労 働 省 の 示 す 生 活 保 護 制 度 における 標 準 世 帯 が 3 人 世 帯 となっていることから その 基 準 額 ( 期 末 一 時 扶 助 を 含 む)を 減 免 基 準 額 とすることとしても 妥 当 性 を 欠 くものではない 2 負 担 率 負 担 率 区 分 の 見 直 し 減 免 適 用 世 帯 の 総 収 入 に 占 める 家 賃 負 担 率 は 平 均 で 4.8% 減 免 におけ る 収 入 区 分 6 区 分 のうち 収 入 の 最 も 低 い 区 分 では 平 均 で 3.6%となってお り 減 免 を 受 けていない 世 帯 に 比 べ 著 しく 低 くなっている 現 状 がある 公 営 住 宅 の 家 賃 制 度 の 根 幹 をなす 応 能 応 益 方 式 のうち 応 能 性 に 着 目 し - 4 -

た 場 合 国 の 応 能 部 分 の 基 準 となる 家 賃 算 定 基 礎 額 を 見 ると 収 入 分 位 の 最 下 位 である 1 分 位 の 家 賃 負 担 率 は 15%に 設 定 されており このことから も 札 幌 市 の 減 免 適 用 世 帯 の 家 賃 負 担 率 は 収 入 に 応 じた 負 担 率 とは 言 い 難 く むしろ 過 小 である 低 額 所 得 者 であっても 同 じ 低 額 所 得 者 でありながら 市 営 住 宅 に 入 居 で きない 市 民 との 公 平 性 の 確 保 の 観 点 から 収 入 に 応 じた 適 正 な 家 賃 負 担 率 となるよう 見 直 しが 必 要 である 見 直 しに 当 たっては 対 象 世 帯 の 個 々の 生 活 実 態 など 札 幌 市 が 把 握 し ている 世 帯 の 収 入 などの 数 値 のみでは 量 れない 部 分 もあると 思 われること から できればこのような 実 態 などを 把 握 するよう 努 めることが 望 ましい その 上 で 減 免 を 受 けていない 世 帯 や 減 免 適 用 世 帯 の 間 においても 均 衡 を 図 りつつ 適 正 な 負 担 率 を 設 定 すべきである また 負 担 率 の 設 定 に 当 たっては 過 大 な 負 担 増 を 避 けるためにも 改 正 前 の 家 賃 に 対 する 改 正 後 の 家 賃 の 上 昇 率 を 最 大 でも 2 倍 程 度 にとどめ ることが 望 ましい 3 最 低 負 担 額 の 見 直 し 現 行 制 度 における 近 傍 同 種 家 賃 に 占 める 修 繕 費 相 当 額 が 市 内 で 最 も 低 い 団 地 の 修 繕 費 割 合 を 基 に 最 低 負 担 額 を 設 定 する 方 法 は 市 営 住 宅 の 維 持 管 理 に 最 低 限 必 要 な 経 費 を 確 保 するという 観 点 からは 必 ずしも 妥 当 とは 言 えない コストに 見 合 った 適 正 な 受 益 者 負 担 の 観 点 で 考 えるなら 近 傍 同 種 家 賃 に 占 める 修 繕 費 相 当 額 の 市 内 の 団 地 の 平 均 値 を 基 準 に 用 いるべきである 4 各 種 控 除 の 見 直 し 税 法 上 既 に 廃 止 されている 老 年 者 控 除 について 適 用 を 続 けてきたことに 高 齢 世 帯 への 過 大 な 負 担 を 避 けるという 配 慮 があったことは 認 めるが 今 後 も 同 控 除 を 存 続 させる 合 理 的 な 根 拠 は 失 われている しかしながら 同 控 除 を 廃 止 した 場 合 は 高 齢 者 に 対 する 負 担 の 大 幅 な 増 加 が 想 定 されること から 過 大 な 負 担 を 生 じさせないためには 収 入 を 所 得 に 換 算 する 際 に 年 金 収 入 を 給 与 とみなして 所 得 税 法 に 準 じた 所 得 控 除 を 行 っている 現 行 の 計 算 方 法 について 年 金 給 与 の 収 入 の 種 類 に 応 じ それぞれに 所 得 税 法 に 定 められた 所 得 控 除 を 行 う 方 法 に 改 めるべきと 考 える 医 療 費 控 除 について 現 行 制 度 では 還 付 額 が 適 正 に 申 告 されているか 捕 捉 及 び 確 認 が 困 難 な 場 合 があるなど 公 平 性 の 観 点 から 控 除 額 の 認 定 に 疑 問 があるため 控 除 のあり 方 を 含 め 見 直 す 必 要 がある - 5 -

寡 婦 控 除 について 現 行 制 度 では 所 得 税 法 の 適 用 要 件 を 準 用 しているた め 婚 姻 歴 のないひとり 親 (いわゆるシングルマザー ファザー)は 適 用 要 件 に 該 当 しないこととなっている 昨 今 全 国 的 に 保 育 料 などの 算 定 の 際 に 税 法 上 対 象 とならないこれらのひとり 親 について 自 治 体 の 裁 量 で 寡 婦 ( 夫 )とみなして 控 除 を 適 用 する いわゆる みなし 寡 婦 ( 夫 ) 控 除 制 度 を 導 入 する 自 治 体 が 増 えてきている 札 幌 市 においても 保 育 料 の 減 免 の 算 定 に 導 入 していることから 市 営 住 宅 使 用 料 の 減 免 制 度 においても 今 後 導 入 に 向 けた 調 査 研 究 を 進 め るべきと 考 える 5 その 他 市 営 住 宅 の 入 居 者 は 施 策 上 低 額 所 得 者 が 対 象 となっており とりわ け 減 免 制 度 の 適 用 世 帯 は 著 しく 低 額 な 所 得 の 世 帯 であることを 鑑 みる と 新 たな 制 度 の 適 用 に 当 たっては 負 担 の 増 大 を 緩 和 させるため 最 低 でも 3 年 の 期 間 を 経 て 段 階 的 に 新 家 賃 にすりつくような 激 変 緩 和 措 置 を 講 じる 必 要 がある また 新 制 度 の 施 行 の 際 には 入 居 者 に 対 して 十 分 な 周 知 を 図 り また 必 要 に 応 じた 説 明 を 行 う 必 要 がある (3) 制 度 設 計 に 当 たって これらの 検 討 項 目 に 対 する 提 言 を 踏 まえつつ 制 度 を 将 来 にわたって 持 続 可 能 なものとするためには 入 居 者 と 入 居 していない 市 民 との 公 平 性 の 確 保 や 受 益 者 負 担 の 適 正 化 の 観 点 から 十 分 な 検 討 を 行 うことが 必 要 である 各 項 目 の 見 直 しに 当 たっては 今 後 の 見 直 しに 耐 えうるよう 簡 素 化 を 図 っ たり 国 の 制 度 を 準 用 するなど 入 居 者 にとっても 理 解 しやすい 制 度 とする ことが 望 ましい 4 減 免 制 度 における 今 後 の 課 題 市 営 住 宅 の 応 募 倍 率 は 近 年 新 設 においては 30~50 倍 空 家 においても 15~30 倍 もの 高 倍 率 で 推 移 しており 多 くの 低 額 所 得 者 が 市 営 住 宅 に 入 居 したくてもできない 状 況 にある また 市 営 住 宅 の 家 賃 は 公 営 住 宅 法 の 目 的 にある 通 り 減 免 前 の 本 来 家 賃 において 既 に 低 廉 な 家 賃 となっていることから 市 営 住 宅 の 入 居 者 と 入 - 6 -

居 したくてもできない 市 民 との 負 担 の 公 平 や 今 後 の 社 会 経 済 情 勢 の 変 化 な どに 対 応 するため 概 ね 4~5 年 ごとに 定 期 的 な 見 直 しを 行 い 受 益 に 見 合 っ た 適 正 な 負 担 を 求 めていくことが 必 要 と 考 える また 修 繕 費 や 建 替 え 費 用 が 増 大 することが 予 想 されることから 計 画 的 な 修 繕 維 持 管 理 に 努 めるとともに 市 民 や 入 居 者 に 対 しても 日 頃 から 市 営 住 宅 管 理 の 現 状 を 伝 え 制 度 改 正 の 際 にも 理 解 が 得 られるようにすることが 望 ましい - 7 -

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参 考 資 料

参 考 資 料 目 次 1 札 幌 市 住 まいの 協 議 会 委 員 名 簿 10 2 札 幌 市 住 まいの 協 議 会 設 置 要 綱 11 3 諮 問 書 13 4 審 議 経 過 16 5 現 行 制 度 の 概 要 17 6 市 営 住 宅 管 理 の 現 状 21 7 関 係 法 令 等 27-9 -

資 料 1 札 幌 市 住 まいの 協 議 会 委 員 名 簿 ( 平 成 24 年 7 月 現 在 ) 氏 名 関 係 団 体 役 職 備 考 か じ 梶 は る み 晴 美 北 翔 大 学 人 間 福 祉 学 部 准 教 授 学 識 経 験 者 す ぎ お か 杉 岡 た に も と 谷 本 な か の 仲 野 に し は ら 西 原 み や た ち 宮 達 も り た 森 田 な お と 直 人 か ず し 一 志 か つ ひ ろ 勝 廣 け い こ 桂 子 た か ゆ き 隆 行 ひ さ よ し 久 芳 北 星 学 園 大 学 社 会 福 祉 学 部 教 授 学 識 経 験 者 東 海 大 学 国 際 文 化 学 部 教 授 学 識 経 験 者 札 幌 市 民 生 委 員 児 童 委 員 協 議 会 副 会 長 関 係 団 体 等 NPO 法 人 シーズネット 会 員 関 係 団 体 等 北 海 道 不 動 産 鑑 定 士 協 会 会 長 関 係 団 体 等 公 募 委 員 市 民 や ま も と 山 本 あ き え 北 海 道 建 築 士 会 札 幌 支 部 明 恵 NPO 法 人 さっぽろ 住 まいのプラットフォーム 理 事 理 事 長 関 係 団 体 等 お さ な い 長 内 よ し お 吉 雄 市 営 住 宅 美 香 保 団 地 自 治 会 会 長 臨 時 委 員 こ ん の 今 野 み ち こ 美 智 子 市 営 住 宅 いつわ 自 治 会 ( 月 寒 B 団 地 ) 会 長 臨 時 委 員 ( 五 十 音 順 敬 称 略 ) - 10 -

札 幌 市 住 まいの 協 議 会 設 置 要 綱 資 料 2 平 成 元 年 12 月 22 日 市 長 決 裁 ( 設 置 ) 第 1 条 市 長 の 諮 問 に 応 じ 本 市 における 住 宅 に 関 する 重 要 事 項 について 調 査 審 議 する ため 札 幌 市 住 まいの 協 議 会 ( 以 下 協 議 会 という )を 設 置 する ( 組 織 ) 第 2 条 協 議 会 は 委 員 12 人 以 内 をもつて 組 織 する 2 委 員 は 学 識 経 験 者 関 係 行 政 機 関 の 職 員 その 他 市 長 が 適 当 と 認 める 者 のうちから 市 長 が 委 嘱 する 3 特 別 な 事 項 を 調 査 審 議 するため 必 要 があるときは 協 議 会 に 臨 時 委 員 を 置 くことが できる ( 任 期 ) 第 3 条 委 員 の 任 期 は 2 年 とする ただし 委 員 に 欠 員 が 生 じた 場 合 の 補 欠 委 員 の 任 期 は 前 任 者 の 残 任 期 間 とする 2 委 員 は 再 任 されることができる 3 臨 時 委 員 は 特 別 な 事 項 に 関 する 調 査 審 議 が 終 了 したときは 委 嘱 を 解 かれたもの とみなす ( 会 長 及 び 副 会 長 ) 第 4 条 協 議 会 に 会 長 及 び 副 会 長 各 1 名 を 置 き 委 員 の 互 選 により 選 出 する 2 会 長 は 会 議 の 議 長 となり 会 務 を 総 括 する 3 副 会 長 は 会 長 を 補 佐 し 会 長 に 事 故 があるときは その 職 務 を 代 理 する 4 会 長 副 会 長 ともに 事 故 があるときは あらかじめ 会 長 の 指 名 する 委 員 が その 職 務 を 代 理 する ( 会 議 ) 第 5 条 協 議 会 は 必 要 のつど 会 長 が 招 集 する 2 協 議 会 は 委 員 の 過 半 数 が 出 席 しなければ 会 議 を 開 くことができない 3 協 議 会 の 議 事 は 出 席 委 員 の 過 半 数 をもつて 決 し 可 否 同 数 のときは 会 長 の 決 す るところによる - 11 -

( 小 委 員 会 ) 第 6 条 協 議 会 には 特 定 事 項 を 調 査 審 議 するため 小 委 員 会 を 置 くことができる 2 小 委 員 会 の 委 員 長 及 び 委 員 は 協 議 会 の 委 員 のうちから 会 長 が 指 名 する 3 委 員 長 は 小 委 員 会 の 事 務 を 総 括 する 4 委 員 長 は 小 委 員 会 の 審 議 結 果 を 協 議 会 に 報 告 しなければならない ( 庶 務 ) 第 7 条 協 議 会 の 庶 務 は 都 市 局 において 行 う ( 委 任 ) 第 8 条 この 要 綱 に 定 めるもののほか 協 議 会 の 運 営 に 必 要 な 事 項 は 会 長 が 協 議 会 に 諮 って 定 める 附 則 この 要 綱 は 平 成 元 年 12 月 22 日 から 施 行 する 附 則 改 正 後 の 要 綱 は 平 成 12 年 4 月 1 日 から 施 行 する 附 則 改 正 後 の 要 綱 は 平 成 21 年 9 月 1 日 から 施 行 する - 12 -

資 料 3 諮 問 書 平 成 23 年 12 月 26 日 札 幌 市 住 まいの 協 議 会 会 長 杉 岡 直 人 様 札 幌 市 長 上 田 文 雄 札 幌 市 住 まいの 協 議 会 への 諮 問 について 下 記 の 事 項 について 諮 問 いたしますので ご 審 議 くださいますようお 願 い 申 し 上 げます 記 市 営 住 宅 使 用 料 の 適 正 な 負 担 のあり 方 について - 13 - 札 幌 市

( 諮 問 の 趣 旨 ) 公 営 住 宅 の 使 用 料 については 公 営 住 宅 法 及 び 同 施 行 令 の 定 める ところにより 民 間 賃 貸 住 宅 の 家 賃 よりも 低 廉 に 設 定 されておりますが 入 居 者 が 病 気 にかかっていることやその 他 特 別 の 事 情 がある 場 合 にお いて 必 要 があると 認 めるときは 地 方 公 共 団 体 の 裁 量 で 使 用 料 を 減 免 することができることとなっております この 制 度 による 札 幌 市 の 市 営 住 宅 使 用 料 の 減 免 額 は 平 成 14 年 に 現 行 の 制 度 が 導 入 されて 以 来 年 々 増 加 しており 家 賃 総 額 に 対 する 割 合 は 政 令 市 平 均 を 大 きく 上 回 っている 状 況 であり 今 後 の 高 齢 化 の 進 展 や 景 気 低 迷 が 続 いた 場 合 には さらに 増 加 することが 見 込 まれてお ります 一 方 で 本 市 の 市 営 住 宅 は 建 設 から 30 年 以 上 経 過 した 建 物 が 管 理 戸 数 の 4 割 を 超 えており 老 朽 化 に 対 応 した 修 繕 費 や 建 替 え 需 要 が 増 大 するなど 市 営 住 宅 に 係 る 経 費 は 増 大 しているにもかかわらず そ の 財 源 は 縮 小 しているという 不 均 衡 を 生 じております これらに 対 応 するため 管 理 の 効 率 化 や 建 物 の 長 寿 命 化 等 により 歳 出 を 削 減 しておりますが それにも 限 界 があることから 歳 入 面 での 見 直 しが 必 要 と 判 断 し このたび 策 定 いたしました 札 幌 市 行 財 政 改 革 推 進 - 14 - 札 幌 市

プラン において この 市 営 住 宅 使 用 料 の 減 免 制 度 のあり 方 について 検 討 項 目 の 一 つとして 掲 げたところであります 市 営 住 宅 の 応 募 が 高 い 倍 率 で 推 移 している 一 方 で 本 市 の 減 免 制 度 により 低 廉 な 家 賃 がさらに 減 額 となっている 世 帯 数 は 全 入 居 世 帯 の 30%を 超 えている 状 況 にあります 住 宅 に 困 窮 する 低 額 所 得 者 でありな がら 入 居 できない 市 民 が 存 在 することを 勘 案 すると 市 営 住 宅 を 使 用 す ることによる 受 益 に 見 合 った 負 担 について 検 討 することが 求 められている ところであります このような 状 況 を 踏 まえ 適 正 な 受 益 者 負 担 という 観 点 から 市 営 住 宅 使 用 料 の 減 免 制 度 のあり 方 について 諮 問 いたします - 15 - 札 幌 市

資 料 4 審 議 経 過 諮 問 事 項 市 営 住 宅 使 用 料 の 適 正 な 負 担 のあり 方 について 札 幌 市 住 まいの 協 議 会 開 催 月 日 第 1 回 平 成 23 年 12 月 26 日 第 2 回 平 成 24 年 2 月 2 日 第 3 回 平 成 24 年 3 月 12 日 審 議 内 容 1 委 員 委 嘱 2 会 長 副 会 長 等 の 選 出 3 諮 問 4 臨 時 委 員 の 設 置 5 公 営 住 宅 制 度 の 概 要 説 明 6 札 幌 市 営 住 宅 の 現 状 説 明 1 臨 時 委 員 委 嘱 2 減 免 制 度 の 現 状 と 課 題 減 免 制 度 のあり 方 第 4 回 平 成 24 年 4 月 5 日 減 免 制 度 のあり 方 第 5 回 平 成 24 年 5 月 7 日 減 免 制 度 のあり 方 第 6 回 平 成 24 年 6 月 12 日 1 答 申 案 の 説 明 2 答 申 案 の 審 議 - 16 -

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1 家 賃 制 度 の 概 要 (1) 概 要 市 営 住 宅 の 家 賃 は 公 営 住 宅 法 公 営 住 宅 法 施 行 令 ( 政 令 ) の 規 定 により 入 居 者 の 収 入 と 住 宅 の 便 益 に 応 じて 算 定 されている ( 応 能 応 益 家 賃 制 度 ) 具 体 的 には 入 居 者 の 収 入 に 応 じた 家 賃 算 定 基 礎 額 ( 応 能 部 分 )に 団 地 や 住 宅 の 便 益 の 程 度 の 程 度 を 示 す4つの 係 数 ( 応 益 部 分 )を 乗 じて 算 定 される なお 算 定 された 家 賃 ( 本 来 家 賃 )は 近 傍 同 種 家 賃 ( )を 上 限 としている 近 隣 地 域 の 同 程 度 の 民 間 賃 貸 住 宅 の 家 賃 に 相 当 する 額 (2) 収 入 分 位 と 家 賃 算 定 基 礎 額 収 入 分 位 ( 1) 政 令 月 収 ( 2) (%) ( 円 ) ( 万 円 ) ( 円 ) 1 分 位 0 ~ 10 0 ~ 104,000 ~ 366 34,400 2 分 位 10 ~ 15 104,001 ~ 123,000 ~ 394 39,700 3 分 位 15 ~ 20 123,001 ~ 139,000 ~ 418 45,400 4 分 位 20 ~ 25 139,001 ~ 158,000 ~ 447 51,200 5 分 位 25 ~ 32.5 158,001 ~ 186,000 ~ 489 58,500 6 分 位 32.5 ~ 40 186,001 ~ 214,000 ~ 531 67,500 7 分 位 40 ~ 50 214,001 ~ 259,000 ~ 598 79,000 8 分 位 50 ~ 259,001 ~ 599 ~ 高 額 60 ~ 313,000 ~ 678 ~ (3) 本 来 家 賃 の 計 算 方 法 年 収 ( 3) 家 賃 算 定 基 礎 額 ( 4) 91,100 本 来 階 層 1 全 国 の 全 ての2 人 以 上 世 帯 を 収 入 の 低 い 順 に 並 べたもの 2 政 令 の 規 定 により 算 出 された 月 額 所 得 ( 下 表 参 照 ) 3 4 人 世 帯 において 給 与 所 得 者 が2 人 で 親 族 控 除 のみ 適 用 となる 場 合 のおよその 目 安 4 収 入 区 分 ごとに その 中 間 粗 収 入 ( 年 間 )に 家 賃 負 担 率 15~19%を 乗 じて 月 額 換 算 したもの 5 特 に 居 住 の 安 定 を 図 る 必 要 があるものとして 政 令 で 定 めている 世 帯 ( 高 齢 者 世 帯 障 がい 者 世 帯 等 ) 政 令 月 収 の 算 出 方 法 入 居 収 入 基 準 所 得 ( 収 入 ( 世 帯 全 員 ) - 所 得 控 除 額 ) - 人 的 控 除 12ケ 月 ( 親 族 控 除 障 害 者 寡 婦 等 ) 収 入 超 過 裁 量 階 層 ( 5) 係 数 の 説 明 1 市 町 村 立 地 係 数 2 規 模 係 数 3 過 年 数 係 数 4 利 便 性 係 数 国 が 各 市 町 村 の 地 価 の 状 況 を 勘 案 して 0.7~1.6までの 範 囲 内 で 市 町 村 ごとに 定 める 数 値 ( 札 幌 市 は 1.0) 住 宅 の 規 模 を 表 す 係 数 住 戸 専 用 面 積 を65m2で 除 した 数 値 住 宅 の 老 朽 化 を 表 す 係 数 木 造 以 外 1-0.0039 経 過 年 数 木 造 1-0.0087 経 過 年 数 の 式 で 算 出 した 数 値 住 宅 の 存 する 区 域 及 びその 周 辺 の 状 況 住 宅 の 設 備 等 を 勘 案 し 0.5~1.3の 範 囲 内 で 設 定 する 数 値 事 業 主 体 の 裁 量 で 設 定 できる -18-

2 減 免 制 度 の 概 要 (1) 根 拠 法 令 等 市 営 住 宅 の 家 賃 は 公 営 住 宅 法 公 営 住 宅 法 施 行 令 ( 政 令 ) の 規 定 により 入 居 者 の 収 入 と 住 宅 の 便 益 に 応 じた 応 能 応 益 家 賃 制 度 が 採 用 されていおり その 額 は 低 廉 なものとなっているが 何 らかの 事 情 により その 低 廉 な 家 賃 を 負 担 することが 困 難 となる 場 合 がある このような 場 合 公 営 住 宅 法 においては 事 業 主 体 は~( 略 )~ 病 気 にかかっていることその 他 特 別 の 事 情 がある 場 合 において 必 要 があると 認 められるときは 家 賃 を 減 免 することができる ( 第 16 条 )と 規 定 さ れており 本 来 定 められた 使 用 料 の 一 部 を 減 額 又 は 免 除 することができることとなっている (2) 減 額 の 基 準 と 内 容 ( 札 幌 市 営 住 宅 条 例 施 行 規 則 及 び 家 賃 減 免 事 務 取 扱 要 領 にて 規 定 ) 1 減 免 対 象 者 及 び 月 収 の 算 定 方 法 ( 1) 所 得 ( 収 入 - 所 得 控 除 額 ) - 人 的 控 除 額 ( 親 族 控 除 障 害 者 寡 婦 等 + 老 年 者 控 除 ( 2)) - 医 療 費 控 除 額 12ヶ 月 遺 族 年 金 障 害 年 金 などの 非 課 税 収 入 を 含 む 給 与 の 所 得 控 除 額 の 計 算 方 法 収 入 金 額 162.5 万 円 未 満 収 入 所 得 金 額 162.5 万 円 以 上 180 万 円 未 満 収 入 0.6 減 免 認 定 における 月 収 - 65 万 円 180 万 円 以 上 360 万 円 未 満 収 入 0.7-18 万 円 360 万 円 以 上 660 万 円 未 満 収 入 0.8-54 万 円 減 免 月 収 が 基 準 額 以 下 の 場 合 減 免 対 象 となる ( 2) 老 年 者 控 除 とは 72,000 円 ( 減 免 基 準 額 ) 平 成 13 年 度 の4 人 世 帯 の 生 活 保 護 費 をベースに 公 営 住 宅 法 施 行 令 に 基 づき 月 収 換 算 した 金 額 65 歳 以 上 1 人 につき 控 除 額 50 万 円 所 得 税 法 では 平 成 17 年 分 以 降 廃 止 本 来 家 賃 に 係 る 政 令 月 収 の 計 算 においてはH19 年 分 以 降 廃 止 札 幌 市 の 減 免 制 度 においては 現 在 も 適 用 を 続 けている ( 1) 収 入 を 所 得 に 換 算 する 際 には 非 課 税 収 入 や 年 金 収 入 なども 給 与 収 入 とみなし 所 得 税 法 に 定 める 給 与 の 所 得 控 除 を 行 うこととしている 2 減 免 率 及 び 減 免 後 家 賃 の 算 定 方 法 減 免 認 定 における 月 収 額 0 ~ 0 円 18,000 円 家 賃 負 担 率 ( 減 額 率 ) 0( 免 除 ) (100%) 20% (80%) 18,001 ~ 27,000 円 30% (70%) 27,001 ~ 36,000 円 40% (60%) 減 免 後 家 賃 の 算 定 方 法 36,001 ~ 45,000 円 60% (40%) 減 免 後 家 賃 = 本 来 家 賃 45,001 ~ 54,000 円 80% (20%) 54,001 ~ 72,000 円 90% (10%) ( 下 限 額 3,500 円 ) 免 除 の 欄 の 月 収 額 0 円 は 減 免 計 算 後 の 月 収 ではなく 無 収 入 であることを 表 す 家 賃 負 担 率 3 免 除 の 基 準 次 のいずれかに 該 当 する 入 居 者 が 対 象 となり 家 賃 の 全 額 が 免 除 となる (1) 失 職 病 気 その 他 特 別 の 事 情 により 世 帯 が 無 収 入 の 場 合 (2) 医 療 費 が 継 続 的 にかかる 等 により その 支 出 を 控 除 すれば (1)と 同 程 度 となる 場 合 (3) 災 害 等 により 容 易 に 回 復 しがたい 損 害 を 受 け その 支 出 を 控 除 すれば (1)と 同 程 度 となる 場 合 (4) 生 活 保 護 受 給 者 が 長 期 入 院 等 の 理 由 で 住 宅 扶 助 が 受 けられない 場 合 -19-

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1 住 宅 管 理 データ (1) 管 理 戸 数 H23.3 末 データ 団 地 数 種 別 公 営 改 良 更 新 コミュニティー リロケーション 計 棟 数 748 24 1 2 2 777 110 戸 数 26,402 904 60 52 100 27,518 入 居 世 帯 数 25,005 652 60 50 56 25,823 公 営 住 宅 公 営 住 宅 法 に 基 づいて 建 設 借 上 げを 行 った 住 宅 改 良 住 宅 住 宅 地 区 改 良 法 に 基 づく 住 宅 地 区 改 良 事 業 により 住 居 を 失 った 者 のために 建 設 した 住 宅 更 新 住 宅 改 良 住 宅 を 建 替 えた 住 宅 コミュニティー 住 宅 密 集 住 宅 市 街 地 整 備 促 進 事 業 により 住 居 を 失 った 者 のために 建 設 した 住 宅 リロケーション 住 宅 建 替 え 大 規 模 修 繕 等 に 係 る 事 業 の 際 の 仮 住 居 として 建 設 した 住 宅 (2) 年 度 別 建 設 戸 数 H23.3 末 データ 1400 1200 戸 建 築 から30 年 以 上 経 過 した 建 物 が 40.2%( %(11 11,074 戸 ) 管 理 戸 数 27,518 戸 1000 800 600 400 200 0 S37 39 42 44 46 48 50 52 54 56 58 60 62 H1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21-22-

2 応 募 データ 単 位 : 戸, 世 帯 団 地 数 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 20 年 度 21 年 度 22 年 度 募 集 戸 数 207 192 106 107 98 102 93 新 設 応 募 者 数 6,495 5,856 4,824 3,783 3,946 2,990 3,636 倍 率 31.4 30.5 45.5 35.4 40.3 29.3 39.1 募 集 戸 数 824 817 783 833 696 751 896 空 家 応 募 者 数 28,585 28,860 27,608 25,395 22,759 20,760 19,124 倍 率 34.7 35.3 35.3 30.5 32.7 27.6 21.3 募 集 戸 数 1,031 1,009 889 940 794 853 989 合 計 応 募 者 数 35,080 34,716 32,432 29,178 26,705 23,750 22,760 倍 率 34.0 34.4 36.5 31.0 33.6 27.8 23.0 3 入 居 データ (1) 世 帯 数 入 居 者 数 H23.3 末 データ (2) 入 居 世 帯 の 構 成 (イメージ) H23.3 末 データ 全 体 名 義 人 が 65 歳 以 上 65 歳 以 上 の 単 身 者 世 帯 世 帯 数 25,823 11,888 5,769 割 合 (%) - 46.0 22.3 入 居 者 数 54,376 16,490 5,769 市 営 住 宅 の 全 入 居 世 帯 25,823 世 帯 H23.3 末 現 在 生 活 保 護 減 免 世 帯 減 免 非 該 当 世 帯 2~8 分 位 受 給 世 帯 の 世 帯 ( 減 免 対 象 外 ) 4,459 世 帯 17.3% 8,685 世 帯 7,916 世 帯 4,763 世 帯 33.6% 30.7% 18.4% 割 合 (%) - 30.3 10.6 1 分 位 の 世 帯 21,060 世 帯 81.6% - 23 -

(3) 収 入 分 位 ごとの 平 均 入 居 者 数 総 収 入 家 賃 負 担 率 等 H23.3 末 データ 収 入 分 位 政 令 月 収 世 帯 数 割 合 平 均 入 居 者 数 平 均 総 収 入 家 賃 算 定 基 礎 額 平 均 家 賃 最 低 家 賃 最 高 家 賃 平 均 近 傍 同 種 家 賃 (%) 1 0~10 ~ 104,000 2 10~15 104,001 ~ 123,000 1,007 3 15~20 123,001 ~ 139,000 735 2.9 6 32.5~40 186,001 ~ 214,000 480 7 40~50 214,001 ~ 259,000 455 1.8 負 担 率 (%) 負 担 率 (%) 負 担 率 (%) 負 担 率 (%) 負 担 率 (%) ( 円 ) (%) ( 円 ) ( 円 ) ( 円 ) ( 円 ) ( 円 ) ( 円 ) 20,289 81.0 2.00 1,535,468 4 20~25 139,001 ~ 158,000 675 2.7 2.62 8 50~ 259,001 ~ 527 2.1 2.94 4.0 2.46 3,606,756 2.52 3,868,719 4,241,052 5 25~32.5 158,001 ~ 186,000 737 2.9 2.67 4,606,067 1.9 2.73 5,122,005 2.72 5,694,077 7,342,397 0 収 入 未 申 告 世 帯 156 0.6 2.77 3,918,130 (26.9) (15.0) (0.0) (32.4) (39.5) 34,400 19,138 0 41,500 50,489 (13.2) (8.6) (2.2) (15.8) (17.5) 39,700 25,806 6,570 47,500 52,667 (14.1) (8.9) (3.6) (16.4) (16.3) 45,400 28,712 11,600 52,800 52,586 (14.5) (9.1) (3.6) (16.4) (14.8) 51,200 32,262 12,700 58,100 52,443 (15.2) (9.5) (3.9) (17.3) (13.8) 58,500 36,419 15,100 66,300 53,156 (15.8) (9.9) (3.5) (23.7) (12.1) 67,500 42,230 14,800 101,200 51,582 (16.6) (9.8) (3.9) (20.0) (10.7) 79,000 46,518 18,500 94,900 50,715 (14.9) (8.0) (3.4) (16.7) (8.3) 91,100 48,790 20,600 101,900 50,512 (13.5) (6.0) (25.9) (13.6) 44,004 19,500 84,700 44,321 (12.5) (28.6) 合 計 ( 平 均 ) 25,061 100.0 2.12 2,131,441 - - - 22,266 50,756 負 担 率 は 平 均 総 収 入 に 対 する 家 賃 負 担 率 ( 家 賃 12か 月 / 平 均 総 収 入 ) - - 24 -

4 減 免 データ (1) 家 賃 減 免 の 推 移 年 度 全 世 帯 減 免 世 帯 数 世 帯 数 割 合 (%) 減 免 前 調 定 額 ( 円 ) 減 免 額 ( 円 ) 減 免 額 割 合 (%) 17 25,640 6,842 26.7 7,137,839,690 1,004,941,430 14.1 18 25,872 7,249 28.0 7,300,894,690 1,111,031,080 15.2 19 25,730 7,611 29.6 7,430,236,510 1,203,195,830 16.2 20 25,786 8,048 31.2 7,522,712,840 1,267,423,530 16.8 21 25,732 8,446 32.8 7,522,102,800 1,346,179,010 17.9 22 25,823 8,685 33.6 7,495,156,335 1,401,621,320 18.7 17 年 度 比 100.71% 126.94% 105.01% 126.16% 183 世 帯 増 1,843 世 帯 増 6.9 P 増 357,316,645 円 増 396,679,890 円 増 4.6 P 増 (2) 減 免 区 分 ごとの 平 均 入 居 者 数 総 収 入 家 賃 負 担 率 等 H23.3 末 データ 減 免 月 収 減 免 率 家 賃 負 担 率 世 帯 数 割 合 平 均 入 居 者 数 平 均 総 収 入 平 均 家 賃 最 低 家 賃 最 高 家 賃 平 均 近 傍 同 種 家 賃 ( 2) 負 担 率 (%) ( 2) 負 担 率 (%) ( 2) 負 担 率 (%) ( 2) 負 担 率 (%) ( 円 ) (%) (%) (%) ( 円 ) ( 円 ) ( 円 ) ( 円 ) ( 円 ) 0( 1) 100 0( 免 除 ) 244 3.1 1.80 0 0 0 0 53,732 参 考 0 ~ 18,000 80 20 18,001 ~ 27,000 70 30 506 27,001 ~ 36,000 60 40 442 5.6 54,001 ~ 72,000 10 90 307 5,619 71.7 1.86 1,520,902 36,001 ~ 45,000 40 60 444 5.7 1.73 6.5 1.66 1,880,082 1.75 1,991,507 2,139,244 45,001 ~ 54,000 20 80 278 3.5 1.74 2,249,650 3.9 1.80 2,383,088 合 計 ( 平 均 ) 7,840 100.0 1.83 1,618,235 減 免 対 象 以 外 の1 分 位 の 世 帯 12,861 2.10 1,688,078 (3.6) (2.8) (7.2) (42.2) 4,580 3,500 9,100 53,459 (4.3) (2.2) (7.9) (35.2) 6,813 3,500 12,390 55,112 (5.3) (2.1) (9.9) (32.5) 8,844 3,500 16,480 53,962 (7.6) (2.7) (12.7) (31.2) 13,554 4,790 22,680 55,569 (9.7) (3.6) (16.7) (29.8) 18,206 6,800 31,360 55,805 (10.5) (3.9) (18.7) (28.0) 20,849 7,830 37,080 55,525 (4.8) (27.5) (40.0) 6,450 0 37,080 53,886 (15.6) (5.8) (29.4) (37.4) 21,887 8,100 41,300 52,584 1 収 入 が 全 く 無 い 場 合 2 負 担 率 は 平 均 総 収 入 に 対 する 家 賃 負 担 率 ( 家 賃 12か 月 / 平 均 総 収 入 ) - 25 -

(3) 家 賃 負 担 の 状 況 H23.3 末 データ 調 定 額 ( 減 免 後 の 家 賃 )( 円 ) 0( 免 除 ) 3,500 世 帯 数 割 合 (%) 244 3.1 1,560 19.9 3,501 ~ 5,000 2,461 31.4 5,001 ~ 10,000 2,506 32.0 10,001 ~ 15,000 456 5.8 15,001 ~ 20,000 315 4.0 20,001 ~ 25,000 185 2.4 25,001 ~ 3,000 86 1.1 30,001 ~ 35,000 26 0.3 35,001 以 上 合 計 1 0.0 7,840 100.0 86.40% 5 使 用 料 収 入 データ 区 分 単 位 : 円 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 現 年 度 分 調 定 額 6,154,685,690 6,132,898,260 6,189,863,610 6,227,040,680 6,255,289,310 6,175,923,790 6,093,535,015 収 入 済 額 6,085,896,230 6,072,912,200 6,138,104,610 6,164,873,310 6,185,114,450 6,113,662,270 6,041,300,366 収 納 率 (%) 98.88 99.02 99.16 99.00 98.88 98.99 99.14 過 年 度 分 調 定 額 303,196,765 244,825,715 191,060,060 192,745,050 204,649,030 218,490,705 223,324,965 収 入 済 額 91,735,530 72,100,880 56,916,050 50,231,950 56,284,685 54,758,620 52,725,206 収 納 率 (%) 30.26 29.45 29.79 26.06 27.50 25.06 23.61 合 調 定 額 6,457,882,455 6,377,723,975 6,380,923,670 6,419,785,730 6,459,938,340 6,394,414,495 6,316,859,980 収 入 済 額 6,177,631,760 6,145,013,080 6,195,020,660 6,215,105,260 6,241,399,135 6,168,420,890 6,094,025,572 計 収 納 率 (%) 95.66 96.35 97.09 96.81 96.62 96.47 96.47-26 -

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減 免 関 係 に 関 する 法 令 等 公 営 住 宅 法 ( 家 賃 の 決 定 ) 第 16 条 1~3 略 4 事 業 主 体 は 第 一 項 の 規 定 にかかわらず 病 気 にかか つていることその 他 特 別 の 事 情 が あ る 場 合 に おいて 必 要 があ ると 認 めるときは 家 賃 を 減 免 することができる 5 前 各 項 に 規 定 する 家 賃 に 関 する 事 項 は 条 例 で 定 め なければならない 札 幌 市 営 住 宅 条 例 ( 家 賃 の 減 額 若 しくは 免 除 又 は 徴 収 猶 予 ) 第 14 条 市 長 は 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 する 場 合 は 別 に 定 めるところ により 家 賃 の 減 額 若 しくは 免 除 をし 又 は 徴 収 の 猶 予 をすることができる (1) 入 居 者 ( 同 居 者 を 含 む 以 下 この 条 において 同 じ )の 収 入 が 著 しく 低 額 であるとき (2) 入 居 者 が 失 職 病 気 その 他 の 事 由 により 著 しく 生 活 困 窮 の 状 態 にあるとき (3) 入 居 者 が 災 害 により 著 しい 損 害 を 受 けたとき (4) 市 長 が 市 営 住 宅 の 管 理 上 必 要 があると 認 めるとき (5) その 他 前 各 号 ( 第 4 号 を 除 く )に 準 ずる 特 別 の 事 情 があるとき 札 幌 市 営 住 宅 条 例 施 行 規 則 ( 家 賃 の 減 額 又 は 免 除 の 基 準 ) 第 29 条 市 長 は 条 例 第 14 条 ( 条 例 第 20 条 第 2 項 又 は 第 23 条 第 3 項 ( 同 条 第 1 項 の 家 賃 につ いて 準 用 する 場 合 に 限 る )において 準 用 する 場 合 を 含 む )の 規 定 により 家 賃 の 減 額 を 受 け よ う と す る 者 の 収 入 ( 別 に 定 める 算 出 方 法 によりその 者 の 収 入 として 市 長 が 認 定 した 額 を いう ただし 過 去 1 年 間 において 病 気 災 害 その 他 の 特 別 の 事 情 により 支 出 した 費 用 が ある 場 合 は 当 該 認 定 した 額 から 当 該 費 用 として 市 長 が 認 めた 額 を 控 除 した 額 をいう 以 下 この 条 において 同 じ )が 7 2, 0 00 円 以 下 であるときは 家 賃 の 額 から 次 の 表 の 左 欄 に 掲 げ る 収 入 の 区 分 に 応 じてそれぞれ 右 欄 に 定 める 額 ( 当 該 右 欄 に 定 める 額 を 家 賃 の 額 から 減 額 した 金 額 が3,500 円 未 満 となるときは 当 該 金 額 が3,500 円 となる 額 )を 減 額 するものとする この 場 合 において 減 額 する 額 に10 円 未 満 の 端 数 があるときは これを 切 り 上 げるものとす る 2 ~ 略 ~ 入 居 者 の 収 入 減 額 する 額 18,000 円 以 下 の 場 合 家 賃 の 額 に100 分 の80を 乗 じて 得 た 額 18,000 円 を 超 え27,000 円 以 下 の 場 合 家 賃 の 額 に100 分 の70を 乗 じて 得 た 額 27,000 円 を 超 え36,000 円 以 下 の 場 合 家 賃 の 額 に100 分 の60を 乗 じて 得 た 額 36,000 円 を 超 え45,000 円 以 下 の 場 合 家 賃 の 額 に100 分 の40を 乗 じて 得 た 額 45,000 円 を 超 え54,000 円 以 下 の 場 合 家 賃 の 額 に100 分 の20を 乗 じて 得 た 額 54,000 円 を 超 え72,000 円 以 下 の 場 合 家 賃 の 額 に100 分 の10を 乗 じて 得 た 額 - 28 -

3 市 長 は 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 する 場 合 は 家 賃 を 免 除 するものとする (1) 失 職 病 気 その 他 の 特 別 の 事 情 により 入 居 者 ( 同 居 者 を 含 む 以 下 この 項 において 同 じ )が 無 収 入 であると 認 められる 場 合 (2) 病 気 災 害 その 他 の 特 別 の 事 情 により 支 出 した 費 用 がある 場 合 で 当 該 費 用 が 入 居 者 の 収 入 と 同 程 度 以 上 であるとき (3) 生 活 保 護 法 に 基 づく 保 護 又 は 支 援 給 付 を 受 けている 入 居 者 が 医 療 機 関 への 入 院 社 会 福 祉 施 設 への 入 所 その 他 これらに 準 ずる 状 態 である 場 合 において 前 項 の 住 宅 扶 助 又 は 住 宅 支 援 給 付 を 停 止 されることとなったとき 4 市 長 は 市 営 住 宅 の 管 理 上 必 要 と 認 めて 家 賃 を 減 額 し 又 は 免 除 しようとするときは その 都 度 その 基 準 及 び 額 を 決 定 するものとする 家 賃 減 免 事 務 取 扱 要 領 ( 収 入 の 確 定 ) 第 3 条 収 入 の 認 定 に 当 たっては 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 1 条 第 3 号 に 規 定 する 所 得 金 額 のほ か 生 活 保 護 法 による 扶 助 料 傷 病 者 の 恩 給 並 びに 遺 族 の 恩 給 及 び 給 付 金 養 育 費 ( 児 童 手 当 等 に 相 当 する 額 を 除 く ) 内 職 財 産 収 入 等 を 所 得 に 合 算 し 児 童 手 当 児 童 扶 養 手 当 特 別 児 童 扶 養 手 当 障 害 児 ( 者 ) 福 祉 手 当 及 び 寝 たきり 老 人 等 介 護 手 当 を 所 得 に 合 算 しな いものとする 2 略 3 前 2 項 の 規 定 により 入 居 者 の 収 入 を 所 得 に 換 算 する 場 合 においては 当 該 所 得 金 額 は 所 得 税 法 第 28 条 及 び 同 法 別 表 第 五 に 掲 げる 給 与 等 をみなして 同 表 に 定 める 給 与 所 得 控 除 後 の 給 与 等 の 金 額 とする ただし 事 業 所 得 にあっては 当 該 所 得 金 額 は 同 法 第 27 条 に 定 めるところにより 事 業 所 得 にかかる 総 収 入 から 必 要 経 費 を 控 除 した 金 額 とする 4 医 療 費 控 除 の 対 象 となる 金 額 は 過 去 1 年 間 に 支 出 した 金 額 のうち 自 己 負 担 による 額 とす る ただし 継 続 して 支 出 した 医 療 費 については 特 別 な 事 情 があると 認 められる 場 合 に 限 り 過 去 3 年 間 の 自 己 負 担 額 を 勘 案 して 過 去 1 年 間 の 医 療 費 を 認 定 することができる 5 第 1 項 の 規 定 により 入 居 者 の 収 入 を 認 定 する 場 合 において 入 居 している 者 の 中 に 老 年 者 ( 所 得 税 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 16 年 法 律 第 14 号 ) 第 1 条 の 規 定 による 改 正 前 の 所 得 税 法 ( 昭 和 40 年 法 律 第 33 号 ) 第 2 条 第 1 項 第 30 号 に 規 定 する 老 年 者 をいう )が が あ る 場 合 に お いて 当 分 の 間 は 公 営 住 宅 法 施 行 令 の 一 部 を 改 正 す る 政 令 ( 平 成 16 年 政 令 第 421 号 ) に よ る 改 正 後 の 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 1 条 第 3 号 の 規 定 にかかわらず なお 従 前 の 例 に よ る 参 考 H16 16. 12 政 令 改 正 前 の 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 1 条 第 3 号 第 1 条 この 政 令 において 次 の 各 号 に 掲 げる 用 語 の 意 義 は それぞれ 当 該 各 号 に 定 める ところによ る 1~2 略 3 収 入 入 居 者 及 び 同 居 者 の 過 去 一 年 間 における 所 得 税 法 ( 昭 和 40 年 法 律 第 33 号 ) 第 二 編 第 二 章 第 一 節 から 第 三 節 までの 例 に 準 じて 算 出 した 所 得 金 額 ( 給 与 所 得 者 が 就 職 後 一 年 を 経 過 しない 場 合 等 その 額 をその 者 の 継 続 的 収 入 とすることが 著 しく 不 適 当 である 場 合 においては 事 業 主 体 が 国 土 交 通 大 臣 の 定 めるところにより 認 定 した 額 とし 以 下 所 得 金 額 という )の 合 計 か ら 次 に 掲 げる 額 を 控 除 した 額 十 二 で 除 した 額 をいう イ~ニ 略 ホ 入 居 者 又 は 同 居 者 に 所 得 税 法 第 2 条 第 1 項 第 3 0 号 に 規 定 する 老 年 者 があ る 場 合 に は そ の 老 年 者 一 人 につき 5 0 万 円 (その 所 得 金 額 が 50 万 円 未 満 である 場 合 に は 当 該 所 得 金 額 ) ヘ 略 - 29 -