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平 成 21 年 度 国 内 共 同 研 究 在 日 外 国 人 のための 医 療 通 訳 養 成 システム 構 築 医 療 コミュニケーション 通 訳 理 論 に 基 づいた 医 療 通 訳 教 育 方 法 の 開 発 東 京 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 社 会 医 学 専 攻 医 療 コミュニケーション 学 博 士 課 程 大 野 直 子 まず ファイザーヘルスリサーチ 振 興 財 団 の 皆 様 に 感 謝 申 し 上 げます この 度 は 研 究 助 成 と 発 表 の 機 会 をいただき 誠 に 有 り 難 うございました 在 日 外 国 人 のための 医 療 通 訳 養 成 システム 構 築 医 療 コミュニケーション 通 訳 理 論 に 基 づいた 医 療 通 訳 教 育 方 法 の 開 発 というテーマで 発 表 させていただきます ポスター -1 医 療 通 訳 とは 医 療 の 現 場 で 診 察 時 ポスター 1 に 行 われる 通 訳 です 皆 様 が 通 訳 を 目 にするのは 医 学 関 連 の 学 会 などが 多 いかと 思 われますけれども 学 会 の 同 時 通 訳 とは 異 なり 患 者 に 診 察 の 最 初 から 服 薬 指 導 まで 寄 り 添 う 通 訳 です 現 在 日 本 ではほとんどの 医 療 通 訳 がボランティアで 行 われていま す ボランティアがいないときは 家 族 や 友 人 といった 訓 練 を 受 けてい ない 通 訳 に 頼 っているのですが 訓 練 を 受 けていない 医 療 通 訳 による 誤 訳 と 臨 床 への 影 響 は 過 去 の 研 究 でも 指 摘 されていま す 一 方 最 近 外 国 人 観 光 客 や 日 本 に 住 む 外 国 人 が 増 加 し 医 療 ツーリズムも 注 目 を 集 め 始 めています このような 中 でプロの 医 療 通 訳 養 成 の 必 要 性 が 高 まっています こうした 状 況 を 踏 まえて 今 回 の 研 究 目 的 を 次 のように 設 定 しました 1. 医 療 通 訳 に 必 要 なスキルを 文 献 レビューで 明 確 にする 2. スキル 開 発 のためのプログラムを 行 い 評 価 する この2つを 目 的 としました ポスター -2 まず 第 一 の 目 的 を 達 成 するために 文 献 レビューを 行 いました 1966 年 2005 年 については 過 去 のレビューを 参 照 しました 2005 年 2010 年 に ついては 追 加 してレビューを 行 いました 追 加 のレビューでは Pubmed PsycINFO Cochrane Library Google Scholar で 2005 年 から 2010 年 までに 掲 載 された 原 著 論 文 を 検 - 57 -

索 しました 組 み 入 れ 規 準 は 1. 査 読 付 き 論 文 2. 医 療 通 訳 に 必 要 な 主 要 素 につ いて 述 べているもの としました ポスター 2 ポスター -3 次 に 作 成 したプログラムを 実 施 し 効 果 を 測 定 しました 参 加 者 をまず 介 入 群 対 照 群 に ランダムに 割 り 付 け 2010 年 7 月 に 名 古 屋 で 3 日 間 計 20 時 間 のプログ ポスター 3 ラムを 行 いました 介 入 群 は 医 療 通 訳 対 照 群 は 通 訳 のプログラムを 受 講 しました 参 加 者 は 受 講 の 初 日 と 最 終 日 に 実 技 試 験 及 び 筆 記 試 験 を 受 けました 実 技 試 験 は 模 擬 医 療 面 接 における 通 訳 でし た 効 果 測 定 の 指 標 については 通 訳 の 質 の 変 化 筆 記 テスト 及 び 非 言 語 コミュケーションスキルの 変 化 とし ました 通 訳 の 質 の 変 化 は フロアの 先 行 研 究 による 医 療 通 訳 のミスの 分 類 を 用 いて 実 技 試 験 における 通 訳 ミスをカウントし 講 義 前 後 での 数 の 変 化 をみました 筆 記 試 験 は 文 献 レビューで 判 明 した 医 療 通 訳 に 必 要 な 5 つのスキルについての 知 識 を 問 うものでした 非 言 語 コミュニケーションスキルについては 筆 記 と 実 技 両 方 でテストを 行 いました 調 査 対 象 の 募 集 は 中 日 新 聞 の 夕 刊 ちらし インターネットで 行 いました 対 象 者 は 18 歳 以 上 TOEIC650 点 以 上 としました これは 民 間 の 通 訳 学 校 の 入 学 規 準 を 参 考 にし ています 申 し 込 みがあった51 名 のうち 解 析 対 象 者 は43 名 でした ポスター -4 結 果 です まず 1 つ 目 の 目 的 である 医 療 通 訳 に 必 要 なスキルを 文 献 レビューで 明 確 にすることに ついて 文 献 レビューの 結 果 明 確 になったスキルはこちらの5つでした 1. 医 療 や 医 療 用 語 に 関 する 専 門 知 識 - 58 -

セッション 2 / ポスターセッション 2. 医 療 通 訳 倫 理 3. 正 確 に 訳 出 できる 通 訳 技 術 4. 非 言 語 メッセージに 関 する 認 識 ラポール 構 築 5. 異 文 化 コミュニケーションに 関 する 知 識 ポスター 4 ポスター -5 これらのスキルに 基 づいて 医 療 通 訳 のプログラムを 開 発 しました 主 な 違 いですが 介 入 群 には 医 療 通 訳 に 関 する 講 義 を 行 い 対 照 群 に は 通 常 の 通 訳 の 講 義 と 実 技 訓 練 を 行 い 医 療 通 訳 に 関 する 介 入 は 一 切 行 いませんでした ポスター 5 ポスター -6 作 成 したプログラムを 用 いて 効 果 を 測 定 した 結 果 です 対 象 者 の 属 性 としては 介 入 群 と 対 照 群 において TOEIC スコアに 有 意 差 があったため スコア 調 整 後 の 結 果 を 求 めました ポスター -7 これからの2つのポスターが 主 な 結 果 です 全 て 細 かく 説 明 することはいたしません 主 な 所 見 だけ 申 し 上 げますと 介 入 群 の 方 が 有 意 に 試 験 成 績 が 高 いという 結 果 になりました 特 に 省 略 ミス 言 い 足 しミス 減 少 通 訳 ポスター 6 ポスター 7-59 -

スピードの 向 上 が 見 られました これは 養 成 プログラムで 情 報 伝 達 のために 正 確 な 通 訳 が 必 要 だということを 強 調 した 結 果 であると 解 釈 できます スピードの 向 上 については 介 入 群 が 医 療 通 訳 に 必 要 な 表 現 を 多 く 学 び 医 療 面 接 の 流 れを 理 解 しているためだと 考 え られました ポスター -8 結 果 の 2 つ 目 は 筆 記 試 験 の 得 点 で すが こちらも 介 入 群 で 有 意 に 大 き く 上 昇 していました 非 言 語 メッセージに 関 する 認 識 に ついては 実 技 では 有 意 差 が 見 られ ませんでしたが 筆 記 試 験 の 得 点 は 介 入 群 が 有 意 に 高 いという 結 果 にな りました 筆 記 試 験 の 得 点 の 向 上 が 見 られたことより 医 療 通 訳 に 必 要 な 医 療 全 般 の 知 識 習 得 は 行 われたも のと 考 えられます また 非 言 語 メッセージに 関 する 認 識 については 知 識 として 認 知 は されたものの それを 行 動 に 移 すと ころまでには 至 らなかったというこ とで この 点 を 改 善 するために 今 後 プログラムの 内 容 を 修 正 していく 必 要 があると 思 われます ポスター 8 ポスター 9 ポスター -9 結 果 のまとめです 文 献 レビューの 結 果 医 療 通 訳 に 必 要 な 5 つのスキルが 明 確 になりま した 文 献 レビューで 明 確 にしたスキルに 基 づき 医 療 通 訳 のシステムを 開 発 しました 3 日 間 20 時 間 という 短 い 期 間 だったのですが こちらの 効 果 を 事 前 事 後 テスト 結 果 の 分 析 で 検 証 した 結 果 今 回 開 発 したプログラムの 効 果 をある 程 度 確 認 できました 本 システムは 文 献 レビューにより 得 た 医 療 通 訳 養 成 に 効 果 がある 5 要 素 について 構 築 されたという 点 が 独 自 でした また 無 作 為 化 比 較 試 験 の 形 をとって 評 価 をした 点 も 独 自 でした しかし サンプル 数 が 非 常 に 少 ないため 本 研 究 の 結 果 に 基 づきプログラムを 改 正 した 上 で より 大 規 模 なサ ンプルで 今 後 効 果 を 確 認 することが 求 められます - 60 -

セッション 2 / ポスターセッション 質 疑 応 答 宇 都 木 : 今 後 重 要 になっていくことと 思 いますが これはボランティアが 主 ということ ですか 何 か 団 体 のようなものはあるのですか 大 野 : はい 関 東 と 関 西 にそれぞれ 大 きな 団 体 がありまして 関 東 には 横 浜 に MIC かながわ 関 西 には 京 都 に 多 文 化 共 生 センターきょうとという 所 がございます 宇 都 木 : それは 報 酬 はどういうシステムになっているのですか 大 野 : その 団 体 によってまちまちなのですが 現 在 行 われているものの 一 例 を 挙 げま すと 例 えばMICかながわの 例 ですと 派 遣 費 は1 回 数 千 円 というような 形 になっ ております 宇 都 木 : 資 金 はどこから 出 ているのですか? 大 野 : MIC かながわと 神 奈 川 県 そして 各 医 療 機 関 です この3つの 所 から 出 るよ うになっています 資 金 の 確 保 は 常 に 課 題 のようです 宇 都 木 : 他 の 通 訳 の 方 と 比 べると TOEIC が 医 療 通 訳 者 の 方 は 少 し 高 いですね やっ ぱり 優 秀 な 方 が 来 ているということでしょうか 大 野 : そうですね 特 に 意 図 したわけではないのですけれども 医 療 通 訳 というのは 難 しいというイメージがあるので 興 味 を 持 って 勉 強 を 続 けていて 我 こそは と 思 う 人 が 受 講 を 申 し 込 んでいるという 印 象 を 受 けました 宇 都 木 : 医 療 ツーリズムは 横 に 置 いておいても 今 後 拡 大 していくことになると 思 いま す 課 題 も 大 変 多 いかと 思 いますが 会 場 : 標 本 数 とされた 方 たちの 特 徴 として 例 えば 今 まで 通 訳 経 験 が 無 いというこ とを 前 提 で 応 募 されたのか それとも 通 訳 経 験 があって そういうことに 興 味 が あって 応 募 された 方 が 多 かったのか 傾 向 があったら お 教 え 下 さい 大 野 : 事 前 に 提 示 した 条 件 としては TOEIC で 650 点 以 上 ということでした これ は 民 間 の 通 訳 学 校 の 一 番 最 初 に 通 訳 の 勉 強 を 始 めるレベルに 合 わせたものでし た そして 医 療 通 訳 の 経 験 がないことを 前 提 にしました というのは 介 入 の 効 果 が 確 認 できなくなってしまうと 困 ると 思 ったからです 会 場 : 医 療 以 外 の 通 訳 の 経 験 はあったのでしょうか - 61 -

大 野 : そうですね 医 療 以 外 の 通 訳 の 経 験 は ボランティアで 通 訳 の 経 験 があるとい う 方 が 散 見 されましたが それがどのくらいの 長 さの 通 訳 かというのは その 人 によって 様 々でした 会 場 : もう 1 点 教 えていただきたいのですが 帰 国 子 女 や 海 外 に 住 んでいて 日 本 に 帰 ってきた 人 などはいらっしゃったのでしょうか 例 えば 留 学 経 験 があって な ど 大 野 : ほとんどの 方 は 留 学 経 験 がない 方 が 多 かったかったのですけれども 1 名 オー ストラリアに 留 学 をされていた 方 で 医 療 通 訳 を 目 の 当 たりにして 非 常 に 興 味 を もって 医 療 通 訳 の 講 座 を 受 けたいとおっしゃっていた 方 がおられました 宇 都 木 : どういう 方 々が 今 後 こういうことに 携 わっていただけるかという 問 題 ですね 大 野 : はい - 62 -