第 2 章 第 2 節 社 会 ( 平 成 20 年 3 月 28 日 告 示 ) 中 学 校 学 習 指 導 要 領 新 旧 対 比 表 東 京 書 籍 2008 年 4 月 現 行 新 備 考 第 1 目 標 広 い 視 野 に 立 って, 社 会 に 対 する 関 心 を 高 め, 諸 資 料 に 基 づいて 多 面 的 多 角 的 に 考 察 し, 我 が 国 の 国 土 と 歴 史 に 対 する 理 解 と 愛 情 を 深 め, 公 民 としての 基 礎 的 教 養 を 培 い, 国 際 社 会 に 生 きる 民 主 的, 平 和 的 な 国 家 社 会 の 形 成 者 として 必 要 な 公 民 的 資 質 の 基 礎 を 養 う 第 1 目 標 広 い 視 野 に 立 って, 社 会 に 対 する 関 心 を 高 め, 諸 資 料 に 基 づいて 多 面 的 多 角 的 に 考 察 し, 我 が 国 の 国 土 と 歴 史 に 対 する 理 解 と 愛 情 を 深 め, 公 民 としての 基 礎 的 教 養 を 培 い, 国 際 社 会 に 生 きる 平 和 で 民 主 的 な 国 家 社 会 の 形 成 者 として 必 要 な 公 民 的 資 質 の 基 礎 を 養 う 第 2 各 分 野 の 目 標 及 び 内 容 地 理 的 分 野 1 目 標 (1) 日 本 や 世 界 の 地 理 的 事 象 に 対 する 関 心 を 高 め, 広 い 視 野 に 立 って 我 が 国 の 国 土 の 地 域 的 特 色 を 考 察 し 理 解 させ, 地 理 的 な 見 方 や 考 え 方 の 基 礎 を 培 い, 我 が 国 の 国 土 に 対 する 認 識 を 養 う (2) 日 本 や 世 界 の 地 域 の 諸 事 象 を 位 置 や 空 間 的 な 広 がりとのかかわりでとらえ, それを 地 域 の 規 模 に 応 じて 環 境 条 件 や 人 間 の 営 みなどと 関 連 付 けて 考 察 し, 地 域 的 特 色 をとらえるための 視 点 や 方 法 を 身 に 付 けさせる (3) 大 小 様 々な 地 域 から 成 り 立 っている 日 本 や 世 界 の 諸 地 域 を 比 較 し 関 連 付 け て 考 察 し,それらの 地 域 は 相 互 に 関 係 し 合 っていることや 各 地 域 の 特 色 には 地 方 的 特 殊 性 と 一 般 的 共 通 性 があること, また,それらは 諸 条 件 の 変 化 などに 伴 っ て 変 容 していることを 理 解 させる (4) 地 域 調 査 など 具 体 的 な 活 動 を 通 して 地 理 的 事 象 に 対 する 関 心 を 高 め, 様 々な 資 料 を 適 切 に 選 択, 活 用 して 地 理 的 事 象 を 多 面 的 多 角 的 に 考 察 し 公 正 に 判 断 す るとともに 適 切 に 表 現 する 能 力 や 態 度 を 育 てる 第 2 各 分 野 の 目 標 及 び 内 容 地 理 的 分 野 1 目 標 (1) 日 本 や 世 界 の 地 理 的 事 象 に 対 する 関 心 を 高 め, 広 い 視 野 に 立 って 我 が 国 の 国 土 及 び 世 界 の 諸 地 域 の 地 域 的 特 色 を 考 察 し 理 解 させ, 地 理 的 な 見 方 や 考 え 方 の 基 礎 を 培 い, 我 が 国 の 国 土 及 び 世 界 の 諸 地 域 に 関 する 地 理 的 認 識 を 養 う (2) 日 本 や 世 界 の 地 域 の 諸 事 象 を 位 置 や 空 間 的 な 広 がりとのかかわりでとらえ, それを 地 域 の 規 模 に 応 じて 環 境 条 件 や 人 間 の 営 みなどと 関 連 付 けて 考 察 し, 地 域 的 特 色 や 地 域 の 課 題 をとらえさせる (3) 大 小 様 々な 地 域 から 成 り 立 っている 日 本 や 世 界 の 諸 地 域 を 比 較 し 関 連 付 け て 考 察 し,それらの 地 域 は 相 互 に 関 係 し 合 っていることや 各 地 域 の 特 色 には 地 方 的 特 殊 性 と 一 般 的 共 通 性 があること, また,それらは 諸 条 件 の 変 化 などに 伴 っ て 変 容 していることを 理 解 させる (4) 地 域 調 査 など 具 体 的 な 活 動 を 通 して 地 理 的 事 象 に 対 する 関 心 を 高 め, 様 々な 資 料 を 適 切 に 選 択, 活 用 して 地 理 的 事 象 を 多 面 的 多 角 的 に 考 察 し 公 正 に 判 断 す るとともに 適 切 に 表 現 する 能 力 や 態 度 を 育 てる 世 界 の 諸 地 域 が 追 加 された 地 域 的 特 色 をとらえ るための 視 点 や 方 法 を 身 に 付 けさせる が 地 域 的 特 色 や 地 域 の 課 題 をとらえさ せる に 変 更 された 2 内 容 (1) 世 界 と 日 本 の 地 域 構 成 ア 世 界 の 地 域 構 成 地 球 儀 や 世 界 地 図 を 活 用 し, 緯 度 と 経 度, 大 陸 と 海 洋 の 分 布, 主 な 国 々の 名 称 と 位 置 などを 取 り 上 げ, 世 界 の 地 域 構 成 を 大 観 させる (ア) 地 球 上 の 位 置 関 係 と 水 陸 の 分 布 地 球 儀 や 世 界 地 図 を 活 用 し, 緯 度 と 経 度, 時 差, 大 陸 と 海 洋 の 分 布 などを 取 り 上 げ, 生 活 舞 台 としての 地 球 を 大 観 させ, 地 球 的 規 模 での 位 置 関 係 をと 2 内 容 (1) 世 界 の 様 々な 地 域 ア 世 界 の 地 域 構 成 地 球 儀 や 世 界 地 図 を 活 用 し, 緯 度 と 経 度, 大 陸 と 海 洋 の 分 布, 主 な 国 々の 名 称 と 位 置, 地 域 区 分 などを 取 り 上 げ, 世 界 の 地 域 構 成 を 大 観 させる 地 域 区 分 が 追 加 さ れた
らえる 基 礎 的 な 技 能 や 知 識 を 身 に 付 け させる (イ) 国 々の 構 成 と 地 域 区 分 現 代 の 世 界 は, 州 や 大 陸 及 びそれら を 幾 つかに 区 分 した 地 域 でとらえられ ていることや 様 々な 国 々から 構 成 され ていることを 理 解 させ, 主 な 国 々の 名 称 と 位 置 を 地 図 を 用 いて 身 に 付 けさせ るとともに, 地 名 や 地 図 への 関 心 を 高 める イ 日 本 の 地 域 構 成 地 球 儀 や 地 図 を 活 用 し, 我 が 国 の 国 土 の 位 置, 領 域 の 特 色, 地 域 区 分 など を 取 り 上 げ, 日 本 の 地 域 構 成 を 大 観 さ せる (ア) 日 本 の 位 置 と 領 域 我 が 国 の 国 土 の 位 置 及 び 領 域 の 特 色 と 変 化 を 広 い 視 野 から 考 察 し, 日 本 の 現 状 を 位 置 と 領 域 の 面 から 大 観 させ る (イ) 都 道 府 県 の 構 成 と 地 域 区 分 現 代 の 日 本 は 都 道 府 県 などを 基 にし て 大 小 様 々に 地 域 区 分 できることなど を 理 解 させ, 日 本 の 地 域 構 成 を 地 図 上 で 大 観 させるとともに, 地 名 や 地 図 へ イ 世 界 各 地 の 人 々の 生 活 と 環 境 世 界 各 地 における 人 々の 生 活 の 様 子 とその 変 容 について, 自 然 及 び 社 会 的 条 件 と 関 連 付 けて 考 察 させ, 世 界 の 人 々の 生 活 や 環 境 の 多 様 性 を 理 解 させ る ウ 世 界 の 諸 地 域 世 界 の 諸 地 域 について, 以 下 の(ア)か ら(カ)の 各 州 に 暮 らす 人 々の 生 活 の 様 子 を 的 確 に 把 握 できる 地 理 的 事 象 を 取 り 上 げ,それを 基 に 主 題 を 設 けて,そ れぞれの 州 の 地 域 的 特 色 を 理 解 させ る (ア) アジア (イ) ヨーロッパ (ウ) アフリカ (エ) 北 アメリカ (オ) 南 アメリカ (カ) オセアニア エ 世 界 の 様 々な 地 域 の 調 査 世 界 の 諸 地 域 に 暮 らす 人 々の 生 活 の 様 子 を 的 確 に 把 握 できる 地 理 的 事 象 を 取 り 上 げ, 様 々な 地 域 又 は 国 の 地 域 的 特 色 をとらえる 適 切 な 主 題 を 設 けて 追 究 し, 世 界 の 地 理 的 認 識 を 深 めさせる とともに, 世 界 の 様 々な 地 域 又 は 国 の 調 査 を 行 う 際 の 視 点 や 方 法 を 身 に 付 け させる (2) 日 本 の 様 々な 地 域 ア 日 本 の 地 域 構 成 地 球 儀 や 地 図 を 活 用 し, 我 が 国 の 国 土 の 位 置, 世 界 各 地 との 時 差, 領 域 の 特 色 と 変 化, 地 域 区 分 などを 取 り 上 げ, 日 本 の 地 域 構 成 を 大 観 させる 中 項 目 が 新 設 された 中 項 目 が 新 設 された 現 行 のように 二 つ 又 は 三 つの 国 を 事 例 と して 取 り 上 げるので はなく, 六 つの 州 を 取 り 上 げることが 示 された 中 項 目 が 新 設 された 現 行 の 内 容 (1)アの 時 差 がここに 位 置 付 けられた
の 関 心 を 高 める (2) 地 域 の 規 模 に 応 じた 調 査 ア 身 近 な 地 域 身 近 な 地 域 における 諸 事 象 を 取 り 上 げ, 観 察 や 調 査 などの 活 動 を 行 い, 生 徒 が 生 活 している 土 地 に 対 する 理 解 と 関 心 を 深 めさせるとともに, 市 町 村 規 模 の 地 域 的 特 色 をとらえる 視 点 や 方 法, 地 理 的 なまとめ 方 や 発 表 の 方 法 の 基 礎 を 身 に 付 けさせる イ 都 道 府 県 47 都 道 府 県 の 中 から 幾 つかの 都 道 府 県 を 取 り 上 げ, 地 理 的 事 象 を 見 いだし て 追 究 し, 地 域 的 特 色 をとらえさせる とともに, 都 道 府 県 規 模 の 地 域 的 特 色 をとらえる 視 点 や 方 法 を 身 に 付 けさせ る ウ 世 界 の 国 々 世 界 の 国 々の 中 から 幾 つかの 国 を 取 り 上 げ, 地 理 的 事 象 を 見 いだして 追 究 し, 地 域 的 特 色 をとらえさせるととも に, 国 家 規 模 の 地 域 的 特 色 をとらえる 視 点 や 方 法 を 身 に 付 けさせる (3) 世 界 と 比 べて 見 た 日 本 ア 様 々な 面 からとらえた 日 本 世 界 的 視 野 から 見 た 日 本 の 地 域 的 特 色 と 日 本 全 体 の 視 野 から 見 た 国 内 の 諸 地 域 の 特 色 を 追 究 し, 我 が 国 の 国 土 の 特 色 を 様 々な 面 から 大 観 させるととも に, 地 域 の 規 模 に 応 じて,また, 地 域 間 を 比 較 し 関 連 付 けて, 地 域 的 特 色 を 明 らかにする 視 点 や 方 法 を 身 に 付 けさ せる (ア) 自 然 環 境 から 見 た 日 本 の 地 域 的 特 色 世 界 的 視 野 から 見 て, 日 本 は 環 太 平 洋 造 山 帯 に 属 し 大 地 の 動 きが 活 発 であ ること, 温 帯 の 島 国, 山 国 で 降 水 量 が 多 く, 緑 におおわれた 国 であること, 自 然 災 害 が 発 生 しやすく 防 災 対 策 が 大 切 であることといった 特 色 を 理 解 させ るとともに, 国 内 では 地 形, 気 候 など において 地 域 差 がみられることを 大 観 させる (イ) 人 口 から 見 た 日 本 の 地 域 的 特 色 世 界 的 視 野 から 見 て, 日 本 は 人 口 が 多 く,また, 人 口 密 度 が 高 く, 平 均 寿 命 が 長 い 国 であること, 少 子 化, 高 齢 化 に 伴 う 課 題 を 抱 えていることといっ た 特 色 を 理 解 させるとともに, 国 内 で は 平 野 部 に 多 くの 人 口 が 集 中 し, 過 密 過 疎 地 域 がみられることを 大 観 さ せる (ウ) 資 源 や 産 業 から 見 た 日 本 の 地 域 的 特 色 イ 世 界 と 比 べた 日 本 の 地 域 的 特 色 世 界 的 視 野 や 日 本 全 体 の 視 野 から 見 た 日 本 の 地 域 的 特 色 を 取 り 上 げ, 我 が 国 の 国 土 の 特 色 を 様 々な 面 から 大 観 さ せる (ア) 自 然 環 境 世 界 的 視 野 から 日 本 の 地 形 や 気 候 の 特 色, 海 洋 に 囲 まれた 日 本 の 国 土 の 特 色 を 理 解 させるとともに, 国 内 の 地 形 や 気 候 の 特 色, 自 然 災 害 と 防 災 への 努 力 を 取 り 上 げ, 日 本 の 自 然 環 境 に 関 す る 特 色 を 大 観 させる (イ) 人 口 世 界 的 視 野 から 日 本 の 人 口 と 人 口 密 度, 少 子 高 齢 化 の 課 題 を 理 解 させると ともに, 国 内 の 人 口 分 布, 過 疎 過 密 問 題 を 取 り 上 げ, 日 本 の 人 口 に 関 する 特 色 を 大 観 させる (ウ) 資 源 エネルギーと 産 業 世 界 的 視 野 から 日 本 の 資 源 エネル 地 域 的 特 色 を 明 らか にする 視 点 や 方 法 を 身 に 付 けさせる が 削 除 された
世 界 的 視 野 から 見 て, 日 本 はエネル ギー 資 源 や 鉱 物 資 源 に 恵 まれていない 国 であること, 土 地 が 高 度 に 利 用 され ていること, 産 業 の 盛 んな 国 であるこ とといった 特 色 を 理 解 させるととも に, 国 内 では 地 域 の 環 境 条 件 を 生 かし た 多 様 な 産 業 地 域 がみられること, 環 境 やエネルギーに 関 する 課 題 などを 抱 えていることを 大 観 させる (エ) 生 活 文 化 から 見 た 日 本 の 地 域 的 特 色 世 界 的 視 野 から 見 て, 日 本 において は 比 較 的 ものの 豊 かな 中 で 人 々が 暮 ら していること,また, 近 代 化 や 国 際 化 の 進 展 などにより 伝 統 的 な 生 活 文 化 は 変 容 していること, 外 国 から 入 って きた 生 活 文 化 は 日 本 の 環 境 条 件 に 対 応 させて 取 り 入 れてきたことといった 特 色 を 理 解 させるとともに, 国 内 では 生 活 文 化 の 地 域 による 差 異 が 次 第 に なくなりつつあるが, 一 方 で 各 地 に 特 色 ある 生 活 文 化 がみられることを 大 観 させる (オ) 地 域 間 の 結 び 付 きから 見 た 日 本 の 地 域 的 特 色 世 界 的 視 野 から 見 て, 日 本 は 国 際 間 の 交 通 通 信 網 の 整 備 が 進 んでいるこ と, 世 界 の 各 地 と 強 く 結 び 付 いている こと, 結 び 付 きの 深 さや 内 容 は 相 手 の 国 や 地 域 によって 特 色 がみられること を 理 解 させるとともに, 国 内 でも 交 通 通 信 網 の 整 備 が 進 んでいること, 各 地 の 時 間 的 な 距 離 や 位 置 の 関 係 が 大 きく 変 化 しつつあること, 人 や 物 資 の 移 動 には 地 域 的 特 色 がみられること, 各 地 域 の 特 色 は 他 地 域 との 結 び 付 きの 影 響 を 受 けながら 変 化 していることを 大 観 させる イ 様 々な 特 色 を 関 連 付 けて 見 た 日 本 アの 各 項 目 で 学 習 した 成 果 を 相 互 に 関 連 付 け, 世 界 的 視 野 から 見 た 日 本 の 地 域 的 特 色, 日 本 全 体 の 視 野 から 見 た 諸 地 域 の 特 色 を 大 観 させる ギーの 消 費 の 現 状 を 理 解 させるととも に, 国 内 の 産 業 の 動 向, 環 境 やエネル ギーに 関 する 課 題 を 取 り 上 げ, 日 本 の 資 源 エネルギーと 産 業 に 関 する 特 色 を 大 観 させる (エ) 地 域 間 の 結 び 付 き 世 界 的 視 野 から 日 本 と 世 界 との 交 通 通 信 網 の 発 達 の 様 子 や 物 流 を 理 解 させるとともに, 国 内 の 交 通 通 信 網 の 整 備 状 況 を 取 り 上 げ, 日 本 と 世 界 の 結 び 付 きや 国 内 各 地 の 結 び 付 きの 特 色 を 大 観 させる ウ 日 本 の 諸 地 域 日 本 を 幾 つかの 地 域 に 区 分 し,それ ぞれの 地 域 について, 以 下 の(ア)から (キ)で 示 した 考 察 の 仕 方 を 基 にして, 地 域 的 特 色 をとらえさせる (ア) 自 然 環 境 を 中 核 とした 考 察 地 域 の 地 形 や 気 候 などの 自 然 環 境 に 関 する 特 色 ある 事 象 を 中 核 として,そ れを 人 々の 生 活 や 産 業 などと 関 連 付 け, 自 然 環 境 が 地 域 の 人 々の 生 活 や 産 業 などと 深 い 関 係 をもっていること や, 地 域 の 自 然 災 害 に 応 じた 防 災 対 策 中 項 目 が 新 設 された 現 行 のように 二 つ 又 は 三 つの 都 道 府 県 を 事 例 として 取 り 上 げ るのではなく, 日 本 を 幾 つかの 地 域 に 区 分 し, 七 つの 考 察 の 仕 方 を 基 に し て,それぞれの 地 域 の 地 域 的 特 色 をと らえさせる ことが 示 された
が 大 切 であることなどについて 考 え る (イ) 歴 史 的 背 景 を 中 核 とした 考 察 地 域 の 産 業, 文 化 の 歴 史 的 背 景 や 開 発 の 歴 史 に 関 する 特 色 ある 事 柄 を 中 核 として,それを 国 内 外 の 他 地 域 との 結 び 付 きや 自 然 環 境 などと 関 連 付 け, 地 域 の 地 理 的 事 象 の 形 成 や 特 色 に 歴 史 的 背 景 がかかわっていることなどについ て 考 える (ウ) 産 業 を 中 核 とした 考 察 地 域 の 農 業 や 工 業 などの 産 業 に 関 す る 特 色 ある 事 象 を 中 核 として,それを 成 立 させている 地 理 的 諸 条 件 と 関 連 付 け, 地 域 に 果 たす 産 業 の 役 割 やその 動 向 は 他 の 事 象 との 関 連 で 変 化 するもの であることなどについて 考 える (エ) 環 境 問 題 や 環 境 保 全 を 中 核 とした 考 察 地 域 の 環 境 問 題 や 環 境 保 全 の 取 組 を 中 核 として,それを 産 業 や 地 域 開 発 の 動 向, 人 々の 生 活 などと 関 連 付 け, 持 続 可 能 な 社 会 の 構 築 のためには 地 域 に おける 環 境 保 全 の 取 組 が 大 切 であるこ となどについて 考 える (オ) 人 口 や 都 市 村 落 を 中 核 とした 考 察 地 域 の 人 口 の 分 布 や 動 態, 都 市 村 落 の 立 地 や 機 能 に 関 する 特 色 ある 事 象 を 中 核 として,それを 人 々の 生 活 や 産 業 などと 関 連 付 け, 過 疎 過 密 問 題 の 解 決 が 地 域 の 課 題 となっていることな どについて 考 える (カ) 生 活 文 化 を 中 核 とした 考 察 地 域 の 伝 統 的 な 生 活 文 化 に 関 する 特 色 ある 事 象 を 中 核 として,それを 自 然 環 境 や 歴 史 的 背 景, 他 地 域 との 交 流 などと 関 連 付 け, 近 年 の 都 市 化 や 国 際 化 によって 地 域 の 伝 統 的 な 生 活 文 化 が 変 容 していることなどについて 考 え る (キ) 他 地 域 との 結 び 付 きを 中 核 とした 考 察 地 域 の 交 通 通 信 網 に 関 する 特 色 あ る 事 象 を 中 核 として,それを 物 資 や 人 々の 移 動 の 特 色 や 変 化 などと 関 連 付 け, 世 界 や 日 本 の 他 の 地 域 との 結 び 付 きの 影 響 を 受 けながら 地 域 は 変 容 して いることなどについて 考 える エ 身 近 な 地 域 の 調 査 身 近 な 地 域 における 諸 事 象 を 取 り 上 げ, 観 察 や 調 査 などの 活 動 を 行 い, 生 徒 が 生 活 している 土 地 に 対 する 理 解 と 関 心 を 深 めて 地 域 の 課 題 を 見 いだし, 地 域 社 会 の 形 成 に 参 画 しその 発 展 に 努 現 行 の 内 容 (2)アに, 地 域 の 課 題 を 見 い だし, 地 域 社 会 の 形 成 に 参 画 しその 発 展 に 努 力 しようとする 態 度 を 養 う が 追 加
力 しようとする 態 度 を 養 うとともに, 市 町 村 規 模 の 地 域 の 調 査 を 行 う 際 の 視 点 や 方 法, 地 理 的 なまとめ 方 や 発 表 の 方 法 の 基 礎 を 身 に 付 けさせる された 3 内 容 の 取 扱 い (1) 内 容 の(1),(2) 及 び(3)については, この 順 序 で 取 り 扱 うものとし,また, 一 部 の 項 目 に 偏 り 過 ぎないようにするも のとする (2) 内 容 の 取 扱 いについては, 次 の 事 項 に 配 慮 するものとする ア 地 埋 的 な 見 方 や 考 え 方 及 び 地 図 の 読 図 や 作 図, 景 観 写 真 の 読 み 取 りなど 地 理 的 技 能 を 身 に 付 けることができるよう 系 統 性 に 留 意 して 計 画 的 に 指 導 するこ と また, 地 域 に 関 する 情 報 の 収 集, 処 理 に 当 たっては,コンピュータや 情 報 通 信 ネットワークなどを 積 極 的 に 活 用 する などの 工 夫 をする イ 地 域 の 特 色 や 変 化 をとらえるに 当 た っては, 歴 史 的 分 野 との 連 携 を 踏 まえ, 歴 史 的 背 景 に 留 意 して 地 域 的 特 色 を 追 究 するよう 工 夫 するとともに, 公 民 的 分 野 との 関 連 にも 配 慮 する ウ 地 域 的 特 色 を 追 究 する 過 程 で 生 物 や 地 学 的 な 事 象 などを 取 り 上 げる 際 には, 地 域 的 特 色 をとらえる 上 で 必 要 な 範 囲 にとどめる (3) 内 容 の(1)については, 次 のとおり 取 ア アの(ア)については, 世 界 地 図 の 投 影 法 などの 高 度 な 内 容 は 取 り 上 げないこ と また, 緯 度 と 経 度, 時 差 などについ ては 単 に 数 量 的 な 取 扱 いにとどめるこ となく, 生 徒 の 関 心 を 高 める 工 夫 をする イ アの(イ)については, 州 名, 大 陸 名 及 びそれらを 幾 つかに 区 分 した 地 域 名 な ども 合 わせて 取 り 上 げるなお, 国 名 については, 生 徒 の 既 得 知 識 を 踏 まえ 更 に 拡 充 が 図 れるよう 配 慮 し, 大 まかに 世 界 地 図 を 描 けるようにする ウ イの(ア)については, 地 球 儀 や 地 図 を 活 用 して 我 が 国 の 位 置 と 領 域 の 特 色 を 多 面 的 多 角 的 にとらえるようにするこ と また, 領 域 の 特 色 と 変 化 につい ては, 北 方 領 土 が 我 が 国 の 固 有 の 領 土 で あることなど, 我 が 国 の 領 域 をめぐる 問 3 内 容 の 取 扱 い (1) 内 容 の(1) 及 び(2)については,この 順 序 で 取 (2) 内 容 の 取 扱 いについては, 次 の 事 項 に 配 慮 するものとする ア 地 理 的 な 見 方 や 考 え 方 及 び 地 図 の 読 図 や 作 図, 景 観 写 真 の 読 み 取 りなど 地 理 的 技 能 を 身 に 付 けることができるよう 系 統 性 に 留 意 して 計 画 的 に 指 導 するこ と その 際, 教 科 用 図 書 地 図 を 十 分 に 活 用 する また, 地 域 に 関 する 情 報 の 収 集, 処 理 に 当 たっては,コンピュータや 情 報 通 信 ネットワークなどを 積 極 的 に 活 用 する などの 工 夫 をする イ 学 習 で 取 り 上 げる 地 域 や 国 について は, 各 項 目 間 の 調 整 を 図 り, 一 部 の 地 域 に 偏 ることのないようにする ウ 地 域 の 特 色 や 変 化 をとらえるに 当 た っては, 歴 史 的 分 野 との 連 携 を 踏 まえ, 歴 史 的 背 景 に 留 意 して 地 域 的 特 色 を 追 究 するよう 工 夫 するとともに, 公 民 的 分 野 との 関 連 にも 配 慮 する エ 地 域 的 特 色 を 追 究 する 過 程 で 生 物 や 地 学 的 な 事 象 などを 取 り 上 げる 際 には, 地 域 的 特 色 をとらえる 上 で 必 要 な 範 囲 にとどめる (3) 内 容 の(1)については, 次 のとおり 取 ア アについては, 学 習 全 体 を 通 して, 大 まかに 世 界 地 図 を 描 けるようにするこ と イ イについては, 世 界 各 地 の 人 々の 生 活 の 様 子 を 考 察 するに 当 たって, 衣 食 住 の 特 色 や, 生 活 と 宗 教 とのかかわりなどに 着 目 させるようにするその 際, 世 界 の 主 な 宗 教 の 分 布 について 理 解 させ るようにする ウ ウについては, 州 ごとに 様 々な 面 から 地 域 的 特 色 を 大 観 させ,その 上 で 主 題 を 設 けて 地 域 的 特 色 を 理 解 させるように するその 際, 主 題 については, 州 の 地 域 的 特 色 が 明 確 となり,かつ 我 が 国 の 国 土 の 認 識 を 深 める 上 で 効 果 的 であ るという 観 点 から 設 定 するまた, 州 ごとに 異 なるものとなるようにする その 際, 教 科 用 図 書 地 図 を 十 分 に 活 用 すること が 追 加 された 学 習 で 取 り 上 げる 地 域 や 国 について の 項 目 が 新 設 された 現 行 の 内 容 の 取 扱 い (3)イに 含 まれてい た 大 まかな 世 界 地 図 に 関 する 記 述 に, 学 習 全 体 を 通 し て が 追 加 された
題 にも 着 目 させるようにする エ イの(イ)については, 生 徒 の 既 得 知 識 を 踏 まえて, 都 道 府 県 名 のほかに 都 道 府 県 庁 所 在 地 名 も 取 り 上 げるなお, 都 道 府 県 の 位 置 と 名 称 については 地 図 を 用 いて 身 に 付 けさせ, 大 まかに 日 本 地 図 を 描 けるようにする オ 国 名 や 都 道 府 県 名 を 確 実 に 身 に 付 け させる 観 点 から, 適 宜 機 会 を 設 けて 計 画 的 に 指 導 する (4) 内 容 の(2)については, 次 のとおり 取 ア ア~ウについては, 各 項 目 を 比 較 し 関 連 付 けて 取 り 扱 い, 地 域 の 規 模 に 応 じて 地 域 的 特 色 をとらえる 視 点 や 方 法 が 異 なってくること,それに 伴 って 地 理 的 な まとめ 方 や 発 表 の 方 法 も 工 夫 が 必 要 で あることなどに 留 意 し, 地 域 の 規 模 に 応 じた 調 べ 方, 学 び 方 を 身 に 付 けさせるよ うにする イ アについては, 学 校 所 在 地 の 事 情 を 踏 まえて 観 察 や 調 査 を 指 導 計 画 に 位 置 付 け 実 施 するその 際, 縮 尺 の 大 きな 地 図 や 統 計 その 他 の 資 料 に 親 しませ,そ れらの 活 用 の 技 能 を 高 めるようにする ウ イについては, 二 つ 又 は 三 つの 都 道 府 県 を 事 例 として 選 び, 具 体 的 に 取 り 扱 う ようにするなお, 事 例 として 取 り 上 げる 都 道 府 県 については, 学 校 所 在 地 の 都 道 府 県 を 含 めて 選 び,それぞれ 特 色 ある 視 点 や 方 法 で 追 究 するようにする エ ウについては, 二 つ 又 は 三 つの 国 を 事 例 として 選 び, 具 体 的 に 取 り 扱 うように するなお, 事 例 として 取 り 上 げる 国 については, 近 隣 の 国 を 含 めて 選 び, それぞれ 特 色 ある 視 点 や 方 法 で 追 究 す るようにする エ エについては, 様 々な 資 料 を 的 確 に 読 み 取 ったり, 地 図 を 有 効 に 活 用 して 事 象 を 説 明 したりするなどの 作 業 的 な 学 習 活 動 を 取 り 入 れるまた, 自 分 の 解 釈 を 加 えて 論 述 したり, 意 見 交 換 したり するなどの 学 習 活 動 を 充 実 させる (4) 内 容 の(2)については, 次 のとおり 取 ア アについては, 次 のとおり 取 り 扱 うも のとする (ア) 領 域 の 特 色 と 変 化 については, 我 が 国 の 海 洋 国 家 としての 特 色 を 取 り 上 げるとともに, 北 方 領 土 が 我 が 国 の 固 有 の 領 土 であることなど, 我 が 国 の 領 域 を めぐる 問 題 にも 着 目 させるようにする (イ) 日 本 の 地 域 区 分 を 扱 う 際 には, 都 道 府 県 の 名 称 と 位 置 のほかに 都 道 府 県 庁 所 在 地 名 も 取 り 上 げる (ウ) 学 習 全 体 を 通 して, 大 まかに 日 本 地 図 を 描 けるようにする イ イの(ア)から(エ)で 示 した 日 本 の 地 域 的 特 色 については, 指 導 に 当 たって 内 容 の(1)の 学 習 成 果 を 生 かすとともに, 日 本 の 諸 地 域 の 特 色 について 理 解 を 深 め るための 基 本 的 な 事 柄 で 構 成 する ウ ウについては, 次 のとおり 取 り 扱 うも のとする (ア) 地 域 区 分 については, 指 導 の 観 点 や 学 校 所 在 地 の 事 情 などを 考 慮 して 適 切 に 決 める (イ) 指 導 に 当 たっては, 地 域 の 特 色 ある 事 象 や 事 柄 を 中 核 として,それを 他 の 事 象 と 有 機 的 に 関 連 付 けて, 地 域 的 特 色 を 追 究 するようにする (ウ) (ア)から(キ)の 考 察 の 仕 方 については, 学 習 する 地 域 ごとに 一 つ 選 択 する また,ウの 学 習 全 体 を 通 してすべて 取 り 扱 う エ エについては, 学 校 所 在 地 の 事 情 を 踏 まえて 観 察 や 調 査 を 指 導 計 画 に 位 置 付 け 実 施 するその 際, 縮 尺 の 大 きな 地 図 や 統 計 その 他 の 資 料 に 親 しませ,そ れらの 活 用 の 技 能 を 高 めるようにする また, 観 察 や 調 査 の 結 果 をまとめ る 際 には, 地 図 を 有 効 に 活 用 して 事 象 を 説 明 したり, 自 分 の 解 釈 を 加 えて 論 述 し たり, 意 見 交 換 したりするなどの 学 習 活 動 を 充 実 させるなお, 学 習 の 効 果 を 高 めることができる 場 合 には, 内 容 の 現 行 の 内 容 の 取 扱 い (3)ウに 含 まれてい た 領 域 の 特 色 と 変 化 に 関 する 記 述 に, 我 が 国 の 海 洋 国 家 としての 特 色 を 取 り 上 げるとともに が 追 加 された 現 行 の 内 容 の 取 扱 い (3)エに 含 まれてい た 大 まかな 日 本 地 図 に 関 する 記 述 に, 学 習 全 体 を 通 し て が 追 加 された 現 行 の 内 容 の 取 扱 い (4)イに, 地 図 を 有 効 に 活 用 して 事 象 を 説 明 したり, 自 分 の 解 釈 を 加 えて 論 述 し たり, 意 見 交 換 した りするなどの 学 習 活 動 を 充 実 させるこ と が 追 加 された 内 容 (2)ウの 中 の 学 校 所 在 地 を 含 む 地 域
(5) 内 容 の(3)については, 次 のとおり 取 ア アの(ア)~(オ)で 示 した 日 本 の 地 域 的 特 色 については, 多 面 的 多 角 的 に 取 り 扱 うよう 配 慮 し, 必 要 最 小 限 の 事 柄 で 構 成 する イ アの(ア)~(オ)の 世 界 的 視 野 から 見 た 日 本 の 地 域 的 特 色 については, 日 本 を 一 つの 地 域 として 取 り 扱 うようにするこ と また, 国 内 の 地 域 的 特 色 については, 日 本 全 体 の 視 野 という 点 に 留 意 し, 類 似 性 や 傾 向 性 に 着 目 してとらえ, 都 道 府 県 規 模 よりも 細 かな 事 象 には 深 入 りしな い ウ アの(イ),(エ) 及 び(オ)の 国 内 の 地 域 的 特 色 に 関 する 取 扱 いに 当 たっては, 一 つ 又 は 二 つの 事 例 地 域 を 通 して 具 体 的 に 取 り 扱 うようにする エ アの(ア)~(オ) 及 びイの 取 扱 いに 当 た っては, 計 画 的 に 指 導 し, 地 域 的 特 色 を 地 域 の 規 模 や 地 域 間 の 比 較 によってと らえる 方 法 を 効 果 的 に 身 に 付 けること ができるようにする オ イについては, 内 容 の(3)のまとめの 項 目 であることに 留 意 し,これに 配 当 す る 授 業 時 数 はアの(ア)~(オ)の 各 項 目 に 比 べて 増 大 することのないようにする (2)のウの 中 の 学 校 所 在 地 を 含 む 地 域 の 学 習 と 結 び 付 けて 扱 ってもよい の 学 習 と 結 び 付 け て 扱 ってもよいとさ れた 歴 史 的 分 野 1 目 標 (1) 歴 史 的 事 象 に 対 する 関 心 を 高 め, 我 が 国 の 歴 史 の 大 きな 流 れと 各 時 代 の 特 色 を 世 界 の 歴 史 を 背 景 に 理 解 させ,それを 通 して 我 が 国 の 文 化 と 伝 統 の 特 色 を 広 い 視 野 に 立 って 考 えさせるとともに, 我 が 国 の 歴 史 に 対 する 愛 情 を 深 め, 国 民 と しての 自 覚 を 育 てる (2) 国 家 社 会 及 び 文 化 の 発 展 や 人 々の 生 歴 史 的 分 野 1 目 標 (1) 歴 史 的 事 象 に 対 する 関 心 を 高 め, 我 が 国 の 歴 史 の 大 きな 流 れを, 世 界 の 歴 史 を 背 景 に, 各 時 代 の 特 色 を 踏 まえて 理 解 さ せ,それを 通 して 我 が 国 の 伝 統 と 文 化 の 特 色 を 広 い 視 野 に 立 って 考 えさせると ともに, 我 が 国 の 歴 史 に 対 する 愛 情 を 深 め, 国 民 としての 自 覚 を 育 てる (2) 国 家 社 会 及 び 文 化 の 発 展 や 人 々の 生 各 時 代 の 特 色 が 理 解 させ から 踏 ま えて に 変 更 された
活 の 向 上 に 尽 くした 歴 史 上 の 人 物 と 現 在 に 伝 わる 文 化 遺 産 を,その 時 代 や 地 域 との 関 連 において 理 解 させ, 尊 重 する 態 度 を 育 てる (3) 歴 史 に 見 られる 国 際 関 係 や 文 化 交 流 のあらましを 理 解 させ, 我 が 国 と 諸 外 国 の 歴 史 や 文 化 が 相 互 に 深 くかかわって いることを 考 えさせるとともに, 他 民 族 の 文 化, 生 活 などに 関 心 をもたせ, 国 際 協 調 の 精 神 を 養 う (4) 身 近 な 地 域 の 歴 史 や 具 体 的 な 事 象 の 学 習 を 通 して 歴 史 に 対 する 興 味 や 関 心 を 高 め, 様 々な 資 料 を 活 用 して 歴 史 的 事 象 を 多 面 的 多 角 的 に 考 察 し 公 正 に 判 断 するとともに 適 切 に 表 現 する 能 力 と 態 度 を 育 てる 活 の 向 上 に 尽 くした 歴 史 上 の 人 物 と 現 在 に 伝 わる 文 化 遺 産 を,その 時 代 や 地 域 との 関 連 において 理 解 させ, 尊 重 する 態 度 を 育 てる (3) 歴 史 に 見 られる 国 際 関 係 や 文 化 交 流 のあらましを 理 解 させ, 我 が 国 と 諸 外 国 の 歴 史 や 文 化 が 相 互 に 深 くかかわって いることを 考 えさせるとともに, 他 民 族 の 文 化, 生 活 などに 関 心 をもたせ, 国 際 協 調 の 精 神 を 養 う (4) 身 近 な 地 域 の 歴 史 や 具 体 的 な 事 象 の 学 習 を 通 して 歴 史 に 対 する 興 味 関 心 を 高 め, 様 々な 資 料 を 活 用 して 歴 史 的 事 象 を 多 面 的 多 角 的 に 考 察 し 公 正 に 判 断 す るとともに 適 切 に 表 現 する 能 力 と 態 度 を 育 てる 2 内 容 (1) 歴 史 の 流 れと 地 域 の 歴 史 ア 我 が 国 の 歴 史 について, 関 心 ある 主 題 を 設 定 しまとめる 作 業 的 な 活 動 を 通 し て, 時 代 の 移 り 変 わりに 気 付 かせるとと もに, 歴 史 を 学 ぶ 意 欲 を 高 める イ 身 近 な 地 域 の 歴 史 を 調 べる 活 動 を 通 して, 地 域 への 関 心 を 高 め, 地 域 の 具 体 的 な 事 柄 とのかかわりの 中 で 我 が 国 の 歴 史 を 理 解 させるとともに, 歴 史 の 学 び 方 を 身 に 付 けさせる (2) 古 代 までの 日 本 ア 人 類 が 出 現 し,やがて 世 界 の 古 代 文 明 が 生 まれたこと,また, 日 本 列 島 で 狩 猟 採 集 を 行 っていた 人 々の 生 活 が 農 耕 の 広 まりとともに 変 化 していったこと を 理 解 させる イ 国 家 が 形 成 されていく 過 程 のあらま しを, 東 アジアとのかかわり, 古 墳 の 広 まり, 大 和 朝 廷 による 統 一 を 通 して 理 解 させる その 際, 当 時 の 人 々の 信 仰, 大 陸 から 移 住 してきた 人 々の 我 が 国 の 社 会 に 果 たした 役 割 に 気 付 かせる ウ 大 陸 の 文 物 や 制 度 を 積 極 的 に 取 り 入 れながら 国 家 の 仕 組 みが 整 えられ,その 後, 天 皇 貴 族 の 政 治 が 展 開 されたこと を, 聖 徳 太 子 の 政 治 と 大 化 の 改 新, 律 令 国 家 の 確 立, 摂 関 政 治 を 通 して 理 解 させ る エ 国 際 的 な 要 素 をもった 文 化 が 栄 え, 後 に 文 化 の 国 風 化 が 進 んだことを 理 解 さ 2 内 容 (1) 歴 史 のとらえ 方 ア 我 が 国 の 歴 史 上 の 人 物 や 出 来 事 など について 調 べたり 考 えたりするなどの 活 動 を 通 して, 時 代 の 区 分 やその 移 り 変 わりに 気 付 かせ, 歴 史 を 学 ぶ 意 欲 を 高 め るとともに, 年 代 の 表 し 方 や 時 代 区 分 に ついての 基 本 的 な 内 容 を 理 解 させる イ 身 近 な 地 域 の 歴 史 を 調 べる 活 動 を 通 して, 地 域 への 関 心 を 高 め, 地 域 の 具 体 的 な 事 柄 とのかかわりの 中 で 我 が 国 の 歴 史 を 理 解 させるとともに, 受 け 継 がれ てきた 伝 統 や 文 化 への 関 心 を 高 め, 歴 史 の 学 び 方 を 身 に 付 けさせる ウ 学 習 した 内 容 を 活 用 してその 時 代 を 大 観 し 表 現 する 活 動 を 通 して, 各 時 代 の 特 色 をとらえさせる (2) 古 代 までの 日 本 ア 世 界 の 古 代 文 明 や 宗 教 のおこり, 日 本 列 島 における 農 耕 の 広 まりと 生 活 の 変 化 や 当 時 の 人 々の 信 仰, 大 和 朝 廷 による 統 一 と 東 アジアとのかかわりなどを 通 して, 世 界 の 各 地 で 文 明 が 築 かれ, 東 ア ジアの 文 明 の 影 響 を 受 けながら 我 が 国 で 国 家 が 形 成 されていったことを 理 解 させる イ 律 令 国 家 の 確 立 に 至 るまでの 過 程, 摂 関 政 治 などを 通 して, 大 陸 の 文 物 や 制 度 を 積 極 的 に 取 り 入 れながら 国 家 の 仕 組 みが 整 えられ,その 後, 天 皇 や 貴 族 の 政 治 が 展 開 したことを 理 解 させる ウ 仏 教 の 伝 来 とその 影 響, 仮 名 文 字 の 成 立 などを 通 して, 国 際 的 な 要 素 をもった 関 心 ある 主 題 が 人 物 や 出 来 事 とされ た 年 代 の 表 し 方 や 時 代 区 分 が 基 本 的 な 理 解 内 容 とされた 身 近 な 地 域 の 歴 史 で 伝 統 や 文 化 への 関 心 を 高 め ることが 追 加 された 各 時 代 の 特 色 をとら えさせる という 中 項 目 が 新 設 された 宗 教 のおこり が 追 加 された 内 容 に 含 まれていた 人 類 の 出 現 は 内 容 の 取 扱 いで 触 れ ること と 位 置 付 け られた
せる 現 行 新 備 考 (3) 中 世 の 日 本 ア 武 士 が 台 頭 し 武 家 政 権 が 成 立 したこ ととその 後 の 武 家 社 会 の 展 開 を 鎌 倉 幕 府 の 成 立, 南 北 朝 の 争 乱 と 室 町 幕 府, 応 仁 の 乱 後 の 社 会 的 な 変 動 を 通 して 理 解 させるとともに, 元 寇, 日 明 貿 易, 琉 球 の 国 際 的 な 役 割 など,その 間 の 東 アジア 世 界 とのかかわりに 気 付 かせる イ 農 業 などの 諸 産 業 が 発 達 し, 畿 内 を 中 心 とした 都 市 や 農 村 に 自 治 的 な 仕 組 み が 生 まれたことを 理 解 させるとともに, 武 士 や 民 衆 の 活 力 を 背 景 にして 生 み 出 された 新 たな 文 化 の 特 色 について 考 え させる (4) 近 世 の 日 本 ア 戦 国 の 動 乱 とその 時 期 のヨーロッパ 人 の 来 航 について 理 解 させるともに,そ の 文 化 の 伝 来 が 我 が 国 の 社 会 に 及 ぼし た 影 響 について 考 えさせる イ 織 田 豊 臣 による 統 一 事 業 とその 当 時 の 対 外 関 係 のあらましを 通 して 政 治 や 社 会 の 大 きな 変 化 を 理 解 させるととも に, 武 将 や 豪 商 などの 生 活 文 化 の 展 開 に 気 付 かせる ウ 江 戸 幕 府 の 成 立 と 大 名 統 制, 鎖 国 政 策, 身 分 制 度 の 確 立 及 び 農 村 の 様 子 を 通 して, 江 戸 幕 府 の 政 治 の 特 色 について 考 えさせる その 際, 鎖 国 下 の 対 外 関 係 に 気 付 かせる エ 産 業, 交 通 などが 発 達 し, 町 人 文 化 が 都 市 を 中 心 に 形 成 されたことを 理 解 さ せるとともに, 地 方 の 生 活 文 化 について 着 目 させ, 現 在 との 結 び 付 きについて 考 えさせる オ 社 会 の 変 動 や 欧 米 諸 国 の 接 近 に 対 応 した 幕 府 の 政 治 改 革 と 政 治 の 行 き 詰 ま りを 理 解 させるとともに, 新 しい 学 問 思 想 の 動 きについて 気 付 かせる (5) 近 現 代 の 日 本 と 世 界 ア 市 民 革 命 や 産 業 革 命 を 経 た 欧 米 諸 国 のアジアへの 進 出 を 背 景 に, 開 国 とその 影 響 について 理 解 させる イ 明 治 維 新 の 経 緯 のあらましを 理 解 さ せ, 新 政 府 の 諸 改 革 により 近 代 国 家 の 基 礎 が 整 えられたことに 気 付 かせるとと もに, 人 々の 生 活 の 大 きな 変 化 について 考 えさせる ウ 急 速 に 近 代 化 を 進 めた 我 が 国 の 国 際 的 地 位 の 向 上 と 大 陸 との 関 係 のあらま 文 化 が 栄 え, 後 に 文 化 の 国 風 化 が 進 んだ ことを 理 解 させる (3) 中 世 の 日 本 ア 鎌 倉 幕 府 の 成 立, 南 北 朝 の 争 乱 と 室 町 幕 府, 東 アジアの 国 際 関 係, 応 仁 の 乱 後 の 社 会 的 な 変 動 などを 通 して, 武 家 政 治 の 特 色 を 考 えさせ, 武 士 が 台 頭 して 武 家 政 権 が 成 立 し,その 支 配 が 次 第 に 全 国 に 広 まるとともに, 東 アジア 世 界 との 密 接 なかかわりがみられたことを 理 解 させ る イ 農 業 など 諸 産 業 の 発 達, 畿 内 を 中 心 と した 都 市 や 農 村 における 自 治 的 な 仕 組 みの 成 立, 禅 宗 の 文 化 的 な 影 響 などを 通 して, 武 家 政 治 の 展 開 や 民 衆 の 成 長 を 背 景 とした 社 会 や 文 化 が 生 まれたことを 理 解 させる (4) 近 世 の 日 本 ア 戦 国 の 動 乱,ヨーロッパ 人 来 航 の 背 景 とその 影 響, 織 田 豊 臣 による 統 一 事 業 とその 当 時 の 対 外 関 係, 武 将 や 豪 商 など の 生 活 文 化 の 展 開 などを 通 して, 近 世 社 会 の 基 礎 がつくられていったことを 理 解 させる イ 江 戸 幕 府 の 成 立 と 大 名 統 制, 鎖 国 政 策, 身 分 制 度 の 確 立 及 び 農 村 の 様 子, 鎖 国 下 の 対 外 関 係 などを 通 して, 江 戸 幕 府 の 政 治 の 特 色 を 考 えさせ, 幕 府 と 藩 によ る 支 配 が 確 立 したことを 理 解 させる ウ 産 業 や 交 通 の 発 達, 教 育 の 普 及 と 文 化 の 広 がりなどを 通 して, 町 人 文 化 が 都 市 を 中 心 に 形 成 されたことや, 各 地 方 の 生 活 文 化 が 生 まれたことを 理 解 させる エ 社 会 の 変 動 や 欧 米 諸 国 の 接 近, 幕 府 の 政 治 改 革, 新 しい 学 問 思 想 の 動 きなど を 通 して, 幕 府 の 政 治 が 次 第 に 行 き 詰 ま りをみせたことを 理 解 させる (5) 近 代 の 日 本 と 世 界 ア 欧 米 諸 国 における 市 民 革 命 や 産 業 革 命,アジア 諸 国 の 動 きなどを 通 して, 欧 米 諸 国 が 近 代 社 会 を 成 立 させてアジア へ 進 出 したことを 理 解 させる イ 開 国 とその 影 響, 富 国 強 兵 殖 産 興 業 政 策, 文 明 開 化 などを 通 して, 新 政 府 に よる 改 革 の 特 色 を 考 えさせ, 明 治 維 新 に よって 近 代 国 家 の 基 礎 が 整 えられて, 人 々の 生 活 が 大 きく 変 化 したことを 理 解 させる ウ 自 由 民 権 運 動, 大 日 本 帝 国 憲 法 の 制 定, 日 清 日 露 戦 争, 条 約 改 正 などを 通 戦 国 の 動 乱 からヨー ロッパ 人 の 来 航, 織 豊 政 権 までが 一 つの 中 項 目 とされ, 近 世 社 会 の 基 礎 がつくら れていったことを 理 解 させる とされた 一 つの 大 項 目 であっ た 近 現 代 が 近 代 と 現 代 に 分 割 された 近 代 の 欧 米 やアジア 諸 国 の 動 きが 単 独 の 中 項 目 とされ, 日 本 の 開 国 から 明 治 維 新 までが 一 つの 流 れと してまとめられた
しを, 自 由 民 権 運 動 と 大 日 本 帝 国 憲 法 の 制 定, 日 清 日 露 戦 争, 条 約 改 正 を 通 し て 理 解 させる エ 政 府 の 富 国 強 兵 殖 産 興 業 政 策 の 下 で 進 展 した 我 が 国 の 近 代 産 業 が 産 業 革 命 を 経 て 発 展 したことと,その 中 での 国 民 生 活 の 変 化 について 理 解 させる また, この 時 期 に 近 代 文 化 が 形 成 され, 都 市 を 中 心 に 文 化 の 大 衆 化 が 進 んだことに 気 付 かせる オ 第 一 次 世 界 大 戦 前 後 の 国 際 情 勢 のあ らましを 理 解 させるとともに, 民 族 運 動 の 高 まり, 国 際 平 和 への 努 力,この 時 期 の 我 が 国 の 国 民 の 政 治 的 自 覚 の 高 まり に 気 付 かせる カ 昭 和 初 期 から 第 二 次 世 界 大 戦 の 終 結 までの 我 が 国 の 政 治 外 交 の 動 き, 中 国 などアジア 諸 国 との 関 係, 欧 米 諸 国 の 動 きに 着 目 させて, 経 済 の 混 乱 と 社 会 問 題 の 発 生, 軍 部 の 台 頭 から 戦 争 までの 経 過 を 理 解 させるとともに, 戦 時 下 の 国 民 の 生 活 に 着 目 させる また, 大 戦 が 人 類 全 体 に 惨 禍 を 及 ぼしたことを 理 解 させる キ 第 二 次 世 界 大 戦 後, 国 際 社 会 に 復 帰 す るまでの 我 が 国 の 民 主 化 と 再 建 の 過 程 や 国 際 社 会 への 参 加 について, 世 界 の 動 きと 関 連 させて 理 解 させる ク 高 度 経 済 成 長 以 降 の 我 が 国 の 動 きを 世 界 の 動 きと 関 連 させてとらえさせ, 経 済 や 科 学 技 術 の 急 速 な 発 展 とそれに 伴 う 国 民 の 生 活 の 向 上 や 国 際 社 会 におい て 我 が 国 の 役 割 が 大 きくなってきたこ とについて 気 付 かせる して, 立 憲 制 の 国 家 が 成 立 して 議 会 政 治 が 始 まるとともに, 我 が 国 の 国 際 的 地 位 が 向 上 したことを 理 解 させる エ 我 が 国 の 産 業 革 命,この 時 期 の 国 民 生 活 の 変 化, 学 問 教 育 科 学 芸 術 の 発 展 などを 通 して, 我 が 国 で 近 代 産 業 が 発 展 し, 近 代 文 化 が 形 成 されたことを 理 解 させる オ 第 一 次 世 界 大 戦 の 背 景 とその 影 響, 民 族 運 動 の 高 まりと 国 際 協 調 の 動 き, 我 が 国 の 国 民 の 政 治 的 自 覚 の 高 まりと 文 化 の 大 衆 化 などを 通 して, 第 一 次 世 界 大 戦 前 後 の 国 際 情 勢 及 び 我 が 国 の 動 きと, 大 戦 後 に 国 際 平 和 への 努 力 がなされたこ とを 理 解 させる カ 経 済 の 世 界 的 な 混 乱 と 社 会 問 題 の 発 生, 昭 和 初 期 から 第 二 次 世 界 大 戦 の 終 結 までの 我 が 国 の 政 治 外 交 の 動 き, 中 国 などアジア 諸 国 との 関 係, 欧 米 諸 国 の 動 き, 戦 時 下 の 国 民 の 生 活 などを 通 して, 軍 部 の 台 頭 から 戦 争 までの 経 過 と, 大 戦 が 人 類 全 体 に 惨 禍 を 及 ぼしたことを 理 解 させる (6) 現 代 の 日 本 と 世 界 ア 冷 戦, 我 が 国 の 民 主 化 と 再 建 の 過 程, 国 際 社 会 への 復 帰 などを 通 して, 第 二 次 世 界 大 戦 後 の 諸 改 革 の 特 色 を 考 えさせ, 世 界 の 動 きの 中 で 新 しい 日 本 の 建 設 が 進 められたことを 理 解 させる イ 高 度 経 済 成 長, 国 際 社 会 とのかかわ り, 冷 戦 の 終 結 などを 通 して, 我 が 国 の 経 済 や 科 学 技 術 が 急 速 に 発 展 して 国 民 の 生 活 が 向 上 し, 国 際 社 会 において 我 が 国 の 役 割 が 大 きくなってきたことを 理 解 させる 明 治 期 の 文 化 ( 近 代 文 化 の 形 成 )と 大 正 期 の 文 化 ( 文 化 の 大 衆 化 )が 分 離 された 一 つの 大 項 目 であっ た 近 現 代 が 近 代 と 現 代 に 分 割 され, 現 代 は 第 二 次 世 界 大 戦 以 降 と いう 位 置 付 けとされ た 3 内 容 の 取 扱 い (1) 内 容 の 取 扱 いについては, 次 の 事 項 に 配 慮 するものとする ア 生 徒 の 発 達 段 階 を 考 慮 し, 抽 象 的 で 高 度 な 内 容 や 複 雑 な 社 会 構 造 などに 深 入 りすることは 避 けるとともに, 各 時 代 の 特 色 を 表 す 歴 史 的 事 象 を 重 点 的 に 選 ん で 指 導 内 容 を 構 成 することにより, 細 か な 知 識 を 記 憶 するだけの 学 習 に 陥 らな いようにするなお, 年 代 の 表 し 方 や 時 代 区 分 についても 基 本 的 な 理 解 を 得 させるようにする イ 世 界 の 歴 史 については, 我 が 国 の 歴 史 を 理 解 する 際 の 背 景 として 我 が 国 の 歴 史 と 直 接 かかわる 事 柄 を 取 り 扱 うにと どめる 3 内 容 の 取 扱 い (1) 内 容 の 取 扱 いについては, 次 の 事 項 に 配 慮 するものとする ア 生 徒 の 発 達 の 段 階 を 考 慮 して, 各 時 代 の 特 色 や 時 代 の 転 換 にかかわる 基 礎 的 基 本 的 な 歴 史 的 事 象 を 重 点 的 に 選 ん で 指 導 内 容 を 構 成 する イ 歴 史 的 事 象 の 意 味 意 義 や 特 色, 事 象 間 の 関 連 を 説 明 したり, 課 題 を 設 けて 追 究 したり, 意 見 交 換 したりするなどの 学 習 を 重 視 して, 思 考 力, 判 断 力, 表 現 力 深 入 りすることは 避 ける といった は どめ 規 定 は 全 体 と して 削 除 された 説 明, 意 見 交 換 と いった 言 語 活 動 を 通 した 思 考 力, 判 断 力, 表 現 力 の 養 成
ウ 歴 史 的 事 象 の 指 導 に 当 たっては, 地 理 的 分 野 との 連 携 を 踏 まえ, 地 理 的 条 件 に も 着 目 して 取 り 扱 うよう 工 夫 するとと もに, 公 民 的 分 野 との 関 連 にも 配 慮 する エ 国 家 社 会 及 び 文 化 の 発 展 や 人 々の 生 活 の 向 上 に 尽 くした 歴 史 上 の 人 物 に 対 する 生 徒 の 興 味 関 心 を 育 てる 指 導 に 努 めるとともに,それぞれの 人 物 が 果 たし た 役 割 や 生 き 方 などについて 時 代 的 背 景 と 関 連 付 けて 考 察 させるようにする その 際, 身 近 な 地 域 の 歴 史 上 の 人 物 を 取 り 上 げることにも 留 意 する オ 日 本 人 の 生 活 や 生 活 に 根 ざした 文 化 については, 各 時 代 の 政 治 や 社 会 の 動 き 及 び 各 地 域 の 地 理 的 条 件, 身 近 な 地 域 の 歴 史 とも 関 連 付 けて 指 導 するとともに, 民 俗 学 などの 成 果 の 活 用 や 博 物 館, 郷 土 資 料 館 などの 見 学 調 査 を 通 じて, 生 活 文 化 の 展 開 を 具 体 的 に 学 ぶことができ るようにする (2) 内 容 の(1)については, 次 のとおり 取 ア アについては, 小 学 校 における 学 習 を 踏 まえ, 中 学 校 の 歴 史 学 習 の 導 入 として 実 施 することを 原 則 とする 取 り 上 げる 主 題 は 幾 つかの 時 代 にまたがるも のとし, 各 時 代 ごとの 細 かな 事 象 への 深 入 りを 避 けるようにする イ イについては, 内 容 の(2) 以 下 とかか わらせて 計 画 的 に 実 施 し, 地 域 の 特 性 に 応 じた 時 代 を 取 り 上 げるようにすると ともに, 人 々の 生 活 や 生 活 に 根 ざした 文 化 に 着 目 した 取 扱 いを 工 夫 するそ の 際, 博 物 館, 郷 土 資 料 館 などの 活 用 も 考 慮 する ウ ア 及 びイについては, 適 切 かつ 十 分 な 等 を 養 うとともに, 学 習 内 容 の 確 かな 理 解 と 定 着 を 図 る ウ 各 時 代 の 文 化 については, 代 表 的 な 事 例 を 取 り 上 げてその 特 色 を 考 えさせる ようにする エ 歴 史 的 事 象 の 指 導 に 当 たっては, 地 理 的 分 野 との 連 携 を 踏 まえ, 地 理 的 条 件 に も 着 目 して 取 り 扱 うよう 工 夫 するとと もに, 公 民 的 分 野 との 関 連 にも 配 慮 する オ 国 家 社 会 及 び 文 化 の 発 展 や 人 々の 生 活 の 向 上 に 尽 くした 歴 史 上 の 人 物 に 対 する 生 徒 の 興 味 関 心 を 育 てる 指 導 に 努 めるとともに,それぞれの 人 物 が 果 たし た 役 割 や 生 き 方 などについて 時 代 的 背 景 と 関 連 付 けて 考 察 させるようにする その 際, 身 近 な 地 域 の 歴 史 上 の 人 物 を 取 り 上 げることにも 留 意 する カ 日 本 人 の 生 活 や 生 活 に 根 ざした 文 化 については, 政 治 の 動 き, 社 会 の 動 き, 各 地 域 の 地 理 的 条 件, 身 近 な 地 域 の 歴 史 とも 関 連 付 けて 指 導 したり, 民 俗 学 や 考 古 学 などの 成 果 の 活 用 や 博 物 館, 郷 土 資 料 館 などの 施 設 を 見 学 調 査 したりする などして 具 体 的 に 学 ぶことができるよ うにする (2) 内 容 の(1)については, 次 のとおり 取 ア アについては, 中 学 校 の 歴 史 学 習 の 導 入 として 実 施 することを 原 則 とするこ と 小 学 校 での 学 習 を 踏 まえ, 扱 う 内 容 や 活 動 の 仕 方 を 工 夫 して, 時 代 の 区 分 やその 移 り 変 わり に 気 付 かせるように する 年 代 の 表 し 方 や 時 代 区 分 の 学 習 については, 導 入 における 学 習 内 容 を 基 盤 にし, 内 容 の(2) 以 下 とかかわ らせて 継 続 的 計 画 的 に 進 める イ イについては, 内 容 の(2) 以 下 とかか わらせて 計 画 的 に 実 施 し, 地 域 の 特 性 に 応 じた 時 代 を 取 り 上 げるようにすると ともに, 人 々の 生 活 や 生 活 に 根 ざした 伝 統 や 文 化 に 着 目 した 取 扱 いを 工 夫 する その 際, 博 物 館, 郷 土 資 料 館 など の 施 設 の 活 用 や 地 域 の 人 々の 協 力 も 考 慮 する ウ ウについては, 内 容 の(2) 以 下 の 各 時 代 の 学 習 のまとめとして 実 施 すること を 原 則 とするその 際, 各 時 代 の 学 習 の 初 めにその 特 色 の 究 明 に 向 けた 課 題 意 識 を 育 成 した 上 で, 他 の 時 代 との 共 通 点 や 相 違 点 に 着 目 しながら, 大 観 や 表 現 の 仕 方 を 工 夫 して, 各 時 代 の 特 色 をと らえさせるようにする エ ア,イ 及 びウについては, 適 切 かつ 十 が 追 加 された 文 化 については, 一 括 して 代 表 的 な 事 例 を 取 り 上 げる と され, 他 の 内 容 につ いても,これ 以 降 の いくつかの 個 所 で 代 表 的 な 事 例 を 取 り 上 げるようにする こと とされた 時 代 の 区 分 やその 移 り 変 わり に 気 付 かせる とされた 年 代 の 表 し 方 や 時 代 区 分 については 継 続 的 計 画 的 に 学 習 を 進 める とされた 伝 統 が 追 加 された 博 物 館, 郷 土 資 料 館 と 並 んで 地 域 の 人 々の 協 力 が 追 加 された 各 時 代 の 特 色 をとら えさせる 活 動 につ いては, 各 時 代 の 学 習 のまとめとして 行 うことが 原 則 とさ れ, 初 めに 課 題 意 識 の 育 成 が 求 めら れた
授 業 時 数 を 配 当 する (3) 内 容 の(2)については, 次 のとおり 取 ア アの 世 界 の 古 代 文 明 については, 中 国 の 古 代 文 明 を 例 として 取 り 上 げ, 生 活 技 術 の 発 達, 文 字 の 使 用 などに 気 付 か せるようにするまた, 稲 作 が 大 陸 から 日 本 列 島 に 伝 わったことについて 気 付 かせるようにする イ イの 国 家 が 形 成 されていく 過 程 のあ らまし については, 氏 姓 制 度 などの 細 かな 事 象 に 深 入 りしないようにするこ と また, 東 アジアとのかかわり に ついては, 我 が 国 との 交 流 を 扱 い, 東 ア ジアにおける 王 朝 の 変 遷 などの 詳 細 は 取 り 扱 わない ウ ウについては, 律 令 国 家 の 形 成 以 後, それを 変 質 させながら 奈 良 の 都 や 平 安 京 において 天 皇 貴 族 の 政 治 が 行 われた ことをとらえさせる 観 点 から 取 り 扱 う ようにするその 際, 律 令 制 の 変 質 や 律 令 政 治 の 実 態 などに 深 入 りしない ようにする エ エについては, 代 表 的 な 事 例 を 取 り 上 げて, 仏 教 の 影 響, 文 化 を 担 った 人 々な どに 着 目 して 取 り 扱 い, 網 羅 的 な 取 扱 い にならないようにする オ 考 古 学 などの 成 果 を 活 用 するととも に, 神 話 伝 承 などの 学 習 を 通 して, 当 時 の 人 々の 信 仰 やものの 見 方 などに 気 付 かせるよう 留 意 する (4) 内 容 の(3)については, 次 のとおり 取 ア アについては, 武 家 政 治 の 特 色 をとら えさせるようにし, 武 家 社 会 の 展 開 については, 土 地 制 度 などの 細 かな 史 実 や 政 治 機 構 の 詳 細 などに 深 入 りしない ようにする イ イの 農 村 については, 徳 政 令, 一 揆 について 網 羅 的 な 取 扱 いにならない ようにするとともに,それらの 内 容 に 深 入 りしないようにする 文 化 につい ては, 代 表 的 な 事 例 を 取 り 上 げてその 特 色 を 考 えさせるようにし, 網 羅 的 な 取 扱 いにならないようにする 分 な 授 業 時 数 を 配 当 する (3) 内 容 の(2)については, 次 のとおり 取 ア アの 世 界 の 古 代 文 明 については, 中 国 の 文 明 を 中 心 に 諸 文 明 の 特 色 を 取 り 扱 い, 生 活 技 術 の 発 達, 文 字 の 使 用, 国 家 のおこりと 発 展 などの 共 通 する 特 色 に 気 付 かせるようにするまた, 人 類 の 出 現 にも 触 れる 宗 教 のお こり については, 仏 教,キリスト 教, イスラム 教 などを 取 り 上 げ, 世 界 の 文 明 地 域 との 重 なりに 気 付 かせるようにす る 日 本 列 島 における 農 耕 の 広 ま りと 生 活 の 変 化 については, 狩 猟 採 集 を 行 っていた 人 々の 生 活 が 農 耕 の 広 まりとともに 変 化 していったことに 気 付 かせるようにする 大 和 朝 廷 に よる 統 一 と 東 アジアとのかかわり につ いては, 古 墳 の 広 まりにも 触 れるととも に, 大 陸 から 移 住 してきた 人 々の 我 が 国 の 社 会 に 果 たした 役 割 に 気 付 かせるよ うにする イ イの 律 令 国 家 の 確 立 に 至 るまでの 過 程 については, 聖 徳 太 子 の 政 治, 大 化 の 改 新 から 律 令 国 家 の 確 立 に 至 るまで の 過 程 を, 小 学 校 での 学 習 内 容 を 活 用 し て 大 きくとらえさせるようにする ウ ウについては, 文 化 を 担 った 人 々など に 着 目 して 取 り 扱 うようにする エ 考 古 学 などの 成 果 を 活 用 するととも に, 神 話 伝 承 などの 学 習 を 通 して, 当 時 の 人 々の 信 仰 やものの 見 方 などに 気 付 かせるよう 留 意 する (4) 内 容 の(3)については, 次 のとおり 取 ア アの 東 アジアの 国 際 関 係 について は, 元 寇, 日 明 貿 易, 琉 球 の 国 際 的 な 役 割 などを 取 り 扱 うようにする 武 家 政 治 の 特 色 については, 主 従 の 結 び 付 きや 武 力 を 背 景 にして 次 第 にその 支 配 を 広 げていったことなど,それ 以 前 の 時 代 との 違 いに 着 目 して 考 えさせるよ うにする イ イの 武 家 政 治 の 展 開 や 民 衆 の 成 長 を 背 景 とした 社 会 や 文 化 については,こ の 時 代 の 文 化 の 中 に 現 在 に 結 び 付 くも のがみられることに 気 付 かせるように する 中 国 文 明 以 外 の 諸 文 明 についても 扱 うこ ととされ, 共 通 する 特 色 に 気 付 かせる とされた 内 容 に 含 まれていた 人 類 の 出 現 がこ こに 触 れること という 形 で 位 置 付 け られた 宗 教 のおこり につ いては, 仏 教,キリ スト 教,イスラム 教 が 例 示 された 律 令 国 家 の 確 立 まで の 過 程 については 大 きくとらえさせ る とされた それ 以 前 の 時 代 との 違 いに 着 目 して 考 え させる とされた
(5) 内 容 の(4)については, 次 のとおり 取 ア アの ヨーロッパ 人 の 来 航 の 背 景 に ついては, 新 航 路 の 開 拓 を 中 心 に 取 り 扱 い, 宗 教 改 革 については 深 入 りしないよ うにする イ イについては,それまでの 時 代 との 違 いを 理 解 させることを 中 心 にし, 細 かな 史 実 に 深 入 りしないようにする ウ ウの 鎖 国 下 の 対 外 関 係 については, オランダ, 中 国 との 交 易 のほか, 朝 鮮 と の 交 流 や 琉 球 の 役 割 についても 扱 うよ うにするまた, 北 方 との 交 易 をし ていたアイヌについても 着 目 させるよ うにする エ エの 産 業, 交 通 などが 発 達 したこ とについては, 身 近 な 地 域 の 特 色 を 生 か して 学 習 することを 中 心 にし, 網 羅 的 な 取 扱 いにならないようにするま た, 町 人 文 化 については, 代 表 的 な 事 例 を 取 り 上 げて 特 色 を 考 えさせるよ うにし, 網 羅 的 な 取 扱 いにならないよう にする 地 方 の 生 活 文 化 につい ては, 身 近 な 地 域 の 事 例 を 取 り 上 げるよ う 配 慮 する オ オの 社 会 の 変 動 については, 商 業 の 発 達, 百 姓 一 揆 などを 農 村 の 変 化 との 関 連 で 取 り 扱 うが, 高 度 な 内 容 や 細 かな 史 実 に 深 入 りしないようにする 欧 米 諸 国 の 接 近 については, 国 内 の 対 応 を 扱 うにとどめる 幕 府 の 政 治 改 革 と 政 治 の 行 き 詰 まり について は, 代 表 的 な 事 例 を 通 して 指 導 するよう にする (6) 内 容 の(5)については, 次 のとおり 取 ア アの 市 民 革 命 や 産 業 革 命 につ いては, 代 表 的 な 一, 二 の 国 の 例 を 取 り 上 げて 扱 うようにする 欧 米 諸 国 のアジアへの 進 出 については, 近 代 社 会 の 成 立 の 下, 新 たな 市 場 や 原 料, 植 民 地 を 求 めてアジアにも 進 出 したもので あることを 欧 米 諸 国 の 事 例 を 選 んで 取 り 上 げるようにするただし,これ らは 我 が 国 の 歴 史 を 理 解 するための 背 景 として 取 り 扱 うにとどめ, 各 事 象 の 詳 細 にわたらないようにする イ イの 明 治 維 新 については, 複 雑 な 国 際 情 勢 の 中 で 独 立 を 保 ち, 近 代 国 家 を 形 成 していった 政 府 や 人 々の 努 力 に 気 付 かせるようにする 新 政 府 の 諸 (5) 内 容 の(4)については, 次 のとおり 取 ア アの ヨーロッパ 人 来 航 の 背 景 につ いては, 新 航 路 の 開 拓 を 中 心 に 取 り 扱 い, 宗 教 改 革 についても 触 れる 織 田 豊 臣 による 統 一 事 業 については, 検 地 刀 狩 などの 政 策 を 取 り 扱 うように する イ イの 鎖 国 下 の 対 外 関 係 については, オランダ, 中 国 との 交 易 のほか, 朝 鮮 と の 交 流 や 琉 球 の 役 割, 北 方 との 交 易 をし ていたアイヌについて 取 り 扱 うように する 江 戸 幕 府 の 政 治 の 特 色 に ついては,その 支 配 の 下 に 大 きな 戦 乱 の ない 時 期 を 迎 えたことなど,それ 以 前 の 時 代 との 違 いに 着 目 して 考 えさせるよ うにする ウ ウの 産 業 や 交 通 の 発 達 については, 身 近 な 地 域 の 特 色 を 生 かすようにする 各 地 方 の 生 活 文 化 については, 身 近 な 地 域 の 事 例 を 取 り 上 げるように 配 慮 し, 藩 校 や 寺 子 屋 などによる 教 育 の 普 及 や 社 会 的 な 文 化 の 広 がり と 関 連 させて, 現 在 との 結 び 付 きに 気 付 か せるようにする エ エの 幕 府 の 政 治 改 革 については, 百 姓 一 揆 などに 結 び 付 く 農 村 の 変 化 や 商 業 の 発 達 などへの 対 応 という 観 点 か ら, 代 表 的 な 事 例 を 取 り 上 げるようにす る (6) 内 容 の(5)については, 次 のとおり 取 ア アの 市 民 革 命 については 欧 米 諸 国 における 近 代 社 会 の 成 立 という 観 点 か ら, 産 業 革 命 については 工 業 化 によ る 社 会 の 変 化 という 観 点 から, アジア 諸 国 の 動 き については 欧 米 諸 国 の 進 出 に 対 するアジア 諸 国 の 対 応 と 変 容 とい う 観 点 から,それぞれ 代 表 的 な 事 例 を 取 り 上 げるようにする イ イの 開 国 とその 影 響 については, アの 欧 米 諸 国 のアジア 進 出 と 関 連 付 け て 取 り 扱 うようにする 富 国 強 兵 殖 産 興 業 政 策 については,この 政 策 の 下 に 新 政 府 が 行 った, 廃 藩 置 県, 学 制 兵 制 税 制 の 改 革, 身 分 制 度 の 廃 止, 領 土 の 画 定 などを 取 り 扱 うようにする それ 以 前 の 時 代 との 違 いに 着 目 して 考 え させる とされた それ 以 前 の 時 代 との 違 いに 着 目 して 考 え させる とされた
改 革 については, 廃 藩 置 県, 学 制 兵 制 税 制 の 改 革, 身 分 制 度 の 廃 止, 領 土 の 画 定 を 扱 う ウ ウの 大 日 本 帝 国 憲 法 の 制 定 につい ては,これにより 当 時 アジアで 唯 一 の 立 憲 制 の 国 家 が 成 立 し 議 会 政 治 が 始 まっ たことの 意 義 について 気 付 かせるよう にするまた, 条 約 改 正 につい ては, 欧 米 諸 国 との 対 等 の 外 交 関 係 を 樹 立 するための 人 々の 努 力 に 気 付 かせる ようにする エ エの 産 業 革 命 については, 都 市 や 農 山 漁 村 の 生 活 に 大 きな 変 化 が 生 じた ことに 気 付 かせるようにするま た, 近 代 文 化 については, 学 問, 教 育, 科 学 技 術, 芸 術 などの 発 展 を 扱 い, その 進 歩 が 著 しかったことや 伝 統 的 な 文 化 の 上 に 欧 米 文 化 を 受 容 して 形 成 さ れたものであることを, 代 表 的 な 事 例 を 取 り 上 げて 気 付 かせるようにし, 網 羅 的 な 取 扱 いにならないようにする オ オの 第 一 次 世 界 大 戦 前 後 の 国 際 情 勢 のあらまし については, 大 戦 の 背 景, 日 本 の 参 戦,ロシア 革 命, 戦 後 の 国 際 協 調 の 動 きを 通 して, 世 界 の 動 きと 我 が 国 との 関 連 を 重 点 的 にとらえさせるよう にするまた, 我 が 国 の 国 民 の 政 治 的 自 覚 の 高 まり については, 大 正 デ モクラシーの 時 期 の 政 党 政 治 の 発 達, 民 主 主 義 思 想 の 普 及, 社 会 運 動 の 展 開 を 扱 うが, 詳 細 な 経 緯 は 取 り 扱 わない カ カについては, 世 界 の 動 きと 我 が 国 と の 関 連 を 重 点 的 にとらえさせるととも に, 国 際 協 調 と 国 際 平 和 の 実 現 に 努 める ことが 大 切 であることに 気 付 かせるよ うにする キ キについては, 国 民 が 苦 難 を 乗 り 越 え て 新 しい 日 本 の 建 設 に 努 力 したことに 気 付 かせるようにする ク クについては, 節 目 となる 歴 史 的 事 象 を 取 り 上 げて 扱 うようにする 新 政 府 による 改 革 の 特 色 につ いては, 欧 米 諸 国 とのかかわりや 社 会 の 近 代 化 など,それ 以 前 の 時 代 との 違 いに 着 目 して 考 えさせるようにする 明 治 維 新 については, 複 雑 な 国 際 情 勢 の 中 で 独 立 を 保 ち, 近 代 国 家 を 形 成 し ていった 政 府 や 人 々の 努 力 に 気 付 かせ るようにする ウ ウの 日 清 日 露 戦 争 については, このころの 大 陸 との 関 係 に 着 目 させる 条 約 改 正 については, 欧 米 諸 国 と 対 等 の 外 交 関 係 を 樹 立 するための 人 々の 努 力 に 気 付 かせるようにするこ と 立 憲 制 の 国 家 が 成 立 して 議 会 政 治 が 始 まる については,その 歴 史 上 の 意 義 や 現 代 の 政 治 とのつながりに 気 付 か せるようにする エ エの 我 が 国 の 産 業 革 命 については, イの 富 国 強 兵 殖 産 興 業 政 策 の 下 で 近 代 産 業 が 進 展 したことと 関 連 させて 取 り 扱 い, 都 市 や 農 山 漁 村 の 生 活 に 大 き な 変 化 が 生 じたことに 気 付 かせるよう にする 近 代 文 化 については, 伝 統 的 な 文 化 の 上 に 欧 米 文 化 を 受 容 し て 形 成 されたものであることに 気 付 か せるようにする オ オの 第 一 次 世 界 大 戦 については, 日 本 の 参 戦,ロシア 革 命 なども 取 り 上 げ て, 世 界 の 動 きと 我 が 国 との 関 連 に 着 目 して 取 り 扱 うようにする 我 が 国 の 国 民 の 政 治 的 自 覚 の 高 まり について は, 大 正 デモクラシーの 時 期 の 政 党 政 治 の 発 達, 民 主 主 義 思 想 の 普 及, 社 会 運 動 の 展 開 を 取 り 扱 うようにする カ カについては, 世 界 の 動 きと 我 が 国 と の 関 連 に 着 目 して 取 り 扱 うとともに, 国 際 協 調 と 国 際 平 和 の 実 現 に 努 めること が 大 切 であることに 気 付 かせるように する (7) 内 容 の(6)については, 次 のとおり 取 ア アについては, 国 民 が 苦 難 を 乗 り 越 え て 新 しい 日 本 の 建 設 に 努 力 したことに 気 付 かせるようにする 第 二 次 世 界 大 戦 後 の 諸 改 革 の 特 色 については, 新 たな 制 度 が 生 まれたことなどに 着 目 して 考 えさせるようにする イ イについては, 沖 縄 返 還, 日 中 国 交 正 常 化, 石 油 危 機 などの 節 目 となる 歴 史 的 事 象 を 取 り 扱 うようにする 立 憲 制 国 家 の 成 立 に ついて, 現 代 の 政 治 とのつながりに 気 付 かせる とされた
公 民 的 分 野 1 目 標 (1) 個 人 の 尊 厳 と 人 権 の 尊 重 の 意 義, 特 に 自 由 権 利 と 責 任 義 務 の 関 係 を 広 い 視 野 から 正 しく 認 識 させ, 民 主 主 義 に 関 す る 理 解 を 深 めるとともに, 国 民 主 権 を 担 う 公 民 として 必 要 な 基 礎 的 教 養 を 培 う (2) 民 主 政 治 の 意 義, 国 民 の 生 活 の 向 上 と 経 済 活 動 とのかかわり 及 び 現 代 の 社 会 生 活 などについて, 個 人 と 社 会 とのかか 公 民 的 分 野 1 目 標 (1) 個 人 の 尊 厳 と 人 権 の 尊 重 の 意 義, 特 に 自 由 権 利 と 責 任 義 務 の 関 係 を 広 い 視 野 から 正 しく 認 識 させ, 民 主 主 義 に 関 す る 理 解 を 深 めるとともに, 国 民 主 権 を 担 う 公 民 として 必 要 な 基 礎 的 教 養 を 培 う (2) 民 主 政 治 の 意 義, 国 民 の 生 活 の 向 上 と 経 済 活 動 とのかかわり 及 び 現 代 の 社 会 生 活 などについて, 個 人 と 社 会 とのかか 公 民 的 分 野 の 目 標 と して 現 代 社 会 につい ての 見 方 や 考 え 方 の
わりを 中 心 に 理 解 を 深 めるとともに, 社 会 の 諸 問 題 に 着 目 させ, 自 ら 考 えようと する 態 度 を 育 てる (3) 国 際 的 な 相 互 依 存 関 係 の 深 まりの 中 で, 世 界 平 和 の 実 現 と 人 類 の 福 祉 の 増 大 のために, 各 国 が 相 互 に 主 権 を 尊 重 し, 各 国 民 が 協 力 し 合 うことが 重 要 である ことを 認 識 させるとともに, 自 国 を 愛 し,その 平 和 と 繁 栄 を 図 ることが 大 切 で あることを 自 覚 させる (4) 現 代 の 社 会 的 事 象 に 対 する 関 心 を 高 め, 様 々な 資 料 を 適 切 に 収 集, 選 択 して 多 面 的 多 角 的 に 考 察 し, 事 実 を 正 確 に とらえ, 公 正 に 判 断 するとともに 適 切 に 表 現 する 能 力 と 態 度 を 育 てる わりを 中 心 に 理 解 を 深 め, 現 代 社 会 につ いての 見 方 や 考 え 方 の 基 礎 を 養 うとと もに, 社 会 の 諸 問 題 に 着 目 させ, 自 ら 考 えようとする 態 度 を 育 てる (3) 国 際 的 な 相 互 依 存 関 係 の 深 まりの 中 で, 世 界 平 和 の 実 現 と 人 類 の 福 祉 の 増 大 のために, 各 国 が 相 互 に 主 権 を 尊 重 し, 各 国 民 が 協 力 し 合 うことが 重 要 である ことを 認 識 させるとともに, 自 国 を 愛 し,その 平 和 と 繁 栄 を 図 ることが 大 切 で あることを 自 覚 させる (4) 現 代 の 社 会 的 事 象 に 対 する 関 心 を 高 め, 様 々な 資 料 を 適 切 に 収 集, 選 択 して 多 面 的 多 角 的 に 考 察 し, 事 実 を 正 確 に とらえ, 公 正 に 判 断 するとともに 適 切 に 表 現 する 能 力 と 態 度 を 育 てる 基 礎 を 養 う が 追 加 さ れた 2 内 容 (1) 現 代 社 会 と 私 たちの 生 活 ア 現 代 日 本 の 歩 みと 私 たちの 生 活 現 代 日 本 の 発 展 の 過 程 と 国 際 化 の 進 展 のあらましについて 理 解 させるとと もに, 現 代 社 会 の 特 色 に 気 付 かせる その 際, 高 度 経 済 成 長 から 今 日 までの 我 が 国 や 国 際 社 会 の 変 容 について, 国 民 生 活 と 関 連 させて 理 解 させるととも に, 国 際 社 会 における 我 が 国 の 役 割 に ついて 考 えさせる イ 個 人 と 社 会 生 活 家 族 や 地 域 社 会 などの 機 能 を 扱 い, 人 間 は 本 来 社 会 的 存 在 であることに 着 目 させ, 個 人 と 社 会 とのかかわりにつ いて 考 えさせる その 際, 現 在 の 家 族 制 度 における 個 人 の 尊 厳 と 両 性 の 本 質 的 平 等, 社 会 生 活 における 取 決 めの 重 要 性 やそれを 守 ることの 意 義 及 び 個 人 の 責 任 などに 気 付 かせる (2) 国 民 生 活 と 経 済 ア 私 たちの 生 活 と 経 済 身 近 な 消 費 生 活 を 中 心 に 経 済 活 動 の 意 義 を 理 解 させるとともに, 価 格 の 働 きに 着 目 させて 市 場 経 済 の 基 本 的 な 考 え 方 について 理 解 させる また, 現 代 の 生 産 の 仕 組 みのあらましや 金 融 の 働 きについて 理 解 させるとともに, 社 会 における 企 業 の 役 割 と 社 会 的 責 任 につ いて 考 えさせる その 際, 社 会 生 活 に おける 職 業 の 意 義 と 役 割 及 び 雇 用 と 労 働 条 件 の 改 善 について, 勤 労 の 権 利 と 義 務, 労 働 組 合 の 意 義 及 び 労 働 基 準 法 の 精 神 と 関 連 付 けて 考 えさせる イ 国 民 生 活 と 福 祉 2 内 容 (1) 私 たちと 現 代 社 会 ア 私 たちが 生 きる 現 代 社 会 と 文 化 現 代 日 本 の 特 色 として 少 子 高 齢 化, 情 報 化,グローバル 化 などがみられる ことを 理 解 させるとともに,それらが 政 治, 経 済, 国 際 関 係 に 影 響 を 与 えて いることに 気 付 かせる また, 現 代 社 会 における 文 化 の 意 義 や 影 響 を 理 解 さ せるとともに, 我 が 国 の 伝 統 と 文 化 に 関 心 をもたせ, 文 化 の 継 承 と 創 造 の 意 義 に 気 付 かせる イ 現 代 社 会 をとらえる 見 方 や 考 え 方 人 間 は 本 来 社 会 的 存 在 であることに 着 目 させ, 社 会 生 活 における 物 事 の 決 定 の 仕 方,きまりの 意 義 について 考 え させ, 現 代 社 会 をとらえる 見 方 や 考 え 方 の 基 礎 として, 対 立 と 合 意, 効 率 と 公 正 などについて 理 解 させる その 際, 個 人 の 尊 厳 と 両 性 の 本 質 的 平 等, 契 約 の 重 要 性 やそれを 守 ることの 意 義 及 び 個 人 の 責 任 などに 気 付 かせる (2) 私 たちと 経 済 ア 市 場 の 働 きと 経 済 身 近 な 消 費 生 活 を 中 心 に 経 済 活 動 の 意 義 を 理 解 させるとともに, 価 格 の 働 きに 着 目 させて 市 場 経 済 の 基 本 的 な 考 え 方 について 理 解 させる また, 現 代 の 生 産 や 金 融 などの 仕 組 みや 働 きを 理 解 させるとともに, 社 会 における 企 業 の 役 割 と 責 任 について 考 えさせる そ の 際, 社 会 生 活 における 職 業 の 意 義 と 役 割 及 び 雇 用 と 労 働 条 件 の 改 善 につい て, 勤 労 の 権 利 と 義 務, 労 働 組 合 の 意 義 及 び 労 働 基 準 法 の 精 神 と 関 連 付 けて 考 えさせる イ 国 民 の 生 活 と 政 府 の 役 割 内 容 の 大 項 目 名 の 表 現 がすべて 私 たちと に 統 一 された 現 代 日 本 の 特 色 と して 少 子 高 齢 化, 情 報 化,グローバル 化 が 示 された 一 方 で 高 度 経 済 成 長 から 今 日 まで とい う 時 代 設 定 は 削 除 さ れた 現 代 社 会 における 文 化 の 意 義 や 影 響, 我 が 国 の 伝 統 と 文 化 が 追 加 された 現 代 社 会 をとらえる 見 方 や 考 え 方 の 基 礎 として, 対 立 と 合 意, 効 率 と 公 正 が 示 された 契 約 が 追 加 された 家 族, 地 域 社 会, 現 在 の 家 族 制 度 が 削 除 された 生 産 の 仕 組 みのあら ましや 金 融 の 働 き が 生 産 や 金 融 など の 仕 組 みや 働 き に 変 更 された 文 章 の 構 成 が 変 更 さ
国 民 生 活 と 福 祉 の 向 上 を 図 るため に, 国 や 地 方 公 共 団 体 が 果 たしている 経 済 的 な 役 割 について 考 えさせる そ の 際, 社 会 資 本 の 整 備, 公 害 の 防 止 な ど 環 境 の 保 全, 社 会 保 障 の 充 実, 消 費 者 の 保 護, 租 税 の 意 義 と 役 割 及 び 国 民 の 納 税 の 義 務 について 理 解 させるとと もに, 限 られた 財 源 の 配 分 という 観 点 から 財 政 について 考 えさせる (3) 現 代 の 民 主 政 治 とこれからの 社 会 ア 人 間 の 尊 重 と 日 本 国 憲 法 の 基 本 的 原 則 人 間 の 尊 重 についての 考 え 方 を, 基 本 的 人 権 を 中 心 に 深 めさせるととも に, 法 の 意 義 に 着 目 させ, 民 主 的 な 社 会 生 活 を 営 むためには, 法 に 基 づく 政 治 が 大 切 であることを 理 解 させ, 我 が 国 の 政 治 が 日 本 国 憲 法 に 基 づいて 行 わ れていることの 意 義 について 考 えさせ る また, 日 本 国 憲 法 が 基 本 的 人 権 の 尊 重, 国 民 主 権 及 び 平 和 主 義 を 基 本 的 原 則 としていることについての 理 解 を 深 め, 日 本 国 及 び 日 本 国 民 統 合 の 象 徴 としての 天 皇 の 地 位 と 天 皇 の 国 事 に 関 する 行 為 について 理 解 させる イ 民 主 政 治 と 政 治 参 加 地 方 自 治 の 基 本 的 な 考 え 方 について 理 解 させる その 際, 地 方 公 共 団 体 の 政 治 の 仕 組 みについて 理 解 させるとと もに, 住 民 の 権 利 や 義 務 に 関 連 させて, 地 方 自 治 の 発 展 に 寄 与 しようとする 住 民 としての 自 治 意 識 の 基 礎 を 育 てる また, 国 会 を 中 心 とする 我 が 国 の 民 主 政 治 の 仕 組 みのあらましや 政 党 の 役 割 を 理 解 させ, 議 会 制 民 主 主 義 の 意 義 に ついて 考 えさせるとともに, 多 数 決 の 原 理 とその 運 用 の 在 り 方 について 理 解 を 深 める さらに, 法 に 基 づく 公 正 な 裁 判 の 保 障 があることについて 理 解 さ せるとともに, 民 主 政 治 を 推 進 するた めには, 公 正 な 世 論 の 形 成 と 国 民 の 政 治 参 加 が 大 切 であることに 気 付 かせ る その 際, 選 挙 の 意 義 について 考 え させる ウ 世 界 平 和 と 人 類 の 福 祉 の 増 大 世 界 平 和 の 実 現 と 人 類 の 福 祉 の 増 大 のためには, 国 家 間 の 相 互 の 主 権 の 尊 重 と 協 力, 各 国 民 の 相 互 理 解 と 協 力 が 大 切 であることを 認 識 させる その 際, 日 本 国 憲 法 の 平 和 主 義 について 理 解 を 国 民 の 生 活 と 福 祉 の 向 上 を 図 るため に, 社 会 資 本 の 整 備, 公 害 の 防 止 など 環 境 の 保 全, 社 会 保 障 の 充 実, 消 費 者 の 保 護 など, 市 場 の 働 きにゆだねるこ とが 難 しい 諸 問 題 に 関 して, 国 や 地 方 公 共 団 体 が 果 たしている 役 割 について 考 えさせる また, 財 源 の 確 保 と 配 分 という 観 点 から 財 政 の 役 割 について 考 えさせる その 際, 租 税 の 意 義 と 役 割 について 考 えさせるとともに, 国 民 の 納 税 の 義 務 について 理 解 させる (3) 私 たちと 政 治 ア 人 間 の 尊 重 と 日 本 国 憲 法 の 基 本 的 原 則 人 間 の 尊 重 についての 考 え 方 を, 基 本 的 人 権 を 中 心 に 深 めさせ, 法 の 意 義 を 理 解 させるとともに, 民 主 的 な 社 会 生 活 を 営 むためには, 法 に 基 づく 政 治 が 大 切 であることを 理 解 させ, 我 が 国 の 政 治 が 日 本 国 憲 法 に 基 づいて 行 われ ていることの 意 義 について 考 えさせ る また, 日 本 国 憲 法 が 基 本 的 人 権 の 尊 重, 国 民 主 権 及 び 平 和 主 義 を 基 本 的 原 則 としていることについての 理 解 を 深 め, 日 本 国 及 び 日 本 国 民 統 合 の 象 徴 としての 天 皇 の 地 位 と 天 皇 の 国 事 に 関 する 行 為 について 理 解 させる イ 民 主 政 治 と 政 治 参 加 地 方 自 治 の 基 本 的 な 考 え 方 について 理 解 させる その 際, 地 方 公 共 団 体 の 政 治 の 仕 組 みについて 理 解 させるとと もに, 住 民 の 権 利 や 義 務 に 関 連 させて, 地 方 自 治 の 発 展 に 寄 与 しようとする 住 民 としての 自 治 意 識 の 基 礎 を 育 てる また, 国 会 を 中 心 とする 我 が 国 の 民 主 政 治 の 仕 組 みのあらましや 政 党 の 役 割 を 理 解 させ, 議 会 制 民 主 主 義 の 意 義 に ついて 考 えさせるとともに, 多 数 決 の 原 理 とその 運 用 の 在 り 方 について 理 解 を 深 めさせる さらに, 国 民 の 権 利 を 守 り, 社 会 の 秩 序 を 維 持 するために, 法 に 基 づく 公 正 な 裁 判 の 保 障 があるこ とについて 理 解 させるとともに, 民 主 政 治 の 推 進 と, 公 正 な 世 論 の 形 成 や 国 民 の 政 治 参 加 との 関 連 について 考 えさ せる その 際, 選 挙 の 意 義 について 考 えさせる (4) 私 たちと 国 際 社 会 の 諸 課 題 ア 世 界 平 和 と 人 類 の 福 祉 の 増 大 世 界 平 和 の 実 現 と 人 類 の 福 祉 の 増 大 のためには, 国 際 協 調 の 観 点 から, 国 家 間 の 相 互 の 主 権 の 尊 重 と 協 力, 各 国 民 の 相 互 理 解 と 協 力 及 び 国 際 連 合 をは じめとする 国 際 機 構 などの 役 割 が 大 切 れ, 市 場 の 働 きにゆ だねることが 難 しい 諸 問 題 が 追 加 され た 限 られた 財 源 の 配 分 が 財 源 の 確 保 と 配 分 に 変 更 され た 法 の 意 義 について, 着 目 させ が 理 解 させ に 変 更 され た 国 民 の 権 利 を 守 り, 社 会 の 秩 序 を 維 持 す るために が 追 加 さ れた 民 主 政 治 の 推 進 につ いて 公 正 な 世 論 の 形 成 と 国 民 の 政 治 参 加 が 大 切 であること に 気 付 かせる が, 公 正 な 世 論 の 形 成 や 国 民 の 政 治 参 加 と の 関 連 について 考 え させる に 変 更 され た 現 行 の 中 項 目 (3)ウが 大 項 目 (4)として 分 離 された 国 際 協 調 の 観 点 か ら, 国 際 連 合 をは じめとする 国 際 機 構 などの 役 割, 国 際
深 め, 我 が 国 の 安 全 と 防 衛 の 問 題 につ いて 考 えさせるとともに, 核 兵 器 の 脅 威 に 着 目 させ, 戦 争 を 防 止 し, 世 界 平 和 を 確 立 するための 熱 意 と 協 力 の 態 度 を 育 てる また, 人 類 の 福 祉 の 増 大 を 図 り,よりよい 社 会 を 築 いていくため に 解 決 すべき 課 題 として, 地 球 環 境, 資 源 エネルギー 問 題 などについて 考 えさせる であることを 認 識 させ, 国 際 社 会 にお ける 我 が 国 の 役 割 について 考 えさせ る その 際, 日 本 国 憲 法 の 平 和 主 義 に ついて 理 解 を 深 め, 我 が 国 の 安 全 と 防 衛 及 び 国 際 貢 献 について 考 えさせると ともに, 核 兵 器 などの 脅 威 に 着 目 させ, 戦 争 を 防 止 し, 世 界 平 和 を 確 立 するた めの 熱 意 と 協 力 の 態 度 を 育 てる また, 地 球 環 境, 資 源 エネルギー, 貧 困 な どの 課 題 の 解 決 のために 経 済 的, 技 術 的 な 協 力 などが 大 切 であることを 理 解 させる イ よりよい 社 会 を 目 指 して 持 続 可 能 な 社 会 を 形 成 するという 観 点 から, 私 たちがよりよい 社 会 を 築 い ていくために 解 決 すべき 課 題 を 探 究 さ せ, 自 分 の 考 えをまとめさせる 社 会 における 我 が 国 の 役 割 について 考 え させる が 追 加 され, 我 が 国 の 安 全 と 防 衛 の 問 題 が 我 が 国 の 安 全 と 防 衛 及 び 国 際 貢 献 に 変 更 さ れた 貧 困, 経 済 的, 技 術 的 な 協 力 などが 大 切 であること が 追 加 された 中 項 目 が 新 設 され, 課 題 を 探 究 させる 観 点 として 持 続 可 能 な 社 会 を 形 成 する が 示 された 3 内 容 の 取 扱 い (1) 内 容 の 取 扱 いについては, 次 の 事 項 に 配 慮 するものとする ア 地 理 的 分 野 及 び 歴 史 的 分 野 の 学 習 の 成 果 を 活 用 するとともに,これらの 分 野 で 育 成 された 能 力 や 態 度 が, 更 に 高 まり 発 展 するようにするまた, 社 会 的 事 象 は 相 互 に 関 連 し 合 っていることに 留 意 し, 特 定 の 内 容 に 偏 ることなく, 分 野 全 体 として 見 通 しをもったまとまり のある 学 習 が 展 開 できるようにするこ と イ 生 徒 が 内 容 の 基 本 的 な 意 味 を 理 解 で きるように 配 慮 して, 専 門 用 語 を 乱 用 し たり 細 かな 事 柄 や 程 度 の 高 い 事 項 の 学 習 に 深 入 りしたりすることを 避 け, 日 常 の 社 会 生 活 と 関 連 付 けながら 具 体 的 事 例 を 通 して 政 治 や 経 済 などについての 見 方 や 考 え 方 の 基 礎 が 養 えるようにす る (2) 内 容 の(1)については, 次 のとおり 取 ア アについては, 次 のとおり 取 り 扱 うも のとする (ア) 地 理 的 分 野, 歴 史 的 分 野 との 関 連 を 図 り, 世 界 と 比 べて 見 た 日 本 や 高 度 経 済 成 長 以 降 の 我 が 国 の 節 目 となる 歴 史 的 事 象 についての 学 習 を 踏 まえ, 現 代 日 本 の 3 内 容 の 取 扱 い (1) 内 容 の 取 扱 いについては, 次 の 事 項 に 配 慮 するものとする ア 地 理 的 分 野 及 び 歴 史 的 分 野 の 学 習 の 成 果 を 活 用 するとともに,これらの 分 野 で 育 成 された 能 力 や 態 度 が, 更 に 高 まり 発 展 するようにするまた, 社 会 的 事 象 は 相 互 に 関 連 し 合 っていることに 留 意 し, 特 定 の 内 容 に 偏 ることなく, 分 野 全 体 として 見 通 しをもったまとまり のある 学 習 が 展 開 できるようにするこ と イ 生 徒 が 内 容 の 基 本 的 な 意 味 を 理 解 で きるように 配 慮 し, 日 常 の 社 会 生 活 と 関 連 付 けながら 具 体 的 事 例 を 通 して 政 治 や 経 済 などについての 見 方 や 考 え 方 の 基 礎 が 養 えるようにするその 際, 制 度 や 仕 組 みの 意 義 や 働 きについて 理 解 を 深 めさせるようにする ウ 分 野 全 体 を 通 して, 習 得 した 知 識 を 活 用 して, 社 会 的 事 象 について 考 えたこと を 説 明 させたり, 自 分 の 意 見 をまとめさ せたりすることにより, 思 考 力, 判 断 力, 表 現 力 等 を 養 うまた, 考 えさせる 場 合 には, 資 料 を 読 み 取 らせて 解 釈 させ たり, 議 論 などを 行 って 考 えを 深 めさせ たりするなどの 工 夫 をする (2) 内 容 の(1)については, 次 のとおり 取 ア アについては, 次 のとおり 取 り 扱 うも のとする (ア) 地 理 的 分 野, 歴 史 的 分 野 との 関 連 を 図 り, 現 代 社 会 の 特 色 をとらえさせるよう にする (イ) 現 代 社 会 における 文 化 の 意 義 や 影 はどめ 規 定 が 全 体 として 削 除 され, 制 度 や 仕 組 みの 意 義 や 働 きについて 理 解 を 深 めさせるようにす ること とされた 思 考 力, 判 断 力, 表 現 力 についての 項 目 が 新 設 された 文 化 の 扱 いについて
様 々な 事 象 について 身 近 な 生 活 と 関 連 付 けて 理 解 を 深 めることができるよう 工 夫 を 行 う (イ) 調 査 や 討 論 など 多 様 な 学 習 活 動 を 取 り 入 れたり, 適 切 な 課 題 を 設 けて 行 う 学 習 を 取 り 入 れるなどの 工 夫 を 行 う 例 えば, 日 本 経 済 の 発 展 に 伴 う 国 民 生 活 の 向 上, 貿 易 を 通 しての 日 本 と 世 界 の 結 び 付 きの 変 化, 国 際 社 会 における 日 本 の 役 割 の 変 化 等 の 課 題 を 設 け, 世 界 との 関 係 を 踏 まえ, 過 去 と 現 在 との 比 較 を 通 し て 追 究 させるなど, 地 理 的 分 野, 歴 史 的 分 野 の 学 習 の 成 果 を 生 かすようにする (ウ) 現 代 日 本 の 発 展 の 過 程 については, 科 学 技 術 の 発 展 や 経 済 成 長 を 通 しての 国 民 生 活 の 変 化, 特 に 衣 食 住 や 生 活 意 識 の 変 化 に 着 目 させて 理 解 させるととも に, 職 業 や 余 暇 生 活 の 多 様 化, 情 報 化 の 進 展 などが 社 会 生 活 に 与 えた 影 響 につ いて 気 付 かせる (エ) 国 際 社 会 の 変 容 については, 国 際 的 な 協 力 や 協 調 が 政 治 や 経 済 の 面 で 一 層 進 んできたことに 気 付 かせる (オ) 国 際 社 会 における 我 が 国 の 役 割 に ついては, 国 際 平 和 や 経 済 協 力 の 具 体 的 な 事 例 を 取 り 上 げて 考 えさせる イ イについては, 身 近 な 社 会 集 団 として 家 族, 学 校, 地 域 社 会 などを 取 り 上 げる とともに, 個 人 が 結 び 付 いて 社 会 が 生 ま れ, 社 会 生 活 が 営 まれていることを 理 解 させ, 社 会 生 活 を 円 滑 にするために 互 い の 合 意 に 基 づいてルールがつくられて いることなど, 日 常 の 具 体 的 な 事 例 を 取 り 上 げて 考 えさせる ウ ア 及 びイについては, 公 民 的 分 野 の 導 入 部 として 位 置 付 け, 適 切 かつ 十 分 な 授 業 時 数 を 配 当 する (3) 内 容 の(2)については, 次 のとおり 取 ア アについては, 網 羅 的 で 高 度 な 取 扱 い にならないよう 特 に 配 慮 するとともに, 身 近 で 具 体 的 な 事 例 を 取 り 上 げ, 経 済 活 動 が 様 々な 条 件 の 中 での 選 択 を 通 じて 行 われるという 点 に 着 目 させて, 市 場 経 済 の 基 本 的 な 考 え 方 を 理 解 させる また, 金 融 の 働 き については, 具 体 例 を 取 り 上 げて 理 解 させる イ イについては, 全 体 として, 細 かな 事 柄, 制 度 や 仕 組 みの 学 習 に 深 入 りするこ とを 避 け,あらましについて 理 解 させる また, 消 費 者 の 保 護 について は, 消 費 者 保 護 行 政 を 中 心 に 取 り 扱 うこ 響 については, 科 学, 芸 術, 宗 教 など を 取 り 上 げ, 社 会 生 活 とのかかわりなど について 学 習 できるように 工 夫 するこ と 我 が 国 の 伝 統 と 文 化 については, 歴 史 的 分 野 における 学 習 の 成 果 を 生 か して 特 色 あるものを 扱 う イ (1)については 公 民 的 分 野 の 導 入 部 と して 位 置 付 け,ア,イの 順 で 行 うものと し, 適 切 かつ 十 分 な 授 業 時 数 を 配 当 する (3) 内 容 の(2)については, 次 のとおり 取 ア アについては, 身 近 で 具 体 的 な 事 例 を 取 り 上 げ, 個 人 や 企 業 の 経 済 活 動 が 様 々 な 条 件 の 中 での 選 択 を 通 じて 行 われる という 点 に 着 目 させるとともに, 市 場 に おける 価 格 の 決 まり 方 や 資 源 の 配 分 に ついて 理 解 させるその 際, 市 場 に おける 取 引 が 貨 幣 を 通 して 行 われてい ることに 気 付 かせる イ イの 消 費 者 の 保 護 については, 消 費 者 の 自 立 の 支 援 なども 含 めた 消 費 者 行 政 を 取 り 扱 う 財 政 について は, 少 子 高 齢 社 会 など 現 代 社 会 の 特 色 を 踏 まえて 考 えさせる の 項 目 が 新 設 され, 社 会 生 活 とのかか わり を 学 習 するた めの 工 夫 として 科 学, 芸 術, 宗 教 が 例 示 された 我 が 国 の 伝 統 と 文 化 について, 歴 史 的 分 野 における 学 習 の 成 果 を 生 かして 特 色 あるものを 扱 うこ と が 示 された 調 査 や 討 論 など 多 様 な 学 習 活 動 を 取 り 入 れたり, 適 切 な 課 題 を 設 けて 行 う 学 習 を 取 り 入 れる が 削 除 された 内 容 (1)をア,イの 順 で 行 うことが 示 され た 市 場 経 済 の 基 本 的 な 考 え 方 が 市 場 に おける 価 格 の 決 まり 方 や 資 源 の 配 分 と 具 体 化 された 市 場 における 取 引 が 貨 幣 を 通 して 行 われ ていること が 追 加 さ れた 消 費 者 保 護 行 政 が 消 費 者 の 自 立 の 支 援 なども 含 めた 消 費 者 行 政 に 変 更 され
と 財 政 については, 少 子 高 齢 社 会 など 現 代 社 会 の 特 色 を 踏 まえて 考 えさ せる (4) 内 容 の(3)については, 次 のとおり 取 ア アについては, 日 本 国 憲 法 の 基 本 的 な 考 え 方 を 中 心 に 理 解 させるようにし, 条 文 解 釈 に 深 入 りしないように 留 意 する イ イについては, 次 のとおり 取 り 扱 うも のとする (ア) 調 査 や 見 学 などを 通 して 具 体 的 に 理 解 させる (イ) 地 方 公 共 団 体 の 政 治 の 仕 組 み につ いては, 細 かな 事 柄 は 取 り 扱 わないよう にし, 基 本 的 な 内 容 の 理 解 にとどめるこ と また, 国 会 を 中 心 とする 我 が 国 の 民 主 政 治 の 仕 組 みのあらまし について は, 議 会 制 民 主 主 義 の 意 義, 議 院 内 閣 制 の 仕 組 み, 国 民 の 権 利 義 務 を 保 障 し 社 会 の 秩 序 を 維 持 するための 裁 判 の 働 き などの 基 本 的 な 理 解 にとどめ, 国 会, 内 閣, 裁 判 所 の 細 かな 組 織 や 働 きについて 深 入 りしない ウ ウについては, 次 のとおり 取 り 扱 うも のとする (ア) 地 理 的 分 野, 歴 史 的 分 野 との 関 連 を 図 り,その 学 習 の 成 果 を 生 かす 工 夫 を 行 う (イ) 世 界 平 和 の 実 現 については, 領 土 ( 領 海, 領 空 を 含 む), 国 家 主 権, 主 権 の 相 互 尊 重, 国 際 連 合 の 働 きなど 基 本 的 な 事 項 を 踏 まえて 理 解 させるように 留 意 するなお, 国 際 連 合 などを 取 り 上 げる 際 には, 主 要 な 組 織 とその 働 きな どの 基 本 的 な 理 解 にとどめる (ウ) 国 家 間 の 相 互 の 主 権 の 尊 重 と 協 力 との 関 連 で, 国 旗 及 び 国 歌 の 意 義 並 びに それらを 相 互 に 尊 重 することが 国 際 的 な 儀 礼 であることを 理 解 させ,それらを 尊 重 する 態 度 を 育 てるよう 配 慮 するこ と (エ) 地 球 環 境, 資 源 エネルギー 問 題 については, 適 切 な 課 題 を 設 けて 行 う 学 習 を 取 り 入 れるなどの 工 夫 を 行 い, 国 際 的 な 協 力 や 協 調 の 必 要 性 に 着 目 させる とともに, 身 近 な 地 域 の 生 活 との 関 連 性 を 重 視 し, 世 界 的 な 視 野 と 地 域 的 な 視 点 に 立 って 追 究 させる 工 夫 を 行 う (4) 内 容 の(3)については, 次 のとおり 取 ア アについては, 日 常 の 具 体 的 な 事 例 を 取 り 上 げ, 日 本 国 憲 法 の 基 本 的 な 考 え 方 を 理 解 させる イ イについては, 次 のとおり 取 り 扱 うも のとする (ア) 調 査 や 見 学 などを 通 して 具 体 的 に 理 解 させる (イ) 法 に 基 づく 公 正 な 裁 判 の 保 障 に 関 連 させて, 裁 判 員 制 度 についても 触 れる (5) 内 容 の(4)については, 次 のとおり 取 ア アについては, 次 のとおり 取 り 扱 うも のとする (ア) 地 理 的 分 野, 歴 史 的 分 野 との 関 連 を 図 り,その 学 習 の 成 果 を 生 かす 工 夫 を 行 う (イ) 世 界 平 和 の 実 現 については, 領 土 ( 領 海, 領 空 を 含 む), 国 家 主 権, 主 権 の 相 互 尊 重, 国 際 連 合 の 働 きなど 基 本 的 な 事 項 を 踏 まえて 理 解 させるように 留 意 する (ウ) 国 家 間 の 相 互 の 主 権 の 尊 重 と 協 力 との 関 連 で, 国 旗 及 び 国 歌 の 意 義 並 びに それらを 相 互 に 尊 重 することが 国 際 的 な 儀 礼 であることを 理 解 させ,それらを 尊 重 する 態 度 を 育 てるよう 配 慮 するこ と (エ) 国 際 社 会 における 文 化 や 宗 教 の 多 様 性 についても 触 れる イ イについては, 次 のとおり 取 り 扱 うも た 日 常 の 具 体 的 な 事 例 を 取 り 上 げ が 追 加 された 裁 判 員 制 度 につい ての 項 目 が 新 設 され た 国 際 社 会 における 文 化 や 宗 教 の 多 様 性 についての 項 目 が 新
(5) 内 容 の 指 導 に 当 たっては, 教 育 基 本 法 第 14 条 の 規 定 に 基 づき, 適 切 に 行 うよ う 特 に 慎 重 に 配 慮 して, 生 徒 の 公 正 な 判 断 力 の 育 成 を 目 指 すものとする のとする (ア) 身 近 な 地 域 の 生 活 や 我 が 国 の 取 組 と の 関 連 性 に 着 目 させ, 世 界 的 な 視 野 と 地 域 的 な 視 点 に 立 って 探 究 させる (イ) イについては, 社 会 科 のまとめとして 位 置 付 け, 適 切 かつ 十 分 な 授 業 時 数 を 配 当 する 設 された 我 が 国 の 取 組 が 追 加 された 項 目 が 新 設 され, 内 容 (4)イ よりよい 社 会 を 目 指 して を 社 会 科 のまとめ とし て 位 置 付 けることが 示 された 第 3 指 導 計 画 の 作 成 と 内 容 の 取 扱 い 1 指 導 計 画 の 作 成 に 当 たっては, 次 の 事 項 に 配 慮 するものとする (1) 小 学 校 社 会 科 の 内 容 との 関 連 及 び 各 分 野 相 互 の 有 機 的 な 関 連 を 図 るととも に, 地 理 的 分 野 及 び 歴 史 的 分 野 の 基 礎 の 上 に 公 民 的 分 野 の 学 習 を 展 開 するこの 教 科 の 基 本 的 な 構 造 に 留 意 して, 全 体 と して 教 科 の 目 標 が 達 成 できるようにす る 必 要 がある (2) 各 分 野 の 履 修 については, 第 1 学 年 か ら 地 理 的 分 野 と 歴 史 的 分 野 を 並 行 して 学 習 させることを 原 則 とし,その 基 礎 の 上 に 第 3 学 年 で 公 民 的 分 野 を 学 習 させ る 各 分 野 に 配 当 する 授 業 時 数 は, 地 理 的 分 野 105 単 位 時 間, 歴 史 的 分 野 105 単 位 時 間, 公 民 的 分 野 85 単 位 時 間 とするこれらの 点 に 留 意 し, 各 学 校 で 創 意 工 夫 して 適 切 な 指 導 計 画 を 作 成 する (3) 知 識 に 偏 り 過 ぎた 指 導 にならないよ うにするため, 基 本 的 な 事 項 事 柄 を 厳 選 して 指 導 内 容 を 構 成 するものとし, 細 かな 事 象 を 網 羅 的 に 羅 列 したり 高 度 な 事 項 事 柄 に 深 入 りしたりしない また, 生 徒 の 主 体 的 な 学 習 を 促 し, 課 題 を 解 決 する 能 力 を 一 層 培 うため, 各 分 野 において, 第 2の 内 容 の 範 囲 や 程 度 に 十 分 配 慮 しつつ 事 項 を 再 構 成 するなど の 工 夫 をして, 適 切 な 課 題 を 設 けて 行 う 学 習 の 充 実 を 図 るようにする 第 3 指 導 計 画 の 作 成 と 内 容 の 取 扱 い 1 指 導 計 画 の 作 成 に 当 たっては, 次 の 事 項 に 配 慮 するものとする (1) 小 学 校 社 会 科 の 内 容 との 関 連 及 び 各 分 野 相 互 の 有 機 的 な 関 連 を 図 るととも に, 地 理 的 分 野 及 び 歴 史 的 分 野 の 基 礎 の 上 に 公 民 的 分 野 の 学 習 を 展 開 するこの 教 科 の 基 本 的 な 構 造 に 留 意 して, 全 体 と して 教 科 の 目 標 が 達 成 できるようにす る 必 要 がある (2) 各 分 野 の 履 修 については, 第 1, 第 2 学 年 を 通 じて 地 理 的 分 野 と 歴 史 的 分 野 を 並 行 して 学 習 させることを 原 則 とし, 第 3 学 年 において 歴 史 的 分 野 及 び 公 民 的 分 野 を 学 習 させる 各 分 野 に 配 当 する 授 業 時 数 は, 地 理 的 分 野 120 単 位 時 間, 歴 史 的 分 野 130 単 位 時 間, 公 民 的 分 野 100 単 位 時 間 とするこれらの 点 に 留 意 し, 各 学 校 で 創 意 工 夫 して 適 切 な 指 導 計 画 を 作 成 する (3) 知 識 に 偏 り 過 ぎた 指 導 にならないよ うにするため, 基 本 的 な 事 項 事 柄 を 厳 選 して 指 導 内 容 を 構 成 するものとし, 基 本 的 な 内 容 が 確 実 に 身 に 付 くよう 指 導 するまた, 生 徒 の 主 体 的 な 学 習 を 促 し, 課 題 を 解 決 する 能 力 を 一 層 培 うた め, 各 分 野 において, 第 2の 内 容 の 範 囲 や 程 度 に 十 分 配 慮 しつつ 事 項 を 再 構 成 するなどの 工 夫 をして, 適 切 な 課 題 を 設 けて 行 う 学 習 の 充 実 を 図 るようにする (4) 第 1 章 総 則 の 第 1の2 及 び 第 3 章 道 徳 の 第 1に 示 す 道 徳 教 育 の 目 標 に 基 づ き, 道 徳 の 時 間 などとの 関 連 を 考 慮 しな がら, 第 3 章 道 徳 の 第 2に 示 す 内 容 につ いて, 社 会 科 の 特 質 に 応 じて 適 切 な 指 導 をする 履 修 について, 第 3 学 年 で 歴 史 と 公 民 を 学 習 させる 形 態 に 変 更 された 各 分 野 の 配 当 時 数 が, 地 理 公 民 は 15 単 位 時 間, 歴 史 は 25 単 位 時 間 増 加 された はどめ 規 定 が 削 除 され, 基 本 的 な 内 容 が 確 実 に 身 に 付 くよ う 指 導 すること とさ れた 道 徳 との 関 連 を 考 慮 するという 項 目 が 新 設 された 2 指 導 の 全 般 にわたって, 資 料 を 選 択 し 活 用 する 学 習 活 動 を 重 視 するとともに 作 業 的, 体 験 的 な 学 習 の 充 実 を 図 るよう 2 指 導 の 全 般 にわたって, 資 料 を 選 択 し 活 用 する 学 習 活 動 を 重 視 するとともに 作 業 的, 体 験 的 な 学 習 の 充 実 を 図 るよう 生 徒 が 主 体 的 に 情 報 手 段 を 活 用 できるよ う 配 慮 する, 情 報