1. 観 光 政 策 の 流 れ 3 観 光 とは 観 光 中 国 の 儒 教 の 経 典 である 四 書 五 経 の 一 つ 易 経 (えききょう) の 観 国 之 光 利 用 賓 于 王 による 国 の 光 を 観 るは もって 王 たるの 賓 によろし (くにのひかりをみるは もっておうたるの

平 成 26 年 度 後 期 一 橋 大 学 商 学 部 観 光 経 営 論 講 義 資 料 観 光 政 策 概 論 平 成 26 年 10 月 20 日 国 土 交 通 省 観 光 庁 観 光 産 課 長 石 原 大 1. 観 光 政 策 の 流 れ 2. 観 光 に 携 わるプレーヤー 3.インバウンドの 推 進 4. 国 内 旅 行 振 興 5. 観 光 産 について 2

1. 観 光 政 策 の 流 れ 3 観 光 とは 観 光 中 国 の 儒 教 の 経 典 である 四 書 五 経 の 一 つ 易 経 (えききょう) の 観 国 之 光 利 用 賓 于 王 による 国 の 光 を 観 るは もって 王 たるの 賓 によろし (くにのひかりをみるは もっておうたるのひんによろし) 光 は 文 物 政 治 暮 らし 向 き 風 俗 などのこと 観 はただ 漠 然 と 見 ることではなく よくみる しめ す の 意 味 もある つまり 観 る 観 せるの 意 味 をもつ (( 財 ) 日 本 交 通 公 社 現 代 観 光 用 語 辞 典 ) 国 の 光 を 観 る 観 せる 我 が 国 で 観 光 が 使 われ 始 めたのは 江 戸 時 代 末 期 広 く 大 衆 が 認 知 したのは オランダ 国 王 から 徳 川 幕 府 に 贈 られた 蒸 気 船 に 付 けた 観 光 丸 その 意 図 は 進 んでいる 海 外 の 実 情 を 観 るとともに 我 が 国 の 意 気 を 観 せることにある 因 みに 正 式 に 購 入 した 船 は 有 名 な 咸 臨 丸 で 力 を 合 わせて 事 に 望 むこ とを 意 図 している なお 観 光 を 冠 する 初 めての 我 が 国 の 行 政 機 関 は 昭 和 5 年 の 鉄 道 省 国 際 観 光 局 4

観 光 立 国 の 歩 み 明 治 11 年 山 口 仙 之 助 が 福 澤 諭 吉 から 国 際 観 光 の 重 要 性 を 説 かれて 富 士 屋 ホテルを 開 大 正 8 年 アメリカ 人 映 画 監 督 ブロツ キーほか 撮 影 隊 一 行 が 鉄 道 院 による 特 別 列 車 で 全 国 を 縦 断 して 日 本 紹 介 映 画 Beautiful Japan を 制 作 昭 和 2 年 大 阪 毎 日 新 聞 と 東 京 日 日 新 聞 が 日 本 新 八 景 を 募 集 人 気 投 票 では 総 投 票 数 9300 万 票 を 得 る 全 国 的 な 盛 り 上 がりを 見 せた 昭 和 5 年 鉄 道 省 に 国 際 観 光 局 設 置 外 貨 獲 得 のため 外 国 人 誘 致 を 国 策 として 積 極 的 に 展 開 昭 和 29 年 松 下 幸 之 助 が 文 藝 春 秋 5 月 号 にて 観 光 立 国 の 弁 を 発 表 我 が 國 は 今 観 光 に 基 礎 を 置 くべき 絶 好 の 時 期 に 来 てい ると 思 う 観 光 立 國 こそ 我 が 國 が もつとも 適 しているも のに その 基 礎 を 置 いていると 言 えるだろう 私 が 観 光 立 國 を 声 を 大 にして 叫 ぶ 所 以 なのだ だからこそこの 際 思 い 切 つ て 観 光 省 を 新 設 し 観 光 大 臣 を 任 命 して この 大 臣 を 総 理 副 総 理 に 次 ぐ 重 要 ポストに 置 いたらいい 昭 和 24 年 運 輸 省 設 置 ( 観 光 部 発 足 ) 昭 和 62 年 テンミリオン 計 画 策 定 によりアウトバウンド 施 策 へシ フト 国 際 収 支 のバランス 改 善 のため5 年 間 で 日 本 の 海 外 旅 行 者 の 倍 増 を 目 指 す ( 計 画 より1 年 前 倒 しで 平 成 2 年 に 目 標 達 成 ) 5 観 光 政 策 の 流 れ1 終 戦 直 後 から 外 貨 獲 得 を 的 にインバウンド 振 興 を 中 とした 施 策 を 推 進 度 経 済 成 期 は 貿 易 摩 擦 問 題 への 対 応 等 からアウトバウンドに 注 昭 和 23 年 7 昭 和 24 年 6 12 昭 和 27 年 7 昭 和 30 年 5 昭 和 38 年 6 昭 和 39 年 4 昭 和 41 年 5 昭 和 46 年 11 昭 和 53 年 7 昭 和 62 年 9 平 成 3 年 7 旅 館 法 成 通 訳 案 内 法 成 国 際 観 光 ホテル 整 備 法 成 旅 あっ 旋 法 ( 後 の 旅 法 ) 成 ( 財 ) 本 交 通 公 社 から 国 際 観 光 協 会 (JNTO) 独 観 光 基 本 法 成 OECD 加 盟 海 外 旅 の 由 化 国 京 都 国 際 会 館 開 館 旅 あっ 旋 法 旅 法 世 界 観 光 機 関 (WTO)に 加 盟 ( 後 のUNWTO) 海 外 旅 倍 増 計 画 (テンミリオン 計 画 ) 策 定 国 際 相 互 理 解 国 際 親 善 の 推 進 国 際 収 バランス 改 善 等 を 的 当 時 552 万 だったアウトバウンドを4 年 で1000 万 を 標 観 光 交 流 拡 計 画 (ツーウェイツーリズム21) 策 定 6

観 光 政 策 の 流 れ2 少 齢 化 の 進 展 や 国 内 経 済 の 低 迷 といった 状 況 を 踏 まえ 再 びインバウンドを 中 とした 観 光 国 に 向 けた 取 組 が 始 動 平 成 6 年 6 国 際 会 議 等 の 誘 致 の 促 進 による 国 際 観 光 の 振 興 に 関 する 法 律 成 平 成 8 年 5 訪 観 光 交 流 倍 増 計 画 (ウェルカムプラン21) 策 定 平 成 9 年 6 外 国 観 光 旅 客 の 来 訪 地 域 の 多 様 化 の 促 進 に 関 する 法 律 成 平 成 15 年 1 泉 総 理 が 観 光 国 懇 談 会 を 主 宰 4 ビジットジャパン 事 開 始 観 光 国 懇 談 会 報 告 書 ( 泉 内 閣 ) 住 んでよし 訪 れてよしの 国 づくり 平 成 19 年 1 観 光 国 推 進 基 本 法 施 ( 議 員 法 ) 6 観 光 国 推 進 基 本 計 画 閣 議 決 定 ( 安 倍 内 閣 ) 平 成 20 年 10 観 光 庁 発 ( 内 閣 ) 平 成 24 年 3 観 光 国 推 進 基 本 計 画 改 訂 ( 野 内 閣 ) 平 成 25 年 3 観 光 国 推 進 閣 僚 会 議 設 置 ( 安 倍 内 閣 ) 6 観 光 国 実 現 に 向 けたアクションプログラム 決 定 本 再 興 戦 略 JAPAN is BACK- 閣 議 決 定 12 訪 外 国 旅 者 1000 万 達 成 平 成 26 年 6 観 光 国 実 現 に 向 けたアクションプログラム2014 決 定 本 再 興 戦 略 改 訂 2014 閣 議 決 定 7 観 光 とは( 観 光 立 国 推 進 基 本 法 前 文 ) 観 光 は 国 際 平 和 と 国 活 の 安 定 を 象 徴 するものであって その 持 続 的 な 発 展 は 恒 久 の 平 和 と 国 際 社 会 の 相 互 理 解 の 増 進 を 念 願 し 健 康 で 化 的 な 活 を 享 受 しようとする 我 らの 理 想 とするところである また 観 光 は 地 域 経 済 の 活 性 化 雇 の 機 会 の 増 等 国 経 済 のあらゆる 領 域 にわたりその 発 展 に 寄 与 するとともに 健 康 の 増 進 潤 いのある 豊 かな 活 環 境 の 創 造 等 を 通 じて 国 活 の 安 定 向 上 に 貢 献 するものであることに 加 え 国 際 相 互 理 解 を 増 進 するものである 我 らは このような 使 命 を 有 する 観 光 が 今 後 我 が 国 において 世 界 に 例 を ない 準 の 少 齢 社 会 の 到 来 と 本 格 的 な 国 際 交 流 の 進 展 が 込 まれる 中 で 地 域 における 創 意 夫 を かした 主 体 的 な 取 組 を 尊 重 しつつ 地 域 の 住 が 誇 りと 愛 着 を 持 つことのできる 活 に 満 ちた 地 域 社 会 の 実 現 を 促 進 し 我 が 国 固 有 の 化 歴 史 等 に 関 する 理 解 を 深 めるものとしてそ の 意 義 を 層 めるとともに 豊 かな 国 活 の 実 現 と 国 際 社 会 における 名 誉 ある 地 位 の 確 に 極 めて 重 要 な 役 割 を 担 って いくものと 確 信 する しかるに 現 状 をみるに 観 光 がその 使 命 を 果 たすことができる 観 光 国 の 実 現 に 向 けた 環 境 の 整 備 は いまだ 不 分 な 状 態 である また 国 のゆとりと 安 らぎを 求 める 志 向 の まり 等 を 背 景 とした 観 光 旅 者 の 需 要 の 度 化 少 数 による 観 光 旅 の 増 加 等 観 光 旅 の 形 態 の 多 様 化 観 光 分 野 における 国 際 競 争 の 層 の 激 化 等 の 近 年 の 観 光 をめぐる 諸 情 勢 の 著 し い 変 化 への 的 確 な 対 応 は 分 に われていない これに 加 え 我 が 国 を 来 訪 する 外 国 観 光 旅 客 数 等 の 状 況 も 国 際 社 会 において 我 が 国 の 占 める 地 位 にふさわしいものとはなっていない これらに 適 切 に 対 処 し 地 域 において 国 際 競 争 の い 魅 ある 観 光 地 を 形 成 するとともに 観 光 産 の 国 際 競 争 の 強 化 及 び 観 光 の 振 興 に 寄 与 する 材 の 育 成 国 際 観 光 の 振 興 を 図 ること 等 により 観 光 国 を 実 現 することは 世 紀 の 我 が 国 経 済 社 会 の 発 展 のために 不 可 な 重 要 課 題 である ここに 観 光 国 の 実 現 に 関 する 施 策 を 総 合 的 かつ 計 画 的 に 推 進 するため この 法 律 を 制 定 する 8

観 光 に 関 する 安 倍 内 閣 総 理 大 臣 の 発 言 安 倍 内 閣 総 理 大 臣 の 所 信 表 明 演 説 の 中 で 観 光 立 国 を 一 つの 項 目 として 取 り 上 げられるなど 観 光 は 政 府 全 体 における 重 要 分 野 として 位 置 づけられている 第 4 回 観 光 国 推 進 閣 僚 会 議 における 安 倍 内 閣 総 理 の 発 ( 平 成 26 年 6 17 ) 昨 年 訪 外 国 旅 者 数 1000 万 を 史 上 初 めて 達 成 したが 観 光 国 に 向 け この 数 字 に んじるわけにはいかない 2020 年 オリンピックパラリンピック 東 京 会 の 開 催 を 追 い として 2020 年 2000 万 の み を 指 すべく 本 アクショ ンプログラム2014を 決 定 した 今 後 このアクションプログラムについて しっかり 進 捗 管 理 し 毎 年 直 しを いながら 全 で 取 り 組 んで くため 各 閣 僚 のご 協 をお 願 いする 第 187 回 国 会 における 安 倍 内 閣 総 理 所 信 表 明 演 説 ( 抄 )( 平 成 26 年 9 29 ) 三 地 創 ( 観 光 国 ) 桃 源 郷 のような 別 世 界 東 洋 化 の 研 究 家 であるアレックスカーさんは 徳 島 の 祖 に 広 がる 本 の 原 景 をこう 表 現 しました 鳴 のうず 潮 など 光 明 媚 な 徳 島 県 では 今 年 の 前 半 外 国 宿 泊 者 が 前 の 年 から 四 割 増 えています 外 国 観 光 客 は 半 年 間 で 六 百 万 を 超 え 過 去 最 のペースです 今 年 四 には 旅 収 が 阪 万 博 以 来 四 四 年 ぶりの 字 になりま した さらなる みを 指 し ビザの 緩 和 免 税 店 の 拡 などに 戦 略 的 に 取 り 組 んでまいります 外 国 語 を 駆 使 しながら 名 所 旧 跡 の 案 内 ができる 材 を 治 体 の 努 で 育 成 できるよう 特 区 制 度 を 活 して 規 制 を 緩 和 します 昨 年 度 沖 縄 を 訪 れた 外 国 観 光 客 は 過 去 最 になりました アジアの 架 け 橋 たる 沖 縄 の 振 興 に 全 で 取 り 組 み この 勢 いを 更 に 発 展 さ せてまいります それぞれの 地 域 が 豊 かな 然 化 や 歴 史 など 特 ある 観 光 資 源 を 活 できるよう 応 援 してまいります 9 観 光 立 国 実 現 に 向 けたアクションプログラム2014 1. 2020 年 オリンピックパラリンピック を 見 据 えた 観 光 振 興 オリパラ 開 催 国 としての 国 際 的 注 目 度 を 活 かした 訪 日 プロモーション 文 化 プログラムを 活 用 した 日 本 文 化 の 発 信 東 京 オリパラ 開 催 効 果 の 全 国 への 波 及 道 の 駅 郵 便 局 コンビニの 活 用 を 含 めた 外 国 人 旅 行 者 への 観 光 情 報 提 供 拠 点 の 充 実 2.インバウンドの 飛 躍 的 拡 大 に 向 けた 取 組 様 々な 種 の 参 画 による 新 たな 取 組 の 創 出 (エンタメ ファッション 食 流 通 IT 等 様 々な 種 を 担 い 手 に) 訪 日 プロモーションの 戦 略 的 拡 大 ( 中 国 沿 岸 部 内 陸 部 東 南 アジア インドロシア 等 への 展 開 ) JNTOを 実 施 主 体 とした 訪 日 プロモーション の 実 施 体 制 の 整 備 3.ビザ 要 件 の 緩 和 など 訪 日 旅 行 の 容 易 化 戦 略 的 なビザ 要 件 の 緩 和 (インドネシア 向 けビザ 免 除 フィリピンベトナム 向 け 実 質 ビザ 免 除 等 ) CIQに 係 る 体 制 整 備 ( 地 方 空 港 における 緊 急 的 な 体 制 整 備 等 ) 4. 世 界 に 通 用 する 魅 力 ある 観 光 地 域 づくり 多 様 な 広 域 ルートの 開 発 提 供 と 発 信 地 域 内 の 周 遊 観 光 をしやすくするための 仕 組 みづくり 和 食 文 化 の 発 信 農 産 漁 村 での 滞 在 促 進 観 光 振 興 による 被 災 地 の 復 興 支 援 5. 外 国 人 旅 行 者 の 受 入 環 境 整 備 免 税 制 度 の 拡 充 を 契 機 とした 免 税 店 の 拡 大 ( 全 品 目 に 対 象 拡 大 全 国 で10000 店 規 模 へ 倍 増 ) 無 料 Wi-Fiの 整 備 促 進 多 言 語 対 応 の 強 化 ムスリム 旅 行 者 への 適 切 な 情 報 提 供 安 全 安 心 の 確 保 ( 災 害 や 病 気 怪 我 への 対 応 ) 6.MICEの 誘 致 開 催 促 進 と 外 国 人 ビジネス 客 の 取 り 込 み MICEに 関 する 取 組 の 抜 本 的 強 化 ファーストレーンの 設 置 信 頼 できる 渡 航 者 の 自 動 化 ゲート 対 象 化 IRについての 検 討 10

人 口 減 少 少 子 高 齢 化 の 推 移 予 測 今 後 人 口 減 少 が 進 み 2047 年 には1 億 人 程 度 となる 見 通 し 少 子 高 齢 化 が 急 速 に 進 行 しており 2060 年 には 総 人 口 の 約 40%が65 歳 以 上 になる 見 通 し それにより 生 産 年 齢 人 口 は 現 在 の2060 年 には 現 在 の 半 分 近 くまで 減 少 ( 人 口 : 千 人 ) 140,000 120,000 100,000 総 人 口 約 1.28 億 人 65 歳 以 上 割 合 約 23% 15 歳 未 満 人 口 15 歳 以 上 64 歳 以 下 人 口 ( 生 産 年 齢 人 口 ) 65 歳 以 上 人 口 総 人 口 (2047 年 ) 約 1 億 人 総 人 口 約 8700 万 人 80,000 60,000 40,000 20,000 生 産 年 齢 人 口 約 8200 万 人 65 歳 以 上 割 合 約 40% 生 産 年 齢 人 口 約 4400 万 人 0 2010 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026 2027 2028 2029 2030 2031 2032 2033 2034 2035 2036 2037 2038 2039 2040 2041 2042 2043 2044 2045 2046 2047 2048 2049 2050 2051 2052 2053 2054 2055 2056 2057 2058 2059 2060 ( 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 日 本 の 将 来 推 計 人 口 ( 中 位 推 計 )) 2060 ( 年 ) 11 拡 大 する 北 東 アジア 東 南 アジアの 国 際 観 光 市 場 北 東 アジア 東 南 アジア 地 域 は 世 界 の 中 で 最 も 高 い 伸 びが 予 測 される 国 際 観 光 市 場 国 際 観 光 客 到 着 客 数 の 年 平 均 伸 び 率 予 測 (%) 7 2010 年 -2020 年 6 5 4 3 2 1 0 4.7 4.3 南 ア ジ ア 太 平 洋 5.2 4 中 東 5.4 4.6 ア フ リ カ 5.8 4.2 北 東 ア ジ ア 東 南 ア ジ ア 2.9 2.2 ア メ リ カ 2.7 2020 年 -2030 年 1.8 ヨ ー ロ ッ パ 3.8 2.9 全 世 界 ( 百 万 人 ) 2,000 1,800 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 国 際 観 光 客 到 着 客 数 の 推 移 と 今 後 の 予 測 南 アジア 太 平 洋 中 東 アフリカ 北 東 アジア 東 南 アジア 米 州 欧 州 13.59 億 人. 9.40 億 人 1.81 億 人 19.3% 18.09 億 人 4.80 億 人 28.3% 3.18 億 人 23.4%. ( 年 ) 0 1980 1990 1995 2000 2005 2010 2020 2030 ( 出 展 )UNWTO Tourism Towards2030 12

国 内 における 旅 行 消 費 額 (2012 年 ) 22.5 兆 円 日 本 人 国 内 日 帰 り 旅 行 4.4 兆 円 (19.8%) 日 本 人 海 外 旅 行 ( 国 内 分 ) 1.4 兆 円 (6.3%) 訪 日 外 国 人 旅 行 等 1.3 兆 円 (5.7%) 日 本 人 国 内 宿 泊 旅 行 15.3 兆 円 (68.2%) 出 典 : 観 光 庁 旅 行 観 光 消 費 動 向 調 査 財 務 省 日 本 銀 行 国 際 収 支 状 況 ( 確 報 ) より 13 観 光 立 国 の 意 義 1. 国 際 観 光 の 推 進 はわが 国 のソフトパワーを 強 化 するもの 諸 外 国 との 健 全 な 関 係 の 構 築 は 国 家 的 課 題 国 際 観 光 を 通 じた 草 の 根 交 流 は 国 家 間 の 外 交 を 補 完 強 化 し 安 全 保 障 にも 大 きく 貢 献 日 本 に 実 際 に 来 てもらう 見 てもらう 交 流 してもらうことで 日 本 の 印 象 も 変 わる 2. 観 光 は 少 子 高 齢 化 時 代 の 経 済 活 性 化 の 切 り 札 少 子 高 齢 化 で 成 熟 した 社 会 には 観 光 振 興 = 交 流 人 口 の 拡 大 需 要 の 創 出 による 経 済 の 活 性 化 が 有 効 国 内 における 旅 行 消 費 額 は22.5 兆 円 生 産 波 及 効 果 は46.7 兆 円 ( 対 国 民 経 済 計 算 産 出 額 5.2%)で これによる 雇 用 効 果 は 399 万 人 ( 対 総 就 者 数 6.2%)( ともに 平 成 24 年 ) 訪 日 外 国 人 も 今 や 無 視 できない 消 費 活 動 の 主 体 ( 平 成 25 年 の 訪 日 外 国 人 旅 行 消 費 額 1.4 兆 円 ) 3. 交 流 人 口 の 拡 大 による 地 域 の 活 性 化 地 方 においては 地 域 振 興 策 の 新 たなアプローチが 必 要 観 光 による 交 流 人 口 の 拡 大 は 地 域 経 済 の 起 爆 剤 集 客 力 のある 個 性 豊 かな 地 域 づくりは 各 地 域 の 自 主 自 律 の 精 神 も 促 す 4. 観 光 立 国 により 国 民 が 誇 りと 自 信 を 取 り 戻 す 観 光 立 国 の 推 進 は 我 が 国 の 歴 史 的 文 化 的 価 値 を 国 民 が 住 民 が 再 認 識 するプロセスであり 日 本 の 魅 力 の 再 活 性 化 にも つながるもの ~ 観 光 交 流 人 口 の 拡 大 による 日 本 の 再 生 ~ 14

2. 観 光 に 携 わるプレーヤー 15 観 光 政 策 実 施 のプレーヤー( 産 学 官 + 民 ) 産 旅 宿 泊 を 核 とした 裾 野 の 広 い 産 分 野 学 観 光 学 の 研 究 観 光 材 の 育 成 旅 宿 泊 運 輸 製 造 娯 楽 施 設 売 飲 学 学 院 観 光 学 部 の 設 置 観 光 関 連 の 講 義 等 官 訪 旅 や 国 内 旅 を 振 興 するべ く 財 政 制 度 から 援 観 光 ガイドや 観 光 コンテンツの 発 掘 等 を 通 じ 地 域 観 光 を える 存 在 国 ( 観 光 庁 等 ) 本 政 府 観 光 局 (JNTO) 地 治 体 ( 都 道 府 県 市 町 村 ) NPO ボランティア サークル 16

官 公 庁 国 交 省 組 織 図 官 公 庁 組 織 概 要 内 閣 官 房 内 閣 内 閣 法 制 局 人 事 院 内 閣 府 復 興 庁 総 務 省 法 務 省 外 務 省 財 務 省 文 部 科 学 省 厚 生 労 働 省 農 林 水 産 省 経 済 産 省 国 土 交 通 省 環 境 省 防 衛 省 国 土 交 通 省 組 織 概 要 国 土 交 通 省 Ministry of Land, Infrastructure, Transport ( and Tourism 外 観 光 庁 Japan Tourism Agency 局 気 象 庁 ) 運 輸 安 全 委 員 会 海 上 保 安 庁 国 際 観 光 振 興 機 構 (JNTO) 大 臣 官 房 総 合 政 策 局 国 土 政 策 局 土 地 建 設 産 局 都 市 局 水 管 理 国 土 保 全 局 道 路 局 住 宅 局 鉄 道 局 自 動 車 局 海 事 局 港 湾 局 航 空 局 北 海 道 局 政 策 統 括 官 国 際 統 括 官 17 観 光 庁 の 概 要 組 織 : 下 図 参 照 観 光 庁 長 官 地 方 運 輸 局 企 画 観 光 部 JNTO( 日 本 政 府 観 光 局 ) 国 際 観 光 課 観 光 地 域 振 興 課 次 長 ( 庁 内 事 務 の 総 括 長 官 の 代 行 ) 審 議 官 総 務 課 観 光 戦 略 課 観 光 産 課 国 際 観 光 課 機 密 人 事 定 員 予 算 文 書 管 理 等 観 光 に 関 する 基 本 的 な 方 針 の 企 画 立 案 観 光 産 の 発 達 改 善 調 整 日 本 人 旅 行 者 の 安 全 確 保 国 際 観 光 推 進 に 関 する 企 画 目 標 管 理 インバウンド 事 のPDCAサイクルの 管 理 参 事 官 ( 日 本 ブランド 発 信 外 客 誘 致 ) 参 事 官 ( 外 客 受 入 ) 参 事 官 ( 国 際 会 議 等 ) ビジットジャパン 事 の 計 画 実 施 効 果 把 握 出 入 国 手 続 交 通 機 関 対 応 多 言 語 表 記 等 の 計 画 実 施 効 果 把 握 国 際 会 議 等 の 誘 致 推 進 等 観 光 地 域 振 興 部 観 光 地 域 振 興 課 観 光 資 源 課 観 光 圏 の 整 備 促 進 地 域 における 人 材 育 成 観 光 による 地 域 活 性 化 観 光 資 源 の 保 存 継 承 活 用 文 化 産 観 光 エコグリーン 等 のニューツーリズム の 推 進 通 訳 案 内 士 18

独 立 行 政 法 人 国 際 観 光 振 興 機 構 日 本 政 府 観 光 局 /JNTO の 概 要 目 的 組 織 予 算 海 外 における 観 光 宣 伝 外 国 人 観 光 旅 客 に 対 する 観 光 案 内 その 他 外 国 人 観 光 旅 客 の 来 訪 の 促 進 に 必 要 な 務 を 効 率 的 に 行 うことにより 国 際 観 光 の 振 興 を 図 ることを 目 的 とする 沿 革 昭 和 39 年 4 月 平 成 15 年 10 月 平 成 21 年 1 月 特 殊 法 人 国 際 観 光 振 興 会 設 立 独 立 行 政 法 人 国 際 観 光 振 興 機 構 設 立 ( 独 ) 国 際 観 光 振 興 機 構 法 ( 平 成 14 年 法 律 第 181 号 ) 施 行 通 称 名 を 従 前 の JNTO から 日 本 政 府 観 光 局 (またはJNTO) に 改 称 ( 独 ) 国 際 観 光 振 興 機 構 組 織 規 程 改 正 施 行 役 員 : 5 人 ( 理 事 長 1 理 事 2 監 事 2) 職 員 : 93 人 ( 国 内 57 人 海 外 36 人 ) その 他 海 外 現 地 職 員 36 人 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 国 内 : 4 部 制 ( 経 営 戦 略 部 海 外 マーケティング 部 事 連 携 推 進 部 コンベンション 誘 致 部 ) 海 外 : 14 事 務 所 運 営 費 交 付 金 : 19.1 億 円 ( 平 成 26 年 度 ) 務 外 国 人 観 光 旅 客 の 来 訪 促 進 のための 宣 伝 外 国 人 観 光 旅 客 に 対 する 観 光 案 内 所 の 運 営 通 訳 案 内 士 試 験 事 務 の 代 行 国 際 観 光 に 関 する 調 査 研 究 出 版 物 の 刊 行 国 際 会 議 等 の 誘 致 促 進 開 催 の 円 滑 化 等 その 他 附 帯 務 ロンドン パ リ ソウル フランクフルト 本 部 東 京 都 千 代 田 区 有 楽 町 北 京 ( 東 京 交 通 会 館 10F) 上 バンコク 海 香 港 ジャカルタ ロサンゼルス トロント ニューヨーク シンガポール シドニー JNTO 海 外 事 務 所 19 3.インバウンドの 推 進 20

訪 日 外 国 人 旅 行 者 数 1000 万 人 の 達 成 昨 年 の 訪 外 国 旅 者 数 は 約 1036 万 対 前 年 24.0% 増 ビジットジャパン 事 を 開 始 した2003 年 の521 万 から 倍 増 本 年 1 8 も 順 調 に 増 加 中 国 台 湾 東 南 アジアを 中 に 好 調 が 続 いている 万 人 1000 900 10 年 間 で 倍 増 震 災 後 V 字 回 復 史 上 初 1000 万 人 達 成 1~8 月 計 863.8 万 人 (25.8% 増 ) 800 111.0 8 月 22.4% 増 700 600 500 400 300 200 100 0 VJ 開 始 521 614 673 733 835 835 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 出 典 : 日 本 政 府 観 光 局 (JNTO) 注 ) 2013 年 以 前 の 値 は 確 定 値 2014 年 1 月 ~6 月 の 値 は 暫 定 値 2014 年 7 月 ~8 月 の 値 は 推 計 値 679 861 622 836 1036 1~8 月 計 686 127.0 105.5 109.7 123.1 105.1 88.0 94.4 7 月 26.4% 増 6 月 17.1% 増 5 月 25.3% 増 4 月 33.4% 増 3 月 22.6% 増 2 月 20.6% 増 1 月 41.2% 増 21 2013 年 の 訪 日 外 国 人 旅 行 者 数 及 び 割 合 ( 国 地 域 別 ) ベトナム 8 万 人 (0.8%) フィリピン 11 万 人 (1.0%) インドネシア 14 万 人 (1.3%) フランス 15 万 人 (1.5%) イギリス 19 万 人 (1.9%) マレーシア 18 万 人 (1.7%) カナダ 15 万 人 (1.5%) インド 8 万 人 (0.7%) ドイツ 12 万 人 (1.2%) シンガポール 19 万 人 (1.8%) ロシア 6 万 人 (0.6%) 米 国 80 万 人 (7.7%) タイ 45 万 人 (4.4%) オーストラリア 24 万 人 (2.4%) 北 米 95 万 人 (9.2%) 香 港 75 万 人 (7.2%) 欧 州 53 万 人 (5.1%) その 他 69 万 人 (6.6%) 総 計 1036 万 人 アジア 795 万 人 (76.7%) うち 東 南 アジア 115 万 人 (11.1%) 中 国 131 万 人 (12.7%) 韓 国 246 万 人 (23.7%) 台 湾 221 万 人 (21.3%) (2013 年 確 定 値 ) ( ) 内 は 訪 日 外 国 人 旅 行 者 数 全 体 に 対 するシェア その 他 には アジア 欧 州 等 各 地 域 の 国 であっても 記 載 のない 国 地 域 が 含 まれる 数 値 は それぞれ 四 捨 五 入 によっているため 端 数 において 合 計 とは 合 致 しない 場 合 がある 日 本 政 府 観 光 局 (JNTO) 資 料 より 観 光 庁 作 成 22

外 国 人 旅 行 者 受 入 数 の 国 際 比 較 (2013 年 ) フランス (France) 米 国 (U.S.A.) スペイン (Spain) 中 国 (China) イタリア (Italy) トルコ (Turkey) ドイツ (Germany) 英 国 (U.K.) ロシア (Russia) タイ (Thailand) マレーシア (Malaysia) 香 港 (Hong Kong) オーストリア (Austria) ウクライナ (Ukraine) メキシコ (Mexico) ギリシャ (Greece) カナダ (Canada) ポーランド (Poland) マカオ (Macau) サウジアラビア (Saudi Arabia) オランダ (Netherlands) 韓 国 (South Korea) シンガポール (Singapore) スウェーデン(Sweden) クロアチア (Croatia) ハンガリー (Hungary) 日 本 (Japan) モロッコ (Morocco) アラブ 首 長 国 連 邦 (U.A.E.) 南 アフリカ 共 和 国 (South Africa) エジプト (Egypt) チェコ (Czech Republic) スイス (Switzerland) インドネシア (Indonesia) デンマーク (Denmark) ポルトガル (Portugal) 台 湾 (Taiwan) ベルギー (Belgium) ベトナム(Vietnam) アイルランド (Ireland) 17,920 16,588 15,800 14,268 13,213 12,782 12,176 11,899 11,635 10,955 10,675 10,364 10,046 9,990 9,537 9,174 9,004 8,967 8,802 8,557 8,324 8,016 7,642 7,572 (7,550) 31,545 31,169 28,356 26,547 25,715 25,661 24,813 24,671 24,151 37,795 47,704 55,686 60,661 日 本 は 世 界 27 位 アジアで8 位 69,768 1 : 外 国 人 旅 行 者 数 は 各 国 地 域 ごとに 異 なる 統 計 基 準 により 算 出 公 表 されているため これを 厳 密 に 比 較 する 際 には 統 計 基 準 の 違 い に 注 意 することが 必 要 である ( 例 : 外 国 籍 乗 員 数 (クルー 数 )について 日 本 の 統 計 には 含 まれない が フランス スペイン 中 国 韓 国 等 の 統 計 には 含 まれている) 2 : 外 国 人 旅 行 者 数 のうち 隣 国 から 陸 路 により 入 国 する 旅 行 者 数 が 大 半 を 占 める 国 地 域 も 数 多 く 存 在 しており 例 えばフランス イタリ ア 英 国 といった 受 入 数 上 位 国 でも 空 路 による 旅 行 者 数 に 限 定 すれ ば 概 ね2000 万 人 強 となっている ( 島 国 である 日 本 は 約 95%が 空 路 による 入 国 者 である) 出 典 : 世 界 観 光 機 関 (UNWTO) 作 成 : 観 光 庁 (JTA) 注 1: 本 表 の 数 値 は2014 年 9 月 時 点 の 暫 定 値 である 注 2: 印 を 付 したアイルランドは 2013 年 の 数 値 が 不 明 であるため 2012 年 の 数 値 を 採 用 した 注 3: アラブ 首 長 国 連 邦 は 連 邦 を 構 成 するドバイ 首 長 国 のみの 数 値 が 判 明 しているため その 数 値 を 採 用 した 注 4: 本 表 で 採 用 した 数 値 は 韓 国 日 本 台 湾 ベトナムを 除 き 原 則 的 に1 泊 以 上 した 外 国 人 旅 行 者 数 である 注 5: 外 国 人 旅 行 者 数 は 数 値 が 追 って 新 たに 発 表 されたり さかのぼって 更 新 されることがあるため 数 値 の 採 用 時 期 によって そのつど 順 位 が 変 わり 得 る 84,726 1 位 40 位 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 90,000 千 人 10 位 20 位 30 位 23 旅 行 消 費 額 ( 億 円 ) 2013 年 の 訪 日 外 国 人 旅 行 消 費 額 について( 国 籍 地 域 別 ) 2013 年 の 訪 日 外 国 人 の 旅 行 消 費 額 は 1 兆 4167 億 円 と 推 計 前 年 (1 兆 846 億 円 )と 比 べ30.6% 増 となり 過 去 最 高 額 旅 行 消 費 額 を 国 籍 地 域 別 にみると 多 い 順 に 中 国 台 湾 韓 国 対 前 年 比 の 増 加 率 が 大 きい 国 はタイ シンガポールであり タイは 前 年 比 73.7% 増 の576 億 円 シンガポールは 前 年 比 68.4% 増 の311 億 円 となった 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 旅 行 消 費 額 と 訪 日 外 客 数 の 推 移 11,490 861.1 8,135 621.9 10,846 835.8 14,167 1,036.4 平 2010 成 22 年 平 2011 成 23 年 平 2012 成 24 年 平 2013 成 25 年 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 0 訪 日 外 国 人 旅 行 者 数 ( 万 人 ) ドイツ 190 億 円 1% マレーシア カナダ 256 億 円 288 億 円 2% 2% シンカ ホ ール 311 億 円 2% フランス 316 億 円 2% 英 国 329 億 円 2% ロシア インド 127 億 円 110 億 円 1% 1% オーストラリア 521 億 円 4% タイ 576 億 円 4% 旅 行 消 費 額 の 国 籍 地 域 別 構 成 比 その 他 1,516 億 円 11% 香 港 1,054 億 円 7% 米 国 1,362 億 円 10% 旅 行 消 費 額 1 兆 4,167 億 円 中 国 2,759 億 円 19% 韓 国 1,978 億 円 14% 台 湾 2,475 億 円 17% 旅 行 消 費 額 ( 億 円 ) 左 目 盛 訪 日 外 客 数 ( 万 人 ) 右 目 盛 24

国 際 旅 行 収 支 の 改 善 について ビジットジャパン 事 を2003 年 に 開 始 して 以 来 国 際 旅 行 収 支 は 改 善 2014 年 4 月 には 単 月 ではあるが 約 44 年 ぶりに 黒 字 同 年 5 月 7 月 には 単 月 で 再 び 黒 字 旅 行 収 支 訪 日 外 国 人 旅 行 者 数 と 日 本 人 出 国 者 数 の 推 移 年 旅 行 収 支 ( 億 円 ) 2003 年 23,190 2004 年 29,189 2005 年 27,659 2006 年 21,409 2007 年 20,199 2008 年 17,631 2009 年 13,886 2010 年 12,875 2011 年 12,963 2012 年 10,617 2013 年 6,545 1000 出 国 日 本 人 800 165.2 600 訪 日 外 国 人 400 ( 億 円 ) 200 0-200 -400-600 -800 124.4 85.7 92.3 旅 行 収 支 2013 年 -224 126.5 130.0 87.5 90.1-336 -334 145.4 100.3 90.6 86.7-378 183.9 155.4-658 149.6 92.9-439 140.0 84.0 86.5-426 147.7-470 125.3 94.4 88.0-292 140.5 105.1-493 -498-853 -913-1000 出 典 : 旅 行 収 支 財 務 省 国 際 収 支 統 計 訪 日 外 国 人 旅 行 者 数 日 本 政 府 観 光 局 (JNTO) 訪 日 外 客 数 日 本 人 出 国 者 数 法 務 省 出 入 国 管 理 統 計 注 1) 旅 行 収 支 における2014 年 7 月 8 月 の 値 は 速 報 値 2014 年 1 月 ~6 月 の 値 は 第 2 次 速 報 値 2013 年 以 前 の 値 は 確 報 値 注 2)10 月 8 日 の 発 表 時 に 本 年 4 月 速 報 値 177 億 円 黒 字 340 億 円 黒 字 に 5 月 速 報 値 46 億 円 赤 字 16 億 円 黒 字 に 修 正 2014 年 159.7 118.9 128.1 128.9 127.0 123.1 109.7 105.5 340 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 16-79 141.5 34 旅 行 者 数 178.8 111.0 100-533 ( 万 人 ) 200 150 50 0-50 -100-150 -200 1970 年 ( 昭 和 45 年 ) 9 月 (IN7.9 万 人,OUT 5.1 万 人 ) 以 来 約 44 年 ぶりに 訪 日 外 国 人 旅 行 者 数 が 日 本 人 出 国 者 数 を 上 回 る 1970 年 ( 昭 和 45 年 ) 7 月 (100 万 ドルの 黒 字 ) 以 来 約 44 年 ぶ りに 旅 行 収 支 が 単 月 で 黒 字 となる その 後 2014 年 5 月 7 月 も 黒 字 となる ( 注 2) 旅 行 収 支 訪 日 外 国 人 旅 行 者 数 日 本 人 出 国 者 数 25 都 道 府 県 別 日 本 人 外 国 人 延 べ 宿 泊 者 数 東 京 都 北 海 道 大 阪 府 静 岡 県 沖 縄 県 千 葉 県 京 都 府 長 野 県 神 奈 川 県 愛 知 県 福 岡 県 兵 庫 県 宮 城 県 福 島 県 栃 木 県 三 重 県 新 潟 県 群 馬 県 広 島 県 石 川 県 鹿 児 島 県 長 崎 県 熊 本 県 山 梨 県 大 分 県 岐 阜 県 岩 手 県 山 形 県 岡 山 県 茨 城 県 青 森 県 和 歌 山 県 山 口 県 滋 賀 県 埼 玉 県 富 山 県 宮 崎 県 愛 媛 県 香 川 県 鳥 取 県 秋 田 県 島 根 県 福 井 県 高 知 県 佐 賀 県 奈 良 県 徳 島 県 都 道 府 県 別 日 本 人 延 べ 宿 泊 者 数 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 2,388 2,092 2,079 2,040 2,009 1,875 1,684 1,465 1,399 1,323 1,133 1,075 972 969 968 914 794 745 732 725 706 693 671 604 559 543 522 515 476 444 438 407 397 382 372 360 359 354 349 327 325 287 264 248 226 3,097 平 成 25 年 延 べ 宿 泊 者 数 4 億 6,589 万 人 泊 5,282 東 京 都 大 阪 府 北 海 道 京 都 府 千 葉 県 沖 縄 県 愛 知 県 神 奈 川 県 福 岡 県 静 岡 県 長 野 県 兵 庫 県 山 梨 県 長 崎 県 熊 本 県 岐 阜 県 大 分 県 広 島 県 石 川 県 鹿 児 島 県 和 歌 山 県 栃 木 県 奈 良 県 宮 崎 県 富 山 県 滋 賀 県 三 重 県 群 馬 県 宮 城 県 新 潟 県 埼 玉 県 香 川 県 茨 城 県 岡 山 県 愛 媛 県 岩 手 県 青 森 県 佐 賀 県 鳥 取 県 山 口 県 福 島 県 山 形 県 秋 田 県 徳 島 県 福 井 県 高 知 県 島 根 県 都 道 府 県 別 外 国 人 延 べ 宿 泊 者 数 ( 単 位 : 万 人 泊 ) ( 単 位 : 万 人 泊 ) 0 200 400 600 800 1,000 1,200 307 263 205 149 115 107 90 56 54 51 49 42 42 42 41 37 33 21 19 18 16 14 14 13 13 11 11 11 10 10 9 9 7 7 6 6 5 5 4 4 4 3 3 2 2 1 出 典 : 観 光 庁 宿 泊 旅 行 統 計 調 査 (( 平 成 25 年 確 定 値 )) 2 外 国 人 とは 日 本 国 内 に 住 所 を 有 しないものをいう 26 431 983 平 成 25 年 外 国 人 延 べ 宿 泊 者 数 3,350 万 人 泊

訪 日 外 国 人 旅 行 者 の 国 籍 別 都 道 府 県 別 宿 泊 状 況 (2013 年 ) 確 定 値 国 籍 ( 出 身 地 ) 別 都 道 府 県 外 国 人 延 べ 宿 泊 者 構 成 比 ( 上 位 5 都 道 府 県 ) 出 典 : 観 光 庁 ( 宿 泊 旅 行 統 計 調 査 ) 韓 国 中 国 香 港 台 湾 アメリカ カナダ 英 国 ドイツ フランス ロシア シンガポール タイ マレーシア インド オーストラリア インドネシア ベトナム フィリピン 東 京 都,22% 大 阪 府,19% 福 岡 県,9% 北 海 道,7% 熊 本 県,6% その 他,37% 東 京 都,28% 東 京 都,25% 大 阪 府,17% 大 阪 府,17% 千 葉 県,9% 北 海 道,16% 北 海 道,8% 愛 知 県,7% 沖 縄 県,11% 京 都 府,4% その 他,32% その 他,27% 東 京 都,19% 北 海 道,16% 大 阪 府,12% 沖 縄 県,7% 京 都 府,7% その 他,38% 東 京 都,41% 東 京 都,45% 東 京 都,46% 東 京 都,38% 東 京 都,49% 東 京 都,49% 東 京 都,38% 東 京 都,31% 東 京 都,30% 東 京 都,43% 東 京 都,40% 東 京 都,42% 東 京 都,29% 東 京 都,36% 京 都 府,11% 千 葉 県,8% 大 阪 府,7% 神 奈 川 県,7% その 他,26% 京 都 府,15% 大 阪 府,9% 千 葉 県,7% 神 奈 川 県,4% その 他,20% 京 都 府,16% 神 奈 川 県,8% 千 葉 県,6% 大 阪 府,6% その 他,17% 京 都 府,12% 千 葉 県,10% 大 阪 府,9% 神 奈 川 県,7% その 他,23% 京 都 府,19% 神 奈 川 県,4% 大 阪 府,8% その 他,18% 広 島 県,2% 北 海 道,10% 京 都 府,9% 千 葉 県,6% 神 奈 川 県,5% その 他,21% 北 海 道,21% 大 阪 府,12% 千 葉 県,7% 京 都 府,6% その 他,17% 北 海 道,14% 大 阪 府,13% 千 葉 県,6% 大 阪 府,20% 北 海 道,16% 愛 知 県,6% 千 葉 県,8% その 他,30% 京 都 府,6% その 他,19% 神 奈 川 県,14% 大 阪 府,8% 愛 知 県,6% 千 葉 県,6% その 他,24% 京 都 府,17% 大 阪 府,10% 千 葉 県,7% 北 海 道,6% その 他,20% 大 阪 府,16% 千 葉 県,7% 北 海 道,5% 山 梨 県,5% その 他,24% 大 阪 府,20% 愛 知 県,12% 千 葉 県,9% 山 梨 県,8% その 他, 22% 大 阪 府,18% 埼 玉 県,7% 京 都 府,7% 千 葉 県,6% その 他, 27% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 378 万 人 泊 415 万 人 泊 255 万 人 泊 618 万 人 泊 289 万 人 泊 32 万 人 泊 58 万 人 泊 47 万 人 泊 55 万 人 泊 22 万 人 泊 88 万 人 泊 143 万 人 泊 51 万 人 泊 21 万 人 泊 89 万 人 泊 43 万 人 泊 13 万 人 泊 18 万 人 泊 27 首 都 圏 空 港 / 首 都 圏 以 外 の 空 港 における 外 国 人 旅 客 数 推 移 と 就 航 路 線 首 都 圏 以 外 の 空 港 の 外 国 人 旅 客 の 割 合 は 相 対 的 に 増 加 しており 外 国 人 旅 客 の 受 け 入 れの 重 要 な 役 割 を 担 っている 今 後 LCC 等 の 普 及 により 海 外 から 地 方 へ 直 接 乗 り 入 れる 航 空 路 線 が 更 に 増 加 するとみられ 受 入 体 制 の 強 化 が 必 要 我 が 国 の 空 港 における 出 入 国 外 国 人 推 移 地 方 空 港 における 国 際 線 就 航 状 況 (2014 年 夏 ダイヤ 期 初 計 画 ) 2014 年 夏 期 当 初 計 画 の 定 期 旅 客 便 数 便 数 は 週 当 たりの 往 復 便 数 経 由 便 の 場 合 経 由 地 も1 便 としてカウント 就 航 都 市 数 には 経 由 地 も 含 む 首 都 圏 / 首 都 圏 以 外 の 出 入 国 外 国 人 割 合 推 移 (2006 年 度 =100) 年 平 均 成 長 率 (%) 那 覇 29 羽 田 21 空 港 別 出 入 国 外 国 人 推 移 1) 小 松 14 新 千 歳 10 福 岡 8 関 西 7 広 島 1.8 中 部 1.6 函 館 1.0 成 田 0.8 首 都 圏 3.5 首 都 圏 以 外 6.7 1. 対 象 としている 空 港 は 2006 年 度 から 存 在 する 空 港 で 2013 年 度 において 外 国 人 出 入 国 者 数 の 多 い 上 位 10 空 港 2. 出 典 : 法 務 省 出 入 国 管 理 統 計 国 土 交 通 省 航 空 局 作 成 週 あたりの 便 数 地 方 空 港 26 空 港 において 週 591 便 の 定 期 国 際 旅 客 便 が 就 航 就 航 都 市 数 :24 都 市 28

地方空港の利便性向上に向けた検討について 〇 訪日外国人旅行者の更なる増加に向けて 地方空港においても 積極的なポートセールスなどを行い 新規路線の誘致な どに取り組んでいく必要がある 〇 これと併せて 空港ターミナルビルの機能拡充や 空港関係者による旅客支援 CIQ体制の充実等 地方空港の利便性向 上に向けた検討が必要 旭川 ＣＩＱ常駐空港 新千歳 ＣＩＱ一部常駐空港 函館 ＣＩＱ全て非常駐空港 常駐していない空港においては 近隣の 港 合同庁舎等より出張にて対応 青森 秋田 新潟 小松 美保 福岡 北九州 長崎 熊本 広島 大分 松山 福島 富山 茨城 岡山 高松 仙台 関西 中部 静岡 羽田 成田 鹿児島 宮崎 那覇 29 航空局作成 ＬＣＣ及びビジネスジェットの参入促進 今後 航空需要はアジアを中心に増加することが予測されている 我が国においても 新規需要の喚起による航空需要の底上げ のため ＬＣＣやビジネスジェットの受入れ環境整備を図る必要がある 平成24年秋に 成田国際空港においてＬＣＣの暫定受入施設が供用開始されるとともに 同年10月に 関西国際空港において本 邦初のＬＣＣ専用ターミナルが供用開始された 今後もLCCの旺盛な就航が見込まれることを踏まえ 成田国際空港においては 平成26年度中にLCC専用ターミナルを整備することとしている その他 国際線ネットワークの形成においてインバウンド促進を考慮した取組が必要である LCC ローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略称 効率的な運営 により低価格の運賃で運航サービスを提供する航空会社を指す アジア中心に航空需要は今後増加 世界の航空旅客輸送量予測 ２０１１ ２０３１年 ＬＣＣの受入環境整備 空港使用料の引き下げ ＬＣＣターミナルの整備 訪日旅客増加に向けたプロモーション ビジネスジェットの受入環境整備 情報発信やビジネスジェットに関する規制緩和 空港における迅速な移動の確保に向けた検討 欧米ではLCCシェアは２~３割程度 世界のLCCシェア推移 出典 CAPA Centre for Aviation HP LCC需要増が航空需要増に貢献 欧州 座席キロ 億キロ LCCシェア(%) 30

我 が 国 へのLCC ( 低 コスト 航 空 会 社 )の 就 航 状 況 LCC( 低 コスト 航 空 会 社 )は 北 東 アジア 等 でも 急 成 長 しており 我 が 国 への 就 航 も 増 加 してきている 定 期 便 (13 社 ) (2014.9 中 旬 ) 国 地 域 航 空 会 社 乗 入 年 月 日 日 本 就 航 路 線 備 考 関 西 = 仁 川 (デイリー) 関 西 = 金 浦 (デイリー) チェジュ 航 空 09 年 3 月 20 日 中 部 = 金 浦 (デイリー) 福 岡 = 仁 川 (デイリー) 成 田 = 仁 川 (2デイリー) 韓 国 エアプサン ジンエアー 10 年 3 月 29 日 11 年 7 月 15 日 福 岡 = 釜 山 (2デイリー) 成 田 = 釜 山 (デイリー) 新 千 歳 = 仁 川 ( 週 4 便 ) 長 崎 = 仁 川 ( 週 3 便 ) 関 西 = 釜 山 (2デイリー) 沖 縄 = 仁 川 (デイリー) アシアナ 航 空 46% 出 資 大 韓 航 空 100% 出 資 イースター 航 空 11 年 5 月 5 日 成 田 = 仁 川 (デイリー) 関 西 = 仁 川 ( 週 9 便 ) ティーウェイ 航 空 11 年 12 月 20 日 福 岡 = 仁 川 (デイリー) 佐 賀 = 仁 川 ( 週 3 便 ) 新 千 歳 = 仁 川 ( 週 5 便 ) 中 国 春 秋 航 空 12 年 6 月 23 日 香 港 香 港 快 運 航 空 13 年 11 月 8 日 茨 城 = 上 海 ( 週 6 便 ) 高 松 = 上 海 ( 週 4 便 ) 関 西 = 上 海 (デイリー) 佐 賀 = 上 海 ( 週 3 便 ) 武 漢 - 関 西 - 天 津 ( 週 4 便 ) 天 津 - 関 西 - 重 慶 ( 週 3 便 ) 天 津 - 関 西 - 武 漢 ( 週 1 便 ) 重 慶 - 関 西 - 上 海 ( 浦 東 )( 週 3 便 ) 上 海 ( 浦 東 )- 関 西 - 武 漢 ( 週 3 便 ) 羽 田 = 香 港 (デイリー) 関 西 = 香 港 (2デイリー) 福 岡 = 香 港 (デイリー) 中 部 = 香 港 ( 週 6 便 ) シンガポール ジェットスターアジア 航 空 10 年 7 月 5 日 関 西 = 台 北 =シンガポール ( 週 11 便 ) 関 西 =マニラ=シンガポール ( 週 4 便 ) 福 岡 =バンコク=シンガポール (デイリー) カンタスグループ49% 出 資 スクート 12 年 10 月 29 日 成 田 = 台 北 =シンガポール (デイリー) シンガポール 航 空 100% 出 資 マレーシア エアアジアX 10 年 12 月 9 日 フィリピン セブパシフィック 航 空 08 年 11 月 20 日 羽 田 =クアラルンプール (デイリー) 関 西 =クアラルンプール (デイリー) 中 部 =クアラルンプール ( 週 4 便 ) 関 西 =マニラ ( 週 5 便 ) 成 田 =マニラ (デイリー) 中 部 =マニラ ( 週 4 便 ) タイ タイエアアジアX 14 年 9 月 1 日 成 田 =バンコク( 週 7 便 ) 関 西 =バンコク( 週 5 便 ) オーストラリア ジェットスター 航 空 07 年 3 月 25 日 成 田 =ゴールドコースト ( 週 7 便 ) 成 田 =ケアンズ (デイリー) 成 田 =メルボルン ( 週 4 便 ) ケアンズ- 関 西 -ケアンズ-メルボルン ( 週 5 便 ) カンタスグループ100% 出 資 31 4. 国 内 旅 行 振 興 32

国 民 1 人 当 たり 国 内 宿 泊 観 光 旅 行 の 回 数 及 び 宿 泊 数 の 推 移 4 2.00 1.78 1.71 3 宿 泊 数 ( 泊 ) 2 2.92 2.74 1.52 1.52 1.46 2.48 2.37 2.38 1.32 2.09 1.30 2.08 1.35 1.39 2.14 2.25 1.50 1.00 回 数 ( 回 ) 1 0.50 0 平 成 17 年 (2005 年 ) 平 成 18 年 (2006 年 ) 平 成 19 年 (2007 年 ) 平 成 20 年 (2008 年 ) 平 成 21 年 (2009 年 ) 平 成 22 年 (2010 年 ) 平 成 23 年 (2011 年 ) 平 成 24 年 (2012 年 ) 平 成 25 年 (2013 年 ) 0.00 宿 泊 数 宿 泊 観 光 旅 行 回 数 ( 注 )2008 年 までは 20 歳 から79 歳 までが 調 査 対 象 2009 年 以 降 は 全 年 齢 が 調 査 対 象 観 光 庁 旅 行 観 光 消 費 動 向 調 査 33 若 者 旅 行 振 興 に 係 るデータ 年 代 別 男 別 宿 泊 旅 ( 国 内 ) 実 施 率 の 推 移 〇 75 70 (%) 65 60 55 50 各 年 代 で 減 少 傾 向 にあり 特 に 若 い 男 性 の 宿 泊 旅 ( 国 内 )の 減 少 率 が い H16 年 度 H17 年 度 H18 年 度 H19 年 度 H20 年 度 H21 年 度 H22 年 度 H23 年 度 H24 年 度 H25 年 度 20~34 歳 男 性 20~34 歳 女 性 35~49 歳 男 性 35~49 歳 女 性 50~79 歳 男 性 50~79 歳 女 性 出 所 : じゃらん 宿 泊 旅 調 査 2013 宿 泊 を 伴 う 国 内 旅 海 外 旅 の 実 施 頻 度 ( 学 ( 専 学 校 学 学 院 ) 時 代 ) 〇 観 光 庁 が ったアンケート 調 査 によると 若 い 頃 によく 旅 した の が 旅 していない に べ になってもよく 旅 に く 傾 向 にある ゼロ 階 層 (n=1500) ゼロ 階 層 とは 直 近 1 年 以 内 に 宿 泊 を 伴 う 国 内 旅 及 び 海 外 旅 のいずれも 1 度 も 実 施 していない 者 を 指 している ゼロ 階 層 (n=1500) 出 所 : 将 来 的 な 商 品 化 に 向 けた 観 光 資 源 磨 きのモデル 調 査 務 ( 平 成 26 年 観 光 庁 ) 34

若 者 旅 行 振 興 の 取 組 (1) 今 しかできない 旅 がある 若 者 旅 行 を 応 援 する 観 光 庁 長 官 賞 の 創 設 今 しかできない 旅 がある をキャッチフレーズに 若 者 ( 特 に20 代 )の 旅 行 振 興 に 寄 与 した 地 方 公 共 団 体 NPO 企 個 人 等 の 取 組 の 第 2 回 目 募 集 を 平 成 25 年 12 月 から 募 集 を 行 い 受 賞 者 を 平 成 26 年 6 月 18 日 に 発 表 表 彰 式 は 平 成 26 年 6 月 25 日 に 開 催 第 1 回 若 者 旅 行 を 応 援 する 取 組 事 例 集 第 1 回 観 光 庁 長 官 賞 :trippiece( trippiece) http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/wakamono_zirei.html 第 2 回 観 光 庁 長 官 賞 : 社 会 問 題 発 信 型 のプラットフォーム 第 2 回 若 者 旅 行 を 応 援 する 取 組 事 例 集 リディラバのスタディツアー(( 一 社 )リディラバ Ridilover) http://www.mlit.go.jp/common/001043253.pdf (2) 若 旅 授 平 成 25 年 2 月 より 旅 に 出 たい 出 よう という 気 持 ちへの 働 き 掛 けを 行 うべく 旅 に 精 通 した 方 を 講 師 とし て 派 遣 し 学 生 に 旅 の 意 義 素 晴 らしさを 伝 える 若 旅 授 を 実 施 している 平 成 26 年 9 月 末 までに 計 10 校 において 実 施 < 実 績 > 品 川 女 子 学 院 高 校 神 田 外 語 学 院 文 教 大 学 千 葉 大 学 教 育 学 部 附 属 中 学 校 大 妻 多 摩 高 校 大 成 女 子 高 校 早 稲 田 大 学 東 洋 大 学 名 古 屋 市 立 高 校 都 立 蒲 田 高 校 ( 計 10 校 ) < 講 師 一 覧 > 新 居 奈 津 子 さん(トラベルズージャパン ) 石 田 言 行 さん( trippiece 代 表 取 締 役 ) 伊 藤 春 香 さん(ブロガー 作 家 ) 窪 咲 子 さん(トラベルライ ター) 世 古 奏 芽 さん( 日 本 航 空 ) 谷 口 朋 代 さん( 日 本 航 空 ) とまこ さん( 旅 作 家 料 理 冒 険 家 ) 松 澤 亜 美 さん(LunchTrip) 水 野 千 尋 ( ダイ ヤモンドビッグ 社 ) 等 (50 音 順 ) 35 観 光 地 域 づくり 情 報 発 信 に 向 けた 各 主 体 の 役 割 分 担 観 光 地 域 づくり 情 報 発 信 の 主 人 公 は 地 域 国 は 地 域 における 取 組 を 後 押 しするための 環 境 づくりや 支 援 を 実 施 地 域 地 方 公 共 団 体 ( 地 域 の 取 組 の 牽 引 情 報 発 信 ) 観 光 地 域 づくり 情 報 発 信 の 主 人 公 民 間 (コンテンツサービスの 提 供 ) 地 域 資 源 の 磨 き 上 げ 各 種 イベントプロモー ションの 実 施 ( 地 域 のPR) 地 域 づくりを 担 う 人 材 育 成 周 遊 ルートの 設 定 ( 地 域 内 広 域 ) 受 入 環 境 整 備 社 会 資 本 整 備 ( 道 路 景 観 交 通 等 ) 等 連 携 地 域 資 源 の 商 品 化 観 光 関 係 者 の 能 力 向 上 (おもてなしの 向 上 ) 宿 泊 施 設 の 機 能 向 上 異 種 間 の 連 携 ( 地 産 地 消 等 ) 等 各 地 域 の 特 性 を 活 かして 各 市 場 に 対 し 戦 略 的 なマーケティングを 実 施 国 制 度 づくり (CIQ ビザ 緩 和 等 ) 地 域 に 対 するコンサルティング 統 計 データの 提 供 旅 行 振 興 地 域 における 取 組 を 後 押 しするための 環 境 づくり 支 援 観 光 庁 広 域 連 携 のインキュベート 市 場 との 仲 介 地 域 づくりの 先 進 的 取 組 への 支 援 等 連 携 観 光 関 係 省 庁 社 会 資 本 の 整 備 自 然 環 境 の 保 全 利 活 用 促 進 景 観 形 成 地 域 公 共 交 通 の 活 性 化 等 36

これからの 観 光 地 域 づくり 1. 地 域 の お 宝 を 見 つけよう! ないものねだり あるもの 探 し 景 観 の 見 直 しや 応 用 埋 もれている 資 源 の 発 掘 等 地 域 の 原 風 景 や 歴 史 伝 統 な どを 活 かして わがまちならではの 魅 力 を 再 発 見 する 2. やる 気 ある 人 で 仲 間 づくり 組 織 づくりを 始 めよう! やる 気 のカラ 回 り 地 域 改 革 のエンジン 役 走 り 回 る 世 話 役 リーダー これに 協 力 するサポーター 冷 静 なアドバイザーが 中 核 となり 既 存 の 観 光 の 枠 にとらわれない 幅 広 い 種 や 住 民 の 参 画 を 促 進 する よそ 者 若 者 ばか 者 による 自 立 的 な 活 動 3. 誰 に 何 を どういう 方 法 でアピールするか 皆 で 考 えよう! 自 己 満 足 お 国 自 慢 売 れてなんぼ 市 場 の 調 査 観 光 メニューや 体 験 コースの 企 画 商 品 化 プロモーションのやり 方 等 草 の 根 でマーケティング 活 動 を 実 施 する 37 地 域 づくりの 取 組 と 連 携 した 観 光 地 域 の 例 観 光 資 源 のポテンシャルを 活 かした 地 方 の 創 生 については 観 光 立 国 実 現 に 向 けたアクションプログラム 2014 に 基 づき 以 下 のような 切 り 口 から 地 域 活 性 化 プラットフォーム( ) 等 と 連 携 し 地 域 の 個 性 を 活 かした 観 光 資 源 を 磨 き 上 げることが 重 要 ( ) 地 域 活 性 化 プラットフォーム 新 たな 活 力 ある 地 域 づくりのためのビジョン 具 体 化 に 向 けた 各 省 庁 連 携 によるワンストップ 支 援 体 制 1 魅 力 ある 空 間 の 形 成 ( 岐 阜 県 高 山 市 ) 2 美 しい 自 然 を 活 かして ( 北 海 道 知 床 ) 3 海 洋 観 光 の 展 開 ( 島 根 県 海 士 町 ) 歴 史 的 景 観 とバリアフリーの 相 乗 効 果 による 観 光 振 興 日 本 最 北 の 世 界 自 然 遺 産 で 観 光 と 保 護 の 両 立 離 島 のハンデを 克 服 した 観 光 システムづくり 国 選 定 重 要 伝 統 的 建 造 物 群 である 歴 史 遺 産 やバリアフリーに 配 慮 したまちづくりを 推 進 駅 周 辺 歴 史 的 地 区 とそれらを 結 ぶ 商 店 街 の 一 体 的 なを 実 現 振 興 により 観 光 活 性 化 4 豊 かな 農 山 漁 村 の 魅 力 ( 北 海 道 帯 広 市 ) 野 生 生 物 や 自 然 環 境 へ 配 慮 した 森 づく り 体 験 を 実 施 し 観 光 と 自 然 保 護 の 両 立 を 実 現 個 人 企 からの 支 援 を 得 て 旧 開 拓 地 の 自 然 復 帰 を 推 進 5 日 本 食 文 化 の 発 信 ( 三 重 県 鳥 羽 市 ) 島 の 漁 資 源 の 急 速 冷 凍 化 により 首 都 圏 等 への 販 路 拡 大 を 実 現 し 離 島 という 地 理 的 ハンデを 克 服 観 光 協 会 による 顧 客 管 理 の 徹 底 等 により リピーターの 確 保 や 移 住 者 の 増 加 が 実 現 6 文 化 資 源 科 学 技 術 との 連 携 ( 群 馬 県 富 岡 市 等 ) 農 の 優 位 性 を 活 かした 産 と 観 光 の 融 合 地 産 から 地 消 までを 観 光 客 とともに 創 りあげる 地 域 産 遺 産 を 核 とした 広 域 連 携 での 観 光 振 興 学 校 給 食 で 地 場 産 食 材 を 活 用 するな ど 地 産 地 消 による 6 次 産 化 を 推 進 地 産 地 消 レストラ ンや 専 門 ガイド 付 き 農 体 験 等 により 観 光 客 誘 致 を 推 進 豊 富 な 海 の 幸 を 活 かした 地 域 の 郷 土 料 理 に 地 元 大 学 の 専 門 家 による 監 修 を 加 え 鳥 羽 ならではの 健 康 食 を 観 光 客 へ 提 供 地 元 海 女 との 交 流 体 験 プログラムを 実 施 明 治 の 産 遺 産 と 現 在 の 企 群 を 産 観 光 の 資 源 と 位 置 づ け 広 域 連 携 での 観 光 客 誘 致 を 推 進 農 と 連 携 した 特 産 品 の 開 発 や 食 事 メ ニューの 提 供 により 観 光 客 へのおもてなし を 向 上 38

観 光 地 域 づくり 相 談 窓 は 観 光 まちづくりをサポートしています! 観 光 まちづくりによる 地 域 活 性 化 に 取 組 む 治 体 事 者 の 皆 様 お 気 軽 に 相 談 窓 へご 相 談 ください! どこに 相 談 したら 良 いんだろう? 他 の 地 域 ではどんな ことをしているのか? 国 の 機 関 による サポートはないか? こ ん な と き は 観 光 地 域 づくり 相 談 窓 は 地 運 輸 局 企 画 観 光 部 等 と 観 光 庁 観 光 地 域 振 興 部 に 設 置 しています 相 談 内 容 に 応 じて 先 進 事 例 によるアドバイス 他 府 省 庁 が 実 施 しているものも 含 めた 観 光 関 連 援 メニューの 紹 介 ( 国 交 通 省 観 光 庁 ほか 農 林 産 省 農 村 振 興 局 中 企 庁 経 営 援 部 など) 関 係 府 省 庁 や 部 局 への 橋 渡 しが 受 けられるほか 相 談 後 も 状 況 に 応 じて 適 切 なフォローを います 詳 しくは 観 光 庁 ホームページへ http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kankochi/madoguchi.html ( 観 光 庁 トップ 施 策 観 光 地 づくり 観 光 地 域 づくり 相 談 窓 ) 相 談 実 例 1 相 談 内 容 運 河 川 を 活 し 観 光 と 防 災 の から 地 域 振 興 を 図 りたい 何 かアドバイスや 援 制 度 はないか? 相 談 員 の 対 応 1 先 進 事 例 からアドバイザーとして ノウハウのあるNPO 法 を つけ 担 当 者 を 紹 介 2 援 制 度 として 内 閣 府 で 実 施 している 地 の 元 気 再 事 を 紹 介 相 談 者 は 協 議 会 を ち 上 げ 同 事 に 応 募 選 定 され 取 組 スタート 相 談 実 例 2 相 談 内 容 地 下 鉄 開 にあわせて 地 域 振 興 のために お 祭 り 会 館 ( 仮 称 ) を 建 設 したい 何 か 援 制 度 はないか? 相 談 員 の 対 応 援 制 度 として 整 備 局 で 実 施 している まちづくり 交 付 等 を 紹 介 相 談 員 が 整 備 局 へ 取 次 を い 担 当 者 も 紹 介 相 談 者 は 後 整 備 局 から 同 交 付 の 説 明 を 受 け 具 体 的 検 討 スタート 39 5. 観 光 産 について 40

観 光 産 のイメージ 観 光 産 は 旅 行 と 宿 泊 を 核 として 運 輸 飲 食 製 造 等 にまでまたがる 裾 野 の 広 い 産 分 野 平 成 24 年 の 旅 行 消 費 額 は22.5 兆 円 と 推 計 旅 行 サービス 旅 行 者 旅 行 商 品 の 造 成 やチケットの 手 配 等 を 行 う 事 者 旅 行 者 代 理 者 旅 行 者 と 旅 行 商 品 の 代 理 販 売 契 約 を 結 んだ 旅 行 代 理 店 宿 泊 ホテル 旅 館 地 域 の 観 光 客 受 け 入 れの 中 核 簡 易 宿 所 民 宿 ペンション 山 小 屋 ユースホステル 等 ランドオペレーター(ツアーオペレーター) 旅 行 者 の 依 頼 を 受 けて ホテルレストラン ガイド 等 の 現 地 手 配 を 行 う 専 門 の 者 添 乗 サービス 者 パッケージ 旅 行 に 同 行 し 旅 行 中 の 旅 行 者 の 案 内 や 安 全 管 理 等 の 添 乗 務 を 実 施 運 輸 航 空 事 者 鉄 道 事 者 バス 事 者 フェリー 事 者 等 旅 行 サービス 等 1.45 兆 円 運 輸 5.69 兆 円 農 林 水 産 0.24 兆 円 宿 泊 旅 行 消 費 額 ( 平 成 24 年 ) 22.5 兆 円 3.68 兆 円 観 光 資 源 娯 楽 施 設 食 料 品 産 1.76 兆 円 小 売 1.38 兆 円 飲 食 店 2.49 兆 円 娯 楽 施 設 遊 園 地 博 物 館 などのレクリエーション 施 設 小 売 店 飲 食 店 土 産 物 屋 などの 魅 力 発 信 の 中 核 製 造 者 名 産 品 やお 土 産 の 製 造 41 旅 行 の 概 要 旅 行 界 の 現 状 事 者 数 :9,978 社 ( 平 成 26 年 4 月 時 点 ) 第 1 種 :696 第 2 種 :2,777 第 3 種 :5,625 地 域 限 定 :45 代 理 :835 従 者 数 :10 万 9 千 人 ( 平 成 21 年 ) 主 な 旅 行 会 社 ( 取 扱 額 上 位 ):1JTBグループ(14 社 ) 2KNT-CTホールディングス(9 社 ) 3 日 本 旅 行 4エイチアイエス 5 阪 急 交 通 社 旅 行 者 における 旅 行 取 扱 額 の 推 移 旅 行 取 扱 額 ( 単 位 兆 円 ) 8.00 7.00 6.00 5.00 4.00 3.00 2.00 1.00 5.62 3.31 3.31 3.21 3.19 2.27 5.15 1.81 5.63 5.70 2.39 2.49 6.66 6.82 6.44 3.94 4.06 3.95 2.66 2.69 2.42 6.49 6.08 6.26 6.04 5.76 3.74 3.82 3.77 3.90 4.13 1.96 2.19 2.22 2.29 2.27 国 内 旅 行 海 外 旅 行 総 取 扱 額 0.00 14 2002 年 度 15 2003 年 度 162004 年 度 17 2005 年 度 182006 年 度 19 2007 年 度 20 2008 年 度 2009 21 年 度 22 2010 年 度 23 2011 年 度 2012 24 年 度 25 2013 年 度 ( 平 成 ) 出 典 : 主 要 旅 行 者 旅 行 取 扱 状 況 年 度 総 計 観 光 庁 訪 日 外 国 人 旅 行 取 扱 の 状 況 国 内 の 旅 行 者 における 訪 日 外 国 人 旅 行 取 扱 額 は 旅 行 取 扱 額 全 体 の1% 程 度 訪 日 外 国 人 旅 行 1% 日 本 人 国 内 旅 行 64% 日 本 人 海 外 旅 行 35% 旅 行 取 扱 区 分 別 割 合 ( 平 成 25 年 度 ) 取 扱 額 ( 億 円 ) 1000 800 600 400 200 0 832 625 621 634 660 497 539 458 292 出 典 : 主 要 旅 行 者 旅 行 取 扱 状 況 年 度 総 計 観 光 庁 17 年 度 18 年 度 19 年 度 20 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 ( 平 成 ) 42

旅 行 を 取 り 巻 く 状 況 課 題 1. インターネット 取 引 の 増 加 海 外 OTA の 台 頭 スマートフォン タブレットの 普 及 に 伴 い 航 空 券 や 宿 泊 施 設 の 予 約 について 楽 天 じゃらん 等 の OTA(インターネット 旅 行 会 社 )の 利 用 者 が 急 増 Expedia, Agoda 等 の 海 外 OTAも 日 本 市 場 に 進 出 OTAOnline Travel Agent 2. アウトバウンド 中 心 の 事 形 態 であり インバウンド 取 り 込 みへの 対 応 の 遅 れ 国 内 旅 行 者 における 訪 日 外 国 人 旅 行 者 取 扱 額 は 旅 行 取 扱 額 全 体 の1% 程 度 に 留 まる ( 参 考 : 旅 行 取 扱 額 の 内 訳 ) 日 本 人 国 内 旅 行 :64% 日 本 人 海 外 旅 行 :35% 訪 日 外 国 人 旅 行 :1%( 平 成 25 年 度 ) 3. 運 輸 サービスの 乗 車 券 手 配 や 宿 泊 施 設 を 仲 介 して 手 数 料 を 収 受 する 収 益 性 の 低 い 旧 来 のビジネスモデルが 依 然 として 多 い 4. 旅 行 制 度 の 見 直 し 43 宿 泊 の 概 要 宿 泊 の 現 状 宿 泊 施 設 数 :80,412 施 設 ( 平 成 25 年 3 月 現 在 ) ホテル:9,796( 客 室 数 814,984) 旅 館 :44,744( 客 室 数 740,977) 簡 易 宿 所 :25,071 下 宿 :801 国 際 観 光 ホテル 旅 館 数 : 登 録 数 :2,584 施 設 ( 平 成 26 年 7 月 末 現 在 ) 登 録 ホテル:987 登 録 旅 館 :1,597 市 場 規 模 :2.71 兆 円 ( 平 成 24 年 ) 従 者 数 :69 万 人 (ホテル 旅 館 )( 平 成 21 年 ) 国 内 観 光 旅 行 1 人 当 たり 宿 泊 数 :2.25 泊 ( 平 成 25 年 ) 延 べ 宿 泊 者 数 :4 億 6,589 万 人 泊 ( 日 本 人 :4 億 3,239 万 人 泊 )( 平 成 25 年 ) ホテルの 軒 数 と 客 室 数 の 推 移 ( 室 ) ( 軒 ) 900,000 800,000 700,000 600,000 500,000 400,000 300,000 200,000 軒 数 +82% 客 室 数 +105% (91~13の 伸 び 率 ) 10,000 9,000 8,000 7,000 6,000 5,000 4,000 旅 館 の 軒 数 と 客 室 数 の 推 移 ( 軒 ) 軒 数 軒 数 -41% -41% 客 室 数 客 -27% 室 数 -27% (91~13 (91~13 伸 び 率 伸 ) び 率 ) 3,000 500,000 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516171819202122232425 ( 年 ) 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 客 室 数 軒 数 出 典 : 生 活 衛 生 関 係 営 施 設 数 調 べ 厚 生 労 働 省 各 年 3 月 現 在 の 数 値 客 室 数 軒 数 ( 室 ) 1,000,000 900,000 800,000 700,000 600,000 80,000 75,000 70,000 65,000 60,000 55,000 50,000 45,000 40,000 ( 年 ) ( 百 万 人 ) 500 400 300 200 3 億 900 万 3 億 1,000 万 3 億 100 万 年 別 延 べ 宿 泊 者 数 (うち 外 国 人 延 べ 宿 泊 者 数 )の 推 移 4 億 1,300 万 4 億 1,700 万 4 億 4,000 万 4 億 6,600 万 100 0 2,300 万 2,200 万 1,800 万 2,800 万 1,800 万 2,600 万 3,400 万 平 成 19 年 平 成 20 年 平 成 21 年 平 成 22 年 平 成 23 年 平 成 24 年 平 成 25 年 延 べ 宿 泊 者 数 外 国 人 延 べ 宿 泊 者 数 ( 内 数 ) ( 注 ) 平 成 22 年 4 月 以 降 は 全 ての 施 設 の 集 計 値 であり それ 以 前 は 従 者 数 10 人 以 上 の 施 設 で 集 計 ( 出 典 : 観 光 庁 宿 泊 旅 行 統 計 調 査 報 告 ) 44

宿 泊 を 取 り 巻 く 状 況 課 題 1. 宿 泊 ニーズの 偏 在 施 設 エリア 時 期 等 により 需 要 の 偏 在 が 大 きい 状 況 東 京 圏 大 阪 圏 では ホテルの 客 室 稼 働 率 が90% 近 くまで 上 昇 する 一 方 地 方 部 では70% 程 度 また 旅 館 は 更 に 低 い 稼 働 率 2. 経 営 意 識 の 問 題 ( 特 に 旅 館 ) 旅 行 会 社 任 せの 集 客 外 国 人 受 入 に 対 する 抵 抗 感 部 門 別 の 管 理 会 計 ができていない 等 対 外 的 な 情 報 発 信 が 脆 弱 ( 特 に 外 国 語 ウェブサイト) 3. 民 泊 ニーズの 高 まり 自 分 の 別 荘 空 き 物 件 を 旅 行 者 に 貸 したいニーズ 一 般 家 庭 に 滞 在 したい 旅 行 者 などの 民 泊 ニーズの 高 まり 4. 耐 震 改 修 への 対 応 自 治 体 によって 支 援 内 容 に 差 異 45 旅 館 ホテル 等 の 客 室 稼 働 率 について 夏 季 をピークとして 年 間 を 通 して 客 室 稼 働 率 に 大 きな 変 動 がある 施 設 別 では ホテルは 高 く 旅 館 は 低 い 地 域 別 では 都 市 圏 ( 特 に 東 京 )で 高 く 地 方 圏 で 低 い 傾 向 がある 90.0% 80.0% 70.0% 60.0% 50.0% 40.0% 30.0% 100.0% 80.0% 60.0% 40.0% 20.0% シティホテル 旅 館 の 年 別 客 室 稼 働 率 ( 注 ) 平 成 25 年 地 域 別 客 室 稼 働 率 ( 全 体 ) 平 成 25 年 1~3 月 4~6 月 7~9 月 10~12 月 21 年 22 年 23 年 24 年 25 年 シティホテル( 全 国 ) シティホテル( 東 京 ) 旅 館 ( 全 国 ) ( 平 成 ) 平 成 25 年 月 別 客 室 稼 働 率 全 体 シティホテル 旅 館 北 海 道 48.5% 49.8% 72.4% 53.9% 東 北 45.4% 50.4% 56.2% 52.2% 北 陸 信 越 37.1% 36.3% 47.8% 39.7% 関 東 61.4% 63.7% 67.8% 67.0% うち 東 京 77.7% 81.7% 80.9% 84.1% 中 部 46.6% 45.3% 53.8% 53.3% 近 畿 57.8% 61.0% 65.5% 65.0% 中 国 48.0% 53.3% 58.9% 57.1% 四 国 43.2% 44.3% 49.8% 47.4% 九 州 51.0% 50.3% 56.3% 54.7% 沖 縄 55.2% 53.3% 62.6% 56.5% 全 国 51.3% 52.8% 60.2% 56.8% ( 出 典 : 観 光 庁 宿 泊 旅 行 統 計 調 査 報 告 ) 客 室 稼 働 率 : 利 用 客 室 数 を 総 客 室 数 で 除 して 算 出 したものをいい 総 客 室 数 とは 客 室 数 に 各 月 の 日 数 を 乗 じて 算 出 したものをいう ( 注 ) 平 成 22 年 第 二 四 半 期 より 従 者 数 9 人 以 下 を 含 む 全 宿 泊 施 設 へ 調 査 対 象 を 拡 充 46

宿 泊 における 非 正 規 労 働 者 の 状 況 ホテル 旅 館 における 従 者 のうち 非 正 規 労 働 者 ( 非 正 規 雇 用 者 臨 時 雇 用 者 )の 割 合 は58%と 全 産 の 平 均 以 上 需 要 の 季 節 変 動 が 大 きいホテル 旅 館 では オフシーズンでも 最 低 限 必 要 な 労 働 力 は 正 規 雇 用 で 確 保 している 一 方 で 夏 休 み 等 の 稼 働 率 が 高 い 時 期 にのみ 必 要 な 労 働 力 は 非 正 規 の 雇 用 で 確 保 しているこ とが ホテル 旅 館 の 正 規 雇 用 割 合 が 低 い 要 因 のひとつ 種 別 雇 用 形 態 正 規 雇 用 者 非 正 規 雇 用 者 臨 時 雇 用 者 6% 32% 23% 14% 12% 23% 19% 4% 7% 10% 15% 3% 20% 1% 7% 3% 12% 5% 6% 25% 43% 1% 17% 5% 29% 11% 6% 7% 31% 30% 3% 24% 10% 42% 2% 10% 34% 65% 62% 43% 64% 69% 86% 77% 77% 92% 86% 71% 51% 82% 66% 63% 63% 73% 48% 88% 24% 全 産 農 林 漁 鉱 建 設 製 造 仮 に 年 間 を 通 じて 客 室 稼 働 率 が 平 準 化 すれば 必 要 な 労 働 力 の 季 節 変 動 が 解 消 されつつ 安 定 的 な 正 規 雇 用 の ニーズも 高 まり 正 規 雇 用 の 求 人 が 増 加 することで 雇 用 対 策 にも 寄 与 電 気 ガ ス 情 報 通 信 運 輸 郵 便 卸 売 小 売 ホテル 旅 館 金 融 保 険 不 動 産 飲 食 店 宿 泊 医 療 福 祉 教 育 学 習 支 援 複 合 サ ー ビ ス 事 サ ー ビ 他 ス ) ( そ の 公 務 ( そ の 他 ) 43% 45% 13% 出 典 : 経 済 センサス 基 礎 調 査 ( 平 成 21 年 ) 総 務 省 47