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付 属 資 料 1 事 業 事 前 評 価 表 ( 開 発 調 査 ) 1. 案 件 名 首 都 周 辺 風 砂 被 害 地 域 植 生 回 復 モデル 計 画 調 査 2. 協 力 概 要 (1) 事 業 の 目 的 本 事 業 の 目 的 は 北 京 や 天 津 周 辺 への 風 砂 被 害 を 軽 減 するための 森 林 植 生 回 復 に 係 る 実 施 計 画 を 策 定 することである また 本 調 査 の 期 間 中 調 査 に 参 画 する 中 国 側 カウンターパートに 対 し 調 査 業 務 を 通 じ 技 術 移 転 を 行 うとともに 実 施 計 画 の 事 例 提 示 のためのモデル 林 造 成 支 援 も 行 う 結 果 中 国 側 が 森 林 植 生 回 復 に 関 する 事 業 を 計 画 的 に 実 施 できるようになることを 目 的 とする (2) 調 査 期 間 2007 年 3 月 ~2010 年 2 月 (3) 総 調 査 費 用 約 3.5 億 円 (4) 協 力 相 手 先 機 関 市 や 省 レベルの 行 政 組 織 である 北 京 市 園 林 緑 化 局 及 び 河 北 省 林 業 局 また 区 や 県 レ ベルの 行 政 組 織 である 北 京 市 門 頭 溝 区 昌 平 区 延 慶 県 河 北 省 懐 来 県 の 各 林 業 局 を 実 施 機 関 とする 総 括 的 な 実 施 責 任 機 関 は 北 京 市 園 林 緑 化 局 である (5) 計 画 の 対 象 ( 対 象 分 野 対 象 規 模 等 ) (a) 対 象 分 野 : 森 林 自 然 環 境 の 保 全 (b) 対 象 規 模 等 : 北 京 市 門 頭 溝 区 昌 平 区 延 慶 県 河 北 省 懐 来 県 ( 以 下 4 区 県 とい う)の 合 計 面 積 6,617 平 方 km 3. 協 力 の 必 要 性 位 置 付 け (1) 現 状 及 び 問 題 点 中 国 では 砂 漠 化 した 土 地 は 263 万 6200 平 方 km(2004 年 )で 国 土 面 積 の 27.46% にも 達 している 砂 漠 化 した 土 地 は 年 平 均 3,436 平 方 km(1994~1999 年 の 観 測 平 均 )のペースで 拡 大 し 続 けていたが 2000~2004 年 の 観 測 では 年 平 均 1,283 平 方 km と 初 めて 減 少 に 転 じた しかしながら 依 然 として 砂 漠 化 した 土 地 は 広 大 で 自 然 環 境 の 厳 しさもあり 植 林 等 により 砂 漠 化 対 策 を 実 施 しているものの 生 態 環 境 の 回 復 や 維 持 のレベルに 達 したとは 言 い 難 い 状 況 にある また 面 積 だけでなく 植 林 した 苗 の 活 着 率 などの 砂 漠 化 対 策 技 術 の 質 の 向 上 自 然 環 境 条 件 が 厳 しいなかでの 保 存 率 ( 植 林 3 年 後 の 活 着 率 )や 維 持 管 理 の 質 の 向 上 等 課 題 も 多 い 中 国 の 首 都 であり 人 口 が 集 中 する 北 京 やその 周 辺 都 市 の 天 津 市 周 辺 へは 内 モン ゴル 地 域 などの 砂 漠 化 した 土 地 から 北 西 の 風 により 本 調 査 対 象 地 域 並 びに 首 都 周 辺 に 砂 が 舞 い 降 りている この 風 砂 の 被 害 は 道 路 や 空 路 などの 交 通 への 影 響 だけで 無 く 呼 吸 器 系 など 人 体 への 影 響 も 懸 念 されている また こうした 砂 は 中 国 国 内 だ けでなく 大 韓 民 国 や 日 本 へ 黄 砂 として 飛 来 している このような 状 況 下 中 国 政 府 は 風 砂 対 策 として 北 京 天 津 風 砂 源 整 備 事 業 を 実 施 している しかし 北 京 天 津 風 砂 源 整 備 事 業 の 具 体 的 な 実 施 計 画 を 策 定 する 県 では 計 画 策 定 のための 調 査 が 十 分 に 行 われず 計 画 策 定 能 力 も 十 分 ではない 具 体 的 には 国 から 市 や 省 その 後 県 に 割 り 振 られた 予 算 をもとに 算 出 した 実 施 可 能 な 面 185

積 を 前 年 度 事 業 実 施 した 区 域 の 近 隣 地 へ 機 械 的 に 割 り 振 るなどの 単 純 な 方 法 による 計 画 策 定 など 自 然 環 境 との 整 合 性 も 十 分 にとれないものとなっている また 河 川 周 辺 の 事 業 実 施 や 農 地 周 辺 の 事 業 実 施 などは 県 の 河 川 部 局 や 農 政 部 局 などとの 調 整 を 図 る 必 要 があるが それらの 調 整 をとった 計 画 とはなっていない このため 県 が 事 業 を 実 施 するに 当 たり いかに 現 実 的 でかつ 他 部 門 との 調 整 を 図 った 計 画 策 定 を 行 っていくかが 課 題 となっている (2) 相 手 国 政 府 の 国 家 政 策 上 の 位 置 づけ 中 国 政 府 は 2002 年 1 月 に 世 界 で 初 の 砂 漠 化 防 止 に 関 する 法 律 防 沙 治 沙 法 を 施 行 している また 2006 年 3 月 日 本 の 国 会 にあたる 全 国 人 民 代 表 大 会 ( 以 下 全 人 代 という) において 中 華 人 民 共 和 国 国 民 経 済 社 会 第 11 次 5 カ 年 規 画 綱 要 が 発 表 され 1 内 需 拡 大 2 産 業 構 造 の 最 適 化 3 省 資 源 環 境 保 護 4 自 主 的 創 造 革 新 5 改 革 開 放 の 深 化 6 人 間 主 体 理 念 の 確 立 の 6 つの 立 脚 を 最 優 先 課 題 としている そ のうちの 省 資 源 環 境 保 護 については 生 態 環 境 の 悪 化 傾 向 を 基 本 的 に 抑 制 す る ことと 森 林 被 覆 率 を 20%に 引 き 上 げる ことが 2010 年 までの 目 標 とされてい る また 林 業 部 門 の 第 11 次 5 カ 年 計 画 においての 重 点 項 目 としては 土 地 の 砂 漠 化 や 劣 化 の 防 止 があげられている 事 業 実 施 面 では 中 国 政 府 は 1999 年 に 全 国 生 態 環 境 建 設 計 画 を 策 定 し その 中 で 2050 年 までの 既 存 の 天 然 林 及 び 野 生 動 植 物 資 源 に 対 する 保 護 植 林 植 草 水 土 流 失 の 防 止 整 備 砂 漠 化 防 止 の 強 化 を 目 指 した 実 行 計 画 や 目 標 を 示 している ま た 全 国 生 態 環 境 建 設 計 画 においては 全 国 に 8 つの 生 態 環 境 建 設 区 が 設 定 され 本 調 査 の 調 査 対 象 地 域 が 含 まれる 華 北 エリアは 東 北 西 北 を 合 わせた 三 北 とし て 三 北 風 砂 防 止 総 合 整 備 区 に 指 定 されている 同 生 態 環 境 建 設 区 について 打 ち 出 された 砂 漠 化 した 土 地 の 緑 化 被 覆 を 積 極 的 に 展 開 し 砂 漠 化 を 食 い 止 める とい う 戦 略 のもと 国 家 事 業 として 北 京 天 津 風 砂 源 整 備 事 業 が 中 国 の 生 態 環 境 保 全 回 復 のための 6 大 林 業 重 点 事 業 の 一 つとして 実 施 されている 具 体 的 には 北 京 天 津 風 砂 源 整 備 事 業 では 北 京 天 津 河 北 山 西 内 モンゴルの 5 省 自 治 区 直 轄 市 を 対 象 に 封 山 育 林 ( 山 地 を 保 護 し 森 林 草 地 を 育 成 する) 人 工 造 林 退 耕 還 林 ( 傾 斜 地 など 農 作 物 の 栽 培 に 適 しない 耕 地 を 林 地 に 戻 す) 砂 地 の 改 善 など の 事 業 を 実 施 している 本 調 査 は 同 事 業 の 実 際 の 事 業 実 施 主 体 である 県 における 同 事 業 の 計 画 作 成 を 支 援 するものである よって 北 京 や 天 津 周 辺 への 風 砂 被 害 を 軽 減 するための 森 林 植 生 回 復 に 係 る 実 施 計 画 を 策 定 することを 目 的 とする 本 調 査 の 実 施 は 中 国 の 国 家 政 策 に 合 致 している (3) 他 国 機 関 の 関 連 事 業 との 整 合 性 北 京 周 辺 地 域 の 森 林 自 然 環 境 の 保 全 分 野 においては ドイツ アメリカ 韓 国 マレーシアの 4 カ 国 が 協 力 支 援 している 具 体 的 には ドイツ GTZ の 密 雲 ダム 流 域 の 保 護 と 経 営 プロジェクト (1998~2007 年 第 1 2 3 期 で 500 万 ユーロ) アメ リカ 国 家 林 業 局 の 米 中 合 作 森 林 健 康 プロジェクト (2004~2009 年 60 万 ドル) 韓 国 KOICA の 密 雲 ダム 集 水 区 水 源 保 護 林 モデルプロジェクト (2001~2004 年 100 万 ドル) マレーシア 政 府 パーム オイル ボード(MPOB)の 中 国 の 防 砂 治 砂 事 業 におけるパーム 繊 維 マット 応 用 の 実 験 研 究 プロジェクト (2002~2006 年 94 万 ドル) 及 びマレーシア 政 府 の マ 中 友 好 林 プロジェクト (2004~2006 年 11 万 ドル)な どの 協 力 プロジェクトが 挙 げられる これらのプロジェクトは 土 砂 流 出 防 止 や 森 林 植 生 の 回 復 が 目 的 であり 本 調 査 は 中 国 特 に 北 京 周 辺 の 森 林 自 然 環 境 の 保 全 分 野 におけるドナー コミュニティの 支 援 の 方 向 性 と 合 致 している また 他 ドナーの 関 連 支 援 特 に 密 雲 ダム 流 域 に 関 するプロジェクトの 成 果 は 本 調 査 の 対 象 地 域 の 官 庁 ダム 流 域 部 分 に 関 する 計 画 に 対 して 活 用 が 期 待 される また 186

同 様 に 防 砂 治 砂 事 業 におけるマルチングに 関 するプロジェクト 成 果 は 風 砂 発 生 抑 制 の 手 段 検 討 のための 参 考 となり 得 る なお 本 調 査 は 植 生 回 復 のための 実 施 計 画 作 成 支 援 を 目 的 としており 他 ドナーの 実 証 的 事 業 の 成 果 を 活 用 することが 可 能 で 相 乗 効 果 は 期 待 できるが これらドナーのプロジェクトと 本 調 査 との 事 業 上 の 重 複 はない (4) 我 が 国 援 助 政 策 との 関 連 JICA 国 別 事 業 実 施 計 画 上 の 位 置 づけ 我 が 国 の 援 助 政 策 では 対 中 国 別 援 助 計 画 における 援 助 重 点 分 野 として 6 項 目 があ げられ その 第 一 番 目 として 環 境 問 題 など 地 球 的 規 模 の 問 題 に 対 処 するための 協 力 を 掲 げている そして 汚 染 や 破 壊 が 深 刻 になっている 環 境 や 生 態 系 の 保 全 内 陸 部 の 生 活 向 上 や 社 会 開 発 人 材 育 成 制 度 作 り 技 術 移 転 などを 中 心 とするソフト 分 野 の 協 力 をより 重 視 し また 日 中 間 の 相 互 理 解 促 進 に 資 するよう 一 層 の 努 力 を 払 うこと としている JICA 国 別 事 業 実 施 計 画 では 上 述 の 援 助 重 点 分 野 を 受 け 環 境 問 題 など 地 球 的 規 模 の 問 題 に 対 処 するための 協 力 を JICA 協 力 の 基 本 的 な 考 え 方 の 一 つとしている その 中 で 生 態 系 の 維 持 回 復 ( 生 態 環 境 建 設 ) を 重 点 開 発 課 題 としており 東 ア ジア 圏 全 体 に 広 く 影 響 を 与 える 問 題 にも 取 り 組 む 必 要 があるとしている この 開 発 課 題 については 中 国 の 森 林 被 覆 率 の 低 さと 砂 漠 化 という 深 刻 な 問 題 を 踏 まえ 生 態 環 境 建 設 事 業 に 対 する 協 力 を 行 うこととしている 本 調 査 は この 開 発 課 題 を 解 決 して いくための 森 林 自 然 環 境 の 保 全 プログラムに 位 置 付 けられ 生 態 環 境 建 設 事 業 である 北 京 天 津 風 砂 源 整 備 事 業 に 寄 与 する 協 力 である 4. 協 力 の 枠 組 み (1) 調 査 項 目 本 調 査 は 大 きく 分 けて 3 つの 調 査 から 構 成 されている 第 一 段 階 の 基 礎 調 査 分 析 では 中 国 側 で 実 施 中 の 事 業 及 び 既 存 計 画 の 課 題 分 析 と 対 象 地 域 の 自 然 環 境 状 況 や 土 地 利 用 状 況 などを 調 査 し それらの 結 果 を 反 映 し 森 林 植 生 回 復 に 係 る 実 施 計 画 策 定 に 必 要 な 地 理 情 報 システム( 以 下 GIS という)を 構 築 する 第 二 段 階 の 4 区 県 毎 の 森 林 植 生 回 復 のための 実 施 計 画 策 定 支 援 では GIS を 利 用 して 本 調 査 対 象 地 域 のゾーニングを 行 い 森 林 植 生 回 復 に 必 要 な 事 業 の 実 施 計 画 を 立 てる 第 三 段 階 の 実 施 計 画 の 事 例 提 示 のためのモデル 林 造 成 支 援 では モデル 林 造 成 を 行 い 森 林 植 生 回 復 技 術 を 含 めた 実 施 計 画 を 視 覚 的 に 事 例 提 示 する また 住 民 参 加 による 造 成 も 促 し 普 及 啓 発 の 場 とする なお モデル 林 は 本 調 査 後 中 国 側 が 森 林 植 生 回 復 のための 事 業 促 進 に 活 用 し 森 林 植 生 回 復 技 術 の 継 続 検 証 を 併 せて 行 う なお 詳 細 は 次 のとおり (a) 基 礎 調 査 分 析 中 国 側 で 実 施 中 の 北 京 天 津 風 砂 源 整 備 事 業 及 び 事 業 計 画 対 象 地 域 の 自 然 環 境 条 件 ( 地 形 気 象 地 質 土 壌 植 生 河 川 など) 対 象 地 域 の 土 地 利 用 状 況 ( 土 地 利 用 形 態 国 立 公 園 保 護 地 区 生 態 的 に 重 要 な 生 息 地 歴 史 文 化 的 価 値 を 有 する 地 域 農 地 砂 利 採 取 地 またその 所 管 官 庁 など) 対 象 地 域 の 社 会 経 済 状 況 ( 人 口 民 族 構 成 世 帯 社 会 構 造 住 民 意 識 地 域 経 済 インフラ 整 備 生 計 手 段 貧 困 層 の 割 合 収 入 など) 地 図 衛 星 写 真 航 空 写 真 の 検 討 入 手 及 び GIS でのデータベースの 作 成 (b)4 区 県 毎 の 森 林 植 生 回 復 のための 実 施 計 画 策 定 支 援 現 地 に 即 した 森 林 植 生 回 復 技 術 をとりまとめ マニュアルを 作 成 計 画 策 定 にあたって 関 係 機 関 との 調 整 土 地 の 自 然 環 境 条 件 などの 基 礎 データより 土 地 に 求 める 機 能 に 応 じて 目 指 すべき 森 林 植 生 毎 にゾーニングを 実 施 187

ゾーニングに 基 づく 具 体 的 な 事 業 量 や 普 及 啓 発 に 関 する 項 目 などを 含 む 実 施 計 画 の 策 定 (c) 実 施 計 画 の 事 例 提 示 のためのモデル 林 造 成 支 援 中 国 側 で 実 施 済 みの 事 業 箇 所 の 優 良 事 例 の 選 抜 調 査 対 象 地 域 から 自 然 環 境 条 件 社 会 条 件 土 地 利 用 状 況 を 類 型 化 し 汎 用 性 のあ る 特 徴 的 な 箇 所 を 選 定 し 600ha のモデルエリアを 設 定 森 林 植 生 回 復 における 住 民 自 身 の 能 力 に 関 する 意 識 調 査 住 民 参 加 が 可 能 な 防 風 林 造 成 などの 森 林 植 生 回 復 活 動 や 保 育 管 理 手 法 の 検 討 普 及 啓 発 用 資 料 等 の 作 成 住 民 による 樹 種 検 討 などのプロセスを 経 た 新 規 モデル 林 造 成 支 援 普 及 啓 発 活 動 支 援 普 及 啓 発 活 動 のモニタリング 及 び 評 価 (2)アウトプット( 成 果 ) (a)4 区 県 での 森 林 植 生 回 復 のための 実 施 計 画 (ファイナルレポート) (b) 実 施 計 画 策 定 のプロセスをまとめたガイドライン (c) 実 施 計 画 の 事 例 提 示 のためのモデル 林 (d) 森 林 植 生 回 復 技 術 マニュアル なお 調 査 活 動 を 通 じてカウンターパート 機 関 における 計 画 策 定 に 必 要 な 基 礎 的 な 能 力 向 上 が 図 られる また これらの 成 果 知 見 については 現 在 実 施 中 の 日 中 林 業 生 態 研 修 センター 計 画 ( 技 術 協 力 プロジェクト)を 通 じて 他 の 地 域 にも 普 及 する (3)インプット( 投 入 ): 以 下 の 投 入 による 調 査 の 実 施 (a)コンサルタント( 分 野 / 人 数 ) 1 総 括 /1 人 2 森 林 植 生 回 復 計 画 分 野 /1 人 3 森 林 植 生 回 復 技 術 分 野 /1 人 4 地 理 情 報 分 野 /1 人 5 住 民 参 加 分 野 /1 人 (b)その 他 研 修 員 受 入 れ 1 研 修 員 受 入 れ( 森 林 植 生 回 復 計 画 策 定 地 理 情 報 システムなど) 2 調 査 に 必 要 な 資 機 材 の 購 入 ( 調 査 用 車 両 GIS 衛 星 写 真 など) 5. 協 力 終 了 後 に 達 成 が 期 待 される 目 標 (1) 提 案 計 画 の 活 用 目 標 14 区 県 において 本 調 査 で 策 定 される 森 林 植 生 回 復 のための 実 施 計 画 に 基 づいた 北 京 天 津 風 砂 源 整 備 事 業 及 びその 後 継 事 業 が 実 施 される 24 区 県 において 中 国 側 独 自 で 実 施 計 画 を 改 善 発 展 させ 4 区 県 が 北 京 天 津 風 砂 源 整 備 事 業 及 びその 後 継 事 業 を 計 画 的 に 実 施 できるようになる (2) 活 用 による 達 成 目 標 14 区 県 における 森 林 被 覆 率 が 向 上 する 2その 他 の 県 ( 特 に 北 京 天 津 風 砂 源 整 備 事 業 を 実 施 している 71 の 県 )において 4 区 県 を 対 象 に 策 定 された 実 施 計 画 と 実 施 計 画 策 定 のためのガイドラインを 参 考 に して 他 県 が 実 施 計 画 の 策 定 に 取 り 組 む 6. 外 部 要 因 (1) 協 力 相 手 国 内 の 事 情 (a) 中 国 政 府 が 北 京 天 津 風 砂 源 整 備 事 業 またはその 後 継 事 業 に 対 し 必 要 な 予 算 措 188

置 を 行 い 継 続 して 事 業 を 実 施 する (b) 中 国 側 実 施 機 関 が 継 続 して 存 続 する あるいは 組 織 改 編 などが 生 じても 新 組 織 が その 業 務 を 引 き 継 ぐ また 継 続 して 職 員 が 配 置 される (2) 関 連 プロジェクトの 遅 れ 特 になし 7. 貧 困 ジェンダー 環 境 等 への 配 慮 本 調 査 は 2004 年 4 月 に JICA が 策 定 した 環 境 社 会 配 慮 ガイドライン に 従 って その 活 動 を 実 施 する 中 国 では 建 設 プロジェクト 実 施 に 際 して 環 境 影 響 評 価 (EIA)の 実 施 が 制 度 化 されてい るが 森 林 植 生 回 復 分 野 に 関 しては この 制 度 は 適 用 されない しかしながら 森 林 植 生 回 復 を 目 的 とするプロジェクトの 実 施 が 自 然 や 人 へ 予 想 外 の 望 ましくない 影 響 をもたら さないよう 十 分 配 慮 する 特 に モデル 林 造 成 支 援 活 動 に 当 たっては 非 自 発 的 住 民 移 転 が 生 じないよう また 国 立 公 園 や 保 護 対 象 地 域 等 以 外 のサイト 選 定 を 行 う 住 民 参 加 の 可 能 性 の 検 討 活 動 に 当 たっては 対 象 地 域 の 住 民 の 能 力 向 上 や 貧 困 層 の 生 計 向 上 ひいては 対 象 地 域 の 持 続 可 能 な 開 発 につながるよう 十 分 配 慮 する モデル 林 の 樹 種 の 選 定 などに 当 たっては 住 民 の 意 見 聴 取 のプロセスを 設 定 する その 意 見 聴 取 に 当 たっては 男 性 あるいは 女 性 に 偏 ったニーズとならないよう 注 意 し 本 調 査 に 反 映 されるよう 配 慮 する 8. 過 去 の 類 似 案 件 からの 教 訓 の 活 用 ベトナム 国 造 林 計 画 策 定 能 力 開 発 調 査 (2005 年 2 月 ~2008 年 3 月 予 定 )では ベト ナム 側 カウンターパート( 以 下 C/P という)のキャパシティ ディベロップメントを 常 に 念 頭 に 置 き 成 果 品 を JICA 調 査 団 単 独 ではなくベトナム 側 C/P との 共 同 作 業 を 通 じて 作 成 することで ベトナム 側 C/P が 必 要 な 知 識 及 び 技 術 を 習 得 することに 主 眼 をおいている 本 調 査 においても 日 本 側 調 査 団 による 一 時 的 な 作 業 効 率 性 よりも 中 国 側 の 自 立 発 展 性 を 重 視 し 共 同 作 業 を 通 じて 中 国 側 C/P の 自 然 環 境 調 査 能 力 やデータベースの 作 成 能 力 な どの 計 画 策 定 に 必 要 な 基 礎 的 な 能 力 向 上 を 目 指 す また 中 国 四 川 省 安 寧 河 流 域 造 林 計 画 (2000 年 7 月 ~2002 年 7 月 )においては 開 発 調 査 後 の 中 国 側 による 事 業 化 が 進 みにくかったことから 本 調 査 においては 4 区 県 の 農 業 などの 他 の 計 画 や 市 や 省 だけでなく 国 家 林 業 局 の 計 画 とそのサイクルを 合 わせるなど 常 に 開 発 調 査 後 の 事 業 化 を 念 頭 においた 計 画 策 定 を 行 う 9. 今 後 の 評 価 計 画 (1) 事 後 評 価 に 用 いる 指 標 (a) 活 用 の 進 捗 度 14 区 県 での 実 施 計 画 に 基 づいた 事 業 実 施 状 況 24 区 県 における 森 林 植 生 回 復 に 関 する 実 施 計 画 の 中 国 側 独 自 による 改 訂 状 況 (b) 活 用 による 達 成 目 標 の 指 標 14 区 県 における 森 林 被 覆 率 24 区 県 における 対 象 4 区 県 以 外 の 県 ( 特 に 北 京 天 津 風 砂 源 整 備 事 業 を 実 施 して いる 71 県 )からの 実 施 計 画 策 定 状 況 や 事 業 実 施 状 況 についての 視 察 調 査 数 3 対 象 4 区 県 以 外 の 県 における 本 調 査 で 策 定 された 4 区 県 の 森 林 植 生 回 復 のための 実 施 計 画 を 参 考 とした 実 施 計 画 策 定 取 り 組 み 県 数 (2) 上 記 (a)および(b)を 評 価 する 方 法 および 時 期 必 要 に 応 じ 本 調 査 終 了 3 年 後 にフォローアップ 調 査 を 実 施 する 189

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