サプライチェーン排出量とは? 事業者 らの排出だけでなく 事業活動に関係するあらゆる排出を合計した排出量を指す つまり 原材料調達 製造 物流 販売 廃棄など 連の流れ全体から発 する温室効果ガス排出量のこと サプライチェーン排出量 =Scope1 排出量 +Scope2 排出量 +Scope3 排

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3 地球温暖化対策の推進に関する方針及び推進体制 (1) 地球温暖化対策の推進に関する方針 [ 基本理念 ] 人類が自然と調和し 未来にわたり持続可能な発展を実現するため NTT グループ地球環境憲章に則り NTT 西日本はグループ会社と一体になって 全ての企業活動において地球環境の保全に向けて最大

ISO 9001 ISO ISO 9001 ISO ISO 9001 ISO 14001

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〔表紙〕

目次 全般的な考え方に関する & 頁 関連カテゴリ 算定の考え方や基準 算定精度の基準はあるか? 1 組織境界の設定方法 出資比率基準 支配力基準 の違いは? 2 Scope1,2 15 Scope1,2 排出量を切り出してScope3に計上する必要があるか? 3 Scope1,2 カテゴリに該当す

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事業者アンケート集計結果 2012 年 12 月 20 日 ~2013 年 1 月 11 日まで これまでに CFP 認定製品を取得した全企業 (122 社 ) に向けて CFP プログラム取組結果についてのアンケート を実施したところ 58% にあたる 71 社 ( 認定製品数 :88 製品 )


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様式第 1 別紙 1 所在地は郵便番号から記載 ( 以下同様 ) 様式第 1 交付申請書の代表者の職 氏名と一致 代表事業者 ( 設備保有者 目標保有者 ) 1 法人 事業実施責任者 経理責任者 代表事業者の事務連絡先 2 整備計画書 法人名 リース株式会社 法人所在地 110- 東京都千代田区 主

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目 次. 計画策定の意義 2. 基本的方針 3. 計画期間 4. 対象品目 5. 各年度における容器包装廃棄物の排出量見込み ( 第 8 条第 2 項第 号 ) 2 6. 容器包装廃棄物の排出の抑制のための方策に関する事項 ( 第 8 条第 2 項第 2 号 ) 3 7. 分別収集をするものとした容

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1 CDP について

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2.1 標準式 : 燃料法 ( 燃料使用量から二酸化炭素排出量を算定 ) 燃料の使用に伴う二酸化炭素の発生は 燃料に含有される炭素分が燃焼することで酸化され 大気中に二酸化炭素として放出されることによります このため 燃料が完全燃焼することを前提にすれば 燃料の使用量から二酸化炭素排出量を算定する方

トップメッセージ特集オリンパスの概要ガバナンス社会側面環境側面 環境パフォーマンス マテリアルバランス 資源 エネルギー投入量 事業活動 環境負荷物質排出量 エネルギー ( 合計 ) 電力 2,011TJ(2%) 17,777 万 kwh(2%) 開発 製造 温室効果ガス ( 合計 ) エネルギー系

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Transcription:

サプライチェーン排出量とは? 事業者 らの排出だけでなく 事業活動に関係するあらゆる排出を合計した排出量を指す つまり 原材料調達 製造 物流 販売 廃棄など 連の流れ全体から発 する温室効果ガス排出量のこと サプライチェーン排出量 =Scope1 排出量 +Scope2 排出量 +Scope3 排出量 GHGプロトコルのScope3 基準では Scope3を15のカテゴリに分類 の数字は Scope3 のカテゴリ Scope1: 事業者 らによる温室効果ガスの直接排出 ( 燃料の燃焼 業プロセス ) Scope2 : 他社から供給された電気 熱 蒸気の使 に伴う間接排出 Scope3 : Scope1 Scope2 以外の間接排出 ( 事業者の活動に関連する他社の排出 ) 1

Scope3 の 15 のカテゴリ分類 Scope3 カテゴリ該当する活動 ( 例 ) 1 購 した製品 サービス原材料の調達 パッケージングの外部委託 消耗品の調達 2 資本財 産設備の増設 ( 複数年にわたり建設 製造されている場合には 建設 製造が終了した最終年に計上 ) 3 Scope1,2 に含まれない燃料及びエネルギー活動 調達している燃料の上流 程 ( 採掘 精製等 ) 調達している電 の上流 程 ( 発電に使 する燃料の採掘 精製等 ) 4 輸送 配送 ( 上流 ) 調達物流 横持物流 出荷物流 ( 社が荷主 ) 5 事業から出る廃棄物廃棄物 ( 有価のものは除く ) の 社以外での輸送 ( 1) 処理 6 出張従業員の出張 7 雇 者の通勤従業員の通勤 8 リース資産 ( 上流 ) 社が賃借しているリース資産の稼働 ( 算定 報告 公表制度では Scope1,2 に計上するため 該当なしのケースが 半 ) 9 輸送 配送 ( 下流 ) 出荷輸送 ( 社が荷主の輸送以降 ) 倉庫での保管 売店での販売 10 販売した製品の加 事業者による中間製品の加 11 販売した製品の使 使 者による製品の使 12 販売した製品の廃棄使 者による製品の廃棄時の輸送 ( 2) 処理 13 リース資産 ( 下流 ) 社が賃貸事業者として所有し 他者に賃貸しているリース資産の稼働 14 フランチャイズ 社が主宰するフランチャイズの加盟者の Scope1,2 に該当する活動 15 投資株式投資 債券投資 プロジェクトファイナンスなどの運 その他 ( 任意 ) 従業員や消費者の 常 活 1 Scope3 基準及び基本ガイドラインでは 輸送を任意算定対象としています 2 Scope3 基準及び基本ガイドラインでは 輸送を算定対象外としていますが 算定頂いても構いません [ 出所 ] サプライチェーン排出量算定の考え パンフレット環境省 (http://www.env.go.jp/earth/ondanka/supply_chain/gvc/files/tools/supply_chain_201711_all.pdf) 2

サプライチェーン排出量の特徴 : 削減は各企業でシェアされる サプライチェーン上のうち 1 社が排出量削減すれば 他のサプライチェーン上の各事業者にとって 社のサプライチェーン排出量が削減されたことになる 素材製造事業者 1 が 排出量を削減したときのイメージ例 ここが削減 すると 素材製造部品製造事業者 1 事業者 1 素材製造部品製造事業者 2 事業者 2 素材製造部品製造事業者 3 事業者 3 素材製造部品製造事業者 4 事業者 4 サプライチェーン上流の削減としてシェアされる! 輸送事業者 1 輸送事業者 2 輸送事業者 3 輸送事業者 4 製品製造事業者 1 製品製造事業者 2 製品製造事業者 3 製品製造事業者 4 輸送事業者 1ʼ 輸送事業者 2ʼ 輸送事業者 3ʼ 輸送事業者 4ʼ 使 者 1 使 者 2 使 者 3 使 者 4 廃棄事業者 1 廃棄事業者 2 廃棄事業者 3 廃棄事業者 4 取引のあるサプライチェーン下流側の全事業者に対して 3

サプライチェーン排出量算定するメリット 1/2 メリットと算定に取組んでいる企業の声 削減対象の特定 / 削減意識の啓発サプライチェーン排出量の全体像 ( 総排出量 排出源ごとの排出割合 ) を把握することで 優先的に削減すべき対象を特定ができる その特徴から 期的な環境負荷削減戦略や事業戦略策定のヒントを導きだすこともできる 他事業者との連携による削減サプライチェーン上の他事業者と環境活動における連携が強化し 環境負荷低減施策の選択肢が増え CO2 削減が進む また CSR 活動の 貫としてサプライチェーン排出量算定を要請する企業もあるため 新規顧客開拓へも繋がる 算定に取組んでいる企業の声 取組むべき課題が明確になり より具体的な削減数値として提 できるようになりました また 社内外に環境活動に取組む姿勢を すことで 排出量削減に向けた活動意識を社内で共有しています サプライヤーである包装材メーカに対しフィルム トレイの軽量化を要請し他結果 軽量化が実現して両メーカーでともに CO2 削減が進んでいます 4

サプライチェーン排出量算定するメリット 2/2 メリットと算定に取組んでいる企業の声 CSR 情報開 企業の情報開 の 環として サプライチェーン排出量を CSR 報告書 WEB サイトなどに掲載することで 環境対応企業としての企業価値を明確にする サプライチェーン排出量の把握 管理は つの正式な評価基準として国内外で注 を集めており グローバルにおいても 投資家等のステークホルダーへの社会的信頼性向上に繋がり ビジネスチャンスの拡 が期待されている 算定に取組んでいる企業の声 外部からの環境活動調査 (CDP 等 ) への対応や 統合報告書での外部公表に活 し 社の環境活動の PR として展開しています 5

サプライチェーン排出量を いた情報開 / 標設定 事業者 らの排出だけでなく Scope3 を含めたサプライチェーン排出量の算定 削減を求める外部環境が 世界的に形成されている 経環境経営度調査や CDP など企業の環境評価では Scope3 設問が定着 CDPやGlobal Reporting Initiative(GRI) では Scope3の開 をすることを要求 気候関連財務情報開 タスクフォース (TCFD) 最終報告書では 企業がScope1 2 3の算定結果とその関連リスクについて 主的な開 をすることを提案 Science Based Targets(SBT) では Scope3について 野 的 な 標を設定することを要求 6

サプライチェーン排出量の算定の流れ サプライチェーン排出量算定は まかに分けると 4 つのステップから成る 各カテゴリの算定 STEP4-1: 算定の 的を考慮し 算定 針を決定 STEP4-2: データ収集項 を整理し データを収集 STEP4-3: 収集したデータを基に 活動量と排出原単位から排出量を算定 Scope3 活動の各カテゴリへの分類 サプライチェーンにおける各活動を 漏れなくカテゴリ 1 15 に分類 算定対象範囲の確認算定対象範囲の確認サプライチェーン排出量の算定の際には グループ単位を 社ととらえて算定する必要がある算定 的の設定算定 標の設定 社のサプライチェーン排出量の規模を把握し サプライチェーンにおいて削減すべき対象を特定すること等の算定に係る 的を設定 [ 出所 ] サプライチェーン排出量算定の考え パンフレット環境省 (http://www.env.go.jp/earth/ondanka/supply_chain/gvc/files/tools/supply_chain_201711_all.pdf) 7

サプライチェーン排出量算定に必要な資料 Web サイト環境省 グリーン バリューチェーンプラットフォーム に掲載 (http://www.env.go.jp/earth/ondanka/supply_chain/gvc/) 基本ガイドライン 排出原単位について 排出原単位データベース 算定 援ツール 各カテゴリの概要や 基本的な計算式を したものカテゴリの中で複数の算定 法が考えられる場合 複数の算定 法を掲載 排出原単位の考え や整備 針 使い 留意点等をまとめたもの 排出原単位データベースの使い 等の詳細を掲載 サプライチェーン排出量算定に使 可能な排出原単位を掲載 サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース には 利 可能な海外の排出原単位データベースの 覧も掲載サプライチェーン排出量算定に活 することができるエクセルファイル 基本ガイドラインにおいて紹介されている全ての算定 法を掲載 8