本文１

策 定 年 月 変 更 年 月 平 成 16 年 4 月 平 成 17 年 4 月 平 成 18 年 4 月 平 成 19 年 4 月 平 成 20 年 4 月 平 成 21 年 4 月 平 成 22 年 4 月 平 成 23 年 4 月 平 成 24 年 4 月 平 成 25 年 4 月 平 成 26 年 4 月 平 成 27 年 4 月 平 成 28 年 4 月 三 川 町 地 域 水 田 農 業 ビ ジ ョ ン 三 川 町 農 業 再 生 協 議 会

三 川 町 地 域 水 田 農 業 ビジョン 目 次 趣 旨 1. 水 田 農 業 の 振 興 方 針 1 (1) 地 域 特 性 を 活 かした 適 地 適 産 売 れる 米 づくりの 積 極 展 開 経 営 水 田 の 最 大 活 用 (2) 水 田 農 業 の 担 い 手 への 支 援 2 地 域 水 田 農 業 を 先 導 する 担 い 手 2. 主 要 作 物 の 生 産 振 興 の 方 向 3 (1) 米 (2) 大 豆 麦 等 土 地 利 用 型 作 物 (3) 園 芸 作 物 (4) 花 卉 (5) 菌 茸 3. 生 産 流 通 の 改 善 の 方 向 6 4. 食 の 安 全 安 心 及 び 環 境 保 全 の 改 善 の 方 向 7 5.ビジョンの 実 現 のための 手 段 8 (1) 米 の 需 給 調 整 に 係 る 実 施 方 針 (2) 経 営 所 得 安 定 対 策 の 活 用 (3) 農 地 中 間 管 理 事 業 の 活 用 (4) その 他 支 援 事 業 の 活 用 三 川 町 瑞 穂 の 郷 づくり 事 業 三 川 町 がんばる 農 家 支 援 事 業 三 川 町 特 産 キラリ 生 産 拡 大 支 援 事 業 6.その 他 必 要 事 項 9 資 料 平 成 28 年 度 三 川 町 施 政 方 針 ( 農 業 行 政 抜 粋 )

趣 旨 本 町 は 米 づくりに 適 した 気 象 等 条 件 や 豊 かな 水 資 源 を 活 かしながら 永 年 にわたり 良 質 米 の 安 定 的 な 生 産 と 供 給 に 取 り 組 み 全 国 に 米 どころ としてその 地 位 を 築 いてきた しかし 米 の 消 費 が 減 退 し 生 産 調 整 が 行 われるようになってからは 米 の 販 売 価 格 が 下 落 に 転 じ 園 芸 作 物 においては 市 場 価 格 の 低 迷 等 に よ り 農 業 生 産 は 縮 減 の 基 調 となっている また 農 業 生 産 を 担 う 農 業 者 に おいては その 担 い 手 の 不 足 と 高 齢 化 が 急 激 に 進 行 す る など 農 業 の 持 続 的 な 発 展 を 目 指 す うえで 厳 し い 諸 条 件 下 に おかれている さらに 平 成 2 5 年 度 の 米 政 策 の 見 直 し により 平 成 3 0 年 産 ま でを 目 途 に 行 政 による 生 産 数 量 目 標 の 配 分 に 依 ら ない 需 要 に 応 じ た 生 産 が 行 える 環 境 整 備 が 始 まり 平 成 2 7 年 産 よ り 自 ら 需 要 の 動 向 を 把 握 して 戦 略 的 に 主 食 用 米 や 非 主 食 用 米 の 生 産 量 を 考 える 機 運 を 醸 成 す るために 自 主 的 取 組 参 考 値 が 新 た に 設 定 された こ うした 状 況 を 踏 まえ 本 町 の 水 田 農 業 が 米 政 策 改 革 に 伴 う 農 業 生 産 環 境 の 変 化 に 対 応 し 持 続 的 に 発 展 していくには 主 産 農 産 物 の 競 争 力 強 化 に 向 けた 取 り 組 み を より 一 層 強 力 に 推 進 す る 必 要 がある また 米 の 需 給 調 整 への 取 り 組 みを 含 め 農 業 者 農 業 者 団 体 の 主 体 的 な 経 営 判 断 と 実 践 に よる 自 立 した 農 業 経 営 の 展 開 地 域 合 意 によ る 生 産 体 制 の 再 構 築 を 推 進 す るには 行 政 生 産 者 団 体 現 場 が 一 体 となった 取 組 み が 不 可 欠 となっている こ のため 本 町 で は 水 田 農 業 の 活 性 化 に 向 けた 振 興 方 針 と その 方 向 を 示 した 地 域 水 田 農 業 ビジョン を 策 定 し その 達 成 に 向 け 鋭 意 取 り 組 む ものである

1. 水 田 農 業 の 振 興 方 針 本 町 水 田 農 業 の 持 続 的 発 展 を 目 指 すには 主 産 農 産 物 等 の 産 地 間 競 争 に 勝 ち 残 る 生 産 体 制 の 強 化 と 地 域 農 業 の 担 い 手 が 農 業 生 産 の 相 当 部 分 を 担 う 農 業 構 造 の 確 立 が 必 須 条 件 となる また 近 年 の 米 価 の 低 迷 等 から 稲 作 を 主 体 とした 土 地 利 用 型 農 業 経 営 にあっても 園 芸 作 物 等 を 組 み 入 れた 複 合 経 営 による 経 営 基 盤 の 強 化 とその 確 立 が 求 められている 本 町 は 経 営 所 得 安 定 対 策 等 との 整 合 性 を 図 りつつ 水 田 を 有 効 活 用 しながら 次 の 振 興 方 針 に 沿 い 積 極 的 に 取 り 組 むものとする (1) 地 域 特 性 を 活 か し た 適 地 適 産 売 れる 米 づ く りの 積 極 展 開 地 域 特 性 である 水 田 圃 場 の 生 産 機 能 を 最 大 限 発 揮 し 得 る 米 の 生 産 を あ ら ためて 水 田 農 業 経 営 の 中 核 に 位 置 付 け 売 れる 米 づくりの 積 極 的 な 展 開 により 将 来 にわたって 米 の 主 産 地 と しての 地 位 を 確 立 す る 生 産 米 の 競 争 力 強 化 を め ざ し 消 費 者 ニ ー ズ の 高 い 品 種 お よ び 栽 培 方 法 等 を 選 択 し 全 量 販 売 のための 取 り 組 みを 推 進 する 高 品 質 良 食 味 米 の 安 定 的 な 生 産 を 確 保 するため 堆 肥 等 の 継 続 投 与 によ る 土 づくりの 徹 底 を 促 すとともに 色 彩 選 別 機 の 導 入 を 促 進 し 更 なる 高 品 質 生 産 を 図 る 更 なる 低 コスト 生 産 を 進 めるため 担 い 手 への 利 用 集 積 を 促 進 するとともに 直 播 栽 培 等 の 省 力 低 コスト 技 術 の 普 及 を 推 進 する 引 き 続 き 生 産 米 のすべてについて 栽 培 履 歴 を 確 保 する 農 業 者 農 業 者 団 体 が 主 体 的 な 経 営 判 断 を 行 えるような 需 要 情 報 の 提 供 等 その 環 境 整 備 を 図 る 経 営 水 田 の 最 大 活 用 経 営 水 田 の 最 大 活 用 を 図 るため 複 合 作 物 と しての 大 豆 麦 等 の 土 地 利 用 型 作 物 を 戦 略 作 物 に 位 置 付 け 米 と 同 様 に 売 れる 土 地 利 用 型 作 物 の 生 産 を 推 進 する また 地 域 特 性 を 活 かした 園 芸 作 物 加 工 農 産 物 の 導 入 開 発 を 進 め そ の 生 産 販 売 拡 大 による 産 地 確 立 を 推 進 す る 水 稲 と 大 豆 等 土 地 利 用 型 作 物 の 複 数 作 物 の 組 合 せ 経 営 水 田 の 有 効 活 用 を 推 - 1 -

進 する 更 なる 低 コスト 生 産 を 進 めるため 担 い 手 への 利 用 集 積 や 分 散 錯 綜 し た 農 地 の 集 約 を 促 進 するとともに 作 業 集 団 組 織 等 による 機 械 化 一 貫 作 業 体 系 の 確 立 を 推 進 する 生 産 される 大 豆 等 土 地 利 用 型 作 物 のすべてについて 引 き 続 き 栽 培 履 歴 を 確 保 する 広 面 積 の 水 田 利 用 と 生 産 所 得 確 保 の 観 点 か ら 機 械 化 一 貫 作 業 体 系 が 確 立 された 園 芸 作 物 等 の 導 入 生 産 を 重 点 的 に 推 進 する 水 田 に お け る 園 芸 作 物 等 の 本 格 的 生 産 に 向 け 給 排 水 土 壌 条 件 の 整 備 を 行 う 水 田 畑 地 化 を 推 進 する 調 整 水 田 自 己 保 全 管 理 な ど の 不 作 付 地 に 対 し て は 農 業 所 得 の 向 上 と 食 糧 自 給 率 の 向 上 を 図 るべく 積 極 的 に 麦 大 豆 飼 料 用 米 な どの 作 物 の 作 付 を 推 進 する ( 2 ) 水 田 農 業 の 担 い 手 へ の 支 援 地 域 水 田 農 業 を 先 導 す る 担 い 手 生 産 性 の 高 い 集 落 営 農 組 織 と 担 い 手 の 核 となる 認 定 農 業 者 認 定 新 規 就 農 者 を 育 成 確 保 す るため 生 産 組 織 の 育 成 法 人 化 農 用 地 の 利 用 集 積 集 約 を 推 進 するとともに 各 種 助 成 融 資 制 度 等 の 効 果 的 活 用 による 高 性 能 機 械 の 導 入 並 びに 施 設 設 備 の 整 備 を 支 援 する また 関 係 機 関 団 体 等 の 連 携 により 経 営 指 導 体 制 の 強 化 を 図 り 意 欲 ある 担 い 手 の 支 援 を 実 施 する - 2 -

2. 主 要 作 物 の 生 産 振 興 の 方 向 (1) 米 消 費 者 ニ ーズを 捉 えた 市 場 価 値 の 高 い 安 全 で 良 食 味 米 の 栽 培 生 産 を 計 画 的 か つ 戦 略 的 に 推 進 し て いく このため 有 機 質 等 の 投 与 による 土 づ くりを 町 内 対 象 水 田 全 域 に 拡 大 しながら 栽 培 米 の 特 質 を 十 分 に 活 かした 三 川 産 米 の 銘 柄 確 立 を 目 指 す 一 方 栽 培 基 準 に 沿 っ た 有 機 米 特 別 栽 培 米 生 産 の 他 減 農 薬 米 や 直 播 に よ る 生 産 米 の 差 別 化 に よる 市 場 での 有 利 販 売 を 目 指 す また 良 食 味 米 の 生 産 に 向 け ては 稲 の 生 育 ステージに 沿 っ たきめ 細 か な 肥 培 及 び 栽 培 管 理 の 指 導 強 化 を 引 き 続 き 推 進 し 良 質 米 産 地 として 地 位 の 維 持 確 立 を 図 る 有 機 米 特 別 栽 培 米 生 産 を 地 域 ぐるみで 推 進 し 有 機 栽 培 米 特 別 栽 培 米 の 生 産 シェア5 割 以 上 を 目 標 とする 色 彩 選 別 機 導 入 を 促 進 し 1 等 米 比 率 を 向 上 し 更 なる 高 品 質 生 産 を 目 指 す JA 等 の 産 直 及 び 産 地 指 定 供 給 シェア5 割 以 上 を 目 標 とする 加 工 用 米 及 び 備 蓄 米 については 国 内 需 要 動 向 に 添 って 需 給 調 整 の 一 態 様 として 生 産 者 の 意 向 を 尊 重 し 取 り 組 む 主 食 用 米 を 活 用 した 一 括 管 理 方 式 による 飼 料 用 米 については 全 国 的 な 流 通 を 確 保 し 加 工 用 米 及 び 備 蓄 米 と 同 様 に 需 給 調 整 の 一 態 様 として 取 り 組 む (2) 大 豆 麦 等 土 地 利 用 型 作 物 大 豆 を 代 表 と する 土 地 利 用 型 作 物 については 水 田 利 用 に よ る 転 作 作 物 と しての 生 産 から 売 れ る 土 地 利 用 型 作 物 への 計 画 生 産 販 売 に 転 換 す る 特 に 大 豆 の 生 産 は 機 械 施 設 の 共 同 利 用 を 前 提 に 集 団 組 織 に よる 一 元 的 な 生 産 管 理 と 生 産 水 田 の 面 的 集 積 を 推 進 し 更 に 排 水 対 策 を 行 う こ とで 品 質 と 収 量 向 上 を 図 る 大 豆 麦 等 土 地 利 用 型 作 物 を 戦 略 作 物 に 位 置 付 け 需 要 に 応 じた 生 産 販 売 の 振 興 を 図 る 大 豆 麦 飼 料 作 物 ホールクロップサイレージ 飼 料 用 米 米 粉 用 米 を 戦 略 作 物 に 指 定 する 大 豆 は リュウホウ 里 のほほえみ を 主 力 品 種 として 新 品 種 も 導 入 をしながら 生 産 の 振 興 を 図 る 麦 等 間 作 や 圃 場 ブロックローテーションなど 輪 作 体 系 による 連 作 障 害 及 び 病 害 虫 被 害 回 避 策 の 導 入 を 促 し 生 産 物 の 収 量 及 び 品 質 の 高 位 確 保 を 図 る 稲 作 農 家 と 畜 産 農 家 との 連 携 による 飼 料 の 計 画 生 産 供 給 を 進 めるため 穂 と 茎 葉 を 利 用 したホ ールクロップサイレージの 生 産 を 推 進 する 飼 料 用 米 は 食 料 自 給 率 向 上 及 び 不 作 付 地 解 消 と 大 豆 の 連 作 障 害 対 策 作 物 として 位 置 付 け - 3 -

品 種 については 多 収 性 品 種 の 作 付 を 奨 励 する なお 共 同 乾 燥 調 製 施 設 の 利 用 の 場 合 主 食 用 水 稲 の 乾 燥 と 重 ならないよう 品 種 の 選 定 を 行 う 消 費 需 要 の 掘 り 起 こしを 目 的 に 土 地 利 用 作 物 の 加 工 販 売 への 取 り 組 みを 積 極 的 に 推 進 する (3) 園 芸 作 物 施 設 野 菜 露 地 野 菜 とも 市 場 価 格 の 変 動 に 大 きく 影 響 され また 消 費 者 嗜 好 の 多 様 化 などによる 要 求 品 目 の 変 化 が 激 し い ことから 常 に 消 費 者 ニ ーズに 対 して 柔 軟 に 対 応 で きる 生 産 体 制 を 整 備 する 必 要 が ある そのため 消 費 者 嗜 好 を 捉 えた 野 菜 品 目 を 柔 軟 か つ 効 果 的 に 選 択 し 生 産 で き る 技 術 体 系 の 確 立 と 情 報 収 集 体 制 の 強 化 を 図 り 併 せて 生 産 量 の 確 保 拡 大 に 向 け た 水 田 畑 地 化 や 機 械 導 入 等 の 生 産 基 盤 の 整 備 を 推 進 す る また 振 興 作 物 については その 品 種 特 性 等 に 応 じ た 栽 培 管 理 を 徹 底 し 新 鮮 か つ 安 全 を 前 面 に 出 した 品 質 本 位 の 生 産 出 荷 体 制 の 確 立 を 図 る えだまめ 長 ねぎ 菜 花 の 土 地 利 用 型 園 芸 作 物 を 中 心 作 物 に メロン 花 卉 アスパラガス 赤 かぶ パプリカ サトイモ を 加 えた9 品 目 を 主 要 振 興 作 物 とする 青 豆 オクラ サヤインゲン ホウレンソウ ミズ 菜 小 松 菜 チ ンゲンサイ アスパラ 菜 ミニトマト スイートコーン ごぼう 小 玉 すいか ばれいしょ ニンジン ナス キュウリ ウルイ 行 者 ニンニク たらの 芽 は く さ い キ ャ ベ ツ 菜 種 イチゴ の23 品 目 を 一 般 振 興 作 物 と す る 持 続 性 の 高 い 農 業 生 産 方 式 の 普 及 を 目 指 し エコファーマー 認 定 を 推 奨 する 地 産 地 消 の 取 組 み を 広 げ 生 産 者 実 需 者 消 費 者 と の 直 接 販 売 や 契 約 栽 培 を 推 進 す る 比 較 的 小 規 模 な 園 芸 作 物 の 生 産 に つ い て は 稲 作 部 門 の 作 業 委 託 や 経 営 委 託 を 進 め 園 芸 部 門 への 労 力 投 資 の 集 中 による 経 営 強 化 を 推 進 する 米 の 生 産 を 主 体 と し た 農 業 生 産 法 人 で は 園 芸 作 物 の 積 極 的 な 導 入 に よ る 労 働 力 の 平 準 化 と 経 営 リスクの 分 散 あわせて 消 費 者 との 対 面 生 産 の 視 点 から 園 芸 部 門 の 生 産 強 化 を 支 援 する えだまめ ね ぎ 菜 花 等 の 土 地 利 用 型 園 芸 作 物 に つ い て は 面 的 集 積 機 械 化 及 び 集 団 組 織 化 による 効 率 的 な 生 産 拡 大 を 推 進 する メロン 軟 白 ねぎ ハウスいちご ミニトマト 等 の 高 収 益 作 物 や 冬 期 間 の 生 産 所 得 の 獲 得 が 可 能 な 葉 茎 菜 類 等 の 周 年 生 産 作 目 については その 生 産 出 荷 拡 大 を 推 進 する - 4 -

(4) 花 卉 生 産 農 家 は 少 数 な が ら 団 地 化 さ れた 施 設 栽 培 を 中 心 に 各 種 鉢 物 等 を 中 心 とする 生 産 が 行 われている 市 場 評 価 も 高 く 庄 内 に おける 花 卉 産 地 としての 地 位 を 築 き つ つあるが 本 町 で は 稲 作 を 主 体 と してきたため 花 卉 部 門 へ の 参 入 に 伴 う 施 設 整 備 への 投 資 額 の 高 さ や 新 たに 専 門 的 な 知 識 や 技 術 等 を 要 す る 事 な どもあり 新 規 の 参 入 がなかなか 得 ら れない 状 況 に ある そのため 産 地 化 の 確 立 に 向 けては 現 在 取 り 組 ん でいる 花 卉 生 産 者 を 中 心 にその 経 営 を 支 援 し ながら 新 規 参 入 者 の 受 け 入 れ を 促 し ま た 個 々 の 経 営 基 盤 強 化 を 基 本 に 振 興 する (5) 菌 茸 本 町 におけるしいたけの 栽 培 は 複 合 経 営 上 重 要 な 位 置 を 占 めており 特 に 菌 床 栽 培 に 取 り 組 む 生 産 者 が 多 い また これまでの 慣 行 栽 培 か ら 上 面 発 生 栽 培 へ と 技 術 を 向 上 させ 並 行 して 周 年 栽 培 できる 施 設 の 導 入 促 進 に よ り 生 産 の 拡 大 を 図 る こ ととする 一 方 培 養 セ ンターと 菌 床 導 入 の 連 携 を 図 り ながら 低 コスト 高 品 質 生 産 を 推 進 し 輸 入 菌 茸 との 差 別 化 を 図 りながら 菌 茸 産 地 と しての 確 立 を 目 指 す しいたけ を 主 要 振 興 作 物 とし ひ らたけ を 一 般 振 興 作 物 と す る - 5 -

3. 生 産 流 通 の 改 善 方 向 土 地 利 用 作 付 体 系 土 地 利 用 型 農 業 を 主 とする 本 町 農 業 にとって 水 田 農 地 は 農 業 経 営 の 不 可 欠 な 生 産 基 盤 であることから 農 地 水 環 境 の 保 全 と 質 的 向 上 を 図 り 将 来 的 にも 優 良 農 用 地 として 維 持 保 全 に 努 め 生 産 作 物 の 栽 培 特 性 に 最 も 適 した 有 効 かつ 効 率 的 な 農 用 地 利 用 を 推 進 していく 特 に 農 業 生 産 の 中 心 となる 稲 作 以 外 の 多 様 な 生 産 作 物 については 集 落 単 位 での 形 成 が 進 んでいる 栽 培 地 を 将 来 的 には 地 域 スケール での 面 的 集 積 へと 進 め 特 定 産 地 としての 集 団 的 土 地 利 用 を 目 指 しながら 農 用 地 を 一 体 的 に 捉 えた 高 度 利 用 を 推 進 する なお 農 用 地 の 利 用 集 積 の 目 標 は 平 成 26 年 9 月 策 定 の 農 業 経 営 基 盤 の 強 化 の 促 進 に 関 する 基 本 的 な 構 想 に 沿 って おおむね 10 年 後 に 町 全 体 の 農 用 地 面 積 に 対 する 効 率 的 かつ 安 定 的 な 農 業 経 営 者 ( 認 定 農 業 者 若 しくは5 ha 以 上 経 営 者 を 指 す)への 利 用 集 積 割 合 を おおむね80%とする 生 産 組 織 等 による 生 産 単 位 の 拡 大 これまで 主 流 であった 個 別 完 結 型 の 生 産 体 系 から 少 人 数 もしくは 集 落 単 位 での 作 業 の 共 同 又 は 機 械 の 協 同 利 用 といった 生 産 体 系 へとシフトし 今 日 では まだ 少 数 ながら 営 農 の 一 部 もしくは 営 農 全 部 を 共 有 した 農 事 組 合 法 人 等 の 生 産 体 系 へ 進 展 す るものや 集 落 営 農 としての 生 産 体 系 を 目 指 すものも 見 られる いずれの 生 産 体 系 も その 目 指 すところは 農 業 者 それぞれの 営 農 方 針 を 勘 案 しながら 農 業 生 産 の 組 織 的 集 約 による 個 別 営 農 の 集 合 化 であり 生 産 単 位 の 拡 大 については 集 合 化 した 営 農 体 の 主 体 的 な 営 農 計 画 に 基 づきながら 推 進 していく 生 産 技 術 流 通 の 改 善 各 生 産 作 物 に 係 るソフト ハード 両 面 を 含 めた 生 産 技 術 の 高 位 平 準 化 については 技 術 指 導 を 専 門 分 野 とする 関 係 機 関 団 体 との 連 携 により 総 合 的 に 行 うとともに 技 術 改 善 が 広 く 確 実 に 伝 習 されるよう 各 分 野 における 実 践 モデ ルほ 場 を 設 置 するなど その 実 効 性 を 高 めた 生 産 技 術 の 改 善 を 推 進 する また 新 たな 生 産 技 術 の 導 入 等 に ついても 生 産 者 に 対 して 迅 速 かつ 効 果 的 に 情 報 を 提 供 することにより 生 産 者 の 更 な る 改 善 意 欲 を 助 長 し 目 的 に 即 した 研 修 の 場 を 随 時 提 供 するなど 生 産 性 の 向 上 を 目 指 した 生 産 技 術 改 善 の 導 入 を 積 極 的 に 支 援 する - 6 -

一 方 農 産 物 流 通 の 中 心 となっている 農 協 を 主 体 とした 系 統 出 荷 については 生 産 物 の 量 的 な 安 定 確 保 や 品 質 の 高 位 均 一 化 等 により 産 地 としての 市 場 評 価 を 得 た 有 利 販 売 が 可 能 となることから 生 産 物 の 品 質 向 上 に 努 めつつ 共 販 意 識 を 高 めながら 協 同 による 流 通 メリットを 最 大 限 活 用 できるよう その 改 善 を 推 進 する また 消 費 者 ニーズの 多 様 化 に 対 応 して 生 産 者 から 消 費 者 へ 直 接 生 産 物 を 届 ける 流 通 形 態 も 多 種 確 立 されつつあることから 直 売 所 等 による 対 面 販 売 やインターネッ トを 利 用 した 通 信 販 売 または 生 産 者 と 消 費 者 グループ との 契 約 販 売 など 各 種 の 販 売 方 法 に 即 した 流 通 体 制 の 整 備 改 善 を 図 る 加 工 直 販 体 験 農 園 観 光 農 園 オーナー 制 など 消 費 者 ニーズに 対 応 した 多 様 な 生 産 販 売 活 動 を 支 援 する 消 費 者 理 解 の 醸 成 を 図 るため 食 農 教 育 への 支 援 及 び 啓 発 に 努 め 生 産 物 の 消 費 拡 大 に 資 す る 取 組 みを 実 践 する 4. 食 の 安 全 安 心 及 び 環 境 保 全 の 改 善 の 方 向 生 活 者 の 健 康 と 安 全 指 向 が 高 まっているなか 農 業 生 産 の 全 ての 部 門 にお いて 生 活 環 境 に 配 慮 した 生 産 活 動 が 求 められている そのため 農 業 生 産 においては 化 学 的 な 農 薬 や 肥 料 の 適 正 な 使 用 を 厳 守 しながら 並 行 して 自 然 力 を 活 用 した 環 境 保 全 型 生 産 技 術 の 導 入 を 推 進 し また 家 畜 排 せつ 物 や 稲 わら 等 の 農 産 副 産 物 や 家 庭 からの 食 品 残 さ 等 については 有 機 質 資 源 として 還 元 利 用 するなど 農 業 のみならず 地 域 全 体 の 課 題 として 取 り 組 む 必 要 がある 生 産 者 と 消 費 者 が 共 に 生 活 者 としての 相 互 理 解 を 深 めながら 農 業 生 産 においては これまで 以 上 に 食 の 安 全 安 心 及 び 環 境 保 全 に 配 慮 した 生 産 技 術 の 導 入 とその 定 着 を 推 進 する 生 産 販 売 さ れ る 農 産 物 は 引 き 続 きそ の す べ て に つ い て 栽 培 履 歴 を 確 保 し トレーサ ビリティーの 意 識 浸 透 を 図 る 土 づくりの 励 行 や 農 薬 資 材 等 の 使 用 低 減 環 境 へ の 負 荷 の 少 な い 農 業 生 産 を 促 し エコファーマーへの 取 組 みや 特 別 栽 培 米 等 の 生 産 販 売 拡 大 を 推 進 する - 7 -

5.ビジョンの 実 現 のための 手 段 ビジョン 実 現 の 手 段 として 米 の 需 給 調 整 の 実 施 と 並 行 し て 経 営 所 得 安 定 対 策 等 の 取 組 み について 明 確 に し 水 田 農 業 の 経 営 者 が 計 画 的 か つ 発 展 的 に その 経 営 が 図 れ るよう 支 援 す る (1) 米 の 需 給 調 整 に 係 る 実 施 方 針 1 米 生 産 農 業 者 への 生 産 目 標 数 量 と 自 主 的 取 組 参 考 値 の 配 分 の 考 え 方 民 間 在 庫 量 と 米 価 を 考 慮 し 自 主 的 取 組 参 考 値 に 積 極 的 に 取 り 組 む 生 産 目 標 数 量 等 を 水 田 を 経 営 ( 所 有 )する 全 農 業 者 に 対 して 全 量 を 配 分 する 直 播 有 機 特 栽 等 については 設 定 する 配 分 率 に 応 じ 生 産 面 積 を 追 加 配 分 する 配 分 率 直 播 栽 培 10% 有 機 栽 培 ( 不 不 含 む) 20% 特 別 栽 培 5% 2 生 産 目 標 数 量 等 を 作 付 目 標 面 積 に 換 算 する 基 準 単 収 の 設 定 協 議 会 区 域 ( 町 ) 内 同 一 の 基 準 単 収 とする 基 準 単 収 を 601kg とする (2) 経 営 所 得 安 定 対 策 等 の 活 用 販 売 価 格 が 生 産 費 用 を 恒 常 的 に 下 回 っている 作 物 を 対 象 として その 差 額 を 交 付 す ることにより 農 業 経 営 の 安 定 と 国 内 生 産 力 の 確 保 を 図 るとともに 戦 略 作 物 への 作 付 転 換 を 促 し もって 食 料 自 給 率 の 向 上 と 農 業 の 多 面 的 機 能 の 維 持 をめざす 経 営 所 得 安 定 対 策 等 を 農 業 者 が 活 用 できるよう 支 援 を 行 う 1 東 北 農 政 局 山 形 支 局 庄 内 総 合 支 庁 農 業 技 術 普 及 課 庄 内 総 合 支 庁 農 業 振 興 課 認 定 方 針 作 成 者 生 産 組 合 等 関 係 機 関 と の 連 携 を 密 にし 制 度 の 円 滑 な 運 営 に 向 け 農 業 者 へ の 情 報 提 供 の 他 助 言 指 導 等 を 行 う 2 対 象 作 物 の 生 産 数 量 目 標 等 の 設 定 ル ール 等 の 策 定 について 支 援 を 行 う 3 申 請 書 等 の 配 布 回 収 並 びに 各 種 申 請 手 続 き の 支 援 を 行 う 4 対 象 作 物 の 作 付 状 況 の 確 認 を 水 稲 共 済 データとの 突 合 を 基 本 に 実 施 す る 5 制 度 実 施 に 必 要 な 情 報 に ついて データ 並 び に 台 帳 の 整 備 を 行 う 6 産 地 交 付 金 の 要 件 設 定 確 認 事 務 を 行 う 7 耕 作 放 棄 地 の 再 生 利 用 に 必 要 な 活 動 を 行 う - 8 -

8 農 業 者 の 水 田 情 報 等 の 収 集 整 理 事 務 を 行 う (3) 農 地 中 間 管 理 事 業 の 活 用 農 業 の 生 産 性 向 上 を 図 るために 農 地 中 間 管 理 事 業 を 活 用 し 農 業 経 営 の 規 模 の 拡 大 耕 作 の 事 業 に 供 される 農 用 地 の 集 団 化 農 業 への 新 たに 農 業 経 営 を 営 もうとする 者 の 参 入 の 促 進 等 による 農 用 地 の 利 用 の 効 率 化 及 び 高 度 化 の 促 進 を 促 す (4) その 他 支 援 事 業 の 活 用 瑞 穂 の 郷 づくり 事 業 生 産 米 の 高 品 質 調 整 生 産 コスト 縮 減 こだわりの 米 づくりを 支 援 色 彩 選 別 機 導 入 支 援 水 稲 直 播 システム 導 入 支 援 先 進 除 草 システム 導 入 支 援 がんばる 農 家 支 援 農 業 者 の 創 意 と 工 夫 を 活 かす 三 川 町 の 支 援 事 業 実 需 者 連 携 支 援 都 市 交 流 支 援 食 育 食 農 支 援 地 産 地 消 支 援 特 産 品 開 発 支 援 新 規 作 物 導 入 支 援 園 芸 作 物 栽 培 促 進 支 援 堆 肥 散 布 土 づくり 支 援 新 技 術 導 入 支 援 有 機 認 証 取 得 更 新 支 援 6 次 産 業 化 支 援 農 業 後 継 者 担 い 手 育 成 支 援 小 型 除 雪 機 導 入 支 援 婚 活 支 援 特 認 事 業 特 産 キラリ 生 産 拡 大 支 援 事 業 キラリボシ 栽 培 面 積 拡 大 に 伴 う 特 産 品 生 産 拡 大 支 援 及 び 菜 の 花 の 町 とし ての PR 強 化 支 援 収 量 確 保 支 援 刈 取 乾 燥 調 製 費 用 支 援 収 量 助 成 連 作 障 害 対 策 支 援 畑 作 支 援 6.その 他 必 要 な 事 項 関 係 機 関 団 体 組 織 の 代 表 者 からなる 三 川 町 農 業 再 生 協 議 会 を 中 心 にして 地 域 農 業 の 振 興 方 針 を 示 しながら 総 合 的 視 点 から 地 域 水 田 農 業 ビジョンの 実 現 を 図 る なお 本 ビジョンに 示 す 基 本 方 針 のほか 目 的 達 成 に 向 けた 取 組 み 上 必 要 な 細 項 目 は 状 況 判 断 により 協 議 会 が 別 に 定 める 三 川 町 農 業 再 生 協 議 会 の 構 成 団 体 等 は 別 紙 のとおり - 9 -

三 川 町 農 業 再 生 協 議 会 会 員 名 簿 団 体 名 等 役 職 名 氏 名 備 考 1 三 川 町 町 長 阿 部 誠 2 三 川 町 農 業 委 員 会 会 長 庄 司 正 廣 3 庄 内 た が わ 農 業 協 同 組 合 理 事 佐 藤 弥 一 4 三 川 支 所 長 辻 村 利 光 5 三 川 支 所 女 性 部 長 大 瀧 和 栄 6 庄 内 農 業 共 済 組 合 監 事 菅 原 政 樹 7 庄 内 赤 川 土 地 改 良 区 理 事 長 渡 部 敏 美 8 農 業 士 指 導 農 業 士 菅 原 弘 行 9 指 導 農 業 士 木 村 善 一 10 指 導 農 業 士 大 川 里 美 11 生 産 組 合 長 会 会 長 五 十 嵐 茂 久 12 副 会 長 奥 泉 裕 幸 13 会 計 五 十 嵐 一 男 14 三 川 町 認 定 農 業 者 会 議 会 長 阿 部 正 幸 竹 原 田 フ ァ ー ム 15 農 業 法 人 経 営 者 齋 藤 登 代 表 取 締 役 16 淵 田 商 店 代 表 淵 田 謙 一 17 東 北 食 糧 代 表 取 締 役 大 川 好 雄 18 庄 内 こ め 工 房 代 表 取 締 役 齋 藤 一 志 19 三 川 町 担 い 手 育 成 総 合 支 援 協 議 会 会 長 阿 部 誠 東 北 農 政 局 山 形 支 局 統 括 農 政 業 務 監 理 官 山 本 淳 オブザーバー 庄 内 総 合 支 庁 農 業 技 術 普 及 課 農 業 技 術 普 及 課 長 大 渕 光 一 オブザーバー 庄 内 総 合 支 庁 農 業 振 興 課 農 業 振 興 課 長 地 主 徹 オブザーバー 事 務 局 員 団 体 名 等 役 職 名 氏 名 備 考 1 庄 内 た が わ 農 業 協 同 組 合 営 農 課 長 庄 司 学 2 営 農 企 画 米 穀 係 長 小 林 卓 史 3 庄 内 農 業 共 済 組 合 農 産 課 長 補 佐 小 林 誠 司 4 庄 内 赤 川 土 地 改 良 区 事 務 局 長 佐 藤 正 勝 5 三 川 町 農 業 委 員 会 事 務 局 長 補 佐 菅 原 洋 輔 6 総 務 係 主 任 松 井 亜 紀 子 7 三 川 町 産 業 振 興 課 長 齋 藤 仁 志 8 農 政 係 長 齋 藤 一 哉 9 農 政 係 主 事 須 藤 崇 仁 10 農 政 係 主 事 須 藤 達 也 11 農 政 係 主 事 補 長 谷 川 智 貴 東 北 農 政 局 山 形 支 局 主 任 農 政 業 務 管 理 官 本 多 弘 オブザーバー 庄 内 総 合 支 庁 農 業 技 術 普 及 課 課 長 補 佐 地 域 第 二 担 当 冨 樫 政 博 オブザーバー 庄 内 総 合 支 庁 農 業 振 興 課 農 産 振 興 専 門 員 齋 藤 英 樹 オブザーバー - 10 -

平 成 28 年 度 三 川 町 施 政 方 針 ( 農 業 行 政 部 門 抜 粋 ) 農 業 は 食 料 のすべてを 持 続 的 かつ 安 定 的 に 生 産 供 給 する 生 命 産 業 であるとともに 地 域 経 済 を 支 える 重 要 な 産 業 であります また 農 地 をはじめとする 農 業 関 連 資 産 は 自 然 災 害 を 緩 衝 し 住 民 の 生 命 財 産 を 守 る 地 域 インフラとしての 役 割 も 担 っており 本 町 の 基 幹 産 業 である 農 業 の 振 興 を 図 ることは 町 勢 発 展 の 要 であるとの 考 えから 今 年 度 においても 各 般 にわたる 施 策 を 積 極 的 に 展 開 してまいります まず 適 地 適 産 と 需 要 に 応 える 農 産 物 の 生 産 につきましては 米 づくりを 中 心 とする 本 町 の 農 業 が 経 営 環 境 の 悪 循 環 により 長 らく 低 迷 の 状 態 を 続 けており 農 業 の 担 い 手 不 足 に 見 られるよ うに 将 来 の 農 業 の 姿 を 描 くことが 容 易 ではない 状 況 となっていることから 本 町 の 農 業 が 将 来 ともに 米 どころとして 発 展 していくため これまでにも 増 して 消 費 市 場 の 動 向 を 的 確 にとらえ た 米 づくりと さらなる 経 営 体 質 の 強 化 が 求 められるところであります こうした 状 況 を 踏 まえ 改 めて 町 の 特 産 品 を 米 と 位 置 づけ 今 年 度 で2 年 目 を 迎 える 瑞 穂 の 郷 づくり 事 業 では 本 町 の 特 色 ある 米 づくりに 向 けて 農 業 者 が 取 り 組 む 色 彩 選 別 機 直 播 または 先 進 除 草 のシステム 導 入 を 支 援 し 併 せて 本 町 で 生 産 される 米 が 多 様 な 生 きも のが 息 づく 水 田 農 地 から 生 産 される 田 からもの(たからもの) というメッセージを 発 信 しな がら 販 路 の 拡 大 や 農 業 所 得 の 向 上 につなげてまいります また 今 年 度 より はっぴー 米 メモリ アル 事 業 として 町 民 の 婚 姻 や 出 産 また 転 入 されて 町 民 となられた 方 々に 三 川 産 米 を 贈 呈 し 米 の 消 費 拡 大 につなげるとともに 町 のイメージアップを 図 ってまいります 米 の 需 給 調 整 に 伴 う 産 地 づくりにつきましては 中 核 作 物 としての 大 豆 のほか 麦 やネギ 枝 豆 等 の 本 作 化 を 継 続 して 推 進 してまいります 特 に 今 年 度 は 菜 種 キラリボシの 特 産 化 を 進 め るための 特 産 キラリ 生 産 拡 大 支 援 事 業 をスタートさせ キラリボシの 生 産 者 と 加 工 販 売 者 種 子 生 産 管 理 者 が 一 体 となった 取 り 組 みを 支 援 してまいります 本 町 農 業 の 米 づくりを 大 きく 左 右 する 国 の 米 政 策 においては 平 成 30 年 産 米 からの 需 給 調 整 は 生 産 者 と 集 荷 業 者 団 体 が 主 体 的 に 判 断 し 生 産 することになりますが 米 の 需 給 調 整 はその 価 格 に 直 接 的 に 反 映 することから 本 町 といたしましても 需 要 に 応 じたこだわり 米 の 生 産 を 基 本 に 魅 力 ある 産 地 づくりを 進 めながら 地 域 農 業 の 確 立 に 向 けて 取 り 組 んでまいります 次 に 地 域 住 民 の 暮 らしを 支 える 農 業 の 推 進 につきましては 農 業 者 と 地 域 住 民 とが 農 業 及 び 農 地 が 持 つ 多 面 的 機 能 とその 役 割 について 認 識 を 共 有 し 共 助 の 視 点 に 立 った 取 り 組 みが 今 後 ますます 強 く 求 められるところであります こうした 状 況 を 踏 まえ 本 町 では 農 業 生 産 の 基 礎 活 動 や 農 業 関 連 施 設 の 保 守 活 動 等 の 自 助 共 助 の 活 動 を 支 援 する 多 面 的 機 能 直 接 支 払 と 生 活 環 境 や 自 然 環 境 の 保 全 に 配 慮 した 生 産 活 動 を 支 援 する 環 境 保 全 型 農 業 直 接 支 払 の2つの 取 り 組 みについて 引 き 続 き 推 進 してまいりま す また 県 営 事 業 により 実 施 される 農 村 防 災 減 災 事 業 につきましては 早 期 に 実 施 されるよ う 県 や 土 地 改 良 区 との 連 携 を 密 にし 事 業 の 促 進 に 努 めてまいります - 11 -