別 表 29 保 険 料 の 払 込 免 除 の 対 象 となる 所 定 の 障 害 状 態 保 険 料 の 払 込 免 除 の 対 象 となる 所 定 の 障 害 状 態 とは 国 民 年 金 法 施 行 令 第 4 条 の6 別 表 昭 和 34 年 政 令 第 184 号 平 成 16 年 4 月 2 日 現 在 の 障 害 等 級 1 級 および2 級 ならびに 厚 生 年 金 保 険 法 施 行 令 第 3 条 の8 別 表 第 1 昭 和 29 年 政 令 第 110 号 平 成 16 年 4 月 2 日 現 在 に 定 める 程 度 の 障 害 の 状 態 下 表 があり かつ その 状 態 が 永 続 的 に 回 復 しない 状 態 をいいま す ⑴ 両 眼 の 視 力 が0.1 以 下 に 減 じたもの ⑵ 両 眼 の 視 野 が5 度 以 内 のもの ⑶ 両 耳 の 聴 力 が 40センチメートル 以 上 では 通 常 の 話 声 を 解 することができない 程 度 に 減 じたもの ⑷ 中 等 度 の 平 衡 機 能 の 障 害 のために 労 働 能 力 が 明 らかに 半 減 しているもの ⑸ そしゃくまたは 言 語 の 機 能 に 相 当 程 度 の 障 害 を 残 すもの ⑹ 脊 柱 の 機 能 に 著 しい 障 害 を 残 すもの ⑺ 一 上 肢 の3 大 関 節 のうち 2 関 節 の 用 を 廃 したもの ⑻ 一 下 肢 の3 大 関 節 のうち 2 関 節 の 用 を 廃 したもの ⑼ 長 管 状 骨 に 偽 関 節 を 残 し 運 動 機 能 に 著 しい 障 害 を 残 すもの ⑽ 一 上 肢 のおや 指 およびひとさし 指 を 失 ったものまたはおや 指 もしくはひとさし 指 を 併 せ 一 上 肢 の3 指 以 上 を 失 ったもの ⑾ おや 指 およびひとさし 指 を 併 せ 一 上 肢 の4 指 の 用 を 廃 したもの ⑿ 一 下 肢 をリスフラン 関 節 以 上 で 失 ったもの ⒀ 両 下 肢 の10 趾 の 用 を 廃 したもの ⒁ 体 幹 の 機 能 に 歩 くことができない 程 度 の 障 害 を 有 するもの ⒂ 前 各 号 に 掲 げるもののほか 身 体 の 機 能 に 労 働 が 著 しい 制 限 を 受 けるかまたは 労 働 に 著 しい 制 限 を 加 えるこ とを 必 要 とする 程 度 の 障 害 を 残 すもの ⒃ 精 神 または 神 経 系 統 に 労 働 が 著 しい 制 限 を 受 けるか または 労 働 に 著 しい 制 限 を 加 えることを 必 要 とする 程 度 の 障 害 を 残 すもの 備 考 1. 眼 の 障 害 ⑴ 視 力 障 害 1 視 力 の 測 定 は 万 国 式 試 視 力 表 またはそれと 同 一 原 理 によって 作 成 された 試 視 力 表 により 1 眼 ずつ きょう 正 視 力 について 測 定 します 2 両 眼 の 視 力 とは 両 眼 のそれぞれの 視 力 を 別 々に 測 定 した 数 値 をいいます ⑵ 視 野 障 害 1 視 野 は ゴールドマン 視 野 計 および 自 動 視 野 計 またはこれらに 準 ずるものを 用 いて 測 定 します ゴールドマン 視 野 計 を 用 いる 場 合 中 心 視 野 の 測 定 にはⅠ/2の 視 標 を 用 い 周 辺 視 野 の 測 定 にはⅠ/4の 視 標 を 用 います それ 以 外 の 測 定 方 法 によるときは これに 相 当 する 視 標 を 用 いることとします 2. 耳 の 障 害 聴 覚 障 害 ⑴ 両 耳 の 聴 力 が 40センチメートル 以 上 では 通 常 の 話 声 を 解 することができない 程 度 に 減 じたもの とは 次 のいず れかに 該 当 するものをいいます 1 両 耳 の 聴 力 レベルが70デシベル 以 上 のもの 2 両 耳 の 聴 力 レベルが50デシベル 以 上 で かつ 最 良 語 音 明 瞭 度 が50% 以 下 のもの ⑵ 聴 力 の 測 定 は 日 本 工 業 規 格 昭 和 57 年 8 月 14 日 改 定 に 準 拠 したオージオメータで 行 います ⑶ 聴 力 レベルのデシベル 値 は 周 波 数 500 1,000 2,000ヘルツにおける 聴 力 レベルをそれぞれa b cデシベ ルとしたとき 1 a+2b+c 4 の 値 をいいます ⑷ 最 良 語 音 明 瞭 度 の 算 出 は 次 によるものとします 1 検 査 は 録 音 器 またはマイク 付 オージオメータにより 通 常 の 会 話 の 強 さで 発 声 し オージオメータの 音 量 を 適 当 に 強 めたり 弱 めたりして 最 も 適 した 状 態 で 行 います 2 検 査 語 は 語 音 弁 別 能 力 測 定 用 語 音 集 により 2 秒 から3 秒 に1 語 の 割 合 で 発 声 し 語 音 明 瞭 度 を 検 査 します なお 語 音 聴 力 表 は 57s 式 語 表 あるいは 67s 式 語 表 とします 3 語 音 明 瞭 度 は 次 式 により 算 出 し 語 音 明 瞭 度 の 最 も 高 い 値 を 最 良 語 音 明 瞭 度 語 音 弁 別 能 とします 正 答 語 音 数 語 音 明 瞭 度 = 100% 検 査 語 数 3. 平 衡 機 能 の 障 害 中 等 度 の 平 衡 機 能 の 障 害 とは 閉 眼 で 起 立 立 位 保 持 が 不 安 定 で 開 眼 で 直 線 を10メートル 歩 いたとき 多 少 転 倒 しそうになったりよろめいたりするがどうにか 歩 きとおす 程 度 のものをいいます 4.そしゃく 嚥 下 機 能 の 障 害 698
⑴ そしゃく 嚥 下 機 能 の 障 害 は 歯 顎 顎 関 節 を 含 む 口 腔 舌 口 唇 硬 口 蓋 頬 そしゃく 筋 等 咽 頭 喉 頭 食 道 等 の 器 質 的 機 能 的 障 害 外 傷 や 手 術 による 変 形 障 害 も 含 む により 食 物 の 摂 取 が 困 難 なもの ある いは 誤 嚥 の 危 険 が 大 きいものをいいます ⑵ そしゃく 嚥 下 の 機 能 に 相 当 程 度 の 障 害 を 残 すもの とは 経 口 摂 取 のみでは 十 分 な 栄 養 摂 取 ができないために ゾンデ 栄 養 の 併 用 が 必 要 なもの または 全 粥 もしくは 軟 菜 以 外 は 摂 取 できない 程 度 のものをいいます ⑶ 食 道 の 狭 窄 舌 口 腔 咽 頭 の 異 常 等 によって 生 じる 嚥 下 の 障 害 については そしゃく 機 能 の 障 害 に 準 じます 5. 言 語 機 能 の 障 害 ⑴ 言 語 の 機 能 に 相 当 程 度 の 障 害 を 残 すもの とは 4 種 の 語 音 のうち 2 種 が 発 音 不 能 または 極 めて 不 明 瞭 なため 日 常 会 話 が 家 族 は 理 解 できるが 他 人 は 理 解 できない 程 度 のものをいいます ⑵ 4 種 の 語 音 とは 次 のものをいいます 1 口 唇 音 ま 行 音 ぱ 行 音 ば 行 音 等 2 歯 音 歯 茎 音 さ 行 た 行 ら 行 等 3 歯 茎 硬 口 蓋 音 しゃ ちゃ じゃ 等 4 軟 口 蓋 音 か 行 音 が 行 音 等 6. 脊 柱 の 障 害 脊 柱 の 機 能 に 著 しい 障 害 を 残 すもの とは 脊 柱 または 背 部 軟 部 組 織 の 明 らかな 器 質 的 変 化 のため 脊 柱 の 自 動 可 動 域 が 参 考 可 動 域 の2 分 の1 以 下 に 制 限 されたものをいいます 7. 上 肢 の 障 害 ⑴ 関 節 の 用 を 廃 したもの とは 関 節 の 自 動 可 動 域 が 健 側 の 自 動 可 動 域 の2 分 の1 以 下 に 制 限 されたものまたはこ れと 同 程 度 の 障 害 を 残 すもの 例 えば 常 時 固 定 装 具 を 必 要 とする 程 度 の 動 揺 関 節 をいいます ⑵ 指 を 失 ったもの とは おや 指 については 指 節 間 関 節 IP その 他 の 指 については 近 位 指 節 間 関 節 PIP 以 上 で 欠 くものをいいます ⑶ 指 の 用 を 廃 したもの とは 次 のいずれかに 該 当 するものをいいます 1 指 の 末 節 骨 の 長 さの2 分 の1 以 上 を 欠 くもの 2 中 手 指 節 関 節 MPまたは 近 位 指 節 間 関 節 PIPおや 指 にあっては 指 節 間 関 節 IPに 著 しい 運 動 障 害 自 動 可 動 域 が 健 側 の 自 動 可 動 域 の2 分 の1 以 下 に 制 限 されたものを 残 すもの ⑷ 長 管 状 骨 に 偽 関 節 を 残 し 運 動 機 能 に 著 しい 障 害 を 残 すもの とは 次 のいずれかに 該 当 するものをいいます 偽 関 節 は 骨 幹 部 または 骨 幹 端 部 に 限 ります 1 上 腕 骨 に 偽 関 節 を 残 し 運 動 機 能 に 著 しい 障 害 を 残 すもの 2 橈 骨 および 尺 骨 の 両 方 に 偽 関 節 を 残 し 運 動 機 能 に 著 しい 障 害 を 残 すもの 8. 下 肢 の 障 害 ⑴ 関 節 の 用 を 廃 したもの とは 関 節 の 自 動 可 動 域 が 健 側 の 自 動 可 動 域 の2 分 の1 以 下 に 制 限 されたものまたはこ れと 同 程 度 の 障 害 を 残 すもの 例 えば 常 時 固 定 装 具 を 必 要 とする 程 度 の 動 揺 関 節 をいいます ⑵ 足 趾 の 用 を 廃 したもの とは 次 のいずれかに 該 当 するものをいいます 1 第 1 趾 は 末 節 骨 の2 分 の1 以 上 その 他 の4 趾 は 遠 位 趾 節 間 関 節 DIP 以 上 で 欠 くもの 2 中 足 趾 節 関 節 MPまたは 近 位 趾 節 間 関 節 PIP 第 1 趾 にあっては 趾 節 間 関 節 IPに 著 しい 運 動 障 害 自 動 可 動 域 が 健 側 の 自 動 可 動 域 の2 分 の1 以 下 に 制 限 されたものを 残 すもの ⑶ 長 管 状 骨 に 偽 関 節 を 残 し 運 動 機 能 に 著 しい 障 害 を 残 すもの とは 次 のいずれかに 該 当 するものをいいます 偽 関 節 は 骨 幹 部 または 骨 幹 端 部 に 限 ります 1 大 腿 骨 に 偽 関 節 を 残 し 運 動 機 能 に 著 しい 障 害 を 残 すもの 2 脛 骨 に 偽 関 節 を 残 し 運 動 機 能 に 著 しい 障 害 を 残 すもの 9. 体 幹 の 障 害 体 幹 の 機 能 に 歩 くことができない 程 度 の 障 害 を 有 するもの とは 室 内 においては 杖 松 葉 杖 その 他 の 補 助 用 具 を 必 要 とせず 起 立 移 動 が 可 能 であるが 野 外 ではこれらの 補 助 用 具 の 助 けをかりる 必 要 がある 程 度 の 障 害 をいいます 10. 身 体 の 機 能 に 労 働 が 著 しい 制 限 を 受 けるかまたは 労 働 に 著 しい 制 限 を 加 えることを 必 要 とする 程 度 の 障 害 身 体 の 機 能 に 労 働 が 著 しい 制 限 を 受 けるかまたは 労 働 に 著 しい 制 限 を 加 えることを 必 要 とする 程 度 の 障 害 を 例 示 すると 以 下 のとおりです なお 以 下 で 使 用 する 一 般 状 態 区 分 とは 次 の 区 分 をいいます 一 般 状 態 区 分 1 無 症 状 で 社 会 活 動 ができ 制 限 を 受 けることなく 発 病 前 と 同 等 にふるまえるもの 2 軽 度 の 症 状 があり 肉 体 労 働 は 制 限 を 受 けるが 歩 行 軽 労 働 や 座 業 はできるもの 例 えば 軽 い 家 事 事 務 など 3 歩 行 や 身 のまわりのことはできるが 時 に 少 し 介 助 が 必 要 なこともあり 軽 労 働 はできないが 日 中 の50% 以 上 は 起 居 しているもの 4 身 のまわりのある 程 度 のことはできるが しばしば 介 助 が 必 要 で 日 中 の50% 以 上 は 就 床 しており 自 力 では 屋 外 への 外 出 等 がほぼ 不 可 能 となったもの 5 身 のまわりのこともできず 常 に 介 助 を 必 要 とし 終 日 就 床 を 強 いられ 活 動 の 範 囲 がおおむねベッド 周 辺 に 限 られるもの 699
⑴ 肢 体 の 機 能 の 障 害 次 のいずれかに 該 当 する 程 度 のもの 1 一 上 肢 の 機 能 に 相 当 程 度 の 障 害 を 残 すもの 機 能 に 相 当 程 度 の 障 害 を 残 すもの とは 日 常 生 活 動 作 の 多 くが 一 人 で 全 くできない 場 合 またはほとんどが 一 人 でできるが 非 常 に 不 自 由 な 場 合 をいいます 以 下 同 じ 2 一 下 肢 の 機 能 に 相 当 程 度 の 障 害 を 残 すもの 3 両 上 肢 に 機 能 障 害 を 残 すもの 機 能 障 害 を 残 すもの とは 日 常 生 活 動 作 の 一 部 が 一 人 で 全 くできない 場 合 またはほとんどが 一 人 でできてもやや 不 自 由 な 場 合 をいいます 以 下 同 じ 4 両 下 肢 に 機 能 障 害 を 残 すもの 5 一 上 肢 および 一 下 肢 に 機 能 障 害 を 残 すもの ⑵ 呼 吸 器 疾 患 による 障 害 肺 結 核 じ ん 肺 1 認 定 の 時 期 前 6 月 以 内 に 排 菌 がなく 胸 部 X 線 所 見 が 日 本 結 核 病 学 会 病 型 分 類 以 下 学 会 分 類 と いいます のⅠ 型 もしくはⅡ 型 またはⅢ 型 で 積 極 的 な 抗 結 核 薬 による 化 学 療 法 を 施 行 しているもの で かつ 労 働 が 制 限 を 受 けるかまたは 労 働 に 制 限 を 加 えることを 必 要 とするもの 2 認 定 の 時 期 前 6 月 以 内 に 排 菌 があり かつ 学 会 分 類 のⅣ 型 であるもので かつ 労 働 が 制 限 を 受 け るかまたは 労 働 に 制 限 を 加 えることを 必 要 とするもの 胸 部 X 線 所 見 がじん 肺 法 の 分 類 の 第 3 型 のもので かつ 労 働 が 制 限 を 受 けるかまたは 労 働 に 制 限 を 加 えることを 必 要 とするもの 呼 吸 不 全 動 脈 ガス 分 析 値 に 軽 度 の 異 常 があり 予 測 肺 活 量 一 秒 率 が40% 以 下 のもの かつ 一 般 状 態 区 分 の2 3 4または5に 該 当 するもの ⑶ 心 疾 患 による 障 害 1 下 記 の 心 臓 疾 患 検 査 異 常 所 見 表 のいずれか1つ 以 上 の 異 常 所 見 等 と 浮 腫 息 切 れ 等 の 臨 床 所 見 があり か つ 一 般 状 態 区 分 の2 3 4または5に 該 当 するもの 2 拡 張 型 心 筋 症 においては 心 臓 疾 患 検 査 異 常 所 見 表 の10の 左 室 駆 出 率 EFの 検 査 成 績 が50% 以 下 を 示 す もので かつ 一 般 状 態 区 分 の2 3 4または5に 該 当 するもの 3 心 臓 ペースメーカー 植 込 み 型 除 細 動 器 ICDを 含 む または 人 工 弁 を 装 着 したもの 心 臓 疾 患 検 査 異 常 所 見 表 1 LevineⅢ 度 以 上 の 器 質 的 雑 音 が 認 められるもの 2 心 胸 郭 比 60% 以 上 のもの 3 胸 部 X 線 所 見 で 肺 野 に 明 らかなうっ 像 のあるもの 4 心 電 図 で 陳 旧 心 筋 梗 塞 所 見 があり かつ 今 日 まで 狭 心 症 状 を 有 するもの 5 心 電 図 で 脚 ブロック 所 見 があり 基 礎 疾 患 を 有 するもの 6 心 電 図 で 完 全 房 室 ブロック 第 Ⅲ 度 房 室 ブロック 所 見 または 第 Ⅱ 度 MobitzⅡ 型 房 室 ブロック 所 見 の あるもの 7 安 静 時 心 電 図 で 0.2mV 以 上 のSTの 低 下 があるもの もしくは 深 い 陰 T 波 の 所 見 のあるもの 8 負 荷 心 電 図 で 明 らかな 陽 所 見 のあるもの 9 難 治 の 不 整 脈 のあるもの 10 左 室 駆 出 率 EFが50% 以 下 のもの 11 冠 れん 縮 を 証 明 されたもの 12 心 臓 ペースメーカーを 装 着 したもの 13 人 工 弁 を 装 着 したもの ⑷ 腎 疾 患 による 障 害 1 下 記 の 腎 疾 患 検 査 異 常 所 見 表 に 該 当 し かつ 一 般 状 態 区 分 の2 3 4または5に 該 当 するもの 2 人 工 透 析 療 法 施 行 中 のもの 腎 疾 患 検 査 異 常 所 見 表 1 内 因 クレアチニンクリアランス 値 30ml/ 分 未 満 2 清 クレアチニン 濃 度 3mg/dl 以 上 3 下 記 かつ または かつ の 状 態 1 日 尿 蛋 白 量 3.5g/ 日 以 上 を 持 続 清 アルブミン 3.0g/dl 以 下 清 総 蛋 白 6.0g/dl 以 下 700
⑸ 肝 疾 患 による 障 害 下 記 の 肝 疾 患 検 査 異 常 所 見 表 に 該 当 し かつ 一 般 状 態 区 分 の2 3 4または5に 該 当 するもの 肝 疾 患 検 査 異 常 所 見 表 検 査 項 目 異 常 総 ビリルビンmg/dl 2 以 上 清 アルブミンg/dl 3.5 未 満 小 板 数 万 /μl 10 未 満 プロトロンビン % 50 未 満 時 間 PT 秒 4 以 上 の 延 長 アルカリフォスファターゼALP Bessey 法 3.5 以 上 コリンエステラーゼCHE 診 療 施 設 基 準 値 に 対 して 明 らかに 病 的 な 異 常 値 のもの 腹 水 中 等 度 治 療 により 軽 快 するもの 以 上 脳 症 昏 睡 度 分 類 表 Ⅰ 度 治 療 により 軽 快 するもの 以 上 [ 昏 睡 度 分 類 表 ] 昏 睡 度 精 神 状 態 Ⅰ 睡 眠 - 覚 醒 リズムの 逆 転 多 幸 気 分 ときに 抑 うつ 状 態 だらしなく 気 にとめない 態 度 Ⅱ 指 南 力 時 場 所 障 害 物 をとり 違 えるconfusion 異 常 行 動 例 :お 金 をまく 化 粧 品 をゴミ 箱 に 捨 てるなど ときに 傾 眠 状 態 普 通 のよびかけで 開 眼 し 会 話 ができる 無 礼 な 行 動 があったりするが 他 人 の 指 示 には 従 う 態 度 をみせる Ⅲ しばしば 興 奮 状 態 またはせん 妄 状 態 を 伴 い 反 抗 的 態 度 をみせる 嗜 眠 状 態 ほとんど 眠 っている 外 的 刺 激 で 開 眼 しうるが 他 人 の 指 示 に 従 わない または 従 えない 簡 単 な 命 令 には 応 じえる Ⅳ 昏 睡 完 全 な 意 識 の 消 失 痛 み 刺 激 に 反 応 する Ⅴ 深 昏 睡 痛 み 刺 激 にも 全 く 反 応 しない ⑹ 液 造 器 疾 患 による 障 害 難 治 再 生 不 良 溶 等 出 傾 注 向 1 1 下 記 の 難 治 臨 床 所 見 区 分 表 のうち いずれか1つ 以 上 の 所 見 があり かつ 下 記 の 難 治 検 査 所 見 区 分 表 のア.からエ.までのうち 3つ 以 上 に 該 当 し かつ 一 般 状 態 区 分 の2 3 4または5に 該 当 するもの 2 溶 の 場 合 は 下 記 の 難 治 臨 床 所 見 区 分 表 のうち いずれか1つ 以 上 の 所 見 があ り かつ 下 記 の 難 治 検 査 所 見 区 分 表 のア.に 該 当 し かつ 一 般 状 態 区 分 の2 3 4または5に 該 当 するもの 難 治 臨 床 所 見 区 分 表 1 治 療 により 改 善 は 少 し 認 められるが なお 軽 度 の 出 傾 向 易 感 染 症 を 示 すもの 2 輸 を 必 要 に 応 じて 行 うもの 難 治 検 査 所 見 区 分 表 ア. 末 梢 液 中 の 赤 球 像 で 次 のいずれかに 該 当 するもの ヘモグロビン 濃 度 が10.0g/dl 未 満 のもの 赤 球 数 が350 万 /μl 未 満 のもの イ. 末 梢 液 中 の 白 球 像 で 次 のいずれかに 該 当 するもの 白 球 数 が4,000/μl 未 満 のもの 顆 粒 球 数 が2,000/μl 未 満 のもの ウ. 末 梢 液 中 の 小 板 数 が10 万 /μl 未 満 のもの エ. 骨 髄 像 で 次 のいずれかに 該 当 するもの 有 核 細 胞 が10 万 /μl 未 満 のもの 巨 核 球 数 が50/μl 未 満 のもの リンパ 球 が20% 以 上 のもの 赤 芽 球 が15% 未 満 のもの 軽 度 の 出 傾 向 もしくは 関 節 症 状 のあるものまたは 凝 固 因 子 製 剤 を 必 要 に 応 じ 輸 注 しているもので あり かつ 下 記 の 出 傾 向 検 査 所 見 区 分 表 のうち いずれか1つ 以 上 の 所 見 があり かつ 一 般 状 態 区 分 の2 3 4または5に 該 当 するもの 出 傾 向 検 査 所 見 区 分 表 1 出 時 間 デューク 法 が6 分 以 上 のもの 2 APTTが 基 準 値 の1.5 倍 以 上 のもの 3 小 板 数 が10 万 /μl 未 満 のもの 701
造 器 腫 注 瘍 2 治 療 に 反 応 するが 肝 脾 腫 を 示 しやすいもので 白 球 が 増 加 しているもの かつ 一 般 状 態 区 分 の2 3 4または5に 該 当 するもの 注 1 小 板 減 少 紫 斑 病 凝 固 因 子 欠 乏 症 等 注 2 白 病 悪 リンパ 腫 多 発 骨 髄 腫 等 ⑺ 代 謝 疾 患 による 障 害 糖 尿 病 の 場 合 インスリンを 使 用 してもなお 糖 のコントロールの 不 良 なものインスリン 治 療 時 における Hba1cが8.0% 以 上 および 空 腹 時 糖 値 が140mg/dl 以 上 のもの ⑻ 高 圧 による 障 害 次 の1 2または3のいずれかに 該 当 するもの 1 次 の 条 件 を 満 たす 悪 高 圧 症 単 に 高 圧 のみでは 障 害 の 状 態 とは 評 価 しない 高 い 拡 張 期 高 圧 通 常 最 小 圧 が120mm/Hg 以 上 眼 底 所 見 で Keith-Wagener 分 類 Ⅲ 以 上 のもの 腎 機 能 障 害 が 急 激 に 進 行 し 放 置 すれば 腎 不 全 にいたる 全 身 症 状 の 急 激 な 悪 化 を 示 し 圧 腎 障 害 の 増 悪 とともに 脳 症 状 や 心 不 全 を 多 く 伴 う 2 1 年 以 内 の 一 過 脳 虚 発 作 動 脈 硬 化 の 所 見 のほかに 出 白 斑 を 伴 う 高 圧 網 膜 症 を 有 するもの 3 頭 痛 めまい 耳 鳴 手 足 のしびれ 等 の 自 覚 症 状 があり 1 年 以 上 前 に 一 過 脳 虚 発 作 のあったものまた は 眼 底 に 著 明 な 動 脈 硬 化 の 所 見 を 認 めるもの 11. 精 神 の 障 害 精 神 に 労 働 が 著 しい 制 限 を 受 けるか または 労 働 に 著 しい 制 限 を 加 えることを 必 要 とする 程 度 の 障 害 とは 次 のいずれかに 該 当 する 程 度 のものをいいます ⑴ 精 神 分 裂 病 分 裂 病 型 障 害 および 妄 想 障 害 ならびに 気 分 感 情 障 害 1 精 神 分 裂 病 によるものにあっては 残 遺 状 態 または 病 状 があり 人 格 変 化 の 程 度 は 著 しくないが 思 考 障 害 そ の 他 もう 想 幻 覚 等 の 異 常 体 験 があり 労 働 が 制 限 されるもの 2 そううつ 病 によるものにあっては 気 分 意 欲 行 動 の 障 害 および 思 考 障 害 の 病 相 期 があり その 病 状 は 著 しく はないが これが 持 続 したりまたは 繰 返 し 労 働 が 制 限 を 受 けるもの ⑵ 病 状 を 含 む 器 質 精 神 障 害 1 痴 呆 人 格 変 化 は 著 しくないが その 他 の 精 神 神 経 症 状 があり 労 働 が 制 限 を 受 けるもの 2 痴 呆 のため 労 働 が 著 しい 制 限 を 受 けるもの ⑶ てんかん 1 痴 呆 は 著 しくないが その 他 の 精 神 神 経 症 状 があり 労 働 が 制 限 を 受 けるもの 2 十 分 な 治 療 にかかわらず てんかん 発 作 を 繰 り 返 すため 労 働 が 制 限 を 受 けるもの 3 痴 呆 により 労 働 が 著 しい 制 限 を 受 けるもの ⑷ 知 的 障 害 精 神 遅 滞 知 的 障 害 があり 労 働 が 著 しい 制 限 を 受 けるもの 702