2015 年 度 IR 活 動 の 実 態 調 査 結 果 まとまる IR 活 動 の 目 標 は 株 主 投 資 家 との 信 頼 関 係 の 構 築 企 業 事 業 内 容 の 理 解 促 進 が 上 位 一 般 社 団 法 人 日 本 IR 協 議 会 ( 会 長 : 隅 修 三 東 京 海 上 ホールディングス 代 表 取 締 役 会 長 )はこの 度 第 22 回 IR 活 動 の 実 態 調 査 の 結 果 をまとめました 調 査 は 全 上 場 会 社 (3,585 社 )を 対 象 に 2015 年 1 月 29 日 から 3 月 6 日 まで 実 施 し 997 社 から 回 答 を 得 ました( 回 収 率 27.8%) 調 査 結 果 の 要 約 IR 活 動 の 目 標 は 株 主 投 資 家 との 信 頼 関 係 の 構 築 企 業 事 業 内 容 の 理 解 促 進 が 上 位 IR 活 動 目 標 のうち 優 先 する 上 位 3 つを 選 んでもらった 結 果 は 株 主 投 資 家 との 信 頼 関 係 の 構 築 企 業 事 業 内 容 の 理 解 促 進 が 多 く 次 いで 前 回 調 査 で 1 位 の 適 正 な 株 価 の 形 成 でした この 順 位 の 入 れ 替 わりは 日 本 版 スチュワードシップ コードやコーポレートガバナンス コードの 導 入 等 も 影 響 しているのではないかと 考 えられます 日 本 版 スチュワードシップ コード 導 入 後 に 投 資 家 等 の 変 化 を 最 も 実 感 したのは ミーティング でエンゲージメント(= 目 的 を 持 った 建 設 的 な 対 話 )を 意 識 した 質 問 が 増 えた こと IR 実 施 企 業 に 対 して 同 コード 導 入 による 投 資 家 等 の 行 動 や 質 問 の 変 化 を 尋 ねたところ 見 られ ない (38.7%) 見 られる (32.5%) どちらとも 言 えない (27.2%)と ほぼ 同 程 度 の 割 合 に 分 かれました 見 られる どちらとも 言 えない と 回 答 した 企 業 が 投 資 家 等 の 変 化 を 最 も 実 感 し たのは ミーティングでエンゲージメントを 意 識 した 質 問 が 増 えた (44.1%)ことでした コーポレートガバナンス コード 導 入 に 向 けて 41.5%の 企 業 が 準 備 同 コード 導 入 に 向 けて 41.5%の 企 業 が 準 備 を している と 回 答 しており 企 業 側 のより 高 い 当 事 者 意 識 が 伺 えます 一 方 57.1%の 企 業 が していない どちらとも 言 えない と 回 答 しています が 今 回 の 調 査 時 点 では 同 コードがまだ 最 終 化 されていなかった 影 響 も 大 きいと 思 われます 統 合 報 告 書 を 作 成 している 企 業 は 前 回 調 査 と 比 べて 倍 増 統 合 報 告 書 を 作 成 している 企 業 (96 社 10.1%)は 前 回 調 査 (43 社 5.0%)と 比 べて 倍 増 し ました また 統 合 報 告 書 を 作 成 している 企 業 の 作 成 理 由 は 投 資 家 アナリストに 自 社 の 企 業 価 値 の 理 解 を 深 めてもらうため (88.5%)が 前 回 調 査 比 14.1 ポイント 増 加 幅 広 いステークホルダーに 自 社 の 存 在 価 値 を 理 解 してもらうため (86.5%)も 前 回 調 査 比 7.4 ポイント 増 加 しました 統 合 報 告 書 が 企 業 価 値 の 理 解 を 深 めてもらうためのツールとしての 認 識 が 高 まっていることが 伺 えます 問 い 合 わせ 先 : 一 般 社 団 法 人 日 本 IR 協 議 会 電 話 :03-5259-2676 FAX:03-5259-2677 首 席 研 究 員 : 佐 藤 進 一 郎 佐 藤 淑 子 * 日 本 IR 協 議 会 とは 1993 年 設 立 の IR 普 及 を 目 的 とする 非 営 利 団 体 2015 年 3 月 31 日 現 在 の 会 員 数 は 564 で 研 修 活 動 情 報 発 信 活 動 などを 行 っている URL:https://www.jira.or.jp/ 1/7
IR 活 動 の 実 施 状 況 IR 活 動 を 実 施 している 企 業 は 95% 全 回 答 企 業 997 社 のうち IR 活 動 を 実 施 している と 回 答 した 企 業 は 946 社 94.9%であり 実 施 比 率 は 過 去 の 水 準 と 比 べて 同 程 度 となった さらに 実 施 を 検 討 している 企 業 1.6%をあわせると 96.5%となり IR 活 動 の 定 着 が 示 される 結 果 となっている IR 活 動 の 目 標 株 主 投 資 家 との 信 頼 関 係 の 構 築 企 業 事 業 内 容 の 理 解 促 進 が 上 位 明 文 化 した IR 活 動 目 標 のうち 優 先 上 位 3 つ(1 位 に 3 点 2 位 に 2 点 3 位 に 1 点 を 傾 斜 配 分 して 得 点 化 )まで 選 んでもらった 結 果 は 株 主 投 資 家 との 信 頼 関 係 の 構 築 (716 ポイント) 企 業 事 業 内 容 の 理 解 促 進 (652 ポイント)が 多 く 次 いで 前 回 調 査 で 1 位 の 適 正 な 株 価 の 形 成 (606 ポイント)であった この 順 位 の 入 れ 替 わりは 日 本 版 スチュワードシップ コードやコーポ レートガバナンス コードの 導 入 等 も 影 響 しているのではないかと 考 えられる トップによる IR 活 動 94%の 企 業 で 経 営 トップが IR 活 動 を 実 施 IR 実 施 企 業 のうち 経 営 トップ( 代 表 権 を 持 つ 会 長 社 長 CEO など)が IR 活 動 を 行 っている 企 業 は 93.6%と 高 水 準 で 経 営 トップによる IR 活 動 の 重 要 性 は 認 知 されているようだ 経 営 トップ による IR 活 動 としては 決 算 説 明 会 ( 電 話 会 議 を 含 む)に 参 加 する( 本 決 算 および 第 2 四 半 期 決 算 のみ) (82.1%)が 最 も 多 く 報 道 機 関 の 取 材 を 受 ける (60.6%) アナリストや 投 資 家 の 取 材 を 受 ける (44.3%)と 続 く Q2b. 優 先 する IR 活 動 の 目 標 (n=946 単 位 :ポイント) 0 200 400 600 800 1000 株 主 投 資 家 との 信 頼 関 係 の 構 築 716 企 業 事 業 内 容 の 理 解 促 進 適 正 な 株 価 の 形 成 606 652 企 業 の 認 知 度 向 上 経 営 戦 略 経 営 理 念 の 伝 達 396 441 長 期 保 有 の 株 主 づくり 282 企 業 価 値 の 創 造 企 業 ブランド 価 値 の 向 上 個 人 株 主 数 の 増 加 経 営 に 有 用 な 情 報 のフィードバック 企 業 イメージの 向 上 201 157 133 121 119 株 式 売 買 高 の 増 加 コーポレートガバナンスの 向 上 外 国 人 持 株 比 率 の 増 加 資 金 調 達 コストの 低 減 日 本 版 スチュワードシップ コードが 求 める 目 的 をもった 建 設 的 な 対 話 への 適 切 な 対 応 その 他 51 41 21 10 10 39 2/7
株 主 総 会 に 関 わる IR 活 動 株 主 総 会 に 関 する 理 解 を 促 進 させるべく IR 部 門 ならではの 関 与 IR 実 施 企 業 に 対 して 株 主 総 会 に 関 わる IR 活 動 について 株 主 総 会 の 準 備 段 階 から 当 日 終 了 後 の 時 系 列 ごとに 実 施 状 況 を 尋 ねた 株 主 総 会 前 株 主 総 会 の 準 備 に 関 わる IR 活 動 の 実 施 状 況 を 尋 ねたところ 総 会 の 想 定 問 答 を 準 備 する (916 社 96.8%)が 最 も 多 く 以 下 招 集 通 知 を 自 社 の IR サイトに 掲 載 する (741 社 78.3%) 招 集 通 知 参 考 資 料 や 事 業 報 告 の 表 現 を 充 実 させる (433 社 45.8%)となった 次 いで 新 設 問 の 議 決 権 行 使 を 促 す( 議 決 権 行 使 促 進 機 関 の 利 用 も 含 む) (245 社 25.9%)が 続 く 株 主 総 会 株 主 総 会 に 関 わる IR 活 動 の 実 施 状 況 は 事 業 報 告 をプレゼンテーション 資 料 や 映 像 を 用 いて 説 明 す る (810 社 85.6%)が 最 も 多 かった 以 下 株 主 総 会 の 会 場 を 本 社 所 在 地 とは 関 係 なく 投 資 家 が 参 加 しやすい 場 所 にする (253 社 26.7%) 当 日 議 案 審 議 以 外 に 株 主 向 け 説 明 会 を 開 催 する (137 社 14.5%)と 続 く 株 主 総 会 後 株 主 総 会 後 のIR 活 動 の 実 施 状 況 は 自 社 のIRサイトで 総 会 の 決 議 通 知 を 掲 載 する (649 社 68.6%) が 最 も 多 く 自 社 のIRサイトに 議 決 権 行 使 の 賛 否 割 合 を 公 表 する 臨 時 報 告 書 を 掲 載 する (331 社 35.0%) 自 社 のIRサイトで 賛 否 得 票 数 の 詳 細 な 内 訳 を 開 示 する (255 社 27.0%)となった 日 本 版 スチュワードシップ コードとコーポレートガバナンス コードについて 日 本 版 スチュワ ードシップ コード 導 入 後 に 投 資 家 等 の 変 化 を 最 も 実 感 したのは ミーティングでエンゲージメント を 意 識 した 質 問 が 増 えた こと 日 本 版 スチュワードシップ コード IR 実 施 企 業 に 対 して 同 コード 導 入 による 機 関 投 資 家 やセルサイドアナリストの 行 動 や 質 問 の 変 化 を 尋 ねたところ 見 られない (38.7%) 見 られる (32.5%) どちらとも 言 えない (27.2%) が ほぼ 同 程 度 の 割 合 に 分 かれた 変 化 が 見 られる どちらとも 言 えない と 回 答 した 企 業 に 対 して どのような 事 象 や 実 感 があるかと 尋 ねたところ 定 期 的 な 取 材 やミーティングでもエンゲー ジメントを 意 識 した 質 問 が 増 えた (44.1%)が 最 も 多 く 次 いで 個 別 ミーティング 前 にスチュワ ードシップ コード 遵 守 宣 言 やエンゲージメント アジェンダを 提 出 してきた (40.2%)であった コーポレートガバナンス コード 同 コード 導 入 に 向 けて IR 実 施 企 業 の41.5%が 準 備 を している と 回 答 しており 企 業 側 のより 高 い 当 事 者 意 識 が 伺 える 一 方 57.1%の 企 業 が していない どちらとも 言 えない と 回 答 して いるが 今 回 の 調 査 時 点 では 同 コードがまだ 最 終 化 されていなかった 影 響 も 大 きいと 思 われる 同 コード 導 入 に 向 けての 準 備 の 内 容 に 関 しては IR 担 当 部 署 では 株 主 との 対 話 を 充 実 させる 準 備 (46.3%)が 最 も 高 く 次 いで 適 切 な 情 報 開 示 と 透 明 性 を 確 保 する 準 備 (27.2%) 株 主 総 会 をより 充 実 させる 体 制 の 準 備 (26.5%)が 並 び 対 話 開 示 関 連 中 心 に 関 与 していることがわ かる 一 方 他 の 部 署 が 準 備 する 項 目 は 取 締 役 会 等 の 責 務 を 明 確 にする 体 制 の 準 備 (65.9%) が 最 も 高 く 株 主 以 外 のステークホルダーとの 協 働 できる 体 制 の 準 備 (60.6%) 株 主 総 会 を より 充 実 させる 体 制 の 準 備 (55.7%) Comply or Explain に 沿 い 実 施 しない 場 合 の 理 由 の 準 備 (43.0%)と 続 き ガバナンス 体 制 作 りが 中 心 となっている 3/7
Q5SQ1. スチュワードシップ コード 導 入 後 に 機 関 投 資 家 やセルサイドアナリストの 行 動 や 質 問 に 見 られる 変 化 の 事 象 や 実 感 (n=564 単 位 :%) (%) 0 20 40 60 定 期 的 な 取 材 やミーティングでもエンゲージメントを 意 識 した 質 問 が 増 えた( 非 財 務 情 報 コーポレートガバナンス ROE 資 本 コスト 資 本 政 策 関 連 質 問 等 ) 44.1 個 別 ミーティング 前 にスチュワードシップ コード 遵 守 宣 言 や エンゲージメント アジェンダを 提 出 してきた 40.2 コーポレートガバナンス 関 連 の 質 問 状 (アンケート)が 送 付 されてきた 23.9 定 期 的 な 取 材 やミーティングでも 短 期 的 な 業 績 見 通 しの 質 問 より 中 長 期 の 持 続 的 成 長 に 関 する 質 問 が 増 えてきた 23.9 定 期 的 な 取 材 やミーティングでも 事 業 内 容 を より 深 く 理 解 した 質 問 が 多 くなった 16.3 エンゲージメントを 目 的 に 経 営 トップへの ミーティング 要 請 が 増 えてきた 11.0 企 業 価 値 向 上 や 持 続 的 成 長 を 協 働 で 達 成 しよう と 言 う 姿 勢 が 以 前 より 強 くなった 5.7 その 他 4.6 無 回 答 14.9 非 財 務 情 報 の 開 示 企 業 理 念 経 営 ビジョン が 最 も 重 要 な 非 財 務 情 報 IR 実 施 企 業 のうち 非 財 務 情 報 の 開 示 でどのような 内 容 が 重 要 であるかという 質 問 に 対 し 最 も 多 かったのが 企 業 理 念 経 営 ビジョン (78.5%)であった 次 いで 中 長 期 の 経 営 戦 略 経 営 計 画 (77.0%) 事 業 内 容 と 強 み 弱 み (65.5%)が 続 く また ガバナンスに 関 する 取 り 組 み (48.3%)は 前 回 調 査 (45.9%)と 比 べ2.4ポイント 増 加 し 非 財 務 情 報 におけるガバナンスの 重 要 性 の 認 識 が 高 まっているようだ 非 財 務 情 報 の 開 示 が 重 要 と 考 える 理 由 は 幅 広 いステークホルダーに 自 社 を 理 解 してもらうこと が 自 社 のイメージ 向 上 につながる (76.8%) 投 資 家 アナリストに 自 社 の 様 々な 非 財 務 情 報 を 理 解 してもらうことが 自 社 の 企 業 価 値 向 上 につながる (73.0%)であった 統 合 報 告 書 作 成 している 企 業 は 10%と 前 回 調 査 比 で 倍 増 IR 実 施 企 業 のうち 統 合 報 告 書 を 作 成 している 企 業 (96 社 10.1%)は 前 回 調 査 (43 社 5.0%) と 比 べて 倍 増 した 統 合 報 告 書 を 作 成 している 企 業 の 作 成 理 由 は 投 資 家 アナリストに 自 社 の 企 業 価 値 の 理 解 を 深 めてもらうため (88.5%)が 前 回 調 査 (74.4%)と 比 べ 14.1 ポイント 増 加 幅 広 いステークホル 4/7
ダーに 自 社 の 存 在 価 値 を 理 解 してもらうため (86.5%)も 前 回 調 査 (79.1%)と 比 べ 7.4 ポイント 増 加 した 一 方 各 種 報 告 書 を 作 成 するよりも 結 果 的 にコストダウンにつながる (40.6%)は 前 回 調 査 (55.8%)と 比 べ 15.2 ポイント 減 少 した ここからは 統 合 報 告 書 の 実 質 的 な 効 果 により 目 が 向 けられてきており 企 業 価 値 の 理 解 を 深 めてもらうためのツールとしての 認 識 が 高 まっていることが 伺 える 統 合 報 告 書 を 作 成 している 企 業 に 課 題 を 聞 くと 幅 広 いステークホルダーのニーズを 満 たしてい るかわからない (57.3%)が 最 も 多 かった 財 務 情 報 と 非 財 務 情 報 の 単 純 な 合 体 に 終 わっている (35.4%)は 前 回 調 査 (65.1%)から 29.7 ポイント 減 少 しており 統 合 報 告 書 における 財 務 情 報 と 非 財 務 情 報 の 融 合 に 一 定 の 進 化 が 見 られる Q12SQ1. 統 合 報 告 書 を 作 成 する 理 由 (n=96 単 位 :%) 0 20 40 60 80 100 投 資 家 アナリストに 自 社 の 企 業 価 値 の 理 解 を 深 めてもらうため 88.5 幅 広 いステークホルダーに 自 社 の 存 在 価 値 を 理 解 してもらうため 86.5 ESGを 中 心 に 海 外 投 資 家 の 理 解 を 深 めてもらうため 43.8 各 種 報 告 書 を 作 成 するよりも 結 果 的 にコストダウンにつながるため 40.6 現 在 の 非 財 務 情 報 の 開 示 を 整 理 するため 34.4 日 本 版 スチュワードシップ コードやコーポレート ガバナンス コード 等 の 規 範 に 対 応 するため 11.5 その 他 6.3 無 回 答 1.0 海 外 IR(= 海 外 で 行 う IR)の 取 り 組 み 海 外 IR を 行 っている 企 業 は 32% カンファレンスは アジア( 除 く 中 国 ) 個 別 訪 問 は 英 国 米 国 での 実 施 割 合 が 高 い IR 実 施 企 業 のうち 海 外 IR(= 海 外 で 行 う IR)を 行 っている と 回 答 したのは 303 社 32.0% であった なお 海 外 IR を 行 っていない 企 業 は 642 社 67.9%で その 理 由 で 多 かった 回 答 は 現 在 の 株 主 に 外 国 人 投 資 家 が 少 ない (54.5%) 経 営 層 に 海 外 投 資 家 に 積 極 的 に 自 社 株 を 保 有 してもらおうというインセンティブが 働 かない (24.0%) 自 社 の 事 業 領 域 が 日 本 国 内 だけであ り 海 外 投 資 家 が 関 心 を 持 つことは 想 定 しにくい (20.1%)の 順 番 であった 5/7
カンファレンスの 実 施 地 域 説 明 する 人 の 社 内 のクラス( 役 職 ) 海 外 IRを 行 っている 企 業 に 参 加 したカンファレンスが 実 施 された 地 域 を 聞 くと アジア( 除 く 中 国 ) (54.5%)が 最 も 多 かった 次 いで 米 国 (37.3%) 英 国 (35.3%) 欧 州 (13.5%) 中 国 本 土 (7.3%)と 続 く 海 外 でカンファレンスに 参 加 している 企 業 に 説 明 する 人 の 社 内 のクラス( 役 職 )を 尋 ねた 米 国 英 国 欧 州 では 本 社 経 営 トップ( 代 表 権 を 持 つ 会 長 社 長 CEOなど) と 本 社 IR 担 当 役 員 が 上 位 2 役 職 を 占 めたが アジア( 除 く 中 国 )と 中 国 では 本 社 IR 担 当 役 員 と 本 社 IR 担 当 部 長 が 上 位 2 役 職 を 占 め 本 社 経 営 トップ は3 番 目 となった 米 国 英 国 欧 州 の 方 がより 高 いクラス の 役 職 員 がカンファレンスで 説 明 を 行 っていることが 伺 える 個 別 訪 問 実 施 企 業 の 実 施 地 域 説 明 する 人 の 社 内 のクラス( 役 職 ) 海 外 IRを 行 っている 企 業 に 個 別 訪 問 を 実 施 している 地 域 を 聞 くと 英 国 (80.9%)が 最 も 多 か った 次 いで 米 国 (78.2%) アジア( 除 く 中 国 ) (62.7%) 欧 州 (59.1%) 中 近 東 (9.6%) 中 国 本 土 (6.6%)と 続 く 個 別 訪 問 を 実 施 している 企 業 に 説 明 する 人 の 社 内 のクラス( 役 職 )を 尋 ねたところ 米 国 英 国 欧 州 では 本 社 経 営 トップ が 最 も 多 く 次 いで 本 社 IR 担 当 役 員 本 社 IR 担 当 部 長 の 順 番 であった 一 方 アジア( 除 く 中 国 ) 中 国 中 近 東 では 本 社 IR 担 当 部 長 本 社 IR 担 当 役 員 の 順 番 となり 本 社 経 営 トップ は3 番 目 であった ここでも カンファレンスと 同 様 米 国 英 国 欧 州 ではより 高 いクラスの 役 職 員 が 個 別 訪 問 を 行 う 傾 向 が 見 て 取 れる 海 外 投 資 家 とのコンタクト 方 法 と 満 足 度 海 外 IRを 実 施 している 企 業 による 海 外 投 資 家 とのコンタクト 方 法 は 証 券 会 社 などのアレンジャ ーに 依 頼 する (96.4%)が 最 も 多 く 自 社 で 直 接 海 外 投 資 家 にアポイントを 取 る (18.2%) が 続 く 海 外 投 資 家 とのコンタクト 状 況 については 87.5%の 企 業 が 大 変 満 足 やや 満 足 であった その 理 由 は 海 外 投 資 家 から 受 ける 意 見 は 今 後 の 自 社 の 経 営 に 役 立 つ (88.3%)が 最 も 多 かった( 満 足 と 回 答 した 企 業 265 社 に 対 する 割 合 以 下 同 様 ) 次 いで グローバルに 見 た 自 社 のポジ ションがわかる (63.4%) ファンドの 性 格 運 用 方 針 の 違 いにより 様 々な 意 見 をもらえる (56.2%)が 続 く 海 外 IR での 説 明 内 容 今 後 充 実 させたい 活 動 海 外 IRで 今 後 充 実 させたい 活 動 として これまで 訪 問 していない 地 域 や 投 資 家 へのアプローチ (71.9%) 同 業 他 社 を 保 有 している 海 外 投 資 家 への 訪 問 強 化 (51.2%) Web 上 における 英 語 での 情 報 発 信 (46.9%)となり これらに 加 えて 特 にSWF( 政 府 系 ファンド)へのアプローチ (28.1%)が 上 位 に 食 い 込 んだ 決 算 説 明 会 等 について 期 末 の 決 算 説 明 会 ( 電 話 会 議 を 含 む) 実 施 率 は 89% IR 実 施 企 業 に 対 して 説 明 会 や 会 社 施 設 見 学 会 の 実 施 状 況 を 尋 ねたところ 実 施 率 の 高 い 順 に 期 末 の 決 算 説 明 会 ( 電 話 会 議 を 含 む) (88.6% 前 回 調 査 89.8%) 第 2 四 半 期 決 算 説 明 会 ( 電 話 会 議 を 含 む) (83.6% 同 84.8%) 国 内 での 個 別 取 材 の 受 け 入 れ (77.2% 同 76.6%) 国 内 にオフィスを 持 つ 機 関 投 資 家 訪 問 (62.3% 同 59.7%)となった 上 位 4 項 目 の 順 位 は 前 回 調 査 と 変 わらないが 個 別 取 材 の 実 施 率 が 前 回 調 査 から 若 干 上 昇 している 6/7
適 切 な IR 活 動 を 実 行 する 取 り 組 みについて 沈 黙 期 間 を 設 けている 企 業 は 68% IR 実 施 企 業 のうち 沈 黙 期 間 の 設 定 の 有 無 は 設 けている (67.8%) 設 けていない (18.7%) どちらともいえない (12.6%)であった 沈 黙 期 間 を 設 けている 企 業 にその 期 間 を 尋 ねたところ 決 算 期 日 から 決 算 発 表 日 まで (56.6%) 決 算 発 表 日 前 の 一 定 期 間 (40.1%)であった 決 算 期 日 から 決 算 発 表 日 まで と 回 答 した 企 業 の 日 数 は 31~45 日 (45.7%)が 最 も 多 く 次 いで 22~30 日 (40.2%)であった また 決 算 発 表 日 前 の 一 定 期 間 と 回 答 した 企 業 の 日 数 で 最 も 多 かったのが 22~30 日 (46.7%)で 以 下 8~14 日 (22.6%) 15~21 日 (18.7%)と 続 く 決 算 期 日 前 の 取 材 機 会 (いわゆるプレビュー 取 材 )は 設 けていない (49.4%) 設 けてい る (26.1%) どちらともいえない (22.0%)という 回 答 であった 決 算 期 日 前 取 材 の 課 題 については 期 日 前 取 材 を 公 平 に 受 けるのが 難 しい (28.3%) 期 日 前 取 材 の 内 容 を 決 めるのが 難 しい (21.7%)と 続 き 期 日 前 取 材 は 設 けるべきではない (18.0%) という 回 答 もあった 個 人 投 資 家 向 け IR 84%の 企 業 が 個 人 投 資 家 向 け IR を 実 施 IR 実 施 企 業 のうち 個 人 投 資 家 向 けに 何 らかのIR 活 動 を 実 施 している と 回 答 した 企 業 は83.7% で 前 回 調 査 とほぼ 同 水 準 であった 個 人 投 資 家 向 けのIR 活 動 を 実 施 している 企 業 に 対 して その 具 体 的 な 活 動 内 容 を 尋 ねたところ 株 主 向 け 報 告 書 の 充 実 (57.7%) ウェブサイトを 個 人 投 資 家 を 意 識 したつくりにする (43.1%) が 前 回 調 査 同 様 に 高 かったが 次 いで 株 主 優 待 制 度 の 導 入 (34.8%)が 上 位 に 入 った 以 下 証 券 会 社 支 店 などを 利 用 した 説 明 会 (32.5%) 個 人 投 資 家 向 け 説 明 会 (31.3%)と 続 く 7/7